64号(平成28年7月中旬発行)

2016 JULY
64
vol.
Index
■リレーエッセイ………………………………2
■これからの催し物(展示室)…………………3
■催し物案内
(2016年7月19日∼9月18日)
ほか ………6∼7
■これからの催し物(ホールほか)………4∼5
■利用者の声……………………………………8
リレーエッセイ
天神山文化プラザレリーフ 鳥柱 断想
山縣壽夫
やまがた ひさ お
1962年の秋、
私は列車の客
たことは今まで一度もなかった。
車内に何とか持ち込めるよう2
このレリーフの制作過程について、
なぜ鳥なのかと
つに切り分けた合計50kg近い
今回もいくどか取材を受け、説明も求められたが、意
重さの、水分をたっぷり含んだ
識的にこの話をすることはなかった。それは私の説明
10分の1のレリーフ石膏型原
不足のために、
“鳥葬”
という強烈で具体的な行為と私
型を抱え、東京駅から岡山行き
の創った鳥とが、無意識のうちに短絡されることを恐
の急行列車に乗りこんだ。それ
れたためでもあった。
というのも、岡山県総合文化セ
りんねてんしょう
ンター(天神山文化プラザの前
身)の建築現場1階部分のコンクリート打ちの日から
逆算して、可能な時間ぎりぎりまで制作を続けていた
ので、
前もって発送する余裕がなくなってしまったため
であった。
翌日から、
現在の県立美術館の辺りの作業小屋内に用
意された、
コンクリートの型枠となる長大な飛行甲板
のような板の上に、5、6人の大工さんとともに原寸大
のレリーフ型枠を作る作業に入った。全長18mのレ
リーフの雌型となるこの型枠は、建物の5階分に相当
する。順次1階分ずつ下から切り離され、所定の位置
に運ばれ、そこにコンクリートが打ち込まれる。
レリー
フと建物が同時に、一体となってできあがっていくわ
けである。
なぜあのとき30歳に満たぬ若輩の私に、設計者で
ある前川國男氏が建物の重要な部分である吹き抜け
レリーフの制作を託されたのかは、天神山文化プラザ
50周年記念シンポジムの折に話したので今回は触れ
ない。代わりに、誰が見ても最初に目に入る鳥の形に
ついて少し述べてみたいと思う。
私は子どもの頃から鳥に対してある種の強迫観念
を持っていて、自分の負の資質だと思っていたのだ
が、
20歳台の半ば頃、
この強く作用する観念を逆手に
とり、自らの表現の手段にしてみようと思った。少なく
とも自分の真実の何割かはこの入口から入って表現
できるのではないか?との思いから、鳥の形を借りた
表現を始めたのであった。ちょうどその時期と前後し
て、私は或る衝撃的な映像を見ることになる。それは、
白い峻厳なヒマラヤの山々に囲まれた、
小さな村落の
外れの丘の岩上に置かれた遺体の上を舞う、
鷲の群れ
の現実を撮った鳥葬の映像であった。私の持っている
鳥へのオブセッションと重なり、強い衝撃を受け、頭か
ら離れなくなったのは事実だったが、
このことを口にし
2 TENJINYAMA NEWS Vol.64
第49回
輪廻転生という、今ではあまり聞かれなくなった言
葉があるが、天神山文化プラザのレリーフ
『鳥柱(ちょ
うちゅう)』
は、
この映像から受け取った転生という語の
「生まれ変わる」
の意を、
海中から天空に舞い昇る鳥の
形を借りて表現したものであると言ったら一番よいの
だろうか。そして立ち上がる鳥柱の中に生命を感じら
れるものが表現できれば、それこそが私に託されたこ
の空間に対応し得るものと思われた。
この稿を書くにあたって、
1961年6月の日付が記さ
れた小さな写真が見つかっ
た。そこにはレリーフに取り
かかる以前に着手していた未
完の木彫、その後ろにレリー
フのためのデッサン、そして
28歳の私が写っている。こ
の未完の木彫はその後、同じ
『鳥柱』と題して公の場に発
表している。
この何でもない小さな白黒写真は、何か
私の述べたことの中のいくつかの事実を検証してくれ
ている様にも思えるのである。
閑話休題、先日、天神山文化プラザ開館10周年記
念事業「まちなかアート発見・再生プログラム」の一環
として、
『鳥柱』の修復が行われた。梅雨の中休みの晴
れ渡った日、若い学生さんたちの協力をも得て、
ガラ
スブロックの取り付けが行われたのだ。修復作業の最
後に、私は制作者にだけ許されるであろう特権を勝手
に使って、
レリーフ最下部の窪みの中に新しいガラス
ブロックのブルーの小塊を付け加え、
