6. 起動

6.
起動
6-1. 周辺機器を接続する
ケースを閉じたら、周辺機器を接続します。このマニュアルでは最も基本的な周辺機器であるモニター、キーボード、マ
ウス、スピーカーを接続します。
主電源
接続する時はモニターを含むすべての電源を切り、電源プラグをコンセント
スイッチ
から抜いておきます。
電源
コネクター
周辺機器は、本体ケース後面のI/Oパネルや拡張スロットにある各種ポートに
キーボード
接続します。
コネクター
モニター:
キーボード:
マウス:
スピーカー:
VGAポート、またはDVIポート
キーボード用のPS/2ポート(またはUSBポート)
マウス用のPS/2ポート(またはUSBポート)
スピーカーアウト
シリアル
ポート
VGA
コネクター
モニターを接続する
使用するディスプレイのコネクタの種類にあわせてVGAまたはDVIを選択し
て接続します。
マウス
コネクター
パラレル
ポート
USBポート
サウンド系
端子
LAN
コネクター
キーボード、マウスを接続する
PS/2ポートに接続します。ポートが色分けされていたり、ポートの横にそれ
ぞれキーボードまたはマウスのイラストがついていますので、これらを参考
にして接続します。
USBポートに接続するタイプのものは、USBポートに接続します。
注意:PS/2ポートへのコネクタの抜き差しはパソコンが起動している間はおこなわないでください。パソコンが壊れることがあります。
外部スピーカーの接続
システムスピーカーの接続について説明しましたが、システムスピーカーはパソコンの基本的な状態を単純なブザー音で
知らせるためのものです。音楽などを再生するときには外部スピーカーを接続する必要があります。
スピーカーの接続端子(プラグ)をI/Oパネルにある[Speaker Out]に接続します。
電源ユニットについて
1. 電源ユニットの背面のスイッチ(
「115/230V」と「−と○」)
「 115/230V」は供給元の電圧設定ですが特別な環境でない限り
「115V」に設定します。「−と○」の切り替えスイッチは主電源スイ
ッチです。
「−」で電源ON、
「○」で電源OFFになります。
※主電源スイッチは電源ユニットにより搭載していない場合があります。
その場合は電源コネクタへケーブルを挿すと主電源が入ったことになります。
2. 電源のON/OFF
最近のコンピュータはATX規格(ATX2.03)に準拠していますので、
オペレーティングシステムなどからの電源のON/OFFが可能になって
います。 この機能を有効にする為ATX規格のコンピュータでは電源
ケ−ブルを接続した後、主電源スイッチをONにした時点で、ケ−ス
前面のPOWERスイッチのON/OFFに関わらず常にコンピュータには
電気が流れている状態になります。
※パーツの取り付けなどコンピュータ内部の作業や長期不在でコンピュータを使用しない場合
は「完全な電源OFF状態」にする為に、電源ケ−ブルを外すか、主電源スイッチをOFFにす
る必要があります。
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起動
6-2. BIOS POST(Power On Self Test)
ここで、CPUの種類と動作クロック、メモリの容量、ハードディスクドライブ、CD-ROM
(DVD-ROM、CD-RW)ドライブの型番、またBIOSバージョンなどが確認できます。
スイッチを入れてもこの画面が映らなかったり、映ってもすぐに固まってしまったりする場
合は、接続や設定に問題がある可能性が考えられます。電源を切って、もう一度接続や設定
に間違いがないか確認してください。
※POST画面が全面メーカーロゴでおおわれて見えない場合はTABキーやESCキー(マザー
ボードによって異なります)を押すとPOST画面が見えるようになります。
6-3. BIOS設定
BIOSとは Basic I/O(Input Output)System の略でコンピュータ(マザーボード)自体のOS(オペレーティングシステ
ム)とも言えます。
BIOSの設定はコンピュータのパフォーマンスなどに多大な影響を及ぼします。
この設定はとても重要で設定の内容によっては、コンピュータ自体を停止させる危険性もあります。冒頭でも触れましたが、
無用なトラブルを避けるためにも分からない設定は行わないようにしてください。
また、BIOSは新しいものに書き換える(アップデートする)こともできます。
