MySQL - Novell

Novell
exteNd
Application Server
5.1
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データベース設定ガイド
保証と著作権
Copyright © 2003 Novell, Inc. All rights reserved. 本書のいかなる部分についても、発行者の明確な書面による許可なしに、複
製、複写、検索システムへの格納、転送を行うことを禁じます。Novell, Inc. の明確な書面による許可なしに、本書および
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約束も行っていません。また、本書の商品性、および特定の目的への適合性について、いかなる黙示の保証も否認し、排
除します。また、本書の内容は予告なく変更されることがあります。
米国 Novell, Inc. およびノベル株式会社は、すべてのソフトウェアについて、いかなる保証、表明または約束も行ってい
ません。またソフトウェアの商品性、および特定の目的への適合性について、いかなる黙示の保証も否認し、排除しま
す。さらに、Novell, Inc. は、いかなるときでも、予告なく、Novell ソフトウェアの一部または全体を変更する権利を有し
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Copyright ©1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003 SilverStream Software, LLC.All rights reserved.
SilverStream ソフトウェア製品は、SilverStream Software LLC により著作権とすべての権利が保留されています。
ソフトウェアとマニュアルの所有権、および特許、著作権、およびそれに関連するその他のすべての財産権は常に、単独
で排他的に SilverStream とそのライセンサーに保留され、当該所有権と矛盾するいかなる行為も行わないものとします。
本ソフトウェアは、著作権法と国際条約規定で保護されています。ソフトウェアならびにそのマニュアルからすべての著
作権に関する通知とその他の所有権に関する通知を削除してはならず、ソフトウェアとそのマニュアルのすべてのコピー
または抜粋に当該通知を複写しなければなりません。本ソフトウェアのいかなる所有権も取得するものではありません。
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Provo, UT 85606
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exteNd Application Server データベース設定ガイド
2003 年 12 月
オンラインマニュアル : 本製品またはその他の Novell 製品のオンラインマニュアルにアクセスしたり、アップデートを
取得したりするには、www.novell.com/documentation を参照してください。
Novell の商標
ConsoleOne は、Novell, Inc. の登録商標です。
eDirectory は、米国 Novell, Inc. の商標です。
Novell は、Novell, Inc. の登録商標です。
exteNd は、米国 Novell, Inc. の商標です。
exteNd Composer は、米国 Novell, Inc. の商標です。
exteNd Director は、米国 Novell, Inc. の商標です。
iChain は、Novell, Inc. の登録商標です。
jBroker は、米国 Novell, Inc. の商標です。
NetWare は、米国 Novell, Inc. の登録商標です。
Novell は、Novell, Inc. の登録商標です。
Novell eGuide は、米国 Novell, Inc. の商標です。
SilverStream の商標
SilverStream は SilverStream Software, LLC の登録商標です。
サードパーティ商標
Acrobat、Adaptive Server、Adobe、AIX、Autonomy、BEA、Cloudscape、DRE, Dreamweaver、EJB、HP-UX、IBM、
Informix、iPlanet、JASS、Java、JavaBeans、JavaMail、JavaServer Pages、JDBC、JNDI、JSP、J2EE、Linux、Macromedia、
Microsoft、MySQL、Navigator、Netscape、Netscape Certificate Server、Netscape Directory Server、Oracle、PowerPoint、RSA、
RSS、SPARC、SQL、SQL Server、Sun、Sybase、Symantec、UNIX、VeriSign、Windows、Windows NT
すべてのサードパーティの商標は、各所有者に帰属します。
サードパーティのソフトウェアの保証と著作権
Apache Software License, Version 1.1
Copyright © 2000 The Apache Software Foundation.All rights reserved.
ソースおよびバイナリ形式での再配布および使用は、変更のあるなしにかかわらず、以下の条件が満たされることを前提
として許可されます。1. ソースコードの再配布に上記の著作権に関する通知、条件のリスト、および以下の権利放棄に関
する通知が記載されていること。2. バイナリ形式の再配布では上記の著作権に関する通知、条件のリスト、および以下の
権利放棄に関する通知がマニュアルまたは配布の際に提供されるその他の資料、あるいはその両方に記載されているこ
と。3. エンドユーザの資料には、適宜、以下の通知を再配布の際に含めてください。「この製品には、Apache Software
Foundation (http://www.apache.org/) により開発されたソフトウェアが含まれています」代わりに、この謝辞をソフトウェ
ア自体に表示し、当該サードパーティに対する謝辞が通常表示される場所に表示することもできます。4. 「Apache」およ
び「Apache Software Foundation」という名前は、書面による事前の許可なく、このソフトウェアから派生する製品を推薦
したり、販売促進したりするのに使用してはなりません。書面による許可については、[email protected] にお問い合わせ
ください。5. 本ソフトウェアから派生する製品は「Apache」と呼ばれてはならず、「Apache」は Apache Software
Foundation の事前の書面による許可なくその名前に使用することはできません。
本ソフトウェアは「現状のまま」提供され、いかなる明示的、暗黙の保証も行われるものではありません。販売可能性や
特定の目的に対する適合性に対する暗黙の保証も行われません。いかなる場合でも、Apache Software Foundation またはそ
の関係者はいかなる直接的、間接的、偶発的、特別な、免除的、または結果的な損害 ( 代替品やサービスの調達、使用機
会、データ、または利益の喪失、または業務の中断などを含む ) についても、理論上責任がある場合でも、契約上の責任
がある場合でも、厳密な責任、または瑕疵 ( 怠慢などを含む ) があった場合でも、ソフトウェアの使用の過程で生じ、当
該損害の可能性を助言した場合であっても、責任を持ちません。
JDOM.JAR
Copyright © 2000-2002 Brett McLaughlin & Jason Hunter.All rights reserved.
ソースおよびバイナリ形式での再配布および使用は、変更のあるなしにかかわらず、以下の条件が満たされることを前提
として許可されます。1. ソースコードの再配布に上記の著作権に関する通知、条件のリスト、および以下の権利放棄に関
する通知が記載されていること。2. バイナリ形式の再配布では上記の著作権に関する通知、条件のリスト、および以下の
権利放棄に関する通知がマニュアルまたは配布の際に提供されるその他の資料、あるいはその両方に記載されているこ
と。3. 「JDOM」という名前は、書面による事前の許可なく、このソフトウェアから派生する製品を推薦したり、販売促
進したりするのに使用してはなりません。書面による許可については、[email protected] にお問い合わせください。4. 本
ソフトウェアから派生する製品は「JDOM」と呼ばれてはならず、「JDOM」は JDOM Project Management ([email protected])
の事前の書面による許可なくその名前に使用することはできません。
追加事項として、再配布の際のエンドユーザの資料またはソフトウェア自体、あるいはその両方には、適宜以下の通知を
含めることを依頼します ( 要求は致しません )。「この製品には、JDOM Project (http://www.jdom.org/) により開発されたソ
フトウェアが含まれています」別の方法として、http://www.jdom.org/images/logos から入手できるロゴを使用することも
できます。
本ソフトウェアは「現状のまま」提供され、いかなる明示的、暗黙の保証も行われるものではありません。販売可能性や
特定の目的に対する適合性に対する暗黙の保証も行われません。いかなる場合でも、JDOM の作成者またはプロジェクト
関係者はいかなる直接的、間接的、偶発的、特別な、免除的、または結果的な損害 ( 代替品やサービスの調達、使用機
会、データ、または利益の喪失、または業務の中断などを含む ) についても、理論上責任がある場合でも、契約上の責任
がある場合でも、厳密な責任、または瑕疵 ( 怠慢などを含む ) があった場合でも、ソフトウェアの使用の過程で生じ、当
該損害の可能性を助言した場合であっても、責任を持ちません。
Sun
Sun Microsystems, Inc. Sun, Sun Microsystems, Sun Logo Sun、Sun のロゴ、Sun Microsystems、JavaBeans、Enterprise
JavaBeans、JavaServer Pages、Java Naming and Directory Interface、JDK、JDBC、Java、HotJava、HotJava Views、Visual Java、
Solaris、NEO、Joe、Netra、NFS、ONC、ONC+、OpenWindows、PC-NFS、SNM、SunNet Manager、Solaris sunburst design、
Solstice、SunCore、SolarNet、SunWeb、Sun Workstation、The Network Is The Computer、ToolTalk、Ultra、Ultracomputing、
Ultraserver、Where The Network Is Going、SunWorkShop、XView、Java WorkShop、Java Coffee Cup のロゴ、Visual Java、お
よび NetBeans は、米国およびその他の国の Sun Microsystems, Inc. の商標ならびに登録商標です。
Indiana University Extreme!Lab Software License
Version 1.1.1
Copyright © 2002 Extreme!Lab, Indiana University.All rights reserved.
ソースおよびバイナリ形式での再配布および使用は、変更のあるなしにかかわらず、以下の条件が満たされることを前提
として許可されます。1. ソースコードの再配布に上記の著作権に関する通知、条件のリスト、および以下の権利放棄に関
する通知が記載されていること。2. バイナリ形式の再配布では上記の著作権に関する通知、条件のリスト、および以下の
権利放棄に関する通知がマニュアルまたは配布の際に提供されるその他の資料、あるいはその両方に記載されているこ
と。3. エンドユーザの資料には、適宜、以下の通知を再配布の際に含めてください。「この製品には、the Indiana
University Extreme! Lab (http://www.extreme.indiana.edu/) により開発されたソフトウェアが含まれています」代わり
に、この謝辞をソフトウェア自体に表示し、当該サードパーティに対する謝辞が通常表示される場所に表示することもで
きます。4. 「Indiana University」および「Indiana University Extreme! Lab」という名前は、書面による事前の許可なく、こ
のソフトウェアから派生する製品を推薦したり、販売促進したりするのに使用してはなりません。書面による許可につい
ては、http://www.extreme.indiana.edu/ にお問い合わせください。5. 本ソフトウェアから派生する製品は「Indiana
University」と呼ばれてはならず、
「Indiana University」は Indiana University の事前の書面による許可なくその名前に使用す
ることはできません。
本ソフトウェアは「現状のまま」提供され、いかなる明示的、暗黙の保証も行われるものではありません。販売可能性や
特定の目的に対する適合性に対する暗黙の保証も行われません。いかなる場合でも、著者、著作権所有者、またはその関
係者はいかなる直接的、間接的、偶発的、特別な、免除的、または結果的な損害 ( 代替品やサービスの調達、使用機会、
データ、または利益の喪失、または業務の中断などを含む ) についても、理論上責任がある場合でも、契約上の責任があ
る場合でも、厳密な責任、または瑕疵 ( 怠慢などを含む ) があった場合でも、ソフトウェアの使用の過程で生じ、当該損
害の可能性を助言した場合であっても、責任を持ちません。
Phaos
本ソフトウェアは、著作権を持つ SSLava™ Toolkit の一部です。Copyright ©1996-1998 by Phaos Technology Corporation.All
Rights Reserved. Phaos ソフトウェアの機能にアクセスすることは禁じられています。
W3C
W3C® ソフトウェアに関する通知およびライセンス
この成果物 ( ソフトウェア、README などのドキュメント、またはその他の関連品目を含む ) は、以下のライセンスの
下で著作権所有者により提供されています。この成果物の取得、使用、またはコピー、あるいはそれらのすべてにより、
ライセンシーは以下の条件を読み、理解し、遵守することに合意するものとします。
本ソフトウェアとそのドキュメントのコピー、変更、および配布は、変更のあるなしにかかわらず、いかなる目的でも無
料または本契約で許可された使用料をもって許可されます。ただし、変更箇所を含む本ソフトウェアとドキュメントのす
べてまたはその一部に以下のとおり記述することを前提とします。1. この通知の全文は、再配布物または派生物のユーザ
が見やすい場所に掲示しなければなりません。2. すべての前もって存在する知的所有権の放棄、通知、または条件。存在
しない場合は、W3C ソフトウェアに関する簡単な通知 ( ハイパーテキストが望ましい、テキストでも良い ) を再配布ま
たは派生コードの本文内で使用しなければなりません。3. ファイルに変更または修正を加えた場合はその日付を含む通
知。( コードが派生する場所への URI を示すことをお勧めします。)
本ソフトウェアは「現状のまま」提供され、いかなる明示的、暗黙の保証も行われるものではありません。販売可能性、
特定の目的に対する適合性やサードパーティの特許、著作権、商標またはその他の権利を侵害しないことに対する暗黙の
保証も行われません。
著作権の所有者は本ソフトウェアまたはマニュアルの使用の結果生じる、直接的、間接的、特殊な、または結果的な損害
に対していかなる責任も負いません。
著作権所有者の名前および商標は、特別な書面による事前の承諾なしにソフトウェアに関する広告や広報に使用してはな
りません。本ソフトウェアおよび関連する資料の著作権の所有権は常に、著作権所有者に帰属するものとします。
目次
このガイドについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
1
Cloudscape データベースの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
SilverMaster データベースのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
手順 1: Cloudscape ソフトウェアをインストールする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
手順 2: Cloudscape SilverMaster データベースを作成する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
展開データベースのセットアップ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
手順 1: Cloudscape 展開データベースを作成する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
手順 2: Cloudscape データベースまたは接続プールをアプリケーションサーバに追加する . . . . . . . . . . 13
Cloudscape データベースの検索 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
Cloudscape ユーザ、スキーマ、およびアプリケーションサーバ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
Cloudscape データベースへのアクセス管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
2
DB2 データベースの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
DB2 データベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
手順 1: DB2 環境に関する情報を収集する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
手順 2: Universal Database Client から DB2 に接続できるよう準備する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
手順 3: データベースクライアントをインストールする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
手順 4: DB2 クライアント接続を設定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
手順 5: DB2CLI.INI ファイルを変更する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
手順 6: 環境変数を設定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
手順 7: アプリケーションサーバでデータベースを使用する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
3
Informix データベースの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
Informix データベースへの接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
手順 1: JDBC ドライバをインストールする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
手順 2: Informix データベースおよび dbspace を作成する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
手順 3: Informix ユーザアカウントを作成する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
手順 4: AGCLASSPATH にドライバパスを追加する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
手順 5: アプリケーションサーバでデータベースを使用する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
4
Microsoft SQL Server データベースの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
Microsoft SQL Server データベースの基本的なセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
データベースの作成および SQL Server の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
データベースログインの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
JDBC アクセスのセットアップ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
JDBC ドライバのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
AGCLASSPATH にドライバパスを追加 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
ODBC アクセスのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33
Microsoft SQL Server クライアントのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33
ODBC System DSN エントリの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33
アプリケーションサーバでデータベースを使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33
7
5
MySQL データベースの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
MySQL サポートについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
MySQL アクセスの準備. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
MySQL がインストールされている場合. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
MySQL を自分でインストールする場合. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
MySQL データベースの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37
SilverMaster データベースのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38
SilverMaster がセットアップされている場合. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38
SilverMaster を自分でセットアップする場合. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
展開データベースのセットアップ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
6
Oracle データベースの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
Oracle データベースの基本的なセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
SilverMaster で使用する Oracle テーブルスペースの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
アプリケーションサーバ用 Oracle ユーザの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
Oracle ドライバの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
Oracle Thin JDBC Driver の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
Oracle OCI Driver の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
Novell exteNd Oracle ドライバの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
アプリケーションサーバでデータベースを使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44
Oracle 上に展開データベースを作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45
同義語の使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
ドライバの指定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
同義語のタイプ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
同義語サポートの有効化と無効化 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
7
Sybase Adaptive Server Anywhere
データベースの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53
Sybase ASA 使用の準備 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53
Sybase ASA のインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53
jConnect 使用のための準備 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54
SilverMaster と展開データベースのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54
手順 1: データベースを作成する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54
手順 2: ユーザアカウントを作成する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55
手順 3: サービスとして Sybase ASA を実行する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55
手順 4: アプリケーションサーバでデータベースを使用できるようにする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55
8
Sybase Adaptive Server Enterprise
データベースの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57
Sybase Adaptive Server Enterprise データベースのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57
手順 1: Sybase jConnect をインストールする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 58
手順 2: Sybase サーバを設定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 58
手順 3: Sybase に SilverMaster データベースを作成する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 59
手順 4: アプリケーションサーバ用 Sybase ログインを作成する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60
手順 5: アプリケーションサーバでデータベースを使用する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60
トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61
Adaptive Server Enterprise トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61
jConnect トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63
8
exteNd Application Server データベース設定ガイド
このガイドについて
目的
本書では、Novell® exteNd ™ Application Server で使用するサポートされているデータ
ベースの設定方法について説明します。
対象読者
このガイドは、開発および運用環境の両方で Novell exteNd Application Server のインス
トールおよび設定を担当する方を対象としています。
前提条件
データベースの設定を始める前に、アプリケーションサーバとその他の exteNd 製品の
全体的なインストールプロセスを理解する必要があります。
!
