秋 の 嵐 山 渓 谷 - 里山ウォーキングクラブ

秋 の 嵐 山 渓 谷
2015年11月21日
報告者 中島 悌子
里山ウォーキングクラブ 御中
上記イベントにつき、下記のとおり終了したので、ご報告いたします。
テーマ 嵐山渓谷の紅葉を楽しむ
集合
2015年11月21日 午前7時50分 東急東上線・池袋駅
レベル 里山ウォーキング リーダー 中島悌
中塚
矢部幸
参加者 海妻
行程
歩行
3 時間30分 高低差200 m 高低差200m
玉村
中島俊
小嶋
早乙女
以上18名
柏原
山田
中島紋
矢部恵
飯島
成澤
井本
海老沼
戸頃
長谷川
池袋8:00=9:10武蔵嵐山9:30~10:10大平山登山口10:17~10:30大平山10:30~10:50嵐山
渓谷11:30~11:40嵐山渓谷BB場12:15~都幾川橋12:30~学校橋12:55~13:25武蔵嵐山(解散)
大平山 嵐山町(らんざんまち 埼玉県)の最高峰であ
る大平山は標高178.9mである。東側からは嵐山
町が一望することができ、西は槻川を中心に遠
山の盆地が広がる。戦国時代には小倉城の物見
櫓があったと伝えられている。米作りが盛んに
なると水の需要が増える。山頂にある雷電神社
は雨乞いのために祀られたもので今でも天水利
用の稲作が行われているので昔からの行事が行
われている。
武蔵嵐山駅の方面から観る大平山はのっぺりと
<都幾川の桜堤から大平山(おおひらやま)を望む>
した山容であるが、町を流れる都幾川からみると
なかなか眺めの良い山である。登山ルートは3ヶ所ほどあってどこからでも20~30分で手軽に登る
ことができる。
昭和のはじめ、本多静六農学博士がこの地を訪れ、槻川の
嵐山渓谷
渓谷と松林を眺め、この光景が京都「嵐山(あらしやま)
に似ていることから「武蔵の国の嵐山」と名付けられたと
いうことだ。この時代、武蔵嵐山は観光地として人気が
あり、多くの人で賑わった。昭和14年6月に当地を訪れ
た歌人・与謝野晶子は29首の「比企の渓」を歌いあげて
いる。そのうちの一首「槻の川 赤柄の傘さす松の 立ち
竝びたる 山のしののめ」の歌碑が渓谷にある。
<嵐山町発祥之地の碑>
賑わった嵐山渓谷も戦後は訪れる人が減り、寂しい時があ
ったが、時代の流れとともに景勝地・嵐山渓谷に来る人が
増えて休日ともなれば嵐山渓谷バーベキュー場は車で満杯になることも珍しくないほどの人気である。
「武蔵の国嵐山」の地名は、後に町名にも採用されて嵐山町となった。そのことを記念する「嵐山町名発
祥之地」が渓谷の中程に建立されている。
都幾川 嵐山渓谷のある槻川に合流する都幾川の右岸(下流に向かって右側)の八幡橋~二瀬橋~学校橋までの約2
桜堤
kmに亘って約250本の桜(ソメイヨシノ)が連なっている。20年以上前に地元住民の寄付によって記念
植樹された若木が立派に育って見応えのある桜
並木になった。堤が弓状になっているので遠
くまで見渡すことができ、その素晴らしさは圧
巻だ。毎年、4月はじめ頃、さくらまつりが開
催されライトアップの夜桜見物も見逃せない。
<4月満開の都幾川桜堤(嵐山町観光協会のホームページ)>
<槻川の飛び石を渡る>
<大平山登山口 いざ出発>
<大平山から嵐山渓谷と都幾川桜堤のコース・マップ>