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マレーシアの概要
面積
33万平方キロメートル
(12万7千平方マイル)
Vancouver
政治機構
13州からなる連邦国家
Boston
New York
Chicago
統治制度
立憲君主制、議会制民主主義
San Jose
Los Angeles
Houston
連邦首都
クアラルンプール
行政地区
プトラジャヤ
人口
2,831万人
主な民族
マレー系、中国系、インド系、
ガダザン系、イバン系
主な言語
マレーシア語(公用語)、英語、中国語、
タミル語
主な宗教
イスラム教、仏教、キリスト教、
ヒンズー教
Buenos Aires
時差
GMT+8時間
米国東部標準時間+13時間
(日本との時差-1時間)
気候
熱帯性気候‐一年を通じて暖かく、
晴天の日が多い。
気温は日中は33℃、夜間は22℃。
通貨
マレーシア・リンギット(RM)
1リンギットは100セン(sen)
為替レート
リンギットの為替レートは、
主要な外国通貨に対する、
管理変動相場制で運用されています。
著作権
本書の内容を、マレーシア工業開発庁(MIDA)による書面許可無く、電子、
複写(コピー)、録画、またはその他のあらゆる形態や手段によって、再発行
したり、検索システムに保存したりすることを禁じます。
免責事項
2010年10月改定
最新の情報は、
マレーシア工業開発庁(MIDA)の
ホームページ(http://www.mida.gov.my)
でご確認ください。
マレーシア工業開発庁は、掲載情報について発行時点での最新性と正確さ
に万全を期していますが、本書の掲載情報の間違いや記入漏れに関しては
責任を負いかねますことをご了承ください。
©MIDA- All rights reserved
Stockholm
London
Paris
Amsterdam
Cologne
Frankfurt
Munich
Zurich
Milan
Vienna
Rome
Istanbul
Beijing
Seoul
Osaka
Tokyo
Shanghai
Cairo
New Delhi
Karachi
Dubai
Mumbai
Taipei
Guangzhou
Hongkong
Vientiane
Manila
Phnom
Bangkok Penh H.C. Minh City
Yangon
MALAYSIA
Kuala
Lumpur
Singapore
B.S.Begawan
Jakarta
Sydney
Cape Town
Auckland
Perlis
Kedah
Penang
Kelantan
Terengganu
Perak
M
A L A Y S I A
Sabah
Pahang
Selangor
Kuala Lumpur
Negeri
Sembilan
Melaka
Sarawak
Johor
ロケーション
マレーシアは、赤道より少し北にあたる、東南アジアのかなめに位置しています。マレーシアは、アジア大陸最南端にある
マレーシア半島の11の州と、ボルネオ島北西部の海岸沿いにあるサバ州とサラワク州からなっています。
•
マレーシア工業開発庁(MIDA)事務所の所在地
国際通商産業省(MITI)は、更なるマレーシア経済
の成長を促すため、工業活動の発展の陣頭指揮を執
っています。国際通商産業省の傘下機関として、マ
レーシア工業開発庁(MIDA)は国家の工業発展の
促進と調整を担っています。
マレーシア工業開発庁は、製造業やサービス産業の
プロジェクトをマレーシアに設立することを計画し
ている投資家にとって、最初のコンタクト窓口とな
ります。本部をマレーシアの首都クアラルンプール
に構え、北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地
域を網羅する21ヶ所におよぶ海外事務所のグロー
バル・ネットワークを構築し、マレーシアでの製造
業プロジェクトやサービス活動の設立に関心のある
投資家をサポートする体制を整えています。さらに、
投資家の事業実施と運営を円滑にするため、マレー
シア国内には12ヶ所の国内事務所を様々な州に設
置しています。
マレーシアへの投資の可能性をお調べになりたい方
は、マレーシア工業開発庁にご連絡ください。詳細
情報を提供し貴社の意思決定をサポートさせていた
だきます。(マレーシア工業開発庁本部、国内事務
所、海外事務所の連絡先住所は、巻末をご参照くだ
さい。)
事業を始める .........................................................................................................................
投資優遇措置 .......................................................................................
税制 ......................................................................................................
入国手続き ...........................................................................................
人的資源 ...............................................................................................
銀行・金融・為替管理 .............................................................................
知的所有権の保護 ................................................................................
環境マネージメント ................................................................................
インフラ整備 ..........................................................................................
連絡先住所
目次
第1章
事業を始める
1. 製造業プロジェクトの認可
1.1
1.2
1975年工業調整法
製造業プロジェクト認可のガイドライン
2. 会社設立
2.1
2.2
2.3
2.4
マレーシアでの事業形態
会社設立手続き
外国企業の登録
Eサービス
3. 出資比率政策のガイドライン
3.1
3.2
製造業における出資比率政策
外国投資の保護
第3章
税制
3
3
4
1. マレーシアの税制
71
2. 課税対象所得
71
3. 法人税
71
4
4
5
7
8
9
9
9
第2章
投資優遇措置
1. 製造業に対する優遇措置
15
2. 農業部門に対する優遇措置
25
3. 航空宇宙産業に対する優遇措置
32
4. バイオテクノロジー産業に対する優遇措置
33
5. 観光産業に対する優遇措置
34
6. 環境マネージメントに対する優遇措置
39
7. 研究開発に対する優遇措置
43
8. 医療機器産業に対する優遇措置
46
9. 研修に対する優遇措置
46
4. 個人所得税
4.1
4.2
居住者たる個人
非居住者たる個人
72
72
73
5. 源泉税
73
6. 不動産譲渡益税
74
7. 販売税
75
8. サービス税
75
9. 輸入税
76
10. 物品税
76
11. 関税上訴裁決機関と関税判定
76
12. 二重課税条約
77
第4章
入国手続き
1. マレーシア入国の際の要件
1.1
1.2
1.3
パスポートまたは旅行証明書
ビザの要件
必要なパス
2. 外国人駐在員の雇用
2.1
2.2
外国人駐在員ポストの種類
外国人駐在員の雇用に関する
ガイドライン
81
81
81
83
85
85
86
10. 認可サービス事業に対する優遇措置
49
11. 船舶・輸送機器産業に対する優遇措置
50
12. MSCマレーシアに対する優遇措置
50
3. 外国人ポストの申請
87
13. 情報通信技術(ICT)に対する優遇措置
51
4. 外国人労働者の雇用
87
14. 知識集約型活動に対する優遇措置
52
15. 製造関連サービスに対する優遇措置
52
16. 経営統括本部に対する優遇措置
53
17. 国際調達センター/地域流通センターに
対する優遇措置
57
18. 駐在員事務所と地域事務所
59
19. その他の優遇措置
60
第5章
人的資源
1. マレーシアの労働力
91
2. 人的資源の開発
91
2.1
2.2
2.3
工業技能訓練施設
人的資源開発基金
管理職
91
92
93
3. 労働力コスト
93
4. リクルートの手段
93
5. 労働基準
93
5.1
5.2
5.3
5.4
5.5
5.6
1955年雇用法
サバ州とサラワク州の労働法令
1991年被雇用者積立基金法(EPF)
1969年被雇用者社会保障法
1952年労働者災害補償法
1994年職業安全保健法
6. 労使関係
6.1
6.2
6.3
労働組合
1967年労使関係法
労働組合が組織されていない企業の
労使関係
93
94
94
95
95
95
98
98
98
99
第6章
銀行・金融・為替管理
1. マレーシアの銀行制度
1.1
1.2
1.3
中央銀行
金融機関
マレーシア国際イスラム金融センター
2. 輸出信用リファイナンス
2.1
2.2
2.3
融資の方法
融資期間と融資額
払い戻し
3. マレーシアの証券市場
3.1
3.2
マレーシア証券委員会
ブルサ・マレーシア
第9章
インフラ整備
103
103
104
105
1. 工業用地
1.1
1.2
1.3
145
工業団地
自由地域
保税工場
145
145
146
107
2. 電力供給
146
107
107
107
3. 水供給
147
4. 通信サービス
147
108
5. 航空貨物輸送
147
108
108
6. 港湾
148
7. 貨物運送
4. オフショア金融サービス
4.1
4.2
5. 為替管理制度
5.1
5.2
5.3
5.4
非居住者による投資と金融活動
居住者による投資と金融活動
特定人物との制限された通貨での取引
特別ステータスを与えられた居住企業
149
109
ラブアン金融サービス庁(ラブアンFSA) 109
オフショア金融サービスに対する
110
優遇措置
7.1
7.2
コンテナー輸送
貨物輸送
149
149
8. 高速道路
149
9. 鉄道サービス
150
10. MSCマレーシア
150
111
113
118
126
126
連絡先住所
第7章
知的所有権の保護
1. 知的所有権の保護
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
1.6
特許
商標
工業デザイン
著作権
半導体集積回路のレイアウト・デザイン
地名の表示
129
129
129
130
130
130
131
行政機関
155
関連団体
156
国際通商産業省(MITI)海外事務所
157
マレーシア貿易開発公社(MATRADE)海外事務所158
マレーシア貿易開発公社(MATRADE)国内事務所160
マレーシア工業開発庁(MIDA)国内事務所
161
マレーシア工業開発庁(MIDA)海外事務所
162
バック ポケット
付属資料 I
第8章
環境マネージメント
•
付属資料Ⅱ •
1. 政策
135
2. 環境に関する必要事項
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
2.6
2.7
2.8
2.9
規制対象事業に対する環境
インパクト・アセスメント
環境インパクト・アセスメント
(EIA)調査実施者
用地適正評価
書面による建設告知と許可
焼却炉・燃料燃焼設備・煙突の
設置に対する書面による許可
規定建物と規定乗り物の占有ライセンス
ガス状排出物と廃水の基準
オゾン破損物質の規制
特定廃棄物の管理
3. 環境マネージメントに対する優遇措置
135
付属資料Ⅲ •
136
139
付属資料 IV •
140
140
140
付属資料 V •
141
141
141
141
142
奨励事業および奨励製品リスト
- 一般
奨励事業および奨励製品リスト
– 製造関連サービス
奨励事業および奨励製品リスト
– ハイテク企業
奨励事業および奨励製品リスト
– 産業間連携プログラム(ILP)
奨励事業および奨励製品リスト
– 小規模企業
1
第1章
事業を始める
1. 製造業プロジェクトの認可
1.1
1975年工業調整法
1.2
製造業プロジェクト認可のガイドライン
2. 会社設立
2.1
マレーシアでの事業形態
2.1.1
2.1.2
2.2
会社設立手続き
2.2.1
2.3
現地法人が守るべき要件
外国企業の登録
2.3.1
2.4
会社形態
有限責任株式会社
登録手続き
Eサービス
3. 出資比率政策のガイドライン
3.1
製造業における出資比率政策
3.2
外国投資の保護
第1章
事業を始める
1. 製造業プロジェクトの認可
1.1 1975年工業調整法
マレーシアの1975年工業調整法(ICA)は、マレーシアにおける製造業の調和の
とれた発展と成長を維持することを目的としています。
株主資本(shareholders' funds)がRM250万以上、またはフルタイム(常勤)
有給従業員を75人以上雇用する製造業企業は、1975年工業調整法(ICA)に基
づき、国際通商産業省(MITI)に対し製造ライセンスの取得を申請する必要があり
ます。
製造ライセンスの申請は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。マレー
シア工業開発庁(MIDA)は、マレーシアの工業発展の促進と調整を担う、国際通
商産業省(MITI)傘下の政府機関です。
工業調整法(ICA)には、以下の通り規定されています。
•
「製造活動」とは、物品や物質を使用、販売、輸送、引き渡し、処理する
目的で、それらを製作、加工、混合、装飾、仕上げまたは処理、適合する
ことを指し、これには部品の組立てや船舶の修理は含まれますが、通常小
売りや卸売業に分類される活動は含まれません。
•
「株主資本(shareholders' funds)」とは、企業の払込資本金、剰余金、
払込剰余金残高、利益処分勘定残高の総計と定義されています。
- 払込資本金とは優先株と普通株の合計で、固定資産の再評価で得た
資本準備金により発行された特別配当株(ボーナスシェア)は含ま
れません。
- 剰余金には、固定資産の再評価で得られた資本準備金、償却、更新、補
充の積立金、資産価値の減少に当てる引当金は含まれません。
- 払込剰余金残高には、固定資産の再評価で得た資本準備金により特別配
当株(ボーナスシェア)をプレミアム発行した際に計上された分は含ま
れません。
•
「フルタイム有給従業員」とは、通常該当事業所での労働時間が1日6時
間以上、且つ年間平均労働日数が月20日以上で、当該事業所から給与を受
け取っているすべての者と定義されています。
これには、出張販売、エンジニアリング・サービス、メンテナンス、修理に携
わる者で、該当事業所の管理下にあり給与を受け取っている者も含まれます。
また、会社の取締役で経営に参加し報酬を受け取っている者は、役員会に出席
するだけの役割に対して取締役料を受け取っている場合以外、フルタイム有給
従業員に含まれます。定期的に給与や手当を受け取っている家族従業員で、被
雇用者退職積立基金(EPF: Employees Provident Fund)や、他の退職年金制
度に加入している人もフルタイム有給従業員に含まれます。
3
1.2 製造業プロジェクト認可のガイドライン
マレーシアにおいて、投下資本(Capital Investment)と従業員(Employee)の比
率:C/E比率に基づき工業プロジェクトとして認可の対象とするかどうかのガ
イドラインを設けています。C/E比率がRM55,000以下のプロジェクトは労働
集約型産業とみなされ、製造ライセンスや税制優遇措置の対象にはなりませ
ん。しかし、以下のいずれかの条件を満たす場合は、上記のガイドラインが
免除されます。
•
付加価値が30%以上の場合。
•
経営(Managerial)、技術(Technical)、管理(Supervisory)に従事する者の
全従業員に占める割合:MTSインデックスが15%以上の場合。
•
ハイテク企業のための奨励事業および奨励製品リストに該当する奨励活動
や製品製造に従事するプロジェクト。
•
プロジェクトが、サバ州、サラワク州、ペルリス州、指定された半島マレ
ーシア東海岸投資奨励地域(クランタン州、トレンガヌ州、パハン州、ジ
ョホール州メルシン地区)のような奨励地域に立地する場合。
•
製造ライセンスを申請する既存企業(以前は免除されていた場合)。
生産能力の拡張と生産品目の多角化
生産能力の拡張や、追加製品の製造による生産品目の多角化を希望する製造ラ
イセンス取得済み企業は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に申請する必要があり
ます。
2.
