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営業の概況
1. 営業の経過および成果等
経営の環境
りました。
地域密着型金融推進計画において2年間で2,000社との新
たなお取引の開始を目標として掲げ推進しておりますが、平
当中間期のわが国経済は、引続き好調な企業収益を背景に
成18年9月末までに2,300社を超える実績となり、計画を
設備投資が増加するなか、雇用情勢においても改善の傾向が
前倒しで達成することができました。
広がり、個人所得・個人消費は緩やかな増加が見られる等、
新規貸出先増強活動の展開にあたっては、お客さまとのリ
企業部門の好調が家計部門に波及する形で景気の回復が続い
レーション貸出を強化し、顧客セグメントに対応した商品の
ております。
提供、ニーズに対応したサービスの提供に努め、貸出を中心
当行が営業基盤とする千葉県経済につきましては、つくば
とした法人取引を強化しております。
エクスプレスが8月に開業1周年を迎え、沿線や駅周辺の開
■個人取引増強
発が本格化するなどの経済効果も加わり、企業収益は堅調に
個人分野における資金収益獲得の柱である住宅ローンにお
推移しております。また、雇用環境は緩やかに改善しており、
いては、案件審査のスピードアップやローンプラザと営業店
個人消費には持ち直しの動きも見られ、総じて県内経済は回
の役割の明確化、申込書の全面改訂などを行い、お客さまの
復を続けております。
当行の業況
安定した収益基盤の確立を目指して
利便性向上に努めてまいりました。7月には、「入院保障付
三大疾病保障(ガン・脳卒中・急性心筋梗塞)付ホームロー
ン」を発売し、付加価値の高い商品ラインナップを充実しま
した。また、金利上昇局面の中で、お客さまの長期固定金利
平成18年度における当行の課題として「貸出金収益の増強」
ニーズにお応えするため「中長期固定金利ローン」を投入し、
と「確固たる役務収益体制の構築」を掲げ、期初より貸出金
「フラット35」とともにお客さまからご好評をいただいて
増強による資金収益の確保に取組むとともに、投資信託等資
おります。
産運用商品の増強による役務収益確保に努めてまいりました。
資産運用商品の増強については、投資信託などの新商品を
具体的には、貸出金増強に向けて「新規貸出先の増強」「既
発売する一方、外貨預金をお客さまに更に便利にご利用いた
存貸出先のボリュームアップ」「渉外行員の営業力強化」等
だくため、平成18年3月よりATMでの取扱いを開始する
について具体的施策を打ち出し、積極的な営業活動を展開し
など、新サービスの提供にも積極的に取組んでまいりました。
てまいりました。また、役務収益増強に向けて、「資産運用
層への営業推進強化(セグメント別担当者の明確化と推進・
管理体制の構築)」「マリーンズ優勝祈念キャンペーン(投
資信託販売手数料無料)」の実施等、積極的に取組んでまい
りました。
■法人取引増強
中小企業貸出増強による資金収益の確保は当行の収益の根
幹をなすものであり、永続的・安定的な収益の確保には「新
規収益機会の獲得」が重要であることから、今期も新規中小
企業貸出先数にフォーカスした法人渉外活動を展開してまい
個人向け新サービス・新商品
○国民年金基金への加入申出の受理業務を開始
国民年金基金は、自営業者などの国民年金第1号被保険
者の方々が、より豊かな老後を過ごすことができるよう老
齢基礎年金に上乗せして給付を行う公的な年金制度で、平
成18年7月より全店で取扱いを開始しました。
Chiba Kogyo Bank
2
○投資信託新商品の発売
カバー率につきましては、平成18年3月末までは貸倒引当金全額を計
従来よりご好評いただいておりますリスク限定型ファン
上しておりましたが、平成18年9月末より、「開示債権」(正常債権を除
ド(条件付元本確保型)を、平成18年度上期もお客さま
く)を対象とした金額を計上しております。
のニーズにきめ細かく対応すべく運用委託会社と共同で組
金融再生法に基づく開示債権額比較
成いたしました。
● 平成18年6月には、設定条件の異なる2つの専用ファ
ンド「ちば興銀 株価指数参照ファンド2006-7-100(愛
15,000
称 川のせせらぎ)」「ちば興銀 株価指数参照ファン
ド2006-7-110(愛称 夏の輝き)」を同時発売し、
14,000
大きな反響を呼びました。
● 7月には、
「ちば興銀 株価指数参照ファンド2006-8 (愛
A 破産更生債権およびこれらに準ずる債権
B 危険債権 C 要管理債権 D 正常債権
(億円)
総与信額 14,044 総与信額 14,276
(A+B+C+D) (A+B+C+D)
A 135
A 148
B 279
A+B+C
A+B+C
B 272
C
232
合計
合計
C 255
646
676
30億円減少
13,000
称 七夕まつり)」を発売、当行通算17本目のリスク限
定型専用ファンドとして大好評を博しました。
不良債権の処理促進等
■経営改善支援の強化
D 13,629
D 13,368
12,000
0
平成18年9月末
平成18年3月末
経営改善に取組んでいる多くのお取引先のご要望にお応え
できるよう、「経営改善支援取組先」として、平成18年度上
期に411先を選定し、経営改善に向けた助言・指導、経営
改善計画策定の支援を実施しております。また、企業支援を
全営業店で恒常的に取組むべき業務と位置付け、企業支援力
育成・強化研修を継続的に開催しております。
(%)
20.00
15.00
10.00
■金融再生法における開示債権額
5.00
上記経営改善支援の強化による正常債権等へのランクアッ
0.00
プに加え、不良債権の回収強化に努めた結果、正常債権を除
金融再生法による開示債権比率
(正常債権を除く)
〔単体〕
15.51
11.85
8.83
4.81
4.52
平成12年3月末 平成14年3月末 平成16年3月末 平成18年3月末 平成18年9月末
いた金融再生法における「開示債権」の当期末残高は646
また、総与信額に占める割合(開示債権比率)は4.52%と
地域密着型金融推進計画に対する取組み
■事業再生・中小企業金融の円滑化
なり、平成18年3月末比0.28ポイント低下しております。
〇創業・新事業支援機能等の強化
なお、カバー率(*)は、74.58%になっております。今
後とも回収と経営改善支援により不良債権の削減を進め、開
地元千葉県のお取引先企業への各種情報のご提供やビジネ
スマッチング、創業支援・育成の他、新たな資金調達手段の
示債権の圧縮に努めてまいります。
提供強化にも努めております。
