CONTENTS トピックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ・ 戦略的基盤技術高度化支援事業が採択されました (FRP樹脂成形金型用DLC膜とその大型化技術の開発) ・ 地域イノベーション創出研究開発事業が終了しました 大型研究事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 ・地域イノベーション戦略支援プログラム(都市エリア型) 研究開発事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 ・新連携共同研究事業 中小企業元気ファンド事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ・わかやま中小企業元気ファンド事業「新産業育成事業」 研究会事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 ・産学官研究推進事業 ・専門技術研究会事業 ・広域的新事業支援連携促進事業 科学技術コーディネート事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・科学技術コーディネート機能強化事業 知的財産戦略支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・中小企業外国出願支援事業 ・新事業化支援コーディネート事業 ・技術連携コーディネート設置事業 商品開発サポーター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・商品開発計画作成支援事業 新技術育成情報活用支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 国事業への提案支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・戦略的基盤技術高度化支援事業 ・地域イノベーション創出研究開発事業 人材育成事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・食品製造現場の「見える化」と品質管理のポイント研修 ・品質管理の基礎と実践のポイント研修 ・納期管理とリードタイム短縮のポイント研修 ・生産現場改善のポイント研修 ・コストダウン実践のポイント研修 ・技能・技術伝承の進め方ポイント研修 交流支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・テクノサロン ・ 「ワンディ・WINTEC in 有田」開催 イベント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・わかやまテクノ・ビジネスフェア ’ 11 ・平成 23 年度 研究成果発表 ・平成 23 年度 農林・林業・水産各技術成果発表会 ・おもしろ科学の実験工作教室 トピックス 戦略的基盤技術高度化支援事業が 採択されました。 (サポーティングインダストリー=ものづくり基盤技術=) 近畿経済産業局の採択を受け行う委託事業で、研究開発計画の認定を受けた中小企業が製造業の競争力を支える 基盤技術の高度化に向けて、革新的かつハイリスクな研究開発や生産プロセスイノベーション等実現することを目 的として、公益財団法人わかやま産業振興財団が事業管理機関となり、コンソーシアム(共同研究体)を構築して、 研究開発事業を実施しています。 制度の目的: 中小企業のものづくり基盤技術(鋳造、鍛造、切削加工、めっき等)に資する研究開発から試作段階までの取組 を促進することにより、我が国製造業の国際競争力の強化と新たな事業の創出を図ることを目的としています。 特に、複数の中小企業者、最終製品製造業者や大学、公設試験研究機関等が協力した研究開発であって、この事 業の成果を利用した製品の売上見込みや事業化スケジュールが明確に示されている提案を支援いたします。 応募対象事業: この事業の応募対象は、中小ものづくり高度化法(以下「法」という。)第 3 条に基づき経済産業大臣が定める「特 定ものづくり基盤技術高度化指針」に沿って策定され、新たに法第 4 条の認定(法第 5 条の変更認定を含む。)を 受けた特定研究開発等計画(以下「法認定計画」という。)を基本とした研究開発等の事業になります。 本年度の採択テーマ: 「FRP樹脂成形金型用DLC膜とその大型化技術の開発」 共同研究体: 株式会社保田鉄工所 和歌山県工業技術センター アドバイザー: 独立行政法人産業技術総合研究所 関西センター TOTOバスクリエイト株式会社 事業管理法人: 公益財団法人わかやま産業振興財団 事業実施期間: 平成 23 年度、24 年度、25 年度の 3 年間 地域イノベーション創出研究開発事業が 終了しました。 経済産業省では、地域における産学官の研究開発リソースの最適な組み合わせからなる研究体を組織し、実用化 技術の研究開発を行うことにより、地域の新産業・新事業を創出し、地域経済の活性化を図ることを目的とした提 案公募型の研究開発事業が実施されました。 当県からは「地域資源活用型」に提案した新中村化学工業株式会社の課題が採択され、平成 22 年 8 月から平成 24 年 3 月まで研究開発を行い、その研究成果として特許出願も行いました。 事業の目的 地域において新産業・新事業を創出し、地域経済の活性化を図るため、産学官の研究開発リソースの最適な組み 合わせからなる研究体を組織し、新製品開発を目指す実用化技術の研究開発を通じて、新たな需要を開拓し、地域 の新産業・新事業の創出に貢献しうる製品等の開発につなげることを目的としています。 