Pre-Departure Information - Habitat for Humanity Japan

オリエンテーションハンドブック
〒162-0843 東京都新宿区市谷田町2-7-15 近代科学社ビル3階
Tel:
03-5579-2552
E-mail: [email protected]
Fax: 03-5579-2551
Web site: www.habitatjp.org
2014 年 5 月修正
Habitat for Humanity
VISION
A world where everyone has
a decent place to live.
誰もがきちんとした場所で暮らせる世界
Habitat for Humanity
MISSION Statement
ハビタット・フォー・ヒューマニティは、世界約 80 の国で、人種、
宗教、国籍に関係なく、様々な背景をもつ人々とパートナーとなり、
住居の建築や修繕を通じて地域社会の発展に努めます。住居支援を
通じた人間同士の関わり合いによって助け合いの精神が養われると
共に、きちんとした暮らしがパートナー家族に豊かな人生をもたら
し、結果、それが地域社会全体の発展に繋がると、ハビタットは考
えています。
1
目次
1. グローバルヴィレッジとは?
2. 参加者の心構え
3. グローバルヴィレッジプログラム(GV プログラム)とは?
4.GV プログラム参加方法
5. 費用
6. GV プログラム参加までの流れ
7. 事前確認事項
8. 渡航準備
9. 建築作業の安全性について
10. 現地での諸注意
11. GV プログラム医療保険
12. 怪我・病気の対応
13. 健康管理について
14. 渡航先の情勢について
2
1.グローバルヴィレッジとは?
グローバルヴィレッジとは、「世界をひとつの村(コミュニティ)」にたとえた言葉です。
ハビタット・フォー・ヒューマニティは、「グローバルヴィレッジプログラム」と呼ばれる海外
建築ボランティアプログラムを通じて、世界各国からボランティアを集め、人種や宗教、国
籍に関係なく、現地の人々と一緒に、ハビタットが掲げる理念「誰もがきちんとした場所で
暮らせる世界」、つまり「グローバルヴィレッジ」の実現を目指して住居の建築や修繕などの
支援活動を行っています。
3
2.参加者の心構え
ハビタット・フォー・ヒューマニティ(以下、ハビタット)の海外建築ボランティアプログラム
「グローバルヴィレッジプログラム(以下、GV プログラム)」に関心をお寄せくださりありがとう
ございます。ご参加にあたり、下記項目をご理解いただけるようお願いいたします。
1. ハビタットは旅行会社ではありません。参加者の皆さんは、ハビタットが掲げるビジョン
を理解した上で、そのミッションを果たすために活動に参加し、ハビタットとの対等なパ
ートナーシップに基づき協力し合い、ハビタットと共に、グローバルヴィレッジをつくりあ
げていきます。
2. GV プログラムは、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」を目指すハビタットのビジ
ョンに基づいて運営されています。このプログラムに参加するということは、ハビタットの
ビジョンを尊重し、受け入れることを意味します。
3. GV プログラムでは、チームリーダーもしくは渉外担当者が日本側のハビタットコーディ
ネーターや渡航先の現地ハビタットコーディネーターと連携し、渡航にあたっての準備
を進めていきます。渡航先のニーズと皆さんの要望が見合うようバランスをとりながら調
整が行われますが、希望が叶わない場合もあることをご理解ください。
4. ハビタットまたはチームリーダーからの連絡には必ず目を通し、提出物などの締切りは
厳守してください。
5. 渡航にあたっての準備をチームリーダー任せにせず、チームリーダーをサポートする
ようにしてください。
4
3.グローバルヴィレッジプログラム(GV プログラム)とは
世界中にあるハビタットのネットワークを活用した国際協力活動。15-20 名程度でボランティ
アチームを作り、7~10 日間、海外で住宅などの建築を行うボランティアプログラムです。
<GV プログラムの特徴>
汗をかいて世界を知る
現地の人々と力を合わせて家を建てます。汗をかきながら、現地の生活、文化、貧困、そ
して彼らの笑顔を知ります。
しあわせを建てる
参加者が建てるのは「家」以上のものです。家を手に入れたパートナー家族は新しい住
居で、希望に満ちた生活をはじめ、貧困から抜け出していきます。
Give & Take (たすけて、たすけられる)
現地での建築活動、人々との交流を通して、参加者は差し出した以上のものを受取って
日本に帰ってきます。
みんなで変わる
パートナー家族やその家族が暮らすコミュニティに住む人々は、参加者と一緒に汗をか
きながら、自分たちが周りから助けてもらうだけの存在ではないことに気付き、人を助けるこ
との意味を知ります。そうして育まれた助け合いの精神が、コミュニティそのものを変えていく
のです。また、参加者も行動を起こすことの価値を知り、新しい一歩を踏み出していきます。
<GV チームの3つの役割>
1.
House Building (貧困住居問題の解決を目指して「家」を建てる)
活動先(受入国)で安心して暮らせる住居を必要とする家族のために、セメントをこねた
り、ブロックを運んだり、レンガを積み上げるなど、建築活動に参加してください。
2.
Awareness Raising (貧困住居問題への意識・関心を高める)
ハビタットや受入国の貧困住居の話をすることで、あなたの周りの人々の関心や意識を高
めてください。
3.
Fund Raising (貧困住居問題を解決するための資金を集める)
ハビタットのビジョンを実現するためには家の建築資金が必要です。活動の意義を理解
し、ハビタットの活動を支えてください。
5
<GV プログラムを運営するための各組織の役割>
ハビタット・ジャパン(派遣国:センディングカントリー)
ハビタット・ジャパンは GV プログラムに参加するチームを受入国(以下参照)に送りだす
役割を担います。各チームには、ハビタット・ジャパンのスタッフがセンディングコーディネー
ターとしてつき、書類上の手続きを進める他、チームと受入国側の調整を監督し、必要に応
じて助言を行います。
各国のナショナルオフィス(受入国:ホスティングカントリー)
一国の支援活動を取りまとめ、GV チームの受入れを行います。各国のナショナルオフィス
には、建築の専門家だけでなく、会計やファンドレイジング、広報等を行うスタッフがいます。
アフィリエート
各国の実質的な支援活動は、ナショナルオフィスが直接的に行う場合もありますが、ほと
んどの場合、各地域に根差した支部(以下、アフィリエート)がパートナー家族の選定から建
築活動の実施までを行います。受入国側でチームに同行するホスティングコーディネータ
ーは、ほとんどの場合アフィリエートのスタッフになります。
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4.GV プログラム参加方法
ハビタットの GV プログラムに参加するには、次に挙げる 3 つの方法があります。
1. チームを結成して参加する
15 名~20 名程度(タイを除き最少 12 名)の参加者を集め、チームを作り参加する。チームメ
ンバーと渡航先、渡航日程を決めた上でハビタット・ジャパンのホームページより GV プログラ
ムへの参加申込を行います。
2. オープンチームをつくる/オープンチームに参加する
オープンチームとは、個人で参加したいメンバーが集まり作られるチームのことを指します。
リーダーとなり、オープンチームを作り参加する、もしくは既存のオープンチームにメンバーとし
て参加する方法があります。オープンチームの詳細(渡航先、日程など)はハビタット・ジャパン
のホームページよりご確認いただくか、もしくはハビタット・ジャパンまでお問い合わせくださ
い。
3. ハビタット・ジャパン企画の GV プログラムに参加する
個人参加者向けにハビタット・ジャパンが企画する GV プログラムに参加する。渡航先や日程
は設定されているものの、個人での参加が可能なプログラムになります。ハビタット・ジャパンの
ホームページをご確認いただくか、もしくはハビタット・ジャパンまでお問い合わせください。
7
5.費用について
GV プログラム参加にあたり、以下の費用が発生します。
1. プログラム参加費
参加者には一定額以上の参加費をいただいています。参加費には、受入国における支援
活動を行うために必要な建築資材費、また GV プログラム運営費が含まれています。これらの
費用があるからこそ、ハビタットは、世界各国で建築活動を行うことができます。参加費は受入
国や参加者の属性(学生、大人など)によって異なります。
いただいた参加費は、ハビタット・ジャパンで必要な管理費用を差し引いた後、受入国に送
られます。送金された額の内、約 70%はチームを受け入れるアフィリエートに送られ、事務管
理にかかった費用を差し引いた額が、建築のための資金としてプールされます。約 20%はナ
ショナルオフィスで GV プログラムに関係する費用を賄うための資金としてプールされます。残
りの 10%はハビタットの本部に送られ、支援が必要なところに送られます(被災者のための住
宅建設支援など)。
2.
保険料
GV プログラム参加者は、ハビタット指定の保険(P18 参照)に必ず加入していただきます。
保険料は 1 日 600 円です。
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3. 実費
GV プログラム参加費、ハビタット指定の保険加入費用(詳細は、「11.GV 医療保険」を参
照)以外に、チームは航空券、現地滞在費(食費、宿泊費、交通費、レクリエーション費など)、
任意の海外旅行保険費用など、渡航にあたりかかる費用を負担します。現地滞在費は、チー
ムリーダーとホスティングコーディネーターが事前に調整を行うので、必要な費用をチームリー
ダーに確認し、現金で現地に持参していただきます。航空券はチームで手配いただきます。
< 費用まとめ>
総
項目
支払先
その他備考欄
額
参加費
ハビタット・ジャパン
受入国・属性によって異なる。下記参照ください。
http://www.habitatjp.org/contents/library/bp2.html
加入必須保険
ハビタット・ジャパン
1 人 1 日当たり 600 円(詳細は、「11.GV 医療保険」
を参照ください。)
費用
現地費用
渡航先で請求
ホスティングコーディネーターとチームリーダーで現
(宿泊費、交通
元に実費で支
地での日程、宿泊先、レジャーなどについて事前に
費、レジャー費
払う
相談。)
など)
航空券
チーム手配
※参加費には航空券を含む渡航費、現地滞在費、その他個人的な諸経費は含まれておりません。
◆ファンドレイジングの考え方について
GV プログラム参加にかかる費用を集める方法については、各チームに任せられています。しか
し、ハビタットは、少なくともその一部は募金活動を通して集めることを奨励しています。なぜなら、
チームが募金活動を行うことで、多くの人から寄付をいただくだけでなく、その国の状況や貧困住
居に関する認識を高めてもらうことができるからです。
例えばある人がチームの一員としてインドに行き、単純に個人として自分のお金を寄付すれば、
個人的な経験に終始してしまいます。しかし周りに働きかけることで、より多くの人々がインドの貧困
住居に住む人々のことを考えたり、助けたりする機会を持つことができるのです。
チームメンバーでこのような活動を行うことにより、チームは、家を建て、資金を集め、貧困住居
について知ってもらうという、GV プログラムにおけるチームの役割を果たすことができます。
具体的なファンドレイジング方法の例としては、地域の企業やロータリークラブなどから支援を得
たり、パーティやスポーツなどのイベントをおこなったり、バザーやベイクセールなどを開いたりとい
ったことが挙げられます。 募金活動はメンバー全員で楽しんで行いましょう。また募金活動を始め
る前にきちんと計画を立てることは、募金活動を成功させるための重要な要素となります。
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6.GV プログラム参加までの流れ
チームリーダー、チームメンバー、ホスティングコーディネーター、ハビタット・ジャパンのコー
ディネーターが協力して準備を進めます。以下は主な準備や手続きをチャートにしたもので
す。
<リーダー>

