責任ある漁場管理と持続的漁業の確立 1

明石市の漁業生産の現状と課題
漁業生産面における課題と対応方向
(1) 漁業生産力等
・明石市内 5 漁協の組合員の合計数はやや減少傾向(図1)。
・漁業就業者の平均年齢は 52.3 歳と全国平均に比べて若い(表1、図2)。
・「ノリ養殖業」+「底びき網 or 刺網 or 一本釣 or 船びき網」が主な操業パターン。数名の協業体で営むケースが多い。
明石市では、20~40 代の漁業就業者も多く、現状から判断すると、将来的にも安
定した漁業生産力が維持される可能性が高いと予測される。しかし、近年のノリの色
落ち問題によりノリ価格の低迷が続いており、これまで経営基盤を支えてきたノリ養
→ ノリ養殖による比較的安定した収入が経営基盤を支えている。
・変動性の強い船曳網漁獲物(イカナゴ、シラス)を除くと、漁船漁業の漁業生産量・金額は比較的安定している(図3)。
殖からの収入が減少しつつあり、こうした状況が続くと、安定した漁家経営は妨げら
・ノリ(養殖)の生産量は全国の約 6%、県全体の約 40%を占める。
れることになる。
明石市の漁業生産力を維持するためには、労働に見合った漁業所得の確保が大前提
(2) 資源および漁場環境の保全・改善・管理
となる。そのためには下記の課題がある。
①水産資源環境の保全、改善に関する取り組み
(1)生産量の維持・増大
・資源回復計画の推進(サワラほか)、昼市委員会等による自主的な資源管理(小型魚のリリース等)
・ヒラメ、マコガレイ、オニオコゼなどの種苗放流、マダコ増殖事業(産卵用タコ壺の投入)
・禁漁区(イカ産卵場、稚魚育成漁場)の設定と管理
組みを維持・強化することで、明石市全体の漁業生産量の維持・増大を実現する。
①資源の適正な管理と利用
②漁場整備、開発に関する取り組み
②漁場環境の保全・改善(魚礁・増殖場の整備、海底耕耘など)
・魚礁設置、増殖場造成(魚礁・増殖場・投石) :「鹿ノ瀬漁場開発事業」※漁業としての利用度は低い
・海底耕耘の実施
③未利用・低利用資源の活用
(2)魚価の向上
③ノリの色落ち問題の解決に関する取り組み
・アサリの放流
明石市では様々な資源・漁場環境の保全・改善対策を実施している。これらの取り
→
資源管理等の観点から、今後の急激な生産量の増大は望めないため、漁業収入の維
ナルトビエイによる食害対策
持・増大を実現するには、魚価の向上が不可欠である。
・施肥ロープ・散布:補助金を活用して実施
一方、ここ数年主要な魚種(タイ、スズキ、サワラ類、ノリ等)において魚価が低下し
ている。産地段階での品質管理を強化することで、明石ものの付加価値の維持・向上
(3) 漁獲物の品質管理
を図る。
・明石もの(特に活魚)は品質面での評価が極めて高い(図4)。一方で、地域によるばらつきを指摘する仲買業者もいる。
・ノリ養殖は、平成以降、色落ち問題が発生。施肥等の対策が実施されるが、費用面から根本的な解決には至っていない
②ノリの色落ち問題の解決
※魚価の向上に重要な販売・流通対策については「流通面における対応方向」に示す。
(4) 漁業施設
・新たに必要な施設はみあたらないが、ノリ加工施設、ノリ網保管用冷凍施設等の老朽化が著しい。
→ 自動乾燥機、刈り取り船の導入支援
(3)漁業経費の削減
市内では、協業化による効率的な漁業運営が既に実施されており、経費削減の対策
は限られる。
①省エネ対応型漁船等への転換等による漁業経費削減
(5) 漁家経営
・魚価低迷により漁業の収益性が低下
①産地段階での漁獲物の品質管理
→ ノリ養殖業に対する水道料金補助を実施
・収入の不安定性・・・全国平均を下回る共済加入率(ノリ養殖業を除く)(表2)
【漁獲共済加入率】兵庫県:57.1% 全都道府県平均:64.3%
※特定養殖共済(ノリ養殖)の加入率:92.6%
(4)漁業経営安定対策
漁業経営の安定対策として漁業共済への加入を推進する。
①漁業共済・積立ぷらすの加入推進
(6) 漁協経営
・明らかに構造的な赤字体質に陥っている漁協はないが、魚価の低迷は漁協経営にもダメージ。
(7) 未利用・低利用資源
・人工魚礁にメバル等が蝟集しているが、漁網が傷むこと、魚価が安いことから、あまり漁獲されていない。
・旬(春)以外のアイナメは価格が安く、あまり漁獲されていない。(図5)
明石市漁業が目指す姿(案)
責任ある漁場管理と持続的漁業の確立
1
明石市の水産物流通の現状と課題
(1) 産地での販売体制
水産物流通面における課題と対応方向
・明石浦:市場開設(昼市) ※活魚販売に特化。近隣市場より多少高価格(表3)
・他 4 漁協では、一部漁協共同出荷や仲買業者への相対販売があるが、大半は個人出荷(明石市場、神戸市場)
明石市の漁業者が水揚げする漁獲物(ノリを除く)は、漁協の運営する産地市場(明
・タコについては業者固定で相対販売。
石浦市場)を介して流通するルートと、漁業者が直接明石市公設市場に持ち込むルー
・船曳網漁獲物(イカナゴ、シラス)は淡路、和歌山の加工業者への生売り主体。イカナゴは一部くぎ煮向けの生需要が増大。
トに大別される。この他、漁協による共同出荷も一部みられる。公設市場は、現状の
・明石浦漁協ではミルクイ、タイラギ等の買取販売を実施 → 「買い支え効果」
取扱実態をみるかぎり消費地市場的な性格が強い。明石ものを取り扱うことで神戸市
