この事例をダウンロードする - Magic Software

Magic jBOLT 活用事例
システム開発
システム開発
アンリツ 株式会社
アンリツ 株式会社
Magic jBOLTを使い、日本の SAP R/3と
欧州の SAP Business Oneをリアルタイム連携
プロトタイプをたたき台にし
50 件の連携業務を 6 週間で確定
アンリツ 株 式 会 社 で は、欧 州 の 子 会 社 5 社 の 基 幹 システ ムをSAP
Business Oneで再構築するとともに、Magic jBOLTを使って日欧間でシス
テム連携を実現しました。短期開発と低コストが高く評価されています。
日本 - 欧州のリアルタイム連携を
約 6 カ月で短期開発
Magic jBOLT 活用事例
そこで、各販売子会社の基幹システム
を SAP の「SAP Business One」に リ プ レ ー
USER PROFILE
フ が SAP Business One に 顧
客からの受注伝票と日本へ
の発注伝票を登録すると、
そ し て、プ ロ ト タ イ プ 開 発 で Magic
日本側の SAP R/3 に自動的に
jBOLT の実力を確認できた CIS 部プロジェ
見積伝票が登録されるよう
クトチームでは、プロトタイプ開発直後
に な り ま し た。ま た、日 本
の 2007 年 6 月と 7 月に欧州に出向き、計 6
からの出荷伝票をもとに、
週間で 50 通りもの連携シナリオの詳細な
SAP Business One への自動入庫も可能とな
中です。
画面1 データマッパ画面
合意と、日本側と欧州側のMagic jBOLT(海
りました。今回これらを実現するため、両
宇佐美氏は、「今回のプロジェクトは、
スし、併せて、日本の基幹システムと連
外での製品名は「Magic iBOLT」)の設定を
システムで使用する製品形名や顧客コー
文化の異なる地域をまたいでのシステム
国内外に約 50 の拠点を持ち、電子・情
携させる一大プロジェクトが立ち上がり
終えています。
ド、価格の統一を行い、マスタの連携も、
化ということもあり、当初は不安や懸念
報通信・計測ソリューション分野でグロー
ました。2007 年初めのことです。
日本で作成したプロトタイプをデモす
Magic jBOLT で実施しています。
もありました。しかし、マジックソフト
バルに事業展開するアンリツ株式会社は、
ところが、SAP Business One と SAP R/3
SAP ジャパンの ERP 製品「SAP R/3」を導入
の連携方法をいろいろ検討すると、この 2
アンリツ 株式会社
ることにより、欧州のメンバーにシステ
http://www.anritsu.co.jp/
をたたき台にして「一気に詳細な連携業務
し、部品購入から製品出荷までのリード
つを連携させるソリューションは Magic
タイムや月次決算の短縮に取り組んでき
jBOLT しかないことが判明しました。
ました。
さ っ そ く、日 本 側 で SAP Business One
そして2007年には、欧州の英・独・仏・
と Magic jBOLT の 評 価 版 を 導 入 し、SAP
伊・スウェーデンにある 5 つの販売子会
R/3 との接続テストに取りかかることにな
社のシステムと日本の SAP R/3 とのリア
り ま し た。そ の 結 果、「マ ジ ッ ク ソ フ ト
ル タ イ ム 連 携 に 着 手 し、こ ち ら の プ ロ
ウェア・ジャパンのコンサルタントの協
●従業員数
ジ ェ ク ト は、R/3 と の 連 携 を 含 め て 約 6
力を得ながら、約 3 日間で連携の基本動
●事業内容
●本社
●創業
●設立
●資本金
●売上高
神奈川県厚木市恩名 5-1-1
1895 年(明治 28 年)
1950 年
140 億 4900 万円
(平成 20 年 3 月 31 日現在)
1004 億 8500 万円
(平成 19 年度:連結)
単独 1074 名、連結 3963 名
(平成 20 年 3 月 31 日現在)
モバイル & インターネット関連市場、イ
ンダストリアルエレクトロニクス市場、
セキュリティ関連市場、環境関連市場向
けに電子・情報通信・計測ソリューショ
ンを提供。
ム連携の概要を理解させ、プロトタイプ
た、欧州のメンバーも、マジックソフト
に SAP Business One の 導 入 を 進 め、
