いんすいしげん飲水思源﹁命﹂の大切さ町長松岡市郎て椅子を中心として家族の絆が一層強いものとなってほしい﹂﹁未来に希望をもからである。家族の方は当初、本当に喜って健やかに育ってほしい﹂と思う願いいない。今年はあの悲惨な災害から2年んで良いのか悩んでいたが、その後は素日を忘れている人はが過ぎたのだが、２万人近い人々が一瞬直に大変喜んでいただいた。が誕生した﹁喜びの日﹂でもある。﹁悲宮城、福島の３県で１０４人の新たな命﹃君はどんどん大きくなって僕はだんいただいた。その手紙をまとめた本が思いと赤ちゃんに伝える言葉をつづってだん小さくなって﹄︵変形Ａ４版２８０㌻、君の椅子プロジェクト刊＝非売品︶である。めた。それが﹁希望の君の椅子﹂と命名し、被災後１年に向かって取り組みを始てもらうことはできないか、と知恵を出ている。苦悩、そして家族の絆についてつづられにしがみついたことなど出産時の恐怖、出産を終えた直後の地震で必死にベッド教授がデザインし、東神楽町の㈱匠工芸東海大学旭川キャンパスの中尾紀行准の﹃命﹄を大切に守ってほしい﹂とあっとはできない。たった一つしかない自分生も、﹃命﹄がなければつないでいくこあればきっと乗り越えられる。どんな人︵桑原義彦社長︶の家具職人、業天昭人た。にくれている家族を元気づけよう、そしにすくすくと成長してほしい﹂﹁悲しみある。生した赤ちゃんが﹁震災地の復興ととも親から子への言葉は﹁命﹂の大切さでさんが製作したもの。被災地で逞しく誕ることである。居場所はここですよ﹂と小さな椅子を贈その一節に﹁どんな困難でも﹃命﹄がし、﹁誕生してくれてありがとう。君の町︶は、被災地の方々に何か元気になっ経験したことがない揺れ、出産間際や代表︶と私たち︵東川町、愛別町、剣淵﹁君の椅子プロジェクト﹂︵磯田憲一のである。しい日﹂と﹁喜びの日﹂が重なった日なである。一方では被災が激しかった岩手、親御さんから、手紙で赤ちゃん誕生ののうちに帰らぬ人となった﹁悲しい日﹂２０１１年３月 11 俳句春雪のひとをあやめて水となり爪を立て膝をはなれぬ捨て子猫生意気が涙ひとすじ卒業歌車庫隅に子猫三匹動き見ゆ夫婦雛生きて傘寿の灯をともす春嵐引き出し渋き古箪笥ガラス戸のはるか遠くを見る子猫猫の仔や夫の胡坐で大欠伸犬派猫派子猫にみんなの目は優し捨てられて知らず子猫を探す親千円の手提げ鞄と卒業す風さえも捕まえてくる子猫かな澄みわたるハイという声一年生髪にのせ鼻にのせてや春の雪気位もかなぐり捨てて猫の恋啓蟄と言われてもなお首縮め仔猫抱く武骨なる腕丸うして蓮根の穴を覗けば新世界春に会うお腹の孫と交信中秋山深雪長谷川きみゑ小林ろば高橋公花杉山ひろのり保科なほ徳光吐苦杉山りつ山口佐知子横田則子若田久高瀬潤石澤清宏澤田久美子松山蓉子三島智若田郁本田咲山内みゆ 22 Higashikawa 2013 April