APAアワード2016 第七回「全国学校図工・美術写真公募展」 展覧会

2016 May
no.155
APAアワード 2016
第七回「全国学校図工・美術写真公募展」
展覧会&表彰式 開催報告
Test Reviews
The Professional 大森 直
「美術授業にカメラ」レポート
公益社団法人日本広告写真家協会
第 5 回定時総会
日時:平成 28 年 6月4日(土)
受付 13:00 ~ 14:00
総会 14:00 ~ 17:00
懇親会 18:00 ~ 20:00
今後の APA の方針と活動の活性化等について話し合い、会員の皆様が一層の親睦を図る年に一度の
定期総会です。
ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせの上ご出席いただきますようご案内申し上げます。
尚、総会資料につきましては 5 月中旬に発送する予定です。
■総会会場
■懇親会会場
スペース FS 汐留
東京都港区東新橋 1-1-16 汐留 FS ビル 3F
銀座クラシックホール
東京都中央区銀座 7-9-20 銀座ライオン
ビル 6F
都営浅草線・ゆりかもめ線・銀座線・JR「新橋駅」
徒歩 1 分
COVER DATA
フォトグラファー:MITCH IKEDA APA 正会員
まだ大学生で写真家を志して勉強をしてい
た 20 代の 俺は、子 供と動 物の写 真は絶
対に撮らない !と決めていた。なぜなら、も
とから可愛く素敵な被写体だから反則だと
思っていた。それから時は流れ、今は子供
の写真を5 年間も撮り続けている。いつも
時 代は動き続ける、自分 の中でも外でも
………。Children Create The Future. Big
Love xxxx
広告主:Hysteric Mini (ヒステリック ミニ)
02
フォトグラファー:竹内陽子 APA 正会員
2015 年 ポーラ化 粧 品カレンダーの 表 紙 写 真です。
「花」とは切っても切れない関係の「水」。
水をまとった花々の「花学反応」をテーマに自ら花を
セレクトし色々な水の表 情を撮 影しました。撮 影現
場では、花と水の表 情の作り込みをディレクターと
模索しながら様々な方法で撮影することを試み、光
と水の動きを使って立体感をだし、透明感のある強
く美しい写真となりました。12 ヶ月それぞれの花の
花学反応を楽しんでいただけたら嬉しいです。
広告主:㈱ポーラ・オルビス ホールディングス
photo by Shigemi Imamichi“ LIVING PHOTO with BOUQUE T” Nikon D750、58.0 mm F1.4、f/2.8、1/125、ISO:360
CONTENTS
04
APA アワード 2016 展覧会&表彰式
APA NEWS[Shun]2016 May. No.155
05
第七回「全国学校図工・美術写真公募展」展覧会&表彰式
06
Canon EOS-1D X Mark II
08
Nikon D5
10
PENTAX K-1
12
The Professional 大森 直
14
FUJIFILM X-Pro2
16
OLYMPUS PEN-F / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
18
APA アワード 2016 受賞者ギャラリー Vol.1 栗栖誠紀
19
2016 年度新入正会員からのご挨拶
20
22
「美術授業にカメラ」レポート
Information&Report
03
APA アワード 2016 展覧会・表彰式開催
APA アワード2016 写真作品部門展覧会を APA 本部ギャラリーにて 2016 年 2 月 28 日(日)〜 3 月 7 日(月)まで
開催しました。前日の 2 月 27 日(土)には内覧会、広告作品部門と写真作品部門の表彰式・懇親会を開催しました。
写真:西川隼矢 MITCH IKEDA
表
彰式は白鳥会長の挨拶で始まり、来賓を代表して審査委
のテーマ「美・HAPPY」を発表しました。その後同会場で懇親会
員 経済産業省の高橋淳子氏、法人賛助会員を代表してオ
となり審査委員 東京都写真美術館 丹羽晴美氏にご挨拶いただきま
リンパス㈱ 隠岐浩史氏よりご挨拶をいただきました。続
した。初対面の受賞者が共に作品を前に歓談や記念撮影をするなど、
いて、広告作品部門 経済産業大臣賞 岩切浩三郎氏、写真作品部門
積極的な参加者も多く会場は熱気が溢れていました。受賞者、関係
文部科学大臣賞 栗栖誠紀氏ほか受賞者に賞状が授与されました。表
者と150 余名の参加者があり、最後に審査委員のハービー・山口氏
彰式の締めには高井副会長が次回 APA アワード 2017 写真作品部門
も駆けつけてくださり盛況でした。
表彰式には多くの受賞者が参加してくださいました
白鳥会長表彰式開始の挨拶
経済産業省 課長補佐 高橋淳子氏
オリンパス㈱プロフォトビジネス部 部長
隠岐浩史氏
東京都写真美術館 学芸員 丹羽晴美氏
経済産業大臣賞 岩切浩三郎氏
高橋淳子氏、白鳥会長、入賞者の皆さんで記念撮影
展覧会にも多くの方に
ご来場いただきありが
とうございました。
文部科学大臣賞 栗栖誠紀氏
04
APA アワード 2017 写真作品部門テーマを発表する高井副会長
第七回「全国学校図工・美術写真公募展」展覧会&表彰式開催
第七回「全国学校図工・美術写真公募展」展覧会は学校の春休みに合わせ、2016 年 3 月 20 日(日)〜 29 日(火)
APA 本部ギャラリーにて開催しました。3 月 19 日(土)の表彰式には全国から上位受賞者 19 名が参加してく
ださいました。
写真:コタニシンスケ 佐藤 真 小口隆志
第
七回目となる表彰式には関東だけでなく、北海道、宮城県、
だきました。表彰式でも受賞者の皆さんは決められた席に座り、
愛知県、奈良県、宮崎県など、遠方からも受賞者と保護
大きな声で返事をして、前に出て賞状を受け取りました。最後に
者、ご兄弟や担当教諭の皆さんにご参加いただきました。
審査委員長の鈴木副会長より挨拶があり、受賞者と審査員で集合
内覧会での恒例の講評会では、審査員が作品の前で講評してくだ
写真を撮影しました。
さるので、小学校 2 年生から中学校 3 年生の受賞者 1 人ずつが前に
撮影後は、子ども懇親会でやっと緊張も解け、お菓子取り放題に
立ち、たくさんの来場者の前で質問を受けながら、しっかりした
夢中!時間の都合により、まだ講評が終わっていなかった優秀賞の
口調で作品について答えました。
皆さんも1 人ずつ審査員の講評を受け、笑顔で答えていました。
表彰式は白鳥会長の挨拶で始まり、つづいて法人賛助会員を代表
最後はテーブルの上のお菓子もほぼ綺麗になくなり気持ちよく
してキヤノンマーケティングジャパン㈱安藤尚之氏にご挨拶いた
終了となりました。
まずは作品の前で記念撮影
内覧会では恒例の講評会が始まり、受賞者 1人1人が作品の前に立ち説明しました
キヤノンマーケティングジャパ
ン㈱ プロサポート部 キヤノン
サロン課 課長 安藤尚之氏
真剣に審査員と受賞者の話を聞く関係者の皆さん
表彰式でも大きな声で返事をして、皆の前でちゃんと賞状を受取りました
表彰式は白鳥会長の挨拶でスタート
お菓子いっぱいのテーブルに緊張もほぐれました!
