平成23年度家庭・事業者向けエコリース促進事業

平成23年度家庭・事業者向けエコリース促進事業
補助金申請の手引き'Q&A編(
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■家庭・事業者向けエコリース促進事業 補助金申請の手引き 'Q&A編(
No.
項目
ご質問内容
ご回答
1 対象リース契約 所有権移転外リースの定義について。
・本事業の所有権移転外リース取引に該当する取引は、法人税法施行令第48条の2
第5項第5号の定めによるものとする。
・具体的には次のいずれかに該当するもの以外のものをいう。
①譲渡条件付リース取引:
リース期間終了時またはリース期間中途において、当該リース資産が無償または名目
的な対価の額でリース先に譲渡されるものであること
②割安購入選択権付リース取引:
リース先に対し、リース期間終了時またはリース期間中途において、当該リース資産を
著しく有利な価額で買い取る権利が与えられているものであること
③専属使用資産のリース取引または識別困難な資産のリース取引:
リース資産の種類、用途、設置の状況等に照らし、当該リース資産が、その使用可能
期間中、リース先によってのみ使用されると見込まれるものであること'専属使用資
産(、または当該リース資産の識別が困難であると認められるものであること
④リース期間が耐用年数に比して相当短いリース取引:
リース期間が当該リース資産の財務省令で定める耐用年数に比して相当短いもの
'リース先の法人税の負担を著しく軽減することになると認められるものに限る。(であ
ること
2 対象リース契約 名目的な再リース料での再リースが予定されているリースの取り扱いについて。
本事業では所有権移転リース取引に該当する'補助対象外(。なお、基本リース期間
に係る月額リース料の12分の1程度以上の月再リース料であれば、無償と変わらな
い名目的な再リース料には該当しないものと考えられる。
3 対象リース契約 ディフィーザンス'債務引き受け(が組み込まれたリースの取扱いについて。
本事業では所有権移転リース取引に該当する。
'法人税法基本通達7-6の2-1'2(より、所有権移転外リースに該当しないリース取引
に準ずるものに該当する。(
4 対象リース契約 取得価額の定義について。
次の各金額の合計額とする。
①低炭素設備の購入価額'引取運賃、荷役費、運送保険料、購入手数料又は関税そ
の他低炭素設備の購入のために要した費用がある場合には、それらの費用を加えた
額(。
②低炭素設備を事業の用に供するために直接要した据付費等の費用'ただし、①の金
額を限度とする(。
5 対象リース契約 取得価額には、対象機器に係る据付費用等も含まれるか。
・対象機器の当初導入において必要と認められる据付費用等については、通常リース
事業者のご判断によりリース契約に含まれる範囲内において補助の対象となる。
・ただし、据付費用の金額は対象機器の購入価格'引取運賃、購入手数料等の購入に
要した費用を含む(を上限とし、「据付費用」>「対象機器」の購入価格となるリース契
約は、助成対象外とする'リース契約の一部についての補助も行わない(。
・メンテナンス費用、レベルアップ等による解約金等については、補助対象外とする'メ
ンテナンス付リースの場合は、メンテナンス費用を明示したうえ、メンテナンス費用を除
いた部分のみを補助対象とする(。
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ご回答
6 対象リース契約 リース契約の対価に含まれる手数料とはどのようなものか。
・与信行為に伴う調査費用等。基本的には調達コストを含め借入でいうところの利息相
当部分に含まれるもの。
・メンテナンス費用、レベルアップ等による解約金等は含まれない。
7 対象リース契約 残存価額設定リースは補助対象となるか。
補助対象となる。ただし、補助金額はリース契約書に記載されるリース料支払総額の
3%である。
8 対象リース契約 残存価格について第3者保証を締結しているリースは補助対象となるか。
通常の残価設定型リースの取扱いと同じ。
9 対象リース契約 リース料総額の3%の補助金とあるが、再リース料は含まれるか。
再リース料は含まれない。当初リース期間の支払リース料のみが補助対象。
10 対象リース契約 リース料総額の3%の補助金とあるが、消費税分は含まれるか。
消費税は含まれない。
・メンテナンス費用は補助対象外であることから、設備費用とメンテナンス費用の切り
分けが出来ないケースは補助対象外。
メーカーとの共同商品等で設備費用とメンテナンス費用の切り分けがされていないメン
11 対象リース契約
・なお、メンテナンス費用を物件価格の何%と規定しているようなメンテンナンス付リー
テナンス付リースの取り扱いについて。
スでは、補助金申請時に物件価格のエビデンス資料も合わせて提出することで、切り
分けた金額を明示することが可能であれば、補助対象とする。
12 対象リース契約
・オフセット部分'排出権部分(は補助対象外。
