リアブレーキパッドの交換(EPB:エレクトロニック・パーキング・ブレーキ付車)

リアブレーキパッドの交換(EPB:エレクトロニック・パーキング・ブレーキ付車)
詳細は、ディーラー整備書で確認してください。
次の条件を満たしてください:
・故障コードがメモリされていないこと。
・パーキング・ブレーキは解除されていること。
アウディ A4および A6
[取り外し]
1.
CHASSIS を選択し ENTER(○)ボタンを押します。
2.
Parking brake を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
Basic Setting を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
ブロックナンバー[007] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
5.
ピストンが開きます。
6.
EXIT(X)ボタンを数回押し、システム選択画面に戻ります。
7.
イグニッションスイッチをオフにします。
8.
パッド交換が可能になります。
・アクチュエーターあるいはブレーキシステムのコネクターを外さないこと。(故障コードがメモリされます)
・ブレーキキャリパーを横に避けておく、またはボディに引っ掛けておきます。
・ブレーキホースあるいはコネクターは負荷がないようにすること。
[取り付け]
1.
イグニッションスイッチをオンにし、[取り外し]手順の1~3まで進みます。
メーターのパーキング・ブレーキ警告灯及びパーキング・ブレーキ・スイッチが点滅します。
2.
ブロックナンバー[006] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
ピストンが閉じます。
メーターのパーキング・ブレーキ警告灯及びパーキング・ブレーキ・スイッチが消灯します。
4.
EXIT(X)ボタンを押し、ブロックナンバー入力画面に戻ります。
5.
ブロックナンバー[010] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
6.
ピストンが数回開閉し、パッドのクリアランスを自動で調整します。
7.
EXIT(X)ボタンを数回押し、システム選択画面に戻ります。
8.
イグニッションスイッチをオフにします。
・ブレーキフルードレベルを点検し、必要に応じて調整します。
[1]
ヘッドライトの基本調整
・ヘッドライト、車両レベルセンダー(セルフレベリングセンダー)または、ヘッドライトレンジコントロールを交換した場合は、基本
調整を実行します。
アウディ
1.
BODY(ボディ)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
2.
Headlight(ヘッドライト光軸調整)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
Basic Setting(基本調整)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
ブロックナンバー[001] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
5.
ヘッドライトが設定位置に移動し、セットされます。ヘッドライトを調整します。
・ヘッドライトレンジコントロールのスイッチはオフにします。
・この時、故障コードに[Headlight not set] が記憶されます。
6.
EXIT(X)ボタンでブロックナンバー入力画面に戻り、ブロックナンバー[002] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
7.
コントロール・ユニットがヘッドライトの設定位置を学習(認識)します。
・故障コードに記憶された[Headlight not set] が消去され、コントロールユニットに新しいオートマチックレンジコントロール機
能が記憶されます。
8.
EXIT(X)ボタンを数回押し、システム選択画面に戻ります。
9.
イグニッションスイッチをオフにします。
[2]
ESP ステアリングアングルセンサーのゼロ補正
以下のコンポーネントのうちのどれかが取外されたか交換された場合、この手順を実行しなければなりません:
・ABS/EDL/ASR/ESP コントロール・ユニット(J104)
・ステアリングアングルセンサー(G85)
・ステアリングコラム
ゼロ補正手順を行う前に次の条件を満たしてください:
・車両を始動してください。
・ハンドルを左右に1回転まわしてください。
・平坦な道路で短いロードテストを行います。 速度20 km/h 以下で直進走行し、以下を点検します。
・直進中ステアリング ホイールがセンター位置にない場合、アライメント点検によりステアリングの調整を行うこと。
・ロードテスト中、ステアリングホイールがセンター位置にある場合、ホイールを直進方向に向けて車両を停止してください。
・ステアリングホイールをそのままセンター位置で動かさないようにしてください。
・エンジンは始動したままにしておいてください。イグニッションスイッチをオフにしないでください。
フォルクスワーゲン・ゴルフ、GTI、ジェッタ、ポロおよびアウディ TT
1.
CHASSIS を選択し ENTER(○)ボタンを押します。
2.
ABS を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
Login ECU(ログイン)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
ログインナンバー [40168] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
5.
Login OK が表示されたら、EXIT(X)ボタンを押し、メニュー選択画面に戻ります。
6.
Basic Setting を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
7.
ブロックナンバー[060] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
フォルクスワーゲン・パサートおよびアウディ A4/S4、A6/S6および A8/S8
1.
