LSH3502 LSH3502VHD 製品取扱説明書 OLYMPUS SYMBOL, INC ご注意 安全に関するご注意 LSH3502 バーコードスキャナは、CDRH Class Ⅱレーザ製品に準拠した製品です。ご 使用に際しては次の点にご注意ください。 ・ 正面の窓をのぞきこまないでください。 正面の窓からレーザ光が出ます。目に障害を与える危険性があります。 ・ 人の目に向けてレーザ光を出射させないでください。 目に障害を与える危険性があります。 ・ 分解など機器の取り外しは行わないでください。 分解時にもレーザ光が出ます。LSH3502 バーコードスキャナは、内部保守の必要 がないように設計されています。 LSH3502 バーコードスキャナは、専用の電源(AC アダプタ)と組み合わせてお使いくだ さい。 AC アダプタは水で濡れないようにしてお使いください。 この装置は、第二種情報装置(住宅地域またはその隣接した地域において使用されるべき 情報装置)で住宅地域での電波障害防止を目的とした情報処理装置等電波障害自主規制協 議会(VCCI)基準に適合しています。 しかし、本装置をラジオ、テレビジョン受信機に近接してご使用になると受信障害の原因 となることがあります。 取扱説明書にしたがって正しい取り扱いをしてください。 本書の全ての権利は、株式会社オリンパスシンボルに帰属しており、本書の内容の一部ま たは全部を文書による許可を受けることなく複製、転載することは禁止されています。 株式会社オリンパスシンボルとオリンパス光学工業株式会社は、この装置を提供、使用す ることに付随して、または結果として起こる損害に対するいかなる責任も負いませんので、 予めご了承ください。 この取扱説明書及び仕様は、改良のため、予告なく変更することがあります。 株式会社オリンパスシンボル 〒160 東京都新宿区西新宿 1-22-2 新宿サンエービル 4F TEL : 03-3348-0213 はじめに このたびはバーコード読み取り装置 LSH3502 バーコードスキャナをお買い求め いただきまして、まことにありがとうございます。 LSH3502 バーコードスキャナ(以下本装置、またはバーコードスキャナと呼び ます)は、各種バーコードの読み取りが可能なコンパクトなハンドヘルド型バ ーコードスキャナです。LSH3502 シリーズには、標準的な太さのバーコードの 読み取りに最適な LSH3502 モデルと、高密度のバーコードの読み取りに最適な LSH3502VHD モデルがあります。 本装置は、高堅牢性とショック吸収性を高め、衝撃や振動に強い構造になって います。さらに、防滴性と防塵性にも優れており、屋外や倉庫での使用に最適 です。また、コンパクトな装置なので、オフィスでパーソナルコンピュータに 接続して使用する場合にも、広い設置スペースを必要としません。 本書は本装置の基本的な操作方法から設定プログラムの方法までを説明する取 扱説明書で、本装置を使用する際に必要なことが記載してあります。本書をお 読みになった後も、必ず本書を保存してください。本書がバーコードスキャナ をご使用になる際のお役に立てば幸いです。 1 本書の構成 本書は次のように構成されています。 1.概要 ................... 本装置の概要と各部の名称を説明します。 2.設置方法 ............... 本装置の設置について説明します。 3.操作方法 ............... 本装置の基本的な操作方法について説明します。 4.保守 ................... お手入れの方法について説明します。 5.仕様 ................... 本装置の仕様について説明します。 6.設定内容のプログラム ... 本装置の各種設定内容と設定の変更方法につい て説明します。 2 目次 はじめに .................................................................................................................1 本書の構成..............................................................................................................2 目次 ........................................................................................................................3 1.概要.................................................................................... 4 各部の名称....................................................................................................5 2.設置方法 ............................................................................ 6 開梱 ..............................................................................................................6 設置の際の注意.............................................................................................6 ホスト装置との接続 .....................................................................................7 ホスト装置の設定 .........................................................................................9 3.