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第3回小谷村地熱エネルギー等利用検討委員会会議録

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平成 26 年度 第 3 回小谷村地熱エネルギー等利用検討委員会 議事録
日時 平成 27 年 2 月 2 日(月)
13 時 30 分~16 時 50 分
場所 小谷村役場 201 会議室
1.開会 山田総務課長(13 時 30 分開会)
荻澤副村長 長野県神城断層地震 震災関連報告
2.委員長挨拶 新妻委員長
3.議事 進行:新妻委員長
【議事(1)第 2 回検討委員会議事録の承認について】
OTARI 細澤:第 2 回検討委員会議事録(素案)を作成した。前回の会議は全員出席ではなか
ったため、意見等があれば 2 月 6 日(金)までに連絡をいただきたい。
新妻委員長:何かあるか。言葉の違いとか、後日申し出て頂き修正する。意見取りまとめ後に
承認する。
【議事(2)OT-3 井の検層調査結果について】
OTARI 細澤:ジオシステムからの説明の前に一つ報告がある。昨年 11 月 22 日に発生した地
震では村全域が震度 5 以上の揺れにあった。前回の委員会では、温度検層・カメ
ラ検層は、県の補助事業増額が認められれば実施するということでまとめさせて
頂いた。それ以降、今回の震災を受け OT-3 井の状況次第では本検討委員会の検討
内容も変わっていく可能性があったため、小谷村としては井戸の中を確認するこ
とを最優先として県補助事業ではないが、村単独費用で温度検層・カメラ検層・
圧力試験を実施することとしジオシステムに年明け 1 月に入り委託した。
本日は、
温度検層・カメラ検層の報告をさせて頂く。この結果を踏まえた検討をお願いす
る。
GEO 高杉:資料説明
新妻委員長:内輪でしかわからないような言葉が出てきている。ベルカラー、スリットなどの
言葉の意味を説明願う。
GEO 高杉:OT-3 井は、深度 300m より先で最大 45°傾斜して掘られている。この深度にあ
る井戸内径を変える部品のことをベルカラーという。スリットは、ケーシングに
開けられた水の出入り口をいう。カメラ検層では、これらに異常がないか確認し
た。
新妻委員長:どういうケーシングが入っているかケーシングプログラムも一緒に記載したほう
が分かりやすいと思う。過去の温度検層の図と今回の温度検層の図を重ねた図を
作って頂くと分かりやすいと思う。補足を入れされて頂くと、これら二つの図の
形は違っているが、全体的に温度が高くなっている。これを温度回復という。こ
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れは、井戸を掘るときに地表から流体を入れて掘り進めるが、そうすると井戸の
周りの地層温度が下がる。これを放っておくと徐々に温度が回復して元の地層温
度に戻っていく。左側の図では、この温度回復の様子が黄→赤→青の順でその様
子が描かれている。また、赤い点線は、ずっと置いておくとこのあたりの温度に
なるという予測が描かれていると思う。これを今回の結果と重ね合わせると大体
あっていると思う。今回の結果で坑内温度が高くなっていると考えるのではなく、
元々の地層温度に戻ったと考えた方が良い。
GEO 高杉:そのように考えたが、
今回の結果は推定値よりも更に 10℃くらい高くなっている。
新妻委員長:推定値は、あるモデルを立ててそれに従った場合の結果であって、必ずしもそれ
が正しい訳ではない。全体として温度が高くなっているということになる、とい
うことか。
GEO 高杉:特に 300m より先は 10℃くらい上がっている。
新妻委員長:今回の温度検層では、200m 位のところに温度の沈み込みがあるが、これは上が
りたいけれども水などの流体で冷やされていて上がりきれていない。このあたり
に何らかの透水層があると思う。逆にそこから汲み上げれば温泉が出ることにな
る。
