126(pdf) - 山口県医師会

小野田医師会報(第126号)
休 日 応 急 医 表(H27.10〜H28.1)
月 日
曜
内科系
TEL
外科系
H27. 10.4 日 伊藤医院
森田病院
83−2009
11 日 山田循環器科・内科
83−8011
いとう眼科クリニック
12 祝 山陽小野田市民病院
83−2355
山陽小野田市民病院
18 日 吉中内科医院
84−5177
松岡整形外科
25 日 はりま内科・胃腸科
83−2425
小野田赤十字病院
H27. 11.1 日 山陽小野田市民病院
山陽小野田市民病院
83−2355
3 祝 はたもとクリニック
83−5114
田原耳鼻咽喉科医院
8 日 小野田ライフケアクリニック
81−0188
タハラクリニック
15 日 村重医院
83−3706
山口労災病院
81−1128
22 日 稲本内科医院
しおん内科外科クリニック
23 祝 山陽小野田市民病院
山陽小野田市民病院
83−2355
29 日 しらさわ内科クリニック
81−2600
おもて整形外科
H27. 12.6 日 いのうえ内科医院
81−1158
わたなべ泌尿器科
83−2355
13 日 山陽小野田市民病院
山陽小野田市民病院
84−2533
20 日 生協小野田診療所
ジョイ皮ふ科クリニック
84−3131
23 祝 中村内科胃腸科医院
岡野整形外科クリニック
83−2009
27 日 伊藤医院
山口労災病院
83−2355
30 水 山陽小野田市民病院
山陽小野田市民病院
39−8660
31 木 むらた循環器内科
井上医院
88−0008
H28. 1.1 祝 早川内科医院
小野田赤十字病院
83−2355
2 土 山陽小野田市民病院
山陽小野田市民病院
88−0137
3 日 森田病院
松岡整形外科
83−8011
10 日 山田循環器科・内科
瀬戸病院
しおん内科外科クリニック
84−5177
11 祝 吉中内科医院
いとう眼科クリニック
83−2425
17 日 はりま内科・胃腸科
84−6080
おもて整形外科
24 日 西村内科医院
83−3000
山口労災病院
31 日 長沢病院
◎小児科は山陽小野田市急患診療所で診療(TEL 84−3632)
行 事 予 定
10月13日㈫
10月19日㈪
10月22日㈭
2
10月23日㈮
理事会
会報委員会
宇部市・厚狭郡・
小野田医師会理事合同協議会
消化器研究会
医師会館
医師会館
7:00 PM
7:00 PM
ナチュラルグリーンパークホテル 7:00 PM
医師会館
6:30 PM
11月7日㈯
11月8日㈰
11月9日㈪
11月26日㈭
11月27日㈮
医師会旅行
〃
理事会
健康ミニ講座「脳卒中」
消化器研究会
黒川温泉方面
〃
医師会館
中央図書館
セントラルホテル
7:00 PM
2:00 PM
7:00 PM
12月9日㈬
12月14日㈪
12月21日㈪
医師会忘年会
理事会
会報委員会
セントラルホテル
医師会館
医師会館
6:30 PM
7:00 PM
7:00 PM
1月12日㈫
1月18日㈪
1月27日㈬
1月28日㈭
理事会
会報委員会
産業医研修会
健康ミニ講座「リウマチ」
医師会館
医師会館
山口労災病院
中央図書館
7:00
7:00
7:00
2:00
PM
PM
PM
PM
TEL
88−0137
81−1166
83−2355
81−3818
88−0221
83−2355
83−3428
81−1133
83−2881
83−1331
83−2355
84−7000
81−4777
83−2355
81−4112
83−0062
83−2881
83−2355
81−1213
88−0221
83−2355
81−3818
83−2292
83−1331
81−1166
84−7000
83−2881
小野田医師会報(第126号)
随筆
ガラス未来館の未来
山陽小野田市指定管理施設
きららガラス未来館
館長
湯城 明彦
この度は、貴重な機会を頂きまして誠にあ
基本技術の反復です。卵料理と包丁の扱い方
りがとうございます。平素は、山陽小野田市
には、先輩方から毎日厳しく指導をして頂き
指定管理施設きららガラス未来館の運営にご
ました。しかし、幾度となく外科医の先生に
厚情を賜り心より感謝申し上げます。また、
はお世話になりました。
4月に完成致しました「市民病院に巨大なガ
料理人としての痛みや苦痛、沢山の経験は
ラス絵画をつくろう!!」事業では、山陽小野
今の業務に大変活かされています。技術職の
田市病院事業管理者病院局長河合伸也様、新
育成には大変な労力と時間がかかります。当
病院建設室次長渡辺津波様、病院局事務部次
館の未来(目標)は、職員のガラス作家とし
長山本敏男様はじめ病院局の皆様方には並々
ての独立と市内出身のガラス作家の誕生です。
ならぬご尽力を賜りました事、重ねてお礼申
未来の実現へ向けて、職員の技術向上には、
し上げます。本紙第125号で河合局長様にご
自身の経験を重ねて、少しでも早く成長する
紹介頂きました本事業は、750余名の市民皆
事を願っています。市内出身のガラス作家誕
様のご協賛と市のご後援を頂き、他に例を見
生に向けては、ガラスの基本技術を親子で学
ない市民参加のガラス作品として完成致しま
ぶ「ガラスコンシェルジュ」講座の開講や、
した。市の宝物として末永く展示頂ければ幸
市内の小学校の授業としてご来館頂くなど
いです。
様々な事業を実施しています。ガラスコンシ
当館の管理者小野田ガラス株式会社は、管
ェルジュ講座の修了生は、山陽小野田市長よ
理運営業務を承って以来、若手のガラス専門
り「ガラスコンシェルジュ」として認定を頂
スタッフを雇用し育成に努め、現在3名の職
き、現代ガラス展の会場前に作品を展示し、
員が在籍しています。私は、運営業務全般を
会場内では作品解説を行なうなど、ガラス文
担当し、専門技術の指導は、当館の専任講師
化の周知に活躍しています。
であるガラス造形作家の西川慎先生、池本美
山陽小野田市にガラス文化が始まってまだ
和先生にゆだねています。この度の第6回現
10年少し、まだまだガラスの街と呼べるには
代ガラス展では職員3名全員が入選する事が
時間がかかる事でしょう。しかし、一歩一歩
出来ました。
ですが成長もしています。何より市民の皆様
さて、私は、以前は料理人として市内で勤
のお力で「ガラスの巨大絵画」を完成する事
務していました。私の料理の修行一日は、掃
が出来ました。今後もガラス絵画同様、山陽
除と先輩のお茶汲みから始まりました。先輩
小野田のガラス文化を末永く温かく見守って
方のコップの柄、コーヒーなら濃さや、砂糖、
頂きますようお願い申し上げます。
ミルクの量など好みを覚えて毎朝間違いの無
いように出します。そして休む間も無く材料
の整理や下処理を行い、休憩時間や終業後に
3
小野田医師会報(第126号)
随筆
砂川新平の愛車遍歴
No car , No life !
私は自称カーマニアです。これまで車に関
砂川 新平
り継いでいきますが、自分の車を買う時の基
する随筆を何度か書く機会がありましたが、
準が、①自然吸気エンジンであること、②車
今回は自分がこれまで乗ってきた愛車を冷静
はなるべく軽量であること、③オートマやツ
に振り返ってみたいと思います。いつもは車
インペダル車ではなく、マニュアル車である
愛について語ることが多かったので、このた
こと、④できれば駆動方式はFR(フロント
びは趣向を変えて、自分のこれまで乗ってき
エンジン後輪駆動)、この4つが基本概念と
た車の「エンジン型式」に注目してみようと
なりました。これは明らかにEDの影響です。
思います。マニアックな内容になりますがご
この思想は今でも変わっていません。ちなみ
勘弁を。
我が人生最初の愛車は「トヨタカリーナED」
です。この車は父の知り合いの自動車屋さん
にEDはFF(フロントエンジン前輪駆動)で
したけどね。
実はこのED、高速道路でヤンキー車と戦っ
から安く譲り受けた車です。1.8リッターの自
てしまい、最後は思いっきり幅寄せされてガ
然吸気エンジンでした。この車、当時流行し
ードレール激突。走行不能の全損とまではい
ていたBピラーレスのハードトップ車です。
きませんでしたが、廃車になってしまいまし
簡単に言えば前後座席のドアガラスに仕切り
た。今思えば命を失ってもおかしくないよう
がなく繋がっている形状です。安全基準の面
な事故でした。車レースゲームで逆ハンドル
からボディ補強が必要でコストがかかること
のカウンターをあてる方法を知っていたため、
を理由に、今ではハードトップの車は皆無と
スピンしかけた時にしっかりカウンターを当
なりました。結構古い車でしたがよく走りま
てることはできました。結果、大スピンする
した。時速100kmを越えたら「キンコーン、
ことはありませんでした。しかしFF車は挙動
キンコーン」って警告音が鳴るのも今では懐
が不安定になった時、後輪ばかりフラフラ動
かしい思い出です。この頃はターボ車がかな
きます。FR車であればもう少しスムーズに車
り普及しており、いわゆるドッカンターボ主
を安定させることができたはずです。やはり
流の時代でした。しかし自分が乗った車は自
車はFRだなって思ったのもこの時です。
然吸気エンジン。このエンジンの出会いから
続いて乗った車は「トヨタカルディナ」。
自分の車に関するアイデンティティーが形成
当時流行していたステーションワゴンです。
されたといっても過言ではありません。
この車も1.8リッターの自然吸気エンジンで
EDはマニュアル車であったため、やや非
4
すながわこどもクリニック
院長
した。大してパワーはありませんでしたが、
力なエンジンをしっかり回してからシフトア
荷物の積載能力が凄まじく、熊本大学に通っ
ップ。ちょっと頑張る時はシフトダウンして
ていたという自然豊かな土地柄から、車には
6000〜7000回転まで回すという運転がとても
いつも炭、七輪、塩コショウ、釣竿、クーラ
楽しかったです。この後、違う車を何台か乗
ーボックスなどが常備され、完全なアウトド
小野田医師会報(第126号)
ア仕様にしていました。この車で天草に魚釣
費も悪く、家族からの要請もあって、ミニバ
りへ行ったり、阿蘇にキャンプに行ったりと、
ンの「マツダプレマシー」に車種変更となり
ワゴンの良さを最大限に利用させてもらいま
ました。この車には思い入れが何もないので
した。走りに関してはいたって普通。なんの
感想は割愛させていただきます。
個性もありません。
その後ちょっとした家族間の問題があり、
研修医になった1年目、ついに自分のお金
プレマシーをさっさと売却。ここでずっと狙
で愛車を購入しました。当時のステーション
っていた「マツダロードスター」に乗り換え
ワゴン最高峰であった「スバルレガシィツー
ることになりました。マツダ新下関店に従兄
リングワゴン」です。3代目のレガシィで、
弟が勤務しているのが購入の一理由ですが、
最後の5ナンバーサイズでした。エンジンは
マツダとかスバルといったマニアックメーカ
280馬力のツインターボ、フルタイム4WD
ーの開発陣の心意気に惚れていた私。ニッサ
と、当時のラリー選手権WRCで大活躍して
ンやトヨタは買わないぞと勝手に決めていま
いたインプレッサWRXとほぼ同じエンジン
した。
でした。三菱ランサーエボリューション(通
ロードスターは世界の名車です。この車が
称ランエボ)とバトルしていたあの良き時代
売れたのをきっかけにベンツSLKやBMWの
です。スバルお得意の水平対向4気筒エンジ
Z3、フィアットバルケッタ、ローバーMGF
ン。エンジンのピストンが水平に動く様子が
などが開発されました。今でも世界一売れた
ボクシングに似ているということから「ボク
2シーターオープンカーとしてギネスブック
サーエンジン」と呼ばれています。水平対向
に認定されています。自分が購入したのは3
エンジンを採用しているのはスバルとポルシ
代目、いわゆるNCロードスターです。時代
ェしかありません。マニアックなエンジンで
の流れには逆らえず、安全性能、環境性能な
す。エンジンが平たいため低重心なのがメリ
どがどんどん厳しくなり初代NAから徐々に
ットですが、アイドリングの音と振動が大き
肥大化し、エンジンも初代の1.6リッターか
いのが難点でした。
自然吸気エンジン、FR好きと公言してい
たのに、レガシィは自分の理想と全然違いま
ら排気量が上がり、2リッターエンジンへ。
ボディも余裕の3ナンバーサイズで、歴代ロ
ードスターの中では最も大きいタイプでした。
す。しかしこの車はこれまで何台か乗った愛
ロードスターは楽しかったです。まず何よ
車の中で最高の名車でした。なんせ速い。し
りもオープンカーであることが最大の魅力で
かも直進安定性が素晴らしく、フルタイム4
す。運転とはこんなにも楽しいのかって感動
駆のため雨の日や雪の日も無敵でした。これ
こそGT。余談ですが、GTというのはもとも
とgrand touringの略で、アメリカやヨーロ
ッパといった大陸横断用の車という意味です
が、日本ではスポーツカーとして認識されて
いるようです。
山大勤務だった当時、週1回大和病院まで
外勤に行っていました。片道100km超えのロ
ングドライブ。もともと長距離運転が好きで、
山口から湯布院まで日帰りで運転するような
男だったせいもあって、わずか5年で15万キ
ロ走破してしまいました。ハイオク仕様で燃
5
小野田医師会報(第126号)
しました。当然6速マニュアルで、駆動方式
ことに。
はFRです。この車でいろいろ楽しむことが
ディーゼルエンジンを初めて味わいました
できました。雪の日に近所のスーパーの駐車
が、かなり個性的なエンジンでした。1500回
場で滑らせてドリフト運転したり、真冬でも
転くらいで最大のトルクを叩き出すエンジン。
オープンで日本海沿岸を走ったり、いろいろ
最高出力はそこそこですが、トルクはガソリ
な思い出を作りました。しかしこの車には弱
ンエンジンの2倍。これまでの車と比較して
点がいくつかあります。2シーターで全く荷
かなり燃費が良く、リッター15kmくらいは
物が積めないこと、リクライニングがほとん
軽く越えてきます。しかも安価な軽油を使用
どできないため、長距離運転で休憩すること
しています。パワーと燃費に惹かれ、結局
ができないことなどが大きなデメリットでし
「マツダアテンザ」を購入。この車が現在の
た。実家に植木鉢を運んだ時は、屋根を開け
愛車です。人生初のディーゼルエンジン。こ
て鉢を積み込み、木の先端をバタバタなびか
れまでハイオク使用の車が多かったので、給
せながら持っていきました。
油後のガソリンスタンドで支払明細を見て、
ロードスターはいろいろ欠点も多い車です
改めて燃料費の安さに驚きました。満タンで
が、その分愛着もありました。全く家庭的で
800kmくらい平気で走ります。ディーゼルっ
はなかったですけどね。妻がオートマ限定免
