平成23年第10回議事録

可児市農業委員会第 10 回農業委員会総会議事録
開催日時
平成 23 年 9 月 8 日
午後 1 時 30 分から 2 時 45 分
開催場所
可児市役所
出席委員
堀井 省治、 奥村 信隆、 可児 隆彦、 林
4 階第 1 会議室
渡邉 秀明、 可児 昭宏、 可児 嘉之、 上野
林
事務局長
課
長
議
第 54 号
第 55 号
第 56 号
第 57 号
第 58 号
第 59 号
議
長
事務局
議 長
事務局
宏、 村瀬 幸夫、 渡邉
伍彦、 杉本 隆久、 田中 康雄、 宮島 凱良、 可児
事務局
案
鎮男、 菱川 幸夫、 可児すみ子、 奥村 光男、
晥、 可児 博之、
勉
片桐 厚司
豊吉 常晃、係長 渡辺 岸夫、書記 山本 尚美
農地法第 3 条第 1 項の規定による農地の権利の設定及び所有権移転申請に対
する許可について
農地法第 4 条第 1 項の規定による農地転用許可申請に対する意見について
農地転用許可後の事業計画変更承認申請に対する意見について
農地法 5 条第 1 項の規定による農地の権利の設定及び移転を伴う農地転用許
可申請に対する意見について
農業経営基盤強化促進法第 18 条第 1 項の規定による農用地利用集積計画に
対する決定について
農地法第 3 条の 3 第 1 項の規定による受理について
開会に先立ち事務局からの連絡事項がありますので、説明の時間をとらせていただき
ます。
今回、議案の訂正、追加はございません。
皆さん、あらためまして、こんにちは。9 月の委員会ということで、皆様方には益々
ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平成 23 年第 10 回可児市農業委員会総会を招集しましたところ、委員各位には、公私
共に大変ご多忙の中をご参集賜りまして、誠にありがとうございます。
本日の欠席委員はなしで、只今の出席委員は 19 名、定足数に達しておりますので、こ
れより、平成 23 年第 10 回可児市農業委員会総会を開会いたします。
それでは、議事に入ります。なお、本日の日程は、お手元に配布しました議案のとお
りとなっております。
日程第 1、議事録署名委員の指名を行ないます。本日の署名委員は議長において、5 番
可児すみ子委員、6 番奥村光男委員の両名を指名します。
日程第 2、議案第 54 号「農地法第 3 条第1項の規定による農地の権利の設定及び所有
権移転申請に対する許可について」を議題といたします。それでは、事務局の説明をお
願いします。
議案第 54 号、農地法第 3 条第 1 項の規定による農地の権利の設定及び所有権移転申請
に対する許可の内容について、説明させていただきます。今月は、贈与による所有権移
転 3 件の申請があります。
受付番号1 久々利からの申請の案件は、譲渡人の二野の方と、譲受人の久々利の方
の間における贈与による所有権移転の設定の許可を求めるものです。
土地の概要は、久々利字上町、畑、102 ㎡、農振地域内の農用地外の農地の申請です。
譲渡人は、申請地が自宅から離れていることから、耕作が困難である。譲受人は隣地
で耕作しており、申請地についても実質的に耕作を行っているため贈与の話が合意し、
取得するものです。譲受後の耕作面積は 7,443 ㎡となります。
議
長
田中委員
議 長
可児(昭)委員
議 長
渡邉(晥)委員
議
長
杉本委員
事務局
渡邉(晥)委員
事務局
可児(嘉)委員
事務局
杉本委員
事務局
議
長
受付番号 2 下切からの申請の案件は、譲渡人の愛知県犬山市の方と、譲受人の下切
の方の間における贈与による所有権移転の設定の許可を求めるものです。
土地の概要は、下切字的場下外 1 筆、地目は台帳では田ですが現況は畑、面積の合計
は 227 ㎡、農振地域内の農用地外の農地の申請です。
譲渡人は、相続により申請地を取得したが、県外に居住しており、耕作することも困
難なため、譲受人が今まで耕作管理を行ってきた。譲渡人は今後も耕作する意思がない
ため、実質的に耕作している譲受人に贈与するもので、親族間の間柄になります。譲受
後の耕作面積は 3,160 ㎡となります。
