出逢い ありがとうライブ in 伊勢原 伊勢原市障害者スポーツ大会

【はじめに】
ひときわ激しく感じた今年の残暑と台風でした。季節の変わり目を過ぎ、日増しに秋の深まりを感じる今日
この頃であります。涼しくなってまいりましたが、風邪などお召しになっていらっしゃいませんか。
「みどり」150号発行にあたりまして、先ずはお礼の言葉を述べさせていただきます。
法人、当園の関係者の皆様方に今年度は、様々なお心遣いをいただき日々心強く感じております。ここまで
の行事や地域の活動等に対しご理解とご協力をいただいた保護者、関係各位に改めてお礼を申し上げたいと思
います。ありがとうございました。
みどり園 施設長 菅原 敦
出逢い☆ありがとうライブ in 伊勢原
9 月 17 日に伊勢原市民文化会館にて行なわれた「出逢い☆ありがとうライブ in 伊勢原」を観覧してきまし
た。このライブは歌手であり作曲家でもある平尾昌晃さんが理事長を務める認定 NPO 法人ラブ&ハーモニー
基金が主催する社会福祉コンサートで今までも数多くの街で開催され、人々に笑顔と勇気を与え続けてきたそ
うです。
2 時 45 分に開演となり、伊勢原市出身のアコーディオン奏者・熊坂栄弥さんの素晴らしい歌と演奏でライ
ブはスタートしました。その後も演歌歌手・北川大介さんや可愛らしい女の子のグループ歌手の歌が披露され、
会場は大きな手拍子に包まれていました。ライブの最後はダンスタイムで沢山の観客がステージにあがって音
楽に合わせ思い思いにダンスをしました。司会者の榊原郁恵さんと手を繋いで踊った利用者さんもいて、とて
も楽しい思い出になったと話していました。
この素敵なライブに参加できて、とても楽しく元気を頂くことができました。ライブの開催に関わる全ての
方々に感謝を申し上げます。
(行事担当:池田)
伊勢原市障害者スポーツ大会
9 月 24 日に伊勢原市総合運動公園体育館にて伊勢原市障害者スポーツ大会が行なわれ、みどり園からは、
16 名の利用者さんが参加されました。
午前は30m競争、横一列、思いやりリレー、大玉転がし、玉入れ、午後は綱引き、パン食い競争、大玉送
り、みんなで踊ろう、の競技種目に皆さん全てに参加され、のびのびと体を動かしていました。向上高校のボ
ランティアさんや地域の他施設の皆さんとたくさん交流を持たれ、楽しむことが出来たようです。利用者さん
にお話を聞くと、30m競争やパン食い競争が印象に残ったようです。30m競争では「全力で走ることがで
きて良かった」
、パン食い競争では「獲得したパンを食べることができた」という喜びを感じたようです。この
日の利用者さんたちは、一日笑顔も多く、生き生きとされており楽しんでいる様子がうかがえました。
(支援員:
鳥居)
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一泊旅行焼津方面
6 月 20 日~6 月 21 日、今年度の一泊旅行の第一グループは焼津方面に行ってきました。今回の旅行は、東日本
大震災の影響もあり、例年より約一カ月遅れでの出発となりましたが、無事に行なうことが出来ました。一日目の見
学地では掛川花鳥園に行き、カルガモに餌をあげたり、フクロウのショーを鑑賞しました。また、数名の利用者さん
は、フクロウを腕に乗せたりするなど楽しそうな体験をされていました。その後、宿泊地である焼津温泉へと向かい
ました。今回宿泊したホテルは、改装されたばかりで、とても綺麗で、お部屋からは海が一望でき、心地良い時間を
過ごすことができました。夕食の宴会では、恒例のカラオケで利用者さんがそれぞれの十八番を熱唱され、大いに盛
り上がり時間ギリギリまで楽しまれていました。二日目の見学地は、日本平動物園に行ってきました。とても広い園
内を回り、様々な動物を見たり、触れ合ったりしました。サイが何度も寝転んでは体に泥を付けている光景を近くで
見ることができダイナミックでとても迫力があり、利用者さんも「すごーい」などと言われ、目が釘付けになってい
ました。その後、近くのお土産屋で昼食を食べ、お土産を購入し、沢山楽しまれました。利用者さんにとっては、一
泊旅行は一大イベントであり、この二日間を通して、皆さんの笑顔が多く見られ、楽しまれたのではないかと感じて
おります。また来年もさらに工夫を凝らし、様々な作業に取り組んでいる利用者さんがリフレッシュできるような旅
行を計画していきたいと思っております。
(行事担当:木村)
一泊旅行伊東方面
6 月 30 日~7 月 1 日に、第二グループの伊東方面への一泊旅行が行なわれました。
一日目は「伊豆海洋公園」を見学しました。とても暑い日でしたが、綺麗な花をたくさん見ることができました。