このプログラム
の小さな記念としたのである。
Profile
彫刻家。1932年奈良県生まれ。東京芸術大学彫刻科卒業。1962
∼76年イタリア、
ミラノ市に在住。1991∼2003年、武蔵野美術
大学彫刻学科教授。
こ れ か ら の 催 し 物 ̶ 展 示 室 ̶
■天プラセレクションvol.73
藤井 龍展 ― For ( Your / His / Her / My ) Eyes Only ―
藤井龍は岡山市在住の現代美術家で、国内外のグループ展やアーティスト・イン・レ
ジデンスで制作、発表をしています。
美術作品は本来、その作品が生まれた背景となる社会・文化・思想・民族・風土といっ
た様々な情報を内包しています。それは、作者が常に世の中について深く考え、その思
いを作品に込めようとしてきた成果です。藤井は、
「成果物(=作品)が生まれるための
前提や構造」
に注目し、自らの作品を間接的に制作する方法や手段を用いながら、
「作
品をつくる作者(=自分)」
という存在を問い直しています。
写真作品『Private Collection』は、個人宅に飾られている
「美術作品として見られ
ていない状態の美術作品」
を撮影したものです。SNS・チラシ・新聞等の呼び掛けに応
じた不特定多数の人々が撮影に協力してくれました。
また新作「■■■」
は、演劇や舞台のフィールドで活動する数人の役者に、
とある役柄
と舞台設定を与え、それに沿った演技を展覧会場内で即興的に行ってもらう試みです。
展覧会は、
「撮影協力者」
や「役者」
や「鑑賞者」
といった様々な他者で構成されます。
その光景はまるで演劇かゲームのように見えるかもしれません。
しかし、その状況こそ
が藤井の作品であり、藤井は
「大枠を設定する作者」
として作品をコントロールしながら
確かに存在しているのです。
●会 期●平成28年8月9日
(火)
∼ 8月14日
(日) 9時∼18時
●会 場●天神山文化プラザ 第2展示室(地階) ●入場料●無料
即興演技 出演者募集!
天プラ・セレクションvol.73藤井龍展で発
表するパフォーマンス作品「■■■」への
出演者を募集しています。
ある人物設定と
状況設定のもと、2∼3名で短い即興演技
を行っていただきます。
舞台役者、演劇部員など、演技を日常的
にしている方であればどなたでも参加でき
ます。詳しくは天神山文化プラザスタッフ
か。[email protected](藤井龍)
までお問
い合わせください。
応募締切:7月25日
(月)
■天プラセレクションvol.74 妹尾佑介展―VIVID!―
妹尾佑介は岡山県在住の画家です。岡山大学大学院を卒業後、高校の美術教員を
務めながら一陽展や県展などの公募展で実績を重ねてきました。
独特の鮮やかな色使いと感覚に訴えかけてくるようなシーン。妹尾の絵画は見る者
に強いインパクトを与えます。
額縁の中にカラフルな風船がぎゅっと押し込められた「飽和」のシリーズは、破裂寸
前の圧迫感と、あっけらかんとした風船の人工色とのアンバランスさが、現代社会の危
うさを示しているかのようです。奇しくも制作中に東日本大震災が起こり
「今この絵を
描く意義を感じた」
と言います。
また、
「LEMON」
や
「生命」のシリーズは、味覚や触覚と
いった私たちの身体の記憶にストレートに訴えかけてきます。
学生の頃は心象風景的な作品を描いていたという妹尾。独自の絵画を模索するう
ちに、物語性が削られ、
自分の好きな感覚や色を最大限に生かすシンプルな画面へと
変化してゆきました。
「観る人によっていろいろなイメージを引き出すような絵画であ
りたい」
と作家は言います。
妹尾が描き出すVIVIDな形と色の空間を、
どうぞお楽しみください。
●会 期●平成28年8月16日
(火)
∼8月21日 9時∼18時(最終日は17時まで)
●会 場●天神山文化プラザ 第3展示室(2階) ●入場料●無料
「LEMON」2014年 油彩
■「天プラ・セレクション作家選考展」審査結果のお知らせ
去る6月28日∼7月3日に、平成29年度の天プラ・セレクションの公募作家展を開
催しました。
アクリル画、抽象墨画、木彫刻等、様々なジャンルの6名の作家の作品が並
びました。厳正なる審査の結果、現代美術家の金孝姸氏に決定しました。開催日時等、
詳細は決まり次第、天神山だよりもしくはHPにてお知らせします。 天プラ・セレクションとは?