・林崎漁協では H21 年度に活ダコの共同出荷(東京、名古屋)を実施するが、定着はしていない。
場等との差別化を図っているが、取扱量は近年急激に縮小している。明石浦および公
・ノリは全量漁連共販 → 高級品(贈答品)需要の縮小により価格は下落基調。
設市場の機能・役割を明確化し、産地流通構造を再検討する必要がある。
また小売段階では、全国的な傾向と同様に量販店が主体となりつつあり、魚の棚商
店街に代表される鮮魚小売店の「市民の台所」的な位置づけが低下している。また、
(2) 明石公設市場
・H21 年度の鮮魚取扱は 6,223t(うち、漁師物 657t)、10 年間で 42%減少(図7)。※鮮魚の取扱量は神戸市場の約 1/6 の水準
量販店ではタコとタイ、イカナゴ以外の明石ものはほとんど店頭に並ばず、市民の明
・愛媛県・高知県(養殖タイ・養殖ブリ)、北海道・宮城県(サンマ等)からの移入魚が 75%。漁師物(淡路~姫路)は約 10%(図8)。
石ものの購入機会が減少しているという課題もある。
・仲買業者数の減少(H12 年 27 社→H22 年 22 社)
。
一方、明石ものの魚価向上のためには、域外出荷も重要である。タイ、タコをはじ
・多くの仲買業者がスーパー納めの比率を拡張 → セリ取引割合の低下(図9)
め、関西における明石ものの評価は高い。しかし、高級魚の需要が停滞している状況
・公設市場を経由する明石産の遠方(関東方面)出荷はあまり多くない(参考:表4)。 → 大量入荷時の値崩れの原因
下において、従来のような高価格はなかなか期待できない。市場規模の拡大とともに、
品質主導の販売戦略を継続し、ブランド価値を維持することが重要である。
(1)産地における市場の二重構造の解消
(3) 産地加工機能
・地元加工はボイルタコ程度で、近年はサンマの加工が主。→ 地元漁獲物への原料依存度が低い
漁協市場と公設市場の協力関係を構築し、二重構造による非効率を解消する。
①効率的な産地販売体制の構築 → 漁協間の販売事業連携
原因:水揚量、仕入価格が不安定
②明石市公設市場における地魚販売力の強化
(2)域内流通(明石市内)の再構築
(4) 小売業の現状
・鮮魚小売店の減少と量販店の発展
※全国統計では水産物の約 80%はスーパーで購入されている。
明石市民が手軽に地魚を購入する窓口を増やし、地魚の地産地消の推進を図る。
・量販店では移入ものを主体とする品揃え。タイとタコ以外の地魚は市内スーパーではほとんど売っていない。(表5)
①地産地消対策
・魚の棚商店街(鮮魚店 約 10 店舗)が明石の魚(主に丸もの)を販売。 明石の昼網の魚を売ることでスーパーと差別化を図るが、
②地魚加工の強化
地元外客(観光客、県外業務筋)の比率が高まっている。 →「市民の台所」的な位置づけの低下
③直売事業の継続・拡充
(3)明石ブランドを活用した付加価値の実現(広域流通)
(5) 漁協の直売事業
・明石浦漁協では、漁協が移動販売所を所有し地魚販売を実施
明石市内JA:火~土曜日、しあわせの村:毎週日曜日
・6~8 月に、漁業者有志が月 1 イベントとして「漁師魚市」を実施
明石ブランドを PR し、市場を拡充するとともに、品質主導の販売戦略を継続し、
明石もの全体の付加価値の底上げを図る。
①品質主導の販売戦略の継続
②明石ブランドの PR と保全
鮮魚(タコ、タイ、アジ、サバ等)の販売、女性部によるタコ飯・タイ飯の無料提供
→ 価格主導の販売を回避が実現(生産者による価格形成)
(6) 明石ブランド
・明石タイ、明石タコ、明石ノリなどの地域ブランドが定着。全国的に知名度が高い。
・タコは兵庫県平均より単価が高いが、タイは近年付加価値が縮小(図4)。
明石市の水産物流通が目指す姿(案)
消費者視点による明石ブランドづくり
2
明石市の水産物消費の現状と課題
(1) 魚の消費嗜好
水産物消費面における課題と対応方向
・全国的な傾向として若い世代を中心に魚離れが進行(表6、図 10)
→ 地元小学生を対象に市場見学を実施し、明石の魚に対する愛着心を刺激
全国的に若い世帯を中心とする「魚離れ」が進行しつつある。その背景には、肉
食主体の欧米型食文化の定着・広まりがあるが、女性の社会進出や核家族化の進行
(2) 魚食文化
・魚の食べ方が分からない・・・
→
等の社会的背景の変化による影響も大きい。
明石市では、古くから魚の消費推進による町の活性化が進められ、明石市公設
明石浦漁協婦人部、県漁連、コープこうべなどの連携による「イカナゴくぎ煮」文化の創造
地方卸売市場の関係者で組織された「明石おさかな普及協議会」が日本人の体質
漁協女性部連合会による料理講習会(いずみ会、小中学校)、おさかな普及協会による魚の捌き方等の講習会(市内高校生)
にあった米飯・魚食主体の食生活を推進、また近年では、漁協女性部連合会が市
内小中学生や女性団体を対象に、地魚を使った料理講習会を実施する等、魚食普
(3) 社会的背景
・女性の社会進出、核家族化の進行(世帯人数の減少)により、外食の増加(表7)、家庭内での調理時間が短縮、ゴミの有料化
→ 調理しやすく、ゴミの出にくい手軽な食材が好まれる(食の簡便化嗜好)
及に努めている。約 20 年前には、明石浦漁協婦人部や県漁連、コープこうべ等
