有価証券報告書 - 株式会社ユニリタ

EDINET提出書類 2007/06/22 提出
株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】
有価証券報告書
【根拠条文】
証券取引法第24条第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成19年6月22日
【事業年度】
第25期(自平成18年4月1日
【会社名】
株式会社ビーエスピー
【英訳名】
BSP Incorporated
【代表者の役職氏名】
代表取締役社長
【本店の所在の場所】
東京都港区港南二丁目15番1号
【電話番号】
03-5463-6381(代表)
【事務連絡者氏名】
経理部経理グループ
【最寄りの連絡場所】
東京都港区港南二丁目15番1号
【電話番号】
03-5463-6381(代表)
【事務連絡者氏名】
経理部経理グループ
【縦覧に供する場所】
株式会社ジャスダック証券取引所
竹
藤
至平成19年3月31日)
浩
リーダー
リーダー
樹
加
藤
亮
加
藤
亮
(東京都中央区日本橋茅場町一丁目4番9号)
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株式会社ビーエスピー(941852)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次
第21期
第22期
第23期
第24期
第25期
決算年月
平成15年3月
平成16年3月
平成17年3月
平成18年3月
平成19年3月
売上高
(千円)
―
3,747,801
3,793,894
4,071,698
3,967,237
経常利益
(千円)
―
802,913
1,001,982
1,199,373
1,119,096
当期純利益
(千円)
―
334,704
399,302
670,339
569,209
純資産額
(千円)
―
3,019,800
3,296,489
5,693,144
5,899,983
総資産額
(千円)
―
4,144,196
4,425,886
6,786,678
6,916,882
1株当たり純資産額
(円)
―
805.28
879.06
1,339.56
1,388.28
1株当たり当期純利益
(円)
―
89.25
106.48
176.79
133.93
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
(円)
―
―
―
176.27
―
自己資本比率
(%)
―
72.9
74.5
83.9
85.3
自己資本利益率
(%)
―
11.3
12.6
14.9
9.8
株価収益率
(倍)
―
―
―
25.5
13.1
(千円)
―
434,775
983,485
744,124
765,360
(千円)
―
85,550
△326,441
△511,500
△877,807
(千円)
―
△279,080
△319,605
1,617,794
△353,208
(千円)
―
1,409,222
1,743,416
3,603,275
3,138,311
(名)
―
179
172
165
199
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・フロー
財務活動による
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
の期末残高
従業員数
(注) 1
2
3
4
5
売上高には、消費税等は含まれておりません。
第22期より連結財務諸表を作成しております。
第23期までの潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しており
ません。第25期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存
在しないため、記載しておりません。
第23期までの株価収益率は当社株式が非上場・非登録でありますので記載しておりません。
第25期より「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準第5号)及び「貸借対照表
の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準適用指針第8号)を適用しておりま
す。
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(2) 提出会社の経営指標等
回次
第21期
第22期
第23期
第24期
第25期
決算年月
平成15年3月
平成16年3月
平成17年3月
平成18年3月
平成19年3月
売上高
(千円)
3,639,668
3,211,985
3,246,368
3,471,729
3,543,419
経常利益
(千円)
1,143,220
877,384
1,125,562
1,170,816
1,287,012
当期純利益
(千円)
549,718
113,903
410,145
680,714
747,531
資本金
(千円)
480,000
480,000
480,000
1,330,000
1,330,000
(株)
3,750,000
3,750,000
3,750,000
4,250,000
4,250,000
純資産額
(千円)
2,906,720
2,842,660
3,130,332
5,535,076
5,920,301
総資産額
(千円)
3,969,621
3,613,762
4,004,889
6,427,593
6,828,484
762.67
758.04
834.75
1,302.37
1,393.06
発行済株式総数
1株当たり純資産額
1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
(円)
(
50.00
― )
(
30.00
― )
(
50.00
― )
(
55.00
― )
(
56.00
28.00)
1株当たり当期純利益
(円)
134.13
30.37
109.37
179.52
175.89
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
(円)
―
―
―
178.99
―
自己資本比率
(%)
73.2
78.7
78.2
86.1
86.7
自己資本利益率
(%)
20.1
3.9
13.7
15.7
13.1
株価収益率
(倍)
―
―
―
25.1
10.0
配当性向
(%)
37.2
98.7
45.7
30.6
31.8
従業員数
(名)
149
122
116
111
145
(注) 1
2
3
4
5
6
売上高には、消費税等は含まれておりません。
第21期の1株当たり配当額50円には、平成5年より本格的に事業を開始して10周年にあたることから、その
記念として記念配当16円50銭を含んでおります。
第23期までの潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しており
ません。第25期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存
在しないため、記載しておりません。
第23期までの株価収益率は当社株式が非上場・非登録でありますので記載しておりません。
第22期から第24期の財務諸表については、証券取引法第193条の2の規定に基づき、中央青山監査法人の監
査を受けており、第25期の財務諸表については、証券取引法第193条の2の規定に基づき、新日本監査法人
の監査を受けておりますが、第21期は当該監査を受けておりません。
第25期より「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準第5号)及び「貸借対照表
の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準適用指針第8号)を適用しておりま
す。
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2 【沿革】
当社は、当社、株式会社ビジネスコンサルタント、株式会社リンクレア(旧社名ビーコンシステム株式
会社)および株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー(旧社名株式会社ソフトウェア・エージ
ー・オブ・ファーイースト)で構成される「ビーコングループ」に属しておりました。「ビーコングルー
プ」は、株式会社ビジネスコンサルタントが母体で、同社から独立した株式会社リンクレア、株式会社リ
ンクレアから独立した株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジーで形成されております。
これらの各社は、相互に資本関係がありますが、取引、資金および人事の決定過程を通じて、他のビー
コングループ各社からの影響は受けておりません。
当社は、昭和52年7月以後株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファーイーストが国内で販売して
いた「A-AUTO」(コンピュータ・システムの複雑なジョブのスケジュールを自動化し、ITシステム運用
管理の効率化を実現するツールである日本国産のソフトウェア・プロダクト)を米国市場で販売する目的
で、昭和57年5月、東京都中央区に株式会社ビジネスコンサルタントの子会社(出資比率50.5%)として
スリービー株式会社の商号で設立されました。
その後、昭和62年10月、スリービー株式会社の社名を「株式会社ビーエスピー」に変更し、「A-AUTO」
を輸出するため事業を再開し、平成5年7月、当社は株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファーイ
ーストのITシステム運用関連の事業を継承し、コンピュータ・システム運用管理ソフトウェア・プロダ
クトの専門会社として本格的な活動を開始いたしました。
当社およびビーコングループ各社の設立年表は以下のとおりであります。
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年
月
昭和57年5月
昭和62年10月
昭和63年12月
平成元年9月
沿
革
東京都中央区において資本金1,000万円をもって、「A-AUTO」を米国市場で販売する目的で
スリービー株式会社(現、株式会社ビーエスピー)を設立
スリービー株式会社を株式会社ビーエスピーへ商号変更
株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファーイースト(現、株式会社ビーコンインフ
ォメーションテクノロジー)と海外販売代理店契約締結
シンガポールにおいて、シンガポール$12,500を出資(当社出資比率25.0%)して関連会
社 BSP Singapore Pte.Ltd.を設立(平成16年12月解散)
平成元年9月
本社を東京都千代田区に移転
平成3年7月
ジョブ管理ソフトウェア「A-AUTO/X8」販売開始
平成3年8月
本社を東京都大田区に移転
平成4年6月
平成5年7月
帳票管理ソフトウェア「A-SPOOL/X8」販売開始
株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファーイーストのITシステム運用関連の事業
を継承し、本格的な活動を開始
平成5年8月
ジョブ管理ソフトウェア「A-AUTO for UNIX」販売開始
平成6年7月
ジョブ管理ソフトウェア「A-AUTO for OS/400」販売開始
平成7年4月
平成7年8月
大阪市中央区に大阪事業所開設
アメリカ合衆国ニューヨーク州において、US$100,000を出資(当社出資比率50.0%)し
て、最 新 の マ ー ケ ッ ト 情 報 の 収 集、お よ び 米 国 で の 販 売 拠 点 と し て、関 連 会
社 BSP International Corp.(現、連結子会社)を設立
平成8年3月
ジョブ管理ソフトウェア「A-SUPERVISION」販売開始
平成8年6月
ジョブ管理ソフトウェア「A-AUTO for Windows NT」販売開始
平成8年10月
名古屋市中村区に名古屋事業所開設
平成10年1月
本社を東京都港区に移転
平成10年10月
関連会社 BSP International Corp.の増資を引受けることにより当社出資比率58.1%の連
結子会社とする。
平成11年6月
ISO9001認証取得
平成12年3月
BSP International Corp.にて帳票管理ソフトウェア「Information Navigator」販売開始
平成12年10月
帳票管理ソフトウェア「BSP-RM」販売開始
平成13年4月
東京都港区において5,000万円を出資して、本格的にソリューション事業を展開するため、
株式会社ビーエスピーソリューションズを設立
平成13年7月
福岡市博多区に福岡事業所を開設
平成15年11月
本社を東京都港区港南二丁目(現、本社所在地)に移転
平成16年12月
連結子会社 BSP International Corp.を100%子会社化
平成17年1月
連結子会社 株式会社ビーエスピーソリューションズを100%子会社化
平成18年1月
統合運用管理ソフトウェア「BeXtation」販売開始
平成18年3月
ジャスダック証券取引所に株式上場
平成18年10月
東京都港区において100万円を出資して、株式会社ビーエスピー・プリズムを設立
平成18年11月
連結子会社株式会社ビーエスピー・プリズムにおいて、株式会社プリズムのプロダクト事
業における帳票作成・出力・管理運用ソフトウェア製品、保守サービスに関わる事業譲受
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3 【事業の内容】
当社を中心とする企業集団(以下、「当社グループ」という。)は、当社および連結子会社である株式
会社ビーエスピーソリューションズ、BSP International Corp.に加え、平成18年10月に設立した株式会
社ビーエスピー・プリズムの4社により構成されており、主に基幹業務システムの運用管理等のためのソ
フトウェア・プロダクト(以下、「製品」という。)の開発・販売およびサポートサービス等を行う「プ
ロダクト事業」、およびシステム構築のコンサルティング、システムの受託開発等を行う「ソリューショ
ン事業」を行っております。
当社グループの顧客は、金融機関、大手民間企業並びに指定されたシステムインテグレーターを通じて
の官公庁等であります。
なお、当社グループはITシステム運用管理領域に係る製品およびソリューションの提供を主な事業と
した単一事業分野での営業活動を行っており、事業の種類別セグメント情報を記載していないため、事業
部門別に記載しております。
(1)プロダクト事業部門
①製品の開発・販売(プロダクト売上)
コンピュータ・システム上で処理される業務(以下、「ジョブ」という。)を自動化・効率化するための製
品、コンピュータ・システムで出力される帳票を管理し仕分けなどを自動化する製品、ジョブの実行状況監視
用の製品、データ入力業務の標準化や自動化を行う製品などを当社グループで開発、販売しております。その
ほか、一部、他社の製品も取扱っております。
当社グループは、顧客のコンピュータ・システムの処理能力等に応じて製品の使用権の許諾料(ライセンス
料)を受け取ることによって売上を計上しております。
また、当社グループ製品の特徴は、メインフレームから米国IBM社が発表したオープンメインフレーム、オ
ープン系(※1)のコンピュータ・システムまで幅広く対応できる点にあり、主要なハードメーカー(日本IBM、富士
通、日立、ヒューレットパッカードなど)のコンピュータ上で稼動し、コンピュータのジャンルやメーカーの
制約を受けることなくコンピュータ・システムの運用を可能にしていることです。
②期間使用料
製品の使用期間を定めてライセンス料と保守サービス料を合わせて期間使用料として売上を計上しておりま
す。
③保守サービス
当社グループは、メインフレーム系製品の利用者からは製品の販売翌年度以降に、オープン系製品の利用者
からは製品の販売時から、保守サービス料として製品価格の一定割合を受け取り売上計上しております。
保守サービス料には、製品の新たなリリース版の無償購入、ライセンス交換等の権利の対価としての技術サ
ービス料の他、使用上の制限及び回避措置に関する情報提供の対価としてのプログラムサービス料、およびこ
れらの情報に基づく問題解決の実施の対価としてのサポートサービス料等が含まれております。
④導入支援サービス他
製品の販売に伴うインストール、導入教育などのサービス提供や当社グループの製品のマニュアル販売等を
売上計上しております。
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なお、当社グループの主な製品とその特徴は以下のとおりであります。
製品名
製品の内容・特徴
(ジョブ管理)
A-AUTO
A-AUTO
A-AUTO
A-AUTO
A-AUTO
A-AUTO
A-AUTO
for
for
for
for
for
for
MVS/MSP/VOS3
XSP
z/os
OS400
UNIX
Windows
「A-AUTO」シリーズは、コンピュータ・システム上で処理されるバッチ処理(※
2)のスケジューリングや実行制御を自動化する製品であります。
A-SUPERVISION
「A-SUPERVISION」はコンピュータ・システムのジョブ実行状況監視用の製品で
あります。
BeXtation
「BeXtation」はシステムを統合し、統一的なインターフェースで監視や操作が
できるようにすることで、運用の標準化と品質を向上させ、これに掛かるコス
ト(負荷)を削減する製品であります。
(帳票管理)
A-SPOOL
A-SPOOL for XSP
「A-SPOOL」は、コンピュータ・システムで出力される帳票の管理と仕分けなど
BSP-RM
「BSP-RM」は、各種アプリケーションで作成された帳票を統合的に保存管理
を自動化する製品であります。
し、様々な出力媒体(プリンターや電子帳票など)にデータコード(※3)やデ
ータ形式などを自動変換して出力する製品であります。
DURL
「DURL」は、大量帳票印刷の管理・運用を効率化する製品であります。
Information Navigator
「Information Navigator」は、帳票(レポート)情報の中から必要な部分だけ
を見ることができ、帳票に異常値が発生すると、担当者に通知し、複数帳票か
ら必要項目を選択して新たなレポートをノンプログラミングで自動作成する機
能を備えた製品であります。
TIA Report
「TIA Report」は、コンピュータ・システムの運用監視および管理帳票を自動
作成する機能を備えた製品であります。
(その他)
A-DATAdrift
「A-DATAdrift」は、データ入力業務の標準化・自動化用の製品であります。
A-QUALITY
「A-QUALITY」は、コンピュータ・システムで処理されるデータのチェックの自
動化、異常値の自動検出用の製品であります。
(2)ソリューション事業部門
プロフェッショナルサービス
ITシステム運用に関するソリューションサービス、会員制サービス「シスドック」等を提供しておりま
す。ソリューションサービスとしては、コンピュータシステム構築のコンサルティング、受託開発およびシス
テム統合等システム移行に伴う支援を行っております。
また、会員制サービスである「シスドック」においては、当社グループのアドバイザーが定期的に顧
客(会員)を訪問し、コンピュータ・システム運用に関する専門的なアドバイス等を行うアドバイス・サービ
ス、WEBサイトを通じてITシステム運用に関する最新技術動向や事例紹介、研究レポートなどのさまざま
な情報を提供する情報提供サービスを行っております。
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以上に述べた当社グル-プの事業内容、および連結子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりでありま
す。
当社 グループの系統図
当社と関係会社の事業内容
当社グループの各社は、主に以下の事業を行っております。
①株式会社ビーエスピー
コンピュータ・システム運用に関する自動化・効率化・データ活用を支援する製品の開発・販売、保守サービスお
よび導入支援サービスを行っております。
②株式会社ビーエスピーソリューションズ
東日本を中心にコンピュータ・システム運用に関するプロフェッショナルサービス、導入支援サービスおよび保守
サービスの提供を行っております。
③BSP International Corp.
米国において、製品の販売を行うとともに、日系企業を中心にプロフェッショナルサービスの提供を行っておりま
す。
④株式会社ビーエスピー・プリズム
帳票分野における自動化・効率化等を支援する製品の開発・販売およびサポート等を行っております。
※1 パソコンやワークステーションをネットワークを通じて相互に接続した分散型のシステム。UNIXやWindows、LinuxなどのOSがこれ
にあたる。
※2 一定期間(もしくは一定量)データを集め、まとめて一括処理を行う処理方式。また、複数の手順からなる処理において、あらかじ
め一連の手順を登録しておき、自動的に連続処理を行う処理方式。
※3 メッセージを処理するにあたって必要な情報をコード化したもの。
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4 【関係会社の状況】
名称
住所
資本金又は
出資金
主要な事業 議決権の所有
の内容
割合(%)
関係内容
(連結子会社)
㈱ビーエスピーソリュー
ションズ (注)1
東京都港区
150百万円
ソフトウェ
アの受託開
発
当社からサポート業務
の委託を行っておりま
100.0
す。
役員の兼任 2名
ソフトウェ
ア の 開 発・
販売
当社から製品を仕入れ
ている他、当社に対し
製品を販売しておりま
100.0
す。
役員の兼任 2名
資金の貸付
ソフトウェ
ア の 開 発・
販売
当社から製品を仕入れ
ている他、当社に対し
製品を販売しておりま
100.0
す。
役員の兼任 2名
資金の貸付
(連結子会社)
BSP International Corp.
