2012年度入試情報 東京外国語大 外国語学部を改組して2学部体制へ 2011/7/27 東京外国語大が 2012 年度より既存の外国語学部を改組して、言語文化学部と国際社会学部の2学部体制に 移行する予定だ。詳細は以下の通りである。 ■外国語学部を「言語文化学部」と「国際社会学部」の2学部に改編 東京外国語大は、2012 年度より既存の外国語学部を、「言語文化学部」「国際社会学部」の2学部に改編す る予定だ。 大学のホームページによると、言語文化学部は「世界諸地域の言語と文化に通じ、優れたコミュニケーショ ン能力と人間的な想像力を備えるとともに、国際社会の舞台で言語間・文化間の媒介者として活躍できる人材 の養成」をめざすとしている。一方の国際社会学部は「世界諸地域の歴史や社会の仕組みに通じ、そこに内在 する問題をグローバルな視野で解決できる能力を備えるとともに、国際ビジネスの舞台で幅広く活躍できる人 材を養成する」としている。端的に言うと、言語文化学部は「世界の言語・文化」、国際社会学部は「世界の 地域・社会」を学びの主としているといえる。 「言語文化学部」「国際社会学部」のいずれに入学しても、1・2年次は共通カリキュラムである「世界教 養プログラム」により、選択言語とその地域をめぐる基礎的な教養を学ぶこととなる。3・4年次には、言語 文化学部では「言語・情報コース」 「グローバルコミュニケーションコース」「総合文化コース」の3コース、 国際社会学部では「地域社会研究コース」 「現代世界論コース」 「国際関係コース」の3コースにおいて専門領 域を学んでいく。 専攻できる言語は、現在の 26 言語を軸として見直しをはかり、新たな専攻言語として、南アジアの「ベン ガル語」を追加して 27 言語とした。また、研究地域の対象地域は世界を 14 地域に区分。これまでになかった アフリカ、オセアニア、中央アジアも研究対象地域に加わった。大学は全地球地域をカバーできる教育体制と して、「国内屈指の地域研究の教育拠点」をめざすとしている。 ■2012 年度入試 言語文化学部は前期日程と推薦入試により選抜 学部の改編に伴い、募集枠も大きく変更される。各学部の募集枠・募集人員は次ページの<表>のとおりで ある。 言語文化学部は、専攻言語単位での募集となるが、同時に配属地域も<表>のとおり紐付けされているので、 志望者は確認をしておきたい。複数の配属地域がある言語(「英語」 「スペイン語」 「ポルトガル語」 「ロシア語」) を志願する場合は、出願時に希望する配属地域を届け出ることになる。なお、「ロシア語」合格者の配属地域 は、ロシア地域 24 人、中央アジア地域 6 人が目安となっており、成績上位者より希望順に配属地域が決定す る。 選抜は、前期日程入試に加えて、一部の言語ではこれまで当該大で実施されていなかった推薦入試による選 抜も行われる。なお、言語文化学部では後期日程での募集は行われない。 一方の国際社会学部は、言語文化学部とは逆に地域単位での募集となっており、同時に配属言語が<表>の とおり紐付けされている。複数の配属言語がある地域については、前期合格者の場合は成績上位者より順に希 望の配属言語が決定する。後期合格者については、希望の配属言語となる。 国際社会学部は従来同様の前期日程および後期日程の2回の選抜が予定されている。ただし、一部の募集区 分では前期日程のみの募集となっている点に注意したい。 両学部の一般入試の入試科目は同一で、従前から大きな変更はない。前期日程はセンター試験5教科5科目 (外・数・国・地必須、理・公から1科目選択)、個別学力検査は外国語(リスニングを含む)と世界史が課 される。後期日程はセンター試験3教科3科目(外・国必須、数・地・公から1)、個別学力検査は外国語が 課される。なお、後期日程のセンター試験では地歴A科目の選択ができなくなり、新たに公民の「倫理,政治・ 経済」が選択科目に加わる。 新たに言語文化学部で実施される推薦入試は、現役生を対象としたもの。選抜はセンター試験5教科5科目、 学校長の推薦書、志望理由書、調査書を総合して評価が行われる。 Copyright © Kawaijuku Educational Institution. All rights reserved. <表>東京外国語大 2012年度入学定員・募集人員一覧(予定) 【言語文化学部】 【国際社会学部】 募 集 人 員 学 科 入学 定員 募集単位 (言語) 355 人 英語 前期 日程 推薦 入試 帰国 子女 39 2 若干 入学後 配属地域 私費 (( )内の数値は配属 外国人 人数目安) 留学生 若干 北西ヨーロッパ 募 集 人 員 学 科 入学 定員 募集単位 (学類・地域) 360 人 北アメリカ 前期 日程 後期 日程 北西ヨーロッパ 6 5 中央ヨーロッパ 28 13 帰国 子女 若干 入学後 配属言語 私費 (( )内の数値は前 外国人 期配属人数目安) 留学生 若干 英語 ドイツ語 (18) オセアニア 25 2 ポーランド語 7 - チェコ語 7 - フランス語 25 ヨーロッパ・アメリカ学類 ドイツ語 ポーランド語 (5) 27 14 西南ヨーロッパ第 2 11 6 西南ヨーロッパ ロシア 17 8 ロシア語 ラテンアメリカ 北アメリカ 11 5 英語 ラテンアメリカ 18 9 中央ヨーロッパ 2 西南ヨーロッパ イタリア語 14 - スペイン語 28 2 ポルトガル語 13 - チェコ語 (5) 西南ヨーロッパ第 1 西南ヨーロッパ フランス語 (18) イタリア語 (9) スペイン語 (8) ポルトガル語 (3) スペイン語 (12) ラテンアメリカ ロシア語 28 2 ポルトガル語 (6) ロシア (24) 7 - 日本語 10 - 中国語 26 2 国 際 社 会 学 科 言 語 文 化 学 科 中央アジア (6) モンゴル語 中央アジア 日本 東アジア 朝鮮語 14 - インドネシア語 10 - マレーシア語 5 - 7 - タイ語 7 - 計 355 人 5 - ベトナム語 6 - カンボジア語 5 - ビルマ語 5 - ウルドゥー語 7 - ヒンディー語 10 - ベンガル語 5 アラビア語 14 - ペルシア語 7 - トルコ語 7 - 343 12 ※上記内容は 2011 年 7 月現在構想中のもの 東アジア 30 12 中央アジア 13 - 東南アジア第 1 14 7 日本語 中国語 (19) モンゴル語 (7) ロシア語 (6) インドネシア語 (6) マレーシア語 (3) フィリピン語 (5) 東南アジア ラオス語 - 朝鮮語 (11) アジア・アフリカ学類 フィリピン語 5 日本 東南アジア第 2 18 10 タイ語 (5) ラオス語 (3) ベトナム語 (4) カンボジア語 (3) ビルマ語 (3) 南アジア 14 7 ウルドゥ-語 (5) ヒンディ-語 (6) 南アジア ベンガル語 (3) 西アジア・北アフリカ - 19 8 アラビア語 (9) ペルシア語 (5) 西アジア・北アフリカ トルコ語 (5) アフリカ 若干 若干 オセアニア 計 360 人 15 - 10 - 256 104 英語 英語 若干 若干 -2Copyright © Kawaijuku Educational Institution. All rights reserved.
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