Pro Tools用HyperControlガイド - M

HyperControl
for Pro Tools
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ユーザー・ガイド
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
HyperControlについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
HyperControlの必要条件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
Pro Tools 7 4 Software . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
Axiom Pro. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
HyperControlをインストールする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
Axiom ProをHyperControlで使用する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
Pro ToolsをHyperControlで使用する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
はじめに . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
HyperControlの表示とソフト・キー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
Mixer(ミキサー)モード. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
インストゥルメント・モード. .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
HyperControlの割当てを変更する(Pro Tools 8以降のみ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
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3
HyperControl につ いて
HyperControlとはAxiom Proに装備されたコントローラーをPro Toolsや全てのRTASまたはTDMプラグインの画面上のコントローラーやバーチャル・インストゥ
ルメントに自動的にマッピングするパワフルな新しいテクノロジーです。この機能によりMIDIコントローラーを割り当てる膨大な時間と面倒な作業から解放され、音楽
制作をより迅速でクリエイティブに進めることができます。1
した状態を維持しま
更に、HyperControlは双方向 のコミュニケーション・プロトコルにより、Axiom Pro のコントローラーとPro Toolsは常に相互にシンク
(同期)
す。例えば、Axiom Pro のノブを回すと、関連するPro Tools のノブもそれに合わせて更新されます。逆に、Pro Toolsでコンピューターの 画面上 のノブを
(マウスを
使用して)回すと、関連するAxiom Pro のパラメーター 値(LCDディスプレイに表示)がそれに合わせて更新されます。バーチャル・インストゥルメントを新規にロー
ノブ、スライダー 等 の 位置情報が自動的に更新され
ドすると
(または、同じインストゥルメントの 中 の 別 のプリセットをロードすると)、パラメーター 名、様々なボタン、
Axiom ProのLCDディスプレイ上に表示されます。Axiom ProのノブやLCDディスプレイはPro Toolsと確実に統合されPro Toolsで現在何が進行中であるかを
常に反映するため、専用コントローラー・サーフィスであるかのように機能します。
最後に、HyperControl機能はAxiom ProからMIDIデータのみを送信するだけではなく、ASCIIコードも送信することができ、Pro Toolsのキーボード・ショートカット
ズーム・プリセット、マーカー、
コピー、
やり直し等多くの機能をAxiom Proから直接コ
を実行することができます。これによりAxiom ProはPro Toolsとより深く統合し、
ソフトウエアをマウスでコントロールする時間も節約できます。
ントロールすることができ、
これらの機能によりPro Toolsを一層直感的に使用することができ、
よりハンズオンなコントロールを可能にし、
クリエイティビティの向上に役立ちます。
従って、
1
Axiom 49/61でのみ使用可能
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
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4
HyperControl の 必要条件
Pro Tools 7.4 Software:
HyperControlを使用するにはPro Tools version 7 4以降が必要です。Pro Toolsの以前のバージョンではHyperControlテクノロジーはサポートされていま
せん。Pro Toolsソフトウエアをアップグレードする方法については、www digidesign com/jpを参照して下さい。
Axiom Pro:
HyperControlを使用するには、Axiom Pro本体がコンピューターに接続されている必要があり、ここでは、システムにAxiom Proが既にインストール済みで接
続されていることを前提とします。インストールの方法についてはAxiom Proクイックスタートガイドを参照して下さい。
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ユーザーガイド
5
HyperControl をインストー ルする
✓
1.
HyperControlテクノロジーではPro Toolsの任意のサブ・フォルダーに「パーソナリティー」ファイルが収められている必要があります。
注意:Pro Toolsが既に起動している場合、HyperControlのインストールを開始する前にアプリケーションを終了しておきます。以下の手順で指示があ
るまでPro Toolsを起動しないで下さい。
Pro Tools 8:
Pro Tools 8 0以降ではAxiom Proが必要とするパーソナリティー・ファイルが既に含まれています。手順2に進みます。
Pro Tools 7 4:
このファイルをインストールするには、M-Audio
Keyboard v7 4インストーラーを起動し画面の指示に従います。
2.
インストールが終了したらPro Toolsを起動します。
3.
設定メニューから「ペリフェラル…」を選択します。
4.
表示される画面から「MIDIコントローラー」のタブを選択します。
5.
ドロップダウン・メニューをクリックし、
一番左の「タイプ」
「M-Audio Keyboard」を選択します。
6.
ドロップダウン・メニューをクリックして「Axiom Pro HyperControl In」2を選択します。
一番左の「受信元」
7.
ドロップダウン・メニューをクリックして「Axiom Pro HyperControl Out」2を選択します。
一番左の「送信先」
8.