新妻委員長:補足として、OT-3 井は今回の地震や経年劣化の影響はなく、この井戸の再利用
に問題はない。更に坑内温度も上がっている傾向で、良い方向にずれている。た
だし、透水性はこれからの確認となる。ということになる。他に質問は。
吉岡委員:地震後の OT-2 井の自噴はなぜ起きたのか。
GEO 高杉:その現象が地震の影響によるものか分からない。
新妻委員長:一般論として、よくあるのが地震の時に湯量が増えたり、湯温が上がったりする
ことがある。温泉は地下の割れ目を通って出てきており、それが揺らされると割
れ目に溜まった湯垢が掃除されたことで起こる現象となる。今回の井戸が吹いた
現象が、断層自体が動き新しい湯脈にあたったとなれば話は別になる。この井戸
自体と今度の地震で動いた断層が繋がっているとなると要注意である。今のとこ
ろの結論としては、元々ガスが入っていた井戸であり、地下の割れ目が掃除され
たことにより、ガスが出てきてそれによる自噴ではないかと思う。今回の自噴で
出てきた湯量は、井戸を掘った当初の量と同じであり、出続けている訳ではない。
おそらく、予想としては断層が動いたわけではなく、元々の井戸の性質であり、
状態が大きく変わった訳ではないと思われる。佐藤委員の意見はどうか。
佐藤委員:新妻委員長の言うとおり、OT-2 井と断層とが被っているということはないと思う。
井戸を掘った当初のポンプによる汲み上げ試験のときも、バルブを閉めているだ
けで圧力が上がる現象が見られていた。自噴するのであれば動力もかからず都合
が良いため、自噴の様子を見る試験を行っていた。この時も今回と同じように丸 1
日ぐらい自噴が続き、約 200L の流出量となっていた。今回の自噴もガスの力で噴
出したものだと思う。前回試験を行って 3 年くらいが経っていることもあり、今
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回も溜まっていたガスの影響ではないか。井戸自体は大きくは変わっていないと
思う。
松澤委員:地震の後に計 4 回、1 月 27 日にも自噴していたが。
OTARI 細澤:近隣の井戸掘り業者である「サクセン」に依頼して自噴の頻度を調査したが、
計測器の電池切れで測定は出来ていない。おおよそ 4 日から 1 週間の頻度で出て
いたと思われる。今後についても 3 月下旬までこの頻度を観測し、次回の委員会
で報告したい。
新妻委員長:今回の現象は、間欠泉のようなものではないかと思う。地層の割れ目が掃除され
てガスが出てきたことによる現象だと思う。もし、優良な湯脈に当たったのであ
ればもっと派手なことが起こるはず。OT-3 井は湯の出入りがほとんどないことか
ら、これを使って何かやろうとしても問題はない。しかし、今後使うことになる
OT-1 井と OT-2 井は湯を取れる井戸であるから、これらを使うときには注意が必
要。今は、このような見方をしているが、何か断層との関係を調べてから利用し
たほうがいいと思う。北小谷地区で微小地震ネットワークを設置して、この地域
の小さい断層の動きを見てから OT-1 井、
OT-2 井の利用を考えた方がいいと思う。
小谷で地熱井戸をいじったらどこかで地震が起きたとなれば大変であるから、基
礎となるデータを取りながら利用を考えた方が良いと思う。井戸をいじらずにお
湯だけ使う分にはよいが、井戸をいじって何かやるときは注意しておいたほうが
いい。今回の神城断層が北側に伸びないという確証もないことから、あらかじめ
北小谷地域に微小地震ネットワークを導入して、自分たちのことは自分たちで考
えてはどうか。これまで述べた見解から、今回の地震と OT-3 井の利用について影
響はないと思われる。
佐藤委員:温度検層による 200m 付近の温度低下については、村-2 井で利用している温泉の滞
水層を反映していると解釈できる。このあたりのこの温度は、熱を取ったとして
も、これ以上低下することはないと思われる。一方、深部の温度差が明瞭になっ
ており、何らかの流動があると思われる。井戸を掘っている当時も、このあたり
の深度の掘り屑から何かあると思っていた。あとは、透水性がなければ良いのだ