(注)1
アメリカ合衆国
ニューヨーク州
5,700千
米ドル
(連結子会社)
㈱ビーエスピー・プリズ
ム (注)1
(注)
東京都港区
200百万円
1 特定子会社であります。
2 有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
当社グループは、ITシステム運用管理ソフトウェア・プロダクトおよび運用に関するソリューションの提供を
主な事業とした単一事業分野の営業活動を行っているため、事業の種類別セグメント情報の区分にかえて、事業部
門別の従業員数を示すと次のとおりであります。
平成19年3月31日現在
事業部門別の名称
従業員数(名)
プロダクト事業
172
ソリューション事業
27
合計
(注) 1
2
199
従業員数は就業人員であります。
従業員数が前期末に比べ34名増加しましたのは、事業譲受に伴い、子会社を設立したこと等によるものであ
ります。
(2) 提出会社の状況
平成19年3月31日現在
従業員数(名)
平均年齢(歳)
145
(注) 1
2
3
平均勤続年数(年)
34.0
平均年間給与(千円)
6.4
6,743
従業員数は就業人員であります。
平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。
従業員数が前期末に比べ34名増加しましたのは、子会社との業務分担の変更による移籍および新規採用の増
加等によるものであります。
(3) 労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
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第2 【事業の状況】
1 【業績等の概要】
(1) 業績
当連結会計年度(以下「当期」)における我が国経済は、原油価格の高騰、米国景気の減速などの
懸念材料がみられたものの、企業収益改善を背景に設備投資が増加し、雇用情勢にも改善がみられる
など、安定的な景気回復基調で推移いたしました。
当社グループが属する情報サービス業界も、投資意欲の高まりとともにIT投資需要は堅調に推移
し、システム運用管理分野においてもBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を始めニー
ズの拡大傾向が続きました。
このような状況のもと、当社グループは特化分野であるITシステム運用において「A-AUTO(エー
オート)」を始めとする主力製品を中心に積極的な営業に取り組み、従来より注力しているオープン
系、高い競争力を有する従来型メインフレームなど各種プラットフォーム向け製品の販売拡大に努め
ました。また、平成18年8月より、当社グループを挙げてシステム運用管理に携わる人に感謝と敬意を
あらわす「システム管理者感謝の日」の普及・定着活動もスタートしました。
平成18年10月には、当社100%出資の連結子会社として帳票分野に強みをもつ株式会社ビーエスピ
ー・プリズムを設立し、今後の市場拡大が見込まれる帳票マーケットに向けたグループ事業の拡充に
取り組みました。
また、金融商品取引法(日本版SOX法)への対応支援ソリューションにおいて、TIS株式会社
と業務提携を行い、IT全般統制対応に取り組む企業群を対象とするサービスラインアップの強化を
図りました。
しかしながら、情報投資におけるコストパフォーマンスへの厳しい要請やニーズの多様化に応えら
れなかったこと、大手ハードメーカーを中心とする競争環境の激化が進むなかで、特にオープン系製
品における相対的な競争力低下の影響がありました。
さらに、平成18年4月より実施した、お客様窓口の一本化と業務効率化を目的とした新たなグルー
プ営業体制の立ち上がり遅れと、それに伴う機会損失、主力製品の1つである帳票管理ツール「BSPRM(ビーエスピーアールエム)」の機能アップの対応遅れ等によって、販売チャネル拡大を狙ったパ
ートナー・ビジネスの展開が計画通り進展しなかったこと等によって新規顧客層の開拓・獲得が伸び
悩み、プロダクトの売上が減少しました。
これらの結果、当期の連結売上高は39億67百万円(前連結会計年度比(以下「前年同期比」)2.6%
減)となりました。
利益については、新たな営業支援システム導入による営業効率の改善、中国でのオフショア活用の
拡大による開発コスト圧縮やリードタイム短縮、効率的な経費使用などに努めましたが、プロダクト
事業およびソリューション事業ともに売上高が減少したことに加え、株式会社ビーエスピー・プリズ
ム設立に伴う販管費の増加(約1億37百万円)等の影響によって、経常利益は11億19百万円(前年同期
比6.7%減)、当期純利益は5億69百万円(前年同期比15.1%減)となりました。
なお、1株当たり当期純利益は133円93銭(前期は176円79銭)となりました。
事業部門別の業績は次のとおりであります。
A
プロダクト事業
プロダクト事業においては、前期より引き続いてオープン系プロダクトを中心に営業活動を展開
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し、拡大基調が続くデータセンター向けには専任チームによる営業強化を図り、新規案件獲得へ向け
た提案・営業活動にも積極的に取り組みました。
しかし、当期の戦略製品として投入した「BeXtation(ベクステーション)」が、引き合いは強いも
のの、潜在ニーズを充分に開拓出来なかったこと、同じく戦略製品の「Loganizer(ロガナイザー)」
については、内部統制における初期需要の立ち上がりが遅れたことによって、両戦略製品の売上が期
初計画を大幅に下回りました。
海外事業では、スペインや北米等における優良な現地企業との提携を含め海外市場での事業展開を
進めましたが、プロダクト事業売上への寄与は限定的でした。
一方、現場のシステム管理者に対するサポート業務である保守サービス売上は堅調に推移し、前年
同期比で微増となりましたが、プロダクトの売上減少をカバーすることが出来ませんでした。
この結果、プロダクト事業の売上高は36億56百万円(前年同期比0.6%減)となりました。
B
ソリューション事業
ソリューション事業においては、システム運用改善における独自の会員制サービス「シスドック」
の会員獲得が好調に推移したことに加え、現場ノウハウを活かした人材育成サービス分野においても
売上増となりましたが、厳しい競争環境下、前期の大型案件の反動減もあり、コンサルティングや受
託開発などのプロフェッショナルサービスの上期における売上の落ち込みを挽回することが出来ませ
んでした。
この結果、ソリューション事業の売上高は3億10百万円(前年同期比20.6%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度においては、現金及び現金同等物(以下、「資金」)は前期末と比較して464百万円
減少し、3,138百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの
主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、765百万円(前年同期比2.9%増)となりました。これは主に、税金
等調整前当期純利益1,117百万円(前年同期比7.3%減)および売上債権の減少額123百万円(前連結会
計年度は164百万円の増加)等の資金増加要因があったものの、法人税等の支払額630百万円(前年同
期比38.7%増)等の資金減少要因があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、877百万円(前年同期比71.6%増)となりました。これは主に連結
子会社である株式会社ビーエスピー・プリズムにおける事業譲受け対価の支払ならびに販売用ソフト
ウェア等、無形固定資産の取得による支出679百万円(前年同期比658百万円増)によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、353百万円(前連結会計年度は1,617百万円の収入)となりまし
た。支出の主な内容は、配当金の支払額352百万円(前年同期比88.1%増)によるものです。前連結会
計年度の収入の主な内容は、ジャスダック証券取引所上場における500,000株の新株式発行により調達
した資金から発行費用を差引いた1,914百万円です。
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2 【生産、受注及び販売の状況】
(1) 生産実績
当連結会計年度における生産実績を事業別に示すと、次のとおりであります。
(自
至
区分
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
金額(千円)
ソリューション事業
合計
(注) 1
2
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
金額(千円)
比較増減
金額(千円) 前年同期比(%)
365,515
308,892
△56,623
△15.5
365,515
308,892
△56,623
△15.5
金額は、販売価格によっております。
上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績を事業別に示すと、次のとおりであります。
(自
至
区分
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
金額(千円)
プロダクト事業
合計
(注) 1
2
3
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
金額(千円)
比較増減
金額(千円) 前年同期比(%)
93,398
80,503
△12,894
△13.8%
93,398
80,503
△12,894
△13.8%
金額は、仕入価格によっております。
仕入高は主にロイヤリティ(※1)であります。
上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3) 受注状況
当連結会計年度における受注状況を事業別に示すと、次のとおりであります。
事業部門
区分
ソ リ ュ ー シ ョ プロフェッショ
ン事業
ナルサービス
合計
(注) 1
2
前連結会計年度
(自 平成17年4月1日
至 平成18年3月31日)
受注高
受注残高
(千円)
(千円)
当連結会計年度
(自 平成18年4月1日
至 平成19年3月31日)
受注高
受注残高
(千円)
(千円)
比較増減
受注高
(千円)
受注残高
(千円)
285,567
26,169
313,835
33,350
28,268
7,181
285,567
26,169
313,835
33,350
28,268
7,181
金額は、販売価格によっております。
上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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(4) 販売実績
当連結会計年度における販売実績を事業別に示すと、次のとおりであります。
事業部門
区分
機能別
プロダクト別
ジョブ管理
当連結会計年度
(自 平成18年4月1日
至 平成19年3月31日)
販売高
前年同期比
(千円)
(%)
A-AUTO系
641,684
△9.0%
A-SPOOL系
BSP-RM系
315,344
△9.1%
36,925
△38.3%
プロダクト販売
993,955
△10.6%
期間使用料
455,157
0.5%
2,031,585
3.4%
175,598
16.4%
3,656,296
△0.6%
310,941
△20.6%
310,941
△20.6%
3,967,237
△2.6%
プロダクト事業
帳票管理
その他
保守サービス料
導入支援サービス他
プロダクト事業計
ソリューション事業
プロフェッショナルサービス
ソリューション事業計
合
(注) 1
2
計
上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
平成19年3月期のプロダクト販売のうち、プラットフォーム別(メインフレーム系、オープンメインフレーム
系およびオープン系)の販売高、プロダクト販売に占める構成比、前年同期比は以下のとおりであります。
区分
プロダクト
販売高(千円)
前年同期比(%)
メインフレーム系
352,142
35.4
△3.1
オープン・メインフレーム系
232,376
23.4
△29.5
オープン系
409,435
41.2
△2.1
993,955
100.0
△10.6
計
3
販売高構成比(%)
最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合については、
10%以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。
※1 知的所有権の使用料
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3 【対処すべき課題】
当社グループの事業領域であるITシステム運用を取り巻く環境変化は著しいものがあります。ソフト
およびハードウェアの技術革新に加え、システムの利用範囲の拡大や取り扱いデータ量の増大、異なるプ
ラットフォームと利用形態の多様化等によって、ITシステム運用がますます複雑化しています。
また、一方で個人情報保護法や金融商品取引法(日本版SOX法)の影響により、セキュリティや内部
統制の強化が進んでおり、ITシステム運用の重要性がますます高まってきています。
当社グループは、こうした環境変化をビジネスチャンスと捉え、製品力、営業力、人材力をバランス良
く拡充・強化することにより、持続的な事業拡大を実現してまいります。
中長期的には、以下の4項目に経営資源を重点的に配分し、成長基盤を確かなものとして次代における一
段の飛躍とともに、企業価値の増大を実現すべく、グループ一丸となって取り組んでまいります。
(1)製品力の向上
既存の主力製品群の機能強化および品質向上による差別化と競争力向上、さらに戦略製品の機能向上
を進めてまいります。また、昭和52年(1977年)の発売開始以来30年にわたって売れ続けている「AAUTO」に次ぐ、中核製品の企画・開発に取り組んでまいります。
さらに、当社および連結子会社である株式会社ビーエスピー・プリズムの既存の主力製品における統
合・融合による、新たなプロダクトの企画・開発にも注力し、多様化する顧客ニーズに対応した魅力あ
る製品の開発を行ってまいります。
(2)新規顧客の開拓
専任組織としてマーケティング部を設置し、マーケティングおよび営業企画機能の強化、新規顧客の
開拓機能の充実によって新規顧客層の開拓に取り組んでまいります。同時に、従来の直接販売に加え、
間接販売(パートナー販売)における企画提案にも力を入れ、新たな販売チャネルの整備・拡充を図っ
てまいります。
さらに、中国、スペイン、マレーシア、北米等の海外市場においても、現地の有力企業との提携や新
たな事業拠点の設立等による現地に根ざしたビジネス展開を図り、新規顧客の獲得を進めてまいりま
す。
(3)事業シナジーの追求
前期は、帳票分野に強みを有する株式会社プリズムより事業譲渡を受け、新たな連結子会社として株
式会社ビーエスピー・プリズムを設立しました。同社の帳票分野を広くカバーする独自の製品と当社の
製品との統合・融合による事業シナジーの創出、さらに連結子会社の株式会社ビーエスピーソリューシ
ョンズのソリューションサービスとの連携・協働を通じた高付加価値サービスの実現等によって、グル
ープの業容拡大に取り組んでまいります。
当社グループは、今後も、特色ある相手先企業を対象とする業務提携および資本提携、M&Aなど外
部経営資源を活用したグループ成長戦略を継続して展開してまいります。
(4)人材強化
人材の強化においては、平成19年4月1日付けで社長直轄の人材開発室を設置し、中期的視点から人
材育成プログラムの見直しやキャリア人材の採用拡充などに計画的に取り組んでまいります。また、現
場でのマネジメント層、経営幹部候補クラスの育成・強化にも注力し、グループ総合力の向上へむけた
経営基盤強化にも注力してまいります。
なお、当社は、株式会社の支配に関する基本方針について、下記のように定めております。
当社は、株式会社の支配権の移転を伴う株式の買付行為に応じるか否かは最終的には株主が判断するこ
とであると考えております。もっとも、現経営陣の賛同を得ることなく当社株式の大量の買付行為が突如
として行われた場合、株主が、当該買付行為に応じるか否かを適切に判断することは困難な場合も考えら
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れます。特に当社は、基幹業務ソフトウェア分野において、長年にわたり当社製品をご利用いただいて
いる顧客を多数抱えており、買付行為を行う者の属性等によっては顧客との信頼関係を維持できない危険
性があります。
そこで、当社は、平成18年5月11日開催の取締役会において、「当社株式にかかる買収提案への対応方
針」(以下「本対応方針」といいます。)の採用を決議し、平成18年6月22日開催の第24期定時株主総会
において本対応方針の導入を承認頂きました。本対応方針の概要は次のとおりであります。
①議決権割合を20%以上とすることを目的とする当社株式の買付を行おうとする者(以下「買収者」と
いいます。)に対し、買収提案説明書の提出を求め、株主が当該買付行為に応じるか否かを判断する
ために必要な情報を開示させます。
②当社取締役会は、買収者から買収提案説明書を受領した日から30日(十分な情報開示がなされない場
合には、企業価値検討委員会の意見に基づき30日を限度としてその期間を延長することがありま
す。)を経過した日までに当該買付行為に対する賛同または反対の意向を表明します。
③当社取締役会が反対の意向を表明する場合には、その後30日間、買付行為に反対する理由を具体的に
説明した上で、買収者との間で買収条件を有利に変更するよう交渉したり、株主に対して代替案の提
案をしたりするなどの対応を執ります。
④買収者は、その間、具体的な買付行為を開始できないこととし、株主が買付行為に応じるか否かを適
切に判断できるだけの時間と情報を確保致します。
⑤買収者が本対応方針において定める買付行為のルールを遵守しない場合、また当社の企業価値、株主
共同の利益を侵害する濫用的買収者であると判断される場合等には、企業価値検討委員会の勧告に従
い、必要に応じて、差別行使条件等が付された新株予約権の無償割当等の対抗措置を発動致します。
本対応方針では、以上のような手続を経ることによって、株主が買付行為に応じるか否かを判断するた
めに必要な情報と時間を確保しております。
また、本対応方針は、合理的範囲で利用されるよう、以下の仕組みを備えております。
(ア) 取締役会の恣意に基づき対抗措置が発動されることを防止するために、3名以上からなる企業価値
検討委員会を設置し、対抗措置の発動等に関して企業価値検討委員会の勧告に従うこととしておりま
す。
(イ) 取締役会、企業価値検討委員会等が恣意的な判断や対応を行うことを防止するため、各機関が従う
べき手続をガイドラインとして定めております。
(ウ) 監査役に企業価値検討委員会の招集権及び出席権を認め、取締役会及び企業価値検討委員会が行う
対応が法令、定款、及びガイドライン等に抵触しないか随時確認する仕組みを設けております。
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4 【事業等のリスク】
当社グループの経営成績および財政状態等に影響を及ぼす可能性のある主な事項を記載しております。
また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の判断に重要な影響を及ぼす
可能性があると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から、以下に記載し
ております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生防止および発生した
場合の適切な対処に努めてまいります。
また、本項においては将来に関する事項が含まれておりますが、有価証券報告書提出日(平成19年6月
22日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1)特定用途向け製品への依存度が高いこと
平成19年3月期において、ジョブ管理(A-AUTO系)製品関連の売上高は、23億40百万円で連結売上高
の59.0%を占めており、帳票管理(A-SPOOL系、BSP-RM系)製品関連の売上高は9億55百万円で同24.1%
を占めており、これら特定用途向けの製品への依存度が高くなっております。
当社グループの製品の機能は、ジョブ管理や帳票管理等の一部の機能に限られておりますが、大手の
サーバメーカーのなかにはシステム稼動やパフォーマンス管理、ネットワーク管理、セキュリティ管理
を含めた総合的な管理プロダクトを提供しているところもあります。当社グループは、ジョブ管理や帳
票管理等の基幹業務システムに特化し、販売や顧客サポート活動を通じて獲得した既存顧客のニーズに
基づいて、製品の機能追加やバージョンアップを行ってきております。このため、当社グループの製品
は、総合的な管理製品と比べて、ジョブ管理や帳票管理等の特定分野の機能が充実していると考えてお
りますが、コンピュータ・システムの運用管理を行うにあたって企業が総合的な管理製品を選好する場
合もあり、今後、こうした傾向が高まると、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があ
ります。
第25期連結会計年度
(自 平成18年4月1日
至 平成19年3月31日)
区分
売上高(千円)
ジョブ管理
前年同期比(%)
プロダクト
641,684
16.2
△9.0
期間使用料
334,147
8.4
△2.8
1,364,238
34.4
6.2
2,340,070
59.0
0.3
プロダクト
315,344
7.9
△9.1
期間使用料
96,721
2.4
7.5
543,782
13.7
0.5
955,848
24.1
△2.3
保守サービス料
計
帳票管理
売上高構成比(%)
保守サービス料
計
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(2)IT市場の環境変化
①コンピュータ・システムのダウンサインジング化やオープン化の進展に伴うメインフレームコンピュ
ータの低迷
当社グループは、これまで大手企業や官公庁の基幹業務システムとして広く利用されてきたメインフ
レームコンピュータ・システム環境に対応した(メインフレーム系)製品の開発販売に注力してきたこ
ともあり、平成19年3月期において、メインフレーム系プロダクトの売上高(3億52百万円)は全プロ
ダクト売上高(9億93百万円)の35.4%を占めております。
多くの大手企業では既に基幹業務システムを導入済みであり、さらに企業のコンピュータ・システム
のダウンサイジング化やオープン化の進展に伴って、近年では国内のメインフレームコンピュータの出
荷額は減少傾向が続いております。今後、主要なハードメーカーのメインフレームコンピュータ出荷額
の減少が続く場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
また、平成19年3月期の連結売上高の51.2%を占める保守サービスは、主にメインフレーム系の製品
にかかるものであります。これらは、顧客企業の基幹業務システムとして利用されており、また、その
ためにOSの変更等に伴う改訂や改良が重要であるため、プロダクト販売に比べると、比較的安定的な
収益であると考えております。しかしながら、企業の統廃合、IT技術革新等により、大手企業におい
て従来のメインフレームコンピュータが使用されなくなったり、当社グループが適時に適切な製品の改
訂版や改良版の提供ができず、保守サービスの解約が増加した場合、当社グループの経営成績に影響を
与える可能性があります。
②コンピュータ・システムのオープン化への対応
企業におけるコンピュータ・システム運用は、メインフレームコンピュータを中心としたものから、
クライアントサーバを利用したオープンシステムへと移行しておりますが、システムの分散化に伴う弊
害も発生しております。一方、IBM社の戦略商品であるオープンメインフレームのような新たな形態
のコンピュータシステムも登場しております。
当社グループは、このような変化に迅速に対応しておりますが、IT関連技術は技術革新の進歩が早
く、それに応じて業界標準および利用者ニーズが急速に変化するため、この変化への対応が遅れた場
合、競合他社との差別化を図れずに競争力の低下を招き、当社グループの経営成績に影響を与える可能
性があります。
(3)情報セキュリティについて
当社グループは、業務遂行上、顧客が保有する様々な機密情報を取り扱う機会が多く、慎重な対応
と、より厳格な情報管理体制の構築、徹底が求められております。このような機密情報に関し、万一、
何らかの理由で紛失、破壊、漏洩等が生じた場合、当社グループの社会的信用の低下あるいは失墜、損
害賠償責任の発生等により、当社グループの経営成績および財政状態、事業活動等に影響を及ぼす可能
性があります。
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(4)大株主ビーコングループ各社との関係について
①当社およびビーコングループ各社の設立の経緯
当社は、当社、株式会社ビジネスコンサルタント、株式会社リンクレア(旧社名ビーコンシステム株
式会社)および株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー(旧社名株式会社ソフトウェア・エ
ージー・オブ・ファーイースト)で構成される「ビーコングループ」に属しておりました。「ビーコン
グループ」は、株式会社ビジネスコンサルタントが母体で、同社から独立した株式会社リンクレア、株
式会社リンクレアから独立した株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジーで形成されておりま
す。
これらの各社は、相互に資本関係がありますが、取引、資金及び人事の決定過程を通じて、他のビー
コングループ各社からの影響は受けておりません。
当社は、昭和52年7月以後株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファーイーストが国内で販売し
ていた「A-AUTO」(コンピュータ・システムの複雑なジョブのスケジュールを自動化し、ITシステム
運用管理の効率化を実現するツールである日本国産のソフトウェア・プロダクト)を米国市場で販売す
る目的 で、昭和 57年5月、東 京都中央区 に株式会社ビジネスコンサ ルタントの 子会社(出資比率
50.5%)として株式会社スリービーの商号で設立されました。
