2015 年5 月1 日現在 専任教員の教育・研究業績一覧表 ○ 人間環境学部人間環境デザイン学科 1. 讃井 純一郎 2.佐野 慶一郎 3.神野 由紀 4.杉田 正樹 5.立山 徳子 6.藤本 憲太郎 7.水沼 淑子 8.山崎 稔惠 9.兼子 朋也 10.淡野 哲 11.二宮 咲子 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 専攻 職名 教授 氏名 讃井純一郎 学位 工学博士 大学院における研究指導担当資格の有無 博士前期: 無 博士後期: 無 1.教育活動 授業科目名 2015年度方針・計画 消費者行動と心理 現状を維持した上で、市場調査に関する学習を充実させると共に、行動経済学の事例紹介を実施する。 予習・復習を促す仕組みを試行する デザインの心理 現状を維持した上で、「わかりやすさ、使いやすさ」「デザインの意味(記号論)」の教育内容、方法を改善す ると共に、具体的なデザイン事例の紹介を強化する。 環境と心理 現状を維持した上で、環境心理調査の事例紹介を強化する。また事例調査を宿題として課す等、単なる講 義ではなく、授業への参画意識を高める工夫をおこなう。 環境と心理演習 評価グリッド法についての理解を深める。具体的には、配布資料の改訂を行うと共に実習時間の増加、 フィードバックの充実をはかる。 プレゼンテーションソフトの活用 現状を維持した上、課題提出、課題発表のスケジュール厳守を徹底する。 ゼミナールⅠ~Ⅳ 期待値を明確化することで、予習、復習の密度を高める。また学生室の環境整備、ならびに有効な使い方 を検討する。 卒業研究 テーマ選定を学生任せにせず、適宜、方向性を指導する。スケジュール管理の徹底をはかる。 1 授業以外の教育活動等 年月(西暦) 摘要 作成した教科書・教材・参考書 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 その他教育活動上特記すべき事項 2.研究活動 研究テーマ 環境保全行動の促進/阻害 要因に関する研究 研究概要 環境保全行動を実施している人々とそうでな い人々との、各行動についての評価、また環 境保全に関する意識の差を検討することで、 環境保全行動の促進/抑制のメカニズムを探 る。 2015年度方針・計画 *日本建築学会論文報告集、または技術報告集への投稿 2 2010年度以降に発表した著書・論文等 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 共著 2012年7月 『研究テーマ発掘の実 践ノウハウ集 (第3 章、第6節)』 技術情 報協会 共著 2012年2月 施桂栄、井上枝一郎、 2010年度研究プロジェ 讃井純一郎、伊藤典 クト報告書 幸、鈴木公基 海外研究発表報告“Introduction of the Evaluation Grid Method:A Japan original design supportive tool based on PCT.” 単著 2010年9月 人間環境学会紀要 第14号 成熟市場における調査の考え方-『ニーズ把握』から 『価値の創出』へ- 単著 2011年1月 研究開発リーダー 2011.1技術情報協会 著書・学術論文等の名称 単著共著 の別 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 (著書) 「成熟市場における顧客ニーズの調査法」 236-239頁 (学術論文) 日中両国間の大学生の環境意識とそれに基づく社会 的行動に関する比較調査研究 (その他) 3 91頁 42-44頁 3.社会活動等 テーマ 観光資源イメージ調査 ァ 概要 これまで散発的に行ってきた「観光資源のイメージ評価に関する研究」を社会活動に利用していくため、研 究手法、事例等を収録した企画提案書を作成する。 ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 4.管理運営等 名称等 人間環境デザイン学科学科長 期間(西暦) 2014年4月1日~2016年3月31日 4 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 工学研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 物質生命科学専攻(前期) 職名 教授 氏名 佐野 慶一郎 (さの けいいちろう) 学位 博士(工学) 大学院における研究指導担当資格の有無 有 1.教育活動 授業科目名 2015年度方針・計画 ゼミナールI 循環型社会という言葉が用いられるようになり、人間生活と環境保全との調和が求められている。中でも廃 棄物と地球温暖化の問題は、企業や地域で安易に対策するのではなく、カーボン・フット・プリントを考慮 し、効果の高い環境政策を行わなければならない。正しい環境政策を理解し、立案する能力を身につける ためには、様々な環境問題を理解しておく必要がある。ゼミナールIでは、近年、重要視されている環境問 題を学び、環境保全に対する興味を喚起させる。 ゼミナールII 第二次産業革命をきっかけに、20世紀後半より、世界の先進国では、石油を自動車の燃料やプラスチック の原料など、さまざまな目的で大量に使い続けている。その結果、地球環境は大きく影響を受けている。ゼ ミナールIIでは、様々な環境問題を踏まえたうえで、日本国内の廃プラの発生状況を知り、リサイクルの大 切さを理解させる。 ゼミナールⅢ 化石燃料の枯渇問題やカーボン・ニュートラルの概念からバイオマスの利用拡大が高まっている。特にバ イオ燃料の需用は増し、またバイオ・プラスチックや天然繊維の利用も増える見通しにある。バイオマスの 現状と将来を予測しながら、その利点と問題点を理解させる。 ゼミナールⅣ 企業の環境技術から海外の環境問題とその政策まで、幅広い環境政策の事例を調査し、国内外の環境政 策論を学習する。国内の環境政策、および諸外国との連携を視野に入れたグローバルな環境政策の理解 と立案の能力を身につける。 卒業研究I 卒業研究Iでは、民間企業や公的研究機関の協力を得て、文系のテーマとして、「国内外の新しい環境政 策に関する調査研究」を、理系のテーマとして、「リサイクルとバイオ・マテリアルの基礎実験と評価研究」と 進展させる。 1 卒業研究II 卒業研究IIでは、卒業研究Iの成果を発展させる。文系のテーマとして、「国内外の新しい環境政策のデザ イン提案」の研究を、理系のテーマとして、「新しいリサイクル方法とバイオ・マテリアルのデザイン」の研究 を遂行して、論文にまとめさせる。 エネルギーと 環境 本授業では、各種エネルギー利用に関する安全性と環境リスクを評価するための考察力を習得する。新エ ネルギーの技術開発とその安全管理により、現状のエネルギー利用社会の継続と環境リスクの軽減はな されるが、リスクを皆無にすることはできないことを理解させる。 廃棄物と リサイクル 本授業では、国内外における廃棄物の発生とリサイクル情勢、および各廃棄物のリサイクル方法、リサイク ルの事例と長所短所を学習し、リサイクルを導入した新しい環境施策を立案できる思考力を身に付けさせ る。 環境実験 (リサイクル・バイオマス) 廃棄物リサイクルとバイオマス利用の実験方法と評価手順を習得し、実験を通じて適正なリサイクル方法 とバイオマス利用を発案できる基礎能力をつけさせる。 KGUキャリアデザイン入門(B) 授業のテーマは、みなさんが「関東学院大学生としての《私》《私たち》について知る・考える」であり、授業 をとおして、大学のことや、自分と社会の関係を知り、「生き方」「働き方」「大学生活の過ごし方」を自分で 考え、行動するきっかけをつくる。到達目標は、卒業後を意識した4年間の大学生活をデザインすることと、 「自己実現力」と「他者とかかわる力」を高めることである。 人間環境デザイン論 社会的にも環境的にもより良い人間環境を構築するためには、多様な視点からの環境への理解が不可欠 である。本講では、学科内の「生活デザイン分野」「居住環境デザイン分野」「環境保全デザイン分野」の 各々専門の異なる担当者による授業を通して人間環境をデザインすることの多様な考え方・方策について 理解させる。 特に「環境保全デザイン分野」を担当し、産業とエコデザインについて講義する。産業の発展 により環境問題が生じており、環境に配慮した製品を提供するエコデザインの概念を習得させる。 生活と環境科学 人間の生活は科学技術の発展によって急速に変化してきたが、その反面、自然環境への負の影響は地球 全体に及ぶようになってきた。身近な生活に係わる環境問題が地球規模にまで波及する現状を科学的視 点から多角的にとらえ、今後の環境対策・改善のための具体的方策についても理解させる。 生活環境と政策 本授業では、人間活動と環境破壊に伴う、生活環境の変化とその政策論を学び、時代の変化に即した 様々な環境政策を考案できる能力を養う。人類が環境問題や事故、貧困飢餓、病気が蔓延するこの時代 を早急に修復し、自然と共生しながら安全で快適な生活環境を獲得し、持続させる政策論理を習得させ る。 2 バイオマスとエネルギー 本授業では、先ず、原発と石油を主としたエネルギーの消費と環境問題の現状を確認する。次いで、今後 のバイオマス利用の方策について学び、持続可能なエネルギー社会を構築するための思考能力を身に付 けさせる。 大学院(工学研究科修士課程) 環境システム化学特論Ⅰ 先進国や新興国での製造業や運輸からの二酸化炭素の排出量の削減は、難しい状況にある。本授業で は、環境への影響を考慮して、化学反応、ならびに物理化学反応、物理反応を用いたエネルギーの創製や 利用に関するさまざまなシステムを理解する。 大学院(工学研究科修士課程) 環境システム化学特論Ⅱ 工業製品の高機能化に伴い、常にさまざまなマテリアルと部品が研究開発されている。環境保全の観点か ら廃棄物の無害化やリサイクル化のシステム、部品生産時の環境負荷を低減させるために、マテリアル表 面の新しい処理システムが日々研究され、実用化されている。本授業では、環境への影響を考慮して、化 学反応、ならびに物理化学反応、物理反応を用いたマテリアルの廃棄処理やリサイクル、部品製造におけ るマテリアルの表面処理に関するさまざまなシステムを理解する。 3 授業以外の教育活動等 年月(西暦) 摘要 2013年10月26日 2013年度に生涯学習センターによる公開講座「原発問題を考える」の講師を担当 し、近隣住民の方々の生涯学習活動を支援している。本講座は3回であり、第2回 目の「環境とエネルギー問題」について、解説を行った。 企業人に対する教育講座(技術開発)の講師 2014年3月20日 2014年度に、横浜市経済局 横浜市工業技術支援センター主催、企業向け講座 『プラスチック材料、ここを知れば使いこなせる!』 ~ プラスチック材料の、誕生・ 材料選定・用途展開・廃棄再生~ の講師を担当し、神奈川県内企業の学習活動 を支援している。『繊維を用いた産業用複合材の現状 -古着から炭素繊維まで-に 関する教育講座(1時間10分)を横浜市工業技術センターで行った。 企業での教育講座(新入社員)の講師 2014年5月1日 2014年度に、神奈川県内の民間企業において、表面処理技術に関する学習活動 を支援している。日本表面化学㈱にて、材料表面の処理方法と評価方法につい て、新入社員のために教育講座(4時間)を行った。 企業向け研究の講師 2015年2月24日 本学材料・表面工学研究所「平成26年度研究報告会」において、「天然繊維の消 臭」と「プラスチック材の表面処理」、「製品のライフ・サイクル・アセスメント」に関す る技術説明を行った。 作成した教科書・教材・参考書 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 その他教育活動上特記すべき事項 生涯学習センターによる公開講座の講師 2.研究活動 研究テーマ 材料表面処理の研究開発 廃棄物リサイクルの研究 研究概要 2015年度方針・計画 研究概要対象として「繊維の表面処理」を取り 上げ、本学材料・表面工学研究所で基礎的研 自動車技術会で発表 究を行う。 総合研究推進機構、戦略的プロジェクト研究 「廃棄物リサイクル(生活と産業、政策)に関す る学際的研究」行う。 2015年5月に海外共同研究者による報告会 2015年度末に学内研究者による報告会 4 空港内廃棄物処理の研究 独立行政法人産業技術総合研究所と「空港内 2015末までに報告書。 廃棄物処理の学術研究」を行う。 いすゞ自動車との共同研究として、「トラックの 工業製品のライフ・サイクル・ 製造と走行時におけるライフ・サイクル・アセス 2015末までに報告書。 アセスメントの研究 メントの研究」を行う。 国際会議The 5th International Symposium on サンフランシスコ州立大学に協力して、2015年6月8日から10日まで国際会議を開 繊維リサイクルの国際的学術 Fiber Recycling, San Fransicco (June 2015) 催する。「廃棄繊維を用いたタブレット・ケースのエコ・デザイン」についてポスター 研究の推進 の国際学術委員として、開催準備を行う。 発表も行う。 国際会議The 3rd International Conference on 新素材とエネルギー・環境の Materials, Energy and Environments (ICMEE 米国トレド大学と講演プログラムを作成する。さらに、材料の研究成果を本会議で 国際的学術研究の推進 '15), kyoto (Aug. 2015)の副座長として、開催準 発表する。 備を行う。 国際会議International Symposium on HighlyControlled Nano- and Micro-Scale Functional 材料・表面の国際的学術研 Surface Structures for Frontier Smart 海外からの講演者の招聘に協力する。 究の推進 Materials 2015, Yokohama (May. 2015)への参 加 日本繊維機械学会 繊維リサイクル技術研究 繊維のリサイクル技術の調査 会部会員として、本研究会を通じて、繊維リサ 日本繊維機械学会 繊維リサイクル技術研究会部会を開催し、会員と2015年学術 と研究推進 イクルの状況と技術の情報を国内外に発信す 講演会でのリサイクルセッションを企画、実施する。 る。 