05
Test Reviews
Canon EOS-1D X Mark II
フルモデルチェンジされた
フラグシップ機の実力!
文:永嶋勝美 写真:永嶋勝美 福原 毅
今年はオリンピックイヤーという事で、
をやりくりして 2 日間早朝から夜中まで実機
調、正確な露出、階調豊かな調子再現、等、
キヤノンからフラグシップ機のニューモデ
をテストする事が出来た。
撮影時に思ったように撮れていて、その描
ル EOS-1D X Mark II が 2 月 2 日に発表され、
筆者の個人的な見解だが、手に持った印
写力が素晴らしい。
CP+2016 で実機が公開された。このクラス
象は細部がリファインされたのか、グリッ
TPO に関係無く、撮影者の意のままに撮
の機材は、主にスポーツや報道系向けと思
プ感がとても良い。標準ズームを付けると
れるという事は、細かい事を意識しなくて
われているが、本当にそうなのだろうか?
2kg を超える重量級だが、手持ち撮影して
も様々な撮影に対応出来るカメラだと思う。
主 な 仕 様 は、 約 2,020 万 画 素 フ ル サ イ
いる時はその重さを感じないくらい、安定
何故かと言うと、今回使い始めた 2 日目に、
ズ CMOS セ ン サ ー、 映 像 エ ン ジ ン デ ュ ア
していて撮りやすい。IS が OFF になってい
端島で撮った写真をセレクトしてまとめて
ル DIGIC 6+、 約 14 コ マ / 秒 の 高 速 連 写、
たのに気付かないまま半日撮っていたけど、
みたら、個展が出来るだけの作品が十分撮
4K/60p と フ ル HD/120p の 動 画 撮 影 性 能。
手ブレする事はほとんど無かった。
れていた、こういう事ってそうそうあるも
EOS-1D X と EOS-1D C を更に進化させて
今回は、4K 動画のテストは出来なかっ
のでは無いので。
一つの筐体に詰め込んだ感じだ。詳しくは
たけど、静止画については、晴天、曇り、
カタログやキヤノンのウェブサイトを参照
雨と、一日で目まぐるしく変化する状況下
EOS-1D X Mark II は 35mm 判フルサイズ
頂きたい。
での屋外と室内、多くの状況下で気持ち良
DSLR のベンチマーク的な存在のカメラに
く撮影する事が出来た。この原稿を執筆し
仕上がっているのではないかと思う。
2 月中旬「ベータ機ですがテストしません
ている今現在、RAW データを現像する事
一 つ 欲 を 言 う と、 も う 少 し 軽 く て 安 易 に
か?」との連絡、仕事で長崎へ行く前日で
は 未 だ 出 来 て い な い。 同 時 記 録 し て い る
手の届く価格だったらと個人的には思って
荷物の準備をしている時だった、急遽予定
JPEG データを見ての印象では、自然な色
しまう。笑
photo:永嶋勝美 EF24-70mm F4L IS USM、1/160、f/4、ISO:1000
雨の日の窓辺からの光が室内のアンティークな家具とグラス類を軟らかく包み込む。色再現性と描写が共に素晴らしい。
06
photo:永嶋勝美 EF70-200mm F4L IS USM、1/160、f/8、ISO:400
船上から撮った端島小中学校跡、小雨と波飛沫を浴びながらと条件の悪い時でも、EOS-1D X Mark II の信頼感と描写力は素晴らしい。
photo:永嶋勝美 EF70-200mm F4L IS USM、1/50、f/9、ISO:51200
高台から女神大橋を望む長崎港の夜景、常用最高感度でもノイズが目立たないのは流石です。
photo:永嶋勝美 EF70-200mm F4L IS USM、1/160、f/8、ISO:6400
長崎ランタンフェスティバルで中華街の路地一杯に飾られた色鮮やかな提灯、感度を上げての撮影でも濁りの
無い鮮やかな発色で見た目通りに撮る事が出来た。
photo:福原毅 EF24-70mm F2.8L II USM、1/60、f/2.8、ISO:5000
ロケハンで訪れた和カフェ。火鉢と鉄瓶のたたずまいに思わずカメラを向けた。地灯りのみ、AWD の撮って
出し JPEG でも豊かなトーンが再現された。
5月21日(土)にAPA 本部でCanon EOS-1D X Mark IIのセミナーを開催。
また、6月11日(土)には同会場にてCanon imagePROGRAF PRO-1000
プリンターのセミナーを行います。詳しくは22 ページをご覧ください。
07
Test Reviews
Nikon D5
熟成感がさらに高まった
ハイエンド機のプライド
文:福原 毅 写真:長嶋正光 福原 毅
D5 は、いわゆるプロ機を作り続けてきた
暗所での操作を考えたボタンのイルミ
最 後 に な る が、D5 は CF カ ー ド と XQD
ニコンの歴史を感じる一台だ。
ネーションや、タッチパネルとなった背面
カ ー ド 仕 様 を 選 べ る。 デ モ 機 は XQD 仕 様
フラグシップ機はメーカーの意地だとい
液晶は舞台撮影や夜間撮影のみならず、光
だった。XQD カードを使ってみた印象は作
う見方がある。その時点で持てる技術のす
を切ったスタジオでも使いやすそうだ。
りの良さだ。脱着のスムーズさと相まって
べてを注ぎ込んだカメラだからだ。ニコン
また、テストに参加した会員が口を揃えて
安心感がある。過去の資産である CF カード
から新発売された D5 のデモ機を使ってみて
言ったのはバッテリーの消耗が少ないこと。
が使える仕様もあるので悩ましいところだ
感じるのは「洗練」という言葉だ。スペッ
もしカメラを一台しか持って行けないよ
が、読み書きの早さもスペック通りという
クからは見えない使い勝手の良さ(気持ち
うな状況になれば、迷わず D5 を選んでしま
感じで、仕事で使う前提なら、値段も下がっ
よさと言い換えてもいいだろう)が随所に
うだろう。そんな印象を抱いた。
てきた XQD を選びたいと思った。
見受けられる。感覚的な表現で恐縮だが、
スイッチを入れシャッターを押すまでが実
に心地よいのだ。きっとグリップの形状や
シャッターボタンのタッチ、果てはシャッ
ター音まで堅実なリファインがなされてい
るからに違いないと思う。
スペックの解説は会員諸氏に意味がない
ので、実際に使ってみた印象をレポートし
たい。
筆者は常にカメラを持ち歩いている。写
真が好きだからという理由もあるが、場面
を切り取る練習を行う、つまり鍛錬という
意味合いが強い。ちょうど桜の季節だった
ので近所の公園でスナップを撮ってみた。
photo:福原 毅 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、1/500、f/2.8、ISO:200
木々の並びがおもしろい花見で賑わう公園をスナップしてみた。「いいな」と思った風景を瞬時に切り取
れる操作性は素晴らしい。
首に提げていると確かに重いのだが、手に
持って構えると身体に馴染む。オペレーショ
ンは従来の機種とほとんど変わっていない
ので、すぐに撮影に集中できた。これは見
やすいファインダーによるところが大きい。
ファインダーの中での作画がやりやすいの
だ。153 点に拡がった AF ポイントも貢献し
ているのだと思う。数枚撮り終えた時点で、
このカメラが好きになっている自分に気が
ついた。
次に取材先でブツ撮りをしなければなら
ないシチュエーションを想定して、部屋の
灯りのみ、手持ちで撮影してみた。カタロ
グで高感度の性能アップを謳っているので
検証してみたかったからだ。ISO 感度を変え
何枚も撮ってみた。感度を上げれば、当然
ノイズが目立ってくるのだが、その出方が、
なんというかフィルムのようで自然かつ滑
らかなのに驚いた。個人的には ISO12800 あ
たりが好みで、これなら A4 裁ち落とし程度
なら、感度を上げて撮ったことなどほとん