その後、昭和62年10月、株式会社スリービーの社名を「株式会社ビーエスピー」に変更し、「AAUTO」を輸出するため事業を再開し、平成5年7月、当社は株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・
ファーイーストのITシステム運用関連の事業を継承し、コンピュータ・システム運用管理ソフトウェ
ア・プロダクトの専門会社として本格的な活動を開始いたしました。
当社およびビーコングループ各社の設立年表は以下の通りであります。
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②当社およびビーコングループ各社との資本関係
当社の設立経緯に起因して、当社は、ビーコングループ各社とは相互に資本関係があります。有価証
券報告書提出日現在、ビーコングループ3社(株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー、株
式会社リンクレアおよび株式会社ビジネスコンサルタント)の持株比率は、それぞれ14.9%、8.4%、
8.4%(合計31.8%)となっております。
③ビーコングループ各社の事業概要
主にコンサルタント業務を行っている株式会社ビジネスコンサルタント以外の株式会社リンクレアお
よび株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジーは、いずれも当社と同様に情報関連の事業を行
っておりますが、両社とも専門分野に特化しているため、直接的な競合関係はありません。ビーコング
ループにおいては、グループ戦略やグループ各社間での事業分野の調整等はなく、各社の独立性を尊重
した緩やかな結び付きを基本にしたグループ運営が行われております。
なお、ビーコングループ各社の事業概要は以下の通りです。
・株式会社ビジネスコンサルタント
昭和39年に東京都中央区において設立され、人材開発・組織開発のためのプログラムの提供および
企業経営の効率性を高めるためのコンサルテーション等を主な事業内容としております。
・株式会社リンクレア
昭和45年に株式会社ビジネスコンサルタントの子会社として設立され、主に業務系システムの受託
開発を行っております。また、コンピュータ・システム教育事業等も行っております。なお、同社は
平成19年4月1日に社名変更いたしました。
・株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー
昭和51年に株式会社ビジネスコンサルタントの子会社として設立され、ミドルウェアを基盤とした
データベース、業務アプリケーション、データウェアハウス、Web関連のソフトウェアの開発、輸入
及び販売を主力事業としております。
また、当該分野のシステム開発も行っております。
④ビーコングループ各社との人的関係
有価証券報告書提出日現在、当社の取締役8名のうち旧株式会社三和銀行(現、株式会社三菱東京U
FJ銀行)の元副会長の川畑清氏は、大株主である株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー
の兼任役員となっております。なお、経営上および事業運営上の助言を得ることを目的として、株式会
社ビーコンインフォメーションテクノロジーの元代表取締役会長兼社長(現、創業者最高顧問)の石井
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義興氏を取締役として招聘しております。また、平成19年4月より、営業強化の目的で株式会社ビジネ
スコンサルタントより従業員2名の出向受入れをしております。
⑤ビーコングループ各社との取引関係
当社グループとビーコングループ各社との平成19年3月期における取引関係は以下のとおりでありま
す。
属性
法人主
要株主
大株主
大株主
(注)1
2
会社等の名称
㈱ビーコンイ
ンフォメーシ
ョンテクノロ
ジー
㈱リンクレア
㈱ビジネスコ
ンサルタント
住所
資本金又
は出資金
(千円)
東京都
新宿区
東京都
港区
東京都
中央区
809,250
事業の内容
又は職業
ソフトウェ
アプロダク
トの開発、
輸入及び販
売
議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)
(所有)
直接3.6%
(被所有)
直接14.9%
575,000
コンピュー
タソフトウ
ェアの設計
開発保守
(所有)
直接3.6%
(被所有)
直接8.4%
410,000
人材育成及
び組織開発
プログラム
の提供
(所有)
直接3.0%
(被所有)
直接8.4%
関係内容
取引の内容
取引金額
(千円)
科目
期末残高
(千円)
プロダクト
の販売
9,048
売掛金
1,441
受託開発売
上
44,695
施設・設備
の利用料
85
ユーザ会費
用分担金の
支払
19,787
-
当社製品 プロダクト
の開発他 の販売
566
-
プロダクト
共同セミ の販売
ナー開催
及び講師
人材育成の
派遣
ための研修
費用
役員の
兼任等
事業上
の関係
同社製品
兼任1名
の販売他
-
-
前払費用
30
未払金
-
11,788
-
5,200
売掛金
1,680
17,390
未払金
4,048
上記取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。
取引条件および取引条件の決定方針等
(1)
㈱ビーコンインフォメーションテクノロジー(以下、「BIT」という。)と当社グループとの販売取引および受託開発
売上は、「販売代理店契約書」および「業務請負基本契約」に基づく取引で、他の代理店と同一条件にて取引をして
おります。
(2)
BITへの施設・設備の利用料の支払については、事務所及び備品等の賃借を行っているものであります。
(3)
ユーザ会費用分担金の受入および支払は、当社とBITと共同運営している「Beaconユーザ会」の諸活動の結果発生す
(4)
㈱リンクレアとの販売取引は、同社とのソフトウェア・プロダクト使用許諾契約に基づく取引で他の販売先と同一条件
(5)
㈱ビジネスコンサルタントとの販売取引は、「販売代理店契約書」に基づく取引で他の代理店と同一条件にて取引をし
る諸経費合計の50%であります。
にて取引をしております。
ております。
(6)
㈱ビジネスコンサルタントと当社との人材育成のための研修費用取引は他の同種の取引条件と比較、検討した上で取引
を行っております。
3
Beaconユーザ会は元々は、BIT1社で運営していたものでした。その後当社がBITのシステム運用事業を継承したこと
に伴い、ユーザ会分離についても検討いたしましたが、コスト面および顧客利益の面から、継続して同一の会として運営
する方が良いと判断したためBITと共同運営しているものであります。
4
今後の取組方針
上記各社と取引を行う場合には、相見積を行い、取締役会で報告し、内容によっては承認手続を経て、他の取引先と同
一条件にて取引を行ってまいります。
(5)その他
①人材の獲得
当社グループの属する情報サービス業界では、慢性的な技術者の不足が業界全体に共通する問題点と
なっております。また、近年では、従来のようなシステムエンジニアやプログラマーといった大きな括
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りの職務分野から、アプリケーション分野別、技術分野別、業務上の役割別、技術レパートリー別、お
よび経験・実績別など複数の要素により細分化され、限られた分野での人材の獲得競争は一層厳しくな
っております。このような中で、当社グループの製品開発に必要な分野の能力を有した、優秀な人材の
確保、育成、定着が重要な課題であり、適切な人材の確保等ができなければ、当社グループの経営成績
に影響を与える可能性があります。
②知的財産権
製品の開発・販売においては、特許権、商標権、実用新案権および意匠権等の工業所有権や著作権な
ど多くの知的財産権が関係しております。当社グループは、自社開発の製品をはじめとして、特許権や
実用新案権などの対象となる可能性のあるものについては、その取得を目指して対応しております。し
かしながら、当社グループにおいて必要な知的財産権の取得ができない場合や、当社グループ製品等の
類似製品が他社より開発販売された場合には、当社グループの業績に悪影響を与える可能性がありま
す。
③訴訟の可能性
当社グループは、過去において、損害賠償請求や起訴を受けた事実はありませんが、当社グループが
事業展開を図る上で、当社グループの事業または製品が、他人の特許等を知らないうちに使用したこと
による知的財産権侵害などを理由とした訴訟その他の請求(以下「訴訟等」といいます。)の対象とさ
れる可能性があるほか、当社グループのソフトウェアパッケージが原因となるシステム障害などによっ
てユーザーに損害を与え、このために訴訟等を提起される可能性もあり、その訴訟等の内容および金額
によっては業績に影響を与える可能性があります。
④敵対的買収防衛策について
当社は、基幹業務ソフトウェア分野において、長年にわたり当社製品をご利用いただいている顧客を
多数抱えております。これらの顧客(営業資産)の獲得等を目的として、当社株式の買収事案が発生す
る可能性があります。現時点では買収者出現の有無および当該買収者を特定できるものではありません
が、当社としては、このような買収事案に適切な判断を下すための指針が必要であると考えました。
このため当社は、経営陣による恣意的な買収防衛策の発動がなされないようにする目的で、定款にお
いて、買収防衛策の発動にあたっての手続き等を定めております。この中では、将来における当社の株
式に対する大量取得行為等によって、当社の企業価値ないし株主共同の利益が不当に害されることを防
止するため、取締役会に対し、大量取得行為等の当否についての検討の機会を確保するための事項の策
定、不当な大量取得行為等がなされた場合等における防衛策の実施、および不当な大量取得行為等を未
然に防止するための防衛策の導入につき一定の裁量を与え、これに併せて、取締役会の判断の公正を担
保するべく、社外取締役等により組織される企業価値検討委員会に対し諮問することを義務付けており
ます。そして、定款の授権に基づき、当該方針が仮に導入された場合には、当社株式の大量取得行為を
しようとする者からの事前の資料提出がなされず検討期間が十分に確保されない場合、または当該買収
提案者が濫用的な目的を有していると認めた場合には、企業価値検討委員会に対する諮問を行ったうえ
で株主に対する新株予約権の無償割当等の対抗措置を講じることとしております。このような対抗措置
の一つとして例えば、新株予約権が行使された場合には、当社の株式について株式価値の希薄化が生じ
る可能性があります。
かかる定款規定に基づき、平成18年5月11日開催の取締役会において取得条項付新株予約権の無償割
当を内容とする具体的な買収防衛策の導入を決議し、直ちに公表いたしました。また、同防衛策につい
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ては、平成18年6月22日開催の当社第24期定時株主総会に議案として提出し、原案どおり承認可決いた
しました。
なお、以上に述べた事項が当社グループの事業活動その他に係る全てのリスクを網羅したものではな
く、記載された事項以外のリスクも存在しております。
5 【経営上の重要な契約等】
連結子会社である株式会社ビーエスピー・プリズムにおける事業譲受契約
当社は、当社100%出資の連結子会社として株式会社ビーエスピー・プリズムを設立し、帳票管理ソリュ
ーションベンダーである株式会社プリズムの主要プロダクト事業を、株式会社ビーエスピー・プリズムが譲
受ける事について平成18年11月1日開催の取締役会で決議いたしました。これに伴い、同日、株式会社プリ
ズムと株式会社ビーエスピー・プリズムとの間で事業譲渡契約を締結しました
(1)事業譲受日
平成18年11月2日
(2)譲受け先の名称、住所、代表者の氏名及び資本金
①名称
株式会社プリズム
②住所
東京都品川区
③代表者の氏名
山田 秀樹
④資本金
160百万円
(3)譲受け事業の内容
株式会社プリズムのプロダクト事業における帳票作成・出力・管理運用ソフトウェア製品、保守サービスに
関わる事業
(4)譲受け資産
ソフトウェア
225百万円
のれん
151百万円
計
377百万円
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6 【研究開発活動】
当社グループは、当社の特徴であるメインフレームからUNIX、Windows、Linux、AS400(※1)などのサー
バーを含む様々なプラットフォーム環境に対応していくための研究開発活動を、昨年度に引き続き継続し
て行っております。さらに、今後重要になってくると予想される「他社製品とのインタフェース(※2)技
術」、および、新しいコンピュータ・システム運用のコンセプトづくりと、これに基づいた製品開発につ
いても積極的な展開を行っております。
なお、当連結会計年度の研究開発費総額は2億4百万円となりました。
(1)製品の開発内容と成果
①A-AUTO/Version6.1
A-AUTOは、当社主力製品(ジョブスケジューリングシステム)であり、顧客の要望を最大限採り入れ
て機能を強化しました。
また、分散コンピュータ環境で発生するファイル転送などの事象を検知することで業務の自動実行を
実現する機能を提供します。平成18年12月にリリースしました。
②Loganizer/Version3およびVersion3.1
システム監査へ対応するに必要な実行結果のログ(※3)やアクセスログなどの各種ログに対する保存
管理を行うものであります。当製品にてログとして保存管理することで過去の監視情報を追跡すること
を実現します。Version3ではメインフレームで提供したジョブログ管理ツールであるA-LOGのデータも
管理が可能になりました。なお、同バージョンは平成18年7月にリリースしました。
Version3.1では、Windows版ではイベントログ収集機能をAgentなしで提供することが可能になりまし
た。なお、同バージョンは平成19年3月にリリースしました。
③Exentry/Version6
Exentryは、データ入力を効率的に正確に行うものであり、PC-Entryの後継製品という位置づけの製
品です。入力時にデータの属性の制御やチェックを行い入力ミスを削減します。
従来の製品より、サポートするDBパッケージの種類も増やしました。平成18年5月にリリースしま
した。
④BeXtation/Version1.1およびVersion1.2
BeXtationは異なる運用ツールを仮想的に統合し、オペレーションや運用の標準化を実現します。
Version1.1では、パラメータ設定を変えるだけで様々なツールに対応できる汎用的な連携用モジュール
を開発し、対応ツールを拡大しました。なお、同バージョンは平成18年8月にリリースしました。
Version1.2では、多くの運用ツールから収集した情報を見易くするために、操作性を向上させまし
た。また、運用ツールとの連携を強化して、運用ツールの状況をより正確に把握できる機能も追加しま
した。なお、同バージョンは平成19年1月にリリースしました。
⑤A-SUPERVISION/Version2.1
A-SUPERVISIONはジョブスケジューリングシステムにおける業務の実行状況の監視・制御を実現しま
す。本製品のサーバ機能をLinux環境で稼動するよう移植開発を行いました。また、近年のネットワー
ク環境に対応したシステム構成に変更しています。平成18年5月にリリースしました。
⑥BSP-RM Version1.5
BSP-RMは当社主力製品の一つであり、顧客からの要望を最大限採り入れてユニコード、ホスト帳票可
変長対応、ホスト帳票の行制御、印刷機能コードの変換などの機能アップを行い、平成19年1月にリリ
ースしました。
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(2)現在、研究開発に取り組んでいる主なソフトウェア・プロダクトは次のとおりであります。
①A-AUTO
A-AUTO は、当社主力製品(ジョブスケジューリングシステム)であり、顧客の要望を最大限採り入
れて機能を強化します。日本版SOX法に対応した機能として監査証跡の機能を強化したものを提供し
ます。また、新コンセプトのLMIS(エルミス = ライフサイクル・マネジメント・フォー・ITサ
ービス)」を具現化していく予定です。
②BSP-RM
BSP-RMは当社主力製品であり、顧客や当社営業部員からの要望を最大限採り入れてBSPプリズム社
の製品との連携を強化します。帳票の作成から出力までをスムーズに実行する製品を開発する予定で
す。
③BeXtation
異なる運用ツールを仮想的に統合し、オペレーションや運用の標準化を実現します。A-AUTOのメイン
フレーム版のコネクタを開発し、現在A-AUTOのメインフレーム版のお客様も管理できる連携用のモジュ
ールを開発します。
(3)研究活動の内容
①複合ソフトウェアのインタフェース技術の研究
BeXtationの開発から引き続き研究しているテーマですが、類似した機能を有する多くのパッケージ
ベンダーのソフトウェアパッケージは、それぞれで異なったオペレーションや表示を行います。これら
の混在したソフトウェアパッケージを効率的に利用するためには、複雑な操作方法を長期に渡り習得す
る必要があります。その結果、コンピュータ・システムの運用の負荷を増大させていました。
当社グループでは、他のソフトウェアパッケージを扱うベンダー(※4)との協業により、異なったソ
フトウェア間の変換インタフェースを容易に開発し、一種のHUBステーション(※5)としての役割をも
つ、ソフトウェア・プロダクトの研究を行っております。
このような外部コンピュータ・システムとのインタフェース技術については、今後も継続して研究し
ていき、当社グループのソフトウェアパッケージに積極的に採り入れていきます。
②Linuxやz/OS(※6)など新しいオペレーティング・システムへの対応技術
海外ではかなり普及しているとされるLinuxですが、日本でもようやく本格的に導入され始めまし
た。当社では、数年前からLinux版の製品の販売を開始しており、既に多くのお客様から契約をいただ
いております。
最近では、IBM社のオープンメインフレーム・サーバー「System z」のように、従来のメインフレー
ムに相当するコンピュータ・システムにもLinuxを搭載する動きが活発になってきて、Linuxの普及も更
に加速していくものと予測されます。そこで、当社では、従来に引き続き、新しいLinuxやz/OSの技術
研究を行いながら、多くのソフトウェア・プロダクトをLinux対応にしていく準備を進めています。
③金融商品取引法(日本版SOX法)への対応技術
米国において2002年7月に成立した米国企業改革法(SOX法)によって、ITシステムにおいても、シ
ステムの開発、保守、運用が公正に実施されていることが監査されるようになりました。日本でも2006
年6月に「金融商品取引法」が制定され、企業のITシステムにおいて監査に耐えうる証明情報の提供機
能が必須となっていくことが予測されます。そこで、当社では、A-AUTO、BSP-RM、Loganizerおよび
Information
Navigator等、当社のソフトウェア・プロダクトを金融商品取引法に対応していく準備を
進めています。
④ソフトウェア・プロダクト開発方法の研究
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ネットワーク技術の進化によってコンピュータ・システム利用がグローバル化し、日本国内でもソフ
トウェアパッケージの低価格化が進むことが予想されます。そうしたことを背景に、低コストで高品質
なソフトウェアパッケージの開発を目指し、当社グループでは、ソフトウェア資産の再利用の研究を行
っています。
すでに、既存のソフトウェアプロダクトより、再利用可能な部品として、ソフトウェアコンポーネン
トを切り出し、新規プロダクトの開発への利用を開始しております。今後はさらなるソフトウェアコン
ポーネントの充実を図りながら、適宜、開発プロセスや設計・開発技法の見直しを行い、より生産性の
高い開発環境を整備していく計画です。
⑤最新技術の研究
当社では、製品とすべきソフトウェア・プロダクトの研究開発について、常に最新技術を研究し採用
するなど、積極的かつ革新的な活動を行っています。
⑥新コンセプトの研究
当社では、新しいコンセプトとして「LMIS(エルミス = ライフサイクル・マネジメント・フォ
ー・ITサービス)」を打ち出しました。エルミスは、システム開発とシステム運用をスムースに結び
つける“橋渡し”として、ITシステム全体のライフサイクル、〔開発 → テスト → 本番移行 → 本
番 → 分析→ 改善〕を概念化したものであり、開発生産性の向上や総コストの削減とともに、高品質
なITサービスと継続的な品質改善を可能にします。LMISについては、継続的にコンセプトのブラ
ッシュアップを図ります。
※1 IBM社製コンピュータ・ハードの名称
※2 コンピュータと周辺機器に接続する際の、端子やデータの規格や接続に必要な装置を指す。
※3 コンピュータの利用状況やデータ通信の記録を取ること。また、その記録。操作やデータの送受信が行われた日時と、行われた操
作の内容や送受信されたデータの中身などが記録される。
※4 製品のメーカーあるいは販売会社のこと。
※5 LANを構成する際に使用される機器。集線装置。
※6 IBM社が同社のeServer zSeries900向けに開発したメインフレーム用64ビットOS。OS/390の流れを汲んでおり、信頼性や可用性
の高さには定評がある。
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7 【財政状態及び経営成績の分析】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判
断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき
作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針につきましては、「第
5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事
項」に記載のとおりであります。
当社グループは、税効果会計、固定資産の減損会計、引当金の計上などに関して、過去の実績や当該
取引の状況に照らして、合理的と考えられる見積り及び判断を行い、その結果を資産・負債の帳簿価額
及び収益・費用の金額に反映して連結財務諸表を作成しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確
実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
①損益の状況
当連結会計年度(以下「当期」)の損益の状況につきましては、「第2
事業の状況
1.業績等の
概要(1)業績」に記載のとおりであります。
②財政状態の分析
当社グループは、適切な流動性の維持、事業活動のための資金確保および健全なバランスシートの維
持を財務方針としております。当期の財政状態に関しましては以下のとおりであります。
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末(以下「前期末」)と比較して130百万円増
加して6,916百万円(前年同期比1.9%増)となりました。
流動資産は523百万円減少して4,274百万円(前年同期比10.9%減)、固定資産は653百万円増加して
2,642百万円(前年同期比32.9%増)となりました。流動資産が減少し、固定資産が増加した主な要因
は、平成18年10月に設立した連結子会社ビーエスピー・プリズムにおける事業譲受けによるものです。
なお、当該事業譲受けの詳細に関しましては、連結財務諸表に関する注記事項の企業結合等関係の項
をご覧ください。
負債の合計は前期末と比較して76百万円減少の1,016百万円(前年同期比7.0%減)となりました。主な
要因は、未払法人税等が61百万円および長期未払金が15百万円それぞれ減少したこと等によるもので
す。
純資産の合計は前期末と比較して206百万円増加の5,899百万円(前年同期比3.6%増)となりました。
主な要因は、利益剰余金が216百万円増加したことによるものです。また、自己資本比率は85.3%(前期
末は83.9%)となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
「4
事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
「第2
事業の状況
1
業績等の概要
(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当社グループでは、製品ラインアップの拡充強化および既存製品の競争力の向上を目的として、主にソ
フトウェアのために679百万円の投資を実施いたしました。所要資金は、自己資金によっております。
なお、当連結会計年度において、重要な設備の除却、売却等はありません。
2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社
事業所名(所在地)
事業部門の名称 設備の内容
建物
事務所設備
本
社
プロダクト事業
備品
(東京都港区)
事務所設備
大阪事業所
プロダクト事業
備品
(大阪市中央区)
事務所設備
名古屋事業所他
プロダクト事業
備品
(名古屋市中村区他)
(注) 1
2
平成19年3月31日現在
帳簿価額(千円)
従業員数
工具器具
(名)
ソフトウェア
合 計
及び備品
54,458
21,822
4,615
1,252
―
613
260,507
336,788
128
―
5,868
9
―
613
5
金額には消費税等は含まれておりません。
上表の他、主要な賃借設備は本社及び各事業所事務所であり、賃借料の合計は87百万円(年間)でありま
す。
(2) 国内子会社
会社名
事業所名
(所在地)
事業部門の名
称
プロダクト事
株式会社 ビー
業
本
社
エスピー ソ リ
(東京都港区) ソリューショ
ューションズ
ン事業
株式会社ビー
本
社
プロダクト事
エ ス ピ ー・プ
(東京都港区) 業
リズム
設備の
内容
建物
平成19年3月31日現在
帳簿価額(千円)
従業員数
工具器具
(名)
ソフトウェア
合 計
及び備品
事務所設備
備品
3,637
2,354
8,778
14,770
27
事務所設備
備品
―
704
172,166
172,871
26
(注) 金額には消費税等は含まれておりません。
(3) 在外子会社
会社名
事業所名
(所在地)
事業部門の
名称
設備の
内容
プロダクト
本
社
BSP
事務所設備
事業
International (米 国 ニ ュ ー
ソ リ ュ ー シ 備品
ヨーク州)
Corp.