が。また、カメラ検層を心配していたが、ケーシングのズレもないようなので安
心した。カメラ検層の時は、注水を行っていたのか。
GEO 高杉:注水はしていない。
佐藤委員:スリットも良く見えていて、あまりスケールも付いていないようである。これであ
れば問題なく熱交換できると思う。
【議事(3)OT-3 の熱源能力検討結果について】
金大 木村:資料説明
新妻委員長:このモデルは合理的で良い。シミュレーションだと数値一つ入れ間違っただけで
結果が大きく変わってしまう、それが分からないことが怖い。
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金大 木村:シミュレーションの弱さは、流れる熱水の流度が計算にどう影響するかが心配で
ある。この計算は、岩体の熱伝導のみで考えている。坑井外の熱水の動き次第で
結果が変わる。対流が強いと早い段階で周囲の岩帯温度が定常化すると考えられ
る。実際に井戸を運転してデータを取り評価することもできる。
新妻委員長:根本的な間違いがないか検証するために、天栄村のデータを入れて計算してみた
か。
金大 木村:3 ヶ月分のデータを入れ計算をした結果、合っていた。
新妻委員長:天栄村の場合は、夏の期間は使っていない。この間に温度が回復することになる
がどうだったのか。
金大 木村:天栄村のケースで計算はやっているが、今回の結果報告としてまとめていない。
新妻委員長:井戸の周り 10m 位の地温は変わらないということでいいのか。
金大 木村:今回は半径 100m で計算していて、10 年連続運転で 60~70m の範囲で僅かに影
響が出る結果となった。
新妻委員長:天栄村の場合は、少なくても 20 年は使えると考えられる。その他に、内管の深
度を変えた計算はやっているのか。
金大 木村:800m の計算はやっている。
GEO 高杉:抗底に対流層があったため 700m までを使うことで計算をしている。FRP 管の使
用は耐熱温度上限 100℃の 300m とした。
新妻委員長:その他質問は。
荻澤副委員長:図 2-2-1 の計算で FRP 管をあと 100m 伸ばしたらどうなるのか。この図から
見ると取り出せる熱量がもっと多くなると考えるがどうか。対費用効果と取り出
せる熱量のバランスはどうなるのか。
GEO 高杉:FRP 管の耐熱温度が 100℃であることから 300m で設定した。循環水を止めなけ
れば使用可能だとは思うが、何かあった時のために 300m までを FRP 管、それよ
り下を鉄管とした。
金大 木村:FRP 管を 500m まで下げた計算もしているが、採熱量は全部を FRP 管とした場
合と比較して、300mで 4 割、500m では 7 割取れる結果であった。
新妻委員長:鉄管を 400m で止めたらどうなるのか。入れなくても良いのではないか。
金大 木村:FRP 管 300m+鉄管 100m でも結果は変わらないかもしれない。可能性はあるかも
しれない。
新妻委員長:木村先生のデータで色々と計算ができるようになった。天栄村よりも 1.5~2 倍
程度の熱が取れそうということである。
【議事(4)熱源設備の概要 OT-3 について】
GEO 高杉:資料説明
新妻委員長:質問はないか。
新妻委員長:資料 3 枚目の水槽は、温水タンクではないのか。
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GEO 高杉:井戸水を貯めるタンクで FRP 製を考えている。
新妻委員長:どういうことか。
GEO 高杉:熱源として井戸水の利用も考えている。
新妻委員長:OT-3 井と別の話か。了解した。
佐藤委員:OT-3 井に入れる内管は、上が FRP 管、下が鉄管となるが、ジョイントおよびその
強度は大丈夫なのか。
GEO 高杉:ジョイント、強度ともに問題ないとメーカーから聞いている。
大橋委員:井戸水の温度は。
GEO 高杉:15.8℃。
新妻委員長:佐藤委員の質問にも関連するが、OT-3 井に入れる内管を井戸のケーシングに引