*カバー率=(担保・保証等回収可能額+貸倒引当金)÷「開示債権」(正
千葉大学が進める技術交流会「千葉大学承認TLO」(*)
億円となり、平成18年3月末比30億円の減少となりました。
常債権を除く)×100
3
Chiba Kogyo Bank
の設立と同時に会員となり、地元中小企業のビジネスに活か
せる有益な技術情報を提供できる体制作りをいたしました。
また、「千葉元気印企業大賞」
(*)に継続して協賛し、推薦
企業の募集を実施することにより、地元中小企業、ベンチャ
ー企業への側面支援を行っております。
*千葉大学承認TLO:TLOとは大学の研究成果を特許化し、当該技
術を企業等に移転すると共に、その対価を適切に大学や研究者へ還流
する等の業務を行う機能を持った組織。千葉大学はTLO会員制度と
して「千葉大学技術交流会」を設け、会員が大学の最先端技術を事業
ラムがスタートしました。今後は、第一期生・第二期生の
交流会等も予定しており、
「ちば興銀『経営塾』」を通じた
塾生間の情報交換を拡充してまいります。
〇担保・保証に過度に依存しない融資の推進等
千葉県信用保証協会との提携によるスコアリングモデル(*)
を活用した無担保融資制度「ダッシュ5000」「スパート
3000」「アシスト2000」「当貸マックス」をお取扱いし
*千葉元気印企業大賞:平成7年度より当行はフジサンケイビジネスアイ
ております。また、プロパー商品ではスコアリングモデル
を活用した無担保融資「クイックコスモス」を対象として、
千葉県内の商工会議所、法人会および千葉県税理士会と提
(日本工業新聞社)との共催で、千葉県の活気溢れる中小ベンチャー
携した金利優遇融資制度の取扱いをしております。さらに
企業の表彰を通じ、地域企業の一層の発展を目指しています。
平成18年2月より、外部保証付ビジネスローン「クイック
に活かせるよう、未公開特許内容の優先開示、技術移転に関わる技術
相談、研究成果の企業家支援等を実施しています。
〇取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化
コスモスA」の販売を開始し商品を拡充しております。
お取引先企業への経営改善支援活動を一段と拡充・強化し
てまいりました結果、平成18年度上期には経営改善計画策
*スコアリングモデル:コンピューターで中小企業の財務情報等を分析し、
定支援先は新たに10先増加し、累計は321先となりました。
事業再生につきましては、千葉県中小企業再生支援協議会
の機能を活用し、当行主導で支援が決定した先も増加してお
り、平成18年度上期は2先の計画が承認されております(当
行主導で支援が決定し計画が承認された先の累計は9先とな
っております)。また、平成18年3月末に出資参加しました
千葉中小企業再生ファンド(官民一体型地域再生ファンド)
の活用についても、対象先の検討を継続して実施しておりま
す。更に、事業再生に実績がある株式会社リサ・パートナー
ズおよび株式会社リファスと平成18年8月には業務協力協
定を締結いたしました。地域中小企業の再生を支援し地域経
済活性化に貢献するため、引続き支援機能の拡充を図ってお
ります。
お取引先企業の次世代経営者育成を支援するために平成
16年9月に組成した「ちば興銀『経営塾』」では、経営に
関する基礎知識を習得いただくとともに、より実戦的な内容
のセミナー等を定期的に開催してまいりましたが、平成18
年9月には予定のカリキュラムを修了した第一期生が卒業し、
10月には第二期生による開講式が催され2年間のカリキュ
融資の貸倒れリスクを統計的に算出するモデル。千葉県信用保証協会
との提携によるスコアリングモデルを活用した融資は、保証人・無担
保保証枠の弾力的対応、案件審査の迅速化等が可能となりました。
■健全性の確保、収益性の向上等に向けた取組み
〇資産査定・信用リスク管理の強化等
更なる資産の健全性向上に向け、融資審査体制の充実に
よる信用リスク管理強化、自己査定・償却引当・担保評価
に係る厳格な対応による不良債権の適切な処理に取組む一方、
経営改善支援や企業再生への取組みを一段と強化しており
ます。
また、融資業務の高度化・効率化を目指し、平成19年4
月からの「融資統合管理システム」稼動に向けた準備を進
めております。本システムの稼動により、格付・自己査定
のシステム対応、および、稟議の電子回付が実現し、営業店・
本部の融資業務が効率化され、信用リスクに関するデータ
のシステム的な蓄積が可能となります。
〇地域貢献に関する情報開示等
当行は、従前より文化振興活動として「コスモスコンサ
ート」や「美しい房総写真展」を開催する他、≪千葉県に
関する知識・情報をお客さまと共有する≫を基本コンセプ
Chiba Kogyo Bank
4
トに「ちば興銀コスモスセミナー」を年2回開催しておりま
す。
1,600
地域環境保護への取組みとしては「ごみゼロ運動」を実施
しております。また、千葉県における「小さな親切」運動推
1,400
進本部事務局を務めるなど、公共事業やスポーツ活動、福祉
活動等、幅広い地域貢献活動を実施・支援しております。
1,000
これら地域貢献活動の状況を含め、中小企業金融の再生に
向けた取組み状況、地域への信用供与の状況等について、今
後もディスクロージャー誌、ホームページ等を通じて分りや
すい情報開示を充実してまいります。
投資信託残高
(億円)
合計1,377
1,200
MMF 株式投信
合計1,593
合計1,020
1,578
800
1,358
600
998
400
200
0
22
18
14
平成17年9月末
平成18年3月末
平成18年9月末
業 績
■預 金・預り資産
■貸 出 金
当中間期末の預金残高については、平成18年3月末比
150億円減少し1兆8,550億円となりました。
ゼロ金利政策解除を受けて、8月には短期プライムレート
の引上げを実施しております。
しかしながら個人預金は、「マリーンズ応援団定期」がご好
評をいただいたことが大きく寄与し、平成18年3月末比96
当中間期末の貸出金残高は、既存貸出先への資金ニーズ対
応、新規貸出先増強等に努めた結果、平成18年3月末比
億円の増加となっております。また、投資信託等の預り資産
残高については、お客さまニーズの高いリスク限定型ファン
ド(条件付元本確保型)の当行専用ファンドの設定により、
211億円増加し1兆3,752億円となりました。
中小企業向け貸出については、スコアリング商品の取扱開
始など商品、サービスを拡充し、全店を挙げて積極的な営業
平成18年3月末比216億円増加して1,593億円となりまし