てハイブリッド同様エコエンジンなんだと改
許だったこと、長男が生まれたことなど、2
めて認識しました。
回目の車検を通す時に大いに悩み、結局5年
乗って買い換えることにしました。
ちなみに私は日本で大流行しているハイブ
リッドエンジンが大嫌いです。あの妙なエン
今の世界的な流行はSUV(Sport Utility
ジンブレーキと加速フィールが肌に合いませ
Vehicle:スポーツ用多目的車)です。国産
ん。エンジンとは回転数をあげて楽しむもの
SUVの「トヨタハリアー」や「レクサスRX」
です。全くエコ人間ではない自分が乗る車で
なども考えましたが、なんとなくSUVが好
はありません。今後数年はハイブリッド車に
きになれない私。不必要に大きいのと、走り
乗ることはないでしょう。面白い車が発売さ
がつまんないのがその理由でした。そこで目
れれば話は別ですが。
をつけたのがクリーンディーゼルエンジン。
アテンザを1年半で3万キロ乗ってからの
個人的には「スバルアウトバック」がかなり
感想です。ディーゼルエンジンは素晴らしい
気になっていましたが、マツダ勤務の従兄弟
です。トルクが太いため低速からの力強さは
に勧められ、「マツダアテンザ」を試乗する
文句無し。結構飛ばし屋の自分でも燃費はリ
ッター15kmを軽く超えてきます。経済性も
素晴らしいです。長距離を移動するヨーロッ
パではディーゼルエンジン主流なのがよくわ
かります。しかし、自分はこのエンジンが好
きになれません。ターボを搭載しているにも
関わらずエンジンの吹き抜け感が最悪です。
どんなに踏み込んでも4000回転程度。エンジ
ン音も全然官能的ではありません。超高級車
「レクサスLFA」の排気音が「天使の咆哮」
と言われていますが、それと比較したらこち
らは「音痴なおじさんのダミ声」って感じで
す。アイドリング時のガラガラ音もしっかり
6
小野田医師会報(第126号)
と車内まで聞こえます。車雑誌で絶賛されて
ジンって小さいですよね。今度発売された新
いるこのエンジンですが、とてもスポーツエ
型「ワーゲンパサート」なんて高級車を名乗
ンジンとは思えないし、少なくともスポーツ
りつつ、エンジンはわずか1.4リッター。最
カーに載せるエンジンではないと思います。
近国内で発売された高級車「レクサスRCF」
ディーゼルエンジンの特性が生きるのはや
なんて5リッターエンジンですからね。海外
はりSUVです。巨大なボディをスムーズに
と日本の考え方のギャップはまだ大きいよう
動かすためには低回転から太いトルクが必要
です。
なので、重いSUVはディーゼルエンジンと
色々と書きましたが、この文章はあくまで
相性バッチリです。国産メーカーはなかなか
自分の完全なる個人意見として述べただけで
ディーゼルエンジン開発に着手しませんでし
す。自分の価値観に沿って書かせていただき
た。ここ1、2年はマツダの独壇場といった
ました。決して自分が気に入らない車を罵倒
感じでしたが、ようやく天下のトヨタもディ
しているわけではありませんのでご容赦して
ーゼルエンジンを本格採用してきました。こ
いただければ幸いです。
のたび「トヨタランクルプラド」にディーゼ
最後に、次に狙いたい車を述べたいと思い
ルエンジン搭載車が追加されました。尿素水
ます。M先生やO先生の愛車を拝見させてい
を適宜補充するタイプで、メルセデスベンツ
ただいて、やはり某ドイツ車はかっこいいな
などが採用しているディーゼルエンジンと似
と素直に思いました。H先生の巨大な愛車に
ています。
もおもわず見とれてしまいました。しかし自
ディーゼルエンジンを積んでいる車の中で、
分が買うとすれば値段が最大のネックですが、
本物のスポーツエンジンと名乗れるのは
その大きさにも驚かされました。今乗ってい
「BMWアルピナ」くらいです。アルピナの
るアテンザの横幅が1840mmで、国産車の中
ディーゼルエンジンはかなり過激です。見た
でもかなり大きめです。その巨体に加え、ち
ことも試乗したこともありませんが、トルク
ょっと長めのホイールベースのせいでサンパ
が70kgmを超えているそうです。凄まじい数
ークやアルクの駐車場で困っているのに、
値です。
1900mmを超えてくれば完全に日本の規格外
ハイブリッド車、電気自動車に次ぐ第三の
です。やはり日本の道路や駐車場の幅にあっ
エコエンジンとして注目されるディーゼルエ
たサイズの車が好きです。そもそも先輩方は
ンジンですが、まだまだ日本では熟成が足り
あんな素敵な車でスーパーにお買い物は行か
ないように思えます。海外ではガソリンエン
ないでしょう。
ジンと同じくらいディーゼルエンジンが売れ
ということで、自分が今一番狙っているの
ているそうです。しかし日本に
入ってくる外国車はガソリンエ
ンジンをダウンサイジングして、
ターボやスーパーチャージャー
を併用して燃費を稼いでいるタ
イプばかりです。かつて東京都
知事が「ディーゼルなんて最悪
だ!」と叫んだ影響もあり、日
本でディーゼルエンジンの認知
度が広まっていないのが現状で
す。それにしても外国車のエン
7
小野田医師会報(第126号)
は新型「NDマツダロードスター」です。今
スと言われる世界最高峰の直列6気筒エンジ
回のND型は評判とてもいいみたいですね。
ンをマニュアルシフトで乗り回してみたいで
何より1.5リッターとダウンサイジングした
す。とても官能的なエンジンサウンドに酔っ
エンジンが自分の好みに合いそうです。こん
てしまいそうです。BMW購入なんて夢のま
な小さなエンジンをレッドゾーンまでぶん回
た夢ですけど。
し、田舎道でドリフト走行する自分の姿を夢
かなりの長文、駄文になってしまいました
見て、我が家のお財布であるしっかり者の妻
が、私の車愛が少しでも伝われば幸いです。
と地道な交渉が始まります。でも本当に欲し
車のない人生なんて考えられません。No
いのは「BMW-M4」です。シルキーシック
car, No life!
随筆
夏の思い出
8
山陽小野田市民病院
産婦人科
藤田 麻美
今年も(長い)梅雨が明け、暑い夏がやっ
っ子ゆえなのか、ただ単にとろいのか、何を
てきた。私の子供は小学4年生の男児。7月
するにも時間がかかる。しかし休み中はこち
21日から夏休みに突入した。本人は大喜びし
らも時間をあまり気にしなくてもよく、朝か
ているが、親としては複雑な心境である。共
ら準備が遅いと大声を張り上げなくてもよく
働きの我が家には、日中子供を見てくれる人
なった。子供から見送ってもらって夫婦とも
はおらず、子どもだけになる。夫婦とも長崎
に出勤。その後サポーターさんに来てもらっ
出身。近くに頼れる親戚・兄弟もちろん親は
て子供も塾へと向かう。
いない。唯一祖母の様に慕っているサポータ
夏休みといえばラジオ体操がまず思い浮か
ーさんがいるのみ。日中子供一人になってし
ぶ。夏の風物詩のようなものだと思っていた。
まう。本人は大喜びしながらも、半日近く一
しかし最近はラジオ体操をする子供たちを見
人になってしまう寂しさや不安もある(と、
かけない。もちろん私の子供もしていない。
親は思っている)。まだまだ本人任せにはで
さびしいなあ。
きず、苦肉の策として塾へ行かせることにし
私は長崎市内に住んでいた。家は海の近く
た。私の子供はいわゆる“乗り鉄”。JR大好
にあった。夏休み中は朝6:20頃たたき起こ
き野郎で、幼少時はプラレールにぞっこん、
され、眠い目をこすりながら兄弟3人で近く
今はNゲージにどっぷりとつかっている。そ
の公園へ行って10〜15分くらい体を動かし、
こで社会勉強も兼ねて成績アップも期待しつ
帰りに海の満ち加減をチェック。私の両親も
つ尚且つ本人の欲望も満たすはずと、小倉ま
共働きだったので近くに住む祖父母宅で日中
で、もちろんJRで、通塾させることにした。
過ごしていた。朝食後さっさと学校の宿題を
朝、空手の自主練を終え朝食をとる。一人
済ませ、まずひと泳ぎ。昼前に上がり、昼食
小野田医師会報(第126号)
をとったあと昼寝。起きたらおやつを食べて、
料の管理も抜群。当然できる野菜もおいしい。
夕方もうひと泳ぎ。お盆までこの繰り返しだ
そんな記憶を辿って、私も新居に畑を作って
った。夏休み明けに学校で黒んぼ大会があり、
みた。子供にも同じ記憶を残したかった。中
真っ黒に日焼けすることが目標だった。今と
でも新鮮なトマトの香りと味を覚えてほしか
は大違い。紫外線も今ほど強くなく、気温も
った。そして同じことができると信じて疑わ
今ほど高くなく、アスファルトを裸足で歩け
なかった。ところが…、畑仕事って大変だっ
た。毎日毎日遊んで暮らしていた。それに比
た。土を肥やすのも一苦労。腰が痛いこと、
べると(自由を奪われている)子供には申し
痛いこと。朝な夕なに畑をチェックなんてで
訳ないとつくづく思う。
きないし、雑草は抜いても抜いても生えてく
私の両親は家庭菜園が大好きで、常に季節
る。支柱は風が強ければ傾くありさま。改め
の野菜を猫の額ほどの庭で栽培していた。夏
て両親の偉大さを思い知らされた。しかしな
はトマト、キュウリ、ナスビ、ピーマンなど
んとか野菜は育ってくれた。苗から植えて、
が常に食卓にのぼっていた。朝から収穫し、
子供と一緒にその成長を眺め、収穫できた。
トマトはそのままかぶりつく。塩をまぶすと
子供が収穫の喜びを感じてくれた。そして取
なおよろし。新鮮なかおり、酸味の効いた味
れたて野菜の香り、味を堪能してくれた(と
…なんともいえない。キュウリはそのままか
思いたい)。うちの親は夏になると季節の野
ぶりつくもよし、マヨネーズ&醤油ソースに
菜を作っていたという私と同じ思い出を共有
つけて頬張るもよし。キュウリ表面の棘は新
してほしい。そして大人になったとき自分の
鮮さの証。父は私と違い、大変・非常に几帳
子供に語ってほしい。夏になると家庭菜園で
面で、畑の整備は完ぺきだった。雑草なんて
季節の野菜を栽培し、新鮮な野菜を食べてた
生える暇やすきまもない。台風が来ても備え
なあと語ってほしい、夏の思い出として。
あるから憂いなし。支柱の設置も完ぺき。肥
9
小野田医師会報(第126号)
理事会報告
■5月理事会・監事会
■6月理事会
と き:H27.6.8(月)
ところ:医師会館
出席者:西村、長澤、藤村、松岡、白澤、
と き:H27.5.7(木)
長谷川、渡邊、伊藤、豊重、河野、
ところ:医師会館
萩田
出席者:西村、長澤、藤村、松岡、白澤、
渡邊、伊藤、豊重、河野、萩田、
早川、瀧原、田原、西岡、村重
協議事項
1)介護保険主治医意見書オンライン化進捗
状況について
協議事項
2)会員研修会、納涼懇親会について
1)小野田保健センター建屋の活用の要望書
3)医師会ホームページの更新について
について
4)医師会費の値上げについての検討(第
2)主治医意見書オンライン化作業について
1回)
3)県医師会定例代議員会の質問事項について
報告事項
4)県医学会総会の参加について
1)宇部・小野田地域医療構想策定協議会に
報告事項
ついて
1)第1回さんさんネット運用会議について
2)山口県医師連盟執行委員会について
2)第175回山口県医師会臨時代議員会につ
3)山福株式会社第39回定時株主総会について
4)平成27年度第1回健康ミニ講座について
いて
3)山陽小野田市環境審議会について
5)宇部市医師会総会懇親会について
(以上 西村会長)
(以上 西村会長)
4)訪問看護ステーション運営委員会について
5)平日夜間診療所懇談会について
6)平成27年度山陽小野田市急患診療所(平
日夜間)業務打ち合わせ会について
6)平日夜間診療所について
7)地域連携推進懇談会について
7)訪問看護ステーション運営状況について
8)平成27年度山口県医師会警察医会第1回
(以上 長澤副会長)
8)郡市医師会救急医療担当理事協議会につ
役員会について
9)平日夜間診療所について
10)訪問看護ステーション運営状況について
いて
(以上 長澤副会長)
(松岡理事)
9)平成27年度第1回地域ケア会議全体会議
11)成人・高齢者保健担当理事協議会について
12)平成27年度小野田医師会定時総会につ
について
(白澤理事)
いて
(以上 藤村理事)
10)さんさんネット運用会議 第1回システ
13)平成27年度第1回宇部・山陽小野田・美
ム委員会について
(渡邊理事)
11)学術・生涯教育委員会について
祢広域救急医療対策協議会について
14)2015年世界禁煙デーイベントについて
(以上 松岡理事)
(河野理事)
12)平成27年度第1回郡市医師会地域包括ケ
ム委員会について
ア担当理事会議について
(萩田理事)
10
15)さんさんネット運用会議 第2回システ
(渡邊理事)
小野田医師会報(第126号)
■7月理事会
(河野理事)
と き:H27.7.13(月)
ところ:医師会館
■8月理事会
出席者:西村、長澤、藤村、松岡、白澤、
と き:H27.8.10(月)
長谷川、渡邊、伊藤、豊重、河野、
ところ:医師会館
萩田、田原
出席者:西村、長澤、藤村、松岡、白澤、
協議事項
長谷川、渡邊、伊藤、豊重、河野、
1)児童扶養手当傷害認定医の推薦について
萩田、西岡
2)特別養護老人ホーム入所判定員会委員の
推薦について
協議事項
1)SOS健康フェスタ講演会講師の推薦につ
3)医師会費の値上げについての検討(第
2回)
いて
2)休日・平日夜間診療所の今後について
4)小野田保健センター建屋の活用につい
て:休日診療所の設置問題
3)児童扶養手当法に基づく障害認定判定医
の推薦について
報告事項
報告事項
1)郡市保険担当理事協議会について
1)平成27年度第2回健康ミニ講座について
2)第98回山口県医学会総会について
2)山口県医師国保通常組合会について
3)第176回山口県医師会定例代議員会につ
3)第121回地域医療計画委員会(平成27年
いて
度第1回)及び地域医療構想関係者合同
4)山口労災病院開院60周年記念式典・祝賀
会について
協議会について
4)宇部・小野田医療圏地域医療構想策定協
5)小野田・厚狭郡医師会女性医師の会第4
議会(第2回会議)について
回総会について
(以上 西村会長)
(以上 西村会長)
6)平日夜間診療所について
5)平日夜間診療所について
6)訪問看護ステーション運営状況について
7)訪問看護ステーション運営状況について
(以上 長澤副会長)
8)宇部・山陽小野田・美祢・萩地域メディ
(以上 長澤副会長)
7)第6回山口県ドクターヘリ事例報告会に
ついて
カルコントロール協議会について
9)小野田医師会納涼親睦会について
(以上 松岡理事)
(松岡理事)
8)平成27年度第1回山陽小野田市健康づく
り推進協議会について
10)平成27年度第1回山陽小野田市健康づく
り推進協議会について
(白澤理事)
9)さんさんネット運用会議 第3回システ
(白澤理事)
ム委員会について
11)さんさんネット運用会議 第3回システ