5 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 共著 2010年2月 関東学院大学 人間環 境研究所 2008年度 研 究プロジェクト-(5) - 調査研究報告書 特定研究「廃棄プラスチック材の再生処理に関する 研究」 共著 2010年3月 山梨県環境科学研究 佐野慶一郎,西巻通 所研究報告書第 24号 代,宮下智長 ほか プロジェクト研究:生ゴミ由来生分解性プラスチックの 生産と利用に関するLCAの研究 共著 2010年4月 平成21年度山梨県環 森智和, 佐野慶一郎ほ 35頁~37 境科学研究所年報 か 頁 第13号 基盤研究:廃棄プラスチック処理に関するLCAの研究 共著 2010年4月 平成21年度山梨県環 森智和, 佐野慶一郎ほ 52頁~53 境科学研究所年報 か 頁 第13号 菜種油中熱分解によ る廃棄ポリ ウレ タンフォームの リ サイクルに 関 する研究 共著 2010年4月 秋元一成,相田裕士,高 工学院大学研究報告, 橋拓也,佐野慶一郎, 1頁~5頁 108号 佐藤貞夫 共著 2010年5月 成形加工(年次大会), 21st 著書・学術論文等の名称 単著共著 の別 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 (著書) “Study of Eco Trend for Fiber Industry in Japan and Germany” (今後のドイツにおけるエコ繊維産業の調 査研究) 廃棄ポリ ウレ タンフォームの 熱分解によ るリサイクル に関する研究 Keiichiro Sano and Teruo Kimura, Renate 1頁~41頁 Luetzkendorf, Thomas Reussman 1頁~26頁 秋元一成,高橋拓也,佐 357頁~ 藤貞雄,佐野慶一郎 358頁 天然繊維強化プラスチックの消臭技術の開発 共著 2010年9月 佐野慶一郎,木村照 夫,高柳正明,クノー 自動車技術会春季大 ベルス ドルフ カーメ 会,学術講演前刷集, 1頁~4頁 ン,ロイスマン トーマ No.11-10 ス,ルツケンドルフ レ ナート ドイツと日本の自動車産業における天然繊維強化プ ラスチックの開発動向 共著 2010年9月 自動車技術会春季大 佐野慶一郎,元村靖 会,学術講演前刷集, 1頁~3頁 伸,妹尾敬史,横田潔 No.59-10 6 2010年9月 日本繊維機械学会 繊 維リサイクル技術研究 佐野慶一郎 会 第83回情報交換会 解説集 1頁~6頁 単著 2010年10月 秋元一成, 高橋拓也, 工学院大学研究報告, 佐藤貞雄、佐野慶一 109号 郎 51頁~54 頁 醤油搾り粕の防錆紙への応用 共著 2010年11月 成形加工シンポジア 2010 井野晴洋, 堀恵二, 木 291頁~ 村照夫, 佐野慶一郎 292頁 廃棄ポリ ウレ タンフォーム熱 分解油のエンジン内燃焼 排ガスに関する研究 共著 2010年11月 成形加工シンポジア 2011 秋元一成, 佐藤貞雄, 佐野慶一郎 植物ポリフェノールによる天然繊維強化プラスチック の消臭技術 共著 2011年2月 ファインケミカルVol.40, 佐野慶一郎,木村照 No.2 夫 29頁~36 頁 天然繊維/樹脂の複合化技術「自動車産業における 天然繊維強化プラスチックの応用と消臭技術」 単著 2011年2月 技術情報協会セミ ナー,No.101207 解説 佐野慶一郎 集 1頁~10頁 重点化研究 廃食油を用いた廃棄ウレタンのリサイク ルに関する研究 共著 2012年 ドイツにおける環境関連研究の最前線 天然繊維強 化複合材料の臭いの放散挙動におよぼす植物系ポ リフェノールの影響 単著 廃棄ポリ ウレ タンフォーム熱 分解油のディー ゼル燃料 への応用 天然繊維強化プラスチックからのVOC臭気軽減に関 するドイツと日本での技術開発 国内外のバイオマス実用化事例 単著 単著 289頁~ 290頁 平成24年度山梨県環 森智和, 齊藤奈々子, 境科学研究所研究報 1頁~19頁 佐野慶一郎 告書29号 2012年3月 第3回国際自動車素 材・加工展, 専門カン ファレンス「内装部品 佐野慶一郎 のエコマテリアル化の 最前線 特別講演 解 説集 1頁~3頁 2012年3月 横浜グリーンバレー構 想, 市内大学と連携し 佐野慶一郎 た「環境ビジネス講座」 資料集 1頁~5頁 7 脱石油社会を目. 指した新規バイオマス資源の調査 研究 「Thermal Decomposion of Polyurethane Foam in Vegetable Oil 」, 植物油中によるポリウレタン・フォー ムの熱分解反応に関する展示説明 単著 共著 関東学院大学 人間環 境研究所 2010年度 研 究プロジェクト-(5) - ヴォルカー E. スパー 調査研究報告書, なら バ, 佐野慶一郎 びに関東学院大学人 間環境研究所所報10 号 1頁~26 頁, 69頁~71 頁 2013年 11月29日 国際シンポジウム Proceedings of MSST2013, International Symposium on Materials Science & Surface Technology 2013 佐野慶一郎,武田克 彦 1頁~4頁 2010年3月 Papers of 12th Work shop Odour and Emissions of Plastics Materials / Kassel Germany, No17, 査読 有り Carmen Knobelsdorf and Renate Luetzkendorf, Thomas 1頁~6頁 Reussmann, Keiichiro Sano, Teruo Kimura 2010年9月 Proceedings of the Sixth International Keiichiro Sano and Workshop on Green Teruo Kimura Composites (IWGC-6)/ Gumi Korea, 査読有り 2012年2月、2012年5月 (学術論文) The Influence of Vegetable Polyphenoles on the Emission Behaviour of Natural Fibre Reinforced Plastics Trend of Natural Fiber Reinforced Plastics for Automobile Industry in Germany and Japan 共著 共著 8 109頁~ 112頁 Trend and problem of recycling felt from waste clothes for automobile parts in Japan Natural Fiber composite Parts in Japan Applications of Natural Materials in Automobile in Japan 共著 単著 単著 2011年6月 Proceedings of the Third International Symposium on Fiber Recycling (Fiber Recycling 2011) symposium、Bolton UK. 2012年6月 Proceedings of Biobased materials, 9th WPC, Natural Fibre and other innovative Keiichiro Sano Composites Congress and Exhibition, Fellbach, Germany, 査 読有り 166頁~ 174頁 2012年9月 Proceedings of naro.tech, 9th International Symposium, Materials Keiichiro Sano made of Renewable Resources, Messe Erfurt, Germany 204頁~ 210頁 Proceedings of International Symposium on Materials Science & Surface Technology 1頁~4頁 Keiichiro Sano and Teruo Kimura 121頁~ 129頁 Thermal Decomposion of Polyurethane Foam in Vegetable Oil 共著 2013年11月29日 自動車シュレッダーダストを含む廃プラスチック分解 油のディーゼル燃料としてのリサイクル手法の提案 共著 2014年 関東学院大学工学総 遠藤賢一,武田克彦, 19頁~26 合研究所報 佐野慶一郎 頁 脂肪酸エチルエステル燃料へのブタノール添加によ る燃焼・排気特性の変化 共著 2014年 関東学院大学理工/建 武田克彦,森光平,佐 13頁~20 築・環境学会研究報告 野慶一郎 頁 9 Keiichiro Sano and Katsuhiko Takeda ① 古衣料の廃棄と再利用に関する横浜とサンフラン シスコに暮らす人々の意識調査 ④ Influence of Combustion Design for Waste Plastic Decomposition Oil (An Attempt to Use Waste Plastic Decomposition Oil in DDF Engine) 共著 共著 2014年2月 2014年3月 2014年 9月2日 ⑤ Influence of Fuel Design based on the Cetane Number for Diesel Combustion (Influence of Ethanol Blending to Jatropha FAME) 共著 2014年 9月2日 廃プラスチック分解油を用いるディーゼル発電機の 高効率化および低エミッション化に関する実験的研究 (水エマルション化による試み) 共著 2015年 10 関東学院大学 人間環 境研究所 2012年度 研 佐野慶一郎,山﨑稔 究プロジェクト -調査 惠,ゲイル・ボー,木 研究報告書, ならびに 村照夫 関東学院大学人間環 境研究所所報12号 1頁~34 頁, 59頁~60 頁 Proceedings of The 3rd International Kenichi ENDOH, Conference on Design Katsuhiko TAKEDA Engineering and and Keiichiro SANO Science, ICDES2014, Pilsen, Czech Republic 69頁~72 頁 Proceedings of The 3rd International Katsuhiko TAKEDA, Conference on Design Kiyomoto TAKANO Engineering and and Keiichiro SANO Science, ICDES2014, Pilsen, Czech Republic 73頁~77 頁 日本マリンエンジニア 武田 克彦,遠藤 賢 119頁~ リング学会誌,第50 一,狩野 高宏,佐野 124頁 巻,第1号 慶一郎 (その他) 天然繊維含有プラス チック製造 用複合材料及びその 製造方法、並 びに天 然繊維含有プラス チック及び そ の製造方法 http://www.google.fm/patents/WO2011071121A1?cl =ja 共著 2010年12月9日 公報種別:再公表公報 出願番号: JP2010072159, 天然 繊維含有プラスチック (特に射出成形品や圧 縮成形品)における臭 いの低減効果に優れ た天然繊維含有プラス チック製造用の複合材 料及びその製造方法、 並びに臭いの低減され た天然繊維含有プラス チック及びその製造方 法を提供する。 天然 繊維に植物由来のポリ フェノールを担持させ る工程を含む製造方 法によって天然繊維と 熱可塑性樹脂とを用い て製造された複合材料 を、射出成形又は圧縮 成形することにより天 然繊維含有プラスチッ クを製造する。 「内装用の天然繊維強化プラの臭いを低減するため 植物ポリフェノールを付加する技術の開発」について 発表 共著 2011年 10月12日-14日 自動車技術会 秋季大 佐野慶一郎,レナ-ト 会 「産学ポスターセッ ルツケンドルフほか ション」 要旨2頁、 ポスター2部 2012年 3月16日 第3回国際自動車素 材・加工展, 専門カン ファレンス「内装部品 佐野慶一郎 のエコマテリアル化の 最前線 1頁~4頁 特別講演 天然繊維強化プラスチックの国内外技術開発動向と 今後 単著 11 出願人/特許権者:学 校法人関東学院 発明者:木村 照夫、佐 1頁~10頁 野 慶一郎、ルツケンド ルフ レナート、ロイス マン トーマス 消臭化天然繊維強化プラスチックの展示説明、お よびガラス繊維強化プラスチックのリサイクル技術 の展示説明 単著 2012年 3月23日 横浜市環境メッセ 横 浜市金沢産業振興セ ンター 展示会 佐野慶一郎 要旨2頁、 ポスター2部 招待講演 Green Composite for Automotive Parts 単著 2012年7月 The First International Conference on Advanced Materials, 佐野慶一郎 Science and Engineering, Colombo, Sri Lanka 天然繊維強化プラスチックからの臭い軽減方法の開 発 共著 2012年10月 関東学院大学戦略的 佐野慶一郎,武田克 プロジェクト研究 中間 彦、レナ-ト 報告会 ルツケンドルフ 1枚要旨 (A4) 繊維リサイクルの国際状況について 単著 2012年11月 プラスチック成形加工 学会, 第28回-環境・リ 佐野慶一郎 サイクル専門委員会 1枚要旨 (A5) 座談会「自然を守る鉄道事業」~交通インフラの環境 対策とは~ 共著 2012年2月 エコタウン, Vol.4, 神奈 佐野慶一郎、学生3名 1頁~3頁 川新聞社 「Exploring of Consumers for Apparel Purchasing and Discarding Choices in Yokohama Bay Area as Compared with San Francisco」 「Production of Button using Fiber Waste of Polyester and Carbon」 学生がポスター発表特別賞を受賞 共著 共著 204頁~ 210頁 2013年 6月11日 国際シンポジウム The Haruka Miyagi and 4th Fiber Recycling Keiichiro Sano, Gail 2013 in Yokohama, ポ Baugh スターセッション 2013年 6月11日 国際シンポジウム The Asuka Suminoe and 4th Fiber Recycling Keiichiro Sano, Renate 要旨1頁、 2013 in Yokohama, ポ Luetzkendorf ポスター1部 スターセッション 12 要旨1頁、 ポスター1部 関東学院大学 「私と、研究。