(向田文庫展示シリーズ3) 平成27年7月6日(月)より展示公開 実践女子大学・実践女子大学短期大学部 渋谷キャンパス図書館 (写真提供:文藝春秋社) 昭和25年(1950 年)実践女子専門学校を卒業後、財政文化社で社長秘書を務め、 昭和27年から雄鶏社の映画専門雑誌「映画ストーリー」の編集者として働き始めます。 その後、雑誌編集の傍らシナリオライターとしても少しずつ認められるようになり、 33歳の時、ラジオ番組『森繁の重役読本』のシナリオを担当します。この頃、森繁久彌に市 川三郎を紹介され師事。本格的にラジオ、テレビのシナリオを書くようになります。 昭和39年のテレビドラマ『七人の孫』で売れっ子シナリオライターとなり、以後『だいこん の花』 『寺内貫太郎一家』 『阿修羅のごとく』 『あ・うん』 『隣の女』などの人気ドラマの脚本を 次々と手掛けました。書いたテレビドラマの脚本は1,000本以上、ラジオに関しては10, 000本を越えるという膨大な数にのぼります。絶妙な台詞、巧みな構成で“向田ドラマ”と 呼ばれホームドラマの基礎を築きました。また、エッセイ『父の詫び状』で作家としてもデビ ューし、昭和55年には独特の感性で描いた短編『花の名前』 『かわうそ』 『犬小屋』 ( 「思い出 トランプ」所収)で第83回直木賞を受賞。鋭い人間観察に基づく描写が特徴で、小説家とし ても高い評価を得ます。 しかし直木賞受賞の翌年、昭和56年8月22日、台湾旅行中に飛行機事故により逝去。 享年51歳・・・。 まさにこれから、という活躍を期待されていた矢先の突然の事故死で、その衝撃は大きなもの でした。向田の死後、長い年月を経た現在も、その作品は読み継がれ、テレビだけでなく映画・ 舞台化され、人々に愛され続けています。また、その生き方や生活スタイルも、憧れの対象と して雑誌の特集記事が組まれるなどその人気は衰えることがありません。 -1- シナリオ・ライターとして 向田邦子が初めてテレビドラマの脚本を書いたのは 29 歳の時である。その頃、向田は 『映画ストーリー』の編集者だった。映画雑誌の編集の仕事だけでは飽き足らなくなった向 田は、雄鶏社に勤める傍らシナリオライター集団「Zプロ」に参加し、シノプシス(*1) の作り方を学ぶ。当時創刊ラッシュを迎えていた週刊誌にライターとして参加するいっぽ うで、ラジオの原稿を執筆するなど、生活は多忙を極めていた。 昭和 37(1962)年、ラジオ番組『森繁の重役読本』の単独執筆の仕事が始まった。 シナリオ・ライター 向田邦子の本格的な出発である。 森繁の重役読本 <B-1> (森繁久彌氏よりの寄贈資料) 1962.3.5~1969.12.27 東京放送、毎日放送 205 冊 26cm 作:向田邦子 出演:森繁久彌 企画制作:毎日広告社 昭和 37 年 3 月~昭和 44 年 12 月の 7 年間、2,448 回もの台本を単独で執筆。 放送局と時間に移動があったが、概ね日曜を除く毎朝 8 時 45 分から 5 分間放送 された。 森繁久彌氏朗読による連続ラジオ・エッセイである。 脚本家としての本格的デビュー作であり、後に花開く向田文学のエッセンスが詰まっ ている。 森繁久彌氏が保存されていた台本の寄贈を受け、散逸を免れた 205 冊(1981 回分)が 本学図書館に保存されている。森繁氏の書込みが随所に見られる。 生前、雑誌の対談で「重役読本」は絶品だった、愛聴者だったとおっしゃるゲストに、 彼女はあの台本の山は家を引っ越すときにすべて捨ててしまった、考えると何かの足 しになったかもしれないと残念がっていました。 邦子さん。幸い自宅の資料室から「重役読本」の台本がほぼ全冊そっくり見つかり ました。 とかく台本類は、散逸しやすいものです。先年、私はそれらをまとめて、向田さんの 母校、実践女子大学の図書館に託しました。 「森繁久彌『向田邦子』を語る」より抜粋 『森繁の重役読本』収録 (*1)ストーリーの骨組みのこと。概要を簡単に要約したもの。 -2- 「七人の孫」 (1964 年)から「寺内貫太郎一家」 (1975 年)までのおよそ 10 年間は、テレビ ドラマの発展期であると同時に、向田のシナリオライターとしての力の蓄積時期でもあっ たと思われる。 