2016 年 8-15 Cyberdyne サイバーダインは世界で最も途方もなく低価な株券です。 日本の投資家の方に 細心の注意をはらうことをお勧めします ターゲットプライス:300 円 --- 85%ダウンサイド 同社の株価〜2000 円で、Cyberdyne の時価総額は 4 億米ドルを超えました。 Cyberdyne の物語は、世界中の投資家に語られなければなりません。 Cyberdyne(TYO:7779) の最高経営責任者(CEO)Yoshiyuki Sankai(山海嘉之)は、日本に おける文化的アイコンとなっています。彼の 「マッドサイエンティスト」の外観と、 生涯に渡るロボットへの情熱で、彼は日本の技術革新と科学の顔となっています。です が、何が真実なのでしょうか? 山海による HAL®(Hybrid Assistive Limb パワードスーツ)の誕生は、2005 年には、独特 で創造的でしたが(その年のタイム誌で最も素晴らしい発明の一つとして挙げられてい ます) - 時間と競争相手によって、Cyberdyne に陰りがあります。つまり、同社はいず れの製品も、いまだに、効果的に商業化するには至っていません。さらに悪いことに、 レトリック(話術)、プロパガンダ(喧伝)、プレスをお聞きになって、元来の価値を 基礎とする事業よりも、むしろ「“Gundam Stock”ガンダム株」をなすことに、より興味 を持っている会社であると、お考えになることでしょう。 通常は強気な日本株の投資家、Seth Fischer セス・フィッシャーが、最近の日本の Sohn Hedge Fund ソン・ヘッジファンド会議の際に、「非現実的」として、Cyberdyne の評価 を引用したとき、Citron シトロンは、Cyberdyne を初めて意識するようになりました。 http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-06-01/japan-bull-fisher-says-short-cyberdyne-as-valuationunrealistic 私達は説得力を増すために、フィッシャーによる評価説明を見つけましたが、これまで どうやって、株式がこれらの無意味で、とんでもないレベルになったかの理由があっ たはず、と認識したのです。つまり、それが、シトロンが一般投資家に以下のとおり説 明することなのです。 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 1 / 20 物語をさらに進める前に、Cyberdyne の見苦しい運用結果 を見てみましょう: Cyberdyne の IPO 時には、次のようなことが注目されました。「同社は前年度から、最 大 60%まで、3 月まで年間 4 億 6900 万円の売上をあげる見込みです。次年度について は、売上高が 200 から 300%(例えば、1 億 4000 万円から 1 億 9000 万円)にジャンプ することがみてとれます。」 しかし、2015 年の総収益はわずか 6 億 3100 万円、わずか 35%の増加でした。 2015 年 については、Cyberdyne は、9 億 1500 万円の純損失を計上しました。 さらに悪いことに、Cyberdyne は、その収益を公開していません。よって、投資家は、 イグゾスケルトン(外骨格)の売上から会社収益がどれだけあるか、ロボットの清掃売 上がどれだけあるか、チケット売り上げから、そのロボット博物館(はい、これは本 当です。読んでみてください)に至るまでいくら売上があがっているのかわかりません。 私達が知っているところでは、Cyberdyne の 2015 年のごくわずかな売上高 25%全てが、 その筆頭株主、関連当事者であるダイワハウス、その戦略的パートナー、筑波大学の間 で取引されたことです。 Related Party Sales ¥m Sales to Daiwa House Industry Co., Ltd. Sales to University of Tsukuba Total related party sales disclosed 70 88 157 Total Sales 631 Percent of Sales to Related Parties 25% Cyberdyne は、今週、四半期決算を発表しました。いうまでもなく、良いニュースはあ りませんでした。驚きの収益?マイナスになったのが一つだけ。売上高は、たった 2 億 7100 万円で、同社所持の非常に最小なガイダンス 5 億円の半分をほんの少し超 えただけでした。 (約 270 万ドルに対し推定 500 万ドル) Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 2 / 20 投資家が無視できないことは、その核となる技術と製品での壊滅的な減少成長です。: Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 3 / 20 外骨格の分野について話してみましょう Cyberdyne のほとんどの投資家は、最高経営責任者(CEO)山海の人間アシスト宇宙時 代のロボットが、日本の技術革新の特異的象徴である、と信じています。誰も真実から は逃れることができませんでした。Cyberdyne は現在、外骨格(イグゾスケルトン)市 場で、多くの強力な競争相手の単なる一社となっています。いまだに、その評価および 誇大宣伝にもかかわらず、Cyberdyne は販売や研究のいずれにおいても、この分野をリ ードしていません。 Raytheon, Lockheed Martin, Honda and Panasonic レイセオン、ロッキード・マーティン、 ホンダ、パナソニックは、外骨格市場における多国籍企業として名の通ったほんのいく つかですが、私達は代わりに、Parker Hannifin パーカー・ハネフィンの努力だけでなく、 外骨格企業を広く取引するその他の「pure play ピュアプレイ」企業にもふれていきま す。 (写真提供レイセオンとロッキード) Parker Hannifin パーカー・ハネフィン Cyberdyne の最も手ごわい競争相手は、パーカー・ハネフィンです。(Cyberdyne の収 益の 1800 倍を有し、まだ唯一 4 倍の時価総額を持つ企業)パーカー・ハネフィンは、 機能的な外骨格の開発、製造および販売において、Cyberdyne より、すでに遥か先を行 っています。 パーカー・ハネフィンの Indego は、米国むけ販売のため、すでに FDA 認定をうけてお り、欧州むけ販売のための CE マークを獲得しています。製品は、臨床、および個人的 使用の両方で承認されています。その交換可能なヘッドスタートのおかげで、PH の Indego は、すでに科学界での地位を確立しています。既存の外骨格、もしくは開発途 上にあるものさえ、その他のどんな外骨格よりも、より広く調査、研究されています。 その豊富な FDA の臨床試験の一環として、PH の Indego は、1200 人以上の個々のセッ ションで試験されました。Indego はまた、どんな競合他社よりも、より多くの使用法、 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 4 / 20 および特定の患者タイプのために研究されています。製品は、単なる「表面レベル level surface」の使用を超越し、「可変ジオメトリ階段昇降 variable geometry stair ascent and descent」のために有効であることが証明されました。製品はまた、下肢麻痺、脳卒 中患者、および脊髄を損傷した方によって使用されるための、複数の研究対象となって います。 それでも、売り上げ予測を売り込むより、むしろ PH は保守的です。実際、その巨大な ヘッドスタートに対する競合他社、既成の商取引にかかわらず、PH は顕著に、その業 績予想に落ち着いています。実際 PH は、製品販売のためにストリート(証券取引所) の期待を管理する方向性をとっていません。 「私達は、このビジネスが年間何千万ドルになる、なんて主張していま せん。」-- Achilleas Dorotheou, アキレアス・ドロテウ、パーカー・ハネフィン社の 人間の動きと管理ユニットの責任者 Parker Hannifin's Human Motion & Control Unit PH によると、「機器の年間売上高は、当初 1000 万ドルより少ない合計で予想されて います。」 そして、このことは、既存の政府契約(DOD)をともなって、(欧州に加えて)世界最 大の市場で強力な先発の優位性と FDA 承認を確保している会社に関することです。 パナソニック パナソニックは、長年に渡り外骨格を開発してきましたが、特に 2016 年、同社は多く の注目を受け始めています。注目の理由は、現在、パナソニック製品が、実際に市場で ヒットし始めているからです。 このビデオで紹介したように、パナソニックは最近、さまざまな高度な外骨格製品を発 表しました。これには、工業用途むけに考案された AWN-03 が含まれ、加えて、既に、 様々な職場で使用されています。パナソニックにはまた、歩行、走行において、リフト においてさえアシスト可能な PLN-01(AKA「Ninja 忍者」)があります。パナソニック は、高齢者をアシストする製品を設計していることを特に強調しています。 Panasonic: AWN-03 Citron Reports on Cyberdyne PLN-01 (“Ninja”) 2016 年 8 -15 5 / 20 ホンダ 同様に、日本のメガ巨人ホンダは、自動車会社として非常によく知られています。