第46回通常総会開催 中小企業団体功労賞受賞者

第46回通常総会開催
5月8日(火)、佐賀市のマリトピアにおいて、本会会員
222名(委任状含む)の出席と来賓に井本勇佐賀県知事な
らびに宮原岩政佐賀県議会議長をはじめ、行政、金融、商工
など関係諸団体から多数のご出席をいただき、第46回通常
総会を開催しました。
総会では、田中辰美副会長を議長に選出して、第1号議案
から第3号議案の各議案を審議の結果、上程した全ての議案について原案どおり可決されました。
また、第4号議案で役員補充選挙を行い、理事1名を補充し、その後の役員会で、新専務
理事に鶴丸岩男が選出されました。
議案審議終了後、中小企業団体功労賞の授賞式を行い、中小企業の振興に特に功労の
あった3名の方が受賞されました。
その後、多数の来賓を代表して井本勇佐賀県知事、宮原岩政佐賀県議会議長にご祝辞
をいただいて盛会裡に終了しました。
中小企業団体功労賞受賞者
堀 内 剛
氏
佐賀企業組合 理事長
佐賀県中小企業団体中央会 理事
城 裕 章
氏
佐賀県火災共済協同組合 専務理事
佐賀県中小企業共済協同組合 専務理事
野 中 清 春
氏
佐賀工場団地協同組合 事務局長
佐賀県中小企業組合士協会 監事
佐賀県中小企業団体事務局代表者会 幹事
2
平成12年度の主な実施事業
1.情報化の推進
上(技術・技能者養成事業)
②知識の向上と営業技術の習得及び技能士資
格の取得(集中指導事業)
③情報化による経営革新の推進(活路開拓調査・
実現化事業)
④海外市場開拓及び新商品開発支援(活路開
拓調査・実現化事業)
・情報化現地指導の実施
2.経営体質強化への組合指導体制の充実
(1) 人材養成
①組合管理者等の育成強化
②組合事務局体制強化
・組合事務局管理者研修開催
・中堅職員、青年・女性部研修開催
・組合事務局の交流促進
③青年部活動の強化、後継者の育成
・先進事例研究会、研修会開催
・組合青年部活性化交流
④女性経営者の連携推進
・女性経営者の交流促進
(2) 組合運営の円滑化
①個別専門指導の開催
②組合特定問題研究会開催
・懇談会開催
・研修会開催
③高度化事業の推進
④組合監査指導の実施
(3) 中小企業等の多角的な連携・交流
①中小企業連携交流事業の推進
・多角的連携交流促進
4.工業の活性化
(1) ベンチャー・創造的中小企業の育成
①新製品・高付加価値商品開発支援(活路開
拓調査・実現化事業)
②環境問題への対応(活路開拓調査・実現化
事業)
③新製品開発支援(集中指導事業)
(2) 技術力の向上
①中小企業技術・技能者の養成(組合特定問
題研究会)
②中小企業食品安全普及の推進(組合特定問
題研究会)
③経営革新への支援(組織体制強化支援事業)
5.労働問題への対応
(1) 労働力確保の推進
①中小企業雇用創出支援の推進
②地域高齢者能力活用職域開発支援事業の実施
(2) 外国人研修生共同受入事業の推進
(3) 労働事情実態調査の実施
(4) 労働関係交流事業の開催
3.商業、流通・サービス業の活性化
(1) 商店街の活性化
①中心商店街の活性化(集中指導事業)
②商業環境変化への対応(集中指導事業)
(2) 共同店舗の活性化
①地域に密着した魅力ある共同店舗づくり(マ
ーケティング強化対策事業)
②環境変化に的確に対応できる経営の確立(集
中指導事業)
(3) 活力ある流通・サービス業の推進
①消費者ニーズに対応できる技術の取得・向
6.特定指導事業
(1) 小企業者の組織化の推進
①小企業者組織化特別講習会の開催
②組合研究集会への助成
③モデル組合の指定及び助成
