交響曲CDリスト 参考書 H27.3.23 更新 世の中には知られていない交響曲が無数にあることが下記の3冊の本を読むと分かります。 大崎 滋生”文化としてのシンフォニーⅠ” 平凡社 2005年 大崎 滋生”文化としてのシンフォニーⅡ” 平凡社 2008年 大崎 滋生”20世紀のシンフォニー” 平凡社 2013年 作曲者 国 アイスランド 生没年 Leifs J. レイフス 1899-1968 Strong G.T. ストロング 1856-1948 Hadley H.K. ハードレー 1871-1937 Carpenter J.A. カーペンター 1876-1951 Piston W. ピストン 1894-1976 Hanson H. ハンソン 1896-1981 交 響 曲 の 数 1 5 8 7 曲名 評価 ★★★★★:ぜ ひ聞いて欲しい ☆☆☆☆:聞く価 値はある ※※:どちらとも 言えない ×:聞く価値なし サガシンフォニー(1942) × トムソン 1896-1989 3 アメリカ Harris R.E. ハリス 1898-1979 13 CD番号 レーベル 大きな音の和音がうち続きますが、それ だけです。 BIS-CD-730 BIS 8.559018 NAXOS 8.559064 NAXOS 8.559065 NAXOS 8.559161 VAXOS 432 008-2 Mercury 交響曲第2番(1888) × アメリカ人ですが、スイスで活動してい ました。曲は完全にヨーロッパのロマン 派の音楽です。特に聴くべき部分はあり 交響曲第4番(1935) 交響曲第1番(1940) 交響曲第2番(1947) 交響曲第2番(1943) 交響曲第6番(1955) 交響曲第1番(1922) × × ※※ ※※ 聴くべき部分無し 聴くべき部分無し 時に惹かれる部分もある。 時に惹かれる部分もある。 交響曲第2番(1930) ☆☆☆☆ 交響曲第3番(1938) ※※ 賛美歌による交響曲(1928)× Thomson V. コメント 交響曲第2番(1941) × 交響曲第3番(1972) × 交響曲第3番1939) ☆☆☆☆ 交響曲第7番(1955) ※※ 吹奏楽曲やハリウッドの映画音楽に出 てくるような旋律や響きが多発します が、これはハンソンがまねしているので CE33-5262 は無く、長年音楽院の院長職にあった ハンソンの影響が大きいと言うことで 俗っぽさがだいぶ耳につくようになりまし 434 302-2 た。 実質的な第1番。賛美歌が元に鳴って いるだけあって第2,3番よりはまともで すが、特に良いところはありません。 第1楽章の冒頭は幼児向けのテレビ番 8.559022 組のテーマのような間抜けさです。以下 もふざけた感じが続きます。 3楽章で16分という短い曲。いいところ 子どものための組曲で、交響曲という名 前には値しません。 西部開拓の様子が思い浮かぶような力 POCG-2386 強い音楽です。 単一楽章で最初の部分は第3番と似た 8.55905 感じでハリスの個性が出ています。 EMI Mercury NAXOS POLYDOR NAXOS 交響曲第9番(1962) Creston P. クレストン 1906-1985 6 Carter E. カーター 1908- 3 Barber S. バーバー 1910-1981 2 交響曲第1番(1940) ※※ 交響曲第2番(1944) ※※ 交響曲第3番(1950) 交響曲第1番(1942) 交響曲第1番(1937) 交響曲第2番(1943) ※※ × Paul crestonは改名後の名前で元の名 前はGiuseppe Guttoveggio。父親はイタ リアからの移民なのでイタリア系アメリカ 人ということになります。曲はテレビや映 画の背景としてはよく合うと思います が、単独で聴くには物足らないです。 8.559034 NAXOS 特に聴く部分無し。 8.559151 NAXOS 8.559024 NAXOS 交響曲第2番(1943) Diamond D. ダイアモンド 1915- ※※ 11 Schuman W. シューマン 1920-1992 10 Rorem N. ローレム 1923- 6 Potter C. ポッター 1792-1871 Bennett W.S. ベネット 1816-1875 5 交響曲第4番(1948) ※※ 交響曲第3番(1941) ☆☆☆☆ 交響曲第1番(1950) 交響曲第2番(1956) 交響曲第3番(1958) 交響曲第7番(1826) ※※ ※※ ※※ × 交響曲第5番(1864) ☆☆☆☆ 葬送と題された第1楽章、ゆっくりとした 第3楽章には聴くべき部分があります。 