畠腹 桂子 桑折地区歩いて楽しめる地域づくり懇談会会長 林王

開会挨拶
[挨拶]
畠腹
桂子
桑折地区歩いて楽しめる地域づくり懇談会会長
林王
喜久男
桑折町町長
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◆総合司会(渋谷浩一氏)
をしていただきます。畠腹会長よろしくお願い
いたします。
◆畠腹桂子氏(桑折地区歩いて楽しめる地域づ
くり懇談会会長)
みなさん、おはようございます。足下の悪い
中、本日の街道を活かしたまちづくりフォーラ
ムにようこそおいでくださいましてありがとう
ございます。これより、フォーラムを開催させ
ていただきたいと思います。今回の進行役を務
皆様こんにちは、ようこそおいでくださいま
めさせていただきます、私、桑折地区歩いて楽
した。
「街道を活かしたまちづくりフォーラム」
しめる地域づくり懇談会副会長の渋谷でござい
に町内外を問わず多くの方々のご参加をいただ
ます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
き、大変嬉しく思っております。ありがとうご
また、私と一緒にもうお一方、南とうほく街
ざいます。また、このフォーラムに際しまして
道ネットワーク参与の伊藤登さんでございます。
林王町長をはじめ、講師の先生方には、大変お
どうぞよろしくお願いいたします。
忙しいところ、ご出席いただきまして厚くお礼
を申し上げます。
◆総合司会(伊藤登氏)
今、桑折町では、街道の商店や民家には、雛
人形が飾られ、桑折町に訪れてくださる皆様を
歓迎しております。さらに、坪庭、店先博物館
をしつらえ、春待つ心とともに、おもてなしの
心をお届けしたつもりですが、いかがでしょう
か。
さて、桑折町は、その昔から、奥州、羽州街
道とともに、人々や心や物が行き交い、文化や
産業が発展してまいりました。この街道という
資源を活用しながら、まちの中を歩いて楽しむ
ことによって、地域活性化の可能性を探りなが
ら、19 年度より、さまざまな取り組みを展開し、
よろしくお願いいたします。
継続してまいりました。今回のフォーラムは3
回目を迎えました。
◆総合司会(渋谷浩一氏)
このフォーラムは、取り組みの経緯を広く皆
それでは、まずはじめに桑折地区歩いて楽し
める地域づくり懇談会会長の畠腹桂子さんより、
様に発信し、それぞれのご専門分野からの講師
ご挨拶と今年度の活動の全体像についてお話し
の先生をお招きし、ご助言ご指導をいただきな
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がら、桑折町民の皆様と、そして桑折のまちづ
済的にも文化的にも発展した町であることが分
くりに興味を持たれた方々、何らかの形で活動
かりました。多くの人々が桑折町を訪れ、桑折
に参加・参画してみたいと思われた方々ととも
の良さを実感したことでしょう。私たちも他の
に、桑折町のまちづくりについて考えることを
地域に旅行等に行った際に、この町は感じがい
目的としております。
どうぞ、時間の許す限り、
いなあ、などと、良い思い出を持ち帰ったこと
最後まで、お付き合いくださることをお願い致
は、少なからずあると思います。昨年、干葉県
します。
の佐原という町に行きましたが、思い出を持ち
次に、活動の全体像について軽くご案内いた
帰ってもらうような心構えでお客様に接してい
します。画面をご覧ください。そして、お手元
る、と聞きました。そのお客様は、きっと、ま
の資料をご覧くださいませ。
たリピーターとして訪れたり、また、その町に
今年度は、このように、11 項目にも及ぶ、数
とっての宣伝マンの役目を担っているのだと感
多くの取り組みがなされております。福島県の
じました。私たちは、今、歩いて楽しめる地域
元気ふくしま地域づくり交流促進事業、内閣府
づくりの活動を行っていますが、そこで、重要
の地方の元気再生事業、町の支援事業など、各
なことがつまり、
「おもてなし」の環境づくりに
方面の支援を受けて取り組んで参りました。ま
なります。第2部では、この「おもてなし」の
た、地元の建設業の方々は、国土交通省の支援
環境づくりの実践と、直接的な集客の試みにつ
による「建設業と地域の元気回復助成事業」を
いて、ご報告させていただきます。
実施しております。このような多岐にわたる取
3つ目は、地域間の交流による町づくり展開
り組みが実を結んだのが、本年、21 年度と言え
の試みです。奥州街道・羽州街道、阿武隈舟運
ましょう。あまりに沢山の取り組みで、なかな
により、桑折は歴史的にも、地域間交流の要所
か分かりにくいかと思われるかもしれませんが、
でした。これもまた、桑折学から学び取れるこ
大きく3つに分けて考えますと、全体の姿が見