どわからないレベルだ。
08
photo:福原 毅 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、1/160、
f/5.6、ISO:12800
高感度の特性を確かめるため 60W のスタンドライトを壁にバウンスさせた
一灯のみで撮影。金属のトーンの出方など質感も申し分なく描写できた。
photo:福原 毅 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、1/250、
f/4.0、ISO:12800
クラシックルアーとリール。これも ISO を12800 に設定している。これ
だけの高感度でも色再現は自然だ。
photo:長嶋正光 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR Ⅱ、1/125、f/4、ISO:400
最初に手にして驚いたことは、思いの外重量が軽く、フィット感もよかった。連写時のストレスもなく、シャッターチャンスを逃すことが少なくなったことも魅力だ。レンズは、AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR Ⅱを使用したが、相性もよくシャープな画質にも満足できた。
モデル:古田由美子 撮影協力:自由ヶ丘ライブハウス「McCartney」
7月8日(金)に APA 本部で Nikon D5 / D500
のセミナーを行います。詳しくは 22ページをご覧
ください。
09
Test Reviews
PENTAX K-1
5 軸 5 段手ぶれ補正機構を搭載し、
独自機能を充して登場!
文:福永仲秋 写真:福永仲秋 山田愼二
photo:福永仲秋 PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8、2s、f/16、ISO:100、回折補正オン、LED 照明
着物の反物をリアル・レゾリューション・システムにて撮影しました。4 回のマルチショットにより、超高解像な描写と忠実な色再現ができました。偽色が発生することはありません。画素数は増えることはなく、3640 万画素のまま
ですが RAW データの画像ファイル容量は通常の 4 倍程になります。電子シャッターを使用するため定常光での撮影になります。
10
最高峰として“1”の称号を与えられ、待
力は良好です。筆者の場合、これらの解像
となり、1 画素あたりでは RGB の 3 色いず
望のKシリーズでのフルサイズ機ペンタッ
力の高いレンズを用いて商品撮影をしてい
れか 1 色だけの情報記録となります。足りな
クス K-1 が登場しました。一見してこのカ
ます。腕時計やオーディオの硬質なモノと
い色や輝度情報は画素補間で推定して作り
メラフォルムは往年のペンタックス 6 × 7
の相性が良く、金属の質感描写にたけてい
出しています。リアル・レゾリューション・
を彷彿させ、隔世の再登場に胸が躍ります。
ます。また、スチルライフの撮影現場で期
システムでは、1 画素あたりに RGB の色と
ノイズ耐性に優れた撮像センサーと 5 軸 5 段
待できるのは、リアル・レゾリューション・
輝度情報を得ることにより、多階調でしっ
手ぶれ補正は、手持ち撮影にて優位性があ
システムという独自の機能です。これは、
かりとした画像データとなります。撮影し
り、三脚を使わず機動力のあるシューティ
撮像センサーを 1 画素ピッチずつ動かしなが
た高精細な画像を拡大していくと、精微な
ングができます。ペンタックスのカメラは
ら 4 回連続して撮影し、カメラ内で画像合成
描写に加え階調の再現性が優れていること
伝統的にフィールドでの環境に適応してお
して 1 枚の超高解像画像を生成します。すで
がわかります。撮像センサーの 1 画素へ忠実
り、小型で防塵防滴仕様のボディです。レ
にご存じのことと思いますが、通常のカメ
に RGB のデータを重ねながら記録すること
ンズ群も風景写真に適した描写をし、解像
ラはベイヤー配列といわれる撮像センサー
により、深みがある色情報の取得となりま
比較用にオンとオフ。左がオフで、右がオンです。髪には色の変化を与えず、肌のみに補正の効果があります。
photo:福永仲秋 PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited、1/5、f/5、ISO:6400
静寂な夜を手持ちにてスナップ撮影をしました。5 軸の手ぶれ補正は、暗いシーンでもアクティブに撮影が
できます。ノイズ耐性に優れたセンサーは良好な画質です。また -3EV 低輝度対応 AF は暗がりでも的確
に合焦します。
photo:山田愼二 PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED、1/200、f/3.5、ISO:200
新たに搭載された肌色補正にてモデルを撮影。Type1では肌の色を健康的にします。Type2 では、さらに肌の質感
を整えます。今回は Type1にて肌の色を補正。肌色補正は顔検知した場合において、髪や背景には影響せずに肌を
整えます。
モデル:マリアAT
す。色補間をしないため、色モアレ(偽色)
肌色補正は、マゼンタとアンバーが強く発
が発生することはありません。
色する傾向です。撮影時には色補正の演算
ポイントはシャッター音が軽快で、心地よく
撮影ができました。AF エリアが中心部寄り
さらにレンズの回折補正の機能があり、
処理に少し時間が掛かり、スローな連続撮
になっており、もう少しサイド方向に広いと
絞り値を絞ることによる回折ボケをカメラ
影になる場合もありました。実践では撮影後
人物撮影では自由度が増す気がします。
内で精鋭感のあるようにデジタル補正をし
にカメラ内 RAW 現像にて、画像を保存する
今回、2 人の正会員によるテスト撮影をし
ます。被写界深度のある撮影に有効です。
とよいでしょう。カメラの操作については、
た結論は、ペンタックスのカメラは実に玄人
ダイヤルやボタンが直感的に操作しやすく、
向けの仕様という印象です。実際に手に持っ
人物撮影のシーンでも独自機能があり、
肌色補正は髪や衣装そして背景の高解像は
「INFO」ボタンを押せば、カメラの設定状況
変化させずに、肌を健康的な色合いと柔ら
を液晶モニターにて一覧で確認でき、撮影に
かな質感に調整してくれる機能です。人物
集中できます。このコントロールパネルは、
撮影は山田愼二正会員にお願いをして、使
カスタマイズが可能で「自分仕様」に設定で
用感を伺いました。
き、速写性が向上します。ほかに、感心した
てみると驚かされる機構もあり、孤高すら感
じるペンタックス K-1 です。
6月18 日( 土 )に APA 本 部で PENTAX K-1の
セミナーを行います。詳しくは 22 ページをご覧
ください。
11
Sunao Ohmori
大森 直
公益社団法人日本広告写真家協会正会員
1972 年 生まれ
1991 〜 92 年 細川英公氏ワークショップ参加
麻布スタジオ、ホンマタカシ氏
ZIGEN 氏のアシスタントをへて
1997 年 独立
2007 年 株式会社 TABLE ROCK.INC 設立
現在、広告、ファッション、音楽、写真集など
幅広く活動中
http://www.sunaoohmori.com
TABLE ROCK.INC
〒151-0063 東 京 都 渋 谷 区 富 ヶ 谷 2-8-12
代々木グリーンハイム1F
TEL/FAX:03-5738-7689
MAIL:[email protected]
Test Reviews
FUJIFILM X-Pro2
進化した X シリーズ
文:福原 毅 写真:福原 毅 竹内陽子 永嶋勝美
APS-C ミラーレス機は仕事に使えるか?
