SounBox List No.47_Original_訂正

SOUN BOX RECORDS LIST No.47 2014 February
演奏家
作曲家
レコード番号
報
ラベル情
コメント
価格
特選盤
ク レン ペラ ー P O
ベートーベン 交響曲 6番「田園」
COLUMBIA SAX2260 STEREO
BLUE SILVER
英オリジナル
クレンペラーは、テンポが遅く大河のような演奏をするというイメージがあるが、私には、遅
さはそれほど気にならず、むしろヴァイオリンの対抗配置による弦楽合奏のクリアな音楽
や、木管を浮き立たせた楽器バランスによって、渋いイメージとはまった
く対照的な華やぎを覚えるほどだ。クレンペラーはこの配置にこだわっていて、それがこの
『田園』でも生きている。現代の大編成のオーケストラでは、音の時間差によりアンサンブ
ルが整いにくいのだとは思うが、クレンペラーの録音ではそのような
乱れはほとんど感じられず、左と右で掛け合ったり、第一ヴァイオリンが高い音で
対旋律を弾き、第二ヴァイオリンが主旋律を弾くというような場合、くっきりとした対
照が聞き取れるのが大変面白い。第一楽章は、いくつかの録音を聞いても、低弦
のアンサンブルがうまく合わないのが気になるものが比較的多いのだがクレンペラーでは 16,800
そのような不満がない。また、クレンペラーの楽器バランスでは鮮明な弦
楽合奏の上に、木管群がくっきり聞こえることが多いようだが、『田園』では第2楽
章を初めとして、フルートやオーボエ、ファゴットが自然の象徴として特に活躍するが、この
バランスがもたらす効果はそうとうなものだ。
農民の踊り、嵐、感謝の歌と続く後半部分でもじっくりと安定した音楽作りは
変わらないが、メリハリや運動性、そして感謝の感情の表出まで過不足なく聞き
取ることができる。全体の仕上がりが、奇を衒ったものでないところがまた凄いと
思う。盤:NM~M ジャケット:M
コ ン ヴ ィチュニー ラ イプ ツ ィッヒ・ ゲ ヴ ァン
トハウスO .
ベートーベン 交響曲 6番「田園」
ETERNA 825104 STEREO
青地に白の扇レーベル
独オリジナル
ウルトラ・レア !!
コンヴィチュニーのベートーベンは、黒地に銀文字(1967-8年発売、825 412/8 7LP)が
あったが、それ以前に、825100/6 7LP 青地に白の扇レーベルが出て
いる。これがオリジナルである。このブルー・ホワイトで聞くサウンドは格別で、当
時のライプツィッヒ・ゲヴァントハウスの音、オケの肌触りのようなものを忠実に再
現していると思う。弦の鄙びた味わい、左右に分かれたヴァイオリンが、主題とそ
の合いの手のリズムを同等に描き出し、鄙びた味わいの中に、独特の表現を醸し
出している。そこに花を添えるチャーミングな木管楽器、まことに「田園」ほど、この
コンビの魅力を引き出すのに、ピッタリの音楽はないだろう。とても古風とかドイツ的、とい
う一言で語りつくせない、味わいと表現の幅、歴史が今に伝える、オケの
サウンドの驚嘆すべき魅力がここにある。また全体に鳴り方は室内楽的と言えよう。(これ
が黒レーベルになると、スケール感、量感がぐんと上がる、よって黒レーベルの音も貴重 19,000
である。)
しかし、このオケの古色蒼然たる鄙びた味わいを聴くなら、断然、このオリジナルに軍杯が
上がる。第2楽章のテンポがゆったりしていて心地よい。
克明なアーティキュレーションで、一音一音をゆるがせにしない3楽章のリズム感、
低域のうねりを聴かせる5楽章などは特に聴き物だ。
表面にいくつかすれたスジが有り、音には出ない(確認済み)1本A面第一楽章の
後半で 37回の軽い音(意識して数えてようやくカウント出来る程度で、途中消え
そうになる)B面で5回のティック 他は良好。
完全なコンディションであれば38,000円。上記のキズを考慮して50%off 、19,000円とした。
盤:M-~NM ジャケット:M
コ ン ヴ ィチュニー
ラ イプ ツ ィッヒ・ ゲ ヴ ァン トハウスO .
ギ ュン ター ・ コ ー ツ (P ) ウェン グラ ー (S )
ゾ ー レン コ ップ (A)
ロ ッチェ(T) ア ダム (Br )
ベートーベン 合唱幻想曲
ベートーベン 交響曲 9番「合唱」
~第4楽章*
ETERNA 825 054 STEREO
青地に白の扇レーベル
大きなETERNA文字
フラット重量盤 独オリジナル
録音:1960年 1959年*
発売:1961年
ETERNA初期ステレオ 白の扇レーベル 大ETERNA文字
フラット重量盤 盤面はMint
この条件を満たす初期ETERNA盤は非常に少ない。
「合唱幻想曲」は、コーツの見事な演奏、合唱が入ると音楽は晴れやかさ
を増してオケを伴って盛り上がる。その渾然一体となった響きの美しさ!
喜びの感情は、聴いていて耳を洗われるようだ。
第九の4楽章は、さすが初期のフラット重量盤の音。渾然一体となった、
ゲヴァンとハウスの音を堪能できる、独唱、合唱、と加わっていくにした
がって、いよいよ祝祭気分が盛り上がって行く。
この伝統の中の堅牢と雅び、両面を持つゲヴァントハウスの魅力が最高潮
に発揮させるのが、第九の4楽章だと言っていい。
長い伝統、悠久たる音楽の歴史から 萌え出る芽の初々しさ!
やがて芽が育ち、大輪の花を咲かせるクライマックス!まったく他の演奏
とは違う語法で第九を語り、見事に成功した演奏がここにある。
第九全曲を入手するには、10万円の大台を超えてしまう(いや、その前に
品物がない)が、このレコードは、これ以上ない特別な音で、4楽章をたっ
ぷり味わうことが出来るのである。このレコードもウルトラ・レアな1枚です。黒ラベルが時
折入荷することがあるくらいでしょうか。
盤:M ジャケット:M
1
2
3
1/76
20,000
4
コ ン ヴ ィチュニー ラ イプ ツ ィッヒ・ ゲ ヴ ァン
トハウスO .
ベートーベン 序曲集
プロメテウスの創造物 レオノーレ序曲 1番
レオノーレ序曲 2番 レオノーレ序曲 3番
フィデリオ コリオラン
ETERNA 825 121 STEREO
青地に白の扇レーベル グルーヴガード
独オリジナル
ETERNA初期ステレオの、少々ザラっとした音調のサウンドで、
弦の響きなど実に渋い。ただ両翼に分かれたヴァイオリンが独特のニュアンスを
漂わせ、美しい限り。金管も古武士のような音色。それに反して、木管楽器は花の
ように美しく、その対比は耳に鮮やかで、ゲヴァントハウスo.の大きな魅力になっ
ている。コンヴィチュニーは出来るだけ、余計な音を出したくない、と言わんばかりに、音楽
に対して、無欲な指揮者のように、音楽をタメたり、テンポを動かすような
18,000
ことはいっさいしない。インテンポ、演出なしで、ベートーベンの音楽を貫いてゆく。
これは、ある意味、とても勇気のいることで、それでも退屈することなくベートーベ
ンを聞いていられるのは、コンヴィチュニーの音楽性の賜物。
誠に不思議な気持ちにさせられる、ベートーベンの序曲集だ。
新品同様の盤面、大変希少なコンディション。盤:M ジャケット:M
コ ン ヴ ィチュニー
ラ イプ ツ ィッヒ・ ゲ ヴ ァン トハウスO .
シューマン 交響曲 1番
シューマン 序曲「マンフレッド」
ETERNA 825 127 STEREO
青地に白の扇レーベル グルーヴガード
独オリジナル
録音:1960年
交響曲 1番。何と言っても初演を行なったゲヴァントハウスの演奏です。
管楽器と弦楽器とが美しく一体化した音は正に伝統的な東ドイツの響きです。
60年代初頭、当時の東ドイツのオケの古風な音がたまらない魅力です。
コンヴィチュニーは融通の利かない頑固親父のような指揮ぶりで、少しもせせ
こましさを感じさせない堂々と立派な構えが、いかにも往年のカぺルマイスター
的。 序曲「マンフレッド」 キビキビとした表現ながら、よく歌い、ファンタジーを感じ
させるこの演奏もまた希代の名演であると言えよう。
テンポの運びはスキがなく、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団はこの曲に
よほど自信を持っているようで、確信に満ちた演奏を聞かせている。
多分ジョージ・セルと並んで最もシンフォニックな演奏ではないだろうか?
実は交響曲1番のシューマンの自筆譜では、冒頭のトランペットとホルンによる
ファンファーレは現在の楽譜よりも三度低く書かれていた。ところが当時のバル
ブ無しの楽器では演奏が難しいことから、初演時にメンデルスゾーンの助言に
よってシューマンは現在の音に書き変えた。その後、更に改定を加えたが、現在
一般的に使われているのはその改定版のほう。この自筆譜は改定版に比べると
響きが非常に暗く感じる。シューマンは元々はこの曲に随分暗い音をイメージし
ていたのです。だから、この曲を理解するためにも、自筆譜初稿版による演奏
も聴いておきたいものです。(初校版での演奏は、スウィトナー盤がある)
新品同様の盤面、大変希少なコンディション。盤:M ジャケット:M
極めてレア!
コンヴィチュニーのETERNA・レーベルの「新世界より」
この時期の盤とは思えないくらい、きれいな盤面、そしてジャケット。
素晴らしいコンディションです。まるで新品が届いたようです。
巨大なスケール。生気と活力に溢れ、早いテンポの演奏では無いにも
関わらず、とてつもない推進力を感じます。それだけ演奏内容が充実して
いるのだと思います。またバンベルグ響のちょっと鄙びたような音色が、
曲が持つ土俗的な雰囲気を充実させ、演奏の内容を更に深めているよう
です。第二楽章終わりの方の弦楽四重奏の部分の絶妙な表現は美しさの
限りです。オケがうま過ぎないのが良い。
素朴な音色が音楽の情感をタップリと表出しているのです。
第1楽章 中間部で20回聞き耳を立てて数えていないと聞き過ごす程度の
蚊の鳴くような音20回出るがこの超レア盤は、これくらいでは価値は衰えない。むしろ、現
物があることの方が驚き!
盤:NM~M ジャケット:M
5
コ ン ヴ ィチュニー バン ベルク S O
ドヴォルザーク 交響曲 9番「新世界より」
ETERNA 825 378 STEREO
青地に白の扇レーベル
独オリジナル
6
サヴ ァリッシ ュ ウィー ン S O
ハイドン 交響曲 94番「驚愕」 100番「軍隊」
PHILIPS 835 085AY STEREO
エンジ地に銀文字 HIFI STEREO
蘭オリジナル
7
18,000
20,000
サヴァリシュには名演が多数あるが、1枚だけ選ぶなら、
私はこのハイドン。日本ではGRORIAシリーズという廉価盤で出ていて
その内容の良さに驚いたことを覚えている。ウィットに富んだハイドンの微笑
む姿が目に浮かぶような、実に味わい深い演奏だった。
今回オリジナルで聞き、その感動を更に新たにした。
速めのテンポでドイツ的重厚さとスタイリッシュさの同居した爽やかな演奏。オケの表情は
サヴァリッシュならではの、流れのいい磨き込まれたもの。
リズムは強調せず、旋律がかなりの速いテンポで流麗に流れ、燻したような
独特の輝きももつ演奏。ハイドンの書いた曲の面白さを余すところなく伝える
躍動感溢れる演奏。ウィーン交響楽団らしい色っぽい音色も相俟って、非常
に充実した1楽章。ビックリのアンダンテは、やはり速めのテンポで、さりげなくドンドン進
む。全体の規律重視でビックリするようなアクセントはなく、実に味わい深い演
18,900
奏。この楽章もさりげなく奥深い演奏と言っていいだろう。でしょう。地味な印象もあり、良く
耳を傾けると、表情の豊かさに気づかされる。つづくメヌエットも一貫して速
いテンポだが、筆の勢いと墨の濃淡がはっきりした行書のように、どんどんテンポ
を刻んでいく。フィナーレは速めのテンポが活きて素晴らしい高揚感。ウィーン交響楽団も
サヴァリッシュのコントロールに余裕をもってついていく様子が聴き取れる。
何気ない演奏だがハイドンの曲らしい、ウィットと軽さの表現が秀逸。この4楽章は
この曲の一番の聴き所だと思う。
カップリングの「軍隊」も「驚愕」にまけず、劣らずの名演。
より演出効果が活きる「軍隊」では、すこし表現が大きくなり、流麗なオケ
に一段とエネルギーが宿っていく。「軍隊」の演奏でも、1,2を争うこの名演
を耳にも鮮やかなPHILIPS HIFI STEREOレーベルで是非、聞いてみていた
だきたい。そのフレッシュな音は特別なもの! 盤:M ジャケット:M
2/76
バルビ ロ ー リ VP O
ブラームス 交響曲 2番 悲劇的序曲
ELECTROLA SMA 91756 STEREO
金色地に半円上部に白抜きニッパー
独オリジナル
英盤未発売
ウィーンフィルとのセッションということで、機材、マスターは独ELECTROLAが
オリジナルとなる。
バルビローリのブラームスは、なぜか歌物を発売するAngelシリーズから発売に
なった。オリジナルレーベルは、金色に白抜きニッパー。音質はAngelシリーズ
だけあって、超オーディオファイル!一般にこのAngelシリーズは英国SANより
仏SANか独SMAの方が抜けが良く、音がクリアー。最高レベルのステレオで
バルビローリを聴くことが出来る。ウィーンフィルとの高揚感がひしひしと伝わ
る、特別な演奏といわねばなるまい。盤:M ジャケット:M
9
フ リッチャ イ BP O
ベートーベン 交響曲 3番
DGG SLPM138038 STEREO
チューリップ ラベル周辺の文字「ALLE
HERSTELLER.レーベル...」
厚盤
独オリジナル
1958年録音、フリッチャイが亡くなる少し前、40代半ばの名演です。全体に緻密に
構成され、一音をもゆるがせにしない姿勢が伝わってきます。特に第2楽章葬送行
進曲は素晴らしく、フーガの部分の高貴さと壮麗さは格別です。1962年の製造の
グルーヴガード盤で、空間表現が見事です。高域の音の切れ、広がりを感じさせ
るサウンドが魅力。 盤:M ジャケット:M
10
フ ルトヴ ェン グラ ー VP O
ベートーベン 交響曲 3番
ELECTROLA WALP1060 MONO
赤地に金文字 半円ビッグ・ニッパー
フラット重量盤 6時位置LANG▽SPEL
独オリジナル
フルトヴェングラーの「エロイカ」WALP盤を特価で!
3楽章に大きなのノイズ有り(キズではありません)溝に沿って白っぽく粉を吹いた
ような状況。1,2,4楽章は良好。3楽章を辛抱していただければ、とてもお買い
得な価格設定。ジャケットの背の部分に傷みがあります。
盤:M~M- ジャケット:M-
フ ルトヴ ェン グラ ー BP O
ベートーベン 交響曲 5番
DGG LPM 18724 MONO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
独オリジナル
フルトヴェングラーによるベートーヴェンの≪運命≫といえば、本作の1947年
5月27日のライヴ盤を指すほどの歴史的名盤。
このレコードはその初出盤で、あらゆるソースの中でもっとも満足出来る音質で
聴くことができる。第2次世界大戦後、フルトヴェングラーが初めて指揮台に立った
ベルリン・カムバック・コンサートの3日目の記録。
盤、ジャケット ともに初期オリジナル。 盤:M ジャケット:NM
12
フ ルトヴ ェン グラ ー VP O
ベートーベン 交響曲 6番「田園」
ELECTROLA WALP1041 MONO
赤地に金文字 半円ビッグ・ニッパー
フラット重量盤 6時位置LANG▽SPEL
独オリジナル
4楽章から5楽章に入る瞬間の閃きに満ちた響きが素晴らしい!ここは是非、WALPで聞い
ていただきたい!
ジャケット:竪琴の絵(2版)右下に傷みあり。
12,800
盤:M-/M ジャケット:M-
13
フ ルトヴ ェン グラ ー VP O
ベートーベン 交響曲 7番
ELECTROLA WALP527 MONO
赤地に金文字 半円ビッグ・ニッパー
フラット重量盤 6時位置LANG▽SPEL
独オリジナル
ウルトラ・レア!
WALP527のこれだけの美品は、滅多に入荷いたしません。
当店でもこれだけの美品は初です!
盤:M ジャケット:M
14
フ ルトヴ ェン グラ ー バイロ イト音楽祭O .
ベートーベン 交響曲 9番「合唱」
ELECTROLA WALP1286/7 MONO
赤地に金文字 半円ビッグ・ニッパー
フラット重量盤 6時位置LANG□SPEL
独オリジナル
独WALP最初期プレス
布張りグレイ・ボックス 解説書付き
糸縫い見開きジャケット それぞれ単独で2枚
盤のコンディションは、1,2,4面は非常にきれいです。
3面は表面上のスレ、サーフェイス音少々 微細なティック
盤:M~NM 箱:M インナー・ジャケット:M
15
フ ルトヴ ェン グラ ー バイロ イト音楽祭O .
ベートーベン 交響曲 9番「合唱」
ELECTROLA WALP1286/7 MONO
赤地に金文字 半円ビッグ・ニッパー
フラット重量盤 6時位置LANG□SPEL
独オリジナル
布張りグレイ・ボックス 解説書付き
糸縫い厚手内袋入り
盤のコンディションは、1枚目は非常にきれいです。
2枚目は表面上のスレ、6回だけごく軽く出る。
盤:M~NM 箱:M
16
フ ルトヴ ェン グラ ー バイロ イト音楽祭O .
布張りグレイ・ボックス 解説書付き
ベートーベン 交響曲 9番「合唱」
糸縫い厚手内袋入り
ELECTROLA WALP1286/7 MONO
盤:M 箱:M
赤地に金文字 半円ビッグ・ニッパー
1枚目 フラット重量盤 6時位置LANG▽SPEL
2枚目 フラット重量盤 赤地に白で
ELECTROLA
独オリジナル 2枚目ごく初期の2版
49,200
17
フ ルトヴ ェン グラ ー BP O
ウェーバー 序曲「魔弾の射手」 1952.12.4
ヒンデミット 世界の調和 1952.12.4
シューベルト 交響曲 9番 1953.9.15
独FURTWANGLER GESELLSCHAFTE F
670027/8 2LP MONO
ブラウン・シルバー
独オリジナル
22,500
8
11
24,000
21,500
11,800
36,500
43,000
#####
88,000
独フルトヴェングラー協会制作のレコード。
音質も一番信頼がおける。配布枚数が少ないため希少である。
盤:M ジャケット:M
3/76
ベー ム BP O
モーツァルト 交響曲全集 上巻
1番~24番
DGG 2740 109 8LP
布張りボックス BLUE LINE
独オリジナル
18
プロデューサー:ハンス・ヒルシュ
ディレクター:ヴォルフガング・ローゼ
録音エンジニア:ギュンター・ゲルマンス
ベームが心血注いで完成させたモーツァルトの交響曲全集。
発売は1969年。この上巻には、1番~24番までの初期交響曲を納めています。
これら初期の作品は分売が少なく、この全集を入手するほか手だてがありません。
ベームの偉大な録音にも関わらず、発売当初から入手難でした。モーツァルトの
初期のシンフォニーを全部聞いてみたい、というファンはモーツァルト・マニアだけ
ではないはずです。これらの演奏は、モーツァルトの天才の芽が吹き出るような
息吹を見事に表現しています。ベームが一生繰り返し聞くに耐えるような「モーツ
ァルト」を、ベルリンフィルとともに、ここに刻みつけています。初期作品にも、生
涯聴き続けても発見のあるのがモーツァルトです。ベームはその音の宝石を、取り
こぼすことなく、すくいあげて聴かせるのです。ギュンター・ヘルマンスの録音も見
事で、編成の少ないオケから聞こえてくる多数の音。ベームの偉大な記念碑的
録音。盤:M 箱:M 解説書付
12,600
19
ベー ム BP O
DGGステレオ録音第1号!
R.シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき
音の広がり、鮮明さにおいて、極めて見事なサウンドを聴かせる。
DGG SLPEM 136 001 STEREO
各楽器の粒立ち、弦楽器の克明な彫り、金管の輝き すべてにおいて
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル グ 充実した響きをこの曲から引き出している。「ツァラトゥトストラ」の真髄を
ルーヴガード
味わいたければ、ベーム全盛時代のこの演奏を聴くべし!
赤ステレオ・ジャケット
ソロをとるシュヴァルベも、音楽の核心を突く見事なもの。
独オリジナル
後半の壮絶さは、もはやベームの独壇場で、この曲がこんなにドラマチック
だったかと痛感させられる。音に実在感があり、和音も美しい、こういう音は
1970年代は決して聞くことは出来なくなりました。
盤:M ジャケット:M
20
モ ニク ・ ア ー ス ヨッフ ム BP O
シューマン ピアノ協奏曲
DGG LP 16007 MONO 10インチ
LP33レーベル 背表紙青テープ張り見開きジャ
ケット
フラット重量盤 独オリジナル
録音:1951年
フランス女流ピアニスト、モニク・アースがヨッフム&ベルリンフィルの伴奏を得て
セッション録音したもの。鮮やかな色彩感と硬質で透明感あるタッチで、シューマン
の抒情が浮かび上がる!LP黎明期のLP33レーベルは、非常に味わい深い音。
良品が少ない時期のレコードだけに非常に貴重です。
盤:M ジャケット:M
21
ステ フ ァン ・ ア シ ュケナー ゼ
ショパン ワルツとポロネーズ
ワルツ 6番「子犬のワルツ」
2番「華麗なる円舞曲」14番 7番
ポロネーズ 6番「軍隊ポロネーズ」
3番「英雄ポロネーズ」
DGG LP 16022 MONO
LP33レーベル
背表紙青テープ張り見開きジャケット
フラット重量盤 独オリジナル
アシュケナーゼのDGGへの初期の録音。
ショパンの名曲集ともいえるワルツとポロネーズの録音。
ここでもアシュケナーゼの、クールで透明感あるピアニズムが冴えわたっています。それ
にしても、このレコードのサウンドの何と美しいこと!
一度聞くと、その音色が耳から離れません。
中域の独特の音色。まるで楽器のようなレコード。
盤:M ジャケット:M
ハスキ ル
ベートーベン ピアノ・ソナタ 17番「テンペスト」
18番
PHILIPS A 02073L MONO
マローン地に銀文字 太文字でPHILIPS
蘭オリジナル
ジャケットはハスキルの白黒ポートレイト、彼女の生誕年月日と没年月日が白文
字で記されています。ハスキルの追悼盤。私はこのテンペストと18番の演奏を、
ハスキルのベスト演奏のひとつと言っていいと思います。死の三か月前、1960年
の奇跡的な録音、ベートーベンをありのまま等身大にとらえていて、こんな余計な
力が抜けた演奏は、他に聞いたことがない。その達観したとも見て取れる、姿勢に何を思う 15,800
かは、人それぞれだが、一流の演奏家が、ある年月を経て無心にベートーベンを弾き上げ
るとこういう演奏になるのだろう。そこからは不思議な静寂感さえ
も生まれている。蘭オリジナルの豊かなサウンドも特筆もの。 この番号のminigrooveは存
在しません。 盤:M ジャケット:NM
ネイガウス ガウク ソ ビ エ トS O
ショパン ピアノ協奏曲 1番
OLD MELODIA D-1103 MONO
ピンク地に緑文字の小レーベル
レーベル上部には、「33Rounds per minute」の
意味のロシア語
フラット重量盤
露オリジナル
録音:1951年
ネイガウスと言えば、ブーニンの祖父であり、そしてリヒテルやギレリスその他超一
流のピアニスト達を育て上げ、ロシアン・ピアニズムの主流を築いたあまりにも偉
大なピアニストである。リヒテルが自伝でH.ネイガウスのショパンのコンチェルトを
数え切れないぐらい聴いたと言っており、リヒテルが尊敬する演奏がここにある。
この演奏、耳からウロコです。このあまりにもポピュラーな作品を、ネイガウスはま
るでモーツァルトの協奏曲のような古典的なスタイルを保ちながら、自在にオーケ
ストラと対話し、高貴さをたたえて繊細に演奏しています。こういう演奏はほかに
ちょっと例がないように思います。最後に、メロディア盤の音質も見事なことに触れ
ておきます。艶があり、中域は絹糸のようにしっとりと光沢を放っています。
伝説のネイガウスの演奏が、実はこんなに良い録音で残っていたことに驚いて
しまいました。 盤:M ジャケット:M
22
23
4/76
8,400
12,600
15,800
15,000
24
25
26
27
28
マリア ・ ユ ー デ ィナ 録音集
J.S.バッハ 前奏曲とフーガBWV882 BWV887
半音階的幻想曲とフーガ
モーツァルト アダージョK.540 ロンドK.511
ベートーベン ピアノ・ソナタ 27番 28番
英雄の主題による変奏曲
12の変奏曲
ピアノ・ソナタ 32番
ストラヴィンスキー ソナタ
セレナード
ムソルグスキー 展覧会の絵
ベルグ ソナタ
EURODISC 301 595-445 4LP MONO・
STEREO
金色地に茶色文字
ユーディナは舌禍の多い人で、幾度となく当局とやり合っているような女傑だった。
スターリンに対しても批判的な言動を繰り返していた。レコードの謝礼を受け取る
時、彼女は礼状にこう書いたという。「ご助力を感謝します、私はあなたのために
日夜お祈りするでしょう。あなたが人民と国家に対して犯した大罪を、神がお許し
くださるように」奇人としても知られ、演奏前に十字を切ったり、ピストルを持ち歩い
たり、自分をふった男に決闘を申し込んだり、ソ連で禁じられていたパステルナー
クの詩を朗読したり、とエピソードを挙げ始めたらきりがない。公の場でのコンサー
トを禁止されたことも一度や二度ではなく、国外でのコンサートも許可されなかっ
た。それでも、粛清はされなかった。賛美者も大勢いた。そのうちの一人がスター
リンだったのだから。金銭には無頓着で、スヴャトスラフ・リヒテルによると、
「貧民たちを世話し、自宅に引き取り、自分も浮浪者のような生活をしていた」。
1970年11月20日、死去。そんなユーディナの演奏である。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」など、ここまでやるかというほどデフォルメされた
タッチで、病的なまでに激越な音楽を聴かせている。その濃厚さの前では、リヒテ
ルやウゴルスキの演奏すら霞んでしまう。その強烈なタッチは、ピアノが壊れるの
ではないかと心配したくなるほど。 こうやって書くと、繊細な表現が不得手である
かのように受け取られかねないが、決してそういう意味ではない。モーツァルトの
「アダージョ」や「ロンド」を聴けば、彼女がピアノの音を絹糸のように紡ぎだす技術
にも長けていたことがわかるだろう。そんな彼女の演奏の最高峰に位置するの
が、バッハとベートーベンである。その演奏は、ごまかしも夾雑物もない、骨太で
芯の強い峻烈な音で突進する。それでいておかし難い格調をたたえている。そん
なバッハやベートーベンである。この録音があるだけでも、ユーディナの名は永遠
に残るに違いない。録音は決して悪くない。この4枚組のEURODISC盤は、ユーデ
ィナの芸術に触れるのに最適なセットと言えるだろう。盤:M Side4(エロイカ変奏曲)
のみM- 箱:M 解説書付
15,800
マルセル・ メイエ ル
ラヴェル ピアノ作品集
鏡 / 夜のガスパール / 水の戯れ / 高雅で感
傷的なワルツ /
逝ける王女のパヴァーヌ / クープランの墓 /
ハイドンの名による
メヌエット
ALPHA DB102/3 MONO
白地にフランス地図 青のリムに白抜きで
ALPHA
仏初期プレス
モーツァルトでは古典の格調を、水のしたたるような見事なリリシズムで弾きあげ
たメイエルだが、ラヴェル、ドビュッシーからサティ フランス六人組と同時代を送り、
同時代のパリの空気を吸ったメイエルが、どんなラヴェルを披露してくれるのだろう
か?ここでは、モーツァルトを演奏するメイエルとは、まるで別人のごとくのピアニス
トがいる。いや音楽の質は同じだが、ラヴェルでは堰きとめられていた扉を、一気
に解放したような勢いと思い切りの良さがある。驚くべき大胆で、しかも技術的にも
舌を巻く完璧ななピアニズム!眩いばかりの色彩、くずしてまで漂わせるラプソディ
感。まったく自由自在、融通無碍の世界がここにはある。それでいて、エスプリの
中に、凛とした気品が存在するのだ。もはや、これはメイエルそのものなのかも知
れない。超がつくラヴェルの名演である。
そして仏ALPHA DB102/3というレコード。
スタンパーはDFと同一。中域の抜け、鮮明さ、音の艶、演奏家のいる空間、ALPHA
レーベルのレコード製造技術は非常にレヴェルが高い。最新録音を聞いてきた私
たちの耳にも、このメイエル録音は、まったく古さを感じさせなかった。古さを感じさ
せないどころか、演奏家の存在感や高域の煌めき、アタックの鮮烈さなど現代の
録音以上かも知れないと感じてしまうほど音がリアルである。このALPHA盤も滅多
には市場に出ないメイエルの貴重な初期盤である。
60年代ベルギー製、盤面はきわめてきれいである。針を通るノイズもなく、点状の
小さな跡がいくつかある以外、驚くほど良いコンディションである。もし、DF盤が
あったら、このレコードの4倍はするだろう、それでも盤面の傷は避けられない。
このALPHA盤は音質、コンディション共に、揃った素晴らしいセットと言える。
盤:M ジャケット:NM
75,000
オー ク レー ル
ワー グナー イン スブ ルック S O
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調
サヴァリッシュ ウィーンSO
メンデルスゾーン 交響曲 4番
FONTANA 6530 006 STEREO
蘭オリジナル
1924年11月16日にパリで生まれたミシェル・オークレールは生粋のパリジ
ェンヌだった。六歳でヴァイオリンをはじめ、パリ音楽院で名教授のブーシュ
リに学んだ。同じ門下生にはジャネット・ヌヴーやローラ・ボベスコ、ドニーズ
・ソリアーノ(タリアフェロと共演したモーツァルトの変ロ長調のヴァイオリン・
ソナタの名演が昔あった)といった女性の名ヴァイオリニストが数多いる。
1943年のロン・ティボー・コンクールに、当時19才だったミシェル・オークレ
ールは出場し、優勝する。ナチスの占領下では本格的に国際的なキャリア
を開始するわけにはいかなかったに違いないが、フランスがまもなく解放さ
れ、ナチスが倒れて戦争が終わるとオークレールの名声は日増しに高まっ
ていった。手首の故障のため30代で引退したオークレールには、残された録音は少ない
が、このメンデルスゾーンは、オークレールの資質と合って、
実に美しい演奏を聞かせる。この美演の下には、並みのヴァイオリニスト
が束になってかかってもかなわない凄い技巧が隠されている。そんな彼女
の「爪」も聴きとれる、鮮明なレコードと言えよう。盤:M ジャケット:M
15,600
グリュミオー デ イヴ ィス LS O
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 1番
PHILIPS 836 259VZ STEREO 10インチ
赤地に銀文字 HIFI STEREOレーベル
蘭オリジナル
10インチのHIFI STEREOレーベルは赤地に銀文字でオリジナルです。
12インチは4番とのカップリングでした。10インチのHIFI STEREOのこの録音は極
めて珍しい。グリュミオーの羽ばたくかのような弦が目の前いっぱいに広がり、
デイヴィスとの呼吸もぴったり合っている。HIFIステレオ・レーベルの鮮やかなサウ
ンドは、思わず耳を奪われてしまう魅力的なもの。オーデオファイル!
盤:M ジャケット:M
10,500
シャフラン
シューベルト アルペジョーネ・ソナタ
ETERNA 720 026 MONO
グリーン地に白の扇レーベル
フラット重量盤
独2版
伝説のシャフランの名演に、ただただ言葉に失います。
シャフランが1950年代にETERNAレーベルに6番のみ録音して他レーベルからは
発売がありません。MELODIAに再録音があります。この空気感、演奏家の実在感
そしてチェロの音色は、このレコードでなければ出せません。
2版にあたりますが、これも大変レアな存在。
盤:M ジャケット:M
31,000
5/76
29
30
31
シ ャ フ ラ ン ゴ ットリー ブ
シューマン 幻想小曲集
ショパン 華麗なるポロネーズop.3
シューベルト アルペジョーネ・ソナタ
ELECTROLA 1C63 03269 STEREO
赤地に小カラー切手ニッパー
独オリジナル
ナップ ・ デ ・ ク ラ イン ア リス・ ヘク シ ュ
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ
5番「春」 6番
PHILIPS A 00234 L MONO
マローン地に銀文字 Minigroove
フラット重量盤
独オリジナル
34
35
33,000
26,000
エ ミー ル・ テ ィルマー ニ
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
2番
DECCA AWD 8901 MONO 10インチ
黒地に金文字 12時位置にラージ・デッカ
DAS ALTE WERK
独オリジナル
ウルトラ・レア!
バッハ・ボウで弾かれた無伴奏。
たった今、新譜が入荷したかのような、真新しい盤面。
もちろんキズは皆無で、センターホールのヒゲもなく、新品同様。
針は通っていないと思われます。
盤:M ジャケット:M
ハイフ ェッツ
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパル
ティータ(全曲)
RCA LM 6105 3LP MONO
アズキ色地に銀文字 溝 GG
小冊子入り
米オリジナル
ハイフェッツ 51歳の時の録音で、唯一の「無伴奏」全曲盤。
ハイフェッツのバッハに対する畏敬の念が演奏に反映されている。絶頂期のハイフェッツ
によるこのバッハの名作は、ヴァイオリン演奏としてのあらゆる見地から見
て、それを凌ぐものがないと言ってはばからない名演となっている。
彼の卓越した技巧は、バッハが用いた疑似対位法を明確に浮かび上がらせているし、何よ
りも余裕のある演奏が音楽の構成感と豊かな情感を高い次元で融合させて
いる。このアズキ色に銀文字のオリジナル盤は、弦の音に艶があり、楽器の音色
が破綻することはない。 ここでは、恐ろしいほどの執念を燃やしたハイフェッツの
姿勢がすさまじい!速めのテンポを好む傾向があるハイフェッツは、彼としては珍し
35,000
く余裕のあるテンポで、この作品を演奏しているが、そうした明らかに遅めのテン
ポの設定は、そこに驚くほどの熱っぽい情熱や濃厚な情念をたぎらせた表現を実
現させる結果を生んでいる。そこには、この巨匠の芸術家としての使命感や責任
感をも強く感じさせずにはおられない。ここでは、ハイフェッツの超絶的といえるテ
クニックの冴えが、まず聴き手の度肝を抜くが、それは、あくまでも表面上の問題
であり、この演奏の意味と価値は、そのようなこととはまったく別の次元に存在
しているのである。 このバッハもまた、歴史に名を刻む名演であると言えよう。
ありそうでなかなか出ないセット。盤:M 箱:NM BOXのフタが本体と分離)
それ以外は美品 解説小冊子付
ピ カイゼ ン
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 3番
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
3番
ETERNA 826 609 STEREO
黒地に銀文字
独オリジナル
ピカイゼンの弾くバッハはゆっくりと艶やかに心に響きます。叙情的な部分をより
ロマンティックに、技巧的な面は強調せず、内なる激しさと荘厳な雰囲気を醸し
出すバッハ演奏。盤:M ジャケット:M
32
33
「チェロの詩人」シャフランが気品高く歌い上げた、唯一のEMIセッション録音盤。
(シャルランは今年で生誕90年となります)ロシア、サンクト・ペテルブルクに生まれ
たダニール・シャフランは全盛時「チェロの詩人」と形容された往年の巨匠。抒情性
に満ちた美しさが持ち味でした。そんな彼にピッタリの作品がここに収録されていま
す。シャフランの録音は、旧東側のライヴが多いため、このような西側でのスタジオ
録音は稀少です(他にRCA等にも少量あり)。音楽へのセンス、卓越した抒情性は、
音楽ファンの心をいよいよ惹きつけて止みません。
ここに収められた、シューマンとショパンは全曲としては唯一で、アルペジョーネは
3回あるうちの3回目の録音。尚、ちょうどシャフランの誕生日当日から始められた
このセッションは、シャフランの幸せな一時を切り取っているとも言えるしょう。当時
55歳というまさに最円熟期の録音です。極めて入手困難。
盤:M ジャケット:M
派手さはないが、滋味豊かな演奏を聴かせるクラインとヘクシュ
筋金入りの愛好家も、ふと心を開いて和んでしまう、奥域のある音楽。これを聞くと
、あまたの名盤よりも、ずっと自然体で、くつろいでベートーベンに接している。
これは本当に素敵なベートーベンです。 盤:M ジャケット:M
15,800
ヘルシ ャ ー ア ン ゲ ラ ー 南西ド イツ 室内O . ヘルシャーの晩年のMPSへの録音。
ハイドン チェロ協奏曲ニ長調
盤:M ジャケット:M
ボッケリーニ チェロ協奏曲ホ長調
MPS 228 886 STEREO
朱色地に白で33 MPSとBASFのロゴ
独オリジナル
イダ・ ヘン デ ル スメター チェク プ ラ ハS O
ヴィニャフスキ ヴァイオリン協奏曲 2番
グラズーノフ ヴァイオリン協奏曲
SUPRAPHON ST50687 STEREO
赤地に銀のSUPRAPHON 金色ステレオ・ス
テッカー貼りジャケット
チェコ・オリジナル
32,000
録音:1965年
立体的とも言えるサウンドから、イダ・ヘンデルのヴァイオリンが中央より
グンと前に出ます。実在感のあるヴァイオリン。盤厚く、しっかりした再生音。
盤:M ジャケット:M
6/76
19,800
22,000
36
メニュー イン
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパル
ティータ(全曲)
ETERNA 820 494-5 3LP MONO
青地に白の扇レーベル
独オリジナル
メニューインがモノラル時代に、EMIに録音した「無伴奏」全曲。
このETERNAプレスは、ALP盤と比較しても音質にそん色はありません。
より骨太でたくましい音の傾向、ETERNAならではの実にしっかりサウンド
です。この時期のメニューインは、ボウイングも力強く、音色も輝かしい。
強い集中力を持つ演奏ですが、バッハの作品を聞くこと、メニューインの
ヴァイオリン自体を聞かせること、色々な面から聞きこんでいけるように
丁寧に録音された全曲盤。メニューインの「無伴奏」を聞いてみようかな、
と思われた方には、一番にお勧めしたいセットです。盤:M ジャケット:M
モ リー ニ ロ ジ ン スキ ー LP O
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
HELIODOR 426 002 STEREO
青地にピンクでHELIODOR
フラット重量盤 10インチ
独オリジナル
WSTMINSTER録音、独DGGによるカッティング、プレスによる初出盤。
この10インチ盤がオリジナルとなります。モリーニのエレガンスが横溢する演奏、
この独盤によって、彼女の魅力の神髄があふれている。紗のかかった柔らかな音
色の中に、絶妙なヴァイオリンの万華鏡を垣間見せてくれるモリーニの多彩な音
色、とくにカデンツァでは、静まりかえった音空間の中で聞かせる妙音の数々は、
米盤ではなかなか感じ取ることが出来ない、絶妙なニュンアンスです。
モリーニがチャイコフスキーで表現しようとしたのは、華やかなヴィルオージティでもなけれ
ば、ロシアの民族色でも恐らくないでしょう。
チャイコフスキーその人のナイーヴな心の内を、これほど素直に描き出した演奏も
稀です。恥じらいを含んだ初々しいロマンの世界を、これほど優しく、節度ある美し
さの中で表現したヴァイオリニストも数少ない。とりわけ第2楽章のカンツォネッタ
の清廉なリリシズムは聞く人の心を打たずにはいないでしょう。
DGGカッティングのこの1枚は、さすがに陰影の深い音色、出るときに出る低域
密度感のある音質と素晴らしいサウンドを聞かせる。
モリーニが心血注いで完成させた、あの繊細で、絹糸のようにしなやかなヴァイオ
リンの音色を、忠実に再現してくれる1枚。盤:M ジャケット:M
ウルブリヒSQのモーツァルト 弦楽五重奏曲は今や、ETERNA盤の中でも
もっとも入手の難しいセットとなった。それは、ひっそりと人気があったウル
ブリッヒ四重奏団の人気が、今や、ズスケを超えるほどウナギ登りの人気
になったからだ。ウルブリッヒSQの弦楽五重奏曲の全集は、826 067/9の
3枚組。その内、826 068にあたる、K.406とK.516のみ60年代にモノラル盤
として発売されたことがわかった。それがこのレコードである。よってK.406と
K.516の真のオリジナルは、この820 466ということになるだろう。
当時のプレス、枚数は極めて少なく、あまり売れなかった?と見えて、
市場にはほとんど残っていない。このレコードが激レアな由縁である。
その内容であるが、どこが出っ張るわけでもなく、モーツァルトの音楽を
確実に不足なく、古式格調高さでとらえてゆくのは、まさにウルブリッヒだ。
モノラル再生によって、そのまとまり具合はいっそう見事に聞こえる。
演奏家の実在感、モノラル音場の中に、ぽっかり演奏家の空間が出来た
見事なモノラル音である。盤:M ジャケット:M
1960、61年頃の録音。
この時期は、この団体には、ボッセとズスケが同時に在籍するという豪華なメンバ
ーが一時的に実現した。このレコードは、その時期に録音された貴重なレコード。
820 273-5がオリジナル。
これはベートーベンEDITIONとして820 655-7という番号を振られて発売になった
時のものだが、ごく初期だけEDTIONではない、ものが存在していた。これはその
時の初期製造のセット。音も最初のオリジナルに近い。
オリジナル3枚を集めるのは、容易ではなく値段も高価。この3枚は音質も良く、
お勧めです。当時の古色蒼然としたゲヴァントハウス管の音そのままのカルテット。
頑固で無愛想だし冗談を言ったりもしないけれど、本当は優しいドイツ親父のよう
なイメージ。第1Vnのゲルハルト・ボッセ教授は晩年は指揮者として知られていま
すが、当時はゲヴァントハウス管の名コンマスです。
端正で禁欲的な音が素晴らしいです。第2Vnを弾いているのがカール・ズスケとい
うのも豪華です。全体のアンサンブルは非常に堅牢ですが、少しもメカニカルな印
象がしないのは、さすがにドイツの歴史ある団体です。盤:M ジャケット:M
ゲヴァントハウス弦楽四重奏団(1967年録音/ETERNA盤) 当時の古色蒼
然としたゲヴァントハウス管の音そのままの カルテットです。頑固で無愛想だ
し冗談を言ったりもしないけれど、本当は優しいドイツ親父のようなイメージで
す。第1Vnのゲルハルト・ボッセ教授は晩年は指揮者として知られていますが
、当時はゲヴァントハウス管の名コンマスです。端正でストイックな音が素晴ら
しいです。第2Vnを弾いているのがカール・ズスケというのも豪華です。全体
のアンサンブルは非常に堅牢ですが、少しもメカニカルな印象がしないのは、
さすがにドイツの歴史ある団体です。
1曲に両面たっぷりと切ってある。音質も良い。ゲウ゛ァントハウスSQの原点
ともいえるのがこの録音である。歴史ある世界最古のオケに脈々と受け継
がれてきた技と心が、この四重奏団に結実していると言えよう。
盤:NM~M ジャケット:M
37
ウルブ リッヒ四重奏団 +
ヨア ヒム ・ ウルブ リッヒ(Va)
モーツァルト 弦楽五重奏曲2番 K.406 4番
K.516
ETERNA 820 466 MONO
独オリジナル
38
ゲ ヴ ァン トハウス弦楽四重奏団
ボッセ ズスケ ハールマン エルベン
ベートーベン 初期弦楽四重奏曲(全曲)
ETERNA 820 655-7 3LP MONO
青地に白の扇レーベル
独2版
39
40
ゲ ヴ ァン トハウス弦楽四重奏団
ゲルハルト・ボッセ(vn) カール・ズスケ(vn) フ
リッツ・ヘンチュケ(va)
アールウィン・バウアー(vc)
ベートーベン 弦楽四重奏曲 1番op.18-1
ETERNA 820 025 MONO
グリーン地に黒文字 フラット重量盤
独オリジナル
7/76
26,000
36,000
25,000
22,400
22,000
41
42
ズ スケ四重奏団
ベートーベン 弦楽三重奏曲op.9(全曲)
ベートーベン 弦楽四重奏曲ヘ長調(ピアノ・ソ
ナタ9番よりの編曲)
ETERNA 826 107-8 2LP STEREO
黒地に銀文字
独オリジナル
ゲ ヴ ァン トハウス四重奏団
(ズスケ クロブナー ハールマン ティム)
レーゼル(P)
シューマン ピアノ五重奏曲
シューマン ピアノ四重奏曲op.47
ETRNA 827 905 STEREO
黒地に銀文字
独オリジナル
ベートーベンは、初期の頃に3つの弦楽三重奏を書きあげました。
弦楽四重奏を書く前の段階です。世にはハイドンやモーツァルトの四重奏の傑作
が生み出されており、青年ベートーベンには大きなプレッシャーだったことでしょう。自信家
のベートーベンも、慎重に、まず、弦楽三重奏で腕試しをしたのかもしれま
せんね。そこには、すでに非凡、大胆、しい試みがなされているわけですが、三本
の弦が織りなす、穏やかでシンプルな音の重なりを生かした作品になっているよう
です。こういうまさに古典的作品は、ズスケの演奏スタイルにピッタリはまります。
客観的な「美」を徹底した演奏が心地よく、疲れずに愉しみながら、これらの作品
に触れることが出来るのです。ベートーベンの弦楽三重奏曲は、ズスケのセットが
あれば、もう他はいらない、といい切っても良さそうです。録音も極めて優秀。
盤:M ジャケット:M- (見開き背表紙離れ)
録音:1983年 ルカ協会 ドレスデン
シューマンのピアノ五重奏曲の最高の演奏のひとつではないでしょうか。
シューマンの馥郁たるロマンの香りが全編に散りばめられた、この曲をたっぷり堪
能させてくれる、素晴らしい演奏と質の高い録音!レーゼルのピアノは、誇張なくシューマ
ンの世界を映し出し、清冽な抒情が全体に流れている。これはズスケの
ヴァイオリンによるところが大きいと思う。格調と美をたたえながら、シューマンの
内面の深さも描いた名演。録音も大変美しく、ほれぼれするような音!
盤:M ジャケット:M
12,600
レー ヴ ェン グー ト四重奏団
ハイドン 弦楽四重奏曲op.76-2「五度」
ハイドン 弦楽四重奏曲op.74-3「騎士」
EURODISC S 70009 KK STEREO
白地に黒文字 STEREOマーク
独オリジナル
43
44
45
46
録音:1960年
これを録音した頃のメンバーは以下の通り。
第1ヴァイオリン:アルフレッド・レーヴェングート
第2ヴァイオリン:ジャック・ゴトコフスキ
ヴィオラ:ロジェ・ローシュ
チェロ:ロジェ・レーヴェングート
60年の録音は今聞いても非常に鮮明そのもの。演奏はテンポは中庸、剃刀の
ような切れ味の各楽器がしのぎを削るような緊張感溢れるもの。「五度」はテン
ションの高い演奏で、演奏にぐいぐい引き込まれて行く。ひとつのかたちにとどま
らないのが、レーヴェングートの特質で、この「五度」も一筋縄で語れない多彩な
表現が織り込まれている。第2楽章などは、通常、ピチカートの伴奏に乗って、1st
ヴァイオリンが朗々と歌う演奏が多い中、レーヴェングートは抑えた中に、独特の
味わいを出しており、明らかに古き良き演奏とは一線を画す。「騎士」でも厳しい
表情と抒情的な音楽が交差するが、良く聞くと、それはハイドンが音楽の中に求め
ていることで、モノラル時代の演奏などは、あまりにも幸福感に満ちた演奏になっ
ているとも思える。両曲とも2楽章が非常に聴きごたえのある表現で、その表現し
ている音楽は極めて深い。EURODISCオリジナル盤の音質は、余計な贅肉をそ
ぎ落としたタイトな音質で、レーヴェングートの剃刀のごとくの演奏の切れ味を印象
付ける。盤:M ジャケット:M
フ ィッシ ャ ー =デ ィスカウ
録音:1952年、1955年
フ ルトヴ ェン グラ ー P O
フルトヴェングラー マーラー:さすらう若人の歌
マーラー さすらう若人の歌
これは奇跡的名唱が聴ける1枚です。その後、リート芸術に未曾有の世界を達成
フィッシャー=ディスカウ ヘルタ・グルースト(P) した若き日のフィッシャー=ディースカウが2大巨匠のバックアップを得て、マーラー
ブラームス 7つの歌曲op.32
を歌い上げます。若いとはいえ、フィッシャー=ディースカウの歌唱は完成の域に
HMV ALP1270 MONO
達しています。隅々にまで行き渡っている詩と音楽への共感! そしてフルトヴェ
赤地に金文字 半円ニッパー
ングラー唯一のマーラー録音がすごい!永遠の名盤とは、このようなレコードの
英オリジナル
事をいうのだと思います。まさに一生物!英オリジナルで聞きたい!
盤:M ジャケット:M
22,000
エ ルナ・ ベルガー (S )
エ ルン スト=ギ ュン ター ・ シ ェルツ ァー (P )
ヴォルフ メーリケ歌曲集
捨てられた娘 / エオリアン・ハープに寄せて /
この世を逃れて
子供と密峰 / 4月の黄色い蝶 / 葦の根の精 /
春に / 妖精の歌
聖受難週間
DGG LPE 17058 MONO
M33▽レーベル フラット重量盤
独オリジナル
カイルベルト BP O
ベルリン 国立歌劇場c h o
プライ グリュンマー ショック オットー コーン
フリック ほか
ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」全曲
ELECTROLA STE90956/8 3LP STEREO
白地に赤文字 金の輪
金色四角のステッカー貼りボックス
独オリジナル
エルナ・ベルガーが選んだメーリケ歌曲より9曲。
晦渋なイメージのヴォルフの歌が、澄みきったベルガーの歌によって
見通しの良い歌曲として聞くことが出来ます。1曲、1曲に今まで感じる事のなかっ
た絵や詩のイメージが浮かび上がる。
音質もオリジナル10インチの素晴らしいモノラル・サウンド!
また、1957年製造のフラット重量盤ですが、盤面は大変きれいです。
ベルガーの希少盤。 盤:M ジャケット:M
ベルリンでの録音。
深々と鳴るベルリンフィルの響き、くっきりと浮かび上がる歌手の声、
分厚い合唱団の響き、比の打ちどころのない独ELECTROLAのオリジ
ナル盤のサウンドです!
最高の演奏を、最高のサウンドで!
盤:M 箱:M 解説書付
8/76
35,000
14,000
18,000
52,500
ケン ペ ド レスデ ン ・ シ ュター ツ カペレ
アダム ツィリス=ガラ キング ゲスティ
ヤノヴィッツ
R.シュトラウス 歌劇「ナクソス島のアリアドネ」
ELECTROLA SMA 91771/3 STEREO
ゴールド・レーベル ホワイト・ニッパー
独オリジナル
47
スウィトナー
ド レスデ ン ・ シ ュター ツ カペレ
プライ ギューデン ローテンベルガー ベリー
ブルマイスター
マティス フォーゲル
モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」全曲
COLUMBIA STC 91379/381 STEREO
白地に赤文字 金色のリム 独オリジナル
48
ア ン セルメ スイス・ ロ マン ド O .
(ドビュッシー 海)
ラヴェル スペイン狂詩曲
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
DECCA SXL2061 STEREO
白ラベルに曲目手書きレーベル
片面プレス
独DECCA
49
50
様々な「アリアドネ」を聞いてきましたが、このケンペ盤がトータルの出来としては
最も素晴らしいものではないかと思います。歌手の適材適所は目を見張るものが
あり、若き日のヤノヴィッツのアリアドネは声がみずみずしく、感情を抑えた、大理
石のような歌唱を聴くと、R・シュトラウスが彼女に与えた美しい旋律線を何の夾雑
物なく味わうことができます。キングはこの役を当たり役としているだけに自家薬
籠中ともいうべき歌を聞かせます。ツィリス=ガラは知る人ぞ知るポーランドの名
ソプラノですが、情感を併せ持つ声をよく活かして、作曲家の奔放さと弱さをよく歌
い上げています。東独の名花・ゲスティのツェルビネッタは正に天才技!確かに
グルベロヴァーのツェルビネッタは神業級ですが、ゲスティはツェルビネッタの至難
な旋律線に何とも言えない洒脱な色気を与えることに成功している言えましょう。
さしずめ決して媚びない、江戸の町娘的色気でしょうか。
そして、何よりもすばらしいのは実は充実した脇役陣。まず、東独の重鎮アダムの
バス・バリトンがプロローグの冒頭からさっと引き締めます。そして何よりもこの盤
の価値を高めているのがシュライヤーの舞踏教師。単なる脇役に終始してしまい
がちなこの役ですが、これほど実力のあるテナーが歌うことによって、音楽教師と
の対峙が明確となり、アリアドネVSツェルビネッタ、オペラVSブッファの対立が見
えてきて、プロローグに奥行きを与えています。そして、シュライヤーは道化にも加
わり、その他の道化(プライのハルレキンは豪華すぎ!)とニンフにも東独の実力
者があたってアンサンブルが密度の濃い出来になっているのです。
そして、これらの歌手達をまとめるケンペの棒さばきとドレスデンの美しい響きも
特筆に値します。こんなに難しいオペラを、ほぼ完璧に近い状態でまとめあげた、
まさに奇跡の録音!おすすめです。 盤:M 箱:M 解説書付
15,000
録音:1964年 ドレスデン、ルカ教会
序曲からドレスデンのオケのなんという心地良い響きだろうか!心地よいテンポ!
ドレスデンのルカ教会の響きの美しさ!配役はワルター・ペリーのフィガロ、アンネ
リーゼ・ローテンベルガーのスザンナ、ヘルマン・プライの伯爵、ヒルデ・ギューデン
の伯爵夫人、そしてエディット・マティスのケルビーノという豪華キャスト。当時、こ
の録音に賭けるスウィトナーの意気込みが伝わってきます。
このオペラは題名から、どうしてもフィガロが主人公のように思われますが、私は
このオペラの本当の主人公はフィガロの許婚であるスザンナだと思っています。
彼女がこのオペラの推進役になり、彼女を中心にしたフィガロと伯爵の微妙な心
理と関係、それに伯爵夫人が絡み、そして何かとややこしいケルビーノが加わりド
ラマは二転三転そして四転。そして第4幕の最後、伯爵が「奥方よ、許してくれ」と
歌うと、サッとドラマが落ち着く妙は、正に天才モーツァルトの世界。フィガロ役と言
うとヘルマン・プライが有名ですが、ワルター・ペリーはさらに芸達者なようです。
何と言う男っぷりの良さ!ペリーの扮する素晴らしいフィガロは1966年のザルツ
ブルグ音楽祭でのベームが指揮した公演を記録したDVDで見ることも出来ます。
なおこの公演のケルビーノ役もマティスです。そして、この録音でのスザンナ役は
アンネリーゼ・ローテンベルガーが歌っています。ローテンベルガーですぐに思い
浮かぶのは1960年のザルツブルグ音楽祭で「ばらの騎士」の映像で見る、ゾフ
ィー役でしょうか。本当にチャーミングでした。彼女が実際のステージで演じたス
ザンナもさぞかし可愛いかったでしょう。そんなことを想像させる歌唱。それにして
も冒頭でもコメントしましたが、スウィトナー指揮によるドレスデン・シュターツカペレのいぶ
し銀のような響きは本当に魅了されます。ですから、本当の一番の主役は、このドレスデ
ンのオケかも知れません。盤:M 箱:M 解説書付
21,000
このSXL2061はアンセルメの有名録音3曲を収めながら、英国ではモノ盤LXT5424
)のみしか発売にはなりませんでした。1965年の英GRAMOPHONカタログを見ると
まだLXT5424が載っています。しかし、1969年では、LXT5424も廃盤となり、アン
セルメ盤は市場から姿を消してしまいます。
何らかの事情があってのことだと思いますが、これだけの有名曲のステレオ盤が英国で発
売されなかったことに少々驚いてしまいます。
今回入荷した盤は、RIAS放送局よりドイツ人ディーラーが買い取った物で、テスト
段階で技術者や重要関係者に配られた希少品。まだラベルの演奏家や曲目は
印刷されておらず、青ペン手書きで曲目と製造年月日12.11.65が書き込まれて
います。このレコードも、テスト段階で良く行われる、片面プレスで、レコードのB面
31,500
に当たる部分が収録されています。つまり、ラヴェル スペイン狂詩曲
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲の2曲です。もう片割れの海の片面プレスは行方不
明。音質はクリアで鮮明なだけでなく、豊かな中・低域が刻み込まれて
います。またドイツDECCAらしいカチッとした音調。まさにDECCAのマスター・テープ
を再生しているような、風格ある音で、1957年録音のアンセルメの名演が蘇ります!「牧
神の午後」の冒頭に於けるホルンの和音の美しいこと!