っ掛けるハンギングという方法もあるのではないか。それで強度を逃がす方法が
あるかもしれない。井戸の状態にもよると思うが。
GEO 高杉:検討する。
【議事(5)熱エネルギー導入予定箇所の想定利用量調査結果(3)
】
GEO 太田:資料説明
【議事(6)導入予定箇所の設備の概要について】
GEO 高杉:資料説明
OTARI 細澤:補足させて頂く。今回初めて具体的に道の駅での利用を提案させて頂いた経緯
として、第 2 回検討委員会では住民ヒアリングで色々な案が出てきたなかで、今
回取れる熱量が見えてきた。現実的に効果の出るものを考えた場合、一番近くに
あって下寺地区で一番エネルギーを多く使っている道の駅が有効ではないかと考
え提案させて頂いた。これは事務局の提案として出させて頂く。そうではなく、
もっと重視しなければならないとかのご意見があれば出していただきたい。
新妻委員長:これで決めて進めるということを、ここで承認して欲しいということではない、
ということでいいか。
OTARI 細澤:事務局の案として出したものである。この他に検討した方が良いものがあれば
意見をいただきたい。
新妻委員長:他の議論もありでいいか。
OTARI 細澤:取れるエネルギー量から考えた事務局案であり、他も含めて議論いただきたい。
谷口委員:取れる熱量、経済性のデータが示されていない。検証データがあれば出して欲しい。
OTARI 細澤:現時点では用意出来ていない。次回委員会には準備する。
谷口委員:費用対効果、地域への波及効果、付加価値が出るものなのか。これらがあれば経済
性が低くても実施する価値があるとか、地域の方を含めて議論して結論を導くこ
とが必要だと思う。
OTARI 細澤:経済性の計算とかはしているのか。
GEO 高杉:概算は出していない。OT-3 井については内管の性能によって取り出せる熱量が変
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わるだとか、冷房については井戸水を 300m 運ぶのが良いのか、検討しないとな
らないことがある。融雪についても検討が中途半端になっている。これらの方向
性が決まれば概算が出せる。
新妻委員長:経済的メリットがあるかどうかという計算は、まだやっていないということか。
GEO 高杉:給湯に関しては、ボイラーに入る水温が何度になるかで計算できる。冷暖房につ
いては、空気熱源が井戸水になることで計算ができる。融雪については、どこに
メリットを見出すかがポイントになると思う。
新妻委員長:地域波及効果がどれぐらいあるかがポイントの一つになる。一つの事例として、
ある温泉で食品残さ、つまり生ごみを使ってメタン発酵させメタンガスを発生さ
せることを行った。この時に温泉熱を使うと効率が良いということで、その時に
出たメタンガスで、始めガス灯を灯したが波及効果はなかった。そこで生ごみ一
袋を持ち込むと、それで発生するメタンガスでお茶を沸かしてお茶一杯をタダで
出すという仕組みを作ったところ、いろんな人がゴミを持ち込むようになって地
域のコミュニティーの活性化に繋がった。今度は液肥が発生してそれを畑に撒く
とかで、同じメタンガスの使い方でも地域波及効果に差が出る。これは道の駅だ
けで完全に閉じても波及効果は大きいが、前回のアンケートでは例えば乾燥室と
かいろんな意見がでたが、それと今回の提案を比べて、ある意味お金で解決でき
る純粋に数値だけで解決できるものはお金を掛ければ良いが、お金をかけてもコ
ミュニティーはなかなか出来ないと思う。そういったものが前回のアンケートの
中にあったと思う。そう言ったところが気になる。同じエネルギーの使い方でも、
もっと良いエネルギーの使い方があるかもしれない。道の駅の経済性が良くなる
ことでも良いし、経済性が良くないのであればこのエネルギーを使うことでお客
さんが多く来ることが波及効果にもなる。そういったところを地域で考えていく
べきではないか。独立したものを作るのは簡単であるが、地域波及効果となると
地域で考えなくてはならなく大変である。