地域資源活用型 地域に根ざす特有な技術等(地域資源)を活用した新製品等の開発を目指す実用化技術の研究開発であって、新 たな需要を開拓し、地域の新産業・新事業の創出に貢献するとともに、都道府県を越えてイノベーションを起こす 可能性のある研究開発。 採択テーマ プリンテッド・エレクトロニクス用受容層の開発 共同研究体 新中村化学工業株式会社、和歌山県工業技術センター 管理法人 公益財団法人わかやま産業振興財団 事業実施期間 平成 22 年度、23 年度 大型研究事業 地域イノベーション戦略支援プログラム (都市エリア型) テーマ 和歌山県紀北紀中エリア『和歌山の特産果実と独自技術を活用した新機能性食 品・素材の開発』 地域イノベーション戦略支援プログラム(都市エリア型)とは? 文部科学省が実施する地域の科学技術振興施策のひとつで、大学等の「知」を活用して新技術シーズを創造し、 自立的・継続的な産学官連携基盤を構築することにより研究開発型の地域産業の育成を図るとともに、小規模でも 地域の特性を活かした強みを持つクラスターを形成することを目的とした事業です。 事業の概要 和歌山県の代表的な特産果実である梅と柿について、近畿大学、和歌山大学、和歌山県立医科大学、和歌山工業 高等専門学校に代表される地域の学と和歌山県工業技術センター、和歌山県農林水産総合技術センター果樹試験場 うめ研究所の官が地域の企業と共同で、高付加価値化に貢献する機能性の研究とその機能性を活かした食品素材及 び加工品の開発を行います。 そして、その研究開発をとおして、地域への産学官連携の有効性を示すと共に、研究交流会等の研究交流事業を 行うことで、地域の農業及び食品産業が、大学等の高等教育機関や試験研究機関と連携を図り、自発的な産学官に よる研究開発が継続的・自発的に企画・実施されるような仕組みづくりを行うことを目指します。 共同研究テーマ 1 果実の機能性を活用する加工技術・安全性評価技術の開発 1 - 1 「次世代型青果物剥皮技術の開発」 多くの青果物に共通の生化学的な特徴に注目し、青果物の外皮を構成するペクチンなどの成分を酵素 により分解することで剥皮を行う技術の開発を目指します。 1 - 2 「一次加工果実のための新規安全性獲得・管理技術の開発」 本県特産果実の柿と八朔のカットフルーツおよび梅の低塩蔵果実を対象に、果実の生産、一次加工、 および流通に至るまでの衛生管理を確立し、安心・安全な一次加工果実製品の提供を目指します。 1 - 3 「クエン酸発酵による新しい果実飲料の開発」 柿から得られる柿酢は、健康機能を有することが知られていますが酢酸の刺激があります。新しい発 酵技術によりクエン酸を主成分とする美味しく、かつ健康機能を持つ柿飲料の開発を目指します 2 果実の機能性解明・調製とそれを支える育種・栽培技術開発 2 - 1 「健康増進作用を有する機能性成分の解析とその原体調製法の開発」 梅干し生産過程で生じる副産物の「梅酢」から健康増進作用を有する機能性成分の「梅酢」ポリフェ ノールを工業的に生産する技術の開発を目指します。 2 - 2 「健康増進作用を有する機能性成分の動物およびヒトでの評価」 動物実験(ラット、マウスなど)を用いて「梅酢」ポリフェノールの有するその他の健康増進効果(抗 疲労効果、脂質代謝改善効果、血圧低下効果など)を明らかにし、動物実験で実証された健康増進効果 については、ヒト介入試験を実施し、本ポリフェノールがヒトの健康に有効であることの実証を目指し ます。 2 - 3 「香気成分・色素成分の活用技術開発」 柿の色素や完熟した南高梅の果実の香りや色素などの特性を最大限に活用する加工技術を開発するこ とにより、付加価値の高い新規製品の試作品開発を目指します。 2 - 4 「機能性の高い梅果実供給に向けた栽培管理技術の開発」 梅果実の機能性成分の一つであるポリフェノール量を高める効率的な育成技術や早期成園化技術を開 つゆあかね とうこう 発するとともに、「露茜」及び本県で新たに開発した「橙高」について、その有用成分を高める栽培技 術および収穫後管理技術を開発することにより、機能性の高い梅果実の供給産地づくりを目指します。 〈参画機関〉 産:紀州食品(株)、紀の里農業協同組合、紀北川上農業協同組合、木本産業(株)、紀南農業協同組合、 デリカフーズ(株)、田村造酢(株)、サッポロ飲料(株)、プラム食品(株)、 (社)和歌山県農産物加工研究所、 和歌山ノーキョー食品工業(株)、花王(株)、サントリービジネスエキスパート(株)、中野BC(株)、 和歌山県農業協同組合連合会、住友ベークライト(株) 学:近畿大学、京都大学、和歌山大学、和歌山工業高等専門学校、和歌山県立医科大学 官:和歌山県工業技術センター、(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所 和歌山県農林水産総合技術センター果樹試験場うめ研究所 研究交流事業 *平成 23 年度研究交流会 研究交流会は、地域における産学官連携基盤強化のため、産学官研究者の交流促進と関連分野の情報提供を目 的として開催しています。 