トロント新移住者協会

トロント新
トロント新移住者協会
2010 年度総会
2011 年 4 月 29 日
New Japanese Canadian Association
2010 Annual General Meeting
April 29, 2011
1
トロント新
トロント新移住者協会 2010
2010 年度 定例総会次第
日時:2011 年 4 月 29 日 会場:トロント日系文化会館
● 定例総会次第
1. 会食 午後 6 時半
2. 総会 午後 7 時 15 分 議長 川邉平八郎
1) 会長挨拶
川邉平八郎 (副会長・会長代行)
2) 来賓・招待者紹介
3) 来賓挨拶
山本信明氏
トロント総領事館総領事代行
ジェームス・ヘロン氏
トロント日系文化会館館長
鈴木雅之氏
国際交流基金トロント日本文化センター所長
4) 2010 年度役員・理事紹介
5) 2009 年度年次総会議事録承認 (P.23)
6) 特別議題:会則の変更 (P.24)
7) 年間活動報告
8) 会計報告
秋栄子
会計監査
池田輝美
9) その他の議題
10) 退任理事
11) 2011 年度推薦理事選出・承認
3. 懇談会 午後 10 時までに終了予定
● 2010
2010 年度の
年度の役員・
役員・理事
役員
会長 中山あつ子
副会長 長石芳尚、川邉平八郎
書記 澤原こずえ
会計 秋栄子
会計監査 池田輝美(非理事)
相談役 小野恵子、三枝与一 (2011 年 1 月より)、
名誉顧問 石河省三 (元カナダ市民協会一世部会長)
推薦理事
赤岡満、堀淳子、掛川彰信、滝沢ゆうか、プライス睦子、マーナ豊澤英子、川村敦子
カーン伸江、川邉正子、森貞一弘、松山ジョージ、山本勝義
代表理事(所属団体の代表、代理も含む)
[AJC] 太宰光子、太田治代
[国語教室] 橋本美佐江、セントマリー美香 (2010 年 12 月辞任)
[日加学園] レイノルズ洋子
[日修学院] 中村仁美、長谷場光子 (前期) / イング絹子 (後期)
[NJC ゴルフ] 浜場明仁
[IIEC] 高部克彦、三浦信義
[池端ナーサリー] 池端友佳里、鶴崎圭子
[浮舟の会] 上中富美子
[歌声喫茶の会] 中尾良子、川邉平八郎
[FTF] 原あんず、武田真里(2010 年 12 月辞任)、ジョンソンあんぬ(2010 年 12 月辞任)
オブザーバー 佐々木成喜
2
目次
ページ
4
会長挨拶
トロント新
トロント新移住者協会 2010 年度活動報告
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
日本語教育プロジェクト
機関誌「にゅうすれたぁ」
夏のBBQパーティー
第 11 回お正月会 (2011 年 1 月)
かえで文庫
日系人共同墓地プロジェクトと緊急連絡網
日本玩具プロジェクト
日系社会コミュニティーニュース・日系社会電子掲示板(TNF)
NJCA ホームページ
日系社会での各種ボランテイア活動 / 日系社会ボランテイア・ネットワーク
Charitable Organization 申請
ヒロコ バラル ルーム / 日系文化会館部屋使用年間契約
友愛基金・佐々木募金
東日本大震災支援活動
5
6
9
9
10
11
11
12
12
12
13
13
14
14
トロント新
トロント新移住者協会加盟団体 2010 年度活動報告
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
Association of Japanese Culture (AJC)
15
池端ナーサリースクール
15
NJC ゴルフクラブ
17
歌声喫茶の会
17
Family Talks Forum (FTF) (旧称 Baby Talks Forum)
18
トロント・インターネット情報交換会 Internet Information Exchange Club (IIEC) 19
浮舟の会
19
国語教室
20
日加学園
20
日修学院
21
2009 年度年次総会議事録
トロント新移住者協会会則変更
23
24
3
2010
2010 年度トロント
年度トロント新移住者協会年次総会
トロント新移住者協会年次総会にあたり
新移住者協会年次総会にあたり
副会長 (会長代行) 川邉 平八郎
皆様本日はご多忙中のところトロント新移住者協会(以下 NJCA)の2010年度年次総会にご出席頂き
まして誠にありがとうございます。
本日は会長中山が、一寸体調をくずしておりますので、私、ハリー川邉が代理を務めます。
長石前会長より引き継いだ中山会長のもと、役員、理事の結束により、他の日系団体とのより深い絆
の育成に努力してまいりました。 そして徐々にではありますが各団体の、新体制の NJCA に対する理
解が再確認されて来つつあると信じております。 なかんずく、JCCC の 皆様方と我々との緊密なる交
流は、きっとお互いの相互理解と発展に、大きく繋がるものと認識しております。
我々新移住者にとって本年度最大の話題のひとつであり又名誉なことは、我等の仲間、三枝与一氏が
昨秋の叙勲で天皇陛下から『旭日単光章』を授与されたことです。このことはカナダ新移住者史上初の
快挙であり、我々新移住者にとってきわめて光栄なことです。
三枝氏は NJCA の会長ならびに役員を長年勤められたことは皆さんご存知のことですが、この功績を
認めて下さり、叙勲への段取りをお世話頂いた山下前総領事ならびにトロント総領事館の皆様方に改
めて深い感謝の意を表したいと存じます。
もう一つの最大の話題は、長年にわたり望みつつ果たせなかった、我々の本拠を日系文化会館内に持
つという大きな希望が、ご臨席のバラル博子様のご好意により、新企会との共有という形で達成された
ことです。この事実は、これから我々が活動して行く上で、非常に大きなメリットと成り得るだけでなく、
我々の精神的なよすがともなる、素晴らしい出来事であると信じております。そして、これもまた、感謝し
て余りあることと存じ上げております。
昨年の11月から今年の1月まで続けてまいりました『佐々木ファンド』は皆様方より多額の義捐金をお
寄せ頂きまして、NJCA の友愛基金の活動として佐々木親子にお送りし、成功裡に一応の幕を閉じさせ
て頂きました。 佐々木佑太さんは現在リハビリにはげんでおりますが、4月からは、中途失聴者のた
めの手話と読話(読唇術)コースへの参加も決まり、少しずつ現状に慣れてきて、社会復帰への道を一
歩づつ前向きに歩んでいるとのことです。 このプロジェクトに対する皆様方の温かいご支援を、NJCA
役員、理事一同、重ねてお礼申し上げます。
さて最後になりましたが、我々にご支援とご鞭撻を頂いた理事や加盟団体の皆様、ボランティアとして
ご協力頂いた方々、NJCA の活動拠点を与えてくださった日系文化会館の皆様方に、改めまして厚く御
礼申し上げまして、私のご挨拶とさせて頂きます。
4
トロント新
トロント新移住者協会 2010 年度活動報告
1. 日本語教育プロジェクト
日本語教育プロジェクト
1995年、現国際協力機構、当時の国際協力事業団(JICA)のトロント事務所が閉鎖になり Washington DC の
JICA アメリカ事務所に統括されましたが、その2,3年前にトロント新移住者協会(NJCA)に日本語教育プロジェク
トチームは誕生したことになっています。その設立目的はトロント JICA 事務所が閉鎖された後もトロントの日本語
教育が活動を続け、発展させる活動拠点の構築であったことは JICA トロント事務所の閉鎖が公表されて初めて
明らかになったことでした。
当初、チームとは名ばかりで最後の JICA トロント事務所長から託された使命を全うするべく独断で講演会、研修
会、発表会等の企画を立て、実施することに専念するのが関の山でした。その後、日修学院が生まれ、CAJLE 会
員有志との連携も出来て支援と協力が得られる様になったもののやはりプロジェクト・チームと呼ぶには程遠い状
態が本年度まで続いたと言わざるを得ません。
しかし、2010年8月、日本語教育プロジェクトに下記の5名の方々が参加を表明され、ここにプロジェクト発足以
来18年目に漸く確固たる日本語教育プロジェクト・チームの誕生を見たのです。皆さん夫々ベテランの熱心な教
育者ですからトロントにおける日本語教育の将来が突如として明るくなった気がします。事実、本年度開催した講
演会は新たな切り口で日本語教育に取り組む先生をお迎えした斬新なものとなりました。
亦、講演会開催会場の1つを、本年度初めてプロジェクト・チーム・メンバーの学校に移し、教師の皆さんに他校の
授業参観の機会を設けました。この案も本年度結成されたプロジェクト・チームから出された案でしたが目的が教
師に他校の授業参観の機会を作ることにありますから、来年度以降この方式が継続的に可能か否かは各学校の
授業計画等があらかじめこの目的に沿って調整可能かどうかに係っています。少なくともまず、3年間は続けてN
JCA傘下3校の夫々の教師が他校を全て授業参観出来る様にはしたいところです。
