タイププロジェクトファクトシート

タイププロジェクト株式会社
ファクトシート
タイププロジェクトは、日英バイリンガルの雑誌一冊をひとつの書体ファミリーで組むためのフォントとして、2001
年に「AXIS Font」を生み出し、雑誌専用の日本語フォントという新しいジャンルを切り開いたフォントメーカーです。
文字の文化や歴史を受け継ぎながら新たな時代を反映する書体を、社会や技術の変化を見すえて開発しています。時代
が求める日本語書体を開発することで文字の可能性を広げるという挑戦、そして文字を通じて人々の生活をより快適に
するというチャレンジ。そのひとつひとつのプロジェクトに込める思いを「タイププロジェクト」の社名に宿らせてい
ます。
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企業理念:
文字を通じて人々の生活をより快適に、より豊かなものにする
ミッション:
書体開発を通じて文字の可能性を広げ、文字の存在価値を高める
ビジョン:
新しい社会に必要な書体を開発する21世紀の文字カンパニー
会社概要
社名
タイププロジェクト株式会社(英文表記 Type Project Inc.)
所在地
177-0041 東京都練馬区石神井町4-11-23
創業
2001年4月(法人設立
代表者
代表取締役社長
資本金
1千万円
従業員
10名
事業内容
デジタルフォント(書体)の企画・開発・販売・サポート、OEM提供
主要製品
1. リテール製品:AXIS Font (Std/ProN)、AXIS Latin Pro、TP明朝
2008年12月)
鈴木 功(すずき いさお)
2. カスタムフォント:コーポレートフォント、フィットフォント、組込みフォント
3. 都市フォント:名古屋/金シャチフォント、横浜/濱明朝体(仮)
主要取引先
株式会社アクシス、Monotype、NTTドコモ、株式会社スクウェア・エニックス、カンペール、
トーヨーキッチン&リビング株式会社、株式会社ポーラ、財団法人ポーラ美術振興財団、他
取引銀行
住信SBI ネット銀行 法人第一支店
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© Copyright 2015 Type Project Inc. 2015.04.01
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沿革と実績
2015年 4月
TP明朝フィットフォント サービス提供開始
2014年12月
AXIS Font ProN発売開始
2014年 8月
TVアニメ、アニプレックス/アルドノア・ゼロにTP明朝採用
2014年 2月
TP明朝発売開始/オンラインショプ開設
2013年12月
中国深圳で開催されたグラフィックデザイン会議「GDC13」で講演
2013年 5月
北京市漢儀社主催「FontStar/ 字体之星」コンテストに審査員として参加
2013年 4月
アジャスタブルフォントデモ公開
2012年10月
アジャスタブルフォント発表
ATypeI 2012香港でアジャスタブルフォントプレゼンテーション
2011年 8月
タイポジャンチ(ソウル)で金シャチ黒字のポスターを展示
2011年10月
エウレカコンピュータ社eスポーツグラウンドにAXIS Font搭載
2010年12月
デザイン誌「AXIS」でAXIS明朝(TP明朝の開発名)を使用開始(155号∼163号)
2010年10月
金シャチフォント展開催(名古屋)。金シャチフォントが名古屋弁かるたに採用
AXIS Latin Proがグッドデザイン賞を受賞
2010年 5月
JAGDA「言葉のデザイン2010‒オンスクリーン・タイポグラフィを考える」にて
AXIS明朝(開発名)発表
2009年12月
都市フォントサイトが『文化庁メディア芸術プラザ』Curator's Choiceに選出
2009年11月