〈第1回〉 日 程:平成 23 年 7 月 29 日 場 所:ダイワロイネットホテル和歌山 主 催: (公財)わかやま産業振興財団、和歌山県 内 容:招待講演「地域の特徴を活用した食素材・食品開発を考える」 北海道大学大学院 教授 浅野 行蔵 氏 招待講演「サッポロビール社の商品開発について ~ビール・RTD商品のアート&サイエンス~」 サッポロビール株式会社 取締執行役員 渡 淳二 氏 参加者:講演会 107 名、交流会 46 名 〈第2回〉 日 程:平成 23 年 12 月 15 日 場 所:ダイワロイネットホテル和歌山 主 催: (公財)わかやま産業振興財団、和歌山県 内 容:招待講演「食用植物に含まれる機能性成分の化学構造と活性」 奈良女子大学 教授 菊﨑 泰枝 氏 招待講演「機能性食品成分の消化・吸収・代謝」 東京大学大学院 教授 清水 誠 氏 招待講演「地域の薬用資源で、人々の健康に貢献を」 ~梅の機能性研究で世界一に向けて~ 中野BC株式会社 代表取締役社長 中野 幸生 氏 参加者:講演会 100 名、交流会 41 名 *「ifia/HFE JAPAN 2011」出展 日 程:平成 23 年 5 月 18 ~ 20 日 場 所:東京ビッグサイト 内 容:国内最大の食品素材・添加物専門展であり、健康、機能性素材サプライヤーが集結する商談展である 「ifia/HFE JAPAN」に出展し、和歌山県紀北紀中エリアにおいて取り組んでいる柿と梅をテーマに した研究の概要に関するパネル及び本事業の最終目標として目指している商品のサンプルを示し、来 場しているバイヤーに事業及び研究内容をPRしました。 *「アグリビジネス創出フェア」出展 日 程:平成 23 年 11 月 30 日~ 12 月 2 日 場 所:幕張メッセ 内 容:農林水産・食品産業分野において優れた技術シーズを有する全国の産学官の関係者と、この技術を利 用する者とが一堂に会する連携促進の場である「アグリビジネス創出フェア」に出展し、和歌山県紀 北紀中エリアにおいて取り組んでいる柿と梅をテーマにした研究の概要に関するパネル展示を行うと ともに、酵素処理により剥皮した柿、クエン酸発酵によるまろやかな香りの柿酢、完熟梅の香料及び カラム法により抽出した梅ポリフェノール原体のサンプル等を展示、また、研究統括から梅酢ポリフェ ノールの開発と利用についてのプレゼンテーションを行い、事業及び研究内容をPRしました。 *事業成果発表会 日 程:平成 24 年 3 月 21 日 場 所:ダイワロイネットホテル和歌山 主 催: (公財)わかやま産業振興財団、和歌山県 テーマ別成果発表 テーマ1-1「次世代型青果物剥皮技術の開発」 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 上席研究員 尾﨑 嘉彦 テーマ1-2「一次加工果実のための新規安全性獲得・管理技術の開発」 近畿大学生物理工学部 教授 泉 秀実 テーマ1-3「クエン酸発酵による新しい果実飲料の開発」 和歌山県工業技術センター 食品産業部長 池本 重明 テーマ 2 - 1「健康増進作用を有する機能性成分の解析とその原体調製法の開発」 和歌山県工業技術センター 主査研究員 山西 妃早子 社団法人和歌山県農産物加工研究所 所長 稲葉 伸也 テーマ 2 - 2「健康増進作用を有する機能性成分の動物及びヒトでの評価」 近畿大学生物理工学部 教授 矢野 史子 和歌山県立医科大学医学部 教授 宮下 和久 テーマ 2 - 3「香気成分・色素成分の活用技術開発」 和歌山県工業技術センター 主査研究員 三宅 英伸 花王株式会社香料開発研究所 野川 一義 テーマ 2 - 4「機能性の高い梅果実供給に向けた栽培管理技術の開発」 和歌山県農林水産総合技術センター果樹試験場 うめ研究所 主査研究員 根来 圭一 ポスターセッション 共同研究事業の総括 近畿大学生物理工学部 研究交流事業の総括 (公財)わかやま産業振興財団 本事業の総括 (公財)わかやま産業振興財団 参加者:発表会 119 名、交流会 63 名 Ifia/HFE JAPAN 出展ブース 第1回研究交流会 講演会 アグリビジネス創出フェア 出展ブース 事業成果発表会 ポスターセッション風景 マッチングサポートツアー(機能性素材紹介ツアー)の風景 教授 研究統括 三谷 隆彦 科学技術コーディネーター 木村 昭雄 事業総括 中岡 元信 研究開発事業 独創的な新製品・新サービス・新技術などの創出に取り組むグループ 新連携共同研究事業 地域における経営資源等を活用した新事業創出を目指し、技術を有する中小企業者等が、大学、国立工業高等専 門学校や公設試験研究機関と連携し、それらが有する先端技術を活用した共同研究をすることで、新事業展開を図 ることを目的として取り組むグループ(連携体)の中核企業(コア企業)に、共同研究を委託します。 連携体の要件は、県内に事業所を有する中小企業(産)が中核企業(コア企業)となり、「学」又は「官」から 少なくとも 1 機関以上が参画していること。これに加え可能な限り「大企業」、「金融機関」が参画していることと なっています。 本年度は、次の 5 つの連携体からの提案を採択し、共同研究を委託しました。 No. 共同研究テーマ 委託企業(コア企業) 連携体構成機関 1 新規紫外線吸収ポリマー微粒子の製造技 術開発 新中村化学工業株式会社 近畿大学 和歌山県工業技術センター 2 バイオベース有機EL素材の開発 株式会社日本化学工業所 和歌山県工業技術センター 3 木質炭素化粉末を添加した混和着色強化 剤による導電性コンクリート床材の開発 株式会社和光 和歌山県工業技術センター 4 GPSを用いた無線遠隔航跡記録装置の 開発 株式会社宮﨑エンジニアリング 和歌山大学 5 ウメ伐採樹等を活用したウメいや地回避 炭の開発と商品化 紀州炭素株式会社 和歌山県うめ研究所 和歌山県林業試験場 中小企業元気ファンド事業 わかやま中小企業元気ファンド 「新産業育成事業」 「活力あふれる元気な和歌山県」を目標とし、「地域経済を支える中小企業を育成・振興し、足腰の強い地域産業 の創出」を実現するため、県内中小企業者等が大学・高専・公設試験研究機関との共同研究等から生まれた研究成 果の事業化を目的に行う新製品の研究開発・試作などに対し助成します。 