「天プラ・セレクション」
は、岡山県ゆかりの作家を選抜し個展形式で紹介する、平成
18年度から始まった企画展シリーズです。推薦部門、公募部門から成り、平成28年度
は、推薦部門から4名、公募部門から1名の作家が選ばれ、天神山文化プラザの展示室
でそれぞれ1週間の展示を行います。
TENJINYAMA NEWS Vol.64 3
こ れ か ら の 催 し 物 ̶ ホ ー ル ほ か ̶
■ 演劇部合同公演2016『凄六(SUGOROKU)』
生徒が帰った学校で、
酒を飲みながらゲーム
「凄六
(SUGOROKU)
」
を楽しむ教師た
ち。簡単な問題を次々にクリアしていくが、
ゴールが近付き始めると少しずつ不穏な空
気が漂い出す―。
就実大学、
岡山商科大学の演劇部が、
13年ぶりに大学を飛び出し、
初
めて土曜劇場に参戦します!
●日時●平成28年7月30日
(土)15:30、
19:00開演
31日
(日)13:30、
17:00開演 ※開場は開演30分前
●場所●天神山文化プラザ ホール
(1階)
● 作 ●中野 守
(中野劇団)
●演出●浦西 朔
●料金●大人500円、
学生以下無料
●チケット取扱●天神山文化プラザ 文化情報センター
(2階)
/ぎんざや
演劇部合同公演 TEL 080‐3284‐1690 メール [email protected]
■平成28年度天プラ・舞台技術講座シリーズ①
「舞台照明・音響講座」
参加募集 舞台照明・音響のしくみを理解すれば、演出やパフォーマンスの向上にも役立ちま
す。劇団関係者はもちろん、演劇部の学生さんや顧問の先生、公共施設の職員の方々
にもおすすめです。
①舞台照明講座
(2日間)
●日時●平成28年8月2日
(火)
・3日
(水)
各18:30∼21:30
●講師●大塚和眞
(有限会社スペース・アート代表)
1日目:照明機材の名称やしくみを知り、
シュート
(仕込み)
を体験します。
2日目:調光卓で機材を操作し、
舞台上がどのように変化するかを学びます。
前回の舞台照明講座より
②舞台音響講座
●日時●平成28年8月4日
(木)
18:30∼21:30
●講師●池田正則
(天神山文化プラザ職員)
前半は音響機材の種類や役割を知って、
実際に操作を体験していただきます。
後半は舞台上での音の聞こえ方や効果について音を出して学びます。
●場所●天神山文化プラザ ホール
(1階)
●料金●1日あたり大人1,000円 中高生500円 ●対象●中学生以上 ●定員●各20名程度(先着順)
●締切●平成28年7月22日
(金)
●申込・問合せ先●氏名(フリガナ)、
性別、
住所、
電話番号、
希望講座および応募動機を
明記のうえ、
下記まで郵送、
FAX、
メールにてお送りいただくか、
天神山文化プラザ2
階文化情報センター窓口でお申込みください。
天神山文化プラザ
(担当:須々木)
〒700-0814 岡山市北区天神町8-54 TEL 086-226-5005 FAX 086-226-5008 メール [email protected]
■第45回「クラシックへのお誘い」LPレコードコンサート
近代スペインから20世紀のブラジルへ
今回は、
スカルラッティのソナタ、
ヴィラ=ロヴォスのブラジル風バッハを中心にお届け
します。
●日時●平成28年8月7日
(日)
14:00∼16:00
●場所●天神山文化プラザ 第1会議室
(3階)
●料金●無料 ●ナビゲーター●行正健志
4 TENJINYAMA NEWS Vol.64
前回の舞台音響講座より
こ れ か ら の 催 し 物 ̶ ホ ー ル ほ か ̶
えん
■ ピンクホース縁劇団公演『run』
『すぐとなり』
人気急上昇中の若手演劇集団、
ピンクホース縁劇団が土曜劇場に初参加! 己の欲に克己せんとする一人の男をコミカルに描いた
「run」
、
孤独と向き合うことで
生じる寂寞な思いを写実的に描いた
「すぐとなり」
。
日本が誇る文豪、
夏目漱石と太宰治
の作品をモチーフとした2作品を上演します。
音楽バンド
「The Time Travelers」
による生バンドとのコラボも必見です。