「Novell exteNd のインストール」を参照してください。
構成
お使いの DBMS に対応する章をお読みいただき、実行する必要があるデータベース設
定について理解してください。
章
説明
第 1 章 「Cloudscape データベースの
設定」
アプリケーションサーバ環境内部で使用できるよう
IBM Cloudscape データベースをセットアップする
方法
第 2 章 「DB2 データベースの設定」
アプリケーションサーバ環境内部で使用できるよう
IBM DB2 データベースをセットアップする方法
第 3 章「Informix データベースの設定」
アプリケーションサーバ環境内部で使用できるよう
IBM Informix データベースをセットアップする方法
第 4 章「Microsoft SQL Server データ
ベースの設定」
アプリケーションサーバ環境内部で使用できるよう
Microsoft SQL Server データベースをセットアップ
する方法
9
章
説明
第 5 章「MySQL データベースの設定」
アプリケーションサーバ環境内部で使用できるよう
MySQL データベースをセットアップする方法
第 6 章「Oracle データベースの設定」
アプリケーションサーバ環境内部で使用できるよう
Oracle データベースをセットアップする方法
第 7 章 「Sybase Adaptive Server
Anywhere データベースの設定」
アプリケーションサーバ環境内部で使用できるよう
Sybase Adaptive Server Anywhere データベースを
セットアップする方法
第 8 章 「Sybase Adaptive Server
Enterprise データベースの設定」
アプリケーションサーバ環境内部で使用できるよう
Sybase Adaptive Server Enterprise データベースを
セットアップする方法
追加ドキュメント
! Novell exteNd マニュアルの完全なセットについては、Novell マニュアルの Web
サイト (www.novell.com/documentation/exteNd.html) を参照してください。
10
exteNd Application Server データベース設定ガイド
1
Cloudscape データベースの設定
第1章
この章では、SilverMaster または展開データベースとして Novell exteNd Application
Server で使用する IBM Cloudscape データベースの設定方法について説明します。この
章の節は次のとおりです。
"
SilverMaster データベースのセットアップ
"
展開データベースのセットアップ
"
Cloudscape データベースの検索
"
Cloudscape ユーザ、スキーマ、およびアプリケーションサーバ
"
Cloudscape データベースへのアクセス管理
! サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell
exteNd Application Server のリリースノートを参照してください。
SilverMaster データベースのセットアップ
SilverMaster データベースとして Cloudscape データベースを使用するには、次の手順
に従う必要があります。
1
Cloudscape ソフトウェアをインストールします。
2
Cloudscape SilverMaster データベースを作成します。
次の節では、これらの手順について説明します。
11
手順 1: Cloudscape ソフトウェアをインストールする
Cloudscape データベースを Novell exteNd Application Server とともに使用するには、次
の手順に従う必要があります。
1
ユーザ自身が Cloudscape ソフトウェア (Cloudscape Web サイト www-3.ibm.com/
software/data/cloudscape/ から入手できます ) をインストールします。
2
AGCLASSPATH 環境変数 (Linux では .agprofile ファイルにあります ) に、次の 3
つの Cloudscape JAR ファイルの場所を指定します。
cloudscape.jar
cloudutil.jar
RmiJdbc.jar
Linux では、アプリケーションサーバのインストールによって、.agprofile ファイ
ルをアップデートできるようにこれら JAR ファイルの場所が尋ねられます。
!
AGCLASSPATH の編集の詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソー
ス設定に関する章を参照してください。
他の SilverMaster または展開データベースと同様に、Novell exteNd Application Server
のホストとなっているシステムから宛先 Cloudscape データベースに接続できなければ
なりません。
手順 2: Cloudscape SilverMaster データベースを作成する
次のいずれかの方法で、SilverMaster 用 Cloudscape データベースを作成できます。
"
Cloudscape ツールを使用する (www-3.ibm.com/software/data/cloudscape/
で Cloudscape のマニュアルを参照 )
Cloudscape データベースが作成されたら、アプリケーションサーバをインストー
ルし、そのデータベースを SilverMaster として指すことができます (Novell exteNd
のインストールを参照 )。
使用中の Cloudscape データベースにすでにユーザ (APP ユーザではありません )
が含まれている場合は、同じ名前のスキーマも含める必要があります (15 ページ
の「Cloudscape ユーザ、スキーマ、およびアプリケーションサーバ」を参照して
ください )。
"
アプリケーションサーバをインストールする場合
アプリケーションサーバのインストールによって、SilverMaster として使用する
Cloudscape データベースの JDBC URL を尋ねられます。この段階で、文字列
「;create=true」を URL に追加することによって、Cloudscape データベースを作成
できます ( この方法で、セキュリティで保護されていない Cloudscape データベー
スを簡単に作成できます )。
! Cloudscape JDBC URLの詳細については、14ページの「Cloudscapeデータベー
スの検索」を参照してください。
12
exteNd Application Server データベース設定ガイド
展開データベースのセットアップ
Cloudscape データベースを展開データベースとしてセットアップするには、次の手順
に従う必要があります。
1
Cloudscape データベースを作成します。
2
Cloudscape データベースまたは接続プールをアプリケーションサーバに追加します。
次の節では、これらの手順について説明します。
手順 1: Cloudscape 展開データベースを作成する
次のいずれかの方法で Cloudscape データベースを作成できます。
"
Cloudscape
ツールを使用する
Cloudscape のマニュアルを参照 )
"
データベースをアプリケーションサーバに追加
で
(www-3.ibm.com/software/data/cloudscape/
この場合は、データベースの JDBC URL を指定する必要があります。データベー
スをアプリケーションサーバに追加する際、文字列「;create=true」を URL に追
加することによって、同時にデータベースを作成できます。
! Cloudscape JDBC URLの詳細については、14ページの「Cloudscapeデータベー
スの検索」を参照してください。
手順 2: Cloudscape データベースまたは接続プールをアプリケーションサーバに追加
する
次のいずれかの方法で Cloudscape データベースを追加できます。
"
SMC から[データベースの追加]ダイアログボックスを使用する
"
SilverCmd コマンドラインツールの AddDatabase コマンドを使用する
次の例は、新しいデータベースを作成 (JDBC URL に ;create=true を追加 ) しながら、
それをアプリケーションサーバに追加する方法を示しています。既存のデータベース
に追加する場合は、;create=true を指定する必要はありません。データベースがすで
に存在している場合、この文字列は無視されます。
[データベースの追加]ダイアログボックスの使用
"
データベース名
"
ユーザ名 : APP
"
パスワード : password
次の値を指定します。
デフォルトでは、Cloudscape データベースはセキュリティ保護されていません。
セキュリティ保護されていないデータベースへ接続する際はいつでも APP/ パス
ワードの組み合わせを使用します。
Cloudscape データベースの設定
13
"
データベースプラットフォーム : IBM Cloudscape
"
JDBC URL: jdbc:cloudscape:databasepath/databasename;create=true
例は次のとおりです。
jdbc:cloudscape:c:/mydb/Testdb;create=true
SilverCmd AddDatabase の使用
SilverCmd AddDatabase を起動するには次のようにし
ます。
SilverCmd AddDatabase server[:port] -f file [options]
次の XML は、-f パラメータを使用して値を指定したファイルの内容を示しています。
この例では、名前が EstoreDB のデータベースを作成および追加し、ユーザ APP とし
て接続します。
<DatabaseOptions isObject="true">
<MainDatabase isObject="true">
<ConnectionOptions isObject="true">
<DatabaseName type="String">EStoreDB</DatabaseName>
<Username type="String">APP</Username>
<Password type="String">password</Password>
<LDSKey type="String">CloudscapeEmbeddedDriver</LDSKey>
<OtherDriver isObject="true">
<JDBC_URLtype="String">jdbc:cloudscape:c:/mydb/Testdb;creat
e=true
</JDBC_URL>
</OtherDriver>
</ConnectionOptions>
</MainDatabase>
</DatabaseOptions>
接続プールの追加 Cloudscape データベースにアクセスする別の方法は、データベース
の接続プールをアプリケーションサーバに追加する方法です。データベースの追加と
接続プールの詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参
照してください。
Cloudscape データベースの検索
Cloudscape JDBC URL の形式は次のようになります。
jdbc:cloudscape:dbname
dbname パラメータには、完全修飾パス名、相対パス名、あるいはデータベース名のど
れでも指定できます。アプリケーションサーバは、cloudscape.system.home システム
プロパティを使用してデータベースを検索します ( 完全に修飾されていない場合 )。デ
フォルトでは、cloudscape.system.home は次のディレクトリに設定されます。
AppServerInstallDir\db
14
exteNd Application Server データベース設定ガイド
システムプロパティを使用してデータベースを検索できない場合、アプリケーション
サーバは現在のディレクトリを検索します。
Cloudscape ユーザ、スキーマ、およびアプリケーションサーバ
アプリケーションサーバが特定のユーザ (APP ユーザではありません ) として
Cloudscape データベースに接続する場合は、データベースに同じ名前のスキーマが含
まれている必要があります。たとえば、ユーザ DBADMIN としてデータベースに接続
する場合、データベースには同じく DBADMIN と呼ばれるスキーマが含まれている必
要があります。
! ユーザおよびスキーマ作成の詳細については、Cloudscape Web サイト www3.ibm.com/software/data/cloudscape/ の Cloudscape マニュアルを参照してください。
Cloudscape データベースへのアクセス管理
一部のバージョンの Cloudscape DBMS は、単一のデータベース接続をサポートするよ
うに設計されています。AGCLASSPATH に Cloudscape JAR がある場合、Cloudscape
データベースは、許可されている単一の接続を使用して、自動的にアプリケーション
サーバとの内部プロセスを開始します。
Cloudscape データベースを起動したくな
い場合は、Cloudscape JAR を AGCLASSPATH から削除します。
Cloudscape データベースの自動起動の停止
クラスタサーバ環境での Cloudscape の実行 Cloudscape データベースは複数のプロセ
ス間で同時に共有できず、クラスタサーバ環境には適しません。
アプリケーションサーバでデータベースを開い
ている場合、異なるソースからデータベースに接続するには、別々の JDBC ドライバ
と URL、たとえば JDBC プログラムや Cloudscape ツールなどを使用する必要がありま
す。Cloudscape の ij を使用するには、通常、次を実行します。
他のツールから Cloudscape に接続
java COM.cloudscape.tools.ij
ij> connect 'jdbc:cloudscape:d:/MyDbs/MyDatabase';
ただし、アプリケーションサーバの実行中に接続する場合は、次のように実行する必
要があります。
java -Dij.driver=COM.cloudscape.core.RmiJdbcDriver
COM.cloudscape.tools.ij
ij> connect 'jdbc:cloudscape:rmi:d:/MyDbs/MyDatabase';
CloudView では、データベースに接続する前に[Connection]タブをクリックして、プ
レフィクスフィールドを jdbc:cloudscape:rmi://localhost:1099/ に変更します。これを行う
ことによってドライバは自動的に COM.cloudscape.core.RmiJdbcDriver に変更されます。
Cloudscape データベースの設定
15
外部アプリケーションから Cloudscape へのアクセス許可
Novell exteNd Application
Server が Cloudscape データベースに接続している場合、他のアプリケーションは、ア
プリケーションサーバの「RMI/JDBC リスナ」を通じて、Cloudscape のリモート
RMI/JDBC ブリッジを介してのみデータベースにアクセスできす。RMI/JDBC リスナ
の起動を制御するため、アプリケーションサーバには次のプロパティ(httpd.props ファ
イルの中にあります ) が用意されています。
httpserver.com.sssw.db.cloudscape.cloudscapeDatabaseRMIJDBCListener=
[true|false]
次の表は、プロパティ設定について説明しています。
プロパティの値
説明
true
この値が true に設定されていると、アプリケーションサーバはサーバの
起動時に Cloudscape RMI/JDBC リスナを起動します。