七人の孫 <B-3> (森繁久彌氏よりの寄贈資料) TBS 1964.1.6~7.6、1965.6.7~1966.12.28 初編第 6 話 続編第 3,6,10,17,19,24,30,36 話 放送分のみ 26cm 脚本:向田邦子ほか 原案:源氏鶏太 演出:山本和夫ほか 出演:森繁久彌、大坂志郎、加藤治子、長谷川哲夫、稲垣美穂子、 勝呂誉、松山英太郎、いしだあゆみ ほか 提供:松下電器、松下電工 初編が昭和 39 年 1~6 月、続編が昭和 40 年 6 月~昭和 41 年 2 月に放送された。松下幸之助 氏にくどかれた森繁久彌氏が、連続テレビドラマに初出演。50 才で 70 才の老け役に挑戦した。 明治大正昭和の親子三代の物語。大家族ホームドラマの先駈けとなった。1 時間ドラマの黎明 期にあたる作品。2 回シリーズで合計 65 回放送され、平均 30%の高視聴率を上げた。複数作家 の共同執筆で、向田は初編で 1 回(第6話) 、続編で 8 回執筆した。 「重役読本」で向田の才能 を認めた森繁氏がピンチライターとして紹介したのがきっかけだった。この作品あたりから本 格的にテレビドラマの脚本を書き始め、シナリオライターとしての地歩を確立してゆく。 時間ですよ 昭和元年 <B-34> TBS(東京放送) 1974.10.16~1975.4.9(全 26 回) 4冊(第 15,16,21,23 回放送分のみ) 26m 脚本:向田邦子ほか 演出:久世光彦 出演:森光子、荒井注、千昌夫、浅田美代子、悠木千帆(樹木希林)ほか 提供:トヨタ自動車、花王石鹸 堺正章の「おかみさーん、時間ですよ」のかけ声で始まり、第4シリーズまで作られた人気ド ラマ。昭和初期の銭湯を舞台にした人情喜劇で、演出家の久世光彦がプロデュースも手がけた。 向田も執筆陣のひとりとして参加した。昭和 49(1974)年の第 4 シリーズ「時間ですよ・昭和 元年」では全 26 回のうち半分の 13 回分(第 1~3,9,11~13,15,16,18,21,23,25 回)を担当し た。 寺内貫太郎一家 2 <B-35> TBS(東京放送) 1975.4.16~11.5(全 30 回) 3 冊(第 17,18,22 回放送分のみ) 26cm 脚本:向田邦子 演出:久世光彦、服部晴治 出演:小林亜星、加藤治子、谷隼人、風吹ジュン、悠木千帆(樹木希林)ほか 前年に放映され、テレビ大賞を受賞したシリーズの続編。昔気質で怒りっぽいくせに涙もろい 「日本の父」貫太郎とその家族が織りなす下町人情コメディ。続編では長男が婦女暴行未遂で執 行猶予中という身の上で、それを取り巻く家族の愛と苦しみを明るく描いた。 向田が乳癌の告知を受け、放送中の 10 月に入院・手術となった。向田の依頼により最終回は久 世光彦が執筆した(ペンネーム林紫乃)。 -3- 昭和 49 年、私は向田さんと組んで、 『寺内貫太郎一家』という連続ドラマを作っていた。 ホームドラマだから家族がご飯を食べるシーンが何せ多い。中でも朝ご飯となると、全回のほぼ 半分は朝食の場面から始まったのではないかと思われるくらいよく出てきた。普通なら<家族 そろって朝食をとっている>と書いてあるところを、向田さんは違っていた。その朝の献立がい ろんな形で芝居に関わっているのである。 ・・・・・中略・・・・・・・消え物の係が、献立を 明細に指示してほしいと言ってくるようになった。それを向田さんに伝えたら、翌週からそのシ ーンのト書きに<寺内貫太郎一家・今朝の献立>と銘打って、<鰺の干物に大根おろし、水戸納 豆、豆腐と茗荷の味噌汁・・・>など書いてくるようになった。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・考えた末、私はその週の献立をそのままテロップで朝食のシーンに出すことにした。 <貫太郎一家・今朝の献立、ほうれん草の胡麻和え・・・ゆうべのカレーの残り> 『触れもせで―向田邦子との二十年―』久世光彦著 より 冬の運動会 <B-36> TBS(東京放送) 1977.1.27~3.31(全 10 回) 10 冊(第 1~10 回) 26cm (木下恵介・人間の歌シリーズ 24) 脚本:向田邦子 演出:服部晴治 出演:根津甚八、いしだあゆみ、志村喬、木村功、加藤治子ほか 厳格な家風を守る家柄。主人公の青年(根津甚八)は高校時代の万引きがもとで、父親、祖 父に疎んじられる。