しかし、テンポの速い第2,4楽章では 8.559154 金管楽器がはでに鳴っていかにもアメリ カ風になるのが残念です。 ゆっくりの第1,2楽章は聞けますが、は でな第3楽章は聞けません。 いかにもアメリカ風の人工的な音楽です POCG-2386 が、新鮮な響きがします。 保守的な作風で、この年代の作とは思 8.559149 えないほど聴きやすいです。 何も印象に残りません。 第1楽章の冒頭は魅力的ですが、以降 は特に優れた点なし。メンデルスゾーン の雰囲気が濃厚です。 NAXOS POLYDOR NAXOS CLASSCD634 CLASSCD CLASSCD634 CLASSCD CHAN 9120-22 CHANDOS 8.570289 NAXOS 8.570355 NAXOS 8.570289 CHAN 8627 NAXOS CHANDOS CDLX 7156 DUTTON 8.223726 NAXOS 8.555743 NAXOS CHAN8764 CHANDOS CHAN8629 CHANDOS CHAN8594 CHANDOS CHAN8633 CHANDOS 7243 5 75782 2 6 EMI CHAN8312 CHANDOS 交響曲第1番(1882) Parry C.H. Stanford C.V. German E. Bantock G. Vaughan-Williams R. Brian H. パリー スタンフォード ジャーマン バントック ヴォーン・ウィリアムズ ブライアン 1848-1918 1852-1924 1862-1936 1868-1946 1872-1958 1876-1972 5 7 Bax A. ボートン バックス 1878-1960 1883-1953 ※※ 交響曲第3番(1889) ★★★★★ 交響曲第4番(1889) 交響曲第5番(1912) 交響曲第2番(1882) ★★★★★ 交響曲第3番(1887) ☆☆☆☆ 交響曲第5番1895) 交響曲第6番(1905) × ☆☆☆☆ 交響曲第1番(1890) ☆☆☆☆ 交響曲第2番(1893) ☆☆☆☆ × 2 4 ヘブリディーズ交響曲(1915)☆☆☆☆ 海の交響曲(1910) ★★★★★ ロンドン交響曲(1913) ★★★★★ 田園交響曲(1921) ★★★★★ 9 32 イギリス Boughton R. 交響曲第2番(1883) 3 交響曲第4番(1935) ☆☆☆☆ 交響曲第5番(1943) ★★★★★ 交響曲 第7番(1948) ☆☆☆☆ 交響曲 第8番(1949) 交響曲 第9番(1951) 交響曲 第31番(1968) ※※ 交響曲第3番(1937) ※※ 交響曲第1番(1922) 交響曲第2番(1925) 交響曲第3番(1929) 交響曲第4番(1931) ※※ ☆☆☆☆ ★★★★★ ★★★★★ 交響曲第5番(1934) ★★★★★ 7 ”ケンブリッジ”という副題のような、イギ リス風な感じは若干します。 ”イギリス”という副題の通り、イギリスの 気品を感じさせる曲です。 副題は挽歌、平凡です 副題はアイルランド風に 第3楽章にはブラームスの交響曲第4 番の第2楽章冒頭と同じ音型が登場し ています。第4楽章には民謡風の旋律 が現れます。 平凡 劇音楽の分野で活躍した作曲家らし い、 劇音楽の分野で活躍した作曲家らし い、 スコットランドの旋律などが聴かれま 合唱、独唱を伴います。豊かな旋律に あふれています。 ノスタルジックなムードが味わえます。 タイトル通りのイギリスの美しい田園風 景が思い浮かぶ曲です。 1番から3番までとはうって変わった不 協和音に満ちた荒々しい音楽です。 第2次世界大戦の最中に書かれたとは とうてい思えない、おだやかさに満ちた 曲です。 親しめる部分が多くあります。 13分の短い曲。 映画音楽の分野で活躍した作曲家らし い、 複雑すぎて楽しめません。 聞き込むほど味わい深くなります。 聞き込むほど味わい深くなります。 アイルランドの暗い風景を思わせる音 楽です。第4楽章最後の長和音が大変 印象的です。 