が連携し、「イカナゴのくぎ煮」文化を創造したという実績もある。こうした取
り組みは継続することが課題であり、そのためには明石市の支援が必要となる。
今後も、地元の水産物を地元で消費する「地産地消」を推進し、明石市民の豊か
な食生活の実現と、
「魚のまち」としての魚に対する市民のプライドを刺激すること
による地元水産物の消費拡大が求められる。
また、消費者ニーズの創出とライフスタイルにあった魚食普及も重要な課題であ
る。生産者、漁協、市場関係者等が協力し、現代のライフスタイルにあった簡便な
調理方法を提案すること、地魚商品を開発することも明石市民への魚食普及に重要
水産業に関わるその他の現状
(1) 海岸清掃活動
・漁協女性部が中心となり、月1回の海岸清掃活動を実施
である。
(1) 魚食文化の継承・創出と子どもたちの漁業に対する関心の向上
イカナゴのくぎ煮を特産品として定着させた経験を活かし、新たな地域固有の魚
食文化を創出する。また、次世代を担う子どもたちを対象に、明石が誇る魚への愛
着心を刺激する体験教育プログラムを実施する。
地域の活力を醸成するには、青年組織や女性組織による活発な活動が必要であり、その継続においては明石市
①地域固有の魚食文化の継承・創出
の支援が求められる。また、海岸清掃活動等においては漁業者のみならず、市民がその活動に参加し、浜の環境
②漁業体験・見学、市場見学の実施
を守る意識を市民が個々に持つことが重要である。
(2)ライフスタイルにあった魚食普及
「食の簡便化嗜好」にマッチした調理方法の提案や商品開発を行い、現代のライ
フスタイルにあった魚食普及を実行する。
(2) 海洋レジャー
・都市近郊かつ資源が豊かであることからプレジャー船が多く、漁船との衝突、トラブルが多発している。
①地魚を活用した簡便な調理方法の提供
②調理しやすく、ゴミの出にくい商品の開発
効率的な漁業活動や漁業者の安全操業において、プレジャー船とのトラブル回避は重要な課題の一つである。
プレジャー船の組織化を促進するとともに、明石市が調整役となり、両者による海面の利用秩序を整理し、レジ
ャー客のモラルの形成にも積極的な役割を果たす必要がある。
明石市市民が目指す姿(案)
「魚のまち」明石のプライド育成
3
基本施策と事業内容
○:事業の実施主体 △:事業の支援機関
基本政策
施策の展開方向
基本施策
事業【青字は、現在実施している事業と平成22年度の予算額】
事業実施主体
市
漁協 漁業者 流通
加工
その他
期待される事業効果
(実施後の姿)
事業の評価指標
1.資源を育む環境・生態系の保全・改善と漁場の管理
1-1
沿岸域環境の保全・改善
(栄養塩環境の適正化)
①二枚貝の放流
栄養塩の吸収において、ノリと競合関係にある珪藻プランクトンを捕食するとともに
海域に栄養塩を供給する二枚貝を放流します。
○
○
②沿岸域の栄養塩環境の適正化に向けた下水処理場の運転
排水基準と沿岸域の栄養塩環境の適正化のバランスを保った下水処理場の運転によ
り、沿岸域の栄養塩環境の適正化に努めます。
○
沿岸域の栄養塩環境が改善され、養殖ノリの色落ち問
題の解消、沿岸域の水産資源の増大が見込まれる。
③ため池の池干しの推進
かつて地域の行事として実施されていた「池干し」は、沿岸域の栄養塩環境にも有益
と考えられるため、農業者と漁業者の協同による「池干し」活動の普及を促進しま
す。
1-2
資源の適正な管理と利用
△
△
○
○
農業者
①種苗放流・バックフィッシュ運動
有用魚種の種苗放流、商品としての価値が低い小魚のリリース等、資源を増やす取り
組みを促進します。
【有用魚種の種苗放流、産卵用たこつぼ投入:H22年度4,213千円】
△
○
○
有用な沿岸域資源が増加・安定し、漁獲量の維持・増
大や漁業経営の改善が見込まれる。
②資源維持型漁業の推進
責
任
あ
る
漁
場
管
理
と
持
続
的
漁
業
の
確
立
研究機関等との連携のもと、沿岸域の資源量及び適正漁獲量を把握するとともに、輪
番制の導入、休漁期間や禁漁区の設定等による資源維持型漁業の確立を目指します。
1-3
漁場の維持・管理と環境改善
△
○
○
○
水技センター
①魚礁・増殖場の維持・管理
鹿ノ瀬漁場開発事業として造成された漁場や増殖場等の施設の維持・管理を支援する
ことにより、効率的な漁業活動に寄与します。
【魚礁等造成、効果調査・事後調査:平成22年度4,900千円】
○
○
沿岸域の漁場環境が改善され、養殖ノリの品質改善、
漁業資源の増大が見込まれるほか、効率的な施設利用
による施設整備効果の向上が見込まれる。
②海底耕耘による漁場環境の改善
輪番休業等に合わせて実施されている漁業者による海底耕耘の取り組みを支援し、漁
場環境の改善を図ります。
【市内活動組織の海底耕耘活動への支援:H22年度5,000千円】
△
○
△
○
○
2.魅力ある水産業の担い手づくり
2-1
次代水産業の担い手の育成
①漁業後継者等の研修支援
2-2
漁労作業の軽減と安全性の確保
①設備近代化のための支援
漁業後継者や漁業者グループの研修、交流活動を支援し、次代の水産業を担う意欲あ
る人材を育てます。
漁船および漁業設備の近代化を支援します。
【近代的資本整備に必要な融資にかかる利子の一部補助:H22年度8,500千円】
【のり高性能刈取船及び大型のり乾燥機の導入補助:H22年度574,750千円】
