JAWLAS 通信 26 - 日本ワイルドライフアート協会

日
本
ワ
イ
ル
ド ラ
イ フ ア
ー
ト
協
会
会
報
JAWLAS 通信 26
2011年5月 1 日 発行号
東日本大震災に思う
日本ワイルドライフアート協会会長
内藤貞夫
3月11日に起きた東北関東太平洋岸大震災で、多くのみなさんが亡くなられました。心
よりお悔やみ申し上げます。
すでに被災されてから1ヶ月以上の日時が過ぎておりますが、現在も悲しみの中で避
難生活をされていますが、災害から負けずに立ち上がろうとしている多くの人々を目に
しています。
日本ワイルドライフアート協会としても、救援と復興に向け、出来る限りの協力をしたい
と思っています。
会員のみなさんも、この協会の方向に沿って様々な協力をお願いする次第です。
また今回の大震災で、被災されているアート協会会員もおられるとお思います。たい
へん気になるところですが、大きな被害が及んでいないことを願ってやみません。
J
A
W
L
A
S
通
信
第
26
号
( 2011 年 5 月 1 日 発 行 号 )
東日本大震災に思う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日本ワイルドライフアート協会会長
目
次
内藤貞夫 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
東海会員展「生きものと自然を描く 6 人展」報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 伊藤 真 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
大田黒摩利さんの絵本「やまざくらとえなが」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
会員の個展等諸活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
震災・戦災と鳥のこと ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 巻島克之 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
メーリングリストから
9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本ワイルドライフアート展(山脇展)におけるチャリティー支援の提案 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
理事会報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
編集後記
12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
日本ワイルドライフアート協会
東海会員展
『生きものと自然を描く6人展』報告
伊 藤
真
この展示は、藤前で 2 回、稲永で 1 回、豊田で 1 回開催した JAWLAS 東海地区(名古屋)展を引き継ぎ、東海地区
の会員のみで始めたグループ展示です。今回は、小野向志さんが新規に参入し、6 人で行ないました。東海地区では、
これで通算 6 回目の開催となります。
昨年の 11 月 2 日から計画を開始し、会場予約や DM 製作などは、役割分担で行なっています。
4 月 6 日に搬入、7 日から始まったこの展示は、13 日までの 7 日間を無事に終えることができました。
気付く限り漏れなく記録した来場数は、7 日 74 人、8 日 87 人、9 日 125 人、10 日 96 人、11 日 75 人、12 日 82 人、13
日 73 人の合計 612 人です。
開催場所は、名古屋の中心地栄にあり、地下鉄、名鉄瀬戸線、市バスの駅に近くて便利(ただし、地下の会場のため、
DM の地図を見て迷う方も多いです)。来場者には、通りすがりの人が割と多いのが特徴です。これは、普及という面
において重要な要素で、会場選定においてわりと成功しているのではないか‥と、思いました。
ワイルドライフアートを『初めて見た』という人の中で、今回聞けた印象的な感想は、『皆、本当に生き物が好きなん
ですねー詳しくわからないけど、可愛らしさとか、凛々しさとかをしっかり表現した絵を見ると、そこから、彼らへのと
っても深い愛情みたいなものを確かに感じます‥』『素晴らしいですね‥(見入るような感じで)』『毎年やっている
のですか?来年もやりますか?』『動物の形や動きがきっちり描かれていて、骨の感じも想像するほど、凄くクオリテ
ィー高いですよね‥教室とかがあるのですか?』でした。
さて、1 週間に亘り開催されたグループ展は、13 日 16 時で終了。搬出作業は手馴れたもので、30 分後には完了し
ました。点検に来たギャラリーチカシン担当者には、既に来年の会場の予約を約束し、気持ちを新たにして会場を後
にしました。
その他、静岡から大島さん、如月さん、そして東京から佐藤さんが来場してくださいました。また、内藤会長からは、
開催のメッセージ、大田黒副会長からは花束とメッセージ、巻島さんからは電話で労いのお言葉を頂きました。本当
に嬉しかったです。ありがとうございました。
以上。
新年会で気勢を挙げる6人
会場風景
佐藤忠雄さんを迎えて
***********************************************************
展示会名
