結線作業説明書 ケージクランプコネクタX-COM® -SYSTEM 769シリーズ ■構 造 コネクタの構造及び各部の名称を下図に示す。 ドライバスロット (サイドエントリー用) 導電部 ドライバスロット (フロントエントリー操作用) 導通試験用穴 ケージクランプ®スプリング 電線差し込み口 1.使 用 工 具 ①必ず正しい工具をご使用下さい。 ●専用ドライバ ●操作レバー ●専用工具 210-720 210-350/01 210-120J 210-720 ..... 標準タイプ 769-434……指操作用 210-490…専用ペンチ 210-120J ... 標準タイプ 210-350/01 .. ミニタイプ ②ワイヤストリッパは、むき長さが守れ、電線を傷つけないものをご使用下さい。 ●ワイヤストリッパ(推奨) 206-124(クイックストリップ 10) ……電線の切断と皮むきが一台で行えます。 1/6 2.電線のむき出し ○必ず規定のむき長さを守ってむき出して下さい。 8~9mm 先端バラケ 曲がり ヨジリすぎ 半回転以内が目安。 ■電線挿入量チェックが可能な施工方法(御推奨方法) ○下図のように電線先端から16mm の位置にマークをすると電線挿入の不足や過多の チェックが可能です。 769コネクタに電線が正しく挿入された場合には、電線先端から16mm の位置が コネクタの電線挿入口端面になります。 16mm ■結線作業 マークとコネクタ端面が一致 マーク ○下図に従って作業して下さい。 ※原則として1つのクランピングユニットには1本の電線を接続して下さい。 (JIS 9960-1(IEC 60204-1) 13.1.1 一般要求事項による。) ●ドライバを使用する場合_その1(フロントエントリー) ①ドライバを操作用スロットに 差し込みます。正しく差し込めば ドライバは保持されます。 *正しく挿入された時には、ドライ バ先端から 18mm の位置が製品の 端面と一致します ②正しくむき出した電線を電 線口に突き当たるまで差し込 みます。 ③ドライバを抜けば結線でき ます。 確認のため、電線を軽く引っ張 って下さい。 (強く引っ張らないで下さい。) 2/6 ●操作レバーを使用する場合。 ①上部の操作用スロットに 操作レバーを取り付け、指で 押しスプリングを押し下げ ます。 ②操作レバーを押したまま、電 線を挿入口に突き当たるまで 差し込みます。 操作レバーを放せば結線でき ます。 ③確認のため、電線を軽く引っ 張って下さい。 (強く引っ張らないで下さい。) ●専用工具(専用ペンチ)を使用する場合。 ①上部の操作用スロットに 専用工具の突起部を入れ、ス プリングを押し下げます。 ②専用工具を握ったまま、電線 を挿入口に突き当たるまで差 し込みます。 ③工具を放せば結線できます。 確認のため、電線を軽く引っ張 って下さい。 (強く引っ張らないで下さい。) ●ドライバを使用する場合_その2(サイドエントリー) ①専用工具ドライバを上部の 操作用スロットにあて、スプリ ングを押し下げます。 ■離 線 作 業 ②正しくむき出した電線を電 線挿入口に突き当たるまで差 し込みます。 ③ドライバを放せば結線できま す。確認のため、電線を軽く引っ 張って下さい。 (強く引っ張らないで下さい。) ○結線作業と同様に操作すると、電線を取り外せます。 3/6 ■結線作業時の注意事項 ●正しく結線された例 1. 電線のむき長さは、必ず守って下さい。 ■むき長さが短く、電線が正しくクラ ンプされなかった場合。 通電不良や発熱の恐れがあります。 ■むき長さが短く、電線の被覆 をかんでしまった場合。通電不 良、発熱の恐れがあります。 2. スプリングとハウジングのすき間には 絶対に電線を差し込まないで下さい。 ■あやまってドライバスロッ トに電線を差し込んだ場合。 導電部に接触しないので、通電 不良、発熱の恐れがあります。 ■あやまってスプリングの下 に電線を差し込んだ場合。 導電部に接触しないので、通電 不良、発熱の恐れがあります。 ■むき長さが長く、電線が露出 してしまった場合。絶縁不良、 ショートの原因となります。 3.電線のバラケに注意して 下さい。 ■挿入時に電線がバラケてし まった場合。絶縁不良、発熱の 恐れがあります。 4/6 ■コネクタの接続 その1(コネクタ同士) ■コネクタ同士をまっすぐに 差し込みます。ロッキングデバ イス付の場合は指でつまみな がら差し込みます。 ■コネクタの接続 ■コネクタ同士がしっかりと かみ合うまで確実に差し込み ます。 ■コネクタのツメがロック位 置まで挿入されている事を確 認して下さい。 その2(コネクタと端子台) ■コネクタをキャリア端子台 の挿入口に差し込みます。 ■コネクタがしっかりとかみ 合うまで確実に差し込みます。 ロッキングレバー付の場合は ツメがロック位置にあること を確認して下さい。 ■ロッキングレバーが無い場 合は、コネクタとキャリア端子 台が止まり位置まで確実に挿 入されている事を確認して下 さい。 ■コネクタの取り外し ■ロッキングレバー とコネクタをつま み、ロックを外して からコネクタを引き 抜きます。 ■ロッキングデバイ スをつまんでロック を外し、そのままコ ネクタを引き抜きま す。 5/6 ■電線の結束、固定 ・結線後長期間にわたり、コネクタ接続部の信頼性を維持する為に、 下記の様な電線の結束、固定を行って下さい。 ※ケーブルダクト等を使用している場合は、特に必要ありません。 ①電線相互の結束(電線の共振対策) 結線を終えた電線は、端子台の電線挿入口に 近い位置(L寸法:下記参照)で、数本の電線 を結束バンド等で束ねて下さい。 これにより、振動による電線の共振を防ぎ、 コネクタ接続部を保護出来ます。 L ※L寸法 2~8極品 :4~5cm 9~15 極品 :5~6cm ②電線束の固定( 引張力対策 ) ①の作業後、電線束ごとに間隔 を置いて捕縛し、電線束を端子 台を固定している板やフレーム にしっかりと固定して下さい。 これにより、電線に働く引張力 ( 電線の重量 )を防ぎ、端子台 接続部を保護出来ます。 ■ お問い合わせ先 東京営業所 仙台出張所 名古屋営業所 大阪営業所 福岡出張所 〒136-0071 東京都江東区亀戸 1-5-7 〒980-0022 仙台市青葉区五橋 2-11-1 〒465-0093 名古屋市名東区一社 3-76 〒532-0003 大阪市淀川区宮原 3-5-36 〒810-0041 福岡市中央区大名 2-2-50 TEL(03)5627-2050 FAX(03)5627-2055 TEL(022)397-6015 FAX(022)397-6016 TEL(052)701-7171 FAX(052)701-7138 TEL(06)6152-8535 FAX(06)6152-8541 TEL(092)762-1141 FAX(092)724-8144 ワゴジャパンホームページ http://www.wago.com 6/6
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