ドロップダウン・メニューで「8」が選択されていることを確認します。
最後に「# チャンネル」
上記の手順1から8までを終了したら、
「OK」をクリックします。以上でHyperControlテクノロジーを使用してAxiom ProでPro Toolsをコントロールすることが
できます。
Pro Tools用HyperControl
2
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ユーザーガイド
6
Windows XP/VistaまたはMac OS X 10.4(Tiger)で使用する:
Axiom ProをWindows XP/VistaまたはMac OS X 10 4(Tiger)で標準ドライバー(USB MIDIクラスドライバ)にて使用する(M-Audioのドライバーを
インストールしない)
コンピューターではAxiom ProのMIDI端子の名前が正しく表示されません。
場合、
Windows XP/Vista:
名称を正しく表示させるには、製本版クイックスタートガイドに記載されている手順に従いドライバーをインストールします。
(Tiger)
:
Mac OS X 10.4
ドライ
Macで使用する場合、Mac OS Xに搭載されている標準ドライバー(USB MIDIクラスドライバ)はAxiom Proの全ての機能をサポートするため、
バーをインストールする必要はありません。各端子の名前については以下の表を参考にして下さい。
オペレーティング・システム別Axiom ProをOS標準ドライバーで使用する場合の端子名
Macintosh
Axiom Pro MIDI 入力端子
Axiom Pro 613 USB A In
Axiom Pro 613 HyperControl In
Axiom Pro 613 MIDI In
Axiom Pro 613 USB B In
Axiom Pro MIDI 出力端子
Axiom Pro 613 MIDI Out
Axiom Pro 613 HyperControl Out
Windows
Axiom Pro MIDI 入力端子
Axiom Pro 613 USB A In
Axiom Pro 613 HyperControl In
Axiom Pro 613 MIDI In
Axiom Pro 613 USB B In
Axiom Pro MIDI 出力端子
Axiom Pro 613 MIDI Out
Axiom Pro 613 HyperControl Out
3上記の
Mac OS X 10.4 MIDI 入力端子
Axiom Pro 61 Port 1
Axiom Pro 61 Port 2
Axiom Pro 61 Port 3
Axiom Pro 61 Port 4
Mac OS X 10.4 MIDI 出力端子
Axiom Pro 61 Port 1
Axiom Pro 61 Port 2
Windows XP MIDI 入力端子
USB Audio Device
USB Audio Device [2]
USB Audio Device [3]
USB Audio Device [4]
Windows XP MIDI 出力端子
USB Audio Device
USB Audio Device [2]
Mac OS X 10.5 MIDI 入力端子
Axiom Pro 61 USB A In
Axiom Pro 61 HyperControl In
Axiom Pro 61 MIDI In
Axiom Pro 61 USB B In
Mac OS X 10.5 MIDI 出力端子
Axiom Pro 61 MIDI Out
Axiom Pro 61 HyperControl Out
Windows Vista MIDI 入力端子
Axiom Pro 61
MIDIIN2 Axiom Pro 61
MIDIIN3 Axiom Pro 61
MIDIIN4 Axiom Pro 61
Windows Vista MIDI 出力端子
Axiom Pro 61
MIDIOUT2 Axiom Pro 61
MIDI端子名は、Axiom Pro 61での例です。使用しているAxiom Proのモデル(Axiom 25、49、61)に従い対応する鍵盤数で表示します。
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Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
7
Axiom Pro を HyperControl で 使用 する
9
6
8
10
2
1
1.
3
4
5
7
– これらのボタンによりPro Toolsでトラックの選択、録音、ミュート、ソロ等を操作することができます。デフォルトでは、これらのボ
フリップ・ボタンを押す度に、その他3つの機能
ミュート、
ソロ)
に順次、切替わります。
タンでミキサー・チャンネルを選択しますが、
(録音、
スライダー・ボタン 4
コンピューターのキーボードで「Ctrl」キーを押しながらスライダー・ボタンを押すと、複数のミキサー・チャンネルを選択することができ、
また、
コンピュー
ミキサー・チャンネルをまとめて選択することができます。例えば「Ctrl」キーを押しながらス
ターの「Shift」キーを押しながらスライダー・ボタンを押すと、
と
ライダー・ボタンの「1」
「5」を押すと、Pro Toolsのミキサー・チャンネル1番と5番が選択されます。また、
「Shift」キーを押しながらスライダー・ボタンの
「1「と
「5」を押すと、Pro Toolsのミキサー・チャンネル1番から5番までがまとめて選択されます。
✓ ヒント: Axiom Proのドラム・パッドやテンキー・パッドでコンピューターのキーボードのキー操作(「Ctrl」や「Shift」等)を再現するよう設定する
ことができます。これにより、Axiom Proから直接(コンピューターのキーボードを使用せずに)、Pro Toolsの複数のミキサー・チャンネ
ルを選択することができるようになります。設定方法についてはAxiom Pro ユーザーガイドの「エディット・モード>グループ
(テンキー・
パッド)
」のセクションを参照して下さい。
2.
スライダー 4
– これらのスライダーではPro Toolsのミキサーに装備されている8系統のフェーダー・バンクをコントロールします。Axiom Proで現在コン
トールできるトラックは、以下の通りトラック名が青枠で囲まれていることに注意して下さい。
選択されているトラックのバンク
(Axiom Proでコントロール可能)
3.
マスター・スライダー4
選択されていないトラックのバンク
– このスライダーは自動的にPro Toolsセッションのマスター・フェーダー・トラックにマッピングされます。Pro Toolsでマスター・
フェーダー・
トラックを作成していない場合、
このスライダーはセッションに影響しません。
✓ 注意:マスター・フェーダー・トラックを2つ以上作成した場合、このスライダーはPro Toolsミキサーの一番右にあるマスター・フェーダー・トラックを
コントロールします。
4
Axiom Pro 49/61でのみ有効な機能
Pro Tools用HyperControl
4.
フリップ・ボタン 5
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ユーザーガイド
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8
– HyperControlでAxiom Proを使用する場合、ミキサー・モードとインストゥルメント・モードの2種類のモードで使用することができ
ます。このフリップ・ボタンの機能は、使用する2種類のモードに従い変化します
(FキーのF1でモードを切替します。詳細は後述の「Fキー」のセクションを
参照して下さい)。
ミキサー・モード:
Axiom Proをミキサー・モードで使用すると、フリップ・ボタンはスライダー・ボタンの機能を切替えます。デフォルトでのスライダー・ボタンはPro Toolsセ
フリップ・ボタンを押すと、スライダー・ボタンで操作が可能なその他の機能に順次切替わります。フリップ・ボタンを
ッションのチャンネルを選択しますが、
押すと、スライダー・ボタンの機能はLCDディスプレイの左下に表示されます。
インサート/インストゥルメント・モード:
Axiom Proをインストゥルメント・モードで使用する時、またはPro Toolsでインサートが選択されている時、Axiom ProのスライダーはPro Toolsのトラッ
クのボリューム・レベルをコントロールし、エンコーダー・ノブは選択されているインサート・プラグインまたはバーチャル・インストゥルメントのパラメーター
ます。これによりAxiom Proのスライダーで
をコントロールします。フリップ・ボタンはエンコーダー・ノブとスライダーの機能を入替え
(または「フリップ」)
インサートやバーチャル・インストゥルメントの設定を調整することができ、エンコーダー・ノブでトラックのレベルをコントロールすることができます。
このボタンを使用してフェーダーの機能の入替えの有効/無効を切替えることができます。このモードを有効にすると、LCDディスプレイの左下に「Flip
Faders On」が表示されます。
✓ 注意:ミキサー・モードに切替えると、フリップ・フェーダー・モードはキャンセルされます。
5.