現場でも撮影が可能になる。X-Pro2 の高感
い場所でもピント確認ができる優れものだ。
などという疑問はフルサイズ DSLR が出て
度特性を利用して速いシャッターを切れる
EVF のピーキング機能を使えばマニュアル
きたときデジタルバックと比べられたのと同
のはありがたかった。Wi-Fi でスマートフォ
フォーカスも快適に行える。
様に過去のものになってしまった感がある。
ンに JPEG データを飛ばし、SNS 経由でリ
テストでは 16ミリの F1.4、23ミリの F1.4、
筆 者 が FUJIFILM の X-T1 を 仕 事 に 導 入
アルタイムに料亭のホームページに掲載す
35 ミリの F1.4 も使ったが、誌面の関係です
したのは記憶に残るフィルムの発色やトー
るという芸当もできた。
べてをお見せできないのが残念なほど素晴
ンに近い画像データが好みであったのと、
ぱっと目にはレンジファインダー機を彷
らしい描写をするレンズだった。そして、こ
Adobe との協働により CameraRaw への対応
彿とさせるデザインからスナップ機だと考
れだけの大口径にもかかわらず APS-C とい
が早く印刷に適したデータが得られるのが
える人もいるだろうし、実際、絞りリング
うフォーマットのおかげで驚くほどコンパク
理由だった。あわせて、魅力的な単焦点レ
やシャッターダイヤルと同軸になった感度
トにカメラバッグに収まってしまうし、広
ンズが数多くラインナップされているのも
設定ダイヤルと相まって、アナログ機を使
角系レンズはフランジバックの短さを活か
大きい。そして、取材撮影などでは、その
い慣れた人にも使いやすい。また、X-Pro2
した設計で歪みを感じられないほど優秀だ。
コンパクトさから荷物のダウンサイジング
のファインダーはレバー操作で EVF に切り
電車での移動を強いられるロケや取材に
が図れるというオマケも付いた。
替えられるハイブリッド式で、屋外の明る
は頼もしい味方になるとあらためて思った。
4 月 か ら プ ロ サ ー ビ ス が は じ ま る
FUJIFILM から新たに発売された X-Pro2 は
なにが変わったのか?テストする機会を得
たのでレポートする。
まずは画素数。従来の 16MP でも A4 見開
き程度の印刷物ならじゅうぶんだが、パー
スの修正など加工を前提とした撮影では、
もうすこし余裕が欲しいと思う場面があっ
たのは否めない。その点で X-Pro2 の 24MP
はありがたい。
そして、プロ機材として必須とも言える
SD カードのダブルスロット化、背面に新設
photo:永嶋勝美 XF50-140mm F2.8R LM OIS WR、1/320、f/5.6、ISO:200
動物園で撮ったハシビロコウ。解像力は素晴らしいが、決して硬くはない。むしろ
軟らかく再現される。目や羽の質感も素晴らしく発色もとても自然。X-Pro2との組
み合わせはポートレートに最適だと思う。
されたフォーカスレバーなど機能面でもう
れしい装備が盛りだくさんだ。
新しくなった画像処理エンジンは高感度
のノイズの低減に優れており、その効果は
通常感度でのシャドウ部の描写にも貢献し
ている。これなら悪条件下でも、フラッシュ
などを使わずに地灯りを活かして雰囲気の
ある絵を作れる。
特筆すべきはオートフォーカスの高速化
と確実化だろう。ミラーレス機はセンサー
からの情報でピント合わせを行わなければ
ならないので、光学式の DSLR に比べると、
どうしてももどかしさを感じたが、X-Pro2
ではそんなストレスが気にならないレベル
まで低減された。
テストの一環として、登録有形文化財に
指定された料亭で行われる古典芸能のライ
ブを撮影する仕事があったので X-T1 ととも
に X-Pro2 も持って行った。生のライブでも
ほぼ無音になる電子シャッターを使うこと
により本番中でも撮影ができるからだ。こ
の機能は映画のスチル撮影など同時録音の
14
photo:福原 毅 XF56mmF1.2R APD、1/2、f/1.2、ISO:200
雑誌の取材を想定して夜間の景色を撮影した。APDフィルター内蔵レン
ズのボケを確かめるため背景は点光源を選んだ。明暗差が激しい悪条
件だがきれいなトーンが出てくれた。
photo:竹内陽子 XF56mmF1.2R APD、1/125、f/1.8、ISO:200
俯瞰で撮った、花のアレンジメント。大口径の明るいレンズ F1.2 のボケ
味は美しく、よりメインの被写体が際立ちます。しっかりとした描写と
発色は花やフードに適しているカメラだと思います。
photo:福原 毅 XF56mmF1.2R APD、1/9、f/1.2、ISO:200
画像処理エンジンの特徴を知るには白いものを撮ることにしている。トーンの出方やクセがわかるからだ。X-Pro2 の描写は記憶色を謳うだけあってナチュラルで繊細だ。
15
Test Reviews
OLYMPUS PEN-F/
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
時代を超えたデザインに最新技術を凝縮
文・写真:善本喜一郎 原 貴彦
新しい物語を作り出す PEN-F
少ない。これまでの機種に使われてきた有
クラシカルな要素を取り入れたボディー
力で有利になった。また、約 5 段分の効果が
は 1963 年発売の「オリンパス PEN F」を彷
得られる「5 軸手ぶれ補正機構」を内蔵して
佛させ、さらに高級感が凝縮されたボディー
いるため町歩きで持つカメラとしても最適。
である。PEN-F は単なる機能のプロダクト
ファインダーは約 236 万画素の有機 EL を搭
ではなく、歴史に裏付けられた“ものがたり”
載しているためクリアで見やすく、AF の速
も 40M から 50M にバージョンアップ。
がある。
度やレスポンスも速い。また、注目のモノ
ホールド感については、背面・右手親指
同社マイクロフォーサーズ機では最高画
クロ/カラー プロファイルコントロールは
にあたる部分に凹みがあり、特に広角単焦
素数となる有効 2,030 万画素 Live MOS セン
より細かくクリエイティブな設定を行える
点レンズ(12mm,17mm)とのバランスが良い、
サーでより高精細になった。画素数が増え
ため撮影の幅を広げ創作意欲を期待させる。