しか し、同社は、10 年以上にわたり、機能的な外骨格に取り組んできました。3 年前にも ホンダは、すでに病院にこれらの歩行アシスト機器をリースしていました。 ホンダ外骨格 競争は現実であり、世界的だけでなく、ローカル(地域的)でもあります。 山海は、 短期的な収益性への期待と、その外骨格の売上高の急成長で、投資家を誘っていた間に、 Cyberdyne が外骨格における真のリーダーになるレースに負けている、という事実を認 識できなかったのです。 それでは、どうやって Cyberdyne に値することができ ますか? 広大な競争の中で挙げられる米国の 2 つの外骨格「pure play ピュアプレイ」企業が、 最も明確に目立っています。:ReWalk(リウオーク)と Ekso Bionics エクソ・バイオニ クスです。 ReWalk Robotics(リウオーク・ロボティクス) ReWalk Robotics リウオークロボティクス (NASDAQ:RWLK)は、イスラエルに所在地があ る、NASDAQ 上場の外骨格におけるピュアプレイ会社です。ReWalk は、米国では、FDA 承認を受けた最初の外骨格だったことで差をつけています。ReWalk は、2014 年の 6 月 に、FDA 承認をうけました。機器は 2012 年以来、欧州で承認されています。 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 6 / 20 ReWalk は、価格 12 ドルで、2014 年 IPO に公開しました。 Cyberdyne と同じように、巨 大なアドレス指定可能な市場で人生を変える機器の最初のコンセプトは、強力な投資家 の熱意に燃料をあたえました。当時、ReWalk はちょうど、米国初の FDA 承認をうけた 外骨格になっていました。 IPO の数日以内で、株価は 37.15 ドルでピークに達しました。 しかし、ひとたび、投資家が「big story 大きな物語」を経て、実際のビジネスに焦点を 当てた途端、投資家が具体化するようにとても見えなかった売り上げを待っている間、 ReWalk は着実に、下傾向の取引でした。 2015 年 12 月までに、株式は、彼らの IPO 後 のピークから 87%まで下方の、たった 5.00 ドル取引されました。 ReWalk は、現在、Cyberdyne の 4 億ドルに比べて、たったの 8300 万ドルだけ高く評価されています。 Cyberdyne の販促資料は、彼らが外骨格市場のリーダーであることを信じさせるよう、 あなたを導くでしょう...しかし、振りをしている者がただ話している間に、本当の企業 は行動しているのです。自分達がハーバード・ビジネス・スクールによる事例研究の対 象であることを誇らしげに発表している、この Cyberdyne のプレスリリースをちょっと ご覧ください。 シトロンは事例研究を読みました。Cyberdyne の製品や技術の見通しの強さを証明する ものから遥かにかけ離れていましたが、研究で唯一際立った点は、Cyberdyne が、促進 力のある会社である、という観察です。 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 7 / 20 「日本では、マスメディアを介した処方薬や医療機器の販促が禁止されました。そ の代わりに、HAL と山海は過去数年にわたり、頻繁に、特別なテレビ番組やテレビ ニュースだけでなく、新聞や雑誌の記事、インターネット上で紹介されていまし た。このように、HAL は、販促の努力にお金を費やすことなく、日本社会でなにが しかの認識を構築してきました。」 -- ハーバード・ビジネス・スクール事例研究: Cyberdyne 2016 年 1 月管理ユニット http://www.hbs.edu/faculty/Pages/item.aspx?num=50543 皮肉なことに、ハーバード・ビジネス・スクールが Cyberdyne の事例研究を発表したの と同じ月に、ハーバード大学は、善意(Bona fide)研究の協調を ReWalk と結びました。 http://wyss.harvard.edu/viewpressrelease/259/wyss-institute-collaborates-with-ReWalk-robotics-to-developwearable-exosuits-for-patients-with-limited-mobility そして、- ちょうど先週、ReWalk は別の一流の研究機関、今度は、スタンフォード大学 と協調を結びました。 皮肉なことに、ReWalk の最大の投資家は、他にもない、日本国 内で最大ロボットメーカー、Yaskawa Electric Corporation 安川電 機です。 