27日は岡
山芳泉高校書道部が、28日は岡山学芸館高校和太鼓部がそれぞれ上演前の特別パ
フォーマンスを行うなど、
今までにない新しい演劇公演にご期待ください。
●日時●平成28年8月26日
(金)
『run』
18:00開演/
『すぐとなり』
20:00開演
27日
(土)
『run』
13:00開演/
『すぐとなり』
15:00開演 『run』
18:00開演/
『すぐとなり』
20:00開演 28日
(日)
『run』
13:00開演/
『すぐとなり』
15:00開演 ※開場は開演30分前。
特別パフォーマンスは
『run』
の劇前
●場所●天神山文化プラザ ホール
(1階)
●作・演出●山田 はじめ
●料金●一般前売1,500円、
当日2,000円 高校生1,000円
(前売・当日とも)
※劇団から直接購入の場合…2作品のチケットを同時購入すれば、
前売・当日とも 2,000円。
同じ回のチケットを2枚以上購入すれば、
500円引き。
●チケット取扱●天神山文化プラザ 文化情報センター
(2階)
/城下公会堂/
ぎんざや/ピンクホース縁劇団 TEL 080‐4697-1989
メール [email protected]
ピンクホース縁劇団
2015年結成。人々や地域などの
「ご縁」
を
大切に、
繋がっていく若手演劇集団。
2016
年3月の旗揚げ公演『ストレンジカメレオ
ンズ』
で、早くも幅広い層からの支持を得
る。
月に1回、城下公会堂にて約30 40分
間の演劇を行う
「月刊ピンクホース
『城下
縁結び』」
など、
コンスタントに活動を続け
る 。また 、音 楽 バンド「 T h e T i m e
Travelers」
のライブ出演やTV、
ラジオなど
マルチに活動中。
■平成28年度天プラ・ホールセレクション
横浜ボートシアター公演関連企画『語り講座』
参加者募集! 天神山文化プラザでは、11月12日
(土)
に開催する横浜ボートシアター公演に先立
ち、
「語り講座」
を開催します。
劇団の主宰、
遠藤琢郎さんによる語り技法の指導や、
女優
の吉岡紗矢さんの学生向けワークショップなど、
演劇未経験の方にも楽しんでいただけ
る内容です。
<おとな講座>
「発声から言葉の表現まで」
●講師●遠藤琢郎 ●対象●高校生以上
●日時●9月2日
(金)
18:30∼21:00
遠藤琢郎 吉岡紗矢
3日
(土)
・4日
(日)
16:30∼19:00
●料金●3日間3,000円 <こども講座>
「こどものための語りワークショップ」
●講師●吉岡紗矢 ●対象●小学5年∼中学生
●日時●9月3日
(土)
・4日
(日)
13:00∼15:00
●料金●2日間 2,000円
●申込・問合せ先●氏名、住所、年齢、性別、電話番号、舞台経験の有無を明記の上、
平成28年8月26日(金)
までにメール、郵送、
FAXもしくは天神山文化プラザ2階
文化情報センターにてお申し込みください。
天神山文化プラザ
(担当:須々木)
〒700-0814 岡山市北区天神町8-54 TEL 086-226-5005 FAX 086-226-5008 メール [email protected]
横浜ボートシアター
81年、横浜JR石川町駅前の運河に浮か
ぶ木造はしけを劇場として活動を開始。
82年に
「小栗判官・照手姫」
を初演し、各
国の演劇祭で大きな評価を得る。96年に
インドネシア国立芸術大学と共同で「耳
の王子」
を創作・上演するなど国際的な
活動にも力を注いでいる。01年、横浜トリ
エンナーレ2001に参加。現在は、船劇場
第七金星丸を拠点として創作活動を行っ
ている。11年上演した
「賢治讃の仮面劇」
は、
シアターΧ国際舞台芸術祭2012に参
加。主宰の遠藤啄郎は、
「小栗判官・照手
姫」脚本・演出に対し、1984年、第18回紀
伊國屋演劇賞。2001年、横浜文化賞を受
賞。
劇団は、
日本文化デザイン賞他。
TENJINYAMA NEWS Vol.64 5
岡山県天神山文化プラザ催し物案内 2016年7月19日−2016年9月18日
※掲載内容は7月5日現在のものです。