操作方法 .......................................................................... 10 読み取り操作 ..............................................................................................10 動作しない場合...........................................................................................13 読み取り範囲 ..............................................................................................14 ブザー音の説明...........................................................................................15 4.保守.................................................................................. 16 5.仕様.................................................................................. 17 仕様一覧 .....................................................................................................17 コネクタピン配置 .......................................................................................18 ラベル表示..................................................................................................19 6.設定内容のプログラム....................................................... 20 パラメータのプログラム ............................................................................20 パラメータの説明 .......................................................................................22 7.付録.................................................................................. 42 通信のフローチャート ................................................................................42 通信タイミングチャート ............................................................................44 ASCII キャラクタセット .........................................................................46 外観図 .........................................................................................................47 3 1.概要 1.概要 本装置は、可視光半導体レーザを用いた読み取り範囲の広いバーコードスキャ ナです。 本装置は、各種の素材に印刷されたバーコードを読み取ることができます。 本装置は、RS-232C インタフェースによりホスト装置と接続が可能です。ホス ト装置の RS-232C インタフェースからデータを取り込むことができるアプリケ ーションソフトウェアをご使用ください。 本装置は、使用条件に合わせて選択設定ができます。本装置で設定用バーコー ド(6.設定内容のプログラムの項 20ページを参照)を順次読み取るだけで、 自動的に設定されます。 本装置で読み取り可能なバーコードは下記のものです。 CODE39 と CODE39 FULL ASCII との識別を除いて、コードタイプを識別する ことができます。 CODE39 CODE39 FULL ASCII INTERLEAVED 2 OF 5(インターリーブド 2 オブ 5) DISCRETE 2 OF 5(ディスクリート 2 オブ 5) MATRIX 2 OF 5(マトリックス 2 オブ 5) CODABAR JAN/EAN/UPC CODE128 CODE93 4 各部の名称 各部の名称 本体 デコードLED (緑色) 読み取り窓 トリガ ACアダプタ スキャンLED (赤色) グリップ ロッキングリング ケーブル ホスト装置接続用 コネクタ DCプラグ DCジャック ※ケーブルと AC アダプタはオプションです。 図のケーブルは一例です。 LED表示について ・スキャン LED(赤色) 本装置のトリガを引くと、読み取り用赤色ビームが読み取り窓から約1秒間 発せられます。そのとき、「スキャン LED」が点灯します。バーコードが読 み取られると、消灯します。 ・デコード LED(緑色) バーコードが読み取られると、ブザー音が鳴り、「デコード LED」が点灯します。 5 2.設置方法 2.設置方法 開梱 本装置を梱包箱から取り出し、下記のものが揃っているか、また外的損傷がな いかどうか確認してください。 もしこの中で不足しているものがあったり、損傷があった場合には、販売代理 店または㈱オリンパスシンボルにご連絡ください。また、梱包箱および梱包資 材は、修理のときなど本装置を返送する際に使用できるよう、保管してくださ い。 (梱包内容) ・LSH3502 バーコードスキャナ ・ケーブル(RS-232C ケーブル) ・クイックリファレンス 設置の際の注意 本装置を設置する際には、以下のことにご注意ください。 (1) コピー機、シュレッダ機など、電力を多く消費する電気製品と共用の電源、 またはそこから分岐した電源の使用はお避けください。 (2) 直射日光の下、通常の室温より極端に温度が高い、または低い場所、湿度 の高い場所での使用はお避けください。 (3) 6 ケーブルが引っ張られたり、曲げられたりしないよう、安全な位置に設置 してください。人の通路と交差したり、椅子の近くを通るようなケーブル の設置はお避けください。 ホスト装置との接続 ホスト装置との接続 本装置をパーソナルコンピュータに接続して使用する場合について説明します。 ① 本装置にケーブルを取り付けます。 ロッキングリングを 左に回してロックし てください。 ② パーソナルコンピュータの電源がオフになっていることを確認します。 ON OFF 7 2.設置方法 ③ 本装置のケーブルのホスト装置接続用コネクタを、パーソナルコンピュー タの RS-232C インタフェースのコネクタ部分に接続します。 ④ AC アダプタのケーブルの DC ジャックを、本装置のケーブルのホスト装置 接続用コネクタの DC ジャックに接続します。 ⑤ 8 AC アダプタの電源プラグ部分をコンセントに差し込みます。 ホスト装置の設定 ホスト装置の設定 本装置からホスト装置へ正しくデータを送るためには、ホスト装置と本装置の RS-232C インタフェースの設定を合わせる必要があります。 本装置の RS-232C インタフェースの設定は、「6.設定内容のプログラム パ ラメータの説明」(22ページ)に記載されています。 本装置の RS-232C インタフェースの設定をホスト装置に合わせて変更する場合 には、「6.設定内容のプログラム パラメータのプログラム」(20ページ) の例を参照してください。 ホスト装置の RS-232C インタフェースの設定を本装置に合わせて変更する場合 には、下記の設定内容にホスト装置の RS-232C インタフェースの設定を変更し てください。 本装置の RS-232C インタフェース設定の初期値は以下の通りです。 ボーレート データ長 ストップビット パリティ 9600bps 7 ビット 2 ビット EVEN(偶数) 9 3.操作方法 3.操作方法 読み取り操作 ホスト装置への接続が完了したら、以下の手順に従って、スキャンをしてバー コードの読み取りを行います。 手順通りに操作して正しく読み取りができない場合は、「動作しない場合」(13 ページ)の項に従って、点検してください。 ① まず初めに本装置のトリガを引きます。 読み取り用赤色ビームが読み取り窓から約1秒間発せられます。このとき、 本装置後部の赤色ランプ「スキャン LED」が点灯します。 読み取り用赤色ビーム 「赤」 トリガを引く ② バーコードを本装置の読み取り範囲内に置きます。 (「3.操作方法 読み取り範囲」14ページ参照) 10 読み取り操作 ③ 読み取り窓をバーコードに向けてトリガを引きます。 読み取り用赤色ビームが約1秒間発せられ、「スキャン LED」が点灯します。 「赤」 読み取り用 赤色ビーム バーコードの読み取りが行われると、ブザー音が鳴り、「デコード LED」 が点灯します。 CO LY DE M PU S- sy m bo l 「緑」 SC AN DE O ④ ピ 11 3.操作方法 読み取りのときの注意 本装置でバーコードを正しく読み取るには、次のことに注意して操作を行って ください。 ! 本装置をバーコードの正面に対して、直角に向けてスキャンすると正しい読 み取りができないことがあります。図のような角度で読み取りを行ってくだ さい。 ○ 直角+15度くらい × 直角 15° ! 読み取り用赤色ビームがバーコード全体を横切るように、スキャンしてくだ さい。 ! 大きいバーコードやバーが太いバーコードを読み取る場合には遠くから、小 さいバーコードやバーが細いバーコードを読み取る場合には近くからスキャ ンしてください。詳細は「3.操作方法 読み取り範囲」(14ページ)を参 照してください。 12 動作しない場合 動作しない場合 取扱説明書の内容に従って操作しても読み取りができない場合には、次のよう に点検してください。 ! AC アダプタを接続したコンセントに電源が供給されているか確認してください。 ! AC アダプタの先の DC プラグが本装置のコネクタの DC ジャックにしっかり 入っているか確認してください。 ! 本装置のグリップ部分にケーブルがしっかり差し込まれ、ロッキングリング がきちんと固定されているか確認してください。 ! ホスト接続用コネクタがホスト装置の RS-232C コネクタに接続されているか 確認してください。 ! ホスト装置の RS-232C のピン配置、入出力方向がご使用のケーブルのホスト 接続用コネクタと一致しているか確認してください。(18ページ参照) ! 本装置の RS-232C の設定が、ご使用のホスト装置の RS-232C の設定(ボーレ ート等)に合っているか確認してください。 ! 読み取ろうとしているバーコードに傷や汚れが無いか確認してください。 ! 読み取ろうとしているバーコードと同じ種類のものを、クイックリファレン スのサンプルバーコードから探して、そのバーコードをスキャンしてみてく ださい。 これらのチェックをした後でもバーコードが正しく読み取れない場合は、販売 代理店または㈱オリンパスシンボルにお問い合わせください。 ご連絡いただく時の注意 (1)本製品のモデル型番および製造番号を確認してください。 (2)接続しているホスト装置をご連絡ください。 (3)不良内容をご連絡ください。 13 3.操作方法 読み取り範囲 LSH3502 下図に、LSH3502 が読み取り可能な細エレメント(0.13mm、0.19mm、0.51mm、 1.02mm、1.40mm)の、CODE39 バーコード読み取り範囲を示します。 (弊社標準試験条件による参考値) LSH3502VHD 下図に、LSH3502VHD が読み取り可能な細エレメント(0.071mm、0.127mm、 0.19mm、0.51mm、1.02mm)の、CODE39 バーコード読み取り範囲を示します。 (弊社標準試験条件による参考値) 14 ブザー音の説明 ブザー音の説明 通常のバーコード読み取り時 ブザー音の種類 状態 1 回のショートハイトーン (ピ) バーコードの読み取りが完了しました。 4 回のロングロートーン (プープープープー) データの転送エラーが生じました。 (最後にスキャンしたデータが消えてしまい ました。最後のバーコードをもう1度スキャ ンしてください。) 3 回のショートハイトーン (ピピピ) 電源が投入されました。 (電源投入時ブザーを設定しておくと、動作 モードがコンティニアスモードの場合のみ、 ブザーが鳴ります。) パラメータメニュー読み取り時 ブザー音の種類 状態 1 回のショートハイトーン (ピ) 正しくメニューのバーコード読み取りが実行 され、次のバーコードの読み取り待ちになっ ています。 2 回のハイロートーン (ピロピロ) パラメータメニューの入力が完了しました。 2 回のロングロートーン (プープー) パラメータメニューの入力に誤りがありま す。 15 4.保守 4.保守 本装置は分解はしないでください。本装置は分解して内部を保守する必要はあ りません。万一、お客様が分解された場合には、保証対象外となります。 読み取り窓が汚れている場合には、次の方法できれいにしてください。 ! 水で湿らせた布か、水で湿らせた綿棒で軽く汚れを拭き取ってください。 ! 紙やすりや金属など、傷をつけやすい素材で読み取り窓に触れないでください。 ! 水や洗剤、アルコールなどを直接読み取り窓につけないでください。 16 仕様一覧 5.仕様 仕様一覧 項目 仕様 電源 動作電圧:3.3V∼14.5V 動作電流:150mA 以下、100mATypical(入力電圧 5V DC 時) 読み取りコード CODE39 CODE39 FULL ASCII INTERLEAVED 2 OF 5(インターリーブド 2 オブ 5) DISCRETE 2 OF 5(ディスクリート 2 オブ 5) MATRIX 2 OF 5(マトリックス 2 オブ 5) CODABAR JAN/EAN/UPC CODE128 CODE93 レーザ光源 可視光半導体レーザ スキャン方式 ミラーによる往復スキャン スキャンレート 36 スキャン/秒(ミラーの1往復で2スキャン) 読み取り距離 0∼925mm(LSH3502) 0∼230mm(LSH3502VHD) 傾斜角度 スキュー角 ±65 度 ピッチ角 ±60 度(LSH3502) ±40 度(LSH3502VHD) ブラインド角 0 度±2 度 最小読み取りコントラスト MRD25%以上(LSH3502) MRD40%以上(LSH3502VHD) 周囲の照度 オフィスレベルから屋外まで使用可能 (人工光:4800 lx、太陽光:86000 lx) 対衝撃性 高さ 1.8 mからの落下に耐える(ケーブル付きで) 防滴性 MIL-STD-810E 滴下に適用 防塵性 MIL-STD-810D に適用 温度 使用時:0℃∼40℃(結露のないこと) 保存時:−40℃∼60℃(結露のないこと) 湿度 5%RH∼95%RH(結露のないこと) 寸法 高さ:122mm 幅:60mm 長さ:94mm 重量 120 g以下(ケーブルを除く) インタフェース RS-232C 17 5.仕様 コネクタピン配置 25-06843-02J:25 ピン D-sub,TXD 3 ピン,オス 25-06852-02J:25 ピン D-sub,TXD 3 ピン,メス ピン 信号 機能 2 3 4 5 6 7 RXD TXD CTS RTS DTR GROUND シリアルデータ受信入力 シリアルデータ送信出力 送信可能ハンドシェイク入力ライン 送信要求ハンドシェイク出力ライン データターミナルレディ出力 電源、信号ラインのグランド 25-06850-01:25 ピン D-sub,TXD 2 ピン,オス 25-06851-01:25 ピン D-sub,TXD 2 ピン,メス ピン 信号 機能 2 3 4 5 7 20 TXD RXD RTS CTS GROUND DTR シリアルデータ送信出力 シリアルデータ受信入力 送信要求ハンドシェイク出力ライン 送信可能ハンドシェイク入力ライン 電源、信号ラインのグランド データターミナルレディ出力 C31-31201-01J2:9 ピン D-sub,メス 18 ピン 信号 機能 2 3 5 6 7 8 TXD RXD GROUND DTR CTS RTS シリアルデータ送信出力 シリアルデータ受信入力 電源、信号ラインのグランド データターミナルレディ出力 送信可能ハンドシェイク入力ライン 送信要求ハンドシェイク出力ライン ラベル表示 ラベル表示 本装置は、低出力の可視光半導体レーザを使用しています。本装置は CDRH Class Ⅱ安全規格に準拠しておりますが、CDRH Class Ⅱのレーザ光をたとえ一 瞬でも直視することは、非常に危険です。太陽など非常に明るい光源の場合と 同じように、レーザ光を直視しないでください。 本装置には下図のようなラベルが貼りつけられています。 正面の窓からレーザ光が出ます ビームをのぞきこむな ビームを人の目に向けるな 最大出力1.0mW 635nmレーザ クラスIIレーザ製品 または 正面の窓からレーザ光が出ます ビームをのぞきこむな ビームを人の目に向けるな 最大出力1.0mW 670nmレーザ クラスIIレーザ製品 19 6.設定内容のプログラム 6.設定内容のプログラム パラメータのプログラム 本装置の設定は,パラメータメニューの読み取りを行うことで変更できます。パ ラメータメニューの読み取りを行う場合には、取扱説明書の「ホスト装置との 接続」(7ページ)の項に従って各機器と接続してください。パラメータの内容 と選択できるパラメータについては、「パラメータの説明」(22ページ)の項 を参照してください。 パラメータプログラムシーケンスの例 例1)ブザー音量を設定する場合のシーケンスを説明します。 ① 32 ページのブザー音量設定の項目で、お好みのブザー音量のバーコードを 読み取ります。 (たとえば音量:「小」) ② 正しく読み取りが行えた場合には、2 回のハイロートーン(ピロピロ)が 鳴ります。 これでブザーの音量は小さくなりました。 