活動を展開いたしました。特に平成17年度より新規先増強
に注力し、大きな成果をあげることができました。中小企業
向け貸出残高は、平成18年3月末比31億円増加し7,625
た。
総預金残高
(億円)
20,000
19,000
18,979
18,700
18,550
17,000
ました。住宅ロ−ンについては、引続き建築会社との連携強
化、ローンプラザ運営体制の見直しなど販売体制強化による
獲得顧客層の拡大に努めましたが、当中間期末の住宅ローン
残高は4,070億円と平成18年3月末比6億円の増加に留ま
0
りました。また、消費者ローンについては、主要商品(マイ
カー・リフォーム・教育)に新たな金利優遇制度を導入する
18,000
平成17年9月末
平成18年3月末
※預金残高には譲渡性預金を含めております。
5
億円となりました。
また、住宅ロ−ン・消費者ロ−ンなどの個人ロ−ンを個人
取引の基盤拡充の中心として位置付け、積極的に増強を図り
Chiba Kogyo Bank
平成18年9月末
とともに、コールセンターを担い手の核としてカードローン
「一心」、フリーローン「太助」を積極的に販売いたしました。
総貸出金残高
(億円)
15,000
13,368
13,540
13,752
期比3億34百万円減少し、70億72百万円となりました。
当中間期の不良債権処理額は、前中間期比12億97百万円減
少し、28億3百万円となっております。
12,000
*コア業務純益:業務純益から一般貸倒引当金繰入額、国債等債券関係
9,000
損益を除いて算出
これらにより臨時損益は、前中間期比7億23百万円増加し、
経常利益は、前中間期比4億25百万円増加の44億33百万
6,000
3,000
円となりました。特別損益は、10億26百万円(前中間期比
0
平成17年9月末
平成18年3月末
平成18年9月末
住宅ローン残高
(億円)
4,004
4,000
4,063
8億84百万円減少)となりました。
この他、法人税等調整額が6億16百万円(取崩)となっ
たことなどから、当中間純利益は、前中間期比1億50百万
円減少の48億10百万円となりました。
4,070
コア業務純益
(百万円)
15,000
3,800
10,424
10,000
7,407
7,072
平成17年中間期
平成18年中間期
3,600
5,000
0
平成17年9月末
平成18年3月末
平成18年9月末
■有価証券
0
金利上昇に備えるため、固定債の購入を控え、リスク分散
を図る意味合いから、その他有価証券を増加させました。そ
(百万円)
の結果、当中間期末の有価証券残高は、平成18年3月末比
4億円増加し、4,648億円となりました。
5,000
4,000
収 益
3,000
ゼロ金利政策解除後、段階的に預金金利の引上げを実施し
ております。当中間期の業績については、金利上昇局面にお
2,000
ける預金利息の増加(前中間期比2億68百万円)等により
業務純益は、前中間期比2億97百万円減少し、74億45百
万円となりました。コア業務純益(*)についても、前中間
平成16年中間期
経常利益・中間純利益
4,007
4,961
経常利益
中間純利益
4,810
4,433
2,434 2,483
1,000
0
平成16年中間期
平成17年中間期
平成18年中間期
Chiba Kogyo Bank
6
経営指標
格付けの取得
銀行経営の健全性をみるうえで大切な指標である自己資本
比率は、当中間期末においても国内基準の4%を大きく上回
中立的な第三者による評価を取得することで、投資家やお
取引先の皆さまに当行の財務内容の健全性や収益性について
る9.79%となっております。
また、経営の効率性を示す経営指標である修正OHR(*)
は、地銀共同センター移行後当行に残存しているシステムの
り長期優先債務(*)に対する格付け「BBB(トリプルBフ
ラット)」を取得いたしました。
安全対策(千葉ニュータウンセンターへの移設)等による物
*長期優先債務とは、債務者の債務全体を包括的に捉え、その債務履行
件費の増加や戦略的営業人員の配置等による人件費の増加等
により、前中間期比1.54ポイント上昇し62.88%となりま
した。また、収益性の高さを示すROA(*)もコア業務純
益が減少したことから前中間期比0.04ポイント低下の0.71
%となりました。
*修正OHR(経費対修正業務粗利益率=経費÷業務粗利益(除く国債
等債券売買損益)×100)
一定の業務粗利益を得るために、どの程度経費がかかっているかを表
わす指標で、値が小さいほど経営の「効率」の高さを示しています。
*ROA《コア業務純益ベース》(総資産利益率=コア業務純益÷総資
産期中平残(除く支払承諾見返)×100) 投下された総資産が利益(コア業務純益)を得るために、どの程度効
率的に利用されているかを表わす指標で、値が大きいほど経営の「収
益性」の高さを示しています。
9.38
9.61
9.67
9.79
9
0
7
平成17年3月末 平成17年9月末 平成18年3月末 平成18年9月末
Chiba Kogyo Bank
利益配分に関する基本方針
当行は、銀行業としての公共性に鑑み、健全経営を確保す
るため内部留保の充実を図るとともに、安定的な配当に努め
ていくことを基本方針としております。
優先株式の配当
当中間期の優先株式の配当につきましては、5月に公表の
通り、本年度末決算において一括配当とさせていただく予定
であります。
当中間期の普通株式の配当につきましては、見送らせてい
ただくことといたしました。
11
10
能力を評価したものです。
(格付けの公表:平成18年10月6日)
普通株式の配当
自己資本比率
(%)
ご理解いただくため、株式会社日本格付研究所(JCR)よ
普通株式の株主の皆さまには永年にわたりご迷惑をお掛け
しておりますことに対し、深くお詫び申し上げます。何卒ご
理解を賜りますよう切にお願い申し上げます。
2.経営方針と対処すべき課題
平成18年度下期の経営戦略 ∼飛躍期に向けて∼
経営の基本方針は、主要施策の確実な実行を通じて、企業
当行は、来年平成19年度を、今まで培ってきた強い人材
理念である「地域とともに・お客さまのために・親切の心で」
と組織力を活用し当行独自を貫く「新生ちば興銀」がスター
を徹底して実践することで、地域金融機関として地域のお客
トする「飛躍期」と位置付けております。平成18年度下期
さまのお役に立ち、信頼され支持される銀行となることであ
については、次の「飛躍期」へとつなぐ「実力」強化と「体
ります。
制」構築を進めてまいります。重点実施事項として、「恵ま