☆2010年度
2010年度トロント
年度トロント新移住者協会日本語教育
トロント新移住者協会日本語教育プロジェクト
新移住者協会日本語教育プロジェクト・
プロジェクト・チーム
長石芳尚(NJCA)、カーン伸江(NJCA、日修学院)、中尾良子(NJCA、トロント日本語学校)、木田美智子(国語
教室)、浜場真喜子(日加学園)、マーナ豊澤英子(NJCA)
以下に2010年度に開催した4回の講演会の概要を報告します。
トロント新移住者協会日本語教育
トロント新移住者協会日本語教育プロジェクト
新移住者協会日本語教育プロジェクトが
プロジェクトが実施した
実施した講演会概要報告
した講演会概要報告
第1回 発表会/
発表会/講演会
5
日 時:2010 年 11 月 28 日(日) 12:30PM ―4:00PM
会 場:日系文化会館
日系文化会館2
会館2階 2D 多目的会議室
1. 本邦派遣研修生2
本邦派遣研修生2名の発表会
12:30PM ―1:00PM
発表者: 趙 献さん(日加学園卒業生)、山田聖矢さん(日加学園在校生)
2.講演会:「
講演会:「なぜ
:「なぜ、
なぜ、カリキュラムどおりに
カリキュラムどおりに教
どおりに教えられないか」
えられないか」
2-1 演題:「
「英語圏における
英語圏における日本語
における日本語での
日本語での学習援助
での学習援助」
学習援助」 1:00PM―2:00PM
講師: 傳法清氏 JSS 副会長
2-2 演題:「
「カウンセラーから
2:00PM―3:00PM
カウンセラーから見
から見た日本語学校」
日本語学校」
講師: 公家孝典氏 JSS カウンセラー、社会福祉士
3. 質疑応答
3:00PM―4:00PM
第 2 回 2011 年 1 月 23 日(日)10:00AM ― 12:00PM 会場:
会場:日系文化会館2
日系文化会館2D
・講演会:「「家庭に
家庭に於ける継承日本語育
ける継承日本語育て
継承日本語育て」
講師:鈴木美知子氏(元国語教室校長)
第 3 回 2011 年 2 月 26 日(土) 2:00PM ― 5:30PM 会場:
会場:日系文化会館2
日系文化会館2D
・報告会:「
「汎米日本語教師合同研修報告」
米日本語教師合同研修報告」
研修教師:杉本喜美子氏(国語教室教師)
・講演会:「「会話から
会話から見
から見えてくる日本語
えてくる日本語」
日本語」
講師:有森丈太郎氏(トロント大学東アジア学科日本語講師)
・意見/情報交換会: 在トロント日本語学校日本語教師の意見/情報交換会
第 4 回 2011 年 3 月 26 日 (土
土) 9:30AM ― 11:30AM 会場:
会場:日修学院
・講演会:「
「外国語としてみた
外国語としてみた日本
としてみた日本語
日本語」
講師:矢吹ソウ典子氏(ヨーク大学 言語・文学・言語学部日本語科助教授)
参加された日本語教師の希望者の方には日修学院からのご好意により授業参観の機会が用意されまし
た。来年度以降もこの方式が他の日本語学校でも提供できるか否かを積極的に検討することが望まれ
ていて、発案者の日加学園での開催が2011年度に実現することが望まれます。
尚、第4回目の「外国語として見た日本語」と題した講演会の報告は今後NJCAの「にゅうすれたぁ」に掲載予定で
すが、1回から3回までの講演会に関する報告は既に第116号から118号に掲載されていますから関心のある
方は御覧になって下さい。亦、昨年度、JICA助成金を前倒しにして購入したDVDカメラで昨年度、最後2回の講
演会から山本勝義理事のご協力を得てDVDに記録を残して来ました。新年度発足早々、プロジェクト・チームで
検討の上、配布価格を決定次第「にゅうすれたぁ」でご案内したいと考えております。既に日本語教育プロジェクト・
チームを構成する関連日本語学校4校には無償で提供してきました。
(長石 芳尚)
2. 機関誌「
機関誌「にゅうすれたぁ」
2010年度に合計4冊発行し、90の記事を扱った。
115 号 2010年 7 月
巻頭文
カレドンプレースでカナダ・デー・ピクニック
青い夏、夏みかん (詩)
「なつかしのメロディー」を省みて
トロントという街
新刊 俳句集 「霞みをり」 発表会
ハイパークで初夏のピクニック FTF
ウィルスカーレット通りの夕べ
トロント新移住者協会 役員・理事
トロント歌声喫茶の会 10周年記念の集い
ためしてドッテン 歌声喫茶
鳥の引っ越し
中山あつ子
マーナ豊澤英子
長石紗永子
ハリー川邊
肘井郁美 (横浜より寄稿)
著者 ホーン喜美子 (お知らせ)
三浦信義
マーナ豊澤英子
年次総会議事録より
三浦信義
森貞一弘
秋 栄子
6
今ドキの恋
有り難い同胞の助言
“冥福” を祈らないでください
古希の日記、そして介護日記から
愛犬家の辛抱 卒園式
トロント新移住者協会 会員更新と入会のご案内
カエデ文庫からのお知らせ
2011 年度トロント紅白休演のお知らせ
夏の親睦大 BBQ パーティー!8月29日
朝倉 南
丸木英朗
田中 勉
大内ふみ子
森貞一弘
年次総会配布パンフレットより
堀 淳子
中山あつ子
三浦・森貞 広報パンフレットより
116号 2010年10月
巻頭言
コミック茶話 カーンと響いた岩盤地震
36年間のカナダ生活をふりかえって
佐々木家支援義捐金のお願い
BBQ パーティ奮闘記
夏の BBQ パーティへの寄付者リスト
BBQ 今昔物語
日本のバックグラウンドがあってよかった
春
大好きな日本
「和」について
国語教室の思い出
ぼくの人生
ありがとう
立ち位置
いとしのエリ
2010年度 汎米日本語教師研修会参加報告
秋、紅葉 (詩)
日本語教育プロジェクト 年間計画
トロント芸能愛好会新役員
鳥のひっこし2
にほんごアートコンテスト2011作品公募
ハリー川邊
三浦信義
三枝與一
友愛基金 (中山あつ子)
澤原こずえ
理事会議事録より
滝沢ゆうか (写真提供 日加タイムス)
ウォルター法子 (国語教室)
サイドマイド・インディザー朝日(国語教室)
サミミファ沙羅 (国語教室)
金井淳二 (宮崎県人会副会長)
根本美苗 (国語教室)
村瀬裕威 (国語教室)
竹内身和 (国語教室)
森谷一麻 (国語教室)
田中優太 (国語教室)
杉本喜美子(写真 サンパウロ新聞)
長石紗永子
長石芳尚
広報 川邊
秋 栄子
広報 沢田
117号 2011年1月
皆様、明けましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます
結婚10年、トロント10年、NJCA10年
たそがれ塾→不朽塾 その後
コスミック茶話 帰ってきた「はやぶさ」
神社参りの作法 聞きかじり⑤
日修学院 2年生作品
みつけたこと
たべものについて
おもしろい本
くものあさごはん
みつけたもの
ふしぎなおうき
どろんこハリー
みつけたもの。
かくれんぼ
中山あつ子 会長
須山国男
原あんず
上中修三
三浦信義
ハリー川邊
担任 横山、滝波
鎌田真輝
ストロングリリ
ひで川えま
たかはしぶれんだん
中村兼太郎
ヂラビオ弘
カポーニのえみ
ごとうレン
いけのはな
7
進化の迷路
長者ってどんな人
佐々木祐太さんの経過状況
カナダの皆様
NJCA 日本語教育講演会報告
「カナダ移住半世紀」への想い
新刊「Just Add Shoyu」のお知らせ
ヒロコバラル ルームの落成式を終えて
ご寄付をありがとうございました
寅年よ、さようなら
トロント新移住者協会 入会案内
お正月の思い出
2011年のお正月会 お知らせ
118号 2011年4月
がんばろう!日本
東北関東大震災に支援を
2011年お正月会を終えて
トロント新移住協会の“立役者”を語る
桜プロジェクト トロント近郊にある桜の木
江口さんの思い出
ありがとう江口さん
第3回日本語講習会報告
トロント新移住者協会 会員更新と入会のご案内
「こんなお話を考えた」日加学園
クビくんとオレンジくんのおすし
はんてん世界
池の中のびっくり
いっしょにココとナナ
さくらとリリの楽しい一日
うつ病への対応
佐々木さん親子からの義捐活動へのお礼
日本語アートコンテスト展示会
2010年度年次総会開催のお知らせ
くわばらてつや
原田のぶ(山形県人紅ばなの会)
中山あつ子
佐々木朝子(手紙)
中尾良子
宮嶋幸男 (アメリカ・ミシガン州)
JCCC 文化継承委員会
滝沢ゆうか
中山あつ子 (会長)
森貞一弘
広報より、小野恵子
松山芳史
森貞、三浦 広報パンフレットより
滝沢ゆうか
お知らせ (中山あつ子)
池端友佳理
中山あつ子 (会長)
森貞一弘 (領事館の資料より)
三枝與一
三枝知子
浦丸知子 (トロント国語教室)
年次総会配布より (秋、森貞)
串間和恵 (2年生担任)
トング健馬
近藤駿男
ディローズ ケイティー
李 サーシャ 暁虹
山田弥奈
公家孝典 JSS カウンセラー
友愛基金
広報
広報 (秋)
中山さん(会長)の表面には見えない部分での的確な判断と支援により、編集が楽になった。役員、理事の皆さん
の積極的な協力によって、にゅうすれたぁは支えられている。
