Chapter4

Chapter4 電子メール入門
電子メールとは .................................................................................................. 90
メーラ(LaMail)について ................................................................................ 92
LaMail の起動、終了方法 ................................................................................... 93
電子メールの送信 ............................................................................................... 94
添付書類を送る .................................................................................................. 96
添付書類を開く .................................................................................................. 97
電子メールの受信 ............................................................................................... 98
電子メールの返事を書く ...................................................................................... 99
メールの消去、保存 ......................................................................................... 100
メールの検索 .................................................................................................. 101
フォルダに整理する ......................................................................................... 102
署 名 ............................................................................................................... 104
アドレス帳 ...................................................................................................... 105
電子メール利用上の注意 ................................................................................... 106
Chapter 4
電子メールとは
電子メール(E-mail)とは一言でいえば「コンピュータを用いた手紙」のことです。インターネットを通
じて手紙と同様に文字によるメッセージのやり取りができます。
今後レポートの提出、企業への問い合わせ、友人へのメッセージ・・など様々な場面でこの電子メールを
使うことになるでしょう。これは非常に便利なものですが、万能ではありません。以下に挙げた短所も含めた
電子メールの特徴をしっかりと把握した上で、上手に使いこなしていきましょう。
早く届く
早ければ数秒、遅くとも数分から数時間もあればほとんどの場合届きます。
「デジタル」データである
「電子メール」は送ったメッセージ・受け取ったメッセージを、コンピュータ上にデジタルデータとして保
存しておくことができるので、
「返事を書くときに相手の文章を引用する」といったメールの編集や、ファイ
ル名を指定したメールの検索なども容易にできます。
どこからでも受信することが可能。
メールサーバにはあなたの「私書箱」が用意され、届いたメールはそこに保存されています。送信された
電子メールは、まず各ユーザ指定の「メールサーバ」内に保管されます。例えば、世界中から ICC のメールア