受付番号 3 東帷子からの申請の案件は、譲渡人の愛知県犬山市の方と、譲受人の瀬
田の方の間における贈与による所有権移転の設定の許可を求めるものです。
土地の概要は、東帷子字堂ノ下洞外 1 筆、地目は畑、面積の合計は 227 ㎡、農振地域
内の農用地外の農地の申請です。
譲渡人は、県外に居住しており、通作して耕作することが困難になってきたため、譲
受人との間での贈与の話に合意し、取得するものです。譲受後の耕作面積は 3,662.73
㎡となります。
いずれの案件も農地法第 3 条第 2 項各号には該当しないため、許可要件のすべてを満
たしていると考えられます。以上で、説明を終わらせていただきます。
只今、事務局から説明がありましたが、現地調査の結果を地元委員から発言をお願い
します。受付番号 1、久々利お願いいたします。
受付番号 1 番について、耕作されており、農地として適正に管理されています。譲受
人は田を含め農業を真剣にやってみえる方で、所有権移転後も適正に管理されると見込
まれます。周辺は地元の方の家庭菜園ということで維持管理されており、問題ないと思
います。
ありがとうございました。続きまして受付番号 2、下切お願いいたします。
受付番号 2 番について、譲受人の父が生前、弟の譲渡人に譲渡されましたが、遠方の
ため耕作に支障があるということで、譲受人が今まで耕作しており、これからも畑とし
て耕作するということです。
ありがとうございました。続きまして受付番号 3、東帷子お願いいたします。
受付番号 3 番について、1 筆は宅地ということで隣とフラットになっています。もう 1
筆は 2 段になっており、下の段にはかぼちゃ、上の段にはお茶が植えてありますが、上
の方は藪になっており、農業用の機械が使えるような畑ではありませんが、息子さんに
贈与するということです。
只今、地元委員から発言のありました件につきまして、何かご意見、ご質問はござい
ませんか。
受付番号 3 番について、登記地目が宅地で現況が畑ということだが、3 条でいいのか。
現況で農地性があるということで、3 条で申請していただいているということになり
ます。
1 筆はフラットになっていますが、そこから上に 2mほど、さらに 2mほどの段になっ
ており、農業用機械が入れるような状態ではありません。
登記簿上は宅地ですが、農地法上で転用とか申請していただく場合、現況がどうなっ
ているか、現況重視していくことがあり、現在畑として利用されているということで、
3 条で申請いただいたということになります。
譲受人が瀬田の方ということですが、帷子まで行ってやられるのですか。放置される
ことはありませんか。
譲受人は瀬田に在住ですが、親が帷子に在住しているということで、これについては
特に問題ないと判断しています。
登記が宅地なので、住宅を建ててもいいですか。
3 条で農地として譲り受けることになるので、当然、家を建てる場合には 4 条または
5 条申請が必要になってきます。
他にご意見はございませんか。
(質問、意見なし)
ご意見も無いようですのでお諮りいたします。日程第 2、議案第 54 号、「農地法第 3
条第 1 項の規定による農地の権利の設定及び所有権移転申請に対する許可について」は、
原案のとおり許可することに、ご異議ございませんか。
(「異議なし」との声、多数あり。
)
異議ないものと認め、本案件は、原案のとおり許可することに決しました。
議 長
日程第 4、議案第 55 号、「農地法第 4 条第 1 項の規定による農地転用許可申請に対す
る意見について」を議題といたします。それでは、事務局の説明をお願いします。
議案第 55 号、農地法第 4 条第 1 項の規定による農地転用許可申請の内容について、
事務局
説明させていただきます。今月は 1 件の申請があります。
受付番号 1、下恵土からの申請の案件は、自己用住宅敷地を拡張し庭を建設する目的
のため転用許可を求めるものです。この案件はこの後審議していただきます、5 条申請
受付番号 4 と関連しています。
土地の概要は、下恵土字野林、畑、26 ㎡、用途地域内の農地で、申請地の東側は申請
