1.図書館利用案内 ★利用資格 どなたでもご利用できます。 (国内在住の方ならどなたでも利用カードを作ることができます。) ★貸 出 本・雑誌・紙芝居・・・・・・・・・・あわせて10点・2週間まで CD・DVD・ビデオ・・・・・・あわせて3点・2週間まで 語学CD・カセットテープ・・あわせて3点・2週間まで *雑誌の最新号、新聞・参考図書など、一部、貸出できないものがあります。 ★利用カード(利用券) 川口市内の図書館、分室、文庫、移動図書館で共通してご利用できます。 利用カードは、3年ごとに住所を確認し、更新しております。 ★返 却 市内の図書館、分室、文庫、移動図書館に返却できます。 図書館閉館時は、返却用ブックポストをご利用ください。 ただし、CD・DVD・ビデオ・カセットテープは、破損の恐れがありますので、 ブックポストには入れず、開館時間中にカウンターの職員にご返却ください。 *図書館の資料は大切に扱ってください。 万一資料を汚損または破損された場合は、弁償をお願いすることもございます。 ★予約・リクエストサービス お探しの資料が貸出中のときや、棚に見あたらないときは、「予約」ができます。 「予約カード」にご記入のうえ、お申し込みください。 インターネットや館内検索機でも予約ができます。(あらかじめ図書館でパスワード の発行を受けておく必要があります。) 資料が用意できしだい連絡いたします。 *予約できる点数(一人あたり) 図書・雑誌・紙芝居・・・・・・・・・・・あわせて20点まで CD・DVD・ビデオテープ・・・あわせて3点まで(所蔵のものに限る) 語学CD・カセットテープ・・・・・あわせて3点まで(所蔵のものに限る) ★利用状況の確認 インターネットや館内検索機を使って、ご自身がお借りになっている資料や予約をし ている資料を確認することができます。 (あらかじめ図書館でパスワードの発行を受けておく必要があります。) ★レファレンスサービス 資料を探すお手伝いをします。 調べたいことや、わからないことがあるときは、お気軽に職員にご相談ください。 ★コピーサービス 図書館の資料に限り、著作権法の範囲内でコピーできます。所定の申し込み用紙に必 要事項を記入のうえ、お申し込みください。(有料) 【コピーのとれる範囲】 図書 1著作物(1作品)の半分まで 雑誌 最新号:個々の記事・論文の半分以下まで バックナンバー:個々の記事の全部可 新聞 当日分:不可 バックナンバー:個々の新聞記事について全部可 地図 1枚もの:1枚の半分以下の面積まで 地図帳:1冊の半分まで 住宅地図:見開きの半分以下の面積まで 国土地理院発行の地形図:全部複写可 楽譜・歌詞:個々の曲の半分まで(CDの歌詞カードについても同様) 法律・法令・官報:全部可(国または、地方公共団体が作成したものに限る) - 5 - 2.施設概要 中 央 図 書 館 所 在 地 電話番号 〒332-0015 川口市川口1-1-1 TEL 048(227)7611 FAX 048(226)7723 設置年月日 昭和18年4月1日 新築年月日 平成18年4月28日 構造・階層 鉄筋コンクリートキュポ・ラ本館棟5・6階 敷地面積 キュポ・ラ本館棟内 建物延面積 6,940.00㎡ 総工事費 1,596,000,000円 (映像・情報メディアセンターを含む) 開館時間 月曜∼金曜 10:00∼21:00 土曜・日曜・祝日 9:00∼18:00 休 館 毎月第3金曜日、年末年始、図書特別整理期間 日 【特色】 平成18年7月に開館。JR川口駅東口の再開発ビル「キュポ・ラ」本館の5・6階に ある延べ床面積6,940㎡の大規模図書館であり、図書館資料専用席」や、子ども用・点字 録音図書利用者用・車椅子用など各種専用席のほか、スタンドアロン(インターネット等 に接続しない)で持ち込みパソコンを利用できる「パソコン対応席」、申し込み制の「社 会人席」など、全部で480席の閲覧席を設けた滞在型の図書館です。 