Moeran.E.J モーラン 1894-1950 2 Gordon Jacob ジェイコブ 1895-1984 2 Rubbra E. Walton W. ルッブラ ウォルトン 1901-1986 1902-1983 11 2 Alwyn W. アーウィン 1905-1985 5 Rawsthorne.A ロースソーン 1905-1971 3 Gardner J. ガードナー 1917-2011 3 Arnold M. アーノルド 1921-2006 9 Simpson R. イタリア エストニア シンプソン 1921-1997 James MacMillan マクミラン 1959- Boccherini L. ボッケリーニ 1743-1805 Rota N. ロータ 1911-1979 Brusa E. ブルーサ 1954- Part A. ペルト 1935- Schubert F. シューベルト 交響曲第6番(1934) 交響曲第7番(1939) 交響曲ト短調(1937) ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ 交響曲第1番(1929) ※※ 交響曲第2番(1945) 交響曲 第9番(1972) 交響曲第1番(1935) 交響曲第1番(1949) 交響曲第3番(1956) 交響曲第4番(1959) 交響曲第1番(1950) 交響曲第2番(1959) 交響曲第3番(1964) 交響曲第1番(1947) 交響曲第1番(1949) ※※ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ※※ ※※ ※※ × × × × × 交響曲第2番(1953) ※※ 交響曲第5番(1961) × 交響曲第2番(1956) × 11 3 3 交響曲第4番(1970) × 交響曲第3番(2002) ※※ 交響曲ニ短調(1771) ☆☆☆☆ 交響曲第1番(1939) 交響曲第2番(1941) × × ニッテメーロ交響曲(1988) × 3 1797-1828 ロット 1858-1884 1 交響曲第1番(1813) ☆☆☆☆ 交響曲第2番(1815) ☆☆☆☆ 交響曲第3番(1815) ☆☆☆☆ 交響曲第4番(1816) ☆☆☆☆ 交響曲第6番(1818) ※※ 交響曲(1880) 交響曲第2番(1913) Schmitt F. フランツ シュミット 1874ー1939 4 時に聴き映えのする箇所があります。 管楽器や打楽器が活躍し吹奏楽風の 部分が多いです。 同上 合唱、独唱を伴うオラトリオ形式の曲。 個性的な響きや音型にあふれていま 映画音楽っぽい 現代音楽っぽく親しめません。 現代音楽っぽく親しめません。 現代音楽っぽく親しめません。 特に聴くべき部分無し。 現代音楽っぽく親しめません。 金管や打楽器がはでに鳴り、ほとんど 吹奏楽曲です。第3楽章はアメリカ音楽 のような陽気さです。 金管や打楽器がはでに鳴り、ほとんど 吹奏楽曲です。 作曲された年の割にはオーケストラが 良くなる曲ですが、親しめません。 作曲された年の割にはオーケストラが 良くなる曲ですが、親しめません。 遠藤周作の”沈黙”に基づく曲。日本風 のフレーズが多く登場します。 この時代の曲にしては強い短調のムー ドが表されています。 甘ったるい曲です。 甘ったるい曲です。 作曲された年の割にはオーケストラが 良くなる曲ですが、特に印象には残りま 交響曲第3番(1971) オーストリア Rott H. やや俗っぽくなっています。 ★★★★★ ☆☆☆☆ これが16歳の時の作品なのですから、 シューベルトは交響曲作曲家としての才 能もあったわけです。ハイドンの後期の 交響曲と同程度に聴かれる価値はある と思います。ロザムンデ序曲で聴かれる ような音がします。 第2楽章の変奏曲は単純ですが、他の 楽章は堂々としています。第1楽章の弦 の急速な動きが印象的です。 第1楽章の第1主題はいかにもシューベ ルト、ウィーン的です。第2楽章は単純 堂々とした立派な作品です。ハ短調で” 悲劇的”という副題がついていますが、 そんなに深刻ではありません。 第5番に似たサロン風な曲です。 26歳で死んだ作曲者の22歳の時の作 品。師匠であるブルックナー風な響きも します。第3楽章のスケルツォはほとん どマーラーです。聞き込むほどに味わい が増します。 旋律が豊かです。第2楽章は長大な変 奏曲。第3楽章の最後では金管がブ ルックナー以上の咆吼をします。 