あまりのリアルさと、素材の鮮度に、オーデイオが驚いているかんじ
です。英国未発売SXL2061の片面テスト・プレスがいかに希少で、
オンリー・ワンな存在か、ご理解ください。盤:M 専用内袋:M
フ ルトヴ ェン グラ ー ミラ ノ ・ スカラ 座O .
録音:1950年4月4日 ミラノ・スカラ座におけるライブ
フランツ トレプトゥ ウェーバー ヘンゲン フラ この上演は、戦後、バイロイト音楽祭も、ウィーン国立歌劇場もも復興して
グスタート
いない1950年、イタリア・オペラのメッカ ミラノ・スカラ座で行われた一大
スヴァンホルム ロレンツ ハールマン 他
イベントであった。フラグスタートの参加、指揮者として頂点を迎えていた、
ワーグナー 楽劇「ニーベルングの指輪」
フルトヴェングラーの「指輪」、長期休みを控えたこの時期、この世紀の名演を通して聞い
全曲
てみませんか? お値段お得に設定いたしました。
CETRA CFE101 18LP MONO
盤:85 箱:83 解説書付
伊オリジナル
9/76
12,600
51
52
カラ ヤ ン ド レスデ ン 国立歌劇場O .
アダム リーダーブッシュ コロ シュライアー
モル、ドナート
ヘッセ 他
ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスター
ジンガー」全曲
ELECTROLA 1C 193-02174-8 5LP
金地にカラー切手ニッパー 布貼ボックス
独オリジナル
1970年、EMIと東ドイツ(当時)のドイツ・シャルプラッテンによる共同企画。
プロデューサーはEMIのロナルド・キンロック・アンダーソン、ドイツ・シャルプラッテ
ンのディーター・ゲルハルト・ヴォルムの二人。ロナルド・キンロック・アンダーソン
はバルビローリのプロデューサーとして知られる人、この録音は当初、バルビロー
リが振る予定だった。カラヤンはドレスデンのオケから洗練されたリリシズムを引き
出し、美しく、ドラマチックに、というコンセプトを見事に完成させている。そこに、
ドレスデン・シュターツカペレ独特の熟成された音色が加わり、得も言われぬハー
モニーを醸し出している。カラヤンは、オケと多くの歌手を2ヶ月間、この地に留め、
このオペラに取り組んだ(何たる贅沢!)それは、バルビローリの代役と噂されるこ
とも、また、これがバルビローリだったら・・・、と評される事にも、カラヤンには耐え
られないことだったに違いない。この録音に聞かれる、時に驚くべきオーケストラの
コントロールと引き出す響きの凄さに、そういうカラヤンの心理が見え隠れする思
いだ。録音会場は優れた音響効果で知られるドレスデンの聖ルカ教会である。
英EMIで少々音がうすいと思われた部分が、ELECTROLAのカッティングで厚みと
豊饒な響きに変わった。盤:M 箱:M 解説書付
ヨッフ ム バイエ ルン 放送S O
ヨッフムは、ブルックナーでは5番を最も得意としていたそうですが、この5番の演
ブルックナー 交響曲 5番
奏は、荘重で宗教的な静けさをよく表しています。あえて熱気に満ちたコンサート
ワーグナー パルシファル~前奏曲と聖金曜日 効果から離れ、5番の厳粛な世界を構築することに徹底した演奏。それゆえ、無心
の音楽
に5番の世界に入り、余計な雑念にとらわれることなく、5番の世界を堪能すること
DGG SLPM 138 004-5 2LP
が出来るのです。まるで修道院に案内されたような気分になりますが、まさにヨッ
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
フムはそれを目指していたのではないでしょうか?ワーグナーの「パルシファル」
独オリジナル
を組み合わせたのも、その気分が持続するカップリングと言えましょう。
この「パルシファル」も祈りに満ちた素晴らしい演奏。ミュンヘンのヘラクレス・ザー
ルで録音され、豊かな響きを取り入れ、消えゆく残響を、ヨッフムは聴きながらタ
クトを振っています。どんな長い「間」でも、音楽は続いていることを、ブルックナー
は雄弁に語る作曲家ですが、CDでは音楽がそこで終わってしまう。このレコード
の見事な点は静謐な「間」を持っていること。オリジナル盤ならではの濃密な空間
表現とミサに参加しているような演奏に、気持ちが洗われていくようです。
なお、2枚目はモノラル・ジャケット(LPM18501)となっています。
レコードは2枚ともSLPMのステレオ盤です。盤:M ジャケット:M
31,500
28,000
ワルター コ ロ ム ビ ア S O
ブラームス 交響曲 2番
PHILIPS 835 556 AY STEREO
マローン地に銀文字 HIFI STEREO
蘭オリジナル
古典的な造型のバランスを保ちながらも、そこから自ずとにじみ出るような情動的ニュアン
スにおいて希有の魅力を感じさせる名演。
アメリカのオケのアンサンブルのケバケバしさを削ぎ落とし、音響的にまろやかに
仕上げ、気品と深みのある音彩を付帯させつつ、最晩年のワルターの境地をアン
サンブルに投影させたような虚飾無い音楽の味わい。コロンビア響の編成がうす
いとか、硬いとか言われますが、そのぶん管パートの響きの表情の強さが引き
16,000
立っていて、弦は個々の声部の生々しい迫力が直に伝わってきます。すこぶる
コクのある強奏と、室内楽的に落ち着いた佇まいの弱奏との、絶妙なコントラスト
がこの演奏の魅力とも言えるのではないでしょうか。PHILIPSのHIFI STEREOレー
ベルの音質は、しっとりした質感と艶のあるサウンドで、豊かなプレゼンスを聴か
せる見事なもの。盤:M ジャケット:M
リタ・ シ ュトラ イヒ
ゲーベル&ベルリン放送SO
不滅のメロディ
DGG SLPEM 136011 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
細字STEREOジャケット 糸縫い見開き
フラット重量盤
独オリジナル
J.シュトラウス 春の声 / サン=サーンス うぐいすとバラ
ヴェルディ 小さな煙突そうじ夫 / ゴダール ジョスランの子守唄
アルディーティ パルラ・ワルツ
J.シュトラウス
こうもり~伯爵さま / 田舎娘の役ならば/
J.シュトラウス ウィーンの森の物語 /
スッペ ボッカチオ~恋はやさし野辺の花 /
ドヴォルザーク ルサルカ~月に寄せる歌 /
マイアベーア ディノーラ~軽い影よ
53
DGGの50年代後期のステレオ・オリジナル盤。
空間表現が見事。わき起こるオーケストラの前に、シュトライヒの声がすっくと中央
に浮かび上がります。背景のオーケストラの音の魅力的なこと、しかし、けっして
シュトライヒの歌を邪魔することはありません。音の厚み、スピーカーからの音離
れ、中域の密度感、奥域の表現力いずれも文句なく素晴らしい!
この番号の最初期製造盤。 11/58製造
ジャケット表のSTEREO文字が細い文字体で印刷されているものが最初期ジャケ
ット。盤はラベル周辺の文字「ALLE HERSTELLER.レーベル...」でフラット重量盤が
最初期です。このアルバムは盤、ジャケットともに最初期のもので、極めてレア
な1枚。コンディションは概ね良好。この時期のフラットプレスで完全を探し出すと
一生聴けない可能性ありです。まれにティックがありますが短く軽いので問題ない
範囲かと。この時期のフラット重量盤としては、良好なコンディション。
盤:M ジャケット:M
54
指揮者
10/76
36,000
55
56
57
58
ア ン セルメ スイス・ ロ マン ド O .
ラヴェル
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲
DECCA SXL6204 STEREO
NARROW BAND MADE IN ENGLAND グルー
ヴガード
英プレス
ナローバンド盤ですが、音のにじみのない、くっきりしたサウンドは、
この曲を楽しむのに、十分な音質を確保しているようだ。
英DECCAは、初期プレスになるほど音の粒子は荒くなっていくが、その分、
雰囲気も加わって独特のハイファイ・サウンドが出来上がっている。
このナローバンドは1970年以降製造のラベルに使用された。
音のキメは細かく、音源は点音源で、サウンドステージは広大である。
音調はフラットな印象を受ける。
盤:NM~M ジャケット:M
ア ー ベン トロ ー ト ラ イプ ツ ィヒ放送S O
A.シ ー ルマン (S ) D.ユ ー ストラ テ ィ(A)
G.ルッツ ェ(T) K .ポー ル(Br )
ベートーベン 交響曲 9番
スワロフスキー ウィーン国立歌劇場O. ウィー
ンSO
ベートーベン 序曲「フェデリオ」 序曲「エグモ
ント」
SUPRAPHON LPM 48/50 3LP MONO
青地に金文字 金のリム 10インチ
ア ー ベン トロ ー ト ラ イプ ツ ィヒ放送S O
A.シ ー ルマン (S ) D.ユ ー ストラ テ ィ(A) G.
ルッツ ェ(T) K .ポー ル(Br )
ベートーベン 交響曲 9番
スワロ フ スキ ー
ウィー ン 国立歌劇場O . ウィー ン S O
ベートーベン 序曲「フェデリオ」
序曲「エグモント」
SUPRAPHON LPM 48/50 3LP MONO
青地に金文字 金のリム 10インチ
フラット重量盤 チェコ・オリジナル
アーベントロートの第九は4種類のレコードがある。
URANIA クラブ・モンディアル ETERNA この3レーベルは同一演奏。
そしてこのSUPRAPHON盤のみが別録音。オケは同じだが、歌手が若干、違って
いる。この10インチ 3枚組がオリジナルとなる。
発売当時から、大変話題になったレコードで、よく聞かれたためか、ミント・コンデ
ィションは見たことがない。それくらいで手を打つか、そういう選択になると思う。
演奏はアーベントロートならではの名演で、音質も良い。
盤:M~NM ジャケット:M
ヴ ェン ツ ィン ガー バー ゼ ル・ スコ ラ ・ カン ト
ルム
ヘンデル 王宮の花火の音楽
ヘンデル 二重協奏曲より、28番ヘ長調、29番
ヘ長調
ARCHIV SAPM 198 146 STEREO
艶銀地に青文字 12時位置にSTEREO
赤ステレオジャケット
フラット厚盤 独オリジナル
10/62
よく演奏される管弦楽版ではなく、国王の希望で書かれた初版の吹奏楽版です
。その後も吹奏楽版の録音はいろいろ出て、T.ピノックも録音していますが、どう
も演奏が完璧すぎます。のちに弦楽に編曲されるパートを大勢のオーボエがプ
カプカやっているのが愛嬌があって良いですね。そして祝祭気分が演奏全体に
漂っていて、何ともお祭り気分を盛り上げてくれます。
色々な王宮を聞きましたが、この盤ほど、当時の王宮の花火大会の雰囲気を
伝える演奏はないのではないでしょうか。このおおらかさが、まさに野外音楽にはピッタリな
のです。色んな楽器の演奏、金管もおっとりしていていい!
それだけ古楽器の演奏は難しいということなのですが、音程をとることさえ難し
い古楽器で、よくぞ、ここまで演奏したものです。
併録されている二重協奏曲は、2台のホルンと室内オーケストラによる
流麗な協奏曲作品。ヘンデルらしい恰幅の良さと深みある音楽で、現在もカタ
ログ数は少ない。観賞用としては、この2つの協奏曲は、大変良く書けている
作品だと思う。ヴェンツィンガーもこの協奏曲を、このアルバムのメインに置きたかったぬ
い違いない。「王宮の花火」はいわば前座の役割である。
硬質でこくのある、アルヒーフの見事。 盤:M ジャケット:M
カイルベルト バン ベルグS O
ベートーベン 交響曲 6番「田園」
TELEFUNKEN SLT 43050 STEREO
黒地に金文字 金の線による扇レーベル
独初期プレス
テレフンケンの2版で、非常に美品です。
オリジナルは大変高価ですが、オリジナルにかぎりなく近い、この2版は価値があると思い
ます。眺めるのではなく聴いてとても良いレコード。コンデション、音質、演奏 三位一体の
好バランスレコードです。第1楽章はアレグロ・マ・ノン・トロッポ。これぞ「田園」と云いたい
くらい、中庸で心地よいテンポ。速すぎず、のんびりしすぎず、程良いテンポが気持ち良
い。
響きはドイツ的でガッシリ。演奏スタイルはスッキリしていて、オーソドックスなスタイル。
一生懸命でマジメで素朴。田舎に着いたときの「楽しい」気分が漂いだす。
10,500
第2楽章はゆったりとしたテンポで、リズムも楽しそう。中間部からの木管の素朴な響きが
たまらない。実に良い味を出している。バンベルク響の少し暗めの弦楽とよく融け合ってい
る。第3楽章は弦楽の渋い響きを基調としたスケルツォ。リズムは精力的で、キビキビと
俊敏。ホルンが良い。。コクのある音色でうっとりしてしまう。第4楽章は重厚で決然とした
演奏。迫力も十分、特にティンパニの強打は実に決まっている。終楽章はストリングスの
音が印象的。キラキラ輝いているわけではないのだが、静かで落ち着いた感謝の歌が
歌われる。威厳もある堂々とした終章。田舎のあぜ道にひっそり咲く花のような、こういう
「田園」もいいものです。盤:M ジャケット:M
この番号でチューリップ ALLE HERSTELLER.レーベルは存在しないはずであるが、事実、
ここに現物があるので、そうも言えなくなってしまいました。極めて珍しい
ALLEレーベル盤の入荷。カラヤンのコレクターには是非とも手元に置きたい、イレギュ
ラー・ラヴェルでははないでしょうか。
カラヤンは、この時期、スイスの避暑地であるサンモリッツに、ベルリン・フィルの
6,300
主だったメンバーを集め、比較的小編成で、ヴィヴァルディやバッハなどのバロック音楽や
古典派作品の録音を行った。
ドラマチックに、というよりは、小編成の響きの良さが出た演奏である。
その後、カラヤンは再度、大編成でのモーツァルト録音を残しているので(EMI)
これは貴重な記録と言えよう。盤:M ジャケット:M
59
60
カラ ヤ ン BP O
モーツァルト 交響曲 29番
モーツァルト 交響曲 33番
DGG SLPM 139 002 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
独オリジナル
4,200
7,350
盤:Side1:M- Side2:M- Side3:NM Side4:NM Side5:NM Side6:M
ジャケット:NM
5,250
11/76
6,800
カラ ヤ ン BP O ウィー ン 楽友教会c h o
ヤ ノ ヴ ィッツ ルー トヴ ィッヒ
ヴ ン ダー リッヒ ベリー
ベートーベン ミサ・ソレムニス
DGG 104 395 STEREO
チューリップ Made in Germany
独オリジナル
録音:1966年
カラヤンはこの作品を当盤を含め5回レコーデイングしているが、このベルリン・フィ
ルとの1回目のものは素晴らしい出来栄え。第一に独唱陣はソプラノーグンドゥラ
・ヤノヴィッツ、メゾソプラノークリスタ・ルートヴィヒ、テノールーフリッツ・ヴンダーリッヒ、
バリトンーヴァルター・ベリーの粒ぞろいに加えてカラヤンとは切っても切れな
いウィーン楽友協会合唱団との組み合わせである。この録音セッション終了後の
7ヶ月後、ヴンダーリヒは若くしてこの世を去っている。いわばこの録音が彼の
「白鳥の歌」にもなった。カラヤン58歳のまさに脂の乗り切った時期の録音であり
彼の感性がダイレクトににじみでた演奏でもある。難しい理屈はぬきにして耳を
傾けてみたい。盤:M 箱:M 解説書付
7,350
62
カラ ヤ ン P O
ベートーベン 交響曲 8番
独COLUMBIA C70364 MONO 10インチ
青地に白字でCOLUMBIA
フラット重量盤 2版
独COLUMBIAのふわりとした中域、強靭な低域 陰影が深く、たっぷりと鳴る再生
音は、英COLUMBIAとはまったく違う音の世界。ドイツ音楽を聞くとき、しっくり来る
サウンドであることは間違いない。盤面に独盤特有のくららみ少々 弱音部でごく
わずかなローノイズ音楽を損ねることはありません。
盤:M ジャケット:M
4,500
63
カラ ヤ ン BP O
トマス・ ブ ラ ン デ ィス(vn n )
エ ミー ル・ マー ス(vn )
オットマー ル・ ブ ロ ヴ ィツ キ ー (vc )
ヴ ォ ルフ ガン グ・ マイヤ ー (c e mb)
ヴィヴァルディ ヴァイオリンと弦楽のための協
奏曲集
DGG 2530 094 STEREO
BLUE LINE 独オリジナル
カラヤンの作り上げた、もっともさわやかなアルバム。
カラヤンは前奏を振ったあとは、ベルリンフィルのソロ奏者にバトン
タッチ、あとはお任せである。
つまり、それだけここでのソリストとベルリンフィルの息が合っており、見事な演奏を
展開する。ブランディスとマースは、全編にわたって実に美しいヴァイオリン・ソロを
聞かせる。引きしまった響き、節度のある歌がよく流れる。
重くなりすぎない音楽、お勧めです。 盤:M ジャケット:M
カラ ヤ ン BP O ド ン ・ コ サック 合唱団
チャイコフスキー 大序曲 1812年 スラヴ行進
曲 ダッタン人の踊り
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
DGG SLPM 139 029 STEREO
チューリップ ラベル周辺の文字「Made in
Germany...」
独オリジナル
この番号では赤ステレオ、ALLE HERSTELLER.レーベルは存在しません。
チューリップ Made in Germanyラベルが製造されていた時期も短く以外にオリジナ
ルは入手し難い。このアルバムのクライマックスは「ロメオとジュリエット」です。
その壮麗で、荘重、弦楽の圧倒的な力と、ここぞというときのベルリンフィルの合奏力には
舌を巻くばかりです。また、ずっしりと押し寄せてくるような音楽の運びは、
ベルリンフィルにはピッタリなのです。
A面の1812年は、冒頭からフル・オーケストラが入ってくるまでを、ドン・コサッ
ク合唱団が歌っています。これはカラヤン世界とは違った芸術、その数分間で聞かせる表
現は見事としか言いようがないもので、バスの声が切り開く異界に誘い込
まれるようです。その後のカラヤンは、目にも止まらぬスピードでオケをドライブし、
高弦のキラメキ・シャワーの中を、金管がブリリアントに輝かせます。
終盤はやり過ぎない程度の擬音効果、あくまで主役はベルリンフィルと言いたげな曲の結
び。「スラヴ行進曲」はスタイリッシュな表現で、曲のポイントを見事に引き
出していて、そのコントラストが鮮やかです。このA面のにぎわいを経て、B面の
大演奏を迎えます。盤:M ジャケット:M
5,250
カラ ヤ ン BP O
ブルックナー 交響曲 7番
DGG 2707102 STEREO
BLUE LINE
独オリジナル
カラヤンは71年にベルリンフィルを指揮したものがあるし(EMI)、最晩年の
89年にウィーンフィルを指揮した新盤(DG)もある。が、75年盤が音楽の輪郭
が最も明瞭で、ブルックナーの音楽が持つ激しさ、厳しさが際立っている。
速めのテンポを取っているように見えながらもスケールは巨大で、マタチッチ盤の
描くアルプスよりさらに標高が高い山々を逍遙するようだ。
カラヤンのブルックナーには虚飾がないわけではない。第5番などを聴くと、巨匠然
とした音楽作りが見え見えで、決して自然体のブルックナーにはなっていない。それでもな
お、カラヤンのブルックナーは魅力的で、どうしても逃れられない。イメージ上、最もアルプ
ス的でなさそうな指揮者なのだが、アルプス的スケールを感じてしまう
のである。しかもベルリンフィルが演奏しているから、技術的に全く問題がない。カ
ラヤン全盛時の録音であることも相俟ってその美音には身震いするほどである。
これを聴けば、ベルリンフィルとのブルックナー録音を全部聴きたくなる人が現れて
もおかしくないだろう。 盤:M 箱:NM 解説書付
8,800
61
64
65
ガラ グリー ド レスデ ン P O
シベリウス 交響曲 1番
ETERNA 825 860 STEREO
黒地に銀文字
独オリジナル
これは名演です。また録音も素晴らしい。
ガラグリのシベリウス一番は同曲ベストを争う名演です。音楽をグイグイ進める充
実した生命力がすごい。十分に練られたきわめて密度の高い表現ですが、野暮っ
たくならずに清々しい。これは不思議な感覚です。楽員が等しくテンションを保った
まま足並み揃えて進んでおり、これの可能にするガラグリの求心力。情緒に心を
震わせつつも流されること無く、迷わぬ歩みを重ねていく姿。繊細なのにやわくない。不思
議な高揚感と包容力のある名演です。 盤:M ジャケット:M
67
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ VP O
ウィーンの休日
DECCA BLK 21041 MONO
黒地に金文字 小デッカ・ロゴ
独2版モノラル
クナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」のモノラル盤である。
以外に、このレコードのモノラル盤は出てきません。
モノラル盤の線の太い、前に出る音は、このクナッパーツブッシュの演奏と
相性がいいように思います。
盤:M ジャケット:M
68
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ
ベルリン 国立歌劇場O .
ベートーベン 交響曲 7番
ELECTROLA 1C053-28932 MONO
赤地に黒文字 白でDACAPO
独LP初出
録音:1929年
クナッパーツブッシュ47歳のときの録音。気迫に満ちた緊張感に貫かれた演
奏で、後年のクナッパーツブッシュとはまた違った、新たな発見に満ちた録音
言えるでしょう。29年にしては音はしっかりしています。
盤:M ジャケット:M
66
12/76
4,200
7,350
5,250
5,250
69
70
71
72
73
74
75
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ VP O
ブルックナー 交響曲 3番
DECCA LXT2967 MONO
艶黒地に金文字 12時に楕円小型DECCA
独プレス
音は上記のものより細身になりますが、細部の弦の動きや、オーボエ、
トランペットなどの音がシャープに、かつ鮮明に響いてきます。
クナッパーツブッシュの音の組み立て方がわかるのはこちら。
2枚まとめて聴き比べてみよう、という方には、特価で10,500円で!
盤:M ジャケット:M
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ BP O
ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージン
ガー 第1幕への前奏曲
第3幕~水夫の踊り
ワルキューレの騎行 パルシファル~聖金曜日
の音楽
タンホイザー~バッカナーレ
HELIODOR 88031 MONO
金色地に白の天使 赤でHELIODOR
独再発
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ VP O
ワーグナー トリスタンとイゾルデより
第1幕への前奏曲 愛の死
(独唱:ビルギット・ニルソン)
『トリスタンとイゾルデ』より第1幕第3場『イゾル
デの物語と呪い』
DECCA 70741 STEREO
黒地に金文字 12時位置に小デッカ・ロゴ
独初期プレス
録音:1928年
初出はLPM番号 しかし、このHELIODOR盤は実際に聞いてみると、オリジナル盤
にひけを取らない見事な音質。とても1928年の録音とは思えません。
復刻上のなにか技術があるのかも知れませんが、特に中域の音色が素晴らしい。
盤:M ジャケット:M
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ VP O
フ ラ グスター ト
ワーグナー ヴェーゼンドンクの5つの歌曲
ワーグナー:《ワルキューレ》
~館の男たちがすべてこの部屋に集まってい
ました
~寒い冬の日々に私が憧れていた春こそあな
たです
ワーグナー:《ローエングリン》~ひとり曇りし日
に
ワーグナー:《パルジファル》~私はあの子が母
の胸にすがるのを見た
DECCA LXT5249 MONO
オレンジ地に黒文字 内溝 フラット重量盤
アフリカ・オリジナル
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ VP O
ワーグナー 楽劇「神々の黄昏」
~夜明けとジークフリートのラインへの旅
~ジークフリートの葬送音楽
DECCA LW5320 MONO 10インチ
艶黒地に黒地に、楕円大デッカ・ロゴ
フラット重量盤
独オリジナル
独ブック・クラブ用の発売 SXL20505と同時期の製造。
ZALスタンパー使用。
クナッパーツブッシュの「トリスタン」は、もちろんDECCAに全曲はなく、このハイライトが残
る
のみ。しかし、DECCAの超優秀録音でとらえたサウンドは素晴らしく、選曲も核になる部分
を収めてあり、時間が短くても非常に聴きごたえがある。前奏曲でオケがフォルテで入る瞬
間の音はすさまじく、鳥肌が立つほど。愛の死では、クナッパーツブッシュに導かれるよう
に
、ニルソンが最高の歌唱を聞かせる。後年のショルティ、ベーム、サヴァリッシュとの録音
で
録音:1956年
ステレオ盤は存在しません。クナッパーツブッシュがVPOを振った、数少ない
ワーグナー・アルバムの1つ。ここでは、フラグスタートの存在も大きい。
両者がお互いのベストを出し尽くした感がある、素晴らしい出来栄え。
私はアフリカ・プレスを絶賛するものではありませんが、音質はDECCAらしい、輝きと透明
感のサウンド。言わなければアフリカ・プレスとはわからない、立派なプレス。盤:M ジャ
ケット:M
5,250
5,250
8,800
5,250
クナッパーツブッシュのあの大名演のレコードになった、最も初期のドイツ盤
で、10インチの各面に1曲づつ収められています。
音の存在感がすごい! モノラル・カートリッジで再生してみたい1枚。
残念ながら「ラインへの旅」冒頭に7mm、「葬送音楽」で3mmほどキズあり。
初期の音を楽しむ1枚にいかがでしょうか?
盤:M- ジャケット:M
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ VP O
ジ ョー ジ ・ ロ ン ド ン (Br )
ワーグナー:
さまよえるオランダ人
マイスタージンガー
ワルキューレ~ヴォータンの別れと魔の炎の音
楽
DECCA SXL2068 STEREO
黒地に金文字
12時位置に四角DECCAロゴ
独初期プレス
この独盤は、英SXLのED3 溝なしWIDEBANDの時代に相当します。
年代に直すと1960年後半です。
クナッパーツブッシュの数少ないワーグナー・オリジナル・アルバム
ヴォータンの別れと魔の炎の音楽は、奇跡的な名演だと思います。
ウィーンフィルの真剣勝負の金管セクションのすごいこと!、
録音も良く、オーデイオを大音量で再生してみたい。
独初期盤なので買いやすい価格設定。英オリジナルは50,000円
盤:M ジャケット:M
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ
バイエ ルン 国立歌劇場O .
ユ リナッチ スター ダー ピ ア ー ス ナイド リ
ン ガー エ ルン スター
ベートーベン 歌劇「フィデイオ」全曲
CBS S 72488/90 3LP STEREO
青地に黒文字 一つ目CBS
独オリジナル
録音:1961年
クナッパーツブッシュの晩年の録音。
スケール大きく、フィナーレは壮大。
スターダー、ユリナッチの名歌手を迎えて、WESTMNSTERに1961年に録音したもの。こち
らは、ヨーロッパ発売盤で、裏にビロードを張った、豪華なボック
スに収められている。
初期盤の素晴らしい再生音で、オペラハウスの特上席で聴いているような、
包み込むようなホールトーンを聴くことができる。
盤:M 箱:M 解説書付
13/76
3,150
10,500
26,250
76
ク ー ベリック VP O
ブラームス 交響曲 2番
DECCA SXL2059 STEREO
黒地に銀文字 12時位置に楕円形DECCAロゴ
フラット重量盤 独オリジナル
クーベリックの素朴なタッチで描いたブラームス2番
このコンビで全曲録音ありますが、一番このコンビにあった曲が、2番の
交響曲ではないでしょうか。
ウィーンフィルもこのオーケストラ独特の音色を誇示せず、渋い音色で
クーベリックの指揮に応えていく。この演奏は、よくある楽章ごとの表情を強調して、4楽章
10,500
でいけいけどんどんでオケを煽って全曲を締めくくる、という単純な演奏とは違うような気が
する。各楽章、純音楽的な解釈でまとめられており
指揮者の個性を聞くより、ブラームスの音楽に耳を傾けるべき演奏なのかも
知れない。しぶいが味わいのあるブラームスだ。
盤:NM~M ジャケット:M-
ク リップ ス LS O
シューベルト 交響曲 9番
DECCA SXL2045 STEREO
黒地に銀文字 12時位置に楕円DECCAロゴ
独オリジナル
非常に締まった演奏です。後年のセル時代のクリーブランド管を連想させるかの
ような緊密なアンサンブル。一分の隙もありません。メロディーはあくまでも瑞々しく、ス
ケールも巨大というほどではないものの、十分な拡がりがあります。クリップスはテンポを
速めにとり、メロディーにしても過剰に歌わせたりはしません。ダイナミクスとテンポを微妙
に変化させることで、ほのかな彩りを与え、繊細な表情を引き出しているのです。また、ク
リップスは、ピアノとフォルテ、流れる部分と硬くする部分のメリハリをつけ、ここぞという部
分でピタッと決めてくれます。特にピアノの部分のメロディーの扱いは素晴らしく、力が適度
に抜けていながら芯のしっかりした音で、息を呑むような緊張感があります。
12,600
冒頭のホルンが見事な音色なので調べてみたら、何とバリー・タックウェルが、1955年から
68年までロンドン響の首席奏者として在籍していました。さらに、トランペット
も存在感があります。フォルテの部分でも、力をいれて叫んでいるわけではないの
ですが、その良く通る音色は、フォルテからピアノまで、必要にして十分なバランス
で存在を主張しています。このレコードを黙って聞かせると、多くの人はVPOの演奏
だと言うでしょう。この辺はクリップス・マジックとしか言いようがありません。
盤:M ジャケット:M
ク リュイタン ス パリ音楽院O .
ラヴェル ボレロ 道化師の朝の歌 ラ・ヴァル
ス
columbia SMC80762 STEREO
白地に赤文字 金の輪
独2版
録音:1961年
クリュイタンスのラヴェル全集中でも、独奏楽器の音色を存分に聞かせる
《ボレロ》は格別の聴き物。今は亡きパリ音楽院管の色彩美が最もよく発揮され
た演奏で、特に前半の次々と現れるソロ楽器の見事な演奏に舌をまく。
その演奏はクリュイタンスのディレクションもあってか、控えめの品格ある表現
にとどまっているが、音色の美しさ、ヴィヴラートのかけ方、決められた短い音
符の粋な崩し方、力技ではなく、ニュアンスと味で勝負した演奏だ。
音の悪いレコードでは、このクリュイタンスの妙技は味わえないだろう。
このリストに上げた独SMC番号は、2版とはいえ、初期のプレス。
音質も十分だ。透明感、色彩感、パリ音楽院のメンバーの抑えた凄腕を、是非、
ご堪能あれ! 盤:M ジャケット:M
8,400
ク リュイタン ス BP O
シューマン 交響曲 1番「春」
COLUMBIA WBLP 520 MONO 10インチ
赤地に金文字 6時位置の33四角囲みレーベ
ル
初期見開きジャケット フラット重量盤
独オリジナル
クリュイタンスのこの演奏、一口で言って淡麗辛口のシューマンです。。
華やかで、気品が漂い、知性がコントロールするバランス
でも熱い気持ちはこの気品に中にじんわりと浮かび上がるという仕掛け。
なかなか手がこんでいる。
ダンディーな大人のこの演奏、この気高さにちょっと憧れたりします。
独ELECTROLAの10インチ 6時位置に33四角囲みレーベルで最初期製造。
中域のシルクのようなきめ細かな音色は、クリュイタンスの求めた音なのかも
知れません。極めて魅力的なモノラル音です。 盤:M ジャケット:M
8,400
77
78
79
80
ク レン ペラ ー P O NP O
ごく初期の2版で、このラベルの時期は短い。
モーツァルト 序曲集
盤:M ジャケット:M
フィガロの結婚 コシファン・トゥッテ フリーメー
ソンの葬送音楽
アダージョとフーガ 後宮からの逃走
ティトゥスの慈悲 ドン・ジョヴァンニ 魔笛
ELECTROLA SME80933 STEREO
金地にカラー切手ニッパー
独2版
ク レン ペラ ー NP O ルー トヴ ィッヒ
ヴ ン ダー リッヒ
マーラー 交響曲「大地の歌」
EMI SAN179 STEREO
金色地に黒文字 カラー切手ニッパー
英2版
81
クレンペラーのマーラーを代表する素晴らしい演奏。歌曲的性格の濃厚なこの複合的作
品
に対し、きわめて構造的なアプローチがおこなわれた見事な演奏であり、その荒々しいま
でに厳しいコントロールぶりは、伝説的名演の名にふさわしいものといえる。退廃的で甘
美なワルターに対し、荒涼・殺伐といった精神風景に向き合った感すらあるクレンペラー
の解釈は、その立体感の強烈さゆえ、複合的性格の浮き彫り具合も群を抜いており、
歌曲にしか聴こえない凡庸な演奏との次元の差を見せつける。《大地の歌》史上、最
高の演奏と言えよう。 2版の音質は特に聞き劣りする点は感じられず、スケール大き
い音場と歌手の声も鮮明に、オケの上に浮かび上がる。
オケの楽器の鮮明さは特筆ものでヘッドホーンで聞くように分析的に聞くことができる。
歌手よりオケのバランスが勝って聞こえるのは、クレンペラーの理念がそうさせているの
だろう。このバランスで初めて、この演奏が可能になったと思われる。声は一種のオケの
楽器の一部なのだ。盤:M ジャケット:M 10頁解説書付き
14/76
6,300
8,400
ケン ペ シ ュター ツ カペレ・ ド レスデ ン
トルトゥリエ ロ スタル
R.シュトラウス 管弦楽作品集
英雄の生涯
ドン・キホーテ
薔薇の騎士~ワルツ
死と変容
舞踏組曲~クープランのクラヴサン小品集
EKLECTROLA 1C 195 50344/6 3LP
STEREO
独オリジナル
西側のELCTEOLAや英国EMIが発売したセット物。この独ELECTROLA盤も、このゴールド
・ラベルで聞くと素晴らしい音がする。輝かしい高音と深い低音、音は広がり、広大なサウ
ンドテージが出現。ETERNAと甲乙つけがたい。
もし、ケンペのR.シュトラウスをまだコレクションされていない方は、ここに収められたセット
で、3枚分のシリーズが手に入る計算。このセットに収められた、「英雄の生涯」と「ドン・
キホーテ」は入手が難しいので、ここからスタートするのも手です。それが2枚収められて
いるのは、ありがたい。木質調の芳醇な薫りと歴史的奥深さを体感できるシュターツカペ
レ・ドレスデンの響き、そして奇を衒うことのないドイツ正統派的なケンペのタクト。生前の
R.シュトラウスはドレスデンと所縁が深く、管弦楽曲やオペラの主要作のいくつかはここで
初演された。作曲がこのオケを前提に作曲したのではないか?と思えるほど作品と肌が
合っているのである。ドン・キホーテでは、トルトゥリエとロスタルの独奏を聴くこともでき、
大変聴き応えのあるレコード・セット。1枚あたり \4,200 盤:M 箱:M 解説書付
ケルテ ス ロ ン ド ン 交響楽団
ドヴォルザーク:交響的変奏曲 交響詩「金の
紡ぎ車」
DECCA SXL6510 STEREO
NARROW BAND MADE IN ENGLAND
英オリジナル
交響的変奏曲は、少なからずブラームスのハイドンの主題による変奏曲に影響を受けて
いる。穏やかで美しい作品である交響的変奏曲に対して、B面の交響詩は題材が少々
危険です。チェコの国民詩人、K.J.エルベン[1811-1870]のバラードにインスパイアされた
ドヴォルザークの交響詩は、題材の異常なまでの残酷さ・凄惨さゆえ、『殺人交響詩』
とも言われています。そこに求められるオーケストラの表現力は大変エキセントリックな
ものです。中でも最も残虐な曲が『金の紡ぎ車』です。あえて、ここではその内容は書
きませんが、ケルテスがこの2作品を、どのように語るのかは、興味深いところです。
盤:M ジャケット:M
コ ン ヴ ィチュニー バン ベルク S O
レーガー ヒラーの主題による変奏曲とフーガ
op.100
ETERNA 825 113 STEREO
青地に白の扇レーベル
独オリジナル
極めてレア!
ライプツィヒで教授をしていたこともあるレーガーがライプツィヒのトーマス教会のカントル、
ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者でもあったヒラーの曲で作った変奏曲をゲヴァント
ハウス管弦楽団が演奏をするという曰くつきの録音。 ライプツィヒ一色の録音でありま
す。聴けばさすがの貫禄。そして古色蒼然とした佇まいは老舗の風格と味わい。出て
きた料理も超一流。やはりこれぞレーガーであります。出だしのチャーミングな音楽が、
レーガーの知識を総動員して、その粋を尽くした音楽の大伽藍に発展する様は、まさ
12,600
に圧巻!正直あのメロディーがどうしたらこんな巨大な音楽に?まるで、小鳥の巣を
リフォームしたら、大邸宅になってしまったようなレーガーの魔法、それも演奏の風格
で更に大きく見せてしまうのですから、このレコードの存在感は大きい。この演奏、こ
のレコードの音色を聞いてしまうと、もう、他のレコードはたいそうつまらないものに思
えて仕方がない。レーガーの変奏の妙、その過程をゲヴァントハウスの美音で楽しん
でいるとやがて曲の素晴らしさにのめりこんでいる自分がいた。圧倒的な「音楽」が
心に迫ってくるのです。これは凄い、曲も、演奏も。 盤:M ジャケット:M
シ ュー リヒト パリ音楽院o .
ベートーベン 交響曲 6番「田園」
TRIANONN TRI 33162 STEREO
紫地に白文字で 12時位置にSONOPRESSE
オリジナルではありませんが、十分なクオリティを持ったレコード。
シューベルトの天才的な閃きに満ちた「田園」をお楽しみください。
1分に1度くらいに、驚きがあり、耳が離せません!盤:M ジャケット:M
カー ル・ シ ェイナ チェコ P O
ドヴォルザーク 交響曲 6番
SUPRAPHON DM 5063 10インチの2枚組
MONO
白地に紺と赤文字 フラット重量盤
チェコ・オリジナル
録音:1951年 製造:1951年
ターリッヒの推薦でチェコPOのコントラバス奏者から指揮者の道を歩んだシェイナです。
常任指揮者が、ターリッヒ~クーベリック~アンチェルと変わって行く中、チェコPOを常
にサポートし続けたチェコのヴェテラン指揮者。音楽の勢いと鮮やかな色彩感覚が評
価されて、スラヴ舞曲は世界中で絶賛された。このドヴォルザークの6番も、極めてロ
ーカル色の強い音楽だが、シェイナの鮮やかな棒さばきと生き生きとした演奏に魅せ
られる。SUPRAPHONの初期モノラル盤の素朴な音色が美しく、チェコカラーを強烈に
発散する。また、カッティング・レヴェルも非常に高く、スピーカーから強い音圧とエネ
ルギーが放射され、モノラルのだいご味を味わえよう。盤:M ジャケット:M
87
シ ュミット=イッセルシ ュテ ット 北ド イツ 放
送S O
モーツァルト 交響曲 41番
R.シュトラウス ティルオイレン・シュピーゲルの
愉快ないたずら
NDR 108 451 STEREO
クレイ地に黒文字 内溝
独オリジナル
録音:1965年
すべて優秀なステレオ録音です。すばらしく見通しの良い構造と、いささかの揺るぎもな
い骨の太い造型、そして、そんな完璧といいたい器に盛られた表情の味わい深さ、噛め
ば噛むほど滋味の増す豊かな“こく”等々、ドイツいにしえの美意識の結実と言うほか
ない見事なモーツァト演奏。 このレコードは、北ドイツ放送Oが自主制作してDGGに盤
とジャケット製造を依頼して製造した限定盤。それゆえ、音質はDGGクオリティ、録音は
北ドイツ放送局のテープクオリティなのである。 盤:M ジャケット:M
88
スウィトナー シ ュター ツ カペレ・ ド レスデ ン
モーツァルト 交響曲 38番「プラハ」 41番
「ジュピター」
ETERNA 826 465 STEREO
青地に黒文字
38番(68)はEDITION前のものが存在する
41番(73)はこちらがオリジナル
41番をEITIONのために録音して、38番とカップリングさせたものがこのレコードすごいス
ピードで駆け
抜ける爽快感!エテルナ・サウンドを代表するかのような素晴らしいサウンドです!
今回入荷のものは、青レーベルで、黒の次のラベルとなる。版が進んでも音質に不満のな
いのがETERNAのすごいところ。スウィトナーのモーツァルトを入門的に聞いてみよう、とい
う方には
とっつきやすい1枚といえるでしょう。盤:M ジャケット:M
82
83
84
85
86
15/76
12,600
6,930
4,200
6,800
16,000
5,250
89
スメター チェク プ ラ ハS O
リムスキー=コルサコフ 組曲「金鶏」
組曲「見えざる街キーテジと聖女フェブロー
ニャの物語」
SUPRAPHON ST 50010 STEREO
赤地に黒文字 6時位置に ながれ文字で
STEREO
チェコ・オリジナル
セル コ ン セルトヘボウO .
メンデルスゾーン 真夏の夜の夢
シューベルト ロザムンデの音楽
EPIC BC1023 STEREO
青地に白文字
米初期プレス
90
91
デ イヴ ィス
ACO * LS O
カー ン (A) テ ィア ー (T)
シ ャ リー =カー ク (Bs)
ジ ョン ・ オー ルデ ィス合唱団
ベルリオーズ 幻想交響曲*
Va独奏と管弦楽のための交響曲「イタリアのハ
ロルド」With 今井信子(Va)
葬送と勝利の交響曲
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」
トロイヤの人々~前奏曲
ハムレットの終幕のための葬送行進曲
PHILIPS 6598 256/260 5LP STEREO
灰青地に銀文字
1968年~75年にかけての録音
デイヴィスが7年の歳月をかけて録音したベルリオーズの管弦楽全集。
普段、全集と称してぬけている「葬送と勝利の大交響曲」も入っている。
これはこの曲の記念碑的録音となった。
デイヴィスが1曲づつ、万全の準備をして完成させたベルリオーズの管弦楽のため
の全集は、派手さこそないが、演奏の中身は素晴らしい完成度を誇っている。
ベルリオーズの大音響をひたすら浴びるのでなく、この全集が語りかけてくる音楽
に耳を傾けてほしい。PHILIPSの録音も優秀。 盤:M 箱:M 解説書付
ター トラ イ ハン ガリー 室内O .
ハイド ン 交響曲 6 番「 朝」 8 番「夕べ」
QUALITON SMX 2226 STEREO
黄色地に茶色文字 6時位置に赤のSTEREO
ハンガリー・オリジナル
60年代中期のフンガロトン(この時期はQUALITONと表記)は極めてハイファイ
サウンドです。それは、この時期のハンガリーが、録音ならぶにスタジオ機器を
ドイツからそっくり購入していたからだと言われています。
ノイマン系の最高品質の機材によって録音された、このレコードも実に良い音が
しています。良い機材を素直に使っていたからこその、素姓の良い音が生まれた
のだと思います。ここで指揮をとっているのは、ハンガリーの名四重奏団として成果中に
その名をとどろかせたタートライだ。
過剰な感情表現は避け、端正かつ、音楽を掘り下げた見事なハイドンが展開さ
れている。音と作品と、演奏の素晴らしさと、3度おいしい、レコード。
適度な聞きごたえ、がハイドンの真骨頂。何度でも聞きたくなるから不思議です。
盤:M ジャケット:M
92
93
94
SUPRAPHONの最初期ステレオ・ラベル。
「ロシアのパルジファル」とも言われるリムスキー=コルサコフの「キーテジ」は、タタール
の
襲来から逃れるために湖底に沈んだ町キーテジと、動物と心を通わせることができる聖女
フェヴローニャの物語を組み合わせたストーリーによっています。随所に美しいメロディー
が
あり、オーケストレーションも充実した仕上がりとなっています。序曲の美しさは本当に印
象に残ります。「金鶏」は、占い師によって与えられた予言の鳥「金鶏」によって皇帝が翻
弄 され、最後は死を迎えるというもの。当時の政治体制を批判するリムスキー=コルサコ
フのメッセージが読み取れます。こちらは、非常にドラマチックな音楽でA面、B面、対照
的な性格の音楽の収録となった。スメターチェクのダイナミックな演奏で。
正直に告白すると、セル&クリーブランド管の録音より、ACOとの録音により魅力を感じる
のは、私だけだろうか?何が違うのかと言えば、オケの響きだ。
ベイヌムが健在だった50年代のコンセルトヘボウの響きは実に素晴らしく、間違いなく当
時の世界最高のオケであったことを確信させてくれる。もちろん、響きだけでなく、機能面
でも完璧主義者セルの指示に余裕でこたえている。とりわけ素晴らしいのが木管の美しさ
で、それはこの57年に録音したロザムンデにも、夏の夜の夢にも共通していること。もちろ
ん、弦楽器のふっくらとした温かい音色も実に見事。しかし、その様な素晴らしいオケの響
きは60年代の録音では影をひそめる。セルは手兵であるクリーブランド以外に、このコン
セルトヘボウとの関係が深くて、60年代に入ってもベートーベンの5番やシベリウスの2番
などを録音している。しかし、残念なことに、60年代の録音からはこのような素晴らしいオ
ケの響きは聞こえて来ない。実際、病弱だったベイヌムの晩年には、すでにコンセルトヘ
ボウに陰りが出ていたことも事実。オケの高いレベルを維持するのは並大抵のことではな
いという事を痛感する。50年代のコンセルトヘボウ、最後の輝きをこの1枚に聞きとってい
ただけたらと思います。 盤:M ジャケット:M
ター トラ イ ハン ガリー 室内O .
モーツァルト 交響曲40番 33番
QUALITON SLPX 1193 STEREO
黄色地に茶色文字 銀色とピンクのSTEREO
シール貼りジャケット
ハンガリー・オリジナル
60年代中期のフンガロトン(この時期はQUALITONと表記)ならではの高音質レコ
ードです。それは、この時期のハンガリーが、録音機器をドイツからそっくり購入し
ていたからだと言われています。
ノイマン系の高品質の機材によって録音された、このレコードも実に良い音がして
います。良い機材を指示通りに使っていたからこそ、素姓の良い音が生まれたの
だと思います。ここで指揮をとっているのは、ハンガリーの名四重奏団として世界
中にその名をとどろかせたタートライ。過剰な感情表現は避け、端正かつ、普遍的
な表現で音楽を掘り下げた、見事なモーツァルト。
盤:M ジャケット:M
サー ストン ・ ダー ト
フ ィロ ム ジ カ・ オブ ・ ロ ン ド ン
J.S.バッハ ブランデンブルグ協奏曲(全曲)
SAWT 9902/3 STEREO
黒地に銀文字 12時位置に楕円DECCA
独オリジナル
バロック音楽演奏の草分け的存在であり、ロンドン大学にて教鞭を取り、その
教えを受けた演奏家は多い。ホグウッド、マンロウ、ガーディナー、マリナー等
である。彼自身もフィロムジカ・オブ・ロンドンを組織して指揮にあたっていた。
ダートの指揮は、学者肌の良識の中から、あふれだすように、時には滲みだす
ような音楽の心があった。この「ブランデンブルグ協奏曲」もそういう滋味あふ
れる演奏に仕上がっているといえよう。
独DAS ALTE WERK盤は、硬質で澄んだ音色を響かせ、音質面でも味わいの
深いレコードに仕上がっている。盤:M ジャケット:M
16/76
7,500
5,250
12,600
6,300
6,800
10,500
95
96
トスカニー ニ P R O VE リハーサル集
ヴェルディ 歌劇「アイーダ」より 1949年
ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」 1947年
CLS MD TP029
黒地に銀文字
伊プレス
音楽が生成される場の秘密を、トスカニーニのリハーサルほど、見せて(聞かせて)くれる
ものはない。トスカニーニの声は、しわがれたダミ声だが、彼の
歌うフレージングは驚くほど美しい。驚くべきことに、トスカニーニのリハーサル
とは、トスカニーニの歌を聞くことなのだ。その歌の通りに弾き、吹く。
歌手も同様だ。
ところが、突然、トスカニーニの怒りが爆発する!その怒りはまるで雷だ。
怒鳴りつけられるオケマン。しかし、そのあとの音楽の何と素晴らしいことか!
トスカニーニが命と引き換えに、指揮台になっていたという覚悟をこのリハーサル
は伝えてくれるのです。盤:M ジャケット:M
4,500
ド ラ テ ィ フ ィルハー モ ニア ・ フ ン ガリカ
コダーイ 管弦楽作品集
ガランタ舞曲
マロウシュセーク舞曲
管弦楽のための協奏曲
劇場序曲
組曲『ハーリ・ヤーノシュ』
厳格なミヌエット
交響曲ハ長調『アルトゥーロ・トスカニーニの思
い出に』
ハンガリー民謡『孔雀』による変奏曲
ハンガリー風ロンド、他
DECCA SXLM 6665/7 3LP STEREO
黒地に銀文字 英オリジナル
ドラティがコダーイの作品に愛情をもって録音した3枚組。
ハンガリーの色彩と近代作曲家としての先鋭的な部分を、両立させたコダーイという作曲
家を体験することができるセット。録音も素晴らしく、なかなか楽しい聞きもの。
民族色豊かなハーリヤーノシュと、そういった色合いが最も少ない「管弦楽のための協奏
曲」が互いに対極にあって、ここに納められた作品群は、その軸上に点在します。中でもお
もしろかったのは、バレエ音楽(そのままの名前)。冒頭はストラヴィ
ンスキーの春の祭典を想起させる金管による荒々しいリズムとメロディー。
しかし、ポリリズムではなく、構造的には非常にシンプルな印象です。
しかしよく聞き込むと、実は精緻に創られていることに気づかされます。
そしてそれに挟まれた中間部にハンガリーの民族音楽が次々と玉手箱の
ように次々と出てきます。ハンガリー民謡”孔雀は飛んだ”による変奏曲はアムステルダ
ム・コンセルトヘボウ管創立50周年記念の委嘱作品。この民謡は、古くはオスマントルコ、
新しくはオーストリア帝国からハンガリーの独立を願う内容であり、ファ
シストに呈する抵抗の曲と受け止められています。高等学校や中学校で吹奏楽に
席をおいたことのある人なら、課題曲として取り上げられる事があるこの曲を、聴いたり演
奏したりしたことがあるかもしれませんね。なかなか難曲のようです。
また交響曲ハ長調は、アルトゥーロ・トスカニーニの思い出にという副題が
ついています。この作品の誕生にトスカニーニの助言が大きく寄与した事
があり、トスカニーニの死を受けて捧げる作品として完成させたようです。
曲自体は、明確な調性と古典的で端正に仕上げた構成による魅力的な曲
です。盤:M 箱:M 解説書付
9,450
バルビ ロ ー リ ハレO .
シベリウス 交響曲 2番
EMI ASD2308 STEREO
赤地にカラー切手ニッパー
英2版
バルビローリ&ハレ管弦楽団によるシベリウス2番は一生懸命頑張る音楽。
洗練から遠いがひたむきに語りかけようとする。
録音はキングスウェイホールでの収録で、鮮明で弦の切れ味抜群のサウンド、
木管はきれいに浮かび上がり金管はバリバリ鳴り渡る。
第1楽章は、雰囲気豊かに進行し、フレーズをたっぷり膨らませる独自の息遣いは
まさにバルビ節。素朴で穏やかな懐かしい日々がよみがえってくるような音楽であ
り演奏。第2楽章は15分かけて、じっくり演奏したもので、バルビローリのこだわり
が随所に感じられる。オケはどこまでもしなやか。荒々しさの後の慰めの深さ。
第3楽章は左右に分けた弦が軽やかに疾走する!トリオのオーボエは強く、フルー
トは優しく、チェロは深く、印象的に歌う。終楽章はバリバリ・ゴツゴツの粗削りな音
響ながらじわじわと迫る。展開部のドラマの組み立て、息遣いはさすが。
ハレ管の演奏は、不思議な熱を帯びている。2版でもとても音質が良く、バルビロ
ーリの2番を楽しめるので載せて見ました。これが白黒切手ニッパー盤だと、この
熱気が伝わらない。盤:M ジャケット:M
97
5,250
98
バルビ ロ ー リ BP O
マーラー 交響曲 9番
ELECTROLA 1C 161 00237 STEREO
青地に白黒切手ニッパー
独オリジナル
このラベルが独オリジナルとなります。ホワイト・ゴールドは存在しません。
英オリジナルは非常に高価なので、音質的に聞き劣りしない、独オリジナル
はいかがでしょうか?ただし、今回入荷のものは、下記のように音に出るキズ
(非常に軽微)時々かすかに音になるすれがいくつかあるので、大特価としました。
1枚目両面は時折、サッという軽微なノイズが入りますが、感動もクライマックス
の第4楽章はピカピカのMint!
予定価格 21,000円ですが、→ 8400円
独オリジナルの見事なサウンドで、マーラー9番を!
盤:M-~M-ジャケット:M
8,400
99
ビ ー チャ ム R P O ホルヴ ェー グ(S )
ビ ー チャ ム 協会合唱団
グリーグ ペール・ギュント
HMV ASD258 STEREO
白地に赤文字 金の輪
英オリジナル
録音:1956-7年
ペールギュントを1枚と言われたら、私は迷わず、このビーチャム盤をお勧めします。何と
いっても演奏が楽しい。ニュアンスたっぷりの各曲の描き方も情景が浮かぶよ
うで、雰囲気満点なところがいい。また、この時期、1956-7年は録音方式が、オー
ル管球式システムで録音されており、その音は滑らかで奥域のある実に魅力的
な音。今、この音を出せ、と言われても不可能でしょう。それゆえに、出来ればASD258のレ
コードは、ホワイト・ゴールドの英オリジナルで聞いていただきたいの
です。素晴らしい音質と、ペールギュントの物語にたっぷりと浸れるのである。
しかし、オリジナルはかなり高価。少々のキズは目をつむって安価でこの素晴らし
い音世界を体験してみませんか?
盤:M-/M (A面4mmのキズ 2か所) ジャケット:M
4,725
17/76
100
プ レヴ ィン LS O
ラフマニノフ 交響曲 2番
EMI ASD2889 STEREO
白黒切手ニッパー
英オリジナル
TAS Super Discに選定!!
TAS Super Disc" とは、米国の権威あるオーディオ誌 "The Absolute Sound" が選定し
た超高音質盤のことで、世界的な音質評価の基準になっている。
実際に針を下ろしてみると、恐ろしくリアルな楽器の音。まるで特殊な製法で作
られたレコードではないか、とジャケットを見直してしまった。
たしかに、このレコードは、録音で他のものと一線を画している。
第3楽章の、あのメロディがこれほど美しく響いたことはかつてなかった。
レコーディング・プロデューサー:クリストファー・ビショップ
録音エンジニア:ロバート・グーチ
盤:M ジャケット:M
6,800
エ コ ー 協奏曲
バウムガルトナー ルツェルン祝祭弦楽合奏団
モーツァルト ディヴェルティメントK.137
ハイドン ディヴェルティメント「エコー」
ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲PV222「エ
101 コー・コンチェルト」
J.H.ロマン シンフォニア 20番
DGG SLPM 138 947 STEREO 赤ステレオ
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
独オリジナル
春の陽気のいいとき、切れ味のいい弦楽音楽はいかがでしょうか?
DGGが制作した本来の意味は、"echo"である。
ハイドンとヴィヴァルディの2作品の副題に"ECHO"と書かれている。
実際に 2グループに分かれた演奏家が、同じテーマをこだまのように、
遠くから演奏して返すさまは、まさしく"ECHO"だ。
全体に録音、演奏ともに、歯切れがよく、さわやかな音楽であり、演奏を聴くこと
ができます。特にヴィヴェルディの"ECHO"が美しかった!