例2)RS-232C インタフェースの設定を 9600bps、データ長 8 ビット、パリティ なし、ストップビット 1 ビットに設定する場合のシーケンスを説明します。 ① パラメータの説明(22ページ)の「ボーレート 9600bps」のメニューバー コードを読み取ります。 正しく読み取りが行えた場合には、2 回のハイロートーン(ピロピロ)が 鳴ります。 ② パラメータの説明(22ページ)の「データフォーマット 8 ビット」のメ ニューバーコードを読み取ります。 正しく読み取りが行えた場合には、2 回のハイロートーン(ピロピロ)が 鳴ります。 ③ パラメータの説明(23 ページ)の「パリティ SPACE」のバーコードを読 み取ります。 正しく読み取りが行えた場合には、2 回のハイロートーン(ピロピロ)が 鳴ります。 20 パラメータのプログラム ④ パラメータの説明(23 ページ)の「ストップビット 1 ビット」のバーコー ドを読み取ります。 正しく読み取りが行えた場合には、2 回のハイロートーン(ピロピロ)が 鳴ります。 これで RS-232C インタフェースは 9600bps、データ長 8 ビット、パリティ なし、ストップビット 1 ビットに設定されました。 プログラムシーケンスに異常があった場合の訂正方法 パラメータメニューには、プログラムシーケンスに異常があった場合、訂正す るためのキャンセルのバーコードが用意されています。プログラムシーケンス の読み取りで 2 回のロングロートーン(プープー)が鳴った場合には、プログ ラムシーケンスが正しく実行されていないことを示します。プログラムシーケ ンスに異常がなく、プログラムシーケンスの途中で現在設定しようとしている プログラムシーケンスを無効にする場合にも、キャンセルバーコードを読み取 ることにより、やり直しが可能です。これらの場合には、以下の手順で訂正し てください。 ① 41 ページのキャンセルのバーコードを読み取ります。 ② 2 回のロングロートーン(プープー)が鳴ります。 ③ 設定したい項目のバーコードを読み取り、初めから設定プログラムをやり 直します。 21 6.設定内容のプログラム パラメータの説明 本装置で設定できるパラメータの内容と選択可能な値について説明します。 項目 内容 初期値 初期設定 全てのパラメータ値を、初期値にします。 − ボーレート RS-232C のボーレートを設定します。 9600bps [選択内容] ① 300、② 600、③ 1200、④ 2400、 ⑤ 4800、⑥ 9600、⑦ 19200 bps メニューバーコード 300 600 1200 2400 4800 9600 19200 デ ー タ フ ォ ー RS-232C のデータビット数を設定します。 7 ビット マット [選択内容] ① 7 ビット、② 8 ビット 7ビット 8ビット 22 パラメータの説明 項目 ストップ ビット 内容 初期値 RS-232C のストップビット数を設定しま 2 ビット す。 [選択内容] ① 1 ビット、② 2 ビット パリティ RS-232C のパリティを設定します。 メニューバーコード 1ビット 2ビット EVEN [選択内容] ① EVEN(偶数)、② ODD(奇数)、 ③ MARK(マーク)、④ SPACE(スペース)、 ⑤なし EVEN ODD MARK SPACE なし パリティ チェック RS-232C のパリティをチェックするか設定 します。 [選択内容] ①禁止、②許可 許可 禁止 許可 23 6.設定内容のプログラム 項目 内容 ハードウェア RS-232C のハンドシェークを設定します。 ハ ン ド シ ェ ー 42ページにハンドシェークのフローチャー ク トを、44ページ、45ページにタイミングチ ャートを示します。 初期値 なし メニューバーコード なし RTS/CTS でハンドシェーク [選択内容] ①なし、② RTS/CTS でハンドシェーク ソフトウェア RS-232C のハンドシェークを設定します。 ハ ン ド シ ェ ー 43ページにハンドシェークのフローチャー ク トを示します。 [選択内容] ①なし、② ENQ、③ ACK/NAK、 ④ ACK/NAK と ENQ なし なし ENQ ACK/NAK ACK/NAK と ENQ 24 パラメータの説明 項目 内容 初期値 メニューバーコード キャラクタ間 PC 側の受信処理がかなり遅い場合に使用 0 m sec ディレー し、転送データのキャラクタ間の遅延時間 を設定します。2桁の数字バーコードを読 み取ってください。初めに読み取る数字バ ーコードが十の位の数字になります。 [選択内容] 0∼99 m sec. キャラクタ間ディレー 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 25 6.設定内容のプログラム 項目 内容 プ リ フ ィ ッ ク 読み取りデータの先頭につけるスタート・ ス キャラクタを指定します。任意のキャラク タを指定する際は、プリフィックス指定キ ャラクタのバーコードを読み取った後に、 付録46ページの「アスキー・コード表」を参 照して数字バーコードで3桁の数字を入力 してください。初めに入力する数字が百の 位です。サフィックスを付けた場合のデー タフォーマットを下に示します。 プリフィックス 種別コード 1文字 読み取り データ 1文字 初期値 メニューバーコード なし プリフィックスなし プリフィックスSTX プリフィックス指定キャラクタ サフィックス 1または2文字 0 1 [選択内容] ①なし、② STX、 ③ユーザ指定のキャラクタ 2 3 4 5 6 7 8 9 26 パラメータの説明 項目 内容 初期値 サフィックス 読み取りデータの後ろに付けるエンド・キ ャラクタを指定します。任意のキャラクタ を指定する際は、サフィックス指定キャラ クタのバーコードを読み取った後に、付録 46ページの「アスキー・コード表」を参照し て数字バーコードで3桁の数字を入力して ください。初めに入力する数字が百の位で す。サフィックスを付けた場合のフォーマ ットを下に示します。任意のサフィックス 1文字を指定したい場合には第 2 指定に CR/LF メニューバーコード サフィックスなし サフィックスETX サフィックスCR 128 を入力してください。 