ドレスに送られてきた電子メールは、
「mail0」と名付けられたメールサーバに保管されます。インターネット
をたどってICCのメールサーバにアクセスすることができれば、どこからでも好きなときに電子メールを受信
することが可能となっています。
同じ文章を同時に複数の人へと送ることが出来る
「To:」
「Cc:」
「Bcc:」に複数人の「メールアドレス」を書くことによって、同一の文章を何人もの人へ送る
ことが出来ます。こうした機能を発展させたのが「メーリングリスト」で、所定の「メールアドレス」に電子
メールを送ると、登録している人全員にその電子メールが届きます。
文中、特殊記号・半角カタカナは使わない
半角のカタカナや丸数字、㈱などの特殊な記号はコンピュータによっては表示できませんので使用しない
ようにしましょう。
電子ニュース
電子メールが特定の相手に対するコミュニケーションであるのに対して、電子ニュースは
不特定多数を相手にしたコミュニケーションはかることができます。このニュースグループ
には配布範囲が設定されており、ICCだけで利用できるものから全世界に配付されるものま
であります。電子ニュースの基本的な考え方は、話題ごとにグループ分けされたニュースグループに対して、
各利用者が、記事を読んだり投稿するための掲示板のようなものです。
記事を読むためには、La-Mail を起動して、
「電子ニュース」のボタンをクリックして下さい。
90
電子メール入門
細かいニュアンスが伝わりにくい
相手と直接会って話をしているときには、言葉にならない微妙な表現を相手に伝えることや、相手の反応
をその場で感じとることができます。また「電話」では声の調子から、
「手紙」では文字の加減から相手の微
妙なニュアンスをある程度つかむことができます。しかし電子メールは文字を中心としたコミュニケーション
手段であるため、細かいニュアンスを伝えるには不向きなものです。相手の反応が見えない電子メールでは、
知らず知らずのうちに厳しい表現になりがちです。とかく無表情になりがちな電子メールは、ときには誤解を
招くこともあります。それを防ぐために、
(^_^)
(^_^;)
(;_;)といった「フェイスマーク」などを使うことが
あります。
相手が読んでいないかも
電子メールでは、多かれ少なかれ「時間差」が生じることを、常に頭の片隅に置いておきましょう。
「電子
メールを送ったから大丈夫。これで連絡が取れた」とは思わないで下さい。相手は「まだ読んでいない」かも
しれないし、「届いていない」こともありうるのです。
大切な秘密は書かない
クレジットカードの暗証番号や、パスワードなどの秘密の情報は絶対に書かないようにしましょう。イン
ターネット上の情報は無数のコンピュータ間を経由して送信されますので、その時誰も見ていないという保証
は一切ありません。インターネット上での通信には注意してください。
他人のプライバシーの尊重
自分宛に送られてきた電子メールを送り手の許可なく他人に転送したり、電子ニュースに投稿したりして
はいけません。もしも他人の電子メールを転送したり投稿したいのならば、その旨を電子メールを送った相手
に連絡し、許可をもらってからにしましょう。
ネットワーク資源を大切に
ファイルの容量には限界があります。むやみに大きいファイルを大勢に送ったり、一人に返事を返せば済
むところを、意味もなく送られてきた人全員に宛てて返信するのは、
「ファイル容量」の無駄遣いになります。
また、返事を書くときに「必要のない部分の引用」を避けるのも同じ理由によります。
セキュリティについて
ICC はインターネットに接続されているので、学内の各端末から、ネットワークにつながっ
た学外のあらゆるサーバに接続できるのと同様、世界中のあらゆるマシンから ICC のマシンへとアク
セスできるようになっています。ネットワーク社会には、非常に優れた知識・技術を持ちながらそれを
悪用しようとする、「クラッカー」と呼ばれる人々が存在します。
他人が推測できないパスワードを使う、パスワードの変更等を定期的に行う , 自分が使ったはずが
ない時間の利用記録があるなどの異常はすぐ報告する等の心がけで、
ユーザ一人一人が自分達のシステ
ムを守るようにしてください。
91
Chapter 4
メーラ(LaMail)について
インターネットを利用して電子メールをやり取
りするには、そのための機能を持ったアプリケー
ションソフト(メーラ)が必要となります。メーラ
には様々な種類のものがあり、それぞれユーザイン
ターフェイスや使い方が多少異なりますが、文字情
報をやり取りする点においては違いがありません。
ICC では、メーラとして、
「LaMail」というアプ
リケーションソフトを使っています。