盤:M ジャケット:M
フ リッチャ イ ベルリン 放送S O
モーツァルト 交響曲 35番「ハフナー」
フ リッツ ・ レー マン バン ベルグS O
モーツァルト 交響曲 26番 32番
102 DGG LPM 18066 MONO
M33▽レーベル フラット重量盤
独初期プレス
録音:1953年
フリッチャイの35番が非常に名演、別の番号になるが、のちのステレオ録音に比べて、こ
の
時期の演奏は淀みなく実によく流れていく。縦の線の刻みをセーブしながら、オケを巧みに
歌わせていく手腕は素晴らしい。木管楽器のクローズアップの効果、スウィトナーのよう
に、
はじけるほどのスピードは出していないのに、モーツァルト独特のスイング感がここにはあ
る。
また、モノラルの大変美しい録音で、モノラルはド迫力だけでなく、中域の美しいで聞かす
6,300
録音:1958年
オリジナル・ジャケット 7/60 赤いのステレオ・ステッカー貼りジャケット
フラット重量盤、オリジナル・ラベルによるフリッチャイの「エロイカ」
DGGの素晴らしいステレオ・サウンドと出会い、人類の宝とも言えるレコード
が完成した。フリッチャイほど曲の命、根本に向かってまっすぐメッセージを送った指揮者
はいません。曲をどう解釈して、聴衆の心を惹きつけるか、そういう計算はいっさいなく、曲
が最高の命を得るように、フリッッチャイもまた、その音楽の中で
呼吸していたのだと思います。それ以外の雑念はすべて消えているのです。
ベートーベンが曲とともに生み出した、楽章ごとの様々な感情を、フリッチャイ
は追体験し、昨日のことのように、熱い感情で蘇らせているのです。
フリッチャイのエロイカを聞くと、生きる ということは、なんと素晴らしいことか、
と思わないではいられません。芸術が人に与える様々なインパクトの中で、
フリッチャイが放つメッセージほど、尊いものはないと思うのです。
フリッチャイが、ほかの指揮者と一線を画す理由です。盤:NM~M ジャケット:M
21,000
フ リッチャ イ BP O
ベートーベン 交響曲 3番「英雄」
DGG SLPM 138 038 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
赤いステレオ・ステッカー貼りジャケット
フラット重量盤
独オリジナル
103
フ リッチャ イ BP O
メンデルスゾーン 夏の夜の夢
DGG LPM 18001 MONO
M33▽レーベル フラット重量盤
104
独初期プレス
フリッチャイはこの曲に、ファンタジーあふれるメルヘンを求めてはいない。
ベルリン・フィルの硬質で強靭な演奏を利用して、音楽を深いところまで抉って聞かせるの
だ。その表現力は目を見張るものがある。これほど求心的な演奏をおこなっても、なお、音
楽の楽しさや格調を失わないのは驚きだ。フリッチャイの中で、長い
間積み重ねられ、磨き上げられてきた表現なのだと思う。DGG アナログ1号に選ばれた名
誉と責任が、フリッチャイ&ベルリンフィルに、更なるやる気と拍車をかけた
かもしれない。盤:M 糸縫い見開きジャケット:M
フ リッチャ イ BP O ベルリン 放送S O *
R.シュトラウス ティル・オイレンシュピーゲルの
愉快ないたずら
ストラヴィンスキー ペトルーシュカ*
DGG LPEM 19111 MONO
105 M33▽レーベル フラット重量盤
独初期プレス
録音:1954,53年
R.シュトラウスを現代作品としてとらえたフリッチャイの演奏は、やはり彼の時代にしかでき
な
かったものであり、演奏者の独自性もその上に成立している。フリッチャイによるR.シュト
ラウ
スのDG録音は数少ないが、これは名演として知られるもの。分厚いR.シュトラウスのサウ
ン
ドを明晰に解析しつつ、熱いエネルギーに満ちた演奏を繰り広げている。ペトルーシュカは
1947年版。これはきらびやか。喜びに満ち溢れた演奏で、聴いているものが踊りだして
しまいそうだ。ペトルーシュカという話しは絶望的な皮肉に溢れたものだが、この演奏は、
しあわせ、という感じ。近現代音楽の演奏にかけては素晴らしく切れの良いところを見せる
フ リッチャ イ ベルリン 放送S O
2/57
マルグリット・ ウェー バー (P )
マルグリットとフリッチャイの共演で、マルグリットはこのレコードに納められた
R.シュトラウス ブルレスケ~ピアノと管弦楽の 近代作品に強みを見せるピアニスト。フリッチャイも実は近代作品は好んで
ための
取り上げる指揮者。このアルバムは2人の気合の入り方が違います。
オネゲル ピアノと管弦楽のための協奏曲
M33四角囲みレーベルで、黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster(未承認マスター)
フランソワ ピアノと管弦楽のための協奏曲
のテスト・プレス 貫禄のモノラル音。素晴らしい音質
106 DGG LPM 18338 MONO
盤:M 糸縫いジャケット:M
M33四角囲みレーベル
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
18/76
5,250
5,250
5,250
8,400
フ ルトヴ ェン グラ ー VP O
ブラームス ハイドンの主題による変奏曲
ハイドン 交響曲 94番「驚愕」
HMV ALP 1011 MONO
赤地に金文字 ビッグニッパー
107 フラット重量盤 赤とクリームのニッパージャ
ケット
独オリジナル
英HMV 初期フラット重量盤、溝つきのプレス
フルトヴェングラーが録音したハイドンは94番と88番の2曲だけであるが、
この驚愕は、第1楽章と第2楽章がことのほか美しく、愉しい名演。
フルトヴェングラーの録音で、これほど聞いていて楽しい気持ちになるのは
これをおいてなかなかないのではないか。第1楽章の導入部は2本づつのオーボエ、ファ
ゴット、ホルンによって開始されるが、その響きの味わいはウィーンフィル以外の何物でも
なく、つづいてたっぷり弦が歌う。何と自然に音楽が湧き出てくること
だろう。ここではフルトヴェングラーは何もせず、ウィーンの楽員にすべてを任せて
いるように思われる。良く流れ、歌に満ち、まことに熟したハイドン。フルトヴェングラーが
指揮した古典で、これほどこれほど微笑と愉悦で装われた例も珍しいので
はないだろうか?傑作録音である。 盤:NM~M ジャケット:M
フ ルトヴ ェン グラ ー VP O
ブラームス ハイドンの主題による変奏曲
ハイドン 交響曲 94番「驚愕」
ELECTROLA WALP 1011 MONO
赤地に金文字 ビッグニッパー
フラット重量盤 見開きジャケット 6時位置33四
角囲みレーベル
108
独オリジナル
フルトヴェングラーが録音したハイドンは94番と88番の2曲だけであるが、
この驚愕は、第1楽章と第2楽章がことのほか美しく、愉しい名演。
フルトヴェングラーの録音で、これほど聞いていて楽しい気持ちになるのは
これをおいてなかなかないのではないか。
第1楽章の導入部は2本づつのオーボエ、ファゴット、ホルンによって開始されるが、その
響きの味わいはウィーンフィル以外の何物でもなく、つづいてたっぷり弦が歌う。何と自然
に音楽が湧き出てくることだろう。ここではフルトヴェングラーは何もせず、ウィーンの楽員
18,900
にすべてを任せているように思われる。
良く流れ、歌に満ち、まことに熟したハイドン。フルトヴェングラーが指揮した
古典で、これほどこれほど微笑と愉悦で装われた例も珍しいのではないだろ
うか?傑作録音である。ハイドン・ヴァリエーションは、ウィーンフィルの木管が美しく、格調
の高い演奏。 盤:M-(両面 18回のティック)ほかはNM ジャケット:M
予定価格 31500 →40%off → 18,900
録音:1944年 2月 7-8日
39番 第一楽章は猛烈なエネルギーで、何事が始まったのかと思う。
悲鳴のように聞こえる人もいるだろう。まるでベートーベンのような響きだ。男性的
なリズムが強く刻まれ、前進力もあり、コーダの弦は熾烈さを極める。
そして最後はアッチェレランド気味にすごい高まりをみせる。
第二楽章もピアニッシモの深刻な感情移入、フォルティッシモも心からの叫び。情熱的な
フィナーレ。遠慮がちだったほかのフルトヴェングラーの39番だが、ここでは
やるだけやった思い切りの良さが際立っている。モーツァルトらしくはないが、描かれてい
る音楽は深く、感情のドラマが展開しているという点で一流の音楽。
ヘンデルは、100%フルトヴェングラー流で、音の細かい動きをレガートの歌にして、まったく
別物のようなロマン派音楽を創造。ほかにも随所にフルトヴェングラーでなければ聞けな
い表現が多く面白み満点だ。盤:M ジャケット:M
8,400
フ ルトヴ ェン グラ ー BP O
チャイコフスキー 交響曲 6番「悲愴」
MELODIA D-22249 MONO
110 ピンク地に黒文字
露メロディア初期プレス
EMI系の再生音は音が表面的で、彫の深さがないので、フルトヴェングラーのせっ
かくの演奏がスポイルされがちだった。このメロディア復刻のLPはレンジ感こそないが、中
域の音の鮮度や、温度感があり、フルトヴェングラーの意図した劇的なドラマや悲劇性、第
3楽章のコーダの猛烈な追い込み第4楽章における、自己を厳しく
律するような毅然たる響きが全体を一貫し絶望を切々と訴えていく。主部の最後
のクライマックス・シーンでは、聞く者に恐ろしさ、人間の罪の深さを実感させる。
盤:M-/M(A面冒頭に2mmほどの点キズ1箇所) ジャケット:M
5,800
~パリ・オペラ座のフルトヴェングラー 1954年
5月4日~
フ ルトヴ ェン グラ ー BP O
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作
111 品56a
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未
完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番
CETRA LO519 MONO 2LP
赤地に黒文字
伊オリジナル
ビ ー チャ ム R P O
ハイドン 交響曲 97番 98番
112 HMV ALP1626 MONO
赤地に金文字
英モノラル・オリジナル
1954年5月4日パリ・オペラ座でのコンサートをそっくり収めたアルバム。
「運命」「未完成」とも、人生の深淵をのぞく巨匠の境地がにじみ出ているよ
うな意味深い演奏を聞くことができる。
25年放送テープのまま眠っており、1979年に伊CETRAより発売になった。
これがLP世界初出。運命は2枚目で両面に切ってあり、音質的に有利。
同年の2月にHM,Vでのセッション録音があり、その聴き比べも興味深い。
晩年の深みある名演を聴くことができるライブ盤である。
盤:M 見開きジャケット:M
ボスコ フ スキ ー VP O
J.シュトラウス:ハンガリー万歳 ,山賊ギャロッ
プ ヨーゼフ・シュトラウス 天体の音楽 わが
人生は愛と喜び 他
113 DECCA SXL263 STEREO
WIDE BAND GROOVE レーベル周囲
ORIGINAL RECORDING BY....
英オリジナル
ボスコフスキーのSXL2000番台の名盤として有名な1枚。
数あるボスコフスキー・ウィンナワルツ録音でも、とびっきり録音の優れた1枚。
J.シュトラウスの作品からは、ハンガリー万歳、山賊ギャロップなど賑やかな曲をピ
ックアップし、ヨゼフ・シュトラウスの名曲「天体の音楽」「わが人生は愛と喜び」など
格別に美しい曲を収録。賑やかな中にも、優雅で格調高いワルツを織り込んでいる。この
番号にはブルーバックボーダー・ジャケットはなく、オリジナル・ラベルは
WIDE BAND GROOVE レーベル周囲ORIGINAL RECORDING BY...となる。。
素晴らしいハイファイ音がスピーカーからこぼれるようである。 盤:M ジャケット:M
109
フ ルトヴ ェン グラ ー BP O
モーツァルト 交響曲 39番
ヘンデル 合奏協奏曲op.6-10
MELODIA M10 46005 MONO
白地に黒文字
露オリジナル
21,000
ビーチャムの天性のウィット,チャーミングさがふんだんに感じられる素敵な演奏。
よく歌い,笑ったり,はにかんだり,いたずらしたり,エヘンと威張ったり,襟元を正
したり…これは愉しい活きたハイドン。
ビーチャムの役者ぶりに拍手!そして英HMVのサウンドは、品格に溢れた見事な
もの。ステレオ盤以上に、このALPのモノ盤は完成度が高い。 盤:M ジャケット:NM
19/76
14,700
6,300
12,600
114
マゼ ー ル BP O
ベートーベン 交響曲 6番「田園」
DGG SLPM 138 642 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
赤ステレオ 赤ステッカー貼りジャケット
フラット重量盤
独オリジナル
マルケヴ ィッチ ア ム ステ ルダム ・ コ ン セル
トヘボウO .
リムスキー=コルサコフ ロシアの復活祭
ボロディン ダッタン人の踊り
115 チャイコフスキー 大序曲「1812年」
PHILISP 835 302 AY STEREO
赤地に銀文字
蘭2版
ム ラ ヴ ィン スキ ー レニン グラ ー ド P O
チャイコフスキー 交響曲 4~6番
DGG SLPM 138 657/9 3LP STEREO
チューリップ Made in Germany
独2版
116
録音:1960年
マゼール30歳の時の録音。瑞々しい才気で「ハッ」と聴く者を曲の本質面に気づかせてく
れるような演奏で、自分が、この音楽に関わるなら、こういう独自性を聞いてもらいたい、
という分析とメッセージが託された演奏。その演奏には、若い才能が溢れています。
今、聞いてとても良いな、と思うことは、演奏がとてもクールなこと。曲との距離感 自在
に音符を操る理知的な音楽表現が、聞いていて心地よいのです。ある意味、フルトヴェン
グラーやワルターなどと対極にいる指揮者です。次々にマゼールが手を加えた田園の
ヴァリエーションのすごさに感嘆です。前半の清冽な抒情や才気溢れる表現は、聞く人
を釘付けにするのに十分ですが、後半はもっと凄い!ベルリンフィルの弦の威力を活用
しようと嵐では、強烈な弦の刻み、特に低弦の力が半端ではないです。オーデイオ装置
が目覚める、そんな音です。やりたい放題のマゼールに、BPOはビシッと音を決めてい
ます。BPOメンバーはむしろうれしそう、きっと腕が鳴るのでしょうね。
盤:M ジャケット:M
録音:1964年
「ロシアの復活祭」が大名演!
マルケヴィッチのあっという天才的な解釈が飛び出します。
ダッタン人、1812年も、マルケヴィッチならではの透徹した解釈とほとばしる
情熱で、コンセルトヘボウを熱くドライブしており、熱演を繰り広げている。
2版ですが音質は非常に良好。
探すとなかなか見つからない1枚です。 盤:M ジャケット:M
60年のチャイコフスキーは、録音に独特のクセがある。
弱音の美しさ、金管の咆哮、それらの対比は目を見張るものがあるが、木管ソロのピック
アップは、少々細かい所を拡大して見せられてばいるようで、たとえば、展覧会で大きな
絵を見ていて、下がって見たい時がる。そういう欲求を、60年の演奏に感じるときは、この
旧録音である、モノラル盤を聞いてみていただきたい。きっと好感を持てると思います。
この旧録音の後期シリ-ズは、4番のみザンデルリンクの演奏。ムラヴィンスキーは5番
と6番のみとなる。盤:NM ジャケット:M
ム ラ ヴ ィン スキ ー レニン グラ ー ド P O
チャイコフスキー 交響曲 6番「悲愴」
ETERNA 820 023 MONO
グリーン地に黒文字 フラット重量盤
118 独オリジナル
60年のチャイコフスキーは、録音に独特のクセがある。
弱音の美しさ、金管の咆哮、それらの対比は目を見張るものがあるが、木管ソロのピック
アップは、少々細かい所を拡大して見せられてばいるようで、たとえば、展覧会で大きな
絵を見ていて、下がって見たい時がる。そういう欲求を、60年の演奏に感じるときは、こ
の旧録音である、モノラル盤を聞いてみていただきたい。きっと好感を持てると思います
。この旧録音の後期シリ-ズは、4番のみザンデルリンクの演奏。ムラヴィンスキーは5
番と6番のみとなる。盤:NM ジャケット:M
メー タ ロ ス・ ア ン ジ ェルスP O
ラヴェル ダフニスとクロエ 第2組曲
マ・メール・ロア ラ・ヴァルス
119 DECCA SXL6488 STEREO
NARROW BAND MADE IN ENGLAND
英オリジナル
絶頂期のメータ&ロスフィル
優秀録音です、透明感とゴージャスな色彩感。
ラヴェルの音の万華鏡のような魅力的サウンドが部屋に充満します。
盤:M ジャケット:M
120
7,350
録音年月が1960年とあるとおり、50年も前の古い録音です。ところが、レコードに針を降ろ
す
と、生々しい音で迫真の演奏が始まります。生々しく、迫真であるのです。古い録音だとい
う
のに、唸りを上げて迫ってくる弦楽器、深く地獄の底まで沈んでいきそうな低弦、ぽっかり
浮
かび上がってくる木管楽器、つんざくように、かつ傲然と響き渡る金管楽器。これが50年も
25,200
前
の音とは信じられないほどの生々しさで収録されていて、目の前のスピーカーからそれこ
そ
怒濤のように流れてきます。演奏がまた凄まじい。ムラヴィンスキーはオーケストラを意の
ま
まに動かしています。計算尽くの完全な静寂、凍り付くほど緻密なアンサンブル。圧倒的な
フォルテ。異常とも思える強烈な加速。指揮者にオーケストラが一糸乱れずについて行く様
ム ラ ヴ ィン スキ ー レニン グラ ー ド P O
チャイコフスキー 交響曲 5番
ETERNA 820 022 MONO
グリーン地に黒文字 フラット重量盤
117 独オリジナル
ヨッフ ム LP O
ブラームス 交響曲全集
ELECTROLA 1C151-02910/13 4LP
STEREO
赤地にカラー切手ニッパー
独オリジナル
8,400
4,725
4,725
5,250
録音:1976年
まるで、それぞれ曲を1発で録ったのでは?というくらい、良い意味で緊張感があり熱気を
は
らんだ演奏。 コンサートで名演に巡り会えたときのような満足感・充実感を与えてくれるブ
ラ
ームスです。 全曲を通じて退屈という言葉は無縁の演奏であり、第1番の第1楽章など曲
16,800
が進むにつれてぐいぐい音楽に引き込まれていくのを感じますし、第1番や第2番終楽章
の
コーダなど聴く者を興奮させて止まない演奏となっています。こぶしとパンチの利いた指揮
で、ブラームスの交響曲に対する期待を裏切りません。ロンドン・フィルのアンサンブルは
ド
イツのオケほど重厚にすぎないところも良く、しなやかな弦は印象に残ります。熱いヨッフム
の指揮に、重厚なドイツのオケではあまりにも重く、そういう意味で、このLPOとの演奏は組
20/76
リステ ン パルト ザー ル室内O .
F.ヘンデル(Vn) J.シャンボン(Ob)
M.アンドレ(Tp)
アルビノーニ 作品集
弦楽とオルガンのためのアダージョ
オーボエと弦楽と通奏低音のための協奏曲
op.9-2
121 トランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲
op.7-6
弦楽と通奏低音のためのシンフォニア
ELECTROLA SME95047 STEREO
白地に赤文字、金色のリム
独オリジナル
リステンパルト率いるザール室内O.とのアルビニーニ作品集です。最近、「アダージョ」を
劇的に表現する団体が増えていますが、本来、この作品が持っている持ち
味は、しみじみした抒情性にあるのではないでしょうか?リステンパルトのように、
一貫して変わらない美しい音楽の流れを聞かせてくれる演奏ってありそうでない
のです。普通に演奏しながら、演奏に味わいや、佇まいの美しさがある。他の曲も
スタイルは一緒で、バロック音楽の美しさを感じていただける演奏になっています。
ERATO録音ですが、仏盤の明るい音はどうも?という方には、このELECTROLA
プレスをお勧めします。オーボエ協奏曲の第2楽章など、陰影豊かで音が騒がず、
どこか晩秋の雰囲気が漂います。 盤:M ジャケット:M
リステ ン パルト ザー ル室内O .
ヴィヴァルディ
ピッコロ協奏曲ハ長調
2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調
122 スイスELITE SMLP 5011 STEREO
黒地に銀文字
スイス・オリジナル
リステンパルトのセンスあふれるヴィヴァルディ協奏曲集。非常にきれいなエコーが溢れ
る
ような場所で録音されていて、演奏家は7割の音量で演奏は会場に満ちてゆく。演奏家は
音量よりは、音色に焦点をあて、美しい合奏が出来上がった。爽やかさとゆたかさのある
見事なヴィヴァルディの協奏曲集。とくに2曲のヴァイオリン協奏曲が弦の艶、簡素だが
味わい深い演奏を聴かせる。このELITE SPECIALは、60年代中期のプレス 録音はClub
Francais Du Disqueで、非常に録音がうまく録られていて、豊饒という言葉がぴたりとはま
る。ELECTROLAプレスは、原盤の豊かな音はそのままに、ともすると、騒々しくなりがちな
仏盤の明るさを少々落とし、低域は豊かに響かせている。盤面にごくわずかだがふくらみ
が
複数個でているが、音楽を損なうことはなく、ごくまれにローノイズででる程度。
リヒター ミュン ヘン ・ バッハO .
盤:M-/M (Side1 5回のティックと微細なサーフェイス3mm)
J.S.バッハ 管弦楽組曲 2番 3番
文章にすると、ひどく聴きづらいレコードのように思えてきますが、全くそんなことはありま
ARCHIV SAPM 198 272 STEREO
せ
艶銀地に青文字 12時位置にSTEREO 赤ステ ん。音が常に流れているバッハの音楽では、ティックはほとんど目立つことはほとんどない
からです。リヒターの管弦楽組曲の魅力をたっぷりと楽しむことが出来ます。ミュンヘンバッ
123 レオ・ジャケット
独オリジナル
ハのずっしりと重い弦の響き ニコレの密度の高いフルート異様なほどの集中力で演奏に
打ち込むミュンヘンバッハのオーケスオラ。まるで、演奏家全員がなにかに憑かれている
かのような求心的なバッハ。赤ステレオ・ジャケット時代のリヒター盤は、本当に素晴らしい
音色を聴かせてくれます。 盤:M 糸縫い三面見開きジャケット:M
ロ ジ ェストヴ ェン スキ ー レニン グラ ー ド P O
ハチャトゥリアン 組曲「ガイーヌ」
チャイコフスキー フランチェスカ・ダ・リミニ
DGG SLPM 138 673 STEREO
124 チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
赤ステレオ フラット重量盤
独オリジナル
ワルター VP O
モーツァルト 交響曲 38番 41番
EMI MFP2061 MONO
エンジ地に銀文字
125
ワルター コ ロ ム ビ ア S O
ブラームス 交響曲 2番
PHILIPS 835 556 AY STEREO
マローン地に銀文字 HIFI STEREO
蘭オリジナル
126
録音:1961年
レニングラードPOの圧倒的なアンサンブル力を駆使して演奏された2作品。
この時期、レニングラードPOは、ムラヴィンスキーが第一指揮者、ロジェストヴェンスキー
が
第二指揮者となっていた。1961年の録音と言うと、ムラヴィンスキーがチャイコフスキー後
期交響曲を録音した年。このアルバムは、ムラヴィンスキーのセッションと同時に録音され
たのではないか?
何となく音質傾向も似ている。いずれにしても、見事な演奏である。
盤:M ジャケット:M
録音:1936年、1938年
ワルターとコロムビアSOとの評価は、CD時代になって芳しくないようです。
あの録音はレコード用にスタジオで作った音であることがわかってしまった
からだと思います。むしろ、SP時代に録音した、一連の録音は録音を超えて迫って
くるものがあります。ワルターの幸せな時代のモーツァルトは、いつ聞いても良い
ものです。当時、絶頂期にあったウィーンフィルの、絶妙な反応をを聞くのも楽しく、
奏者一人一人の実力が非常に高いということがわかります。
フランスのスタンパーを使用して、英国EMIにてプレスされたレコードです。
盤:M ジャケット:M
7,350
6,300
4,200
7,875
4,200
古典的な造型のバランスを保ちながらも、そこから自ずとにじみ出るような情動的ニュアン
ス
において希有の魅力を感じさせる名演。アメリカのオケのアンサンブルのケバケバしさを削
ぎ落とし、音響的にまろやかに仕上げ、気品と深みのある音彩を付帯させつつ、最晩年の
ワルターの境地をアンサンブルに投影させたような虚飾無い音楽の味わい。
コロンビア響の編成がうすいとか、硬いとか言われますが、そのぶん管パートの響きの表
18,900
情の強さが引き立っていて、弦は個々の声部の生々しい迫力が直に伝わってきます。
すこぶるコクのある強奏と、室内楽的に落ち着いた佇まいの弱奏との、絶妙なコントラスト
がこの演奏の魅力とも言えるのではないでしょうか。PHILIPSのHIFI STEREOレーベルの
音質は、しっとりした質感と艶のあるサウンドで、豊かなプレゼンスを聴かせる見事なもの
盤:M ジャケット:M
21/76
ワルター NYP
ブラームス 交響曲 2番
PHILIPS A 01163L MONO
マローン地に銀文字 minigroove
フラット重量盤 独オリジナル
127
ワルター コ ロ ム ビ ア S O
ブルックナー 交響曲 4番「ロマンティック」
ブルックナー 交響曲 7番
128 ブルックナー 交響曲 9番
CBS S 77401 4LP STEREO
青地に黒文字レーベル
独プレス
ワルター VP O K .フ ェリア
マーラー 大地の歌
DECCA LXT 5576 MONO
129 オレンジ地に銀文字
英再発
ワルター/ニューヨークPO(53)はワルター屈指の名演だ。特にワルターのイメージを覆す
終楽章の燃焼は想像を超える。音はモノラルながらしっかりしており、モノクロ具合が深
い情念を示すと前向きに考えれば問題ない。第1楽章から芯のある音がうねりをもって
提示される。ここには牧歌的な要素はない。大編成のニューヨークフィルを使い豪快とも
いえるつくりだ。ロマンティックに歌いながらも音力は常に強い。いつ爆発するかもしれない
という緊張感を秘めている。第2楽章の豊かな歌!第3楽章は静と動の対比が鮮やかだ。
多少のアンサンブルの乱れも構わずに前に突き進むワルターがいる。
そして終楽章。短い序奏に続きいきなりパンチが繰り出される。オケのトゥッティは強力で
ティンパニも決まる。速いテンポで常に明確に弾かれる。鬼気迫る異様な緊張感が支配
する。そしてラスト。中盤から終結にいたる猛烈なアッチェレランドは他では絶対に聴け
ない。速度違反もいいところだ。音を割るホルン。機関銃の一斉掃射を思わせるトランペ
ットとティンパニ。ブラームスが聴いたら泡を吹いたろう。ワルターは二年後のフランス国
立Oとのライブ録音でも同じ解釈を示すがオケの威力が違う。このような狂気の演奏が
スタジオ録音というから驚きだ。A面に小ティックあるも、この演奏の白眉であるフィナー
レを、ぜひ、初期盤で味わっていただきたい。しかも、大音量で!
盤:M-/M ジャケット:NM
ワルターが米COLUMBIAにステレオ録音したブルックナーのすべて。4番の演奏
はあまりに有名ですが、7番や9番もあまり聞かれていないのではないでしょうか?晩年の
ワルターがあえて選んだブルックナーの3曲の大曲。耳を傾けてみてはい
かがでしょうか?70年代のドイツCBSのプレスは、がっしりとしたサウンドで低域
はずっしりと響くように鳴って、中域も厚く音が痩せて鳴るということはありません。
オリジナル盤との違いは、マスターの音をありのままカッティングした点で、克明な
音の粒たち、オケの各パートもすべて聞き分けることができます。盤:M 箱:NM 解説書
付
ワルター&VPOの「大地の歌」はこの再発盤が音質もクリアで、
フェリアの歌唱だけでなく、ワルターがウィーンフィルと繰り広げるマーラー
の世界を堪能できるでしょう。オリジナルLXT2枚組とこの再発盤、両方持っていても決し
て、
無駄にはならないと思います。 小キズと表面のすれがあるので特価としました。
盤:M- ジャケット:M
7,350
12,600
3,500
ピア ノ オルガン チェンバロ
ア シ ュケナー ジ
ラフマニノフ 絵画的練習曲集
ラフマニノフ コレルリの主題による変奏曲
130 DECCA SXL6604 STEREO
NARROW BAND MADE IN ENGLAND
英オリジナル
両曲とも再録。注目すべきはコレルリ変奏曲の方。緩徐な変奏での思索するような内省的
な姿勢は
以前には聴かれなかったもので、シュケナージの円熟を示すものだ。結果的に作品全体
が語る世界
が大きく深くなっている。録音も非常に優秀。 盤:M ジャケット:M
盤:M ジャケット:M
ア シ ュケナー ジ プ レヴ ィン LS O
プロコフィエフ ピアノ協奏曲 3番
スケッチ「秋」op.8 交響曲 1番「古典」
131 DECCA SXL6768 STEREO
NARROW BAND MADE IN HOLLAND
蘭プレス
アシュケナージとプレヴィンの大変美しい演奏によるプロコフィエフ。
アシュケナージのピアノはクリスタルのように透明感があって、
そのクールな音色が素晴らしい。
盤:M ジャケット:M
ア シ ュケナー ジ プ レヴ ィン LS O
プロコフィエフ ピアノ協奏曲 4番
プロコフィエフ ピアノ協奏曲 5番
132 DECCA SXL6769 STEREO
NARROW BAND MADE IN ENGLAND
英オリジナル
NARROW BAND MADE IN ENGLANDでオリジナルとなります。
アシュケナージとプレヴィンの大変美しい演奏によるプロコフィエフ。
盤:M ジャケット:M
ア ルゲ リッチ ロ ストロ ポー ヴ ィッチ ワシ ン
トン ・ ナシ ョナルS O
シューマン ピアノ協奏曲
ショパン ピアノ協奏曲 2番
133
DGG 2531 042 STEREO
BLUE LINE
独オリジナル
録音:1978年
アルゲリッチは持ち前の輝かしい音色と卓越したテクニックで、しなやかに演奏したシュー
マ
ンとショパン。 ショパンの2番のコンチェルトは、初恋の相手に想いを馳せて作曲されたと
言
われていますが、非常に美しい抒情楽章を持つ作品。アルゲリッチの天衣無縫のピアノが
見事なシーンを紡いで見せます。アルゲリッチの演奏のすごい点は、考える前に指が動い
て
5,500
ア シ ュケナー ジ ジ ン マン LS O
ショパン ピアノ協奏曲 2番
ショパン バラード3番 夜想曲 17番 スケル
ツォ 3番 舟歌
134 DECCA SXL6693 STEREO
ED4 NARROW BAND
蘭プレス
録音:1965年、1967年
協奏曲はJ.S.バッハの協奏曲とのカップリングでSXL6174より。小品は、SXL6334のスケ
ル
ツォ全曲を含むアルバムよりリカッティング。協奏曲はK.ウィルキンソンの録音、独奏曲は
ゴ
ードン・パリー、ジェームズ・ロック、アレックス・ロスナーなどDECCAの一流エンジニアが
名
を連ねる。いいとこ取りのショパン・アルバム。編集してもこれだけの音質を聴かせる
DECCAは大したもの。指揮者のジンマンが非凡なショパンを聞かせてくれ、これだけ聞い
ていてもかなりの聞きもの。 アシュケナージのピアノは冴えわたり、硬質な澄んだ音色
3,675
3,500
2,625
4,200
22/76
ア ルゲ リッチ ショパン・アルバム
ショパン ピアノ・ソナタ 3番
ポロネーズ 7番「幻想」 6番
3つのマズルカ
DGG SLPM 139317 STEREO
チューリップ Made in Germany
独オリジナル
アルゲリッチがドイツ・グラモフォンに録音したショパンのアルバムは、1967年、1974年、
1975年に録音した3枚のみ。以外に少ないというのが実感です。1967年の録音は「ソナタ
第3番」と「幻想ポロネーズ」、「英雄ポロネーズ」、「3つのマズルカ作品59」。1974年のも
のは「ソナタ第2番」、「アンダンテ・スピナートと華麗なるポロネーズ」、「スケルツオ第2番
」。1975年は「24の前奏曲」他となっています。本アルバムは、アルゲリッチがショパン・コ
ンクールに優勝してから2年後に録音したもので、多くのファンに聴かれた録音だと思いま
す。ショパン・コンクール優勝の勢いさめやらぬ演奏と言えるでし
ょう。 ソナタ第3番の第1楽章は両主題の性格の違いが際立つ曲ですが、ほの暗い情熱 16,800
135
の第1主題に対して、第2主題は心行くまで歌わせる感じです。走り抜けるような第2、第4
楽章とノクターンのような第3楽章とこの曲はアルゲリッチにはよく合っているように思いま
す
。ふだんあまり弾かれない 「3つのマズルカ」が素晴らしい名演でこれを選んだアルゲリ
ッチの強い想いを感じさせるものになっています。そして何と言っても「幻想ポロネーズ」の
深い表現に聞き惚れていただきたい。アルゲリッチが引き出す絶妙なピアノの音色和音、
アナログでじっくり味わっていただきたい1枚です。
盤:M ジャケット:M
ア ルゲ リッチ
アルゲリッチ初のバッハ・アルバムとして注目されたディスクである。アルゲリッチ
J.S.バッハ トッカータBWV911 パルティータ 2 のレコードはどれもすばらしいが、この唯一のバッハ・アルバムにも、彼女の魅力は、いか
番
にも爽やかに発揮されている。アルゲリッチは、ここでも持ち前の奔放な情熱や感興にと
イギリス組曲 2番
ん
DGG 2531 088 STEREO
だ表現を無理に押さえこむことなく、自然体でバッハに対している。自分の感性と読みに
BLUE LINE
忠実に、しかも、しなやかな余裕をもって弾かれた演奏は、決してバッハの音楽を歪める
独オリジナル
ことはないし、思わず溜め息が出るほど清新な生命力としなやかな感興にとんだ歌にあふ
れている。女の精巧なテクニック、輝きに満ちた音色、しなやかなリズム感、個性的な閃き
などが一体となって、生命力に富む演奏が繰り広げられている。
136
5,250
アルゲリッチは、天性の優れたバランス感覚を発揮して演奏の形を美しく整え、バッハの
音楽を感興豊かにまとめている。その表現は確信に満ちているが、演奏の流れが見事に
統括され、美しい彫琢を見せる。アルゲリッチのバッハで際立っているのは、リズムを歯切
れよく刻みながら、それが決して機械的で乾いた演奏でなく、情趣をたたえたみずみずし
い印象をあたえる点であろう。バッハ解釈につきまといがちな重々しさがなく、たとえバッ
ハの場合であっても、音楽が本質的に抒情的な芸術であることを教えてくれるのである。
3曲ともすぐれた出来ばえだが、とくに《パルティータ》の味わいのある表現が素晴らしい
。アルゲリッチならではのすぐれてユニークな、みずみずしいバッハというべきだろう。
盤:M ジャケット:M
ア ルゲ リッチ
A面の「ソナタ第2番」は、このアルゲリッチの演奏を聴いて耳になれてしまうと他の演奏は
ショパン ピアノ・ソナタ 2番op.35
物足らなくなってしまう。それくらいハマった演奏に仕上がっています。B面は、A面の重苦
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネー しさから解放されるように、非常に優美で美しい作品を演奏。この辺、アルゲリッチの選曲
ズop.22
は素晴らしい!特に「アンダンテ・スピナートと華麗なるポロネーズ作品22」は、序奏部に
137 スケルツォ2番op.31
5,250
あたる「アンダンテ・スピナート」がたいへん美しく、アルゲリッチの演奏の中でもズバ抜け
DGG 2530 530 STEREO
て素晴らしく、「ポロネーズ」のほうもニュアンスに富んでいて、聴いていて楽しいものです
BLUE LINE
。次の「スケルツィオ第2番」はアルゲリッチ録音の代表曲のひとつかと思います。力と繊
独オリジナル
細な表現の見事な対比! 盤:M ジャケット:M
ア ルゲ リッチ
ラヴェル 夜のガスパール ソナチネ
高雅にして感傷的なワルツ
DGG 2530 540 STEREO
138
BIUE LINE
独オリジナル
録音状態は非常に良い。適度に冷たく揺れる「ガスパール」突然、引きづり込まれるパワ
ーも持つ。強く、揺らめき、怪しく、うねる。水の精という静寂なイメージより、底に引きずり
込むパワーを感じる、しかも、沈んでしまって浮かび上がってこない、底知れぬ怖さも持っ
ている。強弱のパワーの強さと鋭さは、アルゲリッチならではで、やはり凄い!それを巧み
に抑えているので、いつ爆発するかわからず、考えると怖い演奏。あまり、文学的イメージ
にとらわれず、リズムと楽調に自然に反応するアルゲリッチらしいラヴェル!すべてにおい
て自然体。 盤:M ジャケット:M
ア ルゲ リッチ
リスト ロ短調のソナタ
シューマン ピアノ・ソナタ 2番op.22
DGG 2530 193 STEREO
BLUE LINE
独オリジナル
これを聴くと作曲家のリスト自身、鋼鉄の筋肉とビロードのタッチを持つ鬼神のごと
きピアニストではなかったかと想像されるほどで、それだけに普通のアプローチでは、この
ソナタの真の輝きは出てこない。それをアルゲリッチは野生、魔力ともいうべき動物的、呪
縛
的な力を以て、一瞬にして曲に血を与え、破滅寸前ともいうべき極限の演奏で、疾風怒濤
の
ように曲を駆け抜ける。アルゲリッチの演奏の魅力は、作品誕生の瞬間に立ち会うような
新
鮮な感動を味わえることで、彼女はいわば緩急自在な楽想を展開して止めることがない。
それでいて作品の構造的な要はしっかりと踏まえていて、表現のスケールは限度がないか
と思うほど広く、ファンタジーが渦巻く。すこぶる力感のみなぎった、エネルギッシュな演奏
で
ある。もう一つのシューマンがまた凄い。リストももちろん素晴らしいが、シューマンの奔放
な
盤:M ジャケット:M
139
ア ン ダ( P ,指揮)
ザルツ ブ ルグ・ モ ー ツ ァルテ ウム O .
モーツァルト ピアノ協奏曲 16番 23番
140 DGG SLPM138870 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
赤STEREOジャケット
独オリジナル
5,250
6,300
6,825
23/76
141
ヴ ァルヒャ
J.S.バッハ イギリス組曲2番 4番
ELECTROLA STE 80499 STEREO
白地に赤文字 金色のリム
独オリジナル
エ ッシ ュバッハー ケン ペン BP O
ブラームス ピアノ協奏曲 2番
DGG LPM18024 MONO
LP33レーベル
山吹色ジャケット 背に青のテープ
フラット重量盤
142
独オリジナル
英ASD未発売
バッハの作品の骨格を浮き彫りにしながら淡々と語るように奏でているが、一連の曲は心
憎
いほど特徴づけられ、生き生きとした生命を与えられている。そこには押しつけはましさは
な
8,400
く、むしろ、爽やかな印象。ELECTROLAの音質は、今までさんざん聞きなれてきた、音色と
は一線を画すもので、音量をあげなくても、ヴァルヒャのバッハがすんなり伝わってくる。オ
リ
ジナル盤を聞く、という行為はこういうことなのか、と気づく。盤面にはドイツ盤特有のふくら
みがあり、無音の場所や静かな場所で、ローノイズ(ゴロゴロ)音楽を損ねるものではな
ウルトラ・レア!
DGGが1953年までの数年間製造していたLP33レーベル この音はまさに音の宝石と言っ
ていい。管球式システムの作りだした音だと思うが、それ以外にレコード材質も関係してい
ると思われる。中域に独特のカーヴがあり、それがフワッとした聴覚
上の触感を作り上げている。音も全体に明るいが蛍光灯の明るさではなく、白熱
球の色合いだ。明るいがゆえに影も濃い。深みがあるが、愉しさもあるので聞いて
18,800
いて何とも心地よいのだ。こういうモノラル音はLP33レーベルだけだ。
エッシュバッハとケンペンの演奏は、ドイツ的で重厚なブラームスで、ゆるぎない安
定感の上に、スケール大きな音楽を構築してゆく。
エッシュバッハとケンペンの、ブラームスを聞く楽しみと、LP33レーベルの
魅力的なサウンドを、同時に味わいたい。 盤:NM ジャケット:M
カサド シ ュ セル コ ロ ム ビ ア S O
モーツァルト ピアノ協奏曲 26番 27番
CBS SBRG72107 STEREO
青地にCBS1つ目レーベル
143 英オリジナル
ドイツ系のピアニストのように、カチッとした構成感の上に弾かれたものではな
く音楽の美的センスにしたがって弾かれた、どこか、しゃれた味わいを醸し出し
ている。普通、こういう演奏スタイルでモーツァルトを弾くと失敗は免れないが、
カサドシュの演奏は聴ける。
それは、カサドシュにとって、この演奏スタイルがお国訛りのように、必然で
あったからだ。誰にでも出来るものではないが、このモーツァルトは、カサドシュ
独自の個性の光る、フレンチ・モーツァルトなのである。粋な軽さのある、先天的なモー
ツァルト。 これはこれで素晴らしい 盤:M ジャケット:M
ロ ベルト・ カサド シ ュ&ギ ャ ビ ー ・ カサド シ ュ
~4手のためのフランス音楽集~
ドビュッシー 小組曲
サティ 梨のかたちをした3つの小品
シャブリエ 3つのロマンティックなワルツ
144
フォーレ ドリー
英CBS SBRG 72050 STEREO
青地に黒文字 センター1つ目
英オリジナル
心優しいロベールと、気品あふれるギャビー(奥様)カサドシュとの連弾集。
このさりげない演奏、とっても良いかんじです。
それでいて、ニュアンスはたっぷりあって、味わい深く、フランスの4手作品
でこれを超えるアルバムはいまだに出てきていないように思います。
超がつく名盤ではないのですが、聞いていてくつろげるのと、洗練された
演奏センスや上品さが光るアルバムです。4曲ともに見事な演奏。
盤:M ジャケット:M
ギ ー ゼ キ ン グ カラ ヤ ン P O
ベートーベン ピアノ協奏曲 4番
COLUMBIA C 70085 MONO
145 青地に黒文字 白文字でCOLUMBIA 10インチ
内袋に青インクでUuverkaufliche Musterplatte
スタンプ押印 フラット重量盤
初期の独2版、フラット重量盤です。
プロモーション用に内袋に非売品の押印があります。
RIAS放送局の在庫品につき、現在までまったく針が通っておらず、
新品同様の溝の音を聞くことが出来ます。
盤:M 糸縫いジャケット:M
ギ ー ゼ キ ン グ ベー ム ザク セン 国立O .
ベートーベン ピアノ協奏曲 4番
J.S.バッハ パルティータ 1番
ショパン 夜想曲op.9-3
ショパン 練習曲 op.25-1 op.25-2
ドビュッシー 水に映る影
ラヴェル 水の戯れ
146 DISCO CORP RR-415 MONO
赤地に黒文字
米LP化初出
録音は1935年。ギーゼキングは、なんの迷いも無くサラサラと弾き始める。ベームの伴奏
も
すっきりしており、ギーゼキングとの息もぴったり。第2楽章では、正に質実剛健な造型で
あ
るベーム特徴満開だが、ソリストに取ってはブレない安定感が在って安心ではないかとも
思
う。これに安心したのかギーゼキングは、冷たいロマンシズムを演奏で表現している。この
人にとっての浪漫派とは、とても冷めたものだと言うのが解る。当時のベームはすでにスト
イックな面が在ったので、やはりこの組み合わせは正解の様だ!終楽章もしっくり行ってる
が、終章ではオケもピアノも駆け出すので、そこを良い面の若さと見ても良いと思った。楽
団は、まだザクセンと言われた頃のドレスデン・シュターツカペレだ、この時期のSKDはど
ん
な音色を出していたかは、興味深いところだ。
全体にガッシリとしながら、精妙な響きは素晴らしく、ベームに於いても最も充実した時代
だったのではと予想がつく。B面のバッハ パルティータやショパン、ドビュッシー、ラヴェル
24/76
6,800
6,300
5,400
5,800
グー ルド
グレン・グールド・レガシー第3集
1枚目:ブラームス 間奏曲集
2枚目
グリーグ ピアノ・ソナタop.7
ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージン
ガー 第1幕への前奏曲
147 ワーグナー 夜明けとジークフリートのラインへ
の旅
*ピアノ版編曲 グレン・グールド
3枚目
シベリウス ソナチネop.67 1~3番
R.シュトラウス ピアノ・ソナタop.5
CBS M3 42107 STEREO
青地に白でCBS RECORDING MASTERWORKS
グー ルド
グレン・グールド・レガシー第4集
1枚目:クレネック ピアノ・ソナタ 3番
シェーンベルク 3つの小品op.11 5つの小品
集op.23
2枚目:アルバン・ベルク
ピアノ・ソナタop.1
シェーンベルク ピアノのための組曲
148
ヒンデミット ピアノ・ソナタ 3番
3枚目
スクリャービン ピアノ・ソナタ 3番 5番
2つの小品集
プロコフィエフ ピアノ・ソナタ 7番
CBS M3 42150 3LP
蘭プレス
録音時期の異なる3枚に音の統一を図り、実に豊かなサウンドで再生されるこのレガ
シー・
シリーズはよくできていると思います。非常に優秀なリカッティング。また、膨大なグールド
の録音をすべて入手することは難しいし、そこまでは望んでいない方が多いでしょう。しか
し
、グールドの録音は優れたものならば、。バッハ以外も聞いておきたい。その際は優秀なカ
ッティングで聞きたい。このレガシー・シリーズのボックス物はそういう需要にきっちり応え
た
企画です。名演の誉れ高い、ブラームスの「間奏曲集」はこの曲の代表録音でもありま
す。
これはすべて収録。グールド編曲によるワーグナー2曲は、装飾音の入れ方が興味深く、
スケ-ルの大きな音楽を悠然と弾き上げています。グリーグとシベリウスは、グールドの
北欧への思いがよく出た演奏で、実に愛情あふれる演奏。タッチもいつも以上に丁寧で美
しい。そしてグールド生涯、最後の録音となったR.シュトラウスのピアノ・ソナタop.5
グールドは生涯にわたってR.シュトラウスの作品を心から愛し多数録音しましたが、この演
青地に白でCBS RECORDING MASTERWORKS
録音時期の異なる3枚に音の統一を図り、実に豊かなサウンドで再生されるこのレガシー
・シリーズはよくできていると思います。非常に優秀なリカッティング。また、膨大なグール
ドの録音をすべて入手することは難しいし、そこまでは望んでいない方が多いでしょう。
しかし、グールドの録音の優れたものはバッハ以外も聞いておきたい。このレガシー・
シリーズのボックス物はそういう需要にきっちり応えた企画です。この4集は、近現代の
作品の中でも、グールドの得意としていた作品を集めたもので、1つ1つの作品が音楽
史を切り開いてきたような、重要である意味、とんがった作品を網羅しています。だから
でしょうか?ここでのグールドは真剣勝負!
グールドの現代音楽の真価をこのセットは聞かせてくれることでしょう。
盤:M 箱:M 解説書付
グー ルド
ベートーベン ピアノ・ソナタ 5番 6番 7番 8
番 9番 10番
149 CBS 78275 2LP STEREO
青地に黒文字
独オリジナル
録音:1964年
盤:M ジャケット:M
グルダ ア バド VP O
モーツァルト ピアノ協奏曲 25,27番
DGG 2530 642 STEREO
150 BLUE LINE 独オリジナル
独オリジナル
グルダがモーツァルトのコンチェルトの中を、自在に泳いでみせる名演。
これだけ肩の力が抜け、感興のままに弾きあげたモーツァルトも珍しい。
アバドは出来るだけグルダの邪魔にならないように、繊細にオケに指示を出し、ウィーン
フィルはそれを完璧にこなしている。かくしてグルダの即興的とも言えるピアノがモーツァ
ルトの中で羽ばたくのである。盤:M ジャケット:M
8,800
8,800
7,350
ケン プ ミュン ヒン ガー シ ュトットガルト室
内O .
モーツァルト ピアノ協奏曲 9番「ジュノーム」
15番
DECCA LXT2861 MONO
オレンジ地に金文字 12時位置に楕円ビッグ
DECCA グルーヴガード
151 独オリジナル
4,200
ケンプの心技が充実してゐた頃に行はれたDecca録音の逸品。
ケンプはモーツァルトも沢山弾いたが録音は多くないので興味深い。第9番の冒頭から
おっ
とりとした温もりのあるピアノが滋味豊かに奏でられる。一瞬、締まりのない退屈な演奏に
なるのではないかという予感が走るが、杞憂に過ぎない。冒頭の音はそれほど、温かみと
笑みのある音がしている。浪漫溢れる音楽でありながら、気品ある佇まいが全体に凛とし
た
5,800
情感を漂はせ、愛くるしい歌と繊細な転調が聴く物を幸福にしてくれる。左手のアルペジオ
の詩情は殊に美しい。第9番でこれほど多彩な表情を聴かせた演奏は数少なく、屈指の
演奏として推奨したい。第15番も同様の名演で、この演奏を聴かないのは、モーツァルト好
きには、もったいないと思わせる素敵な演奏である。ミュンヒンガーの伴奏も極上で、細部
まで上品かつ快活な音楽を聴かせてくれる。
2曲とも様式美を超えた格調高さに心打たれる1枚。独DECCAの切れ味のある、硬質で透
明感あるサウンドも素晴らしい。雰囲気の英盤 音質の独盤 という評価はまことに正しい
と思う。盤:M ジャケット:M
ケン プ ケン ペン BP O
この番号のLP33レーベルは存在せず、このM33四角囲みレーベルがオリジナルとなりま
ベートーベン ピアノ協奏曲5番「皇帝」
す。この時期のDGGのモノラル・サウンドはステレオ時代のくっきりすっきりとは異なり、
DGG LPM 18131 MONO
ゴツゴツしたドイツ的なイメージのものではなく、ふわりとした艶と密度感のある音だった。
山吹色と黄色のツートーンカラー糸縫い見開き スケール感や迫力よりは、音質の美を追求して、そこに楽器のリアル感を出したレコード
ジャケット
。このケンプとケンペンの「皇帝」も、実に音色が美しい。
M33四角囲みレーベル フラット重量盤
まだ情報量がごちゃごちゃ詰まっていない時代の、間違いなく「美」の選択がされている
152 独オリジナル
16,000
レコードです。ケンプの歌も、表情をかえて実に美しい!1953年製造のレコードですが、
奇跡的か?盤面、ジャケットともに、60年代のレコードと見間違えるほど、素晴らしいコン
ディションです!同じレコードが出ることはあっても、これだけ良いコンディションのレコード
はなかなか巡り会えないと思います。この演奏のファンの方は是非!
盤:M ジャケット:M
25/76
ケン プ
ベートーベン ピアノ・ソナタ 2番
ベートーベン ピアノ・ソナタ 5番
MELODIA M10 45111 MONO
153 露LP化初出
1940年後半の録音
皆さん、ケンプはベートーベン全集を3度録音していたことは、ご存じでしょうか?
50年代にモノラル 60年代にステレオ 実はその前、40年代にSPで録音していたのです
このLPはそのSP盤から起したもの。音質的には、非常に聴きやすい。
30代~40代のケンプの演奏です。演奏はしなやかで、音楽にロマンティシズムがあふれ
ています。そして、非常に重厚でドイツ的な話法で語られたベートーベン。このレコードを
聞くと、きっと全曲聴いてみたくなると思います。それくらい、素晴らしい演奏です。
ケンプ・ファンならこのLPは必聴です! 盤:NM~M ジャケット:M
ケン プ
ベートーベン ピアノ・ソナタ 31番 32番
154 DGG SLPM 138 945 STEREO
チューリップ Made in Germany
独2版
巨匠、ケンプによるベートーベンの最後の2つのソナタ
2版ですが十分な音質。
盤:M ジャケット:Mジャケットに傷みがあるので、このお値段で。
シ フ ラ ヴ ァン デ ルノ ー ト P O
グリーグ ピアノ協奏曲
リスト ピアノ協奏曲 2番
155 HMV ASD301 STEREO
白地に赤文字 金色のリム
英オリジナル
さすがにASD300番台の音は、エーテルを流したような滑らかなサウンド。
録音からマスタリングまで、オール真空管システムによる音と言ってもいいでしょう。ピアノ
の高域のきらめき、音の余韻はため息が出るほど美しい。シフラは、リスト弾きのレッテル
を貼られてしまったピアニスですが、嫌みのない技巧と淡い抒情性は、
作品を聞く上で長く付き合える。もっと聞かれていいピアニストだと思います。
盤:M ジャケット:M
シ フ ラ ロ ズ ニャ イ指揮ハン ガリー 国立O .
グリーグ ピアノ協奏曲イ短調
156 Qualiton HLP 153 MONO 10インチ
黄色地に茶色文字 うち溝
ハンガリー・オリジナル
ハンガリー出身の超絶技巧のピアニスト、シフラのQUALITONへの録音。
指揮者、オケともにハンガリー勢での録音。ハンガリアンの血が騒ぐような、かなり奔放な
演奏で、
インターナショナルに洗練されていない時期の、シフラのピアノには野性味がある。
盤:M-/M(A面で4,3,4回のティック 他は良好) ジャケット:M
ク リステ ィー ナ・ ジ ャ コ ッテ ( ク ラ ブ サン )
マルセル・ セルヴ ェラ ( gmb)
クープラン クウラブサン曲集
クープラン ヴィオールとクラブサンのための作
157 品
CONCERT HALL SMS2601 STEREO
アズキ地に銀文字
スイス・オリジナル
変幻自在、多彩な作品と次々と生み出したクープランのクラズサン曲集を、
抜群のセンスで弾きあげたジャコッテの素晴らしいクラヴサン曲集。
セルヴェラを独奏に迎えたヴィオール・ソナタも、なかなか聴かせる。
CANCERT HALL 初期チューリガフォン・プレス 音質は非常に良い。
盤:M~NM ジャケット:M
レー ヌ・ ジ ャ ノ リ(P ) バド ゥラ =スコ ダ(P )
シ ェルヘン ウィー ン 国立歌劇場O .
モーツァルト 2台のピアノのための協奏曲 10
番K.365
モーツァルト 2台のピアノのための協奏曲 7
番K.242
WESTMISTER XWN 18546 MONO
青地に銀文字
158 米初期プレス
レーヌ・ジャノリ[1915-1979]は、アルフレッド・コルトーとイヴ・ナットに師事したフランス
の名女流ピアニスト。第二次大戦前から活動をはじめ、パレーやワインガルトナー、シ
ェルヒェン、エネスコ、カザルスらとの共演でも名声を得た彼女は、1947年にパリ音楽
院の教授に就任。以後は演奏活動は控え目になるが、それでもWestminsterレーベ
ルへは、モーツァルトのソナタ全集やピアノ協奏曲、メンデルスゾーンの無言歌、ラヴ
ェルやドビュッシーのピアノ独奏曲、バッハの作品などレコーディングをおこなって話
題になった。このレコードは、そのWESTMINSTERレーベルに行ったコンチェルトで、2
台のコンチェルトをスコダと録音したもの。正直に言って、この曲がこれほど内容のあ
る音楽だとは思っていなかったが、イメージが変わってしまった。この2曲に関しては
、このジャノリ&スコダは最高の出来栄え!優しくニュアンスのあるタッチがジャノリ
、歯切れのいい軽快なタッチはスコダのもの、聞かれればすぐに判別できるだろう
。ジャノリのモーツァルトは、何とも言えない味わいのある演奏。
一見したところ、素朴なのだが、まことに細やかな音楽づくりがなされており、その
自然な音楽の流れが耳を惹きつける。彼女は本当にモーツァルトがうまかった!
ドイツより入荷のウェストミンスター盤はとてもきれいです。これだけの美品は大変
希少です。 盤:M ジャケット:M
シ ュナー ベル
録音:1935年
ベートーベン ピアノ・ソナタ 29番「ハンマーク 彼にはこのソナタの1楽章のテンポはこうでなければならないとでもいった信念があったの
ラヴィーア」
で
EMI COLH61 MONO
はないかと思います。完全に弾ききれていないのに、それでもこの速さ!第2楽章も危ない
グレイ地に黒文字
ですが、何とかそれなりに終わります。第3楽章 ここにいたって、シュナーベルの本当に凄
英LP初出
さを実感できます。この緩除楽章は凄いです。譜面をなぞっているだけではなく、その奥の
奥まで見透しているかのような演奏です。特に弱音の美しさは類を見ないようにも思いま
159
す。
これほど深い音楽を聴くことは、そうはないかもしれません。シュナーベルのこの楽章、本
当
に凄い演奏ではないかと思います。一生、聴き続けていくに耐える演奏とは、こういう演奏
を
言うのでしょう。第4楽章に入っていくところは、シュナーベルの独壇場です。主部に入って
か
26/76
5,250
4,200
8,400
4,200
4,200
6,300
5,500
ソ リア ー ノ ブ ルゴ ス パリ音楽院O .
ファリャ スペインの庭の夜 クラヴサン協奏曲
LA VOIX DE SON MAITRE ASDF778
STEREO
赤地に銀文字 半円ニッパー
金色STEREOシール貼り木柱付きジャケット
160 仏オリジナル
ソリアーノのピアノは、細やかなニュアンスを生かした表情の豊かなもので、繊細な光の
きらめきを見せる。第2楽章あたりは、ややオーケストラに溶け込みすぎて埋没気味な感
がないでもないが、逆に終楽章、特にラスト3分間はもう最高である。ラローチャからは
得られない「胸にジーン」の瞬間を、このラストに感じる。ソリアーノが奏でるピアノのしん
みりした情緒と、パリ音楽院管の管楽器のメロウな響きが呼応しあって、短いながらも
かけがえのない時間が生み出されている。濱田滋郎氏はソリアーノとアルヘンタの共演
盤を高く評価し、そこでのピアノについて、「まろやかな哀愁」という表現を使っておられ
たが、それも一つの至言かも知れない。ただ、デッカ盤はピアノの定位が巨大すぎて落
ち着かない。どちらかと言えばこの、ブルゴス盤をとりたい。フランス・オリジナルは、音
の鮮度も申し分なく、ソリアーノの美しいピアノを堪能できるのである。少々キズに出る
箇所があるのでお値段は特価。ただ、音楽鑑賞に著しく影響することはなく、溝の状態
も、音質も良く、特定の箇所を通過すれば良好な状態。 状態がMINTならば15,000円
盤:M- ジャケット:M
チェルカスキ ー フ ィストラ ー リ P O
盤:M-/M ジャケット:M
リスト ピアノ協奏曲 2番
ショパン 幻想曲 マズルカ23番 練習曲4番
HMV BLP1013 MONO 10インチ
161 赤地に金文字 半円ニッパー
赤とクリームのラージ・ニッパー見開きジャケッ
ト フラット重量盤
英オリジナル
エ リー ・ ナイ
エリー・ナイの晩年、独SOMERSETに録音されたモーツァルトとベートーベンのソナタ。
ベートーベン ピアノ・ソナタ 32番
スケールの大きなナイならではの演奏。
モーツァルト ピアノ・ソナタ 11番「トルコ行進曲 盤:M ジャケット:M(白い紙背中貼り)
付き」
162
SOMERSET 591 STEREO
オレンジ地に黒文字
独オリジナル
エ リー ・ ナイ
シューベルト さすらい人幻想曲
即興曲op.142-2 / 楽興の時op.94-2
楽興の時op.94-3 / 楽興の時op.94-4
163 即興曲op.142-4
COLSSEUM SM523 STEREO
オレンジ地に黒文字 白のCOLSSEUM
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
エ リー ・ ナイ
ブラームス ピアノ・ソナタop.5
ロマンスヘ長調 / インテルメッツォ変イ短調
インテルメッツォop.117
164 インテルメッツォ変イ長調
COLSSEUM SM522 STEREO
オレンジ地に黒文字 白のCOLSSEUM
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
バレン ボイム ( P ,指揮) イギ リス室内O .
