大和高田市子ども・子育て支援事業計画策定業務委託仕様書 1.業務名 大和高田市子ども・子育て支援事業計画策定業務 2.業務場所 奈良県大和高田市大中100-1 3.委託期間 契約締結の日から平成27年3月31日まで 4.業務の目的 本業務は、子ども・子育て支援法第61条に基づく「大和高田市子ども・子育て支援事 業計画(以下、「事業計画」という。)を策定するにあたり、子ども・子育て支援事業の ニーズの把握や事業量の推計、目標量の設定等を行なうと共に、会議の運営支援、策定に 係る全般的な支援及び計画書を作成することを目的とする。 5.業務内容 【平成25年度業務】 (1)現状の分析と課題の整理 (2)ニーズ調査 (3)大和高田市子ども・子育て会議支援 (4)需要量の推計・目標量の設定(人口推計、子どもの数の将来推計) (5)事業計画素案の策定 【平成26年度業務】 (1)事業計画案の策定支援 (2)パブリックコメントの実施支援 (3)大和高田市子ども・子育て会議支援 (4)事業実施に係る条例等の整備に係る支援 (5)事業計画書及び概要版の作成 6.業務委託の内容 【平成25年度業務】 (1)現状の分析と課題の整理 本市の子育て支援事業に関する現状と課題の分析等を行い、その結果を事業計画へ反 映させるための課題の整理を行なう。 ア)大和高田市次世代育成支援対策地域行動計画(後期)の達成状況及び課題の整理 イ)大和高田市第4次総合計画等の市の上位計画との整合性に係る情報分析 ウ)教育・保育提供区域設定に係る現状把握及び情報分析 エ)市内の幼児教育・保育、地域における子育て支援活動の取り組みの把握及び課題 の整理 1 オ)大和高田市における幼保施設(幼稚園・保育所・子ども園)に係る情報分析、可 能性調査、課題の整理 カ)その他、大和高田市の地域性を鑑みた課題分析及び国及び他自治体の状況報告 (2)ニーズ調査 ニーズ調査の実施及び調査結果分析、報告を行なう。 ア)調査対象の区分及び標本数 ①就学前児童が属する世帯約2,200票(対象世帯全件) ②小学1年生及び4年生が属する世帯 約1,000票を市が抽出する。 ※市としては①及び②を調査対象とすることを予定しているが、その他調査対象に ついて提案があれば企画提案書に明記すること。 イ)調査票及び封筒等の作成・印刷 ①調査票は、上記ア)の案を作成することとし、国の基本方針及や国の調査項目モ デルをもとに作成し、大和高田市独自の設問の提案があれば加えること。 また、現行の「大和高田市次世代育成支援対策地域行動計画(後期)」の評価を 行なうことができる調査項目や分析方法について提案すること。 ②調査票はA4版縦、横書き、左綴じとし、調査票の重さは40グラム以内とする。 ③発送用封筒、返信用封筒の作成及び印刷、調査票の封入・封緘、宛名ラベルの貼 付を行い市の指定する区分に分ける。返信用封筒は料金受取人払い扱いとするた めの印字を行なう。 部数:発送用封筒・返信用封筒ともに約3,200部 形式:発送用封筒:角2サイズ 返信用封筒:長3サイズ、重さ5グラム以内 ④調査票・封筒とも、区別がしやすいように種別によって用紙色を異なるものとす る等の工夫を行なう。 ウ)抽出方法及び宛名ラベルの提供 市が調査対象に基づき住民基本台帳から抽出したリストを宛名ラベル印刷し、受 託者に提供する。 エ)調査・回収方法、集計 ①調査票の配布は市保育課が直接行なう。配布方法としては個別に直接配布または 郵送配布を予定しているので、詳細は市と協議のうえ決定する。 ②回収は郵送回収及び在園児世帯の直接回収を予定しており、回収率は70%程度 を想定している。 ③回収先は市保育課とし、受託者が調査票を期間中2回以上本市へ引き取りに来る こと。 ④配布回収に関する郵送費用は受託者が負担する。 ⑤受託者は調査票の集計を行なう。 オ)調査結果分析及び需要量の見込みの検討 ①調査結果分析(地域別・属性別集計、設問間のクロス集計等を含む) ②市の教育・保育提供区域の検討・提案 ③幼児期の学校教育・保育の需要量の推計 ④地域子ども・子育て支援事業の需要量の推計 2 ⑤市独自の調査項目及び市の資料に基づいた市独自の施策及びその事業の需要量の 推計 ⑥今後、国が示す参考基準に基づき、各種サービスのニーズ量及び供給量を区域ご とに算出 カ)ニーズ調査報告書の作成 (3)会議の運営支援、会議等への出席 ア)平成25年度に行なわれる、大和高田市子ども・子育て会議への参加、会議運営 支援及び会議資料作成支援 イ)保育課との作業確認、打合せ及び打合せ記録の作成(5回程度) ウ)会議・打合せには本事業計画の担当者が出席し、必要があれば助言等を行なう (4)需要量の推計・目標量の設定(人口推計、児童人口の将来推計) 大和高田市の町別・校区別の将来人口、児童人口の推計及び(2)の調査結果をもと に、各種事業の需要量の見込みを推計する。 