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報道関係者各位
プレスリリース
ー展覧会開催のご案内ー
この度 ARTZONE にて、
『ひいなのあそび』を開催いたします。つきましては、取材・
記事掲載等の広報のご協力を賜りたく、本展の資料を送付させていただき ま す 。
ご多忙の折誠に恐れ入りますが、ご検討・ご高配のほどよろしくお願いいたします。
会 期:2 月 27 日(土)∼3 月 13 日(日)
会期中無休/入場無料
開館時間:平日 13:00∼20:00
土日祝 12:30 ∼ 20:00
会 場:ARTZONE
主 催:京都造形芸術大学アートプロデュース学科
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展覧会主旨
現在も桃の節句として祝われる 3 月 3 日の雛祭り。その原点は、平安貴族の
子女の遊びである「ひいなあそび」と 、 幼い子どもを厄災から守る身代わり人形の
風 習 が 混 ざ り あ っ て 成 立 し た も の と 考 え ら れ て い ます 。以 来、雛 祭 り の
お祝いのかたちはさまざまに変化してきましたが、その行事や食べ物のひとつひ
とつに子どもの成長や健康、幸せへの願いが込められていることは変わりません。
本展では、京都を代表する御所人形師・島田耕園の協力のもと、雛人形をはじめ、
貝合わせや投扇興などのあそび道具、桃の節句の和菓子などを紹介し、現代に
受け継がれている伝統的な雛祭りのかたちとそこに込められた意味を探っていき
ます。また、京都造形芸術大学日本画コースの学生が制作した現代的な貝合わせ
なども併せて展示いたします。
華やかさのなかに様々な意味が込められた、雛祭りの想いを感じていただければ
幸いです。
主な出品者
・島田 耕園(シマダ コウエン)- 日本工芸学会正会員
・春木 均夫(ハルキ タダオ) - 日本工芸学会正会員
・京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース
- 池田 美加(イケダ ミカ)
- 猪瀬 夏実(イノセ ナツミ)
- 大池 ららる(オオイケ ララル)
- 豊田 夏波(トヨダ カナミ)
- 范 涛(ハン ウントウ)
展示内容
・雛祭りに関する工芸品(次頁)
・歴史資料
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展示作品(一部)
- 立雛
雛人形はお祓で使われる形代が人形化したものといわ
れます。立雛は立ち姿の夫婦雛で、
もっとも古いかたちの
雛人形です。衣 装が紙でつくられたものは紙 雛と呼ば
れます。
- 犬筥
かわいらしい子どもの顔をした雌雄一対の犬の張り子の
筥で、雛人形と共に飾られる雛道具です。古くから犬は
災厄から人を守ってくれる存在であり、雛祭りでは子供を
守ってくれるようにと、可愛らしい犬筥が飾られるように
なりました。
また、犬のお産が軽いことから、江戸時代には
姫君の婚礼道具に加えられました。
- 福良雀
福良雀 は宮中の姫君の遊び道具で、
ふっくらと肥えた雀に
「福良」
というめでたいイメージを重ね、飾れば吉兆が
舞い込むといわれています。そのかたちは雀が 寒さを
防ぐ為に羽毛を膨らませた姿をかたどったもので、寒
さに耐える生命力を象徴しています。
- 貝合わせ
貝合わせは、
貝覆いという平安貴族の
「神経衰弱」
に似た
遊びの道具で、
ハマグリの内側に吉祥柄や植物、
源氏物語
などの絵柄が描かれています。
ハマグリは上下の貝殻が
同じものでないと合わないことから、女性の結婚の幸せを
祈るものとなり、婚 礼 行 列の先 頭を飾る重 要な道 具と
なりました。雛祭りにハマグリを食べる文化があるのは
このためです。
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開催概要
関連イベント
2月27日(土) 18 : 0 0 ∼「オープニングパーティ」
3 月 3 日(木) 14:00∼「雅なあそび」
投扇興や貝合わせなど、実際にひいなあそびを体験するイベントです。
3月13日(日) 14:00∼「御所人形師 島田耕園によるトークイベント」
企画
島田真親(京都造形芸術大学アートプロデュース学科 2 回生)
展覧会スタッフ
上野桃花/日下優希/中原桜子/福路晃平
(京都造形芸術大学アートプロデュース学科 2 回生)
中野亜美(同学科 1 回生)
協力
鍵善良房
会場・問い合わせ
○展覧会についてのお問い合わせ、画像借用のお申し込みは下記までお願いいたします。
TEL:075-212-9676 E-mail:[email protected](ARTZONE)
TEL:075-791-9296( 京都造形芸術大学アートプロデュース学科 )
広報担当 : 上野桃花