特色あるコーナーとして、インターネット・CD−ROMコーナー、外国語資料コーナー、 地域・行政資料コーナー、点字・音声資料コーナーなどがあります。 また、自動貸出機や自動機械書庫など、最新の機器を取り入れた運用を行っています。 授乳室や、多目的トイレ、点字ブロック、館内エレベーターなどのバリアフリー対応設 備があり、子どもたちからお年寄りのかた、身体の不自由なかたまで誰もが快適に利用 できる図書館をめざしています。 キュポ・ラ5階 キュポ・ラ6階 - 6 - 中央図書館の資料及びサービスの特徴は次のとおり。 1.点字・音声情報サービス 市内の目の不自由な利用者などを対象に、録音図書・点字図書を貸出しています。 また、図書館に登録している音訳・点訳ボランティアの協力を得て、録音図書や点字図 書の作成を行っており、図書館受入用だけでなく、個人用の作成にも応じています。 「音訳の部屋」2部屋を使い、対面朗読も行っています。 音声パソコン、拡大読書器、SPコード専用読み取り装置などの福祉機器も設置してお ります。 2.地域・行政資料コーナー 埼玉県や川口市に関する地域資料を約1万冊配架しています。図書のほか、地図や行政 機関で発行されたパンフレットも収集しています。市立図書館開館以来の蔵書を引き継 いでおり、比較的古く刊行された本を所蔵しています。 3.マイクロフィルム 埼玉新聞や各紙の埼玉版、市議会会議録、広報かわぐち、市政概要などをマイクロ化し て保存し、利用に供しています。マイクロリーダーを使って、閲覧およびコピーができ ます。(ただし、コピーは有料。) 4.多文化サービス 中央図書館では、国際化社会に対応した多文化サービスの実現を図るため、外国語資料 コーナーを設置しています。 川口市は県内で最も外国人登録が多く、 市内人口の約 4.08%を占めており、 国籍は中国、 韓国、フィリピン、次いでブラジルの順になります。これを反映して、同コーナーには、 日本関係の図書を含む英語図書のほか中国語、韓国・朝鮮語、タガログ語、ポルトガル 語の図書を中心に収集しています。 また、外国語雑誌及び新聞については同コーナーに隣接した新聞・雑誌コーナーに配置 しています。 資料収集のほか、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語の利用案内の配布や、図書館 ホームページへの掲載、同コーナーへの外国語によるポスターの掲示やチラシの配置も 行っています。 5.ビジネス支援コーナー ビジネス書を中心に紹介するコーナーを6階に設置しています。 このコーナーでは一定期間、就職支援・起業・ビジネスマナーなどのテーマを決め、 そのテーマに関連した本やパンフレットなどの展示、貸出を行っています。 6.CD−ROM資料(平成21年1月より利用開始) 6階に設置されたCD−ROM閲覧専用パソコンにて、辞典・事典・人名録・新聞など、 調査・研究に役立つCD−ROM資料を閲覧することができます。 また、子どもコーナーには『総合百科辞典デジタルポプラディア』を利用できる専用パ ソコンがあり、動物の映像、日本各地の祭りの様子など、デジタル版ならではの映像・ サウンドマルチメディアを調べ学習に活用することができます。 - 7 - 前 川 図 書 館 所 在 地 電話番号 〒333-0842 川口市前川1-3-18 TEL 048(268)1616 FAX 048(268)4264 設置年月日 昭和52年9月1日 新築年月日 昭和52年9月1日 構 鉄筋コンクリート4階建 造 敷地面積 1,510.77㎡ 建物延面積 2,265.39㎡ 総工事費 289,612,000円 開館時間 火曜∼金曜 10:00∼18:00 土曜・日曜・祝日 9:00∼17:00 休 館 日 毎週月曜日(祝日にあたるときは翌日)、 祝日の振替日、毎月の末日(土・日・月曜にあたるときは直前の金曜日)、 年末年始、図書特別整理期間 【特色】 講座室、録音室、対面朗読室等を備え、読書会、読み聞かせ・製本・音訳・点訳ボラン ティアの活動の場となっています。 