このリスナを起動することで、他のアプリケーション (Novell exteNd
Director EJB ウィザードなど ) は、アプリケーションサーバが Cloudscape
のリモート RMI/JDBC ブリッジドライバを使用して同時に接続している
Cloudscape データベースに接続 ( または接続を維持 ) できるようになり
ます。
false
( デフォルト )
この値が false に設定されていると、アプリケーションサーバはサーバの
起動時に Cloudscape RMI/JDBC リスナを起動しません。外部アプリケー
ション (exteNd Directorô など ) は、アプリケーションサーバが接続され
ているどの Cloudscape データベースにも接続することができません。
外部から Cloudscape にアクセスする必要がない場合は、このフラグの
設定は false のままにしておきます。Cloudscape RMI/JDBC リスナが有
効な場合は、追加の処理が必要になるため、アプリケーションサーバの
シャットダウンが低速になります。このフラグを false に設定すると、
シャットダウンが通常より低速になるのを防ぐことができます。
単一のホスト上で複数のアプリケーションサーバを起動 1 台のコンピュータ上で Novell
exteNd Application Server の複数のインスタンスを実行し、
Cloudscape を実行する場合、
各サーバごとに異なる Cloudscape「RMI/JDBC ポート番号」( デフォルトはポート 1099)
を httpd.props ファイルに指定する必要があります。
http-server.com.sssw.srv.cloudscape.RmiJdbcPort=number
この行を各サーバに対して異なるポートに設定することで、ポート番号の競合を避け
ます。単一のホスト上で複数のサーバを実行するために他のポートやプロパティを設
定する場合の詳細については、
『管理者用ガイド』のサーバの実行に関する章を参照し
てください。
16
exteNd Application Server データベース設定ガイド
2
DB2 データベースの設定
第2章
この章では、SilverMaster または展開データベースとして Novell exteNd Application
Server で使用する DB2 データベースの設定方法について説明します。この章の節は次
のとおりです。
"
DB2 データベースへの接続
"
トラブルシューティング
! サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell
exteNd Application Server のリリースノートを参照してください。
DB2 データベースへの接続
Novell exteNd Application Server は、Universal Database クライアントに含まれている、
IBM によって作成された Type 2 JDBC ドライバを使って DB2 に接続します。このドラ
イバは、UDB クライアントとのインタフェースによってバックエンドの DB2 サーバ
とデータベース接続を確立します。アプリケーションサーバは、正式に TCP/IP 接続を
サポートしますが、ユーザは IBM のネイティブプロトコルである APPC を使って接続
できます。
アプリケーションサーバで DB2 データベースを使用できるようにするには、次の手順
に従います。
手順 1: DB2 環境に関する情報を収集する
手順 2: Universal Database Client から DB2 に接続できるよう準備する
手順 3: データベースクライアントをインストールする
手順 4: DB2 クライアント接続を設定する
手順 5: DB2CLI.INI ファイルを変更する
17
手順 6: 環境変数を設定する
手順 7: アプリケーションサーバでデータベースを使用する
サポートされているデータベースの使用法 DB2 は、SilverMaster データベースとして使
用することができ、展開データベースに必要なアプリケーションサーバのシステム
テーブルを保存することができます。ただし、DB2 が AS/400 または System 390 上で
動作している場合、DB2 を SilverMaster として使用することはできません ( つまり、シ
ステムテーブルを保存できません )。
展開データベースは、SilverMaster データベースと
必要なテーブルの名前がまったく同じものがいくつかあるため、両データベースが同
じ物理スペース内に存在することはできません。
SilverMaster と展開データベース
手順 1: DB2 環境に関する情報を収集する
DB2 環境の次の情報を収集します。
"
オペレーティングシステム ( たとえば、OS/390、MVS)
"
オペレーティングシステムのバージョン
"
DB2 バージョン (OS と異なる場合 )
"
データベースに TCP/IP サポートが設定されているかどうか
"
サーバホスト名
"
データベース名
"
データベースの TCP/IP ポート
"
サービス名
"
完全読み込みアクセスを持つユーザ ID/ パスワード
"
所有者、スキーマ、または目的のテーブルとビューを含むライブラリリスト
注記 : DB2 のバージョンが V4R2 より前の場合、Universal Database Client をサポートするに
は、さまざまな設定が必要なことがあります。
手順 2: Universal Database Client から DB2 に接続できるよう準備する
Universal Database Client からの接続をサポートするため、IBM ではデータベースとク
ライアントソフトウェアの設定に関する多数のマニュアルを提供しています。これら
のマニュアルは、Universal Database Client とともにインストールされる Information
Center あるいは IBM の Web サイトから入手できます。
データベーススキーマが非常に大きい場合は、DB2CLI.INI ファイルにおけるスキーマ
のスキャン時間の短縮に役立つ追加のデータベース設定がないかどうかを確認してく
ださい。また、次の IBM マニュアルを参照してください。
"
18
Preparing MVS/ESA or OS/390 for DB2 Connect
exteNd Application Server データベース設定ガイド
"
Preparing DB2 for AS/400 for DB2 Connect
"
Connecting DB2 for MVS/ESA in a DRDA Network
"
Connecting DB2 for OS/390 in a DRDA Network
"
Connecting DB2 for AS/400 in a DRDA Network Using SNA
"
Connecting DB2 for AS/400 in a DRDA Network Using TCP/IP
手順 3: データベースクライアントをインストールする
データベースクライアントは、アプリケーションサーバが常駐するシステム上にイン
ストールする必要があります。
Universal Database Client バージョン 5.2 (Enterprise Edition) の使用
Windows NT セットアッププログラムの指示に従います。Universal Database Client と
Client Application Enablers (CAE) を混同しないよう注意してください。CAE をインス
トールしても必要なコンポーネントがすべて揃うわけではありません。すべての
Enterprise Connect 製品をインストールする必要があります。
Solaris に DB2 データベースのインストールを開始するには、インストール
に合わせていくつかのカーネル設定を変更する必要があります。/etc/system ディレク
トリで次のように設定します。
Solaris
set
set
set
set
msgsys:msginfo_msgmax=65535
msgsys:msginfo_msgmnb=65536
msgsys:msginfo_msgseg=8192
msgsys:msginfo_msgssz=16
CD からデータベースクライアントをインストールします。このインストールの際に
DB2 インスタンスをインストールおよび作成して、アプリケーションサーバが DB2
JDBC を正常に使用するために DB2 プロファイルスクリプトを参照できるようにする
必要があります。
DB2 Connect バージョン 6.1 (Enterprise Edition) の使用
Windows NT
セットアッププログラムを実行するため次の指示に従います。
1 [DB2 Enterprise - Extended Edition]チェックボックスをオンにします。
サーバインスタンスに関する情報はデフォルト設定のままにしておきます。
2 [Custom]を選択します。
3
リストから次の項目を選択します。
"
Java Enablement
"
DB2 Connect Server Support
"
Client Configuration Assistant
DB2 データベースの設定
19
Solaris にバージョン 5.2 をインストールする場合も、これと同じ指示に従いま
す。ただし、DB2 Connect - Enterprise Edition バージョン 6.1 をインストールする点が
異なります。
UNIX
DB2 6.1 をインストールする場合の HP-UX カーネル設定パラメータの推
奨値は次のとおりです。
HP-UX メモ
"
msgseg: 8192
"
msgmnb: 65535
"
msgmax: 65535
"
msgssz: 16
DB2 Connect バージョン 7 (Enterprise Edition) の使用
Windows NT
セットアッププログラムの指示に従います。
HP-UX と Solaris DB2 Connect のインストールおよび HP-UX と Solaris のパラメータ
設定については、IBM Web サイトの『IBM DB2 Connect Enterprise Edition for UNIX Quick
Beginnings』ガイドを参照してください。
手順 4: DB2 クライアント接続を設定する
アプリケーションサーバは、DB2 クライアントの「エイリアス」を使
用して接続します。これらのエイリアスは、DB2 for Windows NT プログラムフォルダ
の中にある IBM の Client Configuration Assistant を使用して設定されます。Client
Configuration Assistant を実行するには、使用する NT ログインに管理者権限があり、ID
が 8 文字未満でなければなりません。これらの手順を完了するには、DB2 管理者であ
るか、または管理者特権を持っている必要があります。
Windows NT
#
新規の DB2 クライアントエイリアスを作成する
注記 : これらの手順に必要な情報を得るため DB2 管理者に連絡を取る必要があります。
1
20
DB2 for Windows NTプログラムフォルダのClient Configuration Assistantを開きます。
2
Client Configuration Assistant 画面の右上の[Add]ボタンをクリックします。続行
するには[Next]を選択します。
3
手動で DB2 データベース接続を設定するよう選択します。続行するには[Next]
を選択します。
4
該当するプロトコル ( デフォルトは TCP/IP) を選択します。続行するには[Next]
を選択します。
5
該当するプラットフォームまたは LAN ベースを選択します。
6
DB2 サーバーが動作している DB2 サーバホスト名、TCP ポート番号、およびサー
ビス名 ( オプション ) を設定します。続行するには[Next]を選択します。
exteNd Application Server データベース設定ガイド
7
ターゲットデータベース名を入力します。続行するには[Next]を選択します。
8
エイリアス名を入力します ( 後でアプリケーションサーバーにデータベースを追
加する際にこの名前を使用します )。続行するには[Next]を選択します。
9
( オプション ) これらの設定を ODBC データソースとして登録します。この手順
は必須ではありませんが、これを行うようお勧めします。
10 最後に、Client Configuration Assistant 内部から接続をテストします。
! インストールの詳細については、IBM の Web サイトにある「Most Common DB2
Connect Problems」を参照してください。
Solaris DB2 データベースとの接続を確立するため、DB2 コマンドラインプロセッサ
を起動し、次の 2 つのコマンドを入力します。
catalog tcpip node tcpipnodealias remote servername server port#
ここで、tcpipnodealias は DB2 サーバーのローカルエイリアス ( 通常は servername と同
じ )、servername は DB2 サーバの名前、port# は TCP/IP コールを受信するよう設定さ
れているデータベースサーバのポートです。
catalog database databasename as aliasname at node
tcpipnodealias
ここで、databasename は実際のデータベース名、aliasname はデータベースのローカル
名 ( 実際の名前と同じ名前を使用できます )、tcpipnodealias は最初のカタログステー
トメントで指定されている名前です。
DB2 接続をテストするには次のようにします。
connect to aliasname user userid using password
! インストールの詳細については、IBM の Web サイトにある「Most Common DB2
Connect Problems」を参照してください。
手順 5: DB2CLI.INI ファイルを変更する
データベースへのクライアント接続を調整するため、IBM によってクライアントサイ
ドの .ini ファイルが提供されています。変更を加えない場合、アプリケーションサーバ
は「すべて」の DB2 テーブルとビューを環境に追加しようとします。ほとんどのアプ
リケーションではリスト全体のサブセットだけが必要になります。DB2 データベース
に変更を加えないで .ini ファイルに追加すると、非常に時間がかかる場合があります。
アプリケーションサーバがスキーマを読み込むのにかかる時間を短縮するためにでき
ることがいくつかあります。また、採るべき 2 つの主な手法があります。
"
exteNd ツールの使用
"
IBM ツールの使用
DB2 データベースの設定
21
exteNd ツールの使用
1つのオプションは、サーバにデータベースを追加する際にアプリケーションサーバ
が読み込むテーブルのサブセットを指定することです。詳細については、『機能ガイ
ド』の SilverCmd に関する章または『管理者用ガイド』のデータベースの追加 ( デー
タソース設定に関する章の中 ) に関する節を参照してください。
IBM ツールの使用
別の方法として、次の指示に従って Client Configuration Assistant から .ini
ファイルのパラメータに変更を加えることができます。
GUI 手法
1
エイリアスのプロパティを表示し、ODBC 設定を変更するように選択します。
2
データベースに接続して、[advanced]を選択します。
アプリケーションサーバのインストールに役立つ具体的な設定を次にリストしま
す。完全なリストは、IBM の『Call Level Interface』のマニュアルにあります。
Text 手法 オプションで、テキストエディタを使用して、sqllib ディレクトリにある
DB2 クライアントの .ini ファイルを読み込んで変更することもできます。最初のエイ
リアスエントリ (Client Configuration Assistant を使って入力した名前 ) は次のようにな