リサイクルその先へ」 Innovation of fiber reinforced plastic in consideration for environment Innovation and Recycling of Fiber Reinforced Plastics on the basis of environmental conservation 「Opinion of people in Fukushima and Kanagawa for nuclear power generation」, 福島県と神奈川県におけ る人々の原子力発電に関する研究ポスターの展示説 明 「Environmental consciousness of Kanto Gakuin University student」 単著 単著 共著 共著 共著 2013年6月19日 神奈川新聞 朝刊 2013年6月27日 invited oral lecture, Biobased/sustainabilit y, green projects in Keiichiro Sano composites, Innovative Composites Summit 要旨1頁、 ポスター1部 2013年 8月9日 The 2nd International Conference on Keiichiro Sano and Materials, Energy and Renate Luetzkendorf Environments (ICMEE '13) 要旨1頁、 ポスター1部 2013年 8月9日 国際シンポジウム The 2nd International Conference on Atsuki Kano and Yurie 要旨1頁、 Materials, Energy and Iida, Keiichiro Sano ポスター1部 Environments (ICMEE '13), ポスター セッション 2013年 8月9日 国際シンポジウム The 2nd International Conference on Materials, Energy and Environments (ICMEE '13), ポスター セッション 13 佐野慶一郎 26面 Moeko Nabekura and Rio Nakano, Tomonori 要旨1頁、 Miyanaga, Keiichiro ポスター1部 Sano 「関東学院大学での材料に関わる国際会議の実施状 況について」 単著 2013年11月16日 第29回-環境・リサイク 佐野慶一郎、梅田泰、 資料1頁 ル専門委員会 本間英夫、木村照夫 「Thermal Decomposion of Polyurethane Foam in Vegetable Oil 」 共著 2013年 11月29日 国際シンポジウム MSST2013, International Symposium on 佐野慶一郎,武田克 Materials Science & 彦 Surface Technology 2013, ポスターセッショ ン 天然繊維と古衣料への消臭処理の研究開発 -植物ポリフェノール坦持と水系洗浄の技術- 共著 2014年5月31日 日本繊維機械学会. 第 佐野慶一郎,本間英 67回 年次大会 夫,梅田泰 要旨1頁 2014年7月3日 The Third International Conference on Materials, Science and Keiichiro SANO and Environments (ICMEE) Katsuhiko TAKEDA July 01-03, 2014, Honolulu, Hawaii, USA, Hawaii 要旨1頁 2014年7月3日 The Third International Conference on Materials, Science and Katsuhiko TAKEDA Environments (ICMEE) and Keiichiro SANO July 01-03, 2014, Honolulu, Hawaii, USA, Hawaii 要旨1頁 Polymer Decomposition in Vegetable Oil Using Alkaline Catalysts, Oral Presentation Change of Fuel Property and Diesel Combustion Characteristic by Heat-treated Jatropha Seed, Oral Presentation 共著 共著 14 要旨1頁、 ポスター1部 Odor Decreasing Method of Natural Fiber and used clothes, -Washing in ozone nano bubble water and Vegetable Polyphenol dipping-, Poster Presentation 共著 2014年9月16日 10th International Symposium “Materials made of Renewable Resources”, naro.tech 2014, Erfurt Germany International Symposium on Materials Science & Surface Technology 2014, MSST2014, Yokohama Keiichiro SANO and Yasushi UMEDA, Hideo HONDA, Carmen 要旨1頁 KNOBELSDORF, Thomas REUSSMANN, Renate LUETZKENDORF Odor Decreasing Method of Natural Fiber by Fine Bubble Low Ozonated Water Washing and Vegetable Polyphenol dipping, Poster Presentation 共著 2014年11月18日 天然繊維と古衣料の消臭処理 -植物ポリフェノール 担持と水系洗浄の技術-, ポスター展示説明 共著 2014年12月11-13日 エコプロダクツ2014, 佐野慶一郎,梅田泰、 要旨1頁 東京ビックサイト 本間英夫 植物油を用いる廃棄プラスチックの加熱分解リサイク ル, ポスター展示説明 共著 2014年12月11-13日 佐野慶一郎, エコプロダクツ2014, 武田克彦 東京ビックサイト 15 Keiichiro SANO, and Yasushi UMEDA, Hideo HONDA 要旨1頁 要旨1頁 3.社会活動等 テーマ 概要 空港内での廃棄物処理の提案 空港内の廃棄物処理の現状を調査し、そのライフ・サイクル・アセスメント研究を行う。 プラスチック製品のリサイクル技術の調査 社団法人プラスチック成形加工学会環境・リサイクル専門委員会 幹事として、学会を通じて、プラスチック 製品リサイクルの状況と技術の情報を国内外に発信する。 神奈川県内におけるエコアクション21取得数の推進 神奈川県中小企業団体中央会エコアクション21の運営委員長として、県内の企業や団体でのエコアクショ ン21取得の推進化を図る。 逗子市環境基本計画の策定 逗子市 環境審議会員 副委員長として、逗子市環境基本計画を策定する。 自動車のリサイクル技術の調査と普及 社団法人自動車技術会 リサイクル技術部門委員会 幹事として、本技術会を通じて、自動車リサイクルの 状況と技術の情報を国内外に発信する。 プラスチックと繊維材料の表面処理技術の産業普及 材料・表面工学研究所での研究活動の一環として、横浜や小田原の企業や研究者に工業材料の新しい表 面処理技術について講演を行う。 東逗子のボランティア・グループ「アイディア・ラボ」では、身の回りにある端材、廃材を自由で新しい発想で 使い道を見出し、有効利用するDIYワークショップを行っている。子供から高齢者に至る逗子市民と一緒に 東逗子のボランティア・グループ「アイディア・ラボ」と 環境とモノづくりの大切さを学んでいる。佐野ゼミナールの学生たちが本活動に協力し、逗子市民との連携 の相互活動 をはかる。 ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 16 4.管理運営等 名称等 期間(西暦) 人間環境学部 ISO14001 統括管理責任者 2009年4月1日~2011年3月31日 人間環境研究所長 2011年4月1日~2012年3月31日 産官学連携支援室長(総合研究推進機構運営部) 2013年4月1日~2015年3月31日 人間環境学部 ISO14001 環境管理責任者 2011年4月1日~ 17 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 専攻 職名 教授 氏名 神野由紀 学位 博士(デザイン学) 大学院における研究指導担当資格の有無 博士前期: 無 博士後期: 無 1.教育活動 授業科目名 2015年度方針・計画 視覚芸術の歴史 デザインを学ぶ本学科で最低限必要な、美術を中心とする視覚芸術の歴史に関する知識を理解する。 講義だけでなく、実際の展覧会で作品を見る機会を必ず設け、理解を深める。 消費社会のデザインと文化 日本の近代以降、消費社会の生成過程において広告や商業空間などのデザインが、人々の生活に与えた 影響を、西洋の歴史を参照させながら、社会的な背景をふまえて理解する。 講義だけでなく、実際の展覧会で作品を見る機会を必ず設け、理解を深める。 デザインの歴史 デザインの歴史を学ぶことは、単にデザイナーの作品と思想のみを知ることではない。産業、消費者などあ らゆる立場からのデザインとの接点を理解することが重要である。授業では近代以降の西洋と日本のデザ イン史を概観する。 講義だけでなく、実際の展覧会で作品を見る機会を必ず設け、理解を深める。 都市生活の文化史 明治以降の日本の衣食住の近代化と、近代的都市生活の成立過程を学ぶ。 入門的な科目に位置付けられるので、B評価以上の取得者を7割以上にする。 ゼミナールⅠ デザイン史・文化史の基本的な知識と研究手法を学び、自らのテーマを探ることを目標とする。 ゼミで野発表の方法を習得することを目標とする。 1 ゼミナールⅡ ゼミナールIで学んだデザイン環境についての諸問題を反映させながら、それぞれがデザインについ ての固有の問題提起をしていく。 各自が自分の研究テーマを決めることを目標とする。 ゼミナールⅢ 前年度よりもやや専門的にデザインの問題を扱い、各自の考えをより深化させていく。ゼミナールIIで の個々のテーマを発展させ、より具体的な問題提起が出来ることを目標とする。 各自が自分の研究テーマを決めることを目標とする。 ゼミナールⅣ ゼミナールI~IIIで学んだ知識をもとに、各自が関心を発展させてきたテーマについて最後のまとめの作業 を行う。全員の研究成果をゼミ論集として冊子化することを目標とする。 卒業研究Ⅰ ゼミナールで学んだデザインに関する「問い」の設定や調査の手法を用いて、卒業論文を作成する。 先行研究の整理と研究手法の設定、論文の構成を決めるところまでを目標とする。 卒業研究Ⅱ 夏までに得られたデータなどを整理して、卒業研究を完成させる。論文の提出及び最終発表の参加を目標とする。 博物館実Ⅰf 次年度の館園実習に向けて、撮影や美術品取り扱いなどの事前学習、さらに模擬展示実習などを行 う。 その他教育活動上特記すべき事項 2 2.研究活動 研究テーマ 研究概要 近代日本で消費文化が生成される明治末期 消費社会における趣味の大 から昭和初期にかけての、百貨店を中心とし 衆化 た江戸趣味の背景を探る。 近代日本の手作りとジェン ダー ― 大量生産の時代における 趣味のジェンダー化 ― 2015年度方針・計画 ・歴博の研究報告集(査読付き)に論文を発表(2015年度刊行予定) ・歴博の展示プロジェクト(平成28年秋開催予定)に参加 戦前から戦後にかけての主婦の手芸ブームを 具体的な作例から辿り、そのジェンダー的特性 科研費(基盤C)による共同研究を本格的に開始、研究班に分かれた調査、定期的 を明らかにするとともに、男性による模型、電 な研究会開催を予定している。 気機械類の手作り趣味との対比により、趣味 のジェンダー化を明らかにする。 近代の子供用品文化 近代初期の子供用商品の調査から、初期消費 国立民族学博物館の共同研究「モノにみる近代日本の子ども文化と社会の総合 文化と近代的子ども観の生成過程を明らかに 的研究」に共同研究者として参加する。 する。 食と風俗 現代日本における食文化をめぐる様々な風俗 主宰する現代風俗研究会東京の会にて、定期的に研究会を企画開催する。 の状況を明らかにする。 