平成18年度は、「人と組織が真の実力をつける年=離陸期」
れた経済地盤を活かした貸出金の増強」、「提案力・斡旋力
と位置付け、経営資源の「選択と集中」により当行の「強み」
の飛躍的向上と取引先とのリレーション強化」、「お客さま
をさらに強化する一方、改善を要する部分については補完・
本位のCS・当行独自のCSR構築」に取組んでまいります。
強化することで、経営体質・財務体質を更に強化し、「少数
精鋭・高収益で地域に信頼されるコアバンク」を確立し、株
法人戦略施策
主の皆さま、お取引先の皆さま、そして市場や地域社会から
■既存貸出先のボリュームアップ
の信頼、ご期待にお応えしてまいります。
従来からのお取引先の資金ニーズに的確にお応えし、お役
に立つ銀行を目指してまいります。また、平成17年度以降
に新たなお取引を開始した2,300先を超える新規貸出先と
《当行の目指す姿》
少数精鋭・高収益で地域に信頼されるコアバンク
のリレーション強化により、新たな資金ニーズに対する融資
対応を強化し、貸出金ボリュームを増強してまいります。
■新規貸出先の増強
平成18年度上期に約620先のお客さまと新たなお取引を
開始し、地域密着型金融推進計画で掲げた2年間の新規貸出
先数目標2,000先に対して実績は2,300先を超え、計画を
前倒しで達成することができました。今後も貸出先の間口を
【企業理念の実践】
地域とともに
お客さまのために
『親切』の心で
平成19年度【新生ちば興銀】スタート、飛躍期
平成18年度下期【飛躍期へつなぐ実力強化・体制構築】
拡大するために、お客さまニーズへのスピード対応と特定業
種先専担チームによるアプローチを強化し、新規貸出先増強
を推進してまいります。
■ソリューションビジネスの本格展開
お取引先企業のお役に立ち、ビジネスの発展に貢献するた
め、ビジネスマッチング業務提携先を増強すると同時に、セ
ミナー等を積極的に開催しております。また、農林漁業金融
公庫との提携によるアグリビジネスへの取組みに加え、医療・
介護分野において専担チームを中心に提携している医療コン
サルタント・福祉医療機構等と連携を図り、お客さまへのサ
ポートを更に強化してまいります。
Chiba Kogyo Bank
8
個人戦略施策
さな親切運動」を通じた社会奉仕活動等、地域社会の一員と
■住宅ローンの推進
して広くコミュニケーション活動を展開してまいりました。
金利上昇局面の中でお客さまのニーズにお応えするため、
今後も、地域金融機関としてこれまで以上に地域に対する社
引続き「中長期固定金利ローン」を取扱ってまいります。
会的責任を果たすべく、具体的な取組みを積極的に展開して
また、肥沃な県内マーケットの中で、多様化するお客さまの
まいります。
ニーズにお応えするための新商品の導入や自動審査システム
平成18年度上期には、千葉県が推進する「
“社員いきいき!
の運営見直しによるスピード審査実現などにより、新たなお
元気な会社”宣言企業」事業とタイアップした当行の次世代
客さまの拡充に積極的に取組んでまいります。
育成支援対策として、宣言企業の社員を対象として優遇金利
■アパートローンの増強
を適用する「社員いきいき!ホームローン」、
「社員いきいき!
借換えや新築案件の増強に向けて取組んでまいります。
リフォームローン」を発売、以降、教育ローン、トラベルロ
また、現在ご利用いただいているお客さまとのリレーション
ーン、マイカーローンと品揃えを充実してまいりました。
の強化も進めてまいります。
これまでに「
“社員いきいき!元気な会社”
宣言企業」に
“宣
■資産運用商品の増強
言”
した企業は100社(千葉県登録公表ベース)に上りまし
これまでも好調に推移してまいりました投資信託販売につ
た。
いては、スポット型投資信託導入を含めた商品充実とマネー
下期におきましては、次世代育成支援対策第2弾として、
プランナー(*)・マネーコンサルタント(*)の増員等に
千葉県が推進する「女性の再就職支援」事業に当行の有する
より一段と販売力・提案力の強化を図ります。また、投資信
研修ノウハウを提供すべく「子育てお母さん応援講座」を開
託に対する理解度アップに主眼をおいた『資産運用セミナー』
催してまいります。
を各地で開催、今後ともお客さまフォロー体制の充実を図っ
次世代育成支援は当行の独自性を出した地域CSRの取組
ていく所存です。
みであり、今後も千葉県と連携しつつ積極的な施策展開をし
個人年金保険については、8月に生保アドバイザー制度(生
てまいります。
保会社出身の営業担当者)を導入するなど営業力の強化を図
ってまいりました。今後とも店頭でのご案内を強化するとと
リスク管理・コンプライアンス等の守りの確立
もに引続きお客さまのニーズに則したご提案に努めてまいり
■リスク管理の強化
ます。
当行はリスク管理を経営の重要課題として位置付け、管理
*マネープランナー:主に営業店のローカウンターで個人のお客さまの
体制(組織・管理手法等)の強化に努めております。具体的
資産運用ニーズにお応えし、ニーズに沿って資産運用商品をお客さま
には、銀行業務に内在する主要なリスクについて、リスク管
にご提案する窓口担当者
*マネーコンサルタント:訪問活動を通じて個人のお客さまの資産運用
ニーズに沿った資産運用商品をご提案する渉外担当者
理方針、管理規程、リスク管理所管部署を定め、当行全体の
各所管リスクを管理する体制としました。
今後とも、個別のリスク管理はもちろん、統合的なリスク
管理の実効性確保に努めてまいります。
地域CSRの取組み
これまでも各種スポーツ大会への協賛、無料公開講座であ
るコスモスセミナーの開催など、文化・スポーツ活動や「小
9
Chiba Kogyo Bank
なお、当行のリスク管理体制は次の通りです。
開するうえでの判断基準として企業理念を定めております。
取締役会等
リスク管理委員会等
《リスク管理統括部署》
リスク統括部
《リスク管理所管部署》
経営企画部・総合事務部・市場業務室
IT企画室・審査部等
営 業 店
銀行業務に内在する各種リスク
信用リスク・市場リスク・流動性リスク
オペレーショナルリスク
事務リスク・システムリスク・
法務リスク・レピュテーショナルリスク等
■コンプライアンス態勢の拡充
銀行の持つ高い公共性、社会的責任の重さに対する認識の
もと、コンプライアンスについては経営の最重要課題である
この企業理念の実践と併せて企業倫理を確立するために千
葉興業銀行倫理憲章を制定し、銀行の内外に公表するととも
に、役職員全員の行動基準と位置付けております。
○
1
○
2
○
3
○
4
○
5
『千葉興業銀行倫理憲章』
健全な経営と揺ぎない信頼の確立
