マニュアル Nero WaveEditor

マニュアル
Nero WaveEditor
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Nero WaveEditor
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ここで記載されている商標は情報提供のみを目的としています。 すべての商標名、商標はそれぞれの所有者に帰属します。
Nero AG, Im Stoeckmaedle 13-15, D-76307 Karlsbad, Germany
Nero WaveEditor
目次
目次
1
はじめに
7
1.1
このマニュアルについて
7
1.2
Nero WaveEditor について
7
2
プログラムを起動する
9
3
ユーザーインターフェース
10
3.1
メイン画面
10
3.2
メニューバー
11
3.3
ツールバー
12
3.4
ファイル表示
13
3.5
表示エリア
13
3.6
表示ウィンドウまたはツールバーを表示する
14
4
設定
15
4.1
デバイス設定
15
4.2
エディタオプション
16
4.2.1
[表示]タブ
16
4.2.2
[フォルダ]タブ
17
4.2.3
[保存/出力設定]タブ
18
4.2.4
VST プラグインタブ
19
4.2.5
DirectX プラグインタブ
20
4.3
オーディオ形式設定
20
4.3.1
デコーダタブ
20
4.3.2
エンコーダタブ
21
4.3.3
コンバータタブ
21
5
オーディオファイル
23
5.1
オーディオファイルを再生する
23
5.2
[録音コンソール]ウィンドウ
23
5.3
オーディオファイルを録音する
25
Nero WaveEditor
IV
目次
5.4
オーディオファイルを編集する
25
5.4.1
フェードアウトとフェードインの方法
27
5.4.2
[サンプルフォーマットの設定]ウィンドウ
29
5.4.3
サンプルフォーマットを変換する
30
5.4.4
[ポーズ検出]ウィンドウ
30
5.4.5
ポーズ検出の実装
31
5.4.6
[テストトーンジェネレータ]ウィンドウ
31
5.4.7
オーディオファイルにテスト信号を挿入
32
6
フィルタ
34
6.1
ツール
35
6.1.1
ディエッサーツール
35
6.1.2
ダイナミックプロセッサツール
35
6.1.3
イコライザツール
36
6.1.4
カラオケフィルタツール
37
6.1.5
ノイズゲートツール
38
6.1.6
ピッチチューンツール
39
6.1.7
ステレオプロセッサツール
39
6.1.8
時間修正ツール
40
6.1.9
変遷ツール
41
6.2
エフェクト
41
6.2.1
コーラスエフェクト
41
6.2.2
コンボリューションリバーブエフェクト
43
6.2.3
ディレイエフェクト
43
6.2.4
ディストーションエフェクト
44
6.2.5
ドップラーエフェクト
45
6.2.6
フランジャーエフェクト
46
6.2.7
ラウドネスエフェクト
47
6.2.8
低音質エフェクト
47
6.2.9
調整エフェクト
47
6.2.10
マルチタップディレイエフェクト
49
6.2.11
位相変換エフェクト
50
6.2.12
ピッチベンドエフェクト
51
6.2.13
シュードリバースエフェクト
52
6.2.14
再アナログエフェクト
52
Nero WaveEditor
V
目次
6.2.15
リバーブエフェクト
53
6.2.16
スタッターエフェクト
54
6.2.17
拡張サラウンドエフェクト
55
6.2.18
サラウンドリバーブエフェクト
56
6.2.19
ボイス変調エフェクト
57
6.2.20
ワウワウエフェクト
58
6.3
拡張
59
6.3.1
帯域補完拡張
59
6.3.2
カメラディノイザ拡張
60
6.3.3
DC オフセット修正
60
6.3.4
ディクリッカー拡張
60
6.3.5
ディクリッパー拡張
61
6.3.6
ハム削減拡張
62
6.3.7
フィルタツールボックス拡張
63
6.3.8
ノイズ削減拡張
63
6.3.9
ノイズ解析
65
6.4
オーディオファイルの音を変更する
65
6.5
技術的な情報
65
6.5.1
システム要件
65
6.5.2
対応フォーマットおよびコーデック
66
7
用語集
67
8
お問い合わせ
68
Nero WaveEditor
VI
はじめに
1
はじめに
1.1
このマニュアルについて
このマニュアルは、Nero WaveEditor
での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに向けた構成になっています。内容はプ
ロセスベースになっており、特定の目的を達成する方法を、手順ごとに説明してあります。
このマニュアルを効果的に活用するために、以下の表記ルールに注意してください。
必ず守っていただきたい、警告、前提条件、または指示を示します。
補足的な情報や、注意メッセージを示します。
1. 最初に、…
行頭の番号は、必要な操作を示します。
番号順に、操作を実行してください。
途中結果を示します。
結果を示します。
OK
プログラムインターフェースに表示される、テキストの一部またはボ
タンを示します。 これらは、太字で表記されます。
「」を参照してく 他章への参照を示します。
ださい。
[…]
1.2
リンクと同様に動作し、下線付きの赤色文字で表記されます。
コマンドを入力するための、キーボードショートカットを表します。
Nero WaveEditor について
Nero WaveEditor を使用すると、音楽を録音し、各種フィルタやサウン
ドの強化方式などを使用して対応するオーディオファイルを編集した後、これらを Nero
Burning ROM または Nero Express を使用して書き込むことができます。
Nero WaveEditor
7
はじめに
Nero WaveEditor ではオーディオファイルをリアルタイムに非破壊編集しています。
内部参照方式のオーディオフォーマットによって、編集履歴も保存されるので変更を直ちに
元に戻すことも可能です。 多数のエフェクト(例:
コーラス、ディレイ、フランジャー、リバーブ)、多数のツール(例:
ステレオプロセッサ、イコライザ、ノイズゲート)、洗練された音質改良アルゴリズム(帯
域補間、ノイズ除去、デクリッカー)といった Nero WaveEditor の各種フィル
タとツールは音声ファイル編集の手助けとなるでしょう。
Nero WaveEditor
8
プログラムを起動する
2
プログラムを起動する
Nero StartSmart から Nero WaveEditor を起動するには、次の手順を実行します。
1. [StartSmart]アイコンをクリックします。
 Nero StartSmart ウィンドウが開きます。
2.
ボタンをクリックします。
 Nero アプリケーションのリストが表示されます。
Nero StartSmart ウィンドウ
3. 選択リストから Nero WaveEditor を選択します。
4. [Nero WaveEditor]ウィンドウが開きます。
 Nero StartSmart から Nero WaveEditor が起動します。
Nero WaveEditor
9
ユーザーインターフェース
3
ユーザーインターフェース
3.1
メイン画面
Nero WaveEditor が起動すると、メイン画面が表示されます。
メイン画面は、次のエリアに分かれています。



メニューバーとツールバー
ファイル表示
各表示
Nero WaveEditor のメイン画面
以下も合わせてご覧下さい:
 メニューバー 11
 ツールバー 12
 ファイル表示 13
 表示エリア 13
Nero WaveEditor
10
ユーザーインターフェース
3.2
メニューバー
メニューバーでは、次の設定オプションが使用できます。
メニュー
[ファイル]メニューを開きます。このメニューには、ファイルを
ファイル
開く、保存する、閉じるなど Windows
と同様のファイル機能が含まれています。
メニュー
[編集]メニューを開きます。このメニューには、画面で選択した
編集
ファイルを切り取る、コピーする、削除するなど Windows
と同様のファイル編集機能が含まれています。
また、各種方法によってオーディオファイルの編集、ファイルおよ
びトラック分割の挿入、自動ポーズ検出の有効化が可能です。
メニュー
[表示]メニューを開きます。このメニューには、メニューバーと
表示
ツールバーをカスタマイズし、プロジェクトビューを拡大および縮
小するオプションがあります。
また、オーディオファイルの表示の変更、ウィンドウの表示と非表
示、および読み込まれたオーディオファイルに関する情報の表示も
可能です。
メニュー
オーディオファイルを録画、再生、および停止するオプションのあ
オーディオ
る[オーディオ]メニューが開きます。
メニュー
[音量]メニューが開きます。このメニューには、開いているオー
音量
ディオファイルの音量を変更するオプションがあります。
メニュー
[ツール]メニューが開きます。このメニューには、各種ツールを
ツール
使用して開いているオーディオファイルを編集するオプションがあ
ります。
メニュー
[エフェクト]メニューが開きます。
エフェクト
このメニューには、各種エフェクトを使用して開いているオーディ
オファイルを編集するオプションがあります。
Nero WaveEditor
11
ユーザーインターフェース
メニュー
[拡張]メニューが開きます。
拡張
このメニューには、開いているオーディオファイルのサウンドを編
集するオプションがあります。
メニュー
[プラグイン]メニューが開きます。このメニューには、DirectX
プラグイン
、および VST
プラグインの設定を実行するオプションがあります。
メニュー
[ウィンドウ]メニューを開きます。このメニューでは、すべての
ウィンドウ
ウィンドウを一度に閉じることができます。
メニュー
[設定]メニューが開きます。このメニューにはプログラムを設定
設定
するオプションがあります。
メニュー
[ヘルプ]メニューを開きます。このメニューには、ヘルプファイ
ヘルプ
ルを呼び出したり、Nero WaveEditor
に関する情報を表示したりするオプションがあります。