ョン事業
建物
―
平成19年3月31日現在
帳簿価額(千円)
従業員数
工具器具
(名)
ソフトウェア
合 計
及び備品
211
(注) 金額には消費税等は含まれておりません。
3 【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等
重要な設備の新設等の計画はありません。
(2) 重要な設備の除却等
設備更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。
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211
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第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類
発行可能株式総数(株)
普通株式
15,000,000
計
15,000,000
② 【発行済株式】
種類
普通株式
計
(注)
事業年度末現在
提出日現在
上場証券取引所名又
発行数(株)
発行数(株)
は登録証券業協会名
(平成19年3月31日) (平成19年6月22日)
ジャスダック
4,250,000
4,250,000
証券取引所
4,250,000
―
4,250,000
内容
(注)
―
完全議決権株式であり、株主としての権利内容に制限のない、標準となる株式であります。
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(2) 【新株予約権等の状況】
旧商法第280条ノ20および旧商法第280条ノ21の規定に基づき発行した新株予約権は、次のとおりであ
ります。
株主総会の特別決議日(平成17年6月23日)
事業年度末現在
(平成19年3月31日)
新株予約権の数(個)
新株予約権のうち自己新株予約権の数
新株予約権の目的となる株式の種類
3,680
―
普通株式
新株予約権の目的となる株式の数(株)
新株予約権行使時の払込金額(円)
368,000
415,000
平成19年7月1日から
新株予約権の行使期間
平成27年5月31日まで
新株予約権の行使により株式を発行する場合 発行価格
415,000
の株式の発行価格及び資本組入額(円)
資本組入額
207,500
①新株予約権の割当を受けた者
は、権利行使時においても、
当社及び子会社の取締役また
は従業員の何れかの地位を保
有していることを要する。
ただし、任期満了による 退
任、定年退職その他正当な理
由のある場合には、「新株予
約権割当契約書」に定める権
利行使期間の範囲内で、当該
期間の開始時、または退任も
しくは退職のどちらか遅い時
点から2年間に限り権利行使
できるものとする。
②新株予約権の質入れその他の
処分は認めない。
新株予約権の行使の条件
③新株予約権者の相続人による
権利行使は認めない。
④新株予約権者が行使できる新
株予約 権の行使回数は年間
(1 月 1 日 か ら 12 月 31 日 ま
で)2回を上限とする。
なお、新株予約権者が1年間
に行使できる新株予約権の個
数は、付与された新株予約権
総個数の35%を上限とする。
⑤その他条件は、本総会及び取
締役会決議に基づき、当社と
新株予約権の割当を受けた者
との間で締結する「新株予約
権割当契約」に定めるところ
による。
新株予約権の譲渡、質入その他
新株予約権の譲渡に関する事項
の処分は認めない。
提出日の前月末現在
(平成19年5月31日)
同左
―
同左
同左
同左
同左
同左
同左
同左
代用払込みに関する事項
―
―
組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関す
る事項
―
―
(注)
1 平成17年12月15日の取締役会決議に基づき、平成17年12月28日に新株予約権3,750個を付与しております。
2 新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。
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3 新株予約権発行後、当社が株式分割または株式併合を行う場合、次の算式により目的となる株式の数を調整
するものとする。ただし、かかる調整は新株予約権の目的となる株式の数について行われ、調整の結果生じ
る1株未満の端数については、これを切り捨てるものとする。
調整後株式数=調整前株式数×分割・併合の割合
4 新株予約権を発行後、当社が株式分割または株式併合を行う場合、次の算式により払込金額を調整し、調整
により生じる1円未満の端数は切り上げる。
調整後払込金額
=
調整前払込金額
×
1
分割・併合の比率
また、時価を下回る価額で新株式の発行または自己株式の処分を行う場合は、次の算式により払込金額を
調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げる。
新規発行株式数×1株当たり払込金額
既発行株式数 +
新規発行前の時価
調整後払込金額 = 調整前払込金額 ×
既発行株式数+新規発行株式数
上記の算式において、「既発行株式数」とは、当社の発行済株式数から当社が保有する自己株式数を控除
した数とし、自己株式の処分を行う場合には、「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に、「1株当
たり払込金額」を「1株当たり処分金額」に、「新規発行前の時価」を「処分前の時価」にそれぞれ読み替
えるものとする。
(3) 【ライツプランの内容】
該当事項はありません
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式
総数増減数
(千株)
年月日
発行済株式
総数残高
(千株)
資本金増減額
資本金残高
(千円)
(千円)
資本準備金
増減額
(千円)
資本準備金
残高
(千円)
平成14年8月31日(注)1
1,250
3,750
―
480,000
―
371,000
平成18年3月14日(注)2
500
4,250
850,000
1,330,000
1,079,500
1,450,500
(注)
1 同日付で、平成14年3月31日最終の株主名簿に記載された株主の所有株式数を、1株につき1.5株の割合をも
って分割しております。
2 有償一般募集(ブックビルディング方式)
発行価格
4,150円 引受価額
3,859円
発行価額
3,400円 資本組入額
1,700円
(5) 【所有者別状況】
平成19年3月31日現在
株式の状況(1単元の株式数100株)
区分
株主数
(人)
所有株式数
(単元)
所有株式数
の割合(%)
外国法人等
単元未満
株式の状況
(株)
政府及び
地方公共
団体
金融機関
―
11
14
29
6
1
1,777
1,838
―
―
7,727
260
18,480
60
3
15,959
42,489
1,100
―
18.19
0.61
43.49
0.14
0.01
37.56
100.00
―
証券会社
その他の
法人
個人以外
個人
その他
個人
計
(注)自己株式150株は、「個人その他」に1単元及び「単元未満株式の状況」に50株を含めて記載しております。
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(6) 【大株主の状況】
氏名又は名称
株式会社ビーコンインフォメーシ
ョンテクノロジー
株式会社ビジネスコンサルタント
ビーコンシステム株式会社(注)
平成19年3月31日現在
発行済株式
所有株式数
総数に対する
(株)
所有株式数
の割合(%)
住所
東京都新宿区西新宿一丁目24―1
東京都中央区八重洲二丁目2―1
住友生命八重洲ビル
東京都港区港南二丁目16―4
品川三菱ビル
635,000
14.94
360,000
8.47
360,000
8.47
日本トラステイ・サービス信託銀
行株式会社(信託口)
東京都中央区晴海一丁目8-11
266,600
6.27
三菱UFJキャピタル株式会社
東京都中央区京橋二丁目14―1
237,500
5.58
株式会社三菱東京UFJ銀行
東京都千代田区丸の内二丁目7―1
187,400
4.40
宮
神奈川県三浦郡葉山町
172,300
4.05
ビーエスピー社員持株会
東京都港区港南二丁目15―1
品川インターシティA棟
131,150
3.08
三菱UFJ信託銀行株式会社
常任代理人 日本マスタートラス
ト信託銀行株式会社
東京都港区浜松町二丁目11-3
127,500
3.00
日本情報産業株式会社
東京都渋谷区渋谷三丁目1-4
100,000
2.35
2,577,450
60.64
台
功
―
計
(注)
1 ビーコンシステム株式会社は平成19年4月1日より株式会社リンクレアに社名変更しております。
2 当事業年度末における日本トラステイ・サービス信託銀行株式会社(信託口)の信託業務の株式数について
は、当社として把握することができないため、記載しておりません。
3 野村證券株式会社から、平成19年2月7日付の大量保有報告書の写しの送付があり、同日現在で205,000株
を保有している旨の報告を受けておりますが、当社として期末時点における実質所有株式数の確認ができま
せんので、上記大株主の状況には含めておりません。
なお、野村證券株式会社の大量保有報告書の内容は以下のとおりであります。
大量保有者
野村證券株式会社
住所
東京都中央区日本橋一丁目9-1
保有株券等の数 株式 205,000株
株券等保有割合 4.82%
(7) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
平成19年3月31日現在
区分
株式数(株)
議決権の数(個)
内容
無議決権株式
―
―
―
議決権制限株式(自己株式等)
―
―
―
議決権制限株式(その他)
―
―
―
―
株主としての権利内容に制限のな
い、標準となる株式
完全議決権株式(自己株式等)
完全議決権株式(その他)
単元未満株式
(自己保有株式)
普通株式
100
普通株式
4,248,800
普通株式
1,100
発行済株式総数
4,250,000
総株主の議決権
―
42,488
―
同上
同上
―
―
42,488
(注)「単元未満株式」欄には、当社所有の自己株式50株が含まれております。
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② 【自己株式等】
所有者の住所
他人名義
所有株式数
(株)
所有株式数
の合計
(株)
東京都港区港南二丁目15-1
100
―
100
0.00
―
100
―
100
0.00
所有者の氏名
又は名称
(自己保有株式)
株式会社ビーエスピー
平成19年3月31日現在
発行済株式
総数に対する
所有株式数
の割合(%)
自己名義
所有株式数
(株)
計
(8) 【ストックオプション制度の内容】
当社は、新株予約権方式によるストックオプション制度を採用しております。
当該制度は、旧商法第280条ノ20および旧商法第280条ノ21の規定に基づき、当社および当社子会社の
取締役、従業員ならびに本株主総会終結の時以後これらに該当することとなった者に対し、特に有利な
条件をもって、新株予約権を付与することを、平成17年6月23日の定時株主総会において特別決議され
たものであります。
当該制度の内容は、次のとおりであります。
決議年月日
平成17年6月23日
付与対象者の区分及び人数
当社取締役
当社子会社取締役
当社従業員
当社子会社従業員
新株予約権の目的となる株式の種類
「(2)新株予約権等の状況」に記載しております。
株式の数(株)
同
上
新株予約権の行使時の払込金額(円)
同
上
新株予約権の行使期間
同
上
新株予約権の行使の条件
同
上
新株予約権の譲渡に関する事項
同
上
5名
1名
31名
8名
代用払込みに関する事項
―
組織再編行為に伴う新株予約権の交付
に関する事項
―
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2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】
旧商法第221条第6項に基づく単元未満株式の買取請求による普通株
式の取得及び会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得
(1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません
(2) 【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません
(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分
株式数(株)
当事業年度における取得自己株式
価額の総額(円)
150
461,500
―
当期間における取得自己株式
―
(注)当期間における取得自己株式には、平成19年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り
による株式は含まれておりません。
(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度
区分
当期間
株式数(株)
処分価額の総額
(円)
株式数(株)
処分価額の総額
(円)
引き受ける者の募集を行った
取得自己株式
―
―
―
―
消却の処分を行った取得自己株式
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
合併、株式交換、会社分割に係る
移転を行った取得自己株式
その他
(
―
)
保有自己株式数
150
―
150
―
(注)当期間における保有自己株式には、平成19年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り
による株式は含まれておりません。
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3 【配当政策】
当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置づけており、配当性向30%を目標
として、健全な財務体質の構築と事業拡大に必要な内部留保の充実を図りながら、中間配当と期末配当
の年2回の剰余金の配当を継続的に実施していくことを基本方針としております。
これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会で
あります。なお、当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うこ
とができる。」旨を定款に定めております。
当事業年度の配当につきましては、上記方針に基づき1株当たり56円の配当(うち中間配当28円)を
実施することを決定しました。
また、内部留保資金については、財務体質強化、事業拡大、人材の育成・強化、長期的視点に立った
新製品開発および品質力向上等に投資し、将来にわたってのグループ総合力強化に努めてまいります。
なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。
配当金の総額
(百万円)
決議年月日
平成18年11月9日
取締役会決議
平成19年6月21日
定時株主総会決議
1株当たり配当額
(円)
118
28
118
28
4 【株価の推移】
(1) 【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】
回次
第21期
第22期
第23期
第24期
第25期
決算年月
平成15年3月
平成16年3月
平成17年3月
平成18年3月
平成19年3月
最高(円)
―
―
―
5,700
4,670
最低(円)
―
―
―
4,460
1,650
(注)
株価は、ジャスダック証券取引所におけるものであります。
当社株式は、平成18年3月15日からジャスダック証券取引所に上場されております。それ以前については、該
当事項はありません。
(2) 【最近6月間の月別最高・最低株価】
月別
平成18年10月
11月
12月
平成19年1月
2月
3月
最高(円)
2,095
1,900
1,981
2,145
2,000
1,806
最低(円)
1,700
1,650
1,666
1,905
1,680
1,720
(注)
株価は、ジャスダック証券取引所におけるものであります。
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5 【役員の状況】
役名
職名
氏名
生年月日
略歴
昭和59年4月
平成6年4月
株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファ
ーイースト (現 株式会社ビーコンインフォメ
ーションテクノロジー) 入社
当社入社
平成11年6月
当社取締役カスタマサービス部長
平成15年1月
代表取締役
社長
-
竹藤
浩樹 昭和36年7月22日 平成15年10月
当社代表取締役社長(現任)
平成16年9月
株式会社ビーエスピーソリューションズ取締役
(現任)
BSP International Corp.取締役(現任)
平成18年11月
平成7年11月
株式会社ビーエスピー・プリズム取締役(現
任)
株式会社三和銀行(現株式会社三菱東京UFJ銀
行)入行
同行 武蔵小杉支店長
平成12年4月
当社入社 総務部長
平成12年6月
当社取締役 総務部長
昭和46年4月
支援本部長
代表取締役
兼 広 報 室 担 山口
専務
当
謙二
平成13年10月
当社常務取締役
総務部長
昭和22年11月8日 平成14年4月
当社常務取締役
管理本部長
平成15年4月
当社専務取締役
営業本部長
平成15年4月
BSP International Corp.取締役
平成16年4月
当社代表取締役専務
平成17年4月
BSP International Corp.CEO(現任)
平成17年8月
当社代表取締役専務 支援本部長兼広報室担当
(現任)
日本電気株式会社入社
昭和55年4月
平成13年1月
コーポレー
ト企画室長
兼マーケテ
常務取締役
古川
ィング部兼
品質管理室
担当
章浩 昭和31年7月21日
平成15年7月
平成17年9月
当社入社
平成17年11月
取締役
取締役
営業本部長
製品開発
部長
菅原
昭和46年3月
昭和54年3月
ビーコンシステム株式会社入社
平成4年4月
同社取締役
髙橋
章 昭和28年4月1日 平成12年4月
平成12年6月
支援部長
池田
(注)3
46,300
(注)4
23,500
当社入社プロダクト開発部長
(注)3
32,000
10,350
当社取締役
プロダクト開発部長
平成16年4月
当社取締役
技術本部長
平成17年8月
当社取締役
営業本部長(現任)
昭和61年4月
日本アイ・ビー・エム株式会社入社
平成15年10月
平成17年7月
同社e-ビジネスソリューション&Web-ALP開発
センター プロジェクト・スペシャリスト
(注)4
当社入社 製品開発部長
平成17年11月
当社取締役
昭和51年4月
東洋信託銀行株式会社(現三菱UFJ信託銀行株
式会社)入社
同社東京第2営業部長
太 昭和38年7月24日
平成13年4月
取締役
60,700
コーポレート企画室長
当社常務取締役 コーポレート企画部長兼プロ
ダクト推進部兼エンタープライズ・マーケティ
ング&セールス部兼品質管理室担当
株式会社ビーエスピー・プリズム代表取締役社
長(現任)
常務取締役コーポレート企画室長兼マーケティ
ング部兼品質管理室担当(現任)
沖電気工業株式会社入社
平成19年4月
(注)3
営業本部長
イーシステム株式会社入社
同社 取締役ワイヤレスソリューション事業部
長兼経営企画室長
同社取締役副社長執行役員
平成18年11月
所有株式
数(株)
BSP International Corp.CEO
当社常務取締役技術本部長
平成16年4月
平成17年4月
任期
明彦 昭和28年11月27日 平成17年12月
製品開発部長(現任)
同社大阪法人営業部長
平成18年7月
当社入社
平成19年6月
当社取締役
35/94
支援部長
支援部長(現任)
(注)4
3,000
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役名
職名
氏名
生年月日
略
昭和30年4月
昭和57年6月
株式会社三和銀行(現株式会社三菱東京UFJ銀
行)入行
同行 取締役資金証券部長
平成元年5月
同行 副頭取
平成6年6月
取締役
-
川畑
清 昭和7年3月17日 平成8年6月
平成12年6月
昭和44年4月
取締役
-
石井
義興 昭和13年11月26日
昭和59年11月
同社代表取締役社長
平成10年6月
同社代表取締役会長
平成13年6月
当社取締役(現任)
平成13年9月
株式会社ビーコンインフォメーションテクノロ
ジー代表取締役会長兼社長
同社創業者最高顧問(現任)
平成8年4月
監査役
監査役
監査役
-
-
-
-
木村
伊吹
菅
木村
平成8年6月
輝昭 昭和18年9月21日 平成9年6月
一郎 昭和18年7月13日
直樹 昭和16年8月7日
1,500
(注)3
2,000
(注)5
40,100
(注)6
5,000
(注)6
1,000
当社専務取締役
当社代表取締役専務
BSP International Corp.取締役社長
平成15年3月
株式会社ビーエスピーソリューションズ監査役
平成17年11月
当社監査役(現任)
昭和43年4月
味の素株式会社入社
昭和50年6月
株式会社ビジネスコンサルタント入社
昭和63年11月
同社取締役
平成元年6月
同社常務取締役
平成5年4月
同社専務取締役
平成10年4月
同社取締役
平成12年6月
同社参与
平成15年6月
当社監査役(現任)
昭和47年10月
小笠公認会計士事務所入所
昭和51年4月
税理士登録
税理士事務所開設
当社顧問
平成15年6月
当社監査役(現任)
昭和40年4月
平成16年6月
株式会社三和銀行(現株式会社三菱東京UFJ銀
行)入行
株式会社東洋情報システム(現TIS株式会
(注)6
社)監査役
株式会社ユーフィット監査役
平成17年11月
当社監査役(現任)
平成7年6月
計
(注) 1.
2.
3.
4.
5.
6.
