資料編 - 廿日市市

資料編
1
用語解説
■あ -----------------------------------------------------------------------------------エコアイランド(構想)
地球温暖化防止、循環型社会への転換をめざし、環境負荷の少ない活動およびライフスタイル
を進めようとする取組み。宮島での実施を計画している。
NPO
Non Profit Organizationの略。継続的、自発的に社会貢献活動を行う営利を目的としない団
体の総称。
■か -----------------------------------------------------------------------------------開発許可制度
都市計画法により定められた、都市計画区域等における開発行為に関する許可制度。開発行為
について公共施設や排水設備等必要な施設の整備を義務づけるなど良好な宅地水準を確保する
ことや、原則として市街化を抑制すべき市街化調整区域における開発行為について、立地する建
築物の用途等の目的、形態を制限するなどの役割がある。
観光立国
観光分野の構造改革として、国際交流の増進、経済の活性化の観点から自然環境、歴史、文化
など観光資源を創造・再発見・整備し、内外に発信することによって、観光を国の産業のひとつ
として振興すること。
協働社会
住民、企業、大学、市役所など多様な主体が、目標を共有し、知恵や資源を出し合い、つなぎ
生かし、お互いの責任と役割を果たしながら、ともにまちづくりを行う社会。
クリーンエネルギー自動車
低公害で省エネルギーの自動車。大気汚染物質の排出が少なく、走行音も静かな車。電気で走
る電気自動車、電気とガソリンを組み合わせたハイブリッド自動車、天然ガス自動車、燃料電池
自動車などをいう。
広域幹線道路
地域間、都市間等を広域的に連絡する骨格的な道路網を形成する自動車専用道路(高速道路)、
国道等を総称していう。
景観計画
景観法に基づいて、地方公共団体が地域の良好な景観を形成することを目的として策定する計
画。景観計画区域内の建築行為等について、地域の特性に応じて建築物等の形態、色彩その他の
意匠、高さなどの制限を行うことができる。本市では平成22(2010)年度策定予定。
港湾区域
港湾法に基づいて、港湾の適正な利用と整備・運営を図ることを目的として、港湾施設を管理
する地方公共団体が国土交通大臣または県知事の認可を受けて指定する水域。
コミュニティバス
生活交通体系の一環として、行政が民間路線バスとしては成立しない低需要区間や成立が困難
な狭あいな地区に導入する自主運行バスの名称。本市では廿日市さくらバス、吉和さくらバス、
佐伯地域自主運行バス、おおのハートバスを運行している。
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■さ -----------------------------------------------------------------------------------サイン施設
案内用の標識や看板など。
里山林
薪炭林や農用林などとして古くから生活にかかわってきた集落周辺の森林。
潮まわし
標高が低い干拓地において浸水を防止するため、土地と堤防との間に設けられた遊水池。
市街化区域
都市計画法に基づいて指定される区域で、「すでに市街地を形成している区域」および「優先
的かつ計画的に市街化を図るべき区域」。計画的な土地利用を進めるための用途地域の指定、街
路・都市公園等の都市施設の整備などが行われる。
市街化調整区域
都市計画法に基づいて指定される区域で、「市街化を抑制すべき区域」。農林業漁業施設や市
街化を促進するおそれが無い開発、地区計画に基づく計画的開発などを除き、開発行為が制限さ
れる。
自然公園法
優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図り、国民の保健、休養及び教化
に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与することを目的として定められた法律。
シビックコア地区
本市では、「廿日市市シビックコア地区整備計画(平成16(2004)年策定)」において、市役所
周辺の区域をシビックコア地区とし、官公庁施設、民間建築物、周辺のみちや広場などが連携し
あい、魅力とにぎわいのあるまちづくりの核(コア)となることをめざし、総合的・一体的に整
備を進めている。
社叢
神社・寺院を囲む樹林。人為的な改変を受けていないその地域の原植生や、まとまった緑の景
観要素となるなどの特性を有する場合がある。
集約型の都市計画
人口減少時代を迎える中で、市街地が郊外に拡張することを前提とした従来の都市計画から転
換し、拠点性のある地区等において都市機能や居住空間などの集積を高め、効率的な都市経営、
環境負荷の低減、高齢者に住みやすい環境形成などを図る都市計画の考え方。
循環型社会