以下も合わせてご覧下さい:
 設定 15
3.3
ツールバー
ツールバーでは、次の設定オプションが使用できます。
オーディオファイルを作成します。
既存のオーディオファイルを開きます。
オーディオファイルを保存します。
選択した範囲を切り取り、クリップボードに保存します。
選択した部分をコピーし、クリップボードに保存します。
クリップボードの内容を選択した場所に貼り付けます。
直前の動作を取り消して前の状態に戻ります。
Nero WaveEditor
12
ユーザーインターフェース
取り消した直前の動作を元に戻します。
オーディオファイル全体を選択します。
オーディオファイルを拡大します。
オーディオファイルを縮小します。
選択した範囲が画面全体に表示されるようにオーディオファイルを拡大します。
ファイル全体が画面に表示できるようにオーディオファイルを縮小します。
3.4
ファイル表示
開いたファイルは、波形が標準で表示されたピークファイルとしてファイル表示に表示され
ます。
また、ファイルの表示をスペクトログラム表示やウェーブレット表示に変更することも可能
です。
3.5
表示エリア
[表示]エリアでは、[表示]メニューで各種ウィンドウを表示できます。
次の設定オプションが使用できます。
項目
[転送]ウィンドウを開きます。このウィンドウの左半分には
レベルメーター
、ルームサウンドが表示されます。
また、右半分では、オーディオファイルを再生成し、スピーカ
ーの音量や用途を変更することもできます。
項目
[スペクトラムアナライザー]ウィンドウが開きます。このウ
スペクトラムアナライ
ィンドウでは、再生中にオーディオファイルの周波数がグラフ
ザー
で表示されます。
Nero WaveEditor
13
ユーザーインターフェース
項目
オーディオファイルのすべての編集手順を一覧表示した[編集
編集履歴
履歴]ウィンドウが開きます。
また、このウィンドウではあらゆる編集段階に戻り、オーディ
オファイルの元の状態をリストアすることもできます。
項目
[ステータスバー]を表示します。選択されたオーディオセク
ステータスバー
ションの継続時間、およびオーディオファイル全体が画面の一
番下に表示されます。
3.6
表示ウィンドウまたはツールバーを表示する
表示ウィンドウまたはツールバーを表示するには、次の手順を実行します。
1. [表示]メニューをクリックし、必要な表示ウィンドウまたはツールバーをクリックします
。
 メイン画面の一番下に表示ウィンドウが表示されます。この表示ウィンドウは必要に応
じて移動したり、サイズを変更したりできます。
メニューバーの下にツールバーが表示されます。
このツールバーはマウスを使用して移動できます。
Nero WaveEditor
14
設定
4
設定
Nero WaveEditor はニーズに合わせて設定できます。
設定するには、以下の調整可能なエリアを使用できます。



デバイス設定
エディタオプション
オーディオフォーマット設定
以下も合わせてご覧下さい:
 デバイス設定 15
 エディタオプション 16
 オーディオ形式設定 20
4.1
デバイス設定
Nero WaveEditor
のデバイス設定では、オーディオの入出力の仕様を設定することができます。
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[デバイス設定]を選択しま
す。
[デバイス設定]ウィンドウでは以下の設定を行うことができます。
ドロップダウン
オーディオ入力用のオーディオデバイス(マイクなど)を指定します
メニュー
。
入力デバイス
ドロップダウン
オーディオ出力用のオーディオデバイス(スピーカーなど)を指定し
メニュー
ます。
出力デバイス
Nero WaveEditor
15
設定
4.2
エディタオプション
エディタオプションは、[エディタオプション]ウィンドウでカスタマイズされます。
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[エディタオプション]を選
択します。
4.2.1 [表示]タブ
[表示]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
オーディオファイルのピークファイルの左側に比率の軸を
オーディオ視覚効果表示の
表示します。
左側に時間軸を表示する
比率の軸では、プラスおよびマイナスの比率エリアに周波
数の配列が表示されます。
チェックボックス
オーディオファイルのピークファイルの上に時間軸を表示
オーディオ視覚効果表示の
します。
上に時間軸を表示する
時間軸には、オーディオファイルの持続時間が時間、分、
秒、ミリ秒単位で示されます。
チェックボックス
オーディオファイルの再生ポジションを赤線で示します。
再生時に再生ポジションラ
インをトレースする
チェックボックス
ピークファイルを緑色で、その背景を黒色で表示します。
黒と緑の色セットを使用す
デフォルトでは、ピークファイルは青色で、その背景は白
る
色で表示されます。
Nero WaveEditor
16
設定
4.2.2 [フォルダ]タブ
[フォルダ]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
入力フィールド
一時ファイルが保存されるフォルダを定義します
一時フォルダ
。
フォルダは、多量の空き容量のある記憶装置に置
く必要があります。
入力フィールド
ピークファイルが保存されるフォルダを指定しま
ピークファイルディレクトリ
す。
ピークファイルとは、オーディオファイルを迅速
に開くために Nero WaveEditor
で使用されるキャッシュファイルのことです。
フォルダは、多量の空き容量のある記憶装置に置
く必要があります。
チェックボックス
オーディオファイルを開いたときに常に新しいピ
常にピークファイルを再生成
ークファイルを作成します。
それ以外の場合、ピークファイルはディレクトリ
に一時的に保存され、そこで再度呼び出されます
。
入力フィールド
ファイルが保存されるデフォルトフォルダを指定
My Musicフォルダ
します。
チェックボックス
[ファイルを開く]ダイアログボックスを呼び出
常にMy
すと、システムでは[マイミュージックフォルダ
Musicフォルダからファイルを開く
]入力フィールドで指定したフォルダを常に最初
ダイアログを開始
に表示します。
各ファイルのフォルダを選択するダイアログボッ
クスを開きます。
Nero WaveEditor
17
設定
4.2.3 [保存/出力設定]タブ
[保存/出力設定]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
人間の耳では聞き取りにくい白色雑音による低量子化ビット
低量子化ビット数へ変換
数への変換時に発生するサウンドエラーをオーバレイします
する場合ディザリングを
。
使用する
ディザリングがないと、低量子化ビット数に変換したときに
はっきりと聞こえる干渉が聴こえてしまう可能性があります
。
ドロップダウンメニュー
ノイズシェーピングの形式を指定します。
ノイズシェーピングフィ
[IIR フィルタ(二次)]: Infinite Duration Impulse Respon-
ルタ
se。 IIR フィルタを使用します。 IIR
フィルタは、無制限に長く連続したインパルス応答を提供で
きます。 通常、IIR フィルタは、FIR
フィルタよりも優れた主観的オーディオ品質を達成しますが
、聞いてわかる範囲外では、干渉エネルギーのレベルは高く
なります。 二次とは音が 12dB
で減衰されるという意味です。
[FIR フィルタ(3 タップ)]: Finite Impulse Response filter 。 FIR フィルタを使用します。 FIR
フィルタは、保証された有限長のパルス応答を有します。
初期設定ではこの項目が選択されています。
チェックボックス
Nero WaveEditor を終了したときにオーディオフ
Nero WaveEditor
ァイルの音量を元に戻します。
の終了時に Wave
音量を元に戻す
ドロップダウンメニュー
読み込んだオーディオファイルの再生時の量子化ビットを指
再生時の量子化ビット数:
定します。
Nero WaveEditor
18
設定
ドロップダウンメニュー
サラウンドオーディオの再生方法を指定します。
サラウンドオーディオの
[マルチチャンネルオーディオ]:
再生方法
すべてのチャンネルを使用してサラウンドオーディオを再生
します。
[Nero HeadPhone
を使用したステレオ(バーチャルサラウンド)]:
ヘッドホン用に生成されるバーチャルサラウンドエフェクト
を用いて、ステレオに変換されたサラウンドオーディオを再
生します。
[Nero VirtualSpeakers
を使用したステレオ(バーチャルサラウンド)]:
ステレオとして変換されたサラウンドオーディオを再生しま
す。それによってスピーカーに対してバーチャルサウンドエ
フェクトが生成されます。
4.2.4 VST プラグインタブ
VST プラグインタブ次の設定オプションが使用できます。
表示エリア
現在インストールされている VST プラグインを表
インストール済 VST
示します。
プラグイン
ボタン
選択した VST プラグインを削除します。
削除
ボタン
[ファイルを開く]ダイアログボックスを開きます。新規の
プラグインの追加
VST プラグインをインストールします。
ボタン
[ファイルを開く]ダイアログボックスを開きます。指定し
フォルダスキャン
たフォルダで、新しい VST プラグインを検索します。
Nero WaveEditor
19
設定
4.2.5 DirectX プラグインタブ
DirectX プラグインタブ次の設定オプションが使用できます。
表示エリア
現在インストールされている VST
インストールされている Di-
プラグインを表示します。
rectX プラグイン
ボタン
マークされている DirectX プラグインを無効にします。
プラグイン無効
ボタン
DirectX プラグインを中心に検索します。
DirectX
プラグインをスキャン
4.3
オーディオ形式設定
オーディオ形式設定では、Nero WaveEditor では、さまざまなタブでデコ
ーダ、エンコーダ、コンバータの定義を実行できます。
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[オーディオ形式設定]を選