エンコーダー・ノブ
– これらのノブはAxiom Proで現在選択されているPro Toolsのトラックやバーチャル・インストゥルメントのコントローラーのパラ
メーターに自動的にマッピングされています。他のトラックやインストゥルメントのパラメーターを選択してエンコーダー・ノブでコントロールする方法に
ついては、本ガイドの「Pro ToolsをHyperControlで使用する」のセクションを参照して下さい。
6.
– これらの4つのボタンは、LCDディスプレイの下部に表示されているページに対応し、Pro Toolsのトラックの様々なパラメーター(ボリュー
インサート設定やセンド・レベル等)
やバーチャル・インストゥルメントの設定にアクセスすることができます。詳細は後述の「HyperControlの表示
ム、パン、
ソフト・キー
とソフト・キー」のセクションを参照して下さい。
5
Axiom Pro 49/61のみで有効な機能。
Pro Tools用HyperControl
7.
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ユーザーガイド
トランスポート・コントロール
Axiom Proコントローラー
|
9
– これらのボタンはPro Toolsのトランスポートにマッピングされ、他用途にも使用します。
Pro Tools内での機能
Rewind(巻戻し)
このボタンを押すと、一つ前の小節の最初に戻ります
(メイン・カウンターの設定が分:秒またはサンプルであれば、表示形式も分:秒または
サンプルになります)
。このボタンをホールドすると、Pro Toolsのトランスポートを巻戻し、ボタンから手を離すと解除されます。
Fast Forward(早送り)
このボタンを押すと、次の小節の最初へ進みます(メイン・カウンターの設定が分:秒またはサンプルであれば、表示形式も分:秒またはサ
ンプルになります)
。このボタンをホールドすると、Pro Toolsのトランスポートを早送りし、ボタンから手を離すと解除されます。
Stop(停止)
このボタンは録音または再生を停止します。
Play(再生)
このボタンは録音または再生を開始します。
Record(録音)
このボタンはPro Toolsのトランスポートの録音機能を有効にします。
Return to Start(最初まで巻戻し)
+
+
+
+
+
Loop(ループ)ボタンを押しながらRewind(巻戻し)ボタンを押すと、Pro Toolsセッションの開始位置に戻ります。
Go to End(最後に移動)
Loop(ループ)ボタンを押しながらFast Forward(早送り)ボタンを押すと、Pro Toolsセッションの最後に移動します。
Undo(やり直し)
Loop(ループ)ボタンを押しながらStop(停止)ボタンを押すと、Pro Toolsで最後に行った操作をキャンセルします(Pro Toolsで編集>
やり直しを選択するのと同様です)
。
Engage Loop Play(ループ・プレイバック・モード・オン)
Loop(ループ)ボタンを押しながらPlay(再生)ボタンを押すと、Pro Toolsのトランスポートで指定したループのスタート・ポイントとエン
ド・ポイントの間でループを繰り返します。再び同じ操作をするとループ再生が無効になります。
Engage Loop Record(ループ・レコード・モード・オン)
Loop(ループ)ボタンを押しながらRecord(録音)ボタンを押すと、Pro Toolsで「ループ・レコード」機能が有効になります。再び同様の操
作をするとループ・レコードが無効になります。ループ・レコード機能についてはPro Toolsの取扱説明書を参照して下さい。
Pro Tools用HyperControl
8.
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ユーザーガイド
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10
Fキー – これらのボタンではPro Toolsをナビゲートすることができ、マウスやコンピューターのキーボードを使用せずに様々なタスクを実行することが
できます。
✓
Axiom Pro 25:
Axiom Pro 25は本体スペースに限りがあるため専用のFキーが装備されていません。このため、上段の「F-Keys」ボタンを押してソフト・キー(下段の
をFキーに変換する必要があります。Axiom Pro 25ではFキーの1から4
トラック>、
ミュート)のみがサポートされ、Fキー
ボタン)
(モード、
<トラック、
には対応しません。
の5から7
(ソロ、
<バンク、バンク>)
• F1(モード)
HyperControlを使用している時、Axiom Proはミキサー・モードとインストゥルメント・モードの2種類のモードで使用するこ
とができます。このボタンで2つのモードを切替えます。
• F2(<トラック)
このボタンではPro Tools内で1つ前のトラックを選択して録音を有効にします。例えば、
トラック8が現在選択されている状
トラック7が選択されて録音が可能になります。現在選択されているトラック名は白くハイライトさ
態でこのボタンを押すと、
れます。
• F3(トラック>)
このボタンではPro Tools内で次のトラックを選択して録音を有効にします。例えば、
トラック1が現在選択されている状態でこ
トラック2が選択されて録音が可能になります。現在選択されているトラック名は白くハイライトされます。
のボタンを押すと、
• F4(ミュート)
このボタンはPro Toolsで現在選択されているトラックをミュート
します。
(消音)
• F5(ソロ)
このボタンはPro Toolsで現在選択されているトラックをソロにします。
• F6(<バンク)
Axiom Proで現在コントロールされている全てのPro Toolsのトラック名が青枠内に表示されます。このボタンは一つ前の
トラック1∼8が選択
8トラックを選択します。例えば、現在トラック9∼16が青枠で囲まれている状態でこのボタンを押すと、
されます。
• F7(バンク>)
Axiom Proで現在コントロールされている全てのPro Toolsのトラック名が青枠内に表示されます。このボタンは次の8トラ
トラック9∼16が選択され
ックを選択します。例えば、現在トラック1∼8が青枠で囲まれている状態でこのボタンを押すと、
ます。
✓
Axiom Pro 25 使用時の注意:
と
を使用してバンクを選択して現在選択されているバ
「<トラック」
「トラック>」
(F2とF3)
Axiom Pro 25にはバンク・ボタンが装備されていませんが、
ンク以外の場所にあるトラックを選択することができます。例えば、現在のバンクで一番右にあるトラックを選択し、
「トラック>」ボタンを押すと、次のバ
ンクが有効になります。また、現在のバンクで一番左にあるトラックを選択し、
「<トラック」ボタンを押すと、一つ前のバンクが有効になります。
Pro Tools用HyperControl
9.