ム委員会について
(渡邊理事)
10)山陽小野田市地域包括支援センター運営
(渡邊理事)
12)平成27年度郡市医師会小児救急医療担当
協議会について
(萩田理事)
理事協議会について
(伊藤理事)
13)第33回小野田医師会会員研修会について
11
小野田医師会報(第126号)
行事報告
■第1回さんさんネット運用会議
■さんさんネット運用会議 第1回シス
テム委員会(H27年度)
と き:H27.4.28(火)7:30PM
ところ:宇部市医師会館
と き:H27.4.14(火)7:00PM
議 題:
ところ:宇部市医師会館
1)委員会の検討事項について
(西村 報)
(1)地域医療連携情報ネットワーク利用
状況について
■学術・生涯教育委員会
(2)第2回アンケート調査結果について
と き:H27.4.15(水)7:00PM
(3)運用会議の報告事項について
ところ:医師会館
1)さんさんネットだよりについて
医師会出席者:松本、西村、西岡、長澤(孝)
、
2)肺癌検診読影用ページ作成について
田代、田原(彦)
、河野
3)治験協力施設募集ページ作成につ
(河野 報)
■平 成 27年 度 第 1 回 地 域 ケ ア 会 議
全体会議
いて
4)電子教科書ページ作成について
5)院内感染対策ページ充実について
6)訪問看護指示書作成(H27年度事
と き:H27.4.16(木)7:00PM
ところ:市役所
業計画提出)について
7)製薬会社等企業広告ページ作成に
医師会出席者:森田(純)
、長澤(英)
、白澤
議 題:
ついて
8)地域医療連携情報システムに関す
1)事業所連絡
る事業への取組意向調査について
2)グループ討議「現場の専門職として見た
地域の課題について」
(4)要望・検討事項について
1)ポータルサイト:同意書表示の名
3)その他
称変更について
(白澤 報)
■訪問看護ステーション運営委員会
と き:H27.4.24(金)7:00PM
ところ:訪問看護ステーション事務舎
2)HumanBridgeの院外からの接続
について
2)その他
(1)小野田医師会主治医意見書オンライ
ン化進捗状況について
(渡邊 報)
医師会出席者:西村、長澤(英)、藤村、山田
議 題:
1)平成26年度決算・事業報告
■平日夜間診療所懇談会
2)平成27年度予算・事業計画
と き:H27.4.30(木)2:00PM
3)その他
ところ:保健センター
(長澤(英)報)
(長澤(英)報)
■山陽小野田市環境審議会
■宇部・小野田地域医療構想策定協議会
と き:H27.4.28(火)1:30PM
と き:H27.5.14(木)2:00PM
ところ:市役所
ところ:宇部総合庁舎
(西村 報)
12
議 題:
小野田医師会報(第126号)
1)地域医療構想(ビジョン)の策定について
(1)医療介護総合確保推進法の概要
(3)来年度の幹事病院の選出
4)その他
(2)地域医療構想(ビジョン)について
(3)地域医療構想策定ガイドライン(国
指針)について
(4)新たな財政支援制度(地域医療介護
総合確保基金)について
(長澤(英)報)
■さんさんネット運用会議 第2回シス
テム委員会
と き:H27.5.26(火)7:30PM
2)平成26年度病床機能報告の結果について
ところ:宇部市医師会館
3)協議会での検討事項等について
議 題:
4)医療圏の現状と課題について
1)委員会の検討事項について
(西村 報)
■平成27年度山陽小野田市平日夜間
診療所業務打ち合わせ会
と き:H27.5.18(月)7:00PM
(1)地域医療連携情報ネットワーク利用
状況について
(2)新規コンテンツ追加申請について
(3)平成27年度地域医療連携情報システ
ム活用構想策定支援事業について
ところ:保健センター
1)訪問看護指示書様式掲載について
議 題:
2)HumanBridge患者メモ機能利用
1)平成26年度利用状況について
2)平成27年度運営体制について
3)業務委託契約について
について
(4)要望・検討事項について
2)その他
4)意見交換
(1)小野田医師会:主治医意見書オンラ
(長澤(英)報)
■地域連携推進懇談会
イン化進捗報告
(渡邊 報)
ところ:宇部医師会館
■平成27年度第1回宇部・山陽小野田・
美祢広域救急医療対策協議会
議 題:
と き:H27.5.26(火)5:30PM
1)平成27年度幹事病院について
ところ:宇部市保健センター
2)分科会のテーマとメンバー構成について
医師会参加者:松岡、加藤、脇阪
と き:H27.5.20(水)7:00PM
(1)認知症を中心とした精神疾患の医療
連携:こころの医療センター
(松岡 報)
(2)診診連携の推進:山口医療センター
■平成27年度第1回健康ミニ講座
(3)在宅緩和ケアを中心とした癌の医療
と き:H27.5.28(木)2:00PM
連携:宇部西リハビリ病院・やまも
ところ:中央図書館
とクリニック
演 題:
『自律神経障害と更年期障害』
(4)院内感染症地域連携:宇部興産中央
病院
3)分科会以外の活動について
(1)地域連携を志すスタッフ同士の交流
会・懇談会
(2)さんさんネット
講 師:女性クリニックおがた
尾縣秀信先生
(西村 報)
■2015世界禁煙デーイベント
と き:H27.6.7(日)10:00AM
13
小野田医師会報(第126号)
ところ:おのだサンパーク
(3)平成27年度地域医療連携情報システ
(松岡 報)
ム活用構想策定支援事業について
1)組織追加変更について
■宇部市医師会総会懇親会
2)訪問看護指示書様式掲載について
と き:H27.6.7(日)6:00PM
3)HumanBridge患者メモ機能利用
ところ:ANAクラウンプラザホテル宇部
(西村 報)
について
(4)要望・検討事項について
1)宇部市休日・夜間救急診療所パソ
■第98回山口県医学会総会
コン設置について
と き:H27.6.14(日)9:50AM
ところ:柳井クルーズホテル
2)拡張子統一について
3)Windows10対応について
(西村 報)
■山口労災病院開院60周年記念式典・
祝賀会
と き:H27.6.20(土)5:00PM
ところ:ANAクラウンプラザホテル宇部
(西村 報)
■宇部・山陽小野田・美祢・萩地域メディ
カルコントロール協議会
2)その他
(1)小野田医師会:主治医意見書オンラ
イン化進捗報告
(渡邊 報)
■平成27年度第2回健康ミニ講座
と き:H27.7.23(木)2:00PM
ところ:中央図書館
演 題:「誰でもわかる肝炎の話」
講 師:しらさわ内科クリニック と き:H27.6.25(木)2:00PM
白澤宏幸先生
ところ:宇部・山陽小野田消防局
(松岡 報)
■小野田・厚狭郡医師会女性医師の会
第4回総会
(西村 報)
■平成27年度第1回山陽小野田市健康
づくり推進協議会
と き:H27.7.23(木)6:00PM
と き:H27.6.26(金)7:00PM
ところ:保健センター
ところ:ソル・ポニエンテ
議 題:
(西村 報)
■さんさんネット運用会議 第3回
システム委員会(H27年度)
1)平成27年度山陽小野田市保健事業概要に
ついて
2)歯科保健の現状と取り組みについて
3)その他
と き:H27.6.30(火)7:30PM
ところ:宇部市医師会館
医師会出席者:矢賀、渡邊
■第6回山口県ドクターヘリ事例報告会
議 題:
と き:H27.7.25(土)2:30PM
1)委員会の検討事項について
ところ:山口大学医学部
(1)地域医療連携情報ネットワーク利用
状況について
(2)新規コンテンツ追加申請について
14
(白澤 報)
議 題:
1)実績報告
2)事例発表
小野田医師会報(第126号)
講 演:『メディカルコントロール体制 北
ついて
九州地域の取り組みについて』
講 師:北九州市立八幡病院 伊藤重彦先生
(松岡 報)
■さんさんネット運用会議 第4回
システム委員会
(萩田 報)
■宇部・小野田医療圏地域医療構想
策定協議会(第2回会議)
と き:H27.8.6(木)2:00PM
ところ:宇部総合庁舎
と き:H27.7.28(火)7:30PM
議 題:
ところ:宇部市医師会館
1)医療需要の推計結果について
議 題:
2)医療需要を踏まえた医療提供(医療提供
1)委員会の検討事項について
体制)の検討について
(1)地域医療連携情報ネットワーク利用
状況について
(1)医療圏間の役割分担
(2)既存病床から回復期機能や介護施設
(2)新規コンテンツ追加申請について
(3)平成27年度地域医療連携情報システ
ム活用構想策定支援事業について
1)メンバー案提示及び組織図説明他
等への転換
(3)在宅医療の推進
(4)高度急性期や急性期における役割分
担や相互連携の推進
について
(西村 報)
2)訪問看護指示書様式掲載
3)HumanBridge患者メモ機能利用
について
■平成27年度労働基準法指導説明会
と き:H27.8.24(月)7:00PM
(4)要望・検討事項について
1)診療情報公開設定時の患者氏名に
ついて
ところ:保健センター
講 師:宇部労働基準監督署第一方面主任監
査官 宮本敏和氏
2)診療情報公開項目見直しについて
3)拡張子統一について
(渡邊 報)
■山陽小野田市学校保健会総会議
2)その他
(1)小野田医師会:主治医意見書オンラ
イン化進捗報告
と き:H27.8.27(木)2:30PM
ところ:市民館
(渡邊 報)
■山陽小野田市地域包括支援センター
運営協議会
講 演:「学校における食物アレルギー対応の
手引き〜医師からのポイント説明〜」
講 師:砂川小児科医院 砂川 功先生
(砂川(新)報)
と き:H27.8.4(火)2:00PM
ところ:市役所
議 題:
1)平成26年度山陽小野田市地域包括支援セ
ンター事業報告
2)地域包括支援センター現況報告
3)介護保険制度の改正について
4)地域密着型サービス事業所の指定などに
15
小野田医師会報(第126号)
定時総会
と き:H27.5.27(水)7:00PM
ところ:小野田保健センター
出席者:77名 内委任状 47名(会員数 92名)
総会次第
(イ)議案第1号
平成26年度小野田医師会事業報告
について
(ロ)議案第2号
平成26年度小野田医師会収支決算
について
(ハ)議案第3号
一、開会のことば
平成26年度訪問看護ステーション
一、会長挨拶
収支決算について
一、長寿会員表彰
該当者なし
一、新入会員紹介
松原 淳先生(山口労災病院)
柴田 朋彦先生(小野田心和園)
中家 希先生(山口労災病院)
(ニ)各種会計監査報告
3.議決事項
(イ)議案第1号
平成27年度小野田医師会事業計画
(案)について
(ロ)議案第2号
尼崎陽太郎先生(山陽小野田市民病院)
平成27年度小野田医師会予算(案)
藤田 麻美先生(山陽小野田市民病院)
について
都野 公一先生(小野田赤十字病院)
根本 圭先生(ねもと皮ふ科クリニック)
一、議事録署名人の選出
早川 幹夫先生、西村 公一先生、
長澤 英明先生
一、議事
1.報告事項
(イ)各担当理事の報告
(ロ)その他
16
2.承認事項
(ハ)議案第3号
平成27年度訪問看護ステーション
予算(案)について
4.その他
一、閉会のことば
小野田医師会報(第126号)
開会挨拶
小野田医師会会長
西村 公一
けていた方は19%のみであり、抗凝固薬なし
が71%、投薬されていてもコントロール不良
であるケースが10%を占めていた。コントロ
ール不良の内訳は、ワーファリンを投与され
ていたがPT-INR低値例、イグザレルト投与
一般演題・医師会報告
1.
「当院における心房細動治療の現況」
山口労災病院 循環器科
○小松徹郎、板垣和男、瀧田 覚、
関 耕三郎
山口労災病院における
平成26年度の心房細動治
療について、抗凝固療法
を中心に調査を行った。
循環器内科を受診、あるいは
入院した患者において、心房細動と診断され
た患者数は279人あり、内訳は発作性・持続
性116名、永続性153名、分類不能10名であっ
た。平均年齢は76.1歳、CHADS2スコアの平
均も2.40という結果であった。Fushimi AF
Registryという日本の典型的な人口構成とさ
れる京都市伏見区で行われた心房細動の観察
研究のデータと比較して、平均年齢や
CHADS2 スコアが高かった。山陽小野田市
での高齢者比率が、全国平均より高いことを
反映している可能性がある。心房細動患者に
選択された抗凝固療法については、ワーファ
リン32%、エリキュース35%、イグザレルト
13%、プラザキサ10%、抗凝固なし10%とい
う結果で、新規経口抗凝固薬(NOAC)が
58%を占めていた。
脳梗塞で入院した128名のうち、心房細動
を認めた方が31名あった。入院時の抗凝固療
法を調査したところ、適切な抗凝固療法を受
されるも、量の不足例であった。
抗凝固療法中の出血性合併症について、消
化管出血や脳出血で当院に入院した患者を対
象に服用していた抗凝固薬を調査・検討した。
消化管出血患者のうち8名(ワーファリン5
名、エリキュース2名、イグザレルト1名)、
脳出血患者のうち2名(ワーファリン)が、
抗凝固薬内服中という結果であった。出血の
原因となったかどうかは調査しておらず不明
であるが、抗凝固薬の作用で出血量が増えた
ことが予想される。
平成26年度の当院で健康診断を受けた3567
名中、心房細動があったのは12名(0.34%)
であった。
まとめ:山陽小野田市は、高齢者比率が高い
ことから、当院の心房細動患者の特徴として、
塞栓症発症リスクを表すCHADS2スコアが
高くて、抗凝固療法を必要とする患者の割合
が多いと考えられた。また、抗凝固療法の内
訳では、NOACが約60%を占め、ワーファ
リンよりも多く使用されている現状が浮き彫
りとなった。また、抗凝固療法がされてない
方の比率が10%と少なくなっていることは、
調査手法による限界もあるものの、NOAC
の貢献が考えられた。心房細動を有し脳梗塞
で入院した患者を調査すると、大部分(81%)
の患者において入院前の抗凝固療法は無いか
不十分であった。すなわち、これらの患者は、
適切な抗凝固療法を受けていれば脳梗塞を起
こしていなかった可能性がある。無症状、発
17
小野田医師会報(第126号)
作性あるいは高齢者であっても、出血リスク
出現の可能性を念頭におき適切に対応するこ
に注意しながら、CHADS2スコアで抗凝固
とが重要と思われた。本症例は前置胎盤だっ
療法の適応を適切に判断し、適切な量を投与
たため、児娩出後に起こったショックの原因
し、適切なフォローアップをすることが重要
として、まず出血性ショックを考えた。急速
と考えられる。
大量輸液、エフェドリンで昇圧効果が得られ
ず、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩投与
2.
