学校管理下でケガ等をされた場合の医療費について

独立行政法人日本スポーツ振興センター
の 災 害 共 済 給 付 制 度 に つ い て
板橋区教育委員会
H28.4.1現在
板橋区では、区立学校に在学するお子さんたちの不慮の災害に備えて、独立行政法人日本スポーツ振興センタ
ーと災害共済契約を結んでいます。
これは、在学中の災害に際しての医療費や見舞金の給付契約で、センターの給付対象・手続き方法は、下記の
とおりです。
《子ども医療証との関係》
学校管理下の事故で、センター制度の給付対象となる場合は、センター制度が優先されます。医療機関等で
は、学校管理下の事故であることを伝え、子ども医療証を利用せずに、いったん3割の自己負担分をお支払く
ださい。後日センターより自己負担分と雑費分の計4割分が給付されます。
※ センター制度と子ども医療証を重複利用することはできません。
1 給付される場合
「学校の管理下」で災害にあった時、給付されます。
「学校の管理下」とは、次のとおりです。
(1)授業中及び休憩時間中
(2)学校の教育計画に基づく課外指導中(部活動・移動教室等)
(3)通常の経路・方法による登下校中
2 給付の種類と給付金額
(1)医 療 費・・・保険診療の総医療費の4割給付。なお、総医療費には、院外薬局での調剤料を含み、
他に入院時の食事療養費が加算されます。同一の負傷又は疾病に関しては、支給開
始後、最長10年間支払われます。
高額療養費に該当する場合
加入している健康保険からの還付金+センターからの給付金額=総医療費おおむ
ね4割分が最終的に保護者様に支払われます。
保護者様から加入している健康保険へ別途還付請求を、していただく必要がござい
ます。
※高額医療費とは、医療費自己負担額(所得に応じて異なる)を超えたときに、加
入している健康保険に本人が手続を行い、超えた分を高額療養費として払い戻しされ
るものです。
(2)障害見舞金・・・82万円から3,770万円まで14段階
(ただし、通学中は½の額となります。
)
(3)死亡見舞金・・・2,800万円
(ただし、通学中、運動などの行為と関連しない突然死は½の額となります。)
3 給付手続
保護者の方が、病院に医療費等(自己負担分3割)を一旦支払っていただきます。申請用紙に、病院の証明を
受け、学校へ提出します。申請から振興センタ-での審査を経て約3か月程度で、学校を通じて給付金が支
払われます。
各申請用紙は、学校にあります。
4
共済掛金
全額(945円)区で負担していますので、保護者負担はありません。
5 給付対象とならない場合
(1)総医療費が、病院等は500点未満・整骨院は5,000円未満の場合(本人負担が 1,500円未
満の場合)
(2)差額ベッド代や保険外の歯科治療など健康保険の適用を受けない治療の場合。
(3)加害者から交通事故などの損害賠償を受けた場合。
(4)生活保護家庭は、医療扶助がありますので、給付はありません。
ただし、障害・死亡見舞金は給付されます。
(5)特定機能病院(大学病院など)の、初診時負担金。診察カードの発行が有料の場合。
(6)診断書料、交通費。
(7)受診日から2年間(時効)を過ぎた請求。
※詳しくは、学校又は教育委員会 学務課 学校運営保健係(℡3579-2616)へ、お問い合わせ下さい。
板橋区教育委員会
保護者の皆様へ
≪学校管理下でケガ等をされた場合の医療費について≫
板橋区では、学校管理下でケガ等をされた場合に備えて、日本スポーツ振興センター災害共済給付制度に
加入しています。
学校管理下でケガ等をしたときは、各種医療費助成制度は利用せずに、日本スポーツ振興センターをご利
用ください。
そのため、病院・薬局等では、健康保険証をお使いになり、いったん3割の自己負担分をお支払いくださ
るようお願いします。領収書は保管してください。
病院・薬局等の窓口での保険診療分自己負担額の合算が 1,500 円以上のときにセンターの対象になります。
(ただし、特定機能病院の初診時負担金は合算から除外されます。
)
1
日本スポーツ振興センターの給付について
医療費(窓口でお支払いいただいた金額)に雑費(総医療費の1割)を加算した金額が給付されます。
(高額療
養費に該当する場合は、計算方法が異なります。
)
総医療費
健康保険負担
7割
窓口自己負担
3割
加算分
1割
センター給付金
2
生活保護受給家庭の方について
生活保護受給家庭の方は、医療費の給付対象になりません。生活保護の医療扶助をご利用ください。
3
各種医療証の使用について
各種医療証と日本スポーツ振興センターとの併用はできません。
原則として、学校管理下での負傷、疾病等の場合は、各種医療証の使用はしないでください。
4
給付対象外となるものについて
健康保険の適用をされない治療、交通費等。
<支給されないものの例>
・差額ベッド代、付添看護料。
・松葉杖等のレンタル代金、包帯や医薬品などの患者実費分。
・検査のみの診療や入院で異常がなく病名がつかない場合。
5
給付金の支給について
支給は、各学校を通じて行います。
給付金の支給までには請求してから2~3ヶ月かかりますのでご了承ください。
<問い合わせ先>
日本スポーツ振興センターについて・・・各学校又は
教育委員会学務課学校運営保健係(℡3579-2616)
子ども医療費助成制度について・・・・・子ども家庭部子ども政策課子どもの手当医療係
(℡3579-2477)