3 2010年度以降に発表した著書・論文等 単著共著 の別 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 子どもをめぐるデザインと近代 単著 2011年 世界思想社 「江戸」の発見と商品化 共著 2014年 岩田書院 百貨店で〈趣味〉を買う 単著 2015年 吉川弘文館 全231頁 「表象としての少女文化 - カワイイデザインの起 源に関する一考察」 単著 2012年 『デザイン学研究特集 号』第16巻4号(日本デ ザイン学会) 28-35頁 「近代日本における少女的表象の生成について - 商品デザインの特徴分析から」 単著 2014年 デザイン理論第63号 (意匠学会) 17-31頁 消費文化における趣味―郷土玩具趣味の興隆を考える―単著 2014年 現代風俗学研究第15号 19-29頁 共著(辞典) 2010年 『祭・芸能・行事大辞 典』(朝倉書店) 単著(カタ ログ) 2013年 世田谷美術館「暮らし と美術と髙島屋展」 著書・学術論文等の名称 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 (著書) 全334頁 岩淵令治編 11-28頁 (学術論文) (その他) 「ウィンドー・ショッピング」「大売出し」「百貨店」 「百貨店とインテリア・デザイン -髙島屋のインテリ アが目指した日本的表象 -」 (その他・研究発表、講演) 4 「国立工芸指導所における子ども用品研究 - 西 川友武のデザイン思想の背景を中心に」 単 2010年7月 意匠学会第52回大会 「消費文化における趣味 - 郷土玩具趣味の興隆 を考える」 単 2012年5月 新風俗学教室第16期 第2回 「近代日本における少女的表象の生成について - 商品デザインの考察から」 単 2012年7月 意匠学会第54回大会 「戦前期百貨店における『江戸趣味』と『国風』デザイン」 単 2013年6月 日本デザイン学会第 60回研究発表大会 「百貨店と子ども文化 - 商品化する子ども世界」 講演 2009年2月 岡崎市美術博物館講 演会 「創られる『装い』 - 多様化する近代消費文化」 講演 2011年 パルテノン多摩2010年 度連続講演・表象とし ての「装い」 2011年 『アド・スタディーズ』 Vol.37 、公益財団法人 神野由紀、片平秀貴 吉田秀雄記念事業財 団 「消費社会黎明期における百貨店の役割 ―三越の シンポジウ 商品開発と流行の近代化―」 ム 2012年 国立歴史民俗博物館 主催第85回歴博フォー パネリスト:神野由紀、 ラム「『江戸』の発見と 玉蟲敏子、藤岡里圭、 商品化―大正期の三 濱田琢司 越の流行創出と受容 ―」 「百貨店百景Ⅲ 百貨店の装飾事業 空間を演出するワザ」 対談 2012年 世田谷美術館 神野由紀・夛田徹 2013年 国立歴史民俗博物館 主催第92回歴博フォー ラム「民俗表象の現在 - 博物館型研究統 合の視座から-」 パネリスト:内田順子、 川村清志、山田慎也、 青木隆浩 コメンテー ター:神野由紀、柴崎 茂光 「日本橋・銀座と渋谷 三越とパルコの戦略が今に示 唆するもの」 「行事食の変化、及び現代の家族像へのコメント」 対談 シンポジウ ム 5 32-37頁 Boundaries between adults and children in modern Japan: Analysis with products for children CHILD'S PLAY:East Asian Languages and Cultural Studies, University of California, Santa Barbara 招待講演 2015年 「消費文化の進展における民俗と歴史の利用」の予 備的研究 共同研究 者 2009年度 「消費社会における民俗と歴史の利用」 研究分担 者 2010年4月~2013年3月 文部科学省科学研究 研究代表:常光徹 費 基礎研究B 「歴史表象の形成と消費文化」 共同研究 者 2010年4月~2012年3月 国立歴史民俗博物館 研究代表者:岩淵令治 基幹研究 単 2010年4月~2011年3月 関東学院大学人間環 境学会出版助成 (株)西久 商品のデザイン・マネジメントに関する研 究(委託研究) 共同研究 2011年4月~2013年9月 神野由紀(代表)、讃 井純一郎 「デザインとジェンダー - 近代の女性における『手 作り』の意味に関する考察」 共同研究 2013年7月~2014年6月 関東学院大学人間環 神野由紀(代表)、中 境研究所助成 川麻子 2015年4月~2017年3月 研究代表:神野由紀 文部科学省科学研究 分担者:山﨑明子、辻 費 基礎研究C 泉、溝尻真也、飯田 豊、中川麻子 (研究助成) 『子どもをめぐるデザインと近代』 近代日本の手作りとジェンダー ― 大量生産の時代における趣味のジェンダー化 ― 共同研究 6 国立歴史民俗博物館 研究代表:山田慎也 研究助成 モノにみる近代日本の子ども文化と社会の総合的研究 共同研究 2014年10月~2017年3月 国立民族学博物館共 研究代表者:是澤博昭 同研究 身体をめぐる商品史 2015年4月~2016年12月 国立歴史民俗博物館 研究代表者:青木隆浩 企画展示プロジェクト 共同研究 7 3.社会活動等 テーマ 概要 日本デザイン学会ファッションデザイン部会の副主査研究会開催 現代風俗研究会東京の会代表・編集委員長 ・研究会開催 ・研究論集刊行 ア 茅ヶ崎牛のブランディングデザインとして、ロゴマークを作成、商標登録を行った(授業科目:食文化のデザ イン演習) ア 三浦半島の高梨農園のブランディングデザインを行う(授業科目:食文化のデザイン演習) ア 横浜市のカフェの再生計画(ゼミナールⅠ~Ⅳ) ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 4.管理運営等 名称等 期間(西暦) 共通科目主任 2014年4月~2015年3月 人間共生学部人間共生デザイン学科長予定者 2014年4月~ 8 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 専攻 職名 教授 氏名 杉田 正樹 学位 文学修士 大学院における研究指導担当資格の有無 有 1.教育活動 授業科目名 2015年度方針・計画 哲学Ⅰ 哲学の最低限の知識を獲得することと、議論をすることを目指す。人の話をよく聴き、よく考えて発言する 訓練をする。 哲学Ⅱ 現代哲学の基礎を知ること、および、哲学Ⅰを受けて、議論の訓練を行う。 人間と倫理 倫理学の基本的な考え方を理解し、応用倫理についての理解を深める。 人間環境論入門(A)(B) 共生の倫理 人間と自然 環境とは何か、人間と環境との関係は時代や民族によってどう異なるのか、こうしたことを理解させ、現代 の環境問題を考えさせる。 「共生」概念の生態学における意味をまず明らかにし、ここから、人間社会の様々な場面で、共生概念がど こまで有効であるのかを考させる。 哲学や倫理学、文化の観点から、自然観の歴史的変遷をたどり、日本人の自然観についての理解を深め る。 市民社会の思想 近代以降の市民像を論じ、コミュニタリアニズム、功利主義、リバタリアニズムとその背景を理解させる。 環境の倫理 環境の倫理は技術者倫理でもあり、価値観の問題でもある。モラルが低下し、劣化している原因を考えさ せる。 1 授業以外の教育活動等 年月(西暦) 摘要 作成した教科書・教材・参考書 なし 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 講演「哲学は面白い」 2015年7月 放送大学神奈川センターにて、哲学は本来面白いものである、と話す。 その他教育活動上特記すべき事項 小学生に対する「「子どもの哲学」の実施 高校生に対する倫理教育の実施 2013年~現在 2010年~現在 関東学院の2つの小学校の4~6年生を対象に、それぞれ年間6回、授業を行っ ている。 三春台の高校において、高校生2~3年生を対象に、通年倫理を教えている。90 分授業。 2.研究活動 研究テーマ ヘーゲル『論理学』研究 「子どもの哲学」の研究 環境哲学の研究 研究概要 2015年度方針・計画 ヘーゲル論理学を言語の観点から解釈する 著書のための数章を書く予定。 試み 「子どもの哲学」の哲学的基礎を明らかにする。 論文「モンテーニュの教育論」を書く予定。 環境を哲学の観点から総合的に解明する。 『環境哲学』を執筆中 2 単著共著 の別 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 自由とは 共著 2012年9月 岩波書店 直江清隆、越智貢 世の中の流れは個人の努力とは無関係に進むもの なのか? ヘーゲル『歴史哲学』 共著 2015年刊行予定 岩波書店 直江清隆 単 2013年6月 共著 2015年11月刊行予定 ミネルバ書店 単 2014/6/1~現在 月刊誌『すこーれ』に 連載中 著書・学術論文等の名称 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 (著書) 117-162 (学術論文) 労働と実存 現代日本の諸問題――ニヒリズムと資本主義 実存思想論集第28巻 実存思想協会 (その他) エッセイ「哲学する子どもたち」 3 5-25 3.社会活動等 テーマ 関東学院大学公開講座「哲学初歩」 概要 5月から7月まで全6回。「西田幾多郎の思想――『善の研究』を読む」 ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 4.管理運営等 名称等 期間(西暦) なし 4 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 専攻 職名 教授 氏名 立山 徳子(たてやま のりこ) 学位 修士(社会学) 大学院における研究指導担当資格の有無 博士前期: 有 ・ 無 博士後期: 有 ・ 無 1.教育活動 授業科目名 2015年度方針・計画 社会生活学入門 社会とは、人々の意識の中、対人関係の網の目、家族や職場などの集団、地域社会、あるいは学校、病 院、国家などのシステムなど・・・・ミクロからマクロまでの様々なレベルにおいて「発見」できるものである。 我々が「常識」ととらえている日常の場面の中に、どんな「社会」が埋め込まれているのか解きほぐしてゆく とともに、社会と生活の関係に注目してゆく。 社会生活調査法 社会調査とは日常生活に埋め込まれ、「見えないもの」あるいは「意識されないもの」とされがちな、社会の 構造や人々の考えなどを「見えるもの」にしてゆく科学的な手続きである。社会調査、社会統計が科学的手 続きとして成立するために、どういった考え方、作業、手順が必要なのか学習してゆく。 食文化のデザイン演習 オムニバス授業の前半は、上記3つの視点の食文化を講義形式で学ぶ。この後演習形式の授業にて、こ れらの知識を生かし、食の産地や加工の技術、デザインも含めた販売戦略などを盛り込んだ、食文化に関 する新たな提案をまとめる。 ライフデザイン論 個々に経験される日常的な「生活」は、長期のタイムスパンの中で「人生」を描くことになる。また一方で、 個々の「生活」は様々な関係(家族・親族、同僚、友人、近隣)などのパーソナル・ネットワークの中に埋め 込まれていると同時に、個人的な関係を超えた企業、地域、国家、グローバル社会といったシステムの中 にも埋め込まれている。言い換えれば、個別の「生活」は「人生」や「システム」と切り離しては存在し得な い。 本講義では特に社会学の視点を導入することにより、個人生活と社会との間の相互作用に注目し、個人が いかに社会をデザインする主体になりえるか、また社会は個人にいかに作用しているのか考察してゆく。 1 地域コミュニティの形成 都市生活は快適な反面、よくイメージされるように孤独や犯罪といった社会の暗部がある場なのだろうか。 また都市に独自な生活様式はどういった利点や限界点をもっているのか。こうした考察から、今日の都市 社会の独自性とその限界性を学習してゆくとともに、都市に生きるあり方を考察してゆく。 社会生活デザイン演習 演習という授業形式から、履修学生の積極的な問題関心への取り組みを尊重した授業構成を目指したい。 今日の社会的状況の中から関心のあるテーマに沿って文献選択をし、毎回、発表担当者による文献報告 と討論形式により、テーマの理解を深める。 さしあたり今回は、若者の生活スタイルを見直す文献を中心に文献購読を進めるが、適宜、履修学生の関 心に合わせた文献選択も取り入れてゆきたい。 ゼミナールⅠ 生活デザインに関わる文献を中心に講読・議論の訓練をしてゆく。 ゼミナールⅡ 各自の研究テーマを選び、テーマに沿った文献購読とその発表・議論を繰り返し、テーマを掘り下げてゆ く。 ゼミナールⅢ ゼミ論の構成を考え、各自の研究テーマの論文章建ての作成と関連文献や調査の発表・議論をする。 ゼミナールⅣ 各自の研究テーマによる論文執筆をし、執筆された文章を全員で読みながら、論旨の展開などを議論す る。 卒業研究Ⅰ 各自の研究テーマによる文献講読、調査、分析。 卒業研究Ⅱ 各自の研究テーマによる論文執筆。 2 授業以外の教育活動等 年月(西暦) 摘要 作成した教科書・教材・参考書 『21世紀の家族さがし』(学文社) 『パーソナル・ネットワーク論(’12)』 (日本放送振興会) 2010年5月 家族社会学を中心としたテキストを共著作成。「パーソナル・ネットワークからみた 家族」 を執筆。 2012年3月 放送大学(ラジオ)用のパーソナル・ネットワーク論の総論テキスト。「産業化と家族 変動」「現代日本における家族の変容」「夫婦役割と社会的ネットワーク」「都市空 間の中の家族」「都市度とパーソナル・ネットワーク」「ネットワークからみた子育て」 の6章分執筆担当。 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 放送大学(ラジオ)「パーソナル・ネットワーク論」の講師担当 2012年5月~7月 「産業化と家族変動」「現代日本における家族の変容」「夫婦役割と社会的ネット ワーク」「都市空間の中の家族」「都市度とパーソナル・ネットワーク」「ネットワーク からみた子育て」の6講義を担当。 その他教育活動上特記すべき事項 人間環境学部国際交流事業の実施 2010年9月 人間環境学部の国際交流事業として、カンボジア・シェムリアップにあるIKTT(ク メール伝統織物研究所)を訪ね、カンボジア・シルク織物の技法復活と村人の経済 的自立の活動を中心に研修旅行を実施した。(参加学生6名) 人間環境デザイン学科Tシャツ・デザイン・コンペ 2012年7月 オープン・キャンパスで学科学生が着用するTシャツへのデザインコンペの実施を し、「環境」と「学科アイデンティティ」を基調としたデザインの募集・審査・作成の企 画を実施。 人間環境デザイン学科エコうちわデザイン・コンペ 2012年7月 「環境保全」と「学科アイデンティティ」を基調とするエコうちわのデザインの募集・審 査・作成の企画を実施。うちわ素材には間伐材を使用し、学科学生の学習成果の 一環としてオープン・キャンパス来場者に配布された。 人間環境デザイン学科実習「フィールドスタディ」 2012年12月 人間環境デザイン学科授業・「フィールドスタディ」の実習として、カンボジア・シェム リアップにあるIKTT(クメール伝統織物研究所)を訪ね、カンボジア・シルク織物の 技法復活と村人の経済的自立活動を中心に研修旅行を実施した。(参加学生11 名) 人間環境デザイン学科「湘南シラス」ポスター・コンペ 2014年12月 湘南シラスをアピールするためのPRポスター作製を学科内コンペとして企画。湘 南シラス漁業関連者への見学・インタビューの上、作成されたポスターを審査し、 最優秀賞作品は神奈川県内の湘南シラスをあつかう飲食店で掲載されている。 3 2.研究活動 研究テーマ 研究概要 2015年度方針・計画 都市度別にみたリタイア期夫 2011~2014年度文部科学省科学研究費助成 2012年度に実施されたアンケート調査の分析、インタビュー調査の整理、論文執 婦の夫婦関係とパーソナル・ 研究(基盤研究C) 筆を予定。 