会社設立
2.1 マレーシアでの事業形態
マレーシアでの事業形態は以下の通りです。
i.
自営の個人事業。
ii.
2人以上(ただし20名以下)によるパートナーシップ。
iii.
1965年会社法(CA)の規定に基づき登記された現地法人や外国企業。
マレーシアにおけるすべての個人事業およびパートナーシップは、1956年事
業登記法に基づきマレーシア企業委員会(SSM)へ登録しなければなりません。
パートナーシップの場合、その資産が不十分である際には、個々の各パートナ
ーは負債や債務に対して共同または別々に責任を負います。法的強制ではあり
ませんが、各パートナーの権利義務を規定するために正式なパートナーシップ
証書を作成することもできます。
2.1.1 会社形態
1965年会社法は、マレーシアにおけるすべての会社を管理しています。どの
ような事業を行う際にも、マレーシア企業委員会(SSM)に会社の登記を行わな
ければならないことが会社法により規定されています。
1965年会社法に基づき法人化できる会社形態は3種類あります。
事業を始める
4
i.
有限責任株式会社とは、出資者の責任が、会社の基本定款によって、未払
いも含む所有する株式の額までと限定されるという原則に基づき設立され
た会社。
ii.
保証有限責任会社とは、会社清算時の出資者の責任が、会社の基本定款お
よび付属定款によって、会社の資産に寄与した額までと限定される会社。
iii.
無限責任会社とは、出資者の責任に限度を定めないという原則に基づいて
設立された会社。
2.1.2 有限責任株式会社
マレーシアで最も一般的な会社形態は、有限責任株式会社です。有限責任株式
会社は、非公開有限責任会社(社名の一部に、「Sendirian Berhad」または
「Sdn. Bhd.」という文字があるかによって識別できます。)か、公開有限責
任会社(社名の一部に、「Berhad」または「Bhd.」という文字があるかによ
って識別できます。)のいずれかの形態で法人化されています。
基本定款や付属定款に以下のような記載がある場合は、非公開会社として株式
会社を設立することができます。
i.
株式譲渡の権利を制限している。
ii.
株主の数を50人以下に制限している。ただし、当該企業またはその子会社
の従業員および元従業員を除く。
iii.
株式および社債の公募を禁止している。
iv.
利子付きか利子無しに関わらず、期限付きの請求時支払勘定での供託金の
公募を禁止している。
公開会社として会社を設立することも可能ですし、あるいは、非公開会社とし
て設立された会社を1965年会社法第26条の規定に従って公開会社に変更する
こともできます。公開会社は、下記の条件を満たすことによって株式を一般公
募することができます。
i.
発行目論見書が証券委員会に登録されている。
ii.
交付日または交付日前に、発行目論見書がマレーシア企業委員会(SSM)
に提出されている。
公開会社は、証券取引所の規定に従うことを条件として、ブルサ・マレーシアへ
の株式の上場を申請することができます。株式の追加発行(有利発行やボーナ
ス発行、買収時の株発行)については、証券委員会の承認が必要となります。
2.2 会社設立手続き
会社を設立するには、設立会社の予定社名使用可否を確認するために、所定の
書式13Aに手数料RM30(申請社名1つにつき)を添えてマレーシア企業委員
会(SSM)に申請しなければなりません。希望の会社名が使用可能である場合、
申請は認可され、その社名は申請者のために3ヶ月間保持されます。
会社名の認可日から3ヶ月以内に、下記の設立書類をマレーシア企業委員会(SSM)
に提出しなければなりません。
5
i.
基本定款と付属定款(Memorandum and Articles of Association)。
ii.
規定遵守に関する宣言書(Declaration of Compliance)(書式6)。
iii.
取締役または発起人として就任する者の法定宣言(書式48A)。
iv.
下記の追加資料
• Form 13Aの原本。
• 社名の認可を通知したマレーシア企業委員会(SSM)からの文書の写し。
• 取締役全員と会社秘書役の身分証明証の写し、外国人取締役の場合はパ
スポートの写し。
基本定款(The Memorandum of Association)には、登録時に提案された会社の
社名、事業目的、授権資本金(該当する場合)や、一株当たりの金額、株式発
行予定数を記載します。
付属定款(The Articles of Association)には、会社運営と事業活動に関する社内
管理規定を記載します。
会社設立証書が交付されたら、会社は法人となり、企業法人として機能するこ
とができ、訴訟を起こしたり告訴されたりすることが可能となります。また、
会社の社印(common seal)により、例えば土地保有など永久継承権を有すること
ができます。将来会社を解散する場合には、株主は1965年会社法の規定に従
い会社の資産を供出し負債弁済の義務を負います。
2.2.1 現地法人が守るべき要件
会社は、会社法の規定で求められているすべての帳簿や文書を保管する事務所
をマレーシア国内に登録しておかなければなりません。社章と書類には、ロー
マ字ではっきりと明記された会社名と会社番号が表示されていなければなりま
せん。
会社は自己株式を取引きしたり、持株会社の株式を保有したりすることはでき
ません。公開会社の株式は、株主総会での投票時に一株につき一議決権を有し
ます。しかし、非公開会社は株主の議決権を多様に規定することができます。
会社秘書役は、マレーシアを主要な又は唯一の居住地とする成年たる自然人で
なければなりません。秘書役は規定された組織(会社秘書役協会など)の会員
か、マレーシア会社登記局により許可を得た者でなければなりません。また会
社は、マレーシアにおける会計監査人として認定された会計監査会社を任命し
なければなりません。
さらに会社は、マレーシアを主要な又は唯一の居住地とする取締役を最低2
名指名しなければなりません。公開会社やその子会社の取締役は、通常70歳
を超えてはなりません。取締役が株主にもなることは必ずしも必要ではあり
ません。
事業を始める
6
2.3 外国企業の登録
外国企業は、下記のようにしてマレーシアで事業を行うことができます。
i.
現地法人を設立する。
ii.
マレーシアに支店を登録する。
外国企業は、1965年会社法によって下記のように定義されています。
i.
マレーシア国外で法人化された会社、企業、共同体、団体、またはその他
の組織。
または、
ii.
出所国の法律に基づいて訴えたり、訴えられたりすることが可能、または、
資産を所有する目的で正式に任命された秘書や他の職員の名義で資産を所
有している、または、本社あるいはビジネスの主要拠点をマレーシアに持
っていない、法人化されていない共同体、団体、またはその他の組織。
2.3.1 登録手続き
i.
申請者は、まず初めに、設立する会社用に提案している社名が、使用可能
かどうかを確定するために、社名検索をおこなわなければなりません。外
国企業の登録のために使用される社名は、その出所国で登録された社名と
同様でなければなりません。
申請書は書式13Aを使用し、申請する社名1つにつきRM30の手数料を添
えて、マレーシア企業委員会(SSM)に提出しなければなりません。希望す
る会社名がマレーシア企業委員会(SSM)によって許可されると、認可日か
ら3ヶ月間有効となります。
ii.
認可されたら、申請者は以下の登録書類を、認可日から3カ月以内にマレー
シア企業委員会(SSM)に提出しなければなりません。
a. 外国企業の登記簿謄本。
b. 外国企業の設立許可書、基本定款と付属定款、または設立を定義してい
るその他法律文書の認証謄本。
c. 書式79(取締役の詳細と詳細の変更についての外国企業による報告書)。
外国企業の現地取締役のメンバーに、マレーシア居住の取締役がリスト
に含まれている場合、外国企業に代わって執行できる権限について明記
された基本定款を、マレーシア企業委員会(SSM)に提出しなければなり
ません。
d. 該当外国企業に送達されるべき通知を、外国企業に代わって受け取る、
マレーシアに居住する人物を指名した任命書または委任状。
e. 書式80(外国企業の代理人による法定宣言書)と、書式13Aの原本か
らなる追加書類と、マレーシア企業委員会(SSM)からの外国企業の社名
許可の文書の写し。
注:記述されている登録書類が、マレーシア語または英語以外の言語で
ある場合、マレーシア語または英語に訳され公証された翻訳が必要とな
ります。
7
ⅲ.
登録料はマレーシア企業委員会(SSM)に下記の通りに支払います。
授権資本金(RM)
料金(RM)
100,000まで
1,000
100,001 - 500,000
3,000
500,001 - 1,000,000
5,000
1,000,001 - 5,000,000
8,000
5,000,001 - 10,000,000
10,000
10,000,001 - 25,000,000
20,000
25,000,001 - 50,000,000
40,000
50,000,001 - 100,000,000
50,000
100,000,001超
70,000
登録料金を確定するために、まず、外国企業の名目資本金を、一般的な相
場レートでマレーシア通貨(リンギット・マレーシア)に変換しなければ
なりません。
外国企業が、資本金提示していない場合、定額RM1,000をマレーシア企
業委員会(SSM)に支払います。
ⅳ.
登録書は、登録手続きの順守と、完全にそろった登録書類の提出をもって、
マレーシア企業委員会(SSM)により発行されます。
ⅴ.
認可されたら、会社またはその代理人は、1965年会社法の順守を確実に
する責任があります。会社の詳細、会社名、授権資本金におけるいかなる
変更も、変更日から1カ月以内に、必要な費用と共にマレーシア企業委員
会(SSM)に報告しなければなりません。すべての会社は、適正な会計帳簿
を保持していなければなりません。歴年に一度、年次報告書をマレーシア
企業委員会(SSM)に提出しなければなりません。
注:外国人には、弁護士、事務弁護士、会計士、秘書業務会社のサポート
を受けることが勧められています。
2.4 Eサービス
Eサービスは、ビジネスを行うにあたり、例えば、カウンター・サービスとい
った従来方式に代わるものとして、マレーシア企業委員会(SSM)によって導入
されています。これによって、書類の提出(eロッジメント・サービス)や、会
社情報やビジネス情報の入手(eインフォメーション・サービス)が可能となっ
ています。支払いは、クレジットカード、口座自動引落とし、前払い口座引き
落としでできます。
e-ファイリングとしても知られているE-ロッジメントは、企業、ビジネス関係者、
任命者は、法定必要書類を、マイ政府ポータル/公共サービスポータル(PSP)を通
してインターネットで提出することができ出来ます。e-インフォ・サービスでは、
会社情報やビジネス情報がオンラインで購入できます。
詳細情報は、マレーシア企業委員会(SSM)のホームページwww.ssm.com.my
またはwww.ssm-einfo.com.myをご参照ください。
事業を始める
8
3.