モーツァルト ピアノ協奏曲 20番 23番
ELECTROLA SME 91656 STEREO
165 白地に赤文字 金色のリム
ラベルにプロモーション・シール貼り
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
バレン ボイム ( P ,指揮) イギ リス室内O .
モーツァルト ピアノ協奏曲 20番 23番
ELECTROLA SME 91656 STEREO
166 白地に赤文字 金色のリム
ラベルにプロモーション・シール貼り
独オリジナル
音に出ない表面のスレ少々
盤:M ジャケット:M
バー ン スタイン (P ,指揮) VP O
モーツァルト ピアノ協奏曲 15番K.450
モーツァルト 交響曲 36番「リンツ」
DECCA 6.41658 STEREO
167 青地に黒文字
独プレス
レナード・バーンスタイン若き日の名録音。
ウィーンの音楽界に登場して一躍寵児となった彼がウィーン・フィルと共演したアルバムで
、弾き振りのピアノ協奏曲第15番は大変貴重な録音となった。
「リンツ」も晩年のバーンスタインとはまた違った瑞々しさが漲るはつらつとした演奏で、
ウィーン・フィルから生彩に満ちた音色を引き出して、限りなく魅力的な演奏を展開。 この
レコードはナローバンド時代のTELDECプレス。音質的にしっかりしていて、このお値段で
、この演奏が楽しめるならお勧めだと思います。音はボケたりはしていません、独盤らしく
カチッと引き締まった音です。 盤:M ジャケット:M
ブ ルー ス・ ハン ガー フ ォ ー ド
ワーグナー ピアノ曲集
ETERNA 826 309/310 2LP STEREO
168
黒地に銀文字
独オリジナル
あのワーグナーの作曲したピアノ作品集である。LP2枚セットになっていて、全8曲を
収録している。名前を言わないとワーグナーの作品だとはわからないかも知れませ
ん。しかし、その曲をひも解いて見るのも、興味深いことです。
盤:M-~NM(にきび2mm キズ5mm特価) ジャケット:M
6,300
6,300
7,350
7,350
7,350
6,300
5,400
27/76
4,200
6,300
E.フ ィッシ ャ ー (P )
フ ルトヴ ェン グラ ー P O
ベートーベン ピアノ協奏曲 5番「皇帝」
HMV ALP1051 MONO
赤地に金文字 半円ニッパー
赤とクリームのニッパー・ジャケット
フラット重量盤
英オリジナル
169
この『皇帝』はまさに他の誰にも真似のできない境地に達している。
フルトヴェングラーの演奏スタイルは彼の「エロイカ」(1952年スタジオ)などと同じように、
自在な演奏である。音楽はことさら立派さや重厚さを強調されず、旋律の美しさ、曲想の
生きて呼吸するような展開の仕方に聴くべきものがある。フルトヴェングラーは目立たない
ようにテンポを操作しており、表面上は何でもないように感じられながら、テンポを速めた
り遅くすることで、息詰まるような切迫感を与えたり、幸せな音楽をファンタジックに聴かせ
てくれるのだ。フィッシャーも含め、この演奏は仙人の演奏みたいだ。全てが繊細であり
ながら脈々とエナジーが息づき、空間に鳴り響くのではなく、精神に向かって直接放射さ
れてくるような演奏といえばわかりやすいだろうか。するすると心に染み入ってくる不思議 18,800
な演奏なのだ。色々な盤を見てきたが、この演奏はHMVのALPが最高だ。できれば、初期
のフラット重量盤で聞きたいが、なかなか入荷しない。また、入荷したと思っても、フラット
・プレスゆえに、キズがつきやすく、美品に出会うのは非常に稀なのである。
しかし、今回は入荷しました!この時代である。どうか100%の美品とは思わないでほしい。
しかし、可能な範囲で十分に盤質は良い。今まで入荷したALPでは断トツである。このレコ
ードをもって、フィッシャー「皇帝」の打ち止めにされていかがでしょうか?
盤:M~NM ジャケット:M
ブ ルシ ョルリ モ ラ ルト ウィー ン 国立P O
チャイコフスキー ピアノ協奏曲 1番
英VOX PL7720 MONO
黒地に金文字 フラット重量盤
170
英オリジナル
ブルショルリ(1915-1972)はフランスの女流ピアニスト。チャイコフスキーの第1番
は彼女の得意演目。強烈なアクセントを付けたエキセントリックな表現とはがねのよう
なタッチと超絶なテクニックは目を見張らせる。粗削りなようで繊細さも併せ持ち、リリ
カルな歌も清冽。この英VOX PL7720は、ブルショルリのチャイコフスキーの最良音
源。独PANTHEONは盤のコンディションが悪く、満足いく物が滅多に出ません。こちら
は英DECCAプレスで、音は鮮明、しなやかでキレのある音質は、まさにDECCAの血
統。OPERAのジャケットに収められている。 盤:M ジャケット:M
ホロ ヴ ィッツ
D.スカルラッティ ピアノ・ソナタ集
171 独CBS S 72274 STEREO
青地に黒文字 センター1つ目
独オリジナル
スカルラッティは555曲のソナタを作曲したと言われていますが、
ホロヴィッツは17曲のソナタをセレクトし、誰にも真似の出来ない絶妙な
タッチでスカルラッティを聞かせてくれます。
盤:86 ジャケット:85
ジ ェルメー ヌ・ ルルー
シューマン クライスレリアーナ
SUPRAPHON LPM 322 MONO 10インチ
172 青地に金文字 金色のリム
フラット重量盤
チェコ・オリジナル
ジェルメーヌ・ルルーはおもに50年代にパリで活躍した女流ピアニスト。
たおやかな音楽づくり、しっとりとした風情はルルーの美質のひとつ。どんな早いパッセー
ジ
も丸く、音が突出しないで弾き上げる。聞きながら心地よい眠りに誘われる。何て素敵なシ
ューマンだろう。50年代のチェコのオリジナル盤ですが、まったく聞かれていなかったと思
わ
れ盤もジャケットも、真新しく見える。こういうレコードは見ていても気持ちいいものです。
センターのひげもナシ。新品同様。
盤:M ジャケット:M
盤:M ジャケット:NM
リパッテ ィ
スカルラッティ ソナタL.23 L.413
シューベルト 即興曲op.90 2番と3番
リスト ペトラルカのソネット
173 ラヴェル 道化師の朝の歌
エネスコ ピアノ・ソナタ 3番
COLUMBIA FCX495 MONO
紺地に銀文字 仏オリジナル
12,600
6,300
8,400
(両面冒頭から8mmほど盤面白く変化 針を通るとき、ごく小さく軽いサッ という音)Side1
はスカルラッティ、Side2はエネスコのソナタ。
10,500→ 5,250
5,250
リパッテ ィ
スカルラッティ ピアノ・ソナタ
シューベルト 即興曲
リスト ペトラルカのソネット
174 ラヴェル 道化師の朝の詩
ブラームス ワルツ
エネスコ ピアノ・ソナタ 3番
Pathe Refrence 2C 051-01696 mono
これは、PATHE REFRENCEの中の1枚。REFRENCE用に起こした復刻の
ようで、初期仏盤や英33CXとは、また違った広いレンジと、ダイナミクスを
持っていて、初期盤を聞くのとは、ひと味違う楽しみ方が出来ます。
1曲1曲、録音年代や録音場所が違うことを、音質ではっきりと聞かせてくれるレコードで
す。選曲も念入りで、リパッティの様々な面を聞くことが出来るのはうれしいところ。 盤:M
ジャケット:M
リヒター =ハー ザー ジ ュリー ニ P O
ベートーベン ピアノ協奏曲 3番
COLUMBIA SAX2543 STEREO
175 赤地に黒文字 半円部分に白でCOLUMBIA
英オリジナル
この番号のブルーシルバーは存在していません。リヒター=ハーザーのピアノは、実に精
妙
にベートーベンの書いたピアニズムを刻む。時にデリケートに、時にダイナミックに、その多
彩さに目眩がしそうだ!これほど音楽が求めた音色を、そのままピアノで弾きあげることの 12,600
出来たピアニストはほかにギーゼキングくらいではないだろうか?
英コロムビアのサウンドも素晴らしい! 盤:M ジャケット:M
リヒテ ル カラ ヤ ン ウィー ン S O
チャイコフスキー ピアノ協奏曲 1番
DGG SLPM 138 822 STEREO
チューリップ Made in Germany
176 独2版
個性の塊のような時期にいたリヒテルと血気盛んな60年代のカラヤンが
正面衝突したチャイコフスキー!この演奏では、実際にリヒテルは、カラヤンのやり方に納
得できずに、そうとう怒り心頭の状態だったと、回想録に書いている。しかし、事故になる
寸前に、音楽に戻っていく2人。ギュンター・ヘルマンスの録音で録られたリヒテルのピアノ
の鮮やかな音色、カラヤンのオケをも食いそうになる個性と前に出るピアノ!壮麗に始ま
り
、雄弁に歌い、カラヤンの高らかなファンファーレにもめげずに、じわじわ後半戦でカラヤン
を追い込むリヒテルがすごい!2版ですが音質も良くお勧めです。盤:M ジャケット:M
28/76
4,515
5,250
リヒテ ル ミュン シ ュ ボストン S O
ベートーベン ピアノ協奏曲 1番
ベートーベン ピアノ・ソナタ 22番
RCA SB2149 STEREO
177
赤地に銀文字 溝付き
英オリジナル
ルー ビ ン シ ュタイン NYP ク リップ ス
ベートーベン ピアノ協奏曲全集
RCA SNA25010-1/5 5LP STEREO
赤地に銀文字
独オリジナル
178
レオン ハルト(Ce mb)
レオン ハルト・ コ ン ソ ー ト
レオン ハルト、 ミュラ ー 、ウェリン グ
ウィッテ ン ボッシ ュ(c e mb)
J.S.バッハ
2台のチェンバロのための協奏曲BWV1062
179 2台のチェンバロのための協奏曲BWV1060
4台のチェンバロのための協奏曲BWV1065
TELEFUNKEN SAWT9424 STEREO
黒地に金文字 金の線による扇レーベル
独オリジナル
録音:1960年
カラヤンとチャイコフスキーを録音した2年前、初渡米、米デビューの60年。
ミュンシュとの共演。リヒテルの個性を遺憾なく発揮したベートーベン1番。
力感あふれ壮大なミュンシュの伴奏に、一歩もひけをとらないリヒテルはさすがで
ある。これは英DECCAがカッティング&プレスしたレコードで、SXL2000番の時期のすさま
じいサウンドは、一度聴いたら耳から離れない。盤:M-/M ジャケット:M (Band1で23回
小さいポソ音 他はMint)
7,350
ルービンシュタインというピアニストは、既存の枠からいつもはみ出している。
ベートーベンの奏法、ドイツ的な演奏、古典の形式 そういうものはクソくらえ!
とでも言っているかのように、独自の視点を持っている。だから、これはルービンシュタイン
の見た、感じたベートーベン。しかし、指揮者はウィーン音楽大学の教授職にある、クリッ
プスであるところが組合せの妙である。あろうことか、1番の冒頭からオケをドライブして、
熱くなっているのはクリップスその人。立場が逆転している気がするのだ。ルービンシュタ
18,500
インはむしろ、ベートーベンの音楽の内面に耳を傾けながら、そっと鍵盤に手を置く。
曲が迫真に迫るとき、ルービンシュタインとクリップスは、どのようなベトーベンを聞かせて
くれるのだろうか?とにかく人間の器が大きく、音楽のとらえ方も大胆なルービンシュタイ
ンの最初のベートーベン全集。非常に興味深い演奏といえるだろう。1曲 1枚の贅沢な
カッティングです。音もゆったり余裕があります。盤:M 箱:M 解説書付
複数台のチェンバロによる協奏曲集。
原曲を( )内に記入しておきました。ぞれぞれ押しも押されぬ名曲ばかり。
複数のチェンバロによるカバーは、どんな効果を生み出すのでしょうか?
2台チェンバロの作品は、旋律を弾く第一cemb、旋律にからみ裏の旋律を
奏でる第2cemb、そろぞれ聞きごたえがあります。
このアルバム中の聞き物は4台の協奏曲でしょう。
ちょっと琴の合奏を彷彿とさせる音の重なり方をする個所があったり興味深い
作品です。旋律が4つのチェンバロのどこに移っていくかを追いかけていると、
バッハがこの作品を書いた意図が見えてきます。
4台のチェンバロがフルで鳴るときの迫力は圧巻です。
昨年の1月に亡くなったレオンハルトを偲んで聞いてみてはいかがでしょう。
盤:NM(表面のすれ 音には出ない) ジャケット:M
5,250
ヴァイ オリン ヴィオラ チェロ
ア ッカルド マズ ア ラ イプ ツ ィッヒ・ ゲ ヴ ァ
ン トハウスO .
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 1番 2番
ETERNA 827 149 STEREO
黒地に銀文字
180 独オリジナル
アッカルドのヴァイオリンの繊細さが、ブルッフ特有の哀愁美を際立たせてい
ます。音楽がどんなに高揚しても、音を濁さず、アッカルドが持つ美音のレヴェルは
変わらないのです。フランチェスカッティから譲り受けた名器 Stradivari 1727 "Hart"の見
事な音色をお楽しみください。マズア&ゲヴァントハウスは、悠とした落ち着き
があり、穏やかに包み込み、温もりを与えてくれる演奏に感じられます。ETERNA
盤は音の腰がPHILIPSより低く、ダイナミック・レンジも広大。いくらでも音量を上げ
られる、豊かなサウンドです。PHILIPSからも同ソースが存在しますが、ライプツィ
ッヒでの録音になるので、このETERNA・オリジナルがより音の統一性を持ってい
ます。低域は引き締まって、出るときは豊かに伸びます。
盤:M ジャケット:M
ア ッカルド (Vn ) ホリガー (O b)
イ・ ム ジ チ合奏団
ヴィヴァルディ 12の協奏曲op.7
PHILIPS 9500 088/9 2LP STEREO
赤地に銀文字 蘭オリジナル
アッカルドのStradivari 1727 "Hart"が、ヴィヴァルディの輝かしい音楽に共鳴
するかのように、実に美しく響いています。
何も考えず、ただ、この美しい音楽を楽しめばよいのです。
イ・ムジチの弦楽合奏もかなり美しいものですが、アッカルドのヴァイオリンは
その上を行きます。音色は柔らかく、中域に独特の魅力、音に芯があり、浸透力がありま
す。唖然としながら黙して聴くべし!です。
12の協奏曲の内訳は、1番と7番がオーボエ協奏曲
他はすべてヴァイオリン協奏曲。
ヴァヴィルディ作品の集大成 18枚組の全集に含まれていない。
アッカルドの美しい音色で弾き上げた10曲、ホリガーの吹く2曲で全12曲。
演奏、録音、ともに優れたセットで、この曲の決定版として、持ち続けていたい。
盤:M 箱:M 解説書(水ぬれによる皺少々)
181
ラ ド ゥ・ ア ルド ゥレスク (Vc ) ア ルベルト・
グットマン (P )
ベートーベン チェロ・ソナタ全集
182 ETERNA 826 082-3 2LP STEREO
黒地に銀文字
独オリジナル
日本ではあまり名が通っていませんが、ヨーロッパでは非常に有名なチェリ
スト。チェロを学んだ人なら神様扱いでしょうか。
アルドゥレスクはルーマニア出身のチェリストで、ガスパール・カサドのアシ
スタントをしていたこともありました。多くの弟子を輩出しており、その一人
にイタリアのチェリスト、ルイジ・ピオヴァーノがいます。
この録音は、ETERNAのために録音されたもので、非常に優れたベートーベンの
チェロ・ソナタ全集の録音です。 盤:M ジャケット:M
29/76
4,725
6,300
25,200
リア ナ・ イサカー ゼ (Vn )
サナー ゼ &グルジ ア ・ フ ィルハー モ ニック
室内O .
ヴィヴァルディ 四季
MELODIA C10 10057 STEREO
183
赤地に黒文字
露オリジナル
録音:1991年
ロシアの弦楽器奏者の中にあって、もっとも注目を集めているイサカーゼ
、彼女は1946年、グルジアの出身。D.オイストラフに師事して、18歳の時、
ロン=ティボー国際コンクールで優勝を果たした。
このときの入賞者は、スピウ゛ァコフ3位、和波孝禧4位、フォンタナローザ5位)、と多くの
ヴァイオリニストを制しての1位入賞だった。
音楽を話すように演奏するイサカーゼの演奏は、常に聴衆の心を惹きつ
けてやまない。女性らしい優しい語り口の中に、深い音楽の理解が包まれ
ている。盤:M ジャケット:M
リア ナ・ イサカー ゼ (Vn )
サナー ゼ &ジ ョルジ ア 室内O .
ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲RV278
184 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ニ短調
MELODIA C10 16757 STEREO
赤地に黒文字
露オリジナル
録音:1982,83年
イサカーゼのヴァイオリンは、新しい魅力に溢れている。聴く人の心をつかむ才能、音楽の
洞察力、彼女の演奏の前では、誰もが納得させられるのである。
音楽を話すように弾き、聴き手をひきつけてやまないのだ。
盤:M ジャケット:M
テ ィボー ル・ ヴ ァルガ(Vn ) テ ィボー ル・
ヴ ァルガ室内O .
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 2番 3番
185 SOMERSET 608 STEREO
オレンジ地に黒文字 黒のリム
独オリジナル
ヴァルガのSUMERSETへの録音をご紹介します。
無心に音楽を弾き上げるヴァイオリニスト、その演奏はどこかで聞いた記憶がある。その
記憶をたどると、ヴァルガがイエネ・フバイとカール・フレッシュについて学んで
いだことを思いだした。そして、この異様に美しく、しなやかで強いヴァイオリンの音色......グァ 5,250
ルネリ・デル・ジェス"ソイル"の音色である。
魂をわしずかみにされそうな、音色とはこのことを言うのだろう。
盤:M ジャケット:M
D.オイストラ フ I .オイストラ フ
録音:1961年
グー セン ス R P O
メロディアごく初期のステレオ盤、非常に希少で魅力的なサウンドを聞くことが
J.S.バッハ 2台のヴァイオリンのための協奏曲 出来ます。盤:M ジャケット:M
ヴィヴァルディ 2台のヴァイオリンのための協
186 奏曲op.3-8
MELODIA C157 STEREO 10インチ
緑地に銀文字 MKラベル
露オリジナル
5,250
6,300
7,350
D.オイストラ フ
I .オイストラ フ グー セン ス R P O
J.S.バッハ 2台のヴァイオリンのための協奏曲
D.オイストラフ グーセンス RPO
J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲 1番 2番
187
DGG SLPM 138 820 STEREO
チューリップ ラベル周辺の文字「ALLE
HERSTELLER.レーベル...」
独オリジナル
録音:1961年
オイストラフ愛して止まなかった楽器、
ストラディヴァリ “コンテ・デ・フォンターナ”、 1702年を弾いての録音。
オイストラスのDGGへの録音。
全帯域がなめらかにつながっていて、ヴァイオリンの音色も非常に美しい。
録音技術の高さを見せつけます。
しかし、ヴァイオリン単体の魅力だけでいうと、メロディア盤に軍杯が上がる
かも知れません。盤:M ジャケット:M
D.オイストラ フ コ ン ド ラ シ ン 交響楽団
モーツァルト
ヴァイオリンのための協奏曲 7番
オールド・メロディア D-1562 MONO 10イン
チ
188 赤地に金文字 ラベル灯台ラベル フラット重量
盤
露オリジナル
レア!
若き日のオイストラフは、ライオンの吠え声から小鳥のさえずりまで、自在に楽器を奏でる
ことが出来ました。このモーツァルトでは、高域の音色の美しさが
際立っています。
滑らかで、艶と厚みのある、オールド・メロディアの素晴らしい再生音。
オイストラフのヴァイオリンの音色の美しさはオールド・メロディアならでは
もの、一度、聞いたら忘れられません。
この音がお好きなには是非、お勧めです。
オールド・メロディアはうまく再生できるカートリッジと音が割れてしまうものが
出てしまうようです。音が割れてしまう場合は、当店にて引き取らせていただき
ます。盤:M-/M 共通ジャケット:NM
4,500
D.オイストラ フ コ ン ド ラ シ ン 交響楽団
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
オールド・メロディア D-857 MONO
赤地に金文字 33とRounds per minuteの文字
(ロシア語表記)
フラット重量盤
189 露オリジナル
レア!
250gの超ヘビー級重量盤からとうとうと流れ出る音は素晴らしいの一語!
オケ部分が若干かすれる部分がありますが、製造時期とMELODIAの製盤技術
を考えると仕方ない面も。以前にも同じレコードが入荷しましたが、やはり、
同様のコンデイションでした。溝が傷んでいるわけではなく、ロシア国内で普及
したピックアップに合わせた溝の形状の問題と思われます。音楽を損ねるほど
ではありませんが事前にご承知置きを。オイストラフのヴァイオリンはとろける様な美音を
聞かせそれだけでも十分に価値あり!
演奏は、この時期のオイストラフならでは、デモーニッシュな迫力から天使の
高弦まで、懐の深いブラームスを表現している。
オールド・メロディアはうまく再生できるカートリッジと音が割れてしまうものが
出てしまうようです。音が割れてしまう場合は、当店にて引き取らせていただき
ます。 特価。 盤:M 共通ジャケット:M
7,350
30/76
6,300
D.オイストラ フ コ ン ド ラ シ ン
ソビエト国立SO
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
TELEFUNKEN TW 30170 MONO
190 10インチ
黒地に金の扇 艶レーベル
フラット重量盤 独オリジナル
コンドラシンとの共演は、スタジオとライヴの2種類あります。一般的にライブ盤が
有名ですが、たしかにあの熱狂は血がたぎるものがありますが、作品をじっくり聞
く姿勢を取ると、以外にも、演奏の荒さ(録音レヴェルの不安定もある)が目立つよ
うになり、チャイコフスキーがこの曲に込めたダイナミックな楽想、抒情性、エネルギッシュ
なオケとの掛け合いなど総合的にみると、この録音に軍配が上がります。
後年のオイストラフは、構成がゆるくなりがちですが、ここでは常に引き締まった
音楽を目指しており、オイストラフの黄金時代を聞く思いです。
盤:M ジャケット:M
D.オイストラ フ コ ン ヴ ィチュニー
シ ュター ツ カペレ・ ド レスデ ン
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
191 ETERNA LPM1014 MONO
白地に青文字 LIED DER SEITレーベル
フラット重量盤
独オリジナル
東独ETERNAの最初期のLPレコード、LIED DER ZEITレーベルによる
オイストラフのETERNAへのレコーディングです。
このレーベルの美品はほとんど現存しませんが、この1枚は非常に良い
コンディション。 盤:M ジャケット:NM(右上剥離)1.5×1.5cm
D.オイストラ フ コ ン ヴ ィチュニー
シ ュター ツ カペレ・ ド レスデ ン
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
192 DGG LPM 18196 MONO
M33四角囲みレーベル フラット重量盤
独オリジナル
上のETERNAと同時期の録音。
骨太で荒削り、ずっしりと重い音のする東独盤、全帯域にわたって比較的フラットなサウン
ドづくりのDGG。オイストラフは、楽屋では常にヴァイオリンをケースから出して、手に持って
いた
そうです。これは、ヴァイオリンが外気で冷めない配慮だったようです。
これほどスケールの大きな演奏をするヴァイオリニストでも、実は繊細な楽器への配慮が
あったのです。 盤:NM ジャケット:NM
D.オイストラ フ コ ン ヴ ィチュニー
ドレスデン・シュターツカペレ
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 5番
193 ETERNA LPM 1016 MONO
白地に紺文字 フラット重量盤
東独初期プレス
50年代のETERNA盤で、これだけの美品は見たことがありません。
音質も素晴らしく希少な1枚。
盤:M ジャケット:M
D.オイストラ フ エ ー ルリン ク
ストック ホルム 祝祭O .
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
COLUMBIA FCX354 MONO
194 濃紺地に銀文字
フラット超ヘビー級重量盤
仏オリジナル
久しぶりの手にずっしりくる盤 250gありました!
問答無用の迫力サウンド!重心の低い音は、モノラル音はこうでなければ!
と思わせるすごい説得力です。仏盤の初期盤でコンデションであれば、最上とした。こまか
きスレや小キズありますが、音には出ませんが念のため。オイストラフの数
多いベートーベン ヴァイオリン協奏曲中、もっとも完成度の高いと言われるのが
当、エールリンクとのモノラル盤である。引き締まった演奏で、ぐいぐい伸びる低域
から美しい高域まで、申し分ない表現力、モノラルながら音質も良い。
盤:NM ジャケット:M
D.オイストラ フ ハチャ トゥリア ン P O
ハチャトゥリアン ヴァイオリン協奏曲
195 COLUMBIA 33CX1303 MONO
青地に金文字
英オリジナル
厚盤。
作曲家自ら指揮をとった、オイストラフの鬼気迫る名演。この演奏の右に出る盤は
いまだに出ていないのではないでしょうか?
盤:M ジャケット:M
D.オイストラ フ コ ン ド ラ シ ン
グラズーノフ ヴァイオリン協奏曲
クヌシェヴィツキー ガウク
チャイコフスキー ロココの主題による変奏曲
196 オールド・メロディア D-407 MONO
赤地に金文字 33とRounds per minuteの文字
(ロシア語で)
フラット重量盤 露オリジナル
滑らかで、艶と厚みのある、オールド・メロディアの素晴らしい再生音を聞くことができま
す。音がかすれる個所あり。オールド・メロディアはうまく再生できるカートリッ
ジと音が割れてしまうものが出てしまうようです。音が割れてしまう場合は、当店に
て引き取らせていただきます。オールド・メロディアのキャクター、大らかに受け止
めていただける方。特価販売。
盤:NM 共通ジャケット:M
7,875
7,350
5,250
5,400
D.オイストラ フ S .リヒテ ル
フランク ヴァイオリン・ソナタイ長調
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 3番
ETERNA 826 214 STEREO
黒地に銀文字
197
独オリジナル
1968年 モスクワ音楽院大ホール
オイストラフの音は、芯のある濃密な音。たっぷりと歌い貫禄十分にこのソナタ
を深く、大きなものにしています。特に3、4楽章はピアノともども白熱した名演となっていま
す。共演のリヒテルのピアノは思ったよりおとなしくて、オイストラフに合わせている感じ、
一般的には十分立派なピアノとは思うのですが。録音はライブで、レンジも広くはないので
すが、暗騒音あり、咳払いなどがちゃんと入っていてライブらしい雰囲気豊かで好印象で
す。
中央、やや左寄りにヴァイオリン、中央やや奥にピアノが定位という実際の演奏会のイメー
ジで聴けてこれもマルです。ピアノはグランドピアノを連想するに足るものです。ヴァイオリ
ン
オイストラ フ リヒテ ル
オイストラフ&リヒテル、世紀の共演
フランク ヴァイオリン・ソナタ
この録音の初版は、この青地に影付き銀文字ラベルである。
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 3番
音質も良い。このライブ盤には、ロシアの2巨匠の張りつめた気魄のぶつかり合い
MELODIA 33CM 2257 STEREO
があって、聴き始めるとたちまち引き込まれてしまう。そのことを何十年ぶりかに
青地に金文字 半円丈夫に影付きMELODIAロ 再確認した次第だが、フランクにはフランスの作曲家らしからぬ重厚な精神性があ
198 ゴ
るのと同時に、フランスらしい感覚的な魅力もある。オイストラフ・リヒテル盤は密度感と迫
露オリジナル
力
が素晴らしい。そして、そこからときどき零れる美しいメロディが心地良い。ブラームスは、
こ
の巨匠の共演の真価を発揮する曲、オイストラフの持ち味である息の長いカンタービと、
リヒテルの瞑想的で詩情豊かなピアノが素晴らしい演奏を生み出した。
31/76
6,300
7,350
5,250
7,350
6,300
D.オイストラ フ S .リヒテ ル
フランク ヴァイオリン・ソナタイ長調
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 3番
EURODISC 80080 STEREO
銀地に黒文字 3時位置にステレオ・マーク
199 独オリジナル
録音:1968年
上記ETERNA盤とまったく同一ソース。
上は、MELODIAよりのマスターテープからカッティング、プレスを東独のETERNAで行った
もの。こちらは、西側のEURODISCがカッティング、プレスを行った。音の傾
向はずいぶん違う。ETERNAはメロディアのマスターをそのままカッティングしたよ
うな音で、会場の中にいるかのような臨場感がたっぷり。このEURODISC盤は、
楽器の音のみをクローズアップしたような鳴り方。よっておとなしかったように聞こ
えたリヒテルの緻密なピアノが鮮明に聞こえる。楽器もマイク近い印象を受ける。
よりクリアに聴くならこのEURODISC盤。全体の雰囲気で聴くならば、ETERNAがお
勧め。盤:M ジャケット:M
4,200
D.オイストラ フ
この素晴らしいヴァイオリン協奏曲のことを語るときりがないのであるが、特徴的な部分だ
M.シ ョスタコ ー ヴ ィッチ&NP O
けを書くと、第3楽章「パッサカリア」である。ショスタコーヴィッチは、古い旋
ショスタコーヴィッチ ヴァイオリン協奏曲 1番 法であるパッサカリアを使用して、深い思索の世界に入っていく。オイストラフのこ
MELODIA CM 4291-2 STEREO
の楽章の演奏は、まさに独壇場で、現代にある優れた演奏(ムローヴァ、ハーン、
黒地に銀文字
シヴィリ)も、とうてい到達することの出来ない世界を形成している。オイストラフ
露オリジナル
をして、音が甘い、ずぶとい音が嫌だ、という人はこの演奏を聴くと良いと思う。
200
なぜオイストラフが偉大なヴァイオリニストだったかを、もっとも端的に示した
演奏だからだ。もしかして、将来、オイストラフを超える演奏をものにするかも知
れないと思わせるのはハーンだろう。現行のCDの演奏は、自らのヴァイオリン
さえ破壊しかねない激しさ、すべてを吹き飛ばして進むような力技だが、一回り
大きく成長した時、どうなのか?
盤:M ジャケット:M
6,300
D.オイストラ フ ホー レン シ ュタイン
LS O オシ ア ン ・ エ リス(Hp)
ブルッフ スコットランド幻想曲
D.オイストラフ(Va) I.オイストラフ(Vn) コンドラ
201 シン&モスクワPO
モーツァルト 協奏交響曲K.364
TELDEC 6.42514 STEREO
青地に黒文字 12時位置に黒に白抜きDECCA
独再発
オイストラフの豊かな音楽性とDECCA陣が音に仕掛けた幻想の魔術が
サウンドの中に花開く傑作レコード。特に「スコットランド幻想曲」の中に込められ
た郷愁のようなものは、DECCA陣のお家芸なのだろう。ここにオイストラフの十八番、泣き
節が乗ってくる。これはもうたまらない。それが演歌にならずに、西洋の
ファンタジーに仕上がっているところはさすがである。TELDECのニューカッティング
で切られた盤は凛々しい音がしています。このニューカッティングで聴くブルッフは、ファン
タジーと演奏の両方を楽しませてくれます。盤:M ジャケット:M
5,250
D.オイストラ フ (Vn ) N.ワルター (P )
ルクレール ヴァイオリん・ソナタ
コダーイ 3つのハンガリー舞曲
チャイコフスキー 瞑想曲
202 プロコフィエフ マズルカと冬の遊び
ETERNA LPM1023 MONO 10インチ
白地に青文字で LIED DER ZEITレーベル
フラット重量盤
独オリジナル
モノラル時代のオイストラフの初々しい音色を聴く。
古典での折り目正しい表現、コダーイでのマジャール旋法のエキゾチズム
チャイコフスキーにおける深い情感の表出
白眉はプロコフィエフの小品にこける自在な演奏。
ここでのオイストラフは端正さから魔術的なものまで、何でも弾けてしまう、
その懐の深さを堪能していただきたい。
ETERNA最初期のLP 素晴らしいモノラル・サウンド!
盤:M~NM 共通ジャケット:M
イゴ ー ル・ オイストラ フ (Vn )
ギ ン ズ ブ ルグ(P )
フランク ヴァイオリン・ソナタ
203 ETERNA 720 050 MONO 10インチ
青地に白の扇レーベル
独オリジナル
この10インチ盤、実に朗々と鳴ります。
イゴールの音楽は、父の演奏に比べて、ヴァイオリンの音色や音の出し方に
繊細な注意を払っていました。音が太すぎないように、作品に合った音色を均
一に出すこと。気品漂うヴァイオリンです。
盤:M~NM ジャケット:M
テ オ・ オロ フ (Vn )
ダニエ ル・ ワイエ ン ベルグ(P )
フランク ヴァイオリンイ長調
204 モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ K.304
Iramac 6505 STEREO
黒地に銀のIrmacレーベル
仏オリジナル
1970年代のコンセルトヘボウをコンマスとしてクレバースと共に支えた、
名ヴァイオリニストである。
フランスのマイナー・レーベル IRAMACに録音したもので、
ピアニストがワイエンベルグというのも、IRAMACらしい選出。
非常にレアなレコードで、見つけるのは困難。弦楽器ファンには、
垂涎の1枚となろう。盤:M ジャケット:M
オレグ・ カガン (Vn )
スビャトスラフ・リヒテル(P)
モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ集
K.378 K.379 K.306 K.404 K.372
205 MELODIA C10-9117 STEREO
赤地に黒文字
露オリジナル
録音:1974年
オレグ・カガンは、病弱な躯に苦しみ、40半ばで亡くなったリシアのヴァイ
オリニスト。オイストラフの門下生です。
この二人の演奏は、それぞれ手加減のない緩急幅の広い表現をしていな
がら、息がぴったりの素晴らしいもの。こじんまりと手堅くおさめたところなど全くありませ
ん。お菓子の包み紙のようなかわいらしさではなく、力強くかつ優しいモーツァ
ルトです。こういう演奏をするのはとても難しいものです。
メロディアのオリジナルは、なかなか見かけません(箱入りバージョンは特
に珍しい) 盤:M 箱:M 解説書付
パブ ロ ・ カザルス
J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲(全曲)
206 ELECTROLA 1C 147 00892/4 3LP
赤地に黒文字 白でDA CAPO
独LP化2版
10頁解説書付き
盤:M 箱:M 解説書付
6,300
4,200
10,500
7,350
9,450
32/76
ピ ナ・ カルミレッリ
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ2
番~シャコンヌ
フ ィリップ ・ ミュラ ー
J.S.バッハ 無伴奏チェロ・ソナタ 3番
207 ア ン ド レア ス・ ア ド リア ン
J.S.バッハ 無伴奏フルートのためのパル
ティータBWV1013
SASTRUPHON SM 007051 STEREO
うぐいす地に黒文字
独オリジナル
1949年にはボッケリーニ五重奏団、1954年にはカルミレッリ弦楽四重奏団を創設し、ヨー
ロッパ各地で演奏活動や録音を行ったカルミレッリ。1970年にはニューヨー
クのカーネギー・ホールやローマ各地をルドルフ・ゼルキンをパートナーに、ベート
ーヴェンのヴァイオリン・ソナタの全曲演奏を行った。彼女の活躍は多岐にわたっ
ていて、イ・ムジチとヴィヴァルディ全集を作り上げたのは、彼女の生涯の偉業の
ひとつ。しかし、もっと踏み込んだ音楽に向き合ったカレミレッリを聞いてみたくなっ
たら、このレコードである。無伴奏より「シャコンヌ」を見事に弾き上げている。
盤:M ジャケット:M
ジ ギ スヴ ァルト・ ク イケン (Vn )
グスタフ ・ レオン ハルト(Ce mb)
J.S.バッハ ヴァイオリンとチェンバロのための
ソナタ(全曲)
harumonia mundi 1C 151 1998203 2LP
STEREO
208 金地に黒文字 harumonia mundi
独オリジナル
このレコードの解説で述べられている「S・クイケンほど、「バッハの作品に対し」で
はなく、「バッハの作品の(文脈の)中から」この作品を演奏できる奏者は、他には
いないのではないだろうか」という記述があるが、たしかに納得だ。これほどバッハの音楽
の流れの良い演奏は珍しい。多くの演奏は、これからバッハの大曲を始め
るぞ!という気負いが感じられるのに対して、この演奏はいつの間にか始まっている。気
づくとバッハの音楽の流れに乗っている自分がいる。もっと聞いていると、
もう1曲が終っている。まったく不思議な演奏だ。しかも、バロック風なのか?既存
の演奏とフレージングがあるで違っている。リズムの取り方も違う。
これだけ自在にやってのけられると、もしかしてこちらが本来の演奏なのかも?
と思ってしまう。そして、この演奏を聴くと、ひとつ弊害が発生する。
すごいスピード感のある演奏なので、ほかに演奏が仰々しく、ノロイ演奏に聞こえ
てしまうのだ! 盤:M ジャケット:M
ジ キ スヴ ァルト・ ク イケン (Vn ) ルシ ー ・
ヴ ァン ・ デ ー ル(2 n d Vn )
ラ ・ プ テ ィット・ バン ド
209 J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲全集
harumonia mundi 29519 STEREO
金色地に茶色
独オリジナル
vn×8、va×2、vc×2、ve×1、cem×1の総勢14名からなる小編成の古楽アン
サンブルが紡ぎ出す音楽は、小編成とは思えないほどの力強く芯のあるもの。
このクイケンのヴァイオリンは、バロック奏法の鋭角なリズムと切れ味のあるヴ
ァイオリンの音色で、バッハに新風をを吹き込ませます。
プティットバンドの恰幅がよく、快活で潔い合奏も素晴らしい。
バッハをサクッと弾いてくれて、さわやかだが、聴きこむときちんと独系の
バッハ解釈を根底に持った演奏であることがわかる。 盤:M ジャケット:M
5,250
フ リッツ ・ ク ラ イスラ ー レオ・ ブ レッヒ
ベルリン 国立歌劇場O .
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
ELECTROLA 1C053 01410 MONO
210 独LP化初出
ようやく陽の目を見たクライスラー初回録音!
ブレッヒとベルリン国立歌劇場の見事な伴奏、全盛時代のクライスラーの
美しい音色、演奏面ではどこから聞いても、旧録音が優れています。
初期盤の時代、このブレッヒ盤が復刻されずに、再録のバルビローリ盤が
復刻されたのは、とても不思議なこと。
ブラームスの協奏曲では、第2楽章の耽美的な味わいは、ほかのどのヴァ
イオリニストも成しえなかった世界。
ROCOCOからブ復刻されたこのレコードは、クライスラーのヴァイオリン
の美音を十分に楽しむことが出来ます。盤:M ジャケット:M
5,250
ク ラ イスラ ー バルビ ロ ー リ LP O
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
LA VOIX DE SON MAITRE COLH11 MONO
211 グレイ地に黒文字
フラット重量盤
仏LP初出
盤:M ジャケット:M
213
フ リッツ ・ ク ラ イスラ ー
セルゲ イ・ ラ フ マニノ フ .
グリーグ ヴァイオリン・ソナタ 3番
シューベルト ヴァイオリン・ソナタ 5番
RCA HR 206 MONO
214
赤地に銀文字
独LP化初出
10,500
7,350
フ リッツ ・ ク ラ イスラ ー フ ラ ン ツ ・ ルップ .
COLHの全集から5番と9番をカップリングさせたもの。
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 5番「春」 9 この番号用に新たにカッティングされたレコード。
音質も鮮度が良く、この2曲をとりあえず聞きたい、という方も多いのでは。
212 番「クロイツェル」
ELECTROLA 1C049-00783 MONO
そういう意味では、COLHと大差を出さないDACAPO盤で購入するのは、
独LP化
良い選択だと思います。盤:M ジャケット:M
ク ラ イイスラ ー プレイス クライスラー
クライスラー ヴァイオリン小品集
EMI EM 2905563 2LP MONO
80年代のラージ・ニッパー・レーベル
英プレス
10,500
このレコードは、1985年にリファレンス・レーベルなどを手がけ
た英国の名復刻技師、キース・ハードヴィックが復刻を手がけたもので、クライスラ
ーの演奏をレコードで聞くなら、SP盤か、このLPで聞くのが最上と思います。
それほど見事な復刻に仕上がっています。この技師の復刻したEMI音源は数多く
ありますが、どれも非常に高いレヴェルに達しており、のちにEMIが90年代に打つ
出したARTマスタリングも、SP原盤から起こしてはおらずキース・ハードヴィックが作ったマ
スター・テープにARTマスタリング処理をしただけ、というオマケみたいな
ものでした。これを好意的にとらえれば、キース・ハードヴィックが起こしたSP復刻
のレヴェルがあまりにも高いため、それを踏襲した方が良い、と判断したのかも知
れません。にじみのない、くっきりとした音質は、SP盤の音を巧みにに再現しており、
見事というほかありません。クライスラーの無手勝流とも言える、形式にとらわれな
い自由な音楽の歌を一音も逃さずに、再現してくれることでしょう。盤:M ジャケット:M
あまりにも有名な大ピアニスト、ラフマニノフとの共演盤。
演奏内容はともかく、このレコーディングで、ラフマニノフは何度もやり
直しを希望したが、クライスラーは即、OKを出したそうです。ラフマニノフが食い下がると、
「まぁまぁ、落ち着いて」とラフマニノフをなだめたそうです。
そんなクライスラーですから、ラフマニノフは相当イライラしたのだとか。
クライスラーのこの楽天家ぶり、演奏に独特の自由さをもたらしているのかも知れません。
そんな角度からこのデュオを聞くと、また違った2人の演奏の空気が見えてくるかも知れ
ません。 盤:M ジャケット:M
33/76
5,250
6,400
7,350
フ リッツ ・ ク ラ イスラ ー
セルゲ イ・ ラ フ マニノ フ .
グリーグ ヴァイオリン・ソナタ 3番
シューベルト ヴァイオリン・ソナタ 5番
215 ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 8番
RCA VIC 6059 MONO
ピンク地に黒文字
英LP化
こちらは上の2曲をSide1に収め、さらにSide2にベートーベンの8番の
ソナタを収めた徳用盤。上手にイコライジングしてあって、決して悪い音ではありま
せん。こちらはベートーベンのソナタも聞くことが出来ます。
盤:M ジャケット:M
3,500
フ リッツ ・ ク ラ イスラ ー 不滅の芸術
J.S.バッハプレリュード
SUPRAPHON 011 1233 MONO 青地に銀文字 J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ1番 /
ベートーベンヴァイオリン協奏曲の一部 / ブラームスヴァイオリン協奏曲 一部
メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲 一部 / ウェーバー ラルゲット
216
シューベルト ロザムンデ / ドヴォルザーク スラブ舞曲1番、
ファリャ 火祭りの踊り アルベニス タンゴ、
グラズーノフ スペイン風セレナーデ / クライスラー美しきロスマリン、愛の喜び
盤:M ジャケット:M
デ ュオ・ ク ラ シ ック
カー ル=ハイン ツ ・ シ ュヴ ァルツ (Vn ) ハン
ス・ ゲ オルグ・ ザン ポー ナ(P )
モーツァルト ヴァイオリン・ソナタK.403 ヴァイ
オリン・ソナタK.305
217
ザンポーナ:ヴァイオリン・ソナタ
ELECTROLA 1C 053 30239 STEREO
赤地に黒文字 白黒切手ニッパー
独オリジナル
ドイツの実力派デュオによるモーツァルトの2作品とピアニストザンポーナの
作品を収録。モーツァルトのK.403は、未完成作品のため、録音が少ない。
なかなか聞けない作品ですが、いかにもモーツァルト的なチャーミングなソナタ。
モーツァルト・ファンならば一度は聴いておきたい隠れた名曲だとおもう。
B面は、ピアニスト、ザンポーナ作曲のヴァイオリン・ソナタを収めている。
盤:M ジャケット:M
グリュミオー モ ラ ルト ウィー ン S O
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 3番 4番
PHILIPS A 00199 L MONO
マローン地に銀文字 Minigroove フラット重量
218 盤
英オリジナル
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲のベスト・チョイス!
まさに美音! 艶やかで軽やかで、聴いていて本当にうっとりします。
その美しい音を見事にとらえたフィリップスの録音がまた素晴らしい!
モノーラルなんてまったく気にならないどころか、かえってモノーラルで良か
ったと思うぐらいの音です。ソロとオーケストラのバランスも、会場の残響
も、見事なバランスで収録されています。非の打ちどころのない名盤。
表面のスレがありますが音に出ず。B面冒頭でノイズ(周期的ではない)
盤:M- ジャケット:M
グリュミオー デ イヴ ィス
LS O レパー ド &イギ リス室内O .
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 5番
ハイドン ヴァイオリン協奏曲ハ長調
219
PHILIPS 802 781AY STEREO
赤地に銀文字
蘭プレス
盤:M ジャケット:M
4,200
4,200
4,200
5,250
グリュミオー ハスキ ル
このレッド・シルバー・レーベルの音を聞いていると、これが果てして3版にあたるラベルの
モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ K.378 K.304 音だろうか?と不思議な気持ちになってくる。オリジナルはこれほどワイドに音は広がらな
K.376 K.301
いし、高域の輝きも、このレコードに軍杯があがりそうだ。PHILPSレ
PHILIPS 835 103 LY STEREO
ーベルは特に版を重ねても音の劣化が少ないレーベルだ。年代が進むにしたがって、プレ
赤地に銀文字
ス機やレコードの材質は改良を重ねられて高性能になっていく。
220 蘭プレス
オリジナル盤の優位な点は、演奏のいる空気感やその空気ごと鳴っているような気配が
濃厚なのである。ですから、この3版と書かれていても、かすれたような音が出てくる心配
はない。むしろ、クリアで透明感ある再生音に驚かれることだろう。
盤:M ジャケット:M
グリュミオー ハスキ ル
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 5番「春」
4番 1番
221 PHILIPS A 00409L MONO
マローン地に銀文字
蘭2版
高域が鮮明で、音のエネルギーがあります。
この演奏を楽しむのに十分なクオリティ。
盤:NM ジャケット:M
グリュミオー ハスキ ル
ベートーベン
ヴァイオリン・ソナタ 2番 3番 8番
222 PHILIPS A 00400L MONO
マローン地に銀文字
蘭2版
高域が鮮明で、音のエネルギーがあります。
この演奏を楽しむのに十分なクオリティ。
盤:M~NM ジャケット:M
5,250
5,250
6,300
34/76
グリュミオー ワー ルト ア ム ステ ルダム ・ コ
ン セルトヘボウO .
ヴィオッティ ヴァイオリン協奏曲 22番
ハイドン ヴァイオリン協奏曲イ長調
PHILIPS 839 757LY STEREO
赤地に銀文字
223
蘭オリジナル
録音:1969年
この曲(ヴィオッティ 22番はブラームスが偏愛していて、ヨアヒムと一緒に一晩に
二回も三回も演奏して、そのたびに感動していたらしいです。大の巨匠二人が....
と、すこし笑える話です。ヴィオッティは、フランコ=ベルギー派の開祖 その流れ
をくむグリュミオーは現在の正統的な家元ということでしょうか。
このあまりに美しい音楽を、いかにもセンチメンタリズムで塗りたくってしまうと息苦
しくなるので、グリュミオーの青空の見える演奏、とてもいいと思います。Side2にハ
イドンの爽やかなイ長調のヴァイオリン協奏曲が収められています。切ない美と爽
やかな美いずれも重すぎず、サラリと聞けるところがこのヴァイオリニストのセンス
です。コンセルトヘボウで録音された、優秀録音です。
盤:M ジャケット:M
ク ルカ(Vn ) テ ウチ&ワルシ ャ ワ室内O .
ヴィヴァルディ 四季
MUZA SX0587 STEREO
黄色地に青地
224 ポーランド2版
ミュンヒンガーの3度目の「四季」でソロを務めていたヴァイオリニスト。
クルカのMUZA録音の「四季」です。
オリジナルはブルー・レーベルだがこのクリーム・レーベルでも十分な音質。
演奏は、切れ味のあるヴァイオリンで、音色は澄んでいて、音楽が始まると
ぐいぐいと引きつけられる。
「春」から圧倒的な技巧と音楽性に、これからの展開が楽しみになるような
演奏。実際、この音楽のクライマックスとでもいうべき、「冬」はどんな演奏を
聞かせてくれるのだろう?盤:NM~M ジャケット:M
L.コ ー ガン (Vn ) P .コ ー ガン (Vn )
モ スク ワ大S O
J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲 2番
(L.コーガン)
J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲 1番
225 (P.コーガン)
J.S.バッハ 2台のヴァイオリンのための協奏
曲(L.コーガン P.コーガン)
MELODIA CM 2995 STEREO
赤地に黒文字 露オリジナル
コーガンの晩年の録音。
バッハを弾くコーガンの演奏は、50年代のバリバリのテクニックから
解釈の深い素晴らしい味わいのヴァイオリンを弾いている。
その円熟ぶりを聞くレコードである。
盤:M ジャケット:M
226
L.コ ー ガン リヒター
J.S.バッハ ヴァイオリンとチェンバロのための
ソナタ(全曲)
EURODISC 62095 STEREO
グレイ地に黒文字 小STEREOマーク
独オリジナル
6,300
2,730
4,200
1972年 ミュンヘン バイエルン放送局 第3スタジオでの録音
コーガンとリヒターの極め付けのバッハ。
EURODISC盤は西ドイツのオリジナル。
色々な国のこの録音を聞いてきたが、スタジオのエコー、スタジオの広さま
で想像させた盤はこれが初めて。コーガンのヴァイオリンから放たれる音の
波がスタジオいっぱいに広がって、音が埋め尽くしている感じだ。
リヒターのチェンバロは控えめにとらえられていて、ヴァイオリンよりマイク
が近いので、弦をひっかく感じがよくわかる。
コーガンの弓さばきを楽しむレコードといえそうだ。
独ブッククラブの番号ですが、ラベル・デザイン、音質は同じです。
盤:M-(盤面に複数のスレ跡、音には出ない 検査済) ジャケット:M
11,500
コ ー ガン シ ルヴ ェストリ パリ音楽院O .
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
ELECTROLA 1C 053-10248 STEREO
227 青地に白黒切手ニッパー
独再発
英オリジナルはBLUE SILVER 非常に高価である。
ただ、この演奏、コーガンの代表的な録音となるので、出来るだけ良い音で
聞きたい。このLPはオリジナルではないが、再発時に新たにスタンパーを
起こしてカッティングし直している。オリジナルの音色と若干異なるが、音がに
じんだり、鮮度が今ひとつ、ということはなく、フレッシュな素晴らしいサウンド
を聴くことができるのである。盤:M ジャケット:M
7,350
L.コ ー ガン (Vn ) コ ン ド ラシ ン ソ ビ エ ト国
立S O
プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲 2番
228 OLDMELODIA D-3190 MONO 10インチ
赤地に金文字 半円上部に ロシア語で33と
Rounds per minute
露オリジナル
コーガンのヴァイオリンが妖しく鳴り渡る。
コーガンが十八番にしていたプロコフィエフだけに、その演奏には絶対の自信が
うかがわれる。まさに変幻自在で、極めてテンションの高い演奏が繰り広げられている。こ
れはコーガン全盛時代のベストの演奏に数えても良いのではないか?
オールド・メロディアの技術上の問題だと思うが、音の荒さが少々出る箇所がある
。カートリッジによってはまったく気にならない。オルトフォンでは問題なし。DECCA
MarkⅡでは少々荒さがあった。 盤:M ジャケット:M
7,800
L.コ ー ガン コ ン ド ラ シ ン ネボルシ ン
ソ ビ エ ト国立S O ソ ビ エ ト放送
チャイコフスキー 憂鬱なセレナード
チャイコフスキー ワルツ・スケルツォ
サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ
229 ヴィニャフスキ 伝説
ビゼー/ワクスマン カルメン幻想曲
EURODISC 78425ZK STEREO
金地に茶色文字 MELODIA/AUSLESE
独初期プレス
コーガンが60年代にステレオで録音したヴァイオリン小品集
音質も良く、コーガンの鋼のような強く、しなやかで、時にうねりを上げ、時に切々
と歌い上げるヴァイオリンを堪能出来ます。
この内容のオリジナルは、時期的に盤面にふくらみが出る可能性があり、
その心配のない当盤はそれだけで大きく信頼を寄せられる。
初期メロディア、独オリジナルは、どんどん値段が高騰しつつあり、入手難が
続いています。 この1枚はコーガンの芸術を堪能でき、かつ、求めやすい価格になってい
る。 盤:M ジャケット:M
35/76
5,775
L.コ ー ガン (Vn ) グリュン ゲ ルグ(P )
グリーグ ヴァイオリン・ソナタ 1番 3番
MELODIA D-28513 MONO
黄色地にみどり文字 ラベル半円上部に、影付
230
き文字でMELODIA
露初期プレス(1968年製造)
録音:1947年
膨大なレパートリーを有していたコーガンが最も愛したというロマン派の音楽
その中でも特に愛奏したというわれるのが、グリーグのソナタTだ。
民族的な色あいも濃い緊迫感ある熱のこもったグリーグを聞くことができる。
イエロー・グリーンのメロディア盤は、ホットな熱気のある音質で、中域に独特の
魅力がある。メロディアならでは荒さもあるが、この音には抗しがたい魅力が
ある。 盤:M 共通ジャケット:M
L.コ ー ガン (Vn ) P .コ ー ガン (Vn )
ギ レリス(Vn ) ソビエトSO
フランコ・マンニーノ
ヴァイオリン協奏曲op.62
3つのヴァイオリンのための協奏曲
MELODIA CM 4253 STEREO
青地に銀文字
231 露オリジナル
ルキノ・ヴィスコンティ後期の名作群の音楽を担当した、フランコ・マンニーノ
のヴァイオリン協奏曲集を、コーガンが演奏した興味深いレコード。
マンニーノは「ルートヴィヒ/神々の黄昏」「家族の肖像」「イノセント」
「ベニスに死す」などの音楽監督を担当。
「ベニスに死す」では、マーラーの交響曲第5番を指揮。
ヴィスコンティ後期の映画は、退廃と様式美に溢れた映画が多く、ミラノの名門貴
族であるヴィスコンティ自身を投影させた映画が多かったようです。その貴族的雰
囲気を映像と共に盛り立てていたのが、マンニーノの音楽でした。
とくに「イノセント」では、オープニングでヴィスコンティがガブリエーレ・ダヌンツィオ
の原作本をめくりながら、タイトルロールが現れるバックの音楽が耽美的で、この
映画の持ち味を存分に表現していたと思います。
このアルバムに納められた2曲のヴァイオリン協奏曲も、やはり、マンニーノ
の個性が横溢しています。耽美的な美しさ。しかし、決して暗く 重苦しいものでは
なく、音楽の流れに身を任せて全曲聞いていたくなる、不思議な魅力をもつ作品
と言っていいでしょう。盤:M ジャケット:M
シ ェリン グ
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパル
ティータ(全曲)
ELECTROLA 1C147-28561/3 3LP MONO
赤地に黒文字
232 独初期プレス
仏ODEONへの録音、伝説的なレコードのひとつです。若きシェリングが、なぜ、
これだけのびのびと、才気あふれるバッハを弾くことが出来たのか? 答えは単純
な気がします。シェリングはどこかの時点で、音楽の怖さ 音楽の深さ を実感として
感じてしまった。考え悩み、結果、良い音楽から遠ざかってしまった・・。
シェリングは思い悩んだ挙句、自らの芸風を一変させることによってスランプを脱しました。
16,800
しかし、それ以前とそれ以後では、まるで別人のようになってしまいました。
ここには音楽と自然に調和する演奏があります。
このくったくの無さ 無為自然 鳥肌がたつほどの美音を惜しげもなく出してもまっ
たく嫌味にならないのです。 そして、シェリングは50年代まで持っていた
芸風に二度と戻ることはなかったのです。 盤:M スリーパーボックス:M
シ ェリン グ
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 2番
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
2番
233 DGG 139389 STEREO
BLUE LINE
独2版
爽やかとはちょっと違いますが、恰幅の良いバッハを、壮麗なヴァイオリン
の音色で弾きあげた無伴奏。けっして聞き手をしばりつけることなく、
広い空間で、自由に遊ばせてくれる器の大きさが魅力です。
録音も良く、お値段も買いやすい。2版のレコードは1枚、1枚、出来にバラつきがあり、あま
りお勧めできない場合もあります(音がザラついたり、にじんでいたり、ひどい時は歪みっぽ
い音になります)このレコードは大丈夫。
この1枚で、もっと無伴奏に親しんでください。最後に「シャコンヌ」も収めて
います。 盤:M ジャケット:M
シ ェリン グ
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパル
ティータ2番
234 CBS 51069 MONO
グリーン地に黒文字 裏折り返しジャケット
仏初期プレス
シェリングは、バッハのこの名作を初期と円熟期の2度にわたって録音しているが、この
初期の録音は、音質は少し古いにもかかわらず、このヴァイオリニストの多くの録音の
中でも特別の名演に位置づけられているひとつである。シェリングの積極的な意欲が強
烈に訴えかけてくる演奏だ。バッハの楽譜を克明に読み、作品の意思を汲み取ろうとす
る姿勢が演奏に直接反映されており、それが無伴奏ながら本質的にポリフォニックなこ
の音楽の構造を、はっきりと際立たせる表現を生む。盤:M ジャケット:M
ヴ ォ ルトゥオー ゾ ・ ヴ ァイオリン 小品集
シ ェリン グ(Vn ) レイナー (P )
バルトーク、ドビュッシー、ノヴァーク ブラーム
ス マロッキン
リムスキー=コルサコフ ルクレール グルック
235 ヴィターリ ロカテルリ
PHILIPS 838 427 DXY STEREO
赤地に銀文字
蘭オリジナル
米マーキュリー録音の蘭プレス!PHILIPSプレスもすごい音が飛び出します!