ネットワークに関する研究 都市度別・年齢別に見た家族外生活者(単身 家族外生活者(単身者)に関 者)のパーソナル・ネットワークとクオリティ・オ 2016年度~2018年度の文部省科学研究費助成研究(基盤研究C)に応募する。 する研究 ブ・ライフに関する研究 4 2010年度以降に発表した著書・論文等 単著共著 の別 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 『21世紀の家族さがし』 共著 2010年5月 学文社 増子勝義編著 pp20-35 『パーソナル・ネットワーク論('12)』 共著 2011年3月 日本放送振興会 森岡清志編著 pp42-130 pp30-37 著書・学術論文等の名称 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 (著書) (学術論文) ネットワーク論からみた郊外の子育て 単著 2010年3月 多摩ニュータウン学会 『多摩ニュータウン研 究』No.12 :特集「子ど もを育てる」 都市度別にみた世帯内ネットワークと子育て 単著 2010年4月 日本家族社会学会『家 族社会学研究』第22 巻1号 pp77-88 都市空間の中の子育てネットワーク「家族・コミュニティ問題」の視点から‐ 単著 2011年9月 日本都市社会学会 『日本都市社会学会年 報』第29号 pp93‐109 リタイア期夫婦のパーソナル・ネットワークー主たる変 数とパーソナル・ネットワークとの関連分析ー 2014年2月 関東学院大学『人間環 境学会紀要』第21号 pp5-20 2009年4月 Conference of Family, Migration and Housing Amsterdam institute for Metropolitan and International Development Studies(Amsterdam, Holland) 単著 (学会発表) Gender and Middle Class Family in SuburbanArea :"Feminization of Survival " as middleclass strategy in the world city 単独 5 2010年7月 17th International Sociological Association World Congress of Sociology Research Committee 21:Urban Sociology on the Move(Gothenburg, Sweden) 単独 2014.2. INSNA:International network for social network analysis Sunbelt conference 2014 (Florida, USA) 単独 2014.9. European Sociological Association RC13 (Vilniur,Lithuania) 単独 2014.11. 日本社会学会 (神戸大学) 単著 2010年5月 多摩大学総合研究所 『マネジメントレビュー』 No4,2010年1号: 特集「地域の再定義」 pp10-12 子どもの発達は、住環境でどれだけ違いが出るか 情報提供 2012年1月 プレジデント社プレジ デント・ベイビーVol5. pp62-65 子どもの発達は、住環境でどれだけ違いが出るか 情報提供 2014年4月 プレジデント社プレジ デント・ベイビー2014 完全保存版 pp178-183 Comparative research on personal networks in urban, suburban, and rural areas, focusing on households as human resources Childcare Network and Urbanization from the perspective of ‘family/community questions’ Childcare Network and Urbanization from the perspective of ‘family/community questions’ リタイア期夫婦の共同性とパーソナル・ネットワーク ―都市度による検討― 単独 エッセイ パーソナル・ネットワークから見える「地域社会」 6 書評 書評 石田光則著『孤立の社会学―無縁社会の処方 箋―』(勁草書房、2011年12月発行) 単著 2013.7. 7 家族問題研究学会 『家族研究年報』no38, pp159-162 3.社会活動等 テーマ 概要 研修講演「都市空間の中の家族と地域」 平成26年度横浜市地域福祉コーディネーター養成研修【応用編】(2014年9月~10月) 学会活動 日本都市社会学会、機関紙「日本都市社会学会年報」の編集委員。(2011年4月~2015年3月) 学会活動 日本都市社会学会、国際交流委員。(2011年4月~2015年3月) 学会活動 家族問題研究学会、機関紙「家族研究年報」の専門査読委員。(2013年1月~2014年7月) ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 4.管理運営等 名称等 期間(西暦) 入試センター次長 2010年4月1日~2012年3月31日 教職員組合書記長 2012年11月~2013年11月 社会連携センター・センター長 2014年4月~2016年3月 8 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 専攻 職名 教授 氏名 藤本 憲太郎 学位 修士(家政学) 大学院における研究指導担当資格の有無 博士前期: 有 博士後期: 無 1.教育活動 授業科目名 2015年度方針・計画 居住環境のデザイン 居住環境のデザインに関心を持ち、そのあり方を総合的に考えてもらう。 インテリアのデザイン 個々のデザイン手法や術語を有機的なつながりを持って理解してもらう。 空間・インテリアデザイン演習 I 住まいにおけるひとの過ごし方と空間の関係について考え、デザインするという行為の過程を経験し、考えたこと をかたちにすることを学んでもらう。 空間・インテリアデザイン演習 II 暮らし方と空間の関係をデザインする時、意味とかたちは不可分であることを学んでもらう。 居住と環境(オムニバス) 環境と言う時、環境保全だけではなく、人が快適に暮らすためには様々な環境について考慮するこ とが必要であり、居住環境(ここでは主に屋外空間を扱う)もそのひとつであることを理解してもらう。 人間環境デザイン論(オムニバス) 人間環境の意味と、これをデザインする理由について考えてもらう。 教養ゼミナール 新しい集団生活の場に慣れさせ、学ぼうという意志を高めてもらう。 ゼミナールⅠ 能動的に取り組むことと小さなアイデアを育てる姿勢を身につけてもらう。 ゼミナールⅡ 共同作業することを体験する。同時に、学校関係者以外と関わることで、社会性を身につけてもら う。 ゼミナールⅢ これまで学んできた経験を加味することを通じて、さらに対象を深く理解してもらう。 ゼミナールⅣ これまでの学習の成果をまとめさせる。 1 卒業研究Ⅰ 自主性を尊重しつつ、テーマの決定を早め、次の段階に進めさせる。 卒業研究 II 自主性を尊重しつつ、スケジュール管理をしっかりして、完成度を高めさせる。 2 授業以外の教育活動等 年月(西暦) 摘要 作成した教科書・教材・参考書 「居住環境のデザイン」教材 20154.04(改訂) 授業計画に沿った内容を、毎回A44枚程度に纏めたもの。 設計演習用テキスト(β 版) 2015.04(改訂) 設計の手法と課題への取り組み方を図とともに示したもの。今後、実例を組み込見なが ら完成させる予定。 2011.04〜 空間やデザイン、あるいは生活について幅広く関心を持ってもらうための話題提供と考 えて、続けている。 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 その他教育活動上特記すべき事項 ホームページ 2.研究活動 研究テーマ 形態のデザインの持つ力 研究概要 2015年度方針・計画 近年のデザインの意味の多様化、拡大に伴 い、、ややもすると「形態のデザイン」の軽視と コンセプトワークの重視等の風潮が見られる。 新たな評価対象を加えて、デザインに関わる仕事に従事する者に対するヒアリング調査 そこで、本研究では、形態の持つ力がどんな を行い、これの結果をもとに本学学生を中心にアンケート調査を実施する。 層にどのようにとらえられているかについて一 定の知見を得ることを目的として、調査を行う。 公立図書館における民間企 蔦屋が運営に参画する図書館の変化を把握 業の運営参画の効果につい し、その功罪、可能性について考察する。 て 昨年、1昨年と見学と館長へのインタビューを実施した。これをさらに継続するとともに、 不足を補うための調査を実施し、纏める予定。 3 2010年度以降に発表した著書・論文等 著書・学術論文等の名称 単著共著 の別 発行又は発表の 年月(西暦) 単 2012年3月 (著書) (学術論文) (その他) 学科公式封筒のデザイン 4 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 3.社会活動等 テーマ シルク博物館におけるイベントへの参画 概要 2011年以来、横浜シルク博物館主催の「シルキークリスマス」に参画し、会場構成を3年ゼミ生と行っている。 ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 4.管理運営等 名称等 期間(西暦) 5 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 工学研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 建築学専攻 職名 教授 氏名 水沼 淑子 学位 工学博士 大学院における研究指導担当資格の有無 無 1.教育活動 授業科目名 居住環境の歴史 歴史的居住環境の保全 2015年度方針・計画 今日の住宅の機能や意匠についてその成り立ちを理解させ、今後の住宅のあり方を考える力を養うととも に、主体的に学ぶ力を養う。 多様な歴史的居住環境保全の仕組みや実態について関心を持ち、身近な歴史的居住環境の保全につい て考えることのできる力を養う。 空間インテリアデザイン演習基礎 建築図面の意味を理解し基礎的な製図方法を習得する。 空間インテリアデザイン演習Ⅳ 居住環境を建築的に創造し、デザインする力を養う。集まって住むことの意味を理解させる。 居住と環境 居住環境と住生活の関係について理解させる。 人間環境デザイン論 居住環境をデザインすることについて基本的な事項を理解させる。 ゼミナールⅠ 歴史的建造物・歴史的居住環境についての基礎的知識の理解を高める。 ゼミナールⅡ 歴史的建造物・歴史的居住環境についての基礎的知識の理解を高める。 ゼミナールⅢ 歴史的建造物・歴史的居住環境についての幅広い知識の理解を高める。 ゼミナールⅣ 歴史的建造物・歴史的居住環境についての幅広い知識の理解を高める。 卒業研究 自ら課題を設定し、調査・研究を立案・実行し最終成果につなげる力を養わせる。 1 大学院 日本近代住宅史特論 日本近代における住宅建築の発展過程についての理解を高める。 2 授業以外の教育活動等 年月(西暦) 摘要 作成した教科書・教材・参考書 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 空き家プロジェクトについて 2015年5月17日 逗子コミュニティパークにて関東学院大学にて行なった空き家プロジェクトについて紹介した。 その他教育活動上特記すべき事項 地域の歴史的建造物に関する活動への参画 [授業科目;ゼミナール]ゼミナール活動の一環として近隣の歴史的建造物におい てさまざまなイベントを開催している。2009年度以降は金沢区野島の旧伊藤博文 別邸でライトアップ&コンサートを継続して開催している。イベントを通して歴史的 建造物を保存することの意味を学ぶ以外に、学外の多様な組織や人物とのかか わりや責任を持って一つのことをやり遂げる重要性を学ぶ機会となっている。 2014年度も伊藤邸において5回目のイベントを開催し、報告書「旧伊藤博文金沢 別邸ライトアップ&寄席興行2014」を発行した。 空き家プロジェクトの企画運営 卒業研究を契機として開始された当該プロジェクトについて、研究の段階から指導 を行い 以降の空き家改修工事の実施に至るまで兼子朋也准教授とともに指導に当たっ ている。 2014年3月~ 学科に依頼のあった、横浜そごう30周年記念ビールラベルデザインコンペについ 横浜そごう30周年記念ビールラベルコンペの企画運 2014年12月~2015年3月て、企画運営を行った。コンペの結果は各種メディアにも取り上げられ参加した学 営 生にも得がたい機会を提供することができた。 3 2.研究活動 研究テーマ 研究概要 2015年度方針・計画 戦時期における神奈川県の 戦時期神奈川内の公的住宅供給の実態を明 公的住宅事業に関する研究 らかにし、住宅地形成に及ぼした影響につい この研究課題で科学研究費に応募する。 て検討する。 大磯の別荘建築に関する研究大磯町所蔵行政文書による大磯における別荘 学会査読付き論文を執筆する。 建築に関する研究 著書・学術論文等の名称 単著共著 の別 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 単著 2012年3月 横浜市金沢区区政推進課 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 (著書) 旧直木三十五邸記録保存調査報告書 神奈川県の近代化遺産 神奈川県近代化遺産 (建造物等) 総合調査報告書 2012年3月 分担執筆 神奈川の建築と都市 神奈川県教育委員会教 育局生涯学習部文化遺 産課 神奈川県教育委員会教 育局生涯学習部文化遺 産課 編 神奈川県建築士会図 説特別編纂委員会 分担執筆 2013年3月 神奈川県建築士会 大磯町家屋関連行政文書による別荘建築の履歴 単著 2011年3月 日本建築学会関東支 部研究報告集 昭和初期の別荘地開発と住宅地形成に関する研究 : 鎌倉山住宅地開発にみる住分化の継承と変容 共著 2012年3月 住総研研究論文集 藤間家住宅の建築 単著 2013年 茅ヶ崎市文化資料館 調査研究報告22号 茅ヶ崎藤間家住宅と西村建築株式会社 単著 2014年3月 日本建築学会関東支 部研究報告集 (学術論文) 4 p671-674 水沼淑子・赤松加寿 江・片山伸也・奥山信 p113-p124 治 p505-p508 (その他) 学会発表 明治大正期における大磯町西小磯の別荘建築 家屋関連行政文書の分析を通して 学会発表 横浜市営「外人住宅」の平面計画について 学会発表 明治大正期における大磯町東小磯の別荘建築 : 別 荘地化の様相と古河家・赤星家の別荘建築 単著 2011年8月 日本建築学会大会学 術講演梗概集 F-2 p241-p242 共著 2012年8月 日本建築学会大会学 術講演梗概集 F-2 p23-p24 単著 2012年8月 日本建築学会大会学 術講演梗概集 F-2 p9-p10 学会発表 住宅営団六浦三艘住宅地について 単著 2014年9月 日本建築学会大会学 術講演梗概集 F-2 ジェイ・ハーバート・モーガン 単著 2010年10月 INAX REPORT 184号 建築家J.H.