・沿岸域の栄養塩濃度
・後継者研修活動の実施回数・参加者数
・燃油の消費量
・漁業共済、漁船保険の加入実績
・漁協間の事業連携の実績 等
次代の水産業を担う後継者の資質が向上し、明石市漁
業の維持・発展が実現する。
漁業設備の近代化により、漁労作業の軽減と安全性の
確保が図られ、漁業就業者の減少の抑制が見込まれ
国の補助 る。
△
○
3.漁業経営の基盤強化
3-1
漁業経営の安定化
①省エネ漁船等の導入支援
漁業経費の削減対策として漁業者が行う省エネ漁船等の導入を支援します。
○
②低コスト操業の推進
過剰な設備投資を抑制するとともに、漁船の減速による燃料消費量の削減を促進し、
漁業コストの削減による漁業経営の改善を図ります。
○
漁業支出の減少や災害時・不漁時の収入減が回避さ
れ、漁業経営の改善が見込まれる。
③漁業共済・漁船保険の加入支援
漁業共済、漁船保険の加入支援等により加入内容の充実化を図り、漁業者収入の不安
定性の解消に努めます。
【操業中の不慮の事故等に備える漁船保険の掛金の一部補助:H22年度20,100千円】
【のり養殖業の収益低下に備えるのり共済の掛金の一部補助:H22年度25,000千円】
3-2
漁協経営の健全性の確保
○
①漁協間の連携強化による事業の効率化
漁協間の事業連携の強化を促し、日常業務の効率化による漁協収入の安定化を図る。
○
漁協間の事業連携が実現することで、余剰人材が生ま
れ、収益を生み出す新たな事業展開が可能となる。
4
基本政策
施策の展開方向
基本施策
事業【青字は、現在実施している事業と平成22年度の予算額】
事業実施主体
市
漁協 漁業者 流通
加工
その他
期待される事業効果
(実施後の姿)
事業の評価指標
4.高品質な水産物の供給
4-1
安全・安心な水産物供給体制の構築
消
費
者
視
点
に
よ
る
明
石
ブ
ラ
ン
ド
づ
く
り
①漁獲物の品質管理の徹底
安心・安全で高品質な水産物を出荷することにより、信頼されるブランドづくりを目
指します。
△
○
○
明石水産物のブランド力が高まることで、付加価値化に
よる魚価向上が見込まれる。
○
5.水産物流通・加工基盤の強化
5-1
産地販売体制の再構築
①市場経営の合理化・効率化
漁協市場と公設市場の連携による市場経営の合理化・効率化を目指します。
○
○
公設市場
5-2
明石ブランドの拡充
複数市場立地による非効率が回避され、市場の経営の
合理化が図られる。
①明石ブランドのPRと管理
高級魚介類である明石ブランドのPR活動を推進し、ブランド力の強化を図るととも
に、徹底したブランド管理によるブランド価値の維持・向上を実現します。
【明石の水産業パンフレット作成、ホームページ作成、維持管理:H22年度予算なし】
○
○
○
○
○
明石水産物のブランド力が高まることで、付加価値化に ・明石の主要魚種の魚価
・明石の主要魚種の県外出荷量
よる魚価向上が見込まれる。
・直売の開催回数
・直売の販売高
等
②広域流通の拡充(国内外への販路開拓)
明石産水産物の流通圏を関東以北、更には海外にまで拡充する取り組みを支援し、明
石水産物の魚価適正化の実現に努めます。
5-3
水産加工業の推進
①蓄積された技術を活かした地魚加工の推進
5-4
地産地消の推進
①水産物直売事業・鮮魚小売業の取り組み支援
サンマ加工やボイルタコで培われた水産物加工技術を活かし、低利用魚・未利用魚等
の地魚を原料とする新たな水産加工商品を開発、普及する取り組みを支援します。
漁協や漁業者による地魚直売活動や、鮮魚小売業者の取り組みを支援し、地産地消を
推進します。
新たな流通チャンネルの創出により、大量漁獲時の魚
価の暴落が回避される。
新たな明石の特産品が創造されるほか、市場評価が低
い未利用・低利用魚の有用資源化が期待される。
○
△
○
○
△
○
○
△
○
市民
市民団体
△
○
市民
に根付く魚食文化の継承や新たな魚食文化の創出によ
市民団体
新鮮な地魚を購入できる窓口が増え、明石の魚に対す
る市民の愛着心が向上する。また、漁業者の所得向上
鮮魚小売店 の効果も期待される。
○
6.魚食文化・地産地消のまちづくり
「
6-1
明石に根付く魚食文化の普及・啓発
魚
の
ま
ち
魚のまち明石市として地域に根付く優れた魚食文化を次世代に継承するための取り組
みを推進するとともに、イカナゴくぎ煮に次ぐ、明石ならではの新たな魚食文化の創
出を支援します。
○
②食育活動の推進
」
明
石
の
プ
ラ
イ
ド
育
成
①魚食文化の継承と創出
若年世代の水産物消費の拡大を図るには、幼少期から水産物に親しむことが重要であ
ることから、幼稚園児・小学生を対象に魚や料理に接する機会を創出する取り組みを
推進します。
【学校教育、給食への明石産水産物の提供:H22年度7,513千円】
○
子どもたちが明石の地魚に親しみ愛着心を持つことによ
る、将来にわたって安定した水産物消費の確保と、明石
る地魚消費の増大。
・魚食文化継承・食育のための
活動実績と参加者数 等
③漁業関連体験プログラムの実施
地域の産業・文化の理解、漁業への関心を深めるため、地元小・中学生を対象に、漁
業や市場等、水産業にまつわる体験・見学等、明石市が誇る魚への愛着心を刺激する
教育プログラムを推進します。