これは、オーデイオファイルです!A面、いきなりバルトークのルーマニア民族舞曲に始
まり、ドビュッシーの「レントより遅く」で弱音を披露、ノヴァーク、ブラームスと技巧曲が
続く。マローキンのメキシコの子守唄は美しい抒情的な作品。リムスキー=コルサコフで
テクニックがさく裂!B面は、ヴァイオリンの古典作品集で、古典の中に技巧が織り込ま
れている。ルクレール、グルック、ヴィターリはシャンヌを堂々たる熱演。最後は、ロカテル
リのカプリッチョで幕を閉じる。終始、マーキュリー録音のすごい切れ味の耳がそば立つ。
あまりの切れ味に鳥肌が立つほどだ。ヴァイオリン・ファンならば一度は聞いておきたい。
CDではこの生々しさと、弦の擦弦音はなかなか、表現出来ないと思う。
盤:M~NM ジャケット:M
シ ェリン グ レイナー ヴァイオリン小品集
ヴィターリ シャコンヌ
タルティーニ 悪魔のトリル
タルティーニ コレルリの主題による変奏曲
グルック 精霊の踊り
クライスラー アレグレット
236
シューマン 予言の鳥
ハルフター~ハイフェッル ジプシーの踊り
ヴィニャフスキ スケルツォ=タランテラ
RCA LM 2421 MONO
赤地に銀文字
独モノラル・オリジナル
録音:1959年
ヘンリク・シェリングはPHILIPSに移籍して大量の録音を残す以前の1950年
代末~1960年代初頭にかけてRCAに協奏曲と室内楽を録音している。当ア
ルバムは、1959年のセッションで収録された小品集で、名盤として知られる
ルービンシュタインとのベートーヴェンおよびブラームスのソナタの名演に隠
れた存在だった。いずれも正確で癖のないシェリングの美音を味わうことが
できる。彼はこの4年後に同様の小品集を同じ伴奏者とマーキュリー・レーベ
ルへも録音しているが、このRCA録音も甲乙つけがたい名盤である。
盤:M- ジャケット:M
36/76
15,000
4,725
6,300
6,300
18,000
3,675
シ ェルツ ァー ウェー バー ジ ン ケ
シューベルト ヴァイオリンとピアノのためのソ
ナチネop.137
ETERNA 825 728 STEREO
237
黒地に銀文字
独オリジナル
シェルツァーは1933年ドレスデン生まれ 1975年までドレスデン・シュターツカペレ
のコンサートマスターを務め、ケンペと共にSKDを黄金時代に導いた名ヴァイオリ
ニスト。このレコードは、そのシェルツァーがソロ・レコーディングしたアルバムの中
でもひときわ名演と誉れ高い1枚。
現在のステレオ録音のレコード中でも、最高の演奏とされているもの。フランクフ
ルト図書館のライブラリー。ジャケット左下に管理用の紙が貼ってあります。背表紙
に焼けと傷み少々。盤は極めて良好。盤:M ジャケット:NM
デ ネシ ュ・ ジ グモ ン デ ィ(Vn )
ア ン ネリー ゼ ・ ニッセン (P )
パガニーニ ヴァイオリン・ソナタイ短調 ハ長
調 ホ短調
238 カプリース 20,23,24,9,14,19,13,17番
Impression 655688 STEREO
ウグイス色に黒文字
独オリジナル
名手、ジグモンディの弾くパガニーニ、技巧をひけらかすことなく、音楽性を
そなえた演奏は見事で、歯切れの良い演奏は、聴いていて、気持ちの良い
ものです。人気演奏家のありがちな気負いもなく、さっぱりした風合いが好
感持てます。 Impressionは独ELECTROLAの別レーベル。プレスなどは同
じものになります。盤:M ジャケット:M
シ ャ フ ラ ン ギ ン ズ ブ ルグ
フランク チェロ・ソナタ
ドビュッシー チェロ・ソナタ
239 ETERNA 826 949 STEREO
黒地に銀文字
独オリジナル
特にドビュッシーがエキゾチックでしっとりした音色で秀演。 フランクはヴァイオリン・
ソナタのチェロ編曲版ですが、曲自体チェロ向けなのではないか、と思わせるよう
な演奏。落ち着いた、雨ふる午後にしずくの音を聴きながら、ゆったりと過ごしたく
なるような演奏。ただ抒情的に歌い上げただけでない、シャフランの懐の深い芸に
耳を傾けていただきたい。MELODIAへの録音ですが、ほぼ同時にETERNAからも
発売。音質は大差ないですが、音のキメの細やかさでETERNAにやや歩があると
思います。盤:M ジャケット:M
ジ ェラ ー ル・ ジ ャ リ(Vn )
パイヤ ー ル&パイヤ ー ル室内O .
ハイドン 3つのヴァイオリン協奏曲集
240 ELECTROLA 1C065-28345 STEREO
金色地にカラー切手ニッパー
独オリジナル
ハイドンの作った滋味あふれる3曲のヴァイオリン協奏曲集。
パイヤール室内管のコンサードマスター、ジェラール・ジャリの弾く流麗で、
品の良いハイドンのヴァイオリン協奏曲。この曲にはETERNAのスズケが
名演ですが、ジャリ盤はさらに、さめらかで艶のある音色。伴奏のパイヤール室内O,の弦
も美しく、ELECTROLAのプレスは、明るいだけでなく、中域の
密度感、低域は床を這うような低い音も再生していて、プレス技術の高さを
見せつけます。 盤:M ジャケット:M
シ ュタルケル セボック
ショパン チェロ・ソナタ
メンデルスゾーン チェロ・ソナタ
241 PHILIPS 838 401DXY STEREO
赤地に銀文字
蘭初期プレス
オリジナルは米MERCURY。このレコードは、欧州らしい艶と潤いのある音質で素晴らしい。
チェロらしい張りのある音は、シュタルケルの独壇場。協奏曲の録音が多いシュタルケルで
あるが、こういう静けなソナタの演奏も実にうまい。ショパンとメンデ
ルスゾーンの美しい旋律を、抒情的に歌いあげている。盤:M ジャケット:M
シ ュタルケル エ イダス
コダーイ 無伴奏チェロ・ソナタ
ヴァイオリンとチェロのためのデュオ
242 SAGA 5386 STEREO
紫地に銀文字
独初期プレス
74年の製造
盤:M-~NM ジャケット:M
シ ュタルケル シ ュナイダー ハン
フ リッチャ イ ベルリン 放送S O
ブラームス ヴァイオリンとチェロのための
二重協奏曲
マゼール BPO
243 ブラームス 悲劇的序曲
DGG SLPM 139 126 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
独2版
この番号のALLE HERSTELLER.レーベルは極めて珍しい。12インチとしては初出、
つまり、10インチでの発売があり、その後、1966年に12インチは発売となった。
しかし、10インチ盤の現存枚数は極めて少なく、恐らく入手は非常に困難を極める
だろう。また、12インチ盤は音質のスケールが大きく、低域は床を震わすほどの
低域が収められている。オリジナルにとって変わるクオリティを持っているレコード
です。シュタルケルの強靭なチェロの音色は素晴らしい聴きものです。
シュナイダーハンの親密な音楽の表情、シュタルケルとの有機的な合奏も
このレコードの聴き所。フリッチャイの指揮は、ただスケールを狙ってバンバン
鳴らしたものではなく、刻々と表情を変えて、この作品の本質に迫ったもの。
トリプル・コンチェルトの名演と同等の素晴らしい内容です。 盤:M ジャケット:M
8,800
シ ュタルケル ルー ジ イッチコ ヴ ァ
J.S.バッハ チェロとチェンバロのためのソナタ
(全曲)
244 SUPRAPHON 1111 2485 STEREO
青地に銀文字
チェコ・オリジナル
録音:1977年
シュタルケルの晩年の録音。技巧派としてバンバン鳴らしていた時期から、穏やかで、豊
か
な内面の音楽を弾く人に変わっていく時期の録音。バッハの音楽と、この時期のシュタル
ケルは、スタイルが合致して、とても気持ちよく聴ける1枚です。ドイツのライブラリーの1
枚
で、貸出管理カードまで入っています。貸し出しは3回。ジャケット四方にテープ貼り。
6,300
シ ュナイダー ハン シ ュミット=イッセルシ ュ
テ ット 北ド イツ 放送S O
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 4番 5番
245 DGG SLPM 138678 STEREO
チューリップ Made in Germany
独2版
イッセルシュテット&NDRの堅実だが滋味あるれる伴奏のって、シュナイダ
ーハンの優美なヴァイオリンが見事なモーツァルトを奏でます。
音楽の全体の見通しがよく、非常に理知的な演奏。
今回入荷した盤は2版のチューリップですが、聴感上はまったく不満の
ない素晴らしい再生音。 盤:M ジャケット:M
10,500
6,300
12,600
5,250
6,300
5,250
37/76
5,400
シ ュナイダー ハン ヨッフ ム BP O
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
DGG 414 216 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
赤ステレオ・ジャケット
独オリジナル
246
247
248
249
ケンペンとのモノラル録音から約10年後、1962年イエス・キリスト教会での録音。
この曲がベートーベンの愛する女性への賛歌だったことを思い出させます。ではこの時期
、ベートーベンは精神的に幸福だったのか?実はこの作品は、あの交響曲5番の筆を一
時的に止め、一気呵成に書きあげられたものです。葛藤の真っただ中にいた時期に、この
ような優美な作品を書き上げたベートーベンの器の大きさを感じずにはいられません。こ
の
シュナイダーハンとヨッフム&ベルリンフィルの演奏は、その優美な作品の姿を最大限に
11,500
引き出したもので、シュナイダーハンの美音といつまでも続くかと思われる情緒纏綿たる
ヴァイオリンに酔いしれさせてくれます。イエスキリスト教会の残響を目一杯取りいれたギ
ュンター・ヘルマンスの思い切った録音もコンセプトが明快。それでいて、オケやヴァイオリ
ンの切れもあり、この辺ははさすがギュンター・ヘルマンス!優秀録音です。赤ステレオの
時期に、独siemena社のために限定プレスされたレコードで、そのための番号が付されて
います。 盤:M ジャケット:M
シ ュナイダー ハン ケン プ
9/61
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 9番「クロイ シュナダーハンとケンプのコンビによる見事な「クロイツェル」
ツェル」
フラット重量盤の音質は初期盤を聞く楽しみがいっぱいです。
3,780
DGG J 73133 MONO 10インチ
盤:M~M- ジャケット:M
M33▽レーベル フラット重量盤
独初期プレス
シ ュナイダー ハン
ベートーベン ロマンス2番 クライスラー ウィーン奇想曲
ゼ ー フ リー ト ジ ョイン ト・ リサイタル
歌曲6曲
ウェルバ ヘーガー&バイエルン国立歌劇場O. レア
ELECTROLA SHZE 281 STEREO
ゼーフリートの歌う歌曲とシュナイダーハンのヴァイオリン小品、
6,300
赤地に黒文字 HORZUレーベル
R.シュトラウスの朝、レーガーの「マリアの子守唄」では、ゼーフリートの歌唱と
独オリジナル
シュナイダーハンのヴァイオリンが美しいデュオを聞かせます。
HORUZEレーベルに録音されたもので、おれがオリジナルとなります。
盤:M-/M(Side1ロマンス2番で2mmほどの軽ティック) ジャケット:M 予定価格の
50%OFF
グスタフ ・ シ ュマー ル ギ ュン ター ・ コ ッツ
呼吸の深い、じっくりと落ち着いたテンポでブラームスに取り組んだ、
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 1番 2番
シュマールのブラームス・ソナタ。
ETERNA 826 320 STEREO
70年代に登場した、ブラームスの名演です。
6,300
黒地に銀文字
このレコードは単品ジャケットの、バラ売りのため2枚揃うことがなかなかない。今回は最
独オリジナル
初から2枚全曲で揃っての登場。
盤:M ジャケット:M
グスタフ ・ シ ュマー ル ギ ュン ター ・ コ ッツ
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 3番
シ ェルツ ァー ダム ウェー バー ジ ン ケ
250 ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲
ETERNA 826 321 STEREO
黒地に銀文字
独オリジナル
呼吸の深い、じっくりと落ち着いたテンポでブラームスに取り組んだ、
シュマールのブラームス・ソナタ。70年代に登場した、ブラームスの名演です。
2枚目には、シェルツァー、ウェーバージンケ、ダムによるトリオを
B面に収めている。ダムの参加したトリオともなれば、期待に胸が膨らみます。
このレコードは単品ジャケットの、バラ売りのため2枚揃うことがなかなかない。今回は最
初から2枚全曲で揃っての登場。盤:M ジャケット:M
シ ュナイダー ハン
バウム ガルトナー ルツ ェルン 祝祭O .
ヴィヴァルディ 四季
251 ARCHIV SAP 195 008 STEREO
艶銀地に青文字 12時位置にSTEREO文字
独オリジナル
録音:1965年
盤:M/M-(Side2 Band1 3mm軽いティック) ジャケット:M
シ ュナイダー ハン
ロ スバウト&BP O ラ イトナー &VS O
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 4番 5番
252 DGG LPM 18314 MONO
M33▽レーベル フラット重量盤
独オリジナル
この番号にM33四角囲みレーベルは存在しません。
M33▽レーベルでオリジナルとなります。
ロスバウトとBPOの強烈な伴奏のもと、シュナイダーハンがピンと張りつめた
ヴァイオリンを奏でる4番のコンチェルトは聞きもの。
ライトナーとの5番は、もっと親しみのある、和やかな雰囲気でくつろいだ演奏
を聞かせます。盤は新品のようにきれいで、文句なし!の1枚です。
盤:M ジャケット:M
7,800
録音:1953年5月
ランアウト・エリアに13.1.54 製造時期を刻印
これは、このレコードが最初期のスタンパーでプレスされていることを示している。オリジ
ナルはLP33レーベルであるが、あまりにも多数の気泡が盤のなかに入り混むという不
良が発生したため、急きょ材質を変更。レーベルデザインもM33四角囲みレーベルに変
更された。LP33では、SP盤を思わせる高密度と独特の味わい、明るいサウンドが持ち
味だったが、M33四角囲みレーベルでは、音はよりフラットに近づき、ダイナミクスとスケ
ール感を得た。マスターテープの音は、M33四角囲みレーベルが近いように思える。
よって初版、2版で片づけられる違いとは思えない。
盤:NM(表面のすれ 音には出ない) 糸縫い見開きジャケット:NM
8,800
1963年5月ベルリンのイエス・キリスト教会での録音。まず、シュナイダーハンのヴァイオ
リ
ンが絶品である。高音が非常に艶やかで伸び、聴いているとうっとりしてくるような響き。
そして、全体的にも上品な音色に満ちている。ヨッフムの指揮も、細かく神経の行き届き、
オケの表情も豊か。この時期のBPOは重厚な音を聴かせる。ヴァイオリンによる主題は
、優美さと気品に満ちた響きで、音楽の流れもよどみなく流麗。楽器の音色に憧憬すら感
じてしまうほど。イエス・キリスト教会のエコーをたっぷりと取り入れて、曲全体を、優美、
ふくよか、流麗などと表現できる演奏シタイルに統一した、見事なベートーベンであります
。 2版ですが美しい高域と豊かな空間の再現性が素晴らしいレコード。
盤:M ジャケット:M
6,300
シ ュナイダー ハン ケン ペン BP O
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
DGG LPM 18099 MONO
M33四角囲みレーベル フラット重量盤
独2版
253
シ ュナイダー ハン ヨッフ ム BP O
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
DGG SLPM 138 999 STEREO
チューリップ Made in Germany
254 独2版
7,350
4,200
38/76
シ ュナイダー ハン ゼ ー マン
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 1番
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 2番
DGG SLPM 138 121 STEREO
チューリップ Made in Germany
独2版
255
シ ュナイダー ハン ケン プ
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ 5番
「春」、6番
DGG LPM18082 MONO
256 M33四角囲みレーベル フラット重量盤
独2版
1959年5月ステレオ録音。ウィーンが生んだ名ヴァイオリニスト、ヴォルフガング・シュナ
イダーハン(1915-2002)のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集より1番と2番のソ
ナタです。シュナイダーハンの芸風を一言で示せば、広い意味で『根っからのウィーンの
芸術家』であるということになるでしょうか。技術面で言えば、ヴィブラート(音の揺らし方)
にドイツ・オーストリア系統の特色が出ています。即ち、左手首をキリリと震わせて、幅
の狭い、細かいヴィブラートをかけるやり方で、彼の甘美で切ない音色の秘密ともなって
います。これは、現在の主流である幅の広い華麗なヴィブラートのかけ方とは対極にあ
るやり方です。演奏解釈面には、ウィーン人特有の複雑な人間性が反映されているよう
です。シュナイダーハンは、いわゆる“名人芸”には全く興味がありません。それは、
バッハからヘンツェに至る彼の幅広いレパートリーの中に、パガニーニやヴィエニアフス
キーの名前が見当たらないことからも証明できます。第1番、2番という初期作品での颯
爽とした弓さばきは魅力的で、古典的な造形を示すゼーマンのピアノとの相性も最高で
す。DGGのプレスは非常に優秀で、2版であることを感じさせない、フレッシュな音色で
、シュナイダーハンの名演を楽しむことができるでしょう。盤:M ジャケット:M
オリジナルはLP33
M33四角囲みレーベルも非常に希少。
シュナイダーハンの演奏家としての頂点を刻む、極め付きの名盤。
ここには、最高のモーツァルトのソナタがある。モノラル・サウンドとして言うことはない、
見事な音質、何もかもが素晴らしい、ケンプとシュナイダーハンの共演盤。2版といい
ながら初版が出ていた時期は極めて短く、このM33四角囲みレーベルの音質も立派
なものです。盤:M 糸縫い見開きジャケット:M
シ ュナイダー ハン ゼ ー マン
ゼーマンと共演したベートーヴェンの『クロイツェル・ソナタ』の第2楽章(ヘ長調)を聴いて
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 9番「クロイ みましょう。この楽章は変奏曲形式で、始めにテーマが弾かれ、次いで4つの変奏が続
ツェル」
きます。第3変奏はヘ短調となり、曲の気分も劇的に変化し、第4変奏では再びヘ長調
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 5番「春」
に安らぎが訪れます。この楽章で多くのヴァイオリニストは第2変奏を明るい音色と、軽
DGG LPM 18620 MONO
快なスピードで弾いています。マックス・ロスタールが自著で『いわゆる“できる人”は
M33▽レーベル
このヴァリエーションを非常に速いテンポで弾きがちだが、それは美学的にみて疑問が
257
独モノラル・オリジナル
あるし、そればかりでなく、楽章全体との関連からすればいくらか下品な感じを免れな
い!』と嘆いている程です。しかし、一人シュナイダーハンだけは、この第2変奏を暗い
音色で弾いて、続く第3変奏での悲劇を予感させるのです。『クロイツェル・ソナタ』を
技巧誇示の場にしてしまったヴァイオリニストが多い中、シュナイダーハンはそういう
技巧の罠に落ちることは決してないのです。 盤:M/M- ジャケット:M
シ ュナイダー ハン
フ リッチャ イ ベルリン 放送S O
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
258 DGG LPE 17085 MONO 10インチ
M33▽レーベル フラット重量盤
独オリジナル
259
ガスパー ル・ カサド (Vc )
モ ラ ルト ウィー ン ・ プ ロ ・ ム ジ カS O
ハイドン チェロ協奏曲ニ長調
ボッケリーニ チェロ協奏曲ロ長調
PANTHEON XP2960 MONO
青地に金文字 フラット重量盤
独オリジナル
シュナイダーハンのメンデルスゾーン、ブルッフのヴァイオリン協奏曲は、それぞれ
10インチ盤で発売され、のちに12インチにカップリングされた。
この番号でオリジナルとなります。フリッチャイの素晴らしいサポートを得て、大変な熱演に
なっています。 盤:M ジャケット:M
ハイドンからして何とも優雅で大らかな演奏だ。ゆったりとしたテンポ、大きく歌うチェロ、
バックを務めるモラルト指揮ウィーン・プロ・ムジカ交響楽団もカサドに合わせるように急
がず、騒がず、穏やかに曲を進める。音楽性も抜群だ。ハイドンの曲としてはもう少し
溌剌とした生気があってもいいように思うが、これはまさにカサドの風格を聴く盤だろう。
ボッケリーニもハイドン同様、一音一音を慈しむような弾きぶりだ。ハイドンとほぼ同時代
を生きたボッケリーニだが、この演奏で聴いているとハイドンよりもややあとの時代の音
楽に聴こえてくる。演奏スタイルで曲の持ち味が変化する好例かもしれない。現代的な
視点でみれば、カサドのチェロは技量にいささか問題有り、演奏スタイルも一時代前の
ものということになるのだろうが、そうした成績表の○×だけで音楽の良し悪しが決まる
わけではないところに音楽の意味深さがある。この盤は演奏家の風格とか味わいといっ
たものの存在を改めて教えてくれるものだ。 最後に、PANTHEONは、50年代のドイツ
のVOX系のレーベルだが、そのほとんどがキズが多くて、完全な盤はほとんど見ない。
その中にあっても、このカサドの1枚は極めてコンディションが良く、お勧めできる1枚。
盤:NM ジャケット:M
スー ク (Vn ) スニー テ ィル(Vn )
コ ド ウセク (Va)
モーツァルト ヴァイオリンと管弦楽のための
作品全集
260 ヴァイオリン協奏曲1~7番
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
K.364 アダージョ、ロンド(2曲)
SUPRAPHON 110 1521/5 5LP STEREO
青地に銀文字 チェコ・プレス
チェコ国内向けプレス
スークの美音によって弾き上げられたモーツァルトの協奏曲と小品集。
ヴァイオリニストが自分を主張せず、モーツァルトだけが聞こえてくるような、
謙虚さと演奏の確実さを持った、何度聴いても飽きの来ない素晴らしい全集。
今回の入荷は、チェコ国内向けにプレスされたもので、音の鮮度が素晴らし
い。ただし、解説書はチェコ語で読みづらい(というか読めない)
盤:M 箱:M 解説書付
スー ク ハー ラ
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 1番
グリーグ ヴァイオリン・ソナタ 3番
261 SUPRAPHON LPV -293 MONO
青地に金文字 金色のリム フラット重量盤
チェコ・オリジナル
50年代のスークの録音。
ブラームス、グリーグ、共に充実した演奏になっています。
また、SUPRAPHONの音質も、厚みと美しい音色で聞かせます。
盤:M ジャケット:M-
39/76
6,300
13,500
4,200
5,800
9,800
18,000
5,250
スー ク ルー ジ イッチコ ヴ ァ
ヘンデル ヴァイオリン・ソナタ 1番
グリーグ ヴァイオリン・ソナタ 3番
262 SUPRAPHON 111 0864 STEREO
青地に銀文字 厚盤
チェコ・オリジナル
チェコ・ブック・クラブのレーベル。
1970年の録音。
ヘンデルの爽やかなソナタを、丁寧に弾き上げたレコードで、
この曲を楽しむにはとてもいいレコード。
盤:M ジャケット:M-
ズ スケ(Vn ) マズ ア &LP GO
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
ETERNA 729 215 STEREO
263 サーモン地に黒文字
独オリジナル
若くしてゲヴァントハウス管のコンサートマスターとなり、東ドイツを代表するヴァイオリニス
ト
として活躍したズスケによる、真摯なベートーヴェン。マズア=ゲヴァントハウスの重厚な
バックアップが支えるその音姿は、崇高な頂きを拝みみる修道士のよう。世界最古の伝統
が生み出す古式蒼然としたオーケストラがの音色。きっちりと守りぬいた東独の奏法が生
み出す、比類なきベートーベンを聴くことが出来るのです。残響をたっぷりと取り入れた美
しい録音が印象的。教会でコンサートを聴いている気分になります。盤:M ジャケット:M
7,875
1959/04/20 セント・ジョージホテル
今回取り上げるのはスターンとのヴァイオリン協奏曲です。スターン39歳、
バーンスタイン41歳という飛翔の時代の黄金コンビの録音ということが出来ます
。この録音はコンサート後の一発録りの形で収録されています。
コンサートは4月16日から19日まで連続して4日間開かれていましたから
お互いの気心も知れ、それこそ阿吽の呼吸でセッションに望めたのではないで
しょうか。録音は1959年の4月です。コンサートはカーネギーホールですが、この録音は
セント・ジョージホテルで行われています。
この若き日の記録はバーンスタインとスターンが対等な立場でベートーヴェン
の作品に正面から取り組んでいるという姿勢が感じられます。第1楽章からバーンスタ
インの音楽が聴こえます。オーケストラの鳴らし方は、既にこのオーケストラを手中に収
めつつあるという自信がみなぎっているように感じます。アクセントを付けるところはきっ
ちり付けて、がっしりとした楷書スタイルの演奏の中にも、びしっと跳ねと止めの書き割り
が刻み込まれています。そして、その演奏に堂々と主張するようにスターンのヴァイオ
リンがかぶさってきます。実演を重ねてきていた後での収録ということで、お互いの手
のうちも分かっているのでしょう。気迫のある演奏が繰り広げられます。録音というの
は、その時の時代を切り取っていますが、この演奏は1950年代の息吹とスタイルを
如実に伝えています。いい意味での武士的ベートーヴェン像です。
盤:NM~M(音に出ないスレ3本) ジャケット:M
5,250
スター ン バー ン スタイン NYP
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
COLUMBIA MS 6093 STEREO
グレイ地に黒文字 2EYES
米2版
264
5,250
ズ スケ(Vn ) オルベルツ (P )
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 1番 2番
ETERNA 826 004 STEREO
黒地に銀文字
265 独オリジナル
ズスケとオルベルツの組んだ、このベートーベンは、天上に流れる音楽を、そのまま下界
に持ち込んだような印象を受ける。演奏家が消え、音楽だけが流れる、そういう演奏は、決
してあり得ないと思っていたが、この演奏がまさにそれだ。
また、その演奏スタイルが、初期のベートーベン・ソナタにはピッタリとフィット
16,000
する。そういう意味で、これ以上の初期ベートーベン・ソナタの演奏を知らな
い。為替有利の時に仕入れたもので、お求めやすい価格設定になっており
ます。 盤も厚く、非常にコンディションが良い。
盤:M ジャケット:M
ズ スケ(Vn ) オルベルツ (P )
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 3番 4番
ETERNA 826 003 STEREO
黒地に銀文字
266 独オリジナル
ズスケとオルベルツの組んだ、このベートーベンは、天上に流れる音楽を、そのまま下界
に持ち込んだような印象を受ける。演奏家が消え、音楽だけが流れる、そういう演奏は、決
してあり得ないと思っていたが、この演奏がまさにそれだ。
また、その演奏スタイルが、初期のベートーベン・ソナタにはピッタリとフィット
16,000
する。そういう意味で、これ以上の初期ベートーベン・ソナタの演奏を知らな
い。為替有利の時に仕入れたもので、お求めやすい価格設定になっており
ます。 盤も厚く、非常にコンディションが良い。
盤:M ジャケット:M
ズ スケ(Vn ) オルベルツ (P )
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 8番 9番
「クロイツェル」
ETERNA 826 026 STEREO
267 黒地に銀文字
独オリジナル
ズスケとオルベルツの組んだ、このベートーベンは、天上に流れる音楽を、そのまま下界
に持ち込んだような印象を受ける。演奏家が消え、音楽だけが流れる、そういう演奏は、決
してあり得ないと思っていたが、この演奏がまさにそれだ。
また、その演奏スタイルが、初期のベートーベン・ソナタにはピッタリとフィット
16,000
する。そういう意味で、これ以上の初期ベートーベン・ソナタの演奏を知らな
い。為替有利の時に仕入れたもので、お求めやすい価格設定になっており
ます。 盤も厚く、非常にコンディションが良い。
盤:M ジャケット:M
スター ン
オー マン デ ィ フ ィラ デ ィルフ ィア O .
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 1番
ラロ スペイン交響曲
268 CBS S72612 STEREO
青地に黒文字 1つ目CBS
独オリジナル
一世を風靡したスターンのレコードです。1970年中盤、ブルッフとラロの2作品の代表盤の
筆頭格でした。しかもその2曲がカップリングされているのですから、とても
お得感がありました。今聴いても、その気合いの入りようは、ひしひしと伝わります。
スターンの歌心と、高域から低域まで、うなるように鳴るスターンのヴァイオ
リンは、時にすすり泣き、時に歓喜の歌を歌います。やはり、今聴いても名演だと
思います。独DGGプレスによって、音質も
クオリティの高い音に生まれ変わったいます。当時は、こういうヨーロッパ盤は入
手できませんでした。 盤:M ジャケット:M
ア ルベルト・ スポルデ ィン グ
ア ン ソ ニー ・ コ イカー
ブラームス ハンガリー舞曲集(16曲)
269 OPERA 2005 MONO
灰青に白でOPERA フラット重量盤
独オリジナル
まるでSP盤のような音が飛び出しスピーカーからまっすぐ音が飛んできます。
この魅力的な音質で、スポルディングの至芸をたっぷりとお楽しみください。
盤:NM~M ジャケット:M
6,300
16,000
40/76
チョン ・ キ ョン フ ァ(Vn ) シ ョルテ ィ LP O
エルガー ヴァイオリン協奏曲
270 TELDEC 6.42309 STEREO
青地に黒文字
独オリジナル
チョン・キョンファの演奏は、情熱的に、一気呵成に、アッチェレランドを掛けて聴き
手をぐいぐい惹きつけていくような演奏。つまらない演奏で聴くとやや冗長に感じて
しまうようなところのあるエルガーのヴァイオリン協奏曲だが、この演奏ではまったく飽きる
ことがない。TELDECの音質は低域が引き締まり、力がある。
盤:M ジャケット:M
ツ ェー トマイヤ ー
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパル
ティータ(全曲)
271 TELDEC 6.48244 STEREO
銀色地に黒文字
独再発
タメてじっくり弾くのでなくて、早めのテンポで、爽快に(痛快に)歯切れよく弾きあげた演
奏。
この演奏の根底には、バロック奏法があると思うが、このスタイルでバロック楽器を使うと、
あまりにも素っ気ないものになる可能が。音は豊饒、演奏はサクサクと。決して練った表情
はない。そういうバッハがお好きな方には、ピッタリのディスクなるはず。DMMでカッティン
グ
された、素晴らしいサウンドも特徴です。盤:M ジャケット:M
ツェートマイアーは、1990年にフィルハーモニア管とモーツァルトの協奏曲を弾きぶりで録
音
していますが、この録音まだデビューしたての20歳の時のもの。ザルツブルク生まれの
ツェ
ートマイアーと、ハーガー&モーツァルテウム管による、モーツァルト心を知り尽くした演奏
には、故郷の生んだ大作曲家への深い共感と尊敬が込められています。『個々の音、その
スリムで非常にフレキシブルなイントネーションは、将来的に新しいモーツァルト解釈として
、スタンダード化されるだろう』と音楽雑誌等で報じられました。新しい才能とその芽吹き
今聴いても爽やかです!
ハーガーのセレナード演奏も、モーツァルトへの共感があふれるもので楽しく聴けます。
ニールセンの娘婿であったティルマーニは、生涯ニールセンのヴァイオリン協奏曲やヴァ
イオリン作品を演奏して世に紹介した。
これはティルマーニの歴史的録音であり、彼のニールセンの演奏が
いかに優れていたかを物語る1枚である。盤:M ジャケット:M
ツ ェー トマイヤ ー ハー ガー ザルツ ブ ル
グ・ モ ー ツ ァルテ ウム o .
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 1番
モーツァルト セレナード3番 K.185
272 TELEFUNKEN 6.42537 STEREO
青地に黒文字 白文字でTELEFUNKEN
独オリジナル
エ ミー ル・ テ ィルマー ニ
ニールセン ヴァイオリン協奏曲op.33
SONET SLP 1285 MONO
273 赤とオレンジ地に中央にラッパのマーク
歴史的録音。
デンマーク・レーベル
デ ・ ヴ ィー ト メニュー イン
マルコ ム ベルナルド &P O
J.S.バッハ 2台のヴァイオリンのための協奏
274 曲
ヘンデル トリオ・ソナタ
ELECTROLA E 70036 MONO 10インチ
赤地に黒文字
独2版
ユ リア コ ブ ・ テ ィム (Vc )
J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 1番 2番
ETERNA 827 843 STEREO
青地に黒文字
独オリジナル
275
盤:NM ジャケット:M
ジ ャ ン ・ デ ュク ロ ー ズ (Vc )
ダニエ レ・ デ ゥシ ェン ヌ(P )
ドビュッシー チェロ・ソナタ
フォーレ 蝶々
276 フォーレ チェロ・ソナタ 2番
IRAMAC 6513 STEREO
黒地に銀文字 IRAMACラベル
仏オリジナル
春の初めに、フランス印象派のチェロ音楽を、フランス・アーティストの演奏
で聴く。しかも、フランスの中堅実力レーベルIRAMACで!
音も、演奏も、もちろん曲も、最高にセンスの良い音質と音楽が部屋を
満たします。見開きのジャケットもきれいです。
こういうレコードをしばらくオーデイオ装置のそばに置いておきたい季節です
。盤:M ジャケット:M
トレチャ コ フ (Vn )
フ ェド セー エ フ モ スク ワ放送大S O
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
277 ETERNA 725 121 STEREO
うす茶色地に黒文字
独オリジナル
トレチャコフは1966年のチャイコフスキー・コンクールで第1位に輝いた経歴
の持ち主であるが、日本ではあまり聞かれていない。この演奏はフェドセー
エフの指揮のもと豪快なブラームスを聴くことができる。音色は美しく、いい
意味で暗く沈み込まないブラームス。ここまで徹底していると却って気持ちが
よく、純粋音楽的にブラームスを楽しむ時は最適。カデンツァはヨアヒムを使用。
盤:M ジャケット:M
トレチャ コ フ (Vn ) エ ロ ヒン (P )
ヴァイオリン小品集
シューベルト ヴァイオリンとピアノのための
デュオ
ブラームス ハンガリー舞曲 16番
278 ファリャ スペイン民謡組曲
サラサーテ バスク奇想曲
MELODIA C10 4989 STEREO
赤地に黒文字
露オリジナル
過度の表情づけを避けて、全体には品のあるヴァイオリンを聴かせる。自分のスタ
イルを前面に押し出すというより、作品にふさわしい音楽を作っていくタイプ。必要
とあらば、オオストラフばりの分厚い音色とたっぷりとしたヴァイオリンの音量を引き出すこ
とも。さすがは1966年、チャイコフスキーコンクールの覇者である。
盤:M ジャケット:M
5,400
8,400
4,650
4,200
4,200
録音:1983年
この時期には黒ラベルは存在せず、青ラベルでオリジナルとなります。
ティムがETERNAに録音した無伴奏の唯一のレコード。1集だけ作られて後は断ち
切れてしまいました。これだけの演奏を中断してしまったETERNAは、何というもっ
たいないことをしてしまったのでしょうか?ライプツィッヒ・ゲヴァントハウスのコンマ
16,000
スを務めるティムの無伴奏は、東独の演奏家らしく、自分を主張せず、演奏家が
消えます。ひたすら、楽譜に忠実なバッハが、真摯な姿勢で奏でられていくのです。
聞き手を威圧したり、熱心に語りかけたり、耳をそらすことが出来ないほど、緊張を
強いたりせず、ちょうどよいテンションで、淡々と弾き上げているのです。こういう演奏、あり
そうでないものです。盤:M ジャケット:M
7,350
5,250
6,930
41/76
フ ィリップ ・ ネー グル(Vn ) レイ・ ク レッカ
(Ce mb)
ヘンデル ヴァイオリン・ソナタ全集
279
DA CAMERA MAGNA SM 93340/41 STEREO
2LP 黒地に銀文字
独オリジナル
ニッフ ェネッガー (Vc )
リン ゼ マイヤ ー (Ce mb)
ロカテルリ チェロ・ソナタ
リュリ パッサカリア
280 フランクール チェロ・ソナタ
サンマルティーニ チェロ・ソナタ
ARMIDA EN164 STEREO
黒地に銀文字
スイス・オリジナル
ネーグルの細身のヴァイオリン、ヴィヴラートを抑え、すっきりと弾きあげた演奏。
春の日の1枚にピッタリ。爽やかな音楽の代表格ではないでしょうか。
こてこてのヘンデルでなく、余計な表情をつけない端正な演奏を好みの方でしたら
この全集は気に入っていただけると思います。
演奏の音数も少なめで、それがまた良い。盤:M ジャケット:M
ニッフ ェネッガー (Vc )
ミュラ ー =ブ ー ル&ケルン 室内O .
ハイドン チェロ協奏曲ハ長調
クラウス・スタルク(Vc) ミュラー=ブール&ケ
281 ルン室内O.
ハイドン チェロ協奏曲ニ長調
Schwann VMS809 STEREO
黄色地に黒文字
独オリジナル
ハイドンの2つの有名なチェロ協奏曲を、ニッフェネッガーとスタルクが弾いた、
通好みのレコード。これがロストロポーヴィッチやフルニエでなく、ネッフェネッガー
とスタルクというところがミソ!まさに、お茶漬けの味。
あっさりした中に、味わいがあります。音楽をさらさらと弾き上げながら
ニュアンスは失わないチェリスト。
ハイドンの演奏は、こういう簡素ながら、味わいの深い演奏がよく似似あう。
お勧めしたいレコードだ。 録音も澄んだ音場で美しい。
盤:M ジャケット:M
イルジ ・ ノ ヴ ァー ク (Vn )
ター リッヒ チェコ P O
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 4番
282 ハン タク (O b) ム ン ツ リン ゲ ル チェコ P O
モーツァルト オーボエ協奏曲
SUPRAPHON LPV 326 MONO
チェコ・オリジナル
スメタナ四重奏団の第一ヴァイオリン、イルジ・ノヴァークがソロ録音を行った
珍しいレコード。 ハンタクはチェコPOの主席オーボエ奏者。
盤:M ジャケット:M
ハイフ ェッツ ウォ ー レン シ ュタイン
ロ スア ン ジ ェルスP O
J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲BWV1041
283 BWV1042
RCA LM 9810 MONO 10インチ
茶色地に銀文字 フラット重量盤
独オリジナル
独プレスの深みのあるサウンド フラット重量盤で音の厚みも十分です。
ハイフェッツのバッハを楽しめます。
盤:NM ジャケット:M
ハイフ ェッツ ク ー セヴ ィツ キ BS O
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
284 RCA LCT1043 MONO
金色地に茶色文字 フラット重量盤
米オリジナル
この時期の米盤で完全なものはなかなか見つかりません。
米初期盤としては、最上のコンディションに近い1枚かと思います。
盤:NM ジャケット:M
ハイフ ェッツ ミュン シ ュ BS O
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
285 RCA STPL 60361 STEREO 10インチ
赤地に銀文字
独オリジナル
春の日の一編の詩のようなメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、
この演奏以上に、颯爽とした演奏はないと思います。
初期のドイツ・ステレオ・オリジナル
盤:M ジャケット:M
ハイフ ェッツ ミュン シ ュ BS O
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
286 RCA STPL 60361 STEREO 10インチ
赤地に黒文字
独2版
ドイツ・ステレオ2版 音に広がりがあります。
盤:M ジャケット:M
パイネマン マー ク チェコ P O
ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲
ラヴェル ツィガーヌ
DGG SLPM 139120 STEREO
287 BLUE LINE
独2版
上品で、清楚で、折り目正しい表現の中から、美しいパイネマンの音楽が
浮かび上がります。繊細で、フレーズもきれいに決まっていて、ヴィブラートも
少ないのに音程がぴっちりと気持ちよく決まっています。
マーク指揮するチェコフィルのバックも素晴らしく、3楽章の冒頭では、その抑えた美しさに
電撃が走ります!このレコード、1970年初め頃の製造ですが、音がボヤけることもなく、
音のにじみも感じられない。2版ですがすこぶる良い音質。オリジナルは高価ですが、
2版は1/3以下の価格で入手可能。盤:M ジャケット:M
バウマン (Vc ) シ ュトー ル(Cb)
チェロとコントラバスのためのオリジナル作品集
プレイエル ロンドハ長調 主題と変装
ボッケリーニ フーガ変ホ長調 ハ長調 ニ長調
アトニオッティ ソナタ 9番
288 テレマン 2つのカノン
J.M.ハイドン ポロネーズハ長調
J.ハイドン アンダンティーノ・テンポ・メヌエット
TELEFUNKEN 6.42827 AZ STEREO
青地に黒文字 独オリジナル
低音楽器のレコードを2枚。
これらのレコードは意外にでなく、かなり良い。
こちらはとても軽快で、美しい作品が多い。
低い音の楽器の爽やかな作品集である。もっとも低くて重い音楽だったら
聞いていていられない。時折現われる低域の威力にはっとしますが、
こんな軽快で、柔らかな響きの音楽って、このデュオのレコードくらいでは
ないでしょうか? 録音も優秀で、爽やか音楽の筆頭です!
盤:M ジャケット:M
レア!
ニッフェネッガーの軽快で、美しいチェロによるバロック協奏曲集。
早めのテンポで軽快に奏された緩急楽章、叙情楽章の歌も、ベタつかずに
良く歌っています。こういうセンスあるチェリストは、なかなかお目にかかりま
せん。どんなに歌いこんでも、ねちっこくならないことを誓ったような演奏で、
深い歌を奏でながらも、風通しの良い音楽なのです。
東京芸大の教授職にあったこともある、ニッフェネッガーは、チェロを弾かれる方
には馴染みなのでしょう。春の日にぴったりのアルバム。 盤:M ジャケット:M
6,800
6,800
6,800
5,800
6,800
5,800
8,800
5,800
42/76
5,400
5,800
バウマン シ ュトー ル
ヴィルトゥオーゾ室内音楽集
ロッシーニ チェロとコントラバスのためのデュオ
クープラン チェロとコントラバスのためのコンセール
289 モーツァルト チェロとコントラバスのためのソナタ
バリエール チェロとコントラバスのためのソナタ
TELEFUNKEN 6.42051 STEREO
青地に黒文字
独オリジナル
低音楽器のレコードを2枚。
これらのレコードは意外にでなく、かなり良い。
このアルバムは、チェロとコントラバスの超絶技巧を惜しみなく披露する
ための作品が中心に収められている。
よって、低域もどんどん出てくる。低域にしびれたい向きはこちらを推薦。
盤:M ジャケット:M
ア マデ オ・ バルド ヴ ィー ノ
J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 6番
SUPRAPHON SLPM 63 MONO
290 白地に黒文字 青と赤の文字
フラット重量盤
チェコ・オリジナル
SUPRAPHONの最も古いラヴェル
バルドヴィーノは、ドッペル・コンチェルトで、デ・ヴィートと共演した
イタリアのチェリスト 録音は少なく、このバッハの無伴奏も大変レアな1枚。
盤:M ジャケット:M
パー ルマン
パガニーニ カプリースop.1
291 ELECTROLA 1C 063-02264 STEREO
金色地に黒文字
独オリジナル
抜群と技術と歌心、ハッピーな音楽感覚が、このカプリースにも生きていて
こんなに楽しく聞ける<カプリース>も珍しいのではないでしょうか?
音質も良いです。
盤:M ジャケット:M
パー ルマン ア シ ュケナー ジ
ベートーベン ヴァイオリンとピアノのためのソ
292 ナタ全集
DECCA 6.35354 5LP STEREO
青地に黒文字
独オリジナル
ピ ア テ ゴ ルスキ ー シ ュナー ベル
ベートーベン チェロとピアノのためのソナタ2番
ピ ア テ ゴ ルスキ ー ルー ビ ン シ ュタイン
293 ブラームス チェロとピアノのためのソナタ
ELECTROLA 1C 053-03078 MONO
独LP初出
パールマンの見事なピアノ・サポートを聞かせるアシュケナージと豊かな音楽性が
花開く。盤:M 箱:M 解説書付
ヴ ィク トル・ ピ カイゼ ン (Vn )
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 3番
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 3
番
ETERNA 826 609 STEREO
294
黒地に銀文字
独オリジナル
ピカイゼンの演奏スタイルは、決して力まないこと。もう一つの特色は、旋律を彼の歌で歌
っていることだった。ピカイゼン節と呼んでいいほど、歌い方が独特である。このような演
奏
スタイルを持っているヴァイオリニストは大変に珍しいのではないだろうか。バッハをこんな
に、静かに、そっと歌うヴァイオリニストを私はほかに知らない。評価は分かれるかも知れ
ないが、好きな人には生涯心の友として、座右の銘になるであろう1枚だ。聞く人の心の
琴線に共鳴するようなヴァイオリンを弾く、ピカイゼンという人、実際に大変デリケートな神
経
の持ち主のようだ。1958年 第1回チャイコフスキー国際コンクールでは2位に入賞。
派手な技巧を楽しませるよりも、内面の音楽に目を向けた音楽を聞かせる人だ。
バッハボウとも呼ばれる湾曲弓を使用しての演奏。ビュヒナーは
このバッハボウの名手。この録音は全曲は存在しません。
重和音を弾く時は内側の曲がった部分を弓にあて、4弦一度に
音を出すことが可能になった。早いパッセージの時は、弓の直線部
分を使用する。録音も良い。プレス、カッティングはDGG。
盤:M-/M ジャケット:M A面のコンディションから予定価格の半値としました。
オットー ・ ビ ュッヒナー ( バッハ・ ボウ)
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパル
ティータ 2番 3番
295 CALIG CAL30403 STEREO
黒ラベルに銀文字
独オリジナル
ア ン ナ・ ビ ルスマ(Vc )
ヤ ー プ ・ シ ュレー ダー (Vn )
フ ラ ン ス・ ヴ ェスター (Fl) P .ホニン グ(Cl )
S .ホッグラ ン ド ( P )
チェルニー ファンタジー・コンチェルト
~pf, fl, vc,
296 リーズ Pf, Cl, Vcのためのトリオ
ベートーベン カカドゥ変奏曲~Pf,Vn,Vc
MPS MPS 13006 ST STEREO
赤地に黒文字 半円部分に白文字で
MPSとBASFロゴ
独オリジナル
5,800
8,800
5,250
12,600
赤地にカラー切手ニッパー 工場シール未開封 新品
ピアテゴルスキーのベートーベンとブラームス。
ピアテゴルスキーの一番あぶらの乗った時期の録音、名演です。
シュナーベル、ルービンシュタインのピアノも聞き物です。
盤:M ジャケット:M
バロック楽器の硬質で、鋭い響きを生かした、きわめてスピーディな
演奏で聴かせる。中でもシュレーダー、ビルスマ、ホッグランドの思い切り
の良い演奏が、このアルバムで光る。彼らの演奏は、曲の魅力を超えて
迫ってくるものがある。バロック楽器による秀逸な演奏の見本のようなレコ
ードだ。アルバム最後におさめられたベートーベンの「カカドゥ変奏曲」は
このアルバムを締めくくるのにふさわしいバロック・スタイルの名演!
しかし、このアルバムを聴くと、良い音楽家の条件は、どんな楽器を使っていようと変わる
ことはない、
そう言っているようだ。 盤:M ジャケット:M
43/76
6,800
6,800
16,500
6,300
ビ ルスマ コ ストナー .ヘー ベルト( バロ ッ
ク ・ チェロ )
ウッド ロ ウ( Vn ) レオン ハルト(Ce mb)
ヴィルトゥオーゾ・イタリアンチェンバー・ミュー
ジック
ボッケリーニ チェロ・ソナタ~チェロ独奏のた
めの
297
ガブリエリ 2つのチェロのためのカノン
アントーニ リチェルカーレ~チェロ独奏のため
の
サンマルティーニ 2つのチェロのためのソナタ
ボノンチーニ チェロと通奏低音のためのソナタ
ヴィヴァルディ チェロと通奏低音のためのソナ
タ
ロ ー ザ・ フ ァイン (Vn )
オイストラ フ &モ スク ワ国立室内O .
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 4番
モーツァルト ロンドK.373
オレグ・ カガン (Vn ) オイストラ フ &モ スク ワ
298 国立室内O .
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 3番
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 5番
EURODISC 80986XK STEREO
グレイ地に黒文字 ステレオ・マーク
独オリジナル
古楽合奏の名団体、コンチェルト・アムステルのメンバー、ビルスマがソロを
とったアルバムである。この人もまた、シュレーダーに負けず、劣らずの素晴
らしい音楽家。
ビルスマの弾くチェロは [マット ゴフリエーエル ヴェネツィア 1699年]である。
イタリアの作曲家のチェロ作品が並んでいる、そのどれもが大変旋律の美しい
曲で、ビルスマの名演と相まって、気分爽快、聴いた後の爽やかな余韻は
このアルバムの魅力と言えよう。
2版ではあるが、ことにこだわらずに楽しみたい。音質は十分に良い。
盤:M ジャケット:M
フ ェラ ス カラ ヤ ン BP O
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
DGG SLPM 139 021 STEREO
299 チューリップ Made in Germany
独オリジナル
録音:1967年
この録音は、チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベルは存在しません。
Made in Germanyでオリジナルとなります。
カラヤンの美学にこたえるように、惜しげもなく美音を全編に渡って披露する、フェラス黄
金時代の至芸を聞く!
独オリジナルの艶と輝きに満ちた素晴らしいサウンド。
盤:M ジャケット:M
フ ェラ ス カラ ヤ ン BP O
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
DGG SLPM 138 930 STEREO
300 チューリップ Made in Germany
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独2版
録音:1964年
フェラス、絶頂期のステレオ録音。
ノーブルで流麗な演奏は、今聴いても、その美音が心に届きます。
2版ですが素晴らしい再生音。
盤:M ジャケット:M
フ ェラ ス バルビ ゼ
フランク ルクー ヴァイオリン・ソナタ
301 DGG SLPM 39 124 STEREO
チューリップ Made in Germany
独オリジナル
フェラスの演奏は、エスプリの何たるかを教えてくれるような、粋なヴァイ
オリン。とくにルクーの演奏が素晴らしく、この曲の最高の演奏と賞賛され
るもの。フランクはフェラスの語り口の美学に酔いしれたい。
ピアノのバルビゼも、さすがの伴奏を聞かせます。
盤:M ジャケット:M
フ ォ イア ー マン ハイフ ェッツ
オマン デ ィ フ ィラ デ イフ ィア O .
ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重
協奏曲
フ ォ イア ー マン ストコ フ スキ ー フ ィラ デ ィ
ルフ ィア O .
302 ブロッホ:シェロモ
フォイアーマン ムーア
キュイ オリエンタル・メロディ / アルベニス タ
ンゴ
MELODIA M10-44235 MONO
白地に黒文字
Archive recording of December 21, 1939
カザルスが19世紀までのチェロ奏法の総括を行い、フォイアマンが20世紀のチェロ
奏法を切り開いたと言われますが、彼は外科手術の失敗で39歳という若さでこの
世を去ってしまいました。晩年といってもまだ全盛期、彼が最後に残した大曲の録
音がブラームスのダブル・コンチェルトでした!
ハイフェッツがヴァイオリンでできることは全部、私はチェロでできる」と豪語したと
伝えられるフォイアマンですが、このブラームスを聴くと、さもありなんと黙って頷くしかな
い。このレコードには、最晩年のブラームスのほかに、ストコフスキーと共演したシェロモ、
ムーアのピアノ伴奏でキュイとアルベニスの小品も収めており、非常に貴重な音源と言え
ます。 盤:M ジャケット:M
レイナー ・ ・ フ ラ シ ョット(Vc )
J.S.バッハ 無伴奏チェロ・ソナタ(全曲)
303 INTERCORD INT 120.960
独オリジナル
レアな存在、フラショットの無伴奏!
盤:M ジャケット:M
フ ルニエ フ ィルク スニー
ブラームス チェロ・ソナタ 1番 2番
DGG SLPM139119 STEREO
チューリップ Made in Germany
304 独オリジナル
ピエール・フルニエ(Vc)、ルドルフ・フィルクスニー(Pf)1965年録音。
フルニエのステレオ再録音です。旧盤も素晴らしかったですが、やはり録音が良い分だ
け、フルニエの繊細な音や表情を一層感じ取ることができます。フィルクスニーのピアノも
実に素晴らしいです。仮にピアノをケンプか、バックハウスと再録音しても果たしてこれ以
上の演奏になったかどうか?と思えるほど充実した演奏に仕上がっています。、実に室内
楽的な演奏なのがまた嬉しいところで、録音も非常によく、これ以上の録音はなかなか出
ないのではないでしょうか? 盤:M ジャケット:M
4,200
1969年、モスクワでの録音。
このアルバムには、カガンのヴァイオリン協奏曲3,5番とファインの4番とロンドが
併録されているため、ファインの名前が隠れがちになっています。ローザ・ファイン
40歳の時のセッション録音で、脂ののった成熟したモーツァルトを聞かせています。
ファインは20代ですでに、国営レーベルに録音を依頼されるほどの天才ぶりを発揮したオ
イストラフ門下の女流ヴァイオリニストですが、多大な才能に恵まれながら、録音は非常に 18,000
少なく、この1969年のステレオ録音は、大変貴重な1枚といえるでしょう。eurodiscのグレ
イ・ラベル、初版です。盤:M ジャケット:M
6,800
4,200
12,600
6,800
13,500
44/76
16,800
フ ルニエ
ミュンヒンガー シュトットガルト室内O.
ボッケリーニ ハイドン チェロ協奏曲
DECCA LXT2968 MONO
305
オレンジ地に金文字 楕円DECCA
フラット重量盤
独オリジナル
言わずと知れたフルニエの名盤
独DECCAの引き締まって、粒立ちの良いサウンドが魅力!
フルニエのチェロは朗々と歌われ、甘ったるい感傷は感じられ
ない。この2曲の代表的録音。 盤:M ジャケット:M
フ ルニエ ミュン ヒン ガー
シュトットガルトO.
ハイドン チェロ協奏曲ニ長調
306 ボッケリーニ チェロ協奏曲 変ホ長調
ヴィヴァルディ チェロ協奏曲
DECCA 220.003 E-STEREO
茶色地に 銀のワイドバンド
仏のECS(エクリプス・シリーズ)に相当するレコードです、この仏盤は中域の艶が
大変美しく、とても印象に残りました。
疑似ステレオですが、不自然さはなく、良く出来たレコードだと思います。
フルニエ、モノラル時代の代表盤の新たなる魅力を引き出す1枚。
盤:M ジャケット:M
フ ルニエ ミュン ヒン ガー
シ ュトットガルトO .
ハイドン チェロ協奏曲ニ長調
307 DECCA LW 50055 MONO 10インチ
黒地に金文字 半円部分にラージ・
デッカ文字 フラット重量盤
独オリジナル
オリジナルのサウンドを伝える貴重な10インチ。
音の厚み、フルニエの艶のあるチェロの美しさ。
オケの低域は引き締まり、出るときは、しっかりと響く。
盤:M ジャケット:M
フ ルニエ バウム ガルトナー
ルツ ェルン 祝祭O .
ハイドン チェロ協奏曲ニ長調 ハ長調
308 DGG SLPM 139 358 STEREO
チューリップ Made in Germany
独オリジナル
赤ステレオ、チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベルは存在しません。
こちらでオリジナルとなります。
無傷ならば 8,400円
盤:M-(両面共にごく軽いキズ1か所 音に出る場所もあり)
ジャケット:M
フ ルニエ サー ジ ェン ト P O
シューマン チェロ協奏曲
309 COLUMBIA STC70490 STEREO 10インチ
白地に赤文字 金色のリム
独オリジナル
盤:M ジャケット:M 盤面はきれいです、盤面に複数のふくらみ
特価 12,800→ 5,600
フ ルニエ チェロ小品集
フルニエ クロウソン
DGG 135 132 STEREO
310 BLUE LINE
独オリジナル
この録音にチューリップ・レーベルは存在していません。
このブルー・ラインでオリジナルとなります。盤はB面で30回周期的な強めの
ノイズ A面1曲目で不定期なパチパチ音が若干目立ちます。ジャケットは右上
4cmのカットアウト盤、ジャケットともに良好ならば16,000円と非常に高価なレコ
ードです。特価で5,040円としました。 盤:M- ジャケット:M-
ペレー ニ ラ ー ン キ
ベートーベン チェロ・ソナタ全集
HUNGARITON SLPX 11928/30 3LP
311 黄色地に黒文字
ハンガリー・オリジナル
素晴らしい内容。
録音も良く、70年代の最も優れたチェロ・ソナタのレコード。
コンディションもあるが、探すとなかなか見つからないセットでもあるので、
興味のある方は入手されることをお勧めします。
紙内袋とホコリがすれて出来た軽キズ13,000→ 6,000
盤:M-1面 3mm 3面 1mm 5面 5mm ごく軽いホコリとのすれ(軽い音で出る)
12,600→ 6,300 他は:Mint 箱:NM 解説書付
ルー トヴ ィッヒ・ ヘルシ ャ ー (vc )
ア ー ベン トロ ー ト ラ イプ ツ ィッヒ放送O .