導入機器が排出するCo2をオフセットするリース契約'カーボンオフセットリース(の取
・リース料とオフセット部分'排出権部分(を切り分けた金額が明示が出来る場合のみ
り扱いについて。
補助対象とする。
13 対象リース契約
導入機器によって削減されるCo2排出権を指定リース事業者が購入するリース契約
'カーボントレードリース(の取り扱いについて。
・カーボントレード部分に係る費用は補助対象外。
・リース料とカーボントレード部分を切り分けた金額が明示が出来る場合のみ補助対
象とする。
・3ヶ月分の前払いリース料までは、均等分割払いの要件を満たすものとする。
・第1回リース料の支払いまでの据置期間は、使用開始日から3ヶ月以内とする。
14 対象リース契約 前払いリース料があった場合、及び据置期間の取扱いについて。
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地方自治体によるリースに係る補助金は併用可能か。
・地方自治体の独自財源による補助金制度であれば併用は可能。
15 対象リース契約 また、併用可能な場合、補助金を計算する際に、地方自治体の補助金は補助金算定
・この場合補助金算定の基準額から控除する必要はない。
の基準額から控除する必要があるか。
16 対象リース契約 国内クレジット制度やJ-VER制度における認証費用の助成との併用は可能か。
17 対象リース契約
これらの認証費用への助成とは併用可能。
対象機器と対象外機器の両方を含むリース契約では、1契約当たりのリース契約の上 対象機器と対象外機器の両方を含むリース契約では、対象機器分のみの合計額で上
限額2億円、下限額3百万円は対象機器のみの合計額でよいのか。
限額2億円、下限額3百万円の基準を満たす必要がある。
・以下の3つの条件を全て満たしている場合に限り補助対象とする。
①関係会社'最終使用者(は、リース先との間に出資又は人的関係があること。具体
的には、議決権の過半数を所有している又はリースを受けた会社等の役員・使用人が
リース先が導入機器の最終使用者として、関係会社に賃借等で使用させる場合のリー 代表権を有することをいう。
18 対象リース契約
スの取り扱いについて。
②リース先と関係会社'最終使用者(の両者が補助対象となるリース先の要件を満た
していること
③指定リース事業者が対象機器の設置場所を把握していること'日本国内に限定(
・助成対象は指定リース事業者とリース先との間のリース契約となる。
販売代理店と家庭'個人(との間は関係会社の要件を満たさないことから、補助対象
リース会社が低炭素機器の販売代理店にリースを行ったうえで、その販売代理店が家 外。
19 対象リース契約 庭'個人(にリースをするようなケースは助成対象となるか'販売代理店は指定リース ※関係会社とは、リース先との間に出資又は人的関係があること。具体的には、議決
事業者となっていない(。
権の過半数を所有している又はリースを受けた会社等の役員・使用人が代表権を有
することをいう。
20 対象リース契約 リース事業者による協調リースは補助対象となるか。
協調リースについては、補助対象外とする。
リース
事業者等
購入
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メーカー等
リース契約
補助対象外
指定リース
事業者
リース契約
補助対象
リース先
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ご質問内容
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リース事業者間の転リースについては、対象機器の使用者とのリース契約のみを補助
対象とするため、使用者と直接リース契約を締結したリース事業者のみが補助金交付
を受けられる。
※リース事業者間のリース契約は補助対象外。
リース
事業者等
21 対象リース契約 リース事業者による転リースは補助対象となるか。
購入
リース契約
指定リース
事業者
補助対象外
リース契約
リース先
補助対象
メーカー等
22 対象リース契約 割賦契約は補助対象となるか。
ならない。補助対象はリースに限定。
23
対象リース先
中小企業、中堅企業の定義について。
・中小企業、中堅企業の区分の基準は資本金基準とする。
・中小企業は資本金3億円以下の企業。中堅企業は資本金10億円未満の企業とす
る。
※中小企業はリース信用保険制度の基準と同一。中堅企業は、日銀の短観の資本金
基準を参考に決定。
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対象リース先
医療法人、学校法人、出資組合法人(マンション管理組合等(は対象リース先となる
か。
・資本金の定義がないこれらの団体をリース先とするものについては補助対象外。
・なお、これら団体の代表者名義でリース契約を締結したうえ、これら団体に賃借等で
使用させるようなケースは、設備の最終利用者が本事業のリース先の要件を満たして