日本ワイルドライフアート協会
東海会員展
『 生きものと自然を描く6人展 』
参加メンバー:秋田裕子、伊藤真、小野向志、伴野重由、船田善弘、渡辺靖夫
〒460-0003 名古屋市中区錦三丁目 16-10 TEL:052-962-4675
開催場所
:ギャラリーチカシン
開催期間
:4 月 7 日(木)~4 月 13 日(水) 10:00~19:00(最終日 16:00 まで)
搬入日時
:4 月 6 日(水)16:00 から
ギャラリーチカシン
HP: http://www.chikashin.com/gallery/
2
『 生きものと自然を描く6人展 』
搬出時の記念写真と展示作品の一部
和
午後の食卓
伊藤真 フェンスとスズメ
伴野重由
『 生きものと自然を描く6人展 』 展示リスト
秋田裕子
乱舞
Evening Light
渡辺靖夫
秋田裕子
行水
小野向志
nipalensis #03
船田善弘
nipalensis #02
(小野続き) ふう~♪
(渡辺続き)
飛翔
朝は、ちょっと寒い
nipalensis #03
青二才―green-
曇天雷鳥図
pandion #01
ひょっこーyellow
行水
和
絶滅危惧ⅠB 類(EN)
伴野重由
こんにちは
フェンスとスズメ
サクラとカワセミ
こま犬とチュン助
伊藤真
月光浴
牧草地でノビタキ
もう帰る時間だよ
輪廻転生/ミソサザイ
午後の食卓
田んぼとベニシジミ
光の中
少年とセキレイ
ちょっとした警戒
秘密の餌場へ
船田善弘
Forest Wolves
目覚め
Wild Wings
赤色の記憶
Evening Light
Silent Wings
小野向志
渡辺靖夫
おひるね
雪豹
渡辺靖夫
nipalensis #02
こんにちは
peregrine #01
夜の虎
ID:indicus
白夜
ID:pandion
3
以上
6名
41
作品
大田黒摩利さんの絵本「やまざくらとえなが」
5 月 1 日に福音館書店から「小さなかがくのとも」通巻
110 号として大田黒摩利作「やまざくらとえなが」が発行さ
れました。
エナガの夫婦が、山桜の樹幹に営巣して 11 羽の雛を育てて
巣立ちさせるまでのお話で、
その情景を巣を掛けさせた山桜が
見守りながら物語るというストーリーです。
営巣場所の選定、巣材運び、営巣、抱卵、孵化、育雛、巣立ちというエナガの子育ての営みと山桜の萌芽、花芽の
ふくらみ、開花、葉桜、さくらんぼの実りのそれぞれの時間的な経過を 24 ページの画面に組み合わせて優しい物語
を構成しています。
その画面には、生きものを優しく見詰めるいつもの大田黒さんの眼差しが溢れ、
その語り口は、精一杯生きる小
さい生きものたちに送る大田黒さんの声援です。
この絵本は、
゛
゛
「おおたぐろまりさく」大田黒摩利作となっています。
文も絵も大田黒さんのオリジナルです。
何時も感じることですが、大抵の場合、文の作者名が先で、絵の作者は後になっています。
絵本は絵があって初め
て存在し得るものなのに、いつも絵描きが従の立場になっているのはおかしなことだと思います。
特に自然を主題にした絵本の場合は、
作者がいて、その指示にしたがって絵を描くのではなくて、
自然観察
者としての画家が、絵本作家になるべきでしょう。
その点で今回の「やまざくら とえなが」の発刊は、大田黒摩利さんの自然絵本作家としての地歩を固める大きな
第一歩ではないかと思います。
これからも、更に大きく、更にふくらみを持った作品を沢山世に問うことを期待しています。(巻島)
会
員
の
個
展
等
諸
活
動
如月紫さんがSOAF2011(ソウル・オープンアート・フェア) (通称・ソアフ)に作品 2 点出品します。
出展担当:ギャラリー:(株)エデル
日程
大阪市北区西天満2ー8ー1
:オープングレセプション
フェアスケジュール
大江ビルディング
2011年5月4日
2011年5月5日~5月8日
開催場所 :SOAF2011(ソウル・オープンアート・フェア)
COEX
主催
1F,
hall
B1,2 韓国・ソウル)
:SOAF運営委員会 協賛・協力:韓国文化スポーツ観光省
4
ロッテ百貨店
BMW など15社
(如月紫)
「初の個展をニューヨークで開催」
吉田夏生
3月 15~20 日まで、ニューヨークの ouchi gallery で初の個展、ピュア・ネイチャークラフト
LITTLE GREAT NATURE を開催しました。
昨年6月に同ギャラリーが主催したオリジナルポストカードの公募展で選ばれ展示された
後、次は個展をやらないかと声をかけられたのがきっかけです。
ところが、現物のクラフトは木の実や種が素材なので、なんと植物検疫に引っかかると判
明し、やむなく作品の写真と使用素材の説明パネルを展示する方法に変更しました.
いよいよ出発前日、大田区の銀行で外貨両替中という時にあの地震に見舞われ、あわてて非常口から脱出。外に
は転んで倒れている老人もいて、大変な騒ぎでした。結局その日は電車が動かず天井のひびから水が漏れている
地下のネットカフェで不安な一夜を過ごし、翌朝帰宅しました。
もちろん渡航は中止し,32 点の作品パネルを横浜
の FEDEX から発送して展示してもらう事に切り替えたのですが、これもなかなか動かず、結局ネットで全画像デー
タを送信し,ギャラリーのほうで出力してもらって展示するという緊急措置で乗り切りました.
ギャラリーでは日本の被災者向け寄付金集めにアートイベントを同時開催してくれることになったので、私の作品
写真も寄付して役立ててもらうことにしました.