僕個人としては単焦点レンズで楽しみたい
ても階調再現は豊かでハイライトの飛びも
もちろん連写合成の「ハイレゾショット」
1台である。(原)
効 1,605 万画素センサーに比べて細部の表現
photo:善本喜一郎 OLYMPUS PEN-F、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8、1/13、f/2.8、ISO:400
日没直後のニ寧坂、シャッタースピード1/13 で手持ち撮影でも「5 軸手ぶれ補正機構」で風景はシャープに、着物姿の女性の動きをブレで表現できた。マイクロフォーサーズは被写界深度がフルサイズより深い(ボケない)ので逆に
このようなスナップには有利である。オートホワイトバランスでJPEG 撮って出しでも白熱電球と空のカラーバランスが好ましい。
16
Photo:原 貴彦 OLYMPUS PEN-F、M.ZUIKO
DIGITAL 17mm F1.8、1/640、f/3.2、ISO:200
ウィンドウに映った風景を撮影。撮影条件は厳しい
がハイライトからシャドーまで階調再現は豊かであ
る。
photo: 善 本 喜 一 郎 OLYMPUS OM-D E-M1、
M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO、
1/320、f/11、ISO:250
超望遠ならではの圧縮表現、周辺まで高い解像力。
新コーティング技術「Z Coating Nano」のおかげ
で、逆光時など画面内に強い光源が入った撮影で
のゴースト、フレアを低減し、ヌケの良いクリア
な描写である。
600mm 相当の望遠を手持ちで
オリンパスから「マイクロフォーサーズ
システム規格」に準拠した高性能超望遠レ
ンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0
IS PRO」が 2 月に発売された。
高い光学性能と防塵防滴、堅牢性を有し、
どんな状況下でも常に高画質を提供するプ
ロフェッショナルレンズシリーズに超望遠
レンズが加わった。
35mm 判カメラ換算 600mm 相当の画角が
得られる超望遠レンズで、オリンパスの交
換レンズとしては初となるレンズ内手ぶれ
補正機構を搭載。レンズ内手ぶれ補正だけ
でも 4 段の補正性能があるのに加え、ボディ
内手ぶれ補正とレンズ内手ぶれ補正を協調
動作させる「5 軸シンクロ手ぶれ補正」
(Sync
IS)に対応しているボディと組み合わせれ
ば、世界最強の 6 段分の手ぶれ補正性能が得
られるのが特長である。なので、今回はす
べて手持ち撮影で挑んでみた。(善本)
photo:善本喜一郎 OLYMPUS PEN-F、M.ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO、1/500、f/4.5、ISO:200
レンズ先端から約 1.15m(最短撮影距離 1.4m)まで近づいて撮影ができるテレマクロ機能。最大撮影倍率 0.48 倍(35mm 判換算)と、花や昆虫など
の撮影に威力を発揮。PEN-F でも 5 軸シンクロ手ぶれ補正に対応。
17
APA アワード 2016 受賞者ギャラリー
Vol.1
写真作品部門
『Appearance of Winter 〜冬の佇まい〜』
栗栖誠紀
文部科学大臣賞
栗栖誠紀
1967 年 東京都文京区生まれ
2003 年 有限会社クリス写真事務所設立
広告・書籍・web など様々なフィールドで活動中
今回の作品は、テーマ「美・うつくしい」を受けて撮り下ろしたものではなく、普段撮って
いる作品の中からテーマに当て込んだものです。
写真を選ぶ時に、何をもって「うつくしい」なのかをよくよく考えました。するといく
つかの言葉が浮かびました。
「佇まい」
「所作」
「一所懸命」
「凛」など、内側から滲み出る、
しかも時間をかけないとできない要素を持った言葉です。これらの要素を多く含み、なお
かつ写真としても美しいと思ったのが今回の受賞作品です。
賞をいただいてから改めて写真を見て、「撮っている」というより「撮らされている」と
感じました。これからも「撮らされてしまう」心の自由さと幅を持って写真を撮っていき
たいと思います。
『スペシャルプライスプラン』募集延長決定!
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作品 A−3 or 半切(30枚まで)だけご準備頂ければ、
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銀座5−1銀座ファイブ2F
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TEL & FAX 03-3574-1036
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(株)フレームマン 本社
東京都墨田区両国3−10−4
TEL 03−5638−2211(代)
FAX 03−5638−2219
Eメール [email protected]
ホームページ http://www.frameman.co.jp/
2016 年度新入正会員からのご挨拶
稲 垣 雅 彦
黒 川 た く や
Masahiko Inagaki
Takuya Kurokawa
1. ひとこと:写真専門ギャラリーをオープンし 8 年になると共に出版社
としても機能しております。また日々アトリエにて作品作りをしてい
ます。今回 APA に入会させていただき、今までの活動を認めていた
だけたような気がして大変嬉しく思います。これからも引き続き大好
きな写真を通し、少しでも社会に貢献できたらと思います。
2. 影響を受けた写真家:石元泰博、土門拳、ジャンルー・シーフ、ロベー
ル・ドアノー
3. 最初に使ったカメラ:父の書斎にあった二眼レフ
4. 撮ってみたい人:オードリー・ヘプバーン
5. 趣味:読書・車・旅
1. ひとこと:まじめに突き詰めてモデルを撮ってきました黒川たくや
です。自分たちのクオリティを追求する姿勢と企業のプロモーション
がクロスする作品を作り上げていきたいです。諸先輩方に自分の知ら
ないカメラ歴史をご教示いただきたく入会させていただきました!