(注)3
株式会社三和銀行(現株式会社三菱東京UFJ銀
行)入行
当社入社
平成11年6月
昭雄 昭和19年3月1日 平成6年11月
平成9年2月
所有株式
数(株)
株式会社ビジネスコンサルタント取締役
ビーコンシステム株式会社(現株式会社リンク
レア)取締役
株式会社ビーコンインフォメーションテクノロ
ジー取締役(現任)
当社取締役(現任)
株式会社ビジネスコンサルタント入社
株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファ
ーイースト取締役(現 株式会社ビーコンインフ
ォメーションテクノロジー)
昭和42年4月
任期
同行 副会長
東洋不動産株式会社 代表取締役社長
昭和51年8月
平成16年4月
監査役
(常勤)
歴
3,000
228,450
取締役 川畑清氏および石井義興氏は会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。
監査役 伊吹一郎氏、菅 昭雄氏および木村直樹氏は会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。
平成18年6月22日開催の定時株主総会の終結の時から2年間
平成19年6月21日開催の定時株主総会の終結の時から2年間
平成17年11月24日開催の臨時株主総会終結の時から平成21年6月開催予定の定時株主総会終結の時まで
平成19年6月21日開催の定時株主総会の終結の時から4年間
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6 【コーポレート・ガバナンスの状況】
当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、当社の経営にかかわりを持つ株主、債権
者、従業員、取引先、地域社会といった諸々の利害関係者(ステークホルダー)との関係を適切に調整し
つつ株主利益を尊重し、企業価値を高めることを経営者の責務とし、経営執行の過程において取締役会の
合議機能、監査役の監視機能あるいは社内組織・業務分掌における牽制機能などを有効に発揮させること
によって、経営の健全性、公平性、透明性を担保することが基本であると考えております。
1
会社の機関の内容および内部統制システムの整備の状況等
(1) 会社の機関およびその他業務意思決定機関の内容
①株主総会
株主の株主総会へ出席率を高めるため、株主総会集中日開催を避けることを心がけております。な
お、開かれた株主総会の運営を図るため、説明責任の徹底と、株主懇談会を通じたディスクロージャ
ーを行うことに特徴があります。
②取締役会
取締役会は、健全な経営を維持する上で、経営陣の業務執行の監視機能として、社外取締役の登用
を行っております。取締役の構成は、社外取締役(非常勤)2名を含む8名で構成されており、月1
回の定例取締役会を開催することとしております。
③代表取締役
取締役会の議長であり取締役会を統括するとともに、取締役会の決議を執行し当社業務全般を統括
します。
④監査役会
監査役会は、社外監査役(非常勤)3名を含む4名で構成されており、月1回の定例監査役会を開
催することとしております。当社は従来から監査役機能に重点を置き、経営に対する監視の強化を図
り、経営者が株主利益への奉仕という本来的使命から逸脱することを防いでおります。
⑤経営会議
経営会議は、取締役会に上程する議題の決定、審議・検討を行うとともに取締役会の決定事項等の
業務を執行するため常勤取締役で構成され、毎週1回開催されます。なお、緊急の議案がある場合は
随時開催し、迅速かつ適切に対応しております。また、この経営会議の決定により、必要に応じて当
社グループ全体の役員・監査役連絡会を開催し、当社グループ全体の業務執行の徹底を図っておりま
す。
⑥危機管理委員会
当社に起こりうるリスクを未然に防ぎ、またリスクが発生した場合速やかに対応、解決するため
に、危機管理委員会を設置、緊急連絡網の整備をしております。特に、顧客情報や製品情報の遺漏防
止、サイバーテロ(※1)対策、製品トラブル対応、特許侵害問題への対応など十分なリスク管理体制
を構築しております。
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(2)会社の機関・内部統制の関係
(3) 内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況
当社の内部統制システムに関する基本的な考え方は以下のとおりであります。
①職務執行の基本方針
当社は、次の企業理念を掲げ、すべての取締役及び従業員(社員、嘱託、契約社員、派遣社員その他
当社の業務に従事するすべての者を言います。)が、職務を執行するにあたっての基本方針としてお
ります。
<企業理念>
○悪をなさない
CSRの基本に則り、社会的規範を遵守し、経営の透明性を高め、信頼される企業市民となるよう努めます。
○利益をあげる
健全な経営によって事業を成長させ、すべてのステークホルダーに適正な利益の還元ができるよう努めます。
○永続させる
こうした、たゆまない努力を積み重ね、顧客・株主・社員、そして社会に対する責任を果たしてまいります。
当社は、この企業理念の下、適正な業務執行のための体制を整備し、運用していくことが重要な経営
の責務であると認識し、以下の内部統制システムを構築しております。
当社は、今後とも、内外環境の変化に応じ、一層適切な内部統制システムを整備すべく、努めてまい
ります。
②取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
(ⅰ)取締役及び従業員が遵守すべき規範、とるべき行動の基準を示した「企業倫理規範」及び「行
動基準」(共に平成15年12月15日制定)を周知徹底させるとともに、必要に応じ、その内容を追加・
修正することとします。
(ⅱ)取締役会が取締役の職務の執行を監督するため、取締役は、会社の業務執行状況を取締役会に
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報告するとともに、他の取締役の職務執行を相互に監視・監督することとします。
(ⅲ)法令ならびに「企業倫理規範」及び「行動基準」その他諸規程に反する行為等を早期に発見し
是正することを目的として内部通報制度を設置します。
③取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
取締役の職務執行に係る情報については、稟議規程、文書管理規程に基づき、その保存媒体に応じて
安全かつ検索性の高い状態で記録・保存・管理することとし、取締役及び監査役は必要に応じてこれ
らの閲覧を行うことができるものとします。
④損失の危険の管理に関する規程その他の体制
(ⅰ)当社事業の特性上重要度の高いリスクである広域災害発生時に対応するために「危機管理委員
会」を設置し、緊急連絡網の整備、顧客情報の整備等を定期的に実施し、不測の事態発生時に速やか
に対応しお客様のシステムの稼動を支援する体制を構築します。
(ⅱ)既存の業務管理規程に盛り込まれている業務執行に係るリスクをトータルに認識・評価し適切
なリスク対応を行うために、リスク管理基本規程を定め、全社的なリスク管理体制を整備します。
⑤取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
(ⅰ)取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制の基礎として、取締役会を
月1回(定時)開催するほか、必要に応じて臨時に開催します。
(ⅱ)決裁に関する職務権限規程において、社長決裁、担当取締役決裁等の決裁権限を定め、特に代
表取締役社長による会社の業務執行の決定に資するため、原則として週1回(定時)開催している経
営会議にて審議の上、執行決定を行います。
(ⅲ)取締役の職務分担を明確にし、当該担当業務の執行については、組織規程において各部門の業
務分掌を明確にするとともに、その責任者を定め、適正かつ効率的に職務が行われる体制を確保しま
す。
⑥ビーエスピーグループにおける業務の適正を確保するための体制
(ⅰ)経営管理については、「関係会社管理規程」に基づき、子会社の経営意思を尊重しつつ、一定の
事項について報告を求めるほか、子会社の非常勤取締役を当社から派遣し、子会社の取締役の職務執
行を監視・監督します。
(ⅱ)当社グループに属する会社間の取引は、法令・会計基準・税法その他の社会規範に照らし適切
なものであることとします。
(ⅲ)当社の内部監査室が子会社に対する内部監査を実施し、その結果を子会社の取締役及び当社の
取締役に報告します。
(ⅳ)子会社の監査役と情報交換の場を定期的に設けます。
⑦監査役の職務を補助すべき使用人に関する体制と当該使用人の取締役からの独立性に関する事項
(ⅰ)内部監査室が必要に応じて監査役の監査を補助する旨、職務分掌規程で明確化します。
(ⅱ)監査役から監査役を補助することの要請を受けた内部監査室の従業員は、その要請に関して、
取締役及び上長等の指揮・命令を受けないものとします。また、当該従業員の人事異動、人事評価及
び懲戒処分については、監査役会と協議のうえ決定するものとします。
⑧取締役及び使用人が監査役に報告するための体制その他の監査役への報告に関する体制
(ⅰ)全ての取締役及び従業員は、当社に著しい損害を及ぼすおそれや事実の発生、信用を著しく失
墜させる事態、内部管理の体制・手続き等に関する重大な欠陥や問題、法令違反や重大な不当行為な
どについて、監査役に報告を行うものとします。
(ⅱ)監査役は、取締役会のほか、重要な意思決定の過程及び業務の執行状況を把握するため、経営
会議などの重要な会議に出席するとともに、主要な稟議書その他業務執行に関する重要な文書を閲覧
し、必要に応じて取締役または従業員にその説明を求めることができるものとします。
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⑨その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
代表取締役及び業務執行を担当する取締役は、監査役との意思疎通を図るため、監査役の求めに応
じ、原則毎月1回定期的な会合をもつこととします。
内部統制システムといたしましては、取締役会および経営会議において、監査役および議題に係る各
担当者の参加のもと、月次業務執行報告と課題検討を行い、常時、業務および執行の厳正な監視を行え
る体制をとっております。
なお、内部監査機関として内部監査室を設置し、外部監査は新日本監査法人に依頼しております。
その他、コーポレート・ガバナンスの基盤となるコンプライアンスにつきましては、倫理委員会を設
置し運用体制を確立するとともに、諸規程を整備し、周知徹底を図っております。
さらに、社内規程、内規等の整備を図り、業務実施に際しての適正な管理を行うとともに、監査役お
よび会計監査人である新日本監査法人と連携しつつコーポレート・ガバナンスの強化に取り組んでおり
ます。
2
リスク管理体制の整備の状況
当社では、危機管理委員会を設置し、顧客情報や製品情報の遺漏防止、サイバーテロ対策および特許
侵害問題への対応等、十分なリスク管理体制を構築しております。情報セキュリティ強化といたしまし
ては、対外資格として「プライバシーマーク」を平成18年3月に取得して、社内モラルの向上と問題発
生の防止に努めております。
3
役員報酬の内容
取締役に対する年間報酬総額は、194,377千円(うち社外取締役 19,380千円 )
監査役に対する年間報酬総額は、40,740千円(うち社外監査役 29,070千円 )
4
役員に準ずるものに対する顧問報酬の内容
役員に準ずるもの1名に対する年間顧問報酬総額は、4,500千円
5
監査報酬の内容
「公認会計士法(昭和23年法律第103号)第2条第1項に規定する業務」に基づく報酬は、17,500千円
上記以外の報酬はありません。
6
内部監査、監査役監査の組織、人員および手続ならびに内部監査、監査役監査、会計監査の相互連携
当社では、内部監査は代表取締役社長の直轄組織として内部監査室を設置しており、担当人員は監査
室長ほか2名を配置し、必要のある場合は社長の承認を得たうえで他部門の者を監査の業務につかせて
おります。内部監査室では、業務監査、会計監査および特命監査を行っております。各事業部(本部)
に対しては、内部監査室が、定期的に内部監査を実施し、監査結果を代表取締役社長に報告のうえ、取
締役会、監査役会に報告されています。なお監査役は、随時この内部監査に参加し、内部監査状況を監
視いたします。また、監査役とは必要に応じて随時報告会を開催するなど連携を取っております。
監査役は、期末監査終了後、会計監査人と意見交換を行い、監査報告書を作成し取締役社長に提出
し、定時株主総会に出席して監査報告を行っております。期中監査の実施過程において把握した問題点
については、その都度監査意見書を作成し代表取締役社長に提出し、問題点の改善を求めております。
また、内部監査室、会計監査人および子会社監査役と緊密な連携を保つため、定期的に連絡会を開催す
るなど積極的に情報交換を行い、監査の有効性、効率性を高めております。
7
会社と社外取締役および社外監査役との人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係の概要
当社では、社外取締役2名および社外監査役3名を選任しており、川畑清は、筆頭株主である株式会
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社ビーコンインフォメーションテクノロジーの取締役を兼任しております。石井義興は、株式会社ビ
ーコンインフォメーションテクノロジーの出身であります。また、社外監査役である伊吹一郎は、大株
主である株式会社ビジネスコンサルタントの出身であり、菅昭雄は、当社の元顧問税理士であり、木村
直樹は、同業界であるTIS株式会社の出身であります。資本的関係は、社外取締役2名および社外監
査役伊吹一郎の出身企業は当社の大株主でありますが、いずれの会社も、社外取締役、社外監査役個人
が直接利害関係を有する取引を行っておりません。
なお、社外取締役である川畑清は当社株式を1,500株、石井義興は2,000株保有しております。また、
社外監査役である伊吹一郎は当社株式を5,000株、菅昭雄は1,000株、木村直樹は3,000株をそれぞれ保
有しております。
8
責任限定契約の内容の概要
当社と社外取締役2名及び社外監査役3名は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第
1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しており、当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は法令が
定める範囲内とするとしております。
9
取締役の定数
当社の取締役の定数は10名以内とする旨定款に定めております。
10
取締役の選任及び解任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を
有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めております。
また、解任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有す
る株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。
11
会計監査の状況
当社は、新日本監査法人と監査契約を締結しており、公正な会計監査を受け、会計処理の適正性の確
保に努めております。監査業務を執行した公認会計士の氏名、所属する監査法人名及び当社に係る継続
監査年数は以下のとおりであります。
業務を執行した公認会計士の氏名
所属する監査法人名
継続監査年数
江口
潤
新日本監査法人
-
佐藤
森夫
新日本監査法人
-
(注)
1.
2.
継続監査年数については、全員7年以内であるため、記載を省略しております。
監査業務に関わる補助者の構成
公認会計士 2名、 会計士補等 4名
なお、同監査法人は、公認会計士法上の規制開始及び日本公認会計士協会の自主規制実施に先立ち、
自主的に業務執行社員の交代制度を導入しております。
※1 インターネットなどのコンピュータネットワーク上で行われる大規模な破壊活動。人に危害を加えたり、社会機能に打撃を与える
ような、深刻かつ悪質なものをこのように呼ぶ。
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第5 【経理の状況】
1
連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省
令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。
なお、前連結会計年度(平成17年4月1日から平成18年3月31日まで)は、改正前の連結財務諸表規則
に基づき、当連結会計年度(平成18年4月1日から平成19年3月31日まで)は、改正後の連結財務諸表規
則に基づいて作成しております。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59
号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
なお、前事業年度(平成17年4月1日から平成18年3月31日まで)は、改正前の財務諸表等規則に基づ
き、当事業年度(平成18年4月1日から平成19年3月31日まで)は、改正後の財務諸表等規則に基づいて
作成しております。
2
監査証明について
当社は、証券取引法第193条の2の規定に基づき、前連結会計年度(平成17年4月1日から平成18年3月
31日まで)及び前事業年度(平成17年4月1日から平成18年3月31日まで)の連結財務諸表及び財務諸表に
ついては中央青山監査法人(現みすず監査法人)により監査を受け、当連結会計年度(平成18年4月1日か
ら平成19年3月31日まで)及び当事業年度(平成18年4月1日から平成19年3月31日まで)の連結財務諸表
及び財務諸表については新日本監査法人により監査を受けております。
なお、当社の監査人は次のとおり交代しております。
前連結会計年度および前事業年度
中央青山監査法人(現みすず監査法人)
当連結会計年度および当事業年度
新日本監査法人
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1 【連結財務諸表等】
(1) 【連結財務諸表】
① 【連結貸借対照表】
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
区分
注記
番号
当連結会計年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(千円)
構成比
(%)
金額(千円)
(資産の部)
Ⅰ
流動資産
1
現金及び預金
2,807,146
2,342,463
2
受取手形及び売掛金
859,112
736,075
3
有価証券
999,928
999,647
4
たな卸資産
6,090
4,026
5
繰延税金資産
79,374
113,436
6
その他
46,507
79,159
流動資産合計
Ⅱ
4,798,161
70.7
4,274,809
61.8
固定資産
1
有形固定資産
(1) 建物
92,090
△28,388
減価償却累計額
(2) 工具器具及び備品
△37,312
63,701
93,080
△62,098
減価償却累計額
有形固定資産合計
2
100,024
62,712
79,849
30,981
94,683
△52,237
1.4
27,611
90,324
無形固定資産
(1) ソフトウェア
77,409
436,120
(2) のれん
─
139,352
(3) その他
2,303
2,030
無形固定資産合計
3
1.3
79,712
1.2
577,503
8.4
投資その他の資産
(1) 投資有価証券
685,400
769,200
(2) 差入保証金
151,116
133,286
108,756
101,417
830,000
930,000
38,848
40,341
(3) 繰延税金資産
(4) 長期性預金
(5) その他
※1
投資その他の資産合計
1,814,121
26.7
1,974,245
28.5
固定資産合計
1,988,517
29.3
2,642,073
38.2
資産合計
6,786,678
100.0
6,916,882
100.0
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前連結会計年度
(平成18年3月31日)
区分
注記
番号
当連結会計年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(千円)
構成比
(%)
金額(千円)
(負債の部)
Ⅰ
流動負債
1
買掛金
2
未払法人税等
3
賞与引当金
4
役員賞与引当金
46,700
35,400
5
その他
461,115
469,638
流動負債合計
991,780
Ⅱ
76,118
73,954
367,246
305,968
40,600
45,300
14.6
930,261
13.5
固定負債
1
長期未払金
101,754
固定負債合計
101,754
1.5
86,638
1.2
1,093,534
16.1
1,016,899
14.7
1,330,000
19.6
─
―
負債合計
86,638
(資本の部)
Ⅰ
資本金
※3
Ⅱ
資本剰余金
1,450,500
21.4
─
―
Ⅲ
利益剰余金
2,911,381
42.9
─
―
Ⅳ
その他有価証券評価差額金
27,927
0.4
─
―
Ⅴ
為替換算調整勘定
△26,664
△0.4
─
―
資本合計
5,693,144
83.9
─
―
負債及び資本合計
6,786,678
100.0
─
―
(純資産の部)
Ⅰ
株主資本
1
資本金
―
―
1,330,000
19.2
2
資本剰余金
―
―
1,450,500
21.0
3
利益剰余金
―
―
3,127,843
45.2
4
自己株式
―
―
△461
△0.0
株主資本合計
―
―
5,907,881
85.4
Ⅱ
評価・換算差額等
1
その他有価証券評価差額金
―
―
18,829
0.3
2
為替換算調整勘定
―
―
△26,728
△0.4
評価・換算差額等合計
―
―
△7,898
△0.1
純資産合計
―
―
5,899,983
85.3
負債及び純資産合計
―
―
6,916,882
100.0
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② 【連結損益計算書】
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
百分比
金額(千円)
(%)
(自
至
区分
Ⅰ
売上高
Ⅱ
売上原価
注記
番号
売上総利益
Ⅲ
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
百分比
金額(千円)
(%)
(自
至
4,071,698
100.0
3,967,237
100.0
394,118
9.7
265,913
6.7
3,677,579
90.3
3,701,324
93.3
2,624,856
66.2
1,076,468
27.1
45,023
1.1
2,395
0.0
1,119,096
28.2
─
─
1,606
0.0
1,117,490
28.2
548,281
13.8
569,209
14.4
販売費及び一般管理費
1
給料手当
780,439
748,069
2
賞与引当金繰入額
32,541
28,865
3
役員賞与引当金繰入額
46,700
35,400
4
役員退職慰労引当金
繰入額
22,791
─
5
研究開発費
340,578
204,939
6
その他
※1
1,263,990
営業利益
Ⅳ
2,487,041
61.1
1,190,538
29.2
1,607,583
営業外収益
1
受取利息
4,218
11,440
2
受取配当金
23,810
28,310
3
為替差益
5,541
465
4
事務手数料収入
2,880
─
5
その他
4,960
Ⅴ
41,410
1.0
4,808
営業外費用
1
支払利息
282
─
2
コミットメントライン手
数料
4,075
1,999
3
新株発行費
15,170
─
4
上場関連費用
13,040
─
5
その他
7
経常利益
Ⅵ
32,574
0.8
1,199,373
29.4
19,828
0.5
396
特別利益
1
Ⅶ
19,828
ゴルフ会員権売却益
─
特別損失
1
固定資産除却損
※2
6,309
1,606
2
固定資産売却損
※3
131
─
3
事務所移転費用
7,857
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税
及び事業税
547,748
法人税等調整額
△13,183
当期純利益
14,298
0.3
1,204,903
29.6
─
568,762
534,564
13.1
670,339
16.5
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△20,480
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③ 【連結剰余金計算書】
(自
至
区分
注記
番号
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
金額(千円)
(資本剰余金の部)
Ⅰ
資本剰余金期首残高
Ⅱ
資本剰余金増加高
1
Ⅲ
増資による新株式の発行
371,000
1,079,500
資本剰余金期末残高
1,079,500
1,450,500
(利益剰余金の部)
Ⅰ
利益剰余金期首残高
Ⅱ
利益剰余金増加高
1
2,428,542
Ⅲ
当期純利益
670,339
670,339
187,500
187,500
利益剰余金減少高
1
Ⅳ
配当金
利益剰余金期末残高
2,911,381
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④ 【連結株主資本等変動計算書】
当連結会計年度(自
平成18年4月1日
至
平成19年3月31日)
株主資本
資本金
平成18年3月31日残高(千円)
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
1,330,000
1,450,500
2,911,381
-
5,691,881
剰余金の配当(注)
-
-
△233,750
-
△233,750
剰余金の配当
-
-
△118,997
-
△118,997
当期純利益
-
-
569,209
-
569,209
自己株式の取得
-
-
-
△461
△461
-
-
-
-
-
-
-
216,461
△461
216,000
1,330,000
1,450,500
3,127,843
△461
5,907,881
連結会計年度中の変動額
株主資本以外の項目の
連結会計年度中の変動額(純額)
連結会計年度中の変動額合計
(千円)
平成19年3月31日残高(千円)
評価・換算差額等
その他有価証券
評価差額金
平成18年3月31日残高(千円)
為替換算
調整勘定
純資産合計
評価・換算
差額等合計
27,927
△26,664
1,263
5,693,144
剰余金の配当(注)
-
-
-
△233,750
剰余金の配当
-
-
-
△118,977
当期純利益
-
-
-
569,209
自己株式の取得
-
-
-
△461
△9,097
△63
△9,161
△9,161
連結会計年度中の変動額合計
(千円)
△9,097
△63
△9,161
206,838
平成19年3月31日残高(千円)
18,829
△26,728
△7,898
5,899,983
連結会計年度中の変動額
株主資本以外の項目の
連結会計年度中の変動額(純額)
(注)平成18年6月の定時株主総会における利益処分項目であります。
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⑤ 【連結キャッシュ・フロー計算書】
(自
至
区分
注記
番号
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
金額(千円)
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
金額(千円)
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
のれん償却額
役員退職慰労引当金の減少額
1,204,903
1,117,490
93,716
94,849
―
96,182
△81,642
―
800
4,700
役員賞与引当金の減少額
△8,220
△ 11,300
受取利息及び受取配当金
△28,028
△ 39,750
賞与引当金の増加額
新株発行費
15,170
―
支払利息
282
―
為替差益
△5,541
△ 824
△19,828
―
固定資産除却損
6,309
1,606
固定資産売却損
131
―
△164,613
123,127
たな卸資産の減少額
26,539
2,063
その他資産の増減額(△は増加)
72,459
△ 23,877
仕入債務の増減額(△は減少)
13,471
△ 2,163
△37,599
62,614
長期未払金の増減額(△は減少)
35,674
△ 15,115
前受金の増加額
27,941
76,271
―
△ 87,064
18,655
△ 43,159
1,170,580
1,355,651
28,028
39,750
△282
―
△454,201
△ 630,040
744,124
765,360
定期預金の預入による支出
△703,800
△ 303,800
定期預金の払戻による収入
203,800
203,800
△36,524
△ 15,201
ゴルフ会員権売却益
売上債権の増減額(△は増加)
未払金の増減額(△は減少)
前受収益の減少額
その他負債の増減額(△は減少)
小計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
105
―
△21,458
△ 679,825
投資有価証券の取得による支出
―
△ 99,139
ゴルフ会員権の売却による収入
45,828
―
その他資産の取得による支出
△2,868
△ 24,863
その他資産の回収による収入
3,416
41,223
△511,500
△ 877,807
無形固定資産の取得による支出
※2
投資活動によるキャッシュ・フロー
48/94
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
(自
至
区分
注記
番号
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
金額(千円)
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
金額(千円)
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の減少額
△109,035
株式の発行による収入
1,914,329
―
―
△461
配当金の支払額
△187,500
△352,747
財務活動によるキャッシュ・フロー
1,617,794
△353,208
9,439
691
Ⅴ 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
1,859,858
△464,963
Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高
1,743,416
3,603,275
3,603,275
3,138,311
自己株式の取得による支出
Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額
Ⅶ 現金及び現金同等物の期末残高
※1
49/94
―
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有価証券報告書
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
項目
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
1 連結の範囲に関する事項
子会社はすべて連結しております。
連結子会社の数 2社
連結子会社の名称
BSP International Corp.