出資比率政策のガイドライン
3.1 製造業における出資比率政策
マレーシアは常に製造業への投資を歓迎しています。また、製造業事業へのマ
レーシア人の参画が高まることを願って、マレーシア政府はマレーシア企業と
外国投資家との合弁を奨励しています。
新規、拡張または多角化事業に対する出資比率政策
2003年6月以降、輸出比率や製品/業種にかかわらず、あらゆる新規事業への
投資や、既存企業による拡張/多角化プロジェクトへの投資において、100%の
外国資本保有が認められています。
出資比率ガイドラインは次のケースにも適用されます。
i.
これまで製造ライセンスの取得が免除されていた会社が、株主資本金を
RM250万以上に増資したことにより、または従業員の数が75人以上に達
したことにより、製造ライセンスの取得が必要となった場合。
ii.
製造ライセンスを取得している既存の会社で出資比率条件の適用を除外さ
れていた場合で、株主資本金がRM250万以上に達したため、出資比率の
条件を遵守することが要請される場合。
既存企業に対する出資比率政策
2003年6月17日以前に既に企業に課された出資比率や輸出比率は、そのまま
継続されます。
しかし、企業はこれらの条件を取り除くよう申請することができ、それぞれの
プロジェクトがもたらすメリットに応じて認可されます。
3.2 外国投資の保護
安全な投資環境を創出しようとするマレーシアの政策が評価され、現在マレー
シアには50カ国以上から4,000社以上の国際的企業が海外拠点を設置していま
す。
株主所有権
出資が認められた企業は、当初の認可条件を守り、認可された事業内容を維持
している限り、その出資比率の変更を求められることはありません。
投資保証協定
投資保証協定(IGA)の締結に対するマレーシアの取り組みは、マレーシアに対す
る外国投資家からの信頼を高めたいという政府の願いのあらわれです。
投資保証協定は以下のことを保証しています。
•
国有化や収用からの保護。
•
国有化あるいは収用があった際、迅速かつ適切な賠償を保証。
•
利益、資本、その他支払いの送金の自由を保証。
•
1966年以来マレーシアが加盟している投資紛争解決協定(Convention
on Settlement of Investment Dispute)に基づく投資紛争解決を保証。
9
マレーシアは以下の国やグループと投資保証協定を締結しています。(アルフ
ァベット順)
グループ
* 東南アジア諸国連合(ASEAN)
* イスラム諸国会議機構(OIC)
国
アルジェリア
アルゼンチン
オーストリア
ルクセンブルク
チリ共和国
中国
キューバ
チェコ共和国
デンマーク
エジプト
フィンランド
フランス
ドイツ
ガーナ
ギニア
インド
インドネシア
イラン
イタリア
ヨルダン
北朝鮮
大韓民国
クウェート
レバノン
モンゴル
ナミビア
ノルウェー
パキスタン
ペルー
ポーランド
ルーマニア
サウジ・アラビア
スペイン
スリランカ
スーダン共和国
スウェーデン
スイス
トルコ
アラブ首長国連邦
英国
ウルグアイ
ベトナム
イエメン
投資紛争解決協定
外国投資を促進し保護するために、マレーシア政府は、投資紛争解決協定を19
96年に批准しました。この協定は国際復興開発銀行(IBRD)の支援により制定さ
れたものであり、ワシントンにあるIBRD本部内の投資紛争解決国際センターを
通じて、国際的調停や仲裁を処理しています。
クアラルンプール地域調停センター
クアラルンプール地域調停センターは、マレーシア政府が協力・支援している政府
間機関であるアジア・アフリカ法律諮問機関 (Asia-African Legal Consultative
Organisation (AALCO))の主導のもと、1978年に設立されました。
非営利機関であるこのセンターは、アジア・太平洋地域をカバーしています。
このセンターは、この地域内や地域間の貿易、通商、投資に従事する当事者の
利益のため、紛争を解決するシステムを提供することを目的としています。
契約締結、契約違反、契約終結、契約無効、またはそれに関連して生じるいか
なる紛争、論争、要求は、クアラルンプール地域調停センターの調停規定に従
い、調停によって解決することが可能です。
事業を始める
10
2
第2章
投資優遇措置
1.
製造業に対する優遇措置
2. 農業部門に対する優遇措置
3.
航空宇宙産業に対する優遇措置
4.
バイオテクノロジー産業に対する優遇措置
5.
観光産業に対する優遇措置
6.
環境マネージメントに対する優遇措置
7.
研究開発に対する優遇措置
8.
医療機器産業に対する優遇措置
9.
研修に対する優遇措置
10. 認可サービス事業に対する優遇措置
11. 船舶・輸送機器産業に対する優遇措置
12. MSCマレーシアに対する優遇措置
13. 情報通信技術(ICT)に対する優遇措置
14. 知的集約型活動に対する優遇措置
15. 製造関連サービスに対する優遇措置
16. 経営統括本部に対する優遇措置
17. 国際調達センター/地域流通センターに対する優遇措置
18. 駐在員事務所と地域事務所
19. その他の優遇措置
投資優遇措置
1.
製造業に対する優遇措置
15
1.1
15
15
15
16
1.2
1.3
1.4
1.5
1.6
1.7
1.7.1
1.7.2
1.7.3
1.8
1.8.1
1.9
1.10
2.
16
17
17
18
19
19
19
19
20
33
4.1
33
4.3
5.
21
21
22
22
22
23
23
6.1
6.2
6.3
6.4
29
6.5
6.6
6.7
30
34
6.8
36
36
37
37
37
38
38
38
38
38
39
39
森林プランテーション事業に対する優遇措置 39
危険廃棄物の貯蔵・処理・処分に対する
40
優遇措置
廃棄物リサイクルに対する優遇措置
40
エネルギー保存に対する優遇措置
41
(i) エネルギー保存サービスを提供する企業 41
(ii) 自社内でエネルギー保存を行う企業
41
再生可能なエネルギー資源を使用した
41
発電事業に対する優遇措置
自社用の再生可能なエネルギー発電に
42
対する優遇措置
グリーン・ビル認証を取得した建物に対する 42
優遇措置
環境マネージメントに対する加速減価償却
43
31
31
7.
研究開発に対する優遇措置
43
7.1
43
43
44
44
45
45
32
32
32
7.2
13
34
35
35
35
35
36
ホテル・観光産業に対する優遇措置
(i) パイオニア・ステータス
(ii) 投資税額控除
(iii) 新規投資実施に対する強化優遇措置
(iv) ホテル・観光事業への再投資に対する
優遇措置
(v) ヘルスケア・トラベルに対する優遇措置
(vi) ヘルスケア・トラベルに対する追加的優
遇措置
(vii) 豪華ヨット関連産業に対する優遇措置
観光産業に対する追加的優遇措置
(i) 海外でのプロモーション活動に対する
二重控除
(ii) 認可トレード・フェア参加に対する
二重控除
(iii) 旅行会社に対する免税
(iv) 国際会議と国際見本市の促進に対する
免税
(v) 文化的パフォーマンスに対する控除
(vi) レンタカー業者に対する優遇措置
(vii) 輸出増加額に対する免税措置
6.環境マネージメントに対する優遇措置
29
29
30
34
34
5.2
28
28
28
34
観光産業に対する優遇措置
23
24
24
25
25
26
26
27
バイオテクノロジー産業に対する
主な優遇措置
バイオネクサス・ステータス企業への
投資に対する優遇措置
(i) 企業または個人によるバイオネクサス・
ステータス企業への投資
(ii) バイオテクノロジー企業との合併買収に
対する免税
バイオネクサス・ステータス企業に対する
バイオテクノロジー融資
5.1
21
25
航空宇宙産業に対する優遇措置
バイオテクノロジー産業に対する
優遇措置
20
農業部門に対する優遇措置
農業部門に対する主な優遇措置
(i) パイオニア・ステータス
(ii) 投資税額控除
(iii) 食品生産に対する優遇措置
(iv) 食品加工業への再投資に対する
優遇措置
農業部門に対する追加的優遇措置
(i) 再投資控除
(ii) 資源利用型産業への再投資に
対する優遇措置
(iii) 養鶏業およびアヒル/カモ飼育業
近代化に対する優遇措置
(iv) 加速減価償却
(v) 農業控除
(vi) ゴム・プランテーションに対する
農業加速減価償却
(vii) 認可農業事業の資本支出に対する
100%控除
(viii) 輸出増加価値に対する免税
(ix) 食品用のコールドチェーン設備や
サービスを提供する企業に対する
優遇措置
(x) ハラル認証、品質システム基準認証
の取得費用に対する二重控除
(xi) ラタンおよび木製品の輸出の際の
運送料に対する二重控除
4.
4.2
2.1
2.2
3.
製造企業に対する主な優遇措置
(i) パイオニア・ステータス
(ii) 投資税額控除(ITA)
投資奨励地域への製造業事業の
移転に対する優遇措置
ハイテク企業に対する優遇措置
戦略的プロジェクトに対する優遇措置
中小企業に対する優遇措置
産業間連携強化に対する優遇措置
機械設備製造に対する優遇措置
特定の機械機器製造に対する優遇措置
重機械産業に対する追加的優遇措置
機械設備産業に対する追加的優遇措置
自動車用コンポーネント・モジュール
またはシステムに対する優遇措置
自動車産業用の重要で高付加価値な部品
やコンポーネントの製造に対する優遇措置
パーム油バイオマスの活用に対する
優遇措置
(i) 新規企業
(ii) 再投資を行う既存企業
製造業部門に対する追加的優遇措置
(i) 再投資控除
(ii) 加速減価償却
(iii) 電力安定化機器に対する加速減価償却
(iv) セキュリティー・コントロール機器に
対する加速減価償却
(v) 工業用ビル・システムに対する優遇措置
(vi) 輸出増加価値に対する免税
(vii) グループ控除
研究開発に対する主な優遇措置
(i) 請負(コントラクト)研究開発(R&D)企業
(ii) 研究開発(R&D)企業
(iii) 社内研究開発
(iv) 二回目の優遇措置
(v) 公的研究機関の商業化に対する
優遇措置
研究開発に対する追加的優遇措置
(i) 研究開発に対する二重控除
(ii) 研究成果を商業化するための研究者に
対する優遇措置
45
45
45
8.
9.
10.
医療機器産業に対する優遇措置
46
8.1
46
46
医療機器検査研究所に対する優遇措置
(i) 医療機器検査用の新規検査研究所に
投資する企業
(ii) 医療機器検査用の既存検査研究所を
改良する企業
46
研修に対する優遇措置
46
9.1
9.2
46
47
47
研修に対する主な優遇措置
研修に対するその他の優遇措置
(i) 従業員リクルートの費用に対する
二重控除
(ii) 雇用前研修に対する控除
(iii) 従業員以外の研修に対する控除
(iv) 現金による寄付に対する控除
(v) 特別産業建物控除
(vi) 教育施設に対する免税
(vii) ロイヤリティ支払いの免税
(viii)認可された研修経費の二重控除
(ix) 人的資源開発基金(HRDF)
47
48
48
48
48
48
48
49
認可サービス事業に対する優遇措置
49
10.1 認可サービス事業に対する主な優遇措置
(i) 1967年所得税法第127条による免税
(ii) 1967年所得税法第7B条の投資控除(IA)
10.2 認可サービス事業に対する追加的優遇措置
49
49
49
49
11. 船舶・輸送機器産業に対する優遇措置 50
11.1 船舶運営に対する免税
11.2 コンテナー先頭車やトレーラーに対する
販売税の免税
12. MSCマレーシアに対する優遇措置
12.1 MSCマレーシア・ステータス企業に対する
主な優遇措置
13. 情報通信技術(ICT)に対する優遇措置
50
50
50
50
51
13.1 情報通信技術(ICT)の使用に対する優遇措置
(i) 加速減価償却
(ii) 運営費に対する控除
(iii) 輸出増加額に対する免税
51
51
51
52
14.
知識集約型活動に対する優遇措置
52
15.
製造関連サービスに対する優遇措置
52
(i) パイオニア・ステータス
(ii) 投資税額控除
16.
17.
53
53
経営統括本部に対する優遇措置
53
16.1 OHQステータスと優遇措置とその他の
便益の認可
16.2 出資比率条件
16.3 優遇措置
16.4 経営統括本部(OHQ)ステータスを認可さ
れた居住会社に対する外国為替管理(FEA)
の柔軟性
16.5 その他の外国為替管理(FEA)の柔軟性
16.6 その他の便益
16.7 外国人駐在員の雇用
53
国際調達センター/地域流通センター
に対する優遇措置
57
17.1 IPC/RDCステータスの認可
57
55
55
56
56
57
57
18.
19.
