2015 教育研究活動報告書 1)教育 2)研究 3)社会貢献

2015 教育研究活動報告書
氏名:篠崎雅春
所属:モチベーション行動科学部 職位:教授
学位:経営学修士 (慶應義塾大学)
【1】あなたの今年度の本学での活動を以下の項目にしたがって文章でまとめてください。
[1-1]自己評価 ①教育 ②研究 ③社会貢献 ④学内運営に沿って書いてください(1200字程度)
1)教育
今年度の担当教科は1年生については、後期のオムニバスの「行動科学」のみであった。篠崎の研究領域や社会的活動の紹
介と、それに学生が関わることによって、彼らの将来のキャリアにどう結び付くか、という視点からの授業を中心においた。また、
過去に篠崎が関わった元学生たちの活動をロールモデルとして紹介し、「自分だって、有意義な学生生活を送ればそうなれる
んだ」という大学生活におけるモチベーションアップに資する内容を中心に行った。それまで想定してなかった大学生としての
可能性を発見した学生もいた。
また、2年生については、春学期「マーケティング・リサーチ」、「マーケティングA(演習)」においては、ケースメソッドを用い、個
人で考える→グループディスカッション→個人の考えをまとめる、というサイクルで、自らの企画案をレポートにまとめるという作
業を通じ、自ら情報を収集・整理し、他人に理解できる表現する力を身に着けるよう心掛けた。教員自身はできるだけファシリ
テーターの役割を演ずることにより、アクティブラーニングの効果を高めるよう努めた。理論教育という点では不十分かもしれな
いが、出席した学生の中には「未来プロデュース」や外部の「ビジネスアイデアコンテスト」に関心を持つものも現れ、一定の効
果が見られたと思っている。
「事例で学ぶビジネス」では、学生時代に篠崎といっしょに社会活動をした若手社会人をゲスト講師に迎え、彼らが大学入学
時、活動を始めたきっかけ、成し遂げた時の意識、就職活動などのプロセスと、現在の仕事及び学生時代の勉強や活動が今
の仕事にどのように関係して役立っているか語ってもらった。特に地方の無名大学出身者が一流企業で活躍していることで、
学生たちのロールモデルともなり、モチベーションを上げる効果は大きかったと思う。また、学生たちも名刺やメールアドレスを
交換し、その後、直接講師に相談する者もいて、次の活動や就職活動につながる効果があったものと思う。
また、「フィールドワークⅡ」においては、足立区発行の「せんじゅスタイル」の企画会議に参加し、地元の行政、商店街、制作
会社と共に企画に参加し、発行まで行っている。その他、ネットテレビの番組企画・出演も行い、メディアビジネスを実践しなが
ら理論を学んでいる。
3、4年生の「経営戦略」「広告戦略」は履修者数も少なくゼミ形式で行い、「自分の職業人生に向けての戦略」をそれぞれの理
論を用いて考えさせ、レポートにまとめた。また、卒業研究は「内定先の事業提案」を自分の学生生活の活動からの問題意識
をベースに卒論作成した。
2)研究
今年度は大きな著作や学会活動はほとんどなく、学内での研究発表会程度であった。
3)社会貢献
足立区生涯学習関連施設指定管理者評価委員として2回に渡る委員会に出席し、足立区役所とのネットワークづくりをすると
ともに、足立区の活動施設を知るよい機会となった。
足立区産業振興課が主催する「学生生活応援事業検討会」の月例会に参加し、地域商店街と学生との交流の企画や仕組み
を提言し、フリーペーパー「せんじゅスタイル」の企画に学生たちが関与する機会を作った。
篠崎が指導している学生団体「Adachi Students Network」の活動が、地域社会で存在感を高め、様々な地域活動に貢献して
いる。区役所、商工会議所、NPO法人や地元企業経営者から、足立区唯一の地域活性化活動を目的とした学生団体として
「なくてはならない存在」になった。
4)学内運営
キャリアセンター教員として、学内のキャリア関係のセミナーだけでなく、学外で実施されるセミナーなどの情報提供を行い、学