6-2
ライフスタイルにあった魚食普及
○
○
○
水技センター
①消費者ニーズにあった魚食普及支援
消費者ニーズにマッチした調理方法の提案や商品開発を行うなど、現代のライフスタ
イルにあった魚食普及を推進します。
△
○
○
魚食率の低い若齢世帯における魚食普及が実現する。
5
基本政策
施策の展開方向
基本施策
事業【青字は、現在実施している事業と平成22年度の予算額】
事業実施主体
市
漁協 漁業者 流通
加工
期待される事業効果
(実施後の姿)
その他
事業の評価指標
7.美しい漁村と海面・漁港の利用のための秩序形成
7-1
海浜・浮遊・海底ゴミの回収
す
み
よ
い
漁
村
づ
く
り
①海岸清掃活動支援
海岸や港内に漂着するゴミを漁業者や市民が回収し、美しい海を維持する活動を積極
的に支援します。
△
○
○
○
市民
美しい海岸線・港が維持され、明石市民の憩いの場が
確保される。
②浮遊ゴミ・海底ゴミの回収支援
○
○
○
○
○
○
○
○
○
漁業者が操業中に引き揚げた海底ゴミや浮遊ゴミ、養殖施設に絡まったゴミを回収す △
るシステムを構築し、漁場環境の改善に対する取り組みを支援します。
漁場環境が改善され、沿岸域資源の増大が見込まれ
る。
③漁業廃棄物の減量化
漁具や漁業資材の再利用を促進し、漁業廃棄物の減量化を図ります。
7-2
海面・港内利用の適正化
①海面の利用調整
明石市沿岸域における遊漁船の活動実態を把握し、海面の利用調整を図ります。ま
た、遊漁船の組織化を推進し、漁業者と遊漁者とのトラブルの解消に努めます。
○
兵庫県
遊漁者団体
漁業廃棄物の減量化による環境への負荷軽減が図られ ・海底清掃活動の実施回数
るほか、処理費用の縮減により、漁業者や漁協の収益 ・参加者数
性の向上が見込まれる。
・海底ゴミ、浮遊ゴミの回収量
・漁業廃棄物の排出量 等
漁業者と遊漁者のトラブルが減少し、操業の効率化が
図られる。
②漁港施設の監視・管理
漁港施設内への廃棄物の不法投棄等を防止するための監視体制づくりを推進するとと
もに、漁港利用者に対するモラル等の啓発活動を強化します。
【漁場監視等に使用する監視船の建造に対する補助:H22年度予算なし】
○
漁港施設内での事故・犯罪の防止が図られる。
兵庫県
~基本理念~
豊かな海を育み活かす元気な水産業
6
資料:兵庫県立農林水産技術総合センター
1 明石市の漁業生産の現状
(1)明石市の漁業就業者
(3)明石市主要魚種の価格の推移(兵庫県・全国との比較)
1,200
1,100
(円/kg)
表1 漁業就業者の平均年齢
1,119
1,000
および 39 歳以下の割合
1,032
984
平均年齢
942
900
全
874
800
700
39歳以下割合
国
56.7歳
15.8%
兵庫県
54.3歳
21.9%
明石市
52.3歳
25.9%
600
昭和63年
平成5年
平成10年
平成15年
マダイ
平成20年
注:2008年の調査結果には、非沿海市区町村に居住している漁業雇われ者が新たに加えられている。
明石市漁獲量
兵庫県(明石市除く)
明石市
全国
(トン)
(円/kg)
1,000
2,000
1,800
180
900
1,800
1,600
160
800
1,600
1,400
140
700
1,400
1,200
120
600
1,200
1,000
100
500
1,000
800
80
400
800
600
60
300
600
400
40
200
400
200
20
100
200
0
0
図1 明石市の漁業就業者数の推移
全国
兵庫県
0
0
H11年 H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年
資料:漁業センサス
(トン)
マダコ
200
2,000
H11年 H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年
明石市
(円/kg)
14%
(トン)
スズキ
1,400
140
1,200
120
1,000
100
(円/kg)
タチウオ
(トン)
1,000
500
800
400
12%
10%
8%
800
80
600
300
600
60
400
200
400
40
200
20
200
100
6%
4%
2%
0%
資料:漁業センサス
(円/kg)
(2)明石市の漁業生産の推移
その他の漁業
船びき網
小型底曳き網
(100万円)
5,000
その他の漁業
H11年 H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年
船びき網
小型底曳き網
ノリ養殖
(トン)
サワラ
3,000
150
2,500
125
2,000
100
1,500
75
1,000
50
500
25
4,500
6,000
4,000
5,000
3,500
3,000
4,000
2,500
3,000
2,000
2,000
1,500
1,000
0
0
H11年 H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年
1,000
0
0
H11年 H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年