8.555837 CHAN 9441 CRCB-6068 SRCD227 8.557648 SRCD227 NAXOS CHANDOS 日本クラウン Lyrita NAXOS Lyrita 8.55748 NAXOS 8.570406 NAXOS 0946 3 82146 2 5 EMI CDA66505 hyperion CHAN 8414/5 CHANDOS CD-970 BIS 8.555266 NAXOS 8.554591 NAXOS TKCC-70261 徳間ジャパン TKCC-70262 徳間ジャパン TKCC-70262 徳間ジャパン TKCC-70261 徳間ジャパン 徳間ジャパン 82876577482 Arte Nova Schmitt F. フランツ シュミット 1874ー1939 Berwald F. ベルワルド 1796-1868 Stenhammar W. ステンハンメル 1871-1927 4 2 交響曲第3番(1928) × 交響曲第4番(1933) 交響曲第1番(1842) 交響曲第2番(1842) 交響曲第2番(1915) × 第1番(1910) ★★★★★ 第2番(1913) ★★★★★ 第3番(1916) ※※ 第4番(1918) ☆☆☆☆ 第5番(1922) 副題:葬送シンフォニア スウェーデン Atterberg K. アッテベリ 1897-1974 ★★★★★ 9 第6番(1928) ☆☆☆☆ 第7番(1942) 副題:シンフォニア ロマン ☆☆☆☆ ティカ チェコ Dvorak A. Nielsen K. ドヴォルザーク ニールセン 1841-1904 1865-1931 9 6 デンマーク 第8番(1945) × 第9番(1957) × シューベルト没後100年記念の作曲コ ンクールの準優勝曲(1位はアッテベリ の第6番) 第4楽章のテーマは大変catchyです。 吹奏楽にアレンジすれば中高生に大受 け間違い無しです。 冒頭はヘ長調のパストラーレ風ですが、 以後は1番と同じようにcatchな響きに 満ちていきます。最初は2つの楽章のみ で発表されたため、第2楽章の終結部 は完全にフィナーレ風に盛り上がりま 通俗的な気分が出過ぎています。 演奏時間21分、やや物足りないです。 ゆっくりした第2楽章は充実しています が、他の3つの楽章はあっさりしすぎ。 第2楽章が副題に似合う音楽。第3楽章 の途中でプロコフィエフ風のワルツにな りますが、最後は静かに終わります。 シューベルト没後100年記念の作曲コ ンクールの優勝曲。分かりやすい(通俗 的な)旋律にあふれています。冒頭のホ ルンは第2番冒頭と酷似。 16世紀を題材としたオペラの音楽を再 構成した物です。古めかしい部分もあり ます。第1楽章の冒頭、終結部など大変 魅力的です。終曲はジーグ。 民謡風の旋律があからさまに出てきま す。第1楽章でトランペットがあからさま に民謡旋律を吹く部分はロシア民族楽 独唱、合唱を伴いますが、ベートーベン の第九のイメージはまったくありませ ん。歌詞がつくと旋律の創作力が鈍る のでしょうか。楽しくありません。 8.553051 NAXOS 8.553888 NAXOS 999 639-2 CPO 999 565-2 CPO 999 640-2 CPO 999 639-2 CPO 999 565-2 CPO 999 640-2 CPO BIS-CD-553 BIS 999 641-2 CPO 999 641-2 CPO 999 913-2 CPO 交響曲第1番(1865) ※※ TKCC-70281 個性を消して西洋の様式に近づけようと TKCC-70282 して失敗しているようです。 再び個性を前面に打ち出して成功して います。荒削りな魅力にあふれていま TKCC-70283 す。特にいろいろな事件が起こる第2楽 章は第8番の第2楽章に近い感じがしま TKCC-70283 牧歌的な感じの曲です。 TKCC-70284 おとなしすぎ。 TKCC-70285 交響曲第2番(1865) × 交響曲第3番(1873) ★★★★★ 交響曲第4番(1874) 交響曲第5番(1875) 交響曲第6番(1880) 交響曲第1番(1892) 交響曲第2番(1902) ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ※※ 交響曲第3番(1911) ☆☆☆☆ 交響曲第4番(1916) ☆☆☆☆ 交響曲第5番(1922) ★★★★★ 他のだれの作品にも似ていない個性的 な交響曲です。 ★★★★★ 大編成のオーケストラが豪快に鳴りま す。第1楽章はチャイコフスキー風。演 6.220525 奏時間1時間のこの大作を書いたのが 作曲者17歳の時というのが驚き。 徳間ジャパン 徳間ジャパン 徳間ジャパン 徳間ジャパン 徳間ジャパン 徳間ジャパン 特に第3楽章のおおらかな旋律が魅力 的です。 