④官公需問題懇談会の開催
■新専務理事に鶴丸岩男が就任
5月8日に開催された第46回通常総会及び役員会において、新専務理事に
鶴丸岩男の就任が決まりました。
このたび、
中央会専務理事に選任いただきました。
厳しい、
そして変化の激しい今日の社会経済情勢の中、企業活動における連携、
ネットワークによる対応は、従前にもましてその重要性を高めております。
21世紀スタートの年、
中小企業団体中央会の果たすべき責務を考えます時、
身の引き締まる思いが致します。
会員の皆様の暖かいご指導、
ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
3
中小企業庁は、4月12日、中小企業のIT化推進に向けた具体的取組を定めた「中小企業IT化推
進計画」を策定し、公表しました。
同計画は、中小企業のIT化の状況を踏まえ、中小企業のIT化推進に向けての基本的方針を示し
つつ、中小企業自身の取り組むべき課題及び国、自治体、中小企業支援機関の役割と課題、
さらには
各機関が連携して取り組むべき課題について整理を行い、平成15年度末を目途とした中小企業の
IT化の推進に関する具体的な計画として定めたものです。
この概要は次のとおりです。
* * * * * * * * * * * * * * *
中小企業のIT化推進の基本的考え方
(1) IT活用に対する意識向上と人材の育成
中小企業のIT化を効果的に進めるためには、中小
①セミナー・研修の実施
企業の経営者や従業員が、業務プロセスの改善等の
○ITセミナー等の開催(平成13年度:約10万人
経営革新と結びつけながらIT化を進めていくことが
対象)
不可欠である。
○実践的IT研修の実施(平成13年度:約3万人
中小企業の中には、
対象)
①経営面における新たな戦略や課題の特定と目標
○中小企業大学校の衛星放送研修、
WEB研修(平
の明確化
成13年度:約20万人対象)
②経営者の問題意識の高さ、IT化に対する理解
○商工会、商工会議所、中央会等によるパソコン
③経営革新とIT化の同時進行
研修等(平成13年度:約20万人対象)
④社内のIT化推進や社外の適切なアドバイザーの
○ITセミナー・研修スケジュールの公表
存在
○ITに係る職業訓練
等の要因から、IT化を効果的に推進しているところが
②ITアドバイザーの育成
ある一方、
○ITコーディネーターの育成(平成17年度末ま
①投資効果が不透明
でにITコーディネーター1万人)
②資金の不足
○IT知識を有する支援担当者の育成
③具体的な活用方法が不明
○ITインストラクターの育成
④人材の確保が困難等
(2) IT化に関するアドバイス・コンサルティング
の問題を抱えている中小企業も少なくない。
○ ITアドバイザー派遣事業
国等は、
これらの障壁を取り除き、IT化を効果的に
○ 戦 略 的 情 報 化 投 資 活 性 化 プ ロ ジェクト(
促進しやすい環境を整備することが求められている。
ITSSP)
このため国、地方公共団体、中小企業総合事業団、
(3) ITシステム導入に対する支援
都道府県等中小企業支援センター、
商工会、
商工会議所、
①資金供給の円滑化
中央会等の各公的機関は、総合的かつ計画的に中小
○IT貸付制度の創設
企業のIT化のための環境整備や支援を実施すること
政府系金融機関において、情報化投資に必要
とする
な資金供給の円滑化を図るための融資制度を
創設する。
中小企業のIT化推進の支援策
○戦略的リース事業
国は戦略的に情報機器の導入を進める中小企
1.