モーガンとその世界 単著 2014年4月 橫濱 5 p16-p19 3.社会活動等 テーマ 概要 建築歴史・意匠専門研究分野の研究振興 日本建築学会関東支部歴史意匠専門委員会委員 建築歴史・意匠専門研究分野の研究振興 日本建築学会査読委員 建築歴史・意匠研究の研究振興 独立行政法人日本学術振興会科学研究費補助金第一段審査委員 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保護の推進 神奈川県文化財保護審議会委員 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保護の推進 横浜市文化財保護審議会委員 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保護の推進 葉山町文化財保護審議会委員 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保護の推進 東京都文化財保護審議会委員 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保護の推進 横須賀市文化財保護審議会委員 地域行政への貢献 ア 地域における景観行政の推進 逗子市景観審議会委員 地域行政への貢献 ア 地域における景観行政の推進 逗子市景観審査委員会委員 地域行政への貢献 ア 地域における景観行政の推進 茅ヶ崎市景観まちづくり審議会委員 地域行政への貢献 ア 地域における景観行政の推進 平塚市景観審議会委員(委員長) 地域行政への貢献 ア 地域における歴史的景観保全の推進 横浜市歴史的景観保全委員会委員 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保存活用の推進 鎌倉市旧華頂宮邸暫定活用運営会議委員(委員長) 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保存活用の推進 鎌倉市旧華頂宮邸活用検討協議会委員(委員長) 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保護の推進 神奈川県近代化遺産総合調査委員会委員(委員長) 6 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保護の推進 横須賀市近代歴史遺産活用事業推進協議会軍港資料館等検討部会(部会長) 地域行政への貢献 ア 地域における文化財保護の推進 東京都旧浜離宮庭園茶屋復元事業分科会委員 4.管理運営等 名称等 期間(西暦) 人間環境学部人間環境デザイン学科長 2010年4月~2012年3月 大学評議会委員 2010年4月~2012年4月 人間環境学会運営委員長 2012年4月~2014年3月 図書館長 2014年4月~ 大学評議会委員 2014年4月~2015年3月 7 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 専攻 職名 教授 氏名 山﨑稔惠 学位 家政学修士 大学院における研究指導担当資格の有無 無 1.教育活動 授業科目名 2014年度方針・計画 服飾美学 文学作品などの文献資料や美術作品などの図像資料を手がかりに、その時代や場に生きた人間の服飾 観を理解し解釈することによって過去を再現し、服飾と人間との関係を考えさせる。 ファッションから見た美術史 さまざまな美術作品に描写された服飾を表層と深層、仮象と現実の両面から読み解き、作品を委曲を尽く しみつめる眼を養うことを通して、その豊かな表現を愉しませる。 衣生活と環境 文化としての衣生活について、(1)着衣の行為 (2)色と文様 (3)衣服の装飾性を高める材質や技術 (4)科学 技術の発展と服飾意識の複雑な関係の4点から理解させる。 アートと社会 人間の生活環境に充実をもたらし、また地域コミュニティの多様なアイデンティティを拓くものとして芸術文 化(アート)に期待が寄せられている。講義では歴史的考察により「アートと社会の関係をあきらかにしてゆ くことにより、「人間にとってアートとは何か」について考えさせる。 デザインプロデュースの現場 デザインプロデュースのエキスパートによるさまざまなデザインの現場やそこでの仕事の実際についての 講話、またワークショップを通して、企業・社会を知るとともに、職業のありようや自身の生き方について考 えさせる。 人間環境デザイン論 「デザイン」には有形・無形の様々な捉え方がある。人間を取り巻く様々な環境をデザインすることについて 13名の担当者から多様な考え方を学ばせる。 人間環境論入門 人間環境について、衣生活の文化の観点から講義する。3名の担当者によるオムニバス形式で、それぞれ の専門の立場から講義する。 教養ゼミナール 大学生活を円滑に送ることができるようにするために、(1)図書資料の検索方法 (2)文章表現力 (3)ディス カッション能力 (4)レポートの書き方 (5)プレゼンテーション能力を会得させる。 ゼミナールⅠ おもに服飾の特質を明かにするために、他の文化領域とのかかわり、とくに美術やデザイン、文学や演劇 などを中心に考察させる。 1 ゼミナールⅡ 横浜のシルクをテーマに歴史、文化、産業等の観点から調査することによって、横浜の新たな魅力を発見 させる。 ゼミナールⅢ おもに服飾の特質を明かにするために、他の文化領域とのかかわり、とくに美術やデザイン、文学や演劇 などを中心に考察させる。各自設定した研究課題にそって、ゼミ論にまとめる準備をさせる。 ゼミナールⅣ 各自設定した研究課題にしたがって調査研究、ゼミ論としてまとめさせる。 卒業研究Ⅰ おもに服飾に関するさまざまな知識や興味・関心に基づいて独自の研究テーマを設定させ、資料の収集・ 検討・考察を通してたどりついた成果を卒業研究論文としてまとめさせる。 卒業研究Ⅱ おもに服飾に関するさまざまな知識や興味・関心に基づいて独自の研究テーマを設定させ、資料の収集・ 検討・考察を通してたどりついた成果を卒業研究論文としてまとめさせる。 博物館実習Ⅳ 館園実習にあたり必要な知識、基本的な技術を学ぶとともに、ミュージアムへの理解を深めさせる。 博物館実習Ⅰe 社会における博物館の役割や学芸員の仕事について、実習を通し具体的に理解させる。 2 授業以外の教育活動等 年月(西暦) 摘要 2009年4月~現在 〔すべての授業科目〕当該授業時間に講義する概要を記載、さらに必要に応じて 文献資料、図像資料、データを添付したプリントを配布することにより、講義展開の 道筋を示し理解に混乱を来たさぬよう配慮した。学生はこのプリントをもとに講義を 聴き、各自の興味や関心、理解度に随って講義ノートを完成させていくように指導 した。 2009年4月 〔アートマネジメント〕芸術と社会とを結ぶための理論と方法について、芸術文化振 興や支援、アートNPOなどに興味ある学生やすでに現場で携わっている人たちを 対象に著した入門書。芸術・人間・社会にたいする歴史的考察、法制度や公共政 策との関わり、芸術活動の経済的側面に関する基礎的な知識、マネジメントの適 用についての考え方などを網羅的に解説している。本書は2001年初版の『アーツ・ マネジメント概論』、2004年新訂版につぐ三訂版で、その後得られた新しい知見や 動向をもとに再考、加筆し、データも最新版に入れ替え、全体的に大幅な改訂をお こなった。 作成した教科書・教材・参考書 梗概ならびに資料を記載したプリント 『アーツ・マネジメント概論 三訂版』(水曜社) 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 学芸員課程「博物館実習報告書」の発行 2009年4月~現在 学芸員課程において4年次に実施する館園実習の事前・事後指導の内容および 館園での実習日記を一冊の報告書にまとめさせた。 卒業論文の口頭発表と発行 2009年4月~現在 卒業研究の成果を学科主催の卒業研究審査会にて口頭発表、梗概および論文を 製本し発行。 ゼミ論の発行 2009年4月~現在 ゼミ研究の成果を授業内で口頭発表、製本。 2013年12月 シルク博物館主催「シルキークリスマス2013」において、横浜およびわが国のシル ク振興のためのファッションショーを企画・実施した。 横浜ウォーカーと関東学院による特別講座企画「横 浜学」講師 2013年9月 横浜開港以降、生糸と絹織物製品の輸出によって繁栄を極めた横浜の歴史を再 発見するテーマ「横浜のシルク」(第3回)の講師を務めた。 エフエム横浜に出演 2013年9月 横浜ウォーカーと関東学院による特別講座企画「横浜学」の講師を務めたことによ り、トーク番組「ヨコハマウォーカーラジオ」に出演し、横浜のシルクについて、その 魅力を語った。 横浜ウォーカーと関東学院による特別講座企画「横 浜学」(横浜のシルク)の動画制作・出演 2014年9月 横浜開港以降、生糸と絹織物製品の輸出によって繁栄を極めた横浜の歴史を再 発見するテーマ「横浜のシルク」の動画の制作に資料収集、出演に協力した。 ゼミナール活動としてファッションショーを実施 その他教育活動上特記すべき事項 3 2.研究活動 研究テーマ 研究概要 2015年度方針・計画 社会世相を凝視し、そこに生きる人間をよく観 察していたウィリアム・ホガースだけに服飾描 ウィリアム・ホガースと18世紀 写もまた時代のモードをよく捉えている。本研 著書(共著)刊行の準備をすすめる。今年度は4・5割の完成を目指し、夏期休業中 イギリスのモード 究ではそれらを読み解くことにより、これまで照 にロンドンでの調査を予定する。 射されることがなかったホガースの魅力をあぶ りだしてゆく。 18世紀イギリスにおいて「いつの世にも輝かし 在外研究('09.10〜'10.9)でおこなった調査を今後、研究論文にまとめる準備をす メアリー・ディラニーの生涯と い女性」と称賛された女性、メアリー・ディラ る。2015年6月に開催される服飾美学会大会において、その一部を発表する予 ドメスティック・クラフツ ニーの生涯をとくにドメスティック・クラフツとの 定。 関係において紹介し論じる。 時代を映し、暮らしを照らす横浜輸出スカーフ をテーマに横浜市が所蔵するコレクションの意 横浜の輸出スカーフ意匠に関 2011年度から実施している調査を継続する。今年度も成果を展覧会企画として発 匠を調査するとともに、明治前期から戦前まで する調査研究 表するとともに、昨年度の成果を研究報告としてまとめる。 の 手巾(ハンカチーフ)、スカーフ等についても 歴史的美学的観点から追究する。 著書・学術論文等の名称 単著共著 の別 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 2010年11月 日本アートマネジメント 学会誌 『アートマネジ メント研究』第11号 美術出版社 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 (著書) (学術論文) ドメスティック・クラフツと「センシビリティ」―'Mrs. Delany and Her Circle'(New Haven & London, 200910)をめぐる新たな提起― 単著 4 pp.94〜107 (その他) 研究報告 横浜の輸出スカーフ意匠に関する調査研究(一) 単著 2012年5月 関東学院大学「人間環 境研究所所報」第10号 pp.3〜14 pp.8〜46 研究報告 横浜スカーフの学術的価値に関する調査:横浜の輸 出スカーフに関する調査研究 単著 2014年3月 地域資源(横浜スカー フ)の活用による産業 活性化事業調査報告 書 発表報告 横浜の輸出スカーフ意匠に関する調査研究 単著 2012年9月 服飾美学会誌「服飾美 学」第56号 p.61 シンポジウム発表報告 服飾における触覚の記憶ー『ユルスナールの靴』をめ ぐってー 単著 2014年3月 服飾美学会誌「服飾美 学」第58号 pp.44〜53 研究報告 横浜の輸出スカーフ意匠に関する調査研究(二) 単著 2015年3月 関東学院大学「人間環 境研究所所報」第13号 pp.25-43 学会発表 横浜の輸出スカーフ意匠に関する調査研究 単独 2012年6月 服飾美学会平成24年 度(通算95回)大会(関 東学院大学KGU関内メ ディアセンター) シンポジウム/ パネリスト発表 服飾における触覚の記憶ー『ユルスナールの靴』をめ ぐってー 単独 2013年6月 藝術学関連学会連合 第8回公開シンポジウ ム(国立国際美術館) 2014年2月 地域資源(横浜スカー フ)の活用による産業 活性化事業研究部会 (株式会社 帝国データ バンク横浜支店) 研究会発表 横浜スカーフの学術的価値に関する調査:横浜の輸 出スカーフ意匠に関する調査研究 単独 5 シンポジウム/ オーガナイザー 藝術の腐葉土としてのダークサイド 共同 2014年6月 藝術学関連学会連合 第8回公開シンポジウ 青木孝夫、椎原伸博 ム(東京国立近代美術 館) 展覧会企画・実施 横浜の輸出スカーフ意匠―ハッピークリスマス(クリス マスを祝う) 単独 2011年12月 シルク博物館 展覧会企画・実施 横浜スカーフと大衆観光時代 単独 2012年12月 シルク博物館 展覧会企画・実施 時代を映し、暮らしを照らす横浜輸出スカーフ意匠 単独 2013年12月 シルク博物館 展覧会企画・実施 時代を映し、暮らしを照らす横浜輸出スカーフ意匠 Ⅱ 単独 2014年12月〜2015年1月 シルク博物館 6 3.