荻澤副委員長:行政の立場からコメントします。道の駅ばかり経費が浮いて利益が出てどうな
るのという形になるのは村としても望んでいない。お陰様で道の駅は、今黒字に
なっている訳で社長以下、従業員が努力してプラスになっているが、その他に道
の駅では課題も沢山ある。例えば村でも蕎麦を奨励して作っているが、取れ過ぎ
た場合どうしようかと、村ではキロ 350 円で買い取っているが、大豊作の時には
北海道とかでは 100 円台で農家の方から買い入れている。その差額は道の駅の方
で買い取って蕎麦焼酎を作ったりしている。行政としては、これで浮いた分儲か
ったということで喜んでいるのではなく、今まで以上に各農家に対してどういっ
たことができるのか、例えば北小谷に色々耕作組合があり、そこと新しい商品を
作るために契約栽培の幅を広げる、また北小谷だけでなく村内にある様々な団体
とコラボしてどういった商品ができるのかとか商品開発にもっていくこともでき
る。単に道の駅が収益を改善できたから良しということでなく、道の駅を一つの
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核として村民に対してどういった形で波及効果を出せるかが一つの大きなポイン
トになると思う。今回 OT-3 井の使い方を天栄村のような使い方で施設を作った
場合にどれぐらいの経費が掛かって、その維持管理にどのくらい掛かるかを天栄
村の事例から大よその目安がつくと思う、それと道の駅の方に給湯加熱を回した
ときに経費的にどれぐらい浮くのか、その相乗効果を見て道の駅の取り分を 2 割
とか 3 割にして、残りを地域に還元してもらうとか考えるのもありかと思う。今
回経済的なのもが全然見えていないので、とりあえず今回提案したものについて
の経済効果を出さないといけないのと、前回の委員会でも出た地域の意見の掘り
下げについても同時並行で考えていかなければならない。単に道の駅が儲かれば
いいというのではなく、道の駅からどういう波及効果を持っていくかということ
を考えていかなくてはいけないと思っている。
新妻委員長:できるだけ多くの意見が聞きたい。
柴田委員:道の駅のトイレに自動ドアが入って飛躍的に良くなった。道の駅で買い物はしなく
てもトイレは使う人が多いと思う。このトイレの暖房と給湯に使って PR して、ど
こにもないようなトイレという考え方はどうか。
山田委員:温泉というのは地下から出てくる天然の恵みであって、何百年もの間出ているもの
で変わらないだろうと思っていたが、今回の地震で変化があった。地震後に湯量
がすごく増え、色々と聞くところによると 1 ヶ月から半年で元に戻ると聞いてい
るが、減ってはきているがまだ多い状態。今回の1つのデータでポテンシャルを
計算していいものか、また、実際に事業に移るときに果たしてどういった熱が取
れるかが心配である。
新妻委員長:地下のことは分からなく不確定なことがあり、地震などで温泉が増えたり、ある
いは枯れたりすることがある。それに対して今計算していることが、どれぐらい
不確定性があるかということかと思う。この方式は、地面の中を通っている湯を
気にしないで地面の温度だけを使っているので、そういった意味で不確定な部分
はずっと少ない。地震によって影響を受けるのは水道(みずみち)が掃除される
から湯が多く出てくる。今回の使い方は、井戸の周りの温度全体を取ろうとして
いる。という訳で温度自体は地震があってもそう変わるものではない。そういう
意味では、この方式では不確定性はずっと少ない、逆に言うと大体設計通りの性
能が出て将来も予想通りに行く可能性が高い。
小池委員:長い目で見てどうなのか心配がある。熱の利用価値については、道の駅は立地的に
近いのでコスト的にはいいと思う。小谷村は多くの蕎麦を作っており、できるこ
とであれば道の駅でそばを打って見せるとか、足湯を作るとかはどうかと思う。
新妻委員長:手湯というものがあり、足湯よりも手軽に利用できる。これは鳴子温泉にあり、
色々な泉質が楽しめる。
窪田委員:感想として 2 つある。①JA グループの会合で今回の資料を配り組合員から意見を
