Our Chalet Helen Storrow Seminar 2014 “Young Women Leading for a Green Future” ガールスカウト島根県第3団 野井ちなつ ヘレンストローセミナー2014 ○会 場 アワシャレー(スイス アデルボーデン) ●日 程 平成 26 年 3 月 22 日(土)~3 月 29 日(土) ○テーマ 環境に優しい未来へ導く若い女性 ●目 的 実践的なリーダーシップ開発や、現在の環境問題について学び、参加者自身がチェ ンジエージェントとして良い変化をもたらす指導者となる。 ○課 題 地元のコミュニティー又は団で行っている環境プロジェクトの紹介ポスター作成。 ●参加国 ~アジア太平洋地域 9 ヶ国~ 日本、香港、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、スリランカ、アルメニア、 モルディブ、ニュージーランド ~ヨーロッパ地域 7 ヶ国~ イギリス、アイルランド、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、 ウクライナ ~西半球地域 6 ヶ国~ アメリカ、カナダ、メキシコ、コスタリカ、コロンビア、パラグアイ ~アラブ地域 3 ヶ国~ レバノン、オマン、チュニジア ~アフリカ地域 8 ヶ国~ エジプト、ガーナ、マダガスカル、チュニジア、マラウィ、セネガル、ナイジェリア、 タンザニア 以上 33 ヶ国、 35 人のヤングリーダーと 9 人のプランニングチーム(講師)が参加しました。 ☆スイス☆ ヨーロッパ中央に位置する小さな国。 ・首都:ベルン ・面積:41,290k㎡ ・人口:7,870,000 人 ・言語:スイスドイツ語、フランス語、 イタリア語、ロマンシュ語 ・通貨:スイスフラン (※ユーロは使えないため空港などで 換金する必要あり。アワシャレーでは クレジットカードの使用可能。ただし 3%プラスに払わなければならない。 ) ・時差:8 時間(サマータイム 7 時間) ★アデルボーデン★ ・カントン(州) :ベルン州 ・ 郡 :フルティゲン=ニーダーシメンタル郡 ・面積:88.19k㎡ ・人口:3,563 人 ・標高:1,350m ☆アワシャレー☆ ガールスカウトには 4 つのワールドセンターがある。 パックスロッジ(イギリス) 、サンガム(インド) 、 アワカバニャ(メキシコ) 、そしてアワシャレー(スイス)。 4 階建ての建物が 2 棟あり、手前の建物には受付や研修室、 スタッフルームやスタッフの宿泊室となり、奥の建物には ダイニングルーム兼研修室、参加者の宿泊室となっている。 3 階の宿泊室は 4 人部屋、6 人部屋などの部屋がいくつかあり、最上階はとても広く、17 人部 屋となっている。 ○日本からアワシャレーまでの移動 ・成田空港、または関西空港からチューリヒにあるスイス国際空港へ。 (飛行時間約 16 時間半) 空港からは CFF という地下鉄に乗車し、ベルンまで行く。ベルンでフーディガン行きの電 車に乗り換え、終着駅のフーディガン駅で下車。 駅を出て道路をはさんだところにバス停があり、AFA バスに乗り、オーウェーというバス 停で下車。 (約 20 分) バス停でアワシャレー専用の小さなバスが待っているので、そのバスに乗り、約 5 分でアワ シャレーに到着。 通常はこのように行くが、私の場合は都合上、スイス国際空港ではなく、イタリア・ミラノに あるマルペンサ空港で向かった。 ・成田空港からドバイ国際空港経由で、ミラノにあるマルペンサ空港へ。 (飛行時間約 18 時間 半)空港からはシャトルバスに乗車し、執着のミラノセントラル駅で下車。 ミラノセントラル駅からは SBB という電車に乗り、途中で乗り換えをし、フーティガン駅 で下車。そこからは上記と同じ。 ○今後参加される方へ 持ち物についてアドバイス ・スイスは寒い国だが、建物の中はとても暖かいためセーターは必要ない。半袖と暖かいジャ ケットだけで十分快適に過ごせる。 ・アワシャレーには 3 台自由に使えるパソコンがあるが、パソコンの調子が悪かったり、他の 人が使っていて中々使うことができないこともあるため、自分のノートパソコンを持ってい くことをおすすめする。インターネットは毎日 1 時間、3 時間、アクションプランを作ると きには 24 時間など時間指定の wi-fi 番号をもらえるので、 その時間でのみ使用可能となる。 ・荷物にはなるが、インターナショナルナイト用に浴衣を持っていくことをおすすめする。浴 衣は外国でも人気があり、帰りにお土産として友達にプレゼントしたら、とても喜んでもら えた。日本のお菓子はミルキーキャンディーとわさび味とイチゴ味の Kit Kat を用意したら 早くになくなった。イチゴ味のチョコレートは海外では珍しいため大好評。 3 月 22 日(土) (前日) セミナー開催前日。夜までに各国から参加者が集まり、ともに夕食。 夕食後はアワシャレーについての説明を受け、自己紹介などをした。 3 月 23 日(日) (1 日目) ~WAGGGS & WLDP~ WAGGGS : World Association of Girl Guides and Girl Scouts(ガールガイド・ガールスカウ ト世界連盟)の略。 ミッション ビジョン 少女と若い女性が責任ある世界市民とし すべての少女と若い女性の一人ひとりが て、自らの可能性を最大限に伸ばせるよ 尊ばれ、世界を変えるために行動を起こ うにすること。 す。 WLDP:WAGGGS Leadership Development Programme (ガールガイド・ガールスカウト世界連盟リーダー シップ開発プログラム)の略。 WLDP は、国際的な場で発揮できるリーダーシップ能力を 若いリーダーが身につけること、次代を担う人材の育成を 目的とした WAGGGS が開発したリーダーシップ開発プロ グラム。 8 つのプログラム単位 ・自己啓発 ・マネージメントスキル ・リーダーシップの理解 ・コミュニケーション ・チームを導く ・アドボカシー ・変化を与える ・方向を定める ~Free Being Me~ 11 歳~21 歳の 47%の少女、女性は自分のルックスにコン プレックスを感じ、87%の少女、女性が能力よりもルッ クスで判断されていると言う。 自分は美しい、と自信を持って言う女性はたったの 4%。 多くの少女、女性、また次世代の少女たちが自信を持って 過ごせるようにガールガイド・ガールスカウト世界連盟が Dove のプロジェクトとコラボレーションし、活動してい る。 パートナーシップ ミッション 少女たちが自分の魅力と自尊心により、 自らの可能性を最大限に伸ばせるようにする 4つの過程 パートナーシッププログラム 教育カリキュラム 自分の容姿の自信についての 自分に魅力をつけるための知 意識向上 識や能力を少女たちに届ける 気づき 学び 声 行動 アドボカシープログラム 行動プロジェクト 少女たちを魅力的にする環境 自分の魅力を強めるため、自 を広げる 分たちのネットワークを魅力 あるものにする パトロール内で自国の女性の美しさについて意見交換。細身の人が美しいという国もあれば、 太っている人のほうが美しいという国もある。そのほかに金髪、黒髪、眉毛がつながっている、 首が長いなど、国により様々。国だけでなく、一人ひとり美しいと思う価値は違う。 自分の容姿をマイナスに捉えず、 「自分は美しい!」と自信を持って言う女性が増えるよう一 人ひとり考えを紙に書き、声をあげた。 3 月 24 日(月) (2 日目) ~リーダーシップの理解~ 5 つのアクティビティを通し、1 人 1 回はリーダーとなり、それぞれ異なるリーダースキルを 身につける。宝探し、雪山作り、ソリで滑りながらカップを拾うゲームなど。私が担当したの は、全員でかんじきを履き、目隠しをしているメンバー全員をまとめ、歩きながら一つの大き なクローバーマークを描くアクティビティ。そのアクティビティを通し、メンバーをまとめ、 導き、全員きちんとついてきているか配慮を忘れない、という役割だった。他の活動では、メ ンバーの活動を静かに見守る役割や、積極的に声をかけ、支持をする役割などがあった。