「メ チ ル エ ル ゴ メ ト リ ン マ レ イ ン 酸 塩
(パルタン )によりアナフィラキシー
®
ショックをきたした帝王切開術の1例」
山陽小野田市民病院 麻酔科
後に著明な血圧低下と上半身の皮疹が出現し
たため、アナフィラキシーショックを疑い、
アドレナリン、ステロイドで循環動態を回復
させた。
◯清島 隆、山本智久
(症例)30歳代、女性。
辺縁前置胎盤、双胎妊娠
山口労災病院 外科
に対し選択帝王切開術が
○小野田雅彦、佐藤永洋、岩村道憲、
予定された。アレルギー歴
は風邪薬(幼少時)、青魚で蕁麻疹、ゴム手
18
3.
「当科における食道癌鏡視下手術の現況」
古谷 彰、河野和明、加藤智栄
食道癌は、粘膜下層まで
袋で湿疹(術後判明)の既往あり。麻酔は脊
浸潤を認めた場合、約
髄くも膜下硬膜外併用麻酔で行った。児娩出
50%にリンパ節転移を認
後、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩を子
め、またその範囲は、頸
宮に筋注および静注した。その後、血圧が低
部、胸部、腹部の広範囲に
下し、急速大量輸液、エフェドリを静注する
わたることが知られている。そ
も昇圧効果を認めず、アドレナリンを単回お
のため、標準術式は、胸腹部食道全摘+頸部、
よび持続投与し循環動態は安定した。上半身
胸部、腹部の3領域リンパ節郭清であるが、
に発赤、眼瞼浮腫を認めたため、アナフィラ
手術操作が広範囲にわたることもあり、消化
キシーショックを疑いメチルプレドニゾロン
器外科手術の中で最も侵襲の高い術式の一つ
を投与した。患者が不穏となったため、気管
といわれている。従来食道癌手術は、右開胸、
挿管し、全身麻酔で管理した。挿管時、喉頭
開腹、および頸部切開による手術が行われて
浮腫は認めなかった。術中出血量(羊水含む)
きた。当科でも、1991年から2012年まで52例
は1537gだった。後日、術中使用した薬剤と
の食道癌手術を行い、日本食道学会が報告し
手袋のアレルギー検査を行ったところ、メチ
ている術後5年生存率と比較し、遜色ない治
ルエルゴメトリンマレイン酸塩の皮内テスト
療成績を達成してきた。しかし、さらなる手
が陽性だった。2年後、再び選択帝王切開術
術成績の向上を目指し、2011年から鏡視下手
が予定され、脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔で
術を食道癌にも導入した。現在まで7症例経
行った。子宮収縮薬として今回はオキシトシ
験している。平均年齢69歳、平均手術時間
ンを使用した。またアナフィラキシーの原因
493分、平均出血量450ml、平均術後在院日
としてラテックスの可能性も否定できなかっ
数31日であった。術後病期は、Stage0:2例、
たため、ラテックスフリーで対応し、アナフ
StageⅠ:2例、StageⅡ:2例、StageⅣa:
ィラキシーを起こすことなく麻酔管理できた。
1例であった。術式は、全例胸腔鏡、腹腔鏡
(考察)子宮収縮薬によるアナフィラキシー
補助下胸腹部食道全摘(胸骨後経路細径胃管
ショックの報告は少ないが、アレルギー歴の
再建、頚部吻合)+3領域リンパ節郭清であ
ある患者の麻酔では、術中アナフィラキシー
った。術中は、鏡視下の拡大視効果による確
小野田医師会報(第126号)
実な神経温存が可能であり、リンパ節郭清の
に紹介となる。内診上は右付属器に嚢胞状腫
質向上が可能であった。いずれの症例も重篤
瘤を触知し、同部位に圧痛を認めた。造影
な合併症は認めず、全例自宅退院となり、外
CT検査で、骨盤腔内に140mmの単房性嚢胞
来通院中である。
状腫瘤を認め、腫瘍の右側後方に50mm大の
当科での食道癌鏡視下手術は、ほぼ満足の
高吸収と低吸収が混在する構造を認め、造影
いく成績であると思われるが、今後も症例数
によるdensityの上昇が見られず、茎捻転と
を増やし、成績向上を目指していきたいと考
診断し、手術を施行した。症例3は44歳、女
えている。
性。35歳より避妊リングを挿入され、右下腹
部痛と39℃の発熱を認め、近医消化器内科を
4.
「当科に紹介された産婦人科救急症例」
受 診 。 血 液 検 査 で WBC 13600、 CRP
山口労災病院 産婦人科
18.6mg/dlと炎症反応の高値を認め、同日当
◯近藤 実、富士岡 隆
科紹介となる。内診上、帯下はdirtyで、子
【緒言】産婦人科領域の救
宮内に避妊リングを認め、抜去すると、膿の
急疾患には、異所性妊娠
排出あり。造影CTで、子宮体部の右側に
や卵巣出血などの腹腔内
55mmの腫瘤状病変を認め、内部が造影され
出血を伴う疾患、卵巣嚢
ず、その辺縁部に造影効果を認め、右卵巣卵
腫の茎捻転や破裂、子宮筋
管膿瘍と診断した。Douglas窩膿瘍も認め、
腫の変性などの腹部腫瘤に起因する疾患、付
膿瘍摘出およびドレナージ術を施行した。
属器炎、子宮内膜炎などの骨盤内炎症性疾患
【結語】産婦人科領域の救急疾患は、鑑別し
が挙げられる。いずれの場合も迅速な診断と、
なければならない疾患が非常に多岐にわたり、
それに基づく適切な治療が重要であり、緊急
また診断が遅れると致死的な場合もある。
手術の適否の判断を要することもあり、他科
と連携が大切である。今回我々は産婦人科領
5.
「認知症の方の健康管理についての一例」
域の救急疾患について、当科に紹介された症
小野田医師会訪問看護ステーション
例を提示し報告を行う。
○渡辺朱美
【症例】症例1は19歳、女性。元来、月経不
高齢化が進むにつれ認
順のため、最終月経は不明で、入浴後に急激
知症の方も増えています。
な下腹部痛が出現し、当院へ救急搬送された。
その方たちをどう支えて
来院時は血圧が不安定な状態で、下腹部に圧
いくのかということは社会
痛を認め、血液検査上はHb 8.2g/dlと貧血を
問題にもなっています。独居
認めた。CT検査で、腹腔内出血の所見を認
の認知症、認認夫婦、その方たちを支える家
め、当科に紹介となる。経腟超音波検査では、
族がいない、又、同居していても家族の介護
子宮内に胎嚢像を認めず、左卵管の腫大とそ
力がない等、認知症の方を支える生活環境も
の周囲にコアグラを認め、またDouglas窩に
様々です。先生方も日頃診療される中で、認
EFSを多量に認めた。尿妊娠反応は陽性で、
知症をともなった方の治療について不安を感
左卵管妊娠および腹腔内出血の診断で緊急手
じておられる事と思います。定期受診は出来
術を行った。症例2は60歳、女性。約1年前
ていても先生の処方通りにきちんと内服でき
より突然の下腹部痛の出現と消失を数回繰り
ているとは限りません。今回、認知症のある
返していたが放置され、今朝より急激な下腹
糖尿病の方でインスリン注射・内服管理が全
部痛と嘔吐を認め、当院を救急受診された。
くできていない療養者とかかわることになり
経腹超音波検査で骨盤内に腫瘤を認め、当科
ました。その方を紹介されるまでの経緯、訪
19
小野田医師会報(第126号)
問看護師の動き、関係機関との連携等につい
【事例】
てご報告いたします。急激なHbA1cの上昇
A氏80歳代男性、脳梗塞後遺症でPS4、長
により、主治医より地域連携室へ連絡が入り
谷川式スケール10点、クローズドクエスチョ
ました。地域連携室→市の包括支援→訪問看
ンで会話できていた。歯肉がんの診断を受け
護。地域の関係者一同がまずは自宅訪問し、
たが「食べたい」という強い欲求があった。
情報収集しました。
人の基本的欲求である「食べる」楽しみを支
①山ほどの残薬とインスリンが確認できまし
援するために、1. スタッフへの意識付け、2.
た。訪問看護費用はあまり多く出せないと
の意向も確認しました。
疼痛コントロール、3. 口腔ケア、4. 体位の
工夫、5. 食事内容の工夫、6. 環境の調整、7.
②主治医へ報告・相談。その結果、主治医が
多職種へのアプローチに取り組んだ。その結
本人の意向に合わせる形で治療方針が変更
果、咀嚼、嚥下機能が低下するまでの約4か
されました(インスリンの種類、接種回数
月間食事を摂取できた。
及び内服薬の変更)
。
③インスリン、内服薬一式は全てステーショ
ン管理とする。
④定期受診の際の薬一式の受け取は関係機関
の連携・協力を受けてSTが行う。
【考察】
多職種が専門的知識や技能を協働しA氏に
適した口腔内の環境維持ができたこと、疼痛
コントロールに取り組んだことでA氏の「食
べたい」という欲求を支援することができ食
結果:
事の全量摂取ができたと考える。「食べる」
①血糖値も血圧値も次第に下降してきている。
ことは「生きる」ことであり、食べる楽しみ
②内服する習慣ができた。
と誤嚥のリスクにどう立ち向かうかは本人・
③外来関係者との連携がスムーズにできるよ
家族の意思を尊重し一緒に考えて行く必要が
うになった。
あり、QOLの維持を図るために医療従事者
Dr.へ:認知症の為、治療が困難になった
は何をするべきか問われている。
時、一人で悩まず「この人どうにかして」と
声をあげて下さい。関係機関が連携し合う事
で医師の力になれると思います。
7.
「平成26年度山陽小野田市(小野田地区)
胃癌検診成績」
小野田医師会胃癌検診読影委員会
6.「歯肉がんと診断をされた入所者の「食
べたい」気持ちを支援して」
小野田赤十字病院 看護部
○入江弘子
【はじめに】脳梗塞後遺症
により寝たきり状態にあ
る入所者が歯肉がんと診
播磨一雄、森田純一、西村公一、
稲本善人、飯田 武、時山 裕
平成26年度の山陽小野田
市小野田地区の胃癌検診
について検討した。
1)胃がん検診受診者
断されたが、高齢であるこ
数 は 2,301人 で 、 前
とから集学的治療は行わず対症療法をするこ
年度より減少した。 ととなった。「食べたい」という気持ちが強
くあったことから歯肉がんの苦痛の軽減を図
ると共に、多職種連携で「食べる」事を支援
していったところ最後まで経口摂取出来たの
で報告する。
20
◯白澤宏幸、中村克衛、早川幹夫、
2)検診全体の中では内視鏡検診の割合が
82.2%と高い。
3)山陽小野田市全体の受診率は17.8%で、
前年度の19%より低率であった。
4)受診歴では1年前受診が年々増加して、
小野田医師会報(第126号)
リピーターが増えている。
観察(要管理表提出)が14名(小学生11名、
5)胃透視の検診では胃癌発見はなかった。
中学生3名)、管理区分決定すみ(中学生1
6)胃透視の検診での要精検率は9.3%で、
名)であった。
精検受診率は85%であった。
7)内視鏡検診では受診者1,892人のうち
10.
「胃瘻カテーテルで、いわゆるBall Valve
syndromeをきたした1例」
胃癌は6例発見され(3例が早期胃癌)
、
胃癌発見率は0.317%であった。また
山口労災病院 消化器内科
食道癌が2例発見された。
◯一杉知毅、飯田 武、播磨陽平、
浦田洋平、中村陽平、戒能美雪
8)胃癌検診全体では6例の胃癌が発見さ
れ、胃癌発見率は0.261%であった。
【症例】80歳代、女性
【主訴】吐血、発熱[既往
8.
「肺がん・結核検診の現状」
小野田医師会肺癌結核検診読影委員会
◯藤村嘉彦
歴]パーキンソン病、脳
梗塞
【現病歴・経過】200X年2
肺がん・結核検診の個
月に他院でPEGを施行され、同年4月前医へ
別検診が始った平成22年
転院しバルーン・チューブ型胃瘻カテーテル
度より5年が経過し、検
を用いた栄養管理を受けていた。200X+2年
診受診率は順調な伸びを見
3月PEGからの注入後に嘔吐を認め、その後
せている。平成26年度は受診率29.4%(昨年
発熱をきたし誤嚥性肺炎が疑われ、抗生剤投
度は28.8%)、受診者数は6,489名(個別:
与が開始された。翌々日には繰り返す嘔吐、
5,113名、集団:1,376名)であった。要精密
またコーヒー残渣様の吐血を認めたため、イ
検査者数は294名で、その内266名(90.5%)
レウス・上部消化管出血を疑われ当院へ紹介
が精密検査を受診した。がん発見数は22例
入院となった。胸腹部骨盤CTでは両側下葉
(昨年度は10例)で、一次検診対がん発見率
背側部に肺炎が疑われ、またPEG先端バルー
は0.32%、陽性反応的中率は7.49%と検診の
ンの十二指腸への嵌入が疑われた。上部消化
精度としては今年度も評価できる数値であっ
管内視鏡検査ではバルーンは幽門輪を越え十
た。しかし、要精検率が4.53%と依然として
二指腸球部内に存在し、これにより球部は口
やや高く検討が必要と思われた。
側へ牽引されていた。胃角小弯にはPEGチュ
ーブの接触で生じたと考えられるびらんを認
9.「平成26年度山陽小野田市学校心臓検診
結果報告」
めた。バルーンを虚脱させた後に胃内腔へ引
き戻し、バルーンを再度拡張させ、外部スト
小野田医師会心電図解析委員会
ッパーの位置を調整し固定した。その後嘔吐
◯山田 覚、砂川 功、高橋寛彦、
は消失、翌日より注入を再開した。第9病日
藤村嘉彦、村田和也、関 耕三郎、
田代紀陸、砂川新平
にバルーン・ボタン型カテーテルへ交換、肺
炎も軽快し第14病日に前医へ転院した。
平成27年度の心電図検
【考察】いわゆるBall Valve syndromeはバル
診は旧小野田市内の小学
ーン・チューブ型カテーテルの先端バルーン
1年生と中学1年生を対
が胃の蠕動により幽門より十二指腸に排出さ
象に施行された。対象児
れ、球部に嵌頓することにより消化管閉塞症
童・生徒数は704名であった。その結果、要
状を呈する病態である。本症例のように誤嚥
精査が8名(小学生4名、中学生4名)、要
性肺炎の併発等をきたす危険もある。バルー
21
小野田医師会報(第126号)
ン・チューブ型胃瘻カテーテルの使用にあた
12.95%であった。実人数は504人で男性392人
っては、PEG交換時の確実なバルーン位置確
(78%)、女性112人(22%)であった。この
認とともに外部ストッパー位置を適切に設定
504名の健診者の眼底所見で異常をみとめた
することが必要である。
ものついて分析した。眼科的に問題にならな
いと思われた網膜血管の高血圧・動脈硬化性
11.