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ユーザーガイド
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11
Load(ロード)ボタン – このボタンを押すとプロンプト画面が表示され、保存されているAxiom Proのパッチをロードすることができます。パッチをロー
ドする方法については、Axiom Proユーザーガイドの「ファンクション・キーとソフト・キー」のセクションを参照して下さい。
Save(保存)ボタン – このボタンを押すとプロンプト画面が表示され、Axiom Proの現在の設定を保存することができます。パッチの保存方法について
は、Axiom Proユーザーガイドの「ファンクション・キーとソフト・キー」のセクションを参照して下さい。
(Load + Saveボタン) – デフォルトではLCDディスプレイに最後に使用したコントローラーの位置と状態が表示されます。例え
Hold(ホールド)
ば、LCDディスプレイにはドラム・パッドのグループの状態が表示されていて、エンコーダー・ノブを回すとLCDディスプレイの表示はエンコーダー・グルー
プに切替わり、回したエンコーダー・ノブがハイライトされLCDディスプレイの左下にエンコーダーに関連するパラメーターと数値が表示されます。
場合によってはLCDディスプレイに表示されている内容をホールドして、他のグループのコントローラーを動かした時にLCDディスプレイの表示がアッ
と
プデートされないようにすることができます。この場合、
「Save」
「Load」ボタンを同時に押し続けます。
LCDディスプレイをロックすると、ロックされているグループ以外のコントローラーを動かしても、コントローラーのパラメーター名とパラメーター値が
画面に表示されますが、LCDディスプレイに表示されるテキストはそれ以前の状態を維持します。
SaveボタンとLoadボタンを再び同時に押すとホールド機能が解除されます。
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
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12
パッチが必要な理由を教えて下さい。HyperControlが自動的にコントローラーを割り当てるのではないのですか?
HyperControlテクノロジーは自動的にAxiom Proのコントローラーの割当てを実行し、多くの場合、Axiom Proのパッチをロードしたり保存したりする必要
はありません。但し、
カスタマイズしたパッチを使う必要が生じる場合もあります。
1
をコントロールする場合、ハー
外部MIDIハードウエアを使用する:Pro Toolsを使用してハードウエアMIDI機器
(シンセサイザー、サンプラー等)
スライダー6等)のMIDI
ドウエアMIDI機器のパラメーターにAxiom Proのコントローラー(エンコーダー・ノブ、
CC値を割り当てるようカスタ
マイズしたパッチをロードする必要があります。
2
✓
注意:外部MIDI機器をコントロールする場合、
「HyperControl」のパラメーターは「Transport」に設定しておく必要がありま
す。設定方法についてはAxiom Proユーザーガイドの「エディット・モード
(メイン・メニュー)」のセクションを参照して下さい。
パフォーマンス・コントローラーやテンキー・パッド 6を割り当てる6
テンキー・パッドは自動的に割り当てられないため、HyperControlを使用する時でもAxiom Proのコントローラーを自分のスタイルに合わせて
カスタマイズすることができます。例えば、Pro Toolsのキーボード・ショートカットをAxiom Proのテンキー・パッドに割り当てることができます。
但し、Axiom Proには有効なファクトリー・パッチが数多く搭載され、使用する機能が既にテンキー・パッドに割り当てられている場合もありますの
テンキー・パッドをカスタマイズする前に確認して下さい。各ファクトリー・パッチを設定する方法については、Axiom Proユーザーガイドの付
で、
録Aを参照して下さい。
パフォーマンス・コントローラーはHyperControlで自動的に割り当てられないため、
ノートやゾーン、その他の割当てを自在に設定することが
できます。例えば、バーチャル・インストゥルメントを使用すると、特定のMIDIノートやベロシティー値を送出するようパッドを割り当てる必要が生
じる場合があります。また、キーボードのゾーンを特定のタスクを実行するために特別な方法で設定することもできます。これはエディット・モー
ドで設定することができます。設定方法についてはAxiom Proユーザーガイドを参照して下さい。
3
Pro Toolsとその他のDAWを平行して使用する場合。Axiom Proは、Pro Toolsとその他のDAWで同時に並行して使用することができます。
この状態で作業を進めるには、Pro ToolsではHyperControlを利用し、その他のDAWでは標準的なMIDIメッセージを使用してコントロール
します
(Axiom Proは「従来の」MIDIコントローラー・キーボードとして動作します)。
✓ 注意:Pro Toolsと平行してDAWをコントロールする場合、
「HyperControl」のパラメーターを「Transport」に設定しておく
必要があります。設定方法についてはAxiom Proユーザーガイドの「エディット・モード
(メイン・メニュー)」のセクションを参照し
て下さい。
6
Axiom Pro 49/61でのみ有効。
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
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13
Edit(エディット・ボタン)– このボタンではエディット・モードの有効/無効を切替えます。
10.