20 年ぶりのニューヨーク行きを楽しみにしていたのですが,それどころではなくなってしまいました.
今はひたすら被災地の復興と原発の沈静化を祈るのみです。
「谷上裕二油彩画展 ―小さな宝石たち―」
(森山春樹さんからの報告)
3 月 2 日~8 日に DAIMARU 神戸店美術画廊で開かれた谷上氏の個展にお
邪魔してきました。
30 数点の作品が展示されており、圧巻でした。百貨店の美術画廊という器の
中で展示されていると豪華な雰囲気がしますね。副題の通り、カワセミやジョウ
ビタキ、ルリビタキ、モズ、スズメなど身近な野鳥を取り上げられていてとても親
しみやすい印象があり、鳥のことをご存じない方達でも思わず引き込まれる雰囲気がありました。
井出真一水彩画展
(森山春樹)
“山の花・山の蝶”
里山から高山のお花畑、山野草と底に訪れる蝶の水彩細密画
2011 年 4 月 1 日(金)~7 日(木)
にいざほっとぷらざギャラリー
東武東上線志木駅改札左
南口直結
新座市東北 2-36-11)
井出真一&緒方裕一 “野鳥水彩画展”
JAWLAS 会員で秋ヶ瀬野鳥クラブのメンバーである二人が描く野鳥細密画
2011 年 6 月 18 日(土)~26 日(日)
(初日 13:00 から
~
18:00
最終日 16:00 まで)
プラザウェストギャラリー(1F)
5
10:00
さいたま市桜区道場
4-3-1
震 災
・
戦
災
と
鳥
の
こ
と
巻 島
克 之
はじめに
「智恵子は東京に空が無いといふ、本当の空が見たいと
それにしても、テレビに映る津波の猛威のなんと凄絶だっ
いふ。」と高村光太郎が詠ったのは昭和 3 年のことである。
たことか。
言葉通り息を呑む思いで、その恐ろしい画面を
智恵子が本当の空と脳裏にえがいたのは郷里の安達太
見入りながら、つい画面を縦横に飛び回るカモメの姿に、ア
良山の上に白い雲を浮かべた青い空だったが、そのとき光
ッ、オオセグロカモメかセグロカモメかなどと意識してしま
太郎は同じ詩の中で東京の空も昔なじみのきれいな空だっ
う。
たと言っている。
てしまう。
私が鳥を見ようと空を眺め始めた昭和 17 年の東京の空
不謹慎とは思うものの空飛ぶ鳥の自由さに眼がいっ
地上の惨状との対比があまりにも極端なため、
画面から受ける心は悲痛な思いに沈むのに、
も、今の東京の高層ビルの合間から見る短冊形の空とは違
画面を見る
眼は鳥の姿を興味で追ってしまう。
って、丸く青いきれいな空だった。
何も出来ないのに、安穏としてテレビを見ながら軽い気
当時の私にとって鳥は空の象徴であり、思い出の鳥たち
持ちで同情と興味に頭を混乱させている自分自身を、
は東京の空に象嵌されていた。
く反省すべきことと自ら戒めているところである。
こんな気障な書き出しで、今度の会報に昔の空と鳥の話を
東京大空襲とメジロの囀り
書き始めた矢先に突然ぐらぐらっときた。
深
こんな大災害の状況を知るにつけ、私は 60 数年前の東
今まで経験した
こともない大地震に見舞われたことで話を続ける思考が停
京大空襲の当時の経験を思い出してしまう。
東京大空襲のとき私は中学 3 年生で父親とともに東京に
止してしまった。
とどまっていた。
昭和 20 年 3 月 10 日未明の焼夷弾爆撃は熾烈をきわめ、
東日本大震災とカモメ
東京の震度 5 強というのは、あんなにすごい揺れなのか
と全く恐ろしい思いをしたが、
今でも昨日のことのように、ありありとその情景を思い描く
さいわい我が家は積んで
ことができる。
いた文庫本が崩れた程度で何の被害も無かった。
しかし、
空襲警報のサイレンを聞く間もなく、
東京の空をボーイ
ング B29 の編隊は機体をサーチライトの光に輝かせながら
その後刻々とテレビで報道される東北地方を
中心とした地震と津波の光景は全く慄然とするものだっ
悠々と横切っていく。
た。
その傍若無人のさまを呆気にとられて眺めていると、
大津波は家も車も大型の船までも一気に押し流し、
亡
ときどき機体から爆弾が豆のようにばら撒かれる。
その爆
くなった方は一万人を超え、今なお 2 万人近くの方が行方
弾は中空で炸裂し、1 メートルほどの角棒状の無数の焼夷弾
不明とされている。
となって雨のように降り注ぐ。
加えて福島第一原発の被害による放
射能を避けるための避難が促されるなど、
れ、
家財を破壊さ
その焼夷弾の雨は、電車が
通り過ぎるような轟音とともに家々の屋根に突き刺さり、瞬
家族を失った被災者の方々の姿を見ると暗澹たる思
く間に付近を猛火に包んでしまう。
いに胸がつまる。