ドメインネーム
日常生活において、郵便に相手の住所と氏名が必要なのと同様に、電子メールの交換をするには、相
手の宛先に相当するメールアドレスというものが必要です。メールアドレスは
[ その人を現すユーザ名 ] @ [ その人が所属する組織や国を現すドメインネーム ] という2つのパー
トから構成されてます。
ユーザ名
ドメイン名
[email protected]
組織の属性
co: 企業
ac: 大学学術機関
ne: ネットワークサービス提供者
などの非営利団体
go: 政府機関
国名
jp: 日本
uk: イギリス
ch: 中国
など
*アメリカは国名を省略することが多い
ドメイン名は " 組織 " を表し、
「.(ピリオド)」を区切り文字として階層的に分類されます。日本で
は右から左へ、日本(jp)
、組織の属性、組織名、となります。
(分類は 3 つだけではなく、以下に続く
こともあります)例えば、"cuc.ac.jp" というドメイン名は、日本(jp)の学術組織(ac)の千葉商科大
学(cuc)を意味しています。
例えばICC のユーザである"username" さんのメールアドレスは、
「[email protected]」となりま
す。
以下に挙げる例は、主に米国で使われている「組織の属性」です。
com 企業 gov 政府組織 org 非営利組織 mil 軍事組織
edu 教育組織 net ネットワーク管理組織
92
電子メール入門
LaMail の起動、終了方法
LaMail の起動
アプリケーションを起動します。
「スタート」→
「プログラム」→「LaMail」を選択すると、LaMail
が起動します。
「ホスト接続」
「ファイル」→「ホスト接続」を選択し
ます。
または左端の接続ボタンを押します。
(off マーク)
ログイン
ログイン(ユーザ認証)をします。
「ログイン」
ウィンドウのユーザ名とパスワードを入力し「了
解」ボタンをクリックします。(入力したパスワー
ドは画面には表示されません。)
ユーザ名欄からパスワード欄へは[ Tab ]キーで
移動できます。
[ Tab ]キーを使ってカーソルを移動
正しく入力されていると、タイトルバーにユー
ザ名が書かれたウィンドウ(メインウィンドウ)が
表示されます。
LaMail の終了
「ファイル」→「終了」→「LaMail 終了ダイアロ
グボックス」→「OK」で終了します。
切断だけをするには「ON」ボタン
を押します。
93
Chapter 4
電子メールの送信
送信モードにする
メール送信「POST」ボタンを
クリックします。
メインウィンドウの名前が送信ウィンドウに切り
替わり、電子メールを送信できる状態となります。
文章(テキスト)を入力
文章(テキスト)を入力します。文の初めと最
後に自分の名前を書きましょう。
「編集」メニューの中の各コマンドを活用して、
テキスト入力を効率的に行うことができます。すで
に存在している文章を切り取ったり、貼り付けたり
して編集することができます。
受け取った相手が読みやすいように、全角で 30 文字前後で改行するようにしましょう。
電子メールで送るテキストを作成するときには、半角のカタカナや電話マーク、丸数字、ローマ数
字など特殊文字は使用しないでください。文字化けの原因になります。
電子メールを送信
「UNIX 送信」ボタン(地球マーク)を
クリックします。
左記のような「メール送信ウィンドウ」が表示
されます。
「宛先選択」の欄右端の下矢印をクリック、メー
ルアドレスの入力方法を指定します。
「宛先選択」
・アドレス帳:自分で登録した一覧から探します。
・ダイレクト入力:直接メールアドレスを指定し
ます。
先生のメールアドレスを知りたい
コンピュータ室のページに一覧があります。ただしすべての先生方が電子メールを読んでいるとはかぎら
ないので注意してください。
専任教職員ユーザアカウント一覧
URL
http://www.ef.cuc.ac.jp/comp-staff/cong/
94
電子メール入門
「表題」(Subject)
その電子メールの内容を表す短い表題をつけま
す。直接入力してください。
宛先の指定
「To:」のボタンをクリックすると、
「宛先選択」の指定に対応したダイアログボックスが
表示されます。このダイアログボックスを用いて送付先を指定します。
Cc
カーボンコピー送付先の指定
メールのコピーの送付先を指定します。同じ内容のメールを複数人に出したいときや、送ったメールを確
認のために自分の手許にも残しておきたい場合などに使用します。
Bcc
ブラインドカーボンコピー
メールのコピーの送付先を指定します。Cc では送付先がヘッダに記述されますが、Bccでは送付先がヘッ