株価: 6506 (TYO) ¥1,402 +1.00 (+0.07%) http://ReWalk.com/wearable-ReWalk-device-finds-an-investor-and-strategic-partner-in-japanese-robotics-firm/ ReWalk が Cyberdyne 以上にもっている利点全てにもかかわらず、 Cyberdyne 時価総額の約 50 分の1-つまり4億ドル以上に比較して、わず か 8500 万ドルでの取引です。 (ReWalk Robotics 画像) Ekso Bionics(エクソ・バイオニクス) Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 8 / 20 Cyberdyne に対し、他の直接的に匹敵するのが Ekso Bionics (NASDAQ:EKSO)です。 私達が見たように、2005 年にはタイム誌が、その「Most Amazing Innovations of 2005、 2005 年の最も驚くべきイノベーション」の一つとして、Cyberdyne の HAL を掲載しま した。 2010 年までに、ロボット工学における最前線にむけた熱意へのターゲットは、 Ekso の機器にリダイレクトされた形です。 2010 年にはタイム誌が、「2010 年の発明ベスト 50、50 Best Inventions of 2010」の中で、 Ekso の eLegs を掲載しました。 Cyberdyne 機器では、現在、5 年が経過していることか ら、Ekso に対する称賛が続きました。有線誌、その「2010 年の最も重要なガジェット、 Most Significant Gadget of 2010」の中で第 2 位として呼ばれている eLegs(当時バークレ ー・バイオニクス Berkeley Bionics として知られていた)です。 EksoBionics は、「5 Big Ideas for the Next 15 Years 次の 15 年における 5 つのビッグアイディア」の一つとして、 企業マガジンでも紹介されました。 Ekso は、すでに 2016 年 4 月に FDA 承認を受けています。: “Ekso GT™ Robotic Exoskeleton Cleared by FDA for Use With Stroke and Spinal Cord Injury Patients”(脳卒中と 脊髄損傷患者への使用のための FDA からクリアされた外骨格) Ekso は、2014 年に約 2.00 ドルの株価で公開しました。Cyberdyne と同様に、Ekso に対 する当初の熱意が圧倒的でした。株価は 6.00 ドルの高さまで急騰しました。金融の現 実が、初期の熱意を湿らせたとして、ReWalk と同様に、株価は急速に、約 1.00 ドルへ と下落しました。 Cyberdyne と比較すると、ReWalk と同様に Ekso は、はるかに主要な利点をいくつも駆 使しています。第一に、会社はずっと新しい技術を扱っています。 Ekso は 2005 年に設 立され、その後、その技術を開発しました。第二に、Ekso はすでに FDA 承認をうけて います。第三に、Ekso はすでに、主要な産業コングロマリットに、その技術を正常に ライセンスアウトすることができています。 これらの利点の結果として、Ekso は常に高価値で取引されてはいますが、 ほんの 6700 万ドル、Cyberdyne の 4 億ドル価値のわずか 60 分の1で取 引されています! (Ekso Robotics 画像) Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 9 / 20 本当に検討すべきただ一つのチャート ReWalk と Ekso はどちらも、FDA から承認をうけ、研究開発において、より前進してい る一方で、収益に対する企業価値の比率の格差が、壊滅的です。 研究 & 開発 不言実行。 Cyberdyne には、市場評価をサポートするための財務がないことは明らかです。よりよ い未来はあるのでしょうか?まさか!山海が、革新について語るのに忙しくしている間、 パーカー・ハネフィン、パナソニック、ホンダ、その他のロボット工学における実際の リーダーが、将来の市場シェアを占めるため、市場へロボット技術で前進するべく、数 十億ドルを費やしている事実にもかかわらず、R&D に大幅な投資をする努力をおこな ってきませんでした。 Cyberdyne が、その直近の年次報告書で掲載しているように、そのことを最高経営責任 者(CEO)山海は認識しています。: 「革新的な技術・新産業の創出にむけた研究開発活動です。:グルー プの研究開発活動は、「チャレンジ」「海外展開」「イノベーショ ン」という3つのキーワードに基づいています。」 -- Cyberdyne, FY 2016 連結財務諸表(p.11) https://www.cyberdyne.jp/company/download/20160513_financialresults_FY2016_en.pdf Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 10 / 20 UNKOうんこ ここから始めましょう。これは、 Cyberdyne の 2015 年 年次報告書からの特許 リストです。過去 10 年間、技術において競合他社がおこなった進歩にか かわらず、2005 年から Cyberdyne に関する目新しいことは何もありません。 研究開発費: イノベーションにおいて、おそらく日本をリードする企業から、Cyberdyne の R&D への投資は事実上、存在しませんか? 2012 2013 2014 2015 Total Cyberdyne R&D ($ m USD) $6.5 $7.2 $9.0 $8.3 $31.0 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 11 / 20 彼らが主張するすべてのプロジェクトでの広がりで、4 年間で 3100 万ドル、というの は悪い冗談です。 Cyberdyne は、重要でないさまざまなプロジェクト全体で、この予算 を分配しています。これは、外骨格の市場を支配するにも、日本の技術の顔として立つ にも、何をするにも十分なお金ではありません。 見通しでこれを位置づけるには、ラーメンのトップメーカー、日清食品(2897)です が、Cyberdyne に比べると、毎年、研究開発に 6 倍を費やしてい るのです。これが日本のイノベーションの未来なのでしょうか???? 海外展開と革新については、FDA と清掃ロボットに関するセクションで、これらの問題 をご説明します。 知的財産 さらに悪いことに、Cyberdyne は、その知的財産の基礎となる特許さえも所有していな いのです。: 「ロボットスーツ HAL に関連する知的財産の特許は、日本の筑波大 学が所有しています。すべての特許権を使用するための排他的権利 を持つ会社は、福祉関連ロボット市場で競争力を持っています。 様々な企業は、福祉関連ロボットの研究や市販化に取り組んでお り、新しい技術の開発過程は、企業グループの業績や事業展開に影 響を与える可能性があります。」 -- Cyberdyne, 2014 年 3 月 31 日連結財務諸表 山海嘉之によって設立された特許のほとんどは、山海の大学(特許リスト)の実際のプ ロパティ(所有物)です。また、Cyberdyne は、筑波大学に、未公開ロイヤルティ配分 (2014 年 3 月 31 日決算-ページ 16 ハイライトロイヤルティ)の支払い義務がありま す。 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 12 / 20 Cyberdyne と FDA: 何かが本当にここで間違っています 米国が、外骨格に関して、世界最大の市場であることは、(Cyberdyne を含む)すべて の人から普遍的に受け入れられています。これこそ、Cyberdyne の競合他社が、FDA 承 認を最優先にしている理由なのです。 ReWalkRobotics、パーカー・ハネフィンと EksoBionics が、米国における外骨格の市場に 対し、FDA 承認をすべて取得していることに留意すべきです。 Cyberdyne の承認についての進展なしに、どれほど多くの時間が消えていったことでし ょうか?ここが、Cyberdyne の FDA への申請過程の短いタイムラインです。 2014 年 8 月、この IPO の機会に、Cyberdyne は以下のように発表しまし た。: Cyberdyne 株式会社は、米国への医療用ロボットスーツ HAL につい て、U. S.食品医薬品局(FDA)からの承認を求める手続きを開始し ました。機器の特性を要約し、機器分類を明確に判断する情報につ いてのセクション 513(g)申請は、2014 年 6 月 27 日に、FDA に提 出され、受理されました。 http://www.cyberdyne.jp/english/company/PressReleases_detail.html?id=1075 一年もたたないうちに、2015 年 6 月 30 日の四半期末で、以下のように述 べています。: 「Cyberdyne グループは、2015 年の間に承認を受けることを意図して、 2014 年 11 月、医療機器としての医療用(下肢タイプ)HAL®の承認 申請を食品医薬品局(FDA)に提出しました。」 https://www.cyberdyne.jp/company/download/20150814_kessantanshin_1Q2016_en_1.pdf 2015 年には承認済みであろう、として投資家は、承認を期待していました。 ここで以下のように述べています。