対面 朗読室 - 8 - 新 郷 図 書 館 所 在 地 電話番号 〒334-0063 川口市大字東本郷1688 TEL 048(283)1265 FAX 048(283)1263 設置年月日 昭和55年5月1日 新築年月日 昭和55年5月1日 構 鉄筋コンクリート2階建 造 敷地面積 1,168.00 ㎡ 建物延面積 978.61 ㎡ 総工事費 179,600,000円 開館時間 火曜∼金曜 10:00∼18:00 土曜・日曜・祝日 9:00∼17:00 休 館 日 毎週月曜日(祝日にあたるときは翌日)、 祝日の振替日、毎月の末日(土・日・月曜にあたるときは直前の金曜日)、 年末年始、図書特別整理期間 【特色】園芸・植物関係のコーナー(1階資料室) 一般の資料に加え、地場産業である「安行の植木」に関する資料や、植物・園芸の資料 を収集しています。 - 9 - 横 曽 根 図 書 館 所 在 地 〒332-0022 川口市仲町10-16 電話番号 TEL 048(256)1005 FAX 048(256)2431 設置年月日 昭和55年8月20日 新築年月日 昭和55年8月20日 構 鉄筋コンクリート3階建 造 敷地面積 3,994.85㎡ 建物延面積 1,956.15㎡ 総工事費 353,818,585円 開館時間 火曜∼金曜 10:00∼18:00 土曜・日曜・祝日 9:00∼17:00 休 館 日 毎週月曜日(祝日にあたるときは翌日)、 祝日の振替日、毎月の末日(土・日・月曜にあたるときは直前の金曜日)、 年末年始、図書特別整理期間 【特色】 1.絵画の複製画 ルーブル美術館の複製画など45点を所蔵し、館内に展示するとともに、市内の公共施 設へも貸出しをしています。 2.共同書庫 市内各館に所蔵している本の中で、古いものや、価値のあるもの、川口市に関係する 本などを当館の共同書庫に保管しています。なお、このうち特に利用価値のある資料 について、中央図書館の自動機械書庫に移管する作業を、平成21年度から行ってい ます。 - 10 - 戸 塚 図 書 館 所 在 地 電話番号 〒333-0802 川口市戸塚東3-7-1 TEL 048(297)3098 FAX 048(297)4254 設置年月日 平成4年11月1日 新築年月日 平成4年11月15日 構 鉄骨鉄筋コンクリート4階建 造 (うち1階と2階の一部、他は公民館) 敷地面積 4,202㎡ 建物延面積 1,910.088㎡(図書館部分のみ) 総工事費 1,819,796,000円(公民館とも) 開館時間 火曜∼金曜 10:00∼18:00 土曜・日曜・祝日 9:00∼17:00 休 館 日 毎週月曜日(祝日にあたるときは翌日)、 祝日の振替日、毎月の末日(土・日・月曜にあたるときは直前の金曜日)、 年末年始、図書特別整理期間 【特色】 1.館内視聴設備(AVブース) 視聴覚コーナーにCD・DVD・ビデオの館内視聴設備を有しています。 2.みどりのコーナー 周辺地域は全国的にも有名な植木の産地であることから、植物・園芸に関する資料を ひとつのコーナーに集めています。 - 11 - 芝 園 分 室 【施設概要】 旧芝園小学校の空き教室を利用して平成20年11月1日にオープンした中央図書館の分室。 蔵書数は約6千冊。 子供閲覧室、一般・学生閲覧室を有しています。 予約サービスを利用して、市内に所蔵する資料の取り寄せが可能です。 館内利用者用検索機(タッチパネル式)1台を設置しており、所蔵状況の検索や、資料 予約を行うことができます。 