図2 漁業就業者の年齢階層構成(H20 年)
(トン)
7,000
0
0
15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~74 75~
(円/kg)
イカナゴ
(トン)
1,000
2,500
800
2,000
600
1,500
400
1,000
200
500
0
0
H11年 H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年
500
0
図4 明石市の主要魚種の産地価格の推移(兵庫県、全国水準との比較)
0
H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年
H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年
資料:兵庫県立農林水産技術総合センターデータ、漁業・養殖業生産統計年報
図3 明石市の漁業生産量(左)と漁業生産額(右)の推移
1
7
(4)漁業共済加入率について
2 明石市の水産物流通の現状
表2 兵庫県の漁業共済加入率(H21 年度)と積立ぷらす実績数
(1)明石市水産物の流通経路
平成21年度漁業共済加入率
漁獲共済
兵
庫
養殖共済
特定養殖共済
92.6%
全都道 府県
平
均
62.4%
45.8%
67.9%
14.6%
積立ぷらす実績数 (平成21年3月末)
全 国
特定養殖
養殖
県
137
2
344
計
1,342
522
2,057
計
483
150
メバル
(kg)
(円/kg)
アイナメ
(kg)
10,000
4,000 4,000
8,000
1,500
3,000 3,000
6,000
1,000
2,000 2,000
4,000
500
1,000 1,000
2,000
0
0
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
県 外
)
2,000
県外 す(じもの
5,000 5,000
関東方面
(円/kg)
2,500
明石市・産地価格
神戸市場(兵庫県)
神戸市場
明石生産量
明石市場(兵庫県)
漁
業
者
大阪市場
京都市場
(5)未利用魚・低利用魚について
仲買業者
資料:全国漁業共済組合連合会
明石市場
漁
業
者
4,071
業 務 筋
量 販 店
庫
定置漁業
)
兵
(件)
明石市 市 民
漁船漁業
漁
業
者
観光客
県外業務筋
38.6%
小売店 魚
(の棚
57.1%
産地市場 漁
(協開設 )
県
施設共済
図6
明石市水産物の流通経路
0
0
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
図5 メバル・アイナメの市場価格の比較(平成 21 年)
資料:兵庫県立農林水産技術総合センター・市場年報
2
8
(2)産地価格の漁協格差
表3 主要魚種の産地価格の漁協間格差
小型底びき網
一本釣
たこつぼ
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
明石浦
714
679
711
754
619
606
417
488
713
671
564
584
765
447
634
598
945
1,010
426
502
686
699
662
663
林崎
623
607
694
724
643
515
538
624
727
690
657
562
588
427
377
489
512
東二見
622
638
838
767
667
444
345
368
502
548
476
549
西二見
601
646
686
481
319
358
427
413
421
473
明石浦
570
798
林崎
769
1,260
江井ヶ島
800
1,046
東二見
602
西二見
748
林崎
730
1,087
1,570
688
587
513
817
700
582
617
703
569
559
623
711
646
658
654
1,260
738
630
396
468
704
1,334
699
811
657
521
377
400
479
517
483
547
900
632
528
330
404
424
468
514
567
800
571
650
663
827
908
743
765
741
567
454
485
675
790
692
768
1,112
662
538
674
663
960
775
821
1,073
1,000
東二見
742
920
1,153
832
1,159
1,333
766
2,242
1,345
江井ヶ島
西二見
927
1,043
944
776
1,057
1,054
548
561
マダイ
漁業種類
漁業地区
1月
494
2月
3月
297
4月
666
5月
1,386
6月
7月
8月
9月
小型底びき網
ひき縄
25.6%
10,895
100%
8,093
74.3%
779
7.1%
2,024
18.6%
2,485
2,235
H19年度
10,647
100%
7,660
71.9%
110
1.0%
2,876
27.0%
H20年度
10,467