そしてしばらくすると
暁闇の空は朱色に染まり、あたりは芝居の舞台のような明
亡くなった方々のご冥福を謹んでお祈りするとともに被
るさになっていった。
災者の方々に何かお役に立つことはできないかと思うこと
そんな中で、
切なるものがある。
私は不思議な音を聞いた。
ロの懸命な囀りだった。
6
それはメジ
間もなく焼けおちる小さな家々
の小さな庭でメジロが懸命に囀っているのだ。
我が家の焼け跡というのは、 新宿御苑から流れ出た渋
スズメでもなく、シジュウカラでもなくメジロだったのが
谷川がくだって古川と名前を変えるところ、麻布台地と
何とも奇異だった。
白金台地に挟まれた平地の片隅である。
メジロがこんなに沢山この土地にいたかと不思議に思っ
麻布台地も白金台地も緑に恵まれていて、ホトトギスが渡
たものである。
りの途中に現れてもおかしくないところだが、それまでホト
父親の怒声に我に返り、リュック一つを背負って逃げ延び
たのだが、
トギスの声を聴いたことは一度もなかった。
そのときのメジロの眼は恐らく闇から光への
見渡す限り一面の焼け野原になったために聞くことの出
そしてその後 60 数年絶えてホ
激変とあたりに充満した熱気に驚いて狂気に輝いていたに
来た貴重な声だったのだ。
違いない。
トトギスの声を聞くことはなかった。
あのメジロたちは眼に狂気を宿して次々に業火の中に飛
び込んでいったのだろうか。
今でもメジロを見ると可愛
東京にホトトギスはいたか? 松田道生さんは、その著書
いと思う反面、その眼になんとなく狂気を感じてしまうの
「大江戸花鳥風月名所めぐり」(平凡新書 2003 年)の中で、
だが、それはあのときの記憶のトラウマなのかも知れない。
万葉以来人気の鳥ホトトギスが、
記録によれば空襲による東京都民の死者は約 10 万人と
云われている。
渡りの途中江戸の各所で
その声を聞かせて風流人を楽しませていたことを江戸時代
携帯もなく、テレビもなく、後に焼け跡の
の書物や川柳を引用して例証されている。
壕から掘り出したラジオ一つを頼りに仮の宿を転々としな
しかし、松田さんご自身が東京でホトトギスの声を聴いた
がらも、それほどの恐怖を感じなかったのは、生死が日常化
のは 35 年間でたった 4 回だったという。
していたからかもしれないが、
ャーの松田さんにして然り、
いろいろな所で鳥を見な
名バードウォッチ
ましてグウダラ・鳥見の私が
がらの避難が結構楽しかったからかも知れない。
たった 1 回の想い出を後生大事にしているのも理解してい
異常な状況のなかでの鳥見の経験は、長い年月の経過によ
ただけると思う。
って時間的前後関係などは混乱しながらも、
ある時々の
点景は鮮明に記憶している。
ホトトギスについて、さらに馬鹿の一つ覚えを付け加える
と、中学の国語(あるいは漢文)で、昌平坂学問所で学ぶ安
焼け野原でホトトギスを聞く
井息軒のことを習った。
父親の仕事先の羽田空港近くの草地で夜通し鳴き続けて
いたコヨシキリや、
短躯醜貌から猿が書を読むと同
輩にあざけられた息軒は自室に「今は音を忍ヶ岡のほとと
勤労動員先の工場の焼け跡で終戦の
ぎす何時か雲井のそとに名のらん」と胸のうちを書いて貼
詔勅を聴きながら真夏の太陽の下で聞いたセッカの声など、
っていたという。
今でも鳥の声を支点として、その時々の情景が鮮やかに展
このホトトギスは自分の身をなぞらえた表現で、必ずしも
開する。
幕末の湯島あたりにホトトギスがいた証拠にはならないが、
それらのなかでも特に懐かしく何時までも爽やかで鮮や
何となく江戸ではホトトギスの声が普通に聞かれたのでは
かな印象を残しているのは焼け跡で聞いた5月の朝のホトト
ないかと思わせる。
ギスの声である。
大漢学者として名を上げることになるが、私は焼け跡の一
昭和 20 年5月も末近くになると、東京の中心地は殆ど焼
後に安井息軒は江戸時代掉尾を飾る
声を後生大事にして雲井のそとに名のることもなく今に至
き尽くされ、空襲も三多摩地区や島嶼部に目標が移り、都心
っている、 というのが話の落ちである。
部への空襲は疎らになってきた頃、焼け跡の整理に当たっ
ていた私の耳に、ホトトギスの鋭い爽やかな声が響いてきた。
五月の貴公子サンショウクイ
それは5分間ほど断続的に白金台地から聞こえてきたもの
ところで、この原稿は最初東京の空と鳥について、特に5
だった。
月の空と鳥について書くつもりだった。
7
昔、中西悟堂が東京の5月の空を横切るサンショウクイを
描写したスケッチ風の随筆を読んだことがあった。
も忘れて見入っていたものであ。