「腹腔鏡下胃切除術後に内ヘルニアを来
した症例」
山陽小野田市民病院 外科
◯尼崎陽太郎、大楽耕司、藤岡顕太郎
腹腔鏡下胃切除術後に内
変化、軽度の近視性変化などは除外して検討
した。方法:撮影に使用した無散瞳眼底カメ
ラはキャノン製のCR-1でデジタルカメラは
EOS-50D(有効画素数1510万)である。全
例無散瞳で撮影した。健診者からの申し出が
ヘルニアを来した症例を
ない限り両眼を撮影した。すべての眼底画像
経験したので報告する。
を同一の検者が読影し異常を認めた場合は検
症例は66歳男性。5日前
査ファイルにコメントを入力した。今回の検
からの腹痛を主訴に当院内
討にあたり異常所見が入力されていた画像を
科を受診した。6年前に他施設で早期胃癌に
再度確認した。
対して腹腔鏡下幽門側胃切除術(Roux-en-Y
結 果 : 異 常 所 見 が み ら れ た も の は 48人
再建)を施行された既往があった。CT検査
(9.52%)で、緑内障または緑内障の疑いとし
では上腸間膜動脈の渦巻状陰影(whirl sign)
たものが25人(4.96%)であった。その他に
を認め、腸捻転が疑われた。当科に紹介とな
脈絡膜ドルーゼ7人(1.39%)
、視神経乳頭異
り、緊急開腹手術を施行した。術中所見では、
常4人、網膜静脈形成症の疑い5人、黄斑部
Y脚間膜に小腸の大部分が陥入していた。小
異常(萎縮)1人、糖尿病網膜症及びその疑
腸には軽度の虚血性変化を認めたものの、
い2人、網膜静脈分枝閉塞症1人、網膜色素
defectから小腸を戻すと色調は改善したため、
線条症の疑い1人などであった。
腸管切除は必要ないと判断した。ヘルニア門
まとめ:
を閉鎖して手術を終了した。術後経過は良好
1.当院健診時に眼底カメラ検査を受けた
で、術後15日目に退院となった。
人の9.52%に異常所見が認められた。
2.緑内障及びその疑いのある人が約5%
12.「健診の眼底カメラ検査でみられる異常
いた。多治見スタディとは健診対象や
所見について~どのような異常がどの
検査項目などの点で大きく異なるが、
ぐらいあるか?~」
今回のような簡単な調査でもほぼ同程
小野田赤十字病院 眼科
◯萩田勝彦
度の頻度であった。
3.緑内障以外の眼底の異常所見も少なか
対象:平成26年度に当
らずみられ、健診眼底カメラ検査を何
院の健診で眼底カメラ検
らかの形で活用できるのではないかと
査を行った健診者の眼底
思われた。
所見について検討した。総
健診件数は1年間で4,138件、実人数は1,958
22
13.
「足底部膿瘍に対する治療経験~陰圧閉
人であり、健診の内訳の主なものは一般健診
鎖療法を使用して~」
が2,300件、特定健診が140件、生活習慣病健
山口労災病院 整形外科
診が805件、人間ドックが260件であった。こ
◯梅原渓太郎、舩場真裕、松島年宏、
れらのうち眼底カメラ検査は536件、全体の
谷川泰彦、片岡秀雄、山本久司、
小野田医師会報(第126号)
藤 真太郎、富永俊克、城戸研二
はじめに:陰圧閉鎖療法
術後経過:術後よりMEPMを2週間、PIPC
を2週間使用した。術後翌日より解熱を認め、
は組織欠損創に対し創傷
術後3日目でWBCの陰転化、術後10日目で
を密閉し持続的、間欠的
CRPの陰転化を認めた。以後炎症所見の上昇
に陰圧をかけることによ
は認めていない。創に対しては感染の沈静化
りに肉芽組織の形成を促す
した術後14日目より陰圧閉鎖療法を4週間施
治療法である。今回我々は、足底部にできた
行し、開始後早期より良好な肉芽形成を認め
膿瘍に対して陰圧閉鎖療法を使用した症例を
た。陰圧閉鎖療法後はwet dressingを施行し、
経験したため報告する。
術後11週で創閉鎖を得た。
症例:63歳、男性。既往歴として高血圧・
考察:陰圧閉鎖療法は組織の浮腫軽減、過
糖尿病を認めるが内服にてコントロール良好
剰な浸出液・感染性老廃物の除去、毛細血管
である。また34年前にクレーンより転落し第
拡張・血流増加作用、細菌減少作用、陰圧に
1腰椎脱臼骨折、脊髄損傷の診断を受けてい
よる物理的創縮小作用、陰圧がケラチノサイ
る。以後左下肢の感覚障害を認めるものの、
トの遊走促進により肉芽形成を促す治療法で
左短下肢装具を使用し独歩可能となっている。
ある。適用としては、褥瘡、外傷による軟部
2か月前に装具を変えてから左踵部の創を認
組織欠損、degloving損傷、術後創離開、熱
め、自宅で処置を行っていた。数日前より膿
傷、術後縦隔炎、足部糖尿病壊疽などがある。
性廃液を認めるため受診となった。
今回の症例では、感染沈静化後の組織欠損に
現症:39.1℃の発熱を認めるものの、その
対し陰圧閉鎖療法を使用した。使用日数制限
他バイタルサインの異常は認めなかった。左
である4週間後以降はwet dressingを行って
踵底部に2cm大の創を認め、同部より膿性廃
いる。
液を認めていた。足部は左足底・足背にかけ
まとめ:今回我々は、糖尿病患者の踵部底
腫脹、発赤、熱感を認めていたが、下腿には
側にできた膿瘍の1例を経験した。切開排膿、
至 っ て い な か っ た 。 血 液 検 査 で は WBC:
抗生剤加療、血糖コントロールにより感染の
15700/ul(neut:68.0%)、CRP:26.49mg/dlと
沈静化を得ることが出来た。切開創について
著明な炎症所見の上昇を認めていた。同日入
は感染創であることを考慮し、陰圧閉鎖療法
院加療・手術加療を勧めるも、患者・家族が
による肉芽形成とwet dressingにより良好な
拒否したためCFPNの内服加療となり帰宅と
治癒を得た。陰圧閉鎖療法は、感染後組織欠
なった。翌日再度受診し、WBC:14600/ul
損創に有効な治療法と考える。
(neut:90.4%)、CRP:32.93mg/dlと更なる上
昇を認めたため、再度患者・家族に手術加療
の必要性を説明し同意を得て、同日切開排膿
を行った。
手術所見:MRIで足底部のみの膿瘍形成で
あったため足底部を15cm縦切開した。内部に
14.
「中心ライン関連血流感染低減に向けて
の取り組み」
山陽小野田市民病院 感染対策チーム
◯山本扶美江、豊重充広、篠崎文彦、
河口忠夫、廣谷憲一
著明な膿性廃液を認め、足底筋膜は溶解して
【目的】A病棟は入院患者
いた。壊死組織を除去し洗浄したところ、短
の平均年齢が79.6歳と高
趾屈筋上での展開となった。術後は創を開放
く末梢静脈カテーテルの
したままとした。膿瘍の培養でStreptococcus
維持の困難な患者が多い。
agalactiae、Pseudomonas aeruginosaを検出
そのため中心ライン挿入による治療が実施さ
した。
れている。病棟での器具使用割合の現状を把
23
小野田医師会報(第126号)
握するために、2011年9月より中心ライン関
り二次救急輪番制度の見直しが行われた。看
連血流感染サーベイランスを開始した。この
護の視点からその取り組みと今後の課題につ
結果から血管内留置カテーテル関連感染予防
【現状】当院では、平成26年度宇部・山陽小
に改善に取り組んだ。改善後感染率が減少し
野田地区で約2,000台と最多の救急車を受け
たのでここに報告する。
入れている。平成27年度の二次救急輪番制度
【改善への取り組み】
①教育の強化(手順の統一・ゴム部及びポ
ート部の消毒回数)
の見直しを受け、輪番日の医師待機体制の検
討、看護師夜勤体制の見直しを行った。医師
は1人体制から2人体制、看護師は準夜勤を
②カテーテル挿入時の観察
1人体制から2人体制へ変更し、4月輪番日
③2013年1月から1%クロルヘキシジンア
における救急車は全て受け入れた。また、平
ルコールを追加
④2013年6月から輸液セットの変更とCV
成24年8月より院内トリアージシステムを導
入し、学習会によるトリアージ精度の向上、
カテーテルのハブにプラグを使用し閉鎖
トリアージ記録の見直し等に取り組んだ。導
した。
入当初はCTASガイドラインの5段階を使用
【結果】改善策導入前と導入後の感染の推移
していたが、煩雑な救急外来の待合で安全、
からNHSNリポートと比較すると導入前の感
確実にトリアージができるようにJTASガイ
染率は90パーセンタイル値を越え高い外れ値
ドラインの3段階に変更した。
があった。導入後は感染率ゼロの月があり、
減少していることが明らかになった。
【結論】今回、血流感染の低減に向けての取
り組みにおいて感染率が減少している。成果
を持続するために、①精度の高いサーベイラ
ンスの実施、②継続的な教育、③耐性菌の検
出による患者環境にある輸液セットの扱いの
標準化が必要である。感染対策チームとして、
PDCAサイクルを回しながら感染対策の向上
に努めたい。
15.「当院の救急医療体制の現状と課題」
山口労災病院 看護部
◯中野智子、小丸山雅子、渡壁美香、
浦辺佳世子
【はじめに】近年、社会構
造の変化、時間外受診患
者の増加、医師不足など
により救急搬送困難事案の
発生が社会問題となっている。宇部・小野
田・美祢保健医療圏では、医療機関、行政、
県民が一体となって救急医療体制の一層の整
備・充実を図ることを目的に、今年度4月よ
24
いて報告する。
のためのCDCガイドライン(2011)を参考
【課題】救急受け入れ体制の見直し後の再評
価と多職種間との連携強化、トリアージの質
の評価、更なる質の向上に努めていく。
小野田医師会報(第126号)
特 別 講 演 (17:10~18:10) 座長:小野田医師会会長 西村公一
「山口県の外科医療
−明日へ向けて−」
講 師
山口大学大学院 消化器・腫瘍外科学教授
永野 浩昭 先生
平成27年7月4日に
などが紹介されました。永野先生が教授に
ご就任された際に最も懸念したのは医局員
が退職することだったようですが、「一人の
退職者を出すこともなく、医局員の皆には
本当に感謝している」という言葉は印象的
であり、私も消化器・腫瘍外科学講座の一
員として誇らしく思いました。大学病院の
使命として臨床・教育・研究がありますが、
第33回小野田医師会会
臨床は勿論の事、特に若い先生方の教育を
員研修会が小野田セン
充実させ、研究面に於いては基礎医学系の
トラルホテルで行われ
先生方と協力し、さらにその結果を臨床に
ました。特別講演の座
フィードバックさせる事を考えておられま
長は小野田医師会会長、
す。臨床面に関しては旧来の第一外科・第
西村公一先生でした。
二外科の垣根を徐々に取り払い、若い外科
山口大学医学部附属病院 消化器・腫瘍外
医たちが心臓・血管・消化器や呼吸器に至
科学教授、永野浩昭先生をお迎えし『山口
るまで幅広く学べるシステム(時には人事)
県の外科医療−明日へ向けて−』という演
を構築したいと考えておられ、そのために
題でご講演頂きました。永野教授は岡山大
は関連病院の協力が必要であることなどが
学をご卒業され、卒業後は大阪大学に入局。
紹介されました。現在、外科は勿論の事、
外科の分野では大変著名である門田守人先
内科を志す医学生も年々減少していること
生のご指導を受けられました。特に肝臓外
を大変懸念されており、この山口県の地方
科がご専門であり、(肝臓癌が門脈内にまで
の医療を保つために奔走されるお気持ちを
浸潤・進展する)門脈内腫瘍栓の摘出を含
伺いました。山口大学医学部附属病院 消
めた根治手術など、血管吻合のような高度
化器・腫瘍外科講座の充実や発展は勿論の
な技術を要する肝臓癌の外科治療について
事、何とかして山口県全体の医療をさらに
は勿論の事、生体肝移植の手術に関しては
実りあるものにしたいとの意気込みが聞か
日本国内では京都大学と大阪大学の2大学
れ、特別講演終了後の懇親会では永野教授
だけで国内手術件数の7〜8割を占めるな
が「医師が増えるためなら何でもするし、
ど、肝移植手術に関しては常にトップラン
どこにでも行く」と小生に語ってくれたこ
ナーでありました。また講演の前半には手
とが今でも耳に残っています。
術に関するビデオを供覧し、小生のような
当院も微力ながら永野教授の率いる消化
者には足元にも及ばない卓越した技術のビ
器・外科学講座、さらには山口県の医療の
デオを見ることが出来、さらに術後の化学
発展のお役に立てるように想いを新たにし
療法を併用した集学的治療で良好な治療成
た次第であります。
績を治めることが出来る事などをご教授頂
(小野田赤十字病院 外科 佐藤智充)
きました。
講演の後半には山口大学医学部附属病院
消化器・腫瘍外科の歴代の教授のご紹介が
あり、永野教授が第6代の教授となること
25
小野田医師会報(第126号)
平成27年7月4日(土)18:30より小野田
セントラルホテルにて開催されました。
宴が始まりました。
祝宴の最後には県議会議員の中嶋光雄様に
初めに西村公一会長の挨拶がありました。
よる万歳三唱があり、会は終了いたしました。
次いで、山陽小野田市長代理として山陽小
来賓として三浦英統市議会副議長、山本晃
野田市病院事業管理者の河合伸也様よりメッ
宇部・山陽小野田消防局次長、山根愛子市健
セージの紹介がありました。次に山陽小野田
康福祉部健康増進課長、山大消化器・腫瘍外
市議会議長の尾山信義様より挨拶がありまし
科学 永野浩昭教授の皆様にご出席いただき
た。ご来賓の紹介の後、山陽小野田市病院事
ました。
業管理者の河合伸也様による乾杯があり、祝
26
(松岡 報)
西村会長
尾山議長
市長代理 河合先生
中嶋県議
小野田医師会報(第126号)
尾山議長 河合先生
山本先生
早川先生
佐藤先生
中村(克)先生
山本消防局次長
中木村先生
永野教授 河村厚狭郡医師会会長
西村先生
坂部先生
三浦副議長
永野教授
中嶋県議
長澤
(英)
先生
27
小野田医師会報(第126号)
中野さん(労災看護師) 瀬戸先生
28
萩田先生 森田
(純)
先生
大楽先生
今村先生
内田先生
住浪先生
篠崎先生
藤村先生
西岡先生
加藤先生
矢賀先生
渡壁さん(労災看護師長)
藤谷さん(市民看護部長) 山本さん(市民看護師長)
小野田医師会報(第126号)
長澤(英)先生
山根健康増進課長
小倉さん(赤十字看護師長) 入江さん(赤十字看護師) 川端先生
山根健康増進課長
松岡先生
西村先生
山本先生
瀬戸先生
渡壁さん(労災看護師長) 中野さん(労災看護師)
白澤先生
加藤先生
森田
(純)
先生
村田先生
藤村先生
村上先生
29
小野田医師会報(第126号)
中村(克)先生
中嶋県議
時山先生
豊重先生
橋本先生
篠崎先生
金田さん(訪看) 関先生 30
山根課長
表先生
水田先生
矢賀先生
山本先生
坂部先生
長澤
(英)
先生
中木村先生
田原
(彦)
先生 渡辺
(芳)
さん
(訪看) 阿部さん
(訪看)
小野田医師会報(第126号)
萩田先生
白澤先生
時山先生
渡辺
(朱)
さん
(訪看)
義岡さん
(訪看)
大楽先生
藤林さん
内山事務長
中野さん(労災看護師) 白石さん
砂川
(新)
先生
村田先生 長谷川先生
渡邊先生
北原先生
白澤先生
河野先生
時山先生
大楽先生
森田
(理)
先生
31
小野田医師会報(第126号)
河野先生
橋本先生
森田
(理)
先生
32
永野教授
西岡先生
河野先生
中嶋県議
藤岡先生
早川先生
河合先生
三浦副議長
渡辺
(朱)
さん
(訪看)
三浦副議長
山根課長
小野田医師会報(第126号)
勉強会だより
■小野田医師会消化器研究会
不 明 が 47%、 非 ア ル コ ー ル 性 脂 肪 性 肝 炎
(NASH)が9%、自己免疫性肝疾患が6%
であった。原因不明の中にはNASHが多く含
まれているであろうとの見解であった。最近