交響曲第6番(1925) Langgaard.R ランゴー 1893-1952 16 交響曲第1番(1911) DACAPO ドイツ Gernsheim F. ゲルンスハイム 1839-1916 4 交響曲第1番(1875) ☆☆☆☆ 交響曲第2番(1882) ※※ ※※ ※※ ※※ Wetz Richard ヴェッツ 1875-1935 3 交響曲第3番(1887) 交響曲第4番(1895) 交響曲第1番(1917) 山田 耕筰 やまだ こうさく 1886-1965 5 交響曲”勝ちどきと平和”(1912) ☆☆☆☆ 諸井 三郎 もろい さぶろう 1903-1977 5 交響曲第3番(1944) ☆☆☆☆ 橋本 国彦 はしもと くにひこ 1904-1949 8 交響曲第1番(1940) × 大澤 久人 おおざわ ひさと 1907-1953 3 交響曲第3番(1937) 安部 幸明 あべ こうめい 1911-2006 3 別宮 貞雄 べっく さだお 1922-2012 5 交響曲第1番(1957) ☆☆☆☆ 交響曲第1番(1961) ※※ いかにもドイツの交響曲という音がしま す。第3楽章スケルツォの主部などはほ とんどベートーベンです。第4楽章が弱 第4楽章の旋律はブラームスの第1番 の4楽章、あるいはハンス・ロットの交響 曲の第4楽章の雰囲気と似かよってい ます。このような作風がはやっていたの でしょうか。 第2楽章のスケルツオはブルックナー 日本人初の交響曲という歴史的意味を 感じるために一度は聞いてみるのが良 いと思います。2回聞く価値は無いとは 思いますが。 同時代のヨーロッパの作曲家の作品を 聴いた後に、聴いてみると、大変個性的 であることがわかります。 1940年、皇紀2600年の奉祝曲として 書かれた曲。第2楽章は沖縄の旋法に よる曲。第3楽章は越天楽による変奏曲 です。特に優れた部分もありません。 3楽章で17分という短い曲ですが、大 変力強いです。世界初録音が2005 年、作曲者の存命中だったのが幸いで す。 第1楽章の冒頭は大変ロマンティックで す。(ほとんどメロドラマ)以降フランス風 な響きが続きます。 74321636352 Arte Nova 74321636352 Arte Nova 74321636352 74321636352 999 272-2 Arte Nova Arte Nova cpo 8.555350J NAXOS 8.557162J NAXOS 8.555881J NAXOS 8.557416J NAXOS 8.557987J NAXOS 8.55763J NAXOS CZ30-9008 東芝EMI ART-3026 ARTUNION CHAN 9438 CHAN 9737 CHANDOS CHANDOS COCQー84901 DENON 999603-2 Cpo 999820-2 Cpo 交響曲第2番(1977) 日本 芥川 也寸志 あくたがわ やすし 1925-1989 3 交響曲第1番(1954) 原 博 はら ひろし 1933-2002 1 交響曲(1979) 吉松 隆 よしまつ たかし 1953- 5 交響曲第2番 テラ(1992) 交響曲第3番(1998) 佐村河内 守 Farrenc L. さむらごうち まもる ファランク 1963- 1789-1826 1 ☆☆☆☆ ★★★★★ 交響曲第1番(2003) ☆☆☆☆ 交響曲第1番(1841) ☆☆☆☆ 交響曲第2番(1846) ☆☆☆☆ 3 プロコフィエフの影響を強く感じる曲で す。第4楽章の最後はプロコフィエフの 第5番の最後にそっくりです。戦後日本 の強い生命力にあふれています。 現代音楽には背を向けた19世紀ロマン 派の音楽です。評論家からは”作品”で はなく”西洋音楽演習にしかすぎない” などと酷評されていますが、オーケスト ラがよく鳴る気持ちの良い曲です。た だ、3楽章までには和風の要素は少な いのですが、第4楽章はいきなり祭囃子 になり、NHKの昼の憩いの音楽のよう な日本の農村風のメロディーが出てくる のが違和感を感じるところです。 かなりの部分はマーラー+ブルックナー +ショスタコービッチ風。ときどき現代風 あるいは中世風。演奏時間80分。 平成26年2月5日:真の作曲者は別と いう報道がなされ、本人も認めていると のこと。CDは廃盤になりそうですが、曲 自体は聞く価値があります。 フランスの女性作曲家ですが、フランス らしさ、女性らしさはまったく感じられま せん。