ドで事業展開するベンダーの製品でなけ
ウェア英国法人が開催する教育プログラ
Magic jBOLT を軸にシームレスなシステム
れば、当社のような取り組みは成功しな
ムに参加するなどして Magic jBOLT の理解
統合を世界規模で実現させることを計画
かったと思います」と語ります。
を深めたことも、今回のプロジェクトが
短期間でカットオーバーできた要因と
なっています。日本と欧州のメンバーは
シナリオのプロトタイプを完成させるこ
ています。
と が で き ま し た」と CIS 部 プ ロ ジ ェ ク ト
この短期開発の最大の要因は、システ
チーム主任の川越正幸氏は振り返ります。
ム連携に、マジックソフトウェア・ジャパ
これは Magic jBOLT が、連携させるデー
SAP Business One と SAP R/3 の連携シス
ンのシステム統合ソリューション「Magic
タベースの定義項目を表示してくれるの
テ ム は、各 販 売 子 会 社 の SAP Business
jBOLT」を採用したからで、アンリツの宇
で、開発者はそれぞれの定義項目を相互
One を統合する中継サーバーを英国に設
佐美学氏(CIS 部 部長)は「jBOLT がなかっ
に結ぶだけで連携の設定が可能になると
たら、これほどスムーズにプロジェクト
いう、Magic jBOLT のノンコーディングの
は運ばなかっただろう」と高く評価してい
特徴が効果を発揮しています。また、そ
成です。宇佐美氏は、「Magic jBOLT 間の
ます。
れ ゆ え に、SAP Business One の 仕 様 に 精
通信は、シェアードデータベースを利用
通したエキスパートを育成する必要がな
し て い ま す。日 本 と 欧 州 の そ れ ぞ れ で
共同で、Magic jBOLTの詳細な設計や設定・
テスト作業を行っています(最終的なサー
ビスインは、欧州側販売子会社のシステ
ム構築後の 2007 年 11 月)。
置してそこに欧州側の Magic jBOLT を配置
し、日本側の Magic jBOLT と連携し合う構
く、その時間とコストを節約できたこと
川越正幸
ネットワークダウンなどが生じた場合の
も短期開発の理由となっています。
CIS 部
プロジェクトチーム 主任
安全策としています」と説明します。
CIS 部プロジェクトチームの新井利幸 主
テムをそれぞれ独自に構築してきました。
任は、「GUI ベースであるので操作は非常
そして、その各々のシステムは日本の基
に簡単です。開発者は業務ロジックさえ
幹システムと連動していなかったため、
理解していれば、後はデータベースの定
データの重複入力や運用に手間取るなど
義項目を紐付けるだけなのでスムーズに
の問題を抱えていました。
作業が行えます」と指摘します。
新しい連携システムでは、欧州側スタッ
新井利幸 氏
CIS 部
プロジェクトチーム 主任
スウェーデン
SAP Business One
日本
イギリス
SAP Business One
SAP R/3
ドイツ
SAP Business One
欧州統合サーバ
フランス
SAP Business One
Magic iBOLT
イタリア
SAP Business One
図 日本の SAP R/3 と欧州 5 カ国の SAP Business One の連携システム構成
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
〒151-0053 東京都渋谷区代々木 3-25-3 あいおい損保新宿ビル 14 階
TEL.03-5365-1600 FAX.03-5365-1630
営業所:札幌 仙台 信越 名古屋 大阪 岡山 広島 福岡
Magic jBOLT 活用事例
ともあり、予想以上に順調に進みました。
振り返れば、jBOLT のようなワールドワイ
するという、驚異的なスピードで進行し
欧州の販売子会社ではこれまで、シス
ディな手厚いサポートを行ってくれたこ
同社では今後、欧州以外の販売子会社
作を確認でき、その後 1 週間程度で連携
SAP Business One との
唯一の連携ツール
ウェア側が日本と欧州の両方でスピー
を決定できた」
(川越氏)といいます。ま
カ月で最初のシステムをカットオーバー
宇佐美 学 氏
CIS 部 部長
今後は全世界で展開
グローバルなサポート体制に期待