GV プログラム参加の申し込みをする。

予約金を振り込む。

ホスティングコーディネーター、ハビタット・ジャ
パンのコーディネーターと連絡を取り合いながら準
備を進める。
<メンバー>

チームリーダーからオリエンテーションハンドブッ
クを受け取る。
<チーム>

ファンドレイジング(募金活動)を始める。
出発の
4-6 ヶ月前
<メンバー>

必要書類を記入し、チームリーダーに渡す。
2-4 ヶ月前
必要書類
- 参加申込書(エクセルファイル)
- 同意書(原本)
- パスポートコピー
1-2 ヶ月前
<リーダー>

ハビタット・ジャパンのコーディネーターと渡航に
向けた最終確認を行う。
<メンバー>
 予算表と日程表をチームリーダーから受け取る。
 GV プログラム参加費と保険料をリーダーに渡
し、ハビタット・ジャパンへ送金してもらう。
出発!
<メンバー>

現地では、常にパスポートコピー、緊急連絡先を携
帯する。
建築サイトに
到着!!
10
7. まずメンバー各自で確認していただきたいこと
1. 滞在予定国の渡航情報、安全情報、健康管理情報をチェックしましょう。リーダー任せに
せず、必ず自分自身で確認し、リスクについて十分理解した上でご参加ください。また未
成年の方はかならず保護者の方にも上記のことをご理解いただいておいてください。
2. パスポートの残存有効期間が、GV プログラムを終えて滞在国を出国する予定の日から数
えて 6 ヶ月以上残っているかどうか確認してください。6 ヶ月未満の場合、入国できない場
合があります。
3. 必要な査証(ビザ)についても各自で確認するようにしてください。
4. かかりつけの医師に、あなたの現在の健康状態や受入国での健康管理について相談し
てください。
提出書類について