秋さんの積極的な啓蒙により、8つ、広告が継続になった。
写真の提供を外部に依頼する必要があったが快く引く受けていただいた。日加タイムス、サンパウロ新聞。
日本語学校関係(生徒、児童の作品)から掲載されはじめた事で、手書き文字や挿絵など、内容が多種多様にな
ってきている。これからも、日本語学校のページは続けていきたい。
県人会からの寄稿を掲載することによって、内容に幅ができた。
極力、全ての投稿された原稿は採用・掲載するという方針には変わりがないが、2ページでも収まらない長編は掲
載できない。1200文字~1500文字が好ましい。
8
にゅうすれたぁ編集専用に NJCA より、ノート型 PC を購入していただいた。個人用(あるいは職務用)と完全に分
けることにより、ウィルス感染などの支障を防ぐことが可能な上、余計なソフトを導入しないので、快適な編集環境
を維持できる。実際、サクサクと稼働することで、117号から編集が楽になっている。
バックアップとして編集アシスタントを養成する予定。
「にゅうすれたぁ」(101号以降)のソフト・コピーは
http://cid-5208a6b13b550af4.skydrive.live.com/browse.aspx/NJCA%5E_Newsletter
に保管されています。
(森貞一弘)
3. 夏のBBQパーティー
BBQパーティー 2010 年 8 月 29 日
2010 年、恒例のトロント新移住者協会の夏のBBQパーティーは8月 29 日、日系文化会館で盛大に行われまし
た。総参加者は招待客とその家族 22 名を含む 348 人でした。
BBQを食べ始める前にまず中山会長からの挨拶、総領事館からは古賀トロント総領事館領事が、JCCCからは
ジェームスヘロン氏が参加されてご挨拶をいただきました。そのあとで、長年トロント新移住者協会に貢献した三
枝さんへ感謝状を移住者協会から差し上げました。
新移住者協会理事はオフィシャルTシャーツを着ての作業でブルーの地にNJCAの白抜きの色鮮やかなシャツは
よく目立ちお客との見境が付いてサーブする側もお互い仕事を頼むのに声を掛け合いやすくなりました。
今年初めての試みとしておにぎり販売してみました。食べ物が豊富なBBQパーティで売れるかどうか心配しまし
たが完売となり、実収入は協会のBBQ損失を 少々埋め合わせすることができました。
例年の事ながらボランティアは朝早くからJCCCに詰め掛けて大量の食事を準備します。まず大量の湯わかし、と
うも ろこしの皮むき、ゆでる、ソーセージ下準備、ご飯炊き、サラダ作り、デザートの果物準備。焼肉部隊はガスグ
リルの準備、バーナーが熱くなり次第、ゆであがったソーセージから焼いて行きます。次に味つきスペアリブ。食
事が始まる前に大量に準備してあるのですが、それだけでは当然間に合わず焼きはじめてから 2 時半ごろまで
立ちっ放しで焼き続けています。
平行して、会場設定、受付け、出店、お茶、食事サーブテーブル、散髪、かき氷、ゲームなどの準備が行われてい
ます。そして食後はゲーム・エンターテイメント開始。
恒例になったトロント歌声喫茶のメンバーの演奏・歌のサービス、今年度は初めて、JCCCに属するフラダンス2
ふ さ わ
グループが爽やかな夏に相応しいハワイアン音楽にのって踊りを披露してくれました。またメンバーの一員がアレ
ンジしてくれた風船アートのプロは子供たちの要求に応じて風船でさまざまな動物、ぼうしなどをあっという間に作
り出し風船アートの周りは自分の番を待つ子供たちで人山ができるほどでした。他のNJCAメンバーも負けずに
水風船釣り、カルタ遊びなどで子供を喜ばせて、参加者、親子ともども楽しい時間を過ごせたと信じます。
後半ではドアプライズの抽選、今年はBBQ会場に出店をだしている人たちからも大量に寄付を頂き多くの参加者
に賞を渡して楽しんでいただいた。
(小野恵子)
4. 第 11
1回お正月会 2011 年 1 月 23 日
トロント新移住者協会と日系文化会館共催のお正月会が 1 月 23 日(日)に日系文化会館で開催され、大勢の来
館者で賑わった。例年天候に人出を大きく左右されるお正月会であるが、大雪も降らず晴天に恵まれ、会場関係
者、ボランティアの方々を含めると 700 人以上の参加者が集い、今年もまた盛大なお正月会となった。
9
ご招待した来賓の方々も、賑やかな日曜の午後を大勢の参加者、子供達と共に楽しまれた。当会館でお正月会
が始まる前に日本語教育研修会があったこともあり、沢山の子供達が集まり、商工会コートでの書初め大会や
数々のゲームに熱中していた。また、着物姿の方々が多く見受けられ、これも日本の文化、お正月の雰囲気を色
濃くかもし出していた。
お正月会を実施するにあたり毎年最も苦労するのは開場設定である。昨年のお正月会の後、神社解体に携わっ
た理事が責任を持って、バラバラにならないよう解体した部位ごとに紐で縛って名前をつけて片付けてくれたので、
お正月会の目玉である神社や鳥居の組立て作業はとてもスムーズにいった。門松を池端ナーサリーさんのご好
意でお借りし、賽銭箱も今年はちゃんと設置した。ベテランの会員が早くから日々足を運んで組立てに取り掛かり、
またお正月会前日には会員以外の方々も駆けつけて手伝って下さったお陰で、今年も無事、しっかりした神社と
鳥居で沢山の入場客を玄関で迎える事が出来た。
会場の部屋割りは小林ホールを演芸、催し物のメイン会場として設置し、食事を取りながら歓談出来るよう椅子と
テーブルを中心に設けて休憩所とした。商工会コートを子供の為の遊戯場と日本語学校案内ブースに割り当て、
出店は主にホールウェイに設けて日系文化会館一階のほぼ全館を活用した。また終日お手伝い下さる沢山のボ
ランティアの為の控えコーナーを設けた。事前に調整に調整を重ね、上手く機能させる事が出来た。
お正月会は新移住者協会、中山会長の開会宣言で幕を開け、来賓のトロント総領事館山本首席領事、JCCC 新
理事長のゲイリー川口氏からご挨拶を頂き、お屠蘇の由来と頂く時の作法について説明があり、その後獅子舞の
登場、会場で餅つきの実演が披露された後、お餅が参加者の皆さんに振舞われた。そして初春の慶びをステージ
で表現すべく日本舞踊、民謡踊り、器楽演奏、フラダンス、マジック・ショー、そして歌声喫茶の会のメンバーが指
揮をとり観客と一緒になっての合唱と、トロント芸能愛好会の多大なるご尽力により、今年もバラエティーに富んだ
数々のプログラムが繰り広げられた。会館内には数々のブースが並び、寿司やおにぎり、和菓子などが販売され
た。
今回も新移住者協会の運営資金確保を目的としてうどんを販売した。うどんの出店は経験豊かな日加学園の父
母が中心となり、綿密に計画を立てて、新しいキッチンでてきぱきとうどんの準備にかかり、マルチ・パーパス・ル
ームを食堂にして用意した 250 食を全て完売した。
これ程の大イベントを成功させる事が出来たのはひとえに関係者及びボランティアの方々が惜しみなく時間を割
いて綿密な計画を立て、早くから準備に取り掛かったことに因るところが大きい。各班毎にタスク・リーダーを決め
てその管轄は一貫してタスク・リーダーに任せ、リーダーのもとチームが緻密に計画を立てて責任を持って自分の
持ち場を担当した事が功を成したのは紛れも無い事実である。前年出された反省点を踏まえて挑んだ今年のお
正月会、皆で作り上げた成果を来年のお正月会へと繋げていきたい。勿論事故の無いよう安全には万全を期す
ことは言うまでもない。
(川村 敦子)
5. かえで文庫
かえで文庫
2010 年度のカエデ文庫の主要な出来事を報告します。
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新移住者協会プロジェクトとしての活動形態を日系文化会館傘下のJ-Commに参加、発展的継続を図るこ
とに決定。数度の討議・検討を重ねて、係員全員一致でこの結論に到達しました。 その根拠は、1)利用者
の便宜 と2)現在の係員の世代交代 ということでした。
月一度の開館を月二度、第二・四土曜日午後一時から四時までの開館として活動の強化を図りました。 こ
れは、日系文化会館の部屋を無料で借りられるようになったことに拠ります。
毎年の新入荷の書籍・ビデオの増加に伴い、それらを収納する為の移動型書棚を二つ増やしました。
2010年度新入荷の書籍総数は500冊以上(2009年度は330冊)、ビデオ約300本(同130本)でした。
過去長らく年会費5ドルで運営してきましたが、10ドルに値上げ。これは、利用者の側から5ドルでは安すぎ
るという声が多々上がったためと、毎年の新入荷の書籍の日本での購入・搬送に経費が今迄以上にかかる
ようになったことに由ります。
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2010年度においては、日系文化会館バザーとNJCA主催B.B.Q.大会で古くなって借り手の少ない、或い
は重複している本・ビデオの販売を例年に従って実施。バザーでの売り上げは全額会館に寄付、B.B.Q.