法令やルールの厳格な遵守
地域の発展への貢献
反社会的勢力との対決
経営情報の公正な開示
この倫理憲章の趣旨を踏まえ、コンプライアンス委員会、
リスク統括部を設置し企業倫理の実践態勢、法令等遵守態勢
を整備するとともに、具体的な執行に係わる企画等について
は、頭取からの権限委譲により副頭取・COOと経営執行委員
会に委ねることで、経営の透明性確保と経営の迅速化等に重
点を置いたガバナンス体制を構築し、ディスクロージャーや
アカウンタビリティー(説明義務)等の充実に努めておりま
す。
■当行のコーポレート・ガバナンス体制
と位置付けております。
株 主 総 会
コンプライアンス委員会を設置して組織横断的な議論を行
うほか、各部室店には、コンプライアンス責任者、コンプラ
イアンス担当者を配置してコンプライアンスの推進を行って
おります。
監査法人
監査役会
取締役会
監査役4名
(うち社外監査役2名)
取締役4名
これまでも、コンプライアンスに係る諸規程の整備・充実、
態勢の整備・強化を図ってまいりましたが、今後とも社会環
境の変化に対応した法令等の制定・改正等について、その趣
旨を十分理解し的確に対応すべく、研修の充実や使用する帳
頭取・CEO
経 営 会 議
票等の改訂等により行内への周知徹底を図るなど、法令等遵
(経営方針・経営計画等)
守態勢の更なる充実を図ってまいります。
コーポレート・ガバナンスについて
■基本的な考え方
当行は、企業活動の価値観の拠り所として、また活動を展
〈執行に関する権限の委譲〉
副頭取・COO
経営執行委員会
(執行企画・支援・フォロー等)
Chiba Kogyo Bank
10
事業再生・中小企業金融の円滑化
■不良債権処理から「再生」「良化」への転換
地域密着型金融推進目標として平成17年度からの2年間
で「経営改善支援取組先411先(平成18年度上期現在)」の
うち20%(82先)の取組先の債務者区分ランクアップを目指
しております。1年半経過時点でのランクアップの実績は
18%(75先)となっております。平成18年度下期は最終目
標の達成に向けて、千葉県中小企業再生支援協議会なども活
用し、引続き経営改善支援に取組んでまいります。
■貸出増強支援・融資業務の生産性向上
融資業務の高度化・効率化に向け、「融資統合管理システ
ム」の導入準備を進めております。これにより、格付・自己
査定のシステム対応、および、稟議の電子回付が実現し、営
業店・本部の融資業務が効率化され、お客さまとの接点強化
に向ける体力が増強できるとともに、信用リスクに関するデ
ータのシステム的な蓄積が可能となります。なお、計画通り
平成19年4月からの本番運用に向け、準備は順調に進んで
おります。また、本部が営業店から個社別の支援方針や個別
案件の相談を受ける機会を設け、営業店の貸出増強や貸出案
件対応力強化を図っております。
強い「人材」と「組織力」の実現を目指して
「新生ちば興銀」への飛躍をより確実なものにすべく、強
い「人材」と「組織力」の実現を目指し、実践力の向上と補
完・補強を必要とする部分への教育強化を図ってまいります。
具体的には、お客さまの高度化・多様化するニーズに的確に
お応えできる提案力の強化に重点を置いた事業金融強化プロ
グラムやマネープランナー研修の充実・強化を図るとともに、
市場金融部や審査部、営業統括部ナレッジセンター(*)と
いった専門性の高い部署でのトレーニー研修を継続的に実施
し、更なる実践力の向上を図ってまいります。
また、長期的展望に立ち、支店長をはじめとした次世代を
担うべき管理者の育成を目的とした教育支援プログラムを構
築してまいります。
11
Chiba Kogyo Bank
*ナレッジセンター:高度な金融知識とノウハウを有する行員によって
構成され、多様化・高度化する顧客ニーズに営業店との連携でお応え
する当行のソリューションビジネス推進部署。
子会社・関連会社の収益等の動向
当行グル−プ全体の財務内容の強化を図るため、各社の
業務拡大とリスク管理の強化を進めるとともに、コスト削減
と業務の効率化を推進し、関連会社各社の自立経営体制を整
備してまいります。また、お客さまのお役に立つ総合金融サ
ービスの提供に一段と注力してまいります。 今後の取組
株主の皆さま、お取引先の皆さま、地域社会から信頼され
る銀行、お役に立つ銀行を目指すとともに、内部留保の一段
の強化を図り、念願であります復配の早期実現に向けて、役
職員一同全力で取組んでまいります。株主の皆さまの引続き
のご支援、ご協力を改めて強くお願い申し上げます。
地域コーナー
【地域のお客さまとのお取引の状況】
○当行の預金の大半は地域のお客さまからお預りしておりま
す。そして、地域のお客さまからお預りした大切な預金の
大半を県内の企業や個人のお客さまへの貸出に向けており
ます。
(注)当行は主要な営業地域を千葉県内としており
ますので、千葉県内の営業店舗の合計計数を「県
内」計数として表示しております。
また、平成18年9月末の県内保証協会保証付貸出金は
986億円となっております。
■預金残高等
■中小企業向け貸出金残高等
総預金残高
うち県内預金
(億円)
25,000
20,000
18,979 18,792
18,700 18,573
18,550 18,431
中小企業向け貸出金残高
うち県内貸出金残高
(億円)
8,000
7,636 7,577
7,594 7,527
7,625 7,539
平成17年9月末
平成18年3月末
平成18年9月末
6,000
15,000
4,000
10,000
2,000
5,000
0
0
平成17年9月末
平成18年3月末
平成18年9月末
※預金残高には譲渡性預金を含めております。
■貸出金残高等
■中小企業向け貸出先数等
総貸出金
うち県内貸出金
(億円)
14,000
13,368 13,283
13,54013,430
13,752
13,601
15,000
14,064
12,000
13,000
中小企業向け貸出先数
うち県内貸出先数
(先)
13,981
13,826 13,737
13,485 13,391
9,000
12,000
6,000
11,000
3,000
0
平成17年9月末
平成18年3月末
平成18年9月末
0
平成17年9月末
平成18年3月末
平成18年9月末
Chiba Kogyo Bank
12
地域コーナー
■業種別貸出金残高
■個人向け貸出金残高等
個人向け貸出金残高
うち県内貸出金残高
(億円)
5,000
4,000
3,851 3,841
3,945 3,932
3,947 3,933
