P8~P9/特集【DAISUKE-夢の途中

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転向直後、日本には専用練
習場はおろかコーチすらいな
モトクロス東北選手権5連覇や高校生での国際A級昇格
フリースタイル転向後には、世界最高峰の大会で入賞
数々の華々しいキャリアは、人知れぬ努力の賜物
自分と仲間を信じ、さらに夢へ向けて加速していく
ムと家族のおかげ。当時の東
北地区はレース環境があまり
ササキプロレーシングに所属
し、本格的な体制でレースに
いたかったので﹂と振り返る。
当時のスポンサーヤマハ発動
その人たちには理解してもら
ので﹂
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証拠に、ライダーたちの技
を支えるランプ︵ジャンプ台︶
淡々と語るが佐藤に対す
る 思 い 入 れ は 人 一倍。その
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と 鈴 木 の 体 の 中 に は﹁ EIGO
﹂が刻まれている。
SATO
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父の趣味がモトクロス︵以
下MX︶だったことから、お
かった。鈴木は、全てが手探
整っておらず、関東圏と比べ
もちゃ代わりに預けられたミ
りの状態で2002年にアメ
レベルが高くありませんでし
ニバイク。気がつけば近場の
リカのFMX の大会に初挑
た。自分が天狗にならないよ
コースでほぼ毎日練習してい
う、レベルアップできるよう、 戦。しかし結果は惨敗。その
た。
時に手を差し伸べたのが、同
積極的に関東圏のレースに参
4の頃はレースでは
﹁小3、
じくFMXを始めたばかりの
加させてくれました﹂
なく、友達と遊びたいと思っ
佐藤英吾だった。二人はFM
ていました。好きだけど、ど その後は、順調にステップ
ア ッ プ。 国 際 A 級 に 昇 格 し、 X 専 用 練 習 場 を 自 力 で 作 り、
こかで乗らされている感じが
年間順位を 位まで上げた。
新しい技を身につけるため切
あったので﹂
1990年代、米国でジャ
磋琢磨。そして、世界で数人
鈴木は、日曜日に友達と遊 ンプしながら、ハンドルから
しかできなかった﹁バックフ
んだ記憶がない。レースは金
手を離したり、バイクを寝か
リップ﹂を成功させ、 年の
曜 日 練 習 走 行、 土 曜 日 予 選、
せたりして観客へアピールす
世界大会で初優勝。佐藤も
日曜日が決勝のスケジュー
るフリースタイルモトクロス
年に年間総合3 位を獲得し
ル。車で片道500㌔の移動
︵ 以 下、 F M X ︶ が は や り 始
た。
は当たり前だった。当然、学
めた。
年3月に﹁ X-FIGHTERS
校行事は、出られないものが
ちょうどこの頃、MXに限
2 0 1 3﹂ 第 1 戦 に 二 人 そ
増えていった。
界 を 感 じ 始 め て い た 鈴 木 は、 ろ っ て 出 場 が 決 定 。 世 界 的 ラ
しかし、小5になるとレー
F M X へ の 挑 戦 を 決 意 し た。 イ ダ ー と な っ た 二 人 は 、 同 大
スに集中。MXは、小5から
周囲は猛反対。しかし、決意
会へ照準を合わせ、練習に打
ジュニアクラスにエントリー
は揺るがなかった。FMXに
ち込んでいた。そんなところ
できる。ここでチャンピオン
かける思いを関係者にぶつけ
に突然の訃報。佐藤が練習中
になるという明確な目標がで
理解を得た。
の事故で帰らぬ人となった。
きたからだ。
﹁M X は 一 人 で は で き な い
﹁英吾君が亡くなったのは
それまで、父親の指導の下、 スポーツ。家族、チームやス
悲しいけど仕方ないこと。人
練 習、 大 会 に 参 加 し て い た
間いつかは最期の時を迎える
参 戦 し た。 そ の 成 果 は 実 り、
中3までMX東北選手権ジュ
機 は、 現 在 も バ イ ク を 提 供 。
が、鹿島台町︵現大崎市︶の
ニアクラスで5連覇の偉業を
また、当時の仲間も暇を作っ
ては応援に訪れている。
タッフなど、多くの人の支え
が あ っ て 成 り 立 っ て い ま す。
達成。
﹁5 連 覇 で き た の は、 チ ー
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