2. 影響を受けた写真家:内藤啓介
3. 最初に使ったカメラ:PENTAX Optio330
4. 撮ってみたい人:GAIN(Brown Eyed Girls)
5. 趣味:男のガーデニング(珍植物・サボテン系)
小 林 宗 正
佐 藤 功 弥
Munemasa Kobayashi
Kouya Sato
1. ひとこと:長崎で写真館を開業した上野彦馬から約 154 年と銀塩は
歴史があり確立しているが、デジタルカメラはここ 10 年位の記録
しかない。当初は絵造りに四苦八苦していたのが現状だった。最近は
機材や周辺機器の性能も充実し、プロ・アマに関係なく素晴らしい
画像を撮り込めてしまう。これが私にとって非常に魅力で、毎回の
処理作業に新しい発見がある。
2. 影響を受けた写真家:Irving Penn / Sam Haskins
3. 最初に使ったカメラ:ミノルタ SR-7
4. 撮ってみたい人:ダライ・ラマ 14 世
5. 趣味:好きな写真を撮りプリントすること。
堤
一 夫
Kazuo Tsutsumi
1. ひとこと:電通でクリエーティブディレクターを務める傍ら、ボケ
味 大 好きな「BokehPhotographer」として 幻 想 的な 写 真を 追 及し、
Facebook の投稿グループ「ボケフォトファン」代表管理人も努めて
います。絞りは開放 諸収差が大好物のアウトローです。よろしく
お願いいたします。
2. 影響を受けた写真家:写真じゃない写真を撮ろうとしている写真家全員
3. 最初に使ったカメラ:ミノルタ XD
4. 撮ってみたい人:宇宙人
5. 趣味:妄想(瞑想ではありません)、テニス、スポーツドライビング
2016 年度新入正会員一覧
(50 音順)
1. ひとこと:子供の頃、おもちゃのピンホールの光が像を結ぶことに
感動し、現在は被写体になる方達にその興味を移しております。風景
写真を得意としておりますが、写真家という職業は様々なジャンルを
結ぶ役目を担っているようにも思え、これから APA の皆様と共に
写真の楽しさを共有し、社会に広めていけたらと考えております。
2. 影響を受けた写真家:吉成守久、熱海俊一、MICHAEL KENNA
3. 最初に使ったカメラ:おじさんの OLYMPUS OM-1 をこっそり
4. 撮ってみたい人:伝統芸能に携わる人そのオンとオフ
5. 趣味:コーヒー焙煎からエスプレッソまで、DIY
安 田 慎 一
Shinichi Yasuda
1. ひとこと:大阪から名古屋にスタジオを持ち知り合いもいない状態で
APA に縁がないと思っていましたが今回推薦していただき感謝して
おります。広告写真というやり甲斐のある仕事を生業として続けて
行くためにこれからも一層の努力をしていきますのでどうぞよろしく
お願いします。
2. 影響を受けた写真家:高田誠三、三好和義、アンドレケルテス
3. 最初に使ったカメラ:OLYMPUS OM-1
4. 撮ってみたい人:アル・パチーノ、ショーン・コネリー 5. 趣味:やはり写真です
遠藤功之 大菅睦巳 太田敏和 中川真人 長谷波ロビン 半杭誠一郎 松林真幸
村山元一 横島克己
19
美 術授業に カ メラ レポート
テーマ
平成 27 年10月 6 日(火)
平成 27 年10月9 日(金)
埼玉県さいたま市立高砂小学校
北海道札幌市立八軒東中学校
第 6 学年 4 学級137名 飛知和朋子教諭の授業
第 2 学年 3 学級106 名 石川早苗教諭の授業
輝く角度で
子どもたちはミラーレスカメラを手にして、作
品にピントを合わせ背景をぼかすことができ
ることに感動していました。作品を引き立た
せるにはどうしたらいいかなど、写真作品を
見て考え、気付きながら撮影ができました。
鑑賞と表現の能力が一体となり高まる様子
が作品を見てもよくわかり、ストレートに表
現できる写真作 品は今 後 の 大きな表 現 方
法になると実感しました。
テーマ
マイ・アニマル
授業では構図やピントの合わせ方などを教
えていただき、考えて撮影する生徒が多くい
ました。雨天での授業でしたが、校舎内の
光の当たり方を考えたり、わざと雨に濡らし
たりと様々な工夫がみられました。カメラの
授業では撮影後表現したものがすぐに確認
できるため、どの生徒でも表現することの大
切さを実感できます。反面撮影の仕方によ
り作品が左右されるため技術面での指導も
必要かと感じました。
平成 27 年10月9 日(金)
平成 27 年10月14日(水)
京都府私立平安女学院中学校
東京都練馬区立石神井西小学校
第1学年1学級 31名 木佐貫 功教諭の授業
第 4 学年 2 学級 52 名 中畑知子教諭の授業
学校の妖精を見つけに行こう!
APA の講師の方に熱心に指導していただき、
生徒たちは予想以上に創作意欲に火がつい
たようでした。美術に苦手意識のある生徒
もいざカメラを手にすると夢中になって場所
を探したり、構図に拘ったり…。普段は「答
えありき」の授業になれている生徒たちも、
この授業に取り組むことで様々な発見や可
能性を引き出せた様で、
「答えを自分から導
き出す」学びを経験することができました。
テーマ
テーマ
テーマ
石西小の守り神
「140 年もの長い間学校があったのは守り神
がいたからかもしれない。」学校の守り神を
想像し粘土で制作してお話に合わせて撮影
しました。「こう撮りたい」という子どもの
悩みをすぐ 講 師の 先 生が 教えてくれたり、
「いいな」と思った場所ですぐシャッターを
切れたりして児童はとても楽しそうでした。
寝そべったり、砂に埋めたり4 年生ならでは
の活発な撮影を楽しんでいました。
平成 27 年10月20 日(火)
平成 27 年10月21日(水)
東京都大田区立調布大塚小学校
北海道石狩市立石狩中学校
第 5・6 学年 4 学級 81名 麻生剛嗣教諭の授業
第 3 学年1学級 36 名 松本由美教諭の授業
パシャッ・カシャッ・カメラでゲット
APA の講師の方より基礎的な撮影方法を学
んだ後、光(自然光や人工光)の効果、各
種材料や道具、水や植物などの場の設定、
背景の工夫、撮影角度、ズームなどの技術
的な面など、的確なアドバイスのもと、工夫
を凝らしながら撮影に取り組みました。もっ
と撮りたいと申し出る児童もおり、自分の作
品への愛着と、撮影へのこだわりを持つこと
のできた価値ある2時間となりました。
テーマ
思いやり
生徒たちは、自分の作品を用いながら「発見
・即・表現」できるカメラの授業にすっかり
魅了された様子でした。フォトグラファーの
方々の温かく適切なご指導と、ミラーレス一
眼のお陰で、生徒の様々な力が一気にレベ
ルアップしました。夢中にカメラをのぞき込
む生徒たちの表情と素晴らしい作品は、私
の心に強く残りました。実際に取り組んでみ
て、カメラの授業の良さを実感しました。
APA 参加スタッフ
坂本 隆 志 10/6・10/14・10/20・11/9・11/20、友田富 造 2/3・2/5、小 山 敦也10/6・10/14・10/20、12/15、東 隆 石10/9・2/3・2/5、BOCO 塚 本 2/3、
大滝恭昌10/9・10/21、吉田宗義 11/9、長嶋正光 11/20、船越逸男10/20、栗栖誠紀 10/6・10/20・12/15、石田美菜子10/6・10/20・11/20・12/15、松本