サフィックスCR/LF プリフィックス 種別コード 1文字 読み取り データ 1文字 サフィックス 1または2文字 サフィックスLF [選択内容] ①なし、② ETX、③ CR、 ④ CR/LF、⑤ LF、⑥ HT、 ⑦ユーザー指定の 2 キャラクタ サフィックスHT 次ページへ続く 27 6.設定内容のプログラム 項目 サフィックス (続き) 内容 初期値 メニューバーコード サフィックス第1指定キャラクタ サフィックス第2指定キャラクタ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 28 パラメータの説明 項目 読み取り バーコード 体系 内容 初期値 メニューバーコード 読み取るバーコードの種類を選択します。 ①③∼⑨ CODE39 禁止 許可 [選択内容] ②禁止 ① CODE39、 ② CODE39 FULL ASCII、 CODE39 許可 ③ JAN/EAN/UPC、 ④インターリーブド 2 オブ 5、 ⑤ディスクリート 2 オブ 5、 ⑥マトリックス 2 オブ 5、 CODE39 FULL ASCII 禁止 ⑦ CODABAR、 ⑧ CODE93、 ⑨ CODE128 の禁止、許可 CODE39 FULL ASCII 許可 JAN/EAN/UPC 禁止 JAN/EAN/UPC 許可 インターリーブド2オブ5 禁止 インターリーブド2オブ5 許可 次ページに続く 29 6.設定内容のプログラム 項目 読み取り バーコード 体系(続き) 内容 初期値 メニューバーコード ディスクリート2オブ5 禁止 ディスクリート2オブ5 許可 マトリックス2オブ5 禁止 マトリックス2オブ5 許可 CODABAR 禁止 CODABAR 許可 CODE93 禁止 CODE93 許可 CODE128 禁止 CODE128 許可 30 パラメータの説明 項目 種別コード 転送 内容 初期値 "許可"を選択すると、下に示すバーコード 種別用のコード 1 キャラクタを先頭に付け てデータを転送します。種別コードを付け た場合のデータフォーマットを下に示しま す。 禁止 プリフィックス 種別コード 1文字 読み取り データ 1文字 メニューバーコード 禁止 許可 サフィックス 1または2文字 識別コードの意味 A = JAN/EAN/UPC B = CODE39 C = CODABAR D = CODE128 E = CODE93 F = インターリーブド 2 オブ 5 G = ディスクリート 2 オブ 5 マトリックス 2 オブ 5 [選択内容] ①禁止、②許可 読み取り不可 "許可"を選択すると、読み取りが不成功の メッセージ とき、"NR"を転送します。 転送 [選択内容] ①禁止、②許可 禁止 読み取り ブザー設定 許可 "許可"を選択すると、バーコードを読んだ 時、ブザーを鳴らします。禁止にしてもパ ラメータのプログラム時にはブザーが鳴り ます。 [選択内容] ①禁止、②許可 禁止 許可 禁止 許可 31 6.設定内容のプログラム 項目 ブザー音量 設定 内容 ブザーの音量を設定します。 初期値 大 メニューバーコード 大 [選択内容] ①大、②中、③小 中 小 ブザー音程 設定 ブザーの音の高さを設定します。 中音 高音 [選択内容] ①高音、②中音、③低音 中音 低音 電源投入時 電源投入時にブザーを鳴らすかどうか設定 ブザーの設定 します。この設定を"許可"にし、動作モー ドを"コンティニアス"に設定した場合にブ ザーが鳴ります。 [選択内容] ①禁止、②許可 32 禁止 禁止 許可 パラメータの説明 項目 内容 初期値 イ ン タ ー リ ー 2 種類の桁数が指定可能(2 桁の数字入力) 第 1:14 ブド 2 オブ 5 です。第 1 指定、第 2 指定とも 0 を設定し 第 2:16 の桁数指定 た場合には、36 桁以下の何桁のインターリ ーブド 2 オブ 5 も読み取り可能です。 この桁数指定を設定する場合には、チェッ クディジット(モジュラス 10)付きのバー コードを使用することをお勧めします。 なお、チェックディジット付きのバーコー ドを使用する場合には、「チェックディジ ット確認」パラメータ(40 ページ)を「許 可」にする必要があります。 [選択内容] 第 1 指定:0 ∼ 36 第 2 指定:0 ∼ 36 メニューバーコード インターリーブド2オブ5 第 1 指定 インターリーブド2オブ5 第 2 指定 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 33 6.設定内容のプログラム 項目 ディスクリー ト 2 オブ 5、 マトリックス 2 オブ 5 の 桁数指定 内容 初期値 2 種類の桁数が指定可能(2 桁の数字入力) 第 1:12 です。第 1 指定、第 2 指定とも 0 を設定し 第 2: 0 た場合には、36 桁以下の何桁のディスクリ ート 2 オブ 5 または何桁のマトリックス 2 オブ 5 でも読み取り可能です。 この桁数指定を設定する場合には、チェッ クディジット(モジュラス 10)付きのバー コードを使用することをお勧めします。 なお、チェックディジット付きのバーコー ドを使用する場合には、「チェックディジ ット確認」パラメータ(41 ページ)を「許 可」にする必要があります。 [選択内容] 第 1 指定:0 ∼ 36 第 2 指定:0 ∼ 36 メニューバーコード ディスクリート2オブ5 第 1 指定 ディスクリート2オブ5 第2指定 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 34 パラメータの説明 項目 内容 初期値 サ プ リ メ ン タ EAN/UPC コードの補助コードを読み取る サプリ ル・コード ときに設定します。"サプリメンタルのみ" メンタル 読み取り指定 を設定した場合には、補助コードの無い なし EAN/UPC は、読みません。"サプリメンタ ルなし"を設定した場合には、補助コードが 付いていても補助コードを無視して読み取 ります。"自動識別"を設定した場合には、 補助コードの有無を自動識別して読み取り ます。 