トランスポート・コントロール等)の多くは、自動的にコンピューターのDAW画
HyperControlを使用すると、Axiom Proのコントローラー(ボタン、ノブ、
面上のコントローラーに割当てられます。但し、エディット・モードを使用して、テンキー・パッドとパフォーマンス・コントローラー(ドラム・パッド、キーボード・
ゾーン、サスティーン/エクスプレッション・ペダル等)
を自在にカスタマイズすることができます。
このモードはAxiom Proユーザーガイドの「エディット・モード」のセクションで詳しく解説されています。
✓
注意:Axiom Pro のトランスポート・コントロールのみをPro Toolsにマッピングして、その他全てのコントローラー・グループ(エンコーダー・ノブ、
スライダー7、ボタン等)は従来のMIDIコントローラーと同様の動作をするようHyperControlで設定することもできます。標準的なMIDI
CC
データのようなカスタマイズされたMIDIメッセージを送信することができるため、外部MIDI ヘードウエア機器(シンセサイザー 等)へルーティ
ングされるMIDIトラックの作業をしている場合には有効な手段です。
メイン・メニューの「HyperControl」のパラメーターを「Normal」から「Transport」に変更します。
設定方法は、まずエディット・モードを有効にし、
詳細についてはAxiom Proユーザーガイドの「エディット・モード
(メイン・メニュー)」のセクションを参照して下さい。
と
(通常)
「Transport」
(トランスポート)の2つのパラメーターを切替えて使用
HyperControlが有効の時、HyperControlモードでは「Normal」
します。HyperControlの割当てとコントロールする外部MIDI機器に特別に合うようカスタマイズしたコントローラーの割当ての追加のセットと
を切替えて使用することができます。
Zone/Group(ゾーン/グループ)ボタン – このボタンはスライダー(Axiom Pro 49/61)またはトランスポート・コントロール(Axiom Pro 25)の下
11.
にあるボタンの機能を切替えて、パフォーマンス・グループとゾーンを選択することができます。ボタンが点灯していない時(ボタンが押されていない状
態)、関連するボタンからはHyperControlのコマンドが送出されます。ボタンを押すと点灯し、関連するボタンを使用してゾーンとグループの 有効/無
効を切替えることができます。詳細についてはAxiom Proユーザーガイドの「エディット・モード>ゾーン」のセクションを参照して下さい。
(Edit + Zone/Groupボタン) – EditボタンとZone/Groupボタンを同時に押すと、Axiom ProのLCDディスプレイの現在の表示内
Peek(ピーク)
容に関らず、エンコーダー・ノブの 割当てのリストが常に表示されます。例えば、LCDディスプレイにノブのポジションが表示された状態で、
「Home」の
ページを表示してPro Toolsのトラック名やインサート/バーチャル・インストゥルメント・プラグインのノブの割当てを確認するには、EditボタンとZone/
Groupボタンを同時に押します。
ピーク機能では特定のノブの現在のパラメーター値をPro Toolsで関連するパラメーターを変更せずに確認することができます。確認を実行するには、
確認するコントローラーを動かしながら、EditボタンとZone/Groupボタンを押し続けます。これで、Pro Toolsのトラック、インサート、バーチャル・インス
トゥルメントには何ら変更を加えることなく、動かしたコントローラーの現在のパラメーター値がリストされます。
7
Axiom Pro 49/61でのみ有効
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
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テンキー・パッド 8– テンキー・パッドのボタンを使用して、
コンピューターのキーボードと同様にMIDIコマンドやASCIIメッセージ
(コンピューターのキーボー
12.
を送信することができます。ASCIIメッセージはDAWの「キーボード・ショートカット」
に対応し、
ドと同様のもの)
Axiom Proから直接(コンピューターのキー
ボードを使用せずに)
DAWの様々な機能にアクセスすることができます。
Axiom Proにはこれらのボタンを一般的 な DAWにマッピングするよう予 めプログラムされたパッチが 含まれています(これらのパッチのリストは
Axiom Proユーザーガイドの付録Aを参照して下さい)。例えばPro ToolsでHyperControlを使用して、プリセット2(Mac)またはプリセット3(PC)を
ロードするとテンキー・パッドで下表の機能を実行することができます:
Axiom Proテンキー・パッド
1
2
3
4
5
6
7
8
9
̶(Minus)
0
+(Plus)
Pro Toolsでのデフォルト機能(Macではプリセット2;Windowsではプリセット3)
セッションの保存
クリックのオン/オフ切替え
編集とミックス・ウインドウを切替え
選択したリージョンの複製
プレイバック中に選択範囲のスタートを指定
プレイバック中に選択範囲のエンドを指定
Ctrl
コマンド
(Mac)/スタート
(PC)
Opt(Mac)/Alt(PC)
ズームアウト
(横)
Shift
ズームイン
(横)
テンキー・パッドのボタンにカスタマイズしたパッチを作成する方法については、Axiom Proユーザーガイドの「エディット・モード > コントロール」セ
クションを参照して下さい。
✓
ヒント:Axiom Proをエディット・モードで使用する場合、テンキー・パッドを使用してAxiom Pro
す。Axiom Pro
使用)。
8
Axiom Pro 49/61でのみ有効
49/61で数値を素早く入力することができま
25ではキーボードの黒鍵を使用して数値を入力することができます(キーボードの黒鍵を左から右へ0から9の範囲で
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
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15
Pro Tools を HyperControl で 使用 する
はじめに
HyperControlはPro Tools、プラグイン、バーチャル・インストゥルメントをコンピューターのマウスやキーボードをほとんど(または全く)使用することなく、直感
的にコントロールできるようデザインされています。
トランスポート・コントロール⑦ではPro Toolsのトランスポートに瞬時にアクセスして、セッションの再生、停止、録音、ループやその他多くのタスクをAxiom Pro
のキーボードから直接操作することができます。
F1からF7までのFキー(Axiom Pro 25ではF1からF4)⑧ではマウスを使用せずにPro Toolsセッションのトラックを選択、ソロ、ミュートをすることができま
す。F2とF3
(トラック)キーでトラックを選択すると、Pro Tools内でトラック名がハイライトされ、自動的に録音可能となりレコーディングを素早く開始することが
できます。これらのキーについては8ページで詳しく解説しています。
スライダー・ボタン9①はフリップ・ボタン9④と組み合わせて使用し、Pro Toolsミキサー内のチャンネルを選択、
ミュート、
ソロすることができます。この操作方法に
ついては6ページを参照して下さい。
Axiom Proのスライダー9②系統は、通常、Pro Toolsミキサーの選択したトラックのレベルをコントロールします。FキーのうちF2とF3(トラック)またはF6とF7