主催者の都合による変更がある場合もありますので、
ご了承ください。
は主催事業です。
●展示室 ART SCHEDULE
第1展示室
開催期間
大
室
∼
写真80点
7/24
(日)<岡山写真家集団>
∼
7/31
(日)
大 室
第58回東中国自由美術展
わかくさ会展
∼
∼
第23回蒼秋展
油絵約25点
<夢想庵グループ>
書約30点<玉龍会>
8/14
(日)
建築家のしごと3
<天プラ・セレクションvol.73>
藤井龍展−For ( Your / His / Her / My )
Eyes Only− 現代美術
∼
∼
小物・バッグ・工芸36点
<彩季会>
幾人展
岡山アール・ブリュット
作品展2016
第12回
四季彩写心写真展
写真48点<四季彩写心>
岡山九条美術展
写真45点
<福浜カメラ同好会>
OアートC展
油絵・水彩等20点
<岡山美術クラブ(洋画)>
油画・パステル・エッチング・石彫約80点<集樹>
妹尾佑介展−VIVID!−
(県展準備)
ニコニコ支部写真展
絵画
写真38∼50点
<ニコニコ支部>
日本風景写真協会
岡山支部写真展
換鵞展
8/30
(火)
(県展準備)
9/ 4
(日)
第35回
OPF支部写真展
写真約40点<OPF支部>
アジア芸術文化交流協会展
風景写真約60点<JNP日本 書約20点<岡山大学
風景写真協会岡山支部> 校友会書道部>
8/28
(日)
アール・ブリュット40点
<特定非営利活動法人FOT>
第8回写真展
集樹展
<天プラ・セレクションvol.74>
(県展準備)
8/23
(火)
∼
革工芸教室展
油絵・水彩・書・立体・写真等約100点
写真パネル・建築模型等
<建築家のしごと実行委員会> <岡山九条美術の会>
I
TEN−総社南高校有志OB展
8/16
(火)K
平面約50点、
立体約25点、
工芸4点、
デザイン2点
8/21
(日)<総社南高校OB展>
第5展示室
写真100点<山陽カルチャー写真クラブ>
油彩・水彩約50点
<幾人展>
絵画約50点、
彫塑約2点<自由美術協会岡山支部> 書130点<岡山書道学院(書道誌 習字の友)>
第47回玉龍会展
第4展示室
山陽新聞カルチャー吉田写真教室写真展
写真約160点
洋画・日本画・書・写真・漆芸・革約45点<環展>
<岡崎嘉平太記念館>
r
i
sイリス展 第3回繭の会
8/ 2
(火) 第6回2016I
西日本教育書道展
書約600点
洋画・日本画・写真等70点 日本画展
8/ 7
(日)<Iris(イリス)>
日本画約40点<繭の会> <(公社)養和書道院>
8/ 9
(火)
第3展示室
小 室
第10回嘉平太が愛した
ふるさと岡山写真展 第27回環展
7/19
(火) 岡山写真家集団展
7/26
(火)
第2展示室
小 室
油絵等約40点
<アジア芸術文化交流協会>
美術展
「スッチョンチョンで行く
!」
第39回瀬戸内版画展
絵画・立体・インスタレーション等
<アートプロジェクト
「街を耕す」
実行委員会>
版画約40点
<瀬戸内版画会>
9/ 6
(火)
∼
第67回岡山県美術展覧会Ⅰ期
【開会9月7日(水)】 日本画・書/有料 ※2会場共通の入場料<㈱山陽新聞社>
9/11
(日)
∼
9/13
(火)
9/18
(日)
第67回岡山県美術展覧会Ⅱ期
【開会9月14日(水)】 書/有料 ※2会場共通の入場料<㈱山陽新聞社>
●ホール HALL SCHEDULE
開催日
7/21
(木)
第31回全国ジュニアクラシック音楽コンクール
第8回東京国際声楽コンクール
7/23
(土)
7/24
(日)
岡山県中学校演劇発表会
7/30
(土)
7/31
(日)
<土曜劇場>
演劇部合同公演2016
『凄六
(SUGOROKU)』
8/ 2
(火)
8/ 3
(水)
8/ 4
(木)
舞台照明・音響講座
8/ 6
(土)
★は天神山文化プラザ2階 文化情報センターにてチケット取扱中です。
開催時間
催し物名
料金
主催者等
14:00∼21:00
無料
一般社団法人東京国際芸術協会
TEL03-6806-7108
未定
無料