者の宅地、西側は水路、南側は宅地、北側は畑と宅地となっており、許可後 12 ケ月の
計画としての申請です。
転用事由としましては、5 条受付番号 4 でこの申請地横の宅地と一体利用して、分譲
住宅 6 戸の建設を計画しており、それに伴い自己用住宅を拡張するということで、一部
分筆して庭とするため転用許可を求めるものです。
農地転用許可区分は、第 1 種住居地域の用途地域が定められているため、立地基準判
定は第 3 種農地と判断されます。
一般基準判定につきましては、隣地及び土地改良区の同意書は添付されており、雨水
排水は自然浸透、上下水道は西側市道に整備済みですが接続しない。農業用水への影響
はなしとなっていることから、特に支障になることはないと思われます。
周辺への影響には十分注意を払い施工するとともに、万一の場合は責任をもって対処
し、一切の迷惑を掛けないとなっております。以上で、説明を終わらせていただきます。
只今、事務局から説明がありましたが、現地調査の結果を地元委員から発言をお願い
議 長
します。受付番号 1、下恵土お願いいたします。
可児(勉)委員 受付番号 1 番について、周辺の状況は、問題ないと思います。
只今、地元委員から発言のありました件につきまして、何かご意見、ご質問はござい
議 長
ませんか。
(質問、意見なし)
ご意見も無いようですのでお諮りいたします。日程第 3、議案第 55 号、「農地法第 4
議 長
条第 1 項の規定による農地転用許可申請に対する意見について」は、原案のとおり県に
進達することに、ご異議ございませんか。
(「異議なし」との声、多数あり。
)
異議ないものと認め、本案件は、原案のとおり県に進達することに決しました。
議 長
日程第 4、議案第 56 号、「農地転用許可後の事業計画変更承認申請に対する意見につ
いて」を議題とします。それでは、事務局の説明をお願いします。
議案第 56 号、農地転用許可後の事業計画変更承認申請の内容について、説明させて
事務局
いただきます。今月は 2 件の申請があります。
受付番号 1、矢戸からの申請の案件は、平成 23 年 5 月 17 日付けで、5 条許可を得て
おりますが、今回は、社会福祉法人が認可されたため、所有権を医療法人から社会福祉
法人へ移転(寄付)するということで、事業者を変更するものです。現在、申請地は農
地性があるため、5 条申請も合せての申請となっておりますが、計画事態の変更ではな
く、名義人の変更のみを行うため、事業計画変更の承認を求めるものです。
農地転用許可区分及び一般基準判定につきましては、変更項目がないため割愛させて
いただきます。
受付番号 2、下恵土からの申請の案件は、平成 21 年 4 月 28 日付けで建築条件付き住
宅による建売分譲を行うことで、5 条許可を得ておりましたが、販売が不調に終わって
議
長
いたため、土地分譲に切り替えたということで、事業計画変更の承認を求めるものです。
ここについては、すでに造成されているため、5 条申請は必要なしとなっております。
農地転用許可区分及び一般基準判定につきましては、変更項目がないため割愛させて
いただきます。以上で説明を終わらせていただきます。
只今、事務局から説明がありましたが、現地調査の結果を地元委員から発言をお願い
議 長
します。受付番号 1、矢戸お願いいたします。
奥村(光)委員 受付番号 1 番について、5 月に許可済みですが、医療法人から社会福祉法人へ名義を
変更するもので、問題ないと思います。ただ、排水の時に土手が壊れる恐れがあるので、
十分地元と協議したいと思います。その他は支障ありません。
ありがとうございました。続きまして受付番号 2、下恵土お願いいたします。
議 長
可児(勉)委員 受付番号 2 番について、すでに造成されており、東側に新しい道路を建設中で、環境
も整っており、問題ないと思います。
只今、地元委員から発言のありました件につきまして、何かご意見、ご質問はござい
議 長
ませんか。
(質問、意見なし)
ご意見も無いようですのでお諮りいたします。日程第 4、議案第 56 号、
「農地転用許
議 長
可後の事業計画変更承認申請に対する意見について」は、原案のとおり県に進達するこ