17.2 出資比率条件
17.3 優遇措置
17.4 国際調達センター(IPC)や地域物流センター
(RDC)ステータスを認可された居住会社に対
する外国為替管理(FEA)の柔軟性
17.5 その他の外国為替管理(FEA)の柔軟性
17.6 その他の便益
17.7 外国人駐在員の雇用
58
58
58
駐在員事務所と地域事務所
59
18.1
18.2
18.3
18.4
18.5
59
60
60
60
60
認められる活動
認められない活動
出資比率条件
優遇措置
外国人駐在員の雇用
58
59
59
その他の優遇措置
60
19.1
19.2
19.3
19.4
19.5
60
61
61
61
61
産業建物控除
MSCマレーシア内の産業建物控除
インフラ控除
監査費用に対する控除
ベンチャー・キャピタル産業に対する
税制優遇措置
19.6 資産の撤去や移転のための
費用に対する税制優遇措置
19.7 所有権取得に対する優遇措置
19.8 特許や商標に登録する中小企業に対する
免税措置
19.9 関税に関する優遇措置
(i) 原材料やコンポーネントに対する
輸入税の免除
(ii) セット用医療機器の輸入に対する
輸入税の免除
(iii) 機械・機器の輸入に対する輸入税と
販売税の免除
(iv) スペアパーツや消耗品に対する
輸入税と販売税の免除
(v) 製造活動のアウトソースに対する
輸入税と販売税の免除
(iv) メンテナンス、修理、整備(MRO)事業に
関する輸入税と販売税の免除
(vii) 太陽光発電システム機器に対する
輸入税と販売税の免除
(viii)エネルギー効率機器に対する
輸入税と販売税の免除
(ix) ハイブリット車に対する輸入税
と物品税の免除
(x) 販売税の免除
(xi) 輸入税、販売税、物品税の払戻し
19.10 輸出に対する優遇措置
(i) 輸出促進に対する単純控除
(ii) 輸出促進に対する二重控除
(iii) 輸出信用保険料に対する二重控除
(iv) 船積み運賃に対する二重控除
(v) マレーシア・ブランド名のプロモーション
に対する二重控除
(vi) 倉庫に対する特別産業建築物償却制度
(vii) ロゼッタネットの実施に対する優遇措置
19.11 環境保全設備の利用に対する優遇措置
19.12 環境保護活動への寄付
19.13 従業員の住宅施設に対する優遇措置
19.14 従業員の託児所に対する優遇措置
投資優遇措置
14
62
62
62
63
63
63
63
63
63
64
64
64
65
65
65
66
66
66
67
67
67
67
67
68
68
68
68
第2章
投資優遇措置
マレーシアでは、直接税と間接税の双方において税制上の優遇措置が認められ
ます。根拠となる法律は、1986年投資促進法、1967年所得税法、1967年関
税法、1972年販売税法、1976年物品税法、および1990年自由地域法です。
これらの法律に基づく優遇措置は、業種として、製造業、農業、観光業(ホテ
ル業を含む)と特定サービス産業およびR&D(研究開発活動)、職業訓練事業、
環境保護事業を対象としています。
直接税の優遇措置とは、一定の期間、法人税の全部または一部が免除されるこ
とで、一方、間接税の優遇措置とは、輸入関税、販売税、および物品税が免除
されることです。
1.
製造業に対する優遇措置
1.1
製造企業に対する主な優遇措置
製造業部門に投資する企業に対する主な税制上の優遇措置は、パイオニア・ス
テータスと投資税額控除(ITA)です。
パイオニア・ステータスと投資税額控除の認可基準は、付加価値のレベル、使
用される技術の高さ、産業間連携強化への寄与など特定の優先事項に基づいて
います。対象となる事業と製品は、「奨励事業」または「奨励製品」(付属資
料Ⅰ:奨励事業および奨励製品リスト‐一般 参照)といわれています。
(ⅰ) パイオニア・ステータス
パイオニア・ステータスを認められた企業は、法人税納付の一部免除を5年間
受けることができます。この場合、生産日(生産レベルが生産能力の30%に達
した日と定義)から始まる免税期間中、法定所得*の30%に対してのみ課税され
ます。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、繰
り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くことがで
きます。
奨励地域への投資を促進するため、サバ州、サラワク州、ペルリス州、半島マ
レーシアの指定された「東海岸投資奨励地域」+に投資する企業は、5年間の法
定所得の100%が免税となります。この優遇措置は、2010年12月31日まで
に受理される申請に適用されます。
パイオニア・ステータスの申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出しま
す。
(ⅱ) 投資税額控除(ITA)
パイオニア・ステータスの代わりに、投資税額控除(ITA)を申請することができ
ます。投資税額控除を認められた企業は、最初に適格資本的支出が発生した日
から5年間に発生した適格資本的支出(認可プロジェクトで使用される工場、
プラント、機械、その他設備)の60%に相当する控除が得られます。
*
法定所得は、所得総額から収益的支出と基本控除を差し引いて算出されます。
+
15
半島マレーシアの「東海岸投資奨励地域」とは、クランタン州、トレンガヌ州、パハン州、およびジョホール
州のメルシン地区を指します。
企業は、この控除で該当賦課年度の法定所得の70%を相殺することができます。
未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
法定所得の残りの30%には、現行の法人税率が課税されます。
サバ州、サラワク州、ペルリス州、指定された半島マレーシアの「東海岸投資
奨励地域」などの奨励地域の場合、これらの地域に位置する企業からの申請に
対して、5年間に発生した適格資本的支出の100%に相当する控除が与えられ
ます。この控除で、該当賦課年度の法定所得の100%を相殺することができま
す。この優遇措置は、2010年12月31日までに受理される申請に適用さ
れます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
1.2 投資奨励地域への製造業事業の移転に対する優遇措置
事業コストの削減とビジネス競争力強化を目的として、既存の企業がその
製造拠点を投資奨励地域に移転する場合、下記の優遇措置を受けることが
できます。
i.
5年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
ii.
5年間に発生した適格 資 本 的 支 出 の 1 0 0% に 相 当 す る 投 資 税 額 控 除 。
この控除で、該当賦課年度の法定所得の全額を相殺することができま
す。未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すこ
とができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
1.3
ハイテク企業に対する優遇措置
ハイテク企業とは、最先端技術分野における奨励事業や奨励製品の製造に従事
する企業のことです(付属資料Ⅲ:奨励事業および奨励製品リストハイテク企業 参照)。ハイテク企業は、下記の優遇措置の対象となります。
i.
5年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
ii.
最初の資本的支出が発生した日から5年間に発生した適格資本的支出の
60%(奨励地域の場合は100%)に相当する投資税額控除。この控除で、
該当賦課年度の法定所得の全額を相殺することができます。未利用の控除
は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
ハイテク企業は以下の基準を満たさなければなりません。
i.
総売上に対するマレーシア国内での研究開発費の割合は、少なくとも年間
1%を占めること。企業には、この条件を満たすために事業開始から3年
間の猶予が与えられています。
投資優遇措置
16
ii.
大学卒業資格あるいはディプロマ(短大・専門学校卒)を取得し、関連分
野で最低5年間の経験を持つ理科系か技術系スタッフの総数が、全従業員
数の少なくとも7%を占めること。
1.4 戦略的プロジェクトに対する優遇措置
戦略的プロジェクトとは、国家に重要な製品の生産や事業活動に係わるプロジ
ェクトのことです。これらは通常、長期計画期間と多額の設備投資を伴い、高
度な技術を備え、統合的で、広範囲な産業間連携を創出し、経済に多大な影響
を与えるプロジェクトのことです。戦略的プロジェクトは、下記の優遇措置の
対象となります。
i.
10年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
ii.
最初の資本的支出が発生した日から5年間に発生した適格資本的支出の
100%に相当する投資税額控除(ITA)。この控除で、該当賦課年度の法定所
得の全額を相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用される
まで、翌年以降に繰り越すことができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
1.5 中小企業に対する優遇措置
中小企業(SME)
2009年賦課年度から、所得税の賦課や税制優遇措置の目的のため、中小企業
の定義は、RM250万以上の払込資本金を持つ他の企業が該当企業をコントロー
ルできないように、該当賦課年度の年度初め時点において普通株による払込資
本金がRM250万以下のマレーシア居住会社と改定されました。
中小企業は、課税対象所得RM50万までに対して、20%の軽減法人税の対象と
なります。残りの課税対象所得には、25%の法人税率が適用されます。
小規模製造企業
株主資本がRM50万未満で最低60%のマレーシア資本を有する、マレーシアで
設立された小規模製造企業は、以下の優遇措置の対象となります。
i.
5年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
ii.
5年間に発生した適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に
相当する投資税額控除。この控除で該当賦課年度の法定所得の全額を相殺
することができます。未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降
に繰り越すことができます。
個人企業やパートナーシップの場合も、新規の非公開有限会社か有限責任会社
を設立し現在の生産活動を引き継ぐことによって、この優遇措置を申請するこ
とができます。
17
この優遇措置の対象となるには、小規模企業は下記の基準のいずれか1つに該
当しなければなりません。
i.
付加価値が少なくとも15%であること。
または、
ii.
企業活動が地方の社会経済開発に貢献すること。
これらの企業は、小規模企業のための奨励製品および奨励事業リスト(付属資
料Ⅴ:奨励事業および奨励製品リスト‐小規模企業参照)に記載されている製
品の製造や事業に参画しなければなりません。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
1.6 産業間連携強化に対する優遇措置
大企業が産業間連携プログラム(ILP)へ参画することを奨励するため、従業員の
研修、商品開発と試験、下請業者から納入される製品の品質を確認するために
工場監査において発生する支出は、所得税算定の際に控除することが認められ
ています。
中小企業を含む下請け業者のうち、産業間連携プログラム(付属資料Ⅳ:奨励事
業および奨励製品リスト‐産業間連携プログラム参照)における奨励製品の製造
や奨励事業への参画を希望する企業は、下記の優遇措置の対象となります。
i.
5年間の法定所得の100%が法人税免税となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
ii.
最初の資本的支出が発生した日から5年間に発生した適格資本的支出の
60%(奨励地域の場合は100%)に相当する投資税額控除(ITA)。この控
除で、該当賦課年度の法定所得の全額を相殺することができます。未利用
の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
下請け企業が奨励製品の製造や世界市場向けの事業活動に参画することを促進
するために、承認された産業間連携プログラムにおいて、価格、品質、能力面
で「世界水準」に達することができる下請け業者は下記の優遇措置の対象とな
ります。
i.
10年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
ii.
最初の資本的支出が発生した日から5年間に発生した適格資本的支出の
100%に相当する投資税額控除(ITA)。この控除で、該当賦課年度の法定所
得の全額を相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用される
まで、翌年以降に繰り越すことができます。
2010年12月31日までに受理された申請書は、これらの優遇措置の対象とな
ります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
投資優遇措置
18
1.7 機械設備製造に対する優遇措置
1.7.1 特定の機械機器製造に対する優遇措置
特定の機械および機器類の生産に関わる企業は、下記の優遇措置の対象となり
ます。それらの機械・機器とは、工作機械、プラスチック射出成型機、プラス
チック押出成型機、資材運搬(マテハン)機器、包装機械、産業用ロボット、
工場自動化設備、特定産業向けの特殊加工・処理機器、およびこれらの機械・機
器類の部品やコンポーネントなどです。
i.
10年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
ii.
最初の資本的支出が発生した日から5年間に発生した適格資本的支出の
100%に相当する投資税額控除(ITA)。この控除で、該当賦課年度の法定所
得の全額を相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用される
まで、翌年以降に繰り越すことができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
1.7.2 重機械産業に対する追加的優遇措置
クレーン、採石機械、バッチ・プラント、港湾用マテリアル・ハンドリング機械
などの重機械の製造に再投資する既存の現地企業は、下記の優遇措置の対象と
なります。
i.
再投資プロジェクトによって増加した法定所得の70%(奨励地域の場合は
100%)が法人税免除となる5年間のパイオニア・ステータス。パイオニ
ア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、繰り越
して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くことがで
きます。
または、
ii.
5年間に発生した追加的適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は
100%)に相当する投資税額控除。この控除で、該当賦課年度の法定所得
の70%(奨励地域の場合は100%)を相殺することができます。未利用
の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
1.7.3 機械設備産業に対する追加的優遇措置
特殊機械設備や工作機械などの機械設備の製造に再投資する既存の現地企業は、
下記の優遇措置の対象となります。
i.
再投資プロジェクトによって増加した法定所得の70%(奨励地域の場合は
100%)が法人税免除となる5年間のパイオニア・ステータス。パイオニ
ア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、繰り越
して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くことがで
きます。
または、
ii.