所 在 地 〒333-0853 川口市芝園町3-17 (旧芝園小学校教室棟1階) 電話番号 TEL 048(269)2241 設置年月 平成20年11月 面 457.4㎡(芝園分室部分のみ) 積 開館日・時間 火曜∼金曜 13:00∼17:00 土曜・日曜・祝日 10:00∼17:00 - 12 - 芝 北 文 庫 【施設概要】 芝北公民館の図書室を利用した分室。 蔵書数は約6千冊。児童図書を中心に 一般向けの図書や児童向けビデオ・DVDも 所蔵しています。 館内利用者用検索機(タッチパネル式)1台 を設置しており、他館の所蔵状況の検索や、 資料の予約を行うことができます。 所 在 地 〒333-0862 川口市北園町11-1 (芝北公民館内) 問い合せ先 TEL 048(227)7611(中央図書館) 設置年月 平成元年11月 面 39㎡ 積 開館日(※) 火曜日・金曜日・土曜日 但し、芝北公民館の休館日は休館。 開館時間(※) 10:00∼17:00 ※ 開館日・時間は、平成23年10月までのもの。同年11月以降、変更予定。 外国のものがたり おはなし会の本・ 伝記など 外国の ものがたり ︵ ゃ 赤 ち ︵ ビデオ な ど しばきた ぶんこ か み し ば い あんないず ︶ 育 児 書 ・ 料 理 本 な ど ㊦えほん(出版社のあいうえお順) ㊤日本のものがたり (書いた人のあいうえお順) - 13 - ちしき・かがく・ずかん 工作の本など 一 般 書 ︵ ︶ 出 版 社 の あ い う え お 順 ん 向 け え ほ ん 福 音 館 書 店 ︶ ︵ ︶ 書 い㊤ た日 人本 のの あも いの うが えた おり 順 ㊦ え ほ ん ー え ほ ん (返却ポスト) カ ウ ン タ 小 説 ・ 旅 行 ガ イ ド ・ 移動図書館(あおぞら号) 開始年月 昭和32年5月 呼 称 あおぞら号 車 両 三菱キャンター1台 (平成8年6月買換え) 書 架 内・外架 積載冊数 3,000冊 巡回形式 週3日制(水曜日∼金曜日) 巡回周期 月2回 駐車場数 13ケ所(午前1ケ所、午後1∼2ケ所) 【設立経緯と特色】 昭和32年に運行開始以来、現在の車両は7台目。 当初、71ケ所の駐車場を設け、滞在時間が短い運用方式を採用していましたが、昭和44 年からは2台の移動図書館による運行に変わりました。昭和52年の前川図書館開設以来、 複数の並列館によるネットワークの整備がはじまり、昭和61年から大型車1台のみの巡 回となり、長時間滞在型の運行方式に変更、現在は市内13ケ所を巡回しています。 また、昭和55年電算システム変更に伴い、端末機は、ハンディスキャナーとノートパソ コンを使用。市内図書館のネットワーク化の一翼を担っています。 平成23年7月現在の巡回日程 週 曜日 駐車場 (時間) 東内野団地 (13:40∼14:30) 第 一 ・ 三 水 領家公民館 (10:00∼11:00) 第 二 ・ 四 水 芝公民館駐車場 (10:00∼11:00) 芝樋ノ爪小学校 (14:00∼16:00) 江川運動広場 (15:10∼16:00) 木 道合神戸住宅 (10:00∼11:00) 根岸小学校 (14:00∼16:00) 金 芝西公民館 (10:00∼11:00) 武道センター (14:00∼16:00) 木 朝日東公民館 (10:00∼11:00) 元郷分館 (14:00∼16:00) 金 サンテピア (10:00∼11:00) 安行原グリーンタウン (14:00∼16:00) ※雨天・雪の日は中止、祝日は休み ※8月の巡回はありません - 14 - 3.