次の書類に必要事項を記入し、チームリーダーに渡してください。
(各書類はチームリーダーから配布されます。)
 参加申込書(エクセルファイル)
※身体に障害や持病をお持ちの方、妊娠中の方など、GV プログラ ム期間中に
特別な配慮を必要とする方は、お申込書にその旨を申告(記入)ください。
 同意書(原本)
 パスポートコピー(写真とパスポート番号が記載されているページ)

チームリーダーは、上記の書類をハビタット・ジャパンへ送付してください。参加申込書
(エクセルファイル)はメールで、同意書(原本)とパスポートコピーは特段の指定がない限
り、下記の住所へ郵送してください。
〒162-0843
東京都新宿区市谷田町 2-7-15 近代科学社ビル3階
ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン
(担当コーディネーターの氏名)宛
※リーダーは必ず控えとして書類一式のコピーをとり、保管しておいてください(書類の一部
GV プログラム期間中も携行していただくことになります)。
11
8.渡航の準備
1. 査証(ビザ)の取得
各国査証(ビザ)申請のためには、パスポートが必要となります。詳細については、在日各国
大使館/領事館かお取引のある旅行会社にお問い合わせください。在日各国大使館のウェブ
サイトでも査証(ビザ)取得の情報を得ることができます。
各国大使館データベース:
http://www.mofa.go.jp/mofaj/link/embassy/(日本語)
http://www.helplinedatabase.com/embassy-database/(英語)
http://www.embassy-avenue.jp/index-e.htm(英語)
2. 留意点
天候
現地の天候を調べて準備をするようにしてください。
文化
受入国の文化について調べ、理解を深めておいてください。そうすることによって現地の
人々とよりよい関係を築くことができます。また現地では日本について聞かれる機会も多く
ありますので、英語や現地の言葉で説明できるようにしておくことをお勧めします。
言語
英語だけでなく、現地の言葉を覚えていくようにしてください。また現地ではリーダーだけ
ではなくメンバーも英語で簡単なスピーチを求められることもありますので、準備をしていく
ことをお勧めします。
食事
現地ではその土地の方と同じ食事をしていただきます。アレルギーなどをお持ちの方は必
ず参加申込書にその旨を記入してください。
海外旅行保険
GV プログラム期間中の病気や怪我はハビタット指定の保険でカバーできますが、荷物の
盗難や航空機の遅延による損害は対象外です。海外旅行保険に加入されることを強くお
勧めします。
健康管理
出発までに万全な健康状態になるよう体調管理に努めてください。
※身体に障害をお持ちの方、健康を害している方、妊娠中の方など、GV プログラム期間
中に特別な配慮を必要とする方は、お申込書にその旨を申告(記入)ください。
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3. 家族にお渡しいただきたいもの
フライトスケジュール、現地での日程表、ホスティングコーディネーターやホテルの連絡先、
ハビタット・ジャパン事務局とハビタット・ジャパンの担当コーディネーターの連絡先、チーム内
の緊急連絡網は、必ず渡航前にご家族にお渡しください。
4. 現地へ持っていくもの(パッキングリスト)
現金
化粧品類、洗面用具など
現金、クレジットカード、海外で使える ATM カードな
◊
日焼け止めローション(SPF 30 以上)
ど、いくつかの手段を用意していかれることをお勧め
*強い日差しに対処するために、ボランティアの
します。なお換金した際の控えは保管するようにしてく
皆さんには、それぞれ充分な日焼け止めローシ
ださい。
ョンを持参し、また使用されることをお勧めしま
ハンドブックと必要書類
す。
このハンドブックとともに、パスポートコピーをご持参く
◊
バスタオルとフェイスタオル
ださい。
◊
石鹸、シャンプー、歯磨きセット
◊
虫・蚊除けスプレー
◊
除菌用アルコールスプレー・ウエットティッシュ
◊
トイレットペーパー
衣料品
ワークサイトにおいて:
◊
◊
爪先の閉じている丈夫な靴
サンダルや爪先の開いている靴は重い物が落
医薬品
下した時に危険ですので、避けてください。
◊
動きやすい服装:
*持病などで服用が必要な薬は余分に携行し、処
Tシャツ/シャツ, 丈夫な長ズボン
*すり傷、切り傷、かすり傷、および日焼けな
どを避けるため、半ズボンはお勧めしませ
ん。
◊
厚手の綿ソックス
◊
日差しから顔を守るための広いつばの帽子
◊
丈夫なワーク用手袋(軍手など)
◊
レインコート
方箋のコピーもお持ちください。
◊
絆創膏などが入った簡易な救急セット
◊
脱水症を防ぐためのソルトタブレット、食塩、
もしくはポカリスエットなどの粉末(多量の汗
をかくと水分とともに塩分が失われます)
◊ 眼鏡、コンタクトレンズのスペア
持参すると役立つ持ち物
◊
折りたたみ傘
公式の場(教会や寺院など)に行く可能性もあり
◊
サングラス
ますので、男性はカジュアルなシャツと長ズボ
◊
カメラ
ン、女性はワンピース、ブラウスとスカート/長ズ
◊
懐中電灯と電池
ボンを用意して下さい。肌が露わになるような衣
◊
目覚まし時計
その他の衣料品に関する提案
◊
常備薬(下痢止め、胃腸薬など)
服は避けて下さい。
◊
水筒
◊
水着
◊
電圧変換機とアダプター
◊
旅行、観光用の履き易い靴、サンダル、またシャ
◊
家族の写真
◊
楽器
◊
スケッチブックと絵の具やクレヨン
◊
辞書
ワー、ビーチ用のゴム草履
◊
トレーナーまたはセーター(空港やホテル、バス
などは冷房が効いて寒いことがあります。)
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9.建築作業の安全性について
GV プログラムでは建築技術の有無に関わらず、誰でも建築活動に参加していただけます。
セメントをこねたり、流し込んだり、あるいは砂を運ぶなど、あなたにできる仕事が必ずあります。
建築現場では、スタッフの指示に必ず従い行動してください。それにより、作業する全ての人
たちの安全を確保することができます。
建築現場での規則、現場作業手順を含む説明は、初日の作業開始前に行われます。建築
現場であるかないかに関わらず、GV プログラムの全日程に適用される安全についてのガイド
ラインは以下の通りです。