19
5年間に発生した追加的適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は
100%)に相当する投資税額控除。この控除で、該当賦課年度の法定所得
の70%(奨励事業の場合は100%)を相殺することができます。未利用
の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
1.8 自動車用コンポーネント・モジュールまたはシステムに対する優遇措置
新規企業、既存企業を問わず、自動車用モジュール部品・モジュールシステム
の設計、研究開発、および生産に携わる企業は、下記の優遇措置の対象となり
ます。
i.
5年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
ii.
最初の適格資本的支出が発生した日から5年間に発生した適格資本的
支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相当する投資税額控除(ITA)。
この控除で、該当賦課年度の法定所得の全額を相殺することができます。
未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができ
ます。
適格自動車用モジュール部品・システムとは、フロントコーナー・モジュール、
リアコーナー・モジュール、インパネ・モジュール、ストラット・ショックア
ブソーバー・スプリング組立モジュール、バンパー・モジュール、フロント・ク
ロス・メンバー・モジュール、機能一体化ドアモジュール、燃料タンク・モジュ
ール、座席シート・モジュール、ペダル・モジュール、ドアトリム・モジュー
ル、フロアコンソール・モジュール、タイヤ・車輪モジュール、ワイパー・シ
ステム、排気システム、オーディオ・システム、ヒーター・ベンチレーション・
エアコン・システム、パワーおよびシグナル分配システム、アラーム・システ
ム、シートベルト・システム、外部照明システム、ボディー・イン・ホワイト・
モジュール、エンジン制御システム、安全システム、テレメティック
(telematics)、カーナビゲーション・システム、燃料噴射システム、自動車コン
ピュータ制御システムなどです。
1.8.1 自動車産業用の重要で高付加価値な部品やコンポーネントの製造に対する優
遇措置
選定された、自動車産業用の重要で高付加価値な部品やコンポーネントの製造
に重視する企業は、下記の対象となります。
i.
10年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
ii.
最初の適格資本的支出が発生した日から5年間に発生した適格資本的支出
の100%に相当する投資税額控除(ITA)。この控除で、該当賦課年度の法定
所得の全額を相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用され
るまで、翌年以降に繰り越すことができます。
自動車産業用の適格な部品とコンポーネントは下記の通りです。
•
トランスミッション・システム
•
ブレーキ・システム
•
エアバック・システム
•
ステアリング・システム
投資優遇措置
20
ハイブリッド車や電気自動車製造用の適格な重要な部品とコンポーネントは下
記の通りです。
•
電気モーター
•
電気バッテリー
•
バッテリー・マネジメント・システム
•
インパータ
•
電気エアコン
•
エア・コンプレッサー
2014年12月31日までに受理された申請書は、この優遇措置の対象とな
ります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
1.9 パーム油バイオマスの活用に対する優遇措置
パーム油バイオマスを利用して、パーチクル・ボード、MDFボード、合板、パ
ルプや紙などの付加価値のある製品を製造する企業は、下記の優遇措置の対象
となります。
(ⅰ) 新規企業
a. 10年間の法定所得の100%が法人税免除なるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失
は、繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し
引くことができます。
または、
b. 5年間に発生した適格資本的支出の100%に相当する投資税額控除。
この控除で、該当賦課年度の法定所得の全額を相殺することができます。
未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことがで
きます。
(ⅱ) 再投資を行う既存企業
a. 再投資によって増加した法定所得の100%が法人税免除となる10年間
のパイオニア・ステータス。パイオニア・ステータス期間内に発生する
未控除の資本控除と累積損失は、繰り越して、パイオニア・ステータス
期間後の企業の収益から差し引くことができます。
または、
b. 5年間に発生した追加適格資本的支出の100%に相当する投資税額控除。
この控除で、該当賦課年度の法定所得の全額を相殺することができます。
未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができ
ます。
21
1.10 製造業部門に対する追加的優遇措置
(ⅰ) 再投資控除
2009年賦課年度から、再投資控除(RA)は、最低36ヶ月操業してきていること
を条件に、拡張、自動化、近代化、または、既存のビジネスを同一産業内で他
の関連製品に多角化するなどの目的で、再投資する製造業*や特定の農業活動に
従事する企業に与えられます。
再投資控除(RA)は、適格資本的支出の60%の割合で与えられ、賦課年度の法定
所得の70%を相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用されるま
で、翌年以降に繰り越すことができます。
次のケースの場合、企業は、再投資控除で賦課年度の法定所得の100%を相殺
することができます。
•
サバ州、サラワク州、ペルリス州、半島マレーシアの指定された「東海岸
投資奨励地域」で再投資事業を行う場合。
または、
•
財務省が定めるある一定の生産性基準を達成した場合。各サブセクターに
おける規定された生産性基準に関する詳細については、国税局(「連絡先
住所 - 関連団体」参照)にお問い合わせください。
再投資控除(RA)は、再投資が初めて行われた年から連続した15年間にわたり認
められるものです。企業は、例えば、建物が完成した後や工場に機械が設置さ
れ操業を開始した時など、対象となるプロジェクトが完了したときのみ申請で
きます。2009年賦課年度から、同一グループ内の関連会社が再投資控除(RA)
を申請したことがある資産を購入した企業は、その同一資産に対する再投資控
除(RA)を申請することはできません。
2009年賦課年度から、再投資控除(RA)の対象となった資産は、再投資した時
点から5年以内は処分することはできないこととなっています。
免税期間の有効期限内に再投資する予定の企業は、そのパイオニア・ステータ
スまたはパイオニア認証をキャンセルするために放棄し、再投資控除(RA)に切
り替えることができます。
再投資控除への申請は国税局(IRB)に提出しますが、再投資控除のためのパイオ
ニア・ステータスまたはパイオニア認証の放棄への申請書はマレーシア工業開
発庁(MIDA)に提出します。
(ⅱ) 加速減価償却
再投資控除(RA)の対象となる15年間が経過した後に、奨励製品の製造に投資す
る企業は、税制上の加速減価償却(ACA)を申請することができます。加速減価
償却は、初年度控除40%で年次控除20%という、資本的支出が3年以内に償
却できる特別控除を提供しています。
申請書は、企業が奨励製品を生産していることを証明したマレーシア工業開発
庁(MIDA)発行の文書を添えて、国税局(IRB)に提出します。
中小企業は、下記の優遇措置の対象となります。
*
2009年賦課年度から、1967年所得税法の条項7Aに基づき、製造活動はより具体的で明確に定義
されます 。
投資優遇措置
22
•
•
2009年と2010年の賦課年度に取得した工場や機械にかかった費用に対
する加速減価償却(ACA)。この減価償却は、一年以内、つまりその資産が
完全に取得された賦課年度内に申請しなければなりません。この優遇措置
は、2009年と2010年の賦課年度に適用されます。
2009年賦課年度から、中小企業には、少額資産に対する減価償却のRM1
万上限の条件は課されません。
加速減価償却(ACA)への申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅲ) 電力安定化機器に対する加速減価償却
事業コストを削減するため、電力供給安定化機器に対する設備投資をする企業
は、2年間の加速減価償却の対象となり、企業は、初年度控除20%で年次控除
80%と、資本的支出を2年以内に償却することができます。
この加速減価償却の対象となる機器は、財務省に認定されたものに限ります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅳ) セキュリティー・コントロール機器に対する加速減価償却
加速減価償却(ACA)は、1975年工業調法に基づき認可された企業の工場敷地
内に設置されたセキュリティー・コントロール機器に対して与えられます。こ
の減価償却は、1年以内に申請することができます。2009年賦課年度から、
この減価償却はすべての事業敷地に対して適用されるよう拡張されます。対象
となるセキュイティー・コントロール機器は下記の通りです。
•
盗難防止アラーム・システム
•
赤外線モーション検出システム
•
サイレン
•
アクセス管理システム
•
クローズド・サーキット・テレビ(CCTV)
•
監視ビデオ・システム
•
セキュリティー・カメラ
•
無線カメラ送信機
•
低速度撮影録画機器や動画検出機器
2009年から2012年の賦課年度に国税局(IRB)に提出された申請は、この減価
償却の対象となります。
(ⅴ) 工業用ビル・システムに対する優遇措置
工業用ビル・システム(IBS)は、建設の質を向上し、より安全で清潔な労働環境
を創出し、外国人労働依存を低減するものです。工業用ビル・システム・コン
ポーネントの製造に使用される金型の購入に対して出費する企業には、3年間
の加速減価償却が適用されます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
23
(ⅵ) 輸出増加価値に対する免税
輸出を促進するため、マレーシアにおける製造企業は、以下の税控除を得る資
格があります。
•
•
輸出品の付加価値が30%以上の場合、輸出増加額の10%相当額を法定所
得から控除。
輸出品の付加価値が50%以上の場合、輸出増加額の15%相当額を法定所
得から控除。
国家自動車政策(NAP)のもと、自動車産業の製造業者は下記の対象となり
ます。
•
•
輸出品の付加価値が30%以上の場合、輸出増加額の30%相当額を法定所
得から控除。
輸出品の付加価値が50%以上の場合、輸出増加額の50%相当額を法定所
得から控除。
この強化優遇措置は、2010年賦課年度から2014年賦課年度まで適用さ
れます。
マレーシア製品の輸出をさらに促進するため、マレーシア人が株式の60%以上
を保有する製造企業は次の優遇措置が受けられることになりました。
•
•
•
当該企業が著しい輸出の増加を達成した場合、輸出増加額の30%を法定所
得から控除。
当該企業が新規輸出市場を開拓した場合、輸出増加額の50%を法定所得か
ら控除。
当該の業種において最も著しい輸出増加を達成した企業に対して、輸出増
加額全額を法定所得から控除。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅶ) グループ控除
1967年所得税法に基づき、マレーシアで設立された全ての居住会社に対して
グループ控除が適用されます。2009年賦課年度から、下記を条件として、同
一グループ内の他の企業(認可食品生産、森林プランテーション、バイオテク
ノロジー、ナノテクノロジー、オプティクス、フォトニクスに従事する新規企
業を含む)の所得を相殺するために、グループ控除は、当年度における未控除
損失の50%から70%に引き上げられます。
a)
受給企業と引渡し企業が、それぞれRM250万以上の普通株の払込資本金
を保持していること。
b)
受給企業と引き渡し企業が、同じ会計期間であること。
c)
グループによる受給企業と引き渡し企業の直接または間接的な株式保有が、
70%を下回らないこと。
d)
70%の株式保有は、前年度と当該年度を通じて継続的なものであること。
e)
所有権や外国企業の買収による損失は、グループ控除の対象にはなりませ
ん。
投資優遇措置
24
f)
以下の優遇措置適用企業は、グループ控除の対象にはなりません。
- パイオニア・ステータス
- 投資税額控除/投資控除
- 再投資控除
- 船積み利益に対する免除
- 1967年所得税法の第127条に基づく所得税免除
- 投資優遇企業
上記の優遇措置が導入されると、認可食品生産、森林プランテーション、バイ
オテクノロジー、ナノテクノロジー、オプティクス、フォトニクスに対する既
存のグループ控除優遇措置は打ち切られます。しかし、上記の事業に対するグ
ループ控除を享受する企業は、引き続き子会社による損失の100%で自社の所
得を相殺することができます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
注:製造業部門に関するその他の優遇措置については、セクション19をご参照
ください。
2.