中小企業のIT化支援
4
業向けの民間リース事業を促進する
④商工会、商工会議所、中央会等による情報提供
○税制面からの支援
○企業情報や地域情報の発信
コンピュータ(電子計算機)の法定耐用年数を
○タイムリーな施策情報提供やマーケットプレイスの
短縮するとともに、100万円以上の特定の器
提供等
具及び備品(パソコン、デジタル複写機等)等
(3) 中小企業が電子商取引を促進するための機能の
の購入に際して、取得金額の7%の税額控除又
整備
は30%の特別償却が受けられる中小企業投
①電子認証システムの整備
資促進税制を平成13年度末まで延長する。
②セキュリティーの確保と消費者の保護
②商工会、商工会議所、中央会等によるIT導入支援
○セキュリティー対策の普及
サービス
○「オンラインマーク制度」の普及
③政府調達の電子化
2.
中小企業のIT化のための基盤整備
④売掛債権等の流動化に向けたインターネットの
(1) 共通基盤的ソフトウェア等の整備
活用
①新たなビジネスモデルの開発と商業分野の活性
⑤中小企業の電子商取引を促進するための制度の
化
検討
○業務用アプリケーションソフト開発
国は、商取引や物流分野の標準化に資するEDI
3.
中小企業のIT化のための連携促進
システム等の中小企業への普及のため、WEB
(1) 産学及び地域内連携の推進
−EDI 、WEB−POS等に対応した中小企業向
国は、中小企業のIT化のため、地方公共団体が中心
けのソフトウェア等の開発を支援する。
となり、中小企業、都道府県等中小企業支援センター、
○商業分野におけるIT化の推進
公設試、大学、産業技術総合研究所等が参加する産学
国は、
商業分野におけるIT活用を推進するため、
連携・ITインターンシップの推進、IT先進事例の情報
商店街等における先進的なIT活用等の新たな
交換の場として「地域ものづくり協議会」を母体とし
ビジネスモデルの開発・普及を行う。
て「地域IT推進協議会」などを設立することを支援する。
○商流・物流の高度化・効率化システムの開発
さらに、地域IT推進協議会が全国レベルで情報交換を
国は中小卸・小売業における商取引の電子化
行う活動を支援する。
共同物流を推進するための標準化、ITを活用
(2) ネットワーク組織化の推進
した経営支援システムの開発・普及を行う。
国及び関係機関は、現在の中小企業組合法制(商工
○業務用アプリケーションソフトウェアの共同利
組合、事業協同組合、企業組合、協業組合等)の一層
用等
の活用を図るとともに、よりIT化対応に相応しい制度
②ものづくりとITの融合の支援
や組織法制の在り方について検討する。
○ものづくりとITの融合に向けた研究開発
○中小企業向けCAD/CAM研修
※「中小企業IT化推進計画」の詳細については、
(2) IT推進のための情報提供
中小企業庁のホームページでも公開されています。
①「e−中小企業庁」の実施
http://www.chusho.meti.go.jp/
②「J−Net21」によるワンストップ支援体制の充
実
③テクノナレッジネットワークによる技術情報提供
5
厳木食品事業協同組合
理事長 辻 幸 男 氏
−厳木町岩屋地区に昨年11月17日に食料品を中心
ました。そんな中、町の方で、岩屋地域商店街整備
にした共同店舗をオープンして半年が経ちました。
事業を立ち上げ、近代的な店舗や駐車場、
トイレも
商いはどんなふうですか。
備えた休憩施設などが整備されたため、
この運営
辻 オープンする前の岩屋地区の商業環境は、個店
を地元商業者であるわたしたちに委ねられたわけ
の老朽化や駐車場の不備、商店街内の狭い道路な
です。このことで、点在していた商店を集約し、さ
どの問題点を抱えていました。このため地区外へ
らに駐車場も整備されたことから15台が収容され
の消費者の流出が年々深刻になっていました。共