とに、ご異議ございませんか。
(「異議なし」との声、多数あり。
)
異議ないものと認め、本案件は、原案のとおり県に進達することに決しました。
議 長
日程第 5、議案第 57 号、「農地法第 5 条第 1 項の規定による農地の権利の設定及び移
転を伴う農地転用許可申請に対する意見について」を議題といたします。それでは、事
務局の説明をお願いします。
議案第 57 号、農地法第 5 条第 1 項の規定による農地転用許可申請の内容について、説
事務局
明させていただきます。今月は売買による所有権移転 3 件、使用貸借権の設定が 2 件、
寄付による所有権移転 1 件の合計 6 件の申請があります。
受付番号 1、矢戸からの申請の案件は、親子における使用貸借で、貸人で親の矢戸の
方と、借人で子の春日井市の方による使用貸借権の設定で、借人の子が一般個人住宅を
建設する目的のため転用許可を求めるものです。
土地の概要は、矢戸字下屋敷、畑、224 ㎡、農振区域内の農用地外の農地で、申請地
の東、南、北側は道路、西側は畑となっており、許可後 6 ケ月の計画としての申請です。
転用事由としましては、借人は現在春日井市内のアパートに居住していますが、将来
のことを考え、親の申請地を借り受け一般個人住宅の建設を計画したため、今回の申請
となったものです。
農地転用許可区分は、農振地域内の農用地区域外農地ですが、春里連絡所から 90mに
位置していることから、立地基準判定は第 3 種農地と判断されます。
一般基準判定につきましては、隣地の同意書は添付されており、土砂の流出はなし、
雨水排水は北側道路側溝へ排水、上下水道は東側道路に整備済み、農業用水への影響は
なしとなっていることから、特に支障になることはないと思われます。
受付番号 2、矢戸からの申請の案件は、先ほど事業計画変更で審議いただいたもので
す。譲渡人の下恵土の医療法人と譲受人の矢戸の社会福祉法人による寄付による所有権
移転の設定で、譲受人が介護老人福祉施設を建設する目的のため転用許可を求めるもの
です。
なお、申請地は転用許可を得ておりますが、今回の申請は事業計画内容そのものが変
更するわけではなく譲渡人が進めていた社会福祉法人の設立が完了したため、転用事業
者の変更をするためのものです。そのため、詳しい内容は割愛させていただきます。
受付番号 3、矢戸からの申請の案件は、譲渡人の塩の方と譲受人の塩の方による売買
による所有権の移転で、譲受人が一般個人住宅を建設する目的のため転用許可を求める
ものです。
土地の概要は、矢戸字前田、田、332 ㎡、農振区域内の農用地外の農地で、申請地の
東、南側は道路、西側は水路敷、北側は譲渡人の田となっており、許可後 12 ケ月の計画
としての申請です。なお、申請地は平成 18 年 3 月 27 日付けで、一般個人住宅を建設す
ることで 5 条許可を得ておりましたが、事業半ばで当時の申請人が亡くなり、事業も完
了していないので事業計画変更による申請ができないため、再度 5 条申請を行うもので
す。なお、説明資料の一般基準判定で、隣地同意ありとなっていますが、隣地は譲渡人
の所有地ですので、なしに訂正をお願いします。
転用事由としましては、譲渡人は亡き父の申請地に一般個人住宅を建てるため 5 条許
可を得て、事業を開始しましたが、造成工事の途中に父が亡くなり、亡父の住居に入居
したため、申請地の利用が必要なくなったため今回売却することにした。譲受人は同じ
地区で賃貸住宅に居住しており、将来のことを見据えて申請地を購入し自己用住宅の建
設を計画したため、今回の申請となったものです。
農地転用許可区分は、平成 18 年 1 月 23 日付けで農振除外された、農振地域内の農用
地区域外農地ですが、相当数の街区を形成している地域に位置していることから、立地
基準判定は第 2 種農地と判断されます。
一般基準判定につきましては、土地改良の同意書は添付されており、コンクリートブ
ロック積みで土砂の流出を防止、雨水排水は土地改良排水路へ排水、上水道は西側市道
から自費工事による引き込み、下水道は東側市道に農業集落排水が整備済み、農業用水