ります。
[db2alias]
DBALIAS=db2alias
テーブルの数を制限するには、特定の「スキーマ」を指定できます。AS/400 の場合、
このスキーマとは、オブジェクトの所有者 / ユーザまたはライブラリを指します。
SCHEMALIST="userid","userid2"
データセットが極端に大きい場合は、SCHEMALIST を使用するだけではスキャン時
間を十分に短縮できないことがあります。アプリケーションサーバが問い合わせる
テーブルの総数を大幅に減らすためには、次の手順を完了する必要があります。
1
別の所有者を使用して、すべてのシステムテーブルのビューを作成します (DBA
が実行する必要があります )。これらのビューは、アプリケーションでアクセス
するテーブルと同じ所有者 ID では作成せずに、一意な所有者 ID で作成してくだ
さい。
2
.ini ファイルでビューの所有者を参照します。
SYSSCHEMA="owner"
たとえば、異なる 3 人の所有者のオブジェクトを表示するためのビューを作成するこ
とができます。このサンプルビューの構文は、NT 上の DB2 用に使用されています。
CREATE VIEW MYSCHEMA.SYSTABLES AS SELECT * FROM
SYSIBM.SYSTABLES WHERE CREATOR IN ('USER1','USER2','USER3')
必要なすべてのシステムテーブルのビューを同じスキーマに従って作成すると、ini
ファイル内のエントリは次のようになります。
22
exteNd Application Server データベース設定ガイド
SYSSCHEMA="MYSCHEMA"
ア プ リ ケ ー シ ョ ン サ ー バ は、こ れ ら の オ ブ ジ ェ ク ト の み を ス キ ャ ン し ま す。
SCHEMALIST と組み合せて使用した場合、サーバは 3 人の所有者のオブジェクトを
スキャンしますが、SCHEMALIST で参照されている所有者に属するオブジェクトの
みを追加します。
重要 : インストール時間とサーバ起動時間を短縮するため、先に述べたオプションを使用する
ことをお薦めします。
その他の設定オプション
MVS 環境では、ロングのデータタイプとの互換性のため変数を設定する必要がありま
す。この設定についての詳細は、
『Call Level Interface』マニュアルの LONGDATACOMPAT
に関する節を参照してください。
LONGDATACOMPAT=1
データベースを追加した後に DB2 にレコードを保存できない場合は、トランザクショ
ン変数を設定する必要があります。次にリストされている例は AS/400 用で、テーブ
ルジャーナルの必要はありません。オプションの完全なリストについては、
『Call Level
Interface』マニュアルの TXNISOLATION に関する節を参照してください。
TXNISOLATION=32
手順 6: 環境変数を設定する
Windows NT アプリケーションサーバを DB2 に接続するには、DB2 ライブラリを
AGCLASSPATH 環境変数に追加する必要があります。これを行うためには、
[コント
ロールパネル]、
[システム]の順に開き、
[環境]タブを選択します。AGCLASSPATH
という名前のシステム環境変数を作成し、その値を C:\sqllib\java\db2java.zip に設定し
ます (DB2 クライアントをデフォルトの場所である C: ドライブにインストールしたと
仮定しています )。DB2 クライアントを C: ドライブ以外にインストールした場合は、
それに応じて AGCLASSPATH 変数を設定してください。
デフォルトでは、これは JDBC 1.0 ドライバに設定されています。DB2 7.x では、ス
クリプト sqllib\java12\usejdbc2 を実行して JDBC 2.0 ドライバを使用できます ( 詳細
については、ここをクリックして、www-3.ibm.com/cgi-bin/db2www/data/db2/udb/
winos2unix/support/document.d2w/report?&fn=1008960 にアクセスしてください )。
UNIX DB2 では DB2 JDBC ドライバのネイティブライブラリと Java クラスを Java ク
ラスパスとシステムライブラリパスに追加する必要があります。これを行うため、先
に作成した DB2 インスタンスをアプリケーションサーバの環境ファイル .agprofile( ア
プリケーションサーバのインストールライブラリに保存されています ) で直接参照で
きます。次の行を追加して .agprofile を編集します。
. /export/home/db2inst1/sqllib/db2profile
DB2 データベースの設定
23
デフォルトでは、これは JDBC 1.0 ドライバに設定されています。DB2 7.x では、
次の行を .agprofile ファイルに追加して JDBC 2.0 ドライバを使用できます ( 詳細
については、ここをクリックして、www-3.ibm.com/cgi-bin/db2www/data/db2/udb/
winos2unix/support/document.d2w/report?&fn=1008960 にアクセスしてください )。
. /home/db2inst1/sqllib/db2profile
. /home/db2inst1/sqllib/java12/usejdbc2
!
AGCLASSPATHと.agprofileファイルの編集の詳細については、
『管理者用ガイド』
のデータソース設定に関する章を参照してください。
手順 7: アプリケーションサーバでデータベースを使用する
これでアプリケーションサーバーからDB2データベースにアクセスする準備が整いま
した。これで、次の作業を実行できるようになります。
"
アプリケーションサーバをインストールし、SilverMaster としてそのデータベー
スを指す (「Novell exteNd のインストール」を参照 )
"
「展開データベース」として使用するためそのデータベースをアプリケーション
サーバに追加する
"
そのデータベースにアクセスするため「接続プール」をアプリケーションサーバ
に追加する
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照して
ください。
トラブルシューティング
DB2 6.1
と接続中に DB2 クライアントからこのメッセージを受け取ったときは、DB2 ユーティ
リティをデータベースにバインドする必要があります。この手順は、アプリケーショ
ンサーバで使用している各データベースに適用してください。バインド手順は次のと
おりです。
SQL0551N "user does not have the privilege to perform operation GRANT"
1
DB2 インスタンスユーザ ( たとえば db2inst1) としてログインし、そのインスタン
スの bnd サブディレクトリを変更してから、DB2 ユーティリティを起動します。
db2inst1@mymachine>
db2inst1@mymachine>
2
cd sqllib/bnd
db2
DB2 管理者としてデータベースに接続します。
db2 => connect to mydatabase user db2admin using db2admin
次のメッセージが表示されます。
Database Connection Information
Database server
= DB2/NT 6.1.0
SQL authorization ID
= DB2ADMIN
24
exteNd Application Server データベース設定ガイド
Local database alias
3
= MYDATABASE
最初のバインドコマンドを実行します。
db2 => bind @db2ubind.lst blocking all grant public
4
2 番目のバインドコマンドを実行します。
db2 => bind @db2cli.lst blocking all grant public
DB2 データベースの設定
25
26
exteNd Application Server データベース設定ガイド
3
Informix データベースの設定
第3章
この章では、SilverMaster または展開データベースとして Novell exteNd Application
Server で使用する IBM Informix データベースの設定方法について説明します。この章
の節は次のとおりです。
"
Informix データベースへの接続
"
トラブルシューティング
! サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell
exteNd Application Server のリリースノートを参照してください。
Informix データベースへの接続
Novell exteNd Application Server は、Informix Type 4 JDBC ドライバを使用して Informix
データベースにアクセスできます。サポートされているバージョンについては、リ
リースノートを参照してください。ドライバの詳細については、IBM Informix の Web
サイト (www-3.ibm.com/software/data/informix/) を参照してください。
次の手順に従って、アプリケーションサーバで Informix データベースを使用できるよ
うにします。
手順 1: JDBC ドライバをインストールする
手順 2: Informix データベースおよび dbspace を作成する
手順 3: Informix ユーザアカウントを作成する
手順 4: AGCLASSPATH にドライバパスを追加する
手順 5: アプリケーションサーバでデータベースを使用する
次の節では、これらの手順について説明します。
27
手順 1: JDBC ドライバをインストールする
アプリケーションサーバのホストマシンから宛先 Informix サーバに接続できる必要が
あります。したがって、最初にそのコンピュータに Informix JDBC ドライバをインス
トールします。
手順 2: Informix データベースおよび dbspace を作成する
アプリケーションサーバをインストールする前に、実際の Informix データベースとそ
の基盤となる dbspace を作成する必要があります。Informix-Admin グループのメンバー
であるユーザとして Informix に接続する必要があります。これらのオブジェクトは、
IECC (Informix Enterprise Command Center) または DBACCESS などのコマンドライン
ユーティリティのいずれかを使用して作成できます。
注記 : アプリケーションサーバで使用する Informix データベースを作成する際、データベース
のログ機能をオンにしてください。
手順 3: Informix ユーザアカウントを作成する
アプリケーションサーバに接続するために使用する Informix ユーザアカウントを作成
する必要があります。このユーザアカウントは、Informix-Admin グループのメンバー
でなければなりません。詳細については、Informix のマニュアルを参照してください。
このアカウントのパスワードを null にすることはできません。
手順 4: AGCLASSPATH にドライバパスを追加する
Informix JDBC ドライバの場所 ( たとえば、c:\informixdriver\lib\ifxjdbc.jar) は、
AGCLASSPATH変数の中で指定する必要があります。Windowsの場合、AGCLASSPATH
は シ ス テ ム 環 境 変 数 で す。UNIX の場合は、agprofile ファイルの中にあります。
NetWare® の場合は、setenv コマンドを使用して AGCLASSPATH を設定する必要があ
ります (setenv AGCLASSPATH=path1;path2;path3;...)。
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照して
ください。
手順 5: アプリケーションサーバでデータベースを使用する
これでアプリケーションサーバから Informix データベースにアクセスする準備が整い
ました。これで、次の作業を実行できるようになります。
28
"
アプリケーションサーバをインストールし、SilverMaster としてそのデータベー
スを指す (「Novell exteNd のインストール」を参照 )
"
「展開データベース」として使用するためそのデータベースをアプリケーション
サーバに追加する
exteNd Application Server データベース設定ガイド
"
そのデータベースにアクセスするため「接続プール」をアプリケーションサーバ
に追加します。
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照して
ください。
トラブルシューティング
この節は、Informix およびアプリケーションサーバを使用する上でトラブルが発生し
た場合に役立ちます。
ドライババージョンの判断 使用している Informix JDBC ドライバのバージョンを判断
するには、コマンドラインで次のように入力します。
java -cp pathToDriver\lib\ifxjdbc.jar com.informix.jdbc.Version
Logical log full Informix Server のエラーイベント Logical Log Full が発生することが
あります。この問題が発生すると、アプリケーションサーバはデータを保存したり、正
しく起動したりすることができません ( このイベントは、Informix IECC ユーティリ
ティのイベントリストで表示できます )。
この問題を 解決するには、論理ログをバックアップするか、または Informix の
Continuous Log バックアップを有効にします。
! このログファイルの問題解決の詳細については、『Informix Enterprise Command
Center User Guide (IECC)』および『Informix Administrator's Guide』を参照してください。
SilverMasterInit の実行中またはアプリケーションサーバの実行中に
Informix Server エラーイベント Memory Capacity が発生することがあります ( このイベ
ントは、Informix IECC ユーティリティのイベントリストで表示できます )。
メモリ容量
この問題を解決するには、Informix の /etc ディレクトリにある ONCONFIG ファイルの
BUFFERS パラメータを増やします。この場所を確認するには、ONCONFIG 環境変数
を参照してください。
! ONCONFIG ファイルと BUFFERS パラメータの詳細については、
『Administrator's
Guide for Informix Dynamic Server』を参照してください。
Informix データベースの設定
29
30
exteNd Application Server データベース設定ガイド
4
Microsoft SQL Server データベースの設定
第4章
この章では、Novell exteNd Application Server で使用する Microsoft SQL Server データ
ベースの使用方法について説明します。この章には、SilverMaster データベースまたは
展開データベースとして Microsoft SQL Serverを使用することについての情報も含まれ
ています。この章の節は次のとおりです。
"
Microsoft SQL Server データベースの基本的なセットアップ
"
JDBC アクセスのセットアップ
"
ODBC アクセスのセットアップ
"
アプリケーションサーバでデータベースを使用
! サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell
exteNd Application Server のリリースノートを参照してください。
Microsoft SQL Server データベースの基本的なセットアップ
Novell exteNd Application Server が JDBC または ODBC のどちらを介して Microsoft SQL
Server データベースにアクセスするかに関係なく、次の手順を実行します。
1
データベースを作成し、SQL Server を設定します。
2
アプリケーションサーバで使用するデータベースログインを作成します。
データベースの作成および SQL Server の設定
アプリケーションサーバをインストールする前に、実際の SQL Server データベースと
その基盤となるデータベースデバイスを作成する必要があります。これらのオブジェ
クトは、ISQL または SQL Enterprise Manager などのグラフィカルツールを使用して作
成できます。
31
データベースログインの作成
アプリケーションサーバが使用するログイン (SilverUserLogin などの名前 ) を作成しま
す。次の点に注意してください。
"
ログインにヌルのパスワードを割り当てることはできません。
"
作成した SilverMaster データベースに対してこのログイン用のデフォルトデータ
ベースを設定する必要があります。デフォルトデータベースを設定しないと、ア
プリケーションサーバの起動時に「The database schema for SilverMaster is out of
sync.」というエラーメッセージが表示されます。
"
SQL Server 7 の場合は、
SQL Server 認証モードを使用するログインを作成し、
[デー
タベースアクセス]タブで目的のデータベースに対して db_owner の役割を有効に
します。
"
ログインには、テーブルの作成、ビューの作成、SP の作成、デフォルトの作成、
ルールの作成、DB のバックアップ、およびログのバックアップの許可が必要です。
JDBC アクセスのセットアップ
アプリケーションサーバは、Microsoft から提供されている JDBC ドライバを使用して
Microsoft SQL Server に接続できます。
JDBC ドライバのインストール
アプリケーションサーバが置かれるシステム上に Microsoft SQL Server JDBC ドライバ
をインストールする必要があります。JDBC ドライバから宛先の SQL Server データベー
スに接続できる必要があります。
AGCLASSPATH にドライバパスを追加
Microsoft SQL Server JDBC ドライバの場所 (JAR ファイルの msbase.jar、mssqlserver.jar、
および msutil.jar) は、AGCLASSPATH 変数の中で指定する必要があります。Windows
の場合、AGCLASSPATH はシステム環境変数です。UNIX の場合は、agprofile ファイ
ルの中にあります。NetWare の場合は、setenv コマンドを使用して AGCLASSPATH を
設定する必要があります (setenv AGCLASSPATH=path1;path2;path3;...)。
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照して
ください。
32
exteNd Application Server データベース設定ガイド
ODBC アクセスのセットアップ
アプリケーションサーバは、Microsoft によって SQL Server クライアントの一部として
提供されている ODBC ドライバを使用して、Microsoft SQL Server に接続できます。こ
の ODBC ドライバには複数のバージョンがあります。
Microsoft SQL Server クライアントのインストール
アプリケーションサーバが置かれるシステム上に Microsoft SQL Server クライアントソ
フトウェアをインストールする必要があります。クライアントは宛先の SQL Server
データベースに接続するよう設定されている必要があります。
ODBC System DSN エントリの作成
SilverMaster または展開データベース用の ODBC システム DSN エントリを設定します。
#
Version 7 または 2000 データベース用 ODBC システム DSN を作成する
1
ドライバタイプとして SQL Server を使用するエントリを追加します。
2
ターゲットの SQL Server のサーバ名を入力します。
3
作成したログインの SQL Server ユーザ認証情報を入力して、[次へ]をクリック
します。
4
適切なデフォルトデータベース名を入力します。
5 [Use ANSI quoted identifiers]をオフにします。
6 [Use ANSI nulls, paddings, and warnings]をオフにし、
[次へ]をクリックします。
7
適切な言語および地域の設定を確定し、[完了]をクリックします。
アプリケーションサーバでデータベースを使用
これでアプリケーションサーバーから Microsoft SQL Server データベースにアクセスす
る準備が整いました。これで、次の作業を実行できるようになります。
"
アプリケーションサーバをインストールし、SilverMaster としてそのデータベー
スを指す (「Novell exteNd のインストール」を参照 )
"
「展開データベース」として使用するためそのデータベースをアプリケーション
サーバに追加する
"
そのデータベースにアクセスするため「接続プール」をアプリケーションサーバ
に追加する
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照して
ください。
Microsoft SQL Server データベースの設定
33
34
exteNd Application Server データベース設定ガイド
5
MySQL データベースの設定
第5章
この章では、SilverMaster または展開データベースとして Novell exteNd Application
Server で使用する MySQL データベースの設定方法について説明します。トピックは
次のとおりです。
"
MySQL サポートについて
"
MySQL アクセスの準備
"
MySQL データベースの作成
"
SilverMaster データベースのセットアップ
"
展開データベースのセットアップ
MySQL サポートについて
Windows、NetWare、またはLinux上でMySQLを実行する場合、Novell exteNd Application
Server は次の用途に対して MySQL へのアクセスをサポートします。
"
アプリケーションサーバの SilverMaster データベースとして使用
"
展開データベースまたは接続プールとして使用
! これらの使用の詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関す
る章を参照してください。
DBMS とドライバのバージョン アプリケーションサーバは、Connector/J ドライバを介
して MySQL にアクセスします。この DBMS とドライバのサポートされているバージョ
ンについては、Novell exteNd Application Server リリースノートを参照してください。
MySQL Web サイト www.mysql.comからMySQLの追加情報を入手することができます。
35
MySQL アクセスの準備
アプリケーションサーバで MySQL の使用を開始する前に、次のことを確認しておく
必要があります。
"
アプリケーションサーバにアクセス可能な 1 つまたは複数のホストコンピュー
タ ( 多くの場合、アプリケーションサーバコンピュータ自体が含まれます ) に、
サポートされているバージョンの MySQL DBMS がインストールされている
"
アプリケーションサーバマシンに、サポートされているバージョンの Connector/J
ドライバがインストールされている
詳細については、状況に合わせて次の節を参照してください。
"
MySQL がインストールされている場合
"
MySQL を自分でインストールする場合
MySQL がインストールされている場合
NetWare 上、および Windows と Linux 上の Novell exteNd の該当する設定に対しては、
exteNd のインストールにより、アプリケーションサーバに必要なすべての MySQL ソ
フトウェア (MySQL DBMS と Connector/J ドライバ ) が提供されます。これらの場合
は、必要なすべての DBMS とドライバの設定も、exteNd インストールによって実行さ
れます。
!
詳細については、「Novell exteNd のインストール」を参照してください。
MySQL を自分でインストールする場合
場合によっては、MySQL ソフトウェアを自分で入手してインストールできます。
"
MySQL DBMS
"
Connector/J ドライバ
MySQL DBMS
必要な MySQL サーバの準備ができていない場合は、MySQL サーバをセットアップし
て、アプリケーションサーバコンピュータからアクセスできることを確認します。次
の手順に従ってください ( 例は Linux の場合です )。
36
1
MySQL DBMS を入手し、適切なホストコンピュータにインストールします。
2
MySQL サーバがインストールされたら、/usr/share/mysql にある次のいずれかのテ
ンプレートを使用して、設定ファイルをセットアップします。
"
my-huge.cnf
"
my-large.cnf
"
my-medium.cnf
exteNd Application Server データベース設定ガイド
"
my-small.cnf
RAM のサイズに基づいて適切なテンプレートを選択し、/etc/my.cnf にコピーし
ます。
3
my.cnf ファイルを編集し、max_allowed_packet の設定をデフォルトの 16M から
8M に変更します (SilverMasterInit を実行するために必要 )。
set-variable = max_allowed_packet=8M
4
MySQL サーバで分散トランザクションをサポートする場合は、my.cnf ファイル
で、次に示す行のコメントを解除します。
# Uncomment the following if you are using InnoDB tables
innodb_data_home_dir = /var/lib/mysql/
innodb_data_file_path = ibdata1:10M:autoextend
.innodb_log_group_home_dir = /var/lib/mysql/
innodb_log_arch_dir = /var/lib/mysql/
分散トランザクションで使用するテーブルを後で作成する場合は、タイプを
InnoDB として指定する必要があります。例は次のとおりです。
CREATE TABLE pet (name VARCHAR(20), owner VARCHAR(20),
species VARCHAR(20), sex CHAR(1), birth DATE, death DATE)
TYPE InnoDB;
5
次の行を my.cnf ファイルに追加します。
transaction-isolation = READ-COMMITTED
innodb_flush_log_at_trx_commit = 1
6 「ロギング」を有効にする ( 推奨 ) には、次の行を my.cnf ファイルに追加します。
log-bin = filename.ext
Connector/J ドライバ
MySQL に接続する場合、Connector/J ドライバをセットアップして、アプリケーショ
ンサーバが使用できるようにする必要があります。次の手順に従ってください。
1
Connector/J を入手して、アプリケーションサーバコンピュータにインストールし
ます。
2
AGCLASSPATH 変数 (.agprofile ファイルの中 ) を設定して、Connector/J ドライバ
の JAR ファイルの場所を指定します。JAR ファイルの名前は次のとおりです。
mysql-connector-java-version-bin.jar
!
AGCLASSPATH の設定の詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソー
ス設定に関する章を参照してください。
MySQL データベースの作成
この章では、SilverMaster、展開データベース、または接続プールとして使用可能な
MySQL データベースを手動で作成する基本的な方法について説明します。
MySQL データベースの設定
37
注記 : NetWare 上、および Windows と Linux 上の適切な Novell exteNd 設定に対しては、アプ
リケーションサーバのインストール時に、exteNd のインストールによって SilverMaster 用の
MySQL データベースを自動的に作成および設定できます。これらの場合は、事前に MySQL デー
タベースを手動で作成する必要はありません。
#
手動で MySQL データベースを作成する
1
コマンドプロンプトから、次のように入力して「MySQL モニタ」を起動します。
mysql
2
データベースを作成するために、次のように入力します。
create database databasename;
例は次のとおりです。
create database salesdb;
3
アプリケーションサーバが接続に使用する MySQL ユーザに、このデータベース
に対するアクセス権を許可する必要があります。次のように入力します。
grant all on databasename.* to username@localhost identified
by 'password';
例は次のとおりです。
grant all on salesdb.* to appserver@localhost identified by
'secretpw';
4
MySQL モニタを終了するために、次のように入力します。
quit
SilverMaster データベースのセットアップ
SilverMaster は、アプリケーションサーバがシステム情報を保存するためのデータベー
スです。SilverMaster はアプリケーションサーバをインストールする際に設定されるた
め、その時点でデータベースが使用可能である必要があります。
MySQL データベースは、アプリケーションサーバの SilverMaster として使用できます。
詳細については、状況に合わせて次の節を参照してください。
"
SilverMaster がセットアップされている場合
"
SilverMaster を自分でセットアップする場合
SilverMaster がセットアップされている場合
NetWare 上、および Windows と Linux 上での該当する Novell exteNd 設定に対しては、
exteNd のインストールにより、アプリケーションサーバのインストール時に
SilverMaster 用の MySQL データベースを自動的に作成および設定できます。
!
38
詳細については、「Novell exteNd のインストール」を参照してください。
exteNd Application Server データベース設定ガイド
SilverMaster を自分でセットアップする場合
場合によっては、SilverMaster 用の MySQL データベースを自分でセットアップできま
す。また、ユーザによるセットアップが必要な場合もあります。
1
事前に MySQL データベースを作成しておきます。
! 手動で作成する場合の手順の詳細については、37 ページの「MySQL データ
ベースの作成」を参照してください。
2
exteNd のインストールを開始し、SilverMaster の設定を指定するよう求めるプロ
ンプトが表示されたら、そのデータベースを指定します。
!