農業部門に対する優遇措置
1986年投資促進法により、農業に関連する「企業」とは以下の通り定められ
ています。
•
農業協同組合、農業関連協会。
•
農業に携わる個人やパートナーシップ。
農業分野における奨励品目の生産や奨励事業(付属資料Ⅰ:奨励事業およ
び奨励製品リスト‐一般参照)に従事する会社は、下記の優遇措置の対象
となります。
2.1 農業部門に対する主な優遇措置
(ⅰ) パイオニア・ステータス
製造業部門と同様に、奨励品目の生産や奨励事業に携わる会社は、パイオニア・
ステータスの対象となります。
パイオニア・ステータスを認められた企業は、法人税納付の一部免除を受ける
ことができます。この場合、生産日(農産物を初めて販売した日と定義)から
始まる5年間、法定所得の30%に対してのみ課税されます。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、繰
り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くことがで
きます。
サバ州、サラワク州、ペルリス州、半島マレーシアの指定された「東海岸投資
奨励地域」へ投資する企業は、5年間の法定所得の100%が免税となります。
2010年12月31日までに受理された申請書は、この優遇措置の対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
25
(ⅱ) 投資税額控除
奨励製品の生産か奨励事業に従事している企業は、パイオニア・ステータスの
代わりに、投資税額控除(ITA)を申請することもできます。投資税額控除を認め
られた企業は、最初に適格資本的支出が発生した日から5年間に発生した適格
資本的支出の60%に相当する控除が与えられます。
企業は、この控除で各賦課年度の法定所得の70%を相殺することができます。
未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
法定所得の残りの30%には、現行の法人税率で課税されます。
サバ州、サラワク州、ペルリス州、半島マレーシアの指定された「東海岸投資
奨励地域」などの奨励地域の企業から受理された申請には、5年間に発生した
適格資本的支出の100%に相当する控除が与えられます。2010年12月31日ま
でに受理された申請書は、この優遇措置の対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
農業事業の利益を増大するために、適格資本的支出は、下記に対する支出を含
むことが定義されています。
•
土地の開墾と整地。
•
作物の植え付け。
•
•
栽培、家畜の飼育、養殖、内陸漁業、深海漁業、その他農業あるいは牧畜
業事業のためにマレーシアで使用されるプラントや機械設備の導入。
橋架を含むアクセス道路の建設、建物(福利厚生用または居住用を含む)
の建設や購入、また、作物栽培、動物飼育、養殖、内陸漁業、その他農業・
牧畜業事業で使用される土地やその他構築物の構造的改良。このような道
路・橋架・建物の建築、土地・構築物の構造的改良は、作物栽培、動物飼
育、養殖、内陸漁業、その他の農業牧畜業事業の目的で使用される土地の
一部になされたものでなければなりません。
総合的農業プロジェクトの場合は、プロジェクトの開始から生産品加工までの
タイムラグを考慮して、加工や製造段階で生じる支出は、更に5年間の投資税
額控除の対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅲ) 食品生産に対する優遇措置
a)
新規事業に対する優遇措置
食品生産を促進するために、食品生産に従事する子会社に投資する会社は、そ
の子会社とともに、下記の優遇措置パッケージの対象となります。
優遇措置パッケージA:
i.
食品生産に従事する子会社に70%以上出資する親会社は、該当子会社への
投資額に相当する税額控除が与えられます。
ii.
子会社は、黒字化初年度から10年間、法定所得に対する法人税の全額免税
が得られます。
• 免税期間前か期間中に発生した損失は、10年間の免税期間終了後に繰り
越すことができます。
投資優遇措置
26
• 株主が非課税所得から配当を受けた場合、その所得は所得税支払済みと
扱われます。
優遇措置パッケージB:
i.
食品生産に従事する子会社に70%以上出資する親会社は、子会社が黒字化
するまでの損失に対してグループ控除が与えられます。
ii.
子会社は、黒字化初年度から10年間、法定所得に対する法人税の全額免税
が得られます。
• 免税期間中に発生した損失は、10年間の免税期間終了後に繰り越すこと
ができます。
• 株主が非課税所得から配当を受けた場、その所得は所得税支払済みと扱
われます。
対象となる食品は財務省によって認可されます。これらは、ケナフ、深海漁業、
野菜、果物、ハーブ、スパイス、水産養殖、牛やヤギや羊の飼育などです。
会社は、優遇措置認可日から1年以内に食品生産を開始しなければなりません。
2015年12月31日までに受理された申請書は、この優遇措置の対象となります。
申請書は、農業農工省に提出します。
b)
再投資を行う既存企業に対する優遇措置
既存の企業で上記の食品生産に再投資する場合も、5年間同一の優遇措置が与
えられます。
新規企業や既存企業が行う食料品生産プロジェクトは、いずれも優遇措置の認
可日から1年以内に開始されなければなりません。
申請書は、2015年12月31日までに農業農工省に提出します。
c)
「ハラル」食品製造に対する優遇措置
輸出向けハラル食品製造への新規投資を促進し、国際基準に適合した高品質
のハラル食品の製造に近代的で最新鋭の機械設備を導入することを奨励する
ため、ハラル食品製造に出資して、マレーシア・イスラム開発局(JAKIM)に
よる「ハラル」認証を取得している企業は、5年間に発生した適格資本的支
出の100%に相当する投資税額控除の対象となります。この控除で、該当賦
課年度の法定所得の100%を相殺することができます。未利用の控除は、全
額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
JAKIMによる「ハラル」認証取得に関する詳細については、www.halal.gov.
myをご覧ください。
(ⅳ) 食品加工業への再投資に対する優遇措置
マレーシア人が資本の60%以上を保有するマレーシア製造業企業が奨励対象の
食品加工事業に再投資する場合は、下記の対象となります。
a.
5年間の法定所得の70%(奨励地域の場合は100%)が法人税免除となる
パイオニア・ステータス。パイオニア・ステータス期間内に発生する未控
除の資本控除と累積損失は、繰り越して、パイオニア・ステータス期間後
の企業の収益から差し引くことができます。
または、
27
b.
5年間に発生した適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相
当する投資税額控除。この控除で、各賦課年度の法定所得の70%(奨励地
域の場合は100%)を相殺することができます。未利用の控除は、全額が
利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
2.2
農業部門に対する追加的優遇措置
(ⅰ) 再投資控除
主要食糧である米、とうもろこし、野菜、根菜類、家畜、水産物の生産や、そ
の他財務大臣が認める事業に、少なくとも36ヶ月間従事している個人や企業は、
再投資控除(RA)の対象となります。
再投資控除は、初めて再投資が行われた年から15年間に発生した適格資本的支
出の60%に相当する控除という形態のものです。この控除で、賦課年度の法定
所得の70%を相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用されるま
で、翌年以降に繰り越すことができます。サバ州、サラワク州、ペルリス州、
半島マレーシアの指定された「東海岸投資奨励地域」などの奨励地域に再投資
事業を行う企業は、この控除で賦課年度の法定所得を完全に相殺することがで
きます。
適格資本的支出は、下記に対する支出を含みます。
•
土地の開墾と整地。
•
作物の植え付け。
•
•
作物の栽培、牧畜、養殖、内陸漁業、深海漁業、その他農業・牧畜業のた
めにマレーシアで使用されるプラントや機械設備の導入。
橋架を含むアクセス道路の建設、建物(福利厚生用または居住用を含む)
の建設や購入、また、作物栽培、動物飼育、養殖、内陸漁業、その他農業
・牧畜業事業で使用される土地やその他構築物の構造的改良。このような
道路・橋架・建物の建築、土地・構築物の構造的改良は、作物栽培、動物
飼育、養殖、内陸漁業、その他の農業牧畜業事業の目的で使用される土地
の一部になされたものでなければなりません。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅱ) 資源利用型産業への再投資に対する優遇措置
これらの優遇措置は、輸出の可能性がある製品を生産するゴム、パーム油、木
材関連産業の企業で、マレーシア資本が最低51%の企業に対して与えられます。
拡張目的で再投資を行うこれらの産業の企業は、下記の優遇措置の対象となり
ます。
a.
5年間の法定所得の70%(奨励地域の場合は100%)が法人税免除となる
パイオニア・ステータス。パイオニア・ステータス期間内に発生する未控
除の資本控除と累積損失は、繰り越して、パイオニア・ステータス期間後
の企業の収益から差し引くことができます。
または、
b.
5年間に発生した適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相
当する投資税額控除。この控除で、各賦課年度の法定所得の70%(奨励地
域の場合は100%)を相殺することができます。未利用の控除は、全額が
利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
投資優遇措置
28
(ⅲ) 養鶏業およびアヒル/カモ飼育業近代化に対する優遇措置
農業部門における近代化と環境に配慮した生産方法の活用を促進するため、屋
外システムから室内システムでの飼育に切り替えるための再投資を行う養鶏業
およびアヒル/カモ飼育業者は、初めて再投資が行われた年から連続15年間、
再投資控除(RA)の対象となります。この優遇措置は、賦課年度2010年まで有
効です。
この優遇措置は、室内での生産量が下記の生産量以上の場合適用されます。
•
ブロイラー用の鶏およびアヒル/カモの場合は、1サイクルあたり20,000
羽以上。
または、
•
産卵用の鶏およびアヒル/カモの場合は、1サイクルあたり50,000
羽以上。
または、
•
鶏およびアヒル/カモの親鳥(またはその親)畜産の場合は、1サイクルあ
たり20,000羽以上。
2009年賦課年度から2010年賦課年度まで、既存または新規の敷地に、室内
システムを拡張するために再投資する、鶏およびアヒル/カモの飼育業者は、下
記の再投資控除(RA)の対象となります。
a.
奨励地域内に位置する企業は、法定所得の100%を相殺することができる、
適格資本的支出の60%の再投資控除(RA)の対象となります。
b.
症例地域外に位置する企業は、法定所得の70%を相殺することができる、
適格資本的支出の60%の再投資控除(RA)の対象となります。
対象となるプロジェクトは、農業農工省の認定を受けなければなりません。
申請書は国税局(IRB)に提出します。
(ⅳ) 加速減価償却
再投資控除(RA)が満了した後に、奨励農業活動や食品に再投資する企業は、加
速減価償却(ACA)を申請することができます。農業活動には、米、とうもろこ
し、野菜、根菜類、家畜、水産物の生産や、その他財務大臣が認める事業が含
まれます。
加速償却制度は、初年度償却20%、年次償却40%という、2年以内に資本的
支出を相殺することができる特別控除を提供しています。
申請書は、企業が奨励された農業活動を行っているか奨励された食品を生産し
ていることを証明したマレーシア工業開発庁(MIDA)発行の文書を添えて、国税
局(IRB)に提出します。
(ⅴ) 農業控除
農業活動を行う個人や会社は、1967年所得税法に基づき、特定の資本的支出
に対して税制上の減価償却や特別産業建築物に対する税制上の減価償却を申請
することができます。対象となる適格資本的支出は、下記に対する支出を含み
ます。
29
•
土地の開墾と整地。
•
作物の植え付け。
•
•
作物の栽培、牧畜、養殖、内陸漁業、深海漁業、その他農業・牧畜業のた
めにマレーシアで使用されるプラントや機械設備の導入。
橋架を含むアクセス道路の建設、建物(福利厚生用または居住用を含む)の
建設や購入、また、作物栽培、動物飼育、養殖、内陸漁業、その他農業・牧
畜業事業で使用される土地やその他構築物の構造的改良。このような道路・
橋架・建物の建築、土地・構築物の構造的改良は、作物栽培、動物飼育、養
殖、内陸漁業、その他の農業牧畜業事業の目的で使用される土地の一部にな
されたものでなければなりません。
企業は上記の支出が発生した場合、既にパイオニア・ステータスや投資税額控
除(ITA)を利用しているか否かに関わらず、この控除を受けることができます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅵ) ゴム・プランテーションに対する農業加速減価償却
家具産業へのゴム材の材料供給を確保するため、これまでゴムの木を植えていな
かった会社がプランテーション総面積の最低10%にゴムの木を植林した場合、
農業加速減価償却の対象となります。これにより、土地の開墾、植林、ゴムの栽
培維持にかかった資本的支出の償却期間は、2年から1年に短縮されます。この
優遇措置は、賦課年度2010年まで有効です。
申請書はプランテーション・一次産品省に提出します。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅶ) 認可農業事業の資本支出に対する100%控除
1967年所得税法の付表4Aは、財務大臣に承認された認可農業事業における資
本支出に対して100%の控除を認めています。財務大臣によって定められてい
るように、一定の期間内に財務省が定めた最小面積以上の農地を開拓し利用す
る農場によって、発生した適格資本的支出が対象となります。
認可農業事業とは、野菜・果物(パパイヤ、バナナ、パッション・フルーツ、ス
ターフルーツ、グアバ、マンゴスティン)・芋類・根菜類・ハーブ・スパイス・
飼料用穀物・水耕作物の耕作、観賞魚の養殖、魚と海老の養殖(池養殖、水槽養
殖、海洋ケージ養殖、沖合海洋ケージ養殖)、トリガイ・蛎・ムール貝・海苔の
養殖、小海老・海老・魚の孵化場、森林植林事業の特定の品種などです。
この優遇措置により、上記の事業を営む個人は、該当事業に関連して発生した
資本的支出を、他の事業活動からの所得を含む総所得から控除することができ
ます。総所得が少ない場合は、控除されなかった支出を次の賦課年度に繰り越
すことができます。この控除を選択した場合、同一の資本的支出に対して他の
資本控除や農業控除を得ることはできません。
適格資本的支出は、下記に対する支出を含みます。
•
土地の開墾と整地。
•
作物の植え付け。
•
作物の栽培、牧畜、養殖、内陸漁業、深海漁業、その他農業・牧畜業のた
めにマレーシアで使用されるプラントや機械設備の導入。
投資優遇措置
30
•
橋架を含むアクセス道路の建設、建物(福利厚生用または居住用を含む)の
建設や購入、また、作物栽培、動物飼育、養殖、内陸漁業、その他農業・牧
畜業事業で使用される土地やその他構築物の構造的改良。このような道路・
橋架・建物の建築、土地・構築物の構造的改良は、作物栽培、動物飼育、養
殖、内陸漁業、その他の農業牧畜業事業の目的で使用される土地の一部にな
されたものでなければなりません。
この優遇措置は、1986年投資促進法の規定による優遇措置を受け、その納税
優遇期間が開始または満了していない企業は対象外となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅷ) 輸出増加価値に対する免税
生の果物、ドライフルーツ、生花、ドライフラワー、観賞植物、観賞魚を輸出
する企業は、輸出増加額の10%相当の法定所得が免税の対象となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅸ) 食 品 用 の コ ー ル ド チ ェ ー ン 設 備 や サ ー ビ ス を 提 供 す る 企 業 に 対 す る
優遇措置
冷凍倉庫や冷凍車両設備や、国内生産された生鮮食品の収集や処理などの関連
サービスを提供する企業は、パイオニア・ステータスか投資税額控除(ITA)の対
象となります。
a)
新規企業
腐敗しやすい農産物用のコールドチェーン設備やサービスを提供する新規企業
は、下記の対象となります。
i.