その 後、リーダーシップには何が必要か、パトロールごとでまとめた。 ~価値観~ 価値観は人により異なる。 ・ 家族 ・ 友情 ・ 平和 ・ 幸せ ・ 尊敬 ・ 誠実さ ・ 知識 ・ チームワーク など このセッションでは様々な価値となる言葉が書いてあるカードの中から、自分が最も大切にし ているものを 5 つ選び、同じような価値観を持っている仲間を見つけグループになる。そして、 なぜ自分たちがそれを選んだのかをグループ内で話し合った。その後、各グループで価値観を まとめ、グループごとに発表した。同世代の同じガールスカウトのリーダーであっても、人そ れぞれ価値観が違い、それぞれの価値観を理解することを学んだ。 ~環境問題~ パトロール内で 2 グループに分かれ、環境問題についての質問ラリーを行った。ポイントがあ るところに質問カードがあり、その質問について自国ではどうかを話し合う。裏面にはスイス の環境問題について書いてある。 ・ガールスカウトのキャンプや屋内での活動で環境保護のために行っていることは? ・あなたの町では環境汚染について何か気づくことがありますか? ・あなたの地域では交通機関が多く使われていますか? など スイスやデンマークの水道水もきれいで飲める水だということを初めて知り、驚いた。 ~インターナショナルナイト~ それぞれが自国の民族衣装などを身にまとい、地域ごとに前に出て民族衣装の紹介やダンスを 披露したり、盛り上がった。 地域ごとにブースがあり、各国のお菓子やバッジ、パンフレットなどを置き、国の紹介をした。 日本のブースで私は浴衣を着て、日本のお菓子や出雲のパンフレットなどを置いて紹介をした。 日本のバッジやワッペンも大好評だった。 ブースを一通り周ったあとはアイリッシュダンスやアフリカのダンスなどを踊り、またゲーム などをして楽しんだ。国によって歌やゲームが違い、初めて体験するゲームがたくさんあり、 とても楽しかった。 3 月 25 日(火) (3 日目) ~世界市民として WAGGGS と環境問題~ 世界が 100 人の村だとしたらアジア人は何人か?安全な水を 飲めるのは何人か?文字が読めないのは何人か?などのクイ ズをパトロールで話し合う。どれも思っていた数とは全く違い、 世界の現状をきちんと把握できていなかったことに気づかさ れた。 ~環境問題ポスターギャラリー~ 課題となっていた、地元のコミュニティー又は団で 行っている環境プロジェクトの紹介ポスターが施設の 廊下に展示され、自由に見て周ることができた。 その中から 1 人 2 点、気になるプロジェクトにシール を貼っていく。特に注目を集めた 2 つのプロジェクト のみ、活動内容をみんなの前で発表。今回選ばれたのは イギリスの川の汚染清掃プロジェクトとマレーシアの EM団子で川をきれいにするプロジェクトだった。 その後、各地域に分かれ、それぞれの国の環境について何が問題となっているのかシェアをし た。 ~スイスナイト~ インターナショナルナイトに続き、アワシャレー恒例のスイスナイトでは、アルペンホルン奏 者がゲストで来てくださり、アルペンホルンとアコーディオンの生演奏を楽しんだ。初めて生 で聞くアルペンホルンの音に感動した。また演奏に合わせてスイスの歌も披露され、1 曲ほど みんなでスイスの歌を歌ったのも楽しかった。 生演奏のあとはパトロールに別れ、スイスのクイズをしたが、難しすぎて私は一問も答えるこ とができなかった。優勝はできなかったが、みんなのおかげで一問は正解することができ、満 足した。最後にチョコフォンデュを美味しくいただき、スイスの文化を満喫した。 3 月 26 日(水) (4 日目) ~GLOW~ GLOW とは、WAGGGS が届けるオンラインプログラム、オンラインコースであり、できる だけ多くの方に利用してもらえるよう最新の基本ウェブ技術を使っている。 利用可能な GLOW のコース ・リーダーシップオンライン ・WAGGGS の紹介 ・i―Lead ・問い合わせ、紹介コース ・ワールドシンキングデー2014 i―Lead は、リーダーシップの資料やインターナショナルディスカッションフォーラムにアク セスでき、英語・フランス語・スペイン語での使用が可能。