択します。
4.3.1 デコーダタブ
デコーダタブ次の設定オプションが使用できます。
ボタン
ダイアログボックスが開き、選択したデコーダに設定を追加
設定
できます。
このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。
ボタン
[情報]ダイアログボックスが開き、選択したエンコーダの
情報
情報が表示されます。
このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。
Nero WaveEditor
20
設定
ボタン
デコーダを 1 つ上の項目に移動します。
上へ移動
ボタン
デコーダを 1 つ下の項目に移動します。
下へ移動
ボタン
[アーティスト/タイトル情報の取得]ダイアログボックスが
アーティスト/タイトル情
開き、アーティストやタイトルの情報ソースを指定できます
報ソース
。
4.3.2 エンコーダタブ
エンコーダタブ次の設定オプションが使用できます。
ボタン
ダイアログボックスが開き、選択したエンコーダに設定を追加できま
設定
す。
このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。
ボタン
[情報]ダイアログボックスが開き、選択したエンコーダの情報が表
情報
示されます
このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。
ボタン
[アーティスト/タイトル情報の取得]ダイアログボックスが開き、ア
アーティスト/
ーティストやタイトルの情報ソースを指定できます。
タイトル情報ソ
ース
4.3.3 コンバータタブ
コンバータタブ次の設定オプションが使用できます。
ボタン
ダイアログボックスが開き、選択したコンバータに設定を追加できます
設定
。
このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。
Nero WaveEditor
21
設定
ボタン
[情報]ダイアログボックスが開き、選択したコンバータの情報が表示
情報
されます。
このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。
ボタン
[アーティスト/タイトル情報の取得]ダイアログボックスが開き、アー
アーティスト
ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。
/タイトル情
報ソース
Nero WaveEditor
22
オーディオファイル
5
オーディオファイル
5.1
オーディオファイルを再生する
オーディオファイルを再生するには、次の手順を実行します。
1. メニューの[ファイル]から[開く]を選択します。
 [ファイルを開く]ウィンドウが表示されます。
2. ファイルシステム内で開くオーディオファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします
。
 オーディオファイルの 2 つのチャンネルがピークファイルとして表示されます。
3. 完成したオーディオファイルを再生するには、[オーディオ]>[すべて再生]メニューを
クリックします。
4. オーディオファイルの一部を選択してマークを付け、その選択範囲のみを再生する場合は、
[オーディオ]>[選択範囲を再生]メニューをクリックします。
5. 中断されることなくオーディオファイルを再生する場合は、[オーディオ]>[繰り返し再
生]メニューをクリックします。
6. 再生を停止するには、[オーディオ]>[停止]メニューをクリックします。
 オーディオファイルの再生は、以上です。
5.2
[録音コンソール]ウィンドウ
Nero WaveEditor
を使用すると、さまざまなタイプの再生装置をコンピュータに接続し、そこで再生された媒
体を録音することができます。
Nero WaveEditor
23
オーディオファイル
録音コンソール
[録音コンソール]ウィンドウの[オーディオ入力]エリアでは、次の設定オプションが使
用できます。
上書き録音できるように録音の先頭に戻ります。
オーディオファイルを録音します。
録音を一時停止します。 録音中のみ使用できます。
録音を再開できるように録音の最後に移動します。
ドロップダウンメニュー
オーディオ入力を指定します。
オーディオ入力ライン
チェックボックス
[入力レベル]スライダを有効にします。
デジタルモニタリング
スライダ
録音の音量を指定します。
入力レベル
録音の音量は、黄色いエリアに表示されます。
[動作内容]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
24
オーディオファイル
オプションボタン
Nero WaveEditor
既存の録音データに上
書き
5.3
で開いたオーディオファイルまたは既存の録音に上書きします
。
オプションボタン
録音データをオーディオファイルのマーカーを設定した場所に
録音データに挿入
挿入します。
オーディオファイルを録音する
オーディオファイルを録音するには、次の手順を実行します。
1. [オーディオ] > [録音]メニューをクリックします。
 [録音コンソール]ウィンドウが開きます。
2. 目的に合わせて録音設定を行います。
3. 録音するには[
]ボタンをクリックします。
4. 録音を中断するには[
]ボタンをクリックします。
5. 録音をファイル表示に挿入する場合は、[OK]ボタンをクリックします。
 オーディオファイルが録音されました。
5.4
オーディオファイルを編集する
オーディオファイルを編集するには、次の手順を実行します。
1. オーディオファイルの強調表示部分を逆に再生する場合は、[編集]>[リバース]メニュ
ーをクリックします。
2. テスト信号をオーディオファイルに挿入するには、[編集] >
[テスト信号の挿入]メニュー(「オーディオファイルにテスト信号を挿入 32」を参照
)をクリックします。
3. サンプル形式を変換するには、[編集] >
[サンプルフォーマットの変換]メニューをクリックします(「サンプルフォーマットを変
換する 30」を参照)。
Nero WaveEditor
25
オーディオファイル
4. 歌の中の無音を自動的に検出し、オーディオファイルの再生時にこれらをスキップできるよ
うにしたい場合は、[編集] >
[ポーズ検出]メニューをクリックします(「ポーズ検出の実装 31」を参照)。
5. オーディオファイルにトラック分割を挿入し、その地点に直接スキップできるようにするに
は、[編集]>[トラック分割の挿入]メニューをクリックします。
6. トラック分割をファイルとして挿入して作成された単一のトラックを保存するには、次の手
順を実行します。
1. [編集]>[ファイルとしてトラックを保存]メニューをクリックします。

[別ファイルとしてトラックを保存]ウィンドウが表示されます。
2. 保存するトラックを選択して名前を付け、必要なファイルフォーマットを選択します。
3. [OK]ボタンをクリックします。
7. オーディオファイルでマークした範囲の音量を非表示にする場合は、[音量]>[フェード
アウト]をクリックし、目的の非表示方法メニューをクリックします。
 マークされた選択範囲の音量の変化は、ファイル表示にグラフィカルに表示されます。
8. オーディオファイルでマークした範囲の音量をフェードインにする場合は、[音量]>[フ
ェードイン]をクリックし、目的の表示方法メニューをクリックします。
 マークされた選択範囲の音量の変化は、ファイル表示にグラフィカルに表示されます。
9. オーディオファイルのマークされた部分の周波数を特定の dB
値に平均化する場合、次の手順を実行します。
1. [音量] > [平均化]メニューをクリックします。

[平均化]ウィンドウが表示されます。
2. [ノーマライズ基準]スライダを必要なポジションに移動します。 設定した dB
値は表示パネルに表示されます。
3. [OK]ボタンをクリックします。
10. オーディオファイルのマークされた選択範囲の音量を上げたり、下げたりする場合、次の手
順を実行します。
1. [音量]>[音量変更]メニューをクリックします。

[音量変更]ウィンドウが表示されます。
2. [音量変更]スライダを必要なポジションに移動します。 設定した dB
値は表示パネルに表示されます。
Nero WaveEditor
26
オーディオファイル
3. [OK]ボタンをクリックします。
音量を上げると、オーディオファイルのすべての周波数が指定した dB
値だけ上がります。 音量を下げると、すべての周波数が指定した dB
値だけ下がります。
11. オーディオファイルのマークした範囲をミュートする場合、[音量]>[ミュート]メニュ
ーをクリックします。
 マークされた選択範囲の音量の変化は、ファイル表示にグラフィカルに表示されます。
12. オーディオファイルのマークされた範囲をツールを使用して変更する場合は、[ツール]メ
ニューをクリックします(「ツール」を参照)。
13. オーディオファイルのマークされた範囲をエフェクトを使用して変更する場合は、[エフェ
クト]メニューをクリックします(「エフェクト」を参照)。
14. オーディオファイルのマークされた範囲を拡張を使用して変更する場合は、[拡張]メニュ
ーをクリックします(「拡張」を参照)。
 オーディオファイルの編集が完了しました。
以下も合わせてご覧下さい:
 サンプルフォーマットを変換する 30
 [サンプルフォーマットの設定]ウィンドウ 29
 [ポーズ検出]ウィンドウ 30
 フェードアウトとフェードインの方法 27
 ポーズ検出の実装 31
 オーディオファイルにテスト信号を挿入 32
5.4.1 フェードアウトとフェードインの方法
[音量]< [フェードアウト]メニューでは次の設定オプションが使用できます。
[サイン波]フェードアウト
Nero WaveEditor
27
オーディオファイル
[指数]フェードアウト
[線]フェードアウト
[対数]フェードアウト
[音量 ]< [フェードイン] メニューでは次の設定オプションが使用できます。
[サイン波]フェードイン
[指数]フェードイン
[線]フェードイン
[対数]フェードイン
Nero WaveEditor
28
オーディオファイル