当時中
中学生になってからは、
毎年この日にサンショウクイを
西悟堂の書いたものは何でも水が沁みこむように吸収した
空に迎える習慣が加わった。
少年期の私には、このサンショウクイのことは特に印象的で、
いわばサンショウクイと勝守は、私の初夏の確認でもあった
毎年5月になると東京の空を眺めてサンショウクイの通過
わけである。
を確認するのが私の習性となっていた。
しかし、勝守をいただくのは今も続いていて、勝ちもしな
サンショウクイは、ご承知のとおり夏鳥として日本に渡っ
てくる。
い私の人生の伴侶になっているのに、
ヒリヒリーと澄んだ声で鳴くことから「山椒は小粒
サンショウクイは何
時の頃からか東京の空で見ることは無くなってしまった。
でもヒリリと辛い」としゃれてサンショウクイといういなせな
名前が付けられたという。
今やサンショウクイは東京の空だけでなく、
山地へ行っ
10 年程以前、
澄んだ鳴き声や白とブルーグレーの瀟洒な色彩、すんなり
ても容易に会えない存在である。
とした細身の姿は5月の空に良く似合っていた。
の飛島に行ったときに、はからずもサンショウクイの小さな
萩原朔太郎の詩集「月に吼える」の中に「五月の貴公子」
群れに遭遇した。
という詩がある。
そのときの嬉しさは、
山形県
全く月並みな表
現で恥かしいが、昔の片思いの恋人に会ったような嬉しさ
若草の上をあるいているとき、
だった。
わたしの靴は白い足あとをのこしてゆく、
、
、
、
、
震災・戦災と鳥
ほそいすてっきの銀が草でみがかれ、
まるめてぬいだ手ぶくろが宙でおどって居る、
今度の地震・津波のテレビ画面を見て、カモメに興味がい
ああすっぱりといっさいの憂愁をなげだして、
ってしまい、自ら不謹慎を反省したりしているが、私自身が
わたしは柔和の羊になりたい、
戦災の罹災者になったときは、鳥を見ることが大げさに言
しっとりとした貴女のくびに手をかけて、
えば生きている支えであった。
あたらしいあやめおしろいのにほいをかいで居たい、
今も被災者の中に私のような鳥好き少年が居て、鳥の声
若くさの上をあるいているとき、
や姿に元気付けられているかも知れない。
わたしは5月の貴公子である。
少年は、「こんな大変なときに鳥のことなんか」、と叱られ
思わず全文を引用してしまったが、なまめかしく明るい5月
ている場合が多いだろう。
の空のサンショウクイは、まさに五月の貴公子だった。
今でこそバードウォッチングなどと呼ばれ「良い趣味です
東京には、加藤清正を祀ったお寺が芝白金と日本橋浜町
ね」なんて言われるが、
の2ヶ所あって、それぞれ清正公様(セイショコサマ)と呼ば
れている。
中学時代は「この非常時に鳥な
んか」とクラスのいじめにあったものである。
特に芝白金の方は覚林寺という立派なお寺で
毎年5月5日に盛大なお祭りが行われる。
しかし、そんな
被災地にもバードウォッチング少年が沢山いて、こんな苦
その清正公様で
境のなかでも鳥の声や姿に元気付けられていたら嬉しいと
勝守というお守りをいただくのが私の物心ついた頃からの
思うのだが、どうだろうか。
年中行事だった。
5 月の東京の空については、まだ書きたいことが沢山あ
そのお祭りには沢山の露店が並び、柴又の寅さんのよう
な人たちの気合のこもった啖呵バイや、手品や千里眼や砂
るのだが、また機会をみて書くことにしたい。
絵などが路傍で子供たちを喜ばせていて、私も時の経つの
8
メーリングリストから
本稿は鳥取県在住会員石田比奈子さんに纏めていただいています。ただし、誌面の都合上編集担当者
が、さらに①儀礼的な挨拶、個人的な連絡等②本文と重複するもの③既に終了した催事等については適宜、削除、短縮、要約を行
って編集していますのでご了解ください。
メーリングリスト登録者は、まだ会員の半数程度です。会員全体に伝えたい事柄は、
是非「会報原稿」として編集担当 [email protected] までお寄せください。
2011年 2 月1日~2011年 3 月 31 日のメーリングリスト
● 名古屋の伊藤です。伴野重由さんの個展のお知らせで
> ● 関くみ子です。 東京ドームで開催のテーブルウェア
す。
ー展に出展します。 会期は 2/5~2/13 日までです。
> 『伴野重由 水彩画展』
● 横浜の浜中です。 東京湾の自然を回復させる活動を
> ○2011 年 3 月 1 日(火)~29 日(火)
する、「金沢八景-東京湾アマモ場再生会議」主催のフォー
> 会場時間 9:00am~6:00pm(最終日 3:00pm)
ラムが開催されます。