への影響はなしとなっていることから、特に支障になることはないと思われます。
受付番号 4、下恵土からの申請の案件は、譲渡人の下恵土の方と譲受人の御嵩町の不
動産会社による売買による所有権の移転で、譲受人が分譲住宅を建設する目的のため転
用許可を求めるものです。先ほどの 4 条受付番号 1 と関連しています。
土地の概要は、下恵土字野林の一部、畑、986 ㎡のうち 965 ㎡、用途地域内の農地で、
申請地の東側は道路、西側は水路、南側は宅地、北側は畑と宅地となっており、許可後
12 ケ月の計画としての申請です。
転用事由としましては、譲渡人は農業経営をやめたいことを知り、譲受人は分譲住宅
用地として買い受け、隣接する宅地も含め、6 区画の分譲住宅を建設し販売する計画を
したため、今回の申請となったものです。
農地転用許可区分は、第 1 種住居地域の用途地域が定められているため、立地基準判
定は第 3 種農地と判断されます。
一般基準判定につきましては、隣地及び可児土地改良区の同意書は添付されており、
コンクリートブロック擁壁で土砂の流出を防止、雨水排水は西側土地改良排水路へ排水、
上下水道は東側市道に整備済み、農業用水への影響はなしとなっていることから、特に
支障になることはないと思われます。なお、都市計画法第 29 条の協議が必要となるため、
同時許可となります。
受付番号 5、下恵土からの申請の案件は、親子間での使用貸借で、貸人の親の下恵土
の方と借人の子の美濃加茂の方による使用貸借権の設定で、借人の子が一般個人住宅を
建設する目的のため転用許可を求めるものです。
土地の概要は、下恵土字東林泉、畑、438 ㎡、用途地域内の農地で、申請地の東、西
側は畑、南側は道路、北側は水路敷となっており、許可後 12 ケ月の計画としての申請で
す。
転用事由としましては、借人は現在美濃加茂市内のアパートに居住しておりますが、
将来のことを考え、親の申請地を借り受け一般個人住宅の建設を計画したため、今回の
申請となったものです。
農地転用許可区分は、第 1 種住居地域の用途地域が定められているため、立地基準判
定は第 3 種農地と判断されます。
一般基準判定につきましては、隣地及び可児土地改良区の同意書は添付されており、
コンクリートブロック積みで土砂の流出防止、雨水排水は北側土地改良排水路へ排水、
上下水道は南側市道に整備済み、農業用水への影響はなしとなっていることから、特に
支障になることはないと思われます。
受付番号 6、今渡からの申請の案件は、譲渡人の土田の方と譲受人の一宮市の方によ
る売買による所有権の移転で、譲受人が共同住宅を建設する目的のため転用許可を求め
るものです。
土地の概要は、今渡字上ノ畑、畑、936 ㎡、用途地域内の農地で、申請地の東側は宅
地、西側は法定外公衆用道路、南側は山林原野、北側は畑となっており、許可後 5 ケ月
の計画としての申請です。
転用事由としましては、親が申請地を耕作していたが、死亡により相続税の支払いが
生じたため、売却し納税することを計画した。譲受人は申請地を取得し、コテージハウ
ス 4 棟 2 階 7 戸を建設のうえ、家賃収入を得る計画をしたため、今回の申請となったも
のです。
農地転用許可区分は、第 1 種住居地域の用途地域が定められているため、立地基準判
定は第 3 種農地と判断されます。
一般基準判定につきましては、隣地及び可児土地改良区の同意書は添付されており、
土砂の流出はなし、雨水排水は西側市道へ排水、上下水道は西側市道に整備済み、農業
用水への影響はなしとなっていることから、特に支障になることはないと思われます。
いずれの案件も周辺への影響には十分注意を払い施工するとともに、万一の場合は責
任をもって対処し、一切の迷惑を掛けないとなっております。以上で説明を終わらせて
いただきます。
只今、事務局から説明がありましたが、現地調査の結果を地元委員から発言をお願い
議 長
します。受付番号 1、2、3、矢戸お願いいたします。
奥村(光)委員 受付番号 1 番について、上下水道は前面道路にあり、排水も側溝が完備されているの
で、問題ないと思います。
受付番号 2 番について、4 条で説明したとおりですので、割愛させていただきます。