(バンク)のキーを使用してAxiom Proのスライダーで現在コントロールされているPro Toolsのチャンネルを選択することができます(Pro Tools側で有効な
チャンネル名は青枠で表示されます)。
Pro Toolsのセッションでマスター・フェーダー・トラックの作成が終了していれば、Axiom Proの一番右にあるフェーダー9③でマスター・フェーダー・トラックのレ
トラックが2つ以上作成されていれば、Axiom ProのフェーダーはPro Toolsミキサーの一番右にあるマスター・
ベルをコントロールします。マスター・フェーダー・
フェーダー・
トラックをコントロールします。Pro Toolsのマスター・フェーダー・
トラックが作成されていなければ、
このスライダーはセッションに影響を及ぼすこと
はありません。
ソフト・キーを使用して新しいページ
に切替える度に、LCDディスプレイにはPro Toolsのトラック名のリスト
(「Home」、
「Ins」、
「Sends」等のページ)
最後に、
や、エンコーダー・ノブでコントロールするインサート/バーチャル・インストゥルメントのリストが表示されます。Axiom Proでいずれかのコントローラー(パッドや
を動かすと、LCDディスプレイには現在使用しているコントローラーのポジションとグループ名 の 表示が更新されますが、エンコーダー・ノブ
スライダー等9⑤)
は「Home」のページに表示されていたパラメーターを引き続きコントロールします。
「Home」ページへ 戻って、各エンコーダー・のブの割当てを確認するには
Axiom Proで「Edit」ボタンと「Zone/Group」ボタンを同時に押します。
9
Axiom Pro 49/61でのみ有効
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
16
HyperControlの表示とソフト・キー
HyperControl は、編集、ミックス、プラグイン/ バーチャル・インストゥルメントの 内 いずれのウインドウが 現在選択されていても 、どのウインドウからでも
Pro Toolsをコントロールすることができます。但し、Axiom ProのLCDディスプレイとコントローラーはコンピューターのモニターが音楽のアレンジの作業を
行っている時にPro Toolsのミキシング機能に対応することができるため、シーケンシング環境 の(つまり、編集ウインドウで作業をしている)時にPro Toolsを
コントロールするのが理想的です。
下表はデフォルトの「ホーム」ページ:
The upper-right
corner of ・
the
ディスプレイ
ノブが
右上にはエンコーダー
The name of the currently selected
Pro Tools track is displayed at the
プレイ左上に表示されます。
top-left of the screen.
現在選択されているPro Toolsのトラックがディス
display lists the parameter,
insert, or virtual instrument
ンサート、バーチャル・インストゥルメントが
that the Encoder Knobs are
リストされます
。
currently
controlling.
現在コントロールしているパラメーター、イ
ノブ
、
Axiom
Proaでスライダー
Any time
slider, knob,
or、
other
control
is moved
その
トローラーを
他 のコン
動か
on Axiom Pro, the
すと、対応 するPro Tools のパラ
corresponding Pro Tools
メーター 名とパラメーター 値 が
parameter and its value
この
にリストされます
are 行
listed
in this line.。
一番下の行にはソフト・キー1から4を使用し
The bottom row lists menus and
The center of the
screen
displays
ディスプレイ
には
中央either
the
names
of
the
Pro
Axiom Proでコントロー
Tools
tracks
that
are
ルされているPro Toolsの
under the control of
トラック名、またはAxiom
Axiom Pro or the
Proのノブ、スライダー、そ
current position of the
のコントローラーの
の他
knobs,
sliders, or 現
在の
位置が
表示されます
other
controls
of 。
Axiom Pro.
てアクセスできるメニューとオプションがリス
options that can be accessed
using
Soft-Keys 。
1-4.
トされています
上記 の 例 のうち 右上 のボックスに 解説 されて いる 通り、この ペ ージではエンコーダー・ノブ
を 使用して Pro Tools のトラックのパンの 位置 を 設定 することができます 。Pro Tools のセッ
ションのトラック 名 は 2 列 に 渡り表示 されます(上記 の 例 では「 Vox Lead 」から「 VirtInst 」ま
で )。これらのトラックは 現在 Axiom Pro のエンコーダーでコントロールされています 。左 の
列( Vox Lead 、Harmony 、Guitar 、Bass )はエンコーダー・ノブ E1 からE4に対応し、右 の 列
(Kick、Snare、Overheds、VirtInst)はエンコーダー・ノブE5からE8に対応しています。
A x i o m P r o の ソ フト・キ ー は ディス プ レ イ の 下 部 にリスト さ れ て い る 通 り 、こ の 他 の
「Ins」、
「Sends」、
「Chan」)を選択することができ
HyperControl のページ4種類(「Home」、
ます。新規 のページをロードすると、エンコーダー・ノブは自動的に新しくロードしたページにリス
✓ スライダーについて教えて下さい。
Axiom Pro 49/61 のスライダーは常にPro Tools
で 選択されているトラックのボリューム・フェーダーを
コントロールします 。ソフト・キー 1 から4を使用して 現
在ロードされているページが 何 であるかに関係 なく、
ボリュームをコントロールします( ロードされている
ページはエンコーダー・ノブにのみ 影響します )。
トされているパラメーターにマッピングされます 。例えば、上図 ではソフト・キー 3( Sends )を押
すとHyperControl のセンドのページにアクセスすることができ、エンコーダー・ノブを使用して
唯一の例外はAxiom Proが「インストゥルメント」モードま
Pro Toolsミキサーで割り当てられているセンド・レベルをコントロールすることができます。
モードで
たは
「インサート」
「Flip
Faders(フェーダーの入
Faders(フェーダー
れ換え)
モードが有効の時です。Flip
」
エンコーダー・ノブがPro Toolsのパラメーターのいずれかをコントロールするよう割り当てられ
モードを有効にすると、
スライダーを使用し
の入れ換え)
ノブを回してもAxiom ProのディスプレイにもPro Toolsのセッションにも影響はあり
ていない時、
てインサートやバーチャル・インストゥルメントのパラメー
ません。
エンコーダー・ノブを使用してトラッ
ターをコントロールし、
クのレベルを設定します。
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
17
Mixer(ミキサー)モード
HyperControlメニューは以下の通りです:
1.