まず考えてから、作業に取りかかる。

失敗や怪我を防ぐために、仕事に集中する。

救急箱がどこにあるのか、何が入っているのかを事前に確認しておく。

最も近い病院、医療センターの場所を確認しておく。

過度に疲れてしまう前に、休憩をとる。

日焼け止めで皮膚を守り、紫外線を防ぐ服装で作業する。

脱水症状を防ぐために、十分な水分補給をする。

電動機具、工具、はしご、足場などを、毎朝、作業前に点検する。

安全性に問題のある状況、事故などはすぐに現場スタッフに報告する。

毎日作業終了時に、使用した道具、工具などを元の場所に戻す。

翌日の作業に備えて、心と体に十分なエネルギーを補給するため、十分な睡眠をとる。

怪我や事故、体調不良などの場合は、直ちにチームリーダーへ報告する。
14
10.現地での諸注意
ハビタットでボランティア活動をする間、文化や宗教、経済的な背景の異なった人々と共に
活動することになります。少し例を挙げるだけでも、食べ物、宿泊場所、言語などで数々の新し
い経験をすることになります。このような様々な違いが自分に合っていると思えることもあるでし
ょうし、イライラしてしまうこともあるでしょう。このセクションでは旅の支度に必要な心構えについ
て考えたいと思います。
不満やトラブルへの対処
不満やトラブルはその場で話し合い、解決するようにしてください。日本に帰ってきてから
ハビタット・ジャパンの担当コーディネーターに不満をぶつけるのでは遅すぎます。不満や
トラブルは言葉の問題から生じる誤解が原因であることがほとんどです。
建築サイトと宿泊先の環境
日本とは異なった住環境に備えておいてください。とくに現地のトイレは大変簡素なもの
で、トイレットペーパーがないところも多くあります。皆さんにとって不満足なことでも、受け
入れ側は最善を尽くしています。多少の不便を覚悟してご参加ください。
建築作業中のチームワーク
お互いのリズムに慣れ、建築作業が軌道に乗り出すまでには多少時間が必要です。言
葉や習慣、価値観などが異なる人々が集まるわけですから、自分の考えを押し付けること
は避けて下さい。また体力にも個人差がありますので、お互いに気を配るようにしてくださ
い。
贈り物
活動している中で、その地域と人々に対して貢献をしたいと思う気持ちが強くなるかもし
れません。その結果、過去にも個々の家族に直接贈り物をしたチームがありました。善意
でなされたことですが、このような行為はハビタットの GV プログラムの目的に反してしまい
ます。
ハビタットは、依存体質から抜け出せるように支援を行っています。しかしながら、個人
的に個々の家族に贈り物をすることで依存する体質を作ってしまう可能性があります。贈り
物をするならば、コミュニティの人すべてが享受できるようにすべきだと考えています。そう
することによって、どの家族も同等であるというメッセージを送ることができます。贈り物の例
としては、コミュニティセンターへ本を寄贈する、バスケットボールや遊び場の遊具を寄贈
するなどが挙げられます。コミュニティへの支援内容については、まずホスティングコーデ
ィネーターとハビタット・ジャパンの担当コーディネーターに相談してください。
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自立のための贈り物
アフィリエートは、活動拠点の町や地方から貧困住居をなくすという明確な使命をもって
支援にあたっています。その活動資金は、企業や GV プログラムの参加費の中に含まれる
寄付から得ています。家を必要とするより多くの家族に支援の手を差し伸べ、多くの子ども
たちがきちんとした場所で暮らせる環境を作るためにも、皆さんの参加が一番の贈り物に
なるのです。また、建築活動を行う上で、建築道具の寄付も歓迎されます。
コミュニケーション
現地では、行き過ぎた愛情表現を控え、現地の文化に敬意を払いましょう。自身にとっ
て当たり前でも、異文化の中では不快だと思われることもあるということを常に心に留めて
おきましょう。また、相手の言うことを理解しないまま生半可な返事をすることは避けてくだ
さい。トラブルの原因になります。
振り返り
一日の始まりや終わりには全員が集まり、振り返りの時間をもつようにしてください。
所有物を大事にする
GV プログラムの参加者はコミュニティやアフィリエートの所有物を大切に使用してくださ
い。参加者の皆さんは、自分たちが使うものはすべてコミュニティやアフィリエートの資産で
あるということを意識してください。滞在場所や建築サイトでは整理整頓を心掛け、使った
ものは元の場所にもどしてください。
安全
建築活動以外の時間に行動する際は周りの安全状況を考慮してください。1人で出か
けたりせず、常に 2 人以上のグループで行動し、リーダーに行き先を知らせてください。周
囲の環境についてはホスティングコーディネーターに相談してください。
【大雨・台風が近づいてきたら 】

テレビやラジオで、台風情報や防災上の注意事項をよく聞くようにしましょう。

外出は出来るだけ控えるようにしましょう。

停電などに備えて、懐中電灯やラジオをあらかじめ手元に用意しておきましょう。

ベランダにある物干し竿など飛散の危険が高いものは、室内に取り込みましょう。

がけ地付近は、大雨が続くと地盤がゆるみ、がけ崩れの起こるおそれがありますので、
近づかないようにしましょう。

川沿いに滞在している人は、川の増水に注意しましょう。
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その他

いつでもどこでも、自分の持ち物から目を離さないようにし、特にバスや交通機関や公共
の場ではスリに注意してください。

ハビタットは GV プログラムでの経験があなたにとって意義あるものになることを願っていま
す。家族や保護者、友人と連絡を取り合い、心配をかけないよう配慮してください。

不測の事態が発生した際は、チームリーダーとホスティングコーディネーターの指示に従
って行動してください。
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11.GV 医療保険
GVプログラムに参加される方は全員、ハビタット指定の保険 (Ace America Insurance
Company)に加入して頂きます。この加入必須保険は、GVプログラム期間中に起こりえるケガ
や病気に備えるものであり、参加者1人につき1日\600×旅行日数の合計分を保険料としてハ
ビタット・ジャパンにお支払いいただきます。
(注): GVプログラムに参加する上で発生し得るケガや病気を最低限カバーする保険であり、
盗難や航空機遅延等はカバーされません。各個人でも、一般の海外旅行保険に加入し、渡
航されることを強くお勧めします。

保険補償期間
保険加入期間は、現地でのレクリエーションプログラム(R&R)を含む、ハビタットが手配した
GV プログラムの実施期間となります。ただし、単独で他のメンバーよりも長く現地に残る方の滞
在や GV プログラム終了後にチームが独自で滞在を延長しレクリエーションを行う期間などは、
当保険ではカバーされませんのでご了承ください。チームの GV プログラム実施期間につきま
しては、各チームリーダーを通じてハビタット・ジャパンの担当コーディネーターにお問い合わ
せください。