社会活動等 テーマ 概要 学会への貢献 学会誌発行および渉外を担当 服飾美学会への貢献(委員) 学会への貢献 同系学会の交流推進に向け、シンポジウム企画・運営を担当 藝術学関連学会連合委員会への貢献(委員) 学会への貢献 学会の活性化に向け、管理運営を担当 日本アートマネジメント学会への貢献(委員、全体事務局長) 行政等への貢献 逗子市の文化振興計画に向け、評価制度のあり方と結果について検討 逗子市文化振興基本計画調査・評価委員会への貢献(委員) 行政等への貢献 公益財団法人の運営規律に関与 公益財団法人神奈川芸術文化財団評議員選定委員会への貢献(委員) イ 横浜のスカーフ産業活性化に向け、横浜市所蔵のスカーフ・コレクションの価値づけと今後の展開を 検討 横浜スカーフ研究会の会長として貢献 ア 文化庁 平成27年度 大学を活用した文化芸術推進事業「相模湾・三浦半島アートリンク〜地域発アー トプロジェクトを育て支える人材の育成と交流〜」の推進に関与 推進会議の代表として貢献 ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 4.管理運営等 名称等 期間(西暦) 人間環境デザイン学科長 2012年4月1日〜2014年3月31日 人間環境研究所長 2014年4月1日〜現在 7 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 専攻 職名 准教授 氏名 兼子朋也 学位 博士(工学) 大学院における研究指導担当資格の有無 有 ・ 無 1.教育活動 授業科目名 2015年度方針・計画 CADⅠ 課題の提出物の完成度を上げる 居住環境の技術 光環境、温熱環境、空気環境に関する計算の理解度を深める 居住と環境 レポート課題の内容を高める エコデザイン レポート課題の提出物の完成度を高める 環境保全のデザイン 理解度を上げる 1 空間・インテリアデザイン演習Ⅲ 授業以外の教育活動等 地域の課題を解決する課題に取り組み、学生に地域で発表する機会を提供し、外部からの評価を得る。 年月(西暦) 摘要 作成した教科書・教材・参考書 「からだと温度の事典」 2010年4月 朝倉書店、分担執筆、「5. 環境温度と皮膚温・温熱感」「26. 風土と建築」を担当 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 大学生と高専生の協働によるまちづくり活動の教育 的効果の評価-よなご・かえるワークショップ2009の 2010年4月 ケーススタディ- 高専教育, 第34号 191頁〜196頁 その他教育活動上特記すべき事項 環境共生ものづくりデザイン教育 米子高専と鳥取県、地元林業家、地元建築設計事務所、木造建築推進協議会の 協同による教育であり、森林(植林)の理解、保護、木材(間伐材)の利活用につい て、実地を通じて理解・体験することを目的とした教育。学生は森林で下草刈り、 2010年4月〜2011年3月 枝打ち、間伐などを体験し、間伐材を製材して、自ら設計した家具を制作する。製 作した家具は地元で展示および利用。主に高専の3年デザイン基礎の授業のな かで行った。 KGU空き家プロジェクト 2014年4月〜 横須賀市追浜地域の空き家を活用して、まちづくりに貢献するプロジェクトを学生 が主体となり展開しているが、教員として、それをサポートした。 2 2.研究活動 研究テーマ 研究概要 2015年度方針・計画 都市温熱環境 これまで2年間行ってきた「鎌倉の都市気候の 実態把握と風の道」に関する調査研究を継続 研究を継続する する。 温熱環境と心理 これまで、「温熱環境に対する心理反応の測 定と評価」に関して研究を継続してきた。その 研究書籍:感覚・知覚心理研究の最前線(仮称)で分担執筆する 成果の一部を研究書籍で分担執筆する。 3 著書・学術論文等の名称 単著共著 の別 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 (著書) 「からだと温度の事典」「5. 環境温度と皮膚温・温熱感」 共著 2010年4月 朝倉書店 長野和雄 351頁~ 353頁 「からだと温度の事典」「26. 風土と建築」 共著 2010年4月 朝倉書店 堀越哲美・宇野勇治 351頁~ 353頁 日本建築学会環境基準(AIJES-H0004-2014) 温熱 共著 心理・生理測定法規準・同解説 2014年3月 一般社会法人 日本建築学会 都築和代、室恵子他 2010年10月 日本建築学会環境系 ◎橋本剛,鈴木健次, 907頁〜 論文集,第75巻,第 長野和雄,石井仁,堀 912頁 656号 越哲美 2010年11月 Proceedings of The Fourth International Conference on Human-Environment ◎Yuji UNO, Masahiro 337頁〜 OTA, 342頁 TetsumiHORIKOSHI 大学生と高専生の協働によるまちづくり活動の教育 的効果の評価-よなご・かえるワークショップ2009の 共著 ケーススタディ- 2011年3月 高専教育, 第34号 ◎細田智久,熊谷昌 彦,稲田祐二 山口県祝島集落の気候適応性能評価 共著 2013年8月 日本生気象学会雑 誌,50巻1号 ◎長野和雄, 堀越哲 美, 石井仁, 宇野勇治, 77-92 橋本剛 隠岐島後の集落に隣接する松林の温熱環境とその 共著 利用実態 2014年3月 山陰地方の気候風土に根ざした環境デザイン 2014年10月 1〜48 (学術論文) 冬季における連続した屋敷森が集落気候形成に及 ぼす影響 Analytic Study on Relationship between the Configuration of Opening and Indoor Wind Velocity in Contemporary Houses by using Computational Fluid Dynamics (CFD) 共著 共著 単著 建築設備工学研究所 道家早紀,長野和雄 報,No.37 日本生気象学会雑誌, 51巻2号 4 191頁〜 196頁 15-23 83-95 (その他) 温冷感尺度の構成に関する基礎的検討 -大学生を 共著 対象とした冬期における調査結果- 2012年9月 ◎室 恵子,土川 忠 日本建築学会大会学 浩,梅宮 典子,齋藤 術講演梗概集(東海) 輝幸,長野 和雄 春季・夏季における屋根構法の異なる高倉に形成さ 共著 れる室内温熱環境 2012年10月 日本生気象学会雑 誌,第49巻,第3号 いわき市の応急仮設住宅団地に形成される屋外温 熱環境の実測調査 共著 2012年12月 第36回人間-生活環境 ◎兼子朋也,橋本 系シンポジウム報告集 剛,豊川 尚 99頁〜102 頁 箱型模型を用いた建築環境教育用教材についての 共著 研究 2012年12月 第36回人間-生活環境 ◎宇野勇治,太田昌 系シンポジウム報告集 宏,兼子朋也 215頁〜 218頁 5 363頁~ 364頁 ◎橋本 剛,小林久高 69頁 次世代型温熱快適域の提案に向けて 心理測定に関する基礎的事項 単著 単著 2012年12月 建築環境設計のため の次世代型温熱快適 域シンポジウム,日本 建築学会次世代型温 熱快適域[若手奨励] 特別研究委員会,シン ポジウム資料 6頁〜7頁 2013年3月 温熱心理・生理測定法 学術規準シンポジウム 資料,日本建築学会 環境工学委員会 企 画刊行小委員会 温 熱心理生理測定法学 術規準刊行小委員会 10頁〜13 頁 8月9日 次世代型温熱快適域の提案に向けて 単著 2013年3月 一般社団法人日本建 築学会次世代型温熱 快適域[若手奨励]特 別研究委員会 建築環境設計のため の次世代型温熱快適 域に関する研究 温冷感尺度の構成に関する基礎的検討 その2 温 熱評価語の捉え方を考慮した温冷感尺度の構成 共著 2013年8月 日本建築学会大会学 ◎室恵子, 土川忠浩, 術講演梗概集(北海 齋藤輝幸, 梅宮典子, 道) 環境工学Ⅱ 長野和雄 323-324 単著 2013年10月 第43回 熱シンポジウ ム『居住環境における 寒さと健康・快適』(東 京), 日本建築学会 環境工学委員会 熱環 境運営委員会 11-14 断熱レベル等の異なる土壁住宅を対象とした室内温 共著 熱環境調査 2013年12月 第37回人間−生活環 ◎宇野勇治, 太田昌 境系シンポジウム報告 宏, 堀越哲美 集 177-180 これからの温熱快適域のフレームワークについて 6 2013年12月 第37回人間−生活環 境系シンポジウム報告 橋本剛 集 191-194 2014年7月 Third International Conference on Koji Shibata and Materials, Energy and Yoichi Yamane Environments(ICMEE2014) 37 2014年10月 日刊工業新聞, 2014年 (平成26年)10月20日, 17面 17 2014年11月 持続性社会の環境心 理シンポジウム 人々 の価値観や行動から 考える 日本建築学会, ◎讃井純一郎, 兼子 環境工学委員会, 環境 朋也 心理生理運営委員会, 持続性社会の環境心 理小委員会 13-19 鳥取の伝統的な産業と生活に根ざす居住・集落環境 の保全活用 -中山間地域の地域資源を活用した集 単著 落づくりのための基礎的研究 2011年3月 鳥取県環境学術研究 振興事業 報告書 逗子アートフェスティバル2014(ZAF2014)のマネジメ 単著 ントに関する研究報告書 2011年3月 逗子市 いわき市の応急仮設住宅団地に形成される屋外温 熱環境の実測調査 −夏季の調査− Design of windbreak by using tree and natural materials in Oki-Dogo Island 共著 共著 真に健康で快適な住まいを目指して -これからの温 単著 熱環境を考える- 省エネ行動・エコ行動に対する意識 共著 1-55 3.社会活動等 テーマ 概要 葉山ふるさと絵屏風 ア 葉山町の里山と地域のコミュニティの再生を目的として、かつての自然とともに歩んでいた暮らしの風景を 絵屏風としてまとめるプロジェクトに参画する 葉山芸術祭研究プロジェクト 研究員 逗子アートフェスティバル 葉山で開催されるアートプロジェクトの研究 アートによる地域活性化 ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 7 4.管理運営等 名称等 期間(西暦) 8 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 専攻 職名 講師 氏名 淡野 哲 学位 博士(美術) ・東京藝術大学 大学院における研究指導担当資格の有無 無 1.教育活動 授業科目名 2015年度方針・計画 教養ゼミナール(淡野) 人間環境デザイン学科科目を履修する上で必要な技術・知識を習得するための入門的授業。教養ゼミナー ルでは、人間環境学部人間環境デザイン学科の学生として必要な基礎的なスキルと知識を獲得する。ま た、志望する分野の枠を超えた学際的な視点を持つとともに、専門分野に取り組む意欲と姿勢を身につけ ていく。 人間環境デザイン論 社会的にも環境的にもより良い人間環境を構築するためには、多様な視点からの環境への理解が不可欠 である。本講では、学科内の「生活デザイン分野」「居住環境デザイン分野」「環境保全デザイン分野」の 各々専門の異なる担当者による授業を通して人間環境をデザインすることの多様な考え方・方策について 理解する。 色彩の理論と計画 個々の感性、感覚で語られがちである色彩を「効果」として可視化されることを基礎から学び、実例を交え、 理解、習得していくことを目的とした講義授業である。また、デザインにおける実例を多くの資料や映像から 見聞し、より実践的な色彩の効果を学習、体得することを目的とする。尚、カラーコーディネーター検定3級 等の初歩の検定内容にも準拠している。 インテリア家具論 当初、本学科「居住環境デザイン分野専門科目」として設置された授業であったが、更なる広範なデザイン 分野を学ぶ授業として、インテリア家具に特化せず、インテリアを成す建築から生活空間におけるあらゆる デザインに関わるものを“生活具”と規定し、それらにまつわる重要な出来事や人物に焦点を当て、更なる デザインへの造詣を深めてもらうことを目的として改編された。特にデザインを学ぶ上で歴史的に重要とい える「バウハウス」を始めとして、今日に至るまで影響をもたらしたデザインの変遷や歴史的意義、デザイ ナーや建築家といったその人物像と意思、作品、関連するメーカー等を取り上げ、その価値や目的を考察し ながら、映像資料等を用いて平易に解説していく。 1 グラフィック・ベーシック 本演習はグラフィック(視覚表現や視覚媒体)の基礎として、デッサンや画面構成、色彩表現を学び、成果物 として、平面、立体に具体的にアウトプットする。また、PC等のグラフィックツールを操るために必要な基礎 技能、知識を、観察、思索、習作、表現によって体得し、自己の表現として正しく使用できる力を養う。 デザイン表現基礎 表現素材は「紙」。モチーフである有機物を無機平面状の表現素材でいかに表現するかを思案しながら制 作することで、伝えるべき主体を他のメディアで表現する、というデザインの基本表現を学ぶ。具体的にはモ ティーフを実際に観察(五感によるつぶさな観察、スケッチ、各種情報収集)し、コピー用紙等でのスタディ (立体化)を行った後、各自の考える完成イメージ、手段によってケント紙で模刻する。“そのものらしさ”とは なにかを実物とは異なる素材を使用して忠実な再現を試みることで“見せ方”としてのデザインの基礎を学 ぶ。 人間と文化 まったく異なる3つの分野を切り口に「人間と文化」というテーマで授業を行う。「音楽」「芸術」「コミュニケー ション」という三分野における文化のありようを学ぶことで、人間と文化の関係性を理解する。 学部基幹科 目として学部各学科より選出された専任教員3名によるオムニバス講義授業。当該淡野は第6回~第10回 を担当。 デザインプロデュースの現場 デザインプロデュースのエキスパートによるさまざまなデザインの現場やそこでの仕事の実際についての講 話、またワークショップを通して、企業・社会を知るとともに、職業のありようや自身の生き方について考える 機会とする。 ゼミナールⅠ(淡野) ゼミナールⅠは「造形」「描写」「構成」を中心とした「表現(ものつくり)」を通してデザインとアートの関係を考 える。特に「観察」を通して抽出されたモチーフと、与えられた条件を整理整頓する力(デザイン)を実制作を 通して、デザインの観方、評価のできる能力を身に付ける。こうした能力は自分で判断する力の裏付けとな り物事の判断の質を向上させる。本学科の趣旨を理解した上で、社会においてどのような分野を生業として も必要となる本質を見極める力を身に付けることを目的とする。