での売り上げは運営費用の一部として保管します。
2010年度はカエデ文庫係員の移動は無く、11名全員が今迄通りの活動に参加。毎月2回の開館の他に、
年数度の本・ビデオの整理、バザーとB.B.Q.での本の販売の為の準備など、いつも係員の参加はほぼ完
璧な状況を長年続けています。
以上がカエデ文庫の2010年度の主要な動きでした。
利用者の皆様との長いお付き合いを含めて、係員一同、和気藹々と楽しく活動を続けられている事を感謝してお
ります。 最近の佐々木朝子さんのお便りでも、「カエデ文庫での長い活動を通して、一度も嫌な思いをしたことが
ないことは非常に稀なことと、改めて懐かしく思い出しています」とありました。
(堀 淳子)
6. 日系人共同墓地・
日系人共同墓地・葬儀代積み
葬儀代積み立てプロジェクトと
プロジェクトと緊急連絡網
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日系人共同墓地・葬儀代積み立て
ハイランド メモリー ガーデンからの最新情報。4月30日(2010)より値上げ。今までのニッチ、$4750が4月
30日より$5900になりました。ニッチの空は4スペースのみとなりました。問合せ先は Mr.Stephen Kawano 。
電話(416)493-9580 ext.227
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緊急連絡網
NJCA の緊急連絡網は現在総領事館が進めている有事の為の日系緊急連絡網と平行して進めることになると思
います。
(三枝与一)
7. 日本玩具
日本玩具プロジェクト
玩具プロジェクト
このプロジェクトを始めたきっかけは、兵庫県姫路郊外にある個人経営の、しかも世界でも数少ない特異な博物
館として注目を浴びていた日本玩具博物館を訪れ、「貴重な人類の文化遺産を収集保存し、後世に伝える」という
同館の使命に基づくコレクションに標語以上の情熱を感じ、生活の中から姿を消してしまった郷土玩具類を見て、
この文化財を後世に残してゆく大切さを感じたからでした。東京蔵前の玩具卸屋さんから昔懐かしい玩具類を買
い求め、カナダに持ち帰り、以来、日本玩具は日系文化会館における各行事にお目見えする事になり、「オモシロ
イ」「懐かしい!」「珍しい」などの反響と共に、早 12 年目を迎えました。以来、行事毎の玩具ブースとして定着しま
した。玩具類に興味を示す人達の年齢性別は様々です。2010年は、お正月会を皮切りに、春祭り、バザー、夏
祭り、バーべキューパーティーで玩具遊び実演及び販売を行いました。
玩具には他の日本伝統文化に象徴される様な派手さはありませんが、創意工夫の面白さがあります。手ごろな値
段で入手できる身近な遊び道具であることから、高額の売り上げは期待できませんが、収益は移住者協会の財
政に貢献すべく基金となっています。年間の純利益は悪くありません。基金集めという目的もありますが、イヴェン
ト毎に新移住者協会のブースとして日本玩具紹介と販売を行う為、新移住者協会の存在を多くの人に知ってもら
う役目も果たしています。
(滝沢ゆうか)
8. 日系社会コミュニティーニュース
日系社会コミュニティーニュース・
コミュニティーニュース・日系社会電子掲示板 (TNF)
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日系社会コミュニティーニュース
もともとはインターネットクラブ (IIEC) のニュース配信サービスであった日系社会コミュニティーニュース(以下「ニ
ュース」)は、現在トロント新移住者協会の活動として日英両語で毎月1回電子メールでトロント新移住者協会電子
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メール連絡網や加盟団体の電子メールフォーラムなどを通して移住者社会・日系社会に広く配布されている。「ニ
ュース」はトロント新移住者協会、その加盟団体、日系文化会館、日系社会一般の行事やニュースやお知らせの
概要を掲載している。機関紙「にゅうすれたぁ」の新聞形式・報告性に対して、「ニュース」は速報性を目標としてい
る。この「ニュース」配信網は 2007 年からトロント総領事館の邦人緊急連絡網に接続されている。今回の東日本
大震災に際しては支援活動情報の伝達に大きな役割を果たした。
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日系社会電子掲示板(Toronto Nikkei Forum)
もともとはインターネットクラブ (IIEC) の活動のひとつであった電子掲示板サービスは現在トロント新移住者協会
の日系社会電子掲示板(TNF)として、日系社会の自由な掲示板として利用されている。掲載内容は行事・催しの
お知らせから求人・各種募集まで広い範囲に渡っている。掲載事項のリストを毎月1回移住者社会・日系社会に
電子メールで配布している。どうかご自由に利用して下さい。今回の東日本大震災に際してはあらゆる種類の関
連情報が掲載され閲覧者の数も大幅に増加した。
(三浦信義)
9. NJCA ホームページ
NJCA ホームぺージ (www.torontonjca.com)
NJCA はこの一年は、バラル博子さんのご好意により JCCC 会館の 2 階に活動の拠点を置くことが出来ました。
このたびの東日本大震災で被災された方々の一刻も早い復活を願います。
このホームページも、そのための、情報提供等々できる限りの手助けに成れることを望みます。
(赤岡満)
10.