新産業育成事業A 事 業 者 名 阪和電子工業株式会社 日進化学株式会社 テ ー マ 「新型TLP試験器」の開発と事業化(平成 22 年度) 炭酸ガスの人体に与える影響の調査とこの技術を用いた化粧品の 開発と事業化 新産業育成事業B 事 業 者 名 テ ー マ 協同組合ラテスト 「導電性炭素」の開発と事業化(平成 22 年度) 寺本パイル織物株式会社 「織機の多機能化と小Lot多品種生産」体制の確立 エコ和歌山株式会社 「パイル織物を利用した汚泥減容化排水処理システム」の開発と事 業化 研究会事業 産・学・官が保有するシーズの事業化をバックアップ 産学官研究推進事業 新事業の創出に取り組む県内中小企業者と大学、工業高等専門学校、公設試験研究機関等の研究コンソーシアム が行う「ネットワーク構築」及び「事業可能性調査」を支援するため、活動経費に対し補助金を交付するものとし、 補助を希望する産学官研究コンソーシアムを募集しました。 本年度は、ネットワーク構築事業 2 件、事業化可能性調査事業 5 件、計 7 件の研究コンソーシアム活動を支援致 しました。 № 研究コンソーシアム名称 コンソーシアム参画機関 (◎代表者所属機関) 事業の種別 1 ◎近畿大学生物理工学部 和歌山バイオサイエンス連絡協議会、中野BC 食品開発支援体制強化研究コンソー (株)、紀州食品(株)、和歌山県農協連合会 植 ネットワーク構築 シアム 物バイオセンター、和歌山社会経済研究所、和歌 山県立医科大学、県議会議員、県産業技術政策課、 県農林水産総務課、県農林水産総合技術センター 2 伝統食文化ブラッシュアップ事業 ◎和歌山大学経済学部 田辺商工会、(株)熊野和道塾、(株)ヤマサ脇口 水産、(有)カネヨシ由谷水産、みくまのネット、 ネットワーク構築 (有)熊野鼓動、真妻わさび・わさび菜栽培農家、 熊野ツーリズムビューロ、南紀みらい(株)、き のくに活性化センター、田辺市 3 青みかんコンディショナー研究開発 コンソーシアム ◎有限会社F・K小林 和歌山県工業技術センター 事業化可能性調査 4 和歌山山椒研究会 ◎ネイチャー・コア・サイエンス株式会社 スリー・エス、かんじゃ山椒園、貼雑デザイン事 務所、和歌山大学 事業化可能性調査 5 切り花コサージュ ◎井関測量株式会社 和歌山工業高等専門学校 事業化可能性調査 6 梅セラミド開発研究会 ◎中野 BC 株式会社 和歌山県工業技術センター 事業化可能性調査 7 木炭を活用した紀州ナメコの栽培 ◎紀州きのこ産業 県林業試験場 事業化可能性調査 専門技術研究会事業 県内の様々な産業分野における専門技術の動向、専門知識等の普及と参加企業相互の情報交換を図るため、公設 試験研究機関、大学等の研究員が主宰する研究会の運営に係る活動経費の一部を助成するものとし、補助を希望す る産学官の研究グループ「研究会」を募集しました。 本年度は次の 11 の研究会を採択し、各研究会あたり 4 回~ 5 回、延べ 49 回の研究会を開催しました。 № 研 究 会 代表研究主査 人数構成 開催 回数 産 学 官 計 1 県特産品への感性価値付与検討研究会 和歌山工業高等専門学校 藤本 晶 4 50 3 0 53 名 2 有機太陽電池研究会 和歌山大学 奥野 恒久 4 22 12 15 49 名 3 機能性食品研究会 和歌山県立医科大学 宇都宮 洋才 4 13 3 1 17 名 4 基礎機器分析技術研究会 和歌山県工業技術センター 三宅 靖仁 5 49 16 24 89 名 5 ファインケミカルズ研究会 和歌山県工業技術センター 森 一 4 24 8 10 42 名 6 感性価値創造のための、ものづくりと評価 技術の研究会 和歌山県工業技術センター 解野 誠司 5 11 0 8 19 名 7 木質バイオマス利活用研究会 和歌山県工業技術センター 梶本 武志 5 10 0 13 23 名 8 日本薬局方研究会 和歌山県工業技術センター 橋爪 崇 4 28 0 7 35 名 9 環境技術研究会 和歌山県工業技術センター 山際 秀誠 4 16 2 7 25 名 10 繊維・プラスチック材料の基礎知識 和歌山県工業技術センター 前田 拓也 5 10 0 8 18 名 11 食における品質管理研究会 和歌山県工業技術センター 山西 妃早子 5 21 0 8 29 名 49回 254名 44名 101名 10 合計 399名 広域的新事業支援連携促進事業 和歌山大学、近畿大学並びに県内情報サービス関連企業との産学官連携の推進のため、若手研究者と情報サービ ス企業による研究交流会等を開催し、最新の技術と知識の普及に貢献しました。 第 1 回 産学官研究成果発表会(H 23. 9. 27) ルミエール華月殿 ・和歌山大学システム工学部教員、近畿大学生物理工学部教 員、及び会員企業による発表 4 件 ・パネルディスカッション (教員 5 名、企業 2 名) 第 2 回 大学院生研究成果発表会(H 24. 2. 6) ルミエール華月殿 ・和歌山大学システム工学部大学院生、近畿大学生物理工学 部大学院生によるショートプレゼンテーション且つポス ターセッション 27 件 日本食品微生物学会主催の食品の品質・衛生管理に関する学術セミナーに後援し、最新の技術と知識の普及、産 学官交流に貢献しました。 第 37 回 日本食品微生物学会学術セミナー(H 24. 3. 2) 和歌山市民会館 ・和歌山県工業技術センター研究員、 大阪市立環境科学研究所研究員、 大阪府立大学大学院教員及び企業による講演 5 件 11 科学技術コーディネート事業 科学技術コーディネート機能強化事業 科学技術コーディネーターを1名設置し、和歌山県工業技術センター、農林水産総合技術センターなどの県立試 験研究機関の組織横断的な連携とそれら機関を中心とした産学官の交流を一層活発なものとし、地域の技術ニーズ と研究シーズの結合、共同研究の成果の移転、普及を図っています。 また、和歌山大学システム工学部、近畿大学生物理工学部、和歌山工業高等専門学校等の技術シーズの活用に向 けて支援を行っています。 