と き:H27.5.8(金)6:30PM
非B非CによるHCCが増加しており、HCVに
ところ:小野田医師会館
よるHCCが減少してきている。またHCC発
症例
癌年齢は上昇しており、平均初発年齢は70歳
1)しらさわ内科クリニック
代となっている。以上を前置きとして本題の
比較的急速に進行した大腸癌の1例
(白澤 報)
■小野田医師会消化器研究会学術講演会
話となった。
まず造影エコーについて話された。2007年
に登場した造影剤ソナゾイドが優れた造影剤
であることを強調された。これは気管支喘息
と き:H27.6.12(金)7:00PM
や腎障害例にも安全に使用でき、診断、治療
ところ:小野田セントラルホテル
効果判定に有用である。HCCの造影パター
「肝細胞癌診療の最近の動向」
山口大学大学院医学系研究科
消化器病態内科学
助教
佐伯 一成先生
今回は肝臓班の若手の
ンは造影剤を注入してすぐの早期血管相で染
まり、後期血管相で洗い出され、後血管相で
欠損像となる。血管腫、血管筋脂肪腫、肝転
移など他の腫瘍の診断にも有用であることを
症例呈示し、腫瘍の血行動態の把握に優れた
造影剤であると話された。
次にラジオ波焼灼療法(RFA)の進歩につ
ホープ、佐伯先生に
いて話された。単極針である展開型電極針の
講演していただいた。
LeVeenか非展開型のCool-tipを主に使用して
佐伯先生は以前山
きたが、最近は2つの電極を有する双極針を
口労災病院にも勤務
使用することが多くなっているそうである。こ
されており、親近感
れは先端に2つの電極を有するバイポーラ方
があり、アットホーム
式のアプリケータを採用し、対極板は不要で、
な講演となった。
過熱による熱傷が低減でき、安全安心に使用
さて今回の講演内容であるが、最初に癌の
できる。またエネルギー効率向上により早く
中における肝癌の位置づけとして肝癌の死亡
焼灼でき、2本ないしは3本の電極針を穿刺
率、原因などについて話された。すなわち癌
して広範囲の焼灼が可能となっている。しか
自体の死亡率は右肩上がりで上昇しているが
し複数の電極針穿刺は穿刺が困難であり、予
肝癌の死亡率は低下しており、2013年度の部
想と異なる焼灼範囲となることもあるらしい。
位別にみた癌の死亡率の中で肝癌は男性第4
次にReal-time Virtual Sonography(RVS)
位、女性第6位であった。肝細胞癌(HCC)
について話された。これはCT、MRIの画像
の原因としては全国集計からみるとC型肝炎
をfusionして超音波画像を作成するもので、
ウィルス(HCV)が最も多く、B型肝炎ウィ
あくまで仮想画像ではあるがより安全確実に
ルス(HBV)がこれに続く。山口大学第一
治療するために有用と思われる。
内科の過去20年のデータではやはりHCVが
つぎは経カテーテル肝動脈治療である。
最多でHBVがこれに続くが、15%は非B非C
TACE(Transarterial Chemoembolization)
でありこの中ではアルコールが38%で、原因
が主流であるが、これをさらに進化させた
33
小野田医師会報(第126号)
Balloon occluded-TACE(B-TACE)につい
て言及された。これはバルーン閉塞部の遠
■平成27年度山陽小野田市学校保健会
特別公演
位における動脈圧が低下すると、太い腫瘍
と き:H27.8.27(木)2:30PM
の栄養動脈に優位に抗腫瘍薬が流入するこ
ところ:山陽小野田市民館
とにより治療効果を高めたものである。こ
の治療法では塞栓物質も改良されてきてお
り、従来からあるリピオドールに加え、多
孔性ゼラチン粒のジェルパート、微小デン
プン球のスフェレックスがある。最近は薬
剤溶出性ビーズ(drug eluting bead:DEB)
「学校における食物アレルギー
対応の手引き~医師からの
ポイント説明~」
砂川小児科医院
院長 砂川 功先生
が使用されており、DEB-TACEは腫瘍の中
まで到達したビーズが腫瘍内部の血流を遮
断し、腫瘍の中から抗がん剤を放出するも
今回は砂川小児科医
院院長、砂川功先生に
ので、治療時間が長く被爆が大きくなるも
食物アレルギーの手
のの、発熱が少なく肝障害が軽度で、従来
引きに関するご講演
のTACE不応症例に対して治療効果が期待で
をしていただいた。
きる。またDEB-TACE後のRFAにより広範
囲の焼灼が可能となる。
まず最初に山陽小野
田市教育委員会の方から、
最後にリザーバーカテーテルを用いた動
昨年3月に配布が始まった「学校における食
注化学療法、進行肝癌に対する唯一の治療
物アレルギー対応の手引き」の説明があった。
薬であるソラフェニブ、生存に寄与する因
これは山陽小野田市の各小中学校に配布され
子 と し て AFP、 PIVKA-Ⅱ 、 Child-Pugh
る食物アレルギーガイドラインであり、全国
scoreが有用であることなどを話されて締め
的にも普及してきた食物アレルギーの対応マ
くくられた。
ニュアルである。作成委員会の構成メンバー、
肝癌は診断、治療法の進歩により著しく
調査票記入方法、学校での対応などを詳しく
予後が改善された癌であり、今後HCVが淘
教えていただいた。この手引きは各学校でか
汰されるに伴い確実に減少していくであろ
なり細かく対応できるように作成されており、
う。しかしながら肝炎ウィルスを原因とし
エピペンの使用講習を行ったことや、救急搬
ない肝癌、高齢者の肝癌が増加していき、
送の手順に関する項目まで触れてあることに
以前より診断と治療に苦慮していくことも
驚かされた。
予想される。このような状況で肝癌のスペ
食物アレルギーに関する対応は、気管支喘
シャリストである佐伯先生のますますのご
息などの他のアレルギー疾患と比較しやや遅
活躍を祈念したい。
れをとっている。食物アレルギーの各学校で
(白澤 報)
の対応について、山口県内でまだ完全に普及
していなかったが、数年前に始まった下関市
を中心に徐々に県内に広まってきた。教育委
員会の方が、「このマニュアルを作成するの
が目的ではなく、これを使用して食物アレル
ギーの正しい知識と対応を広めていくのが目
的である。
」という言葉が強く心に残った。
続いて砂川功先生から、食物アレルギー対
34
小野田医師会報(第126号)
応の手引きに関する医師からのポイント説明
重大な疾患であることを強く説明された。特
の話が始まった。この手引きが発行される前
効薬であるエピペンの説明が追加され、「エ
の調査では、食物アレルギーに対してそれぞ
ピペンを使用しても死ぬことはないが、使用
れの学校が独自に対応しており、その中でも
なければ死ぬことがある!」と力説された。
病院に受診することなく保護者の自己申告で
ごもっともである。
食物除去を行っているケースが50%以上だっ
食物アレルギー対応の手引きが作成された
たそうである。このデータから推測すると、
ことにより、不必要な食物除去を無くし、除
もしかしたら食物除去不要のケースが何例も
去が必要な児に対しては適切な対応を行い、
存在するのではと述べられた。
まずは食物アレルギーの基礎知識として、
食物アレルギーの定義、臨床型分類、年齢別
突如発生するアナフィラキシーショックにも
十分対応できるよう、各学校で一生懸命取り
組んでほしいということであった。
に頻度の高いアレルギーを呈する食材、耐性
同じ小児科医として思うことだが、この手
獲得、アラフィラキシー頻度などが細かく説
引きが普及することにより、アレルギーを持
明された。食物アレルギーの年齢別有病率は、
った子供たちに対し、食事を食べられないよ
乳児期:約10%、3歳児:約5%、学童期以
うにするのではなく、皆さんが正しい知識を
降:1.3〜2.6%、全年齢を通して推定1〜
持って、食べられる食物を増やしていくこと
2%で、欧米諸国と比較してやや低い率であ
が最も大切であるということを再認識した。
った。
次に、病院における食物アレルギーの診断
余談であるが、今回はじめて我が父の講演
を拝聴した。父も話しづらいだろうと思い、
方法と対応についての説明があった。広く利
途中退席する予定にしていたが、この原稿作
用されている検査として、血中抗原特異的
成のため最後まで離席しなかった。さすがに
IgE検査(RAST法)があるが、クラス0
父の講演内容を文章にあげる仕事はとてもや
(抗体なし)からクラス6(最強)まで分け
りづらく、今後は勘弁願いたいと心から思っ
られているのはご存知の通り。その中で、ク
ラス0〜4の自主的食物除去例に対して食物
た。いつまでも元気に仕事してください。
(砂川(新) 報)
負荷試験を行った症例58例中38例(65%)
は除去の必要がなかったというデータには
驚いた。
そもそも食物アレルギーに対する基本的な
考え方として下記3項目が述べられた。
①摂取して症状が誘発される食物のみ除去
(世界的コンセンサス)
②IgE抗体陽性は食物除去の基準ではない
③食物アレルギー発症の予防的除去という
考え方はすべきでない(何らかの症状が
出てからの対応で十分)
給食を提供する教育現場において、この考え
方が十分に普及していないのが現状である。
最後にアナフィラキシーショックに関する
説明があった。アナフィラキシーショックは
アレルギーの最重症疾患であり、命に関わる
35
小野田医師会報(第126号)
病医院だより
おいては、本来の専門領域である血管外科の
みならず、消化器・呼吸器・乳腺など幅広い
分野で活躍され、新しい知識の吸収・専門医
資格取得等にむけて奮闘されています。一方
山陽小野田市民病院 外科医長
大楽 耕司先生
ら患者さんと接する際には笑顔を絶やさず、
非常にフレンドリーな姿勢は人気があります。
また、目下の人間に対しても決して横柄にな
今回は、山陽小野田市
ることなく、理不尽な要求をすることもあり
民病院の外科医長である
ません。後輩の私にも的確なアドバイスをく
大楽耕司先生を紹介させ
ださり、大変助かっています。
ていただきます。私自身、市民病院に赴任し
さて、大楽先生の日頃のライフスタイルに
てまだ4ヶ月程度で、大楽先生とのつきあい
ついてですが、家庭においては3人の子供さ
も長いものではありませんが、その人柄を可
んの良き父親であります。子供さんの養育費
能な限り皆さんにお伝えしたいと思います。
を捻出するため贅沢はされないそうで、現在
先生は1965年に宇部市で2人兄弟の長男と
の愛車は軽自動車で我慢されています。また、
して生を受け、幼少時代を宇部で過ごされま
仕事が早く終わった際には、院内のリハビリ
した。お父様は現在も宇部市内で産婦人科の
室もしくは宇部市内のジムに通い、汗を流さ
開業医をされています。香川高校を卒業され
れています。まさに、健康管理にも熱心な外
た後、1984年に東海大学医学部に進学され、
科医の鏡とも言えますが、残念ながら喫煙の
卒業後は山口に戻り山口大学第一外科(器官
習慣だけは簡単にはやめられない様です。ま
病態外科学講座)に入局されました。その後
た、宴会の際には中途半端な量では妥協され
は山口大学附属病院・長門総合病院・白石共
ず、二次会・三次会にも必ず出席されます。
立病院(佐賀県白石町)・三田尻病院など、山
翌日には二日酔いで苦しんでいる姿も度々目
口県内外の一外科関連施設にて勤務されまし
にしますが、やはり早朝には必ず出勤され、
た。2005年からは2年間のアメリカ留学も経
験され、アイオワ大学とロチェスター大学に
て研究活動を行われました。山口大学病院在
「きついきつい」と言いながらもしっかり業
務をこなされています。
最後になりますが、この山陽小野田市民病
籍時には、高度救命救急センター(AMEC3)
院において、フットワークの軽い大楽先生と
での勤務経験もあり、外科業務のみならず救
いう外科医の存在は非常に重要であると常々
命救急や集中治療のプロでもあります。2008
感じております。今後も地域医療の要として
年より現在の山陽小野田市民院に赴任されて
ご活躍されることを期待しますし、私自身も
います。
少しでも力になれればと願っております。
現在、大楽先生は当院の外科にて、地域の
医療を担って日々精力的に仕事をされていま
す。毎日早朝の6時台に誰よりも早く出勤し、
私が出勤した際には必ず先生の車が病院の裏
口に駐車されています。早起きはアメリカに
留学していた時代からの習慣とのことで、通
勤時間も短縮できるそうですが、なかなか真
似できるものではないと思われます。臨床に
36
病棟においては、多忙な勤務の中にありなが
(山陽小野田市民病院外科 尼崎陽太郎)
小野田医師会報(第126号)
訪問看護ステーションだより
今年の夏も暑かったですね。体調管理は大
丈夫でしょうか。この医師会報が出る頃には、
会員の動き
新 入 会 員
過ごしやすくなっているでしょう。
ここ1年の間ずっとパートNS募集をしてい
� ��
��
根本 圭
ても電話一本かからない状況でしたが、なぜ
(入会H27.6.1)
かこの6月、続けて2人の応募がありました。
「え〜い ! ! この際2人とも雇っちゃえ〜」と、
〉
〉
〉ねもと皮ふ科
クリニック
ある意味、何の先行きも考えないで増員しま
した。運営委員の先生方も「ええんじゃない
の〜」との返事。この関係を素晴らしい信頼
生年月日昭和52年8月25日
関係とみるのか、どうでもいいじゃない関係
出 身 地千葉県銚子市
とみるのか…さあ、どっち!?まあどっちにせ
出身大学山口大学
よ賑やかになった事には間違いありません。
卒 業 年平成16年
さてさて問題は事務舎です。
「重量オーバー
出身高校千葉県立佐原高校
です。何とかして〜」と西村会長に迫ったと
家族構成妻、子1人
ころ、「よ〜し、分かった。一人2〜3㎏減
趣味などカメラ
量!!」との御触れが得ました。一同、「え〜。
専門分野皮膚科全般(レーザー治療に興味
そっちの話〜」と仰け反ったものの、ナイス
があります)
な切り返しに思わず「座布団1枚!!」と拍手。
しかし、こんなので拍手している場合じゃな
いぞ。あ〜あ、事は深刻なのです。雨漏りや
����
�� �
北原 誠司
壁のシミなんて問題の内には入りません。床
(入会H27.6.1)
が『ぼよよ〜ん、ぼよよ〜ん』状態になって
きました。私の立派な足が床を破ったら…と
〉
〉
〉山陽小野田市民病院
泌尿器科
気が気ではありません。どうぞ、総勢11名
(NS10名、事務員1名)が安心して働ける環
境(事務舎)の整備にご協力ください。新人
生年月日昭和50年6月19日
NSには『優〜しく、優〜しく』関わって、決
出 身 地山口県宇部市
して辞めない様に育てていきます(怖っ)
。今
出身大学山口大学
のところ和気あいあいとしているように見え
卒 業 年平成14年
ます。管理者の私も姑根性を隠して猫かぶり
出身高校宇部高校
�
�
�
�
で関わっているつもりですが、そう長くは隠
趣味など日本全般(しかし車は外車)、ネ
し切れません。もうばれている事でしょう…
ットサーフィン・ショッピング、テニス、カ
か? 何はともあれ事務舎の新築・移転を夢見
ラオケ、外食、靴磨き、フルマラソン出場、
て…健気な訪問看護師、今日も行く。
ルアーフィッシング、など
小野田医師会訪問看護ステーション
専門分野泌尿器科手術全般・透析カテーテ
管理者 渡辺朱美
ル治療
そ の 他相手の問題解決につながる対応を
37
小野田医師会報(第126号)
心がけています。情けはひとのた
めならず、ということで以前から
何でも受けることをモットーにし
ています。御高配をよろしくおね
小医ニュース
世界禁煙デー2015
がいします。
追記:H27年11月22日NHKのど自慢(当市)
出場すべく練習中です!