株式会社ビーエスピーソリューシ
ョンズ
2 持分法の適用に関する事項
関連会社がない為、該当事項はあり
ません。
連結子会社のうち、株式会社ビーエ
スピーソリューションズの決算日は連
結決算日と一致しております。
ただし、BSP International Corp.
の決算日は12月31日であります。
連結財務諸表の作成にあたっては、
同日現在の財務諸表を使用し、連結決
算日との間に生じた重要な取引につい
ては、連結上必要な調整を行っており
ます。
3 連結子会社の事業年度等に
関する事項
4 会計処理基準に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及
び評価方法
(2) 重要な減価償却資産の減
価償却の方法
イ
有価証券
満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく
時価法(評価差額は全部資本直
入法により処理し、売却原価は
移動平均法により算定しており
ます。)
時価のないもの
移動平均法による原価法
ロ たな卸資産
仕掛品 個別法による原価法
貯蔵品 最終仕入原価法による原価法
イ 有形固定資産
主として定率法を採用しておりま
す。なお、主な耐用年数は以下のとお
りであります。
建物
15年
工具器具及び備品
6年
ロ
無形固定資産
当社及び国内連結子会社は定額法を
採用し、在外連結子会社は所在地国の
会計基準に基づく定額法を採用してお
ります。
50/94
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
子会社はすべて連結しております。
連結子会社の数 3社
連結子会社の名称
BSP International Corp.
株式会社ビーエスピーソリューシ
ョンズ
株式会社ビーエスピー・プリズム
なお、株式会社ビーエスピー・プリズム
については、当連結会計年度において新
たに設立したことにより連結の範囲に含
めることといたしました。
同 左
連結子会社のうち、株式会社ビーエ
スピーソリューションズおよび株式会
社ビーエスピー・プリズムの決算日は
連結決算日と一致しております。
ただし、BSP International Corp.
の決算日は12月31日であります。
連結財務諸表の作成にあたっては、
同日現在の財務諸表を使用し、連結決
算日との間に生じた重要な取引につい
ては、連結上必要な調整を行っており
ます。
イ 有価証券
満期保有目的の債券
同 左
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく
時価法(評価差額は全部純資産
直入法により処理し、売却原価
は移動平均法により算定してお
ります。)
時価のないもの
同 左
ロ たな卸資産
仕掛品
同 左
貯蔵品
同 左
イ 有形固定資産
同 左
ロ
無形固定資産 同
左
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
項目
(3) 重要な引当金の計上基準
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
なお、市場販売目的のソフトウェア
は販売可能な見込有効期間(3年以
内)に基づく定額法によっておりま
す。自社利用目的のソフトウェアは社
内における利用可能期間(5年)に基
づく定額法によっております。
イ 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるた
め、一般債権については貸倒実績率に
より、貸倒懸念債権等特定の債権につ
いては個別に回収可能性を検討し、回
収不能見込額を計上しております。
ロ 賞与引当金
従業員に対する賞与の支給に備える
ため、当連結会計年度に負担すべき支
給見込額を計上しております。
ハ
(4) 連結財務諸表の作成の基
礎となった重要な外貨建
ての資産又は負債の本邦
通貨への換算の基準
(5) 重要なリース取引の処理
方法
(6) その他連結財務諸表作成
のための重要な事項
役員賞与引当金
役員に対する賞与の支払に備えるた
め、支給見込額に基づき計上しており
ます。
ニ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支払に備えるた
め、内規に基づく平成17年6月末要支
給額の100%を計上しております。
外貨建金銭債権債務は、連結決算日
の直物為替相場により円貨に換算し、
換算差額は損益として処理しておりま
す。なお、在外子会社の資産及び負債
並びに収益及び費用は連結決算日の直
物為替相場により円貨に換算し、換算
差額は資本の部における為替換算調整
勘定に含めて計上しております。
リース物件の所有権が借主に移転す
ると認められるもの以外のファイナン
ス・リース取引については、通常の賃
貸借取引に係る方法に準じた会計処理
によっております。
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理
は、税抜方式によっております。
51/94
(自
至
イ
ロ
ハ
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
貸倒引当金
同
左
同
左
賞与引当金
役員賞与引当金
同 左
──
外貨建金銭債権債務は、連結決算日
の直物為替相場により円貨に換算し、
換算差額は損益として処理しておりま
す。なお、在外子会社の資産及び負債
並びに収益及び費用は連結決算日の直
物為替相場により円貨に換算し、換算
差額は純資産の部における為替換算調
整勘定に含めて計上しております。
同 左
消費税等の会計処理
同 左
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
項目
5 連結子会社の資産及び負債
の評価に関する事項
6 のれん及び負ののれんの償
却に関する事項
7 利益処分項目等の取扱いに
関する事項
8 連結キャッシュ・フロー計
算書における資金の範囲
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
連結子会社の資産及び負債の評価
については、全面時価評価法によっ
ております。
――
連結剰余金計算書は、連結会社の
利益処分について、連結会計年度中
に確定した利益処分に基づいて作成
しております。
連結キャッシュ・フロー計算書に
おける資金(現金及び現金同等物)
は、手許現金、随時引き出し可能な
預金及び容易に換金可能であり、か
つ、価値の変動について僅少なリス
クしか負わない取得日から3ヶ月以
内に償還期限の到来する短期投資か
らなっております。
52/94
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
同
左
のれんは定額法により5年間で償却して
おります。
――
同
左
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更)
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
固定資産の減損に係る会計基準
当連結会計年度から「固定資産の減損に係る会計基
準」(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する
意見書」(企業会計審議会 平成14年8月9日))及び
「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会
計基準委員会 平成15年10月31日 企業会計基準適用指
針第6号)を適用しております。これによる損益に与え
る影響はありません。
────────
────────
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
────────
(貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準
等)
当連結会計年度から、「貸借対照表の純資産の部の
表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 平成17
年12月9日企業会計基準第5号)及び「貸借対照表の
純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」
(企業会計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基
準適用指針第8号)を適用しております。
これによる損益に与える影響はありません。
なお、従来の資本の部の合計に相当する金額は、
5,899,983千円であります。
連結財務諸表規則の改正により、当連結会計年度に
おける連結財務諸表は、改正後の連結財務諸表規則に
より作成しております。
(企業結合に係る会計基準等)
当連結会計年度より「企業結合に係る会計基準」
(企業会計審議会 平成15年10月31日)及び「事業分
離等に関する会計基準」(企業会計基準委員会 平成
17年12月27日 企業会計基準第7号)並びに「企業結
合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指
針」(企業会計基準委員会 最終改正平成18年12月22
日 企業会計基準適用指針第10号)を適用しておりま
す。
(表示方法の変更)
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
────────
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
(連結キャッシュ・フロー計算書)
前連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・
フローの「その他負債の増減」に含めていた「前受収益
の減少」については、金額的重要性が増したため、当連
結会計年度より区分掲記しております。なお、前連結会
計年度の営業活動によるキャッシュ・フローの「その他
負 債 の 増 減」に 含 ま れ て い る「前 受 収 益 の 減 少」は
4,567千円であります。
53/94
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有価証券報告書
(追加情報)
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
1 役員退職慰労金
当社および株式会社ビーエスピーソリューションズ
は、平成17年6月末で役員退職慰労引当金制度を廃止し
ております。なお、平成17年6月末までの在任期間に対
する未払い分については、「役員退職慰労引当金」を取
崩し、「長期未払金」として表示しております。
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
─────────
54/94
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有価証券報告書
注記事項
(連結貸借対照表関係)
※1
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
担保資産及び担保付債務
担保資産
担保付債務
種類
金額
内容
金額
千円
長期性預金
200,000
千円
―
―
長期性預金はビーエスピー共済会借入金枠 200,000千
円に対して担保提供しております。
2
偶発債務
債務保証
ビーエスピー共済会及び従業員について、金融機
関よりの借入に対し債務保証を行っております。
保証先
※1
当連結会計年度
(平成19年3月31日)
担保資産及び担保付債務
担保資産
担保付債務
種類
金額
内容
金額
金額
千円
長期性預金
200,000
千円
―
―
長期性預金はビーエスピー共済会借入金枠 200,000千
円に対して担保提供しております。
2
内容
偶発債務
債務保証
ビーエスピー共済会及び従業員について、金融機
関よりの借入に対し債務保証を行っております。
保証先
金額
内容
千円
千円
ビーエスピ
200,000 金融機関よりの借入金
ー共済会
従業員
8,235 金融機関よりの借入金
合計
208,235
なお、ビーエスピー共済会への債務保証は借入枠を記載
しております。
ビーエスピ
200,000 金融機関よりの借入金
ー共済会
従業員
1,099 金融機関よりの借入金
合計
201,099
なお、ビーエスピー共済会への債務保証は借入枠を記載
しております。
※3
当社の発行済株式総数は、普通株式4,250,000 株
であります。
※3
4
当社は運転資金の効率的な調達を行うため、取引
銀行1行とコミットメントライン設定契約を締結し
ております。これら契約に基づく当連結会計年度末
の借入未実行残高は次の通りであります。
貸出コミットメントの総額
1,000,000千円
借入実行残高
―
差引額
1,000,000千円
4
──────
当社は運転資金の効率的な調達を行うため、取引
銀行1行とコミットメントライン設定契約を締結し
ております。これら契約に基づく当連結会計年度末
の借入未実行残高は次の通りであります。
貸出コミットメントの総額
1,000,000千円
借入実行残高
―
差引額
1,000,000千円
(連結損益計算書関係)
(自
至
※1
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
一般管理費に含まれる研究開発費は、340,578千円 ※1 一般管理費に含まれる研究開発費は、204,939千円
であります。なお、当期製造費用に含まれるものは
であります。なお、当期製造費用に含まれるものは
ありません。
ありません。
※2
固定資産除却損は、建物2,824千円、工具器具及び
備品3,485千円であります。
※2
※3
固定資産売却損は、工具器具及び備品131千円であ
ります。
※3
固定資産除却損は、建物621千円、工具器具及び備
品984千円であります。
──────
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有価証券報告書
(連結株主資本等変動計算書関係)
当連結会計年度(自
1
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
発行済株式に関する事項
株式の種類
前連結会計年度末
普通株式
2
至
増加
4,250千株
減少
─ 千株
当連結会計年度末
─ 千株
4,250千株
自己株式に関する事項
株式の種類
前連結会計年度末
普通株式
増加
─ 株
減少
150株
当連結会計年度末
─ 株
150株
(変動事由の概要)
増加数の内訳は、次の通りであります。
単元未満株式の買取りによる増加
150株
3
配当に関する事項
(1) 配当金支払額
決議
平成18年6月22日
定時株主総会
平成18年11月9日
取締役会
株式の種類
配当金の総額
(千円)
1株当たり配当額
(円)
基準日
効力発生日
普通株式
233,750
55.00
平成18年3月31日
平成18年6月23日
普通株式
118,997
28.00
平成18年9月30日
平成18年12月11日
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決議
平成19年6月21日
定時株主総会
株式の種類
配当の原資
配当金の総額
(千円)
普通株式
利益剰余金
118,995
1株当たり
配当額(円)
28.00
56/94
基準日
効力発生日
平成19年3月31日
平成19年6月22日
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有価証券報告書
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
(自
至
※1
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表 ※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表
に掲記されている科目の金額との関係
に掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金
預入期間3ヶ月超の定期預金
有価証券
現金及び現金同等物
※2
2,807,146千円
△203,800千円
999,928千円
3,603,275千円
──────
現金及び預金
預入期間3ヶ月超の定期預金
有価証券
現金及び現金同等物
※2
2,342,463千円
△203,800千円
999,647千円
3,138,311千円
当連結会計年度に事業の譲受けにより増加した資
産及び負債の主な内訳は以下のとおりであります。
377,534千円
377,534千円
固定資産
資産合計
(リース取引関係)
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるも
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるも
の以外のファイナンス・リース取引
の以外のファイナンス・リース取引
(借主側)
(借主側)
① リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相
① リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相
当額及び期末残高相当額
当額及び期末残高相当額
取得価額
相当額
(千円)
減価償却累計額
相当額
(千円)
期末残高
相当額
(千円)
取得価額
相当額
(千円)
減価償却累計額
相当額
(千円)
期末残高
相当額
(千円)
工具器具及
び備品
37,424
21,825
15,599
工具器具及
び備品
38,020
22,486
15,534
ソフトウェ
ア
5,799
1,770
4,028
ソフトウェ
ア
25,609
21,751
3,858
43,223
23,596
19,627
合計
63,630
44,237
19,392
合計
②
③
未経過リース料期末残高相当額
1年以内
1年超
合計
②
未経過リース料期末残高相当額
1年以内
1年超
合計
8,482千円
11,856千円
20,338千円
支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相
当額
支払リース料
9,018千円
減価償却費相当額
8,360千円
支払利息相当額
709千円
③
8,037千円
12,021千円
20,058千円
支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相
当額
支払リース料
12,035千円
減価償却費相当額
11,064千円
支払利息相当額
699千円
④
減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零と
する定額法によっております。
④
減価償却費相当額の算定方法
同 左
⑤
利息相当額の算定方法
リース料総額とリース物件の取得価額相当額
の差額を利息相当額とし、各期への配分方法に
ついては、利息法によっております。
⑤
利息相当額の算定方法
同 左
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有価証券報告書
(有価証券関係)
前連結会計年度(平成18年3月31日)
1
その他有価証券で時価のあるもの
連結決算日における
連結貸借対照表計上額
(千円)
取得原価
(千円)
区分
差額
(千円)
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの
株式
48,312
95,400
47,087
48,312
95,400
47,087
―
―
―
小計
―
―
―
合計
48,312
95,400
47,087
小計
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えないもの
株式
2 時価評価されていない有価証券
(1)満期保有目的の債券
連結貸借対照表計上額
(千円)
内容
コマーシャル・ペーパー
999,928
合計
999,928
(2)その他有価証券
連結貸借対照表計上額
(千円)
内容
非上場株式
590,000
合計
3
590,000
その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の連結決算日後における償還予定額
区分
1年以内(千円)
1年超5年以内
(千円)
5年超10年以内
(千円)
10年超(千円)
満期保有目的の債券
その他
合計
1,000,000
―
―
―
1,000,000
―
―
―
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当連結会計年度(平成19年3月31日)
1
その他有価証券で時価のあるもの
連結決算日における
連結貸借対照表計上額
(千円)
取得原価
(千円)
区分
差額
(千円)
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの
株式
147,452
179,200
31,747
147,452
179,200
31,747
─
─
─
小計
─
─
─
合計
147,452
179,200
31,747
小計
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えないもの
株式
2 時価評価されていない有価証券
(1)満期保有目的の債券
連結貸借対照表計上額
(千円)
内容
コマーシャル・ペーパー
999,647
合計
999,647
(2)その他有価証券
連結貸借対照表計上額
(千円)
内容
非上場株式
590,000
合計
3
590,000
その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の連結決算日後における償還予定額
区分
1年以内(千円)
1年超5年以内
(千円)
5年超10年以内
(千円)
10年超(千円)
満期保有目的の債券
その他
合計
1,000,000
─
─
─
1,000,000
─
─
─
(デリバティブ取引関係)
前連結会計年度(自
4月1日
至
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)および当連結会計年度(自
平成18年
平成19年3月31日)
当社グループは、デリバティブ取引を全く利用しておりませんので、該当事項はありません。
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(ストック・オプション等関係)
当連結会計年度(自
平成18年4月1日
至
平成19年3月31日)
ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況
(1)ストック・オプションの内容
平成17年6月23日定時株主総会決議によるストックオプション
付与対象者の区分及び人数
当社取締役
当社子会社取締役
当社従業員
当社子会社従業員
5名
1名
31名
8名
株式の種類別のストック
オプションの数(注)
普通株式
付与日
平成17年12月28日
権利確定条件
権利行使時において、当社及び子会社の取締役または従業員の何れ
かの地位を保有していること。ただし、任期満了による退任、定年
退職その他正当な理由のある場合には、「新株予約権割当契約書」
に定める権利行使期間の範囲内で、当該期間の開始時、または退任
もしくは退職のどちらか遅い時点から2年間に限り権利行使できる
ものとする。
対象勤務期間
自
至
平成17年12月28日
平成19年7月1日
権利行使期間
自
至
平成19年7月1日
平成27年5月31日
368,000株
(注)株式数に換算して記載しております。
(2)ストック・オプションの内容
当連結会計年度(平成19年3月期)において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・
オプションの数については、株式数に換算して記載しております。
①ストック・オプションの数
平成17年6月23日定時株主総会決議
によるストックオプション
権利確定前
(株)
前連結会計年度末
付与
失効
権利確定
未確定残
権利確定後
(株)
前連結会計年度末
権利確定
権利行使
失効
未行使残
375,000
-
7,000
-
368,000
-
-
-
-
-
②単価情報
権利行使価格
(円)
平成17年6月23日定時株主総会決議
によるストックオプション
4,150
行使時平均株価
(円)
-
付与日における公正な評価単価
(円)
-
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(税効果会計関係)
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別 1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別
の内訳
の内訳
繰延税金資産(流動)
繰延税金資産(流動)
役員賞与引当金
14,404千円
役員賞与引当金
19,002千円
賞与引当金
18,432千円
賞与引当金
16,520千円
未払事業税
24,722千円
未払事業税
27,124千円
子会社繰越欠損金
314,436千円
業績賞与
11,393千円
前受金
59,043千円
子会社繰越欠損金
244,772千円
14,052千円
8,809千円
その他
その他
小計
小計
445,091千円
327,621千円
△331,655千円
△248,246千円
評価性引当額
評価性引当額
繰延税金資産(流動)小計
繰延税金資産(流動)小計
113,436千円
79,374千円
1
繰延税金資産(固定)
役員退職慰労引当金
ソフトウェア評価損
ゴルフ会員権
営業権償却
その他
小計
評価性引当額
繰延税金資産(固定)小計
繰延税金資産合計
繰延税金負債(固定)
プログラム等準備金
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
41,403千円
110,349千円
10,714千円
9,562千円
4,848千円
176,878千円
△29,735千円
147,142千円
226,517千円
△19,226千円
△19,159千円
△38,385千円
188,131千円
繰延税金資産(固定)
役員退職慰労引当金
ソフトウェア評価損
ゴルフ会員権
営業権償却
その他
小計
評価性引当額
繰延税金資産(固定)小計
繰延税金資産合計
35,253千円
65,830千円
10,714千円
36,673千円
6,476千円
154,947千円
△40,611千円
114,335千円
227,772千円
繰延税金負債(固定)
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
△12,918千円
△12,918千円
214,854千円
2
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担 2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担
率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因
率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因
となった重要な項目別の内訳
となった重要な項目別の内訳
%
%
法定実効税率
40.6
法定実効税率
40.6
(調
整)
(調
整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
0.7
交際費等永久に損金に算入されない項目
0.6
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △0.4
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △1.1
均等割
0.6
均等割
0.6
子会社欠損金
0.9
子会社欠損金
5.9
役員賞与引当金
1.8
役員賞与引当金
1.3
0.1
1.2
その他
その他
44.3
49.1
税効果会計適用後の法人税等の負担率
税効果会計適用後の法人税等の負担率
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(セグメント情報)
【事業の種類別セグメント情報】
前連結会計年度(自
年4月1日
至
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)および当連結会計年度(自
平成18
平成19年3月31日)
当社グループは、ITシステム運用管理領域に係るソフトウェア・プロダクトおよびソリューシ
ョンの提供を主な事業とした単一事業分野の営業活動を行っているため、事業の種類別セグメント
の記載を省略しております。
【所在地別セグメント情報】
前連結会計年度(自
年4月1日
至
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)および当連結会計年度(自
平成18
平成19年3月31日)
本邦の売上高および資産の金額は、全セグメントの売上高の合計および全セグメントの資産の金
額の合計額に占める割合がいずれも90%超であるため、所在地別セグメント情報の記載を省略して
おります。
【海外売上高】
前連結会計年度(自
年4月1日
至
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)および当連結会計年度(自
平成18
平成19年3月31日)
海外売上高は、いずれも連結売上高の10%未満であるため、海外売上高の記載を省略しておりま
す。
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【関連当事者との取引】
前連結会計年度(自
1
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)
親会社および法人主要株主等
属性
法人主
要株主
(注)1
2
会社等の名称
㈱ビーコンイ
ンフォメーシ
ョンテクノロ
ジー
住所
東京都
新宿区
資本金又
は出資金
(千円)
809,250
事業の内容
又は職業
ソフトウェ
アプロダク
トの開発、
輸入及び販
売
議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)
(所有)
直接3.6%
(被所有)
直接14.9%
関係内容
役員の
兼任等
事業上
の関係
取引の内容
プロダクト
の販売
ユーザ会費
同社製品 用分担金の
兼任1名
の販売他 受入
ユーザ会費
用分担金の
支払
取引金額
(千円)
科目
期末残高
(千円)
35,952
売掛金
36,266
2,870
15,992
未収入金
未払金