メニューバーコード サプリメンタルのみ サプリメンタルなし 自動識別 [選択内容] ①サプリメンタルのみ、②サプリメンタル なし、③自動識別 UPC のみの "許可"を選択すると、読み取りバーコード 読み取り指定 体系で「JAN/EAN/UPC 許可」が設定され ていても、JAN/EAN コード読み取りを行い ません。UPC コードの読み取りは行いま す。他のコードの読み取り可否は、読み取 りバーコード体系に従います。 禁止 禁止 許可 [選択内容] ①禁止、②許可 UPC-A "許可"を選択すると、UPC-A のデータにチ チ ェ ッ ク デ ィ ェックディジットを付けて転送します。 ジット転送 [選択内容] ①禁止、②許可 許可 UPC-E "許可"を選択すると、UPC-E のデータにチ チ ェ ッ ク デ ィ ェックディジットを付けて転送します。 ジット転送 [選択内容] ①禁止、②許可 許可 禁止 許可 禁止 許可 35 6.設定内容のプログラム 項目 内容 初期値 UPC-A UPC-A データの前にシステム・キャラク システム・ キャラクタ プリアンブル タ、カントリーコードを付加します。 カントリー・コードは「0」固定となります。 メニューバーコード システム・キャラクタ システム・キャラクタ/カントリー・コード [選択内容] ①システム・キャラクタ、②システム・キ ャラクタ/カントリー・コード、③なし なし UPC-E UPC-E データの前にシステム・キャラク システム・ キャラクタ プリアンブル タ、カントリーコードを付加します。 カントリー・コードは「0」固定となります。 システム・キャラクタ システム・キャラクタ/カントリー・コード [選択内容] ①システム・キャラクタ、②システム・キ ャラクタ/カントリー・コード、③なし なし UPC-E の "許可"を選択すると、UPC-E のデータを UPC-A UPC-A のデータに変換して転送します。 フォーマット 変換 [選択内容] ①禁止、②許可 禁止 JAN-8 「0」 追加 禁止 "許可"を選択すると、読み取った JAN-8 の 先頭に 5 個の「0」を挿入してデータを転送 します。 [選択内容] ①禁止、②許可 36 禁止 許可 禁止 許可 パラメータの説明 項目 内容 CODABAR "許可"を選択すると、CODABAR 14 桁(ス フォーマット タート/ストップを除く)を読み取った場合 変換 に、1/5/10 番目のキャラクタの後にスペー スを挿入してデータを転送します。 初期値 禁止 禁止 許可 [選択内容] ①禁止、②許可 CODABR "許可"を選択すると、CODABAR のスター スタート/スト ト/ストップ・コードを除いてデータを転送 ップコード します。 削除 [選択内容] ①禁止、②許可 禁止 イ ン タ ー リ ー "許可"を選択すると、14 桁のインターリー ブド 2 オブ 5 ブ ド 2 オ ブ 5 を 読 み 取 っ た 場 合 に 、 コ ー ド フ ォ ー JAN/EAN13 桁コードに変換します。 マット変換 [選択内容] ①禁止 、②許可 禁止 動作モード メニューバーコード 禁止 許可 "ローパワー"を選択すると、読み取り完了 ロー 後約 1 秒で低消費電力モードになり電力の パワー 消費を低減します。 "コンティニアス"を選択すると低消費電力 モードにはならず、読み取り時以外にも常 時電源が供給されます。 禁止 許可 ローパワー コンティニアス [選択内容] ①ローパワー、②コンティニアス 37 6.設定内容のプログラム 項目 内容 初期値 2 段 バ ー コ ー "許可"を選択すると、2 段バーコード読み ド読み取り 取りモードになります。2段バーコードを 読み取る場合には、本装置のトリガを引い たまま、2段のバーコードを続けて読み取 ってください。2段バーコードを読み取っ た場合の転送データは、下図のフォーマッ トのようになります。 プリフィックス 種別コード 1文字 1文字 カンマ(,) 種別コード 1文字 1文字 禁止 メニューバーコード 禁止 許可 1段目の 読み取り データ 2段目の 読み取り データ サフィックス 1または 2文字 [選択内容] ①禁止、②許可 スキャン "許可"を選択すると、オプションのスマー スタンド トスタンドと組み合わせてスキャンスタン コントロール ド動作が可能になります。スキャンスタン ド動作については41ページを参照してくだ さい。 [選択内容] ①禁止、②許可 38 許可 禁止 許可 パラメータの説明 項目 内容 初期値 トリガモード "レベルトリガモード"を選択すると、トリ レベル ガを引いている間または読み取りが完了す トリガ るまで読み取り用赤色ビームが発光しま モード す。 "エッジトリガモード"を選択すると、トリ ガを引いたあとトリガをはなしても、次項 の「読み取り時間設定」パラメータで設定 された時間または読み取りが完了するま で、読み取り用赤色ビームが発光します。 "トリガレスモード"を選択すると、トリガ を引かなくても連続的に読み取り動作が可 能となります。 メニューバーコード レベルトリガモード エッジトリガモード トリガレスモード [選択内容] ①レベルトリガモード、 ②エッジトリガモード、 ③トリガレスモード 読み取り 時間設定 読み取りを行う時間を設定します。トリガ を引き続けると、この時間内は読み取り用 赤色ビームが発光して読み取りを行いま す。設定時間が経過しても読み取りができ ない場合には、読み取り用赤色ビームの発 光は停止します。 [選択内容] ① 0.5 秒、②1秒、③2秒、④3秒 1秒 0.5 秒 1秒 2秒 3秒 39 6.設定内容のプログラム 項目 内容 初期値 CODE128 ファンクショ ンキャラクタ 転送 "許可"を選択すると、CODE128 ファンクシ ョンキャラクタを転送します。ただし、デ ータフォーマットが7ビットに設定されて いる場合には、FNC1 以外は転送しませ ん。 転送内容:FNC1 = 1D(16 進数) FNC2 = 81(16 進数) FNC3 = 82(16 進数) FNC4 = 83(16 進数) 禁止 メニューバーコード 禁止 許可 [選択内容] ①禁止、②許可 CODE39 "許可"を選択すると、CODE39 モジュラス チ ェ ッ ク デ ィ 43 のチェックディジットの確認を行いま ジット確認 す。 