図書館サービス網(図書館ネットワーク概況) 川口市の図書館網は、平成18 年まで、地域に5つの図書館を配 置し、蔵書やサービスの機能分担 を図りながら市民にサービスをす る、いわゆる「地域並列館方式」 を採っていましたが、平成18年 7月、川口駅前に中央図書館が移 転・開設し、中央館と4地域図書 館及び分室、文庫、移動図書館に よる「中央館方式」体制に移行し ました。 中央図書館は資料の充実を図る とともに、駅前の利便性を最大限 に生かすため、平日の開館時間を 午後9時までとし、ほぼ年中無休 で運営をしています。特色として、バックヤードに自動化書庫を導入し、書架は高さが 低いものを取り入れ、書架間隔を広くとったほか、閲覧席は480席確保しました。ま た、中央図書館は組織上の統括機能を担うだけでなく、これまで地域図書館では困難で あった多文化サービス、障害者サービスなどさまざまなサービスの中心館としての役割 やネットワークを介して地域図書館へのバックアップを行うなど、川口市の図書館全体 の要機能を果たしています。 地域図書館は1千から2千㎡の延床面積と11万から15万冊程度の蔵書を有する 中型館の規模があり、それぞれの地域の身近にあって周辺住民に親しみのある図書館を 目指し、その地域の特色を活かした運営に努めています。 地域図書館からも離れた地域については小規模な分室を設置しています。公民館の1 室を利用した芝北文庫と、20年11月に開設した芝園分室があり、いずれも中央図書 館が運営しています。 その他の地域については約3千冊を積載した移動図書館「あおぞら号」が13ヶ所の サービスポイントに巡回しています。 - 15 - 4.対象者別サービスの紹介 (1)児童サービス 子どもたちの成長過程において、読書は心の成長、発達に欠かせないものです。 豊かな読書体験ができるよう、読み物、知識の本などの児童書、絵本、紙芝居を選書、 収集するとともに、読書機会を増やし、子どもが自ら読書を楽しむ環境を創出するた め、学校等との連携を図り、協力員(ボランティア)とも手を携え、さまざまなサー ビスを展開しています。 ①おはなし会等 各図書館でボランティア(協力員)のお手伝いをいただきながら対象年齢に合わ せたさまざまな読み聞かせや素話などを行っています。 わらべうたの会はまだ一人ではおはなしを聞けない「おさなご」のための会であ り、中央図書館や一部の地域図書館で開催しています。 夏休みおはなし会やクリスマスおはなし会は普段のおはなし会を拡大し、さらに おはなしを楽しんでいただく催しです。 ②テーマ展示 児童コーナーの展示スペースでは、季節やさまざまなテーマに沿った本の展示を 行っています。 ③図書館見学 小中学校からの依頼により学級及び学年単位での図書館見学を受け入れ、施設見 学から利用ガイダンスまで幅広い要望に応えています。 ④ブックリスト 毎年度1回、夏休みがはじまる時期に合わせ、小学生向けにリーフレット「夏休 みにすすめる本」を作成し、学校を通じて市内全校の児童に配布しています。 平成22年度も、1・2学年用、3・4学年用、5・6学年用の3種類を作成、 配布し、各図書館でこれらの本を展示、貸出しました。 ⑤読書による人づくり推進事業 図書館の児童担当司書が選んだ児童書約700冊を3年間小学校に団体貸出する サービスを平成13年度から実施しています。当初2校から実施し、平成22年 度からは市内の全47校で実施しています。 平成20年度からは中学校への貸出も開始し、事業の拡大に取り組んでいます。 ⑥ボランティア養成講座等 小学校で活動しているお話ボランティアを支援するため、毎年外部講師を招き、 読み聞かせ講座を開催しています。 ⑦広報その他 中央図書館では児童向け広報紙(隔月)を発行し、さまざまなテーマに沿った本 を紹介するなど、読書のPRに努めています。 各地域図書館の児童コーナーの一角には児童書研究書のミニコーナーを設け、読 み聞かせに関する本などを揃えています。中央図書館では、子どもの本コーナー に「子ども読書支援コーナー」を設置しています。 - 16 - (2)ティーンズサービス(ヤングアダルトサービス) ヤングアダルト(中高生を中心とした10代の利用者)向けの資料は、各地域図書 館では児童コーナーの一角にミニコーナーを設けていますが、中央図書館では独立し たティーンズコーナーを設置し、児童書、一般書にとらわれず中高生に適した図書や 雑誌を揃えています。同コーナーには展示スペースや調べ物のためのインターネット 席も設けています。 また、広報紙「ティーンズ通信」(隔月)を発行し、テーマ別の図書や新着図書の 紹介をしています。 毎年夏休みには中学生向けに、夏休みにすすめる本の紹介として、リーフレット「夏 休みの本棚」を作成し、市内中学校に掲示用として配布しています。 (3)点字・音声情報サービス 視覚に障害があるなどの理由で、一般の図書では読書が困難な方を対象に、図書館 に登録している音訳者・点訳者の協力を得て、さまざまなサービスを実施しています。 平成18年度にサービス拠点を前川図書館から中央図書館へ移管しましたが、前川 図書館の対面朗読室はそのまま残し、点訳者・音訳者の活動拠点としての役割も引き 続き担っています。 ①点字図書、録音図書の貸出 一般の図書では読書が困難な方に対して、点字図書や録音図書を貸し出していま す。直接来館しなくても郵送や代理人による貸出を実施しています。当館にない 資料をご希望の場合は、全国の図書館やライトセンターから取り寄せて提供して います。 ②対面朗読 専用の部屋が中央図書館に2室(音訳の部屋)、前川図書館には1室(対面朗読 室)あり、音訳者の協力により実施しています。 ③点訳・音訳機器等 中央図書館の「点字・音声情報コーナー」には、卓上型拡大読書器2台、音声パ ソコン(文書やインターネットのホームページなどを読み上げるソフトが入った パソコン)のほか、平成21年に「24時間テレビチャリティー委員会」から寄 贈されたポータブル型拡大読書器1台、点字ディスプレー付き音声パソコン1台 などが設置してあります。 また、平成18年度まで同サービスの拠点を担ってきた前川図書館には、拡大読 書器1台が引き続き設置されています。 その他の機器としては、中央図書館、前川図書館、戸塚図書館にSPコード(音声 コード)専用読み取り装置が各1台あります。 ④点字図書、録音図書の製作 それぞれ点訳者・音訳者に製作を依頼しています。 図書館用資料だけでなく、個人用の製作も行っています。 ⑤ボランティアの育成 図書館に登録している点訳者、音訳者を支援するため、外部専門講師を招き、定 期的に研修会を実施しています。平成22年度は点訳奉仕者研修会を11回、音 訳奉仕者研修会は9回実施しました。 ⑥録音雑誌の発行 図書館の情報をお届けする録音雑誌として、隔月の「音声版図書館だより」(カ セットテープ版・DAISY版)を発行し、希望者への貸し出しを行っています。 - 17 - (4)多文化サービス 中央図書館では、国際化社会に対応した多文化サービスの実現を図るため、外国語 資料コーナーを設置しています。 川口市は県内で最も外国人登録が多く、人口の約4.08%を占めています。国籍は中 国人、韓国人、フィリピン人、次いでブラジル人の順に多いため、これを反映して、 同コーナーには、日本関係の図書を含む英語図書のほか中国語、韓国・朝鮮語、タガ ログ語、ポルトガル語の図書を中心に収集しています。 また、外国語雑誌及び新聞については同コーナーに隣接した新聞・雑誌コーナーに配 置しています。 資料収集のほか、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語の利用案内の配布や、図書 館ホームページへの掲載、同コーナーへの外国語によるポスターの掲示やチラシの配 置も行っています。 