ふとした事から彼は靴屋の家に入りびたり、擬似親子を演じるようにな る。やがて父にも、祖父にも自宅とは別に自分をさらけ出す別な「家」があることがわかる。 家族とは何であろうかと問いかけてくるこのストーリーは、後年の「阿修羅のごとく」につ ながっていく。 乳癌の手術を経験した後、向田の作風に変化が現れる。それまでの明るいホームドラ マから、シリアスな、より人間性に踏み込んだものになっていく。時代背景に目を向 けると、折しも高度成長期が終焉を迎えようとしている。 -4- 阿修羅のごとく NHK <B-54> パートⅠ 1979.1.13~27 全 3 回のうち パートⅡ 1980.1.19~2.9 全 4 回のうち 脚本:向田邦子 第 1 回「女正月」第 2 回「三度豆」 第 1 回「花いくさ」 演出:和田勉 出演:加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹じゅん ほか 複製はすべて所蔵しているが、現物は展示の 3 冊のみ。 4人姉妹の老いた父親に愛人がいることが発覚し一大事。女性の笑顔の下に潜む、 修羅像を描いた、嗅覚鋭い向田邦子の傑作。 父の浮気事件を発端に、今は独立して別べつに暮らす 4 人の姉妹は、それぞれの「女」の 部分に真正面から向き合うことになる。そしてそれは穏やかな老後を暮らしているかに見 えた母をも巻き込んでいく。平凡な生活を営む普通の人々の赤裸々な姿を陰影深く描いた この作品が、テレビを通して一般家庭の日常空間に出現したことは、一つの事件でもあった。 あ・うん <B-59> 全 4 回 NHK 1980.3.9~3.30 pm8:50~9:35 脚本:向田邦子 演出:深町幸男、渡辺丈太 出演:フランキー堺、吉村実子、岸本加世子、杉浦直樹、志村喬ほか 続 あ・うん <B-60> 全 5 回 NHK 1981.5.17~6.14 pm8:50~9:35 脚本:向田邦子 演出:深町幸男、加藤郁雄 出演:フランキー堺、吉村実子、岸本加世子、杉浦直樹、笠智衆ほか 『父の詫び状』のドラマ化を望んだ演出家・深町幸男の依頼に、向田邦子は、家族のプラ イバシーのために断った。その代わりに書き下ろしたのが、 『あ・うん』である。 昭和 10 年という時代を背景に、しがない月給取りの水田仙吉(フランキー堺)と、軍需 景気で羽振りのいい中小企業の社長、門倉修造(杉浦直樹)との友情、門倉が水田の妻たみ (吉村実子)へ寄せるひそかな思慕を、水田の娘さと子(岸本加世子)の視点から描く。 お互いの気持ちを知りながら、三角関係の均衡をあえて破らない大人たちと、恋に目覚めて いく娘の姿が情感豊かにきめ細かく描かれ、向田邦子晩年の傑作とされる。 脚本家の名がタイトルクレジットの筆頭に記された最初の作品でもある。 -5- 向田邦子文庫所蔵シナリオ一覧 *出納番号は向田邦子文庫へ受入順の番号を付与している。 *原本を所蔵しているものには原本、コピー版を所蔵しているものには複製と記入 <向田邦子が執筆した脚本> 出納 番号 タイトル 放送開始日 テレビ局 原作/ 脚本 原/複 B-1 森繁の重役読本 1962 年 3 月 29 日 TBS/MBS 脚本 原本 B-2 七人の孫 第 1 シリーズ 1964 年 1 月 13 日 TBS 脚本 原本 B-3 七人の孫 第 2 シリーズ 1965 年 6 月 14 日 TBS 脚本 原本 B-4 だいこんの花 パート 1 1970 年 11 月 5 日 NET 脚本 複製 B-5 くっつけ屋のり子 1971 年 4 月 22 日 NET 脚本 複製 B-6 清水次郎長 1971 年 5 月 8 日 フジテレビ 脚本 複製 B-7 寒橋 1971 年 5 月 13 日 NET 脚本 複製 B-8 きんぎょの夢 1971 年 5 月 20 日 NET 脚本 複製 B-9 夜の学校 1971 年 5 月 27 日 NET 脚本 複製 B-10 ちん・とん・しゃん 1971 年 7 月 22 日 NET 脚本 複製 B-11 だいこんの花 パート 2 1972 年 1 月 13 日 NET 脚本 複製 B-12 にんじんの詩 1972 年 8 月 31 日 NET 脚本 複製 B-13 パパと呼ばないで 1972 年 10 月 