マンチカンってどんなにゃんこ(゜∀゜)?!

マンチカンって何か知ってますか??
そう!!猫です!!
にゃんこにはマンチカンと呼ばれる種類がいて、それがもうか~わいいんです!!
というわけで、今回はマンチカンについて調べてみます。
マンチカンってどんなにゃんこ(゜∀゜)?!
こんなにゃんこです!!
かわいいので何枚か貼っときましょう!!
写真からも明らかなように、その一番の特徴は短い足!!!
マンチカンという呼び名は足の短い猫の総称なんです。稀にマンチキンと呼ばれることもあります。
そもそも北アメリカに生息していたと言われており、犬のダックスフンドやコーギーを思わせるこ
のにゃんこは、その特殊性により長年にわたり論争の的となってきたのです。
マンチカンの歴史って (゜∀゜)?!
マンチカンという種類に分類される随分前から、『短足猫』としての存在は一種の突然変異体と
して確認されていました。
20 世紀の記録として残っているのは、1944 年のイギリスの獣医師による発見、この時の個体
は非常に健康的だと印されています。また、1956 年のソビエト連邦のスターリングラードにお
ける発見、1970 年の米国のニューイングランドにおける発見が挙げられます。
そして今度は 1983 年にルイジアナ州でまたもや突然変異の短足猫が発見され、ついに本格的
な繁殖が始まりました。発見された短足猫は、トラックの下で暮らしていたところを保護され、そ
れから様々な研究の対象とされました。そして遺伝学上の検査の結果により、突然変異ではあるが
健康体であるということが確かめられ、研究者達がこの猫と通常の脚を持つ個体との交配を試みた
ところ、その子供は同様の短い脚を持っていたのです。
つまりこの短い脚は、常染色体に自然発生的に現出した優性突然変異によって生まれたものであ
ることがわかったのです!!
やがてブリーダーの主導による、短足猫と普通猫との本格的な交配計画が始まったのですが・・・
ここで大きな論争が起こりました (゜□゜)!!
なぜなら、この短い足は遺伝的な異常から生まれたものです。そのような遺伝的異常を公認する
のは反対するべきだという主張があったからです。
そして論争はなかなか静まらず、1980 年代から繁殖が続けられて 1995 年になりようやく、
ザ・インターナショナル・キャット・アソシエーション(TICA)から新種、英語で短縮という意味
を持つ『マンチカン』としての認定を獲得したのです!!
マンチカンの特色って (゜∀゜)?!
カナダ出身の獣医師で、獣医活動の他、犬と猫について数々の著作を世に送り出したブルース・
フォーグルは、マンチカンについて『普通の猫と根本的に異なった構造を持つ猫であることは否定
できない』と述べています。
しかし、この脚の短さが日常生活に支障をきたすことはありません!ちゃんと普通の猫のように
跳躍することや、木に登ることもできます。
ただし足の短さゆえ多尐は跳躍力に制限はかかります。(あれ…?支障…?笑)
同じく短い足を持つ犬のダックスフンドは、実はその背の骨格に問題を抱えていたりするのです
が、マンチカンではそのような問題を示唆する報告は今のところありません。
マンチカンの性格は陽気で、とにかく探究心旺盛です。活発に動きまわります。その反面、飼い
主にはとても甘えん坊で心から信頼をしてくれます。足の周りをくっついて回るなど、マンチカン
ではよく見られる光景です。
先述したように、マンチカンはその歴史の中でありとあらゆる猫種を相手に交配を行ってきたの
で、頭の形から被毛の色まで様々な種類のものが存在しています。
例えば、ペルシャと交配させているブリーダーもいれば、シャムやアビシニアンとの掛け合わせ
を行っているブリーダーもおり、更にはデボンレックスのような縮れ毛や、アメリカンカールのよ
うな屈曲した耳を持つマンチカンの作出の事例も報告されています。
また足ばかりではなく、その歩き方もマンチカン独特のものです。体長より尐しばかり短い、動
作豊かな尻尾を持ち、片足をもう一方の足と同じ直線上に置きつつ、その尻尾を直立させたうえで
腰を振りながら歩くという、いわゆる『キャットウォーク』を想起させるような風変わりな歩き方
をします。その歩き方もまた可愛らしく、さらに人気を高めているわけです。
マンチカンの現状(゜□゜)?!
日本でもマンチカンの繁殖が見られるようになった今日この頃ですが、実は TICA はマンチカン
と他の純血種との交配を認めてはいないのです。
ただしマンチカン同士、もしくは雑種との交配は公認されています。これは遺伝子プールを広げ
るために行うものと規定されています。一方純血種との交配を認めていないのは、他の猫種の主に
骨格に関しての遺伝因子と交雑することや、雑種に比べ純血種に多い遺伝病の因子などの危険を回
避するためとされています。
このため TICA は、自らの主催するキャットショー(猫展覧会)において、マンチカンの出場条
件に『耳が立っていること』という条項を設けているのです。これは折れ耳を特色とするスコティ
ッシュフォールドおよびアメリカンカールという『純血種』との交配を認めていないためです。
しかし日本の一部のペットショップやブリーダーには、スコティッシュフォールドとマンチカン
を交配させて『スコマンチ』や『耳折れマンチカン』などという名前で販売している所もあるので
すが、TICA が認めていない以上血統猫としては認められないのです(>_<)
●参考●
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%AB
%E3%83%B3#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.A8.E4.B8.96.E7.95.8C.E3.81.AE.E7.8C.A
B.E3.81.AE.E3.82.AB.E3.82.BF.E3.83.AD.E3.82.B0
『新猫種大図鑑』 小暮規夫訳、ペットライフ社