2015年の世界禁煙デーイベントは6月7日
(日)10時〜15時 小野田サンパークサンフ
ェスタ広場で行われた。禁煙展示、血管年
齢・肺年齢測定、禁煙相談、折り紙教室、輪
�� �
�� �
内田 雅人
(入会H27.6.1)
〉
〉
〉山陽小野田市民病院
麻酔科
投げなど楽しいイベントを行ない多数の市民
が来場した。
また2回の禁煙パレードを行い禁煙を啓蒙
した。山陽小野田市健康増進課の職員も参加
し宇部健康福祉センターの参加もあった。
山陽小野田市薬剤師会からは、配布グッズ
生年月日昭和48年8月9日
の協力を頂き大変感謝いたします。
出 身 地兵庫県姫路市
山陽小野田市民病院の篠崎副院長も禁煙相
出身大学山口大学
談にご協力いただいた。
卒 業 年平成11年
禁煙ジャーの南小野田薬局スタッフにも感
出身高校慶應義塾高等学校
謝いたします。
家族構成妻1人、子5人
趣味などスポーツ、お酒
専門分野麻酔、人工呼吸管理
そ の 他まだまだ若いつもりでがんばりま
す。どうぞよろしくお願い致します。
�
�
�
���
加屋野 悟
(入会H27.8.1)
〉〉
〉中島内科在宅診療所
生年月日昭和25年8月26日
出 身 地山口県
出身大学産業医科大学
卒 業 年昭和63年
出身高校宇部高校
家族構成単身赴任
趣味などサイクリング
専門分野麻酔科
38
(松岡 報)
小野田医師会報(第126号)
第74回山口県臨床外科学会・
第60回山口県労災医学会を
開催して
わたり、新しい治療(自己心膜による大動脈
弁置換、ロボット手術など)や高難度手術
(気管分岐部腫瘍切除再建、93歳膵頭十二指
腸切除)、珍しい症例(胃粘膜下IgG4関連疾
患)、工夫(乳房再建に自家脂肪組織使用)
学会長 山口労災病院 外科
加藤 智栄
平成27年6月6日、1
など、興味深い学会となった。従来は、座長
が一人で一般演題のセッションを担当してい
たが、今回は座長とコメンテーターに進行と
まとめをお願いし、より議論を深め、論点を
整理していただいた。
年以上前から準備をはじめ、準備委員会も藤
特別講演は「心臓血管外科治療の最近の進
岡顕太郎準備委員長指揮下に8回開催し、い
歩と課題」(山口大学器官病態外科学:濱野
よいよ、開催が明日にせまった。
公一教授)では「日本の心臓外科の成績が欧
小野田・厚狭・美祢地区の臨床外科学会会
米よりもよく、さらに山口大学の成績は全国
員十数人が朝9時に集合し、プログラムや総
平均よりも優れているが、今後の課題として
会資料、観光案内などの袋詰めを行い、レン
優秀な若手の外科医を山口県で育てていくこ
タル業者に追加発注していたテーブルや椅子
とが必要」と話された。「産業医と救急医療
などを運び入れた。横断幕や垂れ幕、看板の
のかかわり」(産業医科大学救急・集中治療
設置、コンピューター・プロジェクター関係
部:二瓶俊一講師)では、原子力発電所勤務
の設置など会場設営を午前中に終えた。
などの産業医をしていた自身の体験や救急医
昼ご飯を家族と食べ、宇部市内のスーパー
療に関わるようになったいきさつなどを拝聴
の駐車場にたどり着いた所で、携帯電話が鳴
した。日本医師会認定産業医制度の生涯研修
った。「明日のランチョンセミナーを担当さ
専門単位が取得できたので、会員以外の先生
せてもらっている〇〇ですが、講師の先生が
にも来ていただけた。ランチョンセミナーは
事故で入院中との事です。こんな事は経験な
「胃切除の温故知新—開腹手術からダビンチ
いのですが、どうしましょうか。」
手術まで」(山口大学腫瘍センター:吉野茂
腹の立つ暇もなく、代わりの講師を探さな
文准教授)で、実際の手術動画を開腹手術か
いとといけない。それなりの指示を行い、電
らダビンチ手術まで見せていただいた。オラ
話を切った。車を降りて数歩歩くと、かなり
ンダで行われた日本の胃癌標準手術と欧米の
業績のある外科医だが学生時代のクラブの後
標準手術との比較は、5年生存率では有意差
輩が目の前にいるではないか。事情を話すと、
はなかったが10年生存率では日本の標準術式
「自分は別用があってダメだが、同級生に適
任者がいる」とのことで、早速、連絡をとり、
で再発が少なく生存率も良好で、日本の胃切
除術は世界最高峰と改めて認識された。
ランチョンセミナーの講師を引き受けていた
だいた。
翌7日8時55分開始。天気は晴れ。盛会を
関係各位のご配慮やご協力、小野田医師会
からのご支援、当地区臨床外科学会会員のひ
予感させるが、それなりの緊張もしながら、
たむきな役割遂行により、104名の外科医、
会長挨拶を行った。
産業医が参集し、有意義な学会となりました
一般演題29題6セッション、特別講演2題、
ことに感謝申し上げます。
ランチョンセミナー1題の企画で、心臓血管、
呼吸器、消化器、乳腺、小児など外科全般に
39
小野田医師会報(第126号)
小野田・厚狭郡医師会
女性医師の会第4回総会
この会も今年で4回目を迎えました。山口
県医師会が、男女共同参画事業の一環として、
支援の情報を伝えるために、山口県内に女性
西村会長
河村会長
長澤副会長
黒川教授
山本院長
水田院長
寺井先生
西岡先生
藤田先生
医師のネットワークを作りました。その一つ
がこの会です。他の県内の会とは違って、二
つの医師会の支援を受けて合同の会として開
催しています。また、両医師会の会員である
かどうかにかかわらず両医師会内の医療機関
に勤務するすべての女性医師を強制的に、本
人の意思にかかわらず会員にしてしまいます。
いまのところ苦情はなく、研修医の先生など
若い先生方にも参加していただいています。
今年は平成27年6月26日(金)にソル・ポ
ニエンテにて小野田・厚狭郡医師会女性医師
の会第4回総会が開催されました。毎回「お
いしいものを楽しく食べよう」がこの会の大
きな目的です。第2回総会と同じ場所でした
が、今回は趣向を変えて2階で総会を行い、
1階で懇親会を行いました。どちらも眺めが
すばらしく、時間とともに少しずつ空の色が
美雪先生、山陽小野田市民病院責任者に藤田
変わってゆくのを楽しめる会場です。
麻美先生、それに伴い監事に戒能先生の後任
参加者は労災病院の研修医1名その他女医
として佐伯真理子先生にお願いすることにな
13名を含めて総勢20名でした。お子様を連れ
りました。続いて佐伯真理子先生から会計監
ての参加者が2名あり、山口県医師会保育サ
査報告が行われ承認されました。その後、今
ポーターバンクから保育サポーターの方をお
回初めて出席して頂いた小野田赤十字病院の
願いいたしました。子ども達は夕暮れまで散
水田英司院長にお話をいただきました。今回
歩をし、そのあとは二階の別室で遊んだり食
医師が2名増員され、今後は一層精力的に手
事を取ったりしてすっかり仲良しになったよ
術に取り組みたいと熱く抱負を語られました。
うです。
40
次に特別講演が行われました。山陽小野田
総会は19:00から開催されました。まず小
市民病院山本智久先生による「新築された山
野田医師会西村公一会長より御挨拶をいただ
陽小野田市民病院紹介とあさひ保育園の運営
き、続いて厚狭郡医師会河村芳高会長にも御
状況」についてでした。新病院はCasbeeによ
挨拶をお願いいたしました。次にこの会の会
る建築物の総合環境性能評価でSランク(最
長である西岡和恵先生から2014年の活動報告
高ランク)の認証をうけ、環境を考慮した未
と会計報告が行われました。また、会員の移
来型の病院になっているそうです。またあさ
動に伴う役員変更の報告もありました。勤務
ひ保育園は通常は7時〜19時、水曜は夜間保
医代表並びに山口労災病院責任者兼務に戒能
育(19時〜翌朝7時)が実施されています。
小野田医師会報(第126号)
定員は25名。現在は5名でまだまだ余裕があ
一途だそうです。そこで山口県に一人でも多
るそうです。保育料は基本25,000円、一時保
くの優秀な医師を確保するとの使命を受けら
育は日額2,500円、3人同時なら3人目以降は
れたのが黒川教授です。黒川教授は医学生な
無料です。市内の医療機関に勤めている医療
らびに研修医や専門医の支援、地域医療支援、
従事者ならどなたでも預けることができ、料
男女共同参画支援など様々な分野に幅広くか
金は安く設定されていますので、ぜひ利用し
かわっておられます。そのお仕事の一端をお
て欲しいとのお話でした。あさひ保育園の設
話下さいました。まず医学生に対しては個別
置には当初反対意見が多くて説得するのに大
面談、協力病院へのバスツアー、学内で協力
変な御苦労をされたとのことでした。山本院
病院がブースを開いて様々な質問に答えるキ
長のご尽力のおかげでやっと夜間保育を含め
ャリアナビゲーション等が行われていると紹
て設置されることになったのですが、その熱
介されました。次に研修医に対しては研修医
意の裏には山本院長の秘話がありました。実
の幅広い知識習得のための木曜プロフェッサ
は山本院長は奥様を亡くされて、ご自身が一
ーセミナーや専任教員によるメンタル及び進
人で子育てをされたそうです。お子様の希望
路相談の実施、学会参加や発表の支援、研修
を尊重して、実家にもどらず、親子2人で今
生活支援のための研修医専用施設(白翔館)
までどおりの生活を続け、毎日子どものお弁
の充実などをあげられました。現在の大きな
当を作られたそうです。医師の仕事をあたり
課題は新たな専門医制度に対応した研修制度
まえに続けながら、一人でする慣れない子育
の構築だそうです。地域医療支援としては、
ての大変さを想像すると、おもわず泣きそう
修学資金賞与とそのキャリア支援や地域医療
になりました。子育ての大変さを体験されて
研修の実施が行われているそうです。賞与中
いるからこそ、なんとしても夜間保育のある
の学生総数が平成26年度は92名に達し、平成
保育園を作らなくてはいけないと強く思って
22年度からは順次勤務を開始していて、今後
下さったのだと思います。また、昔、山口大
の活躍が期待されます。男女共同参画におい
学に在籍中に同僚の女医さん達の大変さをみ
ては、黒川教授は山口県医師会男女共同参画
かねて、女医の会を作ったらどうかと声かけ
部会部会長も務めておられますので、大学、
したところ、男女の区別など考えて働いてい
医師会、行政と連携した、学生をふくめた幅
ないと、たいそう女医さん達に怒られてしま
広い女性医師支援を可能にしておられます。 いましたと、心優しい山本院長ならではのエ
学生の相手が一番大変と明るく話されてお
ピソードも語られました。そして将来男女に
られましたが、お聞きしただけでも目の回る
かかわらず、働きやすい職場になって、女医
様なお忙しさです。実際は難しい問題が山積
の会が発展的に解消していくことがのぞまし
みでさぞ大変な毎日ではないかとお察しいた
いと述べられました。こんなに女医の気持ち
しますが、その大変さを感じさせない、いつ
が分かっている方がおられるのだと、大変感
もの素敵な黒川教授でした。
動して、再び泣きそうになってしまいました。
続いて寺井佳子先生による乾杯が行われ、
次に、山口大学医学部附属病院特命教授
懇親会が始まりました。まずは五種の前菜盛
医療人育成センター副センター長 総合診療
です。自家製ロースハム、白身魚のエスカベ
部部長(併任)黒川典枝先生による「山口大
ッシュ、イベリコ豚バルサミコ煮込み、鶏レ
学医学部附属病院 医療人育成センターの果
バーのカナッペ、新玉葱のオムレツ。次はビ
たすべき役割〜若き医師を育てたい!〜」で
ーツのポタージュスープ。初めていただきま
した。45歳未満の医師数は平成10年を100と
したが、味だけでなく眼でも楽しめました。
すると山口県は平成24年では77.7%と減少の
続いてメインの魚料理と肉料理です。真鯛の
41
小野田医師会報(第126号)
アクアパッツァ サルサヴェルデを添えて、
生ハムをまとった仔牛のロースト グリーンペ
ッパーソース。そしてパンだけでなく今回はム
ール貝と垢田トマトのサフラン風味のパエリ
ヤがでました。最後に別腹のデザートの盛り
合わせとコーヒーです。やはりデザートは欠
かせませんね。会費3,000円とは思えない豪華
さでした。飲み物にアルコールなしですが、
食事をしながら、いつものように、ガールズ
(!)トークで盛り上がりました。詳細はもち
ろん秘密ですが、皆さんが大変な毎日のエピ
ソードを軽く笑い飛ばしながらお話しくださ
ると、思わず共感して笑っているうちに元気
成り立たないものです。今回も大変お忙しい
をもらいます。今回参加してくださった小野
中多くの勤務医の先生が参加してくださり、
田医師会の長澤英明副会長からのご挨拶を懇
大変感謝いたしております。また準備委員の
親会の途中に頂戴いたしました。今年は新し
皆様、ならびにジョイ皮ふ科の先生方には開
く山陽小野田市民病院の藤田先生や長澤先生
催にあたり多大なご協力を頂き誠にありがと
に加わって頂き大変嬉しく思いました。一方
うございました。
で女医の研修医の先生が少なかったのがすこ