.日系社会での
日系社会での各種
での各種ボランテ
各種ボランテイア
ボランテイア活動
イア活動 / 日系社会ボランテイア
日系社会ボランテイア・
ボランテイア・ネットワーク
今年度も NJCA とその加盟団体は日系社会の各種行事などでボランテイア活動を行った。主な活動は:
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JCCC 日系バザー (5 月): 1 週間前の餅作り、前夜のてんぷら定食用エビの皮むき、当日のうどん料理販売。
JCCC 日系ピクニック (7 月 カレドン・プレース): ゲーム活動に参加。
JCCC 夏祭り (7 月): 子供ゲーム担当。
JCCC 一世デー (10 月): 受付、登録、サーブ、後片付けなど。
トロント仏教会餅作り (12 月):: 米洗いから袋詰めまでの一貫作業に参加。
NJCA はボランテイア連絡網を運営している。現在登録者は 80 人ほど、トロント新移住者協会・日系文化会館の
行事の大きなボランテイア・パワーとなっている。特に日本玩具出店はこれら若い人達の参加で賑やかかつ活気
のあるものになっている。
学生ヴィザや Working Holiday Visa の若い人達には在加中にボランテイア活動をしたいという希望を持つ人達
が多く、かつ友達も欲しいので、この連絡網はそれらの需要を満たす要素を持っている。若い人達とトロント新移
住者協会の大きな接点としたいと思う。
在加期間が短い人達が多く、出入りが激しいので、団体として育つ可能性はないと思うが、そのままカナダに残り、
トロント新移住者協会の活動に参加する人や、結婚してファミリー・トークス・フォーラム(トロント新移住者協会加
盟団体)に入って来る人たちもいて、トロント新移住者協会への入り口になっていることが感じられる。
通常の学生ヴィザや working holiday visa の若者に加え、高校生のボランテイアが増えた。彼らは仲間同士でや
って来て楽しくボランテイア活動をしてくれる。高校生にはトロント新移住者協会の名前で community work credit
の為の証明書を発行している。
(三浦信義)
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11. Charitable Organization 申請
基幹提唱の一つである地域社会(日系 Community)への活動支援と言う趣旨に則して、2009 年度に始めた申請
作業は既に 2 年余が経過しました。
2010 年 12 月末に再提出して、4月 21 日に CRA(Canada Revenue Agency)からの返答がありましたが、更な
る見直しが必要との事です。検討後改めて再提出しますが、諸事情で審査が厳しくなっており、最終返答を受け
取るまでにはまだ数ヶ月を要すると言うのが現状です。
(掛川彰信)
12. ヒロコ バラル ルーム / 日系文化会館部屋使用年間契約
•
ヒロコ バラル ルーム
戦後移住者先駆けのお一人であるバラル博子さんから、日本文化の中心である日系文化会館内に”集いと憩い
の場“となる部屋を設立すべくご寄付をいただき、2010 年 11 月 27 日、部屋の落成式が行われました。
2階の北東に位置するこの部屋は、窓からの陽をいっぱいに浴び、明るくて清々しい、広々とした景観を湛えてい
ます。
この部屋は移住者社会の強力な団体、新企会と新移住者協会の合同部屋でもあります。「みんな仲間」の輪を支
えていく第一歩がこの日に踏み出されました。
(滝沢ゆうか)
•
日系文化会館部屋使用年間契約
2007 年に 2 階改築前にあった AJC/NJCA コートを失って以来 NJCA およびその加盟団体は会議や活動場所に
苦慮した。JCCC の部屋が使える場合も NJCA および加盟団体がその度に部屋を予約していた。料金形態もま
ちまちであった。
それらの不安定な状況を解決する為、2 年前に JCCC の配慮のもと、NJCA と JCCC は部屋使用の年間契約を
結んだ。料金は日系団体レートでの一括払いとし、NJCA および加盟団体は年間 38 回まで契約条件範囲内で自
由に部屋を予約できるようになった。この契約は 1 年間双方非常に満足の行く形で終了した。
2010 年度も同様に年間 38 回の契約を結んだ。契約途中でヒロコ バラル ルーム (HBR) が完成、殆どの会議と
一部の活動の合計 10 回分が HBR へ移行された。年間契約下の未使用分の料金は JCCC への寄付とした。
2011 年度の契約交渉も無事に完結、NJCA AGM や加盟団体の一部の活動の為に年間 12 回使用の契約が結
ばれることになっている。
(三浦信義)
13. 友愛基金・
友愛基金・佐々木募金
先程ご挨拶の中で触れました佐々木ファンドですが、昨年11月に始まり、本年1月末に一応の終わりを遂げまし
た。何故一応かと申しますと,もしその後も支援があった場合、これを拒否することはしないということです。多くの
皆さんの善意で総額10,269ドル99セントの義捐金が集まりましたが、NJCA から佐々木さんへ送った最終の
小切手、額面$1,137.99が戻されてきました。佐々木親子の意向として、我々に対してはもう十分のことをし
て頂きましたので、この最後のお金は自分達よりももっと困っている東日本大震災の被災者の方々に対して、
NJCA から海外日系人協会を通じて被災地に届けて欲しいとのことでした。その佐々木親子の意見を尊重して、
海外日系人協会へとチェックが発送されました。
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もう一つこれは、JSS の公家カウンセラーから役員の三枝さんを通しての要望で、64歳の新移住者の男性の方
の窮状を何とか助けて上げられないものかとの相談を受けました。現在は病気を抱えて仕事も無く、収入が全く
無い状態ですが、数ヶ月で65歳を迎えるので、その後はカナダ政府と日本政府から CPP と厚生年金が入るよう
になるので、それまでの最低必要額の$1000を貸しつけてもらえないだろうかとの話でした。NJCA 理事会では
公家さんに来て頂いて話を聞き、協議の末、貸し付けでなく、JSS に同胞補助の為の資金を提供するが返済は
必要としないものとするということに決定いたしました。その後本年2月を迎えて、年金が入ってきたのでありがと
うございましたとの言葉と共に寄付した$1000が返却されてきましたので、これをあらためて寄付として友愛基金
に編入しました。
友愛基金の残高が少なくなってきたので、今年度より毎年新移住者協会の会計より$500 づつ友愛基金に寄付
する事が決定されました。
(川邉 平八郎)
14. 東日本大震災支援活動
NJCA は東日本大震災支援の募金活動及び応援メッセージの受付をしています。JICA 傘下の海外日系人協会
に直接、義捐金、応援メッセージを送ることが出来ます。現在海外日系人協会の理事長はトロント総領事、ブラジ
ル大使、スペイン大使、を歴任した田中克之氏が就任しています。
1.今回の震災募金受付のための口座番号等は下記の通りです。
銀行名:SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION (SWIFT コード:SMBC JP JT)
支店名:MINATOMIRAI BRANCH
支店住所:1-1-8 SAKURAGI-CHO, NAKA-KU, YOKOHAMA-SHI, KANAGAWA, JAPAN 231-0062
支店 Tel:81-45-683-3651
口座名義:The Association of Nikkei & Japanese Abroad
店番号-口座番号:Account No.300-0114898
なお、上記と重複しますが、震災募金受け入れに関する海外日系人協会のホームページは次の通りですので参
考にしてください。
http://www.jadesas.or.jp/post.html
2.応援メッセージについては色々なタイプのメッセージがあると考えます。日本人全体 に宛てたもの、各県に宛
てたもの、その他色々に大別されると思います。またメッセージ はできるだけ早く相手に届く必要性があります。
その観点から、早急に届けることが必要 なメッセージについてはひとつのサジェスチョンですが次のようにされて
はいかがと思い ます。海外日系人協会を通じますとどうしても時間がかかりますので時間的に急がれないも の
なら送っていただいてかまいません。
①全国民宛
NHK 国際放送局ファックス番号 03-3481-1413 住所:〒1508001 東京都渋谷区神南 2-2-1
②各県宛
岩手県 NPO・文化国際課 ファックス 019-629-5339 / メール [email protected]
住所 〒020-8570 岩手県盛岡市内丸 10-1
宮城県 経済商工観光部国際経済・交流課 ファックス 022-268-4639 / メール [email protected]
住所 〒980-8570 宮城県仙台市青葉区本町 3-8-1
福島県 生活環境部国際課 ファックス 024-521-7919 / メール [email protected]
住所 〒960-8670 福島県福島市杉妻町 2-16
茨城県 生活環境部国際課 ファックス 029-301-1375/ メール [email protected]