917
14,622
上記取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。
取引条件および取引条件の決定方針等
(1)
㈱ビーコンインフォメーションテクノロジー(以下、「BIT」という。)と当社との販売取引は、「販売代理店契約
(2)
ユーザ会費用分担金の受入および支払は、当社とBITと共同運営している「Beaconユーザ会」の諸活動の結果発生す
書」に基づく取引で、他の代理店と同一条件にて取引をしております。
る諸経費合計の50%であります。
3
Beaconユーザ会は元々は、BIT1社で運営していたものでした。その後当社がBITのシステム運用事業を継承したこと
に伴い、ユーザ会分離についても検討いたしましたが、コスト面および顧客利益の面から、継続して同一の会として運営
する方が良いと判断したためBITと共同運営しているものであります。
4
今後の取組方針
上記BITと取引を行う場合には、相見積を行い、取締役会で報告し、内容によっては承認手続を経て、他の取引先と
同一条件にて取引を行ってまいります。
2
役員および個人主要株主等
属性
会社等の名称
住所
資本金又
は出資金
(千円)
事業の内容
又は職業
議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)
関係内容
役員の
兼任等
事業上
の関係
取引の内容
取引金額
(千円)
科目
期末残高
(千円)
役員
宮台
功
-
-
当社顧問
(被所有)
直接4.1%
-
-
顧問契約
9,600
-
-
役員
早川
整
-
-
当社顧問
(被所有)
直接3.4%
-
-
顧問契約
7,500
-
-
(注)
取引条件および取引条件の決定方針等
相談役・顧問規程に基づき、決定しております。
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当連結会計年度(自
1
平成18年4月1日
至
平成19年3月31日)
親会社および法人主要株主等
属性
法人主
要株主
(注)1
2
会社等の名称
㈱ビーコンイ
ンフォメーシ
ョンテクノロ
ジー
住所
東京都
新宿区
資本金又
は出資金
(千円)
809,250
事業の内容
又は職業
ソフトウェ
アプロダク
トの開発、
輸入及び販
売
議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)
(所有)
直接3.6%
(被所有)
直接14.9%
関係内容
役員の
兼任等
事業上
の関係
同社製品
兼任1名
の販売他
取引の内容
取引金額
(千円)
科目
期末残高
(千円)
プロダクト
の販売
9,048
売掛金
1,441
受託開発売
上
44,695
売掛金
-
施 設・設 備
の利用料
85
前払費用
30
ユーザ会費
用分担金の
支払
19,787
未払金
11,788
上記取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。
取引条件および取引条件の決定方針等
(1)
㈱ビーコンインフォメーションテクノロジー(以下、「BIT」という。)と当社グループとの販売取引および受託開発
売上は、「販売代理店契約書」および「業務請負基本契約」に基づく取引で、他の代理店と同一条件にて取引をして
おります。
(2)
BITへの施設・設備の利用料の支払については、事務所及び備品等の賃借を行っているものであります。
(3)
ユーザ会費用分担金の受入および支払は、当社とBITと共同運営している「Beaconユーザ会」の諸活動の結果発生す
る諸経費合計の50%であります。
3
Beaconユーザ会は元々は、BIT1社で運営していたものでした。その後当社がBITのシステム運用事業を継承したこと
に伴い、ユーザ会分離についても検討いたしましたが、コスト面および顧客利益の面から、継続して同一の会として運営
する方が良いと判断したためBITと共同運営しているものであります。
4
今後の取組方針
上記BITと取引を行う場合には、相見積を行い、取締役会で報告し、内容によっては承認手続を経て、他の取引先と
同一条件にて取引を行ってまいります。
2
役員および個人主要株主等
属性
役員
(注)
会社等の名称
早川
整
住所
資本金又
は出資金
(千円)
事業の内容
又は職業
-
-
当社顧問
議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)
─
関係内容
役員の
兼任等
事業上
の関係
-
-
取引条件および取引条件の決定方針等
相談役・顧問規程に基づき、決定しております。
64/94
取引の内容
顧問契約
取引金額
(千円)
4,500
科目
期末残高
(千円)
-
─
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(企業結合等関係)
当連結会計年度(自 平成18年4月1日 至 平成19年3月31日)
連結子会社である㈱ビーエスピー・プリズムにおける事業譲受
1
事業の取得先の名称および取得した事業の内容、事業の取得を行った主な理由、事業取得日および事業の取得の
法的形式
(1)相手先企業の名称および取得した事業の概要
株式会社プリズムのプロダクト事業における帳票作成・出力・管理運用ソフトウェア製品、保守サービスに
関わる事業
(2)事業の取得を行った主な理由
帳票データ作成から帳票の管理・仕分け、電子化、印刷までの全領域を広くカバーする製品ラインアップを
拡充・強化できるとともに、製品がもつ強みや優位性を活かした、より強力な製品力、市場競争力を確保
することが可能になる為であります。
(3)事業の取得日
平成18年11月2日
(4)事業の取得の法的形式
事業譲受
2
連結財務諸表に含まれる取得事業の業績の期間
平成18年11月2日から平成19年3月31日
3
取得した事業の取得原価およびその内訳
取得原価
4
377百万円(内訳 現金377百万円)
発生したのれんの金額、発生原因、償却方法および償却期間
(1)のれんの金額
151百万円
なお、のれんの償却額には、ソフトウェアライセンスの担保解除に伴う支払額等を含めて表示しております。
(2)発生原因
今後の事業展開によって期待される将来の収益力から発生したものであります。
(3)償却方法および償却期間
定額法により5年間で償却しております。
5
事業の取得日に受け入れた資産および引き受けた負債の額およびその主な内訳
受け入れた資産は、のれん151百万円、ソフトウェア225百万円であり引き受けた負債はありません。なお、
ソフトウェアは、定額法により3年間で償却しております。
6
事業の取得が連結会計年度開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響
の概算額
のれんの償却額は、17百万円増加しますが、収益見込額、連結損益見込額を算定することが困難であるため、
連結損益計算書に及ぼす影響額については試算しておりません。
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有価証券報告書
(1株当たり情報)
項目
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
1株当たり純資産額
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
1,339円56銭
1,388円28銭
1株当たり当期純利益
176円79銭
133円93銭
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
176円27銭
潜在株式調整後1株当たり当期純
利益については、希薄化効果を有し
ている潜在株式が存在しないため、
記載しておりません。
(注)
算定上の基礎
1 1株当たり純資産額
前連結会計年度
当連結会計年度
(平成18年3月31日) (平成19年3月31日)
項目
連結貸借対照表の純資産の部の合計額(千円)
普通株式に係る純資産額(千円)
普通株式の発行済株式数(株)
普通株式の自己株式数(株)
1株当たり純資産額の算定に用いられた普通株式の数(株)
2
─
─
─
─
─
5,899,983
5,899,983
4,250,000
150
4,249,850
1株当たり当期純利益および潜在株式調整後1株当たり当期純利益
項目
(自
至
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
連結損益計算書上の当期純利益(千円)
670,339
569,209
普通株式に係る当期純利益(千円)
670,339
569,209
普通株主に帰属しない金額(千円)
―
─
3,791,666
4,249,908
―
─
潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に用
いられた普通株式増加数の主要な内訳(株)
新株予約権
11,225
─
普通株式増加数(株)
11,225
─
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株 新株予約権1種類
当たり当期純利益の算定に含まれなかった潜在株 (新株予約権の数3,750個)
新株予約権の概要は、「第
式の概要
4 提 出 会 社 の 状 況、1
株式等の状況、(2)新株予
約権等の状況」に記載のと
おりであります。
新株予約権1種類
(新株予約権の数3,680個)
新株予約権の概要は、「第
4 提 出 会 社 の 状 況、1
株式等の状況、(2)新株予
約権等の状況」に記載のと
おりであります。
普通株式の期中平均株式数(株)
当期純利益調整額(千円)
(重要な後発事象)
前連結会計年度(自
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)
至
平成19年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自
平成18年4月1日
該当事項はありません。
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⑥ 【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
該当事項はありません。
(2) 【その他】
該当事項はありません。
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2 【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
① 【貸借対照表】
前事業年度
(平成18年3月31日)
区分
注記
番号
当事業年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(千円)
構成比
(%)
金額(千円)
(資産の部)
Ⅰ
流動資産
1
2
現金及び預金
2,409,584
受取手形
※1
2,049,962
─
2,310
828,515
704,279
999,928
999,647
3
売掛金
4
有価証券
5
貯蔵品
6
前払費用
7
繰延税金資産
8
前払ロイヤリティ
※3
9
未収入金
※1
4,122
8,352
10
その他
※1
16,170
26,370
流動資産合計
Ⅱ
731
1,102
20,627
32,342
61,773
95,460
11,592
─
4,353,046
67.7
3,919,828
57.4
固定資産
1
有形固定資産
(1) 建物
87,694
△28,232
減価償却累計額
(2) 工具器具及び備品
有形固定資産合計
27,421
△37,418
59,074
61,761
86,883
1.4
24,342
83,416
1.2
無形固定資産
(1) 商標権
(2) ソフトウェア
(3) 電話加入権
無形固定資産合計
3
△36,554
75,789
△48,367
減価償却累計額
2
95,628
59,461
825
552
66,842
260,507
1,478
1,478
69,146
1.1
262,537
3.9
投資その他の資産
(1) 投資有価証券
685,400
769,200
(2) 関係会社株式
160,000
560,000
(3) 出資金
37,852
37,852
(4) 関係会社長期貸付金
85,135
225,135
112,617
132,042
830,000
830,000
92,646
93,605
△85,135
△85,135
(5) 差入保証金
(6) 長期性預金
(7) 繰延税金資産
貸倒引当金
※2
投資その他の資産合計
1,918,517
29.8
2,562,701
37.5
固定資産合計
2,074,546
32.3
2,908,655
42.6
資産合計
6,427,593
100.0
6,828,484
100.0
68/94
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
前事業年度
(平成18年3月31日)
区分
注記
番号
当事業年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(千円)
構成比
(%)
金額(千円)
(負債の部)
Ⅰ
流動負債
1
買掛金
2
未払金
3
未払費用
4
※1
144,214
132,019
112,557
142,451
26,143
34,256
未払法人税等
345,200
305,500
5
未払消費税等
32,380
19,200
6
前受金
64,193
110,620
7
預り金
17,403
10,730
8
賞与引当金
40,600
45,300
9
役員賞与引当金
36,700
35,400
10
その他
2,863
2,444
※1
流動負債合計
Ⅱ
822,256
12.8
837,922
12.3
固定負債
1
長期未払金
70,259
固定負債合計
70,259
1.1
70,259
1.0
892,516
13.9
908,182
13.3
1,330,000
20.7
─
―
負債合計
70,259
(資本の部)
Ⅰ
資本金
Ⅱ
資本剰余金
1
Ⅲ
※4
資本準備金
1,450,500
資本剰余金合計
1,450,500
─
22.6
─
―
利益剰余金
1
利益準備金
2
任意積立金
(1) プログラム等準備金
(2) 別途積立金
3
Ⅳ
120,000
─
56,047
1,582,200
―
─
1,638,247
─
当期未処分利益
968,401
利益剰余金合計
2,726,649
42.4
─
―
27,927
0.4
─
―
資本合計
5,535,076
86.1
─
―
負債及び資本合計
6,427,593
100.0
─
―
その他有価証券評価差額金
69/94
─
EDINET提出書類 2007/06/22 提出
株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
前事業年度
(平成18年3月31日)
区分
注記
番号
当事業年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(千円)
構成比
(%)
金額(千円)
(純資産の部)
Ⅰ
株主資本
1
資本金
2
資本剰余金
(1) 資本準備金
―
―
資本剰余金合計
3
―
1,330,000
19.5
1,450,500
21.2
1,450,500
―
―
利益剰余金
(1) 利益準備金
―
120,000
別途積立金
―
1,982,200
繰越利益剰余金
―
1,019,233
(2) その他利益剰余金
利益剰余金合計
4
Ⅱ
―
―
3,121,433
45.7
自己株式
―
―
△461
△0.0
株主資本合計
―
―
5,901,472
その他有価証券評価
差額金
―
―
18,829
評価・換算差額等合計
―
―
18,829
0.3
純資産合計
―
―
5,920,301
86.7
負債及び純資産合計
―
―
6,828,484
100.0
評価・換算差額等
1
70/94
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有価証券報告書
② 【損益計算書】
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
百分比
金額(千円)
(%)
(自
至
区分
Ⅰ
売上高
Ⅱ
売上原価
注記
番号
売上総利益
Ⅲ
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
百分比
金額(千円)
(%)
(自
至
3,471,729
100.0
3,543,419
100.0
94,850
2.7
69,492
2.0
3,376,878
97.3
3,473,927
98.0
2,256,080
63.6
1,217,846
34.4
71,604
2.0
2,438
0.1
1,287,012
36.3
販売費及び一般管理費
1
外注費
294,903
370,925
2
役員報酬
134,332
199,377
3
給料手当
530,559
518,941
4
賞与引当金繰入額
32,541
28,179
5
役員賞与引当金繰入額
36,700
35,400
6
役員退職慰労引当金繰入
額
21,220
─
7
研究開発費
318,257
209,367
8
地代家賃
83,180
74,287
9
減価償却費
45,174
65,486
10
販売手数料
177,783
38,982
11
支払手数料
-
117,823
12
その他
※2
539,240
営業利益
Ⅳ
2,213,894
63.8
1,162,984
33.5
597,308
営業外収益
1
受取利息
2
受取配当金
3
事務代行手数料
4
その他
Ⅴ
4,591
11,949
※1
23,810
43,310
※1
7,280
12,375
5,598
41,279
1.2
3,969
営業外費用
1
コミットメントライン手
数料
2
4,075
1,999
新株発行費
15,170
─
3
上場関連費用
13,040
─
4
為替差損
1,155
195
5
その他
経常利益
7
33,447
1.0
1,170,816
33.7
71/94
243
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
百分比
金額(千円)
(%)
(自
至
区分
Ⅵ
注記
番号
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
百分比
金額(千円)
(%)
(自
至
特別利益
1
Ⅶ
ゴルフ会員権売却益
19,828
19,828
0.6
─
─
─
2,652
2,652
0.1
1,523
1,523
0.0
1,187,992
34.2
1,285,489
36.3
537,957
15.2
747,531
21.1
特別損失
1
固定資産除却損
※3
税引前当期純利益
法人税、住民税
及び事業税
519,681
法人税等調整額
△12,403
566,361
507,278
14.6
当期純利益
680,714
19.6
前期繰越利益
287,686
当期未処分利益
968,401
72/94
△28,404
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
売上原価明細書
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
構成比
金額(千円)
(%)
(自
至
区分
注記
番号
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
構成比
金額(千円)
(%)
(自
至
1
ロイヤリティ
70,919
74.8
43,621
62.8
2
委託外注費
15,509
16.3
15,731
22.6
3
当期製品製造原価
8,422
8.9
10,139
14.6
94,850
100.0
69,492
100.0
当期売上原価
製造原価明細書
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
構成比
金額(千円)
(%)
(自
至
区分
Ⅰ
外注費
8,422
100.0
10,139
100.0
当期総製造費用
8,422
100.0
10,139
100.0
期首仕掛品たな卸高
合計
期末仕掛品たな卸高
当期製品製造原価
(注)
注記
番号
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
構成比
金額(千円)
(%)
(自
至
―
―
8,422
10,139
―
―
8,422
10,139
当社の原価計算は、実際原価による個別原価計算によっております。
73/94
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有価証券報告書
③ 【利益処分計算書】
前事業年度
(平成18年6月22日)
区分
Ⅰ
当期未処分利益
Ⅱ
任意積立金取崩額
1
注記
番号
金額(千円)
968,401
28,307
プログラム等準備金取崩額
合計
Ⅲ
28,307
996,708
利益処分額
1
配当金
2
任意積立金
233,750
400,000
(1) 別途積立金
Ⅳ
次期繰越利益
633,750
362,958
(注)日付は株主総会承認日であります。
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④ 【株主資本等変動計算書】
当事業年度(自
平成18年4月1日
至
平成19年3月31日)
株主資本
資本剰余金
資本金
資本準備金
平成18年3月31日残高(千円)
資本剰余金合計
1,330,000
1,450,500
1,450,500
プログラム等準備金の取り崩し(注)
─
─
─
プログラム等準備金の取り崩し
─
─
─
別途積立金の積立(注)
─
─
─
剰余金の配当(注)
─
─
─
剰余金の配当
─
─
─
当期純利益
─
─
─
─
─
─
─
─
─
事業年度中の変動額
自己株式の取得
株主資本以外の項目の
事業年度中の変動額(純額)
事業年度中の変動額合計(千円)
平成19年3月31日残高(千円)
─
─
─
1,330,000
1,450,500
1,450,500
株主資本
利益剰余金
その他利益剰余金
平成18年3月31日残高(千円)
株主資本合計
プログラム
等準備金
別途積立金
120,000
56,047
1,582,200
968,401
2,726,649
─
5,507,149
繰越利益
剰余金
利益剰余金合計
自己株式
利益準備金
事業年度中の変動額
プログラム等準備金の取り崩し(注)
─
△28,307
─
28,307
─
─
─
プログラム等準備金の取り崩し
─
△27,740
─
27,740
─
─
─
別途積立金の積立(注)
─
─
400,000
△400,000
─
─
─
剰余金の配当(注)
─
─
─
△233,750
△233,750
─
△233,750
剰余金の配当
─
─
─
△118,997
△118,997
─
△118,997
当期純利益
─
─
─
747,531
747,531
─
747,531
─
─
─
─
─
△461
△461
─
─
─
─
─
─
─
─
△56,047
400,000
50,832
394,784
△461
394,323
120,000
─
1,982,200
1,019,233
3,121,433
△461
5,901,472
自己株式の取得
株主資本以外の項目の
事業年度中の変動額(純額)
事業年度中の変動額合計(千円)
平成19年3月31日残高(千円)
評価・換算差額等
その他
評価・換算
有価証券
差額等合計
評価差額金
平成18年3月31日残高(千円)
純資産合計
27,927
27,927
5,535,076
─
─
─
─
事業年度中の変動額
プログラム等準備金の取り崩し(注)
プログラム等準備金の取り崩し
─
─
別途積立金の積立(注)
─
─
─
剰余金の配当(注)
─
─
△233,750
剰余金の配当
─
─
△118,997
当期純利益
─
─
747,531
─
─
△461
△9,097
△9,097
△9,097
△9,097
△9,097
385,225
18,829
18,829
5,920,301
自己株式の取得
株主資本以外の項目の
事業年度中の変動額(純額)
事業年度中の変動額合計(千円)
平成19年3月31日残高(千円)
(注)平成18年6月の定時株主総会における利益処分項目であります。
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有価証券報告書
(重要な会計方針)
項目
1 有価証券の評価基準及び評
価方法
2 たな卸資産の評価基準及び
評価方法
3 固定資産の減価償却の方法
4 繰延資産の処理方法
(自
至
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(1)満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
(2)子会社株式
移動平均法による原価法
(3) その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価
法(評価差額は全部資本直入法によ
り処理し、売却原価は移動平均法に
より算定している。)
時価のないもの
移動平均法による原価法
(自
至
(1)満期保有目的の債券
同 左
(2)子会社株式
同 左
(3)その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価
法(評価差額は全部純資産直入法に
より処理し、売却原価は移動平均法
により算定している。)
時価のないもの
同 左
貯蔵品 最終仕入原価法による原価法
(1) 有形固定資産
定率法によっております。
なお、主な耐用年数は以下のとおり
であります。
建物
15年
工具器具及び備品
6年
(2)無形固定資産
商標権
定額法によっております。
ソフトウェア
市場販売目的のソフトウェアは
販売可能な見込有効期間(3年以
内)に基づく定額法によっており
ます。自社利用目的のソフトウェ
アは社内における見込利用可能期
間(5年)に基づく定額法によっ
ております。
(1) 新株発行費
支出時に全額費用処理しておりま
す。
同
左
(1) 有形固定資産
同
左
(2) 無形固定資産
商標権
同 左
ソフトウェア
同 左
(1) 新株発行費
───────
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当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
EDINET提出書類 2007/06/22 提出
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有価証券報告書
項目
5 引当金の計上基準
(自
至
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
7 その他財務諸表作成のため
の基本となる重要な事項
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備える
ため、一般債権については貸倒実績
率により、貸倒懸念債権等特定の債
権については個別に回収可能性を検
討し、回収不能見込額を計上してお
ります。
(1) 貸倒引当金
同
(2) 賞与引当金
従業員に対する賞与の支給に備え
るため、当事業年度に負担すべき支
給見込額を計上しております。
(2) 賞与引当金
同
(3) 役員賞与引当金
役員に対する賞与の支払に備える
ため、支給見込額に基づき計上して
おります。
(3) 役員賞与引当金
同 左
(4) 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支払に備える
ため、内規に基づく平成17年6月末
要 支 給 額 の 100% を 計 上 し て お り ま
す。
6 リース取引の処理方法
(自
至
リースの物件の所有権が借主に移
転すると認められるもの以外のファ
イナンス・リース取引については、
通常の賃貸借取引に係る方法に準じ
た会計処理によっております。
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理
は、税抜方式によっております。
77/94
左
左
─────
同
同
左
左
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有価証券報告書
(会計処理方法の変更)
(自
至
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
固定資産の減損に係る会計基準
当事業年度から「固定資産の減損に係る会計基準」
(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見
書」(企業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固
定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基
準委員会 平成15年10月31日 企業会計基準適用指針第
6号)を適用しております。これによる損益に与える影
響はありません。
────────
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
────────
(貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準
等)
当事業年度から、「貸借対照表の純資産の部の表示
に関する会計基準」(企業会計基準委員会 平成17年12
月9日企業会計基準第5号)及び「貸借対照表の純資
産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業
会計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基準適用
指針第8号)を適用しております。
これによる損益に与える影響はありません。
なお、従来の資本の部の合計に相当する金額は、
5,920,301千円であります。
財務諸表等規則の改正により、当事業年度における
財務諸表は、改正後の財務諸表等規則により作成して
おります。
(表示方法の変更)
(自
至
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
────────
(自
至
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
(損益計算書)
前期まで販売費及び一般管理費の「その他」に含めて
表示しておりました「支払手数料」は、販売費及び一般
管理費の総額の100分の5を超えたため区分掲記しまし
た。
なお、前期における「支払手数料」の金額は54,546千