いないことから補助対象外。
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対象リース先
ESCO事業者は対象リース先となるか。
「リース契約を締結するESCO事業者」及び「パフォーマンス契約を締結する顧客」の両
者が補助対象となるリース先の要件を満たす場合にはリース先の対象とする。
リース先の対象業種は限定されていますか。
以下の業種は補助対象外とする。
・風俗営業の許可を得ている飲食業
・性風俗関連特殊営業
・遊技娯楽業のうち風俗関連事業
・競輪、競馬の関連業種。パチンコホール、スロットマシン場、競輪・競馬予想業 他
その他、判断に迷う際には協議会まで連絡すること。
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対象リース先
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ご質問内容
ご回答
・独立行政法人、地方公営企業、地方公社、地方独立行政法人が該当。
・また、政府機関、地方公共団体、上記団体が出資する法人からの出資割合が単独ま
たは合計で50%を越える法人も該当。
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対象リース先
政府機関、地方公共団体に準ずる機関とはどのような機関か。
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対象機器
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補助金申請
補助金を受理した際の消費税の取扱いについて。
補助金によるリース先のリース料低減の方法は、各リース先により異なる。各社それ
ぞれ契約書への記載方法により処理方法も異なることから、各リース会社が処理方法
に応じて税制については個別に確認すること。
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補助金申請
交付された補助金をリース先に一括で支払う時の支払手数料の負担者について。
指定リース事業者とリース先のどちらが負担するかは任意。
リース契約日前に設置に向けた機器の導入工事が開始されている場合も補助対象と 工事の開始時期に関わらず、リース契約日より前に補助金の申込みを行い、補助金
なるか。
申込受理通知書を受理する必要がある。
31 補助金返還義務 補助金返還義務における目的外使用とは具体的にどのような事象か。
補助金適正化法に基づき、個別の事象ごとに判断を行う。
32 補助金返還義務 どのような場合に一部返還があり得るのか。
・補助金適正化法に基づき、交付された補助金の全部または一部の返還請求が行わ
れる場合がある。
・例えば、リースの未経過期間部分についてのみ目的を達成できていないものと判断
された場合には、当該期間に相当する補助金返還義務が生じうる。
33 補助金返還義務 補助金返還義務の期間には再リース期間も含まれるのか。
再リース期間は含まない。補助金返還義務があるのは当初リース期間のみ。
34
・補助対象となるリース契約の要件を満たさなくなる条件変更を実施した場合は、協議
会まで支払い条件の変更内容について速やかに報告すること。
・変更により対象リース契約の条件を満たさなくなる場合には、補助金の返還義務が
生じることがある。
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その他
リース契約以降にリース先との支払い条件を変更した場合の対応について。
その他
・譲渡及び信託は不可。
・補助金を受け取っている指定リース事業者が債権者でなくなるため、補助金返還義
エコリース促進事業の補助を受けたリース契約のリース債権の譲渡や信託は可能か。
務が生じることから、仮に債権譲渡や信託を実施した場合には、速やかに協議会まで
報告すること。
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ご質問内容
ご回答
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その他
リース契約期間満了後の取扱いについて教えてください。
・本事業はリース期間の終了をもって補助の目的を達成したこととなる。
・なお、補助対象となるリース期間は当初リース期間であり、再リース期間は含まな
い。
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その他
エコリース促進事業は24年度以降も継続される事業か。
本事業は23年度予算の単年度事業であるが、2020年25%削減という目標の達成
に向けて一定の目途が立つことを目指しつつ、当面の間継続する予定。
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