ダに記述されません。コピーの送付先を隠したいときに使用します。
「To」
「Cc」
「Bcc」
、それぞれを選択し、アドレ
スを入力します。
各項目に記入し、「送信」をクリックします。
アドレスは必ず半角英数で入力して下さい。(日本語入力オフの状態で入力)
万が一、送信方法を間違えていたり、存在しな
いアドレスを入力していたとしても、
「送信エラー」
の表示が出てメールは送信されません。逆に言う
と、このような表示がされない限り、送信した電子
メールはアドレスの通りに届いたことになります。
95
Chapter 4
添付書類を送る
一太郎、Word などの各種アプリケーションで作成したファイルをメールの「添付書類」として送ることが
出来ます。ここでは課題を添付書類で送るよう指示された例で説明します。
添付したいファイルを保存
まずは指定されたソフト(Word など)で課題を
作成した後、保存して下さい。ここでは3.5インチFD
(a:¥)に保存した例で説明します。
メール送信モードにする
前のページの要領でメール文章を入力します。
添付書類の登録
送信画面(POSTボタンを押した後の状
態)で「ファイル」→「添付書類の登録」を
選択します。(または下記のボタンを押し
ます。)
左のような画面が現れます。
添付したい書類の保存してある場所とファイルの
名前を選択します。フロッピーディスクに保存した
場合は、ディレクトリのスクロールバーを下へ操作
し、[-a-]を選択した後、登録をクリックします。(ま
たは[-a-]をダブルクリック)目的のファイルを選択、
登録を(またはファイル名をダブル)クリックしま
す。
下のような書類が添付されている画面に変わりま
す。あとは普通にメールを送信して下さい。
登録ファイルの削除
登録ファイルの欄の削除したいファイルを選択
し、削除ボタンを押します。
また、全ての登録ファイルを削除する
場合は「添付書類削除」ボタンを押します。
96
電子メール入門
添付書類を開く
添付書類の送られてきたメールを見ている状態
で「ファイル」→「添付書類」を選択します。
(または下記のボタンを押します。)
保存/起動
ただ見るだけならば起動をクリックします。
保存してから見る場合は保存先を指定します。
保存先の指定方法は左ページと同じです。
送られてきた添付書類のアイコンをダブルク
リックしても開くことが出来ます。しかし、送った
側と同じアプリケーションを持っていないと開け
ない場合があります。
メールヘッダ
受け取った電子メールの先頭には様々な情報が書かれています。これをメールヘッダといいます。From:、
Cc:、Data:、Subject:、などの内容があり、他にもその電子メールの発信元からの転送履歴が書かれています。
From: メールの発信者
To: メールの送付先 Cc: 「カーボンコピー」の送付先 Data: 送信日時
Subject: 表題
97
Chapter 4
電子メールの受信
受信用メールボックスを
表示する
「受信」のボタンをクリックします。
受信用メールボックスに並んだ電子メールには、
番号、送信日時、発信者名、表題など、その電子メー
ルについての情報が表示されています。
「受信用メールボックス」ウィンドウが 表示さ
れ、受信した電子メールの一覧が表示されます。
電子メールを読む
「受信用メールボックス」ウィンドウに表示され
ている読みたいメールの表題をダブルクリックしま
す。
または読みたいメールを選択した後
メール表示ボタンを押して下さい
メール文が表示されます。
チェーンメール
チェーンメールとは、転送されることによってねずみ算式に増え、ネットワークを破壊する(1
人が5人に転送をすると、5段階で3125通になる)メールのことで、「当たり屋情報」「ボランティア
募集」「合コン企画」等もあります。
「JOIN THE CREW」、
「PENPAL GREETING!」を初めとした存在しないコンピュータウィルス名を使っ
たチェーンメールも、再び数多く見られるようになりました。
そのようなタイトルのメールは「ウィルスに感染している」という内容で、大手コンピュータ企業の名
をかりたものもあります。一見するとこれらのメールは、ユーザを被害から守ろうと呼びかける「幸福の
メール」のように見えますが、全くのいたずらです。
これらの「デマウィルス」を使ってチェーンメールを試みようとするメールには特徴的な表現が含まれ
ていることが多く、 「すべてのユーザへの警告です」 「できるだけ早く」
「この文書をできるだけ多くの人
に送ってください」
「このウイルスは、ハードディスクの中身をまっさらに消してしまいます」 「インター
ネットを介してコンピュータウイルスが流行しています」といった表現を例に上げることができます。