5.4.2 [サンプルフォーマットの設定]ウィンドウ
[編集]メニューを使用すると、サンプルフォーマットを変換できます。
サンプルフォーマットの設定
[サンプルフォーマット設定の変換]ウィンドウでは、[サンプルフォーマット]エリアに
次の設定オプションが表示されます。
ドロップダウン
選択項目に対してさまざまなサンプルレートを提供します。
メニュー
初期設定レートは[44100]です。
サンプルレート
ドロップダウン
選択項目に対して各種のビット長を提供します。 標準設定は、[16
メニュー
ビット(CD および DAT)]です。
ビット長
[チャンネル]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
29
オーディオファイル
オプションボタ
選択項目に対して各種の出力タイプを提供します。 サラウンド 5.1 と
ン
7.1 を選択すると、5 つまたは 7
チャンネル
つのチャンネルでサラウンドオーディオファイルを作成するオプショ
ンを選択できます。
ドロップダウン
サラウンドオーディオファイルを通常のステレオオーディオファイル
メニュー
、ヘッドホン用の人工的なサラウンドサウンド付きのステレオオーデ
ダウンコンバー
ィオファイル、またはスピーカー用の人工的なサラウンドサウンド付
ト方法
きのステレオオーディオファイルに変換します。
サラウンドオーディオファイルのみで使用できます。
[変換設定]画面では、次の設定オプションが使用できます。
ドロップダウン
これには、さまざまな種類のアンチエイリアスフィルタが用意されて
メニュー
います。
アンチエイリア
スフィルタ
5.4.3 サンプルフォーマットを変換する
サンプルフォーマットを変換するには、次の手順を実行します。
1. [編集]>[サンプルフォーマットの変換]メニューをクリックします。
 [サンプルフォーマット設定の変換]ウィンドウが表示されます。
2. [サンプルフォーマット設定の変換]ウィンドウで必要な設定を定義します。
3. [OK]ボタンをクリックします。
 サンプルフォーマットの変換が完了しました。
5.4.4 [ポーズ検出]ウィンドウ
[編集]メニューを使用すると、オーディオファイルに自動ポーズ検出を実装できます。
[ポーズ検出]ウィンドウの次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
30
オーディオファイル
エリア
選択項目に対して各種のオプションを提供します。
動作内
検出されたポーズにトラック分割を挿入したり、検出したポーズを削除したり
容
、あるいは検出したポーズを削除してトラック分割に置き換えることができま
す。
[検出設定]エリアでは以下の設定オプションが使用できます。
入力フィールド
オーディオファイル内でポーズを自動検出する場合に検出され
ポーズの最小の長さ
るポーズの最小の長さを定義します。
値は秒数で指定します。
入力フィールド
歌を完全な歌として認識する場合の歌の最小の長さを定義しま
歌の最小の長さ
す。 値は秒数で指定します。
スライダ
オーディオファイルのトラックをポーズとして検出する際の音
しきい値
量のしきい値(これ以下の値をポーズとして検出)を定義しま
す。
5.4.5 ポーズ検出の実装
自動ポーズ検出を実装するには、次の手順を実行します。
1. [編集]>[ポーズ検出]メニューをクリックします。
 [ポーズ検出]メニューが表示されます。
2. [ポーズ検出]ウィンドウで必要な設定を定義します。
3. [OK]ボタンをクリックします。
 自動無音検出の実装が完了しました。
5.4.6 [テストトーンジェネレータ]ウィンドウ
[テストトーンジェネレータ]ウィンドウを使用すると、オーディオファイルにテスト信号
を挿入できます。
[テストトーンジェネレータ]ウィンドウの[一般設定]エリアでは、次の設定オプション
が表示されます。
Nero WaveEditor
31
オーディオファイル
入力フィールド
テスト信号の長さ(秒単位)を指定します。
長さ
スライダ
音とノイズの両方にテスト信号の振幅を指定します。
振幅
オプションボタ
テスト信号をトーンとして再生するかどうかを定義します。
ン
また、テスト信号の波形、開始周波数、および終了周波数の設定オプ
トーン
ションが表示されている領域を有効にします。
ドロップダウン
テスト信号の波形を指定します。
メニュー
Wave フォーム
入力フィールド
テスト信号の開始周波数を指定します。
開始周波数
入力フィールド
テスト信号の終了周波数を指定します。
終了周波数
オプションボタ
テスト信号をノイズとして再作成するかどうかを定義します。
ン
また、ノイズのタイプを定義する領域を有効にします。
ノイズ
ドロップダウン
ノイズのタイプを指定します。
メニュー
[白色]は、大きなノイズ、[ピンク]は中庸のノイズ、[茶色]は
色
小さなノイズを示します。
5.4.7 オーディオファイルにテスト信号を挿入
テスト信号をオーディオファイルに挿入するには、次の手順を実行します。
1. [編集]>[テスト信号の挿入]メニューをクリックします。
 [テスト信号ジェネレータ]ウィンドウが表示されます。
2. 挿入するテスト信号に対して必要な設定を行います。
3. [OK]ボタンをクリックします。
Nero WaveEditor
32
オーディオファイル
4. ここで、ファイル表示の下部にある矢印を移動して、テスト信号の範囲を定義します。
5. テスト信号より前のオーディオファイルをフェードアウトするには、ファイル表示の上部に
あるテスト信号の開始位置にある青緑色の矢印を左から右に移動します。
6. テスト信号の後のオーディオファイルをフェードインするには、ファイル表示の上部にある
テスト信号の終了位置にある青緑色の矢印を左から右に移動させます。
 オーディオファイルへのテスト信号の挿入が完了しました。
Nero WaveEditor
33
フィルタ
6
フィルタ
オーディオファイルの音をさまざまな方法で変化させることができます。
オーディオファイルの音を変化させるには、以下のメニューを使用できます。



ツール
エフェクト
拡張
すべてのウィンドウで、次の設定オプションが使用できます。
フィルタによって変化されたオーディオファイルを再生しま
す。
再生を停止します。
チャンネル有効
選択項目に対して有効なチャンネルを提供します。
チャンネルのオン/オフは別々に切り替えることができます。
バイパス
フィルタによる変化を有効期間内で維持します。
この機能により、編集前と編集後のファイルを交互に聴きく
らべることができます。
オフラインで実行
オーディオファイルに対する変更をオフラインで実行します
。
この機能により、処理能力の低いプロセッサでの変更後のフ
ァイルの再生をスムーズに実行できます。
選択項目に対して事前定義されたプロファイルおよび個々に
作成したプロファイルの両方を提供します。
現在の設定を使用して新しいプロファイルを作成します。
選択したプロファイルを削除します。
Nero WaveEditor
34
フィルタ
6.1
ツール
6.1.1 ディエッサーツール
[ディエッサー]ツールは、録音済みの会話や歌から不愉快なヒス音(シューという音)を
除去するために使用します。
[ディエッサー]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
ヒス音を除去するレベルを dB 値で指定します。
しきい値
この値を非常に小さく設定すると、非常に小さなヒス音も除去されます
。
スライダ
ヒス音が完全に除去されない場合、ヒス音を減衰させる範囲を指定しま
希薄化
す。
[反応時間]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
検出対象となるヒス音の長さを指定します。
アタックタイ
ム
スライダ
フィルタリングするヒス音の長さを指定します。
リリースタイ
ム
6.1.2 ダイナミックプロセッサツール
[ダイナミックプロセッサ]ツールは、入力音量と出力音量の比率を調整するために使用し
ます。
このツールを使用すると、たとえば小さなノイズを強調し、それによりオーディオファイル
に力強さを加えることができます。
次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
35
フィルタ
グラフ
入力音量と出力音量の比率を示します。 この場合、Y 軸が出力、X
特徴
軸が入力になります。
スライダ
最大のエフェクトが聴こえるまでの時間を指定します。
アタックタイム
スライダ
エフェクトが聴こえなくなるまでの時間を指定します。
リリースタイム
チェックボックス
同じパートのすべてのサラウンドチャンネルを処理します。
ムービー
これは、サラウンドオーディオファイルの処理中にのみ有効にするこ
とができます。
6.1.3 イコライザツール
[イコライザ]ツールを使用すると、特定の周波数を強調させ、振幅およびバンド幅を指定
できます。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
周波数反応を示します。 Y 軸は振幅、X
周波数反応グラフ
軸は周波数を表します。
ドロップダウンメニュー
フィルタを選択します。
フィルタ
[フィルタ]ドロップダウンメニューの数は、左から右へ
の[周波数反応グラフ]の四角形を表します。
スライダ
X 軸上のハンドルの分布を示します。
中央周波数
中央周波数の値(Hz)をフィールドに入力できます。
スライダ
中央周波数の帯域幅の上がり下がりを急激にするか、ゆる
帯域
やかにするかを示します。 ジョグダイアルを使って 0.1
から 3 のオクターブ値を設定できます。
スライダ
図の中のカーブの Y 軸上の信号の振幅を指定します。
ゲイン
Nero WaveEditor
36
フィルタ
チェックボックス
低周波数を増減させます。
ローシェルフ
スライダ
特定の周波数の後にフィルタを開始できるようにします。
カットオフ
スライダ
増減の度合いを指定します。
ゲイン
チェックボックス
高周波数を増減させます。
ハイシェルフ
スライダ
特定の周波数の後にフィルタを開始できるようにします。
カットオフ
ゲイン
増減の度合いを指定します。
6.1.4 カラオケフィルタツール
[カラオケフィルタ]ツールは、ステレオファイルの両方のチャンネル上の同じオーディオ
ファイルからの周波数をフィルタリングします。