受付番号 3 番について、譲渡人の父が亡くなったため、息子さんが相続して売却する
もので、上水道を引くのに少しお金がかかると思いますが、下水道はすぐそばに走って
おり、雨水排水も問題ないと思います。
ありがとうございました。続きまして受付番号 4、5、下恵土お願いいたします。
議 長
可児(勉)委員 受付番号 4 番について、先ほど説明しました 4 条の隣で、関連してしますが、一体を
分譲して 6 区画建設するということで、問題ないと思います。
受付番号 5 番について、親の土地に家を構えるもので、自分の土地に入れるよう道路
をきちんと整備して使用されるということで、問題ないと思います。
ありがとうございました。続きまして受付番号 6、今渡お願いいたします。
議 長
受付番号 6 番について、申請地の右側はすべてアパートになっており、共同住宅を建
菱川委員
てるということで、雨水については、線路側に向って下がっているため、排水路に流す
には、線路側に高く盛土することになります。場所が入り組んでいるため、分団が持っ
ている消防車は入れると思うが、消防署の 4t車とかは入りづらい道路であること、ま
た、アパートがありますが、線路側に向って雨水が溜まってしまうといつも自治会から
市へ苦情あるので、同じように集合住宅ができるとなると、排水についてきちんと業者
に確認していただきたいと思います。
只今の案件について、事務局の見解はいかがですか。
議 長
土地改良の同意があるということで、転用について判断しています。建築する際には、
事務局
菱川委員が言われたとおり、勾配、高低差が線路側に低くなっているということで、こ
れについては南側へ排水していただくことになるので、水路の整備について建築指導の
方で指導していくことになってきます。
消防車が入れる、入れないは関係ないですか。
菱川委員
建築基準法上では 4m道路となっており、4m道路であればすべての車両が入れるかと
事務局
いうことになると返答に困りますが、建築基準法上では建物は建てられるということに
なります。
現地確認したところ、消防車とか緊急車両の進入について心配なところはありますが、
建築基準法等の法令に沿ってだめなところには家は建てることはできませんが、法でい
きますと許可が出る案件かと思います。
今回、コテージ 7 戸ということで排水が心配だというご意見がありますが、排水につ
いては事業者と地元水利組合とか協議のうえで、土地改良の同意もされていると認識し
ています。心配はごもっともですが、それをもとに不許可することは難しい面かと思い
ます。
只今、地元委員から発言がありましたが、他にご意見、ご質問はございませんか。
議 長
渡辺(晥)委員 6 番ですが、申請地の横の点線のところは、道路ができますか。
これは、道路ではなく大字界で西側が土田、東側が今渡という境のしるしになります。
事務局
行き止まりは 7mでなければいけないのではないか。
杉本委員
途中が狭くなっています。
菱川委員
道が広ければいいというご意見でしょうか。近隣の方の利用から緊急車両の通行から
事務局
広いほうが好ましいとは思いますが、転用許可を判断するには、建築基準法上家が建つ
ということであれば、第 3 種農地で他の農地等にも影響なければやむを得ないというケ
ースもあるかと思います。
建築指導課で建築確認の業務を行っていますので、十分皆さんのご意見、心配される
面について伝えたいと思っております。
他にご意見はございませんか。
議 長
(質問、意見なし)
ご意見も無いようですのでお諮りいたします。日程第 4、議案第 50 号、「農地法第 5
議 長
条第 1 項の規定による農地の権利の設定及び移転を伴う農地転用許可申請に対する意見
について」は、原案のとおり県に進達することに、ご異議ございませんか。
(「異議なし」との声、多数あり。
)
ご異議がないものと認めます。よって、本案件を、原案のとおり県に進達することに
議 長
決しました。
日程第 6、議案第 58 号、
「農業経営基盤強化促進法第 18 条第 1 項の規定による農用地
利用集積計画に対する決定について」を議題とします。事務局の説明をお願いします。