○当行は、県内それぞれの業種において、資金供給者として
重要な役割を担っています。
(単位:先、億円)
平成18年9月末
3,000
1,000
0
平成17年9月末
平成18年9月末
平成18年3月末
■個人向け貸出先数等
※個人向け貸出先数には、バンクカード先数を除いております。
個人向け貸出先数
うち県内貸出先数
(先)
70,000
60,000
貸出金残高
1,335
1,082
1,316
1,060
農業
588
138
588
138
林業
3
0
3
0
漁業
42
5
42
5
鉱業
7
3
7
3
2,736
922
2,732
915
電気・ガス・熱供給・水道業
69
124
68
124
情報通信業
68
50
59
50
403
313
401
312
2,630
1,916
2,593
1,887
96
755
94
750
不動産業
1,473
2,133
1,461
2,089
各種サービス業
4,218
2,056
4,199
2,026
25
253
25
253
製造業
2,000
57,149 56,890
58,201 57,931
58,767 58,510
50,000
うち県内向け
貸出先数
建設業
運輸業
卸売・小売業
金融・保険業
貸出先数
貸出金残高
40,000
地方公共団体
30,000
その他
58,767
3,995
58,510
3,982
20,000
合 計
72,460
13,752
72,098
13,601
10,000
0
平成17年9月末
平成18年3月末
平成18年9月末
■給与振込・年金振込の口座数
○給与振込や年金振込などについても、たくさんのお客さま
のご利用をいただいております。
(先)
給与振込先数 年金振込先数
200,000
160,000
120,000
161,970
161,754
162,812
89,082
89,245
91,020
1,600
1,200
Chiba Kogyo Bank
平成18年9月末
1,018
800
600
0
平成18年3月末
1,589
1,374
1,400
200
平成17年9月末
国債 投資信託
外貨預金 年金保険
(億円)
400
40,000
13
○平成18年9月末の預り資産の大半が県内での預り資産です。
1,000
80,000
0
■県内の預り資産残高
265
42
150
平成17年9月末
337
293
34
173
平成18年3月末
34
189
平成18年9月末
お客さまへの大切なお知らせ
本人確認書類の提示が必要な取引について
平成19年1月4日以降、マネー・ローンダリング、テロ資金供与防止のため、従来の本人確認書類の提示が必要
なお取引に加え、新たに10万円を超える現金のお振込みなどを行う際に、本人確認書類の提示が必要となります。
●本人確認書類の提示が必要な場合
※これら以外のお取引でも、本人確認法に基づき本人確認をさせていただくことが
ございますので、ご協力をお願いいたします。
現 行
・預金口座開設時
・貸金庫、保護預りなどの申込時
・200万円を超える大口現金取引
・金銭の貸借
・有価証券の売買
・保険契約 など
平成19年1月4日以降
左記事項に加え10万円を超える現金の
・お振込み
・入学金、授業料の払込み
・公共料金のお支払い
・商品購入代金の払込み などを新たに追加
平成19年1月4日より、10万円を超えるお振込みは、次のようなお取扱いになります。
●現金でお振り込みを行う場合
窓口にて本人確認書類を提示のうえ、お振込みください。
ATMでは10万円を超える現金のお振込みができません。
●預金口座を通じてお振り込みを行う場合
窓口・ATM・インターネットバンキングのいずれにおいても、従来と同様のやり方でお振込みいただけます。
※ただし、口座開設時に本人確認手続きが済んでいない場合には、本人確認書類の提示がないとお振込みができ
ないことがあります。
●提示が必要な本人確認書類
個人のお客さま
・運転免許証 ・母子健康手帳
・健康保険証 ・身体障害者手帳
・国民年金手帳 ・外国人登録証明書
・旅券(パスポート) など
※代理人によるお取引の場合には、ご本人と代理人、両方の本人確認
書類をご提示願います。
法人のお客さま
・登記事項証明書(登記簿謄本・抄本を含む)
・印鑑登録証明書 など
※法人のお客さまの場合は、上記の書類のほか、併せて来店された方
の本人確認書類をご提示願います。
※本人確認書類に記載されている名前や住所が、現在のものと異なる場合、お取引ができないことがありますのでご注意ください。
※本人確認書類のうち、有効期限の定めのあるものについては有効期限内のもの、有効期限の定めのないものについては提示もしくは送付を受けた日前
6か月以内に作成・発行されたもの、または確認日現在で有効なものに限られます。
詳しくは、当行本支店窓口へお問い合わせください。
または、金融庁ホームページ(http://www.fsa.go.jp/policy/honninkakunin/)をご覧ください。
Chiba Kogyo Bank
18
地域経済・地域社会への貢献∼CSRの取組み∼
お客さまの大切なご資産をお守りするために
偽造・盗難キャッシュカードによる犯罪被害に対する当行の取組み
●ご利用限度額の引き下げ
●類推されやすい暗証番号の使用禁止
平成17年12月1日(木)より1日あたりのATMでのご利用限度額の一
律引き下げを実施し、被害拡大を防止しています。
お取引
ご利用限度額
例
当行ATMでのお引出し
他行ATMでのお引出し
他行ATMでのお振込み
① 4桁の数字が同一 0000・1111
1日あたりの合計 200万円
デビットカードのご利用
当行ATMでのお振込み
1日あたりの合計 500万円
当行ATMでのお振替
1日あたりの合計 1,
000万円
※他行ATMでの「お引出し」
「お振込」
・
「デビットカードのご利用」のご利用限度
額は、
1日あたり合計200万円となります。
「1日あたりの総利用限度額」
・
「月間累計利用限度額」
・
「取引種類(お
引出し・お振込・お振替)ごとの1日あたりの利用限度額」についての手
続きがお客さまの任意で変更できます。
窓口・ATMでのお取扱いについては以下のとおりです。
ATM操作 窓口受付
各口座ごと
1日あたりの総利用限度額設定(増額・取消)
×
○
各口座ごと
1日あたりの総利用限度額設定(減額)
○
○
各口座ごと
月間累計利用限度額設定(増額・取消)
×
○
各口座ごと
月間累計利用限度額設定(減額)
○
○
取引種類(お引出し・お振込・お振替)ごと
1日あたりの利用限度額設定(増額・減額・取消)
×
○