> 定休日 3/2(水).9(水).16(水).17(水).23(水)
> 第8回 横浜・海の森つくりフォーラム「広げよう!アマモ
> ○Cafe Du Refuge 岳 がく
場再生の環」
> 〒487-0031> 愛知県春日井市廻間町下巳新田 65-1
> 日時:平成23年2月20日(日) 13:30~16:15
> TEL 0568-88-8710 駐車場完備
> 場所:横浜市立大学金沢八景キャンパス
> 地図はフォトアルバムにいれます。
入場無料
> 主催:金沢八景-東京湾アマモ場再生会議
● JAWLAS 協会員ではありませんが、漫画家岩本久則さ
●三反栄治 です。 3 月 1 日から故郷の福岡市に転居にな
んの個展情報をお知らせします。 平岡考
ります。東京では皆様に気軽に会うことが出来なくなり残
> 「きゅうそく展」
念ですが、なるべく催しにははせ参じたいと思います。九州
> 午前11時~午後7時> (最終日は5時まで)
のメンバーの皆様、よろしくお願いします。
> 積雲画廊(原宿)
> 新住所> 810-0035 福岡県福岡市中央区梅光園
3-3-2-806
℡ 092-406-7709
●長島 充です。
3月2日(水) ~ 3月7日(月)
●山階鳥類研究所の平岡です。> 小笠原のアホウドリ再導
090-2662-0886
入のプロジェクトでいろいろとニュースがあり、皆様からお
三反様 福岡転居とのこと。こちらでな
祝いや激励のお言葉を頂戴しありがとうございました。
かなかお会いできなくなりそうで寂しいです。 故郷でのご
> アホウドリに押しやられてお知らせするのが遅れていまし
活躍お祈りいたします。今年 9 月に福岡のギャラリーで九州
たが、山階鳥研ウェブサイトで、カラーフラッグ付きシギ・チ
初個展を開きます。> またその時、ご連絡いたします。
ドリ類の観察記録(PDF)を更新しました。2009 年末までにい
● 山本@北九州です。このところ続いていた雪模様の天
ただいた情報を統合しました。
気もようやく終わりが見えて、九州は間もなく暖かくなる
> http://www.yamashina.or.jp/hp/toppage.html
から更
気配です。
新情報の「▼【渡り鳥と足環】フラッグ付きシギ・チドリの観察
> 実は日本橋三越本店の7階ギャラリーで、3月2日から14
記録に 2009 年末までのデータを追加しました。」をクリック
日まで開催される「タイタニック号展」のすべての媒体と展
してください。
示レイアウトなどを、私の娘の栄美がデザインしました。準備
> カラーフラッグは、野外観察でわかるような識別用の「し
に3カ月以上もかけて、入場券の紙質にまでこだわったそう
るし」を鳥に付ける方法の一種で、足に、色のついた、小さ
な旗のような形の色足環をつけるものです。鳥に負担にな
です。 娘はボストン大美術部と多摩美大を出て、現在は三
らないよう、形状や重さに注意して設計してあります。
越本店のデザイン部に勤めています。カナダ・アメリカで学
> シギ・チドリ類は多くの種が、北極地方から赤道を越えて、
生時代を過ごしたので日本人離れしたセンスを持っている
種によってはオーストラリアやニュージーランドまで長距離
ようです(チョット親バカですが・・・)。東京の皆さんでお時間
の渡りをします。彼らの生息地である湿地の重要性の解明
があったらぜひご覧ください
のためには彼らが渡りの途上でどの場所を使っているかを
知ることが重要です。
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そのため、シギ・チドリ類のカラー
フラッグ調査は、国際的なプロジェクトの取り決めにより、渡
度6以上のゆれがありましたが、ほとんど被害なく無事です。
りルートのどこでつけたかが色の組み合わせでわかるよう
JAWLAS会員の栗田健史さんが、大変被害の大きい茨城県
にしてあります。バードウォッチャーやカメラマンの皆さんに
北部にお住まいです。
災害直後はご迷惑になるのではと
ご協力をあおぎ、カラーフラッグ付きの個体の観察報告を
連絡を控えていましたが、ご家族皆様ご無事だそうです。
お寄せいただくことで、シギ・チドリ類の繁殖地、越冬地、そ
お家も大丈夫だったようです。津波による増水がお宅の10
して中継地の関係と重要性を知ることができるのです。
>この方法は、バードウォッチャー、カメラマンをはじめとす
M先まで来たそうです。ライフラインも壊れてご不自由され
る一般の皆さんの観察報告が山階鳥研や海外のバンディン