アップデートすることにより、新たな機能が追加されたり、不具合が改善されたりすることもありますが、逆に今まで正常
に動作していたものが正常に動作しなくなったりする場合もあり得ますので、特に問題なく動作しているのであればBIOSア
ップデートの必要はありません。
BIOSの設定画面に入るには、POST画面が表示されているときにDeleteキーを数回押します。
(マザーボードによってはF2キー)すると青いメニュー形式の画面が表示されます。
● Phoenix BIOS
● AMI BIOS
※BIOSの種類は、マザーボードメーカーによって異なります。
〈以下に ASUS製マザーボードを例に設定メニューを簡単に説明します〉
Main ……………………時刻の設定、接続されたドライブ類の設定をします。
Advanced ……………主にCPUやメモリ、その他マザーボード上のデバイスの設定をします。
Power …………………電源管理に関する設定をします。
Boot ……………………起動デバイスの順序などを設定します。
Exit ……………………設定したBIOS内容の保存、読み込みなどを行います。
〈
「何を設定したらいいのか分からない」
という場合は、
以下の手順を行ってください〉
1. Exit→
2. Main→
4. Power→
5. Boot→
6. Exit→
“
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“Load Setup Defaults”を読み込む
ない場合は“Load Optimized Setup Defaults”を読み込む
時刻を設定する。
HardWare Monitor を選択し、CPU Temperature(CPUの温度)
、CPU Fan Speed(CPUファンの回転数)
VCORE Voltage(CPUのコア電圧)などに異常がないか確認する。
OSインストール時は、ここでCD-ROMからの起動を最優先に設定します。
Exit Saving Changes”を選択して設定を保存する。
起動
ここでは、必要最低限のBIOS設定である「Boot設定」についてのみご紹介します。
Boot設定……パソコンが起動するドライブの優先順位を設定します。
BIOSの操作方法は種類により異なります。ここでは標準的な操作方法についてご説明します。
1.
電源を入れてすぐにキ−ボードの[Delete]キーを何回か押して、BIOSに入ります。
青い画面で左右に項目が表示されます。この動作モードをBIOSと呼びます。
2.
BIOS画面が表示され、メインメニューが表示されます。
3.
上下キー([↑]または[↓])を使用して、設定項目から「Advanced BIOS Features」を選択し、[Enter]キーを押します。
4.
画面は「Advanced BIOS Features」内の設定可能な各項目の表示に切り替わりますので、上下キー[↑]または[↓]を使用して「First Boot
Device」を選択し、[Enter]キーを押します。
5.
小さなウィンドウが表示されますので、上下キーを使用して、
「CD-ROM」を選択し、[Enter]キーを押します(小さなウィンドウは消えます)
。
6.
再び画面は「Advanced BIOS Features」内のメニューが表示されますので、上下キー[↑]または[↓]を使用して「Second Boot Device」を選
択し、[Enter]キーを押します。
7.
小さなウィンドウが表示されますので、上下キー[↑]または[↓]を使用して、「Floppy」を選択し、[Enter]キーを押します(小さなウィンドウは
消えます)
。
8.
再び画面は「Advanced BIOS Features」内のメニューが表示されますので、上下キー[↑]または[↓]を使用して「Third Boot Device」を選択
し、[Enter]キーを押します。
9.
小さなウィンドウが表示されますので、上下キー[↑]または[↓]を使用して、「HDD 0」を選択し、[Enter]キーを押します(小さなウィンドウは
消えます)
。
10. 最後に、設定を保存するために[F10]キーを押して設定を保存します。
「Save to CMOS and EXIT (Y/N)」:「(設定を)CMOSに保存して退出する(イエス/ノー)
」と表示が出ますので、[Y]キーを押します。
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