古い録音の場合、通常人間の声をフィルタリングします。
ただし、この声が両方のチャンネルに均一に分配されない場合は、ファインチューンを実行
できます。
次の設定オプションが使用できます。
スライダ
人間の声をフィルタリングするチャンネルと強さを指定します。
ボーカルパン
スライダ
フィルタを適用した結果小さくなってしまったオーディオファイル
ゲイン補正
の音量を上げます。
エリア
声の周波数帯を指定します。
ボーカル周波数帯
Nero WaveEditor
37
フィルタ
スライダ
声の低域周波数の制限を指定します。 通常の値は 100 Hz です。
低域周波数
スライダ
声の高域周波数の制限を指定します。 通常の値は 8000 Hz です。
高域周波数
6.1.5 ノイズゲートツール
[ノイズゲート]ツールは、信号伝送の無音部分を除去します。
たとえば、ノイズの発生を防ぐのに役立ちます。
ノイズゲートは、ダイナミックプロセッサのカテゴリに属します。
次の設定オプションが使用できます。
スライダ
オーディオファイルがミュートされる最小 dB
しきい値
値(これ以下の値をミュート)を指定します。 つまり、dB
値が低すぎるとゲートはクローズされます。
スライダ
しきい値を超えた後にゲートを再度オープンするために必要な時間、つ
アタックタイ
まりオーディオファイルの音を復元するために必要な時間(ミリ秒)を
ム
指定します。
スライダ
オーディオファイルの音のレベルがしきい値を下回った後にゲートをク
リリースタイ
ローズするために必要な時間、つまりオーディオファイルをミュートす
ム
るために必要な時間(ミリ秒)を指定します。
エリア
[リンク]オプションボタンを有効にすると、両方のチャンネルのノイ
チャンネルモ
ズゲートは、2
ード
つのチャンネルのいずれか、または両方がしきい値を超えるとすぐに表
示されます。
[独立]オプションを有効にした場合、しきい値に達すると、ノイズゲ
ートは両方のチャンネルをそれぞれ別々に閉じたり、開いたりします。
ステレオ形式のオーディオファイルにのみ関連する機能です。
Nero WaveEditor
38
フィルタ
6.1.6 ピッチチューンツール
[ピッチチューン]ツールによって、不正な歌のトーンを修正できるように、短い間、音声
などのピッチが変更されます。
次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
不適切な音を修正します。
修正
バー
緑色の矢印の動きに基づいて修正レベル(%)を示します。
修正済
スライダ
修正に使用される基準音を指定します。
参照
スライダ
修正する音の長さを指定します。
ビンディング
小さい値を指定するほど、不適切な音の修正時間が短くなります。
ドロップダウンメ
選択項目に対してさまざまなスケールを提供します。
ニュー
ヨーロッパで最もよく使用されるスケールは Equally Tempered
スケール
Chrome です。
チェックボックス
高音と低音の両方に変更を加えます。
ビブラート
これにより、声を「震わせる」ことができます。
スライダ
音の変化の周波数を示します。
周波数
スライダ
音の変化の強さを示します。
深さ
6.1.7 ステレオプロセッサツール
[ステレオプロセッサ]ツールでは、ステレオサウンドを処理できます。
[左出力]エリアは、左のスピーカーの出力強度を指定します。
Nero WaveEditor
39
フィルタ
スライダ
左のスピーカーの左入力信号の強さを指定します。
左入力
スライダ
左のスピーカーの右入力信号の強さを指定します。
右入力
[右出力]エリアでは、右のスピーカーの出力強度を指定します。
スライダ
右のスピーカーの左入力信号の強さを指定します。
左入力
スライダ
左のスピーカーの右入力信号の強さを指定します。
右入力
[ステレオ設定]エリア:
スライダ
左チャンネルと右チャンネルの実行時における差を補正します。
位相オフセット
スライダ
モノラル録音された音をステレオ録音されたような音にします。
ステレオワイド化
この設定により、ステレオ録音に奥行き感を与えることができます
。
6.1.8 時間修正ツール
[時間修正]ツールは、ピッチを変えずに再生速度を変えます。
[タイムスケール変調ファクタ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
再生速度をパーセント単位で変更します。
パーセント
スライダ上で変更を設定するか、入力フィールドに入力します。
チェックボックス
ビート/分(BpM)の再生速度を変更します。変更は入力フィールド
ビート/分
に入力できます。
Nero WaveEditor
40
フィルタ
ドロップダウンメ
オーディオファイルの速度変更を最適化するために、変更するオーデ
ニュー
ィオファイルの音楽の種類を指定します。
最適化
6.1.9 変遷ツール
[変遷]ツールはピッチを変更します。
オーディオファイルの長さは変更することもそのまま維持することも可能です。
オーディオファイルの長さを調整して、再生速度を速くすることができます。
次の設定オプションが使用できます。
スライダ
オーディオファイル内のピッチを変更します。
インターバル
スライダ
オーディオファイルの元の長さを維持したためにディストーションが
ファインチューン
起きてしまった場合、微調整が可能です。
チェックボックス
オーディオファイルの元の長さをそのまま維持します。
オリジナル長の調
整
6.2
エフェクト
6.2.1 コーラスエフェクト
[コーラス]エフェクトでは、エコーエフェクトが生成されます。これを録音された声に適
用すると、バックで聖歌隊が歌っているようなサウンドとなります。
[変調]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
スライダ
ピッチにおける変化の程度を指定します。
深さ
Nero WaveEditor
41
フィルタ
スライダ
ピッチにおける変化の周波数(振動)を指定します。
周波数
[ディレイ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
元の信号を基準とした、コピーを再生する際に使用するディレイを指定しま
ディレイ
す。
[フィルタ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボック
ローパスフィルタを有効にします。
ス
ローパス
スライダ
指定したヘルツレート以上の周波数を削減し、指定した値以下の低周
ローパス
波数をほとんどフィルタリングしないで通過させることができます。
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた信号の強さ
エフェクト
を示します。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強さを示しま
ドライシグナル
す。
[コーラス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
ボタン
オーディオファイルの処理された部分をそれぞれ、より「モノラルに
モノラル/ステレ
近い」または「ステレオに近い」音にします。
オ
Nero WaveEditor
42
フィルタ
6.2.2 コンボリューションリバーブエフェクト
[コンボリューションリバーブ]エフェクトは、参照ファイルのコンボリューションリバー
ブコンディションを関連するリバーブコンディションに転送し、これに合わせてオーディオ
ファイルを調整します。
次の設定オプションが使用できます。
ボタン
編集するオーディオファイルのリバーブエフェクトの生成
インパルス応答選択
に使用するインパルス応答のソースファイルを開きます。
グラフ
インパルス応答の信号を表示します。
インパルス応答ゲイン
グラフ
リバーブの周波数の制限を表示します。 カーブの Y
ゲイン
軸は、図中のリバーブエフェクトのゲインを指定し、X
軸は周波数を示します。
制限周波数グラフィックの線形スケールと対数スケールを
切り替えます。
スライダ
サウンドを障害物から離れるようにするために必要な時間
プリディレイ
の長さを指定します。これは、エコーの強度を示します。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強
ドライシグナル
さを示します。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた
エフェクト
信号の強さを示します。
6.2.3 ディレイエフェクト
[ディレイ]エフェクトは、ディレイを使用して再生される元の信号のコピーを使用してエ
コーを作成します。
[ディレイ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
43
フィルタ
スライダ
コピーされた信号の再生時のディレイを指定します。
ディレイタイム
スライダ
作成する元の信号のコピー数を指定します。
フィードバック
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強さを示し
ドライシグナル
ます。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた信号の強
エフェクト
さを示します。
6.2.4 ディストーションエフェクト
[ディストーション]エフェクトは、ギターに使用します。
これにより、アコースティックギターの録音をエレクトリックギターのような音にひずませ
ることができます。
[ディストーション]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
ドロップダウンメニュ
各種のディストーションオプション(古い拡声器など)を提供
ー
します。
方法
スライダ
干渉の強さを示します。
ドライブ
スライダ
ディストーションのハードネスを指定します。
ハードネス
これは、[方法]ドロップダウンメニューで[チューブ]、[F
uzz3]、[可変クリッピング]項目が選択されている場合のみ
調整できます。
Nero WaveEditor
44
フィルタ
チェックボックス
ディストーションをかける前に元の信号をフィルタリングしま
プリフィルタリング
す。
スライダ
元の信号の周波数帯の下限を指定します。
下部カットオフ
スライダ
元の信号の周波数帯の上限を指定します。
