共有不動産を代理人から購入する場合の留意点

よくわかる不動産講座 NO.78
売買契約の留意点その５「共有不動産を代理人から購入する場合の留意点」
今回は複数の人が共有している不動産を購入する場合の確認方法、留意点についてお話いたします。どのような
点に注意すべきなのでしょうか。
私達が売主です。
？
大丈夫かな・・・
株式会社
あっぷる
〒173-0023 東京都板橋区大山金井町３７−５
TEL：03-5966-1221（代） FAX：03-5966-1331 MAIL：[email protected]
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よくわかる不動産講座 NO．78
１．共有不動産かどうかの確認
共有不動産であるかどうかの確認は、基本的に不動産の登記簿で確認することが可能です。共有不動産を購入
する場合は、共有者全員と売買契約をしなければ、完全な所有権を取得することができません。
不動産登記簿
甲区（所有者）
山田太郎１/３
山田次郎１/３
山田三郎１/３
いっぱいいますね。
売買契約
買主
売主
株式会社
あっぷる
売主
売主
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２．共有者全員と売買契約をすること
仮に共有者の代表と称する人と売買契約を締結したとしても、本当に代表者なのか、他の共有者が売却する意思が
あるのか不明なため、やはり、完全な所有権を取得できるか心配です。
全員売却することに賛成です。
私が共有者の代表です。
大丈夫かな？
売買契約
売主
買主
どうしても共有者全員が売買契約に立ち会えない場合は、他の共有者の売却意思を確認する必要があります。
実際に面談して確認することが一番望ましいのですが、最低でも電話確認と共有者の代表者に対する「売却手
続きを依頼するための委任状」を確認する必要があります。
委任状には、共有者の実印をついたものに印鑑証明書を添付して頂くのが望ましいでしょう。
株式会社
あっぷる
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委任状
売却に関する手続きは
山田太郎に委任します
山田次郎実印
山田三郎実印
印鑑証明書
山田三郎
印鑑証明書
山田次郎
売買契約
売主
買主
３．親の土地を子供が代理人となって売買する場合
親の土地を子供が代理人となって売買する場合も同様、所有者である親の売却意思確認と親から子供に対する
委任状の確認が必要です。
委任状
子供に印鑑証明書
任せます
親
売主（親）
親実印
売買契約
子供
買主
いずれの場合においても、所有者自身または所有者全員と売買契約をするのが無用なトラブルを未然に防ぐため
の重要なポイントです。
株式会社
あっぷる
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