知的財産戦略支援事業 中小企業外国出願支援事業 外国で特許権が成立した場合等に権利を活用した事業展開を計画している、知的財産を戦略的に活用し、経営の 向上を目指す和歌山県内中小企業に対して、外国への特許・意匠・商標出願をする費用の一部を助成しました。 企 業 名 出願の種類 発 明 名 称 出 願 国 妙中パイル織物株式会社 特許 液晶パネル基板用ラビング材 中国・台湾 ヤマホ工業株式会社 特許 部分継ぎ手とそれを用いた噴霧ノズ ルユニット アメリカ・韓国 有限会社ガンクラフト 商標 ― 12 韓国 新事業化支援コーディネート事業 特許技術等の知的財産を活用し、新事業展開を計画している中小企業に対して支援し、事業化の促進、産業の活 性化を図るため、新事業支援コーディネーターを設置しています。 新事業を進めるにあたっては、他社特許技術等の調査が必要なだけでなく、新規に開発した商品を模倣されるこ とを防ぐため特許等の知的財産によって守る必要があります。また、他社・大学等の技術導入を図るほうが近道な 場合もあります。このような知識等を普及するため新事業展開を進めている中小企業に対し、知財面、技術面での 支援を行っています。 本年度は 190 社との面談を通じて各企業のニーズを把握し、技術の紹介、知財に関する支援、国、県などの支援 策の紹介しました。他社特許技術を導入された中小企業に対しては、契約締結後のフォローアップを行い、事業化 に向けた支援も行っています。 技術連携コーディネート設置事業 技術連携コーディネーターを設置し、県内企業訪問によるシーズ、ニーズの発掘を行うとともに、大学や公設試 験研究機関等が持つシーズを把握し、それらをマッチングさせることにより産学官の技術連携による研究開発、並 びに知財戦略面の支援を図っています。 本年度は 65 社との面談を通して各社の商品開発のためにシーズ紹介、連携及び課題解決のため国、県などの支 援策活用を支援、並びに知財に関する支援を行いました。 13 商品開発サポーター 「ふるさと雇用再生特別基金活用事業」 商品開発計画作成支援事業 県内中小企業が有している優れた商品開発につながる技術・アイデアに対して、事業計画の作成並びにスケジュー ル管理を支援し事業化の促進を支援するため、商品開発サポーターを設置しました。 商品の開発については、多くの企業が抱えている悩みであり、事業計画をどのように作成し達成させていくかが ポイントとなります。この課題について、自社だけで解決するだけでなく国や県の支援制度が有効な場合があり、 情報・人のネットワークとリンクして使用していけば、早期の事業達成が期待できます。 本年度は 53 社から相談があり、商品開発に係る事業計画、スケジュール管理等や、国・県等の研究資金獲得の ためのアドバイス等支援、資金を獲得した中小企業のフォローアップ等を行ってきました。 新技術育成情報活用支援事業 新技術や新商品の開発に取り組む県内中小企業を支援するため、財団コーディネーターが商用データベースを活 用し、研究テーマの立案・ブラッシュアップ、技術の権利化に必要となる技術情報、特許関連情報や学術論文等の 基礎的調査を行い、また、事業化するにあたり市場動向や商標情報の調査を行うことで、効率良く情報の提供でき て、高度な指導等を行うことが可能となりました。 【テ―タベース】 ◦科学技術情報総合(化学物質情報など学術情報) ◦国内外特許情報 ◦商標情報 ◦市場動向・企業活動状況 データベース名 種 類 内 容 企業情報、市場調査等ビジネス情報 企業情報、新聞・雑誌記事、国内技術情報、 パテントマップ作成、Dialog(外国情報) NRI サイバーパテント 特許(国内、海外)、意匠 特許「国内検索セット」「海外検索」「経過S DI・再公表早期」「一括ダウンロード」「機 械翻訳・国内引用マップ」「海外引用マップ」 STNeasy 化学物質、科学技術総合等 化学文献、農学、食品、薬理学、エンジニア リング、特許、エネルギー、ライフサイエンス、 規制化学品リスト、毒物学 SAEGIS 国内商標、国外商標 商標(200 ヶ国) Gサーチ 14 国事業への提案支援 平成 23 年度戦略的基盤技術 高度化支援事業 近畿経済産業局の採択を受けて行う委託事業で、研究開発計画の認定受けた中小企業が製造業の競争力を支える 基盤技術の高度化に向けて、革新的かつハイリスクな研究開発や生産プロセスイノベーション等実現することを目 的として、当財団が事業管理法人となり、共同研究体を構築して、研究開発事業を実施いたします。 平成 23 年度は、1 案件が採択され、平成 22 年度に採択された 2 案件とともに研究開発に取り組みました。 平成 23 年度 採択テーマ:FRP樹脂成形金型用DLC膜とその大型化技術の開発 実施期間 :平成 23 年度、平成 24 年度、平成 25 年度の 3 年間 研究共同体: 【研究機関】株式会社保田鉄工所、和歌山県工業技術センター 【事業管理法人】公益財団法人わかやま産業振興財団 平成 22 年度 採択テーマ:MEMS技術を応用した静電気非接触可視化システムの実用化 実施期間 :平成 22 年度、平成 23 年度、平成 24 年度の 3 年間 研究共同体: 【研究機関】阪和電子工業株式会社、和歌山県工業技術センター、近畿大学生物理工学部 【事業管理法人】公益財団法人わかやま産業振興財団 採択テーマ:自動車エンジン用ピストンの生産効率の向上に資するダイカスト鋳造技術の開発 実施期間 :平成 22 年度、平成 23 年度、平成 24 年度の 3 年間 研究共同体: 【研究機関】アクロナイネン株式会社、和歌山県工業技術センター、国立大学法人和歌山大学 【事業管理法人】公益財団法人わかやま産業振興財団 15 地域イノベーション創出研究開発事業 近畿経済産業局の採択を受けて行う委託事業で、地域における産学官の研究開発リソースの最適な組み合わせか らなる研究体を組織し、実用化技術の研究開発を行うことにより、地域の新産業・新事業を創出し、地域経済の活 性化を図ることを目的として、当財団が管理法人となり、研究開発事業を実施しました。 