ます。それにあと12−13台分の駐車場を整備中です。
同店舗を設けることができて、本当に消費者から
こればかりではなく、周辺の道路も現在、拡幅、整
喜ばれています。現段階での来店客をみると、一日
備が進んでおり、買い物の利便性がますます高まっ
に650人から700人あり、少ないときでも500人は
ています。とくに店舗を行政でつくっていただくと
あります。それも若い人が増えてきました。他のス
いうのは県内でも初めてのことだと聞いています。
ーパーなどに比べると月曜日もお客さんが多いと
まさにこれまでにない画期的な支援策を講じても
いう現象があります。わたしたちは、初年度の年商
らい、町行政の活性化に意気込む姿勢が伝わって
を2億円としていましたが、すでに目標額を大きく
きました。
超えています。2年目は3億5千万円を目指したい
好調の要因はこのようなハード面の整備と同時に
ですね。
新鮮な商品の品揃えとその安さにあると自負して
います。わたしたちの協同組合は、
4人です。わた
−好調の要因はどこにあると思いますか。
しが野菜・果物、そして北村寛さんが鮮魚・惣菜、小
辻 ここは旧産炭地域で、以前から高齢化が進む地
松美知子さんが食品・酒、織田学さんが食肉を扱っ
域住民の買い物の利便を図ることが迫られていま
ています。それにコインランドリー(員外)の全部
した。10年ぐらい前から共同店舗をつくる考えが
で5業者がテナントとして運営しています。とにか
あって、ずいぶん先進地視察もやりました。でも最
く新鮮なものを安くというのがモットーです。他店
終段階で土地を確保できずに計画倒れになってい
と比較しても絶対の自信があります。
6
さがのいいとこ磨き上げよう。
世界一のインテリジェント田園都市を目指して
佐賀市総合計画
編集・発行
平成13年3月
佐賀市役所
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号
電話(0952)24-3151
ホームページ http://www.city.saga.saga.jp/
PDF作成
誠文堂印刷株式会社
〒849-0915 佐賀市兵庫町大字藤木396番地1
電話(0952)22-3242
新 設 組 合
●神奈川県介護支援ネットワーク協同組合(神奈川県小田原市)
=異業種企業が集まり介護支援=
小田原市に本拠を置く神奈川県介護支援ネットワーク協同組合は、中小企業11社が集まり、昨年10月に設立
された。設立からこれまでの半年間は、組織と事業体制の整備が主に進められており、個人会員の募集は4月から
本格的にスタートする。設立当初は11社だった加盟企業は、すでに正会員企業が30社、賛助会員も3社に増え、
年内には50社を超える予定だ。個人会員の利用者も2年以内には1万人を超えることを目標としている。
同協同組合の活動拠点は、自身が管理する24時間体制のコールセンターだ。登録した利用者からの緊急連絡
や日常的な相談は、
すべてここに集約され、その要望に適した組合企業のサービスをあっせんしていく。これにより、
介護家庭など利用者とサービス提供事業者とを結ぶネットワークが構築される。コールセンターには常に看護経
験のあるオペレーターが待機し、高齢者らの相談に対応していく予定だ。
(H13.3.30 神奈川新聞)
商 店 街
●川越銀座商店街振興組合(埼玉県川越市)
=レトロな観光スポット 「大正浪漫夢通り」完成=
小江戸文化の一時代を担った商店街が、新たなコンセプトのもとで生まれ変わった。川越市の新市街地(川越
駅周辺)と旧市街地(蔵造りの町並み付近)をつなぐ「大正浪漫夢通り」の石張塗装工事がこのほど完成。大正や
昭和時代初期のレトロな雰囲気を見せる新たな観光スポットとして、動き出した。
大正浪漫夢通りは約40店舗が軒を並べ、モダンな建物と川越を代表する蔵造りが混在する個性的な街並みを