※上記の対象預金は普通預金(決済用預金)
・貯蓄預金・当座預金となります。
※増額の設定は、
通常限度額(お引出し200万円・お振込500万円・お振替1,
000万円・
総利用限度額1,
700万円)までの範囲内でのお取扱いとなります。
●「盗難、偽変造カード被害に対する補償」について
「偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械式預貯
金払戻し等からの預貯金者の保護等に関する法律」の趣旨に則り、真
摯に対応しております。
具体的には「キャッシュカード規定・ローンカード規定」を改定し、平成
17年12月1日以降に発生した盗難、偽変造カードの不正使用による
被害について本規定に沿って対応しております。
Chiba Kogyo Bank
② 4桁の数字が連続 1234・5432・8901
③ お届けの生年月日 お届けの生年月日が昭和15年6月9日の場合
に関する番号
1569
(年(和暦)+月+日)
・1506
(年(和歴)+月)
・
1509
(年(和暦)+日)
・0609
(月+日)
④ お届けの電話番号
の下4桁
●ご利用限度額の任意変更
19
平成17年10月17日(月)から新たに暗証届出をするカードについて以
下の番号の使用を禁止しています。
※すでに上記の番号を使用している場合は継続してご使用いただけますが、類推
されやすい暗証番号のため、暗証番号の変更をおすすめいたします。
●口座単位の他行ATMの利用停止設定
お客さまのご要望に応じて、他行ATMでの利用制限を行い、不正払出
を防止します。
対象預金は、普通預金(決済用預金)
・貯蓄預金となります。
●ATMの暗証番号変更
ATMで暗証番号の変更ができます。
ATMが稼動している時間帯であれば、いつでも手数料無料でお手続
きいただけます。
●カード・通帳等の盗難・紛失時における喪失届の24時間受付
カード・通帳等の盗難・紛失届の受付を「ATMサービスセンター」にて
24時間365日受付できます。
ATMサービスセンター 03−5617−6783
(平日8
:
40∼17
:
00はお取引店にご連絡願います。)
●ATM不審取引の「モニタリング」
キャッシュカードによる異常な取引を抽出し、
お客さまへ連絡または通
知することにより不正払出の防止ならびに早期発見による被害額の拡
大を防止します。
●その他
● ATM覗き見防止用後方確認ミラー設置
● ATM操作画面への「遮光フィルム」装着
● 生体認証機能付きICカードの導入(平成19年2月導入)
役 員
株式の状況
(平成18年11月30日現在)
(平成18年9月30日現在)
取締役頭取・CEO
池
澤
秀
夫
取締役副頭取・COO
佐久間 信 一
常務取締役・常務執行役員
毎
床
一
成
常務取締役・常務執行役員
大
石
誠
一
常 勤 監 査 役
前
嶋
薫
常 勤 監 査 役
野
口
正
之
監
査
役
小船井 正 浩
監
査
役
端
崎
真
一
(注)監査役小船井正浩および監査役端崎真一の両氏は、社外監査役で
あります。
1. 株 式 数
株式の種類
普
通
株
発行する株式の総数
発行済株式の総数
式
138,750千株
50,722千株
第一種優先株式
1,250千株
1,250千株
第二種優先株式
5,000千株
5,000千株
第三種優先株式
35,000千株
17,150千株
2. 平成18年9月30日現在の株主数
普
通
株
式
14,978名
第一回第一種優先株式
2名
第二回第二種優先株式
2名
第三回第三種優先株式
1名
3. 大 株 主
株式の種類
氏名又は名称
所有株式数
発行済株式総数に
対 す る
所有株式数の割合
普 通 株 式 株式会社みずほコーポレート銀行
4,791千株
9.44%
株式会社みずほ銀行
4,791千株
9.44%
株式会社損害保険ジャパン
2,308千株
4.55%
明治安田生命保険相互会社
2,158千株
4.25%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
1,561千株
3.07%
坂本飼料株式会社
959千株
1.89%
みずほ信託銀行株式会社
926千株
1.82%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
915千株
1.80%
バンクオブ ニューヨーク ジーシーエム
クライアント アカウンツ イーアイエスジー
901千株
1.77%
東京海上日動火災保険株式会社
692千株
1.36%
第一回第一種 株式会社みずほコーポレート銀行
625千株
50.00%
優 先 株 式 株式会社みずほ銀行
625千株
50.00%
第二回第二種 株式会社みずほコーポレート銀行
2,500千株
50.00%
優 先 株 式 株式会社みずほ銀行
2,500千株
50.00%
株式会社整理回収機構 17,150千株
100.00%
第三回第三種
優先株式
注 1. 株式数は千株未満を切り捨てて表示しております。
2. 割合は小数点第3位以下を切り捨てて表示しております。
Chiba Kogyo Bank
20
平成18年4月 1 日から
第85期中
(
)
平成18年9月30日まで 中間損益計算書 (単位:百万円)
第85期中(平成18年9月30日現在)
中間貸借対照表 (単位:百万円)
科 目
(資産の部)
現金預け金
コールローン
買入金銭債権
商品有価証券
有 価 証 券
貸
出
金
外 国 為 替
その他資産
有形固定資産
無形固定資産
繰延税金資産
支払承諾見返
貸倒引当金
資産の部合計
金 額
科 目
49,496
45,000
15,628
1,219
464,871
1,375,265
1,901
12,743
18,141
1,754
24,894
48,918
△14,567
2,045,267
金 額
科 目
(負債の部)
預
金
譲渡性預金
借
用
金
外 国 為 替
その他負債
退職給付引当金
支 払 承 諾
1,850,002
5,000
14,300
22
7,780
4,177
48,918
負債の部合計
1,930,200
(純資産の部)
資
本
金
資本剰余金
資本準備金
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金
自 己 株 式
株主資本合計
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
評価・換算差額等合計
57,941
32,792
△26
110,546
4,520
0
4,520
純資産の部合計
115,067