平成 22 年度に、新中村化学工業株式会社と和歌山県工業技術センターからなる共同研究体により1テーマが採 択され、今年度にかけて研究開発に取り組みました。 テーマ名 「プリンテッド・エレクトロニクス用受容層の開発」 ・事業の概要 汎用印刷法を転用した電子部材製造技術であるプリンテッド・エレクトロニクスが盛んになってきており、現 在では透明導電性フィルムとしてタッチパネル・EL電極等にて上市されており、将来的には大型ディスプレイ・ 太陽電池・電子ペーパー等の大面積・大量生産部材への用途が非常に期待されています。 プリンテッド・エレクトロニクスを行うに当たり、良好な印刷性を付与させる受容層が必要であるが、電子部 材用の受容層には耐熱性・耐溶剤性・耐久性も要求され、これらの要求を満たした高解像度用受容層は提供され ていない状態にあります。 そこで、需要層に熱硬化特性を付与し、印刷性評価を行い、印刷性と耐熱性・耐溶剤性・耐久性を両立した最 適なスクリーン印刷用受容層の研究開発を行いました。 ・研究の目的 印刷性(高解像性) ・耐熱性・耐溶剤性・密着性を満たした導電性ペースト用のインク受容層を、様々なモノマー の共重合によるアクリル系ポリマーを合成し、架橋材の添加により熱硬化性を付与させることで、新技術の研究 開発を行いました。 ・研究グループ 新中村化学工業株式会社、和歌山県工業技術センター、アドバイザー(大阪大学産業科学研究所教授、大阪府 立大学大学院工学研究科教授、中沼アートスクリーン株式会社マネージャー) 16 人材育成事業 食品製造現場の「見える化」と 品質管理のポイント研修 食に関する様々な事件・事故が起こる中、食の安全、安心に関する消費者や販売者からの要求はますます 高まっています。食品企業にとって大切な品質管理だけでなく、「見える化」を活用した生産性向上も含め た仕組みづくりについてのセミナーを開催しました。 講 師:フードクリエイトスズキ(有) 鈴木 厳一郎 氏 ISO90001 主任審査員、ISO22000 審査委員補 日 程:平成 23 年 11 月 25 日 場 所:和歌山ビッグ愛研修室 受講者:16 名 品質管理の基礎と実践のポイント研修 「品質第一」とは何か、どうすれば高品質工場ができるかを学ぶため、品質管理の基礎知識 「工程で品質 を作り込む」仕組みづくり、多品種少量生産での不良削減方法の研修を開催しました。 講 師:実践マネジメント研究所 代表 植條 英典 氏 日 程:3 日間(5/13、5/23、5/30) 場 所:和歌山ビッグ愛研修室 受講者:30 名 納期管理とリードタイム 短縮のポイント研修 納期管理の目的は納期厳守と生産期間の短縮、仕掛り品の減少です。 「物の流れをいかにして良くするか」をテーマにし、ニーズ・生産形態 に適した計画の策定及び現場でのポイント等について学んでいただく研 修を開催しました。 講 師:実践マネジメント研究所 代表 植條 英典 氏 日 程:3 日間(6/6、6/13、6/20) 場 所:和歌山ビッグ愛研修室 受講者:19 名 17 生産現場改善のポイント研修 製造現場のリーダーには、改善活動の目的を正しく理解し、実行・定着させる力が求められます。自社の 経営と生産活動を踏まえ、利益を生み出す「強い」現場を構築する為の手法「改善」の考え方と進め方の基 礎知識と実践ポイントを学ぶための研修を開催しました。 講 師:5S経営研究所㈱ 代表取締役 山名 敏文 氏 日 程:3日間(7/13、7/19、7/27) 場 所:和歌山ビッグ愛研修室 受講者:29 名 コストダウン実践のポイント研修 生産管理の中でも、コストダウンは企業収益を左右する重要業務であり、近年の厳しい経営環境の中では 重要度が一層増しています。「原価管理の基礎知識」、「労務費と製造経 費の削減着眼点」、「資材購買費と外注加工費の上手な減らし方」を学ぶ ための研修を開催しました。 講 師:中小企業診断士 荒木 慎吾 事務所 代表 荒木 慎吾 氏 日 程:3日間(9/14、9/21、9/28) 場 所:和歌山ビッグ愛研修室 受講者:26 名 技能・技術伝承の進め方ポイント研修 ものづくり技術の根幹にある蓄積された「技能」が、熟練技能者の高齢化や若年者の製造業離れのため途 絶え、企業や地域産業の活力が低下することが危惧されています。伝承 すべき技能を「形式知化し、質を高め効率良く伝承」する方法を学んで いただく研修を開催しました。 講 師:ソリュ―ションデザイン 代表 小野 寛 氏 日 程:3日間(10/26、11/2、11/9) 場 所:和歌山ビッグ愛研修室 受講者:16 名 18 交流支援事業 技術系会員交流の場 テクノサロン 平成 3 年 12 月以来 116 回を数える会員制「テクノサロン」は、本年も多彩な講師をお迎えして見学会・講演会・ 交流会等を行いました。 