対処法
対処法は基本的に、その場で削除することしかありません。各自がこのメールの内容を、注意の意味で他
へ転送して知らせたとしても、それは結果的にチェーンメールと同じ行為になります。
98
電子メール入門
電子メールの返事を書く
返信したい電子メールが表示されている(前
ページ、最後の画面の)状態で、「返信」のボタン
をクリックします。送信ウィンドウ内に、相手の電
子メールの内容が、「>」の後に引用された形で表示さ
れます。
返信文を入力します。引用は最低限の要点のみ
にして、必要のない引用部分は削除しましょう。
発信者のみ
全員
返信中止
電子メールの発信者だけに返信するときは、
「返
信」のアイコンをクリックします。
「To:」と「Cc:」
の欄に書かれている宛先全員に返信するときは、
「全員に返信」のボタンをクリックします。
各項目を埋めて「返信」をクリックします。送
信のときと同じ手順で、宛先を追加することもでき
ます。
予想せぬチェーンメール化の危険
∼日本海重油事故に関する呼びかけの場合∼
97年1月、重油流出事故により損害を受けている日本海の水産関係者を救おうと呼びかけたメール
が流れました。最初の記事は重油事故のメーリングリストに投稿したもので、チェーンメールとする意図
はなく「全文転送は、ご自由にしてください」と一言付記しただけでした。それが次々と転送されること
によって、投稿者の意に反して知らぬ間にチェーンメールと化していたのです。
この場合受け取った人の善意により次々と転送されていったわけですが、元記事が投稿された翌日に
はすでにチェーンメールとなって投稿者も困惑していました。チェーンメールは非常に伝達力が強く、一
見便利に見えますが、第三者によって情報が伝わっていく中で、情報を止められなくなることや、情報が
勝手にすりかえられていくことなどの危険性が大きいことなどを考えなくてはいけません。人情的なもの
や人助けを目的としたものの場合、あるいは公共性が高いと思われる内容でも、二次情報としてメーリン
グリスト等の手段により再転送する行為は避けて下さい。
99
Chapter 4
メールの消去、保存
自分のファイルシステムが満杯になり、LaMail が起動できなくなることがあります。残したいメールは保
存する、いらないメールはため込まずにすぐに読んで消去するなどして、
残すファイルは最小限にしましょう。
電子メールの消去
受信用メールボックスから、消去したい電子
メールを指定し、
「ファイル」→「消去」を選択し
ます。
あるいは「電子メール消去」のボタン
(やぎマーク)をクリックします
消去確認のダイアログボックスが現れます。
「OK」のボタンをクリックすると消去すること
ができます。
複数のメールを選択するには1
複数のメールを選択したい場合は、
「Ctrl」キーを押しながら、選択したいメールをそれぞれクリックする
と、クリックしたものだけ指定できます。
電子メールの保存
電子メールを各ユーザのネットワークドライブ
上やフロッピーディスクなどにファイルとして保存
することができます。
保存したい電子メールを指定し「ファイル」→
「メール保存」を選択します。
または「メール保存」ボタンをク
リックします。
チェック
保存先のフォルダを指定、
「ファイル名を変更す
る」にチェックを入れた後、
「保存」ボタンをクリッ
クします。
3.5インチFD(a:¥)に保存する場合は、ディレクト
リ欄[-a-]を選択します。
ファイル名設定ウィンドウが現れるので、ファ
イル名を入力、実行をクリックします。保存が行わ
れ、メインウィンドウに戻ります。
100
電子メール入門
メールの検索
電子メールの検索
受信した電子メールの中から特定の電子メールを
探し出すのが、「検索」の機能です。
メーリングリストに加入し多数のメールを扱った
りする場合に使用すると便利です。
「ファイル」→「検索」を選択します。
(あるいは「検索」ボタンをクリックしま
す)検索ウィンドウが表示されます。
検索条件を設定します。すべての項目を指定す
る必要はありません
例えば就職活動でよく使われるリクルートナビ
のメーリングリストに入っている場合、表題
RECRTNAVI を入力。検索します。
・開封条件: 開封の有無を指定します。
・日付範囲指定:日付検索をするかしないかを指定します。
・日付: 「日付範囲指定」を「あり」と指定したときは、日付範囲を指定します。
・名前:アドレス 送信者の名前、あるいはアドレスを指定します。
・表題 :表題を指定します。
「検索」ボタンをクリックして実行します。検索
に一致した電子メール一覧が表示されます。検索前
の電子メールの一覧に戻りたいときは、検索ウィン
ドウの「条件解除」をクリックします。
メーリングリストとは?