18 日 日本テレビ 脚本 複製 B-14 じゃがいも パート 1 1973 年 9 月 6 日 NET 脚本 複製 B-15 じゃがいも パート 2 1975 年 6 月 5 日 NET 脚本 複製 B-16 山盛り食堂 1975 年 10 月 1 日 日本テレビ 脚本 複製 B-17 七色とんがらし 1976 年 5 月 20 日 NET 脚本 複製 B-18 だいこんの花 パート 5 1977 年 6 月 2 日 NET 脚本 複製 B-19 カンガルーの反乱 1978 年 11 月 9 日 NET 脚本 複製 B-20 家族サーカス 1979 年 4 月 7 日 フジテレビ 脚本 複製 B-21 北条早雲 1980 年 6 月 26 日 テレビ朝日 脚本 複製 B-22 隣りの女 1980 年 5 月 1 日 TBS 脚本 原本 B-23 思い出トランプ 1984 年 8 月 27 日 NHK 脚本 原本 B-24 眠る盃 1980 年 1 月 9 日 TBS 脚本 原本 B-25 夜中の薔薇 1980 年 1 月 16 日 TBS 脚本 原本 B-26 冬の家族 1980 年 1 月 23 日 TBS 脚本 原本 -6- B-27 男どき女どき 朗読ドラマ 1985 年 8 月 5 日 NHK 脚本 原本 B-32 イヤデスさん 1986 年 11 月 4 日 毎日放送 脚本 原本 B-33 奇妙な仲 1986 年 5 月 7 日 TBS 脚本 原本 B-34 時間ですよ 昭和元年 1974 年 12 月 4 日 TBS 脚本 原本 B-35 寺内貫太郎一家 2 1975 年 4 月 16 日 TBS 脚本 原本 1977 年 1 月 27 日 TBS 脚本 原本 1988 年 2 月 21 日 TBS 脚本 原本 1977 年 10 月 1 日 NHK 脚本 原本 1979 年 1 月 13 日 NHK 脚本 原本 B-36 B-40 B-52 B-53 冬の運動会 木下恵介・人間 の歌シリーズ 24 毛糸の指輪 東芝日曜劇場 最後の自画像 土曜ドラマ・ 松本清張シリーズ② 阿 修 羅 のご と く 土 曜ド ラ マ・向田邦子シリーズ B-54 阿修羅のごとく パートⅡ 1980 年 1 月 19 日 NHK 脚本 原本 B-55 あ・うんド ラマ・人間模様 1980 年 3 月 9 日 NHK 脚本 原本 1981 年 1 月 10 日 NHK 脚本 原本 1981 年 5 月 17 日 NHK 脚本 原本 1980 年 3 月 NHK 脚本 原本 1981 年 5 月 17 日 NHK 脚本 原本 1979 年 1 月 13 日 NHK 脚本 原本 1972 年 NET 脚本 原本 1974 年 10 月 3 日 NET 脚本 原本 B-56 B-57 B-59 B-60 B-61 B-67 B-79 蛇蠍のごとく 土曜ドラマ・ 向田邦子シリーズ 続あ・うん ドラマ・人間模 様 あ・うん ドラマ・人間模様 続あ・うん ドラマ・人間模 様 阿 修 羅 のご と く 土 曜ド ラ マ・向田邦子シリーズ 冠婚葬祭屋 だいこんの花 シリーズ No.4 第5回 -7- <向田作品が原作・原案となったもの> 出納 放送開始日 B-28 春が来た 1985 年 10 月 26 日 TBS 原作 原本 B-29 女の人の人差し指 1985 年 1 月 8 日 TBS 原作 原本 B-30 花嫁 東芝日曜劇場 1986 年 4 月 6 日 TBS 原作 原本 B-31 父の詫び状 1986 年 4 月 6 日 NHK 原作 原本 B-37 麗子の足 新春スペシャル 1987 年 1 月 7 日 TBS 原案 原本 B-38 鮒 1987 年 7 月 20 日 関西テレビ 原作 原本 1988 年 1 月 6 日 TBS 原案 原本 番号 B-39 現代恐怖サスペンス 男どき女どき 新春ドラマスペシャル テレビ局 原作/ タイトル 原案 原/複 B-41 結婚事情 東芝日曜劇場 1988 年 11 月 6 日 TBS 原作 原本 B-42 愛のいろ 東芝日曜劇場 1988 年 12 月 25 日 TBS 原作 原本 1989 年 1 月 7 日 TBS 原案 原本 1989 年 2 月 19 日 TBS 原作 原本 1989 年 2 