第 111 回 平成 23 年 6 月 22 日 見学会 住友金属工業㈱和歌山製鉄所 講演会 『大河内記念生産賞「高炉長寿命化技術の開発」のご紹介』 ㈱住金鋼鉄和歌山 取締役製銑部長 山下 道彦 氏 第 112 回 平成 24 年 1 月 25 日 講演会 「地場産業の産業復興にむけて」 ~老舗企業に学び、人づくり、モノづくりにかける~ 住化スタイロンポリカーボネート㈱ 代表取締役社長 杉本 宏明 氏 第 113 回 平成 23 年 9 月 16 日 見学会 花王㈱和歌山工場 講演会 「花王製品の環境対応包装材料の開発について」 ~花王での取組み事例を中心に~ 花王㈱ 包装容器開発研究所 所長 畑 雅治 氏 19 第 114 回 平成 23 年 10 月 28 日 見学会 ① 関西電力㈱南港発電所エル・シティ館 ② 津波・高潮ステーション ③ ㈱河内ワイン 河内ワイン館 第 115 回 平成 23 年 12 月 9 日 見学会 近畿大学先端技術総合研究所 ロボット工学・技術センター 講演会 「センサー研究 30 年」 ~ロボットセンサーは人の感性を超えることができるか~ 近畿大学 先端技術総合研究所 ロボット工学・技術センター長 栗山 敏秀 氏 第 116 回 平成 24 年 3 月 2 日 講演会 「関西 TLO の経営改革と知財の事業化プロデュース」 関西ティ・エル・オー㈱ 取締役 坂井 貴之 氏 20 ワンデイ・WINTEC in 有田 [一日工業技術センター] 平成 23 年 10 月 19 日(水)、有田市文化福祉センターにおいて、和歌山県工業技術センター各部の業務の紹介、 利用事例紹介、情報提供及び公益財団法人わかやま産業振興財団の業務の紹介や情報の提供を行うとともに、有田 地域を中心とした利用企業の開拓を図る目的で開催し、155 名の参加を得ました。 開催概要 日 時:平成 23 年 10 月 19 日(水) 13:00 ~ 17:00 場 所:有田市文化福祉センター 有田市箕島 27 開催内容 講演コーナー ◦主催者挨拶 工業技術センター 所長 請川孝治 紀州有田商工会議所 会頭 野口義信 ◦工業技術センター紹介 工業技術センター 副所長 前田育克 ◦工業技術センター利用事例紹介 ・有田市におけるアイスワインの開発 有田市市長公室経営企画課 係長 鎌田利宏 ・低蛋白パンの開発 有限会社下津フードサービス 代表取締役 笠畑幸荘 ◦情報提供 ・地域の薬用植物を活用した製品開発 工業技術センター薬事産業部 主査研究員 石原理恵 ・製品の放射能測定について 環境衛生研究センター 衛生研究部長 玉置三朗 ・賞味期限の設定について 工業技術センター食品産業部 副主査研究員 赤木知裕 展示・相談コーナー ◦ポスター展示 企業支援事例(テクノガイド 2010)、保有設備、研究成果他 ◦試作品の展示 光造形、3 Dプリンタ、漆塗りUSBメモリ、各種エアゾール製品、パイル固定化担体(排 水)、蚊取線香他 ◦実機の実演 水分活性測定器、測色計、高速カメラ、サーモグラフィ、3 Dスキャナ、騒音計、電力計、 マイクロスコープ、サーベイメータ(環境衛生研究センター) ◦相談 工業技術センター職員による技術相談 わかやま産業振興財団による市場調査、補助金等の相談 特許相談コーナー 弁理士が特許等の知的財産に関する相談(発明協会) 21 会場風景 22 イベント わかやまテクノ・ビジネスフェア ’ 11 わかやま発技術シーズ発表会 和歌山県内の大学・高専・公設試が取り組んでいる技術シーズに関して、共同研究や技術移転へと発展するきっ かけをご提供するため「わかやまテクノ・ビジネスフェア ’11 わかやま発技術シーズ発表会」を開催しました。 本発表会では、 「バイオ・化学・食品」「機械・金属・装置・医療」「電気・情報通信」の各テーマ別分科会にわかれ、 地元企業との連携を意識した最新の研究成果・技術シーズ 23 テーマの発表を行いました。 日 時:平成 23 年 12 月 7 日(水) 13:00 ~ 18:00 場 所:アバローム紀の国 2 F鳳凰の間・3 F孔雀の間 和歌山市湊通丁北 2 - 1 - 2 主 催:公益財団法人わかやま産業振興財団、和歌山県、社団法人和歌山情報サービス産業協会 共 催:国立和歌山工業高等専門学校、公立大学法人和歌山県立医科大学 来場者数:162 名 開催内容: 基調講演「地域に生き 世界に伸びる」~経営環境の激変を越えて~ 講師 大槻眞一氏(関西産業活性協議会理事長、阪南大学前学長) 技術シーズ発表会 「バイオ・化学・食品」分科会 1.バイオベース有機EL素材の開発 和歌山県工業技術センター 化学産業部 2 .産業有用微生物のストレス耐性化育種とそのゲノム解析 近畿大学生物理工学部 食品安全工学科 3 .梅酢ポリフェノールの調製法と成分分析 【地域イノベーション戦略支援プログラム(都市エリア型)】 和歌山県工業技術センター 食品産業部 4 .木材資源から創るナノカーボン素材戦略 和歌山大学システム工学部 精密物質学科 5 .含浸法による糖抽出ウメ果汁製造方法の開発 和歌山県工業技術センター 食品産業部 6 .微高圧炭酸ガス処理による調味梅干し加工技術の開発 和歌山工業高等専門学校 物質工学科 7 .ウメ‘露茜’の追熱による紅色着色技術 和歌山県農林水産総合技術センター 果樹試験場うめ研究所 8 .梅果実の香り解析とその応用 【地域イノベーション戦略支援プログラム(都市エリア型)】 和歌山県工業技術センター 食品産業部 23 「機械・金属・装置・医療」分科会 1.強ひずみ加工による金属材料の結晶粒微細化 和歌山工業高等専門学校 知能機械工学科 2.デジタルエンジニアリング技術―中小企業のものづくりをお手伝い― 和歌山県工業技術センター 機械金属産業部 3.急停車時に電車内で立っている乗客の転倒シミュレーション 近畿大学生物理工学部 人間工学科 4.遠隔操作システムのためのインタフェイス開発 和歌山工業高等専門学校 知能機械工学科 5.近赤外広帯域光源に向けた多波長量子ドット 和歌山大学システム工学部 精密物質学科 6.医学のプロがお手伝いします 和歌山県立医科大学 みらい医療推進センター げんき開発研究所 7.残留農薬分析の全自動処理を可能とするSPE-GCシステムの開発 (株)アイスティサイエンス 「電気・情報通信」分科会 1.音声分析/変換/合成技術の開発 和歌山大学システム工学部/関西TLO 2.