作り出している。塗装工事は川越市が進めている「歴史的地区環境整備街路事業」の一環。約160mの直線道路
に白を基調とした御影石を敷き詰める方法で整備した。
この地域は門前町として発展。昭和初期に平行する県道ができるまでは、
「銀座商店街」として川越のメイン通
りとなっていた。だが、川越駅周辺が発展するのにしたがって、
にぎやかさは徐々に衰退していった。
このため、1991年に商店街活性化を目的に川越銀座商店街振興組合を設立。95年には老巧化したアーケー
ドを撤去することで、
イメージチェンジを図る計画が進められた。
アーケードの撤去はこれまで隠れていた建物の魅力を前面に押し出す効果をもたらした。川越市指定文化財
の「加藤家住宅」
「吉田家住宅」といった明治30年代の蔵造りの商家や、
昭和初期に作られた洋風建築などが並び、
大正時代の雰囲気を引き出した。
景観の一環事業として、今年2月には電線の地中化も完了し、人の歩く高さに合わせた街路灯も設置。地元商
店街でも街並みの整備がほぼ完成したことで近々、
フリーマーケットや朝市などのイベントを行い、活性化につな
げたい考えだ。
(H13.4.15 埼玉新聞)
8
新技術・新製品
●多治見陶磁器卸商業協同組合(岐阜県多治見市)
=オリジナル食器を開発 給食用と介護自立用=
多治見陶磁器卸商業協同組合は、組合オリジナルの給食用強化食器と介護自立用食器を開発、
「U食器」のブ
ランド名で市場アプローチに乗り出す。今月13日から16日まで東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる「国
際ホテル・レストランショー」に出展し、来場者の反応をリサーチしたうえで、新年度4月から傘下の複数の美濃焼
産地卸商社が本格販売に取り組む計画。多陶商が組合オリジナル食器を国際ホテル・レストランショーに出展する
のは、今回が初めて。
給食用強化食器は、同組合青年部OBで組織する「ミドルクラブ」が、
また介護自立用食器は現青年部がそれぞ
れ開発。多治見市陶磁器意匠研究所が技術的にサポートした。市場にある既存の強化食器や介護食器と同様の
磁器食器だが、既存商品よりも機能性とデザインを重視して、差別化を図っている。
(H13.3.13 中部経済新聞)
組 合 事 業
●秩父旅館業協同組合(埼玉県)
秩父旅館業協同組合加盟の中の12軒の旅館が、観光客にそれぞれの旅館独自の昼食と温泉を満喫してもら
おうと、10日からスタンプラリー形式のサービスプラン「秩父 湯めぐり 味めぐり」を実施する。
秩父地方には、日帰りで訪れる観光客はたくさんいるが、都心から近いこともあり、旅館が多くの宿泊客を獲得
するのは難しい。
本県と山梨県を結ぶ雁坂トンネルが開通した1998年4月以降も、群馬や山梨方面へ向かう観光客で交通量は
増えたが、旅館の利用客増加にはあまり結びついていない。
このため、
まずは日帰り客に日中、旅館でくつろいでもらって良さを知ってもらい、将来的に宿泊客の獲得につ
なげたいというのがプランの狙いだ。
プランは、昼食と各旅館にある温泉の利用料を合わせて1部の施設を除き1人4000円(税別)。同組合によると、
通常料金より20−30%安い料金設定になっているという。料理は、各旅館によって異なるが、いずれも秩父の食
材を生かした季節料理が楽しめる。
プラン利用客にはスタンプ帳が配布される。旅館を利用すると1枚ずつシールがもらえ、
プランを初めて利用
してから1年以内に6枚集めると、12軒で宿泊や土産物の購入などに使える3000円分の共通商品券がプレゼ
ントされる。
実施期間は、2003年3月末までの約2年間で、スタンプ帳は来年3月31日まで配布される。
(H13.4.7 読売新聞)
9
中央会では、政府指定事業の一環として県内37業界より情報連絡員を委嘱し、毎月その業界の
景況等についてご報告を頂いております。
ご報告いただいた平成13年3月分の景況は下記の傾向を示しています。