詳細については、「Novell exteNd のインストール」を参照してください。
展開データベースのセットアップ
一般的に J2EE アプリケーションは SilverMaster データベースに展開しますが、必要に
応じて他のデータベースをアプリケーションサーバに追加し、代わりにそれらのデー
タベースに展開することもできます。MySQL 展開データベースをセットアップする
には、次の手順に従います。
1
MySQL データベースを作成します。
! 手動で作成する場合の手順の詳細については、37 ページの「MySQL データ
ベースの作成」を参照してください。
2
アプリケーションサーバにそのデータベースを追加します。次のいずれかを使用
します。
"
SMC (Server Management Console) の[Add Database]ダイアログ
"
SilverCmd コマンドラインツールの AddDatabase コマンド
データベース名、ユーザ名、およびパスワード ( データベースを作成したときに
指定したもの ) を入力し、MySQL データベースのプラットフォームとドライバ
セットを選択します。JDBC URL の場合は、次のように指定します (%HOST% お
よび %DBNAME% は、適切な MySQL ホストアドレスとデータベース名に置き換
えます )。
jdbc:mysql://%HOST%/%DBNAME%
例は次のとおりです。
jdbc:mysql://localhost/salesdb
MySQL データベースからデータにアクセスするためにアプリケーションサーバに「接
続プール」を追加する場合も、手順は同様です。
MySQL データベースの設定
39
40
exteNd Application Server データベース設定ガイド
6
Oracle データベースの設定
第6章
この章では、SilverMaster または展開データベースとして Novell exteNd Application
Server で使用する Oracle データベースの設定方法について説明します。この章の節は
次のとおりです。
"
Oracle データベースの基本的なセットアップ
"
Oracle ドライバの設定
"
アプリケーションサーバでデータベースを使用
"
同義語の使用
"
トラブルシューティング
! サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell
exteNd Application Server のリリースノートを参照してください。
Oracle データベースの基本的なセットアップ
Oracle データベースにアクセスするために Novell exteNd Application Server でどのドラ
イバを使用するかにかかわらず、次のセットアップ手順を実行します。
1
SilverMaster で使用する Oracle テーブルスペースを作成します。
2
アプリケーションサーバの Oracle ユーザを作成します。
SilverMaster で使用する Oracle テーブルスペースの作成
SilverMaster で使用する Oracle テーブルスペースを作成することによって最適なパ
フォーマンスを得ることができ、インストールも容易になります。Oracle テーブルス
ペースを作成するには、SQL Plus を実行し、System または SYSDBA として Oracle に
接続します。
41
たとえば、次のステートメントでは初期サイズが 30MB のテーブルスペースを作成し
ます。
CREATE TABLESPACE SilverTablespace
DATAFILE 'c:\databases\silvertablespace.dbf' SIZE 30M;
このステートメントを SQL Plus プロンプトから発行できます。既存のテーブルスペー
スを使用するよう選択した場合は、十分なスペースが使用可能であることを確認して
ください。
アプリケーションサーバ用 Oracle ユーザの作成
アプリケーションサーバを Oracle に接続するには、アプリケーションサーバが排他的
に使用する新規の Oracle ユーザを作成します。このユーザが SilverMaster テーブルの
所有者になります。
SQL Plus ユーティリティを使用して次のステートメントを発行します。これらのス
テートメントによってユーザが作成され、ユーザの権限が設定されます。
CREATE USER smuser IDENTIFIED BY password
DEFAULT TABLESPACE SilverTablespace
QUOTA UNLIMITED ON SilverTablespace;
GRANT CONNECT, RESOURCE to smuser;
REVOKE UNLIMITED TABLESPACE from smuser;
Oracle ドライバの設定
アプリケーションサーバは、次のいずれかのドライバを使用して Oracle データベース
に接続します。
"
Oracle Thin JDBC Driver
"
Oracle OCI Driver
"
Novell が作成および提供する Type 2 JDBC ドライバ ( このドライバは、Oracle SQL
Net Client とのインタフェースによって Oracle サーバとの接続を確立します。)
! 各ドライバで使用可能な Oracle データベースのバージョンについては、アプリ
ケーションサーバのリリースノートを参照してください。
Oracle Thin JDBC Driver の使用
アプリケーションサーバは、Oracle から提供されている JDBC ドライバを使用して
Oracle データベースに接続できます。
42
exteNd Application Server データベース設定ガイド
ドライバのインストール
アプリケーションサーバが置かれるシステム上に Oracle Thin JDBC ドライバをインス
トールする必要があります。JDBC ドライバから宛先の Oracle データベースに接続で
きる必要があります。
AGCLASSPATH にドライバパスを追加
Oracle Thin JDBC Driver の 場 所 ( た と え ば、DriverPath/ojdbc14.jar お よ び
DriverPath/nls_charset12.zip) は AGCLASSPATH 変数で指定する必要があります。
Windows の場合、AGCLASSPATH はシステム環境変数です。UNIX の場合は、agprofile
ファイルの中にあります。
NetWare の場合は、
setenv コマンドを使用して AGCLASSPATH
を設定する必要があります (setenv AGCLASSPATH=path1;path2;path3;...)。
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照して
ください。
Oracle OCI Driver の使用
アプリケーションサーバは、Oracle から提供されている OCI ドライバを使用して Oracle
9i データベースに接続できます。
ドライバのインストール
アプリケーションサーバが置かれるシステム上に Oracle OCI Driver をインストールす
る必要があります。JDBC ドライバから宛先の Oracle データベースに接続できる必要
があります。
AGCLASSPATH にドライバパスを追加
Oracle OCI Driver の場所 ( たとえば、
DriverPath/ojdbc14.jar および DriverPath/nls_charset12.zip)
は AGCLASSPATH 変数で指定する必要があります。Windows の場合、AGCLASSPATH
はシステム環境変数です。UNIX の場合は、agprofile ファイルの中にあります。
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照して
ください。
Novell exteNd Oracle ドライバの使用
アプリケーションサーバは、Novell が提供する Type 2 JDBC ドライバを使用して Oracle
データベースに接続できます。セットアップには次の手順が含まれます。
1
Oracle SQL Net クライアントを、アプリケーションサーバが常駐するシステム上
にインストールします。
2
アプリケーションサーバで使用する SQL Net Alias を作成します。
Oracle データベースの設定
43
Oracle SQL Net Client のインストール
アプリケーションサーバシステムに Oracle SQL Net Client のバージョン 2.3.4.0.0 がイ
ンストールされていない場合は、手順を続行する前に今すぐインストールします。SQL
Net のこのバージョンがない場合は、Oracle 株式会社から入手してください。Oracle
CD を使って、次の手順に従ってアプリケーションユーザのクライアントをインストー
ルします。
すでにクライアントがインストールされている場合は、Oracle for Windows NT のプロ
グラムフォルダから Oracle Installer を実行して、インストールされている SQL Net の
バージョンを判別できます。
Oracle SQL Net Alias の作成
Oracle サーバに接続するためには、ターゲットの Oracle サーバを参照する有効な Oracle
SQL Net Alias が必要になります。
#
Oracle SQL Net Alias を作成する
1
Oracle for Windows NT プログラムグループから SQL Net Easy Configuration を実行
します。
注記 : UNIX の場合は、$ORACLE_HOME/bin/ directory から net8wiz.sh を実行します。
2 [データベース別名追加]を選択します。
3
エイリアスの名前を入力します ( この名前はアプリケーションサーバのインス
トール時に指定します )。
このエイリアスの推奨される名前は SilverMasterORCL です。
4
プロトコルとして[TCP/IP]を選択し、[OK]を選択して続行します。
5 [TCP/IP のホスト名]に Oracle サーバのホスト名を入力し、正しいインスタンス
名を入力します。
6
続行するには[OK]を選択します。
7
新しいエイリアスを作成するには、
[はい]を選択します。この時点で、SQL Net
Easy Configuration ユーティリティを終了できます。
8
SQL Plus を使用して、新しく作成された SQL Net Alias で Oracle データベースサー
バに接続できるかどうかテストします。
アプリケーションサーバでデータベースを使用
これでアプリケーションサーバーから Oracle データベースにアクセスする準備が整い
ました。これで、次の作業を実行できるようになります。
"
44
アプリケーションサーバをインストールし、SilverMaster としてそのデータベー
スを指す (「Novell exteNd のインストール」を参照 )
exteNd Application Server データベース設定ガイド
"
「展開データベース」として使用するためそのデータベースをアプリケーション
サーバに追加する
"
そのデータベースにアクセスするため「接続プール」をアプリケーションサーバ
に追加する
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照して
ください。
Oracle 上に展開データベースを作成
アプリケーションサーバに Oracle データベースを追加することは、Oracle ユーザを追
加することと同じです。データベースの追加では、次の 2 つの作業を行います。
"
データベースユーザがアクセスするすべてのテーブルとビューを追加する
"
メタデータを保存するアプリケーションサーバのシステムテーブルを作成する
Oracle データベースを追加する前に
システムテーブルを別々に保存 アプリケーションサーバのシステムテーブルを別々
のデータベースアカウントに保存したい場合は、すでに説明されている方法で追加の
データベースユーザを作成します。Novell exteNd Oracle ドライバを使用している場合
は、新しい Oracle SQL Net Alias を作成します。システムテーブルは、アプリケーショ
ンサーバでサポートされている他の任意のデータベースに保存することもできます。
異なる文字セットの使用
Oracleインスタンスで指定されている文字セットと異なる文
字セットを使用するように Novell exteNd Oracle 8 ドライバに通知することができま
す。これは、データの文字セットのエンコードが Oracle インスタンスで指定されてい
る文字セットと異なる場合に行います。このトピックに関するホワイトペーパーは、
Novell exteNd Application Server 製品サポートサイトで入手可能です。
データベースの追加
OCI または Novell exteNd Oracle ドライバを使用している場合のデータベースの指定
アプリケーションサーバに Oracle データベースを追加するとき、データベース名を入
力するよう求められます。OCI または Novell exteNd Oracle ドライバを使用している場
合、データベース名は Oracle SQLNet Alias または tnsnames.ora エントリを参照します。
SQLNet Alias は、特定のサーバ上にある特定の Oracle データベースインスタンスを指
します。通常は、1 つの Oracle データベースにつき「1 つ」です。
Oracle データベースの設定
45
アプリケーションサーバには、固有のデータベース名が必要です。つまり、追加する
各 Oracle データベースユーザに対して固有の SQLNet Alias を作成する必要がありま
す。したがって、SilverMaster、アプリケーションテーブル、およびアプリケーション
サーバのシステムテーブルが 3 つの異なる Oracle データベースユーザに保存されてい
る場合は、各ユーザに 1 つずつ、3 つの固有な SQLNet Aliases が必要です。各 SQLNet
Alias は同じ Oracle データベースを指します。
! または、複数のSQLNet Aliasを設定したくない場合は、46ページの「1つのSQLNet
Alias の使用」を参照してください。
Oracle 8i の注意点
次の点に注意してください。
トピック
説明
名前にピリオドが含
まれているデータ
ベースの使用
Oracle 8i を使用する場合、ピリオドが含まれているデータベース名
を使用することはできません。名前にピリオドが含まれている場合で
も正しくデータベースを追加できますが、後でアプリケーションサー
バとデータベース間で対話する際にNullPointer Exceptionエラーおよ
びその他の不具合が発生します。
Novell exteNd Oracle ドライバを使用している場合、tnsnames.ora
エントリはフォーム myalias.domain.com になります。Windows の場
合は、アプリケーションサーバにデータベースを追加するときにデー
タベース名の myalias を指定するだけで、データベースに正しく接続
できます。ただし、ほとんどの UNIX プラットフォームでは、この省
略された指定だけでは tnsnames.ora のエントリと正しく一致しませ
ん。データベースをアプリケーションサーバに追加するとき、
「TNS
名のエントリが見つからない」ことを示すエラーが発生します。
接続の確認
アプリケーションサーバのデータベース接続の動作は、SQLPlus の
動作と同じです。Oracle 8i への接続をトラブルシューティングする
最適な方法は、まず SQLPlus を介して接続を確認することです。ア
プリケーションサーバに必要なのは myalias なので、myalias のみに
接続してください。
たとえば、 sqlplus login/[email protected] ではなく、
sqlplus login/password@myalias を使用して接続してみます。
SQLPlus を使用して myalias に接続できない場合は、tnsnames.ora
エントリを編集して、エントリから domain.com を削除する必要があ
ります。
1 つの SQLNet Alias の使用
これは、OCI または Novell exteNd Oracle ドライバを使用している場合に利用できる高
度なオプション機能です。デフォルトでは、Add Database プロセスは、アプリケーショ
ンサーバ環境で使用している各 Oracle データベースユーザごとに別々の SQLNet Alias
(TNS NAME) を指定して Oracle データベースを追加することを想定します。
これ以降の手順は経験豊富なユーザが対象で、単一の SQLNet Alias を使用してインス
トールする方法について説明しています。
46
exteNd Application Server データベース設定ガイド
#
単一の SQLNet Alias を使用してインストールする
1
アプリケーションサーバに新規のデータベースを追加するときに、[データベー
ス名]ボックスに SQLNet Alias (TNS NAME) を入力しないでください。それ以外
の任意の名前を入力します。
2
ユーザ名とパスワードを入力し、データベースプラットフォームとして[Oracle
7]または[Oracle 8]を選択します。
3
ドライバセットには、[ユーザ指定の JDBC ドライバ]を選択します。
4 [次へ]をクリックします。
これで JDBC 接続文字列を入力できます。
5
JDBC URL の場合は、次のように入力します。
jdbc:sssw:oracle:TNSNAME
TNSNAME は、tnsnames.ora ファイルの TNS NAME に置き換えます。
これで、同じ TNS NAME を使用して必要な数のデータベースに接続できます。シス
テムテーブルは別に保存されていることを確認してください。
回避すべき事項
次の規則を守ることによって、問題の発生頻度を少なくすることが
できます。
"
SilverMaster と同じ Oracle データベースユーザに他のものを配置しない。
"
同じ Oracle データベースユーザに複数のシステムテーブルを配置しない。配置し
た場合、これらのテーブルは相互に競合します。アプリケーションサーバに複数
のデータベースを追加する場合は、システムテーブルを別々に保存しておく必要
があります。
DBMS が異なると、使用される用語も異なります。アプリケーションサー
バでは「データベース」という用語を使用しますが、Oracle ではこれは「Oracle デー
タベースユーザ」に相当します。次の表は、その他の相違点について説明しています。
用語の違い
アプリケーションサーバ用語
Oracle 用語
SilverMasterデータベース
SilverMaster テーブルを所有する Oracle データベース
ユーザ
データベースの追加
Oracle データベースへの特定ユーザの追加
同義語の使用
アプリケーションサーバでは、Oracle 8 以降のテーブルおよびビューの同義語のサポー
トが提供されています。
注記 : Oracle を使用すると、オブジェクトテーブル、オブジェクトビュー、およびストアドプ
ロシージャを含む他の種類のオブジェクトの同義語も定義できます。アプリケーションサーバで
は、テーブルとビューの同義語のみをサポートします。
Oracle データベースの設定
47
ドライバの指定
同義語サポートを有効にするには、Oracle データベースをアプリケーションサーバに
追加するときに、次のドライバのいずれかを指定する必要があります。
"
同義語/大文字と小文字の組み合せのサポートがあるThin Oracle JDBCドライバ 同義語サポートのある Oracle の Thin JDBC ドライバ
"
同義語/大文字と小文字の組み合せのサポートがあるOCI Oracle JDBCドライバ 同義語サポートのある Oracle の OCI ドライバ
"
同義語 / 大文字と小文字の組み合わせのサポートがある Novell exteNd JDBC ドラ
イバ - 同義語がサポートされている Novell exteNd Oracle 8 ドライバ
同義語のタイプ
同義語は、プライベートかパブリックのどちらかになります。「パブリックの同義語」
は、特別のユーザグループ PUBLIC によって所有され、データベースのすべてのユー
ザがアクセスできます。
「プライベートの同義語」は、他ユーザのアクセスを制御する、特定のユーザのスキー
マの中にあります (Oracle の『Oracle 8 Concepts』マニュアルを参照してください )。
個々のユーザは、パブリックの同義語と自分自身のプライベートな同義語のみを参照
できます。
同義語サポートの有効化と無効化
アプリケーションサーバの Resources ディレクトリにある platforms.dbl ファイルに、ド
ライバで同義語をサポートするかどうかを指定する includeSynonyms と呼ばれるプロ
パティがあります。このプロパティはドライバのPROPERTIESセクションにあります。
DRIVER
/Name ...
/JdbcDriver ...
/DriverSet ...
...