: 弊社は、米国で、米国食品医薬品局(FDA)への医療用 HAL®の医 療機器証明書を申請し、2016 年 3 月 31 日、会計年度終了以内に、証 明書を受取ることを目指しています。 https://www.cyberdyne.jp/company/download/20160212_financialresults.pdf Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 13 / 20 わかりました、それが少し遅れたのですね・・・そんなことは起きること です。しかし、その後、ストーリーが再び変わります・・・わずか 3 ヶ月 後のことです・・・ 2016 年 3 月 31 日、四半期末 2014 年 11 月に、医療用 HAL®の申請(下肢タイプ)が FDA に提出 されており、弊社は、改訂された申請(新しいデバイスタイプに対 するフォーム-510K)を再送しました。 https://www.cyberdyne.jp/company/download/20160513_financialresults_FY2016_en.pdf いま、2 日前のものとして、申請か予定されていた日程について 言及なしです。 2016 年 6 月 30 日、四半期末 また、米国では、米国食品医薬品局(「FDA」)によって、医療用 (下肢タイプ)HAL®のための医療機器の承認を得ることを見越して、 弊社はアメリカの現地法人 Cyberdyne USA Inc.を設立する手続きを開 始しました。 http://www.cyberdyne.jp/company/download/20160810_kessantanshin_1Q2016_en.pdf 投資家は、自問して、会社に質問する必要があります。それは、いつ、ど うやって、Cyberdyne の HAL の FDA 申請が「新規」から 510kに変わっ たのでしょうか? 「新規」申請は、前例がなく、発明者と先発として、Cyberdyne を位置付けることにな る独自の医療機器に対するものです。しかし、その後、510kへと申請が変更になって おり、それが意味するところは、彼らが、すでに FDA によってクリアされたものへの 代替機器をただ提供しているだけで、規制当局の承認のために、それと比較することが できる、ということです。 http://www.meddeviceonline.com/doc/are-you-sure-you-know-the-best-regulatory-pathway-for-your-newmedical-device-0001 この変更は、明らかに、Cyberdyne がこれまで、自身の株主にそれを通知することなく--今、ただの追従者であり、リーダーではない、と認めていることを示しています。 http://www.cyberdyne.jp/english/company/PressReleases_detail.html?id=1460 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 14 / 20 それでは前の申請に何がおきたのでしょうか?却下されたのでしょうか? 取り下げたのでしょうか? しかし、そのあたりが最も不穏です… 申請して、FDA に 510k を訂正後、提出してから、いまでは 20 カ月たっており、いまだ に承認がありません。 自らの 510K の承認を獲得したときと比較すると、ReWalk と EksoBionics のどちらもが、 数ヶ月だけの問題で、承認を得ています。 ReWalk 申請 2016 年 4 月 8 日 承認 2016 年 7 月 22 日 Ekso Bionics 2016 年 5 月 25 日 2016 年 7 月 9 日 期間 3.5 カ月 2.5 カ月 ReWalk: http://www.accessdata.fda.gov/scripts/cdrh/cfdocs/cfpmn/pmn.cfm?ID=K160987 Ekso: http://www.accessdata.fda.gov/scripts/cdrh/cfdocs/cfpmn/pmn.cfm?ID=K161443 Cyberdyne が 20 ヶ月も継続していて、投資家は、何も説明を受けていない のはなぜでしょうか???シトロンには説明がつけられます。 おそらく、Cyberdyne は、承認を望んでいません。ご自分が非常に高い時価総額をお付 けになっている場合、投資家が過酷な真実を見つけるようなことは、あなただったらで きないはずです。あなたが投資家に何を話しても、これまでに FDA 承認を獲得する際、 それはあなたの会社に目に見えて新しい収益を加えてくれるものではない場合、現実 に直面することより、むしろ未来が無限なのだ、と言いはることは簡単なのです。 米国での FDA 承認に続く数年後でさえ、ReWalk は、外骨格の世界最大の市場で、1000 万ドル以下の売り上げを継続しています。