廃棄物等の発生抑制や資源の循環的な利用などにより、天然資源の消費を抑制し、環境への負
荷ができる限り低減される社会。
自律移動支援システム
すべての人の社会参画・就労、地理不案内場所における移動などにあたって必要となる移動経
路、交通手段、目的地などの情報について、「いつでも、どこでも、だれでも」がアクセスでき
る環境をつくっていくためのシステム。携帯情報端末やナビゲーション機器の活用、標識デザイ
ンの標準化などの事例がある。
新エネルギー
石油・石炭等に代わる環境への負荷の少ない新しい形態のエネルギー。
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スマートインターチェンジ
パーキングエリア等を利用して、ETC(ノンストップ自動料金収受システム)による自動料
金収受方式により、料金所の無人化、分散化を可能としたインターチェンジで、本市では宮島サ
ービスエリアに併設されている。
成熟社会
量的拡大を追求する経済成長が終息に向かう中で、精神的豊かさや生活の質を重視する社会。
世界文化遺産
未来の世代に引き継いでいくべき人類共通のすぐれた遺産として「世界の文化遺産(歴史的、
芸術的に意味があり、研究上大切な記念碑、建物や遺跡のこと)及び自然遺産の保護に関する条
約(世界遺産条約)」に基づいて、世界遺産リストに登録されるもの。
瀬戸内海国立公園
自然公園法に基づいて環境大臣が指定する国立公園(わが国の風景を代表するに足りる傑出し
た自然の風景地)で、和歌山から大分まで瀬戸内海の11府県にまたがる。本市は宮島の全域と極
楽寺山が指定されている。
線引き
都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域に分けること。
■た -----------------------------------------------------------------------------------大規模小売店舗
一つの建物内の店舗面積の合計が1,000㎡を超えるもの。
大規模集客施設
店舗、飲食店、展示場、劇場、映画館などの建築物でその用途に供する建築物でその用途に供
する部分(劇場、映画館等については、客席の部分に限る。)の床面積の合計が10,000㎡を超え
るもの。建築基準法の制限により、近隣商業地域、商業地域、準工業地域以外では建築できない。
デマンドタイプ(デマンド方式)
利用者が「いつ、どこから、どこへ」などの要望(デマンド)を予約して、自宅まで迎えにき
てもらい、帰りは自宅まで送ってもらうことを基本にするバス等の運行システム。
伝統的建造物群保存対策事業
文部科学大臣が特に歴史的・文化的に価値が高いと認められ、選定される集落・まちなみの保
全を目的として行う事業で、事業を行う市町村に対して財政的援助が行われる。
特定用途制限地域
非線引き都市計画区域等の用途地域が定められていない区域において、良好な環境の形成また
は保持を図るために立地することができない建築物等の用途を定めるもの。
都市づくり
都市を広く大きなものとして捉え、都市政策の視点から考えた市主体で土地利用の規制・誘導
や、道路・公園等の都市施設の整備、市街地の整備・開発などの事業を都市計画に基づいて実施
していくこと。
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土砂災害特別警戒区域
土砂災害防止法に基づいて、土砂災害(急傾斜地崩壊、土石流、地滑り)が発生した際に、建
築物に損壊が生じ、住民の生命等に著しい危害が生ずるおそれがある場所として指定される区域。
特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制などが行われる。
■な -----------------------------------------------------------------------------------西中国山地国定公園
自然公園法に基づいて環境大臣が指定する国定公園(国立公園に準ずるすぐれた自然の風景
地)で中国山地西部の広島・島根・山口3県にまたがる。本市は十方山、冠山などが指定されて
いる。
農業振興地域
農業振興地域の整備に関する法律に基づいて、優良農地の確保を中心とした農業の振興を計画
的に進めるため、県知事が指定する地域。
■は -----------------------------------------------------------------------------------パークアンドライド
「パーク(駐車)」と「ライド(乗る)」を組み合わせた造語。駅またはバスターミナル等まで車
で行き駐車し、そこで電車またはバスなどの交通機関に乗り継ぐ交通方式。
ハザードマップ
災害から人命を守ることを目的に、被害想定区域や避難場所などの情報を住民にわかりやすく
提供する地図。
パブリックコメント
行政機関が政策や計画の策定過程において、住民が意見を提出する機会を設け、提出された意