情報処理演習室における授業支援システムに関する研究 和歌山工業高等専門学校 電気情報工学科 3.ユーザ動向把握に向けたマッシュアップログの視覚化 和歌山大学 システム情報学センター 4.シリコン製マイクロミラーとその産業応用 近畿大学生物理工学部 システム生命科学科 5.ピコ秒レーザを用いた微細加工技術 和歌山県工業技術センター 電子産業部 6.PCの情報漏えい対策・セキュリティ対策・IT資産管理はツールを使った自動化がベスト! (株)エスアールアイ 7. 「食育情報館まるかじり!和歌山」のご案内 (株)エスアールアイ 8.リッチなUXを持つイノベーションシステムの独自開発 (株)宮﨑エンジニアリング ポスターセッション・交流会 技術シーズ発表会での発表テーマを中心に産学官連携による研究・技術開発の成果などをポスター展示する とともに、情報交換や交流を図るきっかけづくりの場として、交流会を開催いたしました。 特許相談コーナー 知的財産に関する相談を行いました。 24 同時開催 第 19 回インフォ ・ フェア ’11 in わかやま 時間 11:00 ~ 18:00 開催内容 会員企業出展 (孔雀の間 3 F) アイレス電子工業(株)、(株)エスアールアイ、国立大学法人和歌山大学、近畿大学生物理工学部、 紀州技研工業(株)、富士通(株)、(株)宮﨑エンジニアリング、紀陽情報システム(株) 出展企業によるプレゼンテーション (鳳凰の間 2 F) テクノ・ビジネスフェア 基調講演 25 平成 23 年度 研究成果発表 公益財団法人わかやま産業振興財団では、県内企業及び大学、公設試とともに、国受託事業として取り組んでい る研究開発事業について、研究開発内容・事業内容を全国的に広く周知することで、新たなビジネスパートナーと の商談等を図り、事業化を加速させることを目的として研究成果発表を行いました。 展示会名:ネプコンジャパン 2012 内 第 41 回インターネプコン ジャパン 日 程:平成 24 年 1 月 18 日(水)~ 20 日(金) 場 所:東京国際展示場(東京ビッグサイト) 東京都江東区有明三丁目 11 番 1 号 内 容:アジア最大級の商談・受注を目的とした展示会である「ネプコンジャパン 2012 内 第 41 回インター ネプコンジャパン」に出展し、これまで取り組んできた研究開発事業のパネル展示や実演を行い、来 場しているバイヤー等に対して事業及び研究内容を啓発しました。 ・今回発表した研究開発事業のテーマ名/コア企業名 「MEMS技術を応用した静電気非接触可視化システムの実用化」 阪和電子工業株式会社 「プリンテッド・エレクトロニクス用受容層の開発」 新中村化学工業株式会社 「絞りプレス加工における洗浄レス化技術およびその実用化技術の開発」 株式会社寿精密 26 平成 23 年度 農業・林業・水産各技術成果発表会 農林水産技術に係る試験研究機関の成果発表を各地域に別れて行いました。 また、和歌山県内の中小企業者・農林漁業者が連携して行う農林水産技術を活用した商品開発や和歌山県の「地 域産業資源活用事業の促進に関する基本的な構想」に位置づけられた分野、特に「農林水産物」を活用した新商品 の研究開発・試作、新サービス等を支援するため、「わかやま農商工連携ファンド事業」及び「わかやま中小企業 元気ファンド事業」等の普及啓発を行いました。 開催概要: 林業技術成果発表会 開催日時:平成 24 年 2 月 10 日(金) 13:00 ~ 16:30 開催場所:上富田文化会館(上富田町)小ホール 内 容:成果発表会 9 件 公益財団法人わかやま産業振興財団 事業紹介 参 加 者:53 名 水産技術成果発表会 開催日時:平成 24 年 2 月 10 日(金) 13:00 ~ 16:10 開催場所:紀南文化会館(田辺市) 小ホール 内 容:基調講演 たかはし河川生物調査事務所 農学博士 高橋勇夫 「天然アユを増やす技術 ~生物資源の持続的利用のために~」に関する講演 成果発表会 6 件 公益財団法人わかやま産業振興財団 事業紹介 参 加 者 :90 名 農業技術成果発表会 開催日時:平成 24 年 2 月 21 日(火) 10:00 ~ 16:55 開催場所:和歌山県農林水産総合技術センター(有田郡有田川町) 大会議室 内 容:成果発表会 19 件 公益財団法人わかやま産業振興財団 事業紹介 参 加 者:102 名 27 夏休みの おもしろ科学の実験工作教室 弊公財と和歌山工業高等専門学校は県内の小中学生を対象にして、和歌山県工業技術センター・NPO 法人次世 代エネルギー研究所、田辺商工会議所との共催で和歌山市と田辺市の2カ所で、夏休みを利用しての科学技術にか かわる実験や工作教室を開催しました。 会 場 実施月日 8月4日(木) 和歌山市 (34 名参加) 8月5日(金) 田辺市 (18 名参加) 8月8日(月) 時 間 9:00 ~ 12:00 13:00 ~ 16:00 9:00 ~ 12:00 内 容 ホーバークラフトを浮かせ 三角形の力をためそう 液晶温度計を作ろう 13:00 ~ 16:00 ソーラートレインを走そう 9:00 ~ 12:00 ホーバークラフトを浮かせ 13:00 ~ 16:00 ソーラートレインを走そう 国立和歌山工業高等専門学校の先生方にご指導いただきました。 同校電気情報工学科 山口 利幸 氏 同校知能機械工学科 西本 圭吾 氏 同校物質工学科 米光 裕 氏、奥野 祥治 氏 同校環境都市工学科 鶴巻 峰夫 氏 次世代エネルギー研究所・同校名誉教授 田縁 正幸 氏、高木 浩一 氏 ★実験工作例 テーマ「三角形の力をためそう」 28 テーマ「ソーラートレインを走らそう」 < 和 歌 山 会 場 > < 田 辺 会 場 > 29
© Copyright 2024 Paperzz