円であります。
(追加情報)
(自
至
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
1 役員退職慰労金
当社は、平成17年6月末で役員退職慰労金制度を廃止
しております。なお、平成17年6月末までの在任期間に
対する未払い分については「役員退職慰労引当金」を取
崩し、「長期未払金」として表示しております。
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
──────
78/94
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注記事項
(貸借対照表関係)
前事業年度
当事業年度
(平成18年3月31日)
(平成19年3月31日)
※1 関係会社に対する資産及び負債には区分掲記され ※1 関係会社に対する資産及び負債には区分掲記され
たもののほか次のものがあります。
たもののほか次のものがあります。
売掛金 150,128千円
売掛金
178,755千円
買掛金
75,379千円
買掛金
92,931千円
未収入金
6,720千円
未収入金
3,205千円
流動資産(その他) 21,018千円
流動資産(その他)
11,745千円
流動負債(その他)
230千円
流動負債(その他)
2,498千円
※2
担保資産及び担保付債務
担保資産
種類
金額
※2
担保付債務
内容
金額
千円
長期性預金
200,000
千円
―
―
長期性預金はビーエスピー共済会借入金枠200,000千円
に対して担保提供しております。
※3
※4
5
担保資産及び担保付債務
担保資産
種類
金額
千円
長期性預金
千円
─
─
※4
────────
────────
15,000,000株
4,250,000株
偶発債務
債務保証
5
偶発債務
債務保証
ビーエスピー共済会について、金融機関よりの借
入に対し債務保証を行っております。
ビーエスピー共済会について、金融機関よりの借
入に対し債務保証を行っております。
保証先
保証先
金額
内容
千円
ビーエスピー
共済会
200,000
金額
内容
千円
金融機関よりの借入金
ビーエスピー共済会の金額は借入枠を記載しておりま
す。
6
200,000
長期性預金はビーエスピー共済会借入金枠200,000千円
に対して担保提供しております。
前払ロイヤリティは他社ソフトウェアの使用許諾 ※3
料であります。
授権株式数及び発行済株式総数
授権株式数 普通株式
発行済株式総数
普通株式
担保付債務
内容
金額
配当制限
商 法 施 行 規 則 第 124 条 第 3 号 に 規 定 す る 金 額 は
27,927千円であります。
7 当社は取引銀行1行とコミットメントライン設定契
約を締結しております。これら契約に基づく当事業
年度末の借入未実行残高は次の通りであります。
貸出コミットメントの総額
1,000,000千円
借入実行残高
―
差引額
1,000,000千円
ビーエスピー
共済会
200,000
金融機関よりの借入金
ビーエスピー共済会の金額は借入枠を記載しておりま
す。
6
7
────────
当社は取引銀行1行とコミットメントライン設定契
約を締結しております。これら契約に基づく当事業
年度末の借入未実行残高は次の通りであります。
貸出コミットメントの総額
1,000,000千円
借入実行残高
―
差引額
1,000,000千円
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
(損益計算書関係)
(自
至
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
※1
関係会社との取引に係るものが次のとおり含まれ ※1 関係会社との取引に係るものが次のとおり含まれ
ております。
ております。
関係会社よりの事務代行手数料収入
4,400千円
関係会社よりの事務代行手数料収入 12,375千円
関係会社受取配当金
15,000千円
※2 一般管理費に含まれる研究開発費は、318,257千円 ※2一般管理費に含まれる研究開発費は、209,367千円で
あります。なお、当期製造費用に含まれるものはあ
であります。なお、当期製造費用に含まれるものは
りません。
ありません。
※3
固定資産除却損は、主として工具器具及び備品
1,790千円であります。
※3
固定資産除却損は、建物621千円、工具器具及び備
品901千円であります。
(株主資本等変動計算書関係)
当事業年度(自
1
平成18年4月1日
至
平成19年3月31日)
自己株式に関する事項
株式の種類
普通株式
(注)
前事業年度末
─ 株
増加
減少
150株
当事業年度末
─ 株
自己株式の数の増加は、単元未満株式の買取による増加分であります。
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150株
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有価証券報告書
(リース取引関係)
(自
至
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(自
至
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの
以外のファイナンス・リース取引
以外のファイナンス・リース取引
(借主側)
(借主側)
① リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相
① リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相
当額及び期末残高相当額
当額及び期末残高相当額
取得価額
相当額
(千円)
減価償却累計額
相当額
(千円)
期末残高
相当額
(千円)
取得価額
相当額
(千円)
減価償却累計額
相当額
(千円)
期末残高
相当額
(千円)
工具器具
及び備品
33,707
18,913
14,793
工具器具
及び備品
34,303
18,831
15,472
ソフトウ
ェア
5,040
1,176
3,864
ソフトウ
ェア
5,040
2,184
2,856
38,747
20,089
18,657
39,343
21,015
18,328
合計
②
③
未経過リース料期末残高相当額
1年以内
1年超
合計
合計
②
未経過リース料期末残高相当額
1年以内
1年超
合計
7,541千円
11,777千円
19,318千円
支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相
当額
支払リース料
8,061千円
減価償却費相当額
7,465千円
支払利息相当額
669千円
③
6,845千円
12,021千円
18,866千円
支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相
当額
支払リース料
8,826千円
減価償却費相当額
8,188千円
支払利息相当額
622千円
④
減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零と
する定額法によっております。
④
減価償却費相当額の算定方法
同 左
⑤
利息相当額の算定方法
リ-ス料総額とリ-ス物件の取得 価額相当
額の差額を利息相当額とし、各期への配分方法
については、利息法によっております。
⑤
利息相当額の算定方法
同 左
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有価証券報告書
(有価証券関係)
前事業年度(平成18年3月31日)および当事業年度(平成19年3月31日)における子会社株式および関連会社株式
で時価のあるものはありません。
(税効果会計関係)
前事業年度
当事業年度
(平成18年3月31日)
(平成19年3月31日)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別 1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別
の内訳
の内訳
繰延税金資産(流動)
繰延税金資産(流動)
未払事業税
27,124千円
未払事業税
24,580千円
賞与引当金
16,520千円
賞与引当金
18,432千円
役員賞与引当金
14,933千円
役員賞与引当金
14,404千円
3,195千円
その他
前受金否認
34,126千円
3,916千円
小計
その他
61,773千円
小計
95,460千円
繰延税金資産(固定)
繰延税金資産(固定)
役員退職慰労引当金
28,588千円
役員退職慰労金
28,588千円
ソフトウェア評価損
80,613千円
ソフトウェア評価損
54,968千円
子会社株式評価損
277,078千円
子会社株式評価損
277,078千円
貸倒引当金
34,641千円
貸倒引当金
34,641千円
ゴルフ会員権
10,714千円
ゴルフ会員権
10,714千円
営業権償却
9,562千円
営業権償却
7,120千円
1,553千円
その他
5,130千円
その他
小計
442,752千円
小計
418,243千円
△311,719千円
評価性引当額
△311,719千円
評価性引当額
繰延税金資産合計
192,806千円
繰延税金資産合計
201,984千円
繰延税金負債(固定)
プログラム等準備金
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
△19,226千円
△19,159千円
△38,385千円
154,421千円
繰延税金負債(固定)
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
2
△12,918千円
△12,918千円
189,066千円
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担 2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担
率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因
率との差異の原因となった主な項目別の内訳
となった重要な項目別の内訳
%
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担
法定実効税率
40.6
率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であ
(調
整)
るため注記を省略しております。
交際費等永久に損金に算入されない項目
0.6
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △0.4
均等割
0.5
役員賞与繰入額
1.2
0.2
その他
42.7
税効果会計適用後の法人税等の負担率
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有価証券報告書
(1株当たり情報)
項目
(自
至
前事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
(自
至
当事業年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
1,302円37銭
1,393円06銭
179円52銭
175円89銭
178円99銭
潜在株式調整後1株当たり当期純
利益については、希薄化効果を有し
ている潜在株式が存在しないため、
記載しておりません。
(注)算定上の基礎
1
1株当たり純資産額
前事業年度
当事業年度
(平成18年3月31日) (平成19年3月31日)
項目
貸借対照表の純資産の部の合計額(千円)
普通株式に係る純資産額(千円)
─
─
5,920,301
5,920,301
普通株式の発行済株式数(株)
普通株式の自己株式数(株)
1株当たり純資産額の算定に用いられた普通株式の数(株)
─
─
─
4,250,000
150
4,249,850
2
1株当たり当期純利益および潜在株式調整後1株当たり当期純利益
前事業年度
項目
当事業年度
(自 平成18年4月1日
(自 平成18年4月1日
至 平成19年3月31日)
至 平成19年3月31日)
損益計算書上の当期純利益(千円)
680,714
747,531
普通株式に係る当期純利益(千円)
680,714
747,531
普通株主に帰属しない金額(千円)
─
─
3,791,666
4,249,908
─
─
潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に用
いられた普通株式増加数の主要な内訳(株)
新株予約権
11,225
─
普通株式増加数(株)
11,225
─
新株予約権1種類
(新株予約権の数3,750個)
新株予約権の概要は、「第
4 提出会社の状況、1
株式等の状況、(2)新株
予約権等の状況」に記載の
とおりであります。
新株予約権1種類
(新株予約権の数3,680個)
新株予約権の概要は、「第
4 提出会社の状況、1
株式等の状況、(2)新株
予約権等の状況」に記載の
とおりであります。
普通株式の期中平均株式数(株)
当期純利益調整額(千円)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株
当たり当期純利益の算定に含まれなかった潜在株
式の概要
(重要な後発事象)
前事業年度(自
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)
至
平成19年3月31日)
該当事項はありません。
当事業年度(自
平成18年4月1日
該当事項はありません。
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⑤ 【附属明細表】
【有価証券明細表】
【株式】
銘柄
株式数(株)
貸借対照表計上額(千円)
投資有価証券
(その他有価証券)
㈱ビジネスコンサルタント
250,000
283,000
64,000
179,200
㈱ビーコンインフォメーションテク
ノロジー
150,000
165,000
ビーコンシステム㈱
225,000
141,000
20
1,000
689,020
769,200
TIS㈱
(注)
スカイラピス㈱
計
(注)同社は平成19年2月28日付で1株につき1.5株の株式分割を行っております。また、同社は平成19
年4月1日に株式会社リンクレアに社名変更しております。
【債券】
銘柄
券面総額(千円)
貸借対照表計上額(千円)
有価証券
(満期保有目的の債券)
三井住友銀リース㈱
コマーシャル・ペーパー
計
1,000,000
999,647
1,000,000
999,647
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有価証券報告書
【有形固定資産等明細表】
資産の種類
当期末減価
前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 償却累計額 当期償却額 差引当期末
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
又は償却累
(千円)
残高(千円)
計額(千円)
有形固定資産
建物
87,694
10,560
2,625
95,628
36,554
10,325
59,074
工具器具及び備品
75,789
3,524
17,552
61,761
37,418
5,702
24,342
有形固定資産計
163,483
14,084
20,178
157,389
73,973
16,027
83,416
―
―
4,530
3,977
273
552
―
618,539
358,031
53,746
260,507
―
1,478
―
624,547
無形固定資産
商標権
4,530
ソフトウェア
電話加入権
無形固定資産計
長期前払費用
371,128
1,478
377,136
247,411
―
247,411
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
2,500
―
―
362,009
54,019
1,478
262,537
―
―
―
―
―
―
―
―
2,500
繰延資産
―
繰延資産計
(注) 1 当期増加額の主なものは、次のとおりであります。
建物
本社
事務所統合等に伴う変更工事
器具備品
本社
LAN及び電話工事
ソフトウェア
本社
販売用ソフトウェア資産計上額
10,560千円
3,524千円
212,188千円
2 当期減少額の主なものは、次のとおりであります。
器具備品
本社
OA機器等
17,552千円
【引当金明細表】
区分
前期高
(千円)
当期増加額
(千円)
当期減少額
(目的使用)
(千円)
当期減少額
(その他)
(千円)
―
―
―
85,135
当期末残高
(千円)
貸倒引当金
85,135
賞与引当金
40,600
45,300
40,600
―
45,300
役員賞与引当金
36,700
35,400
36,700
―
35,400
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(2) 【主な資産及び負債の内容】
①
資産の部
a
現金及び預金
区分
金額(千円)
現金
1,706
預金
普通預金
1,492,748
定期預金
553,248
別段預金
2,259
b
計
2,048,255
合計
2,049,962
売掛金
イ
相手先別内訳
相手先
金額(千円)
㈱ビーエスピーソリューションズ
148,185
㈱NTTデータ
44,521
㈱アイアイジェイフィナンシャルシステムズ
34,324
㈱大和総研
31,181
松下電工インフォメーションシステムズ㈱
27,846
その他
418,220
合計
ロ
704,279
売掛金の発生及び回収並びに滞留状況
前期繰越高(千円) 当期発生高(千円) 当期回収高(千円) 次期繰越高(千円)
(A)
(B)
(C)
(D)
回収率(%)
(C)
×100
(A)+(B)
滞留期間(日)
(A)+(D)
2
(B)
365
828,515
(注)
3,638,512
3,762,748
704,279
84.2
消費税等の会計処理は税抜方式を採用していますが、上記金額には消費税等が含まれております。
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c
貯蔵品
区分
金額(千円)
プリペイドカード
1,102
合計
d
1,102
長期性預金
区分
金額(千円)
㈱三菱東京UFJ銀行
830,000
合計
e
830,000
関係会社株式
区分
金額(千円)
㈱ビーエスピー・プリズム
400,000
㈱ビーエスピーソリューションズ
160,000
BSP International Corp.
0
合計
②
560,000
負債の部
a
買掛金
相手先
金額(千円)
㈱ビーエスピーソリューションズ
73,248
㈱無限
16,157
日本情報産業㈱
7,408
㈱全農ビジネスサポート
5,734
ヌリテレコム㈱
5,542
その他
23,927
合計
b
132,019
未払法人税等
区分
金額(千円)
法人税
198,783
事業税
60,409
道府県民税
43,007
市町村民税
3,266
その他
34
合計
305,500
(3) 【その他】
該当事項はありません。
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第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度
4月1日から3月31日まで
定時株主総会
毎年6月
基準日
3月31日
株券の種類
10,000株券、1,000株券、100株券
剰余金の配当の基準日
9月30日
3月31日
1単元の株式数
100株
株式の名義書換え
取扱場所
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
取次所
三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店
名義書換手数料
無料
新券交付手数料
無料
単元未満株式の買取り
取扱場所
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
取次所
三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店
買取手数料
無料
公告掲載方法
(注)
株主に対する特典
該当事項なし
(注)
証券代行部
当会社の公告掲載方法は、電子公告とします。ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による
公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載して行います。
なお、公告掲載場所は当社ホームページ( http://www.bsp.jp/ )であります。
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第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社には、親会社等はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
(1) 有価証券報告書およびその添付書類
事業年度
第24期(自
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)平成18年6月23日関東財務局長に
至
平成18年3月31日)に係る訂正報告書であります。
提出
(2) 有価証券報告書の訂正報告書
平成18年8月22日関東財務局長に提出
事業年度
第24期(自
平成17年4月1日
(3) 半期報告書
事業年度
第25期中(自
平成18年4月1日
至
平成18年9月30日)平成18年12月15日関東財務局長
至
平成18年9月30日)に係る訂正報告書であります。
に提出
(4) 半期報告書の訂正報告書
平成18年12月20日関東財務局長に提出
事業年度
第25期中(自
平成18年4月1日
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
独
立
監
査
人
の
監
査
報
告
書
平成18年6月23日
株
式
会
社
ビ ー エ ス ピ ー
取
締
役
会
御
中
中
央
青
山
監
査
法
人
指 定 社 員
業務執行社員
指 定 社 員
業務執行社員
指 定 社 員
業務執行社員
公認会計士
細
野
康
弘
笹
本
憲
一
吉
澤
祥
次
公認会計士
公認会計士
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ビーエスピ
ーの平成17年4月1日から平成18年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算
書、連結剰余金計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び連結附属明細表について監査を行った。この連結財務諸表の作成責任は
経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に連
結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者
が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討す
ることを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ビーエ
スピー及び連結子会社の平成18年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシ
ュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
上
(※)上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券届出書提出会社)が別途保
管しております。
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
独立監査人の監査報告書
平成19年6月21日
株式会社ビーエスピー
取締役会
御中
新日本監査法人
指定社員
業務執行社員
公認会計士
江
口
指定社員
業務執行社員
公認会計士
佐
藤
潤
森
夫
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられ
ている株式会社ビーエスピーの平成18年4月1日から平成19年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸
表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計
算書及び連結附属明細表について監査を行った。この連結財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人
の責任は独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の
基準は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めて
いる。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によっ
て行われた見積りの評価も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人
は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準
拠して、株式会社ビーエスピー及び連結子会社の平成19年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了
する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示してい
るものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
※
上
上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会
社)が別途保管しております。
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
独
立
監
査
人
の
監
査
報
告
書
平成18年6月23日
株
式
会
社
ビ ー エ ス ピ ー
取
締
役
会
御
中
中
央
青
山
監
査
法
人
指 定 社 員
業務執行社員
指 定 社 員
業務執行社員
指 定 社 員
業務執行社員
公認会計士
細
野
康
弘
笹
本
憲
一
吉
澤
祥
次
公認会計士
公認会計士
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ビーエスピ
ーの平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第24期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、利益
処分計算書及び附属明細表について監査を行った。この財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から財
務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に財
務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採
用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての財務諸表の表示を検討することを
含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ビーエスピ
ーの平成18年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点において適正に表示し
ているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
上
(※)上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券届出書提出会社)が別途保
管しております。
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株式会社ビーエスピー(941852)
有価証券報告書
独立監査人の監査報告書
平成19年6月21日
株式会社ビーエスピー
取締役会
御中
新日本監査法人
指定社員
業務執行社員
公認会計士
江
口
指定社員
業務執行社員
公認会計士
佐
藤
潤
森
夫
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられ
ている株式会社ビーエスピーの平成18年4月1日から平成19年3月31日までの第25期事業年度の財務諸表、
すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び附属明細表について監査を行った。この財
務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から財務諸表に対する意見を表明するこ
とにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の
基準は、当監査法人に財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めてい
る。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって
行われた見積りの評価も含め全体としての財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監
査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠し
て、株式会社ビーエスピーの平成19年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成
績をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
※
上
上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会
社)が別途保管しております。
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