ていたようですが、お仕事も復帰されているようです。
グセンターに届いて初めて研究成果があがります。
山本様
>今後とも、カラーリング付きのシギ・チドリ類を観察・撮影さ
御嬢さん、大変でしたね。ご無事で何よりです。
私の夫も帰宅困難者となり、7時間あるいてきました。
れましたら、ぜひとも山階鳥研にご報告いただければ幸い
こうなると、今までの日常当たり前だったことの ありがた
です。
● 東日本~関東地区会員の皆様へ
さを感じます。余震がつづきます。東日本にお住いのみなさ
山本@北九州です。
東北から関東にかけての大変な災害に驚いています。
ま、ご注意くださいませ。
ま
大田黒摩利
だ余震が続いているそうで不安な夜を過ごされているこ
● 摩利さん、 山本@北九州です。
とでしょう。私の娘も昨夜は災害難民の一人で2時間かかっ
ご無事で何よりでした。でも帰宅難民のご主人は7時間も歩
て日本橋から歩いて帰宅したようです。 北九州は幸い地
かれたとのこと。
震・水害などの天災が殆どないので安心です。
栗田さんも御苦労されたことでしょうね。
関東地区の会員の皆さんも生活必需品の不足などで難儀
皆さまのご無事を九州からお祈り申し上げます。
されていることとご同情申し上げます。
山本昭生 802-0045 北九州市小倉北区神岳 1-5-20-802
Tel/Fax: 093-953-8951
有難いことに北九州は地震・津波・火山・洪水など天災が殆
Cellphone: 090-2485-5181
E-mail: [email protected]
ど無いので安心しています。 友人たちからは、東京を離れ
● 被災の皆様へ
てふる里、小倉、に転居したのは正解だったのではと言わ
東北・関東の皆様、報道によれば、甚大なる被害に見舞われ、
れていますが、関東・東北の方たちに申し訳ないような気持
たいへん心配しております。 東京から福岡へ転居したばか
ちです。福岡では今日「そめいよしの」が開花しました。
りで、気がかりでなりません。皆様ご家族ご親戚のご無事を
燕も今日観測されたそうです。間もなく私にとって2度目の
お祈り申し上げております。
春が訪れようとしてます。
三反栄治
ぜひこの辛い時期を頑張って乗り越えられるよう九州か
●JAWLAS 通信 26 号(5 月 1 日発行)に皆様の活動状況ある
いは会員全体にお知らせしたいニュースなどありましたら 3
ら祈っています。
月 31 日までに私あてお寄せください。(手書き原稿で郵送
カナダの友人たちから次のような励ましのメッセージが届
でも結構です。) 勿論、エッセー、論考、紀行なども歓迎で
きました。皆さんにもお伝えします。 「Keep being strong」
す。3 月末までに原稿が間に合わないが、是非 26 号に掲載
「Stay safe」 「Stay well」 !!!!!
したい事項がある場合、事前にメールで予告していただけ
山本昭生より
● 被災地に送る絵本を募集します 浜中です。
NPO 海辺
れば、4 月中旬頃まで必要ページを空けて原稿をお待ちし
ます。
つくり研究会を通じ、釜石市役所へ援助物資を送るルートが
なお、この ML の届かない会員にも出来るだけ以上
のことをご伝言ください。巻島克之
あ ります。
[email protected]
いたします。現地では生活必需品は各方面で多くの援助物
● 山本さま みなさま
お見舞いメール等ありがとうございます。
これに絵本を加えたいので、ご協力をお願い
資が集まりつつあります。しかし子供たちはわずかな絵本
茨城南部は震
やマンガ雑誌を回し読みしているそうです。
10
JAWLAS には
絵本の製作にかかわる人も多いので、一人 1、2 冊のご寄付
辺の子供たちへ直行です。
をお願いいたします。
童に行き渡るのでしょう。
ご協力いただける方は、配達日 4 月 1 日、午後2時以降の着
● 浜中さんの活動のおじゃまかと思って控えていたので
時間指定で私宛にお送りください。
すが、このMLで触れてくださったので、ユニセフの活動ご
221-0803 横浜市神奈川区中丸 29
紹介します。
浜中せつお
出版の絵本を送る手配しました。
045-491-3341
ユニセフは東北全体の被災児
浜中
新品の本を集めているようです。
2 日と 3 日に NPO で荷造りします。よろしくお願いします。
たら、よろしくお願いいたします。
● 浜中さん、ご苦労様です。
『ユニセフ ちっちゃな図書館』
「不思議の国のアリス」など
のディズニー絵本でもいいですか?