募り、本委員会と繋ぐことが必要だと思う。②熱利用に特化しがちだが、手を広
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げ過ぎないことが大切。道の駅の収益を上げて地域に還元するとかした方がスマ
ートだと思う。
佐藤委員:過去に発電で検討させて頂いた経緯があるが実現には至らなかった。今回は使える
熱量が見えてきたので、実現まであと一歩だと思っている。技術的な話になるが、
給湯加熱で特にシャワーの量が多くなる。昼夜での変動、平日休日での変動が大
きく、この辺が温熱ハウスのような一定温度で使うよりも井戸への負荷が大きく
なると思う。この辺のところは詳細設計で検討して頂きたいところである。
大橋委員:先ほどのトイレの話にもあったように、熱利用は熱源から近くで使えることが良い
と思う。そのことから位置関係から道の駅で使うことが良いと感じている。そこ
に地域への波及効果、住民の方々が幸せになる仕組み作りを考えると、みんなが
利用しているところで PR できる仕組み作りをして、道の駅の何かを利用すること
で環境への配慮を感じられる方向に持っていくのか、利用者が個人的に幸せを感
じられるその利用を PR する方向に持っていくのかを考えていかなければいけな
いと思う。
谷口委員:①この事業は、道の駅だけで終わらせるではなく横展開が必要である。それには、
どれだけ低コストでできるかがポイントになる。もう一点は、事業リスクの低さ
も大切であり、この両方をもって事業性と言える。話の中にもあった低温の井戸
水が使えればより低リスクになり、これが発展する可能性もある。②道の駅をエ
ネルギー自立型として色づけしてしまい、これまでの道の駅の努力を見える化し
て、村のチャレンジはここからとする。このためには、他の熱源としてバイオマ
ス熱の併用をするとエネルギーが地場で賄えることになり、熱だけでも自給して
いることになれば全国から注目されると思う。③積極的に地域のマイナスに使う
とか。質の良い廃校を利用し熱利用の場とするとかして、農業利用の実験の場に
するとか、低温加工場など総合的な仕掛けをつくり地域の好循環にチャレンジし
て欲しい。
新妻委員長:道の駅の裏にあるケアハウスが、まさに廃校の利用となっている。
幾田委員:最初に温泉の熱を利用することにあたって道の駅から提案したのが、食品加工をす
るような施設、それから小谷村の農産物を貯蔵・貯蓄するような施設が欲しいと
提案した。蕎麦にしても、野豚にしても生産量が少なく話題性だけで大きな施設
を作ってやっていけるのか含めて、自分たちの施設に熱を使わしてもらうとする
と一番有効かと思っている。特に夏の冷房が解消できれば電気代も含めてコスト
ダウンができると思う。それを地域に還元する方法としては、できるだけ道の駅
が観光・産業の核になれるよう話題作りにチャレンジする。地域に貢献できると
すれば光熱費が下がった分を家賃に上乗せすることが考えられるが、現実的には
村の産業活性化に貢献できればと思う。具体的には、特産品を多く開発するとか、
村の方を多く雇用するとかが私たちができる一番なことだと思っている。
横澤(か)委員:道の駅を核として、地熱エネルギーを集中した中で最終的に村民への還元が目
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標で良いと思う。最終的に村民が喜べば良い。小谷の玄関口でお客様が小谷村っ
て凄いなと思ってもらえれば PR になる。道の駅が、雇用の場になったり、新商品
を開発したりして小谷村を全国に発信していくといったことをやってもらいたい。
松澤委員:今、小谷では雪中キャベツが有名であり、温熱ハウスとかは文化的に合わないと思
う。道の駅、ケアハウスで活用するのが現実的ではないかと思う。
吉岡委員:今話題に出た雪中キャベツの件で大橋委員に聞きたいのだが、雪中キャベツは根を
残してやっているが、根を残して一か所にまとめて雪を掛けて保管した場合の甘
さはどうなるのか、また、根を切って保管した場合の甘さはどうなるのかのデー
タはあるのか。