CHASSIS を選択し ENTER(○)ボタンを押します。
2.
ABS を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
Login ECU(ログイン)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
ログインナンバー [40168] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
5.
Login OK が表示されたら、EXIT(X)ボタンを押し、メニュー選択画面に戻ります。
6.
Basic Setting を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
7.
ブロックナンバー[001] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
[3]
サイドアクセレーションセンサー(G200)のゼロ補正
以下のコンポーネントのうちのどれかが取外されたか交換された場合、この手順を実行しなければなりません:
・ABS/EDL/ASR/ESP コントロール・ユニット(J104)
・サイドアクセレーションセンサー(G200)
平坦面に車両を置きます。
フォルクスワーゲン・ポロ 、ゴルフ
1.
CHASSIS を選択し ENTER(○)ボタンを押します。
2.
ABS を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
Login ECU(ログイン)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
ログインナンバー [40168] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
5.
Login OK が表示されたら、EXIT(X)ボタンを押し、メニュー選択画面に戻ります。
6.
Basic Setting を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
7.
ブロックナンバー[063] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
ブレーキプレッシャーセンダー1(G201)とのブレーキプレッシャーセンダー2(G214)のゼロ補正
以下のコンポーネントのうちのどれかが取外されたか交換された場合、この手順を実行しなければなりません:
・ABS/EDL/ASR/ESP コントロール・ユニット(J104)
・ブレーキプレッシャーセンダー1(G201)
・ブレーキプレッシャーセンダー2(G214)
ブレーキペダルが踏み込まれていない状態で行います。
フォルクスワーゲン・ポロ
1.
CHASSIS を選択し ENTER(○)ボタンを押します。
2.
ABS を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
Login ECU(ログイン)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
ログインナンバー [40168] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
5.
Login OK が表示されたら、EXIT(X)ボタンを押し、メニュー選択画面に戻ります。
6.
Basic Setting を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
7.
ブロックナンバー[066] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
[4]
エンジン・コントロールユニットのコーディング手順
ニュービートル 1999y~(AQY)
1.
Engine を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
2.
Login ECU(ログイン ECU)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
ログインナンバー [01283] と入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
Login OK が表示されたら、EXIT(X)ボタンを押し、メニュー選択画面に戻ります。
5.
Coding ECU(コーディング ECU)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
6.
コーディングナンバーを入力し、ENTER(○)ボタンを押し確定します。
7.
もう一度 ENTER(○)ボタンを押して、実行します。
8.
画面の下にサクセスフルと表示されたらコーディングは終了です。
・コーディングナンバーは元のコントロールユニットから読取って下さい。(ユニット識別画面に表示されています)
・コントロール・ユニットはイグニッションスイッチが15秒以上オフされるまで、入力、表示されているコードを認識しない。
[5]
エンジン・コントロールユニットとスロットルバルブ・コントロールユニットのマッチング手順
次の作業を行った場合はその後、基本調整を行います:
・供給電圧が遮断した場合
・スロットルバルブ・コントロールユニットの取外し・取付けを行った場合または、新品と交換した場合
・他のエンジンを搭載する時に別のスロットルバルブ・コントロールユニットを取付けた場合
ゴルフ4 1998y~(AGN、AGU、AEH)、A4 1995y~(ADR、ADP、AEB、ACK、ALG、AGA)、ポロ(AHW)他
1.
Engine を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
2.
Basic Setting を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
ブロックナンバー [098] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
ブロックナンバー [098]を確認後、調整が開始されスロットルバルブポジションセンダーは下限、上限、5つの中間
位置に動く。エンジン・コントロールユニットは10秒以内に各位置に対応するスロットルバルブの角度を学習しノンボ
ラタイルメモリーに記憶する。この後、スロットルバルブは開始位置になってから閉じます。
5.
終了。
6.
イグニッションスイッチをオフにします。
点検条件:
・故障コードがメモリされていない
・バッテリー電圧が11.5V 以上
・全ての電装品のスイッチがオフ
・スロットルバルブがアイドリングスピード位置
・クルーズコントロールシステムが正常(装着車の場合)
ゴルフ3、ベント 1992y~(ADY、AFT、AGG)、ポロ 1995y~(AEE、AHS)他
1.
Engine を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
2.
Basic Setting を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
ブロックナンバー [001] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
ブロックナンバー [001] を確認後、スロットルバルブポジショナーは最小、最大、中間ポジション(3ポジション)の順に
動き、それに応じてコントロール・ユニットがそれぞれのスロットルバルブ角度を記憶します。この機能には、約10秒
必要です。その後、スロットルバルブはスタートポジションに戻ります。
5.