メーリングリストは、特定のメールアドレスにメールを送信する事により同時に複数の人に同じメールを
送ることができます。サークル活動また、おなじような興味を持った人達の間での議論の場として利用された
りします。
メーリングリストに投稿する際は、どんな主旨でそのメーリングリストが運営されているのか、どんな内
容の投稿が相応しいのか、きちんと考えた上で投稿しましょう。また、メーリングリストによっては登録者以
外の投稿を禁止しているものもあります。
なお ICC のメーリングリスト一覧は、コンピュータ室ホームページ(http://www.ef.cuc.ac.jp/comp-staff/
cong/maillist.htm)で見ることができます。
101
Chapter 4
フォルダに整理する
電子メールを読むとき、メールサーバから電子メールを取り寄せると、電子メールは mbox という名前の
フォルダに収納されます(このことから、mbox は受信用メールボックスと説明されています)
。LaMail では、
mbox 以外にフォルダを作成して整理しておくことができます。
新規フォルダ作成
「ファイル」→「フォルダ」→「作成」を選択し
ます。
現在のフォルダ一覧が表示されたウィンドウ
が表示されます。
ボタンをクリックすると、フォル
ダ作成のウィンドウが表示されます。
作成したいフォルダの名前と、そのフォルダに
入れる電子メールの内容の説明文を入力してくださ
い。
入力が終了したら、
「作成」ボタンをクリックし
ます。新しいフォルダが作成されました。
メーリングリストに参加する際の注意
メーリングリストに参加する際には、まず手引き、注意事項、退会の手続きなどをよく確認しましょう。ま
た、1日何通のメールがやり取りされているのかも確認しましょう。そして、こまめにメールの削除、整理を
行ってください。
102
電子メール入門
フォルダに移動する
mboxから、作成したフォルダに電子メールを移
動します。受信用メールボックスである mbox から
移動したい電子メールを選択します。
「ファイル」→「フォルダ」→「メール移動」を
選択します。
(あるいは「メール移動」のボタンをク
リックします)
「メール移動」のウィンドウが表示され、その
ユーザのフォルダの一覧が表示されます。
移動先のフォルダを選択して、
「実行」ボタンを
クリックします。
複数のメールを選択するには2
続いて届いた複数のメールをまとめて選択したい場合は、一番上のメールをクリック後、
「shift」キーを
押しながら、下のメールをクリックして指定できます。
フォルダを切り換える
「ファイル」→「フォルダ」→「選択」を選択します。
あるいは「フォルダ選択」のボタンを
クリックします
「フォルダ選択」ウィンドウが表示されます。
選択したいフォルダを指定し、
「実行」ボタンを
クリックします。(または見たいフォルダを「ダブ
ルクリック」します)
指定したフォルダの中の電子メール一覧が表示
されます。
103
Chapter 4
署名
自分の署名を添付する
LaMail では、以下の設定をすると、電子メールの
最後に「署名(シグネチャー)
」
(名前やメールアド
レスなどを好みの書き方で記述したもの)を自動的
につけることができます。
設定メニュー→「LaMail 設定 2」→ LaMail 設定
ウィンドウを表示させます。
下部の「署名編集」のボタンをクリックし、
「署
名編集」ウィンドウを表示させます。
ウィンドウ内に、自分の名前、メールアドレス
などを中心とした、自分独自の「署名」を記述しま
す。4 行以内で書くようにしましょう。
完成したら「保存」→「LaMail 設定 2」→「保存」
を押します。これで「署名」は保存されました。
文章作成お役立ちサイトURL
リンク集 http://langue.hyper.chubu.ac.jp/gaikokugo/emailEnglish/
直子の代筆 http://www.teglet.co.jp/naoko/default.htm
(作成したい文章にあてはまる項目を選択し。過不足のないぴったりとした文章を作成してくれる。)
文例集 http://www.tomono.co.jp/bunrei/index.html