PROPERTIES
/includeSynonyms
"true"
これらのドライバのいずれか 1 つを使用しつつ、同義語サポートは無効にする場合は、
includeSynonyms のプロパティを false に設定します。同様に、独自の Oracle ドライバ
を作成済みで、同義語サポートを実装している場合、必要なサポートを有効にするに
は、ドライバの PROPERTIES セクションで includeSynonyms プロパティを true に設定
します。
48
exteNd Application Server データベース設定ガイド
トラブルシューティング
この節では、一般的なエラーと回避策について説明します。
ORA-01019 "unable to allocate memory in the user side" Net8 Oracle Client で実行中
にこのメッセージを受け取った場合は、アプリケーションサーバがインストールされ
ているシステムのメモリを解放して、使用可能なメモリを確保します。
ORA-01460 "unimplemented or unreasonable conversion requested"
SilverMasterInit で Oracle SilverMaster を作成しているとき、またはアプリケーション
サーバに Oracle データベースを追加しようとしているときにこのメッセージを受け
取った場合は、Oracle クライアントソフトウェアのバージョンをバージョン 8.0.4 以上
にアップグレードする必要があります。この問題はバージョン 8.0.4 より古いバージョ
ンで発生します。
このメッセージ
は、テーブル拡張の際に最大サイズを超過したときに表示されます。この問題を解決
するには、SilverMaster ユーザの DEFAULT TABLESPACE の INITIAL、NEXT、および
PCTINCREASE パラメータをチェックします。この値を増やすには、DBA 権限を取得
する必要があります。例は次のとおりです。
ORA-01631, 00000, "max # extents (%s) reached in table %s.%s"
SELECT DEFAULT_TABLESPACE
FROM dba_users
WHERE username = 'MYUSER';
SELECT *
FROM dba_tablespaces
WHERE tablespace_name = 'MYTABLESPACE';
ALTER TABLESPACE MYTABLESPACE
DEFAULT STORAGE (INITIAL 10K, NEXT 10K, PCTINCREASE 50);
このメッセージは、ユーザが
指定されたテーブルスペースにエクステントを割り当てる権限を持っていない場合に
表示されます。この問題を解決するには、指定されたデータベースのユーザに QUOTA
権限を許可します。例は次のとおりです。
ORA-01950, 00000, "no privileges on tablespace '%s'"
ALTER USER MYUSER
QUOTA UNLIMITED ON MYTABLESPACE;
このメッセージを受け取った場
合は、44 ページの「Oracle SQL Net Alias の作成」で説明されているとおりに正しく
SQL Net Alias を作成したことを確認する必要があります。
TNS-12154 "TNS:could not resolve service name"
インストールでは、SilverMaster データベー
ス用に指定されているユーザ名 / パスワードのデフォルトテーブルスペースを使用し
ます。通常は、次の SQL ステートメントを使用してデフォルトテーブルスペースを設
定できます。
Oracle データベースのテーブルスペース
ALTER USER username DEFAULT TABLESPACE mytablespace ;
Oracle データベースの設定
49
多数のテーブルの追加 アプリケーションサーバを大規模な Oracle テーブルスペース
に接続する場合は、SMC (Server Management Console) を開いて、サーバ要求のタイム
アウト値を 30,000 秒に変更します。
大規模な Oracle アプリケーションを追加する前にこの値を変更しておく必要がありま
す。アプリケーションが正しく追加されたら、値をデフォルト値 (3,000) にリセットし
ます。この変更を適用するため、アプリケーションサーバを再起動する必要があり
ます。
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のパフォーマンスパラメータの設定に関す
る章を参照してください。
同じアプリケーションサーバでの異なるデータベースタイプの使用 Oracle 以外の
SilverMaster とともにインストールした場合に、Oracle データベースを追加す
るときは、SHLIB_PATH (HP-UX の場合 )、LD_LIBRARY_PATH (Solaris およ
び Linux の場合 )、または LIBPATH (AIX の場合 ) に、$ORACLE_HOME およ
び $ORACLE_HOME/lib を設定する必要があります。
Solaris 上で Oracle 8i データベースを追加 Solaris の場合、Oracle 8i データベースを
SilverMaster として使用していないものの、Oracle 8i クライアントソフトウェアを使用
していて、サーバに Oracle 8i データベースを追加したい場合は、ライブラリファイル
を$EXTENDAPPSERVERROOT/binディレクトリにコピーする必要があります。
デフォ
ルトでは、インストールされている Oracle ドライバライブラリファイルは Oracle 8 用
です。
次の手順に従って、代わりに Oracle 8i ライブラリを使用することができます。
1
libagora8_jni.so ファイルをバックアップします。
# cd $EXTENDAPPSERVERROOT/bin
# cp libagora8_jni.so libagora8_jni.so.orig
2
Oracle 8i ドライバライブラリファイルをコピーします。
# cp libagora8_jni.so.8i libagora8_jni.so
HP-UX または AIX から Oracle に接続 Novell exteNd Oracleドライバを使用している場
合、HP-UX または AIX ドライバから Oracle データベースに接続するには、HP-UX ま
たは AIX コンピュータに少なくとも次の Oracle コンポーネントがインストールされて
いる必要があります。
50
"
Net8
"
Net8 External Naming Adapters
"
Net8 Protocol Adapters
"
Oracle Intelligent Agent
"
PL/SQL
"
SQL*Plus
exteNd Application Server データベース設定ガイド
さらに、Oracle インストールプロセス中に、Oracle 製品実行可能ファイルを再リンク
するかどうかを尋ねられます。ここで[yes]と応答する必要があります。デフォルト
では、再リンクされません。
Oracle イ ン ス ト ー ル が ア プ リ ケ ー シ ョ ン サ ー バ に 対 し て 十 分 で な い 場 合 は、
SilverMasterInit の実行時に次のエラーが表示されます。
/usr/lib/dld.sl:Unresolved symbol: opinit (code) from
/home/username/exteNdAppServer/bin/libagora_jni.sl
このエラーまたは他のタイプの接続エラーが発生した場合は、リストされている
Oracle コンポーネントがインストールされていること、および SQL*Plus を使用して
データベースに接続できることを確認してください。
Oracle データベースの設定
51
52
exteNd Application Server データベース設定ガイド
7
Sybase Adaptive Server Anywhere
データベースの設定
第7章
この章では、SilverMaster または展開データベースとして Novell exteNd Application
Server で使用する ASA (Sybase Adaptive Server Anywhere) データベースの設定方法につ
いて説明します。この章の節は次のとおりです。
"
Sybase ASA 使用の準備
"
SilverMaster と展開データベースのセットアップ
! サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell
exteNd Application Server のリリースノートを参照してください。
Sybase ASA 使用の準備
Sybase ASA データベースをアプリケーションサーバで使用できるようセットアップ
する前に、次の処理を実行する必要があります。
"
Sybase ASA のインストール
"
jConnect ドライバ使用のための準備
Sybase ASA のインストール
サポートされているバージョンの Sybase ASA ソフトウェアがまだインストールされ
ていない場合は、Sybase から入手してユーザ自身でインストールする必要があります。
!
詳細については、www.sybase.com を参照してください。
53
jConnect 使用のための準備
アプリケーションサーバは jConnect (Sybase の JDBC ドライバ ) を使用して Sybase ASA
に接続します。jConnect は Sybase ASA インストールの一部として含まれています。
Sybase ウィザードを使用して ASA をインストールする際、ドライバは Sybase の Shared
ディレクトリにインストールされます。jConnect を使用するには、セットアップ時に
一度次の操作を行う必要があります。
"
jConnect 5.5 ドライバへのパスを含めるために、アプリケーションサーバが実行さ
れているシステム上で AGCLASSPATH ( サーバのクラスパス環境変数 ) を設定し
ます。
AGCLASSPATH=SybaseInstallDir\Shared\jConnect5_5\classes\jconn2.jar
たとえば、
ASAをデフォルトの場所にインストールした場合、
これをAGCLASSPATH
に指定します。
AGCLASSPATH=c:\Program Files\Sybase\Shared\jConnect5_5\classes\jconn2.jar
! AGCLASSPATH経由のJDBCドライバJARのリストの詳細については、
『管理
者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照してください。
SilverMaster と展開データベースのセットアップ
Sybase ASA データベースを SilverMaster または展開データベースとしてセットアップ
するには、次の手順に従います。
1
データベースを作成します。
2
アプリケーションサーバで使用するユーザアカウントを作成します。
3
サービスとして動作するよう Sybase ASA を設定します。
4
アプリケーションサーバでデータベースを使用できるようにします。
次の節では、これらの手順について説明します。
手順 1: データベースを作成する
ASA データベースを作成するには、Sybase Central を使用します。これが SilverMaster
になる場合は、ASA データベースを先に作成してから、アプリケーションサーバをイ
ンストールする必要があります。
!
ASA データベース作成の詳細については、Sybase Central オンラインヘルプを参
照してください。
54
exteNd Application Server データベース設定ガイド
手順 2: ユーザアカウントを作成する
Sybase ASA には、パスワードが sql のデフォルトユーザ dba が提供されています。
SilverMaster またはその他の Sybase ASA データベース用にこのユーザ名とパスワード
の組み合わせを使用できます。
ただし、SilverMaster と各展開データベース用に別々のアカウントを設定するようお勧
めします。別々のアカウントを使用することで、どのアプリケーションがデータベー
スをどれ位の頻度でいつ使用しているのか容易に判別することができ、パフォーマン
ス問題のトラブルシューティングもより容易に行えるようになります。これらのアカ
ウントは最低でも Resource および Connect 権限を持っていることを確認してください。
! ユーザアカウントのセットアップの詳細については、Sybase Central オンライン
ヘルプを参照してください。
手順 3: サービスとして Sybase ASA を実行する
データベースの使用および保守をより容易に行えるようにするため、Sybase ASA を
サービスとして実行するようお勧めします。
! Sybase ASA をサービスとして実行する方法の詳細については、Sybase ASA オン
ラインヘルプを参照してください ( ヘルプでは、『ASA Database Administration Guide』
を選択して、第1章の「Running the server outside the current session」を参照してください)。
手順 4: アプリケーションサーバでデータベースを使用できるようにする
SilverMaster に対して ASA データベースを使用する場合は、アプリケーションサー
バをインストールして、ASA データベースを SilverMaster として指すことができま
す (「Novell exteNd のインストール」を参照 )。
展開データベースとして ASA データベースを使用している場合は、アプリケーション
サーバにデータベースを追加してデータベースを使用可能にできます。
1
データベースが「稼動中」であることを確認します。まだサービスとして実行さ
れていない場合は、Sybase Central を使ってデータベースを起動できます。
2
SMC を使用して、サーバにデータベースを追加します。
データベースの名前、ユーザ名とパスワード、および次の形式のデータベースの
JDBC URL を指定します。
jdbc:sybase:Tds:hostname:port?SERVICENAME=dbname
たとえば、データベース名が MyDB で、デフォルトの ASA ポート 2638 でローカ
ルにデータベースを実行している場合、JDBC URL は次のようになります。
jdbc:sybase:Tds:localhost:2638?SERVICENAME=MyDB
アプリケーションサーバでデータベースを使用できるようにする別の方法は、データ
ベース用の「JDBC 接続プール」を定義することです。
Sybase Adaptive Server Anywhere データベースの設定
55
! サーバへのデータベースの追加と接続プールの定義の詳細については、
『管理者
用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照してください。
56
exteNd Application Server データベース設定ガイド
8
Sybase Adaptive Server Enterprise
データベースの設定
第8章
この章では、Novell exteNd Application Server での Sybase Adaptive Server Enterprise デー
タベースの使用方法について説明します。この章には、SilverMaster データベースある
いは展開データベースとして Adaptive Server Enterprise を使用する場合の情報も含まれ
ています。この章の節は次のとおりです。
"
Sybase Adaptive Server Enterprise データベースのセットアップ
"
トラブルシューティング
注記 : Sybase Adaptive Server Enterprise は、以前は Sybase SQL Server として知られていま
した。
! サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell
exteNd Application Server のリリースノートを参照してください。
Sybase Adaptive Server Enterprise データベースのセットアップ
この節では、Sybase Adaptive Server Enterprise を使用して SilverMaster データベース
( および展開データベース ) を作成する方法について説明します。
最初に、Novell exteNd Application Server が存在するコンピュータに「Sybase クライア
ント」をインストールします。次の手順を実行します。
1
Sybase jConnec クラスとストアドプロシージャをインストールします。
2
Sybase サーバを設定します。
3
データベースデバイスと Sybase データベースとして実際の SilverMaster データ
ベースを作成します。
4
アプリケーションサーバで使用するデータベースログインを作成します。
5
アプリケーションサーバでデータベースを使用します。
57
手順 1: Sybase jConnect をインストールする
アプリケーションサーバをインストールするシステムに jConnect ドライバをインス
トールし、設定する必要があります。アプリケーションサーバをインストールする前
に、このドライバを設定する必要があります。
注記 : jConnect 5.x を使用することをお勧めします。
#
Sybase jConnect をインストールする
1
jConnect ドライバ をインストールします。
!
2
Sybase jConnect の詳細については、www.sybase.com を参照してください。
アプリケーションサーバマシンの AGCLASSPATH 変数に、jConnect ドライバの
場所が指定されていることを確認します。Windows の場合、AGCLASSPATH はシ
ステム環境変数です。UNIX の場合は、agprofile ファイルの中にあります。NetWare
の場合は、setenv コマンドを使用して AGCLASSPATH を設定する必要があります
(setenv AGCLASSPATH=path1;path2;path3;...)。
jConnect 4 を使用している場合
AGCLASSPATH=installDir\jConnect-version\classes
jConnect 5 を使用している場合
AGCLASSPATH=installDir\jConnect-version\classes\jconn2.jar
! AGCLASSPATH経由のJDBCドライバファイルのリストの詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照してください。
注記 : アプリケーションサーバで排他的にドライバを使用している場合は、Sybase イン
ストールの注意点で述べた CLASSPATH または JDBC_HOME 変数を設定する必要はありま
せん。
3
jConnect「ストアドプロシージャ」を Sybase サーバにインストールします。
!