今後は、キュポ・ラ本館棟内M4階にあるかわぐち市民パートナーステーションの 国際化担当や国際交流ボランティアとも連携を図り、利用を促進していくことが課題 です。 また、一般の日本人利用者にも外国語の本に親しんでもらうため、語学のコーナーに 英文多読用の薄い洋書を配架しています。 中央図書館の外国語図書所蔵数(平成23年3月末時点) 英語 うち日本関係 3689 1036 (冊) 中国語 朝鮮韓国語 ポルトガル語 タガログ語 その他 計 (冊) (冊) (冊) (冊) (冊) (冊) 1366 882 292 302 35 6566 - 18 - 5.図書館電算システム (1)電算化の歩み 年月 昭和52年(1977年)9月 電算システムの歩み 備考 電子計算機による貸出、閲 昭和52年9月前川図書館開設。 覧業務の開始。 [三菱MELCOM80/11M] 昭和53年(1978年)1月 電算オンライン業務開始。 昭和54年(1979年)11月 第一次システム変更。 [三菱MELCOM80/38N] 昭和55年(1980年)3月 移動図書館電算システム開 昭和55年5月に新郷図書館、 8月に横曽根図書館開設。 始。 昭和59年(1984年)10月 第二次システム変更。 *市販マーク(TRC-MARC)を利用 [三菱MELCOM80/400] したシステム。 平成元年(1989年)10月 第三次システム変更。 [三菱MELCOM80/80GR] 各図書館にOPACを設置。 平成6年(1994年)10月 平成4年11月戸塚図書館開設。 第四次システム変更。 [三菱MELCOM80/500] 平成11年(1999年)10月 第五次システム変更。 [CALIS]システムにリプレ ース。 平成18年(2006年)5月 第六次システム変更。 平成18年4月旧中央図書館休館。 [ELCIELO]システムにリプ 平成18年7月に新中央図書館 レース。 (キュポ・ラ本館5・6階)開館。 (2)現行システムの概要(適用業務の概要) システム名 閲覧管理 主な適用業務 貸出処理、返却処理、検索処理、利用者登録、移送処理、 在架予約確認処理、貸出予約件数 図書管理 選書管理、発注管理、受入管理、排架処理、相互貸借資 料管理、一括発注処理 雑誌管理 雑誌マスタ管理、購読契約登録、雑誌カレント管理、排 架処理 マスタ管理 書誌登録、受入先登録、住所登録、棚登録、分類登録、 同義語登録、カテゴリ登録 蔵書点検管理 書架点検処理、蔵書点検オフラインデータ読込、書架点 検照合処理 非常時BM管理 非常時BM貸出ファイル取込、非常時BM利用者更新、 非常時BM貸出データ更新 - 19 - 6.平成23年度歳出予算概要(当初予算) (図書館費) (千円) 市予算(一般) 教 育 費 148,970,000 図 書 館 費 18,823,369 科 目 資 料 費 563,752 予 算 95,208 対図書館費 16.89% (図書購入費 77,329 (逐次刊行物 17,879 額 対前年度比 節 目 22 年 度 23 年 度 図 書 館 費 579,550 563,752 0.97 報 酬 261 261 1.00 賃 金 22,589 24,098 1.07 費 2,045 2,103 1.03 費 255 166 0.65 報 償 旅 需 用 費 80,584 77,051 0.96 役 務 費 15,354 15,068 0.98 委 託 料 286,211 286,689 1.00 使用料及び賃借料 50,158 44,877 0.89 工事請負費 16,884 34,883 2.07 備品購入費 104,528 77,873 0.74 681 683 1.00 負担金・補助及び交付金 - 20 - 備 考
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