AXIS Latin Proをリリース
2009年10月
世界グラフィックデザイン会議(北京)で都市フォントをプレゼンテーション
ドライバーズフォントでグッドデザイン・フロンティアデザイン賞を受賞
2009年 6月
都市フォントサイト「cityfont.com」を立ち上げ、金シャチフォントと濱明朝体(仮)を発表
2009年 1月
AXIS Fontコンパクトシリーズ第二弾としてAXIS Compressed をリリース
2008年12月
タイププロジェクト株式会社 設立
2008年11月
NTTドコモ携帯(シャープ製SH-01A)にAXIS Font搭載
2008年10月
AXIS Condensed とCompressed がグッドデザイン賞を受賞
2007年 9月
AXIS Font コンパクトシリーズ第一弾としてAXIS Condensed をリリース
2007年 2月
ドライバーズフォント発表
2005年 1月
株式会社ポーラ コーポレート・スローガン「肌に美しい未来を」制作
2003年10月
AXIS Fontがグットデザイン賞を受賞
2002年 9月
ポーラ美術館サイン用書体制作
2001年 9月
AXIS誌リニューアルのために制作したAXIS Fontを発表
2001年 4月
タイププロジェクト創立
1999年 3月
創業者 鈴木 功がAXIS Fontの開発に着手
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経営陣/開発
鈴木
功(すずき いさお)
代表取締役社長
創業者
タイプディレクター
1967年4月19日生まれ。愛知県名古屋市出身、愛知県立芸術大学デザイン科卒業。
1993年より2000年までタイプデザイナーとしてアドビシステムズ株式会社に勤務後、2001年にタイププロジェクト
を創立。雑誌専用の日本語フォントを世界で初めて開発する。2003年と2008年にAXIS Fontシリーズでグッドデザイ
ン賞を受賞、2009年にドライバーズフォントでグッドデザイン・フロンティアデザイン賞を受賞。同年、文化庁メデ
ィア芸術プラザのキュレーターズチョイスに都市フォントのサイトが選出。2010年、AXIS Latin Proでグッドデザイ
ン賞を受賞。2009年、北京北大方正社主催「第五回書体コンテスト」および2013年、北京市漢儀社主催「FontStar
/字体之星」コンテストにて審査員を務める。雑誌、書籍等で文字に関してさまざまな寄稿をするほか、デザイン分野
での講演多数。愛知県立芸術大学デザイン学科、多摩美術大学デザイン学科、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科な
どで教鞭をとり、将来のタイプデザイナー育成に貢献している。高校生になる男児の父。
両見 英世 (りょうけん ひでよ)
タイプデザイナー
1982年2月6日生まれ。千葉県四街道市出身。
ウェブ制作会社を経て2007年タイププロジェクトに入社。フォント開発とウェブサイトの監修を担当。タイププロジ
ェクトが掲げる都市フォント構想の推進メンバーとして、「cityfont.com ― voice of a city.」サイトの立ち上げに携
り、2009年より横浜をテーマにした「濱明朝体(仮)」の開発リーダーを務める。2014年4月、濱明朝体の漢字約500
文字の展示会「Hama Mincho Exhibition of City Font Project」を開催。同年8月、濱明朝体をあしらった「浜風う
ちわ」の企画がヨコハマ創造都市センター主催のコンペを通過し、商品化および販売に寄与する。
文字と社会の接点を掘り下げ、コミュニティに根ざした制作活動や情報発信を行って、タイポグラフィーの可能性を広
げる地域プロジェクトを数多く手掛けている。小学生と幼稚園児の2児の父
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製品説明
1.