なお、全国中央会が取りまとめている全国の調査結果をご希望の方は本会までご連絡下さい。
3月の傾向
(情報連絡員総数37名:3月…回答数28名:回答率75.7%、2月…回答数34名:回答率91.9%)
平成13年3月分の情報連絡票の集計結果を見ると、前月比では「売上高」14.3ポイント(2月-2.9
ポイント)、
「収益状況」-14.8ポイント(2月-9.1ポイント)、
「業界の景況」-42.8ポイント(2月-32.4
ポイント)となっている。
前年同月比は、
「売上高」-46.4ポイント(2月-44.1ポイント)、
「収益状況」-44.4ポイント(2月 -42.5ポイント)、
「業界の景況」-50.0ポイント(2月-45.5ポイント)となっている。
経済がデフレ傾向にあり、売上高は増加しても収益状況が改善されず、各業界とも景況の停滞感を 強めていることがわかる。
●DI[景気動向指数]値(全産業)
前 月 比
前 年 同 月 比
DI
評価
DI
売 上 高
[DI]=[増加]−[減少]
39.3%
35.7%
25.0%
14.3%
10.7%
32.2%
57.1% −46.4%
在 庫 数 量
[DI]=[減少]−[増加]
10.0%
75.0%
15.0%
5.0%
5.0%
60.0%
35.0%
販 売 価 格
[DI]=[上昇]−[低下]
0.0%
76.9%
23.1% −23.1%
7.7%
61.5%
30.8% −23.1%
取 引 条 件
[DI]=[好転]−[悪化]
0.0%
85.2%
14.8% −14.8%
3.7%
70.4%
25.9% −22.2%
収 益 状 況
[DI]=[好転]−[悪化]
18.5%
48.2%
33.3% −14.8%
3.7%
48.2%
48.1% −44.4%
資 金 繰 り
[DI]=[好転]−[悪化]
7.4%
70.4%
22.2% −14.8%
7.4%
63.0%
29.6% −22.2%
設 備 操 業 度
[DI]=[上昇]−[低下]
25.0%
58.3%
16.7%
8.3%
8.3%
75.0%
16.7%
雇 用 人 員
[DI]=[増加]−[減少]
0.0%
88.9%
11.1% −11.1%
0.0%
77.8%
22.2% −22.2%
業 界 の 景 況
[DI]=[好転]−[悪化]
3.6%
50.0%
46.4% −42.8%
3.6%
42.8%
53.6% −50.0%
=良い(DI>30%)
=やや良い(30%≧DI>10%)
=やや良い(−10%≧DI>−30%)
30.0%
−8.4%
=変わらない(10%≧DI>−10%)
=悪い(DI≦−30%)
10
評価
売上高
前月比DIの推移(全業種)
収益状況
業界の景況
80.0%
60.0%
40.0%
20.0%
0.0%
-20.0%
-40.0%
-60.0%
-80.0%
-100.0%
H10.4
6
8
10
12
H11.2
4
6
8
10
12
H12.2
4
6
8
10
12
H13.2
売上高
前年同月比DIの推移(全業種)
収益状況
業界の景況
80.0%
60.0%
40.0%
20.0%
0.0%
-20.0%
-40.0%
-60.0%
-80.0%
-100.0%
H10.4
6
8
10
12
H11.2
4
6
8
10
■木材・木製品製造業
12
H12.2
4
6
8
10
12
H13.2
家電リサイクル法施行前駆け込み需要あり。銀行再編機
(佐賀県木材協同組合連合会 事務局長 吉岡淳一氏)
運 の 為か 貸 出 関 係に厳しさが 増して い る。
需要・価格は依然として低迷が続いている。市場入荷量
■サービス業(自動車整備) は全体的に順調に推移。素材・製品共に木材市場では不落
(佐賀県自動車整備商工組合 専務理事 大石雅彦氏)
が
目
立
つ
。
・自動車のナンバー発行状況より
