PoINT Storage Manager の Caringo CAStor へのアーカイブデータの

PoINT Storage Manager の Caringo CAStor へのアーカイブデータのレプリケート動作の紹介
有限会社オプティカルエキスパート
PoINT Storage ManagerV5 で、Caringo CAStor と Blu-ray ライブラリーを Archive Tier に設定し、アーカイブデータの
レプリケーションを行った場合の動作設定と動作内容を紹介します。
Caringo CAStor はデバイスとして登録済みですが、さらに Blu-ray ライブラリーをデバイスとして登録します。V5 から、
Blu-ray ライブラリーは、PoINT Jukebox Manager 経由でのサポートに変更されたので、Device の追加から、HD/NAS
を選択します。
さらに、PoINT Jukebox Manager Volume Set を選択します。
次に、ボリュームセットのフォルダーを指定します。
PSM5_Caringo_rep 1
これで、以下のように PJBM_VS_1 の Device 名で登録されました。
この PJBM_VS_1 を使用してデータをアーカイブした後に、アーカイブデータを Caringo CAStor にレプリケートす
るための設定と動作内容を紹介します。
下のスクリーンショットの 716_STD の StorageVault は、ネットワーク上で共有されているフォルダーからファイル
をアーカイブする標準モードで、PJBM_VS_1 を使用してデータをアーカイブ済みです。これに Archive Tier として
CARINGO-OE を追加し、PJBM_VS_1 からのレプリケートを行います。
Archive Device の Add をクリックすると使用可能なデバイス名が表示されるので、CARINGO-OE を選択します。
PSM5_Caringo_rep 2
すると、以下のように 2 つの Device が登録されます。
これで、StorageVault の 716_STD の管理画面に戻り、Actions から Perform Volume Migration を実行します。
PSM5_Caringo_rep 3
するとどのアーカイブされているボリュームを対象に行うかの選択画面となります。既に、何度かアーカイブジョ
ブを実行している場合には、Migrate all Volumes を選択すると全てのボリュームが対象となります。ここでは、ジ
ョブサイクルから該当するボリュームを選択します。
ジョブサイクルの選択画面となりますが、この例では 1 度しかジョブサイクルが実行されていないので、そのま
ま選択します。
次に、最終の確認画面が表示されます。以下のスクリーンショットで、Archive Tier には 24GB のデータがアーカ
イブされており、これが CARINGO-OE にレプリケートされます。Create Job をクリックするとレプリケートが始ま
ります。
PSM5_Caringo_rep 4
動作中は、管理 GUI の Current Activity の所に、以下の表示が出ます。
レプリケートが完了すると以下の完了画面が表示されます。
PSM5_Caringo_rep 5
レプリケート前の PJBM_VS_1 に保存されていた Volume の内容は以下の通りで、253 個の Volume があることと、
それぞれのメディア上でのファイル名が表示されています。
レプリケートが完了した際の、CARINGO-OE の Volume で 716_STD に該当するものを表示したのが以下の画面
です。ここでは、それぞれの Volume の UUID が表示されています。
PSM5_Caringo_rep 6
以下が、716_STD のアーカイブデータが記録される前の CAStor の間画面です。
以下が、アーカイブデータが記録された後の CAStor の管理画面です。53GB ぐらいデータ容量が増えているの
が判ります。
PSM5_Caringo_rep 7
PSM5_Caringo_rep 8