議案第 58 号、農業経営基盤強化促進法第 18 条第1項の規定による農用地利用集積の
事務局
内容を説明させていただきます。今月の設定内容は、使用貸借による 6 件、面積の合計
12,812 ㎡の集積となります。
受付番号 1 は羽崎の方が設定を行うものです。
羽崎からの申請の案件は、貸人の羽崎の方と借人の羽崎との間での使用貸借権の設定
です。
土地の概要は、羽崎字保城田、田、143 ㎡、土地改良施工済みの農振農用地で、平成
28 年までの 5 年間、利用集積を図るものです。
受付番号 2 から 5 は小林工業㈱が設定の更新を行うものです。
広見外 2 地区からの申請の案件は、貸人は広見の方外 3 名と借人の小林工業㈱との間
での使用貸借権の設定です。
土地の概要は、広見字大田外 4 筆、田、面積の合計は 12,531 ㎡、土地改良施工済みの
農振農用地で、平成 28 年までの 5 年間、利用集積を図るものです。なお、受付番号 4
番については、3 年間となっております。
受付番号 1 は土利夢ファーム可児が設定を行うものです。
下切からの申請の案件は、貸人の下切の方と借人の土利夢ファーム可児との間での使
用貸借権の設定です。
土地の概要は、下切字竹ノ内、田 138 ㎡、土地改良済みの農振農用地で、平成 29 年ま
での 6 年間、利用集積を図るものです。
いずれの案件も農業経営基盤強化法第 18 条第 3 項の各要件を満たしていると考え
られます。以上で説明を終わらせていただきます。
只今、事務局から説明がありました件につきまして、何かご意見、ご質問はございま
議 長
せんか。
(質問、意見なし)
ご意見も無いようですのでお諮りいたします。日程第 6、議案第 58 号、
「農業経営基
議 長
議
長
事務局
議
長
事務局
議
長
盤強化促進法第 18 条第 1 項の規定による農用地利用集積計画に対する決定について」
は原案のとおり承認し、市長宛てに報告することに、ご異議ございませんか。
(「異議なし」との声、多数あり。
)
ご異議がないものと認めます。よって、本案件を、原案のとおり承認、決定し、市長
宛てに報告します。
日程第 7、議案第 59 号 「農地法第 3 条の 3 第 1 項の規定による届出書の受理につい
て」を議題とします。事務局の説明をお願いします。
議案第 59 号 農地法第 3 条の 3 第 1 項の規定による届書の内容について説明させてい
ただきます。今月は 8 月 1 日から 31 日までに受理した 9 件の案件について報告させてい
ただきます。
塩河の方外 8 人からの届出の案件は、田 14 筆、8,573 ㎡、畑 27 筆、5,449.53 ㎡の合
計 41 筆、14,022.53 ㎡です。いずれも相続により所有権を取得し、委員会によるあっせ
ん等の希望は無しとなっております。以上で説明を終わらせていただきます。
只今、事務局から説明がありました件につきまして、何かご意見、ご質問はございま
せんか。
補足ですが、今後とも農地法第 3 条の 3 第 1 項の規定よる届出がありますが、相続に
より農地を取得した場合は、農地法の改正により平成 21 年より農業委員会へ届出が必要
になったため、その都度、皆様にご報告させていただくもので、審議等はございません。
ただし、様式に農業委員会によるあっせん等の希望の有無の欄があり、皆さん無という
ことで、相続した土地はご自身が管理、耕作していくということで無になっていますが、
相続はしたが管理できないので、農業委員会であっせんして利用権を設定するとか、買
ってもらう人をさがすとか、あっせん希望有の場合は、皆様に相談役になってほしいと
いう申し出になりますので、ご注意いただきたいということで、今後とも出させていた
だきます。
ご意見も無いようですので、本案件は原案のとおり受理します。
以上をもちまして、本日の総会に付議された議案の審議はすべて終了いたしました。
委員各位には、各案件について慎重審議を賜り誠にありがとうございました。
これをもちまして、平成 23 年第 10 回可児市農業委員会総会を閉会させていただきます。
誠に、ご苦労様でございました。