Magic jBOLT
Magic jBOLT 活用事例
システム開発
システム開発
アンリツ 株式会社
アンリツ 株式会社
Magic jBOLTを使い、日本の SAP R/3と
欧州の SAP Business Oneをリアルタイム連携
プロトタイプをたたき台にし
50 件の連携業務を 6 週間で確定
アンリツ 株 式 会 社 で は、欧 州 の 子 会 社 5 社 の 基 幹 システ ムをSAP
Business Oneで再構築するとともに、Magic jBOLTを使って日欧間でシス
テム連携を実現しました。短期開発と低コストが高く評価されています。
日本 - 欧州のリアルタイム連携を
約 6 カ月で短期開発
Magic jBOLT 活用事例
そこで、各販売子会社の基幹システム
を SAP の「SAP Business One」に リ プ レ ー
USER PROFILE
フ が SAP Business One に 顧
客からの受注伝票と日本へ
の発注伝票を登録すると、
そ し て、プ ロ ト タ イ プ 開 発 で Magic
日本側の SAP R/3 に自動的に
jBOLT の実力を確認できた CIS 部プロジェ
見積伝票が登録されるよう
クトチームでは、プロトタイプ開発直後
に な り ま し た。ま た、日 本
の 2007 年 6 月と 7 月に欧州に出向き、計 6
からの出荷伝票をもとに、
週間で 50 通りもの連携シナリオの詳細な
SAP Business One への自動入庫も可能とな
中です。
画面1 データマッパ画面
合意と、日本側と欧州側のMagic jBOLT(海
りました。今回これらを実現するため、両
宇佐美氏は、「今回のプロジェクトは、
スし、併せて、日本の基幹システムと連
外での製品名は「Magic iBOLT」)の設定を
システムで使用する製品形名や顧客コー
文化の異なる地域をまたいでのシステム
国内外に約 50 の拠点を持ち、電子・情
携させる一大プロジェクトが立ち上がり
終えています。
ド、価格の統一を行い、マスタの連携も、
化ということもあり、当初は不安や懸念
報通信・計測ソリューション分野でグロー
ました。2007 年初めのことです。
日本で作成したプロトタイプをデモす
Magic jBOLT で実施しています。
もありました。しかし、マジックソフト
バルに事業展開するアンリツ株式会社は、
ところが、SAP Business One と SAP R/3
SAP ジャパンの ERP 製品「SAP R/3」を導入
の連携方法をいろいろ検討すると、この 2
アンリツ 株式会社
ることにより、欧州のメンバーにシステ
http://www.anritsu.co.jp/
をたたき台にして「一気に詳細な連携業務
し、部品購入から製品出荷までのリード
つを連携させるソリューションは Magic
タイムや月次決算の短縮に取り組んでき
jBOLT しかないことが判明しました。
ました。
さ っ そ く、日 本 側 で SAP Business One
そして2007年には、欧州の英・独・仏・
と Magic jBOLT の 評 価 版 を 導 入 し、SAP
伊・スウェーデンにある 5 つの販売子会
R/3 との接続テストに取りかかることにな
社のシステムと日本の SAP R/3 とのリア
り ま し た。そ の 結 果、「マ ジ ッ ク ソ フ ト
ル タ イ ム 連 携 に 着 手 し、こ ち ら の プ ロ
ウェア・ジャパンのコンサルタントの協
●従業員数
ジ ェ ク ト は、R/3 と の 連 携 を 含 め て 約 6
力を得ながら、約 3 日間で連携の基本動
●事業内容
●本社
●創業
●設立
●資本金
●売上高
神奈川県厚木市恩名 5-1-1
1895 年(明治 28 年)
1950 年
140 億 4900 万円
(平成 20 年 3 月 31 日現在)
1004 億 8500 万円
(平成 19 年度:連結)
単独 1074 名、連結 3963 名
(平成 20 年 3 月 31 日現在)
モバイル & インターネット関連市場、イ
ンダストリアルエレクトロニクス市場、
セキュリティ関連市場、環境関連市場向
けに電子・情報通信・計測ソリューショ
ンを提供。
ム連携の概要を理解させ、プロトタイプ
た、欧州のメンバーも、マジックソフト
に SAP Business One の 導 入 を 進 め、