禁止 [選択内容] ①禁止、②許可 CODE39 "許可"を選択すると、CODE39 モジュラス チ ェ ッ ク デ ィ 43 のチェックディジット・キャラクタの転 ジット転送 送を行います。 許可 許可 [選択内容] ①禁止、②許可 イ ン タ ー リ ー "許可"を選択すると、インターリーブド 2 ブド 2 オブ 5 オブ 5 モジュラス 10 のチェックディジット チ ェ ッ ク デ ィ の確認を行います。 ジット確認 [選択内容] ①禁止、②許可 40 禁止 禁止 許可 禁止 禁止 許可 パラメータの説明 項目 内容 初期値 ディスクリー ト 2 オブ 5 マトリックス 2 オブ 5 チェックディ ジット確認 "許可"を選択すると、ディスクリート 2 オ ブ 5 およびマトリックス 2 オブ 5 モジュラ ス 10 のチェックディジットの確認を行い ます。 禁止 キャンセル パラメータのプログラムを途中でキャンセ ルします。 メニューバーコード 禁止 許可 [選択内容] ①禁止、②許可 − オプション機能 ・スキャンスタンドモード スキャンスタンドモード用スマートスタンドは、トリガスイッチの操作なしで 連続読み取りができる専用置き台です。(別売) このスマートスタンドを使用することで、自動読み取りが可能となります。 41 7.付録 7.付録 通信のフローチャート ハードウェアハンドシェーク使用時のフローチャート バーコード読み取り ハードウェア ハンドシェーク使用? いいえ はい CTSは非アクティブ? はい いいえ いいえ タイムアウト? (最大2秒) はい RTSをアクティブにする CTSはアクティブ? はい いいえ いいえ タイムアウト? (最大2秒) 送信開始 42 はい 通信エラー 通信のフローチャート ソフトウェアハンドシェーク使用時のフローチャート バーコード読み取り ソフトウェア ハンドシェーク使用? いいえ はい ENQ使用? いいえ はい はい ENQ受信? いいえ いいえ タイムアウト? (最大2秒) はい データを送信する ACK/NAK使用? いいえ はい はい ACK受信? いいえ はい NAK受信? いいえ NAK3回目? いいえ いいえ タイムアウト? (最大2秒) 正常終了 はい はい 通信エラー 43 7.付録 通信タイミングチャート 通信信号のタイミングチャートを示します。 ●ハードウェアハンドシェークなし ローパワーモード ON RTS OFF ON CTS OFF ON TXD データ データ OFF トリガ オン デコード 完了 ローパワーモード トリガ オン 移行 ●ハードウェアハンドシェークなし デコード 完了 コンティニアスモード ON RTS OFF ON CTS OFF ON TXD データ データ OFF トリガ オン 44 デコード 完了 トリガ オン ローパワーモード 移行 デコード 完了 通信タイミングチャート ●ハードウェアハンドシェークあり ローパワーモード ON RTS OFF ON CTS OFF ON TXD データ データ OFF トリガ オン ローパワーモード トリガ オン 移行 デコード 完了 ●ハードウェアハンドシェークあり デコード 完了 ローパワーモード 移行 コンティニアスモード ON RTS OFF ON CTS OFF ON TXD データ データ OFF トリガ オン デコード 完了 トリガ オン デコード 完了 45 7.付録 ASCII キャラクタセット ASCII VALUE ASCII VALUE ASCII VALUE ASCII VALUE NUL SOH STX ETX EOT ENQ ACK BELL BACK SPACE HORIZ TAB LF/NEW LINE VT FF CR/ENTER SO SI DLE DC1 DC2 DC3 DC4 NAK SYN ETB CAN EM SUB ESC FS GS RS US 000 001 002 003 004 005 006 007 008 009 010 011 012 013 014 015 016 017 018 019 020 021 022 023 024 025 026 027 028 029 030 031 SP ! " # $ % & ' ( ) * + , . / 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 : ; < = > ? 032 033 034 035 036 037 038 039 040 041 042 043 044 045 046 047 048 049 050 051 052 053 054 055 056 057 058 059 060 061 062 063 @ A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z [ ¥ ] ^ _ 064 065 066 067 068 069 070 071 072 073 074 075 076 077 078 079 080 081 082 083 084 085 086 087 088 089 090 091 092 093 094 095 ` a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z { │ } 096 097 098 099 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 46 DEL 外観図 外観図 47 LSH3502 付録1 ● SYNAPSE CABLE を経由してホストにデータ入力をする場合は、 「ENABLE SYNAPSE CABLE」を読み取って、インタフェースを設定して ください。 ● インタフェースを再度 RS232C に戻す場合は、「ENABLE RS232C」を読 み取ってください。 ENABLE SYNAPSE CABLE ENABLE RS232C ●取扱代理店 文書番号 M31-00004-02J2 (-1) 株式会社オリンパスシンボル 〒160 東京都新宿区西新宿1-22-2新宿サンエービル4F 電話(03)3348-0213 1997.10 Printed in Japan
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