貴義 10/9・10/21、齋藤義典10/21、川嶋なぎさ11/9、デン真11/9、平林義章 2/3・2/5、上村幸将10/9、あみ美宏 10/9・2/5、入交佐妃 10/9・2/3、杉野讓
10/9・2/5、西村優子10/9・2/3、牧野和馬10/9・2/3・2/5、森誠 10/9・2/5、その江10/14・11/20・12/15、勝尾仁10/14・12/15、HiroOTSUKA10/14・
笠井義郎10/21、有樹純世 10/21、有田正人11/9、越 野龍彦11/9、鈴木一弘11/9、土屋敏 朗 11/9、小口隆志 11/20・12/15、竹内陽子11/20、今道しげみ
12/15、島田敏次 12/15、中田明 2/3、松谷泰孝 2/5、宮田昌彦 2/5
20
公益社団法人日本広告写真家協会 学校教育事業部『美術授業にカメラ』
平成 27 年10月初旬から平成 28 年 2 月までの実践記録です。
テーマ
平成 27 年11月9 日(月)
平成 27 年11月20 日(金)
三重県伊勢市立城田中学校
東京都私立田園調布雙葉中学校
第1学年 2 学級 56 名 上村普子教諭の授業
第 2 学年 3 学級115 名 原 真吾教諭の授業
「和風」を味わう 〜日本の文様〜
自分の作品に合った撮影場所を探し、イメージ
した画面になるように試行錯誤してカメラを操作
している姿はとても生き生きとしていました。授業
後には「苦労したけど、イメージ通りに撮れた時
はとてもうれしかったし、できた作品にも満足した。」
という感想がありました。撮影後の鑑賞会をさらに
じっくりと行ったうえで撮影をしたら、また新たな
世界を子どもたちは創りだすのだろうと思うと、
可能性は無限に広がっているように思います。
今回はそのきっかけをいただける機会でした。
テーマ
テーマ
本当の私、理想の私
小雨のぱらつく中でしたが、自分の作品を
持ち、使い方を教えていただいたミラーレス
一眼のカメラを抱え、撮影場所を探し回る
生徒の様子はとても楽しそうでした。作品
を自然にある無限のモチーフや景色と組み
合わせながら、解放された時間を持つこと
が出来ました。カメラで作品を撮るという
経験はとても新鮮で、改めてカメラの魅力
に気付かされました。他学年の生徒にもた
いへん羨ましがられました。
平成 27 年12 月15日(火)
平成 28 年 2 月3 日(水)・2 月5日(金)
神奈川県私立サレジオ学院中学校
大阪府高槻市立第二中学校
第 2 学年 4 学級182 名 藤井俊彦教諭の授業
第 2 学年 7 学級 259 名 多賀真実子教諭の授業
目が覚めたら小人になっていた
グループで学校を舞台とした物語を考え、担
当する場面にピッタリくる動きを人体の塑造
作品で制作し撮影しました。適切なアドバ
イスをもらい取り組むことで自然にファイン
ダー越しの作品に感情移入し、アングルや
光の方向を意識するなど自然体で撮影に臨
んでいたようです。いつになく集中し目を輝
かせ撮影している姿を見て幸せな気持ちにな
りました。カメラを使った表現の奥深さと魅
力を感じました。
テーマ
不思議な食卓
すぐに撮り直しがきくデジタルカメラという
道具を使うことで、生徒は自分の作品をより
良くしようと何度も写真を撮り意欲的に撮影
を行っていました。プロのフォトグラファーの
方々と直接お話できるこの機会は、生徒に
とってとても貴重な体験になったと思います。
この授業を終えて、今後の制作でも自分の
作品をより良くするために工夫・行動できる
ようになっていってほしいと思います。
21
Next Seminar
APA プロフェッショナルセミナー Vol.8
APA プロフェッショナルセミナー Vol.9
Canon EOS-1D X Mark II
Canon imagePROGRAF PRO-1000
フルモデルチェンジされた
フラグシップ機の実力!
プロの想像力を大きく飛躍させる
A2プリンター Pro-1000 の魅力!
日時:2016 年 5 月21日(土) 14:00
(13:30 受付開始)~ 16:30
(終了予定)
日時:2016 年 6 月11日(土) 13:30
(13:00 受付開始)~ 17:00
(終了予定)
会場:APA 本部 参加費無料
参加お申込み:件名を「5/21申込」として下記アドレスまでお申し込みください。
会場:APA 本部 参加費無料
参加お申込み:件名を「6/11申込」として下記アドレスまでお申し込みください。
APA プロフェッショナルセミナー Vol.10
APA プロフェッショナルセミナー Vol.11
リコーイメージング㈱ PENTAX K-1
Nikon D5 / D500
デジタル一眼レフKシリーズの最高峰
35mmフルサイズ機 K-1の実力!
大幅に進化したFX・DX
両フラグシップ機の実力!
日時:2016 年 6 月18 日(土) 14:00
(13:30 受付開始)~ 16:30
(終了予定)
日時:2016 年 7月8 日(金) 17:00
(16:30 受付開始)~ 19:30
(終了予定)
会場:APA 本部 参加費無料
参加お申込み:件名を「6/18 申込」として下記アドレスまでお申し込みください。
会場:APA 本部 参加費無料
参加お申込み:件名を「7/8 申込」として下記アドレスまでお申し込みください。
セミナー参加
お 申し 込 み
下記アドレスまで氏名、電話番号、所属を明記の上お申込みください。 お席に限りがありますのでメールにて事前予約をお願いします。
[email protected]
EXHIBITION INFO
「美を掬う人 福原信三・路草」
—資生堂の美の源流—
資生堂の初代社長であり、写真家であった福原信三
資 生 堂 のフォトグラファー金 澤 正 人とヘアメイク
とその弟・路草は一見何の変哲も無い風景に光が
アーティスト百合佐和子の写真展。仕事を離れ独自
あたり「美」が立ち昇る一瞬を見つめ続けました。
の
「KAWAII」世界観を表現してきた 25 作品を展示。
資生堂宣伝・デザイン部創設 100 周年に開催する
巨匠イラストレーター宇野亞喜良氏とのコラボレー
本展ではこれまで埋もれていた信三と路草の未発表
ション作品も必見。
作品から資生堂のフォトグラファー金澤正人が現代
のテクノロジーと感性で編集、プリントした作品 50
点を展示します。
会場:資生堂銀座ビル1・2 階 (入場無料)
東京都中央区銀座 7-5-5
会期:4月5日(火)〜 6月24日(金)
時間:11:00 〜 19:00
定休日:土、日、祝
杉山宣嗣写真展
「部族の肖像 TRIBE@PAPUA NEW GUINEA」
会場:渋谷ヒカリエ 8F 8/CUBE1.2.3(入場無料)
東京都渋谷区渋谷 2-21-1
会期:4月20日(水)〜 5月8
(日)
時間:11:00 〜 20:00
(会期中無休)
5月7日(土)には作者によるギャラリートークを予定
時間:15:00 〜 15:30
http://www.hikarie8.com
後藤鐵郎 写真展
「Vita Italiana —ヴィータ イタリアーナ—」
最後の秘 境と言われる「パプアニューギ
モノトーンの光の中から数々の歴史を刻