「Home」ページ
これがHyperControlの「Home」
(ホーム)ページです。ホーム・ページではAxiom Proのエンコーダー・ノブはPro Toolsのミキサー・チャンネルのパンの位
置をコントロールするよう割当てられています。
と
「Home」のソフト・キーを押すと、
「Home」
(トラック・ボリューム・コントロール)
「Pan」
(パン・コン
Axiom Pro 25にはスライダーが装備されていないため、
トロール)のページを切替えることにより、エンコーダー・ノブを使用してトラックのレベルとパンの位置をコントロールします。
✓
トラックを使用する時、エンコーダー・ノブではデフォルトで一番上のパン・コントローラーを調整することができます。一
注意:Pro Toolsでステレオ・
ソフト・キー1(Home)
を押します。Axiom Pro
番下のパン・コントローラーを調整するには、
25では再び「Home」のソフト・キーを押してトラック・
レベルをコントロールすることができます。
ソフト・キー2から4(Ins、Send、Chan)
を押すとHyperControlのInserts(インサート)、Sends(センド)、Channel(チャンネル)のページが表示されま
す。以下に解説します。
Pro Tools用HyperControl
2.
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ユーザーガイド
18
「Ins」
(インサート)のページ
Pro Toolsで選択されているミキサー・トラックにインサート・プラグインをロードした状態である場合、このボタンを押すと、そのプラグインのパラメーターが
表示され、エンコーダー・ノブを使用してプラグインをコントロールすることができるようになります。上図の例では、D-VerbプラグインがPro Toolsの「Vox
トラックにロードされています。プラグインのウエット/ドライのレベルを上げる場合、
エンコーダー・ノブE3を回します。
Lead」
インサート・プラグインにAxiom Proでコントロールすることのできる複数のパラメーターのページが装備されていれば、
ソフト・キー3と4(「「<Page」と
「Page>」」を使用して全ての有効なパラメーターを順次確認することができます。
Pro Toolsのミキサーで任意のトラックに2つ以上のインサートがロードされていれば、ソフト・キー2(Ins)を押してそのトラックに有効なインサートを順次
確認することができます。
ソフト・キー2
を押し続けると、
プラグインのウインドウが開閉します。
(Ins)
ソフト・キー1
を押すとHyperControlのホーム・ページに戻ります。
(Home)
3.
「Sends」
(センド)のページ
Send(センド)のページではエンコーダー・ノブを使用してPro Toolsのミキサー・トラックのエフェクト・センドのレベルを設定することができます。各ミキ
にアクセスすることができます。ソフト・キー3
サー・チャンネルでは、エフェクト・センド・スロットの最大5つまで(「Send A」から「Send E」まで)
(Sends)
を押す度に、スロットを順次確認することができます。現在のエフェクト・センド・スロットはLCDディスプレイ右上にリストされています。
エンコーダー・ノブはPro Toolsの全てのチャンネルで同じセンドのスロットをコントロールすることに注意して下さい。例えば、
「Send
A」が選択されたト
ラック1から8に割当てられていれば、エンコーダー・ノブE1を回すとチャンネル 1 のセンドAレベルに影響し、エンコーダー・ノブE2を回すとチャンネル 2
のセンドAスロットのレベルに影響するという具合です。Pro Toolsの任意の単一のチャンネルのセンド・レベルを同時にコントロールするには、
ソフト・キー4
を押してその「Channel」
(Chan)
(チャンネル)のHyperControlのページにアクセスします。
✓
注意:センドのページを使用するには、その前にPro Toolsミキサー・チャンネルでセンドを割り当てて有効にしておく必要があります。センドが割り当
てられていないと、エンコーダー・ノブを回してもPro Toolsの方では
(Axiom Pro のLCDディスプレイでも)何の影響も受けません。
ソフト・キー1
またはソフト・キー2
を押すと、それぞれHyperControlのHomeページまたはInsertページに切替わります。
(Home)
(Ins)
Pro Tools用HyperControl
4.
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ユーザーガイド
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19
「Chan」
(チャンネル)のページ
HyperControlのページの中でHome(ホーム)とSends(センド)のページはPro Toolの8トラックで構成された一つのバンク全体で使用される単一つのパラ
このページでは特定の単独のPro Toolsチャンネルに含まれる全てのパラメーターを詳細に表示します。
メーターの広範囲な機能を一覧表示しますが、
このページではエンコーダー・ノブを使用してパン・フェーダーの左右両方や、任意のチャンネルで全てのエフェクト・センドのレベルをコントロールすること
を一つずつ確認する必要はありません。上記の例ではセンドAとセンドBはそれぞれがバ
ができ、複数のサブチャンネル(例えば、センドAからセンドEまで)
に割り当てられている場合は、それらのバスまたは出力端子
ス1と2、バス3と4に割り当てられています。センドがその他のバス
(またはDAWの出力端子)
がAxiom ProのLCDディスプレイにリストされます。センドが割り当てられていないと、Axiom ProのLCDディスプレイには「no
✓
send」と表示されます。
注意:Chan(チャンネル)のページでは編集可能なパラメーターに最大7つまで対応しますが、エンコーダー・ノブE8はこのページで使用することはで
きません。
Pro Tools用HyperControl
|
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ユーザーガイド
20
インストゥルメント・モード
HyperControlを使用するとAxiom Proはミキサー・モードとインストゥルメント・モードの2種類のモードで動作します。本ガイドの前項ではミキサー・モードにつ
このセクションではインストゥルメント・モードについて説明し、バーチャル・インストゥルメント・プラグインのハンズオンなコントロールを実現
いて説明しましたが、
するためのHyperControlとAxiom Proの操作方法を解説します。
インストゥルメント・モードを使用する:
1
Pro Toolsでインストゥルメント・トラックを作成する。
2
トラックのインサート・スロットにバーチャル・インストゥルメントをロードする。
任意のインストゥルメント・
3
バーチャル・インストゥルメントを含むトラックがPro Toolsで選択されていることを確認します
(例えば、Axiom ProでF2とF3の「Track」キーを押す
またはバーチャル・インストゥルメントを含むトラック名をクリックします)
か、
。
4
ボタンを押してインストゥルメント・モードを有効にします
最後にF1「Mode」
(モード)
(再び「Mode」を押すとミキサー・モードに戻ります)。
バーチャル・インストゥルメントが 選択したトラックにロードされていれば 、下図と同様 のページが Axiom Pro の LCDディスプレイに表示されます 。選択した
「Mode」ボタンを押すとLCDディスプレイの右上に「NoInstr」の表示が現れ
Pro Toolsのトラックにバーチャル・インストゥルメントが含まれていない場合には、
画面中央が空白になります。
The name of the currently selected
Pro Tools track is displayed at the
左上に表示されます。
LCDディスプレイの
top-left of the
screen.