ドヴォルザーク チェロ協奏曲
ETERNA 821 926 MONO
黒地に銀文字
独オリジナル
312
10,500
4,200
4,200
4,200
5,600
ベルリン 自治区の図書館所蔵品
ジャケット周囲に茶の布テープ補強(図書館仕様)
ルートヴィヒ・ヘルシャーはドイツのチェリスト。1907年8月23日にゾーリンゲンで生まれ、
ヴィルヘルム・ランピングらに学んだ後、1932年にエリー・ナイ・トリオに加入した(ヴァイ
オリンはヴィルヘルム・シュトロース)。1936年にはベルリン・フィルと協演、ベルリン
音楽大学の教授に就任している。戦後、ギーゼキング、タシュナーともトリオを組み、
名録音を残した。プフィッツナー、ヘラー、トラップ、ゲンツマー、ヘンツェなど、ヘルシャ
ーが初演を手がけた作品は30以上ある。初来日は1953年。後進の育成に力を注ぎ、
すぐれた教師としても知られた。1996年5月8日、トゥッツィングにて死去。
好きなチェリストは誰かと問われて、ヘルシャーの名前を挙げる人は相当のクラシック
通だろう。音源自体は決して少なくないが、国内盤はほとんどない。日本でどれだけ
の人が「ヘルシャー」という名前に反応するのか、見当もつかない。ただ、既述したよう
に、一度聴いたら忘れられないチェロの音である。パワーやインパクトで驚かせるタイプ
ではない。その美しい響きは、深々としていながら、アクを出さず、清潔で、くどくない。
美しいといっても、それは聴き手の耳を麻痺させ、飽和させるタイプではない。透明感
とも少し違う。馥郁たる香りを含んだ音である。さまざまなチェリストを聴き比べている
耳の肥えた人なら、その音に惹かれずにはいられなくなるだろう。
このドヴォルザークのチェロ協奏曲の録音は、オーケストラの押し出しが強く、チェロ
のフレージングにもややケレン味が感じられる。高揚感の中にも静けさとみずみずし
さが感じられ、品格の賜物としかいいようのない演奏で聴く者を魅了する。「音」を出
すだけで、すでにそれが「歌」になっているような、ほれぼれするほどチェロである。
ベルリンの図書館が所蔵していたので、ジャケットに補強をほどこしてある。
盤:M ジャケット:M
45/76
6,800
6,300
12,600
イダ・ ヘン デ ル スメター チェク プ ラ ハS O
ヴィニャフスキ ヴァイオリン協奏曲 2番
グラズーノフ ヴァイオリン協奏曲
313 SUPRAPHON 10687 MONO
青地に銀のSUPRAPHON
チェコ・モノラル・オリジナル
録音:1965年
ド迫力でヘンデルのヴァイオリンを再生するなら、このモノラル盤をどうぞ。
盤:M ジャケット:M
イダ・ ヘン デ ル ア ン チェル チェコ P O
ラロ スペイン交響曲
ラヴェル ツィガーヌ
314 SUPRAPHON ST 50615 STEREO
青地に銀文字 小SUPRAPHONロゴ
チェコ2版
音は鮮明で、ヘンデルのヴァイオリンを十分、堪能できます。
盤:M ジャケット:M
ボベスコ ( Vn ) ハイデ ルベルグ室内O .
ヴィヴェルディ 四季
SASTRUPHON SM91917 STEREO
315
深緑に黒文字
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
マイナルデ ィ
レーマン BPO ベルリン放送SO
ハイドンチェロ協奏曲ニ長調
316 シューマン チェロ協奏曲
DGG LPM 18222 MONO
M33▽レーベル フラット重量盤
独初期プレス
DGGの初期フラットプレス 素晴らしい音質。チェロの貴族と言われたマイナルディ
が弾く、ハイドン、シューマンのコンチェルト。シューマンのインティメートで内面に語
りかけてくる音楽の運びは、マイナルディの独壇場。ハイドンは繊細で、センス満点の歌い
回しが何とも美しい演奏。
12,600
盤:M ジャケット:M
マイナルデ ィ レー マン BP O
ハイドン チェロ協奏曲 op.101
シューマン チェロ協奏曲o.129
ETERNA 820 292 MONO
青地に白の扇レーベル グルーヴガード厚盤
317
独オリジナル
マイナルディのエテルナ ブルー・ホワイト 厚盤のレコード。ブラック・シルバーはよく見る
が、ブルー・ホワイトは希少です。厚みとこくのある音色がたまらない。演奏家の実在感
もたっぷり!フラット重量盤ならば、さらに音はまろやかになると思うが、チェロのエッジ
の立った音色は失われてしまうだろう。それも含めてトロンとした音を良し、する方も多い
かも知れないが、私はグルーヴガードの音も捨てがたいと思ってしまう。本盤のように
厚盤によって音の厚みを確保し、グルーヴガードの音の切れも聞けたら最高なのである。
A面の3楽章に目でわかるスレがあり、音に出そうだが、実際に針を落とすと、微々たる
音でほとんどわからない、モノラル・カートリッジで再生すれば、まったく問題ないだろう。
盤面が完全ならば12,600円→6,800円 盤:M-~NM(ごく軽いティック) ジャケット:M
ミルシ テ イン モ リー ニ
ミルシ テ ン &室内O .
J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲全集
318 ELECTROLA SME91683 STEREO
白地に赤文字 金色のリム
独オリジナル
録音:1964,65年
この番号は、SME番号でオリジナルとなります。
最大の聞き物は、モリーニと共演した2台のヴァイオリン協奏曲!
ミルシテインの屈託のない、磨き上げられた美しいヴァイオリンによる
バッハは、ドイツ風の深刻なバッハでなく、春のように暖かく穏やか、音が芽吹いて香るよ
うなバッハを聴くことが出来るでしょう。まるで別の曲を聴く思いです。 盤:M ジャケット:M
メニュー イン シ ルヴ ェストリ VP O
ベートーベン ヴァイオリン協奏曲
ELECTROLA STE 91082 STEREO
白地に赤文字 金の輪
319 独オリジナル
録音:1960年
メニューインがウィーンを訪れた時に行われたセッション録音。会場はムジークフェライン
ザール。メニューインの魂の発露とでもいうべき、高みに駆け上がったベートーベン。
ことに2楽章の崇高なまでの歌は見事です。盤面に独盤特有のふくらみ有り 100点
が良品だとしたら、これは70点程度のふくらみ。良いほうです。この時期のELECTROLA
のキャラクターのようなもの。キズと違ってローノイズのためやり過ごせる音。特価販売
いたします。12,600→ 5,250
盤:M ジャケット:M
Y.メニュー イン (Vn ) H.メニュー イン (P )
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 5番「春」
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ 9番「クロイ
ツェル」
320 ELECTROLA STE 80549 STEREO
白地に赤文字 金の輪
独オリジナル
妹のヘフツィバー・メニューインとのデュオ
当然ピアノは弱くなりがちですが、一種独特の生真面目さ、ピュアさをもつヘフツィバー・
メニューンのピアノを、どうとらえるかで、この演奏の印象はがらっ変わってしまうと思い
ます。メニューインもヘフツィバーのピアノに合わせながら、自らのベートーベン解釈を
披露していくます。作品の抒情的な面が素晴らしい出来栄えなので、オールマイティ
とは言えませんが、部分的には、この演奏が一番好き、という人も現れるかと思いま
す。何といっても、この番号で珍しく盤面にふくらみのないレコードの登場!
STEの音質の良さをじっくりと味わえます。盤:M ジャケット:M
6,800
6,800
4,200
46/76
6,800
18,000
5,250
8,400
メニュー ン ケン プ
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ(全曲)
&変奏曲・ロンド
フルニエ ケンプ
ベートーベン チェロ・ソナタ(全曲)
&変奏曲
DGG 2720 018 8LP STEREO
321 BLUE LINE
これは、ベートーベン生誕200年記念として発売されたドイツ・グラモフォンの「Beethoven
Editoin」シリーズの中の1つで、ヴァイオリン・ソナタとチェロ・ソナタおよび、変奏曲やロン
ドなどの小品も収められた8枚組レコード・セットで、5枚分のヴァイオリンソナタはメニュー
インとケンプ、3枚分のチェロソナタはフルニエとケンプが演奏している。
このセットの発売は1970年で、初出は外周に青の二線のレーベル。フルニエとケンプに
よるチェロソナタや変奏曲は注目されるレコードですが、メニューインとケンプによるヴァイ
オリンソナタもとても良い演奏で、とても充実しています。
ケンプのベートーベンの解釈はとても正統的で、ピアノが主導権を握ることの多いベート
21,000
ーベンのヴァイオリンソナタで、ある意味老成されたぬくもりや包容力を感じることのでき
る演奏。メニューインのヴァイオリンも軟らかくしなやかに聴くことができます。メニューイン
は、神童と騒がれた若い頃だけに興味が行き勝ちで、大人になってからのものはあまり
注目されませんが、壮年時代にも良い演奏はあります。フルニエとケンプのチェロソナタ
集は、定評のあるもの。ケンプのピアノは奇をてらったところがなくぬくもりや包容力で聴
かせ、円熟したフルニエの音楽は味わい深い。盤:M 箱:M 解説書付
メニュー イン
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 5番
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
3番
322
HMV ALP1532 MONO
赤地に金文字 半円ニッパー
英オリジナル
録音:1956~57年
明澄な音色と真摯な態度で臨んだメニューインならではの求心的なバッハ。
バッハの音楽の中に、精神性を求め続けたメニューインならではのバッハ、
盤:M ジャケット:M
メニュー イン
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパル
ティータ(全曲)
323 ETERNA 820 494/6 3LP MONO
青地に白の扇レーベル
独オリジナル
録音:1956~57年
ヴァイオリンの音色と円熟が双方で高みに達していた50年代のメニューイン
至高の無伴奏。 ETERNAオリジナルは買いやすく音質は非常に良い。
盤:M ジャケット:M
イヴ ァン ・ モ ニゲ ッテ ィ(Vc )
J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 1番 2番
324 MELODIA C10-24001 STEREO
赤地に黒文字
露オリジナル
録音:1985年
モニゲッティの超個性的な「無伴奏」のメロディア・オリジナル盤
将来、高額レコードに化ける可能性のある1枚。
盤:M ジャケット:M
モ ルビ ッツ ァー S .シ ュテ ッキ ヒト
「カンツォネッタ」 ヴァイオリン小品集
フィービヒ チャイコフスキー ゴダール グノー
スメタナ
ウ゛ィエニャフスキ グラナドス 他全11曲
ETERNA 827 813 STEREO
325 青地に黒文字
独オリジナル
8,800
12,600
8,800
数あるヴァイオリン小品集の中でも、この1枚は屈指の出来栄え。
1978年、ベルリン・シュターツカペレ&スウィトナーの来日公演の際、コンサートマスターを
務めてベルリンシュターツカペレをぐいぐい引っ張っていた人、それがモルビッツァーその
人
でした。あの全体が木質の熟成した響き、引き締まって、無駄のないベルリン・シュターツ
カペレの音楽作りは、モルビッツァーが統率した結果でした。そのモルビッツァーが80年代
に録音した、唯一のヴァイオリン小品集。
6,300
まさに珠玉の出来栄えで、歴史に残る名演だと思います。エヴァーハルト・ハインツによる
録音も素晴らしく、80年代にこのようなレコードが生まれようとは、誰が思ったでしょう?
この演奏の素晴らしさは、まさにモルビッツァーの積み重ねてきた年輪の深さを意味しま
す。ある意味、演奏家として良い時期に、録音したのだと、今は思います。少しづつ世界
的に知られるところとなり、価格がどんどん、高騰しているレコードです。まだ買いやすい
今、是非、お求めください。決して後悔はしないはず。 盤:M ジャケット:M
ラ ウテ ン バッハー (Vn ) ストラ ック (Vc )
このアルバムでは、ラウテンバッハの弾くヴィヴァルディが聞き物。
リン デ (ソ プ ラ ニー ノ ・ リコ ー ダー )
曲はヴィヴァルディのエコー協奏曲、第1ヴァイオリンが弾いた後、第2ヴァイオリンがそれ
シ ャ イト( リュー ト)
をこだまの
ホフ マン 指揮エ ミー ル・ ゼ イラ ー 室内O .
ように、弾くところから名づけられました。ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲で
イタリア ・ バロ ック 音楽集
は、ヴィオラ・ダモーレが愛らしい音色とリュートの掛け合いが楽しい一風変わった協奏曲。
ヴィヴァルディ
この時代は自由な
ソプラノ・リコーダーと弦楽のための協奏曲
発想にあふれています。それもまた、バロック音楽の魅力です。
P.79
A面では高い音を出すリコーダーの可憐な協奏曲。これはマルティン=リンデが名演を聴
326
6,500
チェロと弦楽のための協奏曲P.434
かせます。
第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンと弦楽のため Aの2曲目 ここでチェロの名手、ストラクの登場 素晴らしいチェロ協奏曲の演奏をご堪能
の協奏曲P.222
ください。
ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲
このアルバムの真打ち!盤:M 三つ折りジャケット:M
P.266
ARCHIV SAPM 198 318 STEREO
つや銀地に青文字 赤Sテレオ
独オリジナル
モ リー ニ ロ ジ ン スキ ー LP O
ウェストミンスター・レーベルのRIAAカットによるシリーズ発売。
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
米ではCOLECTOR SERIES、このオランダ盤ではSILVER SERIESとして発売された。RIAA
WESTMINSTER PWS 705 STEREO
カーヴできっちりと調整されてプレスされた、このレコードは、非常に帯域バランスがよく、
オレンジ地に黒文字 12時位置に楕円形
クセのないノーブルな音質を聞くことができる。モリーニのヴァイオリンの嫋々たる歌は、
WESTMINSTERロゴ
エレガンスを極めソフトではあるが、決して甘ったるいものではない。モリーニは、ここでは
327 蘭プレス
13,000
ブ
ラームスの心根の優しさ、その優しさゆえの、いかにも世俗的な悩みといった部分に、暖か
な眼差しをむけている。モリーニのヴァイオリンは、そうしたブラームスの弱さ、優しさに
ぴっ
たりと寄り添いながらも、決して情に流されることはない。彼女の音楽は、ブラームスへの
深い共感と、その共感を支える強靭さを併せ持っている。盤:M ジャケット:M
47/76
エ リカ・ モ リー ニ ロ ジ ン スキ LP O
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
WESTMINSTER P281 MONO
328 蘭WESTMINSTER COLLECTORS SERIES
WESTMINSTERの音源をRIAAでリカッティングしたものが、COLLECTORS SERIES
でした。イコライザー・カーブがピタリと合ったレコードは音質が鮮明で、現代によみがえっ
たWESTMINSTERの音を感じさせるもの。当レコードは、そのCOLLECTORS SERIESのオラ
ンダプレス。
PHIPLIPSプレスの音質は素晴らしく、モリーニの演奏をたっぷりと楽しめます。
盤:NM~M ジャケット:M
エ リカ・ モ リー ニ
フ リッチャ イ ベルリン 放送S O
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲
329 DGG J 73112 MONO
M33▽レーベル フラット重量盤
独初期プレス
モリーニのヴァイオリンをたっぷりと楽しめるブルッフのヴァイオリン協奏曲。
この10インチは独ブック・クラブの発売で、J番号となります。ブッククラブ盤は、当時、
普及盤より高価で、決して手を抜いた作りにはなってはいないのでご安心を。
製造自体は1960年の製造で、フラット重量プレス、音質は素晴らしい。
盤面もピカピカで、最上のコンデイション!なぜか、ブッククラブ盤は非常にコンディシ
ョンが良い。盤質にこだわる方には狙い目かと思います。お値段もお求めやすいので。
盤:M ジャケット:M
フ リー ド リッヒ・ ユ ルゲ ン (Vc )
エ ッカー ト・ ゼ ー ルハイム (P )
ブラームス チェロとピアノのためのソナタ 1
番 2番
330
CBS 76639 STEREO
茶色地に黒文字
独オリジナル
爽やかな叙情味を持ったユルゲン&ゼールハイムの素晴らしいデュオ。
こういう演奏を聴くと、昔の巨匠タイプの演奏とは違った、今の時代の空気感
を感じます。何事も巨大化させずに、等身大の音楽を語った良さがあると思い
ます。 盤:M 見開きジャケット:M
ラ ウテ ン バッハ ケラ ー マイン ツ 室内O .
ロカテルリ ヴァイオリンの技法op.3より
ヴァイオリン協奏曲11番
331 ヴァイオリン協奏曲12番
TURNABOUT TV 34047S STEREO
モス・グリーンと銀のTURNABOUTレーベル
米オリジナル
米盤ですが、音は潤いのある素晴らしい音質。オリジナル盤ならではの豊かなプレゼンス
を聞かせます。ロカテルリの代表作から2曲を収めた、ラウテンバッハの素
晴らしい演奏。ラウテンバッハの端正な演奏が爽やかさを呼びます。
ヴァイオリンの技法を意識して曲かれた曲ですが、ラウテンバッハに高い完成度を
誇る見事な演奏です。盤:M ジャケット:M
リッチ ガン バ LS O
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 1番
332 DECCA SXL2006 STEREO
黒地に銀文字 フラット重量盤
独オリジナル
メンデルスゾーンの儚くも美しい協奏曲を、歯切れの良いリッチの演奏で。
ブルッフでは、リッチの熱演が光る。
独DECCAのフラット重量盤、ステレオのサウンドは見事としかいいようがなくリッチのヴァイ
12,600
オリンを堪能させてくれることでしょう。
盤:NM~M ジャケット:M-(裏側 やぶれ)表面はきれいです。
オッシ ー ・ リナルデ ィ(Vn )
ミュンシュ コンセルトヘボウO.
ブラームス ヴァイオリン協奏曲二長調作品7
7
DECCA LXT 2566 MONO
オレンジ地に金文字 外溝 フラット重量盤
333
英オリジナル
オッシー・リナルディは、1920年ウィーン生まれ。夭折の名ヴァイオリニストと言われてい
る。
彼はDECCAに数点の録音を残して、自動車事故で亡くなった。
このブラームスは、彼の代表作である。デリケートな歌心とヴィルトゥオーゾの両面を持ち
合わせた偉大なヴァイオリニスト、リナルディの代表作。これをDECCAに録音してくれてい
た
25,000
ことは、人類の財産といえましょう。発売当時は、非常に良く聴かれていたようで、入荷する
盤の多くは、溝がすり切れていたり、キズだらけのVGコンデイション、キズ音を我慢して聴
かなければならない物ばかりでした。ようやくこの番号としては、最上級のコンディションの
レコードを入手いたしましたので、こちらに載せることにしました。この時代ですから、パー
フ
ェクトというわけにはいきませんが、ほぼ良好な状態です。目につくキズはありません、
レビンの超名演、2曲を良い音で収めらエレクトローラ盤
米CAPITOLに録音されたレビンのパガニーニ。
このLPは1960年代後半にDACAPOシリーズで発売されました。
Side1にコンチェルト、Side2~4にカプリース全曲を収めている。
14,000
レビンのパガニーニ2曲を、この価格で入手できるのは、うれしいかぎり!
ELECTROLAの音質はさすがで、レビンの名演が、RIAAカーヴで見事に
蘇っております。 盤:M ジャケット:M
マイケル・ レビ ン マタチッチ P O
パガニーニ ヴァイオリン協奏曲 1番
パガニーニ カプリースop.1
334 ELECTROLA 1C 147-81 323/4 MONO
独初期プレス
ロ ストロ ポー ヴ ィッチ リヒテ ル
ベートーベン チェロ・ソナタ全集
335 PHILIPS 839 602/3 2LP STEREO
1枚目赤地に銀文字
2枚目マローン地に銀文字
この曲の極め付きの名盤。
オリジナルのHIFI STEREOは非常に高価なので、蘭PHILIPSでの初期プレスの
セットはいかがでしょうか?音のにじみもなく、フレッシュなサウンドを聞かせて
くれています。 蘭PHILIPSが後々まで高い水準でプレスを続けていたことは有名。
盤:M ジャケット:M
48/76
6,300
6,800
5,250
6,800
8,800
レナー ド ・ ロ ー ズ グレン ・ グー ルド
J.S.バッハ チェロとピアノのためのソナタ(全
曲)
CBS 76373 STEREO
青地に黒文字 センターに1つ目
独オリジナル
336
ロ ストロ ポー ヴ ィッチ ブ リテ ン
シューベルト アルペジューネ・ソナタ
ブリッジ チェロとピアノのためのソナタ
337 DECCA DXL6426 STEREO
黒地に銀文字
蘭プレス
録音:1974年
やっぱりグールドは新しい!この曲は構成上、独奏チェロをピアノもしくはチェンバロが伴
奏
する、という録音がほとんどですが、グールドとローズのコンビは、ローズが一つの声部を
、グールドが残りの2つの声部を受け持ち、お互いがそのバランスを保ちつつ、バッハの3
声のフーガを織りなしていくというアプローチに聞こえます。理屈ではわかるのですが、そ
れを本当にやってしまうのは、すごいことだと思います。そしてグールドは例によって鮮や
かに自由に装飾音とうなり声を交えつつ、演奏していき、これにローズが実に端正なチェ
ロで加わります。これは、よほどお互い話し合ったのでしょうか。というか、こんな主張を
するのはほぼ100パーセントの確率でグールドではないでしょうか?結果として今まで
の「チェロソナタ(ガンバソナタ)」とは全く違う立体的なバッハの世界が繰り広げられて
います。ローズの硬めでコクのあるチェロの音色もすばらしい。(あえて、チェロが豊かに
鳴り過ぎないようにガンバのようにタイトな音を出しているのかも知れません)それでない
と、3声の掛け合いは、チェロの和音でかき消されてしまうからです。グールドの、ある
意味では極めて正統的、しかしながら、かなりエキセントリックな主張に、ちょっと驚き
ながらも芸術家のプライドをかけて弾き上げたローズ、お見事というほかありません。
ドイツ・オリジナルは、鮮明な音質。 盤:M ジャケット:M
今でもアルペジューネ・ソナタは、この演奏を超えるものはない、と思います。
ブリテンのピアノが素晴らしい。PHILIPSプレスの音も良い。
盤:M ジャケット:M
ロ ストロ ポー ヴ ィッチ カラヤ ン BP O
ドヴォルザーク チェロ協奏曲
DGG SLPM 139 044 STEREO
BLUE LINE
338
独オリジナル
この番号のチューリップ・ラベルは存在しません。
BLUELINEでオリジナルとなります。
カラヤンとロストロのパワー全開! これだけダイナミックにドヴォルザークを
弾いてくれると爽快感すらあります。
ギュンター・ヘルマンスが壮麗な音で、この力に満ち溢れた協奏曲を、見事に
まとめあげている。DGGの優秀録音のひとつ。
盤:M ジャケット:M
ベルリン フ ィルの1 2 人のチェロ 奏者
フンク 組曲ニ長調
クレンゲル 賛歌
ブラッハー ブルース~エスパニュール~ルン
バ ・フィルハーモニカ
339 ~12人のチェロ奏者のための
フランソワ オーバード ~12人のチェロ奏者
のための
BASF EA 227 987 STEREO
赤地に黒文字 BASFロゴ
独オリジナル
ベルリン フ ィルの1 2 人のチェロ 奏者
A面の叙情的な2作品、B面の表題国のリズムや音楽を、12人のチェロで
描く面白さ!フランソワのオーバードも実に美しい作品。
このアルバムの中で最も美しいのは、クレンゲルの「賛歌」でしょう。
超絶技巧が隠された、Side2は聞くたびに、この団体の凄さが身にしみて
くるというものです。 盤:M ジャケット:M
ビートルズを弾く!
340 TELDEC 6.25579 AS STEREO
ブルー・レーベル゙
独オリジナル
アルバム全編、ビートルズナッバーを弾いたもので、肩ひじ張らずに
楽しみたい。おなじみのメロディが、この団体のためにアレンジされて
センスの良い弦楽ミュージックとして奏でられている。
1度聴いたら飽きてしまうような、チープなアレンジでところがうれしい。
盤:M ジャケット:M
9,800
5,800
5,250
5,800
4,800
その他 器楽
341
トビ ア ス・ ラ イザー 合奏団
バイエルンの踊りの音楽とザルツブルグの音
楽。
TELEFUNKEN
独オリジナル
ラ ン パル(fl) ピ エ ルロ (o b)
ロ ー ラン ド ・ ド ゥア ット パリ・ コ レギ ウム ・ ム
ジクム
ハイドン フルート協奏曲 5番
342 オーボエ協奏曲
CRITERE SCRD 175 STEREO
白地に緑の文字 ビロード貼りジャケット
フラット重量盤 仏オリジナル
ドイツを旅していると、食事している時、買い物に入った店で、流れている、あの
陽気で楽しく、それでいてチャーミングな音楽。
このLPは、トビアス・ライザー・アンサンブルという、極めてローカルな色彩をも
つ、ドイツの生活感、人情など日常的土着的雰囲気を、たっぷり聴かせてくれるミュージ
シャンたちの、素顔のままの演奏が収められています。バイエルンや
ザルツブルグの生活の場で流れている音楽です。
これが日本だと演歌、歌謡曲になることを考えると、国民性、民族の感性の
違いを思わずにいられません。TELEFUNKENの澄んだ素晴らしい録音でどうぞ。
新品同様 通針は1~2度程度と思われます。盤:M ジャケット:M
60年初頭の仏レコード 全盛時代のランパル、ピエルロの演奏を聴くことが出来る。後期
のランパルやピエルロより、生き生きとした演奏がここにあります。レコードは、CRITERE
レーベルの貴重なステレオ盤。素晴らしい再瀬音を聞くことができます。
このレコードはターコイズブルーのビロードジャケットに入っていて、とても手間の
かかったジャケット。フランスらしい仕事です。 コンディションはNMですが、この
レーベルの60年代初頭の品物と考えると、もっとも良い部類のコンディションと言
えると思います。盤:NM ジャケット:NM
室内楽
49/76
4,200
6,300
ア マデ ウス弦楽四重奏団
ブラームス 弦楽四重奏曲 3番op.67
ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲12番op.96「アメ
343 リカ」
DGG SLPM 138 126 STEREO
独2版
ドヴォルザークのスラヴ的な感覚を排した、純音楽的な解釈による
「アメリカ」は、多少食傷気味の人にも、久しぶりにこの曲を聴く人にも
新鮮に響くと思う。懐かしさよりも新しさ、ピュアな芸術の核心を見る思いだ。
かたや、ブラームスは、アマデウスSQの十八番である。演奏にも熱が入り、
これは素晴らしい本格的な室内楽の名演。
厚盤の2版は、十分クオリティを保っているのでお勧めです。
盤:M ジャケット:M
4,725
イタリア 弦楽トリオ
F.グッリ(Vn) B.ジュランナ(Va)
G.カラーミア(Vc)
モーツァルト 弦楽のためのディヴェルティメン
344 トK.563
DGG SLPM 139150 STEREO
チューリップ Made in Germany
独オリジナル
この番号の「ALLE HERSTELLER.レーベル」は存在しません。
オール・イタリア人によるモーツァルトのK.563 この3人はヴェテランかつ素晴らし
い演奏家です。良く流れ、良く歌い、明るい演奏の中に、沢山のニュアンスを含ん
でいて、聴き飽きることがありません。淀みがなくて聴いていて気持ち良いものです。ハラ
ルド・バウディスの録った音は、非常にスピード感があり、エッジの立った
音で、DGGのレコード中でも硬めのパリッとした音質。
このイタリア・トリオの流れるようなカンンタービレを見事に捉えています!
盤:M ジャケット:M
7,350
ア ルバン ・ ベルク 弦楽四重奏団
ハイドン 弦楽四重奏曲OP.76-3「皇帝」
ハイドン 弦楽四重奏曲OP.74-3「騎士」
TELEFUNKEN 6.41302 STEREO
青地に黒文字
345 独オリジナル
CD時代になって、TELDECのアルバンベルクの演奏が
語られなくなったのは、初期CDの音の悪さにあると思っています。音が硬く、
薄っぺらくて本当にひどい音でした。最近、ようやくマシなものが出てきています
が、アナログ盤の潤いと透明感 自然な音場はまだ望めないようです。
1970年のアルバン・ベルグSQは、ウィーン出身ゆえのしなやかさと
ハイドンやモーツァルトの愉悦感を自然体で描いていました。意欲や突き抜けた
表現だけでその音楽のすべてを語ることはできません。このTELDEC時代のアル
バンベルクの演奏には、音楽の美 があふれていました。
また、TELEFUNKENの硬質で透明感ある録音を楽しむのも一興かと思います。
盤:M 見開きジャケット:M
ア ルバン ・ ベルク 弦楽四重奏団
モーツァルト 弦楽四重奏曲 14番K.387
モーツァルト 弦楽四重奏曲 15番K.421
346 TELEFUNKEN 6.42039 STEREO
青地に黒文字
独オリジナル
1970年のアルバン・ベルグSQは、ウィーン出身ゆえのしなやかさと
ハイドンやモーツァルトの愉悦感を自然体で描いていました。意欲や突き抜けた
表現だけでその音楽のすべてを語ることはできません。このTELDEC時代のアル
バンベルクの演奏には、音楽の美 があふれていました。
また、TELEFUNKENの硬質で透明感ある録音を楽しむのも一興かと思います。
盤:M 見開きジャケット:M
ア ルバン ・ ベルク 弦楽四重奏団
モーツァルト 弦楽四重奏曲 16番K.428
モーツァルト 弦楽四重奏曲 17番K.458
347 TELEFUNKEN 6.42348 STEREO
青地に黒文字
独オリジナル
1970年のアルバン・ベルグSQは、ウィーン出身ゆえのしなやかさと
ハイドンやモーツァルトの愉悦感を自然体で描いていました。意欲や突き抜けた
表現だけでその音楽のすべてを語ることはできません。このTELDEC時代のアル
バンベルクの演奏には、音楽の美 があふれていました。
また、TELEFUNKENの硬質で透明感ある録音を楽しむのも一興かと思います。
盤:M 見開きジャケット:M
ア ルバン ・ ベルク 弦楽四重奏団
モーツァルト 弦楽四重奏曲 22番K.589
モーツァルト 弦楽四重奏曲 23番K.590
348 TELEFUNKEN 6.42042 STEREO
青地に黒文字
独オリジナル
1970年のアルバン・ベルグSQは、ウィーン出身ゆえのしなやかさと
ハイドンやモーツァルトの愉悦感を自然体で描いていました。意欲や突き抜けた
表現だけでその音楽のすべてを語ることはできません。このTELDEC時代のアル
バンベルクの演奏には、音楽の美 があふれていました。
また、TELEFUNKENの硬質で透明感ある録音を楽しむのも一興かと思います。
盤:M-~NM(ときどき音に出るごく軽いスレ1本) 見開きジャケット:M
ア ルバン ・ ベルク 弦楽四重奏団
モーツァルト 弦楽四重奏曲 14番K.387
ハイドン 弦楽四重奏曲OP.74-3「騎手」
349 TELEFUNKEN 6.42283 STEREO
銀地に黒文字
独2版
No.57と58のベスト・カップリングとして発売された。
ハイドンの面で8mmのキズ
盤:NM~M- 見開きジャケット:M
50/76
4,200
4,800
4,800
3,150
2,500
ア ルバン ・ ベルク 弦楽四重奏団
ブラームス 弦楽四重奏曲全集
TELDEC 6.35447-1/2 2LP STEREO
銀色地に黒文字
独オリジナル
350
ア ルバン ・ ベルク 弦楽四重奏団
シューベルト 弦楽四重奏曲 15番
EMI 1C065 03832 STEREO
赤地にカラー小切手ニッパー
独オリジナル
351
ウィー ン コ ン ツ ェルトハウス四重奏団
ウラ ッハ(c l) エ ー ルベルガー (Bs)
フ ラ イベルグ(Hr n )
352 ハー ルマン (c b)
シューベルト 八重奏曲
WESTMINSTER XWN18471 MONO
紺地に銀文字
現代隆盛の四重奏団にないものが、アルバン・ベルク四重奏団にはある。
それは、ウィーン出身の音楽家で構成されていることを強みにした、美しい音色
であろう。こうした「美しさ」という強みによって、各楽曲へのアプローチに潤いを与えている
ことを見過ごしてはならない。それ故に、どの曲を演奏しても、前衛的なアプローチをしつつ
も、温かみのある血も涙もある演奏に仕上がっていることに繋がっているものと言える。本
盤のブラームスの弦楽四重奏曲もそうしたアルバン・ベルク四重奏団の長所が見事にプ
ラスに働いた名演だ。鉄壁とも言うべきアンサンブルを駆使しつつ、楽想を抉り出す描出に
いささかの不足もない。
ブラームスの弦楽四重奏曲は、交響曲と比較して人気がないようであるが、
私はアルバン・ベルク四重奏団によって、ブラームスという作曲家のロマンティッ
クな側面が、交響曲より強く出ていて好きになった。その後、何度も聴き入り、ブラームス
の室内楽の良さがじわじわと染み通るかのようである。
ただし、アルバン・ベルク四重奏団のブラームスは彼ら独特の鋭い感性に貫か
れた演奏である為に、ある意味で聴く人を選んでしまうかもしれない。
しかもここに収められた3曲は作曲家自身が推敲に推敲を重ねた結果の、
ひたすら個人的な思索の所産に他ならず、多くの聴衆を想定した音楽ではない
からだ。それはベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲に例えることができるだろう。
人によってはいたたまれないくらい厳しい曲想だろうし、また好む人にとっては
逆に限りなく深みのある室内楽のエッセンスが堪能できるといったものだ。
EMIの再録ではその部分を突き詰めてしまった。このTELDEC録音には、二股に分かれた
道を好きに選べる自由さがある。極端になりすぎていない表現意識と、豊かな音楽が流れ
ているのである。
盤:M-/M/M/M ジャケット:M
このカルテットが今世紀前半の団体と著しく異なる点の一つは、その完璧なまで
の合奏力でした。今世紀の始めにわずかに音盤に残されたヨアヒムやサラサー
テの演奏を聴く限り、今世紀初頭の弦楽器奏者はかなりきちっとした技巧を完成
させていたように思います。それがいつしかビブラートを多用し、ポルタメントで音
程を調整するような演奏に変化していく。ビブラートにしろポルタメントにしろ、本
質的な装飾音だったはず。それがいつしか忘れ去られ、のべつまくなしに使われ
るようになっていく。これが、今世紀前半の弦楽器奏者の傾向でした。
20世紀後半における演奏の顕著な特徴は、このような厚化粧を施した演奏に
対する反動と言ったら言い過ぎかもしれませんが、より音楽の本質に根ざした
方向に向かって行くことだったと思うわけです。おそらく古楽の復興などもそうした流れの一
つなわけです。ここでのアルバン・ベルグは、装飾音を排し、TELDEC
時代のしなやかな音楽性すら捨てて、シューベルトの音楽にどこまでも肉迫して
いきます。壮絶な演奏とはこういう演奏を言うのでしょう。たしかにシューベルトの
この音楽には、「死の凝視による生の充実」 ともいうべき重いテーマンを内包し
ており、それをニュアンスとしてでなく、楽譜に書かれたままの音楽として、まっす
ぐに切り込んでいった演奏の凄味がここにはあると思います。
盤:M ジャケット:M
ウラッハやエールベルガー、フライベルグの管楽器の魅力的な合奏。
これぞシューベルトという素晴らしいサウンドが部屋を満たしてくれます。
こちらも音質的には申し分ない出来です。
盤:NM ジャケット:M
ウルブ リッヒ四重奏団
盤:M ジャケット:M
ウィカルスキ (P ) J.ウルブ リッヒ(Va) ハー
ルマン (Cb)
メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲 6番op.80
353 メンデルスゾーン 弦楽六重奏曲 ニ長調op.10
ETERNA 826 526 STEREO
黒地に銀文字
独オリジナル
ウルブ リッヒ弦楽四重奏団
モーツァルト 弦楽五重奏曲K.406 K.516
ETERNA 826068 STEREO
354 黒地に銀文字
独オリジナル
6,800
5,500
6,300
10,500
なんという素晴らしい音楽!
演奏行為の全てがモーツァルトのために捧げられています。第2ヴィオラを含め、モーツァ
ルトの至宝とも言える弦楽五重奏のパートを編んでいく。美と真実を極め
16,800
つくした究極の名演だと思います。
ETERNAの録音も良く、モーツァルトを聞く、という至福の時が約束されている1枚。絵画
ジャケット 盤:M ジャケット:M
51/76
ウルブ リッヒ弦楽四重奏団
ハイドン 弦楽四重奏曲OP.20「太陽」(全曲)
EURODISC 61719 STEREO 2LP
グレイ地に黒文字 小ステレオマーク
独オリジナル
355
ウルブ リッヒ弦楽四重奏団 ダム (Hr n )
マー ン (O b)
モーツァルト ホルン五重奏曲
356 オーボエ四重奏曲
ETERNA 826 758 STEREO
黒地に銀文字 ETERNA EDITION
独オリジナル
エ テ ィエ ン ヌ(c l) ヴ ェー グ弦楽四重奏団
モーツァルト クラリネット五重奏曲
LES DISCOPHILES FRANCAIS EX25.031
MONO 10インチ
357 白地にフランス地図
オレンジ色のリムに白抜きでLES
DISCOPHILES FRANCAIS
4mm太溝 フラット重量盤
仏初期プレス
D.オイストラ フ (Vn ) ソ ロ キ ン (Cl)
ボン ダレン コ (Vn ) テ リア ン (Va)
ク ヌシ ェヴ ィツ キ ー (Vc )
ブラームス クラリネット五重奏曲
358 DOLD MELODIA D-3074 MONO
赤地に金文字 トーチ・レーベル
露オリジナル
現代楽器によるOp.20の決定盤とさえ思わせる素晴らしい完成度。詩的に感じるほど美し
い
瞬間があると思えば、No.4の終楽章のように吹き抜けるような素晴らしいテクニックを魅せ
る
瞬間もあり、クァルテットの多彩な楽しさを伝える名演奏です。No.5で聴かれた一貫した音
楽
の深さも素晴らしいものがあります。流麗なメロディを切々と奏でる第1ヴァイオリン ヴィ
オラ
の豊かな響き本当に作品が美しいとき、余計なことはせず、朗々と旋律を重ねていくのみ
の
15,600
、確信犯的表現。短調に入った時の、ガラス細工のような繊細な表現、フィナーレでの緊密
なアンサンブルと解放、この団体の音色に一貫性はありますが、曲によって、表現方法を
変えてゆく芸の細かさ。全体にウルブリッヒの1stヴァイオリンの美しさが際立ちます。他の
団体なら力と音量を増すところも、音色で力感を表現するような、粋で余裕があり、良くキ
レ
たリズムと美しい弦楽器の音色が沁みます。フィナーレにおける軽々としたリズムと、フー
ガ
の混沌を徐々に深め、最後に大鉈をふるうような渾身のフォルテ。まったく見事と言うほか
はありません。この「太陽」四重奏は、ハイドンの優雅で美しい旋律を想像して聞くと、それ
以外にも暗いパッションや劇性が潜んでおり、若き日のベートーベンが勉強したと言わる
全盛時代のシュターツカペレ・ドレスデンのソリストと、そのオケの魅了を集約したようなウ
ル
ブリッヒ弦楽四重奏団との共演によるモーツァルトの室内楽集。このメンバーとモーツァル
ト
6,300
の作品ですから、悪かろうはずはありません。奥ゆかしくも音楽性が、こぼれんばかりの
ウルブリッヒの弦楽演奏に乗って、ダムとマーンが、素晴らしいソロを吹いて聞かせます。
特にホルン五重奏は、この曲の極めつけの名演ではないかと思います。
録音も良く、実に楽しめる1枚。 ETERNA EDITIONレーベルでオリジナル。
エティエンヌとヴェーグ弦楽四重奏団とのモーツァルトの非常にコンディションの良いレ
コードが入荷しました。このレコードで、見た目にも、聴感上にも、周期的なノイズのまった
くない盤は滅多に入荷いたしません。音質もDFらしい味わいのあるものです。 盤:M ジャ
ケット:NM
8,400
録音:1940年代後半
オイストラフが選りすぐっただけあって、メンバーは第1級のソリスト達。密度の高い集中力
のあるブラームスを聞かせます。パッション溢れる演奏で、この曲の内面に迫った演奏。
音質も鮮明で、温度感のある初期MELODIA盤の音質に魅了されます。このオリジナル
12,600
盤はかなりの入手困難なので、現在はCDで復刻されていますが、こうやってレコードで
聞くと、まるで印象が違ってきます。演奏家同士のやり取りや、音の実在感があるので
、演奏家のテンションがひしひしと伝わってくるのです。
素晴らしいブラームスのクラ五の演奏。 盤:M ジャケット:M
ズ スケ弦楽四重奏団
ズスケ弦楽四重奏団の2枚
モーツァルト 弦楽四重奏曲 14番K.387 15番 ウルトラ・レアのモーツァルトの四重奏団アルバム。当時からあまりプレスされて
K.421
おらず、入手難の状態がずっと続いているもの。ズスケ四重奏団の弾くモーツァ
ETERNA 826 470 STEREO
ルトこそ、私たちがイメージする理想のモーツァルト演奏に近い。演奏家が消え、モーツァ
ルトだけが流れる、そういう演奏。このレコードは非常に為替が有利な時に仕入れたもの
359 黒地に銀文字
独オリジナル
で、再び、この価格で
ご提供することは困難だと思います。相場は25,000~30,000円。
A面:10回、5回 B面:1.5cmごく軽いキズ 盤:M- ジャケット:M
ズ スケ弦楽四重奏団
ズスケ弦楽四重奏団の2枚
モーツァルト 弦楽四重奏曲 18番K.464 19番 ウルトラ・レアのモーツァルトの四重奏団アルバム。当時からあまりプレスされておらず、
K.465
入手難の状態がずっと続いているもの。ズスケ四重奏団の弾くモーツァルトこそ、私た
ETERNA 826 472 STEREO
ちがイメージする理想のモーツァルト演奏に近い。演奏家が消え、モーツァルトだけが
360
黒地に銀文字
流れる、そういう演奏。このレコードは非常に為替が有利な時に仕入れたもので、再び、
独オリジナル
この価格でご提供することは困難だと思います。相場は25,000~30,000円。
B面:1.5cmごくごく軽いキズ 盤:M/M- ジャケット:M
52/76
8,400
12,600
ズ スケ弦楽四重奏団
モーツァルト 弦楽四重奏曲 20~23番「プロ
シャ王セット」
EURODISC 63032 STEREO
金地に黒文字
独オリジナル
361
974~78年ステレオ録音。
モーツァルトの四重奏を、まるで天上の音楽のように鳴り響かせる、ズスケ弦楽四重奏団
至高の演奏。 他の演奏はともかく、ここには、いっさい手垢にまみれない、純粋なモーツ
ァルトとの邂逅が待っています。1974~78年ステレオ録音。 ゲヴァントハウス管弦楽団の
第1コンサートマスターだったカール・ズスケ[1934- ]が、ベルリン国立歌劇場管弦楽団
の第1コンサートマスター時代の1965年に結成した
のが、この“ズスケ四重奏団”。のちにベルリン弦楽四重奏団と名を変えるこのカルテット
の全盛期はやはりズスケ四重奏団の時代でしょう。その質実で独得の美感を湛えた魅力
的な響きと、作品の造型をきっちりと描き出す構成は、何度聴いても飽きのこない音楽づ
くり。変に聴き手に媚びず、一見、地味な演奏に聞こえますが、一度、その演奏の純度の
高さ、究極ともいえるその「美」の世界を知ってしまうと、他に比べることもできない価値
を見出されることでしょう。音質も良く、一生付き合っていける素晴らしいレコード。
ブッククラブ番号につき特価(製造は通常のEURODISCと同じで音質差もありません)
盤:M ジャケット:M
15,000
ゴ ー ルド ベルグ(Vn ) プ ロ ム ロ ー ズ (Va)
グラ ウダン (Vc )
スタン キ ィ(Cb) バビ ン (P )
シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」
362
RCA LM2147 MONO
マローン地に銀文字 ラベル上部にニッパー
米オリジナル
ゴールドベルグがヴァイオリンで参加したことで、話題になるLPです。
ゴールドベルグの愛機グァルネリ・デル・ジェス『バロン・ヴィッタ』の
美音も健在です。盤:M ジャケット:M
シ ュレー ダー (Vn ) ビ ルスマ(Vc )
レオン ハルト(Ce mb) ブ リュッヘン (bfl)
テレマン パリ四重奏曲 2・3・5番 SAWT
9523 STEREO
テレマン パリ四重奏曲 1・4・6番 SAWT
363 9448 STEREO
クアドロ・アムステルダム(アムステルダム四重
奏団)
黒地に金文字 金の線による扇型ラベル
独オリジナル
この曲の不動の地位を築いている名盤の登場です。二度と望めない名手が揃った貴重な
録音で、演奏もこれを超えるものは今後も現れないでしょう!また、83歳で亡くなったレオ
ンハルトを偲ぶにも、この幸福な録音は最適ではないかと思います。 錚々たるメンバー
から構成されたアムステルダム四重奏団によるテレマンのパリ四重奏曲の全曲です。
バラ売り2枚をセットにしたもので、現在は、2枚揃って出てくることはなかなかありません。
存命中にすでにヨーロッパ中で大きな名声を得ていたゲオルク・フィリップ・テレマンは、
12,600
彼の支持者であるパリの音楽家たちの招きに応じて、1737 年から 38 年にかけてパリ
へ旅行した。このときに彼らのために書き上げ、当地で出版されたのがこの『パリ四重奏
曲集』である。テレマンの室内音楽の中でも、傑作とされる作品です。
盤:M ジャケット:M
5,250
ズ スケ弦楽四重奏団
同上 2枚目に小キズ 特価
モーツァルト 弦楽四重奏曲 20~23番「プロ 盤:88 1枚目のみ76 ジャケット:84
シャ王セット」
364 EURODISC 63032 STEREO
金地に黒文字
独オリジナル
8,800
ズ スケ四重奏団
ベートーベン 弦楽四重奏曲op.59-1-3番「ラ
ズモフスキー1~3番」
ETERNA 825 996-7 STEREO
365 黒地に銀文字
独オリジナル
ズスケ四重奏団は、ベートーベン録音にあたって、このラズモフスキー・セットから録音に
取り組みました。その意気込みと十分な録音への準備があってか、結果的にはズスケ
のベートーベン四重奏中、もっとも見事な演奏になりました。いや、ズスケの、というより
ステレオで聞ける全ラズモフスキーの最高の演奏である、と言っても過言ではないと思
います。有機的な構成、ただ事ではないその集中力、息を呑むような気配に満ちた特別
なテンション。名前を言わなかったら、あの穏やかなズスケの演奏とは誰も思わないで
しょう。演奏家は一生に数度、奇跡的な名演を成し遂げる、といいますが、このセットは
そういうレヴェルに達した演奏だと思います。
盤:M Side3のみM- ジャケット:M
R .ゼ ルキ ン A.ブ ッシ ュ H.ブ ッシ ュ
シューベルト ピアノ三重奏曲 2番
AHGEL COLH 43 MONO
366
LLP化初出
シューベルトのピアノ三重奏曲は1番が圧倒的に録音が多いですが、
作品の出来映え、深みにおいては断然、2番の方が優れていると思います。
演奏は、このブッシュ・トリオを超えるものは、いまだに出てきていないと思います。古い
録音を超えて迫ってくる素晴らしい演奏。これはANGEL盤ですが、HMV盤と音質におい
て大差ないと思います。盤:M ジャケット:M
ター トラ イ弦楽四重奏団
ベラ ・ コ ヴ ァー チ(c l)
モーツァルト クラリネット五重奏曲
ミハーイ 弦楽四重奏曲 2番
367 HUNGAROTON SLPX1147 STEREO
艶黄色地に茶色文字 6時位置に赤STEREO
赤と銀のステレオシール貼りジャケット
ハンガリー・オリジナル
すっきりとした音色に、早めのテンポで爽快に、流れるようなクラ五。この流れは心地よく、
音楽が始まると、針を上げられなくなります。この流れの良い演奏に、しっかりニュアンス
をつけていくコヴァーチとタートライの面々。ニュアンスは濃いめ、でも旋律をいじり廻したり
はしない、見事なクラリネット五重奏の演奏です。この曲を聴きこんで、最近は、あまり、
聞くことがない、という方にこそ、お勧めした1枚です。エティエンヌ&ヴェーグの演奏に
12,600
近いですが、もっとさっぱりした表情と生き生きとしたテンポのモーツァルト。ミハーイは
ハンガリーの現代作曲家ですが、タートライSQの力量でぐいぐいと惹きつけられます。
初期ステレオのQualitonの音質はオーディオファイル並みの素晴らしさ!
盤:M ジャケット:M
バド ゥラ =スコ ダ シ ェルヘン
レアなWESTMINSTERオリジナルによるスコダ&シェルヘンのベートーベン
ウィー ン 国立歌劇場O .
盤:NM ジャケット:M
ベートーベン ピアノ協奏曲 4番
368 WESTMNSTER WL5143 MONO
赤地に銀文字 ゴシック文字でWESTMINSTER
フラット重量盤 米オリジナル
53/76
16,800
5,250
5,250
バリリ四重奏団
ベートーベン 弦楽四重奏曲 9番「ラズモフス
キー3番」
ベートーベン 弦楽四重奏曲 11番「セリオー
ソ」
WESTMINSTER XWN 18636 MONO
369 紺地に銀文字
ラズモフスキー伯爵お抱え四重奏団のリーダーであるイグナツ・シュパンツィヒが
「ラズモフスキー・セット」の演奏の難しさについて不平を言ったところ、ベートーヴ
ェンは次のように答えたそうです。「精神が私に語りかけているとき、あなたの可
哀相なヴァイオリンのことなど考えていられると思うか?」
さすがベートーベン!というかんじです。
名盤が目白押しのこの曲ですが、安心してベートーベンの四重奏にひたれるレコ
ードは以外に少ないことも事実です。神経が擦り減るような思いをして、ありがたく
聞くのはどうか?と思う。バリリの自然体の演奏、気品あるバリリの音色、脇を固
める3人の奏者のうまさ。まさに組合せの妙であります。
こちらのレコードも大変高価なものにつき(米盤ということもあるので)
当店で両面、音を出して試聴のうえ、発送させていただきます。
盤:M- ジャケット:NM 21,000→ 6,300
バルトー ク 四重奏団 S .チバイ(c b)
マルコ ム ・ フ レー ジ ャ ー (P )
エ リカ・ シ ク ラ イ(S )
シューベルト 歌曲「ます」
エリカ・シクライ(S)
シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」
370
QUIOLITON SLPX 11342 STEREO
艶黄色地に茶色文字 6時位置に赤の影付き
文字でSTEREO
赤と銀のステレオシール貼りジャケット
ハンガリー・オリジナル
バルトーク四重奏団のメンバーに、フレージャーのピアノ、チバイの
コントラバスによる五重奏。ハンガリーのトップクラスの室内楽を聴くこ
とができます。華美に色付けをしない、端正で、きっっちりとした構成で
聞くシューベルトは聞き飽きることがないばかりか、聞くたびに発見の
ある奥深い演奏。A面冒頭には、エリカ・シクライとフレージャによる歌
曲「ます」が歌われます。ハンガリーのごく初期のステレオ・レーベルで
音質も大変優れたもの。 盤:M ジャケット:M
ビ ルスマ(vc ) ヴ ェスター (fll)
マー テ ル(o b) ホー ニン グ(c l)
ポラ ー ド (fg) バウマン (h r n )
ホッグラ ン ド (h f)
ベートーベン
ピアノとクラリネットとチェロのための三重奏曲
op.11
371
アレグロとメヌエット~2つのフルートのための
ピアノとホルンのためのソナタ
オーボエと3つのホルンのための五重奏曲
TELEFUNKEN SAWT 9547 STEREO
黒地に金文字 金の線による扇レーベル
独オリジナル
オリジナル楽器による若き日のベートーベンの室内楽曲集
ベートーヴェンが22~30歳頃にかけての若き日の作品。22歳といえば彼が
故郷ボンを離れウィーンへやって来た年だ。希望に満ちた若々しさがあふれ
る4曲、聞いていて気持ちの明るくなる曲ばかり。大声を出さない、謙虚な姿勢
で音楽を作るベートーベンがここにいて、とても和めるます。
古楽器の名手たちが素晴らしく息の合ったアンサンブルを聴かせます。
個々の演奏のレヴェルが高く、まるで即興演奏を聞いているよう。
音質も大変良い。 盤:M ジャケット:M
ブ リュッヘン ( フ ラ ウト・ トラ ヴ ェルソ )
ビ ルスマ( チェロ )
レオン ハルト( チェン バロ )
ヘンデル ブロックフレーテと通奏低音のため
372 の6つのソナタ集
TELEFUNKEN SAWT 9421 STEREO
青地に黒文字 白文字TELEFUNKEN
独2版
ブリュッヘンの天才的なブロックフレーテ演奏によるヘンデルのソナタ
やはり、この録音も超えられない高みに達している。
フルートではグラーフ(Claves)、ニコレ(Denon)の演奏があるが、ブロックフレ
ーテではブリュッヘン盤が今でもこの曲の代表録音
2版ですが、ブロックフレーテも美しい音色を聞くことが出来ます。
この2版で音質的には不満は出ないはず。バロック音楽を心地よい音量で鳴らす
場合、その魅力を十二分に発揮してくれる1枚かと思います。
盤:M ジャケット:M
ボザー ル・ トリオ+ブ ルー ノ ・ ジ ュラ ン ナ
(Va)
モーツァルト ピアノ四重奏曲 1番 2番
PHILIPS 410 391-1 STEREO
373 銀地に黒文字
蘭オリジナル
1番は弦楽五重奏曲4番や40番の交響曲で使われたト短調の作品として知られて
いる。2番はピアノ協奏曲22番や魔笛の土台を成した変ホ長調。
A面とB面、まるで光と影の世界である。
聞き方によっては、これが逆に聞こえてくるところが、モーツァルトの不思議。
この特徴的な2作品を、ボザールとジュランナのコンビは、余計な表現を加えず、
作品の鏡になるべき、高い音楽性を下敷きに、気品あふれる演奏を展開してい
る。ジュランナが加わって、より陰影の深い演奏に仕上がった。
PHILIPSの録音が秀逸。ややマイク近めの、音楽の中身を見に行ったような、
録音に耳がそばだってしまう。 盤:M ジャケット:M
5,250
ルジ ー ハ(c l) スメタナ四重奏団
モーツァルト クラリネット五重奏曲
SUPRAPHON LPM 112 MONO 10インチ
374 青地に金文字 金色リム
チェコ・オリジナル
10インチ盤のみの発売。
ルジーハの田舎のひなびた味わいが何とも言えない。スメタナSQがガッシリと脇
を固めている。それゆえ、安心してルジーハの素朴でよく歌うクラリネットにひたっ
ていられる演奏。スメタナのメンバーのソロは、音楽の流れを損なわないよう丁寧
に音楽に接しているのがわかる。
1950年代のSUPRAPHONの音の味わいも合わせて楽しみたい。
盤:M ジャケット:M
3,675
54/76
6,300
12,600
6,300
4,200
375
ルー ビ ン シ ュタイン シ ェリン グ フ ルニエ
ブラームス ピアノ三重奏曲 1番 2番
3番
シューマン ピアノ三重奏曲 op.63
RCA ARL3-0138-1/3 3LP STEREO
赤地に黒文字 RED SEAL
独オリジナル
ヘルム ー ト・ ルド ルフ (P ) バイロ イト祝祭O .
団員
シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」
TELEFUNKEN SMT1060 STEREO
376 黒地に金文字 ROYAL SOUND
独2版
ブラームスの音楽に関心をもつ3人の大家たちの組み合わせ。
この3人はそれぞれが勝手な自己主張をするというのではなく、ピアノ三重奏という演奏
形態のスリルと面白さを合わせて味わわせてくれます。堂々とした恰幅と美しい音色で
叙情性豊かな歌を繰り広げるルービンシュタイン、それにフルニエ独特のニュアンスに
満ちた気品の高さとシェリングの真摯で高潔な音楽が加わり、互いの個性を充分に生
かしながら見事に調和の取れたブラームスの世界を形づくる。また、ブラームスのロマ
ン的な詩情も実によく理解した演奏になっている。第1番第1楽章冒頭のルービンシュ
タインのピアノを背景にフルニエが主題を歌い始めるところからすでに素晴らしい世界を
予感させるが、そこにシェリングが加わったときの共感の輪が大きく広がる室内楽的喜
びはまさに至福の境地。各人がかなり自由に音楽を奏でながら、造形が崩れることなく
音楽に緊張感が保たれているのも素晴らしい。それに加えて、ルービンシュタインはこ
の2曲における自分の立場というものをわきまえ、バランスを巧みに整理している。
緩徐楽章の詩的な美しさも特筆もの。 盤:M 箱:M 解説書付
リーダーのマックス・カルキの素晴らしい音楽性が発揮された録音。
シューベルトの「鱒」は、様々な演奏スタイルがあると思うが、この録音は、演奏に余計な
ことを弄さないこと、特に1stヴァイオリンが目立たないという点は大きい。マックス・カルキ
率いるバイロイトのメンバーは、凄腕を揃えながら、良い意味で奏者の存在をこちらに全く
感じさせない。端正な一体感がある演奏だ。よって、純粋に音楽の中に溶け込んでいける
。これは名曲になればなるほど、難しいことだが、この演奏はそれが可能な数少ない演奏
だとおもう。また、オリジナルと言っても良いほどの豊かな再生音は、この演奏を楽しむの
に十分なクオリティを持つ。盤:M ジャケット:M
12,600
5,500
オペラ
カラ ス デ ィ・ ステ フ ァノ モ ッフ ォ パネラ イ
ザッカリア
ヴ ォ ットー &ミラ ノ ・ スカラ 座O .合唱団
プッチーニ 歌劇「ラ・ボヘーム」全曲
COLUMBIA C90553-4 2LP MONO
377 青地に黒文字 白文字でCOLUMBIA
独2版
録音:1956年8月3,4日、9月12日
ミラノ・スカラ座劇場
378
カラ ス ステ フ ァノ ゴ ッビ
サバタ ミラ ノ ・ スカラ 座O .