100%
7,661
73.2%
110
1.1%
2,696
25.8%
8,947
100%
6,602
73.8%
73
0.8%
2,273
25.4%
10,000
西二見
300
100
明石浦
1,500
800
800
528
800
900
1,800
2,500
2,300
林崎
618
735
492
852
589
592
888
773
700
東二見
719
524
647
1,075
858
646
704
850
1,191
500
取扱量
(円/kg)
10月
11月
904
1,674
1,866
1,250
728
837
1,051
968
986
1,491
1,052
1,008
1,371
1,778
1,670
1,814
1,665
2,116
2,283
2,753
4,450
2,239
1,248
312
409
665
668
989
280
602
637
500
4月
5月
500
6月
7月
8月
9月
10月
11月
500
500
600
500
500
500
500
500
300
744
706
656
581
509
371
446
東二見
664
1,108
1,108
758
902
835
(トン)
明石市公設市場の水産物取扱量の推移
47.7%
54.5%
50%
37.5%
35.6%
塩干魚
冷凍魚
鮮魚
鮮魚割合
60%
25,000
50%
20,000
40%
15,000
30%
10,000
5,000
0
20%
図9
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
明石市公設市場のセリ・相対別取扱量とセリ取引率の動向
(4)小売業の現状
70%
40%
30%
H16年度
30,000
表5
明石市内量販店の明石もの販売状況
「明石産」表示のあるもの
その他県内産表示のあるもの
立地
店舗の規模等
明石駅前
中規模・高級店
-
-
タコ(兵庫産)
約15%
明石駅前
中規模・一般店
-
-
タコ、タチウオ、マルアジ、カ
ワハギ(兵庫産)
約20%
割合
割合
大蔵谷
中規模・一般店 タコ、ジャコエビ、ワタリガニ
約10% タコ(淡路沖産)
約15%
20%
大蔵谷
中規模・一般店 サバ、カワハギ、ヒイカ
約10% タコ(瀬戸内産)
約15%
10%
大蔵谷
小規模・大衆店
0%
H7年 H8
60%
0
12月
林崎
35,000
70%
2,000
明石浦
(3)明石市公設地方卸売市場の取扱状況
セリ取引比
セリ取扱割合
4,000
(円/kg)
3月
セリ取引量
54.4%
6,000
12月
1,373
相対取引量
63.7%
8,000
資料:兵庫県立農林水産技術総合センター
図7
2,814
H21年度
2月
割合
0.7%
1,300
1月
割合
73
1,575
漁業地区
割合
(100万円)
転 送
H18年度
タチウオ
漁業種類
売買参加者
73.8%
358
935
仲卸業者
8,117
417
949
明石市公設市場の買受人別取扱金額と転送率の動向
100%
379
917
資料:明石市公設地方卸売市場データ
11,005
501
904
明石市公設市場の鮮魚取扱量と漁師物比の推移
H21
H17年度
307
637
H20
12月
317
686
H19
11月
759
512
H18
23.4%
697
東二見
H17
2,588
魚住
江井ヶ島
H16
0.6%
545
林崎
H15
63
1,756
明石浦
H14
76.1%
479
9月
H13
8,428
885
8月
H12
100%
464
7月
0%
H11
11,079
800
6月
2%
H16年度
682
5月
8%
2,000
割合
628
10%
4%
総 数
525
4月
8.6%
4,000
表4
558
3月
8.4%
6%
図8
794
2月
7.7%
6,000
H10年
549
1月
7.7%
9.5%
0
795
漁業地区
7.7%
7.5%
9.8%
9.7%
10月
アナゴ
漁業種類
8.4%
8,000
江井ヶ島
東二見
ごち網
8.1%
(円/kg)
明石浦
小型底びき網
10,000
787
14%
漁師物比
12%
9.9%
12月
江井ヶ島
魚住
漁師物
12,000
(円/kg)
漁業地区
漁師物比
すじもの
マダコ
漁業種類
取扱量(トン)
14,000
西明石駅前 大規模・大衆店 タイ、タコ
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21
3
調査日:平成22年9月7日AM
-
-
約10%
タコ、マルアジ(兵庫産)
-
約5%
約10%
9
3 水産物消費の現状(全国動向)
(1)”魚離れ”の現状
(2)食の外部化(サービス化)
表6
年間食料購入金額の動向
(円)
1世帯あたり
H元年
H11年
1人あたり
表7 1 人あたり食料費・調理食品費・外食費およびその比率の動向(世帯主の年齢階層別)
割合
H21年
H元年
H11年
H21年
H元年
H11年
(円/人)
H21年
平均
20歳代以下
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代以上
食料