現在選択されているPro Toolsのトラック名が
The name of the virtual
instrument is displayed at the
ディスプレイの右上に表示されます。
top-right of the screen.
バーチャル・インストゥルメント名が LCD
The ディスプレイの
bottom row 下部
listsにはソフ
menusト・
and
can
キーoptions
使用してア
LCD
1から4をthat
be accessed using Soft-Keys 1-4. These options
クセスできるメニューとオプションが表示されます。オプション
are described in detail in the following section of
については本ガイド次項で説明します。
this guide.
The
center of the
ディスプレイの
中央に
LCD
screen displays the
はバーチャル・インストゥルメ
various parameters
ントに含まれる様々なパラ
contained by the
リ
メーターが
表示されます。
virtual instrument.
The listed
ストされているパラメータ
parameters can be
ーはAxiom Proのエンコー
modified by the
して編集
ダー
・ノブを使用
Encoder
Knobs
of す
Axiom Pro. 。
ることができます
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
|
21
インストゥルメント・モードを使用する:
バーチャル・インストゥルメントのパラメーターはLCDディスプレイにリストされ、Axiom Proのエンコーダー・ノブ8系統に自動的にマッピングされます。左
側のパラメーターは上段にあるエンコーダー・ノブにマッピングされ、右側のパラメーターは下段にあるエンコーダー・ノブにマッピングされます。
ソフト・キー2
を押すと、
コンピューターの画面にバーチャル・インストゥルメントのウインドウの表示/非表示を切替えます。
(Plugin)
バーチャル・インストゥルメントに9種類以上のパラメーターが含まれていると、
コントローラーは複数のページにリストされ、
ソフト・キー3と4
(LCDディスプ
レイでは「<
Page」と「Page >」と表示)を使用してアクセスすることができます。更に、インストゥルメント・モードでデフォルトのページが表示されている
ソフト・キー1
を押して、下図に示す通り、バーチャル・インストゥルメントのパラメーターのうち最初の8ページへ素
時、
(LCDディスプレイでは「1-8」と表示)
早くアクセスすることができます。
により最初の2ページにアクセスすることができます(1度押すとページ1、2度押すと
「1-8」のソフト・キー1を押すと、一番左のソフト・キー(1&2と表示)
ソフト・キー2ではページ3と4、
ソフト・キー3ではページ5と6、
ソフト・キー4ではページ7と8にアクセスすること
ページ2にアクセス可能)。同様の方法で、
ができます。
✓
注意:DAWによっては不可能な場合もありますが、Pro Toolsはバーチャル・インストゥルメント・プラグインをインサート・エフェクト・プラグインと同様
の方法で処理します。これは、バーチャル・インストゥルメントのパラメーターを「Ins」のページ
またはAxiom Proのインストゥルメン
(ミキサー・モード)
ト・モードでコントロールすることができるという意味です。バーチャル・インストゥルメントを両方のモードでコントロールできたとしても、2つのモー
ドではソフト・キーのオプションが多少、異なります。ミキサー・モードのソフト・キーは「Home」、
「Ins」、
「<Page」、
「Page>」ですが、インストゥルメン
ト・モードでは「1-8」、
「Plugin」、
「<Page」、
「Page>」となります。ソフト・キーはバーチャル・インストゥルメントをコントロールする場合、インストゥ
ルメント・モードの方が適しているため、インストゥルメント・モードの使用を推奨します。
インストゥルメント・モードではインサート・エフェクト・プラグインにアクセスできないことに注意して下さい。HyperControlでインサート・プラグインにアク
ミキサー・モードで
セスする場合は、
(インストゥルメント・モードではなく)使用する必要があります。
✓
ヒント: Digidesign A.I.R.バーチャル・インストゥルメントでプリセットを変更する
DigidesignのA I R グループによりデザインされたバーチャル・インストゥルメントのプリセットは、ソフト・キー2を押しながらソフト・キー3ま
たは4を押して順次確認することができます。
Pro Tools用HyperControl
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ユーザーガイド
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22
HyperControlの割当てを変更する(Pro Tools 8以降のみ)
Pro Tools 8 0(以降)では各プラグインまたはバーチャル・インストゥルメントのウインドウの上部にある「Learn」ボタンを使用してHyperControlの割当てを変
更することができます。以下の方法に従います:
1
「Learn」ボタンをクリックする。
2
プラグインまたはバーチャル・インストゥルメントのウインドウで、画面上の任意のコントローラーをクリックして選択します。
3
Axiom Proに装備されている任意のハードウエアのコントローラー(ボタン、ノブ、スライダー等)を動かします。これによりAxiom Proで動かしたハードウエ
アのコントローラーに画面上で選択したコントローラーが割当てられます。
手順2と3を繰り返してその他のコントローラーを割当てます。
4
プラグインまたはバーチャル・インストゥルメントのウインドウの「Learn」ボタンを押してLearnモードを終了します。
割当てが終了したら、
✓
ご注意:一旦ノブが割り当てられると、
ノブの以前の割当て設定は失われます。例えば、Axiom Proのエンコーダー・ノブをボリュームに割当てその後同
じノブにパンを再割当てすると、
ノブでボリュームをコントロールすることができなくなります。
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