ドで事業展開するベンダーの製品でなけ
ウェア英国法人が開催する教育プログラ
Magic jBOLT を軸にシームレスなシステム
れば、当社のような取り組みは成功しな
ムに参加するなどして Magic jBOLT の理解
統合を世界規模で実現させることを計画
かったと思います」と語ります。
を深めたことも、今回のプロジェクトが
短期間でカットオーバーできた要因と
なっています。日本と欧州のメンバーは
シナリオのプロトタイプを完成させるこ
ています。
と が で き ま し た」と CIS 部 プ ロ ジ ェ ク ト
この短期開発の最大の要因は、システ
チーム主任の川越正幸氏は振り返ります。
ム連携に、マジックソフトウェア・ジャパ
これは Magic jBOLT が、連携させるデー
SAP Business One と SAP R/3 の連携シス
ンのシステム統合ソリューション「Magic
タベースの定義項目を表示してくれるの
テ ム は、各 販 売 子 会 社 の SAP Business
jBOLT」を採用したからで、アンリツの宇
で、開発者はそれぞれの定義項目を相互
One を統合する中継サーバーを英国に設
佐美学氏(CIS 部 部長)は「jBOLT がなかっ
に結ぶだけで連携の設定が可能になると
たら、これほどスムーズにプロジェクト
いう、Magic jBOLT のノンコーディングの
は運ばなかっただろう」と高く評価してい
特徴が効果を発揮しています。また、そ
成です。宇佐美氏は、「Magic jBOLT 間の
ます。
れ ゆ え に、SAP Business One の 仕 様 に 精
通信は、シェアードデータベースを利用
通したエキスパートを育成する必要がな
し て い ま す。日 本 と 欧 州 の そ れ ぞ れ で
共同で、Magic jBOLTの詳細な設計や設定・
テスト作業を行っています(最終的なサー
ビスインは、欧州側販売子会社のシステ
ム構築後の 2007 年 11 月)。
置してそこに欧州側の Magic jBOLT を配置
し、日本側の Magic jBOLT と連携し合う構
く、その時間とコストを節約できたこと
川越正幸
ネットワークダウンなどが生じた場合の
も短期開発の理由となっています。
CIS 部
プロジェクトチーム 主任
安全策としています」と説明します。
CIS 部プロジェクトチームの新井利幸 主
テムをそれぞれ独自に構築してきました。
任は、「GUI ベースであるので操作は非常
そして、その各々のシステムは日本の基
に簡単です。開発者は業務ロジックさえ
幹システムと連動していなかったため、
理解していれば、後はデータベースの定
データの重複入力や運用に手間取るなど
義項目を紐付けるだけなのでスムーズに
の問題を抱えていました。
作業が行えます」と指摘します。
新しい連携システムでは、欧州側スタッ
新井利幸 氏
CIS 部
プロジェクトチーム 主任
スウェーデン
SAP Business One
日本
イギリス
SAP Business One
SAP R/3
ドイツ
SAP Business One
欧州統合サーバ
フランス
SAP Business One
Magic iBOLT
イタリア
SAP Business One
図 日本の SAP R/3 と欧州 5 カ国の SAP Business One の連携システム構成
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
〒151-0053 東京都渋谷区代々木 3-25-3 あいおい損保新宿ビル 14 階
TEL.03-5365-1600 FAX.03-5365-1630
営業所:札幌 仙台 信越 名古屋 大阪 岡山 広島 福岡
Magic jBOLT 活用事例
ともあり、予想以上に順調に進みました。
振り返れば、jBOLT のようなワールドワイ
するという、驚異的なスピードで進行し
欧州の販売子会社ではこれまで、シス
ディな手厚いサポートを行ってくれたこ
同社では今後、欧州以外の販売子会社
作を確認でき、その後 1 週間程度で連携
SAP Business One との
唯一の連携ツール
ウェア側が日本と欧州の両方でスピー
を決定できた」
(川越氏)といいます。ま
カ月で最初のシステムをカットオーバー
宇佐美 学 氏
CIS 部 部長
今後は全世界で展開
グローバルなサポート体制に期待
Magic jBOLT