また、推計結果に大和高田市の資料などから把握するサービスの提供状況や見込み量、 市の施策意向、大和高田市子ども・子育て会議の審議結果などを加味し、計画における 各種事業の目標量を設定する。 (5)計画素案の策定及び事業実施にかかる情報提供、条例等の整備支援 ア)次年度策定する事業計画素案の策定を行う。 イ)今後、事業計画を実施していくために必要となる、情報提供(国、県、他自治体 の情報の収集等)や、次年度以降の条例設置にかかる地域型保育事業の認可基準や 放課後児童健全育成事業の基準などに関する条例等の整備を見据えた、国の動向や モデル案等の情報提供支援を行なう。 (6)成果品 ア)下記報告書及び電子データを作成し成果品として納入する ①ニーズ調査報告書100部 ・A4判100頁以上150頁以内表紙1色(レザック等)・本文1色 ②上記報告書の電子データ(CD-R またはフラッシュメモリー)2部(Word 形式及びExcel形 式) ③会議・打合せ報告書及び電子データ1部(Word 形式及びExcel形式) イ)成果品の具体的な内容については、市と協議のうえ決定する ウ)成果品に関しての著作権および所有権は市に帰属する 【平成26年度業務】 (1)事業計画案の策定業務 25年度の業務結果を反映し、事業計画の構成、内容、施策体系等の事業計画案を作 成する。事業計画案に対する審議・検討結果等に基づき計画案を補修正する。 国・県等からニーズ量・業務量等の中間報告等を求められた場合は、適宜資料を提供 すること。 (2)パブリックコメントの実施支援 事業計画案に関して本市が実施する住民向けパブリックコメントについて、意見に対 する対応策の助言、コメントの取りまとめ等の支援を行なう。 (3)会議の運営支援及び会議等への出席 3 ア)平成26年度に行なわれる、大和高田市子ども・子育て会議への参加、会議運営 支援及び会議資料作成支援(開催回数4回程度) イ)保育課との作業確認、打合せ及び打合せ記録の作成(4回程度) ウ)会議・打合せには本事業計画の担当者が出席し、必要があれば助言等を行なう (4)事業実施に係る情報提供、条例等の整備支援 子ども・子育て支援法等に基づく事業計画を実施していくために必要となる、国や他 自治体の情報提供や、条例等の整備についての支援、条例案の法制執務上の内容精査な どの支援を行なう。 (5)事業計画書及び概要版の作成 確定した事業計画の計画書及び概要版を制作する。 ※計画内容を分かりやすく市民に周知することを目的とするため、親しみやすいデザ イン、ビジュアル的にもデザイン性の高い編集を行うこと。また、文字の大きさや ルビ等に配慮した、見やすいデザインを心掛けること。 校正については、校正3回程度を目安に実施することとする。 (6)成果品 ア)下記書類及び電子データを作成し、成果品として納入する ①パブリックコメント公開用資料 ・電子データ(CD-R またはフラッシュメモリー)2部(Word 形式及びExcel形式) ②大和高田市子ども・子育て支援事業計画書150部 ・A4判100頁以上150頁以内表紙4色・本文1色 ・計画書電子データ(CD-R またはフラッシュメモリー)2枚(Word 形式及びExcel形式) ③大和高田市子ども・子育て支援事業計画書概要版 ・A4判10頁程度、表紙4色・本文4色 100部 ・印刷見本1部、データ1式(Word 形式及びExcel形式) ④会議・打合せ報告書及び電子データ1部(Word 形式及びExcel形式) イ)成果品の具体的な内容については、市と協議のうえ決定する ウ)成果品に関しての著作権および所有権は市に帰属する 7.作業の進捗状況 受託者は、本事業に関する責任者を任命し、その進捗状況を管理するとともに、市の求 めに応じて進捗報告を行なうこととし、委託期間中に中間成果物の提供を求められた場合 は、市の指示に従うものとする。 8.その他 (1)国、奈良県及び大和高田市子ども・子育て会議の審議における決定事項により、業務 内容が修正される場合がある。 (2)業務の詳細・日程の管理は市と十分な打合せを行うこと。 (3)業務に関して知り得た情報を第三者に漏えいしてはならない。 (4)個人情報については、大和高田市個人情報保護条例の規定に従い適切に扱うこと。 (5)業務にあたっての資料及び成果は、全て大和高田市に帰属するものとし、市の許可な くして公表、貸与、複写及び他の目的に使用してはならない。また、契約終了後も同様 とする。 4 (6)本仕様書に定めのない事項や業務の遂行にあたって疑義が生じた場合については、市 と協議の上決定するものとする。 5
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