月 1 日 関西テレビ 原作 原本 1989 年 4 月 30 日 TBS 原作 原本 1990 年 1 月 4 日 TBS 原案 原本 1999 年 3 月 関西テレビ 原作 原本 1990 年 3 月 22 日 テレビ朝日 原作 原本 1990 年 9 月 21 日 TBS 原作 原本 1991 年 1 月 7 日 TBS 原案 原本 B-43 B-44 B-45 B-46 B-47 B-48 B-49 B-50 B-51 わが母の教えたまいしいし 新春ドラマスペシャル 胡桃の部屋 東芝日曜劇場 大根の月 直木賞作家サスペンス 春が来た 東芝日曜劇場 隣の神様 新春ドラマスペシャル 三角波 木賞作家サスペンス じゃがいも 思い出トランプ 直木賞十周年記念ドラマ 女正月 直木賞十周年記念ドラマ B-58 男どき女どき 朗読ドラマ 1985 年 8 月 5 日 NHK 原作 原本 B-62 愛のいろ 東芝日曜劇場 1988 年 12 月 25 日 TBS 原作 原本 2000 年 1 月 1 日 TBS 原作 原本 1995 年 1 月 9 日 TBS 原案 原本 B-65 B-68 あ・うん 向田邦子 新春ドラマ 風を聴く日 新春シリーズ -8- B-70 B-72 B-74 B-75 かわうそ 向田邦子ドラマス ペシャル 1996 年 9 月 19 日 テレビ東京 原作 原本 1997 年 8 月 4 日 TBS 原案 原本 1998 年 1 月 12 日 TBS 原案 原本 1998 年 1 月 12 日 TBS 原案 原本 昭和のいのち 向田邦子終戦特別企画 終わりのない童話 向田邦子新春ドラマシリーズ 終わりのない童話 向田邦子新春ドラマシリーズ <向田作品の舞台化されたもの> 出納 番号 タイトル 上演年月日 劇場 原作/ 脚本 原/複 B-66 あ・うん 2006 年 12 月 シアターモリエール 原作 原本 B-69 父の詫び状 1995 年 4 月 サンシャイン劇場 原作 原本 B-73 父の詫び状 1998 年 10 月 東京芸術劇場 原作 原本 B-76 寺内貫太郎一家 1999 年 2 月 新橋演舞場 原作 原本 B-77 冬の運動会 2001 年 11 月 新橋演舞場 原作 原本 -9- 向田邦子文庫 『向田邦子文庫』は、昭和 62 年(1987)ご家族のご厚意と当時の関係者の尽力により、 実践女子大学図書館(日野市大坂上)に開設されました。今回創立 120 周年記念事業としての渋 谷校地でのキャンパス展開に伴い、向田邦子氏が卒業したこの渋谷の地で新たに開設する運び となりました。 『向田邦子文庫』の開設は、氏の栄誉を讃えると共に、リアルタイムで向田作品 を知らない若い世代へも、彼女の輝かしい業績を伝えるものです。 『向田邦子文庫』にはご家族より寄贈された、青山のマンションに残された蔵書、シナリオ、自 筆原稿、遺品等を収蔵しています。 また当館では関連資料や参考文献を収集しデータベース(*)として公開しています。 向田邦子の作品世界の一端に触れてみてください。 (*)http://www.jissen.ac.jp/library/info_collection/book_collection/index.html 参考文献: 『向田邦子ふたたび』文藝春秋臨時増刊 1983.8 『向田邦子テレビドラマ全仕事』東京ニュース社 1994.10 『森繁の重役読本』 向田邦子著 ネスコ 1991.7 『六つの引き出し - 森繁の重役読本より-』 ネスコ 1993.10 『向田邦子の全ドラマ 謎をめぐる 12 章』小林竜雄著 徳間書店 1996.3 『触れもせで―向田邦子との二十年―』久世光彦著 講談社 1992.9 - 10 - 2015 年 7 月 6 日印刷 2015 年 7 月 6 日発行 向田邦子を知る② ~シナリオ・ライターして~ (向田文庫展示シリーズ 3) 東京都渋谷区東1-1-49 〒150-8538 Tel 03-6450-6829 http://www.jissen.ac.jp/library/ 第1刷:200 部 (20150706) 第2刷:50 部(20151016) - 11 -
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