(手紙を書くとき、きっと役立つ文例集。 簡単な時候挨拶の用語集に加えて、結婚案内・転勤挨拶・事務所
移転・同窓会通知など、81 種類の豊富な文例が用意されている。)
英文メール http://langue.hyper.chubu.ac.jp/gaikokugo/emailEnglish/
(そのままコピー&ペーストしても使えてしまいそうな典型的文例や、気の利いた言い回しなどが紹介され
ている。)
104
電子メール入門
アドレス帳
アドレス帳登録
あらかじめメールアドレスを入力してアドレス
帳を作っておくと、送信が簡単にできます。
「メール」→「アドレス帳」を選択します。アド
レス帳のインデックス画面が表示されます。
「登録」ボタンをクリック、各項目に記入します。
主に名前と会社名(学校名)、ふりがな、メールア
ドレスを入力します。所属で分類しておくと後で検
索ができて便利です。
「登録」ボタンをクリックし、登録確認の画面が
出たら「OK」
(または Enter キー)を押して登録完
了です。
アドレス帳がネットワーク上に置かれて
いることを考慮して住所、電話番号などの個
人情報の詳細はなるべく入力しないようにし
ましょう。
E メール爆弾(E-mail Bomb)
「Eメール爆弾」と呼ばれる、電子メールを利用した悪質ないたずらによる被害が聞かれるようにな
りました。特定のサーバやアドレスに数千∼数万通のメールを殺到させることや画像のようなファイル容量の
大きいものを添えて送ることにより、サーバをパンクさせて、正当なメールを受信できなくさせる攻撃の事を
言います。
電子メールアドレスは不正に利用されないように、
公開するときには注意するしか防御方法はありません。
もし正常とは思えないメールが大量に送られてきていたら職員に問い合わせて下さい。
なお、このような真似を ICC から他へ行うと、相手にとっては、E メール爆弾とみなされてしまうおそれ
がありますので、注意してください。
一般の社会と同じように、
何が危険かを心得て、
関わるべきではない事には近づかないようにしながらネッ
トワーク社会を楽しむようにしましょう。何か問題や不都合が生じたら、
すぐに職員に問い合わせてください。
105
Chapter 4
電子メール利用上の注意
コンピュータウィルス
コンピュータウイルスとは、自分自身を勝手に他のプログラムファイルにコピーする事により増殖し、自
身にあらかじめ用意されていた内容により、
ユーザの予期しない動作を起こす事を目的とした特異なプログラ
ムです。
ウィルス発見の表示がされたらすぐにコンピュータ室に問い合わせてください。しかし ICC としての、感
染後の対策には限界があります。最も大切なことはウィルスに感染しないように、各ユーザが普段から心構え
をしておく事なのです。
この 5ヶ条を、感染防止の為に厳守して下さい。
・身元不明のフロッピーディスクは使わない。
・ソフトウェアは、入手経路を確認して使用する。
・自分のデータあるいはプログラムの入ったフロッピーディスクには、ライトプロテクトを施して
安全な場所に保管する。
・不特定多数の人とのフロッピーディスクの共用を避ける。
・電子メールに添付されたプログラムやファイルは、開く前にウィルス検査ソフトなどで
チェックをする。
SPAM
「スパム」とは電子メールなどを使った大量(主に営利目的)の広告・ダイレクトメールの事を指し、読み
手の都合を考えず勝手に送られてきます。
電子メールによるスパムは、多くの場合ニュースグループやWWWにアクセスして他人の電子メールアド
レスを自動的に回収するプログラムを使ってリストを作り、
これまた全自動のプログラムで一斉に広告を送り
ます。ニュースグループの場合、一般に15∼20以上のニュースグループにクロスポスト(同時に投稿)す
るとスパムと見なされます。ダイアルアップ接続だと1時間に5千通が限度と言われていますが、より早い接
続を利用して毎日合計数百万通から数千万通のスパムが電子メールで送られると言われています。
営利目的の広告(ウェブページへの誘いなども含む)には2つのケースが存在します。
1.ネット広告代理店のような会社が間に入るケース。この場合広告主は単にネチケットの知識がないだ
けの場合が多いですが、2.広告主が自分で広告を送るケースの場合はほとんど確信犯とみて構いません。ま