岡山県中学校文化連盟演劇部会
TEL086-224-5836
(桑田中学校 中藤)
30日 15:30/19:00
31日 13:30/17:00
(開場は開演30分前)
一般500円
学生以下無料
★
就実大学・就実短期大学演劇部
岡山商科大学演劇同好会
TEL080-3284-1690-1690
メール [email protected]
各日18:30∼21:30
1日あたり大人1,000円 中高生500円
天神山文化プラザ
TEL 086-226-5005
第27回岡山県吟剣詩舞青少年大会
13:00∼16:30
無料
岡山県吟剣詩舞道総連盟
TEL 090-8993-7797
(河田)
8/11
(木・祝) studio PADMA 第1回おさらい会
15:30∼16:30
無料
※要申込み
studio PADMA
TEL090-2805-3688
(チヒロフナビキ)
10:00∼16:00
無料
一般社団法人東京国際芸術協会
TEL03-6806-7108
前売 一般1,000円 学生500円
当日 一般1,500円 学生1,000円
SHOW激DAN
TEL 080-3592-2250
(松本)
メール[email protected]
講師:大塚和眞
(照明)
池田正則
(音響)
※要申し込み
8/12
(金)
第31回全日本ジュニアクラシック
音楽コンクール岡山本選
8/14
(日)
お笑いライブ
SHOW激DAN
『神気楼』
13:00開演
(開場は開演30分前)
8/20
(土)
朗読ドラマ
『あなたの瞳は…』
14:00開演/18:00開演
(開場は開演30分前)
8/26
(金)
8/27
(土)
8/28
(日)
<土曜劇場>
ピンクホース縁劇団公演
Ⓐ
『run』
/Ⓑ
『すぐとなり』
9/ 3
(土)
9/ 4
(日)
ヴェルデの広場2nd コンサート
26日
(金)
Ⓐ18:00/Ⓑ20:00
27日
(土)
Ⓐ13:00/18:00
Ⓑ15:00/20:00
28日
(日)
Ⓐ13:00/Ⓑ15:00
(
開場は開演30分前)
9/10
(土)
9/11
(日)
演劇工舎
「ゆめ」
公演
『片づけたい女たち』
9/18
(土)
天プラ文化祭2016
6 TENJINYAMA NEWS Vol.64
作:永井 愛
演出:空屋乾吉
3
(土)
18:30/4
(日)
14:00
(開場は開演30分前)
10日
(土)
13:00/18:30
11日
(日)
13:00
(開場は開演30分前)
10:00∼16:30
一般/前売800円 当日1,000円 ★
高校生以下/前売300円 当日500円
★
一般/前売1,500円 当日2,000円
高校生/1,000円
(前売・当日とも)
※劇団から直接購入時のお得な割引あり。
一般3,000円 中高大学生2,000円
小学生以下1,000円
前売 一般1,500円/学生1,200円/中高生500円★
当日 一般1,800円/学生1,500円/中高生500円
※小学生以下、65歳以上および障害者は無料
(
小学生以下は保護者同伴に限る)
無料
1945年の夏を語りつぐ会
TEL 090-6436-9820
(川上)
ピンクホース縁劇団
080-4697-1989
ヴェルデ
[email protected]
演劇工舎
「ゆめ」
090-3631-7794
(木村)
天神山文化プラザ
TEL 086-226-5005
岡山県天神山文化プラザ催し物案内 2016年7月19日−2016年9月18日
●その他の施設を使った企画
開催日
8/7
(日)
∼
9/2
(金)
★は天神山文化プラザ2階 文化情報センターにてチケット取扱中です。
催し物名
第45回
「クラシックへのお誘い」
LPレコードコンサート
「近世スペインから20世紀のブラジルへ」
<天プラ・ホールセレクション>
横浜ボートシアター語り講座
9/4
(日) 【おとな講座】講師:遠藤琢郎
【こども講座】
講師:吉岡紗矢
開催時間/場所
料金
14:00∼16:00
3階 第1会議室
無料
【おとな講座】
2日
(金)
18:30∼21:00