■窯業・土石製品製造業(陶磁器)
登録車は平成9年4月以降の消費税引上げにより前年同
(佐賀県陶磁器工業協同組合 専務理事 鷹取和美氏)
月比マイナスが続いていたが、
12年度上半期プラスに転じ、
平成13年3月共販実績185,388千円、対前年同月比
底打ち感が見られるようになった。
−33,067千円、達成率84.8%。
軽自動車は平成10年10月から販売された新規格車の
今期中では対前年同期比2億41百万円の減少、達成率
売れ行きが好調に推移し、以降前年比プラスが続いたが、
90.1%の22億円となった。
規格拡大の効果が一巡し、
12年度は前年比マイナスとなった。
個人消費の低迷は低価格志向、売上不振となり組合員で
・ 平 成 1 2 年 度 ナ ン バ ー 発 行 枚 数
5社が整理、
1社は民事再生法申請となり最悪の期となった。
合 計 175,805枚(前年比100.9%)
中央会の支援で実施した活路開拓実現化事業の成果を
登
もとに生き残り策を自助努力・自己改革で行う以外にない。
録
車 100,251枚(前年比101.5%)
内希望ナンバー 11,490枚(11.2%)
■小売業(商店街)
軽自動車 70,272枚(前年比 99.8%)
(伊万里駅通商店街振興組合 理事長 金子 博氏)
11
パソコン Q & A
表の範囲選択
エクセルで画面に表全体が表示されないほどの広い範囲にわたる表を作成しました。
その表全体を範囲選択する場合、マウスのドラッグ操作で行うとスクロールするのに
時間がかかります。簡単な操作で表全体を範囲選択できる方法がないでしょうか。
マウスのドラッグ操作を使わないで、広い範囲にわたる表を範囲選択 する場合には
〔Shift〕キーを使う方法があります。
始点のセルをクリックし、
〔Shift〕キーを押しながら終点のセルをクリックすると、始
点と終点を対角にした範囲が範囲選択されます。
下図では始点は「A1」セル、終点〔F12〕のセルになります。
これは範囲選択の基本的な操作ですが、
この方法だと終点のセルが画面上に表示されていない
場合は画面をスクロールしなければなりません。
ご質問のようなもっと簡単な操作で表全体を範囲選択するには、次のような方法があります。
■〔Ctrl〕+〔Shift〕+〔End〕キーを使う
①始点のセルをクリックします。この始点は範囲選択したい範囲の左上のセルであることが必要
です。
②次にキーボードの〔Ctrl〕+〔Shift〕+〔End〕キーを同時に押します。ワークシートの中ですで
に使用されている最も右下にあるセルを終点のセルに認識して、始点と終点を対角にした範囲
が範囲選択されます。
ただし、
この操作の場合、
セルに入力されたデータが削除されていてもそのセル位置まで使用
されたセルとして認識してしまうので、表以外のセル範囲を範囲選択してしまう場合があります。
12
■〔Ctrl〕+〔*〕キーを使う
①選択したい表のいずれかのセルをクリックします。
②キーボードの〔Ctrl〕+〔*〕キーを同時に押します。①でクリックしたセルに隣接する、
データの
入力されているセル範囲を表と認識して、表全体が範囲選択されます。
ただし、①でクリックするセルはデータの入力されているセルであることが必要です。表内の空
白セルをクリックして、同様のキー操作を行った場合は表全体を範囲選択することはできないの
で注意してください。
■プロトコル
コンピューターが通信を行う際の手順や約束事。
例えば、インターネットでWebページを見る場合、WebブラウザーとWebサーバーは、
HTTPというプロトコルで通信を行う。
■EDI
(electronic data interchange)
電子データ交換。コンピューター・ネットワークを用いて、受発注・決済などの業務用文書
をやりとりすること。プロトコルの標準化がすすめられている。
13
総 合 保 障 共 済