とです。そのような歴史の延長上に、現代の交
えてきます。
流展開の試みがなされ始めています。交流展開
のためには、街道などの基盤が重要であること
実は、それが、本日のプログラム、第1部、
はもちろんですが、その基本は人と人の信頼や
第2部、第3部にあたります。
社交的な雰囲気にあるのではないかと思います。
まず、1つ目は、桑折学に学ぶ基盤づくりで
す。これは、桑折の町の歴史を振り返り、将来
第3部では、交流の実践例と、人と人との信頼
のまちづくりを展望する試みです。他の町が真
や社交的な雰囲気を作り出すための取り組みに
似の出来ないこと、それは、桑折町の歴史とそ
ついてご報告させていただきます。
「地域づくり」は、地域の人々の手で行うこ
こに住む人です。私たちの町の諸先輩は、幾多
の困難を乗り越えて、桑折町を住み良く豊かで、
とが基本ですが、新たなステップを刻むために
美しい町にしようとしてきました。その先輩方
は、先輩や先駆者のご指導を仰ぐこともまた、
の高い志と熱い思いを汲み取り、次世代に引き
必要不可欠であると思います。私たちは、この
継げるように、これからの町づくりに活かすこ
3年間の活動の中で、そのようなかけがえのな
とこそ、現代を生きる私たちの責任であると、
い方々と知りあう貴重な機会を得ました。
感じています。第1部では、今年度の成果をも
本日は、私たちの町づくりに対して、日頃よ
とに、歴史に学びつつ、これからの町の基盤に
りご支援をいただいている4名の先生方をお招
ついて考えていきます。
きしておりますので、ここで、ご紹介したいと
思います。
2つ目は、賑わいのある美しい町をつくって
いくための試みです。桑折学によれば、桑折は
まずはじめに、桑折学部会のアドバイザーを
宿場町として、また、半田銀山の町として、経
お願いしております中村良夫東京工業大学名誉
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◆総合司会(渋谷浩一氏)
教授でございます。
お二人目は 、三元車復元において、ご協力い
ありがとうございました。会長のほうからご
ただております天野光一日本大学理工学部教授
来席の皆様のご紹介をしていただいたわけです
でございます。
が、本日は、町長にもおいでいただいておりま
お三方目は、日本風景街道等において、ご支
すので、町長から一言ご挨拶を頂戴いたしたい
援をいただいております池口正晃国土交通省福
と存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
島河川国道事務所長でございます。
そして、もう、お一方は、桑折町における住
◆林王喜久男氏(桑折町町長)
民主体の町づくりを直接的にご支援いただいて
おります高橋康寛福島県県北建設事務所長でご
ざいます。
中村先生には第1部、天野先生には第2部、
池口所長には第3部において、ご講演と取り組
みの発表に対する講評をお願いしております。
また、高橋所長には、本日のプログラム全体を
通して「今後への取り組に向けて」と題して、
ご講演をお願いしております。
先生方には、沢山の時間を割いてお話しいた
だきたいのですが、なにぶん取り組みが多いた
みなさん、おはようございます。本日は、
「街
め、時間を思うようにとることができず、大変
道を活かしたまちづくりフォーラム」の第3回
心苦しく思っております。お許しいただきたく
目となったわけでありますが、朝早くからこの
存じます。わずかな時間ではございますが、中
ように多くの方々のご参加をいただいて盛大に
村先生、天野先生、池口所長、高橋所長、どう
開催されますこと、本当におめでとうございま
ぞご指導のほどよろしくお願い致します。
す。
前回のフォーラム「町づくり宣言」、「住んで
今日一日内容の濃い会議になるのではないか
良し、訪れて良し」の桑折町、一人ひとりの幸
と、期待を寄せております。実のあるフォーラ
福につなげるために、桑折学を基盤にした、街
ムになりますことを、心からご祈念を申し上げ
道を活かした町づくりに、さらに、町民ひとり
まして、朝のご挨拶に代えさせていただきたい
ひとりが、心地よい汗をかきたいものと思って
と思います。今日一日よろしくお願い申し上げ
おります。
ます。
また、第3部の後半「桑折宿雛めぐり」では、
「あれから 40 年」の女団連の方達がお雛様にな
◆総合司会(渋谷浩一氏)
っての熱演が披露されます。どうぞあまり期待
ありがとうございました。
なさらずに、お待ちくださいませ。どうぞ最後
までよろしくお願いいたします。
以上で、全体像を含めて、主催者の挨拶とさ
せていただきます。それでは、どうぞ、今日一
日よろしくお願いいたします。
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