3日
(土)
・4日
(日)
16:30∼19:00
【こども講座】
3日
(土)
・4日
(日)
13:00∼15:00
主催者等
天神山文化プラザ
TEL 086-226-5005
【おとな講座】
3日間3,000円
【こども講座】
2日間2,000円
天神山文化プラザ
TEL086-226-5005
お 知 ら せ ・ ピ ッ ク ア ッ プ レ ビ ュ ー
■天プラ文化祭2016開催のお知らせ 毎年恒例の「天プラ文化祭」
を、今年は9月18日
(日)
に開催します。当館の練
習室ご利の団体がホールで日頃の成果を披露するほか、ピロティではチャリ
ティ・バザールを開催します。当日はカフェも出店しますので、皆様、お気軽に天
神山文化プラザへお越しください。
●日時●平成28年9月18日(日) 10:00∼16:30
●場所●発表…天神山文化プラザ ホール
(1階) チャリティ・バザール…天神山文化プラザ ピロティ
(1階)12:00∼
チャリティ・バザールへの出品提供のお願い
チャリティ・バザールへの出品物を募集します。
ご家庭に眠る不要の品があり
ましたら、ぜひご協力ください。バザールの売上金は、全額日本赤十字社に寄付
させていただきます。
●出品対象の品●文化に関わるもの(美術・工芸品、CD、
DVD、書籍(同人誌・
記念誌・辞書を除く)
など)…新品・中古可
上記以外(食器・寝具・タオル・石鹸等の日用品、衣料品、雑貨など)…新品のみ
※食料品はご遠慮ください。出品物の内容、状態によってはお断りする場合がございます。
●締切●平成28年8月2日(火)∼9月8日(木)
に、2階文化情報センターまで
持参ください。
発表<午前の部>
坂東流三千敦会/オカリーナRitsあさ
ひ/つくし歌謡/インザライト
(社交ダ
ンス)/女声合唱団「みもざ」/フラ
ハーラウ オ プア リー リア イ カナヘレ
/前田こずえシャンソン同好会
発表<午後の部>
The Sense(バンド)/ピッタシ会(ピア
ノ・フルート)/ベクレル・ヴォーカルス
クール(ジャズ・ポップス)/ライリッ
シュ・オカリナ連盟/クラリネット・カ
フェ/コンテンポラリー空(現代舞踊)
/二胡の会/藤の会/ベリーダンス
麻ノ葉/IDEA Wind Orchestra(吹奏
楽)
/ラス・アニモーサス
(フラメンコ)
■ホール・練習室・会議室の抽選会について
下記のとおり抽選会を行いますので、施設利用を希望される団体の代表者はご出席ください。
●日時●平成28年9月1日
(木) 午前9時(開場は8時45分)
9時20分までに使用申込書を提出ください。 ●会場●天神山文化プラザ 第1会議室(3階)
●抽選対象日●練習室・会議室…平成29年3月1日∼平成29年5月31日
ホール …………平成29年4月1日∼平成29年9月30日
※月曜日を除く
●注意事項●・営利目的や政治・宗教活動にはご使用いただけません。
・抽選後、会場で提出いただく
「施設等使用許可申請書」の内容(団体名、催物名、使用目的、使用日時等)の変更、
およびキャンセルはできません。
TENJINYAMA NEWS Vol.64 7
利用者の声 63
なぎさ会
今回は、書道教室の「なぎさ会」
にお邪魔し、事務局の奥山さん
表紙の写真 撮影:藤井龍
今号より数号、今年度の天プラ・セレクション作家でも
ある藤井龍さんに、天神山だよりの表紙を撮影していた
だきます。
さて、表紙の写真は、開館10周年記念企画「まちなか
にお話を伺いました。書道団体は数あれど、当館の練習室を利用
アート発見・再生プロジェクト」の一環として行われた、天
されているのは意外にも
「なぎさ会」
さんだけです。
神山文化プラザの吹き抜けレリーフを修復したときのも
―つい最近まで、天神山文化プラザの西側に教室がありました
のです。制作から50年以上が経ったレリーフは、一部ガラ
スが欠損。倉敷芸術科学大学の磯谷晴弘教授の指導のも
ね? 「なぎさ会」
という看板が印象に残っています。
と、同大ガラスコースの学生3名が同じ色のガラスを再生
天神道場は、
「床の間と坪庭のある日本家屋」
というのが主宰の