上部カットオフ
ポストフィルタリング
歪ませた信号をフィルタリングします。
スライダ
編集された信号に対する周波数帯の下限を指定します。
下部カットオフ
スライダ
編集された信号に対する周波数帯の上限を指定します。
上部カットオフ
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強さを示しま
ドライシグナル
す。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた信号の強さ
エフェクト
を示します。
6.2.5 ドップラーエフェクト
[ドップラー]エフェクトは、通過しているノイズソースと、その結果生じる特殊な聴覚特
性をシミュレーションします。
次の設定オプションが使用できます。
グラフィック
ノイズソースを移動する目的の地点と終了地点を示します。
リスナーはグラフィックの中心にいます。
移動パターンは、グラフィック内で直線を使って変更できます。
Nero WaveEditor
45
フィルタ
スライダ
移動範囲の直径を指定します。
直径
スライダ
移動の長さを指定します。
長さ
6.2.6 フランジャーエフェクト
[フランジャー]エフェクトは、ディレイを使用して元の信号のコピーを再生することで、
音にディストーションをかけるギターエフェクトです。
元の信号のコピーを変調により変化させることで、その音に特殊なディストーションがかか
ります。
[変調]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
スライダ
コピーされた信号を調整し、変更の程度をピッチ単位で指定します。
深さ
スライダ
コピーされた信号を調整し、変更の周波数をピッチ単位で指定します。
周波数
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強さを示しま
ドライシグナル
す。
スライダ
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた信号の強さ
エフェクト
を示します。
チェックボック
オーディオファイルの処理された部分をより「ステレオに近い」音に
ス
します。
ステレオフラン
ジャー
Nero WaveEditor
46
フィルタ
6.2.7 ラウドネスエフェクト
[ラウドネス]エフェクトは、オーディオファイルの他の領域の振幅を上げることで、最大
振幅値(値 1)を増やさずにオーディオファイルの音量を大きくします。
このようにすると、オーディオファイルは振幅の値 1
を増やすことなく全体的に大きな音になります。
次の設定オプションが使用できます。
スライダ
増幅の度合いを指定します。
目標ゲイン
6.2.8 低音質エフェクト
[低音質]エフェクトはビットレートを減衰させることで、数量化エラーと呼ばれる干渉効
果を作成します。ビットレートを大幅に減衰させるときにノイズが聴こえることがあります
。
サンプルレートを削減すると、オーディオファイルの音はぼやけてしまい、もたついた感じ
になります。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
グラフの下の 2 つのスライダで変化を示します。
ビット長/サンプルレ
ート
スライダ
ビット長を指定します。 たとえば、音楽 CD のビット長は 16
ビット長
です。
スライダ
サンプルレートを指定します。 音楽 CD
サンプルレート
のサンプルレートは、44100 Hz です。
6.2.9 調整エフェクト
[調整]エフェクトを使用すると、振幅と周波数を別々に変更することができます。
Nero WaveEditor
47
フィルタ
[調音の大きさ]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
チェックボックス
振幅調整の設定オプションを有効にします。
調音の大きさ
グラフ
オーディオ信号の振幅を示します。
調音の大きさ
スライダ
信号の周波数を指定します。
周波数
スライダ
信号の音量を指定します。
調音範囲
ドロップダウンメニュー
振幅変調画像に表示されるサインなどの信号形式を選択しま
変調信号
す。
ボタン
異なる終了値と開始値のバランスを保ちます。
ブレンドエッジ
自分で作成した信号のみ有効です。
[周波数調整]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
チェックボックス
周波数調整の設定オプションを有効にします。
周波数調整
グラフ
オーディオ信号の周波数を示します。
周波数調整
スライダ
信号の周波数を指定します。
周波数
スライダ
信号の長さを指定します。
深さ
ドロップダウンメニュー
周波数変調画像に表示されるサインなどの信号形式を選択し
変調信号
ます。
Nero WaveEditor
48
フィルタ
ボタン
異なる終了値と開始値のバランスを保ちます。
ブレンドエッジ
自分で作成した信号のみ有効です。
[ミックス]: 元の信号に、変調した振幅信号と変調した周波数信号とをミックスします。
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
元の信号の強さを示します。
ドライシグナル
スライダ
振幅変調を行った信号の強さを指定します。
調音の大きさ
スライダ
周波数変調を行った信号の強さを指定します。
周波数調整済
6.2.10 マルチタップディレイエフェクト
[マルチタップディレイ]エフェクトを使用すると、元の信号のコピーを複数作成し、ディ
レイを使った再生を行うことができます。
これにより、リバーブエフェクトが作成されます。
次の設定オプションが使用できます。
ボタン
選択項目に対して複数のコピーを提供します。 各タップは、1
アクティブタッ
つのコピーを表します。
プ
グラフ
コピーをグラフィック表示します。
ゲイン
スライダ
コピーを再生する間隔を指定します。
ディレイ
スライダ
コピーの音量/強さを指定します。
ゲイン
Nero WaveEditor
49
フィルタ
スライダ
ステレオファイルの場合、これはコピーを視聴するスピーカーを示し
パン
ます。
[フィードバック]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
ドロップダウン
選択項目のコピーされた信号に対する各種のフィルタを提供します。
メニュー
種類
スライダ
ディレイスライダを使用して指定した時間が経過した後再生されるコ
フィードバック
ピーの音量を指定します。
ゲイン
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
元の信号を編集されたコピーとミックスし、元の信号の強さを示しま
ドライシグナル
す。
スライダ
元の信号を編集されたコピーとミックスし、編集された信号の強さを
エフェクト
示します。
6.2.11 位相変換エフェクト
[位相変換]エフェクトは、バンドフィルタリングされた元の信号のコピーのディレイを使
って再生することで、音にディストーションをかけるギターエフェクトです。
[変調]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
ドロップダウンメニ
各種の信号フォーム(サインなど)を提供します。
ュー
変調関数
スライダ
コピーされた信号の周波数を指定します。
周波数
Nero WaveEditor
50
フィルタ
[設定]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
周波数帯の下限を指定します。
下限
スライダ
周波数帯の上限を指定します。
上限
スライダ
信号のバンド幅を示します。
帯域
チェックボックス
オーディオファイルの処理された部分をより「ステレオに近い」
ステレオフランジャ
音にします。
ー
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
元の信号を編集されたコピーとミックスし、元の信号の強さを示します
ドライシグナル
。
スライダ
元の信号を編集されたコピーとミックスし、編集された信号の強さを示
エフェクト
します。
6.2.12 ピッチベンドエフェクト
[ピッチベンド]エフェクトは、「スピードカーブ」の力を借りてオーディオファイルの長
さ全体のピッチを変更します。
オーディオファイルの長さは変更することもそのまま維持することも可能です。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
オーディオファイルの長さ全体のピッチを示します。
ピッチ
Nero WaveEditor
51
フィルタ
スライダ
[ピッチ]グラフの Y 軸を設定します。
ピッチの長さ
この値が大きいほど、ピッチの変化が大きくなります。
チェックボックス
オーディオファイルの長さをそのまま維持します。
長さを維持
ピッチ(出力長さ)グラフの X 軸は固定されています。
6.2.13 シュードリバースエフェクト
[シュードリバース]エフェクトでは、オーディオファイル全体が逆に再生されるのではな
く、小さいシーケンスに分割されます。
これらは「通常の」方向で逆順のシーケンスで再生されます。
これによってオーディオファイルの内容は認識可能ですが、リバース再生エフェクトが適用
されます。
次の設定オプションが使用できます。
エリア
シーケンスを逆に再生する長さを示します。
リバース時間
6.2.14 再アナログエフェクト
[再アナログ]エフェクトは、オーディオファイルにエフェクトを追加して、人為的により
古い音を作ります。
次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
オーディオファイルにノイズを加えます。
ノイズ
スライダ
ノイズの強さを指定します。
レベル
チェックボックス
古いラジオの音のようにオーディオファイルの音をわずかに歪ませま
レトロレシオ
す。
Nero WaveEditor
52
フィルタ
スライダ
ディストーションエフェクトの強さを指定します。
レベル
チェックボックス
古いレコード上の傷やほこりのエフェクトを追加します。
クリック音
スライダ
ビニールレコード上にあるような傷の周波数および強さを指定します
クリック音
。n und Staub wie auf einer Schallplatte an.