プッチーニ 歌劇「トスカ」全曲
COLUMBIA 33CX1094/5 2LP
濃紺地に金文字
英オリジナル
プッチーニは自分のオペラのヒロインのなかでミミが好きだったらしい。だからだろう、
愛情に満ちた渾身のアリアをミミに書いてあげている。蝶々さんにもトスカにもない。
ミミの死の場面は感動のあまり泣きながら書き終えたと言われている。マリア・カラ
スのミミは表現するミミだ。その説得力は圧倒的だ。ミミらしく繕うのではなく「私の
名はミミ」などカラスの地声なのだが、演技力と独特の間でなるほどと思わされて
しまう。ディ・ステファノのロドルフォは甘い声ではまり役であり、アンナ・モッフォの
ムゼッタもとてもいい。ヴォット―とスカラ座のオケは最高。こうでなくっちゃという
歌心あふれる音を出している。個性と魅力にあふれた演奏である。
盤:M ジャケット:M
このセットは、英オリジナル2枚(レコード、バラ・ジャケット)を、ドイツ製の箱に収めたもの
で、ドイツ流通用の商品。ドイツ製の配役、シーン・インデックス紙が付属する。通常の英
33CX2枚より希少価値が高い。カラスと、サバタの一期一会の録音であり、録音後、半
世紀以上経過した現在も、音楽的にこの「トスカ」を凌ぐものは出ていない。まさにマリア
・カラスの絶頂期にならんとする頃の録音で、トスカ役の感情移入の凄さは、他のソプラノ
歌手には到底まねできないものだ。デ・サバータのスカラ座の統率も見事であり、スティ
ファノのカヴァラドッシ、ゴッビのスカルピアもお見事、まさに水ももらさない布陣。録音の
良さ、演奏の完成度、カラスがここで聞かせる奇跡の歌唱、まさにレコード史上に残る
名盤である。盤:M 箱:M 配役表付
(Side1前奏で1溝分針が横溝に滑り込む箇所あり、1溝分音のかすれ)
18,500→50%off→9,250
ベー ム ウィー ン 国立歌劇場O .
1944年はシュトラウス生誕80年祭の年、ベームはR・シュトラウスに祝辞を述べ、作曲者
シェフラー ゼーフリート ロレンツ ノニ ライニ 臨席のもと「ナクソス島のアリアドネ」の上演の指揮をした。このレコードは、その歴史に
ング クンツ
残るシーンの実況録音である。1944年とは思えない鮮明な音質で、この熱狂的な公演
R.シュトラウス
を楽しんでいただきたい。1943年にウィーン国立歌劇場総監督の座についたベームが、
379
歌劇「ナクソス島のアリアドネ」全曲
この公演にどれだけ心血そそいだかは、想像に難くないことだ。本レコードはオーストリ
墺GRAMOLA 18850/2 3LP MONO
ア盤でDGGより音源供給を受けて発売したもので、レーベル名はGRAMOLAとなってい
る。ジャケット・デザインはDGGと同一。 解説書なし。盤:M 箱:M
ロ ス・ ア ン ヘレス ビ ョルリン ク
サン テ ィー ニ ロ ー マ歌劇場
プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」全曲
ELECTROLA STE91076/78 3LP
380
白地に赤文字 金色のリム
独オリジナル
8,400
9,250
8,800
このアンヘレスの蝶々夫人の可憐なこと!こんな可愛らしい蝶々夫人はこれより後にも先
にも聞いたことがありません。このオペラでの蝶々夫人の年齢設定が15~18才であること
を思い出させてくれる見事な歌唱です。またビョルリンクのピンカートンの美声も忘れられ
ま
10,500
せん。この二人は「ラ・ボエーム」の名盤も残しています。サンティーニの指揮は、この曲
の
壷を心得たしっかりとしたもので、安心して「蝶々夫人」の世界にひたれることでしょう。
盤面に独盤特有のふくらみ各面に数個 ほとんど音への影響はありません。
声楽曲
ア ー メリン ク デ ム ス
シューマン 歌曲集
harumonia mundi 20 29369-6 STEREO
オレンジ地に黒文字 BASFとharumonia mundi
381 のロゴ
独オリジナル
アーメリング最初のシューマン・アルバムはイェルク・デームスとの共演で、歌曲とピアノ
曲を交互に織り交ぜたもの。デームスの弾いている楽器は、1839年ヴィーン製のConra
d Grafのハンマーフリューゲルである。なお、オリジナルのこのLPに付けられた
"Die alten lieben Lieder(昔のいとしい歌)"というタイトルは、歌曲集「詩人の恋」Op. 48
の最終曲"Die alten bosen Lieder(昔のいまわしい歌)"をもじったものと思われる。
34歳のアーメリングがみずみずしい美声を伸びやかに聴かせる。
デムスの揺れる表情との相性もいい。 盤:M ジャケット:M
55/76
5,250
カラ ス レッシ ー ニョ パリ音楽院O .
カラス モーツァルト ベートーベン
ウェーバーを歌う
COLUMBIA STC91359 STEREO
白地に赤文字 金色のリム
独オリジナル
収録曲
1. 演奏会用アリア《ああ、不実な者よ》作品65(ベートーヴェン)
2. 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》~いまこそ判ったでしょう
3. 同:歌劇《フィガロの結婚》~愛の神よ、安らぎを与えたまえ
(以上モーツァルト)
4. 歌劇《オベロン》~海よ、巨大な怪物よ(ウェーバー)
5. 《ドン・ジョヴァンニ》~ひどい人ですって?…もう言わないで
6. 同~何というふしだらな…あの恩知らずは約束を破って
(以上モーツァルト)
382
ドイツ、オーストリアのレパートリーを、カラスが得意としていたイタリア語と
英語で歌う1枚。これにより聴き慣れたベートーヴェンやモーツァルトが一種
独特の趣きを帯びていきます。カラス特有の強靱な旋律の線、カンタービレ
の輝き、濃厚な感情の色彩が、ベートーヴェンやモーツァルトを歌うことにより
、一層の個性となって表現されていくのです。カラスの強い個性をまた違う側
面から感じ取ることのできるユニークなアルバム。
決して駄盤を作ることのなかった、カラス芸術の1枚。
STC番号による独COLUMBIAのステレオ最初期オリジナル
この時期の独盤は、盤面のふくらみが多いのですが、このLPは奇跡的に
助かったようです。 盤:M ジャケット:M
ゼ ー フ リー ト ポー トレー ト
R.シュトラウス モーツァルト シューマン
ヘンデル シューベルト
J.S.バッハ ロルツィング コンサート他
383 コンサート・ライブ
DGG 410847-1 STEREO/MONO
BLUE LINEレーベル
フランスDGGが1983年に独自に企画したセット物。
ゼーフリートの全録音より重要な歌曲、代表的なオペラ録音、宗教曲、
オペレッタなどゼーフリートの重要な録音を網羅した見事な選曲による7枚組
アルバム。ゼーフリート・ファンの方のみならず、声楽ファンの方はお楽しみい
ただけるものと思います。セーフリートの偉大な歌唱の集大成として、座右に
置いておきたいセット物である。解説書には貴重な写真を含んでおり、ウィー
ン製(FAYER)の、175mm×235mmの美しいゼーフリートの白黒ポートートが
付属します。盤:M 箱:M 解説書付 白黒写真ポートレート付き
カスリー ン ・ フ ェリア ー ( Ca)
ニュー マー ク (P )
シューマン 女の愛と生涯
ブラームス 4つの厳粛な歌
384
LONDON LLP 271 MONO
フラット重量盤
米オリジナル(Made in England)
このレコードのフェリアの声は、生々しく、深みがあり、豊かに広がり、奥行きさえ感じ
させる見事なモノラル音です。LXT盤がどのような音が出るか、これほど明瞭で、しっ
かりした音質は望めないのではないかと思います。この盤は特別音がいいのだと思
います。同じLONDONでも、この盤は艶ワインレッドに金文字の初期タイプのラベル
です。このレコードで聞く、ブラームスの4つの厳粛な歌は、素晴らしい聞き物だと思
います。深々とした音楽は、フェリアの声質に良く合っている。
盤:NM~M ジャケット:M
ア グネス・ ギ ー ベル(S )
ロ ン ネフ ェルト&ウィー ン S O
ウィー ン ・ ア カデ ミー 室内合唱団
タヘッツ ィ(O r g)
ギーベル、モーツァルトの宗教曲を歌う
TELEFUNKEN SMT 1161 STEREO
青地に黒文字 ROYAL SOUND
独2版
385
16,800
10,500
6,300
収録曲目
モーツァルト ヴェスプレ(主日のための晩課)K.321~ラウダーテ・ドミヌム
レジナ・チェリ(天の元后)変ロ長調K.127
レチタティーヴォとアリア「それ故に大切なことは-高きを求めて」K.143
ヴェスプレ(荘厳晩課)K.339~ラウダーテ・ドミヌム
モテット「エクスルターテ・イウビラーテ」K.165
オッフェルトリウム「主の御保護のもとに」K.198
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618
モーツァルトの屈指の名曲「ラウダーテ・ドミヌムK.339」
エルナ・ベルガー、マリア・スターダー、そしてアグネス・ギーベル。
この音楽の3指に入る名唱を収録した名盤。
わずか4分足らずの音楽が、聴く人の心を幸福感で包みこんでしまう、
こんな音楽は他に知りません。
ギーベルの優しく、暖かい歌声にほのぼのします。
このレコードは、あまり知られておらず、しかも入手難。
盤:M ジャケット:M
5,250
宗教曲
ラ ミン LGO 聖トー マス教会合唱団
ギ ー ベル ヘフ ゲ ン ヘフ リガー 他
J.S.バッハ ヨハネ受難曲(全曲)
386 ETERNA 820 012/4 3LP MONO
緑地に黒文字 フラット重量盤
独オリジナル
バッハの二つの受難曲「マタイ」と「ヨハネ」、どちらも傑作中の傑作ですが、どちら
もユダの裏切りから、イエスの裁判、処刑、埋葬までの話を元にしたオラトリオ風
の受難曲です。ただ、内容は幾らか異なります。「マタイ」は、受難を悲劇として捉
えていて、哀しみに溢れたアリアを多く含んでいます。それに対して「ヨハネ」は、
受難そのものを神の愛の成就と捉えているので、マタイよりもずっと光を多く感じる
作品です。
テスト・プレス
56/76
7,800
今回、リストにてご紹介させていただく商品は、ベルリンラジオ放送局に資料として真っ先に送られた「白レーベル&内袋」または「白レーベ
ル
&ジャケット」、というレコードになります。白レーベル・レコードは、主にジャーナリストや評論家、放送局などに、資料として送付され、一般
ユーザーの手に入る前に、放送や評論などに使用されていました。
今回、皆様にご紹介させていただく商品のほとんどが、白レーベルのオリジナル内袋(ジャケットなし)となります。
白レーベル・レコードは、最も早い段階のプレスで、真新しいスタンパーで熟練の職人によってプレスされます。
通常のレコードと一線を画すこの音は、なにか 通常のレコードと違った工程を経て作られているのではないか?と思わせるに十分な見事
な
サウンドを聴かせます。圧倒的な鮮度の違い+α(これが何かは解りません)しかし、確実に音は異なります。
白レーベルのレコードから流れ出す、豊かな音は明らかに、何かが違っています。まるでマスターテープを聴いているような豊饒な音!
音楽の情報量がたっぷりで、演奏の隅々までわかります。演奏家がレコードの中で、何を表現したかったか?
これがはっきりと伝わってくるレコードと言えましょう。たとえ、2版の白プレスでも、その傾向は変わりません。
2版ならば、2版なりの音の特徴 たとえば、高域が伸びている、SN比が良い、ダイナミックレンジが広がった、など版が変わった時の、
良い面が伝わってくるのです。白レーベルは、その時々の音を、最高のパフォーマンスで聴かせてくれると言えましょう。音に固さがなく、
音量を上げてもうるさくならず、音像が崩れることもありません。今回、ご紹介する白レーベルにも、2版または、編集物があります。
通常ならば、これらのレコードは、あまりお呼びがかかりません。しかし、白レーベルでは、これらのレコードからも、十分すぎる鮮度で音が
鳴るから驚きです!編集物では、1枚のレコードに収録された、それぞれのソースの音質の違い、録音年代の違いを、如実に現わします。
それくらい、ソースの音を鮮明に再現してみせるのです。 決して、音がかすれたり、にじんだり、ボケたりと、音楽が聴きづらいレコードは
ありません。
また、編集物はそれなりにお買い得な価格に設定してあります。その中身は、下手なオリジナル盤よりも、音は生き生きとし、躍動して
います。百聞は一聴にしかずです!是非、この機会に、貴重なベルリンラジオ放送局が所蔵していた、白テスト・プレスの魅力に、触れて
小澤征爾 ボストン S O
録音:1974年
ラヴェル ボレロ スペイン狂詩曲
抜けの良いボストン・シンフォニック・ホールの豊かなプレゼンスが部屋に溢れるようなサ
ラ・ヴァルス
ウ
387 DGG 2563 418 STEREO
ンド。腕利きのボストン響のダイナミックな演奏。小澤の指揮は嫌みなく、ストレートかつ鮮
白工場テスト・プレス
やかな表現で、ラヴェルの音楽の魅力をたっぷりと楽しむことが出来ます。録音も極めて
独オリジナル
優秀。新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ 盤:M DGG専用内袋
カラ ヤ ン BP O シ ュヴ ァルベ(Vn )
R.シュトラウス 英雄の生涯
DGG LPM 18550 MONO
388 チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
フラット重量盤 独モノラル・オリジナル
録音:1959年 5/59
初回プレスのモノラル盤、音の分離はありませんが、音に芯があり、低域の力も圧
倒的!音のかたまりの中で、きちんと楽器が分離して聞こえるから不思議です。
いいモノラル音とはこういう音!と語るときに、サンプルに出来る素晴らしいレコード。
それにしても、この時期のベルリンフィルの合奏力、音の重さはすごい!
カラヤン録音の5指に入る大名演。センターにひげの全くない新品同様 針は通っていな
いと思われます。盤:M ジャケット付き:M
カラ ヤ ン BP O
シベリウス 交響曲 5番 交響詩「タピオラ」
DGG SLPM 138973 STEREO
389 チューリップ ラベル周辺の文字「Made in
Germany...」
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター) 独2版
カラヤンが、シベリウスの弱音部を丁寧に掘り下げ、5番の作品に宿る、
北国の春の訪れを描いた演奏。そこにベルリンフィルの超絶とも言える合奏力
が加わったのが当レコード。
新品同様 針は通っていないと思われます
盤:M ジャケット付き:M
ウルトラ・レア!
ケーゲル/ベートーベンの白テスト・プレス!
ケー ゲ ル ド レスデ ン P O
ベートーベン 交響曲 1番 2番
ETERNA 725020 STEREO
390 白ラベルに
独オリジナル
もともとオーデオ・ファイルとして知られているケーゲルのベートーベン。
白テストで、圧倒的なサウンドを響かせます。オーデイオ装置の実力を試すのに、これほ
ど
ピッタリのレコードもないでしょう。広大な奥域と見通しの良いサウンド・ステージ!ケーゲ
ル
ならではの、超個性的な解釈による、極めて斬新なベートーベン。普及盤では聞けなかっ
た
、豊かなサウンド(特に低域の量感)を、このテスト・プレス盤で是非、体験していただきた
い
。白テストはマスターテープを聞くようだと私は書いてきましたが、このETERNA盤は、豊か
な
量感や音の伸びはマスターテープそのものですが、弦のエッジの聞いた擦弦音や打楽器
録音:1967年、69年 ソフィエンザール
ウィーンフィルの金管を朗々と鳴らし、全体に豪快に仕上げた、ショルティならではのシュ
ーマン。フルトヴェングラー、バーンスタインなどの演奏とは対極に位置し、中途半端な感
傷や思い入れは排除したシューマン。ショルティの演奏からは、ダイナミックかつ爽やか
なシューマンが誕生した。ショルティのバトンの下、ウィーンフィルの美音がちりばめられ、
コクのあるウィンナ・ホルンや柔らかな木管楽器、みずみずしい弦楽器が、演奏全体を
潤し、独特の位置のシューマン全集が誕生した。
ティンパニィの皮の震えが見える様な、DECCAサウンドも健在。オリジナルBOX入り
白テストはとにかく鮮度が際立っている!センターにひげの全くない新品同様
針は通っていないと思われます。 盤:M 箱:M 解説書付
シ ョルテ ィ VP O
シューマン 交響曲全集 序曲「スケルツォと
フィナーレ」
序曲「ジュリアス・シーザー」
DECCA SPA25056/D1-3 3LP STEREO
391 白工場テスト・プレス
独オリジナル
57/76
7,350
6,300
4,500
10,500
25,000
シ ョルテ ィ
コ ヴ ェン トガー デ ン 王立歌劇場O .
ロッシーニ:『セミラーミデ』序曲
ポンキエルリ:『ジョコンダ』~時の踊り
ヴェルディ:『椿姫』第1幕前奏曲
392
ロッシーニ:『アルジェのイタリア女』序曲
ヴェルディ:『椿姫』第3幕前奏曲
オッフェンバンク:『ホフマン物語』
~ホフマンの舟歌
録音:1958年
RIAS放送局よりドイツ人ディーラーが買い取った物で、テスト段階で技術者や重要関係者
に
配られた希少品です。まだラベルの演奏家や曲目は印刷されておらず、青ペン手書きで曲
目と造年月日3.5.65が書き込まれています。このレコードは、両面プレスになります。
18,000
若きショルティの情熱のほとばしるようなオペラ序曲&間奏曲、白テストの鮮やかなサウン
ドで聞かせます。盤:86 専用内袋
シ ュミット=イッセルシ ュテ ット
ハン ブ ルグ北ド イツ 放送S O
エーリッヒ・レーン(Vn)
リムスキー=コルサコフ シェエラザード
EURODISC S 70561 KK STEREO
白地に黒文字 ラベルに UNVERKAUFLICH
393 (非売品)印刷
独オリジナル
シェエラザードの三大名演だと思います。
ストコフスキー&LSO
コンドラシン&ACO
そして本盤。
この中でも、イッセルシュテット盤は最も演奏内容が深い。さすが巨匠の棒、一音
一音の意味深さが違う。風格もある。この曲の魅力を決定づける要因のひとつに、ヴァイ
オ
12,600
リンのソロがある。これがうまくないとこの音楽台無しになってしまう。この演奏のエーリッヒ
・レーンのヴァイオリンは本当に泣けてくる!さすがは、フルトヴェングラー時代のコンマス
を受け持っていただけはあると感心。全帯域にわたって、音のバランスが取れ、音の厚み
も申し分ない。それでいて、溝は新品同様なので、音も鮮明。イッセルシュテットのシェエ
ラザードを聞く最上の盤としてお勧めしたい。
盤:NM 専用内袋 何個かのごく短い点状キズ
録音:1957年 モノラル
フリッチャイのオケコンは、「レコ芸」特別企画のCD「蘇る名盤」の第2弾に選ばれたほど、
名演の誉れ高い演奏。(第1弾は「フルトヴェングラー1947年の「運命」
同郷の作曲家の音楽を振って、フリッチャイの血はたぎり、実にエキセントリックな演奏を
5,400
聞かせます。ステレオ化による音の広がりを得て、フリッチャイのオケコンを新
鮮に聞くことできるでしょう。 新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
394
フ リッチャ イ ベルリン 放送S O
バルトーク 管弦楽のための協奏曲
HELIODOR 89792 E-STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
フ リッチャ イ BP O
モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
P.シュトラウス ベルリン放送SO
ドヴォルザーク 序曲「謝肉祭」
フ リッチャ イ ベルリン 放送S O
ウェーバー 舞踏への勧誘
395 マルケヴ ィッチ ラ ム ルー O .
ボロディン 中央アジアの草原にて
ロ ヴ ィツ キ ワルシ ャ ワP O
チャイコフスキー 眠りの森の美女~ワルツ
HELIODOR 10A STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
すべてオリジナル・ステレオ
多彩な指揮者の演奏を、それぞれの録音テイストで楽しむ白スト・プレス
新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
ベー ム シ ュター ツ カペレ・ ド レスデ ン
シ ェヒ ゼ ー フ リー ト シ ュトラ イヒ
ベー メ
フ ィッシ ャ ー =デ ィスカウ
R.シュトラウス 歌劇「薔薇の騎士」ハイライト
DGG SLPEM136410 STEREO
396 チューリップ ラベル周辺の文字「ALLE
HERSTELLER.レーベル...」
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
フラット重量盤 独オリジナル
初期DGGのステレオプレスによるベームの「薔薇の騎士」、DGG契約の綺羅星のごとき歌
手が名を
連ねます。ここでは、ベームのR.シュトラウスに確固たる信念のある指揮が聞き物。
凄味さえある迫力!フラット重量盤による歌手の見事な音質!
お勧めです! 新品同様 通針は1~2度程度と思われます。
盤:M ジャケット:M
ベー ム BP O
R.シュトラウス 祝典前奏曲op.61
ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
ドン・ファン
「サロメ」~7つのヴェールの踊り
397 DGG SLPM 138866 STEREO
Tulip Made in Germany
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独2版
2版ですが、初期のプレスのおかげか?音の荒れは感じられず、盤、プレスともに、初版と
の差がほとんど感じられない、良くできたレコードです。
重厚な盛り上がりを聞かせる「祝典前奏曲」これはベームの指揮なくしては
ここまでの演奏は不可能。ドン・ファン、ティルの音のドラマ性、シリアスで
劇的な演奏です。ベルリンフィルからベームが言うところの、「フィルハーモニック
恐怖」の瞬間がおとずれます!
高価なオリジナル盤を買わずとも、楽しめるのは良いことです。
盤:M ジャケット:M
マゼ ー ル BP O
ムソルグスキー~R=コルサコフ編 はげ山の
一夜
リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲
レスピーギ ローマの松
398 DGG SLPM 138033 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
黄色.レーベルに青インクで Ungepruftes
Muster(未承認マスター)押印
独オリジナル
録音:1958年、20歳代後半の若き日のロリン・マゼールがベルリン・フィルを指揮したアル
バム。華麗なオーケストレーションが光る3作品を収録。マゼールの意気込みとベルリン・
フィルの高い合奏力によって色彩豊かな覇気あふれる演奏を展開しています。ローマの松
では、大音響を想像しがちですが、BPOならでかい音が出るのは当然、その音響をいか
に、マゼールのオーケストラ美学でまとめあげるか?3曲とも非常に楽しめる録音。 新品
同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
5,400
58/76
10,500
5,400
6,300
マゼ ー ル ベルリン 放送S O
ストラヴィンスキー バレエ組曲「火の鳥」
ナイチンゲールの歌
DGG SLPM 138006 STEREO
チューリップ Made in Germany
黄色.レーベルに青インクでUngepruftes Muster
399
(未承認マスター)押印
独2版
録音はステレオ初期ながら意外に生々しい音で録られています。弦やパーカッションなど
クリアで会場の空間も十分感じられます。マゼールが録音を開始した頃、27歳の録音。
「火の鳥でのヴァリエーション」で、躍動感とキレ、光沢感に富んでいて色彩的な表現が
見事。細部部までクリアで明晰的な表現。「王女たちのロンド」では、ハープを十分に効か
せて幻想的な雰囲気を良く出しています。オーボエをはじめとして木管のフレーズの歌い
回しも美しく、しなやかな表現といえます。「カスチェイ王の魔の踊り」では、速いテンポで
非常に鋭角的かつスピード感のあるエネルギッシュな表現でピアノやパーカッションの生
々しい響きも良く効いています。この時期のマゼールは、なりふりかまわず、というよりオ
ーケストラに、独特の「美」を求めていて、曲によってそれがマッチすると極めて美しい世界
が創出されます。 盤は新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
マルケヴ ィッチ ラ ルム ー O .
グリンカ 序曲「ルスランとリュドミラ」
ザン デ ルリン ク DS K
チャイコフスキー 「ロミオとジュリエット」
フ レモ ー モ ン テ カルロ 国立歌劇場O .
プロコフィエフ 行進曲
P .シ ュトラ ウス ベルリン 放送S O
400 ドヴォルザーク 序曲「謝肉祭」
フ リッチャ イ BP O
スメタナ 交響詩「モルダウ」
カラ ヤ ン BP O
ドヴォルザーク スラヴ舞曲 1番 7番
DGG 135 070 STEREO
企画物135番台 の白工場テスト・プレス
6人の名指揮者が聞かせてくれる、白テスト・プレスによるバラエティ・
コンサートです。この135 070という番号は、主にDGGの名曲選シリーズ
に充てられた番号で、オリジナル・アルバムとは一味違った豊富なDGG
音源より選ばれた名曲アルバムです。なかなか聞けないう埋もれがち
な名録音に出会えるのも、このシリーズの楽しいところです。
圧巻はフリッチャイのモルダウ、ザンデルリンクの「ロメオとジュリエット」
マルケヴィッチの「ルスラン」などですが、トータルで聞いても楽しく聞ける
こと請け合いです。
新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
マゼ ー ル BP O
シューベルト 交響曲 8番「未完成」
DGG SLP133221 STEREO
赤ステレオ・ジャケット
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
401
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
マゼールという指揮者は、曲の求めている世界を、どのようにでも表現できるだけ
の才能があった人だと思う。このBPOを振った頃は、聞き手がどう思うかなどお構
いなしに、曲を深くえぐっていく。暗い表現も、重ぐるしい感情も、音楽が求めるなら
ば容赦なく音に被せていく。そして、いつも音楽をすこし、斜めから眺めていて、曲にするど
く斬りこんでくる。だから世界的ビッグ・オケのシェフには向かず、どちらかと
いうとアウトロー的な立場の人なのだ。
この「未完成」も聞き方によっては、まことに恐ろしく、阿鼻叫喚のような、悪意に
満ちた音楽表現が隠されているように感じられる。その表現力と特異な音を読み
取る能力にかけて、天才的だと言えよう。 盤:M ジャケット:M
ヨッフ ム BP O
ハイドン 交響曲 88番 98番
DGG SLPM 138 823 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
402
フラット厚盤
独オリジナル
ハイドンの古典的な2作品 初期ステレオ盤から格調ある響きを聞かせてくれます。ヨッフ
ムの無駄を排したハイドンの演奏を、これ以上のサウンドはないと思わせる、見事な音で
鳴ってくれます。オーデイオチッェクには使えないかもしれません、どんなオーデイオで再
生しても惚れ惚れとする再生音を響かせるから。
こういうレコードを聞くと、おそらく録音機材、カッティング機材などすべて管球式の
機械で録音や製造がおこなわれたのだと想像がつきます。音が立体的に美しく、
艶と滑らかさを持ち、音のたたずまいすべてが音楽的なのです。心落ち着かせるとき、こ
れは本当に良い存在になると思います。深夜、または早朝、しずかな部屋で
音量を落として聞く時、何ともいえないBGMなるでしょう。音量を上げれば、豊かな
鳴りと美しいサウンドで部屋がコンサートホールに早変わり。 多くの方にお勧め
したい1枚。 盤:M ジャケット:M
ラ イトナー バン ベルグS O
ビゼー 「アルルの女」第1組曲 第2組曲
オッテ ルロ ー ハー グP O
ビゼー 「カルメン」第1組曲
403 マルケヴ ィッチ ラ ム ルー O .
ビゼー 子供の遊び
HELIODOR 89780 STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
ライトナーとオッテルローの、派手さはなく、飾らないが味のある演奏は
なかなかの聞き物。しみじみいい音楽だと思わせてくれる1枚。
こういう演奏はいがいにないかも知れません。
「アルルの女」と「カルメン」はオリジナルのステレオ収録です。
新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
ラ イナー シ カゴ S O
ベートーベン 交響曲 7番~3楽章 4楽章
序曲「フィデリオ」
RCA
白工場片面テ スト・ プ レス
404
ラベルは真っ白で青のインクで手書きで、
19.5.71 J2RY-1459 STEREO
BEETHOVEN SYMPHONEY No.7
FEDELIO
ウルトラ ・ レア !
録音:1955年 ステレオ録音
これは驚くべきサウンドで、ライナーのベートーベンをDGG工場でプレスしたもの、
見事な出来栄えです。前半の面がないのが非常に残念ですが、RCA音源を、DGGが素晴
らしい音で、製造していた証がここにあります。資料としても貴重ですし、
音の良さでも際立っています。デモンストレーションにも使えます!録音は1955年、まだ
シュタルケルが主席チェロ奏者として在籍していた時代の黄金時代のシカゴ響のサウンド
は素晴らしいの一語に尽きます!盤:M DGG専用内袋:M
ロ ヴ ィッキ ワルシ ャ ワP O
ショスタコーヴィッチ 交響曲 5番
405 HELIODOR 89812 STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
録音:1958年 ステレオ
新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
59/76
5,400
5,400
6,800
10,500
5,400
8,400
6,300
1966年 トゥーレーヌ音楽祭 記念レコード
フ ェラ ス&バルビ ゼ
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ
リヒテ ル モーツァルト ピアノ協奏曲 20番
406 マゼ ー ル メンデルスゾーン 真夏の夜の夢
~
スケルツォ
DGG 104 474 STEREO
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル時
代の白テスト・プレス 独オリジナル
ハン ス・ カルステ 楽団
オペレッタ音楽集
こうもり ジプシー男爵 ウィーン気質 ほか
POLYDOR 004 572 MONO
407 白工場テスト・プレス
フラット重量盤 独オリジナル
1966年
DG G in fo r mat io n テ スト・ デ ィスク
DGG 104 467 STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
408
シ ョパン ・ ア ルバム
ステ フ ァン ・ ア スケナー ゼ :華麗なるワルツ
タマシ ュ・ ヴ ァー シ ャ リ:マズルカop.68-2,
op.7-1
ゲ ザ・ ア ン ダ: 前奏曲 2番 5番
409 J.フ ォ ン ・ カロ リィ:ボレロ 練習曲「革命」
バラード4番
ア ルゲ リッチ:舟歌
DGG 135 013 STEREO
企画物135番台 シリーズの白工場テスト・プレ
ス
ア ン ダ( P .指揮) ザルツ ブ ルグ・ モ ー ツ ァル
テ ウム o .
モーツァルト ピアノ協奏曲 13番 19番
SLPM 139 319 STEREO
チューリップ Made in Germany
黄色.レーベルに青インクで Ungepruftes
410
Muster(未承認マスター)押印
独オリジナル
ア ン ダ( P .指揮) ザルツ ブ ルグ・ モ ー ツ ァル
テ ウム o .
モーツァルト ピアノ協奏曲 8番 25番
SLPM 139 384 STEREO
チューリップ Made in Germany
黄色.レーベルに青インクで Ungepruftes
411 Muster(未承認マスター)押印
独オリジナル
1966年 仏トゥーレーヌ音楽祭を記念して製造された限定盤。
この音楽祭に出演した演奏家をピックアップされている。
初期の白テスト・プレスの音質は素晴らしい。
盤:M オリジナル内袋:M
6,300
POLYDORは、DGGのPOPS部門のレーベルです。
50年代終わり頃のプレス 実に雰囲気のあるモノラル音です。
ドイツのアーサー・フィードラーと言われたハンス・カルステ楽団の50年代の
演奏は雰囲気満点。オペレッタ録音は歌手の記載はありませんが、同時期の新譜ではな
いかと思われます。この時期の歌物は実に魅力的な音質で、つい聞き惚れてしまいます。
内袋の中に別番号の未使用白ラベルが2枚入っています。
工場蔵出しならではでしょうか。 内容の記載が明確でないので、特価にて
販売。 盤:M DGG専用内袋
エック 作品~エ ック &バイエ ルン 放送
レーガー 歌曲~フ ィッシ ャ ー デ ィウカウ ワイセン ボルン
ブルックナー 交響曲 1番=1楽章 ヨッフ ム &BP O
シューベルト 八重奏曲~3楽章 ベルリン 八重奏団
シューベルト スケルツォ~1番 イェルク ・ デ ム ス
マルティヌー 幻想協奏曲~M.ウェー バー (P ) ク ー ベリック &バイエ ルン
モーツァルト 歌劇「後宮からの逃走」より
ヴ ン ダー リッヒ シ ェー ド ル ベー メ ケー ト ヨッフ ム
モーツァルト 歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」より
ストルテ シ ュラ イア ー ア ダム
ロルティング 歌劇「密漁者」~カー ル・ ベー メ
リムスキー=コルサコフ 歌劇「サドコ」~リタ・ シ ュトラ イヒ
新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
鮮やかな抒情とクリスタルなタッチで弾きあげたアスケナーゼ、端正に
ショパンのロマンティシズムを描いて、見事な調和を聞かせるヴァーシ
ャリ、アンダの奥域豊かな前奏曲、フォン・カロリィの稀少な音源は、
この1枚を求めるのに、十分な価値が有るかと思います。
ラストはアルゲリッチの弾く「舟歌」で締めくくられる。
新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
アンダの弾き振りしたモーツァルトの良さは、テンポ感が的確で、安心していること。もっと
やれる場面でも余力を残しながら、奥域のある表現で弾かれているため、豊
饒なモーツァルトのコンチェルトの世界にひたることができるのです。オケが少人数であ
り、やや鄙びた色合いがあるのも、かえって味わい深いものとなっています。
この番号には、チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベルは存在していません。
このMade in Germanyでオリジナルとなります。本盤は、黄色レーベルに青インクで非売
品。つまり、製品として完成した物をいち早く放送局やプレス関係に配布した品物となりま
す。溝のコンディションは製造直後と変わらないと言って良いと思います。また、レコード特
有の材質の中に練りこまれた油脂が表面に浮き出て艶を帯びている分、当時の新品より
音質は良くなっているとも言えるのです。新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
アンダの弾き振りしたモーツァルトの良さは、テンポ感が的確で、安心していること。もっと
やれる場面でも余力を残しながら、奥域のある表現で弾かれているため、豊饒なモーツァ
ルトのコンチェルトの世界にひたることができるのです。オケが少人数であり、やや鄙びた
色合いがあるのも、かえって味わい深いものとなっています。
この番号には、チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベルは存在して
いません。このMade in Germanyでオリジナルとなります。
本盤は、黄色レーベルに青インクで非売品。つまり、製品として完成した
物をいち早く放送局やプレス関係に配布した品物となります。溝のコンディションは
製造直後と変わらないと言って良いと思います。また、レコード特有の材質の中に
練りこまれた油脂が表面に浮き出て艶を帯びている分、当時の新品より音質は
良くなっているとも言えるのです。新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
60/76
4,500
4,650
6,300
5,400
5,400
ア ン ダ( P .指揮) ザルツ ブ ルグ・ モ ー ツ ァル
テ ウム o .
モーツァルト ピアノ協奏曲 13番 19番
SLPM 139 319 STEREO
チューリップ Made in Germany
黄色.レーベルに青インクで Ungepruftes
412 Muster(未承認マスター)押印
独オリジナル
アンダの弾き振りしたモーツァルトの良さは、テンポ感が的確で、安心していること。もっと
やれる場面でも余力を残しながら、奥域のある表現で弾かれているため、豊饒なモーツァ
ルトのコンチェルトの世界にひたることができるのです。オケが少人数であり、やや鄙びた
色合いがあるのも、かえって味わい深いものとなっています。
この番号には、チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベルは存在していません。
このMade in Germanyでオリジナルとなります。
本盤は、黄色レーベルに青インクで非売品。つまり、製品として完成した物をいち早く放送
局やプレス関係に配布した品物となります。溝のコンディションは製造直後と変わらないと
言って良いと思います。また、レコード特有の材質の中に練りこまれた油脂が表面に浮き
出て艶を帯びている分、当時の新品より音質は良くなっていると言えるかも知れません。
オリジナルに限らず、初期盤が音の良いひとつの理由です。
新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ 盤:M DGG専用内袋
ア ン ダ( P , 指揮) カラ ヤ ン BP O
ブラームス ピアノ協奏曲 2番
DGG SLPM 139 034 STEREO
チューリップ ラベル周辺の文字「Made in
Germany...」
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
413
(未承認マスター)
独オリジナル
このレーベルで独オリジナルとなります。
このレコードはアンダ・ファンにも、カラヤンにも、コレクションとして抜け落ちやすいので
は?と想像します。アンダはこのカラヤンとの録音の前に、フリッチャイ/ベルリンフィル
(1960年)、クーベリック/バイエルン放送響(1962年のライブ録音)と録音があるため、す
でにアンダの弾くブラームスの2番の演奏に触れることが出来るから。カラヤン・ファンも
協奏曲のすべてまでコレクションしようとする人は少ないはず。それゆえに、今は聴いてみ
たいレコードになるのかも知れません。アンダの演奏はいつも感じることですが、ブラーム
スだからとか、2番のコンチェルトだから、という構えがない。いわゆる仰々しさがないので
す。音楽をありのまま、リリカルに弾きあげているのがいいです。50分、全編アンダのピア
ノを楽しめます。新品同様 針は通っていないと思われます。
盤:M ジャケット:M
5,400
7,350
ヴ ァー シ ャ リ:ショパン ポロネーズ 6番
盤:M DGG専用内袋
ア スケナー ゼ :ショパン ポロネーズ 3番
リヒテ ル:ショパン ポロネーズ 7番
ポコ ルナ:スメタナ サロン用ポルカ ポルカイ
414 短調 詩的なポルカ
ポルカop.13-2
DGG 135 092 STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
5,400
タマシ ュ・ ヴ ァー シ ャ リ
リスト ピアノ作品集
ハンガリー狂詩曲6番 即興的ワルツ 慰め 2
番 慰め 3番
415 リゴレット・パラフレーズ ラ・カンパネッラ ハン
ガリー狂詩曲 15番
HELIODOR 89806 STEREO
白レーベルに紫の押印Ungepruftes Muster
ヴァーシャリはハンガリー出身。
ブダペストのリスト音楽院で、エルンスト・フォン・ドホナーニに師事し、
その後は、作曲家ゾルタン・コダーイの弟子として研鑽を積んだ。
その演奏は過度な演奏効果を狙わずに、音楽の骨格と適正な表情、
そのバランスが非常に見事で、ここでのリストも、本来の作品が見えて
くるような新鮮な感興を湛えています。 盤:M DGG専用内袋
5,400
タマシ ュ・ ヴ ァー シ ャ リ
ショパン ポロネーズ 6番 子守唄 5つのマズ
ルカ ドイツ民謡による変奏曲
ア マデ ウス弦楽四重奏団
シューベルト 弦楽四重奏断章
416 トリオ・ デ ・ トリエ ステ
シューベルト ピアノ三重奏曲 1番 2楽章
デムス
シューベルト 即興曲 op.90-4
DGG 104 407 STEREO
白工場テスト・プレス
白テストで聴くショパンとシューベルトのレコード。
Side1はヴァーシャリのピアノでショパン作品をたっぷり8曲。
ヴァーシャリの、ロマンティックかつ清涼感ある演奏は、ある意味、ショパン演奏
の理想に近いもの。磨かれたピアニズム 過不足ない情感の表現 作品をとらえる視点の
確かさ! アマデウス弦楽四重奏団は、シューベルトの四重奏断章
という緊張感あふれる小品、トリオ・デ・トリエステの演奏するピアノ・トリオから
美しい2楽章の演奏にゆったり耳を傾けたい。最後はデムスの弾く即興曲、
これぞシューベルトとでもいうべき作品90の4、デムスの情感豊かな演奏。
DGGによって、きちんと曲の構成を考え収録された1枚のアルバムです。
盤:M DGG専用内袋:M
カー ク パトリック
J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻
(全曲)
DGG SLPM 138 844/5 2LP STEREO
チューリップ ラベル周辺の文字「ALLE
HERSTELLER.レーベル...」
417 黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
ラルフ・カークパトリックは、現代の古楽器演奏の土台を築いた大先達である。ブーラン
ジェ、ランドフスカ、ハインツ・ティーセンやアーノルド・ドルメッチらの門をたたき、ギュン
ター・ラミンの薫陶も受けた彼の演奏は、今の演奏家にはない、強烈な骨太の演奏。
このDGGへの録音は、カークパトリックの音楽家としての総決算。過去の様式や音色
に固執せず、バッハの音楽の本質を追求した演奏になっている。鮮明な音質から浮か
び上がってくるチェンバロの演奏は、緩急も鮮やか、各声部がくっきりと浮かび上がる、
見事なバッハである。ランドフスカに反旗を翻してまで、バッハの時代の様式や楽器に
こだわり、その研究を現在につないだ功績は大きく、カークパトリックという人の時代
が刻み込まれている。しかし、このDGGへの録音はバッハの時代や楽器にこだわらず
、演奏本位で弾き上げたもの、ある意味、恩師ランドフスカへのオマージュだったのか
もしれない。色々思いの込められたバッハなのである。 盤:M 見開きジャケット:M
フ ェルナン ド ・ ゲ ルマー ニ(O r g)
G.フレスコバルディ 5つのトッカータ
パスキィーニ ツィポリ カッシーニ ベンツィー
ニ ポルポラ
418
:オルガン作品集
ARCHIV 2533 043 STEREO
独オリジナル
17世紀イタリアの作曲家によるオルガン作品集。
弾かれているのは、同じく17世紀のヴェネツィア 聖ロッコ教会の聖堂オルガン。
やや小ぶりのパイプ・オルガンが奏でる温かな音色、不思議と心が落ち着いてくる。イタリ
ア
らしい明るさはありますが、絢爛たる響きではなく、明るさのなかに、鄙びた味わいがあり、
どこか懐かしくもあります。17世紀の作曲家の知られざる佳作とそれと同時代に製造され
た
愛らしいヴェネツィア、聖ロッコ教会のオルガンを静かに聞くレコード。 お勧めです。
61/76
5,400
10,500
6,300
シ ュナー ベル ストック &シ カゴ S O
ベートーベン ピアノ協奏曲 4番
RCA VIC1505 MONO
白工場片面テスト・プレス
419 ラベルは真っ白で青のインクで手書きで、
27.1.71 M2VRM-3609
BEETHOVEN CONCERT No.4 と記入
VICTOLORAシリーズのためのテスト・プレス。VICTOLORAってこんなに音が良かったで
しょうか?SPからダイレクトにテープに録音した音が蘇ります。音に温度感があり、フワリ
としたSP音独特の音色がここで生きています。これが普及品になると、どうしてああも
冷たい、音の缶詰というかんじの音になってしまうのか?それを考えると、すこし、残念な
気がしました。シュナーベルの時代を征したベートーベン演奏をたっぷりとお楽しみくださ
い。全曲でなく第1楽章のみですが、死んだ音の全曲盤を聴くより、遥かに有意義な時間
を過ごせるとお約束いたします。 このレコードの音のイメージを持って他のシュナーベル
の
レコードで全曲を聴く、というのがお勧めです。盤:M DGG専用内袋:M
演奏家不明
ベートーベン シューベルト ソナタ&ソナチネ
RCA ラベルは真っ白で青のインクで手書き
で、5.4.71 076969A
420
BEETHOVEN SCHUBERT
1)SONATA
2)SONATINE
こちらは演奏家不明です。
盤:M DGG専用内袋:M
R .シ ド ン
ラフマニノフ ピアノ・ソナタ 2番
スクリャービン ピアノ・ソナタ 4番
421 プロコフィエフ ピアノ・ソナタ 6番
DGG 642 104 STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
新品同様、センターのスレなし 盤はピカピカ
盤:M DGG専用内袋
ゼ ー マン レー マン BP O
モーツァルト ピアノ協奏曲 26番
422 コンサート・ロンドK.382
HELIODOR 89716 E-STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
やわらかなサウンド。
だんご状だった音のかたまりがほぐれて、音が素直に広がっています。
ゼーマンが見事なモーツァルトの古典美を聞かせてくれる26番のコンチ
ェルトとコンサート・ロンド。 盤:M DGG専用内袋
6,300
4,500
5,400
Alexander Nikolayevich Tcherepnin 1899年1月20日 - 1977年9月29日)は、ロシア生ま
れの
作曲家、ピアニスト。1934年から1937年にかけてアジアを訪問、中国及び日本で若手作
曲家
の指導と育成に当たる。日本では、早坂文雄や伊福部昭らを指導した。チェレプニンは「自
ら
課している技法の定石」から脱却すべく民謡に目を向けるようになり、ロシア、グルジア、ア
423
ル
メニア、アゼルバイジャン、ペルシャ民謡を採集した。ナショナリズムこそ、インターナショナ
ル
につながる、というのがチェレピニンの信念となった。チェレプニンの評価は、来日当時は
「フジヤマ、ゲイシャ趣味」などと批判されていた。これは、西洋の技法を身に着けることこ
そ
が重要だと考える当時の音楽界の風潮に反し、日本の民族的語法を取り入れるよう弟子
た
リヒテ ル ザン デ ルリン ク ウィー ン S O
このレコードも、初期のプレスのおかげか?素晴らしいサウンドを聞かせる。
ベートーベン ピアノ協奏曲 3番 コンサート・ これだけの音が出るなら、初版、2版にこだわる必要はなさそうだ。ザンデルリンクのずっ
ロンド変ロ長調
しり重量戦車のようなベートーベンは、存在感がすごくこんな前奏をされたら
DGG SLPM 138 848 STEREO
、出にくいのでは?と思うほどだ。しかし、リヒテルは驚くほど柔らかな音で冒頭を
チューリップ ラベル周辺の文字「Made in
弾き上げ、繊細なタッチとメゾ・フォルテで第1楽章を通す、2楽章の長いバラードを
424
Germany...」
聞くような、オペラのアリアを弾き上げる様な、息の長いフレーズはリヒテルの独壇場!3
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster 楽章でリヒテルの力は解放される。余白に収められたコンサート・ロンドは
(未承認マスター)
チャーミングな演奏です。 高価なオリジナル盤を買わずとも、楽しめるのは良い
独2版
ことです。新品同様 針は通っていないと思われます。盤:M ジャケット:M
5,400
チェレプ ニン (P )
ク ー ベリック バイエ ルン 放送S O
テレピネン ピアノ協奏曲 2番 5番
DGG SLPM 139 379 STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
独オリジナル
ピ ア ノ ・ ヒット曲集
シューベルト 即興曲op.90-2
ショパン 舟歌 / ベートーベン ロンド
ラヴェル 水の戯れ / ドビュッシー 月の光
トンンプソン ラグタイム・ベース
リスト パガニーニ大練習曲
425 シューマン トロイメライ
モーツァルト 幻想曲K.397
ムソルグスキー ババ・ヤーガとキエフの大き
な門
DGG 2538 186 STEREO
白工場テスト・プレス
6,300
4,500
いい音でピアノ曲の名曲を楽しめるレコードです。
DGG音源によるものなので、演奏家は粒よりです。
1968年に製造されたレコードで、この時期までに録音されていたものが使わ
れています。音質は大変素晴らしく、演奏も実にしっかりしています。
ヴァーシャリ、デムス。エッシェンバッハ、ケンプ、フィルックスニーなどの音
源と思われる。盤:M DGG専用内袋:M
5,400
62/76
ア ッカルド マズ ア ラ イプ ツ ィッヒ・ ゲ ヴ ァ
ン トハウスO .
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 1番 2番
ETERNA 827 149 STEREO
426 黒地に銀文字
独オリジナル
アッカルドのヴァイオリンの繊細さが、ブルッフ特有の哀愁美を際立たせてい
ます。音楽がどんなに高揚しても、音を濁さず、アッカルドが持つ美音のレヴェルは変わら
ないのです。フランチェスカッティから譲り受けた名器 Stradivari 1727 "Hart"の見事な音
色をお楽しみください。マズア&ゲヴァントハウスは、悠とした落ち着きがあり、穏やかに
包み込み、温もりを与えてくれる演奏に感じられます。ETERNA盤は音の腰がPHILIPSより
低く、ダイナミック・レンジも広大。いくらでも音量を上げられる、豊かなサウンドです。
PHILIPSからも同ソースが存在しますが、ライプツィッヒでの録音になるので、このETERNA
オリジナルがより音の統一性を持っています。低域は引き締まって、出るときは豊かに
伸びます。 盤:M ジャケット:M
イエ ペス
盤:M DGG専用内袋:M
ソル 12の練習曲(全曲)
DGG 139 364 STEREO
チューリップ Made in Germanyの時期の白テス
427 トプレス
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
メニュー イン
J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 2番 3番
J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 2番 3番
428 ETERNA 820 495-6 2LP MONO
白テスト・プレス
独オリジナル
リッチ ルド ルフ シ ン シ ナテ ィS O
パガニーニ ヴァイオリン協奏曲 2番
サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲 1番
429 DECCA SMU 1103 STEREO
白地に黒文字 ROYAL SOUND
独プレス
4,725
6,300
ETERNAのオリジナル盤による白テスト・プレス。メニューインがモノラル時代に、EMIに録
音
した「無伴奏」3枚の内の2枚。このETERNAプレスは、ALP盤と音色は異なるが、音質的に
劣ってはいない。ETERNAならではのきっちりとしたサウンドを得る事ができる。既存品との
音の差は明らかで、白テスト盤は、音の向こうに青空が見えるように、さわやかに音が抜
け
28,000
ていく。単に鮮度が良い、と一言ではとても言い表せない、付帯音の付いていない、ピュア
な音。押しつけがましさが皆無なのでいくら聞いても疲れない。音量を上げてもうるさくなら
ない。是非、この盤でメニューインの無伴奏を聞いていただきたい。ごくゆるやかに盤面が
波打っている個所があり、ヴォリュームを大きく上げて、注意深く耳を傾けると、微細なロ
ーノイズがある個所もある。これはノイズというにはあまりに小さいが、念のため。
米DECCAへの録音
厚手の盤 白テスト・プレスによる鮮度の高い再生音
盤:M ジャケット:M
7,350
オー レル・ ニコ レ(fl)
ジ ョー ジ ・ マルコ ム (Ce mb)
ド ン デ ラ ー (Ce mb)
クープラン 王宮のコンセール 4番
C.P.E.バッハ フルートと通奏低音のためのソナ
タ ト長調
ヴェラチーニ フルートと通奏低音のためのソ
430 ナタ ヘ長調
ヴィヴァルディ フルートと通奏低音のためのソ
ナタop.13-6
EURODISC S 70977 STEREO
白地に黒文字
ラベルに Unverkaufl Warenprobe ohne Wert
(非売品)シール貼り
独オリジナル
オーレル・ニコレの素晴らしいバロック・ソナタとトリオ・ソナタの
レコード。テスト・プレスの鮮明な音質は、どんな小音量でも音が痩せ
ることがない。うわつくことのないニコレのフルートを聴いていると、
不思議と気持ちが安らいでくる。ニコレ・ファンの方、必聴の1枚です。
盤面にごく軽いふくらみ 音量を上げるとごく低い音出微細に
聞こえるが、音量を落とすと聞こえなくなる。
盤:M ジャケット
カー ル・ ゴ ルヴ ィン &エ ミー ル・ セイラ ー 室
内O .
F.グロッセ シンフォニア
J.J.クヴァンツ トラヴェルソと弦楽のための協
431 奏曲
ク ラ ウス・ スタルク (Vc ) マテ ィユ ・ ラ ン ゲ &
ベルリン 室内
C.P.E.バッハ チェロ協奏曲wq170
DGG 135 033 STEREO
ク ラ ウス・ スタルク (Vc ) マテ ィユ ・ ラ ン ゲ &
ベルリン 室内
C.P.E.バッハ チェロ協奏曲wq170
C.PE.バッハ フルートトラヴェルソ、ヴァイオリ
ン、チェロ、ピアノのための四重奏曲wq163
432
ARCHIV SAPM 198 351 STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster(未承認マスター)
クラウス・スタルクのチェロによるC.P.Eバッハによるチェロ協奏曲を含む、バロック協奏曲
のアルバム。 盤:M DGG専用内袋:M
11,500
4,400
こちらは、スタルクとベルリン室内Oのオリジナル・アルバム
内容は、C.P.Eバッハの協奏曲集。盤:M DGG専用内袋:M
5,400
63/76
サヤ ル・ ストー ン &ウィー ン 国立歌劇場管 盤:M DGG専用内袋:M
楽ア ン サン ブ ル
ガブリエル カンツォーネ1 カンツォーネ2
カンツォーネ・デュオ・デシミ・トーニ
433 フックス セレナード(1707)
HELIODOR 479 056 MONO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
4,400
G.メー ス(Vn ) ウィン ター (fl)
ベルギ ー 室内O .
フィオッコ 四重奏のためのソナタ
クロエス コンチェルト
434 フィオッコ ラメンタ~嘆き
LMV30/001 STEREO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
盤:M DGG専用内袋:M
4,400
A.シ ェルバウム ( t p)
R .シ ュテ ー リ指揮ハン ブ ルク ・ バッハO ./
エ ミー ル・ ザイラ ー 室内O .
テレマン:トランペッロ協奏曲,、3つのオーボエ
協奏曲、3つのヴァイオリン
協奏曲、ブロックフレーテとフルートトラヴェルソ
435 のための協奏曲
ブロックフレーテとオーボエとヴァイオリンと通
奏低音のための四重奏曲
ARCHIV SAPM 198 352 STEREO
白工場テスト・プレス
独オリジナル
アルヒーフが1960年代半ばに制作したテレマンの協奏曲集である。
トランペット、オーボエ、ブロックフレーテとトラヴェルソ、それぞれの協奏曲
を収めている。この時期、フランスではパイヤールがERATOで、イタリアでは
イ・ムジチが、バロック時代の音楽を盛んに録音していた。
このシュテーリ盤は、ドイツ人気質の出た、実直な演奏で、テレマンの魅力を
ストレートに表現したもの。演奏家が自分を表現しようとしたところがなく、
100%テレマンの音楽が語りかけてくるところが良い。
また、白テスト盤の音質に目を見張るものがあり、眼前で演奏を繰り広げて
いるような生々しさである。演奏からマスターまでシンプルに短いラインで収
められた音だけが持つ、息づくような、飛び跳ね出しそうな、生きた音を聞く
ことが出来ることでしょう。この音ならば、3つのオーボエの共演もはっきりと
聞き分けられる。知名度はないが、音質の良さ、演奏の良さで推薦。
盤:M DGG専用内袋:M
ア マデ ウス弦楽四重奏団
モーツァルト 弦楽四重奏曲14番K.387
モーツァルト 弦楽四重奏曲18番K.464
DGG SLPM 138909 STEREO
436 黄色.レーベルに青インクで Ungepruftes
Muster(未承認マスター)押印
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
独オリジナル
盤:M DGG専用内袋:M
エ ッシ ェン バッハ ケッケルト四重奏団
シューベルト ピアノ五重奏曲「鱒」
DGG 104 371 STEREO
437 白地に 周辺の文字「ALLE HERSTELLER.レー
ベル...」
白工場テスト・プレス
独オリジナル
まず盤が厚くて重い、実にしっかりしている。再生音は、まったく音の汚れっがない、清涼な
音。溝の傷みがないとこれだけ音ににじみが生じないのだと思います。本当にマスターテー
プを廻して聴いているような錯覚にとらわれます。
かなりオンマイクで音が生々しい。この見事なサウンドで、エッシェンバッハの清澄で、ニュ
アンス溢れるピアノとともに、小川への散歩に出かけませんか?
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル時代の白工場テスト・プレスです。
盤:M DGG専用内袋:M
ラ サー ル弦楽四重奏団
ペンデレツキ 弦楽四重奏曲
ルトスラフスキー 弦楽四重奏曲
DGG SLPM 137001 STEREO
438
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
盤:M DGG専用内袋:M
イヴ リン ・ リア ー トマス・ スチュワー ト
ゲ ルデ ス&ウィー ン S O
ヴォルフ オーケストラ伴奏付き歌曲
DGG SLPM 139 427 STEREO
439
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
盤:M DGG専用内袋:M
シ ェルヘン ウィー ン 国立歌劇場O .
スター ダー ピ ア ー ス
ベートーベン オラトリオ「かんらん山上のキリ
スト」全曲
440 HEILODOR 479073 MONO
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
盤:NM DGG専用内袋:M
6,300
5,400
8,400
8,400
7,350
4,500
64/76
スコ ット コ ッソ ット ベルゴ ン ツ ィ フ ィッ
シ ャ ー =デ ィスカウ ヴ ィン コ
ク ー ベリック ミラ ノ ・ スカラ 座O .