生たちに就活意識を促進するよう努めた。
研究推進委員会研究推進部会教員として、「研究推進レター」の創刊、編集を行った。
[1-2]今後の目標と計画 ①教育 ②研究 ③社会貢献 ④学内運営に沿って書いてください(800字程度)
1)教育
来年度も、ケースを利用したり、グループディスカッションを授業の中心において、単にインプットするだけでなく、アウトプットし
ながら足りない点を見つけていくという授業方法を今年度同様に行いたい。また、企画書作成といった課題も、作成方法など
細かく指導するように留意したい。
特に「マーケティングA(演習)」では、「未来プロデュース」や外部のビジネスアイデアコンテスト等のコンペに応募する、という目
標を掲げたコンテンツにすることによって、学生のマーケティング企画に対するモチベーションを上げていきたい。
また、「ゼミに卒業なし」という考えのもと、卒業生も含めたネットワークを維持し、卒業生から現役学生へのアドバイスができるコ
ミュニティを作っていきたい。
2)研究
「就活は自分のマーケティング」という考え方のもとに、今までの就活支援の活動をマーケティング理論に基づいてまとめ、何ら
かの形で発表するとともに、新たにゼミ生が入ってくる段階になるので、本学での事例を含めた実績に基づいて、将来の書籍
にまとめる基盤づくりをしたい。
3)社会貢献
学生団体「Adachi Students Network」のように、学生を前面に出した社会貢献の形の基盤ができたので、今後、さらに新しいメ
ディアに参加するなど、地域社会各層を巻き込み、発展させるとともに、参画する学生が増えるような仕掛けを考えていきた
い。
4)学内運営
早期に就活意識を醸成するような仕組みをキャリアセンター担当教員として、取組を行いたい。
広報活動としては、ゼミ生を中心に有力企業に就職内定したので、4年間本学で成長した学生を前面に出した広報活動に協
力したい。
【2】社会活動(学会、研究会、法人、自治体等) 2015年度
社会活動
分類
機関名・企業等名
正会員
学会
日本商業学会
正会員
日本マーケティング学会
正会員
慶應義塾経営管理学会
役職等名
就任年月
1997.4
2000.4
1983.3
研究会
北海道ビジネスマーケティング研究会
ローカルビズカフェ研究会
代表
会員
2002.4
2012.7
自治体
足立区生涯学習関連施設指定管理者評価委員会 委員
2012.8
退任年月
学内委員
委員会
キャリアセンター
研究推進委員会
役職名
委員
委員
就任年月
2012.4
2014.4
担当授業科目
行動科学(通)、マーケティング・リサーチ(通)、事例で学ぶビジネス(通)、短期インターンシップ(通)
マーケティングA(演習)(通)、フィールドワークⅡ(通)、経営戦略(通)、広告戦略(通)、演習Ⅰ、Ⅱ(通)
卒業研究(通)、マーケティング・リサーチ(信)、広告戦略(信)モチベーション・マネジメント(信)
経営戦略(信、スクーリング)、マーケティングA(信、スクーリング)
退任年月
【3-1】著書・論文・社会活動(その他) 2015年度
分類
著書、学術論文等
の名称
著者名
単著
共著
の別
発行又は
発表年月
発行所、発行雑誌又
は発表学会等の名
称
概要
著書
学術論文
学会発表
翻訳
その他
講演
インターンシップのすすめ
産学連携
足立区学生生活応援事業
検討会
学 生 団 体 「 Adachi
Students Network 」 足立区に関わる学生イベン
ト「合同学生団体説明会」
2015.4.12 主催
( 足立 区総 合ボ ラン での講演
ティアセンターにて)
千住地域の商店街、行政、
学生の地域活性化の検討
2014.1~ 足 立 区 産 業 振 興 課
会
12 主催
足立区が発行する「せん
じゅスタイル」の企画・編集
【3-2】研究資金獲得状況 2015年度
分類
研究費名称
外部資金
学内
【3-3】受賞・表彰
受賞者名(連名も含む)
代表
機関・財団等 分担
の別
研究課題名
採択金額 (円)
名称
機関・財団等
年月日