保険料のお支払い方法
チームメンバーは、チームリーダーに保険料をお支払いください。チームリーダーは、チー
ムの保険料の合計金額をハビタット・ジャパンへ振り込んでいただきます。

保険の補償範囲
傷害死亡および切断
傷害後遺障害
傷害・疾病治療費用(事故による歯科治療も含む)
応急障害・疾病治療費用※1
緊急医療搬送費用
死体搬送費用
救援費用※2
緊急時救援費用(政情不安など)
$ 250,000 (上限)
$ 250,000 (上限)
$ 250,000 (上限)
$ 50,000
実費支給
実費支給
$ 100/日(上限 5 日)
$100,000 (上限)
※1. 応急障害・疾病治療費用:保険適応期間以前となる旅行出発前にかかった、もしくは症状が表れていたケガ
や病気(既往症または持病)のために要した治療費用のこと。
※2. 被保険者がケガ/病気の治療により帰国できない際、同伴者 1 名まで 5 日を上限に支給される費用のこと。
※3. 以下のような原因により生じた損害は本保険の補償の対象外となります。

被保険者の故意によるケガ、正気時の自殺、または自殺未遂、妊娠、出産または流産、飛行機への乗
機中、操縦中または操縦訓練中、機内での勤務中に発生した事故。処方薬以外の服薬または飲酒の影響で長引
いたケガ・病気。犯罪を強行または試行した際に発生したケガ・病気。

免許が不要、もしくは公道での使用が禁止されているオフロードバイクによる怪我、スキューバダイビング、ジ
ェットスキー、山岳ガイドが必要な険しい登山、スカイダイビング、アマチュアドライビングレース、バンジージャンプ、
洞窟探検、ラフティング、サーフィン、パラセーリングなど、その他危険を伴うスポーツ。
18

アシスタンスサービス
Ace Insurance では、Europ Assistance USA が渡航中の医療を含むアシスタントサービスを
提供しています。 本アシスタンスサービスは休日祝日を問わず毎日 24 時間ご利用いただけ
ます。必要に応じてご活用ください。アシスタンスサービスの詳細は次のとおりです。



最寄りの最適な病院、クリニック等の紹介、入院中における医療サービスのモニタリン
グを含む医療アシスタンスサービス
旅行前の医療情報提供、旅行中における救急医療、大使館や領事館の情報、書類
紛失時におけるサポート、緊急時の情報伝達・資金貸与、弁護士の紹介、通訳者の
紹介、保険金請求に関する補助などのアシスタントサービス
緊急時の旅行同伴者を含む出国手続きのアシスタントサービス、有事用ホットライン、
世界情勢や感染症などの危険情報のモニタリング、有事の際に被保険者の安全確
保を行うアシスタントサービス
※アシスタントサービスで提供されるすべてのサービスが保険の補償対象であるとは限りません。また、保険の補償
範囲を超えるサービスを受けた場合、費用が発生することもあります。また医療機関の紹介やその他のサービスは
Europ Assistance USA により提供されるものになりますが、提供された医療機関やそのサービスにおける質を補償
することはできかねますのでご了承ください。
◆◇◆ アシスタンスサービス専用ダイアル ◆◇◆
コレクトコールで 1-202-659-7803
Policy Number(保険契約番号): ADD N10784177
こんな時にお電話ください・・・
渡航中、以下の状況に当てはまった場合は Europ Assistance USA にお電話してください。






病院やクリニックなど医療機関をお探しの際
ケガや病気で入院した際
避難を必要とする際
医療費の支払いを補償する必要がある際
渡航先でコミュニケーションによる問題が発生した際
政治的または軍事的な出来事により身の安全が確保できない際
なお、Europ Assistance USA にお電話する際は、以下の情報を事前にご確認ください。






電話する方の名前、携帯番号、ファックス番号
被保険者名、年齢、性別、保険契約番号 (ADDN10784177)
被保険者の状態
受診されている医療機関の名称、場所、電話番号
担当医の名前、電話番号、いつ、どのようにその医師と連絡がとれるのか
被保険者が事故に遭遇した場合、医療保険情報など含む保険情報
19
12.怪我・病気の対応
参加者が怪我をした、または病気になった
本人やその他の者がチームリーダー、および現場責任者に即時に報告
小さな怪我・病気
大きな怪我・病気
現場にて処置
1.
現場責任者および/またはチームリーダーが怪我・病
気を記録し、互いに報告
2.
体調が回復しなかったり、怪我の状態がひどくなった
りした場合は、医療サービス(Europ Assistance)に連
絡する。または、大きな怪我/病気の場合の手順に従
って対応する。
3.
4.
現場責任者または/およびチームリーダーが怪
我人/病人を病院に連れて行く。必要であれば、
救急車を呼ぶ。
参加者の「緊急連絡先」を病院に持参する。未
成年者が病院に 行く場合は、 「治療許可書」
(Parental Authorization for Treatment of a Minor
Child)のコピーも持参する。
未成年者の場合は、「治療許可書」に明記され
ている責任者も病院に同行する。
同時に、医療サービス(Europ Assistance)に連
絡する。
現場責任者または/およびチームリーダーが、治療を
行う現地医師に怪我/病気の原因などを説明する。
1.
2.
3.
チームリーダーが怪我人/病人の緊急連絡先に
連絡し、怪我/病気の状況と現地医師や医療サ
ービスからの説明を伝える。
チームリーダーがホスティングコーディネーター
および/またはナショナル・オフィス、ハビタット・
ジャパンの担当コーディネーターに連絡する。
もしくは、ホスティングコーディネーターがナショ
ナル・オフィスおよび/またはハビタット・ジャパン
の担当コーディネーターに報告する。
説明を受けた通りの治療を行う。必要であれば、医療
搬送を行う。
深刻な怪我/病気の場合には、アジア太平洋エリアオ
フィスに報告する。
1.
2.
1.
2.
20
チームリーダーは引き続き、緊急連絡先やナシ
ョナル・オフィス、受入国/ハビタット・ジャパンコ
ーディネーターと連絡をとりあう。
ホスティングコーディネーターは、引き続きナショ
ナル・オフィスと連絡をとりあう。
現場責任者および/またはチームリーダーは、怪
我・病気の状況を記録し、互いに報告する。
帰国後、保険請求用紙に必要事項を記入、診
断書と領収書を添付の上、ハビタット・ジャパン
に提出。ハビタット・ジャパン事務局長の署名を
得て、書類一式が返送され次第、保険会社にメ
ールにて提出、保険金請求申請を行う。