スライダ
ビニールレコード上で発生するようなパチパチ音の周波数および強さ
パチパチ音
を指定します。 wie auf einer Schallplatte an.
オプションボタン
各種のレコードタイプのオプションを提供します。
ソース
チェックボックス
オーディオファイルに低周波数のハムを追加します。
ハミング
スライダ
ハムの強さを示します。
レベル
スライダ
周波数が持つ倍音数を指定します。
倍音
スライダ
高レベルと低レベルの間のトランジションのスティープネス(斜度)
勾配
を指定します。
この設定によりヒス音が「ひっかくような音」になります。
オプションボタン
ハムの周波数を指定します。
周波数
6.2.15 リバーブエフェクト
[リバーブ]エフェクトは、スペース内の音響反射をシミュレートします。
次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
53
フィルタ
スライダ
リバーブの長さを指定します。
リバーブ時間
スライダ
リバーブを生成する想像上の部屋の大きさを指定します。
ルームサイズ
スライダ
リバーブの明るさを指定します。
明るさ
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
元の信号を編集されたコピーとミックスし、元の信号の強さを示します
ドライシグナ
。
ル
スライダ
元の信号を編集されたコピーとミックスし、編集された信号の強さを示
エフェクト
します。
6.2.16 スタッターエフェクト
[スタッター]エフェクトには、オーディオファイルのリズムを変更するためのオプション
が用意されています。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
Y 軸上の無音の長さと X 軸上の信号の長さを示します。
無音部分の長
さ
スライダ
無音または繰り返しの長さを指定します。
無音部分の長
さ
Nero WaveEditor
54
フィルタ
スライダ
繰り返される信号の長さを指定します。
シグナルの長
さ
[モード]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
オプションボ
オーディオファイルを[ミュート]スタッターモードで再生します。
タン
オーディオファイルは[シグナルの長さ]スライダを使って設定された
ミュート
時間再生され、[無音部分の長さ]スライダを使って設定された時間ミ
ュートされます。 ファイルはそのファイルの長さを維持します。
オプションボ
オーディオファイルを[拡大]スタッターモードで再生します。
タン
オーディオファイルは[シグナルの長さ]スライダを使って設定された
拡大
時間再生され、[無音部分の長さ]スライダを使って設定された時間ミ
ュートされます。
ファイル内の適切な場所でミュートされた後、最後の再生が終了した地
点で再生が再開されるため、ファイルの長さは変わります。
オプションボ
オーディオファイルを[リピート]スタッターモードで再生します。
タン
オーディオファイルは[シグナルの長さ]スライダを使って設定された
リピート
時間再生されます。
その後、オーディオファイルの同じ範囲が、[無音部分の長さ]スライ
ダを使って設定された時間の長さだけ再度再生されます。
これは、オーディオファイルの選択されたエリアが完了するまで繰り返
されます。
6.2.17 拡張サラウンドエフェクト
[拡張サラウンド]エフェクトは、サラウンドオーディオファイル(5.1 または
7.1)を編集している場合にのみ使用できます。
このエフェクトでは、拡張サラウンドサウンド設定を行います。
次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
55
フィルタ
スライダ
拡張の度合いを示します。
拡張
チェックボックス
フロントチャンネルを含めるようにエクスパンションを拡げます。
フロントチャンネ
ル
チェックボックス
サイドチャンネルを含めるようにエクスパンションを拡げます。
サイドチャンネル
チェックボックス
サラウンドチャンネルを含めるようにエクスパンションを拡げます。
サラウンドチャン
ネル
6.2.18 サラウンドリバーブエフェクト
[サラウンドリバーブ]エフェクトを使用すると、リバーブエフェクトをオーディオファイ
ルに追加して、オーディファイルがさまざまな空間的条件で録音されたような音になります
。
[部屋の大きさ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
グラフ
部屋の大きさの変更を視覚的に示します。
部屋の大きさ
スライダ
部屋の幅を変更します。
幅
スライダ
部屋の奥行きを変更します。
奥行き
スライダ
部屋の高さを変更します。
高さ
[部屋の大きさ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
56
フィルタ
スライダ
室内の減衰されるレベルを指定します。
エアダンピング
スライダ
部屋の特徴的な表面素材(カーペットなど)を指定します。
表面素材
[出力]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
オーディオソースからリスナーまでの距離を示します。
アーリーリフレクシ
ョン
スライダ
部屋の中のオーディオソースのリバーブを示します。
レイトリフレクショ
ン
スライダ
元の信号の強さを示します。
ドライゲイン
6.2.19 ボイス変調エフェクト
[ボイス変調]エフェクトを使用すると、オーディオファイル内の人間の声を操作できます
。
[エンベロープ]エリアでは、次に示す設定オプションを使用できます。
グラフ
オーディオファイルの入力および出力周波数を変更します。
エンベロープマッ
ハンドルを使用して直線を変更できます。 グラフィックでは Y
ピング
軸は出力周波数、X 軸は入力周波数を表します。
スライダ
人間の声を形成する要素を移動します。
スケーリング
[ピッチ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
57
フィルタ
スライダ
オーディオファイル内のピッチを変更します。
間隔
スライダ
元のオーディオファイルの長さをそのまま維持したために間隔やパ
ファインチューン
ッチが変わって歪みが起きてしまった場合、微調整が可能です。
[時間]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
オーディオファイルの長さを変更するか、元の長さをそのまま維持するかを
伸張
指定します。
[モード]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
オプションボタン
オーディオファイルの音声は変更されません。
通常
前回設定したエフェクトのみが使用されます。
オプションボタン
アクティブなエフェクトにロボットのような聴感を追加します。
ロボットボイス
オプションボタン
アクティブなエフェクトにささやきのような聴感を追加します。
ささやき
6.2.20 ワウワウエフェクト
[ワウワウ]エフェクトでは、ギターの録音をひずませることができます。
[変調]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
スライダ
変調の周波数を指定します。
変調周波数
ドロップダウンメニ
変調信号の信号形式(サインなど)を選択します。
ュー
変調関数
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
58
フィルタ
スライダ
元の信号を編集されたコピーとミックスし、元の信号の強さを示します
ドライシグナ
。
ル
スライダ
元の信号を編集されたコピーとミックスし、編集された信号の強さを示
エフェクト
します。
[フィルタ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
周波数帯の下限を定義します。
下限
スライダ
周波数帯の上限を定義します。
上限
スライダ
周波数のバンド幅を定義します。
帯域
スライダ
コピーされた信号数を指定します。
フィードバッ
ク
6.3
拡張
6.3.1 帯域補完拡張
[帯域補完]拡張を使用すると、特定の周波数を強調したり、除去することができます。
[スベクトラルリミックサー]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
高周波数の強さを示します。
高周波数
スライダ
元の信号の強さを示します。
ドライシグナル
Nero WaveEditor
59
フィルタ
スライダ
高周波数の弱さを示します。
低周波数
[フィルタ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
高周波数を増幅させる周波数(この周波数以上を増幅)を示します。
高周波数
スライダ
低周波数を増幅させる周波数(この周波数以下を増幅)を示します。
低周波数
6.3.2 カメラディノイザ拡張
[カメラディノイザ]拡張は、特にざわめき音やその他のバックグラウンドノイズをカメラ
録音から軽減します。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
信号をグラフィック形式で表示します。
ノイズ削減レベル:
スライダ
妨害ノイズをどの程度除去するかを指定します。
軽減レベル
6.3.3 DC オフセット修正
[DC
オフセット修正]では、キャリブレーションがうまくいっていない装置(ゼロポイントを中
心としていない)からの録音を改善します。
6.3.4 ディクリッカー拡張
ディクリッカー]拡張を使用すると、クリック音やパチパチ音といったノイズをオーディオ
ファイルから除去できます。
次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
60
フィルタ
チェックボックス
オーディオファイルからの録音で傷などによって生じることがある、
ディクリッカー
クリックなどの妨害ノイズを除去します。
スライダ
可聴され、除去対象となる妨害ノイズの強さを示します。
検出値
スライダ
妨害ノイズをフィルタリングする時間の最大長を示します。
最大長
チェックボックス
高品質のフィルタリングを提供します。
高品質
ただし、この設定は、きわめてプロセッサインテンシブです。
チェックボックス