住所 〒310-8555 茨城県水戸市笠原町 978 番 6
NJCA から海外日系人協会の口座に振り込まれた入金を確認する事が出来ます。入金確認のホームページは
http://www.jadesas.or.jp/。そこから http://www.jadesas.or.jp/post.html から募金の受付状況が見られます。
(三枝與一)
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トロント移住者協会加盟団体
トロント移住者協会加盟団体 2010 年度活動報告
1. Association of Japanese Culture (AJC)
カナダの子供達に日本、日本人、日本文化を正しく知ってもらいたいと願う新移住者の有志が集まって発足した
Association for Japanese Culture の「日本紹介プログラム」を開始して 33 年目が終わり、34 年目に入りました。
Association for Japanese Culture は 2005 年度まで在トロント日本国総領事館の「日本事情紹介プロジェクト」
委託事業を 28 年間担当させていただきました。それ以降も、JCCC の「発見ジャパン」プログラムを担当したりし
て、子供達に対する日本紹介活動を継続して現在に至っています。
プログラム会場は JCCC の多目的ルームや剣道ルーム、また、Japan Information Center のご好意により素晴
らしい茶室や多目的ルームを使わせていただき、子供達は思う存分に楽しみ、目を輝かせて日本を学び、楽しか
った、また来たいと帰っていく子供達や先生を見送ることは何にも代えがたい会員の喜びです。
最近の傾向として、小学校低学年のクラスのプログラム見学の申し込みが多くなっています。生徒 3 人に保護者
1 人が付き添い、プログラムを一緒に楽しんでいます。
16 種類あるプログラムから先生がよく選択するのは、おもちゃ、紙芝居、折り紙、クラフト、盆踊り/祭り、着物、
茶道等です。又、高学年の生徒達は「サムライ」プログラムに人気があります。一人一人が竹刀を持ち、剣道の初
歩を体験し、武士道の精神と歴史を学びます。毎年生徒を引率して見学に来る先生も多いです。
東日本大震災後は義捐金を持ってくる学校や保護者達がいました。「祭り」プログラムを見学した6年生に、七夕
の短冊に願いを書いてもらったところ、
“My wish is to help the Japanese people to rebuild”
“My wish is for Japan to get better and families will be happy together”
と書いた生徒もいました。
現在、会員は二世、三世、新移住者の13名で、夫々が特技を持ち寄り、更なるプログラムの向上と継続に励んで
います。
在トロント日本国総領事館、JCCC、NJCA,の皆様の温かいご支援を頂いての活動であり、会員一同感謝してお
ります。今後とも引き続きよろしくお願い致します。
(太宰光子)
2. 池端ナーサリースクール
池端ナーサリースクール
2010 年
4月
• アースデー/環境を考える日(ゴミ拾い運動)
• 前田典子先生による書道ワークショップ
5月
• 端午の節句パーティ
• 母の日
6月
• 父の日
• 池端ナーサリー 修了・卒園式
• ナーサリー夏の発表会
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•
•
FTF ハイパークピクニック参加
池端ナーサリー職員による応急処置方ならびに心肺蘇生法のセミナー受講
7月
*卒園児(5歳~10歳前後)対象の日本語サマーキャンププログラム開催
• 七夕祭りパーティ/流しそうめんパーティ
• 遠足/ライオネスファーム
• ワークショップ/現代美術館
• 遠足/ミルケンミルスパーク
8月
*卒園児(5歳~10歳前後)対象の日本語サマーキャンププログラム開催
• 社会見学/トロント東本願寺
• ワークショップ/和太鼓
• 遠足/トロントアイランド
• お泊まり保育
• 夏祭り
• NJCA 夏の BBQ 大会参加(かき氷)
9月
• PD デー(職員による救急蘇生法、応急処置法の更新)
• 敬老の日
• お月見パーティー
10月
• サンクスギビングデーパーティー
• 遠足/フォーサイスファームへパンプキン狩り
• ハローウィンパーティー
11月
• 七五三パーティー
12月
• 恒例冬のコンサート開催
• サンタクロース来園&マジックショー
• クリスマスパーティー
2011年
1月
• お正月会
• NJCA 新年会参加
2月
• 節分パーティー
• バレンタインデーパーティー
• チャイニーズニューイヤー
3月
• ひな祭りパーティ
• セイントパトリックズデイ
• 社会見学/メープリシロップ採取
• 遠足/インドアプレイグランド
16
•
•
JCCC 日系キッズデー参加
東日本大震災支援 JCCC 映画会にて寿司販売
年度末に日本で大震災が起こった事からナーサリーでは、震災支援活動を開始。園児達にも一緒に参加してもら
えるプログラムも組み、子供達にも理解してもらいながら、長期にわたって支援していく形を取りたいと考えている。
(池端友佳理)
3. NJC ゴルフクラブ
2010 年のゴルフトーナメントも無事終えることができました。これも皆様のご理解とご協力のおかげと感謝してお
ります。
クラブも年々高齢化が進んでおりますが、また、一方で共通の話題があり楽しんでいます。(どんな薬を飲んでい
るか?どこが悪いか??)
若い方の参加を望んでいます。
2011 年の予定です。
5月1日
6月5日
7月3日
9 月4日
10月2日
10月29日 表彰式/親睦会(6時から JCCC にて)
(浜場 明仁)
4. 歌声喫茶の
歌声喫茶の会
2010 年度、歌声喫茶の会は 10 周年を迎え、大変お目出度い年になりました。10 年前、6 人 の有志によって発
足し、試行錯誤を経て、現在、118 人の会員を持つまでに成長しました。その間、当会は、東京の歌声喫茶「とも
しび」や、ブラジルの歌声喫茶とも交流を深め、内外共に年々充実し、海外においては、数少ない活発な活動をし
ている歌声の会として知られるようになりました。
歌声の会は本年度も、冬(2月)、春(5 月)、夏(8 月)、秋(11 月)と、季節ごとに JCCC で土曜日の夜行われ、出
席者は平均して 50 人 前後、悪天候、寒さにもめげず、オンタリオの遠隔地からも毎回駆けつけてくれました。設
立当初からこの会で歌い続けている会員も多く、歌集も次第に増え、 年々歌のレパートリーも広がっています。歌
を愛する仲間との連帯感が楽しい雰囲気を作るのか、いつも笑いの絶えない、楽しい会です。会は 5 時半に始ま
り、10 時に閉会するのですが、ベテランの伴奏グループに合わせて、何と、60 曲以上歌うのです。その中で 10
曲は東京の「ともしび」で歌われているベスト 10 の曲、その後、皆のリクエストに従って歌うのですが、新しい曲、
知らない曲もどんどん入れて、チャレンジも忘れません。
歌声のもう一つのアトラクションは、なんといっても、テーブルに所狭しと並べられた持ち寄りの料理でしょう。元気
な歌声にも負けないような旺盛な食欲と仲間とのおしゃべり、ゆったりとした土曜日の宵を皆が最高に満喫してい
ました。
さて、今年度は 5 月 22 日に歌声喫茶の会、10 周年記念祭を催しました。激しい雨模様にもかかわらず 60 人余
りの会員が集まり、ゲストに歌がお好きな山下哲生トロント総領事、ブラジル・サンパウロ「なつメロ合唱の集い」の
五十嵐司氏を迎え、盛大にお祝いをしました。このイベントに備え、この日は特別に 4 時 半開始。 歌声の世話
人による用意万端なプログラムに従って、歌や食事を挟んで、挨拶、この会の発起人の一人であった片山博氏か
ら歌声の会へのアコーデオ ン贈呈、ケーキカット、祝辞披露、特別受賞者への記念品贈呈、記念撮影と、盛りだく
さんのプログラムが続き、つつがなく終了しました。 また、この度の記念のために、歌声のロゴのついたきれいな
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マグを作り販売しました。そしてそのマグを「遠距離賞」の五味さん、「最高齢賞」の船坂さん、「特別感謝賞」の中
村 由紀さんに記念品としてそれぞれ差し上げました。また、記念誌も発行し、多くの会員の方々が思いを綴ってく
ださいました。そして、記念撮影の後、キャンド ルライトのもと皆立って手をつなぎ、「今日の日はさようなら」を歌
い、名残を惜しみながら再会を約束して幕を閉じました。会員の皆さんの歌声への熱意と歌 への愛が、トロント歌
声喫茶の会をここまで育ててきたのだと信じます。
次の歌声喫茶の会は 5 月 21 日(土曜日)、5 時半から日系会館で催されます。どうぞ、お立ち寄りください。
(中尾良子)
5. Family Talks Forum (FTF) (旧称
旧称 Baby Talks Forum)
ファミリートークスフォーラム(以後FTF)は、インターネット上で、妊娠、お産、育児、教育、生活一般に関する情報
や経験を日本語で自由に交換し、話し合い、助け合う組織である。2001 年 2 月 1 日に発足し、今年度で 10 年と