5年間の法定所得の70%(奨励地域の場合は100%)が法人税免除となる
パイオニア・ステータス。パイオニア・ステータス期間内に発生する未控
除の資本控除と累積損失は、繰り越して、パイオニア・ステータス期間後
の企業の収益から差し引くことができます。
または、
ii.
5年間に発生した適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相
当する投資税額控除。この控除で、各賦課年度の法定所得の70%(奨励地
域の場合は100%)を相殺することができます。未利用の控除は、全額が
利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
b) 再投資する既存企業
腐敗しやすい農産物用のコールドチェーン設備やサービスに再投資する既存の
マレーシア資本企業は、下記の優遇措置の対象となります。
i.
再投資によって増加した法定所得の70%(奨励地域の場合は100%)が
法人税免除となる5年間のパイオニア・ステータス。パイオニア・ステー
タス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、繰り越して、パイ
オニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くことができます。
または、
ii.
31
5年間の追加的適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相
当する投資控除。この控除で、各賦課年度の法定所得の70%(奨励地域の
場合は100%)を相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用
されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅹ) ハラル認証、品質システム基準認証の取得費用に対する二重控除
「ハラル」食品を含む「ハラル」製品の世界市場において、マレーシア企業の
競争力を強化するため、以下の認証取得にかかる経費支出に対して、税務計算
上の二重控除が与えられます。
a. 品質システム基準認証やJAKIM発行の「ハラル」認証。
b. 国際的な品質システムや標準規格認証。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(xi) ラタンおよび木製品の輸出の際の運送料に対する二重控除
ラタンおよび木製品(製材とベニアは除く)の輸出に従事する製造業者は、運
送料に対する二重控除を受けることができます。
注:農業部門におけるその他の優遇措置については、セクション19をご参照く
ださい。
3.
航空宇宙産業に対する優遇措置
航空宇宙産業の発展は、政府によって、戦略的且つハイテク分野の一つとして
認定されています。この分野は、航空宇宙産業関連製品(スペース・クラフト、
ミサイル/ロケット/発射装置、通信、ナビゲーション、監視システム(CNS)など)
の設計開発、建設、オペレーション、メンテナンス、処分などに、直接的や間
接的に貢献する活動を含みます。
2010年1月から、マレーシアをアジア太平洋地域の航空宇宙産業のグローバル・
センターとするために、同産業は統合的な優遇税制の対象となっています。優
遇措置のパッケージは、設計・製造・組立、オペレーター・グループ、サポー
ト・モニタリング・グループが対象となります。
i.
研究、設計、開発、システム・インテグレーションからなる、設計・製造・
組立活動のグループは、下記の対象となります。
• 投資レベル、付加価値、技術、その他の基準に応じて、5年から15年の
法人税免除。
ii.
ヘリコプターのオペレーション、チャーター機、ビジネス・ジェト・オペ
レーション、航空レクリエーション(例えば、航空学校、飛行クラブ、ホ
ーンビル・スカイウェイ・ヘリコプターなど)といった、通常の航空機産
業からなるオペレーター・グループは、下記の対象となります。
• 5年間にRM1億5,000万以上を固定資産に投資した場合、10年間の適
格資本的支出の100%に相当する投資税額控除(ITA)。
iii.
メンテナンス、修理、オーバーホール活動(MRO)、航空宇宙での訓練、認
証などからなる、サポート・グループは、下記の対象となります。
• MROサービスや航空宇宙関連の完成品の製造に関わるサービスを提供す
る企業は、10年間の法定所得の100%が法人税免除。
• 航空宇宙関連の完成品の改造、アップグレード、改装又は再製造に関わ
る企業は、15年間の法定所得の100%が法人税免除。
投資優遇措置
32
• 現在のビジネスの拡張、近代化または自動化、または現在のビジネスを
同産業の関連製品への多様化を実施する、マレーシアで操業するMRO企
業は、10年間の適格資本的支出の60%に相当する投資税額控除(ITA)。
• 従業員に対して、パイロット転向やパイロット・インストラクターの研
修を提供する際に生じる費用に対する二重課税控除。
iv.
パイロット転向やパイロット・インストラクター・コースは、従業員に対
する研修のために生じる費用に対して、二重課税控除の対象となります。
v.
航空宇宙関連の認定、基準開発、検査、査定、ライセンス認可活動などを
実施する調整グループは、下記の対象となります。
• 5年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステー
タス。
• 5年間の適格資本的支出の60%に相当する投資税額控除(ITA)。
この優遇措置は、2010年1月1日から2014年12月31日までに受理された申
請に適用されます。
注:航空宇宙産業におけるその他の優遇措置については、セクション19をご参
照ください。
4. バイオテクノロジー産業に対する優遇措置
4.1
バイオテクノロジー産業に対する主な優遇措置
バイオテクノロジー事業を行う企業で、マレーシア・バイオテクノロジー・コ
ーポレーションによるバイオネクサス・ステータスを認可された企業は、下記
の優遇措置の対象となります。
i.
法定所得の100%免税。
• 新規事業から初めて法定所得が発生した年から10年間。
または、
• 既存の事業や拡張プロジェクトから初めて法定所得が発生した年から5
年間。
ii.
新規事業または拡張プロジェクトから発生した法定所得の100%が、5年
間に発生した適格資本的支出の100%に相当する控除として免税。
iii.
バイオネクサス・ステータス企業は、免税期間満了後10年間、適格事業か
ら発生する法定所得に対して20%の特別税率が得られます。
iv.
バイオネクサス・ステータス企業による配当に対する免税。
v.
原材料/コンポーネントと機械・機器に対する輸入関税と販売税の免除。
vi.
研究開発に掛る経費に対する二重控除。
vii.
輸出促進に掛る経費に対する二重控除。
viii. バイオテクノロジー事業目的にのみ使用される建物は、10年間の産業建物
控除の対象となります。
33
4.2 バイオネクサス・ステータス企業への投資に対する優遇措置
(ⅰ) 企業または個人によるバイオネクサス・ステータス企業への投資
バイオネクサス・ステータス企業に投資をする、(事業を営む)企業または個
人は、シードキャピタルや初期投資の投資額と同額の税金控除の対象となりま
す。
(ⅱ) バイオテクノロジー企業との合併買収に対する免税
バイオテクノロジー企業との合併買収を行うバイオネクサス・ステータス企業
は、2011年12月31日まで、印紙税と不動産譲渡益税が5年間免除となりま
す。
申請は、マレーシア・バイオテクノロジー・コーポレーション(バイオテック・
コープ: Biotech Corp)に提出します。
4.3
バイオネクサス・ステータス企業に対するバイオテクノロジー融資
バイオテック・コープは、バイオテクノロジー商業化助成金(BCG)に基づき、
バイオネクサス・ステータス企業に対して融資を提供します。
商業化助成金の3つの内容は下記の通りです。
(ⅰ) シード・ファンド
• 1社につきRM250万まで。
目的:バイオテック企業設立におけるシードまたはスタートアップ・コ
ストへ融資し、バイオテクノロジー・プロジェクトや重点中核分野にお
ける研究開発成果の開発と商業化を支援するため。
(ⅱ) 研究開発マッチング・ファンド
• 1プロジェクトにつき最大RM100万。
目的:新規や改良された、製品、工程、技術などを開発することができ
る研究開発プロジェクトに対して、マッチング・ファンドを提供し、マ
レーシアのバイオテクノロジーにおける集中分野において、更なる発展
と商業化を導くため。
(ⅲ) 国際ビジネス開発マッチング・ファンド
• 1プロジェクトにつき最大RM125万。
目的:バイオネクサス・ステータス企業のグローバル・マーケットへの
展開を促進するため。
詳細情報につきましては、www.biotechcorp.com.myをご参照ください。
5. 観光産業に対する優遇措置
エコ・ツーリズムやアグロ・ツーリズム等を含む観光事業は、税制優遇措置の対
象となります。対象となる事業には、ホテル業、ホリデーキャンプ場の建設、
レクリエーション・キャンプ場、テーマ・パークなどのレクリエーション事業、
3,000人以上の収容規模を持つコンベンションセンターの建設が含まれます。
投資優遇措置
34
ホテル業とは以下の事業です。
•
•
中規模で低価格なホテルの建設または改装(観光省によって認定されたホ
テル)。
既存ホテルの規模拡大や近代化。
5.1 ホテル・観光産業に対する優遇措置
(ⅰ) パイオニア・ステータス
パイオニア・ステータスを認められた企業は、法人税の一部免税を5年間受け
ることができます。国際通商産業大臣によって定められる生産日から始まる免
税期間中、法定所得の30%に対してのみ課税されます。
サバ州、サラワク州、ラブアン連邦直轄地、ペルリス州、半島マレーシアの指
定された「東海岸投資奨励地域」に、1つ星から3つ星までの新規ホテル事業や、
1つ星から5つ星までのホテルの拡張事業の投資する企業は、5年間の優遇期間
中、法定所得の100%が免税となります。2010年12月31日までに受理され
た申請書は、この優遇措置の対象となります。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、繰
り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くことがで
きます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅱ) 投資税額控除
パイオニア・ステータスの代わりに、投資税額控除(ITA)を申請することもでき
ます。投資税額控除を認められた企業は、最初に資本的支出が発生した日から
5年間に発生した適格資本的支出の60%に相当する控除が得られます。
企業は、この控除で賦課年度の法定所得の70%を相殺することができます。未
利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
サバ州、サラワク州、ラブアン連邦直轄地、ペルリス州、半島マレーシアの指
定された「東海岸投資奨励地域」などの奨励地域に位置する企業からの申請に
対しては、5年間に発生した適格資本的支出の100%に相当する控除が与えら
れます。この控除で、該当賦課年度の法廷所得の100%を相殺することができ
ます。2010年12月31日までに受理された申請書は、この優遇措置の対象と
なります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅲ) 新規投資実施に対する強化優遇措置
サバやサラワクで、4つ星や5つ星ホテルに対する新規投資を実施する企業は、
下記の優遇措置の対象となります。
a.
5年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
b.
35
5年間に発生した適格資本支出の100%に相当する投資税額控除。この控
除で、該当賦課年度の法定所得の全額を相殺することができます。未利用
の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
2013年12月31日までに受理された申請書は、これらの優遇措置の対象とな
ります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅳ) ホテル・観光事業への再投資に対する優遇措置
ホテルや観光事業において事業拡張・近代化・改装・改造などに再投資する企
業は、下記の通り、追加のパイオニア・ステータスあるいは投資税額控除の対
象となります。
a.
5年間の法定所得の70%(奨励地域の場合は100%)が法人税免除となる
パイオニア・ステータス。パイオニア・ステータス期間内に発生する未控
除の資本控除と累積損失は、繰り越して、パイオニア・ステータス期間後
の企業の収益から差し引くことができます。
または、
b.