早めにホテルに到着して、皆さんは大好きな温泉にゆったりと入り、夕食は、とても豪華で皆さん美味しそうに召し
上がっていました。食事後は、カラオケをそれぞれ歌われ楽しまれていました。
二日目は、
「箱根園水族館」で、バイカルアザラシのショーを見学しました。とても可愛いバイカルアザラシが様々
な芸を行ない、皆さんとても楽しんで見学されていました。
(行事担当:天野)
納涼祭
8 月 27 日にみどり園納涼祭が行なわれました。今年は計画停電が行なわれる可能性があった為、例年より一週間
遅れての納涼祭となり、節電に協力する為、いくつか変更して行うことにしました。屋台は、節電対策メニューとな
りました。機器の電力消費の激しいアイスと綿飴の替わりに、たこ焼きや駄菓子、ラムネといった新しい屋台を取り
入れる試みをしました。
納涼祭の前日までは不安定なお天気の中の準備で、お祭りができるか心配でしたが、みどり園の利用者さんの行な
いが良かったようで、当日は多少の雨はあったものの天候にも恵まれ、楽しい納涼祭を行なうことが出来ました。屋
台を楽しまれる方、盆踊りを楽しまれる方、出し物をご覧になって楽しまれる方、それぞれの楽しみ方をされていま
した。最後は、納涼祭の目玉の打ち上げ花火を鑑賞して、みどり園の夏を皆さんで過ごすことができました。
最後になりましたが、保護者様を始め、みどり園納涼祭の開催にご協力いただいた全ての方々に感謝を申し上げま
す。
(行事担当:若菜)
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フォトギャラリー
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第三者委員さん来園
9月27日に、湘南西地区の「苦情解決のしくみ」の第三者委員の方が2名来園され、利用者自治会に参加されま
した。長年みどり園に来園して下さっていた第三者委員さんが1名おやめになられ、1名の第三者委員さんは今年、
はじめて来園される方でした。
放送がかかると、自治会が行われる管理棟の会議室には、たくさんの利用者さんが集まってこられ、いつも行なっ
ている自治会の様子を観ていただきました。
議題は「困っていることや楽しかったことについて」や「旅行について」でした。第三者委員さんの前で、
はりきっている利用者さんが多く、沢山の手が挙がり活発に意見を出していました。
第三者委員さんからは、園内の生活のこと、行事、作業などについて質問があり、皆さんは、真剣に返答さ
れていました。特に行事や食事の話題では大いに盛り上がり、様々な意見が出ていました。
(園だより担当:坂
元)
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グループだより
テーマ:
「バザーに向けて」
A グループでは、畑作業・椎茸の栽培・ハガキ作りを中心にバザーに向けて取り組んできました。畑作業で
はさつま芋と里芋の収穫を行なっています。椎茸栽培では原木運び、収穫を行なっています。ハガキ作りでは
紙をちぎりミキサーにかけ、手すきはがきの原料を作っています。各利用者さんは得意な分野に分かれて作業
を行なって頂いています。
また、山口和巳さんの保護者宅から毎年沢山の野菜を頂き感謝しています。今年も利用者さんには、実際にバ
ザー会場に行って頂く予定です。自分たちが作った作品や作物が並ぶのを見ることで、作ることの嬉しさや楽
しさを感じていただけると幸いです。
今年も A グループ全員一丸となってバザーに向けて頑張っていきたいと思います。
(Aグループ:和田)
秋に入りバザーが近づいてくると、利用者さんからバザーを楽しみにされている声が数多く聞かれます。
Bグループでは銀杏と押し花グッズを中心に出品しています。銀杏作りでは、イチョウの木から落ちてくる銀杏
を、臭いに負けずに沢山収穫し、自然の恵みに感謝しながら一つ一つ丁寧に干して作っております。
また利用者さんによっては、バザーに向けての作品作りより、当日の買い物を楽しみにされている方も多くおら
れます。利用者さんひとりひとりたくさんの愛情をこめて作品作りをしている分、お客様の反応も気になっている
様です。バザーの日までBグループ一丸となって少しでも良い作品が作れるよう頑張っていきたいと思います。
(B
グループサブリーダー:小澤)
C グループは、年間を通し、数名の利用者さんを中心に、ビーズを糸に通してつなぎ合わせたのれんを作
成しています。花をモチーフにした作品でその季節を感じて頂いたり、利用者さんの好きな動物の絵柄の作
品で楽しみながら作業を行なって頂いています。
また、バザーに向けて 9 月頃より、和紙の小物や毛糸のボンボンのクリスマスリースなど作成しています。