詳細については、Sybase の『jConnect for JDBC Installation Guide』または
www.sybase.com を参照してください。
手順 2: Sybase サーバを設定する
アプリケーションサーバをサポートするために、Sybase サーバを設定する必要があり
ます。この設定変更には、Sybase TEMPDB データベースを適切なサイズに変更し、
jConnect ストアドプロシージャをサポートするため Sybase プロシージャのキャッシュ
の容量を適切な大きさに設定することが含まれます。
#
Sybase サーバを設定する
1
Sybase Central から、宛先の Sybase サーバに接続し、
[Databases]を選択します。
SAまたは同等の権限を持つユーザとしてSybaseサーバに接続する必要があります。
2 [TEMPDB]データベースを右クリックして、[Properties]を選択します。
3 [Usage]タブで、[Total Allocated value]をオンにします。
58
exteNd Application Server データベース設定ガイド
[TEMPDB Total Allocated]の値が 30MB より小さい場合は、次の操作を行います。
"
Database Devices フォルダ内から、TempExtend という名前で 30MB の新しい
データベースデバイスを作成します。
"
このプロセスが終了したら、Database Devices フォルダ内部から[TEMPDB]
データベースを右クリックします。
"
4
[Devices]タブで、DATA デバイスとして新規の TempExtend デバイスを追加し
ます。
Sybase サーバを右クリックして、[Configure]を選択します。
5 [Total Memory]の値が表示されるまで下にスクロールします。
総メモリの値は 2K ページ単位です。したがって、表示された数字の 2 倍のキロ
バイトのメモリが現在 Sybase に割り当てられていることになります。この値をメ
モしておき、次に[Procedure Cache Percent]の値を見つけます。この値は、13MB
のメモリに相当する率にしてください。
この値を計算するには、13,000 を総メモリ容量 ( キロバイト ) で除算します。こ
れによって、[Procedure Cache Percent]の値として入力する率が分かります。
たとえば、Sybase Adaptive Server Enterprise 11.5 に割り当てられているデフォルト
のメモリ容量は 9000 ページです (18,000 キロバイトに相当 )。13,000 を 18,000 で
除算す ると、[Procedure Cache Percent]の値は 0.72 または 72% となります。
[Procedure Cache Percent]の新しい値として 72 を入力します。
6
Sybase サーバを再起動し、変更を有効にします。
手順 3: Sybase に SilverMaster データベースを作成する
アプリケーションサーバをインストールする前に、実際の Sybase データベースとそ
の基礎となるデータベースデバイスを作成する必要があります。これらのオブジェク
トは、ISQL または Sybase Central などのグラフィカルツールを使用して作成できま
す。この節では、Sybase Central を使用してオブジェクトを作成する方法について説
明します。
#
SilverMaster データベースを作成する
1
SA または SA と同等の権限を持つアカウントを使用して Sybase に接続します。
2
Sybase Central から、宛先の Sybase サーバに接続し、
[Databases Devices]を選択
します。
3
SilverMasterData という名前で 30MB の新しいデータベースデバイスを作成し
ます。
4
このプロセスが終了したら、SilverMasterLog という名前で 30MB のデバイスを
もう一つ作成します。
5
Sybase Central の Database フォルダから、silvermaster( 大文字と小文字が区別され
ます ) という名前の新しいデータベースを作成します。
Sybase Adaptive Server Enterprise データベースの設定
59
6
データ用とログ用の各デバイスの 30MB 全体を使い、作成した 2 つのデバイスを
使用するデータベースを作成します。
7
データベースが作成されたら、データベースを右クリックして、
[Properties]を
選択します。
8 [Options]タブから、[Truncate Log on Checkpoint]を選択します。
手順 4: アプリケーションサーバ用 Sybase ログインを作成する
jConnect ドライバをインストールして SilverMaster データベースを作成したら、アプ
リケーションサーバで使用する Sybase ログインを作成する必要があります。
#
Sybase ログインを作成する
1
Sybase Central から、SA または SA と同等の権限を持つアカウントを使用して
Sybase に接続します。
2
ログインフォルダで、新規のログインを追加します ( たとえば、smuser という名
前を付けることができます )。このアカウントには、6 文字以上のパスワードを割
り当てる必要があります。
3
silvermaster に対してこのログイン用のデフォルトデータベースを設定して、ロ
グイン作成プロセスを終了します。
4
Databases フォルダから silvermaster データベースを右クリックして、
[Properties]
を選択します。
5 [Change]ボタンをクリックして、データベースの所有者を SA から smuser ログ
インに変更します。
使用する各展開データベースごとにログインを定義する必要があります。展開データ
ベースにアプリケーションサーバのシステムテーブルを保存したい場合は、CREATE
TABLE 権限を指定する必要があります ( これはサーバに追加する展開データベースの
デフォルトの動作です )。
手順 5: アプリケーションサーバでデータベースを使用する
これでアプリケーションサーバーから Sybase Adaptive Server Enterprise データベースに
アクセスする準備が整いました。これで、次の作業を実行できるようになります。
"
アプリケーションサーバをインストールし、SilverMaster としてそのデータベー
スを指す (「Novell exteNd のインストール」を参照 )
"
「展開データベース」として使用するためデータベースをアプリケーションサーバ
に追加する
"
データベースにアクセスするため「接続プール」をアプリケーションサーバに追
加する
! 詳細については、
『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照して
ください。
60
exteNd Application Server データベース設定ガイド
トラブルシューティング
Adaptive Server Enterprise トラブルシューティング
この節では、Novell exteNd Application Server とともに使用する Sybase Adaptive Server
Enterprise データベースの一般的な問題とその解決方法について説明します。
JZ0C0 エラー
jConnect からエラーコード JZ0C0 のエラーメッセージ「接続は既にクローズされてい
ます。」を受け取る場合があります。このエラーを受け取った場合は、実行中の Sybase
サーバのバージョンが 11.0.3.2 であることを確認してください。Sybase のバージョン
が 11.0.3.2 でない場合は、Sybase テクニカルサポートから最新バージョンを入手して
ください。
Sybase サーババージョンを更新できない場合は、問題を回避するため Sybase データ
ベースとアプリケーションサーバのシステムテーブルを切り離してください。
ログイン、ユーザ、および許可
ログイン、ユーザ、および許可についての潜在的な問題を回避する最も簡単な方法は、
SA を使用することです。データベースを追加しているときに問題が発生した場合、
Novell exteNd テクニカルサポートでは、問題の原因がログイン、ユーザ、および許可
のいずれにあるのかを判別するため、SA としてデータベースの追加を試みるよう指
示を出させていただく場合があります。
ただし、多くの環境では、SA のパスワードを取得することは現実的ではありません。
アプリケーションサーバに対して適切な許可を持つログインとユーザの作成方法は、
次の SQL の例のとおりです。
"
ログイン ログインは、デフォルトのデータベースおよびパスワードだけでなく、
Adaptive Server Enterprise データベースへのアクセスも定義します。次の SQL ス
クリプトを使用して、SilverUser という名前のログインを作成します。
USE master
go
EXEC sp_addlogin SilverUser','PASSWORD','mydatabase',
'us_english',"SilverUser"
go
"
ユーザ ユーザは、特定のデータベースに対して一組の許可を定義し、ログイン
に関連付けられます。次の SQL スクリプトを使用して、SilverUser という名前の
ユーザを作成します。
EXEC sp_adduser 'SilverUser','SilverUser','public'
go
GRANT CREATE TABLE TO SilverUser
go
Sybase Adaptive Server Enterprise データベースの設定
61
プライマリキーと外部キー
古いデータベース (Sybase System 10 以前のバージョン ) のプライマリキーおよび外部
キーは、sp_primarykey および sp_foreignkey という名前のシステムストアドプロシー
ジャを使って定義することができます。Sybase では、現在この方法でプライマリキー
および外部キーを作成することを推奨していません。実際に、jConnect などの新しい
Sybase 製品は、この方法で作成されたキーを認識しません。データベースの作成に使
用された DDL を確認し、データベースでこれらのストアドプロシージャを使用する
かどうかを決定できます。
プライマリキー
これは古いスタイルのプライマリキーを指定した DDL です。
CREATE TABLE dbo.U_LBX_ADVICE
(
advice_key smallint NOT NULL,
<PAYMENT_KEY file_key smallint NOT NULL,
batch_key smallint NOT NULL,
line_no varchar(20) NULL,
item_paid_id varchar(20) NULL,
item_paid_amount money NULL
)
go
EXEC sp_primarykey 'dbo.U_LBX_ADVICE',
advice_key,payment_key,file_key,batch_key
プライマリキーを作成する新しい Sybase Adaptive Server Enterprise 形式は、CREATE
TABLE 構文の一部です。
create table U_LBX_ADVICE
(
advice_key smallint not null,
payment_key smallint not null,
file_key smallint not null,
batch_key smallint not null,
line_no varchar(20) null,
item_paid_id varchar(20) null,
item_paid_amount money null,
constraint PK_U_LBX_ADVICE primary key
(advice_key, payment_key, file_key, batch_key)
)
テーブルがすでに存在しており、CREATE TABLE ステートメントでテーブルを再作成
できない場合は、次のように ALTER TABLE を使用します。
ALTER TABLE dbo.U_LBX_ADVICE ADD CONSTRAINT newprimarykey
PRIMARY KEY NONCLUSTERED
(advice_key,payment_key,file_key,batch_key)
62
exteNd Application Server データベース設定ガイド
外部キー
外部キーは、テーブル同士の関係を定義します。外部キーの問題は、すでに説明した
プライマリキーの問題とよく似ています。Sybase の jConnect は、sp_foreignkey を使用
する古い System 10 の形式で作成された外部キーを認識しません。これは外部キーを
作成する古いスタイルの DDL です。
exec sp_foreignkey dbo.U_LBX_ADVICE, dbo.U_LBX_BATCH,
file_key,
batch_key
同様に定義されている外部キー追加する構文は、次のとおりです。
ALTER TABLE dbo.U_LBX_ADVICE ADD CONSTRAINT myforeignkey
FOREIGN KEY (file_key,batch_key)
REFERENCES sqlfinar1.dbo.U_LBX_BATCH (file_key,batch_key)
go
Sybase PowerDesigner ツールを使用して、データベースを作成する DDL を新しい形式
に更新することができます。このツールを使用するには、データベースのバックアッ
プを作成してから次の手順に従います。
1
PowerDesigner のメニューから、
[File]、
[Reverse Engineering]の順に選択します。
2
データベースの DDL を含むファイル、またはデータベースに直接接続するため
の ODBC ドライバの名前のいずれかを入力します。
3 [Database]、
[Generate Database]の順に選択して、正しい構文でプライマリキー
と外部キーを定義する新しい DDL を作成します。
4
他のツールと同様、新しい構文にミスがないかどうか再度チェックしてテストし
ます。
jConnect トラブルシューティング
jConnect ストアドプロシージャが正しくインストールされておらず、問題が検出され
ていない場合は、データベースを追加する際に問題が発生する可能性があります。
方法 1
これは、jConnect が正しくインストールされていることを確認するために実行します。
"
DOSウィンドウを開き、AGCLASSPATH環境変数がjConnect\classesディレクトリ
を指していることを確認します。
Sybase Adaptive Server Enterprise データベースの設定
63
方法 2
jConnect が正しくインストールされているかどうかを判別する別の方法は、
「サンプル
の jConnect アプリケーション」を実行することです ( サンプルがインストールされて
いること、および classes\sample ディレクトリが存在することを確認してください )。
DOS プロンプトで次のように入力します。
"
jConnect 4 を使用している場合
set CLASSPATH=installDir\jConnect-version\classes
java sample.SybSample Validate -U sa -P password -S
jdbc:sybase:Tds:servername:port
"
jConnect 5 を使用している場合
set CLASSPATH=installDir\jConnect-version\classes\jconn2.jar
java sample2.SybSample Validate -U sa -P password -S
jdbc:sybase:Tds:servername:port
これらのコマンドを実行するとアプリケーションが起動され、そのアプリケーション
からさまざまな jConnect サンプルを起動できます ([File]、
[Open Sample]の順にク
リックします )。
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exteNd Application Server データベース設定ガイド
索引
A
Novell exteNd Application Server 用データベースの
設定 35
Windows での SilverMaster の使用 38
Windows へのインストール 36
データベースの作成 37
展開データベース 39
Adaptive Server Anywhere
Sybase Adaptive Server Anywhere を参照
Adaptive Server Enterprise
Sybase Adaptive Server Enterprise を参照
C
Cloudscape
IBM DB2 を参照
O
Oracle
Novell exteNd Application Server 用データベースの
設定 41
テーブルおよびビューの同義語 47
D
DB2
IBM DB2 を参照
I
IBM Cloudscape
Novell exteNd Application Server 用データベースの
設定 11
IBM DB2
Novell exteNd Application Server 用データベースの
設定 17
IBM Informix
Novell exteNd Application Server 用データベースの
設定 27
Informix
IBM Informix を参照
M
Microsoft SQL Server
Novell exteNd Application Server 用データベースの
設定 31
MySQL
Linux での SilverMaster の使用 38
Linux へのインストール 36
NetWare での SilverMaster の使用 38
NetWare へのインストール 36
S
SQL Server、Microsoft
Microsoft SQL Server を参照
SQL Server、Sybase
Sybase Adaptive Server Enterprise を参照
Sybase Adaptive Server Anywhere
Novell exteNd Application Server 用データベースの
設定 53
Sybase Adaptive Server Enterprise
Novell exteNd Application Server 用データベースの
設定 57
Sybase SQL Server
Sybase Adaptive Server Enterprise を参照
U
UNIX
同じアプリケーションサーバでの異なるデータベース
の使用 50
と
同義語、Oracle
サポート 47
65
66
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