軸となるテーマは「無用なる有用、有用なる 無用」として、既成概念にとらわれず思考する力を養う。そのために必要な要素として「観察」「考察」を丹念 に行うことで明らかになる「創造性」を表出させる。 ゼミナールⅡ(淡野) ゼミナールⅠを発展させ、対象である様々なモティーフを観察しそこから抽出されたことにより学ぶプロセス から、よりテーマを具現化させ、各々がクリエイティビティを持って表現するプロセスへと昇華させる。つま り、感じるから考えるプロセスへと進んだものをカタチにするプロセスへと進捗させ適宜は発表させることに より自身の評価と他者の評価を得て更なるテーマへの絞り込みを行い表現というモノやコトの本質を考察し ていく。 ゼミナールⅢ(淡野) ゼミナールⅠ・Ⅱを通じて取り組んできたテーマを研究制作として収斂させる。ゼミナールⅢではⅠⅡで体 験、表現を積んできた成果としての研究制作のコンセプトを絞り込んでいく。原則的に“ものつくり”として、制 作表現としての成果を上げるために必要な事柄についてコンセプト抽出を行い、Ⅳでの卒業研究への前段 として研究制作を進める。 ゼミナールⅣ(淡野) ゼミナールⅢを通じて取り組んできたテーマを卒業研究として収斂させる。ゼミナールⅣではコンセプトの絞 り込みを踏まえ、制作表現を更に進捗させ卒業研究としてまとめていく。 2 卒業研究Ⅰ(淡野) ゼミナールⅠ・Ⅱを通じて取り組んできたテーマを研究制作として収斂させる。ゼミナールⅢではⅠⅡで体 験、表現を積んできた成果としての研究制作のコンセプトを絞り込んでいく。原則的に“ものつくり”として、制 作表現としての成果を上げるために必要な事柄についてコンセプト抽出を行い、Ⅳでの卒業研究への前段 として研究制作を進める。 卒業研究Ⅱ(淡野) ゼミナールⅢを通じて取り組んできたテーマを卒業研究として収斂させる。ゼミナールⅣではコンセプトの絞 り込みを踏まえ、制作表現を更に進捗させ卒業研究としてまとめていく。 3 授業以外の教育活動等 年月(西暦) 摘要 2013年8月~現在 幼児虐待防止に取り組む国際ボランティア期間であるキワニスクラブ(オレンジ リボン)に所属している横浜キワニスクラブ発足40周年を記念したモニュメント を建立プロジェクト。本学本学科淡野ゼミが中心となり、横浜キワニスクラブ、 NPO法人児童虐待防止全国ネットワークオレンジリボン運動事務局、横浜市こ ども青少年局と共同で行ったプロジェクト。2015年7月22日(木)授賞式が行わ れ、今後は製造設置に向けプロジェクトを進捗させる。 2013年7月 オープン・キャンパスで学科学生が着用するTシャツへのデザインコンペ。本学 科の理念を基調としたデザインの募集・審査・作成の企画を実施。 作成した教科書・教材・参考書 特記事項なし 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 特記事項なし その他教育活動上特記すべき事項 幼児虐待防止 オレンジリボンモニュメントデザインプロジェクト 人間環境デザイン学科Tシャツ・デザイン・コンペ 葉山ふるさと絵屏風制作(学科プロジェクト担当) 大和ハウス工業㈱・葉山町・人間環境デザイン学科の共同プロジェクト。絵屏風制 2014年4月~2015年4 作監修。制作指導を主に担当。2015年5月9日(土)葉山町、上山口集会所にて「葉 月 山ふるさと絵屏風 お披露目式」が執り行われ終了した。 4 2.研究活動 研究テーマ 研究概要 非機能造形による気付きの研究 2015年度方針・計画 アートとデザインの連関。造形作品等による 連関作品の制作と研究。 著書・学術論文等の名称 単著共著 の別 3Dプリンターを連関させた研究・制作を進捗させる予定。 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 (著書) 特記事項なし (学術論文) 特記事項なし (その他) 特記事項なし 3.社会活動等 テーマ 東日本被災地復興支援サポサポproject 概要 東京藝大OBによる東日本被災地の復興支援。作品販売による収益金を集めることを中心として、現地復 興ボランティアの後方支援と現地によるワークショップを行うイクサポを実施している。現在も継続して活動 を続けている。 ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 4.管理運営等 名称等 人間環境学部(4学科)ホームページ委員 学生支援室委員 人間環境学会運営委員 学生生活部委員 人間環境学部(2学科)ホームページ委員 期間(西暦) 2013年4月~現在 2014年4月~現在 2014年4月~現在 2015年4月~現在 2015年4月~現在 5 関東学院大学専任教員の教育・研究業績 所属 学部 人間環境学部 研究科 研究科 学科 人間環境デザイン学科 専攻 専攻 職名 講師 氏名 二宮 咲子 学位 修士(環境学) 博士課程単位取得・満期退学(東京大学大学院 社会文化環境学専攻) 大学院における研究指導担当資格の有無 無 1.教育活動 授業科目名 2015年度方針・計画 教養ゼミナール(二宮) 高等専門教育課程を履修する上での基礎的な技術・知識を習得する。全15回を通じて、一人一台のPCを使 用した情報調査、資料作成、ディスカッション等のアクティブラーニングを実施する。 人間環境デザイン論 人間環境デザイン学科の専門科目を履修する上での基礎的な技術・知識を習得する。担当回(1回)では自 然共生社会のデザインについて、学生が参加した産官学民プロジェクトを具体事例とする。 生態系保全 生態系保全に関する基礎知識及び論理的・創造的な思考力を習得する。全15回を通じて、自作教材を用い る。5回の中間レポートを課し、翌週授業内フィードバックすることで「対話型講義」を実施する。 水と環境 水環境問題に関する基礎知識及び論理的・創造的な思考力を習得する。全15回を通じて、自作教材を用い る。5回の中間レポートを課し、翌週授業内フィードバックすることで「対話型講義」を実施する。 環境実験(水) 水環境問題に関する基礎知識、論理的・創造的な思考力を習得する。全15回を通じて、一人一台のPCを使 用した情報調査、資料作成、ディスカッション等のアクティブラーニングを実施する。 1 生活と環境科学 人間環境デザイン学科環境保全デザイン分野に関する基礎的な技術・知識を習得する。担当回(全8回)では 自然共生社会の環境科学と生活をテーマに自作教材を用い学生参加型の講義を実施する。 NPOの現状 NPOに関する基礎知識及び論理的・創造的な思考力を習得する。全15回を通じて、自作教材を用いる。5回 の中間レポートを課し、翌週授業内フィードバックすることで「対話型講義」を実施する。 生活環境と政策 人間活動と環境破壊に伴う生活環境の変化とその政策論を学ぶ。担当回(全8回)で自然共生社会領域の政 策と生活環境をテーマに自作教材を用い学生参加型の講義を実施する。 ゼミナールⅠ(二宮) 自然共生社会のデザイン、エコロジカル・デザイン/ブランディングの専門的な知識と技術を産官学民の協働 プロジェクトにより習得する。H27年度は神奈川県立相模三川公園をフィールドとする。 ゼミナールⅡ(二宮) ゼミナールⅠの内容を継続する。ゼミナールレポート(A4で20枚程度)を作成し、他研究室との合同ゼミにお いて発表・審査を行う。H27年度は関東学院大学社会学部の湯浅陽一研究室と実施する。 ゼミナールⅢ(二宮) ゼミナールⅠ・ゼミナールⅡの内容を学術的に発展させる。先行研究レビュー、文献精読、レジュメ作成、ディ スカッションによって研究のオリジナリティーを構築していく技術を習得する。 ゼミナールⅣ(二宮) ゼミナールⅢの内容を継続する。ゼミナール論文(A4で40枚程度)を作成し、他研究室との合同ゼミにおいて 発表・審査を行う。H27年度は関東学院大学社会学部の湯浅陽一研究室と実施する。 卒業研究Ⅰ(二宮) ゼミナールⅢと連動して、卒業研究論文(A4で40枚以上)/卒業研究制作を実施して、人間環境デザイン学 科の中間審査会において研究発表・審査を行う。 卒業研究Ⅱ(二宮) ゼミナールⅣと連動して、卒業研究論文(A4で40枚以上)/卒業研究制作を実施して、人間環境デザイン学 科の最終審査会において研究発表・審査を行う。 2 2.研究活動 研究テーマ 研究概要 2015年度方針・計画 (2014年度より継続) 大学・高等教育課程における 2015年6月:論文投稿(関東学院大学人間環境学会紀要第24号) 大学・高等教育課程の専門科目(2単位)として青 自然体験教育プログラム及 2015年6月~9月:自然体験教育プログラム開発、評価手法開発 年層を対象とする自然体験教育プログラムを本 び評価手法の開発 2015年9月:論文投稿(関東学院大学人間環境学会紀要第25号) 学の授業・ゼミナールを通じて開発する。 都市近郊における農の担い 手に関する研究 (2014年度より継続) 都市近郊の農の担い手として、既存の農林水産 業従事者と里山ボランティアや市民農園家、企業 CSR活動との連携・協働の先進事例に着目し、 都市計画及び農林水産政策・環境政策の現状と 課題を明らかにする。 「持続的な都市の形成に向けた新たな農の概念とその計画(科研基盤B:代表 横 張真氏)」の連携研究者として実施。 2015年5月:研究会にて「都市近郊農業の現状・課題・可能性—」を口頭発表 2015年8~9月:株式会社マイファームの担い手に関する聞き取り調査 2015年9月:論文投稿(関東学院大学人間環境学会紀要第25号) 産学連携共同研究「都市公園のコミュニティ・デザイン・センター機能およびレン ジャー制度の実証的研究―神奈川県立相模三川公園をフィールドとする産学連携 (2015年度より新規) の試み―」(2014年2月~2019年3月)の代表研究者として実施。 都市公園を拠点とした自然共 神奈川県立相模三川公園において周辺地域の 2015年4月:試行ワークショップ(企画責任者・講師) 生社会のデザインに関する 社会環境及び自然環境の特性を踏まえた自然 2015年6月:産学民協働ワークショップ(企画責任者・講師) 研究 体験教育フィールドのデザイン及びプログラム企 2015年8月:水辺の自然観察会講師(企画責任者・講師) 画・実施手法を実証的に研究する。 2015年11月:産学民協働フォーラム講師(企画責任者・講師) 2016年2月:論文投稿(造園学会) 3 2010年度以降に発表した著書・論文等 著書・学術論文等の名称 単著共著 の別 発行又は発表の 年月(西暦) 発行所、発表雑誌又は 発表学会等の名称 編者・著者名 (共著の場合のみ) 該当頁 『なぜ環境保全はうまくいかないのか―現場から考え る「順応的ガバナンス」の可能性』の第3章「希少種保 護をめぐる人と人、人と自然の関係性の再構築-北 海道鶴居村のタンチョウ保護と『食害』-」 単著 (第3章) 2013年2月 新泉社 宮内泰介編 78-100 (第3章) 『外来生物:生物多様性と人間社会への影響』 の第11章「ローカルな『問題化の過程』と『外来種問 題』-地域特性と歴史的文脈を踏まえた政策的取り 組み-」 単著 (第11章) 2011年10月 裳華房 西川潮・宮下直編 207-226 (第11章) 共著 (代表者) 2015年3月 (著書) (学術論文) 他者と共生する力を育む自然体験教育プログラム及 び評価方法の開発 関東学院大学 ○二宮咲子・今井葉子 人間環境学会紀要23号 (国環研) (その他) 大学・高等教育課程が生物多様性保全の主流化に シンポジウ 果たす役割~生態系サービスの実感・可視化を目的 ム講演 とした自然体験教育プログラムの開発事例報告から (代表者) ~ 2015年3月 4 日本生態学会 第62回全国大会 (鹿児島大学) ○二宮咲子・今井葉子 (国環研)・相川高信 要旨有 (三菱UFJ) Co-management Regime of Local Resources under Basic Act on Biodiversity: Case Study on Comanagement Network of Private Forest at Hayama, Miura Peninsula in Japan 国際会議 ポスター発 表 (単独) 2014年7月 SOCIAL-ECOLOGICAL SCHEME OF ADAPTIVE GOVERNANCE FOR BIODIVERSITY: CASE STUDY ON ENVIRONMENTAL POLICY AND PRACTICE IN KUSHIRO WETLANDS, JAPAN 国際会議 ポスター発 表 (単独) 2013年8月 Monitoring for Whom? Case study of Special natural monument Grus japonesis in Kushiro wetland 国際学会 口頭発表 (単独) 2010年8月 5 ICMEE '14 国際会議 (Aqua Queen Kapiolani Hotel Honolulu, USA) Sakiko Ninomiya 要旨有 ICMEE '13 国際会議 Sakiko Ninomiya 要旨有 科学技術社会論(4S) 国際学会年会 Sakiko Ninomiya 要旨有 3.社会活動等 テーマ 概要 ア ・ イ 助言・活動支援:神奈川県の「二子山山系自然保護協働事業」(通称:「葉山の森」協働事業)を構成する大和 ハウス工業株式会社CSR活動としての「自然観察の森づくり」(2013年度~2014年度) ア 助言・活動支援:葉山町木古庭地区・上山口地区における「ふるさと絵屏風」制作(2013年度~2014年度) ア・イ 共同研究代表者:「都市公園のコミュニティ・デザイン・センター機能およびレンジャー制度の実証的研究―神 奈川県立相模三川公園をフィールドとする産学連携の試み―」(2014年2月~2019年3月) ※テーマ記載にあたって、ア.地域貢献・連携 イ.産官学連携 ウ.大学間連携等に関する事項については、ア.イ.ウの記号をもって省略可 4.管理運営等 名称等 期間(西暦) 就職支援委員(旧:キャリア支援委員) 2013年4月~ 2015年3月(学部委員会) 2015年4月~ 現在(全学委員会) EMS(ISO14001)内部監査 2014年4月~ 2015年3月(内部監査委員) 2015年4月~ 現在(内部監査サイト代表) 教務委員 2014年4月~ 現在 共通科目運営委員 2014年4月~ 現在 知のフロンティア(出張講義)担当委員 2014年4月~ 現在 自己点検・評価委員 2015年4月~ 現在 教養学会運営委員 2014年4月~ 2015年3月 6
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