どの作品も手先の器用な利用者さんと職員の自信作です。今年は更に皆で話し合い協力して、新商品を開発
し出品する予定です、バザーにご来場の際は、是非 C グループの作品を探してみて下さい。
(Cグループサブ
リーダー:大塚)
フォトギャラリー
人事異動
・常勤補助 綿谷 美咲
8月 1 日より清川ホーム 正職員採用
・正職員
澤村 知佳
・常勤補助 峯野 由美子
・常勤補助 稲本 由美子
7 月末日に退職
7 月末日に退職
9月末日に退職
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報告事項
【夏期レスパイトサービス事業】
7月21日から8月31日まで、夏期レスパイト事業を行ないました。今年度は節電に配慮し、8 月 2 日~4 日と
8 月 8 日~8 月 10 日の六日間は成瀬小のプレイルームをお借りして開催しました。その他の日程は例年通りみどり
園内管理棟三階にて行ないました。どちらの会場でも大きな事故なく終了できました。
今年も酷暑の為プールを心待ちにされている方が多く、とても楽しまれているようでした。午後の公園でのハイキ
ングも熱中症対策として炎天下にいる時間を短くしたり、ドライブを中心にしました。水分摂取を小まめに行なって
頂くなどの配慮も行ないました。
(園だより担当:坂元)
たくさんの地域の利用者さんに参加して頂き、全日程を事故なく無事に終えることができました。
【防災の日】
9 月 1 日は防災の日です。みどり園でも東海沖地震を想定した訓練を行ないました。今年は 3 月 11 日に東
日本大震災が発生し、国内外で防災意識が高くなっている中での訓練になりました。
当日は台風 11 号が接近しており、天候を確認しながら訓練を開始しました。園庭へ避難してから広域避難場
所への避難をしようとした所、突然の大雨が降り出し、訓練は中断。食事は、食堂で非常食を食べました。
今年ほど、災害はいつやってくるかわからないことを実感できた年はないと思います。みどり園では、ほぼ毎
月避難訓練を行なっています。その成果があり、毎回の訓練では、しっかりと避難することができています。今
後もいつの日にやってくるかわからない災害に備えて訓練を行なって行きたいと思います。
(防災担当:米満)
【被災地派遣協力】
5 月上旬に菅原施設長の宮城県石巻市への被災地派遣協力に続き、6 月上旬に大塚支援員が被災地の福島県
(原発から10km圏内)から千葉県に避難してきている方々が生活している「鴨川青年の家」の派遣協力に参
加されました。現地の職員に休んで頂くために施設内の生活面のフォローを中心に活動したとのことです。避難
してきている利用者さんは既に避難生活に慣れ、
思っていたよりも落ち着いて生活されていたそうです。そして、
そこでは素敵な出会いがありました。なんと、避難してきている利用者さんの中に以前みどり園に入所されてい
た方がおられたそうです。大塚支援員の派遣期間の後、その方から茅総合施設長宛てに感動的なお手紙があり、
被災という不幸な状況の中ではありますが、意外な再会という喜ばしい驚きもありました。
7 月中旬には再度菅原施設長が、宮城県の被災地派遣に参加されました。前回の派遣先の「ひたかみ園」から
「小国の郷」という仮設住宅に移った人たちの支援を行なったそうです。支援内容としては主に仮設住宅の環境
整備のひさし作りをされました。現地ではいまだ物資の不足や不衛生な環境などまだまだ不自由な生活を強いら
れている方が沢山おられたようです。
今後もみどり園では、被災地の知的障害者の皆さんやその方達を支える職員の皆さんの力になる為に、被災地
派遣に積極的に協力していきたいと思っております。
(園だより担当:坂元)
【祝い♪】
7 月に坂元悠支援員(旧姓:佐藤悠)が結婚されました。
10月に和田良太支援員と澤村知佳支援員が結婚されました。
末永くお幸せに…♪
編集後記
今年は残暑が厳しかったですが、ようやく朝夕は過ごしやすい気温になり、秋が深まってくるのを感じており
ます。震災の影響で例年より遅めの一泊旅行と節電対策で行なった納涼祭と大きなイベントが終わり、利用者さ
んも職員も一息ついている今日この頃です。一休みしたら今度はバザーに向けての準備を本格化させていこうと
思います。また、秋が深まるとともに風邪やインフルエンザなど体調を崩しやすい季節になってきますので、衣
類の調整や、気温・湿度に気を配り、皆さんが健康に過ごせる環境設定を行なって未然に防げるようにしていき
たいと思います。
(園だより担当:坂元・和田)
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