リテールフォント:ダウンロード版およびCD-ROM版、Webフォントで提供する既存の書体製品
■ AXIS Font・AXIS Latin Pro
2001年9月、AXIS Fontベーシックを発表。日英併記のバイリンガル誌「AXIS」のための専用フォントとして開発した、
タイププロジェクトの原点となる書体で、ウエイト (文字の太さ)と字幅の2つの軸を持たせています。長体シリーズの
AXIS Fontコンデンスおよびコンプレスは、正体を単純に長体に変形させるのではなく、漢字・仮名・アルファベット
それぞれに適した字幅を設定して設計しています。2003年にはAXIS Fontベーシックが、2008年には長体のコンデン
ス、コンプレス、そして2010年には、AXIS Latin Proがグッドデザイン賞を受賞しています。2014年12月には、9354
字を収録していた既存のAXIS Font Std(スタンダード)を1万5525字に拡張し、日本語をはじめとする78言語に対応し
た欧文書体(イタリック体を含む)を包含する新製品 AXIS Font ProN (プロエヌ)の発売を開始しました。
AXIS FontベーシックR
(22pt)
AXIS Fontファミリーは、ゆたかな水の国
AXIS Font コンデンスR
(22pt)
AXIS Fontファミリーは、ゆたかな水の国が生み出し
AXIS Font コンプレスR
(22pt)
AXIS Fontファミリーは、ゆたかな水の国が生み出した新しいサンセリフ書体で
文字セット
Ø
AXIS Font Std ベーシック: 9,354文字(Adobe-Japan1-3)
Ø
AXIS Font Std コンデンス/コンプレス:各 9,356文字(Adobe-Japan1-3 + Euro記号)
Ø
AXIS Font ProN ベーシック/コンデンス/コンプレス:各 15,525文字(Adobe-Japan1-4+N)
Ø
AXIS Latin Pro ベーシック/コンデンス/コンプレス: 各719文字
ファミリー構成(和文、欧文共通)
価格
Ø
AXIS Font ベーシック (字幅:漢字100%、仮名100%):7ウエイト
Ø
AXIS Font コンデンス (字幅:漢字80% 仮名76% 長体):6ウエイト
Ø
AXIS Font コンプレス (字幅:漢字60% 仮名50% 長体):5ウエイト
(すべて税込)
Ø
AXIS Font 1ウエイト:20,360円 (Std) / 25,000円 (ProN) / 12,340円 (Latin Pro)
Ø
AXIS Font セット
²
ベーシック:128,300円 (Std) / 135,000円 (ProN) / 77,700円 (Latin Pro)
²
コンデンス:110,000円 (Std) / 135,000円 (ProN) / 68,700円 (Latin Pro)
²
コンプレス:91,700円 (Std) / 112,500円 (ProN) / 55,500円 (Latin Pro)
²
18フォントセット:306,000円 (Std) / 370,000円 (ProN) / 195,000円 (Latin Pro)
フォントフォーマットおよび動作環境
Ø
フォントフォーマット:OpenType フォント
Ø
Macintosh:Mac OS 8.6以上、Mac OS X
Ø
Windows: Vista、7、 8
(いずれも日本語版)
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■ TP明朝
2014年2月発表。全角横組みでもっとも読みやすいフォーマルかつ先進的な書体です。文字の可読性を高めるためにコ
ントラスト(横画)とウエイト(縦画)いう2つ軸を導入することで、現代的表情と正統性を併せ持ちながら、小さな
スクリーンでも使いやすい可読性を備えています。横方向へのスムーズな視線移動をもたらすデザイン、鋭さと柔らか
さの対比と調和、和欧混植の美しさなどを吟味して実現した現代の明朝体です。ハイコントラストはデジタルサイネー
ジやWebのタイトル、ポスターやバナーなどの大きなサイズでの使用、ミドルコントラストは、スマートフォンやタブ
レットのUIやテキスト表示、そしてローコントラストはデバイス機器での小さな文字表示に適しています。
TP明朝 ハイコントラスト R (22pt)
TP明朝は、光の記憶を漂わせた明朝体です。
TP明朝 ミドルコントラスト R (22pt)
TP明朝は、光の記憶を漂わせた明朝体です。
TP明朝 ローコントラスト R (22pt)
TP明朝は、光の記憶を漂わせた明朝体です。
文字セット
Ø
TP明朝 StdN:9,498文字(Adobe-Japan1-3+JIS第一・第二水準漢字とEuro記号)
ファミリー構成
Ø
ハイコントラスト:6ウエイト
Ø
ミドルコントラスト:6ウエイト
Ø
ローコントラスト:6ウエイト
価格
(すべて税込)
Ø
TP明朝 1ウエイト:20,360円
Ø
TP明朝 セット:110,000円 (各コントラスト)
Ø
18フォントセット:306,000円
フォントフォーマットおよび動作環境
Ø
フォントフォーマット:OpenType フォント
Ø
Macintosh:Ma OS 8.6以上、Mac OS X
Ø
Windows: Vista、7、8
(いずれも日本語版)
使用例
Ø
AXIS Font:「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」、トーヨーキッチン、肥薩おれんじ鉄道など
Ø
TP明朝:アニプレックス/「アルドノア・ゼロ」、早川書房「少女帝国」など
*
フォント使用例は、http://typeproject.com/fontsinuse/ をご覧ください。
対応言語
Ø
日本語フォント(Std / StdN):30言語
Ø
日本語フォント(ProN):78言語
Ø
欧文フォント:56言語
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2.