保険請求手続き(ケガ/病気の発生から保険金受け取りまで)
1.
帰国後、保険金請求者は下記の保険請求用紙 (p.24-25 ACCIDEN CLAIM FORM)に必
要事項を記入し、ハビタット・ジャパンに記入済み請求用紙を郵送にて提出。ハビタット・ジャ
パンで内容確認後、事務局長の署名済み請求用紙を保険金請求者に返送。
2.
ハビタット・ジャパン事務局長の署名済み請求用紙と、その診断書及び領収書をスキャンの
上、メールにて ACE Insurance の保険金請求担当窓口<[email protected]>に提出。
CC に必ずハビタット・ジャパンのコーディネーター、GV アカウント<[email protected]>,AP 担
当者<[email protected]> を含めること。
※請求用紙、診断書及び領収書の原本は、保険金請求が完了するまで保管しておくこと。
3.
請求内容の審査後、ACE American Insurance Company より保険金請求者へ支払い口座の
確認が行われたのち、指定口座に請求金額が振り込まれる。
ご注意:保険の請求金額が少額と思われる場合や、診察の結果が深刻なものでない場合、その時それ以上の医療処
置が必要ないと診断された場合でも、後に有効な保険金請求ができるように全ての手続きをすませることをお勧めしま
す。
保険請求用紙 郵送先: ACE American Insurance Company
A & H Claims
P.O.Box 5124
Scranton, PA. 18505-0556
ACCIDENT CLAIM FORM(保険金請求用紙)
請求用紙の日本語訳になります。日本語訳を参照しながら、p24-25 を出力の上、必要事項をご記入ください。
ACE American Insurance Company
送付先:
PROOF OF LOSS(損害証明)
ACE American Insurance Company
団体名: Habitat for Humanity International
A & H Claims
P.O. Box 5124
Scranton, PA.
Policy Number: ADDN10784177
18505-0556
(契約番号)
ACCIDENT CLAIM FORM(保険給付金請求用紙)日本語訳 & 記入例
お問い合わせ:無料通話 ACE North American Claims: 1-855-4344-223
手続き方法:
1). セクション A を漏れなく記入していただくか、保険契約者指定の代表者に記入していただいてください。
2). セクション B は保険金請求者によって記入、署名、日付の記載が必要となります。ただし、保険金請求者が未成年者の場合は、
保険金請求者の親もしくは保護者が代理で申請を行ってください。
3). 保険金請求者の名前、病状(診断)と治療の詳細、治療日、治療内訳の明細を領収書として添付。
21
「保険請求手続き(P.21)
」に従い必要書類を<[email protected]>にメール提出ください。
この請求用紙の提出、または受理が、我社によるいかなる責任の引き受けまた同意として解釈されてはならない。
セクション A‐保険契約代表者によって本請求書の内容が精査され、署名されなければならない。
NAME and/or LOCATION OF GROUP/SCHOOL. 団体/学校の名前/住所
CLAIMANT’S FULL NAME (Please Print Clearly or
Type)病気/怪我をしたかたの氏名(活字体またはタイ
プ)
SOCIAL
SECURITY
NO.
(If
Available)
納税者番号(あれば)
NATURE OF INJURY OR ILLNESS. (Describe Fully,
Including Which Part Of Body Was Injured.) 怪我または病
気の症状。(怪我、疾病の部位を詳細に記述してください。)
NAME OF ACTIVITY 活動名
NAME OF SUPERVISOR/TEAM
LEADER 監督者/チームリーダーの氏
名
DESCRIBE HOW, WHEN AND WHERE ACCIDENT OCCURRED (Date And
Time.)
病気、怪我がどのように、いつ、どこで起きたかの説明。(日付と時間)
DATE LAST WORKED 作業を休止した日付
POLICYHOLDER REPRESENTATIVE (Please Print Or
Type) 保険契約者代表/代理人名(活字体またはタイプ)
Hideki Nakagawa
DATE OF BIRTH
(M/D/Y) 生年月日
DATE RETURNED TO WORK 作業を再開した日付
TITLE 役職
DAYTIME TELEPHONE NUMBER
National Director of
Habitat for Humanity
Japan
81-3-6459-2070
SIGNATURE OF POLICYHOLDER REPRESENTATIVE 保険契約者の署名
日中の電話番号
DATE 日付
セクション B – 記入必須
LIST NAME, ADDRESS, AND PHONE # OF OTHER INSURANCE COMPANIES UNDER WHICH
CLAIMANT IS INSURED 請求者が加入している他の保険会社の名前、住所、および電話番号
POLICY #/ACCOUNT #
保険契約者番号
IF CLAIMANT IS A MINOR, NAME OF CLAIMANT’S GUARDIAN/RELATIONSHIP TO CLAIMANT
請求者が未成年の場合、親権者の名前、請求者との関係
ADDRESS OF CLAMANT(If Claimant Is A Minor, Name And Address Of Claimant’s
Guardian) 請求者の住所(請求者が未成年の場合、親権者の名前と住所)
GUARDIAN’S SOCIAL
親権者の納税者番号
SECURITY
NAME/ADDRESS/TELEPHONE # OF EMPLOYER (If Claimant Is A Minor, Guardian’s
Employer)保険金請求者の雇用者の名前、住所、電話番号(保険金請求者が未成年の場合は親
権者の雇用者の名前、住所、電話番号)
EMPLOYER’S DAYTIME TELEPHONE #
雇用者の日中の電話番号
(
)
NUMBER
下記に署名することによって、私は上記の情報が私の知識と信念の及ぶ限り、真実で正しいことをここに証明します。
AUTHORIZATION and ASSIGNMENT OF BENEFITS 給付金の承認と譲渡
私、署名者は、私のいかなる病院あるいは他の医療施設、内科医、他の医療専門家、薬剤師、保険支援団体、政府機関、グループ保険
契約者、保険会社、協会、雇用者または福利厚生計画管理者が、その死、怪我、病気、損失が請求の基礎となる人の、いかなる怪我、
病気に関しての全ての情報、病歴、いかなる相談、処方箋、受けた治療、またその人の精神病に関する情報やアルコール、薬物使用状
況を含む、病院、医療記録のコピーを上記に特定されている保険証券番号の下、給付金の適正を決定するために上記の保険会社または
その代理店に提供することを認めます。 私は、保険契約者、雇用者あるいは福利厚生計画管理者が上記の保険会社に財務、雇用関連
の情報を提供することを認めます。 私は、この承諾書が上記に特定された保険契約期間において有効であり、この承諾書のコピーが、
原書と同じく有効であることを認めます。
22
私は、この承認書のコピーが、原書と同じく有効であるとみなすことに同意します。
私は私または私が承認した代理人がこの承認書のコピーを請求できることを理解します。
私は、私の意思で、保険会社に書面で通知することにより、私または承認された代表者がいつでもこの承認書を取り消すこと
ができることを理解します
Signature of Insured or Authorized Representative
被保険者または代理人の署名
Dated 日付
Address: 住所
不正行為警告:
特定の州はすべての請求書類に州が命じる不正行為言語を含むよう要求しています、一方他の州は一般的に定義されている不正行為を
用いています。ACE USA Accident &Health は、その標準不正行為ステートメントとしてコロンビア特別区によって規定された不正行
為警告言語を採用しました。特に明記のない限り、下記のステートメントはすべての請求用紙、申込書、登録用紙に含まれているもの
とします。
コロンビア特別区の総括的な警告:
保険業者に、保険業者あるいは他の人からの詐取目的で、誤りや誤解を招きやすい情報を提供することは犯罪です。
罰は禁固刑または罰金刑を含みます。
さらに、請求に実質的に関連する虚偽の情報が申込者によって提供された場合、保険業者は保険給付を拒否してもよい。
23
ACE American Insurance Company
Mail to:
PROOF OF LOSS
ACE American Insurance Company
Name of Group: Habitat for Humanity International
A & H Claims
P.O. Box 5124
Scranton, PA.
Policy Number: ADDN10784177
18505-0556
ACCIDENT CLAIM FORM
For questions Toll Free Number: ACE North American Claims: 1-855-4344-223
1). You must have SECTION A fully completed or reviewed by a designated representative of the Policyholder.
2). SECTION B is to be completed, signed and dated by the claimant or parent/guardian of claimant, if claimant
is a minor.