ヴェルディ 歌劇「リゴレット」ハイライト
DGG SLPEM 136280 STEREO
赤ステレオ・ジャケット
441 チューリップ ラベル周辺の文字「ALLE
HERSTELLER.レーベル...」
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
「リゴレット」の録音史上、永遠に語り継がれる名演。
見事に揃った名歌手が、それぞれの名人芸を披露します。その充実度!
DGGのスカラ座シリーズ中、屈指の出来栄え!
全曲盤は舞台的な楽しさがありますが、このハイライトには、このオペラの
重要なアリアを網羅してあり、非常に良くできたハイライトだと思います。
新品同様 針は通っていないと思われます
盤:M ジャケット:M
ク リスタ・ ルー トヴ ィッヒ(A)
カラ ヤ ン BP O
マーラー 亡き児を偲ぶ歌
マーラー リュッケルトの詩による5つの歌
442 DGG 2531 147 STEREO
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
BLUE LINE 独オリジナル
マーラーの音楽世界に距離を置き、スコアに書かれた音を徹底的に磨き上
げ、凄味さえある音響美を披露するカラヤン。ルートヴィッヒの歌唱も、カラ
ヤンと同方向。マーラーの書いた音楽の美を、音響的に聞かせるレコード
としては、極致にある。録音も非常に良い。盤:NM ジャケット:M
バン ブ リー (Ms) ペシ ュコ (P )
ブラームス ジプシーの歌op.103
シューベルト 歌曲5曲
DGG SLPM 138 889 STEREO
赤ステレオ・ジャケット
443 チューリップ ラベル周辺の文字「ALLE
HERSTELLER.レーベル...」
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
独オリジナル
メゾの深い声で歌われた、ブラームスのジプシーの歌、シューベルトの
5曲のリート。バンブリーでなければ表現できない世界があります。
新品同様 針は通っていないと思われます
盤:M ジャケット:M
フ ィッシ ャ ー =デ ィスカウ
フ リッチャ イ&ベルリン 放送S O
フランス・オペラ イタリア・オペラ アリア集
DGG LPM18700 MONO
444 チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
黄色レーベル 紫の押印 Ungepruftes Muster
(未承認マスター)
フラット重量盤 独モノラル・オリジナル
ディスカウの多彩な歌唱を楽しむ1枚。
フリッチャイの伴奏を聴くだけでも興味深い1枚。
フラット重量盤から迫力あるサウンドが飛び出します。
盤:NM ジャケット:M
6,300
5,400
6,300
4,800
7 イ ンチ・レコード
マック ス・ カルキ (Vn )
ハンスゲオルグ・オットー
ベルリン国立歌劇場
マスネ タイスの瞑想曲
445 ラフ カヴァティーナ
TELEFUNKEN U 45559 MONO 45RPM
エンジ地に銀の扇レーベル フラットプレス
独オリジナル
7インチのみの発売 ウルトラ・レア!
盤:M 共通ジャケット:M
ア ルトゥー ル・ グリュミオー (Vn )
カスタニョー ネ(P )
クライスラー 愛の悲しみ ウィーンの奇想曲
446 愛の喜び 中国の太鼓
PHILIPS 402 138NE MONO 45RPM
モスグリーン地に銀文字 フラット・プレス
独オリジナル
レア! 盤:M ジャケット:M
11,500
6,800
ロ ー ザ・ フ ァイン (Vn ) コ レガルスカヤ (P )
ウルトラ・レア! 7インチのみの発売
ヴィニャフスキー スケルツォ=タランテラop.16 盤:M オリジナル・ジャケット:M
オー グステ ィン ・ レオン =ア ラ (Vn ) タマラ ・
フ ィド ラ ー (P )
447 パガニーニ ラ・カンペネッラ
ETERNA 520 339 MONO 45RPM
青地に白の扇レーベル
独オリジナル
13,000
ヴ ォ ルフ ガン グ・ マルシ ュナー (Vn )
ウィルヘルム ・ ニュー ハウス(P )
クライスラー 美しきロスマリン ウィーン奇想
448 曲
愛の悲しみ 愛の喜び
TELEFUNKEN UV225 MONO 45RPM
エンジ地に銀文字 フラット・プレス
独オリジナル
10,500
ウルトラ・レア! 7インチのみの発売
盤:NM~M 内袋:M
65/76
ヴ ォ ルフ ガン グ・ マルシ ュナー (Vn )
レア!
ハイン リッヒ・ スタイナー ノ ルド マー ク S O 盤:M ジャケット:M
スヴェンセン ヴァイオリンと管弦楽のためのロ
マンス
449 グリーグ トロルドハーゲの結婚式
DGG SEPL 12678 STEREO 45RPM
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
フラット・プレス 独オリジナル
8,400
ア ン セルメ スイス・ ロ マン ド O .
ビゼー 組曲「カルメン」
第1幕への前奏曲
450 第2幕への前奏曲
DECCA SDK 23387 STEREO 45RPM
黒地に金文字 フラット・プレス
独オリジナル
独スタンパー使用
盤:M 共通ジャケット:M
5,250
ヴ ェン ツ ィン ガー
バー ゼ ル・ スコ ラ ・ カン トルム
ヘルムート・ヴィンシャーマン(Ob)
451 J.S.バッハ ブランデンブルグ協奏曲 2番
ARCHIV 52595 MONO 45RPM
白レーベルに紫の押印 Ungepruftes Muster
独オリジナル
レア!
DGG工場テスト・プレス
盤:M 保管用内袋:M
カイルベルト バン ベルグS O
モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
TELEFUNKEN SUV 405 STEREO 45RPM
452 黒地に金の扇レーベル
フラット・プレス
独オリジナル
盤:NM(音に出ないスレ) オリジナル・ジャケット:M
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ ウィー ン P O
フ ラ グスター ト(S )
ワーグナー 楽劇「パルシファル」
~Ich sah das kind
ワーグナー 歌劇「ローエングリン」
453
~Einsam in truben Tagen
DECCA VD 536 MONO 45RPM
紫地に銀文字
独オリジナル
盤:M-(表面の軽い複数のキズ) ジャケット:M
セル LS O
ヘンデル 水上の音楽
DECCA SVD 914 STEREO 45RPM
454
黒地に金文字 フラット・プレス
独オリジナル
プロモ・シール貼りラベル
盤:M ジャケット:M
フ ルトヴ ェン グラ ー VP O
モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ELECTROLA E 50063 MONO 45RPM
455 赤地に黒文字 白文字でELECTROLA
フラット・プレス
独オリジナル
盤:M 英国盤ジャケット入り:M
フ ルトヴ ェン グラ ー VP O
モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ELECTROLA E 50063 MONO 45RPM
456 赤地に黒文字 白文字でELECTROLA
フラット・プレス
独オリジナル
盤:M ジャケット入り:M
7,500
5,250
3,800
5,250
5,500
5,500
フ ルトヴ ェン グラ ー P O フ ラ グスター ト
盤:M- ジャケット:M
ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ」~3幕
より
457 ELECTROLA 7 EBW 6018 MONO 45RPM
黒地に銀文字 フラット・プレス
英オリジナル
3,800
フ ルトヴ ェン グラ ー BP O
R.シュトラウス ティル・オイレンシュピーゲル
DGG EPL 30589 MONO 45RPM
458 チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
M33▽レーベル
ナイフエッジ 独オリジナル
4,200
盤:M ジャケット:M
66/76
フ ルトヴ ェン グラ ー BP O
J.S.バッハ 管弦楽組曲~G線上のアリア
シューベルト ロザムンデ~バレエ音楽2番
459 DGG EPL 30164 MONO 45RPM
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
M33▽レーベル
ナイフエッジ 独オリジナル
盤:M ジャケット:M
フ ルトヴ ェン グラ ー BP O
モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーツァルト 歌劇「後宮からの逃走」序曲
460 DGG EPL 30172 MONO 45RPM
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
M33▽レーベル
ナイフエッジ 独オリジナル
盤:M ジャケット:M
ハン ス・ フ ォ ン ・ ベン ダ ベルリン 室内O .
L.モーツァルト おもちゃの交響曲
461 TELEFUNKEN SUV 127 STEREO 45RPM
黒地に金文字 金の線による扇
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
4,800
4,800
2,850
ヨッフ ム バイエ ルン 放送O .
盤:M ジャケット:M
クッパー フェッヘンベルガー フランツ ブラウ
ン 他
ワーグナー 歌劇「ローエングリン」
Gralserzahlung: In fernem land
462
Konigsgebet: Mein Herr und Gott
DGG EPL 30048 MONO 45RPM
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
M33四角囲みレーベル
独オリジナル
4,200
ラ イナー VP O
プロモシール貼りラベル
ブラームス ハンガリー舞曲 1番 5番 21番 盤:M ジャケット:M
6番
463 DECCA SVD912 STEREO 45RPM
黒地に金文字 フラット・プレス
独オリジナル
5,250
ペルルミュテ ー ル
盤:M- ジャケット:M
ショパン ワルツ 5番 7番 6番 9番 11番
464 CONCERT HALL SMS507 331/3RPM
マローン地に銀文字 フラット・プレス
蘭オリジナル
3,800
ルー ビ ン シ ュタイン
ショパン ワルツ 8番 9番
465 RCA 47-9233 MONO 45RPM
黒地に銀文字
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
3,800
D.オイストラ フ I .オイストラ フ
コ ン ヴ ィチュニー LGO
サラサーテ ナヴァーラ
ヴィニャフスキ 3つのエチュード・カプリース
466 DGG EPL 30286 MONO 45RPM
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
M33▽レーベル
独オリジナル
7インチのみの発売
盤:M ジャケット:M
D.オイストラ フ I .オイストラ フ
コ ン ヴ ィチュニー LGO
サラサーテ ナヴァーラ
ヴィニャフスキ 3つのエチュード・カプリース
467
ETERNA 520 119 MONO 45RPM
青地に黒文字 フラット・プレス
独オリジナル
7インチのみの発売
盤:M ジャケット:M
4,800
4,200
D.オイストラ フ I .オイストラ フ
盤:M 共通ジャケット:M
ルクレール 2つのヴァイオリンのためのソナタ
468 ETERNA 520 001 MONO 45RPM
青地に黒文字 フラット・プレス
独オリジナル
67/76
2,800
D.オイストラ フ I .オイストラ フ
ヤ ン ポルスキ ー
ヘンデル 2つのヴァイオリンのためのソナタ
op.2-7
469
ETERNA 520 118 MONO 45RPM
青地に黒文字 フラット・プレス
独オリジナル
盤:M 共通ジャケット:M
2,800
D.オイストラ フ I .オイストラ フ
盤:M
ピ シ ュナー
タルティーニ 2つのヴァイオリンとチェンバロの
470 ためのトリオ
ETERNA 520 145 MONO 45RPM
青地に黒文字 フラット・プレス
独オリジナル
共通ジャケット:M
2,800
D.オイストラ フ I .オイストラ フ
盤:M 共通ジャケット:M
ヤ ン ポルスキ ー
J.S.バッハ 2つのヴァイオリンとピアノのため
のソナタ
471
CONCERT HALL M-969 MONO 331/3RPM
青地に銀文字
蘭オリジナル
オド ノ ポソ フ ウェルリー
タルティーニ 悪魔のトリル
472 MMS MMS-929 MONO 331/3RPM
青地に銀文字
盤:M 共通ジャケット:M
スー ク ザー キ ン
グルック 精霊の踊り
モーツァルト ロンド
473 PHILIPS 311 451 AF MONO 45RPM
茶色地に銀文字 フラット・プレス
独オリジナル
7インチのみの発売
盤:M ジャケット:M
グスタフ ・ シ ュマー ル(Vn )
ヘルベルト・ カリガ(P )
ヴィターリ シャコンヌ
474 ETERNA 520 147 MONO 45RPM
青地に黒文字 ナイフエッジ
独オリジナル
レア!
7インチのみの発売
盤:M 共通ジャケット:M
フ ラ ン チェスカッテ ィ ジ ャ ン ・ モ レル&O .
ベートーベン ロマンス 1番 ロマンス 2番
PHILIPS 409 009 AE MONO 45RPM
475
茶色地に銀文字 ナイフエッジ Minigroove
蘭オリジナル
盤:M ジャケット:M
2,800
3,150
4,500
10,500
2,500
ジ ョン ・ フ ィー ルド (Vn )
ジョン・フィールドの7インチ レア!
ア ルベルト&ベルリン S O
盤:M ジャケット:M
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 1番より
~アダージョ
476 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲より ~
アンダンテ
TELEFUNKEN SUV 404 STEREO 45RPM
エンジ地に銀の扇レーベル フラット重量盤
独オリジナル
イオン ・ ボイク (Vn )
ボン ガルツ &ド レスデ ン P O
サラサーテ ツィゴイネルワイゼン
477 ETWRNA 520 490 MONO 45RPM
青地に白文字 ナイフエッジ
独オリジナル
7インチのみの発売
盤:M ジャケット:M
トマス・ マギ ョー ル(Vn ) ヘイルケー マ(P )
クライスラー 愛の喜び 愛の悲しみ 中国の
太鼓 ウィーンの奇想曲
478 PHILIPS 402 001 NE MONO 45RPM
ダークグリーンに銀文字 Minigroove ナイフ
エッジ
蘭オリジナル
盤:M ジャケット:M
9,450
2,800
7,800
68/76
メニュー イン フ ルトヴ ェン グラ ー P O
ベートーベン ロマンス1番 ロマンス2番
ELECTROLA E 50513 MONO 45RPM
479
赤地に黒文字 フラット重量盤
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
デ ィック ・ デ ・ レウス(Vn ) ク レー ク (O r g)
ヘンデル ヴァイオリン・ソナタoP.1-13
480 TELEFUNKEN AWT8022 STEREO
黒地に金の扇レーベル フラット・プレス
独オリジナル
7インチのみの発売
盤:M ジャケット:M
トリオ・ デ ・ トリエ ステ
ハイドン ピアノ三重奏曲 1番 ト長調
481 DECCA VD 646 MONO 45RPM
紫地に銀文字 フラット重量盤
独オリジナル
7インチのみの発売
盤:M ジャケット:M
グリラ ー 弦楽四重奏団
ハイドン 弦楽四重奏曲 op.3-5「セレナード」
482 DECCA VD607 MONO 45RPM
紫地に銀文字 フラット重量盤
独オリジナル
7インチのみの発売
盤:M ジャケット:M
5,250
4,800
5,500
5,500
ク ラ ラ ・ エ ヴ ァー ス(S ) ハン ス・ ロ ー レン (P ) 7インチのみの発売
ブラームス 歌曲集 5曲
盤:M ジャケット:M
ETERNA
520
141
MONO
45RPM
483
青地に黒文字
独オリジナル
4,500
マリア ・ カラ ス
ヴェルディ 歌劇「マクベス」より
2曲のアリア
484 COLUMBIA SEBQ 207 MONO 45RPM
青地に銀文字
伊オリジナル
伊 7インチの珍しい1枚
盤:M ジャケット:M
5,800
エ リカ・ ケー ト(S ) ジ ェラ ルド ・ ム ー ア (P )
J.S.バッハ カンタータBWN518より
シューベルト アヴェ・マリア
レーガー マリアの子守唄
485 EURODISC STPL 18841 STEREO 45RPM
白地に黒文字 ステレオマーク
金色ステレオステッカー貼りジャケット
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
カラ ス ・ ゴ ッビ ステ フ ァノ セラ フ ィン
レオンカヴァルロ 道化師
衣装をつけろ ほか
486 COLUMBIA SEBQ 174 MONO 45RPM
青地に銀文字
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
ゼ ー フ リー ト ウェルバ
コルネリウス クリスマスの歌Op8
クリスマス・ツリー
羊飼いたち
聖なる三博士たち
487 シメオン
子供の友キリスト
みどり児キリスト
DGG F 76115 MONO 45RPM
M33▽レーベル フラット重量盤
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
ゼ ー フ リー ト ウェルバ
シューベルト アヴェマリア セリフケイト
DGG EPL 30128 MONO 45RPM
488
M33▽レーベル フラット重量盤
独オリジナル
ゼーフリートの7インチ盤 レア!
盤:M ジャケット:M
エ ルナ・ ベルガー (S ) シ ェルツ ァー (P )
J.S.バッハ アンナ・マグダレーナ・バッハのた
めの音楽帳 2曲
シューベルト ます アヴェマリア
489
ELECTROLA E 41687 MONO 45RPM
赤地に黒文字 フラット重量盤
独オリジナル
盤:M ジャケット:M
6,800
4,200
5,250
6,300
5,250
69/76
エ ルナ・ ベルガー (S ) シ ェルツ ァー (P )
ゴ イザー (cl )
岩の上の牧人
490 ELECTROLA 7RW 522 MONO 45RPM
赤地に黒文字 フラット重量盤
独オリジナル
盤:M 共通ジャケット:M
エ ルナ・ ベルガー (S ) シ ェルツ ァー (P )
ゴ イザー (cl )
岩の上の牧人
491 ELECTROLA 7RW 522 MONO 45RPM
赤地に黒文字 フラット重量盤
独2版
盤:M 共通ジャケット:M
ギ ュン ター ・ ラ イプ (Br )
ギ ュン ター ・ フ ィリップ (P )
ヴォルフ ミケランジェロ歌曲集
492 ETERNA 520 198 MONO 45RPM
青地に白の扇レーベル フラット重量盤
独オリジナル
7インチのみの発売
盤:M ジャケット:M
ルー ト・ ラ ン グ(A)
ウィルヘルム ・ ヒュー ブ ナー (P )
シューマン ヴォルフ 歌曲集
493 ETERNA 520 158 MONO 45RPM
青地に白の扇レーベル フラット重量盤
独オリジナル
7インチのみの発売
盤:M ジャケット:M(盤面のふくらみ)
7,350
4,500
2,800
1,500
ワルター・ルートヴィッヒ(T) ボブル(P)
盤:M ジャケット:M
ベートーベン 歌曲集~君を愛す くちづけ ア
デラーデほか 全5曲
494 DGG SEPL 121 016 STEREO 45RPM
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
独オリジナル
5,800
ワーグナー オペラ特集
【ワーグナー オペラ作品特集】
新入荷の人気商品をリストに掲載いたしました。
ワーグナーの壮大な世界に想いを馳せてみるのはいかがでしょうか?
初期作品から順にリストに掲載しています。
フ リッツ ・ ワイス&ベルリン 放送S O
K=W..ベーム L.A.ワイコッフ
J.グラインドル E.ステイナー W.H.モザー
495 歌劇「リエンツィ」(全曲)
EURODISC 88617-8 2LP STEREO
ゴールド・ラベル
独オリジナル
1974年、ベルリンでの録音。
盤:M 箱:M 解説書付
コ ン ヴ ィチュニー ベルリン 国立歌劇場O .
G.フリック M.シェヒ R.ショック S.ワーグナー
F.ヴンダーリッヒ
D.フッシャー=ディスカウ
歌劇「さまよえるオランダ人」全曲
ELECTROLA STE 91056/58 3LP STEREO
白地に赤文字 金の輪
496
独オリジナル
録音:1960年、ベルリン
序曲の冒頭から生々しい響きでスケールの大きなオランダ人が展開する。
そして分厚い響き。コンヴィチュニーとベルリン・シュターツカペレの演奏は、テンシ
ョンが高く、ゲヴァントハウスを振る時よりもハイテンション!そしてそれが「オランダ人」に
ピッタリとマッチする。歌手も、今では考えられないオール・ドイツ人キャスト。
フィッシャーディスカウのオランダ人はやはり巧い。そしてフィッシャーディスカウの
声と対比しているようなゴットロープ・フリックのダーラント。人間味あふれるような
12,600
温かく太い声。舵取りを歌っているのはフリッツ・ヴンダーリヒ。美しいテノールの歌。たい
へんな贅沢。そして、やはり、このオペラの主役はコーラス。暗さと強さと迫力
に満ちたベルリン国立歌劇場合唱団の歌声。第2幕の糸つむぎの合唱や第3幕
の有名な「水夫の合唱」は、さすがの聴きごたえ!”特に「水夫の合唱」はド迫力
で迫ってきます! 60年代初期のELECTROLAの盤質によって、盤面のふくらみ
がありますが非常に軽い。 価格改定 35,000→12,600 盤:M 箱:M 解説書付
サヴ ァリッシ ュ&バイロ イト祝祭O .
J.グラインドル A.シリア F.ウール R.フィッ
シャー G.パスクダ
F.クラス
歌劇「さまよえるオランダ人」全曲
497
PHILIPS 835 104-6 3LP STEREO
1,3枚目マローン地に銀文字 2枚目HIFI
STEREOレーベル
蘭オリジナル&2版
蘭オリジナルと2版の混合セットですが、2版はごく初期のもので、
オリジナル・プレスと遜色ない音質。見た目のラベルの違いで、お値段が
こんなにお得です。また、2枚目でごく短い断続的な軽いティック
3枚目でごくかるいティックで、超特価で!31,500→14,700
盤:M~NM 箱:M 解説書付
7,350
70/76
12600
ク レン ペラ ー NP O
T.アダム A.シリア M.タルヴェラ
G.ウンガー A.ブルマイスター
歌劇「さまよえるオランダ人」全曲
ELECTROLA SMA 91763-5 3LP STEREO
金色地に白のニッパー
独オリジナル
クレンペラーの1968年、ロンドン録音
独欧作品にあれほどの名盤を遺した指揮者でありながら、結局、スタジオ録音盤
でワーグナーのオペラを全曲を遺したのは、このオランダ人だけではないでしょう
か。このオペラ全曲録音には、クレンペラーの並々ならぬ想いがあったと云われま
すが、たしかに、交響曲や管弦楽曲といったほかのオーケストラ作品のジャンル
でも聴けないこの指揮者の集大成的な凄みが宿っています。演奏を聴き終わった
後に、クレンペラーの魂の刻印が押されたかのように感じることもあります。
この音盤を聴いていると、まだ20代の意欲旺盛な若いワーグナーの溢れるエネルギーに
満ちた作品とクレンペラーのスケールの大きな音楽の捉え方、そして、両翼
・奥行きの広いEMIの優秀なステレオ録音技術の3者が噛み合った名盤と思います。前者
2者だけでは、ここまでの歴史的な音盤には仕上がらなかったと思います。
演奏家の優れた才能と高い録音技術があれば歴史的音盤ができるというものでもないよ
うに思います。この音盤に重要な要素だったのは、タイミング。クレンペラー
10,500
の芸風を考えると、齢83という年齢はやや高齢。せめて、もう5年早く(若く)という
気持ちはあります。この音盤の演奏内容も十分クレンペラーを堪能できるのですが、全編
に漲る集中力はきっともっと一段高くなったと思います。結果、より劇的要素の高い演奏と
なったのではないかと想像します(第2幕、3幕に比べ、第1幕がちょっ
と弛緩していると感じます)。しかし、5年早ければ、録音技術がまだ追いついてい
ない。これほどのスケールを収容できる技術はEMIでもまだなかったと思います。
技術の発展と演奏家(指揮者)の老いという相反する要素がぎりぎりのタイミング
で結実したということでしょう。著名な実力派の歌手で固めた主役陣は安定感あり
ます。そんななか、クレンペラーが自らこの録音のために選んだと言われるゼンタ
役のアニア・シリヤは、声に若さと張りがあって、このオペラを支配する悲劇性に良
く対比しています。ドレスデンで初演された時の1843年ドレスデン版に依ってい
ます。晩年の深いクレンペラーの境地を聞く1セット。盤:M 箱:M 解説書付なし
ク レメン ス・ ク ラ ウス ミュン ヘン 国立歌劇
V.ウルスレアック H.ホッター G.アーン
歌劇「さまよえるオランダ人」抜粋
BASF 1021528-5 MONO
赤地に黒文字
1944年録音 ヒトリカル・レコーディング
演奏を聴いてみると、改めてクラウスの音楽性の凄さに驚かされます。彼の音楽は生粋の
ウィーンの響き!!どこをとってもウィーの香りに溢れています。やはり紛れもなくクラウス
はウィーンが生んだ巨匠の一人です。この演奏でもその音色は変わ
りません。最初はワーグナーの演奏としてはやや異質な音かなとも思うのですが、聴き進
んで行く内にその思いはすっかり払拭されていきます。そして展開されるドラマの見事さ!
これまで聴いてきた剛毅で重厚な音色とはまた違った、男と女の人間ドラマが繰り広げら
れます。しかしここで聴かれる横の空間的な広がりは面白い!今までこのような広がりを
持った「オランダ人」は聴いたことがありません。
以前にオットー・クレンペラーがウィーン・フィルを指揮したベートーベンの5番(68年録音)
がこのように横に広がる壮大な空間を感じさせてくれた演奏でしたが、それ以来の経験で
す。ハンス・ホッターのオランダ人に、ウルスレクのゼンダ!ホッターのオランダ人は他の
指揮者との録音も多くあるのですが、クラウスの指揮棒で聴くと、不思議にどろどろとしたオ
ランダ人の怨念のようものをあまり感じません。ウルスレクも良く歌ってます。ヴァルナイと
はまた違った艶が声にあり、それが一層女性の煩悶を感じさ
せてくれます。しかしこういった演奏を聴くと、ますます彼が生涯に一度だけバイロイトで
歴的名演!
盤:M ジャケット:M
498
499
ア ルトゥー ル・ ロ ー ター
ベルリン放送SO ベルリン・ドイツ歌劇場合唱
団
W.ルートヴィッヒ K.S.ワルター M.ロレンツ M.
500
ライニング
ワーグナー 歌劇「タンホイザー」全曲
BASF 22 22119-9 2LP MONO
赤地に黒文字 BASFレーベル
ケン ペ ベルリン ・ ド イツ 歌劇場O .
フランツ メッテルニッヒ ショック クッシェ 他
ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」抜粋
ELECTROLA STE80470 STEREO
501 白地に赤文字 金の輪
独オリジナル
5,400
7,350
独ELECTROLAの最初期ステレオ盤、録音は1959年の3月。
この録音はハイライトのみであるが、「ラインの黄金」の録音の最高の演奏の一つと言って
いいだろう。ベルリンドイツ歌劇場のオペラ的呼吸の見事さ、ケンペの作りだす音楽の素
晴らしさ、歌手のレヴェルの高さも相まって、全曲盤がないのが惜しまれる。しかし、この
1枚のアルバムに込められたワーグナーの世界は素晴らしい。フラット重量盤のレコード
15,750
からは、ELECTROLAの一番良い時期のステレオ・サウンドを聞くことが出来るのである。
極めてレアな1枚です。この時期の避けて通れない盤面のふくらみを考慮して、当初の
価格の半値で販売いたします。 3,1500→ 15,750 盤:M ジャケット:M
ブ ルー ノ ・ ワルター VP O
録音:1938年 1935年
ブ ルー ノ ・ セイド ラ ー ・ ウィン ク ラ ー &
ワルター&VPOの録音したワルキューレの録音すべてに、ウィンクラーの録音を合わせて
ベルリン 国立歌劇場
全曲盤に仕立てたセット。何といっても雄渾なワルター&VPOの指揮が素晴らしい!しか
レーマン フッシュ フレッシュ クローゼ メルヒ し、補完の役目をしているウィンクラーの演奏も決して悪くない。非常に格調高いワーグナ
オール ホッター他
ー演奏を聴くことが出来るのだ。ウィンクラーは1923年に、世界で初のベートーベン 第九
を全曲録音という偉業を成し遂げたことで有名。当時のSPで15枚組。指揮も素晴らしいが
502 ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」全曲
ELECTROLA E 80686-8 3LP MONO
、ここに登場する、ワーグナー歌いたちの朗々とした歌声を聴くと、この時代の歌手のレヴ
赤地に黒文字 白でELECTROLA
ェルの高さを痛感せずにはいられない。ここには、ワーグナー歌劇の黄金時代を築いた、
独LP化初出
見事な歌唱を堪能できる。(独盤特有の盤面のふくらみ少々ノイズにはならないが
大きくヴォリュームを上げるとローで聞こえる。しかし、非常に微細で無視出来る程度。)
この時期の独盤は非常に多い。盤:M 布張り箱:M 解説書付
71/76
9,450
ア ルベルト・ コ ー ツ 、ロ ベルト・ ヘー ガー
LSO
メルヒオール テッスマール レイス 他
ワーグナー 楽劇「ジークフリート」1幕 2幕
ELECTROLA 80744-5 MONO
503 赤地に黒文字 白でELECTROLA
独LP初出
ヨッフ ム バイエ ルン 放送S O
クッパー ブラウン フェヘンバーガー
ワーグナー 楽劇「ローエングリン」全曲
ETERNA LPM1026-30 MONO
504 青地に黒文字 白文字でVEB LIED DER ZEIT
フラット重量盤
東独オリジナル
ヨッフ ム バイエ ルン 放送S O
クッパー ブラウン フェヘンバーガー
ワーグナー 楽劇「ローエングリン」全曲
ETERNA 820 007-11 5LP MONO
505 白地に濃紺文字 12時位置にETERNA
フラット重量盤
東独2版
ケン ペ バイエ ルン 国立歌劇場O .
G.ヴィンセント M.シェヒ M.クローゼ A.ベー
ム
506 H.ベーメ V.ヴォルフ
ワーグナー 歌劇「ローエングリン」全曲
BASF 40-22326-4 4LP MONO
赤地に黒文字 BASFレーベル
電気吹き込みの初期、資材調達の面でも経済的な観点からも、ワーグナーのオペラの全
曲
レコードを作るなどは考えられないことでした。しかし特定の場面の抜粋なら可能であり、
グラモフォン・カンパニー(現EMI)は相当な数のワーグナーのハイライト・レコードを制作
し、
6,800
徐々に録音された場面が揃ってゆきました。このレコードにまとめられたジークフリートの
名
演は、当時の最高のワーグナー・テノールであったメルヒオールを中心に据えて、ロンドン
の
歌劇場で録音されたものです。指揮者は二人、ヴォータンは二人ミーメは一人の代表的な
ワーグナー歌手が担当しています。メルヒオールのヒロイックな歌唱は圧倒的です。 世紀
レア!
1951年発売 DGGへの録音 東独マーケットへの最初期プレス
スタンパーは1953年DGGのもの LP33レーベルのスタンパーを使用。ヨッフム指揮の幻の
「ローエングリーン」「ローエングリーン」初のLP全曲録音で、巨匠オイゲン・ヨッフムの数
少
23,000
ないワーグナーの全曲録音の一つ、1953年にLP発売されて以来、姿を消したままの
「幻のローエングリン」です。なによりヨッフムとバイエルン放送交響楽団の組み合わせに
注目。このコンビのブルックナー同様の名演が聴けます!歌手は大戦中から戦後にかけ
て
第一線で活躍した人たちばかり。モノラル後期のセッション・レコーディングのため、音質
レア!
1951年発売 DGGへの録音 東独マーケットへの最初期プレス
スタンパーは1953年DGGのもの LP33レーベルのスタンパーを使用。ヨッフム指揮の幻の
「ローエングリーン」「ローエングリーン」初のLP全曲録音で、巨匠オイゲン・ヨッフムの数
少
12,600
ないワーグナーの全曲録音の一つ、1953年にLP発売されて以来、姿を消したままの
「幻のローエングリン」です。なによりヨッフムとバイエルン放送交響楽団の組み合わせに
注目。このコンビのブルックナー同様の名演が聴けます!歌手は大戦中から戦後にかけ
て
第一線で活躍した人たちばかり。モノラル後期のセッション・レコーディングのため、音質
1951年歴史的録音。
盤:M 箱:M 解説書付
8,400
カー ル・ ベー ム バイロ イト祝祭管弦楽団
ニルソン、ヴィントガッセン ヴェヒター
ルートヴィヒ タルヴェラ ヒーター
楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲
DGG SLPM139 221-5 STEREO
チューリップ Made in Germany
独オリジナル
1960年代バイロイト黄金期のピークを記録し、1967年度レコードアカデミー大賞を受賞し
た
名盤「ベームのトリスタン」。長年、このオペラの最高峰と言われて高い評価を維持し続け
ているホットな名演奏です。キャストはもう完璧と言ってよく、この時期まさに絶頂期にあっ
た主役のふたり、ニルソンとヴィントガッセンを中心に、ヴェヒター、ルートヴィヒ、タルヴェラ
、ヴォールファールトと素晴らしいキャストが揃い、新進時代のシュライヤーが若々しい美
声の水夫役で花を添えています。
507
19,800
ベームの強烈な緊張感をみなぎらせた指揮も大きなポイント。「実演で燃えるベーム」の
特徴を最高度に伝える演奏として有名なものですが、当初は聴衆無しのセッション録音
を企画していたメーカーをベーム自身が「ぜひライヴで」と説得、3日間のゲネプロに1000
人
の聴衆を招き、1日1幕ずつ通しで収録されたと伝えられています。この録音は、マスター
テープの影響か、レコードとCDの音質差が激しいとされている。また、LPでは、104番号
が多く出回っていますが、本当のオリジナルはこのSLPM番号。
ごく初期の製造分しか存在しないので、滅多に入荷することはない。こちらの音質差も、
カイルベルト バイエ ルン 国立歌劇場O .
マイスタージンガーは途方もないほど大規模なオペラです。出演者も多く、そのすべてに
ウェイナー、ホッター、クッシェ、メッテルニッヒ、 最
トーマス
高のレベルを達成するのは至難の業でしょう。レコードも、完璧と呼べるものはありませ
ワトソン、ベニンゲン
ん。
ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスター いっぽう、市販されているすべてのレコードに何らかの魅力があるとも言えます。そのなか
ジンガー」全曲
で、これは、とお勧めしたいのが、このカイルベルト盤です。第二次大戦で空襲で壊滅した
508 EURODISC 70650XR 5LP STEREO
15,750
バイエルン国立歌劇場の再建再開記念上演として行われた公演からの実況録音です。
グレイ地に黒文字 布貼りボックス
このレコードの魅力は雰囲気であると思います。ワーグナーの雰囲気、歌劇場の雰囲気、
独オリジナル
再開記念公演の雰囲気・・・。超越的でない、人が生き、暮らす世界の内側に在る歌劇場
での上演を生々しく捉えた録音は、喜劇であるマイスタージンガーに相応しいものだと思
います。歌手も、突出した人はいませんが、おしなべて好演。そのバランスと自然な中に、
心温まる感動のあるところが良いのです。
盤:M 箱:M 解説書付 (盤面に独盤特有のふくらみが出ているため特価で販売。)
72/76
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ VP O
シェフラー エーデルマン デルモータ デーン
ヒ ギューデン 他
ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスター
ジンガー」全曲
TELDEC NA 25035D/1-5 5LP MONO
青地に黒文字
509
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ VP O
シェフラー デルモータ
ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスター
ジンガー」第3幕より
独DECCA LW5101 MONO
510
艶黒レーベル地に金文字 半円部分にラージ・
デッカ文字
フラット重量盤
独オリジナル
ラ イトナー ヴ ュルテ ン ブ ルグ国立歌劇場
O.
ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージン
ガー」
511 ~第1幕への前奏曲
歌劇「タイホイザー」~序曲
DGG LP 16028 MONO 10インチ
背表紙青テープ貼りジャケット
M33四角囲みレーベル フラット重量盤
独初期プレス
ブ レー ズ バイロ イト祝祭O .
キング クラス ジョーンズ スチュワート
リッダーブッシュ
マッキンタイヤ ヘフゲン
ワーグナー 楽劇「パルシファル」全曲
DGG 2720 034 5LP STEREO
512 BIUE NITE
独オリジナル
ク ナッパー ツ ブ ッシ ュ ウィー ン po
トレプトゥ(T)
ワーグナー 楽劇「パルシファル」より
第1幕への前奏曲 / 舞台転換の音楽
513 花の乙女たちの場「来れ、優しい子」
独DECCA LX3036 MONO 10インチ
オレンジ地に金色のエンブレム
フラット重量盤 独オリジナル
1 9 6 0 年以降のバイロ イト音楽祭
DGG 272112 2LP STEREO
BLUE LINE
514
このスタジオ録音は当初は前半部分だけが録音されて、それだけで発売されるという今で
は信じがたいやり方でリリースされました。全曲はLXT 2659-64で連番で揃いますが
、実は同年早い番号があり第1幕LXT2646-7、3幕LXT2648-50と幕ごと別々に発売。
さすがのDECCA社も第2幕だけ別に出してもまずいと判断したのだろう。第2幕は単独で
出さず、全曲としてLXT2659-64の6枚が発売。この録音はクナにしては非常におとなし
い(?)演奏、ザッハリヒカイトなワーグナーとも言われています。歌手は往年の名歌手が
顔を揃えていて、作品としては楽しめる出来。この録音で評価が割れるのは、もっぱらクナ
らしくないという点なのです。なので、英オリジナル(LXT)を見つけても、つい手が出ずに、
今までこの演奏を聞かずに今日まで来た、という方はけっこういらっしゃいます。かといって
CDで聞くのはもっと気乗りがしないでしょう。(音がペラペラ薄い)このリカッティング
のフレッシュな音質で、クナッパーツブッシュ&ウィーンフィル1950,51年録音の「マイス
ター
ジンガー」を聞いてみませんか?このスタジオ録音、クナは録音に際して、ほとんど練習
らしい練習はしなかったそうですから、その事を考えるといかにクナがこの作品を手中に
収めていたか、また、当時のウィーンフィルの力量の凄さにも驚かされます。
盤:M
箱:M 見開き解説紙付
この10インチは3幕のハイライト、クナのエネルギーがみなぎっていた
この時期。当時発売されたレコードで、その演奏内容に触れてみたい、
という方もおられるでしょう。全曲はあまりに高価なので、この10インチで
その雰囲気を味わっていただけたら。要は長さではなく満足度で。
独初期DECCAの音質は、陰影が深くて素晴らしい。
盤:M ジャケット:M
9,450
5,250
盤:M 見開きジャケット:M
4,200
1970年のバイロイト音楽祭を騒然とさせたブレーズの「パルシファル」の上演。このレコー
ド
は、その上演と並行してレコーディングされた。1950年代、60年代、このオペラの世界観を
表出するかのように、それまでは、オーケストラ演奏はドロドロしているものが多かった。
ブレーズは、そこを解放してくれた。ワーグナーの書いた精緻な音は、実はこのようであっ
たのかと改めて認識させられる。ライト・モティーフの精妙、複雑なからみ合いが非常に聴
13,650
き
取りやすいので、音によるドラマが手に取るように理解できるのです。また、その劇的場面
での迫力はすさまじいものがあり、CBS時代に演奏されたバルトークやベルリオーズの「幻
想」を思い出していただきたい。ただ、この音楽への基本解釈はブレーズの澄み切った世
界
観が支配している。一切もたれることなく、時間の長さを感じることなく、音楽が素直に感じ
られるのである。ある意味、クナッパーツブッシュと対極にある演奏だが、クナ盤とこの2組
録音:1950年
独プレスの10インチ 英国初版ジャケット入り
盤:M ジャケット:M
6,300
ワーグナー 歌劇「さまよえるオランダ人」~スチュワート、ジョーンズ、リーダーブッシュ
ベーム&バイロイト祝祭O. 1971年
ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~トーマス W.ボルン&BPO
1963年
ワーグナー 歌劇「タンホイザー」~ディスカウ ゲルデス&ベルリン・ドイツ歌劇場O.
1968年
ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ」~ニルソン タルヴェラ ヴェヒター
ヴィントガッセン
ベーム バイロイト祝祭O. 1966年
ワーグナー 楽劇「パルシファル」~キング スチュワート
ブレーズ&バイロイト音楽祭O.ここに収められた録音は、1960年以降、バイロイト音楽祭
で
メルクマールとなった代表的上演の実況録音あるいは同時期に録音されたものです。
ゲルデスの「タンホイザー」は上演終了後に、プロデューサー自らが舞台に出た歌手をそ
の
まま起用したもので、その上演の興奮と雰囲気を見事に伝えてきます。60年以降のバイロ
イト音楽祭は、ベームを中心として大きな変換を遂げた時期です。こうして通して聞くと、あ
73/76
4,500
バイロ イト音楽祭における 1 0 0 年
DGG 2811010 MONO/STEREO
BLUE LINE
515
キ ルステ ン ・ フ ラ グスター ト&
ラ ウリッツ ・ メルヒオー ル
比類なきワーグナーの二重唱集!
「トリスタンとイゾルデ」~愛の二重唱
「ローエングリン」~結婚式の室内シーン
「パルシファル」~クンドリーとパルシファルの
516 二重唱
マッカーサー&サンフランシスコ歌劇場 1939
年
マッカーサー&RCAビクターSO 1940年
RCA VIC1681 MONO
ピンク地に黒文字 白でRCA
楽劇「ローエングリン」~フランツ・フォルカー 指揮とオケ不詳 1927年
楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」
~ヨゼフ・フォン・マノワルダ 指揮とオケ不詳 1921年
楽劇「トリスタンとイゾルデ」
~マルガレーテ・クローゼ ローター&BPO 1954年
楽劇「ワルキューレ」~マックス・ロレンツ ローター 1943年
楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」
~ハンス・ホッター ヘーガー&ベルリン・ドイツ歌劇場 1942年
~ヴィントガッセン ライトナー&ミュンヘンPO 19955年
歌劇「タンホイザー」~リザネック ライトナー ミュンヘンPO 1955年
楽劇「ジークフリート」 ヴァルナイ ライト&バイエルン放送SO 1954年
楽劇「パルシファル」~
ヨゼフ・グラインドル ライトナー ヴュルテンブルグ国立歌劇場 1952年
楽劇「トリスタンとイゾルデ」~ニルソン ベーム バイロイト祝祭O.
ワーグナー生誕100年祭にふさわしい1枚。
ここに収録された前半の音源は、単独ではなかなか聞くことの出来ない
珍しいものばかりです。古きを尊ぶのではなく、この時期にしか聞けなかっ
たワーグナー演奏があったことを、これら音源は証明しています。
ワーグナー歌手と言われた、歌い手のレヴェルの高さと、ワーグナーと
一心同体となって作品に没入する姿に鳥肌ものです。
60年以降の歌手は、作品とある程度の距離を置きながら、表現力に磨き
をかけていきました。盤:M ジャケット:M
キルステン・フラグスタート(1895~1962)とラウリッツ・メルヒオール(1890~1973)の二
人は、20世紀最高のワーグナー・コンビとして知られます。1935年から41年にかけて、ア
メリカのメトロポリタン歌劇場を中心に行なわれたこの二人の顔合わせは、イタリア・オペラ
をしのぐほどの高い人気を得ました。このCDに収められたのは、その時期にRCAレコード
によってスタジオ録音された二重唱集です。当時のアメリ
カではオペラ全曲の商業録音が行なわれていなかったため、これらの抜粋がこの
コンビによる貴重なスタジオ録音となりました。 盤:M ジャケット:M
4,500
4,500
デ ィー ト リッヒ・フ ィッシ ャ ー =デ ィスカウ
特集
フ ィッシ ャ ー =デ ィスカウ特集
2012年、惜しくも亡くなった稀代の名バリトン、フィッシャー=ディスカウの初期盤を通じて、偉大な芸術に触れてみたいと思います。リートは
非常に繊細で奥深い芸術です。冬の動きの止まったような、静寂の中で聞くリートはまた格別です。心情的にも、環境的にも、その世界に
入りやすく、じっくり味わえると思います。ここの多くあるWALP番号のフィッシャー=ディスカウ録音は、彼が20代の時の録音です。驚くべき
ことは、20代にすでに、歌唱は完成しているということです。完結していたにも関わらず、あらたな歌の世界を切り開いていこうとする挑戦
の精神、より深く、より高みに達しようと、生涯磨きあげた歌唱の連続。その軌跡をレコードに残したのが、フィッシャー=ディスカウでした。
若き日の張りのある輝かしい声で歌われたエレクトローラ録音を中心に、80年代の録音まで、その芸の幅と表現力に聞き入ってみてく
ださい。
フ ィッシ ャ ー =デ ィスカウ ク ルー スト
ベートーベン 歌曲集
ELECTROLA WALP1509 MONO
赤地に金文字 半円ビッグ・ニッパー
6時位置にM33四角囲みレーベル(WALP最初
期ラベル)
517
フラット重量盤 見開きジャケット
独オリジナル
Side1
5月の歌 / モルモット / 新しき愛 新しき命 / メフィストの蚤の歌 / 寂しさの喜び /
あこがれ / 彩られたリボンもて / きみを愛す / アリエッタ:この暗き墓場に
Side2
感謝 / 希望に寄す / アリエッタ:接吻 / アデライーデ
フィッシャー=ディスカウが1950年代に録音したベートーベンの歌曲集
素晴らしい完成度と若々しい声が魅力。
1950年代、録音当時、30代前半のフィッシャー=ディースカウは、過度の演出を避け、
淡々としかし美しく歌い上げる。60年近い経年はありますが、盤のよごれ等が少々ある
だけで、溝自体は非常にコンディションは非常に良く、ほんとんど未使用に近いのでは
ないかと思われます。WALP最初期の見事な音質。 盤:M ジャケット:NM
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ム ー ア
シューベルト 歌曲集「美しき水車小屋の娘」全
518 曲
DGG 2530 544 STEREO
BLUE LINE
独オリジナル
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ム ー ア
シューベルト 歌曲集「冬の旅」全曲
ELECTROLA E 90001-2 2LP MONO
赤地に黒文字 白文字でELECTROLA
519
フラット重量盤 独2版
録音:1971年
声楽家としての円熟度、ムーアの完璧とも言えるピアノ伴奏。アナログ録音として極めて優
れていること。もうこれ以上の「水車小屋」は出ないと思える完成度は、今聞いても変わる
こ
とがありません。この曲の名盤です。盤:M ジャケット:M
録音:1955年1月13-14日
ベルリン・ツェーレンドルフのゲマインデハウスにおけるモノラル録音。
当時30才でこの曲の初録音。のちの精神の深淵をのぞきこむような世界はまだ。
リリカルな流れと低い声の出し方が落ち着いた印象を与える。青年フィッシャー=ディスカウ
の記念すべき「冬の旅」デビュー!この時期の歌唱スタイルとして見事な完成度。
独ELECTROLAは、特に声が素晴らしい2版でも十分な音質。お勧めの1セット。
盤:M 箱:M 解説書付
74/76
9,450
4,500
7,350
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ム ー ア
シューベルト 歌曲集「冬の旅」全曲
ELECTROLA STE91239/SME91240 2LP
STEREO
白地に赤文字 金色のリム
520 1枚目独オリジナル
2枚目独2版
録音:1962年11月10,14日、ベルリン ステレオ録音
この時フィッシャー=ディスカウ37才。ホッターの深々と落ち込んでいく歌唱とは逆に、輝か
し
い声と明るいロマンティスズムを打ち出しており、表現も深みが増している。
多くの愛好家の共感を呼んだ初期の名盤。これを聞いた後、ホッター盤を聞くと、老年の
回想記のように聞こえてくる。フィッシャー=ディスカウの歌唱は、まさにミュラーの詩の世
界
にマッチしていると言えましょう。ほとばしるパッションも秘めた歌唱は素晴らしいの一語に
尽きます!以降、フィッシャー=ディスカウの様々な録音が登場しますがこのスタイルで歌
わ
れた「冬の旅」のメルクマール。おそらく初版の後期に製造されたセット。2枚目はSMEのラ
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ム ー ア
シューベルト 歌曲集「冬の旅」全曲
521 ELECTROLA SME91239-40 2LP STEREO
白地に赤文字 金色のリム
独2版
録音:1962年11月10,14日、ベルリン ステレオ録音
箱、ラベルともに2版 この時期は盤の材質も変更になって盤面のふくらみ
も見られなくなります。盤:M 箱:M 解説書付
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ バレン ボイム
シューベルト 歌曲集「冬の旅」全曲
DGG 91041-2 2LP STEREO
BLUE LINE
522 独オリジナル
録音: 1979年1月 ベルリン、スタジオ・ランクヴィツ
バレンボイムの良く響く詩的なピアノに呼応して、ディスカウもテンポを揺らし、表現の幅を
縦横無尽に広げていった「冬の旅」。それによって歌の世界もガラリとイメージを変えてくる
。これだけピアニストの個性に合わせて、歌の表現を変えられるのもフィッシャー=ディスカ
ウの実力の内なのだと思う。楽譜からもっとも離れたところまで、表現主体で曲に肉迫した
「冬の旅」と言っていいだろう。ブック・クラブ盤につき特価。
製造はまったく同じラインで番号だけブック・クラブ用の番号が振られています。
盤:M 箱:M 見開きジャケット
6,300
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ム ー ア
シューベルト 名歌曲集~
三大歌曲より13曲収録
ELECTROLA WCLP 602 MONO
茶色地に金文字 半円ビッグ・ニッパー
523 フラット重量盤
「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」「白鳥の歌」より有名曲を抜粋したアルバム。
1950年の三大歌曲全部を揃えるつもりはないが、この時期のフィッシャー=ディスカウの歌
唱を、当時の独盤で聞いてみたい。という方にはリクエスト通りのレコードです!この時期
のELECTROLAの音質の素晴らしさに言葉を失います。
人の体温を感じさせる素晴らしい音!1950年代のディスカウのレコードは、リリシズムとロ
マンティックをたたえていて、どこまでも美しい。これから膨大な録音活動と
ステージを経験する大歌手のスタートラインを、このレコードは確認出来るのです。
こちらのレコードも同様に、60年近い経年はありますが、盤のよごれ等が少々ある
だけで、溝自体は非常にコンディションは非常に良く、ほんとんど未使用に近いの
ではないかと思われます。音質も当時のまま聞くことが出来ます。 盤:M ジャケット:M(右上2cm×1.5cm欠け)
8,400
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ム ー ア
ベートーベン はるかな恋人に寄すop.98
シューベルト 「白鳥の歌」第8-13番
HMV ALP1066 MONO
赤地に金文字 半円ニッパー
524 フラット重量盤
英オリジナル
録音:1951年 ロンドン、アビーロード・スタジオ
A面にベートーベンの連作歌曲「はるかな恋人に寄す」op.98
B面には、「白鳥の歌」より後半の6曲のみが収録されてます。
歌曲「遥かなる恋人に寄す」で聞かせるフィッシャー=ディスカウの歌唱は、感情を
抑えながら、自然にわき起こる憧れを見事に歌い上げています。これが26歳の青
年の歌唱とは信じがたいのですが、やはりこの時期にしか聞けない若さほとばしる
エネルギーがここにはあります(特に白鳥の歌に顕著)しかし、欠点は見つからず、
この時期としての完成した歌唱を聞くことが出来ます。天才の仕事とはこういう
ものなのでしょう。「白鳥の歌」よりの6曲、ディスカウ体当たりの歌唱が感動を
呼ぶます!フラット重量盤の素晴らしい音質。レアな1枚です。 盤:M ジャケット:NM
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ
フ ルトヴ ェン グラ ー H.ク ルー スト
マーラー 歌曲集「さすらう若人の歌」
ブラームス プラーテンとダウマーによる歌
525 op.32
ELECTROLA E 90106 MONO
赤地に黒文字 白文字でELECTROLA
フラット重量盤
独2版
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ デ ム ス
ブラームス 歌曲集
DGG SLPM 138 011 STEREO
526 赤ステレオ
チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
独オリジナル
この番号の初期に製造されたドイツ2版です。
HMVの人の声がクール系だとすれば、この時期のELECTROLAの音はHOTだと
思います。生々しいとも言えます。フィッシャー=ディスカウの歌唱がぐいぐいと迫ってくるよ
うなサウンドに圧倒されます。2版ですが、初期のフラット・プレスで、音質的
には申し分ない出来映え。フルトヴェングラーの伴奏も見事で、この名演の魅力を
あますところなく聞かせてくれる1枚。盤:M ジャケット:M
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ム ー ア
シューマン リーダークライスop.39
HMV BLP1068 MONO 10インチ
赤地に金文字 半円ニッパー
527
英オリジナル
録音:1954年3月10日、ロンドン アビー・ロード・スタジオ
シューマンの作品39の「リーダークライス」は、詩人ヨーゼフ・フォン・アイヘンドルフ(1788
年
―1857年)の詩に付けたリートである。ここでのアイヘンドルフの詩は、おそれを秘めた幻
想
的な情感であり、これこそがシューマンの求めて止まなかったロマンの香り濃厚な世界な
の
である。詩と一体化した、その細やかな陰影に満ちた歌曲として、音楽史にその名を残す
フィッシャー=ディスカウとデムスによる1958年の録音。
ブラームスの歌曲集では、このアルバムを超えるものはないと言われて
いる屈指の名盤です。聞けば聞くほどに味わいの出てくる世界です。
盤:M ジャケット:M
75/76
8,400
6,300
10,500
5,250
7,300
5,400
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ム ー ア
R.シュトラウス 歌曲集
夕暮れよりの夢 / セレナーデ / 明日 / 娘よ、
加えよ
528 優しき像 /ああ、汝はわれなり 他
ELECTROLA WALP516 MONO
赤地に金文字 半円ビッグ・ニッパー
M33四角囲みレーベル フラット重量盤
独オリジナル
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ デ ム ス
R.シュトラウス 歌曲集
DGG SLPM 138 916 STEREO
529 チューリップ ALLE HERSTELLER.レーベル
赤STEREO
独オリジナル
来年2014年は、R.シュトラウスの生誕150年にあたります。
フィッシャー=ディースカウの初期録音によるR.シュトラウスのリーダーはいかがでしょうか
? 若々しい声と、それに加えてライブ的なノリの良さは後のスタジオ録音では見られない
ものです。最初から全集を企画した録音と違い、1曲、1曲に当時のディスカウの思いが
自然に乗っています。この自然に湧き起こる豊かな感興は、この時期だけのもの。また
10,500
、入手の難しい独ELECTROLAのWALP初期製造盤が今回は入荷しており、かつてない
ほどの素晴らしいコンディションです。盤、ジャケットともに素晴らしい品質。 これだけの
品物はなかなか入手が難しいと思います。 盤:M ジャケット:M
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ム ー ア
ヴォルフ アイヒェンドルフ歌曲集
ELECTROLA STE90980 STEREO
530 白地に赤文字 金色のリム
金色ステレオ・ステッカー貼りジャケット
独オリジナル
録音:1959年4月8日、9日 ゲマインデハウス、ベルリン
フィッシャー=ディスカウの真骨頂、ヴォルフのアイヒェンドルフ歌曲集
ドイツ録音につき、ELECTROLA・オリジナルは最高の音質を保証。
盤面に独盤特有のふくらみ有り(これは材質的なものなので避けられない)
音質、内容は最高。価格はバーゲン・プライス!
盤:M, ジャケット:M
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ
ヴ ァイセン ボルン
レーガー 歌曲集
531 DGG SLPM 139127 STEREO
チューリップ Made in Germany
独オリジナル
盤:M ジャケット:NM(左上に2個のカットホール)
フ ィッシ ャ ー = デ ィスカウ ロ スア ン ヘレス
シ ュワルツ コ ップ
ジ ェラ ルド ・ ム ー ア
ジェラルド・ムーア/フェアウェル・コンサート
ELECTROLA SMA91651-2 2LP STEREO
白地に赤文字 金色のリム
独オリジナル
532
A面:R.シュトラウス 歌曲集「商人の鑑』 op.66
B面:歌曲. 見いだしぬ op.56-1 / ばらのおび op.36-1 /
かわらぬもの op.69-3 / 冬の聖歌 op.48-4 / 静かな散歩 op.31-4 / 労働者 op.39-3 /
盲人の嘆き op.56-2 / 帰郷 op.15-5
盤:M ジャケット:M
8,400
5,400
3,675
・モーツァルト:もはや誰も見出せずK.549 / ・シューベルト:夜のすみれD.753
・シューベルト:別離D.957 / シューベルト:夕映えにD.799
・ロッシーニ:ヴェネツィアのゴンドラ競技 / ・ロッシーニ:ペスカ
・ロッシーニ:二匹の猫の愉快な歌 / ・ブラームス:恋人を尋ねて 作品48-1
・ブラームス:甲斐なきセレナーデ 作品84-4 / ・シューマン:踊りの歌 作品78-1
・シューマン:彼と彼女 作品78-2 / ・ヴォルフ:君よ知るや南の国
・ヴォルフ:眠れぬ者の太陽 / ・ヴォルフ:見棄てられた娘
・ヴォルフ:ジプシーの娘 / ・メンデルスゾーン:恋人よ打ちあけてくれ 作品63-1
・メンデルスゾーン:挨拶 作品63-3
・メンデルスゾーン:『ルイ・ブラス』の歌 作品77-3
・メンデルスゾーン:夕べの歌 / ・メンデルスゾーン:舟路
・ハイドン:いとこに / ・ハイドン:ダフネのたったひとつの欠点
・ジェラルド・ムーアの挨拶
・シューベルト:楽に寄すD.547(ピアノ独奏)
1987年3月に87歳で亡くなったジェラルド・ムーアが行った、1967年の引退
記念コンサートです。ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われたこのコン
サートにはシュヴァルツコップ、ロス・アンヘレス、フィッシャー=ディースカウ
といった当代を代表する大歌手が一同に会しました。歌手を巧みにサポート
するピアニストとして、リート演奏史を支え続けた名手が、この日ばかりは
主役となり彼の業績が名手の歌で語られます。
最後に「楽に寄す」がピアノ・ソロで静かに弾かれます。
独ELECTROLAの解説書の素晴らしさも特筆ものです。
盤:M 箱:M 30頁解説書付き
76/76
9,800