最後になりましたが、今年も小野田医師会
し残念でした。また来年もこの会を通じて、
ならびに厚狭郡医師会の皆様のご支援により
緩やかに顔の見える横へのつながりが広がり、
このような会を開催することができました。
情報も伝わっていけばいいなと思っており
この紙面をお借りして厚くお礼申し上げます。
ます。
この会は勤務医の先生方のご協力がないと
42
(いとう眼科クリニック 伊藤 忍)
小野田医師会報(第126号)
皮膚科で行うレーザー治療について
はじめに
現在皮膚科で使用されるレーザー機器は多
レーザー光が届きにくく太田母斑より効きが
悪い症例もあります。そのため、皮膚が薄く、
種多様となってきています。ターゲットとす
治療面積の小さい小児期に治療をしたほうが
る色素や組織によって機械が異なり、代表的
効果的で、早期に1、2回照射を行い、色調
なものは、①メラニン色素に選択性の高いル
をある程度軽減しておくと良い結果が得られ
ビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、
るといった考えもあります。
Nd:YAGレーザー、②ヘモグロビンに選択
性の高い色素レーザー(ダイレーザー、
③扁平母斑
Vbeam)、③組織内の水分に吸収され組織の
出生時あるいは生後まもなく生じる茶アザ
切開能に優れる炭酸ガスレーザー、が挙げら
です。残念ながら有効例は低く、乳幼児では
れます。保険適応の疾患は、太田母斑、異所
30%、成人では20%です。一般的に、辺縁が
性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑の青
不正で色調の濃いものは治療効果が高く、辺
アザ・茶アザと、単純性血管腫、莓状血管腫、
縁が円状で色調の薄い場合は効果が少ないと
毛細血管拡張症の赤アザです。対象となる代
言われていますが、予測が難しいため、一部
表的な疾患についてまとめてみました。
をテスト照射し、その効果をみてから治療を
行うことが望ましいです。
≪保険適応の治療≫
①太田母斑
④血管腫
単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張
三叉神経第1〜2枝領域に灰青色斑を生じ
症は保険適応です。1990年代にダイレーザー
る疾患で、発症は出生後まもなくの時期と思
が開発され、赤あざ治療の主流となり、私も
春期に多く、女性は男性の5倍の頻度と言わ
大学病院レーザー外来で治療に携わりました
れています。レーザー治療がとてもよく効く
が、十分な効果が得られず治療終了となった
疾患で、3〜4カ月おきに治療をし、5回で
ケ ー ス も 多 く あ り ま し た 。 2010年 に は
80%以上の色素改善があります。どの年齢の
Vbeamが承認され、こちらはパルス幅(照
時期でも治療効果に大差はありませんが、小
射時間)を調整することができるので、より
児期に治療した場合は、好発時期の思春期に
太い血管や深い血管に対しての治療が可能と
再燃する可能性はあります。
なり、また、スプレーによる冷却装置が搭載
されているので、皮膚表面のダメージも少な
②異所性蒙古斑
7〜8歳頃までは自然消退傾向があります
が、広範囲のもの、濃い色調のもの、四肢に
くなり、より高出力での治療が可能となって
います。
単純性血管腫では、生下時より存在し消失
存在するものは消えにくいと言われています。
することがなく、顔や頭部のものは加齢とと
真皮メラノサイトが深部に存在する場合は、
もに隆起しレーザー治療の効きが悪くなるた
43
小野田医師会報(第126号)
め、早期のレーザー治療が望まれます。四肢、
で薄いカサブタがとれ、化粧可能となります。
特に下肢の血管腫は有効率が低いようです。
新しく再生した皮膚のため最初はピンク色の
苺状血管腫においては、現在大きな転換点
肌ですが、数ヶ月で肌色に戻っていきます。
を迎えています。莓状血管腫を合併した肥大
型心筋症の患者に対してβブロッカーのプロ
プラノロールを投与したところ、血管腫が縮
⑥脱毛
黒色の毛にレーザーを当てることで発生し
小したと2008年に報告されたことを契機に、
た熱が近傍に広がり毛のstem cellが破壊され
同様の結果が数多く報告され、2015年2月に
るというのが、レーザー脱毛の原理です。毛
はフランスなど16カ国で行われたプラセボ対
には成長期、退行期、休止期といった周期が
照ランダム化比較試験で効果が実証されまし
あり、効果があるのは成長期の毛だけですの
た。Vbeamレーザーは表面から2mm未満の
で、1,2ヶ月おきに5回行うのが一般的で
深さしか光が届きませんので、大きな結節型
す。医療脱毛レーザー(アレキサンドライト、
の血管腫には効果が不十分です。莓状血管腫
Nd:YAG)は医療機関でしか取り扱うこと
は自然消退も期待できる疾患でもあり、レー
ができず、エステの光脱毛に比べ、効果は高
ザー治療の必要性についての議論が長くされ
く、治療回数は少ないです。
ていますが、プロプラノロールが薬事承認さ
れた際にはさらに、どのような症例がレーザ
ー治療の適応かの検討が必要です。
⑦ニキビ跡、小じわ
フラクショナル炭酸ガスレーザーを用いま
す。瞬間的に真皮層まで皮膚に微細な穴を多
≪保険適応外の治療≫
数あけ、穴が治癒する際に皮膚が収縮し、コ
⑤老人性色素斑
ラーゲンの産生も促されるので、ニキビ跡、
いわゆるシミのことで、治療はメラニンを
シワ、肌のハリ、毛穴の開きなどの改善が期
保有している表皮細胞を除去することです。
待できる治療です。術後は赤み、腫脹が出ま
液体窒素療法、ケミカルピーリング、ビタミ
すが、3〜5日程度で消失し、小さなかさぶ
ンAやCのイオン導入、ハイドロキノンやト
たも7日後には取れてきます。1回でも効果
レチノインといった外用剤もありますが、速
がありますが、1週間程度のダウンタイムが
効性・確実性を考えると、ルビーやアレキサ
ありますので、治療は長期休暇前や、マスク
ンドライトのレーザー治療がおすすめです。
でごまかせる冬の時期が良いかもしれません。
治療部位には軟膏を外用し、肌色のテープを
貼って保護する必要があります。1週間程度
44
(ねもと皮ふ科クリニック 根本 圭)
小野田医師会報(第126号)
ゴルフだより
第325回OMGC
最終結果
第326回OMGC
最終結果
と き:H27.5.24(日)
と き:H27.6.28(日)
天 候:曇りのち晴
天 候:晴
ところ:宇部72CC西コース
ところ:宇部72CC阿知須コース
NET
優 勝 藤原 哲 67
準優勝 松岡 彰 67
3 位 城戸研二 72
藤村嘉彦、瀬戸信夫、河野和明、加藤智栄
NET
優 勝 城戸研二 72
準優勝 河野和明 75
3 位 長澤英明 76
岡野宏二、瀬戸信夫、白澤宏幸、安藤 孝
NP 藤原、加藤、松岡、藤村
DC 加藤、瀬戸
次回HDCP 藤原19、松岡20
NP 白澤、安藤、城戸、長澤
DC 長澤、城戸
次回HDCP 城戸14、河野24
心配された雨は全く降ることなく、午後か
梅雨真っ只中ですが、最近私も雨男を卒業
らは真夏のような太陽のもと、絶好のゴルフ
したようで、真夏の太陽のもと、湿度は低く
日和となりました。
爽やかな絶好のゴルフ日和となりました。
その中で、スタートから安定したプレーを
梅雨の期間の所為か組数も少なく、待つこ
された藤原先生が、最終ホールにおいて優勝
となくすいすいと気持ちよくプレーすること
を確信されたようで“9”をたたかれ、最終
ができました。
的には松岡先生と同ネットとなりましたが、
その中で、スタートから淡々とプレーをさ
年長者にて見事優勝を飾られました。おめで
れた城戸先生が前後半とも安定し力を発揮さ
とうございます。松岡先生、誠に残念でした。
れ見事優勝を飾られました。おめでとうござ
います。
45
小野田医師会報(第126号)
編 集 後 記
第327回OMGC
最終結果
●9/18にヤフオクドームに行ってきました。
8月にチケットを取って以来、優勝決定
の場に立ち会えることを夢見ていたので
すが、なんと1日違い、前日に決まって
と き:H27.7.26(日)
しまいました。優勝決定翌日の試合は、
天 候:晴(強風)
それはそれはお寒い内容でした。あのく
らい緊張感の無い試合を見るのも、一生
ところ:セントラルパークGC
NET
優 勝 表寛治郎 55
準優勝 藤村嘉彦 69
3 位 西村公一 73
岡野宏二、長澤英明、城戸研二、河野和明
に一度くらいは悪くないかと自分を慰め
ています。
(ぺぐ)
●今回は制限字数を超える程の随筆を書か
せていただきました。車を愛する気持ち
が伝われば幸いです。ちなみに車のナン
NP 藤村×2、表、城戸
DC 表、城戸
次回HDCP 表5、藤村20
バ ー は ず っ と 「 23」 を 選 択 し て い ま す 。
何の番号かわかりますか?バスケットの
神様、マイケルジョーダンの背番号なん
台風の影響で日差しは強く暑い、そしても
です。マニアックネタですみません。プ
ロ野球終わればNBAシーズン開幕です。
のすごい強風の中で何とか最後まで熱中症に
もならず全員プレーすることができました。
皆さん大変お疲れ様でした。こうした中、本
日は最近還暦を迎えられた表先生の1人舞台
でした。強風をものともせず、グロス79(ネ
ットは驚異の55)はさすがの一言です。優勝
おめでとうございます。
(河野 報)
(メタボバスケ選手)
●今年も大盛況だった夏フェス。ふと思い
立ってYou Tubeをのぞいてみると、あり
ました、ありました。フェニックスジャ
ズ、城島ジャズイン、斑尾ジャズ・フェ
ス等、80年代にタイムスリップ。思わず
大画面TVで夜が更けるのも忘れ見入って
しまった。形は変われど、真夏の異様な
までの若者たちの盛り上がりは好景気の
なせる業か、はたまたバブル前夜の夢物
語か?
(MCVC)
●お久しぶりです。編集委員に復帰しまし
た。よろしくお願いします。さてまたプ
ロ野球の話です。今年は私の世代を熱狂
させてくれた名選手がたくさん引退しま
す。中日の山本昌、谷繁、小笠原、西武
の西口、オリックスの谷、ソフトバンク
の松中などです。特に西口は永遠に語り
継がれる記録を有しています。あと1歩
46
小野田医師会報(第126号)
でノーヒットノーランという試合を3回
も、月見酒を格別美味しく感じるのは小
もやっているという記録です。一度は9
生だけはなかろう…。
(菊川)
回をノーヒットノーランで投げ切ったの
に味方が点を取ってくれず延長になり交
●お盆過ぎのマツダスタジアム3塁内野砂
代したという試合でした。こんなことが
かぶり最前列。1回の表にC選手が守備
できる選手は永久に出ないでしょう。少
につく際の恒例のサインボール投げ入れ
し笑っているようにみえる飄々とした表
で、田中選手のボールが足下に転がって
情でコントロール抜群のスライダーを投
きてゲット。試合は惜しくもC2−1G。
げる選手でした。一度巨人に来てほしか
った!?
(編集子3rd)
(G党KH)
●8月、9月と2回墓参りの帰りに道の駅
ほうほくに寄りました。2回とも駐車す
るのに結構待ちました。客が多いのにび
っくりしました。ウニ・サザエ弁当、柔
らかいパン、サザエの天ぷらがおいしか
ったです。大河ドラマ「花燃ゆ」の視聴
率が芳しくないようです。私は面白いと
思いますけど。
(OS)
●安倍内閣でやっと悲願の安保法案が可決
した。やはり日本も普通の国にならない
といけない。お金を出してアメリカ人の
若者の血で守ってもらえばそれで良いと
いうものではないだろう。更に憲法改正
が必要である。中国や韓国はちょっと大
げさに騒いで押せば日本は引くと思って
いるのだろう。そんな脅しに決して屈し
てはならない。
(MOCOPAPA)
●ラグビーワールドカップ2015日本×南ア
フリカ戦をテレビ観戦し、ラグビーの試
合で初めて興奮し感動しました。なんと
か決勝トーナメント進出の奇跡をおこし
てほしいです。
(D−51)
●9月28日はスーパームーンと呼ばれる満
月が一番大きく見える(月が地球に最も
近づく)日だったようだ。そういえば、
26年位前にシアトルのフリーウェイを走
っていたときに異様に大きな満月を見た
記憶がある。あれもスーパームーンだっ
たのだろう。人類が月に降り立った後で
小野田医師会報第126号
発 行 日 平成27年9月
発 行 所 小野田医師会
〒756-0808 山陽小野田市旭町
TEL83-4392 FAX83-9550
ホームページ
http://www.yamaguchi.med.
or.jp/g-med/onoda/
メールアドレス
[email protected]
発 行 者 西村 公一
編
集 会報編集委員会
編集委員長 渡邊 悦也
編集委員 藤村 嘉彦 川端 章弘
田原 哲也 村田 和也
砂川 新平 飯田 武
藤岡顕太郎 萩田 勝彦
印 刷 所 瞬報社オフリン印刷㈱
47