大橋委員:作物にもよると思うのだが、収穫後の作物の品質の変動、キャベツについては持っ
ていない。収穫後の品質を上げていこうとするテクニックはあるが、キャベツに
ついては分からない。
吉岡委員:雪中キャベツは掘るのに手間がかかる。根を切って保管しても良いものであれば、
除雪した雪を使って保存すれば手間が省けると思う。そういったものを使ってい
くのも一つの方法だと思う。
「見える化」しないといけないし、視察が来れば儲か
るし PR にもなる。
横澤(勲)委員:雪中甘藍の話があるように気候の変化に即した生き方・文化を作ってきている
と思う。お湯だけもらっても正直何に使っていいか分からない。谷口委員が言っ
ている道の駅をシンボル的に使うというのにも賛成。ケアハウスの暖房は全て温
泉熱を使っていて、本来あるべきスプリンクラーが付いていない特異な施設だと
思っている。例えば、小さな温室で一ヵ月早い春が感じられるような場所があれ
ば住民の癒し、また観光客の癒しにもなると思う。
新妻委員長:引き続き考えてもらって事務局に言っていけば、いいものができると思う。
【議事(7)H27年度の事業計画について】
GEO 太田:資料説明
新妻委員長:何か質問はないか。
谷口委員:国の補助事業のうち何件かの評価委員に入っている。それぞれに狙いがあるが、一
つ大きな流れを説明すると再来年度温暖化対策税の税率が三段階で上がって 400
億円がでる。今、温暖化対策の実効性が上がっていないことより、実効性が上が
るものにどう使うか悩んでいる。地方創生と合わせて地域での再生可能エネルギ
ーもしくは省エネによる投資を考えている。お金をばらまく前に、しっかりとし
た実行計画なりビジョンを作ることが前提となる。これが来年度の事業に組み込
まれていて、既に募集が始まっている。農水省系のものは 6 次産業化にも使える
可能性がある。次世代施設園芸導入加速化支援事業では、地域での再生可能エネ
ルギーを使ったものもある。地域でのベンチャー支援とかもある。総合的に考え
るとたくさんある。但し、事業は徹底的に低コストでやりつつ、日本の先駆的な
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ものとすれば採用される。
新妻委員長:強力な味方がいる。谷口委員と相談されたい。
新妻委員長:今回の議事は以上とする。進行を事務局に返す。
4.今後の予定について
OTARI 細澤:資料4の説明に移るが、経済性等々のことも踏まえた中での検討をしていくこ
とになるため、今後の予定が若干変わってくると思う。
GEO 太田:資料説明
OTARI 細澤:足りない部分として、周りへの波及効果も入れて予定を立てていく。
5.その他
OTARI 新井:資料 5 説明
OTARI 細澤:役場からの意見募集とすると殆ど意見が出てこないと思う。検討委員会からと
いうことで、今までの検討結果も踏まえながらアイデアを募集したいとさせて頂
いた。委員会からということで出したいと思う。
谷口委員:文字は良いと思うが、図が技術的すぎる。何か工夫をして欲しい。
吉岡委員:井戸の数とか、それぞれの状況とかも入れてみてはどうか。
・次回の検討委員会の日程について
OTARI 細澤:現時点では 3 月 5 日(木)を第 4 回ということで予定を立てさせて頂く。
6.閉会
OTARI 山田:長時間の審議にお礼申し上げる。今回の震災により近隣の施設では、湯量が減
ってしまって閉館になる所もある中で、小谷村においては新しく民家の脇から出
たり、湯量が増えたりとか良い方向に作用したようである。10 ヵ所以上の湯源を
もっている小谷村、贅沢な話をさせて頂いたが、まだまだ OT-3 井の熱の使い方に
ついて明確な目的は出来ていない。これからも委員の忌憚のないご意見を聞かせ
て頂き、小谷村にご協力をお願いする。
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(16:50 終了)
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