987,196 1,005,973
896,128
273,461
304,840
359,891
100.0%
100.0%
100.0%
食 料 費
273,461
183,801
247,523
309,615
286,513
248,922
穀類
112,396
96,084
83,009
31,135
29,116
33,337
11.4%
9.6%
9.3%
調理 食品
20,243
16,685
18,683
23,642
20,206
17,311
魚介類
129,860
115,032
85,917
35,972
34,858
34,505
13.2%
11.4%
9.6%
外 食 費
44,860
40,875
45,488
53,878
43,491
32,898
中 食 率
7.4%
9.1%
7.5%
7.6%
7.1%
7.0%
外 食 率
16.4%
22.2%
18.4%
17.4%
15.2%
13.2%
食 料 費
304,840
188,774
258,742
338,291
334,473
301,950
調理 食品
30,219
22,157
27,252
36,469
32,097
27,302
肉類
94,154
乳卵類
野菜・海藻類
84,171
78,976
26,081
25,506
31,717
9.5%
8.4%
平成元年
8.8%
43,709
46,945
39,583
12,108
14,226
15,897
4.4%
4.7%
4.4%
117,082
120,234
100,796
32,433
36,435
40,480
11.9%
12.0%
11.2%
果物
49,668
46,212
36,953
13,758
14,004
14,841
5.0%
4.6%
4.1%
外 食 費
50,030
47,090
52,208
53,724
56,342
43,392
油脂・調味料
37,689
40,966
40,906
10,440
12,414
16,428
3.8%
4.1%
4.6%
中 食 率
9.9%
11.7%
10.5%
10.8%
9.6%
9.0%
菓子類
79,837
80,279
80,402
22,116
24,327
32,290
8.1%
8.0%
9.0%
外 食 率
16.4%
24.9%
20.2%
15.9%
16.8%
14.4%
その他
123,256
150,701
141,959
34,143
45,667
57,012
12.5%
15.0%
15.8%
食 料 費
359,891
225,214
305,878
378,045
393,235
359,019
調理 食品
39,546
24,759
32,817
43,047
46,059
37,901
飲物
37,602
47,083
46,313
10,416
14,268
18,600
3.8%
4.7%
5.2%
外 食 費
64,785
59,881
66,720
69,399
66,457
49,713
外食
161,943
178,266
161,314
44,860
54,020
64,785
16.4%
17.7%
18.0%
中 食 率
11.0%
11.0%
10.7%
11.4%
11.7%
10.6%
外 食 率
18.0%
26.6%
21.8%
18.4%
16.9%
13.8%
平成11年
平成21年
外食費
(円/人)
120,000
調理食品
100,000
80,000
64,785
60,000
40,000
50,030
44,860
20,000
20,243
39,546
30,219
0
平成元年
平成11年
平成21年
資料:家計調査年報
外 食
外 食 + 中 食
30%
20歳代以下
0%
20%
40%
30~39歳
60%
0%
20%
40%
40~49歳
60%
80%
肉類
53%
魚介類
47%
H11年
100%
肉類
47%
魚介類
53%
H元年
肉類
57%
魚介類
43%
H11年
100%
肉類
50%
魚介類
50%
H元年
80%
40%
0%
20%
40%
60%
80%
H元年
魚介類
54%
肉類
46%
H11年
魚介類
51%
肉類
49%
35%
100%
25%
外
食 30%
+
中 25%
食
率 20%
外
食 20%
率
15%
20歳代以下
30歳代
40歳代
50歳代
15%
肉類
65%
魚介類
35%
H21年
肉類
61%
魚介類
39%
H21年
H21年
魚介類
41%
肉類
59%
10%
10%
平成元年
50~59歳
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0%
20%
40%
60%
80%
魚介類
61%
肉類
39%
H元年
魚介類
66%
肉類
34%
H11年
魚介類
59%
肉類
41%
H11年
魚介類
65%
肉類
35%
魚介類
50%
平成11年
平成21年
平成元年
平成11年
平成21年
60歳以上
H元年
H21年
60歳代以上
肉類
50%
図 10
H21年
魚介類
58%
資料:家計調査年報
100%
肉類
42%
魚介類と肉類の購入金額割合の動向(年齢階層別)
資料:家計調査年報
4
10