オーディオファイルからのほこりやレコード針の音によって生じるこ
ディクラックル
とがある、パチパチ音などの妨害ノイズを除去します。
スライダ
可聴され、除去対象となる妨害ノイズの強さを示します。
検出値
スライダ
妨害ノイズをどの程度除去するかを指定します。
軽減レベル
チェックボックス
両方の領域の最適値を自動的に設定します。
自動リストア
調整する領域にあるチェックボックスをクリックし、[自動リストア
]オプションを有効にします。
6.3.5 ディクリッパー拡張
[ディクリッパー]拡張は、振幅ピークが設定値より高くなったために Nero WaveEditor
へのインポート中にカットオフされた場合、そのカットオフされた振幅ピークを追加します
。
次の設定オプションが使用できます。
スライダ
除去された振幅ピークを再アタッチする音量を指定します。
検出しきい値
Nero WaveEditor
61
フィルタ
スライダ
削除された振幅ピークを再アタッチします。
ゲイン変調
振幅ピークはファイルの保存後に再度削除されることになるた
め、このパーセント値にはあまり高い値は設定しないようにし
てください。
6.3.6 ハム削減拡張
[ハム削減]拡張は、オーディオファイル内のハミングノイズを除去します。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
4 つのノッチフィルタを表示します。
ハム削減
ボタン
すべてのフィルタに最適値を自動的に設定します。
自動ハム検出
[ハムフィルタ設定]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
オプションボ
4 つの異なるノッチフィルタを表示します。
タン
これらのフィルタはスライダを使用して設定できます。 4
フィルタ
つのノッチフィルタは、[フィルタのリンク]オプションボタンを使用
してリンクさせることもできます。
この場合、すべてのスライダの変更がすべてのフィルタに適用されます
。
スライダ
フィルタリングするハムの周波数を指定します。
周波数
スライダ
ハムをどの程度除去するかを指定します。
ゲイン
スライダ
ノッチフィルタの範囲の上がり下がりを急激にするか、ゆるやかにする
幅
かを指定します。
Nero WaveEditor
62
フィルタ
6.3.7 フィルタツールボックス拡張
[フィルタツールボックス]拡張を使用すると、独自のオーディオフィルタを定義できます
。
次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ハンドルを使用してグラフィックを変更するためのオプションを
ユーザー作成フィル
有効にします。
タ応答
グラフ
調整可能な曲線を使用してフィルタを自分で定義できます。
ユーザー作成フィル
タ応答
制限周波数グラフィックの線形スケールと対数スケールを切り替
えます。
チェックボックス
特定の周波数範囲を超えることが可能な[バンドパスフィルタ]
バンドパスフィルタ
を追加します。
スライダ
バンドパスフィルタの高域周波数の上限を指定します。
上限
スライダ
バンドパスフィルタの低域周波数の下限を指定します。
下限
エリア
特定の周波数レンジを超えることを防ぐノッチフィルタとバンド
ノッチフィルタ
パス停止が 3 つまで挿入されます。
スライダ
関連のあるノッチフィルタの周波数を指定します。
中央
6.3.8 ノイズ削減拡張
[ノイズ削減]拡張は、オーディオファイル内の気になるノイズを除去します。
次の設定オプションが使用できます。
Nero WaveEditor
63
フィルタ
グラフ
妨害信号をマッピングします。
スペクトラルサブトラクシ
ョンプロファイル
制限周波数グラフィックの線形スケールと対数スケールを
切り替えます。
スライダ
ノイズの一部をそのまま残す場合にノイズ削減レベルを指
ゲインフロア
定します。
スライダ
ノイズ削減のレベルを指定します。
軽減レベル
[モード]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
オプションボタン
ノイズに関してオーディオファイルを自動的に解析します
自動ノイズ解析
。
ボタン
スペクトラルサブトラクションプロファイル内のノイズカ
フリーズ
ーブを固定し、これを基準信号として使用します。
オプションボタン
特殊なスペクトラルサブトラクションプロファイル内のノ
編集ノイズカープ
イズカーブにハンドルを挿入します。これらのハンドルは
カーブの編集に使用できます。
オプションボタン
ノイズ解析を実装した後およびノイズ除去をはじめて呼び
ノイズプリント
出した後、この機能は自動的に有効になります。
ノイズ解析により生成されたノイズカーブは、編集するこ
とができます。
ボタン
ノイズ信号の再生のみを行います。
残余出力
Nero WaveEditor
64
フィルタ
6.3.9 ノイズ解析
[ノイズ解析]拡張は、オーディオファイル内のマークされた領域をノイズ基準音として使
用します。 この基準音は、ノイズの抑制に使用されます。
6.4
オーディオファイルの音を変更する
ツール、エフェクト、およびサウンド最適化ツールを使用してオーディオファイルの音を変
更するには、次の手順を実行します。
1. 音を変化させるオーディオファイルの領域にマークを付けます。
 マークを付けた領域が異なる色で強調表示されます。
2. [ツール]、[エフェクト]、および[拡張]メニューで目的の項目を選択します。
 該当するウィンドウが表示されます。
3. 開いているウィンドウで目的に合った設定を行います。
4. [OK]ボタンをクリックします。
 オーディオファイルの強調表示された部分における音の変更が完了しました。
6.5
技術的な情報
6.5.1 システム要件
Nero WaveEditor は Nero
製品と一緒にインストールされます。システム要件も同じです。システム要件についての詳
細は、www.nero.com でご確認ください。



また、次の要件も当てはまります。
ハードディスクに 5 MB 以上の空き容量
16 ビット Windows 互換サウンドカードおよびスピーカーまたはヘッドフォン
Nero WaveEditor
65
フィルタ
WHQL 認定の最新デバイスドライバのインストールを推奨します。WHQL
は、Windows Hardware Quality Labs の略称であり、そのドライバが Microsoft
によって認定され、Microsoft Windows
および対応のハードウェアに適合することを表します。
6.5.2 対応フォーマットおよびコーデック
6.5.2.1











オーディオ形式とコーデック
アドバンストオーディオコーディング(ACC) - インポートのみ
オーディオ交換ファイル形式(AIFF、AIF)
Dolby® Digital (AC-3) - nur Import
MP3 および mp3PRO
Moving Picture Experts Group-1 オーディオレイヤー 3(MP3)
Moving Picture Experts Group-4(MP4)
Nero Digital(MP4)
OGG Vorbis(OGG、OGM)
Resource Interchange File Format WAVE(WAV、WAVE)
Windows Media オーディオ(WMA)
Nero WaveEditor ファイル(NWF)
Nero WaveEditor
66
用語集
7
用語集
FIR フィルタ
フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出
力で使用できるようにするシステムです。 Finite Pulse Response によるフィルタ(FIR
フィルタ)では、出力信号は、入力信号を部分的にバッファしたいくつかの値で構成されて
います。
IIR フィルタ
フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出
力で使用できるようにするシステムです。 Infinite Pulse Response(IIR
フィルタ)では、入力値の他に、出力信号のバッファされた値が使用されます。
サンプルレート
サンプルレートとは、信号が時間間隔ごとにサンプルされる頻度です。
秒単位のサンプリング値で測定されます。
サンプルレートを上げるほど測定の精度が高くなり、音質が良くなります。
ビット深度
ビット深度は、振動をキャプチャする精度を表します。ビット深度が大きいほど、キャプチ
ャの精度とオーディオ品質は向上します。
周波数
周波数は、電場または磁場の秒当たりの振動を表します。オーディオファイルでは、周波数
はピッチの上昇と共に増加します。単位はヘルツ(Hz)です。
最大の大きさの振動ことを振幅といいます。
平均化
オーディオ技術における平均化は、アナログおよび/またはデジタルオーディオデータを一
定の音量レベルに引き上げるプロセスです。
Nero WaveEditor
67
お問い合わせ
8
お問い合わせ
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Nero AG
Im Stoeckmaedle 13-15
Web:
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76307 Karlsbad
サポート
http://support.nero.com
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ドイツ
Fax:
+49 724 892 8499
330 N Brand Blvd Suite 800
Web:
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Glendale, CA 91203-2335
サポート
http://support.nero.com
Nero Inc.
:
アメリカ
Fax:
(818) 956 7094
E
メール:
[email protected]
Web:
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1-2-2 ローバーセンター北 8F-B
都筑区中川中央
神奈川県横浜市
:
日本 224-0003
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