今回は絵本限定の
〇絵本〇児童書〇紙芝居
私も今週
ちょうど良い本ありまし
0~14 才までを対象とした、
※多くの子どもたちが共有す
ようなので無理かも知れませんが、もし要るのであれば、
るため、新品や新品に近い状態のものをお願いします。
ディスニーアニメ映画ビデオテープ 8~10 本程有ります。
(書き込みや破れのあるものは不可)※物語があるなど、読
また、学研の学習図鑑全巻(20 数巻)などの図書類も有りま
み聞かせできるものを優先します。
すが・・ご要望があればお知らせ下さい。
本は今回対象外とさせていただきます。
● たぶき様
たぶき正博
ディズニーも歓迎です。教材も流されてしま
■締切
雑誌、マンガ、ゲーム
2011 年 4 月 5 日(火)
っているので、図鑑も歓迎されるでしょう。 ただ、ビデオは
■お送り先 (3/29)変更しました。
避難所によってはまだ当分見られないでしょうね。浜中
神奈川県川崎市川崎区東扇島 15 B 棟 502
● 浜中様
ユニセフ物流センター 日本ユニセフ協会 『ユニセフ ちっ
明日も早朝からの勤務ですので宅配が明日の
夜になってしまうかと思います。3日までに到着するか分か
ちゃな図書館』係
りませんが、郵送した方が宜しいでしょうか?樋口
http://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/2011_0325_02.htm
● 樋口様 お忙しい中ありがとうございます。
大田黒
一週間から十日後に物資輸送の第2便が計画されています
●
ので、明日、無理に発送なさることはありません。
したが、さきほど新しい情報が来ました。
2 日に集積地に行ったときに、第2便について聞いてきます
「ちっちゃな図書館」は反響が大きく絵本の総数が想定以
ので、それまでお待ちください。
浜中
上に集まりすぎて絵本の受付は一時中止、紙芝居と 10 歳~
ご協力させて いただきたいと思っております。
14 歳向けの児童書は不足中でこちらは募集中だそうです。
● 浜中様
電話:03-5789-2011
今日の午後にユニセフの絵本募集のメールをながしま
3年生以上用の読み物本は、だいじょうぶですか?
大田黒
「動物感動ものがたり」ポプラ社というシリーズ本です。←
● 浜中せつおさま
ほぼ新品
ヤマト便にて、絵本お送りいたしました。
おおたぐろ
詳しくはHPを
1 日着、2 時~4 時時間指定、クロネコ
よろしくお願いい
● ご協力させていただきたいと思います。遠方からです
たします。
が、なんとか間に合う感じです。三反栄治
釜石の市役所も被災し仮の庁舎に移転しているようです。
● 大田黒 様
現場は大変な状況だと報道で見ました。
ん。
ありがとうございます。対象年齢問いませ
ユニセフでも絵本を集めているとの件、大田黒さんの
一人一人は微力でも、協力すれば大きな力になると信じて
ブログで拝見いたしました。
今は自分にできる事をやる時ですね。もうすぐ、桜が咲きま
まっさらの新品本はユニセフ、新古本は僕の方へ、などと
振り分けていただければと思います。
お気をつけて、ご出発してください。
すね。
僕の支援は釜石周
11
皆様も、ご自愛ください。
重原美智子
日本ワイルドライフアート展(山脇展)におけるチャリティー支援の提案
担当:栗林菊夫・三浦裕子・小林ひろみ
今回の大震災に対しても日本ワイルドライフアート協会として、被災された方々に少しでも力になればと、日本ワ
イルドライフアート協会・山脇展の中で、支援チャリティーを行う提案をしているところです。
この提案の具体的な運用等については4月の総会で決定することになります。
日本ワイルドライフアート協会展(山脇展)の案内ハガキについて
山脇展担当
今回の展覧会の案内ハガキを担当してもらう作家を山脇展担当者で話し合った結果、青鹿良二
さんに決定し、図柄(カマキリ)が左記のとおり完成しました。
2011年第1回理事会報告
日
時
2011年2月27日
会
場
板橋区立グリーンホール
出席者
議題1
内藤貞夫/筧
事務局
筧
守
午後1時~4時
守/栗林菊夫/田村
豊/井上忠司/松田蘭子/三浦裕子/福原勝一/巻島克之
2011年山脇展について
*今回開催される山脇展の出品作品の販売について。
販売希望者は出品作品の題名カードにその旨を記し、本協会としては、購入希望者があった場合は当該会員へ連絡
を行う程度とし、売買に関しては関与しないことを決めました。
*DM はがきの絵面は安藤吉彦さんに依頼しました。
注
この件は、安藤さんの仕事の都合で、青鹿良二さんに変更になりました。)
議題2 その他
(山脇展以後の展覧会予定など)
* JBF 我孫子展は10月22 日(土)、23 日(日)開催(担当大田黒さん報告)
* 新宿展は 12 月開催
正式日程は 3 月中に決定(申請中)
DM はがきの絵画は伊藤真さんに依頼しました。
募集要項は会報 27 号(9月1日発行号)に掲載。
テーマは「里山Ⅲ」
* 会報への寄稿原稿は奇数月末日締め切りとし、できればワードによりメールでお願いします。(担当巻島)
編集後記
東日本大震災、福島第一原発事故と未曾有の大災害の報道に心を痛めながらの本号の編集となった。 岩手県、宮城県、茨城県在
住の会員の方々やそのご家族は皆ご無事だったようですが、お宅に被害があっ た方もあるようで、この場を借りてお見舞い申し上げます。
未だ、毎日余震も頻発しております。
また原発事故による放射能汚染がどのように拡大するかなど、不安ざいりょうは山積してい
ますが、ともかく明日を信じて一生懸命生きていくしかありません。
を感じております。
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そんな状況の中で JAWLAS 通信 26 号をお送りできた仕合せ