見を考慮して意思決定を行う一連の手続き。行政運営の透明性の向上、市民参画型の公平公正で
開かれた市政の実現を目的に、本市では平成20(2008)年9月から実施。
バリアフリー
高齢者や障がい者などが生活するうえで行動の妨げとなる物理的な障壁や、人々の心の内在す
る障壁など、すべての障壁(バリア)を取り除くこと。
非線引き
都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域に分けないこと。
費用対効果
投資した資金に対して、どのくらいの利益(効果)を得られたかを表すもの。
広島都市圏
本計画では、広島市を中心とした廿日市市、大竹市及び府中町、海田町、熊野町、坂町の区域
をいう。この他、広島市への通勤依存率5%以上の連担した範囲を広島都市圏という場合もある。
ひろしまの森づくり事業
森林を県民共有の財産として守り育て、次の世代に引き継いでいくため、平成19(2007)年4月
から広島県が導入した事業。人工林の再生、里山林の整備、間伐材の利用促進、都市部における
環境の緑化推進などを目的とした事業が行われている。当面、5年間実施予定。
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文化財保護法
文化財を保存し、その活用を図って、国民の文化的向上に資するとともに、世界文化の進歩に
貢献することを目的として定められた法律。昭和25(1950)年制定。
防災行政無線
各地区に設置した子局設備(屋外拡声子局、戸別受信機)を通じて市民に素早く情報を伝達す
るシステム。市役所の親局設備や支所の遠隔制御装置などから放送できる。
防災公園
地震に起因して発生する市街地火災等の二次災害時における国民の生命、財産を守り、都市の
防災構造を強化するために整備される、広域防災拠点、避難地、避難路としての役割をもつ都市
公園及び緩衝緑地。
■ま -----------------------------------------------------------------------------------まちづくり
地域(まち)が抱えているハードまたはソフトの課題に対して解決を図ろうとする取組みや、
地域の人的資源や環境資源を生かしながら魅力を高めていくなどの取組みで、、一定の地域にお
いて、住民主体または住民と行政との協働により進める地域(まち)づくりを表すものとして用
いている。
ミシュラン
フランスの世界的なタイヤ製造会社が発行するガイドブックの名称で、「見物」「宿泊・食事」
「ドライブ」の内容で3冊が出ている。ホテル、レストラン、観光地の格付けを星数で表わして
おり、3つ星が最高評価である。
緑の基本計画
市町村が、その区域における緑地の適正な保全及び緑化の推進に関する施策を総合的かつ計画
的に実施するため、その目標と実現のための施策等を内容として策定する緑とオープンスペース
の総合的な計画。
■や -----------------------------------------------------------------------------------用途地域
都市機能及び都市環境の維持増進を図ることを目的として、市街地における建築物の用途、形
態、規模等の制限を定めるもので、本市では廿日市、大野、佐伯の各地域に合計11種類の用途地
域が指定されている。
■わ -----------------------------------------------------------------------------------ワークショップ
目的とするテーマについて、参加者が共通の体験をしながら、対等の立場で話し合い、何かを
学びあったりしながら、全体としての考えをまとめる手法のこと。
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■参考:計画中に挙げている上位計画、関連計画の一覧(名称、策定年月)
第5次廿日市市総合計画
平成21(2009)年3月
広島圏都市計画区域の整備、開発及び保全の方針
平成 22(2010)年度策定予定
佐伯都市計画区域の整備、開発及び保全の方針
平成 22(2010)年度策定予定
宮島都市計画区域の整備、開発及び保全の方針
平成 22(2010)年度策定予定
廿日市市緑の基本計画
平成22(2010)年5月
廿日市市景観計画
平成22(2010)年度策定予定
廿日市市地域防災計画
平成22(2010)年5月
廿日市市耐震改修促進計画
平成20(2008)年3月
廿日市市移動円滑化基本構想
平成16(2004)年1月
廿日市市移動等円滑化基本構想
平成21(2009)年7月
第二次廿日市市障がい者福祉計画
平成19(2007)年3月
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2
計画策定の経過等
(1)廿日市市都市計画基本方針等策定委員会
廿日市市都市計画基本方針等策定委員会設置要綱
(目的及び設置)
第1条
本市の都市計画の基本的な指針(都市計画法第18条の2第1項に規定される計画、