パーカー・ハネフィンは、売上高の同様レベ ルを期待するよう投資家に伝えています。 Cyberdyne は、ヨーロッパと日本の規制当局の承認を受け、2009 年以来、製品を市販化 しているにも関わらず、過去 4 年間の累計売上高の総額 は- 年間ランレート 600 万未満 - 2012 年 4 月から 2016 年 3 月まで、わずか 2208 万ドルで、- その概要は、ロボット 製品から、純粋に割り当てられた収益でさえありません。 http://asia.nikkei.com/Japan-Update/Japan-s-Cyberdyne-sees-US-as-path-to-profit?page=1 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 15 / 20 Cyberdyne がテクノロジー企業でないなら、主張 するべきは・・・何でしょうか? シトロンの意見では、Cyberdyne のばかげた市場評価は、日本文化におけるロボットの もつ長年の魅力を活用して、最高経営責任者(CEO)が促進した結果です。 Cyberdyne は、目に見えた収益を生み出したことが一度もありません。 Cyberdybe は、研究開発において、現実的な投資をおこなったことが一度 もありません。 Cyberdyne には、世界最大の市場での規制当局の承認がなく、また存在が ありません。 Cyberdyne は、競合他社のすべての後ろにやっとついてきています。 Cyberdyne は、大規模な株式のプロモーションです プロモーションの一部として、ロボット博物館を運営しています。そうで す、ロボット博物館です。 東京で最もにぎやかなショッピングモールの一角では、Cyberdyne が、過去と未来のロ ボットへのオマージュを捧げるディスプレイで、観衆のロボットへのあこがれを培って います。 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 16 / 20 病院に外骨格を実際に販売する代わりに、彼らは健常者、おそらく将来の投資家でし ょうか、に向けて、ショッピングモールで無料のデモンストレーションをおこなってい ます。シトロンが考えるところの Cyberdyne の最大の成功は、彼らが、ロボット博物館 の外に、観光客相手の場を実際につくったことです。: https://www.govoyagin.com/activities/japan-ibaraki-experience-japans-robot-technology-at-cyberdyne-intsukuba/5813 そして、ばかげてきこえるかもしれませんが、Cyberdyne が日本の大衆架空文化の一部 にもなっている有名なガンダムのロボットを作る危機に瀕している、と信じている数多 くの個人投資家、十分にナイーブな消費者がいるのです。 http://www.thejapanguy.com/are-terminators-being-manufactured-in-japan/ *博物を収容するショッピングモールは、Cyberdyne の最大の投資家であり、最大の顧 客であるダイワハウスの所有であることに注目すべきでしょう。: http://www.reuters.com/article/japan-itochu-japan-exchange-idUST9N19L02F 日本政府の共謀的役割 医療機器の広告キャンペーンに支払うことなく、プロモーションの仕事を行うために、 最高経営責任者(CEO)山海は、日本政府の助けを求めるのに十分な知恵がはたらきま す。日本で Cyberdyne を技術の顔とした、(商業ジングル音楽にのって完璧な)コマー シャルの一連を流す前に、Cyberdyne のプロモーション日程をあまりにも近くで見るこ とがなかった、とシトロンは仮定しています。: Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 17 / 20 https://www.ispot.tv/ad/7eMc/the-government-of-japan-robots 安倍晋三首相のイメージと引用を使うこと - 完全に不適切です。 薬の販売や医療技術を促進することが合法的でない国でおきることがこれ! もちろん、最高経営責任者(CEO)山海は、企業の PR で、上記動画について自慢して います。もっと、無料で、無価値で、株販促ノイズ以外の汚点なし、ということです。 http://www.cyberdyne.jp/english/company/PressReleases_detail.html?id=3147 それから、これも一つあります。 まだまだあります。 https://www.youtube.com/watch?v=vm35YzviaqM Cyberdyne は汚いものをクリーン(清掃)しようとしてい る! 