第二回スペイン日本語劇コンクールのご案内 2014 年 6 月 27 日に第一回スペイン日本語劇コンクールが行われてから早二年が経と うとしています。今回は APJE(スペイン日本語教師会)の主催で、一人でも多くの学 習者、教師が参加し、学習者同士の交流が深められるように、門戸を広げたコンクー ルを企画しています。 研修会で先生方が考えたコンクールのテーマは「~を目指して」。さまざまな目的を 持った人たちが、時にはおかしく、時には優しく、自分たちの学んでいる「日本語」 を通して、人間模様を表現していきます。「どこを」「だれを」「何を」目指すので しょうか。きっと、また素敵な劇に出会えることでしょう。 今回のコンクールは、指導教師が APJE 会員であれば、誰でも参加できます。以下に、 【予選、本選の日程】【本選出場枠】【予選応募要項】をまとめましたので、ご覧く ださい。[email protected] にご連絡ください。 第二回スペイン日本語劇コンクール実行委員長 【予選、本選の日程】 ・予選応募期間 ・予選会(ビデオ審査) ・選考結果発表 ・本選(マドリードで実演) 【本選出場枠】 Galicia Madrid Cataluña e Islas Baleares Castilla y León Levante Andalucía その他の地域 2016 2016 2016 2016 鈴木裕子 年 4 月 1 日~5 月 20 日(必着) 年 5 月 27 日(金) 年 5 月 30 日(月)メールで知らせる 年 6 月 24 日(金) 1枠 2枠 1枠 1枠 1枠 1枠 1枠 ・応募者がない地域があったときには、他地域の2番手を繰り上げ参加とする。 ・マドリード以外の本選出場者の交通費、宿泊費は主催者側が負担する。 ・本選参加者全員に賞品、賞状が授与される。 【予選応募要項】 *テーマ「~を目指して」 *課題 ①誰かが何か、どこか、誰かを目指している。 ②周囲の人がそれに対していろいろ反応する。※問題を抱えているシリアス な場面を作る。 *上演時間 ・10 分(超過した場合は、減点の対象となる。) *チーム人数、参加者の条件 ・3~5 名(脚本、演出を含む) ・機関や個人レッスンの元学習者(OB)でも可能。 ・未成年者も可。(14 歳以上) ・日本語のレベルは A1 から可能。日本語学習者限定。 ・参加者は複数の劇には応募できない。 ・応募は、一機関に一つのグループのみ。 *指導教師の条件 ・指導教師は APJE 会員であること。 ・応募時の指導教師は代表者一人。(複数教師の指導は可) *脚本制作 ・脚本は学習者たちが日本語で書く。(オリジナル作品) ・指導教師は、文法、表現の間違い(日本語として通じないような間 違い)は訂正できるが、学習者の書いたオリジナル性を尊重すること。 *予選のビデオ撮影の方法 ・第 1 回の youtube のビデオ http://apje.es/index.php/es/eventosmenu?idEvent=58 を見て、アングル固定で撮影。 ズームなどのカメラワークを入れない。 ・少数でいいので観客の前で演じているところを撮影する。 *ビデオ映像の送り方 ・DVD または USB で郵送。(DVD、USB の返却はしない。) ・ファイル形式 AVI, mov, mp4 のいずれかで送る。 *予選応募期間 ・2016 年 4 月 1 日~5 月 20 日(必着) *応募先 ・国際交流基金マドリード日本文化センター(住所は変更の可能性大) ビデオ映像の送り先は、国際交流基金マドリード日本文化センターです。2016 年に 住所移転の可能性が大きいので、2016 年 3 月初旬にもう一度、正式な送り先などを載 せた【応募要項】を APJE メーリングリストでリマインドします。 【審査基準】 第一回コンクールの審査基準表を添付しますので、演劇指導の参考にしてください。 審査基準 審査は下記の 4 つの項目で評価をお願いします。評価の仕方としては、各評価項目に おいて「満足」が得られた状態を「4 点」とし、この点数を基準とします。例えば、 感銘・感動を受けた場合は最高点「5 点」をご記入下さい。また「満足」が得られな かった場合は、その程度により「4 点」から減点していきます。 脚本の良さ 劇の脚本から受ける印象から判断し、劇の話の構成力、内容、テンポの良さなどから 評価します。 日本語の聞き取りやすさ 役柄やシチュエーションに適した台詞かどうかを評価します。劇中の台詞を聞いたと きに、まったく違和感を感じなかった場合を「4 点」とし、更に「上手い!」と思え る表現があった場合は「5 点」に加点します。台詞を聞いた時に「妙だ」「おかしい」 と思うものがあれば、その程度により「4 点」から減点します。 この評価項目は、「日本語」の言語的表現に重点を置く目的により、ご記入いただい た評価点は、評価合計の段階で「2 倍の点数」で加算されます。(例:評価点は「4 点」→ 評価の合計に反映される点数は「8 点」) 演技力 名俳優たちなのか、はたまた大根役者たちなのか、を評価していただきます。 間の取り方、表情、仕草、声の大きさを変えるなどのテクニックを用い、どれだけ役 柄を表現できているかで点数を決めます。名俳優たちなら「5 点」、大根役者たちな ら「1 点」としてご判断下さい。 その他 その他の演出を評価します。小道具の利用、衣装、効果音、音楽などの演出により、 劇がどれだけ盛り上げられているかによって評価点をつけます。 またチームワークの良さも評価の対象になります。(例えば、台詞を忘れるなどの失 敗があったときのアドリブ、チーム全体で劇を作り上げているという姿勢、など) 【日本語劇 評価表】 演技グループ: 劇のタイトル: 「 を目指して」 評価点の付け方 5 点 非常に素晴らしい 4 点 満足 3 点 ほぼ満足。気になる部分が少しあった/少し力不足だと思う 2 点 気になる部分がところどころにあった/力不足の点がところどころに見られた 1 点 気になる部分がかなりあった/かなり力不足だと思う 評価項目 内容 評価 (点) 5 脚本の良さ 4 3 2 1 魅力的な脚本かどうか。 (ストーリー性、構成力、話の展開の仕方、テンポの良さ、 アイデア、内容の面白さ、など) 日本語の 聞き取りやすさ (※) 聞き取りやすく、違和感のない日本語かどうか。 演技力 いい俳優になれそうな学生が揃っているか。 その他 (言葉と言葉の間の取り方、沈黙、表情、仕草、 身振り・手振り。例えば、怒鳴る・泣き声でせりふを言う、 など) 小道具、衣装、音楽、演出効果、チームワークの良さ (役柄や場面に適した表現、言葉遣い、発音の明瞭さ、 イントネーション、声の大きさ、など) 合計 点 / 25 点 ※「日本語の聞き取りやすさ」の項目は、日本語に重点を置く目的により、ご記入いた だきました点数の 2 倍の数が合計点に反映されます。 コメント
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