特定退職金共済
個 人 年 金 共 済
オ ー ナ ー ズ プラン
安い掛金で病気と災害を保障します。
保険料は法人の場合、損金扱いとなります。
人材確保に、従業員の福利厚生制度にご利用下さい。
掛金は損金、
または必要経費として扱われ、
1口1,000円、最高30
口までとなっています。
この制度の給付金は、
従業員(被共済者)に直接支払われるものです。
年齢に関係なく1口5,000円、
20口まで掛けられ、個人年金保険料
控除の適用が受けられます。10年確定年金と15年保証終身年金
が選択できます。
法人の保険料は全額損金処理ができ、ガンにも対応、医療保障も
充実しています。
退職慰労金の財源として、解約返戻金と配当金を受けることがで
きます。
業 務 上 補 償プラン
就業中、通勤途上の災害によるケガをワイドに補償。
法人加入の場合、従業員全員加入であれば、保険料は全額損金処
理が可能。
所 得 補 償 プ ラン
病気・ケガによる休業を最長1年間補償。
法人加入の場合、従業員全員加入であれば、保険料は全額損金処
理が可能。
■お問い合わせは
佐賀県中小企業団体中央会
佐賀市松原1−2−35 佐賀商工会館2階
TEL 0952(23)4598
三井生命保険相互保険会社佐賀支社
三井ライフ損害保険株式会社佐賀支社
佐賀市駅前中央1−9−45 TEL0952(26)7121
14
※タイトルは仮題です。
6月
▲
放送
スケジュール
放送日/放送内容 番組の内容は都合により変更の場合もあります
第1週
結婚式二次会企画企業の感動ビジネス
【企業レポート】
東京と名古屋で結婚式の二次会の企画を手がけ順調な歩みを
続けている企業が愛知県にある。この企業は提携先3,000店の
情報、顧客情報などをデータベース化し、
ビジネスに繋げている。
この企業(資本金24,400万円、従業員46名)の経営戦略を紹介
する。
【ワンポイント情報】
日 中小企業施策に関する広報事業の紹介について
第2週
古本100万冊 ! オンライン書店の電子商取引
【企業レポート】
ちり紙交換からスタートした古本屋さんが、
「ピンチをチャンスに」
とインターネット通販に特化して21世紀への活路を見出し、
「総
合古書籍商」として活躍している企業(資本金1,000万円、従業
員12名)が福井県にある。古本特有の顧客のニーズに応え、大手
資本と競って知恵を絞り、BtoB(企業間取引)を中心としたEC取
引 に 生 き 残りを か け る 同 社 の 取り組 み を 紹 介 す る 。
【ワンポイント情報】
日 広域インターンシップ支援事業について
第3週
ホビー市場を開拓! 浪速のカラーワイヤーメーカー
【企業レポート】
工業用カラーワイヤーの製造を基にホビー用カラーワイヤー分
野に進出している企業が大阪府にある。ホビー用のやわらかいカ
ラーワイヤーを開発するとともにテキストブックを開発・提供し、
消費者の満足度を高めようとしているこの企業(資本金1,000万円、
従 業 員 2 2 名 )の 新 市 場 開 拓 の 取 り 組 み を 紹 介 す る 。
【ワンポイント情報】
日 倒産防止特別相談事業について
第4週
美味しさ求めて ! 氷温貯蔵技術への挑戦
【企業レポート】
地場産品であるリンゴ等、様々な農産物の保冷貯蔵技術を持つ
企業(資本金4,500万円、従業員46名)が青森県にある。同社は、
創業以来、培われてきた冷熱技術の蓄積によって、冷凍と冷蔵の
中間で、
食品の鮮度を保ちながら熟成させ、
旨味を引き出す「氷温」
という新しい技術とノウハウを確立させている。地場産品の付加
価値をアップさせる同社の技術開発の取り組みを紹介する。
【ワンポイント情報】
日 経営後継者コースについて
■放送日●土曜日=7:15∼7:30<長崎NBC>●土曜日7:00∼7:15<熊本RKK>
●土曜日=6:45∼7:00<RKB毎日>
15