■
カスタムフォント:用途にあわせた仕様の変更や、オリジナル書体の開発
コーポレートフォント
企業の個性、用途にあわせて会社の声を書体化し、一貫したコミュニケーションを可能にする専用書体を開発します。
クライアントの要望や使用目的に合った書体やオリジナル仮名などの開発実績を基に、あらゆる媒体やシーンを横断し
てアイデンティティを表現するブランディングツールとして、書体の提案と開発を行ないます。タイププロジェクトで
はコーポレートフォントの導入に、リテールフォント、フィットフォント、カスタムフォント、オリジナルフォントの
4種類の提案をしています。
■
フィットフォント
タイププロジェクトは2013年にアジャスタブル機能を開発し、ウエイトやコントラスト、字幅を変更した場合でも、
字画の比率が適正で常にバランスのとれた状態を保つことを可能にしました。フィットフォントサービスは、その機能
をさらに拡充し、より迅速にブランドに最適なフォントの導入を可能にしました。このサービスにより、モニタのサイ
ズやディスプレイの解像度に応じて最適な明朝体を選択することが可能になります。また、市販されているフォントに
使いたいウエイトが見つからない、他社とは違うフォントを使いたいといった声にも応えます。
■ 組込みフォント
スマートフォンやタブレット、自動車のインストルメントパネルやデジタルサイネージなど、表示環境のデジタル化に
ともなってフォントに求められる機能も高度化してきました。タイププロジェクトは、ドコモ携帯電話のシステムフォ
ントとして標準搭載された AXIS Font をはじめとする次世代フォントの開発を行っています。技術の進展に則した独自
のアプローチにより、各種デバイスやサーバーへの搭載、アプリケーションへの組込みなどの用途で、デジタル製品の
価値を高めるフォントを提供します。
3.
都市フォント
それぞれ固有の文化と歴史の上に成り立つ都市の個性を、文字のかたちに反映した書体
フォルムの美しさや機能性だけでなく、その都市らしさを表現したフォントを新たにデザインし、活用することで、そ
の都市のブランディングを効果的にすすめることができます。現在、名古屋をイメージした金シャチフォントと、横浜
をイメージした濱明朝体 (仮) の開発に取り組んでいます。
Ø
金シャチフォント
http://typeproject.com/projects/cityfont-nagoya
Ø
濱明朝体(仮)
http://typeproject.com/projects/cityfont-yokohama
【営業情報】
タイププロジェクト オンラインショップ: https://shop.typeproject.com/
Webサイト http://typeproject.com/
Facebook
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e-mail
sales@typeproject.com
タイププロジェクト株式会社が提供するフォントプログラムに関するすべての著作権、知的財産権および所有権は同社に帰属します。その他の商号、商標は各社に帰属します. タイププロジェクトおよび
Type Projectロゴ、TP明朝はタイププロジェクト株式会社の日本およびその他の国々における登録商標または商標です。その他の商標はそれぞれ各社の登録商標または商標です。
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