ガールスカウトのリーダー以外の 方も使用可能(16 歳以上の方) 。もちろん男性も使用できる。 このコースを使い、最終日にアクションプランを作成するため、使い方の説明があった。 ~屋外チャレンジアクティビティー~ 屋外チャレンジアクティビティーは午前と午後に分か れており、私は午後に参加。午後のメンバーと一緒に 30 分ほど歩き、アドベンチャーワールドへ。 ジップラインで 100m ほどの距離を横断したり、25m の橋からロープ 1 本で下に下りたり、橋の真下にある はしごや 1 本のロープの上を歩いた。全てが初めての 体験で、恐怖心もあったが、友達に励ましてもらいな がらスリルを楽しみ、挑戦することができた。 ~ムービーナイト~ チャレンジアクティビティーで午前と午後のグループで分かれ、アクティビティーの感想発表。 毛糸を持ち、一人ずつ今回のアクティビティーで一番感謝をしている仲間は誰か、理由を一緒 に発表し、毛糸を自分の指にからめ、感謝している仲間に毛玉を渡しながら発表した。無意識 に行っている行動が、どこかで人に勇気を与えたり、励ましの力になっていたり、良い影響を 与えていることに気づかされた。 その後はムービーナイトでディズニー映画のウォーリーを見た。見たい人は見て、特に興味の ない人は部屋に戻ってもよし。 慣れない 24 時間英語漬けの日々に少し疲れを感じていたので、 午後のチャレンジアクティビティーに、英語ではあるが映画を見ながら頭を落ち着かせる時間 となり良かった。 3 月 27 日(木) (5 日目) ~イグルー作り~ スタッフに分けられたパトロールでイグルー作りに挑戦。ただ単にみんなで楽しくイグルーを 作るのではなく、1 人 1 枚役割分担の紙を渡され、そこに記されていることを実行する。タイ ムキーパー役、雪でブロックを作る役、ブロックを積み重ねる役、メンバーの調子を盛り上げ る役、メンバーの調子に気を配る役、など。数分ごとに分担を変えるために紙を交換し、全員 が全ての役割を担当した。 パトロールのほとんどの人がイグルーを作るのが初めてだったが、私のパトロールでは、毎年 家族で作っている人がいたおかげで、可愛くて上等なイグルーを作ることができた。 ~制服で記念撮影~ 参加者とプランニングチームで制服を着て集合写真の撮影。開会式のときも制服を着用してい たが、雪で寒く上着を着ていたため、5 日目にしてようやくまともに各国の制服を見ることが できた。全員の集合写真を撮り、その後はパトロールの集合写真や友達と写真を撮ったりして 過ごした。 ~キャンプファイアー~ 外はとても寒いため、ダイニングルームでキャンプファイアーをした。 参加者の有志による演劇から始まり、スタッフの声がけで参加者が 次々とキャンプファイヤーや集会でしているゲームなどを紹介した。 3 月 28 日(金) (6 日目) 早朝に希望者で近くの町まで歩いて買い物に行くことにな り、私も朝早く起き、何人かと一緒に 30 分くらい歩き町ま で行ってきた。朝早いこともあり、スーパーやお土産屋は閉 まっていたが、パン屋やチーズ屋はすでに営業していた。チ ョコレートやお菓子なども売れていたので、そこでお土産を 買う人もいた。8 時にはスーパーも開き、まだお土産を買っ ていなかった私と 2 人がお土産を買い、急いでアワシャレー へ。朝食の時間は過ぎてしまったが、朝のつどいにはギリギ リ間に合った。 ~アクションプランの設計~ ☆アクションプランの要素 1.プロジェクトの定義づけ 2.戦略と制限の発展させる 3.戦略と制限を実行する 4.結果を適合し、改善する ネットワークや組織で活動するとき、誰がどのように協力、支援してくれるのかをグループで 話し合い、まとめたものを各グループごとで発表した。 ~アドボカシー&WAGGGS~ ●WAGGGS のアドボカシーの定義 私たちは人々に私たちの生活を改善するための決断をする影響を与える。 ○WAGGGS のアドボカシーの 3 つのキーワード 教 育 内部の観客を教育する。 