動きの遅い外骨格事業から、投資家をそらすための別の試みよりも、もっと何もないよ うに見えるもので、2013 年に Cyberdyne は、「総合的なロボット企業」になる試みで、 ロボット駆動の清掃事業に参入しました。現在で 3 年経っています。しかし、その最 後の株主報告書にあるように、稼働中にあるロボットはわずか 14 台のみです。 Cyberdyne は、東京の空港で、試運転の清掃ロボットについてのプレスリリースを出す には素早かったです。: …しかし、四半期報告書の脚注にある投資家へのこの奇妙な説明は、自ら語っていま す。: 「事業組み合わせをおこなう主な理由は次のとおりです。それは、富士重工業の 掃除ロボット事業を引き継ぐこと、そこに高度な技術の特性が組み合わされるこ とになる清掃用・運搬用ロボットの研究開発を進めることによって、ロボットス ーツ HAL を中心に、総合的なロボット企業に発展するであろう、と企業グルー プは判断しました。」 https://www.cyberdyne.jp/company/download/20140911_kessantanshin_FY2014_en.pdf これは独特で、洗練されたように聞こえてはきますが、すべてが、でも、なのです。こ れらの Cyberdyne 掃除ロボットは、200,000 ドル以下で購入されました。現在、同社に Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 18 / 20 は、稼働中なのが 14 台だけで、過去 2 年間で、毎年、200 万台を出荷している iRobot 社の Roomba ルンバに競争することも、比較することも無理だと思われます。 米国には、iRobot 社と呼ばれるロボット清掃会社があります。あなたがクリーニング装 置ロボット会社の財務状況がどんなものかをみたいようでしたら、さあ、これがそうで す。これらの会計報告は Cyberdyne を押しつぶしています。Cyberdyne の収益は、 iRobot 社の 50 分の 引しています。 1 ですが、まだ Cyberdyne は、iRobot 社の時価総額の 4 倍で取 Cyberdyne (TSE:7779) Citron Reports on Cyberdyne iRobot Corp (Nasdaq:IRBT) 2016 年 8 -15 19 / 20 シトロン・リサーチは、日本の投資家に敬意のメッセ ージをおくります: シトロン・リサーチは、活動家・短期売り方です。危険な投資について発行する 16 年 の経験を踏まえつつ、私達は、そうである場合、プロモーションや誤報で濁っている株 式市場への洞察を加えるよう試みております。 最近、日本取引所グループの最高経営責任者(CEO)Akira Kiyota 清田 空売りが、「倫理的問題」と考えられる、とコメントしています。 瞭は、活動家の http://www.reuters.com/article/japan-itochu-japan-exchange-idUST9N19L02F 真実を語ることは、倫理的な問題にはけっしてなりません。倫理的に問題になること、 それは、私達の見解では、投資家を最終的には傷つけることになる、Cyberdyne 自体か ら引き続き発信される誤報やプロモーションのキャンペーンなのです!最も公平かつ効 率的な市場は、自由市場であり、「物語の反対側」を伝える能力は、市場でのバランス を保つのに重要なのです。 日本の投資家へのさらなるコメント: ロボットに触れることによって日本企業をいまだ に所有してみたい方のために、私達は、ソフトバンクを提案します。そうです、ソフ トバンクです。彼らの「ペッパー」ロボットは、発売時に、何千台も完売しました! これは、業務執行に従事する基礎となるビジネスや経営をともなう真のイノベーション を購入することです。 http://www.softbank.jp/en/corp/group/sbr/news/press/2015/20150731_01/ 結論 偉大な数多くの技術進歩は、革新的な日本企業からきています。- しかし、 Cyberdyne はそれらの 1 つではありません。自動車産業を転換し、ビデオ ゲーム業界を開拓してきた偉大な日本企業とはかけ離れた Cyberdyne は、 個人投資家の無知さや、日本の株式市場で、株式に関する公開情報が不足 していることを逆手に取っている企業の実例なのです。シトロン・リサー チは、一般投資家が実際の Cyberdyne を理解するとすぐさま、株価が、現 在水準より 85%下回る-現実に下方修正して下落することは、疑いあり ません。 全ての投資家各位への注意喚起 Citron Reports on Cyberdyne 2016 年 8 -15 20 / 20
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