し、埋め込む作業を行ってくれました。3人とも他人の作品
小林白汀の気に入り、昭和56年にスタートしました。平成24年に
白汀が亡くなってからもあの場所で稽古を続けてまいりましたが、
1年前に道場じまいをしました。それで、道場から近く、何かとご縁
に手を入れるのは初めてで、非常に緊張したそうですが、
「無事に作業が終わり、
ホッとした」
とのこと。甦ったレリー
フを見ていると、いまにまさに水の中から鳥が飛び立つよ
うな躍動感が感じられ、天神山文化プラザの建物まで甦っ
のある、
天神山文化プラザで稽古をすることになりました。
たような気がしました。
―確かに、
天プラとは深いご縁がありますよね。
編集後記 第1回の
「なぎさ会展」
以来、
ほぼすべての展示を天神山文化プ
ラザで開催させていただいております。白汀没後、天神山文化プ
天プラや 岩にしみ入る 蝉の声
力強い緑の葉、雨上がりの土のにおい。市街地の中心
部とは思えない癒しの空間。皆様、お気軽に天神山文化プ
ラザ主催展として「小林白汀遺墨展―寂光―」も開催していただ
ラザに涼みにいらしてください。
きました。
その節は大変お世話になりました。
ホールでは、7・8月に土曜劇場を連続で開催します。演
―白汀さんの書は、仮名、漢字、一文字書と幅広いので、素人目に
も見て楽しかったです。
白汀の仮名は流麗で美しく、漢字は雄渾。そして、一文字書は神
劇部合同公演2016とピンクホース縁劇団のフレッシュ
な2団体です。天プラのアツい夏が始まりますよ!(須々木)
ホールの技術担当でありながら、
実は天プラのなんでも
屋、池田です。私が音響照明デザインでお手伝いした天プ
秘的な造形の妙が味わえ…と、それぞれに魅力があります。紙や
ラダンスプロジェクト
「Air2」が先日無事終わりましたが、
墨のこだわりも相当なものでした。
皆様楽しんでいただけましたでしょうか?
―まさにアーティストだったのですね。生徒さんにとっては、
さぞ
こうした天プラのイベント情報やお知らせは、
この天神山
だよりやチラシだけではなく、館のホームページやフェイス
や厳しい先生だったのではないかと推察します。
ブックでも皆様にお伝えしてきました。そして、
この7月より
そのとおりです。
とにかく書には厳しく、
めったに
「よし」
が出ませ
公式ツイッター
(https://twitter.com/tenplaza)
も開始!
んでした。いつも
「自然の鼓動を聴く」
「物事の本質を見る」
という
ようなことをおっしゃっていました。
―現在、
天プラではどんな風に教室をされていますか?
百人一首や三体千字文など、白汀の書や古筆を臨書していま
タニタさんやシャープさんのように上手くはつぶやけませ
んが、天プラさんも時々つぶやいてます。気になった方は
フォローしてくださいね。
(池田)
̶編集・発行̶ 2016年7月発行
す。講師は
(いずれも弟子の)平松先生が仮名、持本先生が漢字の
方を務めています。3月には天プラの第4展示室で
「第52回なぎ
さ会展」
があるので、
がんばらないと…。
白汀の未公開作品も並ぶ
ので、ぜひご覧いただきたいですね。その前に、吉備路文学館で
「吉備路近代文学の7人展」
(開催中∼10月10日)
もあります。
こ
ちらも白汀の作品がご覧いただけます。
床の間には季節の軸や山野草が飾られ、日本文化全般が学べ
る場だったという天神道場。着物を着こなし、俳人、詩人でもあっ
た小 林 白 汀 。ご近 所
であったのにも関わ
らず 、道 場にお邪 魔
することもなく、白汀
先生にもお目にかか
れなかったことを、非
常に残念に思う筆者
でした。
8 TENJINYAMA NEWS Vol.64
生徒さんは、
「 作品はもちろん、凛とした白汀の姿に憧れ続け、
稽古を重ねてきた」
という方ばかりでした。
指定管理者 公益社団法人岡山県文化連盟
〒700-0814 岡山市北区天神町8-54
TEL:086-226-5005 FAX:086-226-5008
http://www.tenplaza.info/
休館日:月曜日・年末年始(12月28日∼1月4日)