EDUCATE プロジェクトやキャンペーンを行う。 行う (Free Being Me, Stop the Violence など) DO 話 す SPEAK イベントにメディアを呼び、関連あるニュースに訴える。 ~アドボカシーワークショップ~ 1.コミュニケーション 2.影響&陳情問題 3.メディアと働く 4.キャンペーン の中から 1 つ選び、活動する。私が選んだのはコミュニケーション。 内容は、2 グループに分かれての伝言ゲーム。 1.三角形のプラスチックのおもちゃで作ってある形・状態を伝える役 2.どんな形をしているのかを聞いて伝えに行く役 3.どんな形をしているのかを聞いて形にする役 4.離れたところで上記 3 人の様子を観察する役 に分かれた。 私はどんな形をしているのかを聞いて伝えに行く役に選ばれたが、詳しく聞くこと、そしてそ れをきちんと相手に伝えることがとても難しかった。最終的には見本と全く同じに作ることが できず、他のグループも同じに作ることができなかった。この活動からコミュニケーションを とるときに何が必要となるのかを全員で話し合った。 ~コーチングクリニック~ 最終日の夜までに 1 人 1 つアクションプランを作成する。プランをたてる相談をプランニング チームに相談しながら決めていき、残りの時間はアクションプランを作成する時間にあてた。 私は「地域に木を植える」アクションプランにすることに決めた。 この日はドイツのブラウニーがアワシャレーに訪問。ブラウニーに食前のお祈りをしてもらい、 一緒に夕食をいただいた。 3 月 29 日(土) (7 日目) ~アクションプランを通しての未来の自分~ アクションプランを通してどうなりたいのかを紙に描き発表する。その後、違う紙にアクショ ンプランに関する自分との約束を紙に描き、アクションプラン提出用に写真を撮ってもらった。 ~アクションプラン~ 自分で考えたアクションプランを GLOW のホームページ上に用意されているフォームに打ち 込んでいく。プロジェクトのビジョン、プロジェクトのゴールは何か、誰に協力をしてもらう のか、活動の開始と終わりの日にちはいつかなど詳しく書いていく。それを写真と一緒に GLOW のホームページに載せないといけないが、パソコンの調子が悪く困っていたところ、 友達が載せるのを手伝ってくれた。そのため閉会式に少し遅れての参加になったが、手伝って くれた彼女に感謝。 ~ふりかえり~ 最後のセッションはふりかえり。各パトロールごとに前に出て、この一週間で学んだことなど を発表した。劇で表現したり、発表の方法は様々。私のパトロールは音楽に合わせてイグルー づくりやジップラインなどを表現して発表した。その後はプランニングチームが作成した 1 週間の写真をスライドショーで見た。 ~閉会式~ ダイニングルームでアワシャレースタッフにプレゼントを持ってきた人はプレゼントを渡す 時間となる。私は「地球の秘密」という本と日本のワッペンとバッジ、出雲のポストカードを プレゼントした。 その後は外に移動し、キャンドルを持ちながら大きな輪になり、プランニングチームからの感 想を聞き、1 人ずつ自国の閉会の歌を歌った。それからパトロールごとに呼ばれ、1 人ずつプ ランニングチームからセミナー終了の表彰をいただき、最後に友情の輪をしてヘレンストロー セミナーを終えた。 パーソナル・プロジェクト・アクションプラン プロジェクト・ビジョン:スカウトたちが自然や環境問題について学び、植樹する 名前:野井 ちなつ ことにより、地元に緑が増える! 