3). Attach itemized bills for all medical expenses being claimed including the claimant’s name, condition being
treated (diagnosis), description of services, date of service(s) and the charge made for each service.
PLEASE E-MAIL NECESSARY DOCUMENTS TO ACE INSURANCE <[email protected]>
The furnishing of this form, or its acceptance by the Company, must not be construed as an admission of any
liability on the Company, nor a waiver of any of the conditions of the insurance contract.
SECTION A – MUST BE REVIEWED AND SIGNED BY A DESIGNATED REPRESENTATIVE OF THE POLICYHOLDER
NAME and/or LOCATION OF GROUP/SCHOOL.
CLAIMANT’S FULL NAME (Please Print Clearly or
Type)
SOCIAL
SECURITY
NO. (If Available)
NATURE OF INJURY OR ILLNESS. (Describe Fully,
Including Which Part Of Body Was Injured.)
NAME OF ACTIVITY
DATE OF BIRTH
(M/D/Y)
DESCRIBE HOW, WHEN AND WHERE ACCIDENT OCCURRED (Date And
Time.)
DATE LAST WORKED
POLICYHOLDER REPRESENTATIVE (Please Print Or
Type)
Hideki Nakagawa
NAME OF SUPERVISOR/TEAM
LEADER
DATE RETURNED TO WORK
TITLE
DAYTIME TELEPHONE NUMBER
National Director of
Habitat for Humanity
Japan
81-3-6459-2070
SIGNATURE OF POLICYHOLDER REPRESENTATIVE
DATE
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SECTION B – MUST BE COMPLETED
LIST NAME, ADDRESS, AND PHONE # OF OTHER INSURANCE COMPANIES UNDER WHICH
CLAIMANT IS INSURED
POLICY #/ACCOUNT #
IF CLAIMANT IS A MINOR, NAME OF CLAIMANT’S GUARDIAN/RELATIONSHIP TO CLAIMANT
ADDRESS OF CLAMANT(If Claimant Is A Minor, Name And Address Of Claimant’s
Guardian)
GUARDIAN’S SOCIAL SECURITY NUMBER
NAME/ADDRESS/TELEPHONE # OF EMPLOYER (If Claimant Is A Minor, Guardian’s
Employer)
EMPLOYER’S DAYTIME TELEPHONE #
(
)
BY SIGNING BELOW I HEREBY CERTIFY THAT THE ABOVE INFORMATION IS TRUE AND CORRECT TO THE BEST OF
MY KNOWLEDGE AND BELIEF
AUTHORIZATION and ASSIGNMENT OF BENEFITS
I, the undersigned authorize any hospital or other medical-care institution, physician or other medical professional,
pharmacy, Insurance support organization, governmental agency, group policyholder, Insurance company,
association, employer or benefit plan administrator to furnish to the Insurance Company named above or its
representatives, any and all information with respect to any injury or sickness suffered by, the medical history of, or
any consultation, prescription or treatment provided to, the person whose death, injury, sickness or loss is the basis
of claim and copies of all of that person’s hospital or medical records, including information relating to mental illness
and use of drugs and alcohol, to determine eligibility for benefit payments under the Policy Number identified above.
I authorize the policyholder, employer or benefit plan administrator to provide the Insurance Company named above
with financial and employment-related information. I understand that this authorization is valid for the term of
coverage of the Policy identified above and that a copy of this authorization shall be considered as valid as the
original.
I agree that a photographic copy of this Authorization shall be a valid as the original.
I understand that I or my authorized representative may request a copy of this authorization.
I understand that I or my authorized representative may revoke this authorization at any time by providing
the insurance company with written notification as to my intent to revoke.
Signature of Insured or Authorized Representative
Dated
Address:
Fraud Warning: Certain states require specific state mandated fraud language to be included on all claims forms
while other states use a generalized fraud stated. ACE USA Accident &Health has adopted the fraud warning
language prescribed by the District of Columbia as its standard fraud statement. Unless otherwise noted below this
statement shall be included on all claims forms, applications and enrollment forms.
District of Columbia Generic Warning:
It is a crime to provide false or misleading information to an insurer for the purpose of defrauding the insurer or any other person.
Penalties include imprisonment and / or fines. In addition, an insurer may deny insurance benefits if false information materially
related to a claim was provided by the applicant.
25
13.健康管理について
ハビタットは健康について助言できる資格を持っていません。また薬や予防接種をお勧め
する立場にもありません。GV プログラムへの参加者に対して、いかなる医療的な参加条件の
提示もできません。
しかし、受入国に渡航するのに必要とされる予防接種と薬に関して参加者が疑問を持つの
は当然のことです。このような疑問を解決するために、ハビタットはかかりつけの医師に相談す
るだけではなく、下記のウェブサイトで現地の状況を確認することもお勧めしています。そして
参加するにあたり、どのような医療的な予防処置をとるのかを自己責任のもと判断いただくこと
になっています。
渡航に関しての健康アドバイスが記載されているウェブサイト:

Center for Disease Control Travelers’ Health
www.cdc.gov/travel/(英語のみ)

World Health Organization(WHO)
www.who.int/ith/(英語のみ)

大阪検疫所
http://www.forth.go.jp/keneki/osaka/


東京検疫所
http://www.forth.go.jp/keneki/tokyo/
厚生労働省検疫所、海外渡航者のための感染症情報
http://www.forth.go.jp/index.html
26
健康管理に関するガイドライン例:
健康管理に関する一般的な注意事項については以下の通りです。
・ 食事をする前には念入りに手を洗うこと。手を洗える設備が限られている場合、除菌シート
などを使って消毒しましょう。
・ 生水は絶対に飲まず、スーパーやコンビニなどでミネラルウォーターを購入すること。レスト
ランで出される氷や水も煮沸されていない場合が多いので避けましょう。
・ 浄化処理がなされていない水は、バクテリアや寄生虫を殺すために5分間沸騰させること。
・ 河川で水浴びをしたり泳いだりする場合は、その水が汚染されている可能性もあるので、徹
底的に全身を洗い、切り傷など怪我をしている箇所がある場合は消毒する必要があることを
メンバーに注意すること。
・ 現地の店で買った果物や野菜は、食べる前に必ず殺菌処理された水で洗うこと。また氷は
生水を使用しているか確認すること。
・ 屋台の料理を食べる際は、充分火が通っているか、衛生的かを自己判断し、注意するこ
と。
・ 涼しく湿気のある気候では低体温症になったり、東南アジアなど多くの国は熱帯地域のた
め、常に過度の日焼けや熱中症、および日射病にかかる危険性があることに注意するこ
と。これらの症状を防ぐためにも、建築現場では日焼け止めを塗り、帽子をかぶり、バンダナ
を身につけ、重ね着をするなどして衣服を乾いた状態に保つように心がけること。また長時
間に渡っての建築現場での活動は慣れない作業であるので、意識して休憩を取ることに注
意すること。
・ 急な疲労感、吐き気、めまい、頭痛などの症状が現れた場合は、熱射病を防ぐためにも木
陰等涼しい場所に移動し、水で濡らしたタオルで全身を拭き体温を 39℃まで下げる(下
げすぎはよくない)こと。また、塩分のある水を大量に摂取すること。自覚がないまま高熱
(40-41℃)になると、意識がなくなる事もあるので注意すること。
・ 充分な水分を取ること。充分な水をとらないといったことから生じる脱水症状が最もかかりや
すい症状である。脱水症状は疲労感、活力の欠如、頭痛、めまい、排尿の少なさ、色の混
じった排尿、発汗の少なさ、そして時には胃痙攣といった症状がでる。治療としては日陰で
休み、水分補給(塩分補給)することである。
・ 小動物は、ダニや蚤などの寄生虫がついている場合があるので、むやみに触らないこと。
野犬や野生動物に噛まれた場合、狂犬病になる可能性があるので近づかないように注意
すること。
・
虫よけ、蚊よけスプレーなどで、蚊などの害虫に刺されないよう注意すること。必要であれ
ば、長袖を着用して作業にあたること。
27
14.渡航先の情勢について
次に挙げる渡航先の情勢に関する情報源を定期的に確認することをお勧めします。これら
の情報は、常に変更される可能性があります。GV プログラム含め、いかなる海外旅行にも危
険はつきものです。 GV プログラム参加者は、危険が起こる可能性を頭にいれ、渡航前、また
渡航時に必要な判断をくだすことが求められています。ハビタット・ジャパンでは、米国が渡航
勧告を発令したいかなる国にも GV チームを派遣しません。
1: 政府系ウェブサイト:
外務省海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp/
アメリカ国務省 http://www.state.gov/travel/
イギリスおよび海外連邦事務所 http://www.fco.gov.uk/en/travel-and-living-abroad/
オーストラリア外務貿易省 http://www.dfat.gov.au/
カナダ外務国際貿易省 http://www.voyage.gc.ca/countries_pays/menu-eng.asp
ニュージーランド外務貿易省 www.mft.govt.nz/travel/
2: 旅行に関してのアドバイス:
下記のウェブサイトでは、一般的な旅行に関するアドバイスや情報を得ることができます。
(日本語サイト)
地球の歩き方:
http://www.arukikata.co.jp/
旅さき情報:
http://www.tabifan.com/
(英語サイト)
Intrepid Travel:
Lonely Planet
www.intrepidtravel.com
:
www.lonelyplanet.com
Fodor’s Travel Online:
www.fodors.com/
Travel Advice:
www.travel-advice.net/
Frommers Travel Guide:
www.frommers.com/
National Geographic:
www.nationalgeographic.com/
Center for Disease Control: Geographic Health Recommendations
http://www.cdc.gov/travel/index.htm
CIA World Fact book: facts and figures about countries worldwide
https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/index.html
CNN Worldwide Weather Forecasts: current weather
http://weather.edition.cnn.com/weather/intl/forecast.jsp
Expeditors of Visas and Passports
http://www.traveldocs.com/
28
Travel Health Online
https://www.tripprep.com/scripts/main/default.asp
International Dialing Codes
http://www.kropla.com/dialcode.htm
The Universal Currency Converter™: check current exchange rates
http://www.xe.net/ucc
World Electric Guide: tips for traveling with electric items
http://www.kropla.com/electric.htm
29
ありがとうございました!
このオリエンテーションハンドブックを読んでいただき、ありがとうございます。ハンドブックを
読むことは、皆さんだけでなく受入国にとっても重要なことです。GV プログラムを成功させるた
めには、準備をリーダー任せにしないようにしてください。
出発前には、ご自身のご家族に対しても参加への理解と心構えが必要になります。ご家族
に対して、GV プログラム参加に際する安全面に関して理解してもらいましょう。また、緊急時
の連絡手段について知らせておきましょう。更に、なぜ皆さんが GV プログラムに参加するのか
を理解しておいていただく必要があります。それらの準備を怠ると、心配になった保護者から
の電話で、ハビタット・ジャパンのコーディネーターが真夜中に起こされることになってしまいま
す。
ハビタットは、皆さんの参加する GV プログラムが、実りあるものになることを心より願っていま
すし、皆さんが世界中のあらゆる人々と、ハビタットならではのパートナーシップを結ぶことが
できると信じています。
皆さんやこれから参加しようと考えている方のため、そして、GV プログラムが参加者にとって
もより良いプログラムとなるよう、GV プログラムについてのコメントや提案をお待ちしていま
す!
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