た、広告代理店が一般ユーザからの抗議に耐え兼ねて、形式上だけ2に見せかけ、
「自分たちは関知しません」
と主張するケースも増えています。
なお、個人がスパムを送るケースももちろん存在します。最も多いのが、MMFと呼ばれる、ねずみ講の
案内(次ページ参照)ですが、他にも単なる自分のホームページの紹介だったり、宗教的・政治的な主張であっ
たりします。手動でニュースグループから電子メールアドレスを回収していたり、規模が小さかったりするの
で比較的問題にはならないですが、受け手にとっての迷惑さは営利目的の物と同じです。最近は個人でもプロ
グラムをつかって自動的にメールアドレスを抽出したりするケースも増えています。
また世界中の過激な政治・
宗教団体が同様の事を始めることも考えられますので、非営利だからといって見過ごしてはなりません。
スパムの問題点
・受け手の時間の無駄。
・受け手が時間ごとに接続料金を払っている場合、金銭的被害が生じる。
・見知らぬ人や海外から突然スパムが届くと、初心者が恐怖・不安を感じる。
・ネットワークの負荷を増やす。
・スパムの影響でサーバがダウンすることもある。
・安上がりなので大量に送られると、一度に何万人もの人に影響を与える。
・送り手が不明の場合もあり、受け取り拒否も難しい。
106
電子メール入門
MMF
「MMF」
(Make Money Fast)とは、いわゆるねずみ講の一種です。ねずみ講、マルチ商法まがいとは、誘
われてサービスや商品の代金を支払った人が、次々に新規の客を探し勧誘するという、連鎖販売的な配当組織
のことをいいます。
最終的に破綻し、加入者の大部分に経済的損失を与えるという理由から「無限連鎖講の防止に関する法律」
で禁止され、加入、加入への勧誘、助長する行為が禁止されています。
ネットワーク社会にも手軽に稼げるという明らかな詐欺があります。電子メールで送られてきますが、相
手にしてはいけません。下記に実例を記しておきますので、同じような内容のメールが来たらすぐ削除しま
しょう。
MMFの実例
「やらなきゃ損!必ず儲かるマネーゲーム」
あなたは先日、**新聞に掲載された<インタ−ネットにマルチ商法まがいの情報がのっている>という
記事をご覧になりましたか?しかしその記事では「これはマルチ商法まがいではないので違法性はない」と弁
護士が解説していました。
●これが《スーパーマネーシステム》です
1 まずはじめに 1 枚の紙に「私をリストに入れて下さい」と書きます。
2 リストで 1 番目になっている人に送る手紙は「あなたはリストでは 1 番目にいました」というように、送
る相手の人がリストの何番目だったか を書きます。
3 最後の紙にあなたの郵便番号、住所、氏名を書きます。 4 以上を記入したらその紙に 200 円を巻き付けます。
5 その後、封筒に 5 人の住所を書き、200 円を巻き付けたものを同封し、 郵送します。これでこのスーパー
マネーシステムは完全に合法的なものになります。
〒*** 東京都**区** ** - * - ** ** ***
〒*** **県**市*** ** - * - ** - ** ** **
〒*** - ** **市**区*** ** - * - ** ** **
〒*** **市**区** *** - * - ** *** **
〒*** **県**市** ** - * - ** ** **
6 以上の人たちに郵送した後、リストの 1 番目の人を削除し、以下の人を繰り上げます。そうすると 5 番目
が空いてきますので、そこにあなたの 氏名、住所を書き加えます。できるだけ多くの人にこのリストを送
りましょう。
あなたが参加させたメンバーが集めてくるメンバーの数も大事ですが、 第一にあなたがネット上や知人な
どを通じて集めるメンバーの数が一番収入に 大きな効果としてはね返ってきます。
絶対に損はしません。私はこれで 200 万円以上のお金を 3 週間で儲けました。
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Chapter 4
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