負債及び純資産の部合計
2,045,267
金 額
経
常 収 益
資 金 運 用 収 益
(うち 貸 出 金 利 息 )
(うち有価証券利息配当金)
役務取引等収益
その他業務収益
その他経常収益
経 常 費 用
資 金 調 達 費 用
(う ち 預 金 利 息 )
役務取引等費用
その他業務費用
営
業
経
費
その他経常費用
経 常 利 益
特 別 利 益
特 別 損 失
税引前中間純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
中 間 純 利 益
32,792
19,838
1,588
18,250
18,250
21,971
17,225
( 13,542 )
( 3,357 )
4,080
274
391
17,537
897
( 655 )
1,641
24
12,221
2,752
4,433
1,171
144
5,460
33
616
4,810
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
第85期中 中間株主資本等変動計算書
(
)
平成18年9月30日まで 平成18年4月 1 日から
株主資本
資本剰余金
資本金 資 本
準備金
直前事業年度末残高
中間会計期間中の変動額
剰 余 金 の 配 当
中 間 純 利 益
自 己 株 式 の 取 得
株主資本以外の項目の中間
会計期間中の変動額(純額)
中間会計期間中の変動額合計
中間会計期間末残高
57,941
ー
57,941
32,792
ー
32,792
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
21
Chiba Kogyo Bank
利益剰余金
資 本
利 益
剰余金
合 計 準備金
32,792
ー
32,792
1,304
そ の 他
利益剰余金
繰 越
利益剰余金
その他有 繰 延 評価・換 純資産
利 益 自 己 株主資本 価証券評 ヘッジ 算差額等 合 計
剰余金 株 式 合 計 価差額金 損 益 合 計
合 計
16,446
△21 107,160
284 △1,703 △1,419
4,810
4,810
△1,419
4,810
△4
△4
284
1,588
15,142
3,107
18,250
(単位:百万円)
評価・換算差額等
3,391
19,838
△4
3,386
△26 110,546
4,793
ー
4,793 111,953
△1,419
4,810
△4
△273
0
△273
△273
4,520
0
0
△273
3,113
4,520 115,067
△273
平成18年4月 1 日から
第85期中
(
)
平成18年9月30日まで 中間連結損益計算書 (単位:百万円)
第85期中(平成18年9月30日現在)
中間連結貸借対照表 (単位:百万円)
科 目
(資産の部)
現金預け金
コールローン及び買入手形
買入金銭債権
商品有価証券
有 価 証 券
貸
出
金
外 国 為 替
その他資産
有形固定資産
無形固定資産
繰延税金資産
支払承諾見返
貸倒引当金
資産の部合計
金 額
49,512
45,000
15,628
1,219
464,567
1,371,234
1,901
19,520
30,001
2,720
24,925
85,178
△18,953
2,092,456
科 目
金 額
(負債の部)
預
金
譲渡性預金
借
用
金
外 国 為 替
その他負債
退職給付引当金
繰延税金負債
支 払 承 諾
1,844,122
5,000
20,446
22
15,884
4,251
29
85,178
負債の部合計
1,974,936
(純資産の部)
資
本
金
資本剰余金
利益剰余金
自 己 株 式
株主資本合計
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
評価・換算差額等合計
少数株主持分
57,941
32,792
21,436
△26
112,145
4,533
0
4,533
841
純資産の部合計
117,519
負債及び純資産の部合計
2,092,456
科 目
金 額
経
常 収 益
資 金 運 用 収 益
(うち 貸 出 金 利 息 )
(うち有価証券利息配当金)
役務取引等収益
その他業務収益
その他経常収益
経 常 費 用
資 金 調 達 費 用
(う ち 預 金 利 息 )
役務取引等費用
その他業務費用
営
業
経
費
その他経常費用
経 常 利 益
特 別 利 益
特 別 損 失
税金等調整前中間純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
少 数 株 主 利 益
中 間 純 利 益
25,639
17,297
( 13,560
)
( 3,358
)
4,512
274
3,554
20,828
1,011
( 654
)
1,151
24
12,285
6,354
4,810
1,179
144
5,845
111
623
116
4,994
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
第85期中 中間連結株主資本等変動計算書
(
)
平成18年9月30日まで 平成18年4月 1 日から
株主資本
資本金
直前連結会計年度末残高
中間連結会計期間中の変動額
剰 余 金 の 配 当
中 間 純 利 益
自 己 株 式 の 取 得
資 本
剰余金
57,941
32,792
利 益
剰余金
評価・換算差額等
その他有
自 己 株主資本 価証券評
株 式 合 計 価差額金
17,861
△21 108,575
△1,419
4,994
△1,419
4,994
△4
△4
株主資本以外の項目の中間連結
会計期間中の変動額(純額)
中間連結会計期間中の変動額合計
中間連結会計期間末残高
ー
57,941
ー
32,792
3,574
21,436
(単位:百万円)
△4
3,569
△26 112,145
4,814
繰 延
ヘッジ
損 益
ー
評価・換 少数株主
算差額等 持 分
合 計
4,814
純資産
合 計
838 114,228
△1,419
4,994
△4
△281
0
△281
△281
4,533
0
0
△281
4,533
3
△278
3
3,291
841 117,519
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
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