終了。
6.
イグニッションスイッチをオフにします。(基本調整を記憶させる為、15秒以上オフのままにします)
点検条件:
・故障コードがメモリされていない
・基本調整では、イグニッションオンでコントロール・ユニットとスロットルバルブ・コントロール・ユニットの同調を行います。
[6]
次の作業を行った場合はその後、基本調整を行います:
・供給電圧が遮断した場合
・スロットルバルブ・コントロールユニットの取外し・取付けを行った場合または、新品と交換した場合
・他のエンジンを搭載する時に別のスロットルバルブ・コントロールユニットを取付けた場合
ゴルフ4 (AVU、APK)、ニュービートル (AQY)他
1.
Engine を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
2.
Basic Setting を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
ブロックナンバー [060] を入力し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
ブロックナンバー [060]を確認後、調整が開始されスロットルバルブポジションセンダーは最小、最大、緊急作動モ
ードの位置に動きます。この動作で、スロットルバルブポテンショメータ(G69)とスロットルバルブポジションセンダー
(G187)の比較特性を学習します。コントロール・ユニットは ROM メモリに学習値を記録します。その後、スロットルバ
ルブはスタート位置で止まります。
5.
終了。
6.
イグニッションスイッチをオフにします。
点検条件:
・故障コードがメモリされていない
・バッテリー電圧が11.5V 以上
・全ての電装品のスイッチがオフ
・スロットルバルブがアイドリングスピード位置
・クルーズコントロールシステムが正常(装着車の場合)
[7]
エンジン・コントロールユニットへのイモビライザーのマッチング手順
点検条件:
・正規の車両キーが必要です。
ニュービートル (AQY)、ゴルフ4 (AGN, AGU)他
1.
Interior を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
2.
Instrument Panel を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
Adaptation を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
チャンネルナンバー [00] を入力し、ENTER(○)ボタンを押し確定します。
5.
もう一度 ENTER(○)ボタンを押し実行します。
6.
終了。
7.
イグニッションスイッチをオフにします。
8.
エンジン・コントロールユニットの識別コードは、次にイグニッションをオンにした時にイモビライザーに読取られます。
ゴルフ3、ベント 1992y~(ADY、AFT、AGG、ADZ、ABF)、ポロ(AHW)他
1.
Body を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
2.
Anti Theft を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
Adaptation を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
チャンネルナンバー [00] を入力し、ENTER(○)ボタンを押し確定します。
5.
もう一度 ENTER(○)ボタンを押し実行します。
6.
終了。
7.
イグニッションスイッチをオフにします。
8.
エンジン・コントロールユニットの識別コードは、次にイグニッションをオンにした時にイモビライザーに読取られます。
[8]
エアバッグ・コントロールユニットのコーディング手順
・コーディングナンバーは元のコントロール・ユニットから読み取ってください。(ユニット識別画面に表示されています)
・装備されているコントロール・ユニットと、交換する新品のコントロール・ユニットの品番が違う場合は、コーディングナンバーが
異なりますので、ディーラーにコーディングナンバーをお問合せください。
ニュービートル (AQY)他
1.
Body から SRS(エアバッグ)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
2.
Coding ECU(コーディング ECU)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
コーディングナンバーを入力し、ENTER(○)ボタンを押し確定します。
4.
もう一度 ENTER(○)ボタンを押し実行します。
5.
画面の下にサクセスフルと表示されたらコーディングは終了です。
ABS コントロールユニットのコーディング手順
・コーディングナンバーは元のコントロール・ユニットから読み取ってください。(ユニット識別画面に表示されています)
・間違ったコーディングがコントロール・ユニットに入っていると、ABS ウォーニングランプ及びブレーキシステム・ウォーニングランプ
は点灯したままになります。また、コーディングをしていないと ABS ウォーニングランプ及びブレーキシステム・ウォーニングランプは
1秒間に一度点滅します。
ゴルフ3、ベント 1992y~他
1.
CHASSIS を選択し ENTER(○)ボタンを押します。
2.
ABS を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
3.
Coding ECU(コーディング ECU)を選択し、ENTER(○)ボタンを押します。
4.
コーディングナンバーを入力し、ENTER(○)ボタンを押し確定します。
5.
もう一度 ENTER(○)ボタンを押し実行します。
6.
画面の下にサクセスフルと表示されたら、コーディングは終了です。
[9]