なった。今では FTF はトロント、GTA、オンタリオ州に住む多くの若い日本人家族にとってなくてはならない存在に
なっている。4 家族で発足した FTF(当初は BTF ベビートークスフォーラム)は、2011 年 4 月中旬で 950 家族が
参加する大組織となった。
FTF はカナダ生活に特有な情報の提供・交換と相互援助を目指している。その為、登録はオンタリオ州およびカ
ナダ、海外に居住する人たちに限定している。友人も家族もいない地で会員同士の家族的な親近感を保つ為、本
名で登録することが条件である。ひとりで悩まずに他にも同じ問題を持つ仲間が近所にいるのだと思うことで問題
の半分は解決するし、その後の情報交換で問題を一緒に考え解決して行くことが出来る。FTF ホームページには
過去にフォーラム上で交換された膨大な量の情報が掲載されている(パスワード要)。ここには本には書いてない
実践的な情報・経験談(失敗談)があふれている。
FTF 会員の 8 割が移住者、他は短期(数年)滞在家族と思われる。移住者家族の 8 割は国際結婚と見ている。
会員はトロント・GTA を中心にオンタリオ州南部(西はウィンザーから東はオタワ、北はバリーから南はナイアガラ)
に在住している。カナダ国内、また日本へ帰国した家族や他の国に移った家族で、会に残って交流を深めている
会員も一部いる。
この 10 年間 FTF は、その創立主旨である相互援助・情報共有を守りながら、成長し変遷し、大きな節目に達した
と思う。
発足当時は FTF 全体で行っていた年末親睦会や初夏のピクニックなどは、組織の巨大化に伴い難しくなった。そ
れを補うように、しっかりしたリーダーシップが各地域に自然発生的に誕生し、親と子供たちが集い交流できるプレ
イグループが各地に生まれ育っている。ここに FTF の生命力の強さと、時代の変化に自然に順応する適応性が
感じられる。また、トロント新移住者協会やジャパニーズ・ソーシャル・サービス、日系文化会館などの年中行事や
講習会やセミナーに共催・協賛として参加し、会員の利益を図っている。
これまで三浦一人がほぼ管理してきた FTF は、10 年目を節目に管理体制を一新した。FTF の現状を反映し、プ
レーグループや日本語学校を代表する 9 人から成る新しい世話人会が今年 1 月発足した。創立会員 4 人のうち、
今でも活躍し、FTF の創立主旨をしっかり認識している 2 人が管理責任を引き受けた。こうした一新が可能になっ
たのは、育児に忙しかった世代がリーダーシップを取るまでに成長したことと無縁ではない。
世話人会があるとは言え、FTF の原動力はあくまでもその会員にあり、世話人会の役割は、一般会員の必要を
敏感に捉え、彼らを下から支え助けることにある。プレーグループや日本語学校運営で十分経験を積んだ世話人
達がそれを十分考慮した運営をして行くだろうことは疑っていない。
三浦は今年度末で管理者を辞任した。今後は孫を持つ 1 会員として FTF へ貢献して行きたい。(すでに孫を持つ
会員の参加があります。皆さんもどうぞ)
(三浦信義)
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6. トロント・
トロント・インターネット情報交換会
インターネット情報交換会 Internet Information Exchange Club (IIEC)
IIEC は現在年に2回春と秋に例会を開き、持ち寄った問題や興味ある話、成功談、失敗談、などいろいろ話し合
い、かつ会員同士や新規参加者との親睦を深めている。会員の連絡網(IIECML)に入ることによりコンピューター、
インターネットなどのテクニカルな質問や日常問題など手軽に投稿することが出来、皆で解決策を話し合う。皆さ
ん、どうか気軽に参加してください。例会の案内は日系社会の掲示板などを注意していて下さい。
この1年間に話し合った話題:
Cloud Computing セミナ、Wireless Network、HD 内で増殖する virus、malware、4 年前の computer、
Windows7、日本語 IME、Router:アンテナの方向、Computer の便利な情報:Asahi.com、Key stroke を
monitor する virus、Internet で家の中が見られるカメラ、Spam に自分の e-mail address が使われている、
Facebook の相手の e-mail address が分からない、英語の Windows を完全な日本語にする、Sony VAIO
Pocketbook は HD が solid state、Laptop/notebook を買う時:Keyboard/Screen/Scroll が大きな要素、英語
keyboard「QWERTY」配置に比べ French/日本語 keyboard は使いにくい、本を読むタブレットいろいろあり、
Yahoo.ca/Yahoo.com は日本語不安定、Rogers の e-mail は Yahoo.com(US)が運営、E-mail を開いた時に
「Server に残す」かどうかの設定に注意、Rogers stick $30-->E-mail くらいしか使えない、PDF の save には 2
種類あり、VCR player-->DVD recorder (HD type が良い)-->TV で monitor、Record の音楽を CD/DVD に、
MP3 の音楽を CD に、LCD TV は音が良くない、サテライトを屋内で受信-->鉛の入っているガラスを通さない-->
変える・・・などなど。
(三浦信義)
7. 浮舟の
浮舟の会
2010年は浮舟の会にとって悲しいことの多い年であった。 少人数の集まりなので 個人の喜びや悲しみが会全
体のものとして響いてくる。 5名の会員が身近な人を喪った悲しみは大きく、高齢者も多い中、長期にわたって教
室を休む人も何人 かあって、結果的には隔年開いてきた書展も見送ることになって、沈みがちな年となってしまっ
た。新年度はアップビートな年でありたいと願っている。
2人の会員が日本へ帰国され(稽古は通信で継続)た反面、健康、仕事の理由で暫く教室から離れていた二、三
の人が復帰し、新会員1名も加えて、教室での稽古は、順調に進んでいる。
6月18日: バーベキュー親睦会。
1月23日: NJCA のお正月会にて11名の会員が書初めコーナーを担当。
2月5日: (恒例の新年親睦会がキャンセルになった為その代わりに)有志会員が集まって、餅つきパーテーを
開催。
この間4回にゅーすれたーを発行。
(上中富美子)
8. トロント国語教室
トロント国語教室
今年創立35 年目を迎えるトロント 国語教室は、生徒数130名(新入生18 名)で今期をスタートした。年少(もも)、
年長(さくら)、1年―8年、アドバンスの計11クラ ス編成で授業を行っている。 1歳から3歳までのクラスつぼみ
組を新たに開設し、親子で楽しく日本語を勉強している。
常にアシスタントを充実させ、レベ ルの違う生徒を補助し楽しく日本語を学べるように授業を進めている。年齢制
限のないアドバンスクラスでは、題材を設け日本語での話し合い を中心に進めている。また日本語能力検定の受
検指導も行っており、今年度は1級~3級まで10 名の受験者がいた。
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7月には姉妹校である北海道雨竜小学校からトロントへ 5 名の生徒と校長が来加した。この6月末には、6名が
訪日予定だったが震災のため来年に延期と なった。30年続いたこのプログラムを今後も大切にして行く方針で
ある。
授業参観、 お話発表、クリスマス会、ベークセール、学芸会を大成功に終え、あと運動会を控えている。
上記の様 に、通常の授業のみでなく生徒たちが日本に対して学んでもらえるような機会があれば、これからも積
極的に取り入れて行きたい。また教師、 理事会、保護者との関係を密にし、学校運営を円滑に行うよう努力して
いる。
《行事及びそ の他の活動表》
2010年
4月 定期総会、
5月 運動会、修学旅行、学校説明会
6月 修了/卒業式、卒業パーティ
7 月 雨竜小学校歓迎会
9月 入学/始業式、保護者説明会、避難訓練
10月 クラス記念撮影
11月 授業参観、保護者懇談会、定期総会、佐々木さんチャリティーイベント
12月 お話し発表会、クリスマス会、ベーグセール
2011 年
1月 書道教室、
3月 学芸発表会、震災チャリティーイベント
4月 定期総会、学校説明会
5月 運動会、修学旅行、文化紹介
6月 修了/卒業式、卒業パーティ
《その他の 活動》
理事会 年36回
教師会 年13回
(橋本美佐江)
9. 日加学園
2010年度は生徒数180名、教師21名ですスタートとしました。4才児から8才児までは、2 クラス編成。これ以
上の教室確保は困難と思っていましたが、これから数年学園が希望する数の教室を借りることができるようになり、
先生方も、充実した日本語教育ができると9月からのスタートを前に日々、教師としての向上に励んでみえます。
今年度は会話テストを全生徒に実施し、子供たちの会話力のレベルを把握することもできました。
昨年度同様、20分の休み時間は、保護者(当番)、教師、最高学年の生徒の監督のもと、6才児以上全員外に出
ています。
クリスマス発表会、ベークセール、運動会など大きな行事も保護者の自発的な参加により順調に運営されており