国 :日本 プロジェクト・ゴール:スカウトたちが自然や木がどれほど大切かを学ぶ 活 動 内 容 目 的 結果 / 効果 活動に必要な資料、人材など スカウトたちに私がヘレンストロ 市民の方にプロジェクトに参加し アクションプランを実行する 坪田正さん (UNEP 日本事務 ーセミナーで学んだことを伝える てもらう 局名誉理事長) 環境問題についての勉強 自然や環境問題について講演を聴 き、学ぶ スカウトたちとブレインストーミ アクションプランを明確に作り上 スカウトたちがプロジェクト 環境問題についての勉強 ング(自然や環境問題について話し げ、役割を決める を始めるために必要なアクシ 募金活動用にポスター作成 あう) ョンプランの作り方を学ぶ 活動資金を貯める(募金など) 植樹する木を買うため募金活動を プロジェクトの内容を広め、募 ポスター、お金、宣伝 行う 金を募る 植樹する木を集める 開始日:2014 年 5 月 終了日:2020 年 5 月 開始日 2014 年 6月 終了日 2014 年 6月 2014 年 7月 2014 年 7月 2014 年 8月 2014 年 8月 森林組織の団体にプロジェクトに 森林組織の方とパートナーシ 木、お金、森林組織の方のサ 2014 年 協力してもらう ップを築く ポート 9月 2014 年 9月 植樹の仕方を学ぶ 木、森林組織の方のサポート 2014 年 9月 2014 年 9月 どのように木が成長するか学 ぶ アクションプランを作ること により、気づきを得る 大勢の人の前で話すことに挑 戦する 森林組織の方のサポート 2015 年 3月 講演会用のポスター作成 2015 年 環境問題について勉強 4月 坪田正さん、森林組織の方、 2020 年 ポスター、宣伝 5月 2015 年 3月 2015 年 4月 2020 年 5月 植樹後の木の世話をしてくれる組 緑の環境を作る 織に依頼する 植樹する(2019 年まで毎年) 木の観察 森林組織の団体にプロジェクトに 協力してもらう 講演会の計画作り 講演会のプランを明確に作り上げ、 役割を決める 市民の方に向けて講演会を開く 市民の方にプロジェクトに参加し てもらう WAGGGS LEADERSHIP DEVELOPMENT PROGRAMME ✓ ~アワシャレー生活の中で~ 毎日パトロールごとで役割分担があり、毎朝ダイニングルームの入り口で表を確認する。 ・ゴミ出し・・・施設内のゴミを分別しながら集めて捨てる。 ・ブログ・・・・その日何をしたのかをブログにまとめて掲載する。 ・ゲーム・・・・セッションの間に気分転換するためにみんなでするゲームを考える。 ・水調査・・・・毎日使う水の量を調べる。前日とどれほど水を使用したか調べて発表する。 ・食前の歌・・・食前に前に出て歌を歌う。 ゲームでは、ルーラレイを知らない国の人がほとんどだったため、紹介すると盛り上がった。 ○感想 24 時間英語尽くしで言葉の壁もあり、意見が中々言えずに悔しく、くじけそうにもなったが、 お互い助け合える仲間に出逢え、お互いの経験や文化の違いを共有し、共に新しいことに挑戦 する毎日は日本では体験できないものばかりだった。 アクティビティーを通してリーダーシップの勉強をしたときに、自分の不得意な部分に気づく ことができた。今後は、不得意な部分を工夫して得意に変えていけるようにしたいと思う。 世界の環境問題について学んだことをスカウトたちに伝えると同時に、世界と日本の環境問題 について詳しくスカウトたちと勉強し、行動に移す時間をつくりたいと思う。 今年度から私はシニア・レンジャーの担当となり、思春期に入るスカウトたちが「自分は美し い」と自信を持って堂々と言えるように、Free Being Me のプロジェクトで学んだことを伝え、 一緒に活動をしていきたいと思う。 他国のアイディアあふれるゲームや食前の歌、朝のつどいのゲームなどを、キャンプや舎営の ときにスカウトたちと行ってみたいと思う。 施設の中では、トイレやシャワー室など、至る所に節電や節水に関する豆知識が貼ってある。 (私たちは 1 年に 5000 回もトイレの水を流しています。小ボタンで流すことにより 15,000 リットルの水を節約することができるので、できるだけ小ボタンで流しましょう!など) 豆知識は目につくところに貼ってあるため、目にする度節電や節水することの大切さを考えさ せられた。 1 週間というとても短い時間だったが、33 カ国の姉妹たちととても充実した、忘れられない 貴重な 1 週間となった。
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