以下「都市計画マスタープラン」という。)及び、緑地の保全及び緑化の推進に関する基本
計画(都市緑地法第4条第1項に規定される計画、以下「緑の基本計画」という。)の策定
にあたり、総合的な視点から検討を行うため、廿日市市都市計画基本方針等策定委員会(以
下「委員会」という。)を設置する。
(所掌事項)
第2条
委員会の所掌事項は次のとおりとする。
(1)都市計画マスタープランの策定に関すること。
(2)緑の基本計画の策定に関すること。
(3)その他計画等の策定に必要な事項。
(組織)
第3条
2
委員会は13名以内で構成し、委員長、副委員長及び委員をもって組織する。
委員は、市民、学識経験者、関係団体の職員、関係行政団体の職員その他市長が適
当と認める者ののうちから、市長が委嘱する。
3
委員長は、委員の互選により定める。
4
副委員長は、委員長の指名により定める。
(任期)
第4条
委員の任期は、市長が委嘱した日から第2条に掲げる各号の事務が終了する ま
でとする。
2
委員に欠員が生じたときは、遅滞なく委員を選任するものとする。
(委員長)
第5条
2
委員長は会務を総理し、委員会の会議(以下「会議」という。)の議長となる。
委員長に事故等がある時は、副委員長がその職務を代理する。
(会議)
第6条
会議は、委員長が招集し、これを主宰する。
2
会議は、委員の過半数が出席しなければ開くことができない。
3
委員長は、必要があると認めるときは、会議に委員以外の者の出席を求めること が
できる。
4
会議の議決方法は、出席者の過半数で決し、可否同数の場合は、委員長の決すると
ころによる。
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5
会議は原則として公開する。ただし、委員長が特に必要があると認めるときには 会
議に諮り非公開とすることができる。
(庶務)
第7条
委員会の庶務は、建設部都市計画課において処理する。
(雑則)
第8条
この要綱に定めるほか、委員会の運営に必要な事項は、委員長が委員会に諮 り
定めるものとする。
附
則
この要綱は、平成20年11月20日から施行する。
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廿日市市都市計画基本方針等策定委員会名簿
区分
学識
学識
学識
学識
団体
団体
団体
市民
役
職
等
県立広島大学 人間文化学部
国際文化学科 教授
玖島アグリパーク協議会
会長
近畿大学 工学部
建築学科 教授
広島工業大学 工学部
都市デザイン工学科 教授
佐伯中央農業協同組合
代表理事組合長
廿日市市商工会議所
会頭
佐伯森林組合
氏
名
秋山
伸隆
佐藤
洋
副委員長
高井
広行
委員長
中山
隆弘
卜部
百合子
細川
匡
宮島芸能保存会
会員
蒲田
知美
総合計画審議会 市民委員
川田
裕子
市民
コミュニティ吉和 事務局長
竹田
隆一
市民
総合計画審議会 市民委員
田辺
粛郎
稲井
康弘
樋野
義周
吉岡
澄雄
小田
節男
行政
考
向井田 輝紀
理事兼参事
市民
行政
備
国土交通省 中国地方整備局
広島国道事務所 計画課長
広島県西部建設事務所
廿日市支所長
第1回
第1回
(敬称略)
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(2)廿日市市都市計画基本方針策定の主な経過
年
月
日
概
要
平成20年11月28日
第1回検討会議(関係課)を開催
平成21年2月4日
第1回策定委員会を開催
平成21年3月23日
第2回検討会議を開催
平成21年4月6日
第1回幹事会議(幹事課長)を開催
平成21年5月11日
第1回本部会議(幹部)を開催
平成21年5月26日
第2回幹事会議を開催
平成21年7月2日
第2回策定委員会を開催
平成21年9月17日
第3回検討会議を開催
平成21年9月28日
第3回幹事会議を開催
平成21年11月2日
第2回本部会議を開催
平成21年11月26日
第3回策定委員会を開催
平成21年12月15日
市広報に素案の公表、市民意見の募集
結果:
平成21年12月17日
市ホームページに素案の公表、市民意見
1人1件の意見
~平成22年1月15日
の募集
平成22年2月8日
廿日市市都市計画審議会に案を報告
平成22年2月23日
第4回幹事会議を開催
平成22年3月1日
第3回本部会議を開催
平成22年3月31日
第4回策定委員会を開催
平成22年5月20日
廿日市市都市計画審議会に案の意見照会
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廿日市市都市計画マスタープラン
平成22(2010)年5月
発行:廿日市市建設部都市・建築局都市計画課
〒738-8501 廿日市市下平良一丁目11番1号
電
話 0829-30-9190(直)
ファクス 0829-31-0999
http://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/