ます。
2010年 4 月から 2011年3月までの年間行事は以下のとおりです。
2010年
4 月 24日
5 月 29日
6 月19日
9 月 11日
11月27日
12 月 18日
ベークセール
運動会
卒業式 修了式
入学式(2010 年度スタート)
べークセール
クリスマス発表会
20
2011年
3 月5日
3 月 12日
4月9日
話し方発表会(1 日目)
話し方発表会(2 日目)
べークセール
今年度残す行事は、運動会、卒業式 修了式のみとなりました。
(浜場 真喜子)
10. 日修学院
日修学院
日系コミュニティー、特にNJCAの日本語教育及び文化的な環境のサポートに感謝しております。
本校は、幼稚部 2 年、小学部 6 年、中等部 2 年の 10 年制のプログラムにより、日本に生まれ育った 12 歳の標
準日本人生徒の持つ国語力と同等の日本語力を持つ児童生徒を育成することを目標としています。2011 年 4 月
現在の生徒数が約 130 人、1 クラスの生徒数は、10〜15 名の少人数制で授業を行っており、幼稚部では担任以
外にアシスタントおよびボランティア、小学部では必要に応じてアシスタントとボランティアを配置し、きめ細かな指
導が出来るよう努めています。終了時までに日本語能力検定試験を受けることを奨励しており、今年度は、N1 に
1 名、N2 に 2 名、N3 に 2 名の合格者がありました。また、国語以外に音楽、童話、社会、書道、歴史、対話の授
業を学年に応じて行っています。また、日本語アートコンテスト等にも作品を応募することを勧めており、今年度は、
日本語アートコンテストで 7 名の生徒が賞を受賞しました。さらに、NJCA や JCCC 主催のイベントに参加するこ
とを保護者、生徒に奨励しています。教師および職員にも NJCA、JICA および JF で開催される研修会や講習会
に参加することを勧めています。今年度は、第 4 回日本語教育講演会を当学院で開催し、他の日本語学校の教
師と交流を深めることが出来ました。
運営の母体は生徒の保護者からなる「父母の会」であり、各クラスから 1 名クラス代表者を選び、この代表者と理
事会の集まり「クラス代表者会」を定期的に設け、学校の運営、授業等について意見交換を行っています。また、
保護者による学校当番制度を設け、毎週 6 名の学校当番を保護者の中から定め、生徒の安全と学校内での規
律を保ち、教材の配達等、授業の準備などを行っています。これは日頃の子供たちの様子を理解することや、保
護者の縦のつながりを深めることにも役立っています。そして、保護者が企画した行事を通して、楽しみながら日
本の文化を子供たちに伝え、教師、生徒、保護者が協力しながら、日修学院関係者の親睦と連帯感を養っていま
す。
今後は、更に安全な学校環境作りに努め、より安定した運営体制を体系化させるとともに、近年、国際結婚家庭
の子弟が増え、家庭での日本語環境が大きく変わってきており、こうした新しい状況に対応出来る学習内容の充
実を図りたいと思っています。そして、教育現場に携わる教師および保護者と協力して日本語教育を行い、日本
語を通して、将来日本とカナダの交流に貢献できる人材の育成にこれからも努めていきたいと考えています。
<今年度の主な行事は以下の通り>
2010 年 4 月: 2010 年度入学希望者学校説明会、2010 年度中等部進級者説明会
5 月: 学習発表会、バザー、
6 月: 父母総会、卒業式、修了式
7 月: 夏休み
8 月: 〃
9 月: 始業式、入学式(オリエンテーション)、クラス懇談会(2週)
10 月: クラス写真撮影、火災避難訓練
11 月: おにぎりデー、授業参観、小学部、中等部の個人面談
12 月: 冬休み
2011 年 1 月:書初め入選者選考会、前期修了
2 月:書初め展示会、幼稚部の個人面談、後期開始
3 月:日修フォーラム、東日本大震災支援募金開始
<今後の活動予定>
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2011 年 4 月:2011 年度入学希望者学校説明会、2011 年度中等部進級者説明会
5 月:学習発表会、父母総会
6 月:ファンフェアー、卒業式、修了式、後期修了(評価表配布)
その他の活動
クラス代表者会
理事会
月例教師会
特別教師会
年6回
年 26 回
毎月 1 回(第一土曜日)
年 4 回(8 月、9 月、1 月、6 月)
2010 年 10 月に役員改正があり、新役員が次のとおり決定しました。
理事長: 中村仁美
理事: イング絹子、ブラボー裕子、小山吾郎
事務長: カーン伸江
教務コーディネーター:高田綾子
(中村仁美)
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2009 年度年次総会議事録
2010 年4 月23 日(金) 日系文化会館 Wynford Room
(敬称略)
[] 6:30pm:食事・懇談。
日系ヴォイスよりお知らせ、NJCA T-shirt 販売 (15 枚完売)、JCCC より無料映画切符配布。
[] 7:07pm:総会開会宣言 議長:川村
[] 総会成立宣言:参加会員25 名+委任状44 通(成立には参加会員+委任状30 以上)。参加者総数48。
[] 役員紹介:川村
[] 会長挨拶:長石
- 移住者社会だけでなく外へ目を向ける。JCCC との関係、他の組織との関係。
- 市協一世部なくなって3 年。NJCA が精神的停止の可能性、継承していく価値があるかの疑問。
[] 来賓・招待者紹介:川村
[] 来賓挨拶
* 山本首席領事:
- NJCA の努力を評価、重要・有意義。誇りに思って欲しい。外務大臣表彰。助け合いたい。
* 川口理事長:
- NJCA へのメッセージはシンプル:助けて欲しい。
- もっと移住者が会館へ来て文化を共有すること。NJCA+J-comm。もっと他の組織が来ること。
- 新館購買の決定:佐々木・長石の支持に感謝。維持費と文化のバランスが難しい。$2M 負債。
- 移住者がリーダーシップをもっと取って欲しい。継承をしっかりやって欲しい。
* 鈴木国際交流基金所長。
- 海外への日本語教育・文化紹介。文学トークの行事。
- 継承は大事、活動は重要、相互理解が大事、Volunteers の力。
- 一緒に出来ることがあれば協力して行きたい。
[] 2008 年度総会議事録承認:川村。挙手にて全会一致で承認。
[] 特別議題:会則変更:三浦。過去の変更および年度変更による改訂。挙手にて全会一致で承認。
- 「新」移住者協会、年度4 月-3 月、それに伴う変更、会員形態・期限変更、団体費・援助廃止、など。
[] 年次活動報告書:三浦。11 のProjects と10 の加盟団体の活発な活動の報告記載。
- NJCA の強さは加盟団体とProject から来ている。それらを大事にしたい。良く見て欲しい。
- NJCA は太い幹であり、力強い根(加盟団体とProject)が若い移住者を吸い上げている。
- NJCA の茂った葉が援助金や外部との接触を通して根に栄養を与えている。
[] 会計報告:秋。2009 年度黒字$3500 ほど。ただし15 か月分。収入の多いお正月会が2 回。
[] 会計監査:池田。間違いのないこと確認。黒字と言って安心してはいけない。
[] 会場からの質問・意見:
- 沢山ある定期預金をどうするつもりか_確実に減っている。多いようでいざとなると多くはない。
- 総会お弁当赤字にならないか_食べ物・雰囲気は大事。会費$20 も入会しやすいように。
- NJCA はJcomm をどう見ているか_お互いに分担して広く移住者社会をカバーするのが理想。
協力してやって行ける。排他的にならぬよう。NJCA は連絡網などJcomm を助けている。
- JCCC が言う「一緒になる」の定義。NJCA は一緒と思っている。_JCCC へ理事を送る(James)。
- 新潟県人会:若い人達を魅力することの問題。
- 両親が日本語を話さない子供が日本語学校へ行く援助活動。各種意見が出たが結論なし。
[] 2009 年度理事紹介:川村
- 退任理事:野村(健康上の都合)。
[] 退任以外の推薦理事は2010 年度へ継続。不在理事に関しては追って問い合せ。
[] 新理事推薦・承認:なし。
[] 閉会挨拶・宣言:川村 9:10pm 意見を大事にし目標に向かって努力する。
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トロント新移住者協会会則変更
トロント 新移住者協会会則変更
2010
20 10年度年次総会
10 年度年次総会
会則内容追加
1. 役員の任期・再選の明確化。
追加内容詳細
9条
役 員
第2項
1年の
全ての役員の
の 職 は任期1年、ただし、再選は妨げないこと 5 年 までとする。1
まで
期間を
期間 を 経 て 、 当該職を
当該職 を 担当することは
担当 することは可能
することは 可能である
可能 である。
である 。
現在のトロント新移住者協会会則は下記のサイトに掲示してあります。
(最終改訂2010年4月23日)
http://nobbycosmic.com/NJCA/NJCAByLaw2009Revised.pdf
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