ニア」の「部族 」を約 5060 万画素を誇
み込んだ建物たち、その間を縫うように
るデジタル一眼レフカメラで撮影。一切
走る石畳の通り、そこで出会った人々の
の意図的な要素を含まず被写体と向き合
くらし(vita)や街のにぎわい ──忘れる
い、写真の原点とも言える肖像写真を高
ことのできない一瞬一瞬を大切にフィル
精細の写真機により捉えたリアル・ポート
ムにおさめました。ご高覧いただければ
レイト。克明に写し出されたその肖像から
幸いと存じます。
は部族の生活や意識までをも垣間見る事
ができる。
会場:キヤノンギャラリー 会期:銀座 4月28日( 木 ) 〜 5月11日( 水 ) 日・祝休館
但し 4/29-5/1、5/3-5/5は休館します
札幌 6月9日( 木 ) 〜 6月21日( 火 ) 土・日・祝休館
名古屋 6月30日( 木 ) 〜 7月13日( 水)日・祝休館
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百合佐和子×金澤正人
「ユリカナ展Ⅱ」
会場:富士フイルムフォトサロン 大阪 ホワイエにて
大阪府大阪市中央区本町 2-5-7 大阪丸紅ビル1F
会期:6月24日(金)〜 6月30日(木)
時間:10:00 〜 19:00 最終日は14:00まで
会期中無休、入場無料
REPORT
2 月9日(火)~ 14日(日)
◎九州支部展開催
3 月12日(土)
◎中部支部 新入正会員説明会
テーマを「渾身の一枚の写真」〜次世代を担う若き
写真家たちとのコラボレーション〜として、会員有志
23 名と学生 28 名が参加しました。6 日間の来場者
数は 1,681名でとても好評でした。今回何度も学 校
を訪問し学生さんとコミュニケーションをとったこと
がとても大切なことだと感じ、今後も継続していきた
いと思いました。
今年度の中部支部の新しい仲間は安田慎一さん(37
才)。名古屋の中区でお 洒 落なスタジオを持って頑
張っています。得意な分野はファッションフォトらし
いですが、以外と風景もお上手な方です。説明会終
了後は例年通り食事会をし、会員同士の親睦を深め
ました。
2 月14日(日)
◎九州支部 技術セミナー開催
3 月13日(日)
◎関西支部 新入正会員説明会
福岡市美術館のセミナールームに 38 名の受講者を集
め、デジタルセミナーを開催。キヤノン㈱・㈱ニコン・
オリンパス㈱ご協力のもと、第一部では東島治男正会
員、橘野栄二正会員、河口清秀会友、荒巻大樹氏が各
メーカーの RAW データの処理方法や特徴を中心に進
め、第二部では各メーカー毎にブースを作り4人の講師
が少人数の対応をしました。受講者にもRAW データの
運用の概要をご理解いただけたようで大盛況でした。
今年度は 4 名の新入正会員参加者があり、関西支部
事務所にて行いました。関西支部では新入正会員に
一年間は運営委員として事業に関わっていただくお願
いをしており、4 名とも快諾いただき、より一層 APA
の事業に理 解をしていただけると思います。APA に
ついて説明後、簡単な懇親会を行い皆さんのお話を
伺うことができました。
2 月19日(金)
◎東北支部 公開シンポジウムと賀詞交歓会開催
3 月23日(水)
◎マラソン祭りフォトコンテスト2016 審査会
「東北大震災との関わり・・広告カメラマンと広告制
APA は公益財団法人 東京観光財団が主催するこの
作者の場合」と題し 50 名以上の参加者がありました。
「クリエイターと災害との関わり」について広告クリエ
イターと新聞社がパネラーとなり貴重なお話をしてい
ただき、APA 東北支部会員からは震災に関わる活動
報告を行いました。その後の賀詞交歓会はオリンパス
(株)狩野芳彰様の乾杯の発声で始まり、80 名を超
える参加者と楽しく交流することができました。
フォトコンテストに協力をしています。今回も鈴木副
会長をはじめ、善本喜一郎正会員、坂本隆志正会員、
永 嶋 勝 美 正会員が 審 査に参 加しました。応 募 総 数
210 作品の中からプリント部門の金・銀・銅賞そして
APA 特別賞、データ部門の金・銀・銅賞の他、入選
作品 8 作品を選考しました。
2 月27日(土)
◎関西支部セミナー 「APA×JAGDA×OCC in MEBIC」 開催
3 月29日(火)~ 31日(木)
◎中部支部展開催
3 団体・3 世代・3 人のトーク三昧というイベントを
メビック扇町で開催しました。APA からは若手の部の
モデレーターをBOCO 塚本正会員が担当。若手の部
は森誠正会員、中堅の部は宮田昌彦正会員、ベテラ
ンの部は奥脇孝一正会員が登壇しました。広告業界
の親戚のような 3 団体の初めてのコラボレーションは、
114 名の方にご参加いただき、大盛況でした。
名古屋市東区のセントラルギャラリーにて、中部支部
正会員 30 名の作品を展示しました。テーマを
「SELF
PROMOTION」〜写真家としての原点回帰〜 とし、
モデル、風景、物など各自の得意分野をアピール。ま
た、キャプションボードには QR コードを表記し、作
品展の HP へ簡単にアクセスできるようにしました。
3 月4日(金)~ 9日(水)
◎北海道支部展開催
4 月3日(日)
◎中部支部セミナー開催
富士フイルムフォトサロン 札幌にて有志 15 名の参加
で開催しました。テーマは「私の作品」。広告写真や
自身のプライベート作品 45 点を展示しました。土曜日・
日 曜 日には 正 会 員が 作 品 解 説 の セミナーを行 い、
撮 影の苦労話や作品・写真に対する思いなどを語る
他、来場された方々からのご質問にも素直に答え会場
盛り上がりました。たくさんの方にご来場いただき
ありがとうございました !
名古屋市東区のセントラル貸 会議室において公開セ
ミナー「インクジェットプリント基本講座“こうすれば
イメージ通りのプリントに仕上がる”」をフォトレタッ
チャーの佐藤ヒロアキ会友が講師を務め開催しまし
た。ハイアマチュアからプロフォトグラファーまで、
年齢も幅広く、34 名が参加されました。モニターと
プリントの 色合わせや、失 敗しない出力 方 法など、
作品制作に役立つとても良いセミナーになりました。
3 月5日(土)
◎東北支部 新入正会員説明会
東北支部事務所にて新入正会員 2 名が参加し、開催
しました。APA の概要や事業内容、東北支部の活動
などを説明し、積極的な活動への参加を伝えました。
その後の懇親会も和やかな会となり、先輩会員たち
と親交を深めました。
3 月12日(土)
◎東京支部 新入正会員説明会
今年も個性豊かなフォトグラファー達が顔を揃えてく
れました。東京支部では 8 名の参加でしたが、説明
会終了後の懇親会は笑いの渦に包まれた和やかな会
になりました。新入正会員から意欲的な意見もあり、
今後も APA 事業への参加など期待したいです。
STAFF LIST
発行人
白鳥真太郎
編集人
永嶋勝美
発行所
出版情報事業部
副部長
佐藤正樹
〒108-0071東京都港区白金台 3-15-1
福原 毅
白金台シティハウス 2F
委員
小林伸幸
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