全ヨーロッパの平均的な作風とい 第1番に同じ Magnard A. マニャール 1865-1914 4 フランス Honegar.A オネゲル 1892-1955 5 交響曲第3番(1849) 交響曲第1番(1890) 交響曲第2番(1896) 交響曲第3番(1896) 交響曲第4番(1913) 交響曲第1番(1930) 交響曲第2番(1942) ☆☆☆☆ 交響曲第3番(1946) ★★★★★ ※※ 第1番に同じ 999603-2 Cpo 93712 Brilliant Classics 第2次世界大戦の直後の重い曲です。 各楽章には宗教的なタイトルがついて います。 2564 62687-2 apex ワルシャワ生まれですが、主にロシアで 活動。交響曲は全26曲。19番はショス タコービッチの交響曲の中のあまり魅力 的でない部分がつながったような感じ。 8.572752 NAXOS 8.555375 一時、大ブームになった曲。弦楽合奏+ ソプラノ独唱。第1楽章の弦楽器による 7559-79282-2 何重にも重なっていくカノンは聴き応え があります。 ポルトガルという感じは分かりません 8225216 が、個性的な曲になっています。 生ぬるい音が続きます。 8.55574 生ぬるい音が続きます。 NAXOS ☆☆☆☆ 交響曲第4番(1947) 交響曲第5番(1950) Weinberg M ワインベルク 1919-1996 19 ポーランド 交響曲第2番1972) Gorecki H.M. グレッキ 1933- ポルトガル Braga-santos J. ブラガサントス 1924-1988 ラトヴィア Ivanovs J. イヴァノフス 1906-1983 Borodin ボロディン 1833-1887 Rimsky-Korsakov リムスキー=コルサコフ 1844-1908 Lyapunov S.M. Grechaninov A. ロシア 交響曲第19番(1985) Kalinnikov V.S. Bortkiewicz S. リャプーノフ グレチャニノフ カリンニコフ ボルトキエビッッチ 3 21 交響曲第3番(1976) ☆☆☆☆ 交響曲第2番(1947) ☆☆☆☆ 交響曲第8番(1956) 交響曲第20番(1981) 交響曲第1番(1867) 交響曲第2番(1876) 交響曲第3番(1882) × × 交響曲第1番(1865) × 交響曲第2番(1868) × 交響曲第1番(1887) ※※ 交響曲第2番(1917) ※※ 1859-1924 1864-1956 1866-1901 1877-1952 2 2 2 第1番 ☆☆☆☆ 第2番(1909) ☆☆☆☆ 第1番 ☆☆☆☆ 第2番 ☆☆☆☆ 交響曲第1番(1934) ★★★★★ 交響曲第2番(1937) ★★★★★ 交響曲第24番(1943) Myaskovsky N. ミャスコフスキー 1881-1950 ☆☆☆☆ 27 交響曲第25番(1947) Denisov E. デニソフ 1929-1996 2 Schnittke A. シュニトケ 1934-1998 9 交響曲(1987) ☆☆☆☆ × 交響曲第2番”聖フローリア × ン”(1978) 交響曲第4番(1984) 第1楽章はロシアっぽい感じがします が、あとは何と言うことのない音楽で 1度聴けば充分です。 ロシアっぽさはありますが、盛り上がり が不十分です。 冒頭の音型が全楽章に共通するモチー フとして使われますが、成功していませ ん。散漫な印象です。 ロシアの交響曲の感じを充分に味わうこ とができます。 Elektra Nonesuch Mrco Polo NAXOS 8.550238 NAXOS 8.550811 NAXOS 8.570462 NAXOS ライブ録音 Radio France 8.55541 NAXOS 8.55541 NAXOS 一時、かなりはやりました。第1楽章の 第2主題がなんといっても魅力的です。 8.553417 NAXOS 8.553417 作曲者はウクライナ人ですが、ロシアの 交響曲の良いところを凝縮したような曲 CDA7¥67338 です。ほとんど19世紀末の音です。 第1番よりは多少都会的な雰囲気です。 名前から想像するようなロシアっぽさは ほとんどなく、純西洋の音楽です。個性 も感じられます。 8.55376 名前から想像するようなロシアっぽさは ほとんどなく、純西洋の音楽です。個性 も感じられます。 当時の前衛曲。何をしているのかわかり 2292-45600-2 ません。 独唱、合唱付きのレクイエムのような CRCB-6101 曲。 BIS-CD-497 NAXOS hyperion NAXOS ERATO 日本クラウン BIS
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