5年間に発生した適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相
当する投資税額控除。この控除で、各賦課年度の法定所得の70%(奨励地
域の場合は100%)を相殺することができます。未利用の控除は、全額が
利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
会社は、2回目の再投資まで、パイオニア・ステータスまたは投資税額控除(ITA)
の対象となります。3回目の再投資の場合は、投資税額控除(ITA)のみが対象とな
ります。
2013年12月31日までに受理された申請書は、この優遇措置の対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁に提出します。
(ⅴ) ヘルスケア・トラベルに対する優遇措置
既存の病院を拡張・近代化・改装・改造のためや、新しい私立病院の建設
のために投資したり、国際患者病棟と設立する私立病院は、下記の対象と
なります。
•
5年間に発生した適格資本支出の100%に相当する投資税額控除。この控
除で、該当賦課年度の法定所得の全額を相殺することができます。未利用
の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
これらの病院は、保健省に優遇措置の登録をしなければなりません。
2014年12月31日までに受理された申請書は、この優遇措置の対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅵ) ヘルスケア・トラベルに対する追加的優遇措置
a)
公認認証取得にかかる費用に対する二重控除
Malaysian Society for Quality in Health(MSQH)やJoint Commission
International(JCI)などの、国内または国際公認認証取得のために出費した私立
病院は、法人税の算出の際、二重控除の対象となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
投資優遇措置
36
b)
医療専門家に対する雇用/プロフェショナル・パスの自動認可
マレーシアの病院で従事するために、海外から帰国または入国する下記の資格
を持った医療専門家に対して、雇用/プロフェショナル・パスが自動的に与えら
れます。
•
•
マレーシア国籍またはマレーシア国籍以外の医療専門家
マレーシア職業分類(MASCO)に専門家として規定されている資格を持っ
た、マレーシア国籍以外の配偶者。
しかし、これは関連専門機関への登録を条件としています。
(ⅶ) 豪華ヨット関連産業に対する優遇措置
この産業は、観光産業の一貫として促進され、下記の優遇措置が与えられ
ます。
•
豪華ヨットを建造する企業は、パイオニア・ステータスの対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
•
マレーシアのランカウイ島で豪華ヨットの修理とメンテナンスを行う企業
は、5年間の法人税100%免税の対象となります。
申請書は、財務省に提出します。
•
豪華ヨットのチャーター・サービスを行う企業は、5年間の法人税100%
免税の対象となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
5.2
観光産業に対する追加的優遇措置
(ⅰ) 海外でのプロモーション活動に対する二重控除
ホテルや旅行会社は、海外でのプロモーション活動に伴う支出に対して、二重
控除を得ることができます。対象となる支出は以下の通りです。
•
•
•
•
マレーシア国外でのマスメディアを使った広報費や広告費。
海外顧客への無料配布の配達料を含んだ、冊子、雑誌、ガイドブックの出
版費。
観光大臣の事前許可を得た、新しい海外市場の市場調査費用。
広告の契約交渉や締結のためや、観光大臣によって認められたトレード・
フェア、会議、フォーラムに参加するためのマレーシア国外への渡航費を
含む費用。この経費は、海外滞在期間中の宿泊費は1日RM300まで、食
費は1日RM150までを条件としています。
•
観光大臣が認可するトレード・フェア、会議、フォーラムの開催費。
•
マレーシアへの観光促進を目的とする海外営業所の維持費。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
37
(ⅱ) 認可トレード・フェア参加に対する二重控除
企業は、マレーシアで開催される認可された国際トレード・フェアへの参加に
伴う支出に対して、二重控除の対象となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅲ) 旅行会社に対する免税
a.
外国人観光客
空路、陸路、海路でマレーシアに入出国する団体包括旅行を通じて、少なくと
も年間500人以上の外国人団体観光客を入国させる旅行会社は、ツアーアレン
ジで得た収益に対して免税が得られます。この優遇措置は、観光省に認可を受
けた旅行会社にのみ適用されます。
b.
国内観光客
少なくとも年間1,200人の旅行者に対し国内のパッケージ・ツアーをアレンジ
する企業は、収益に対して免税の対象となります。国内旅行とは、地元の旅行
者による、最低一泊を伴う空路、陸路、海路によるマレーシア国内のパッケー
ジ・ツアーのことです(マレーシア人の海外からの帰国に伴う旅行を除く)。
この優遇措置は、2011年賦課年度まで有効です。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅳ) 国際会議と国際見本市の促進に対する免税
a.
マレーシアでの国際会議を促進する地元の企業は、500人以上の外国人参
加者の国内への動員によって得た収益に対して、免税を受けることができ
ます。
b.
マレーシアでの国際見本市の開催による収益は、展示会がマレーシア貿易
開発公社(MATRADE)によって認可され、開催者が年間500人以上の外国
人訪問者を動員するものであれば、免税の対象となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅴ) 文化的パフォーマンスに対する控除
観光省によって認可された音楽や文化グループの促進や運営を行ったり、国内
や海外の文化パフォーマンスのスポンサーとなる企業による経費は、全額控除
の対象となります。
地場の芸術や文化そして伝統的パフォーマンスやショーをスポンサーする民間企
業を奨励するため、そのようなパフォーマンスやショーのスポンサーに掛る経費
は、RM30万からRM50万へと引き上げられています。しかしながら、外国の
パフォーマンスやショーに認められる控除の上限は、年間RM20万とします。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅵ) レンタカー業者に対する優遇措置
観光客対象のレンタカー業者は、国産車の購入に対して物品税の全額免税が得ら
れます。旅行者が興味深い旅行先を体験できるようにするため、旅行代理店も、
国内で組み立てられた4WD車に対して50%の物品税免除の対象となります。
申請書は、財務省に提出します。
投資優遇措置
38
(ⅶ) 輸出増加額に対する免税措置
外国人患者に対するヘルスケア・サービスは、各賦課年度の法定所得の70%を
条件として、輸出増加額の50%の免税の対象となります。外国人患者とは、下
記のように定義されています。
•
マレーシア国外で設立または登録された、会社、パートナーシップ、機関、
組合協会。
•
マレーシアの就労許可を持っていない、マレーシア国籍以外の人。
•
海外に住んでいる、非居住者のマレーシア人。
2010年賦課年度から2014年賦課年度まで、この免税率は100%まで引き上
げられます。この優遇措置には、下記の外国患者は対象となりません。
•
•
•
•
マレーシア・マイセカンド・ホーム・プログラムに参加しているマレーシ
ア国籍ではない人とその扶養家族。
マレーシアの学生パスを保持しているマレーシア国籍ではない人とその扶
養家族。
マレーシアの就労許可を保持しているマレーシア国籍ではない人とその扶
養家族。
海外に住んでいる、非居住者であるマレーシア人とその扶養家族。
しかし、上記の外国人患者に提供されたヘルスケア・サービスは、輸出増加額
の50%まで、法定所得に対する既存の免税措置が引き続き適用されます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
注:観光業に対するその他の優遇措置については、セクション19をご参照くだ
さい。
6.
環境マネージメントに対する優遇措置
6.1
森林プランテーション事業に対する優遇措置
i.
森林プランテーション事業を行う企業は、1986年投資奨励法に基づき、
下記の優遇措置の対象となります。
a. 10年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータ
ス。パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積
損失は、繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から
差し引くことができます。
または、
b. 5年間に発生した適格資本的支出の100%に相当する投資税額控除
(ITA)。この控除で、各賦課年度の法定所得の100%を相殺することが
できます。未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越
すことができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
39
ii.
森林プレンテーション事業を行う企業は、上記の代わりに、1967年所得
税法127条に基づき、下記の優遇措置に申請することもできます。
a. 関連会社に投資する会社は、投資額と同額の免税の対象になります。
b. 認可された森林プレンテーション事業を行う企業は、下記の対象となり
ます。
• 法定所得が発生した最初の年から10年間の、法定所得の100%の免
税措置。
• 拡張時期の間または以前に生じた損失は、10年間の間、拡張後に持ち
越すことが出来ます。
申請書は、プランテーション・一次産品省に提出します。
6.2
危険廃棄物の貯蔵・処理・処分に対する優遇措置
有害で危険な廃棄物の貯蔵、処理、処分施設の設立を促進するための優遇措置
がもうけられ、この3つすべての活動に統合的な方法で直接携わる企業は、下
記の優遇措置の対象となります。
i.
5年間の法定所得の70%(奨励地域の場合は100%)が法人税免除となる
パイオニア・ステータス。パイオニア・ステータス期間内に発生する未控
除の資本控除と累積損失は、繰り越して、パイオニア・ステータス期間後
の企業の収益から差し引くことができます。
または、
ii.
5年間に発生した資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相当す
る投資税額控除(ITA)。この控除で、各賦課年度の法定所得の70%(奨励
地域の場合は100%)を相殺することができます。未利用の控除は、全額
が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
6.3
廃棄物リサイクルに対する優遇措置
高付加価値でハイテク技術を使った廃棄物リサイクル事業を行う企業は、パイ
オニア・ステータスや投資税額控除(ITA)を得ることができます。農業廃棄物、
農業副産物、化学製品のリサイクル、再生木材パネルボードまたは木製品の生
産などを含む事業は、下記の対象となります。
i.
5年間の法定所得の70%(奨励地域の場合は100%)が法人税免除となる
パイオニア・ステータス。パイオニア・ステータス期間内に発生する未控
除の資本控除と累積損失は、繰り越して、パイオニア・ステータス期間後
の企業の収益から差し引くことができます。
または、
ii.
5年間に発生した資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相当す
る投資税額控除(ITA)。この控除で、各賦課年度の法定所得の70%(奨励
地域の場合は100%)を相殺することができます。未利用の控除は、全額
が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
投資優遇措置
40
6.4
エネルギー保存に対する優遇措置
(ⅰ) エネルギー保存サービスを提供する企業
稼働コストを減らし環境保護を促進するために、エネルギー保存サービスを提
供する企業は、下記の優遇措置の対象となります。
a.
10年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期間内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこと
ができます
または、
b.
5年間に発生した適格資本的支出の100%に相当する投資税額控除(ITA)。
この控除で、各賦課年度の法定所得の100%を相殺することができます。
未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができ
ます。
企業は、認可日から1年以内に事業を開始しなければなりません。
2015年12月31日までに受理された申請書が対象となります。
(ⅱ) 自社内でエネルギー保存を行う企業
自社内でエネルギー保存を行う企業は、5年間に発生した適格資本的支出の10
0%に相当する投資税額控除(ITA)の対象となります。この控除で、各賦課年度
の法定所得の100%を相殺することができます。未利用の控除枠は、全額が利
用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
2015年12月31日までに受理された申請書が対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
6.5
再生可能なエネルギー資源を使用した発電事業に対する優遇措置
再生可能で環境に優しいバイオマス、水力(10メガワット未満)、ソーラー・
パワーなどを活用したエネルギー発電を行う企業は、下記の優遇措置の対象と
なります。
i.
10年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期限内に発生する未控除の資本控除と累積損失は、
繰り越して、パイオニア・ステータス期間終了後の企業の収益から所得を相
殺することができます。
または、
ii.
5年間に発生した適格資本的支出の100%に相当する投資税額控除(ITA)。
この控除で、各賦課年度の法定所得の100%を相殺することができます。
未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができ
ます。
企業は、認可日から1年以内に事業を開始しなければなりません。
2007年9月8日より、同グループのある企業が優遇措置を得ていたとしても、同
グループの他社も、上記と同様の優遇措置の対象となります。この優遇措置は、
2015年12月31日までに受理される申請に適用されます。
41
この優遇措置においては、「バイオマス源」とは、パームオイル搾油工場や農園
の廃棄物、精米所の廃棄物、サトウキビ圧搾所の廃棄物、木材や製材工場の廃棄
物、再生紙工場の廃棄物、地方自治体の廃棄物とバイオガス(埋立地、パームオ
イル搾油工場排水(POME)、動物の排泄物などからのもの)を指し、この優遇措
置におけるエネルギーの形態は、電気、スチーム、冷却水、熱を指します。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
6.6
自社用の再生可能なエネルギー発電に対する優遇措置
自社で消費するために再生可能なエネルギー源からエネルギーを発電する企業は、
5年間に発生した適格資本支出の100%に相当する投資税額控除の対象となりま
す。この控除で、各賦課年度の法定所得の100%を相殺することができます。未
利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
2015年12月31日までに受理された申請書が対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
6.7
グリーン・ビル認証を取得した建物に対する優遇措置
グリーン・テクノロジーの使用を広めるために、2009年5月21日に、政府は
グリーン・テクノロジー・インデックス(GBI)を導入しました。GBIは、環境に
優しい建物に対する、環境評価インデックスです。インデックスは、下記の特
定の基準に基づいて評価されます。
•
エネルギーと水の効率。
•
室内環境品質。
•
労働者のための公害管理と設備に関しての建築現場の持続可能マネージメ
ントとプランニング。
•
リサイクル可能で環境に優しい素材や原料の活用。
•
新技術の導入
グリーン・テクノロジーを使用した建物の建設を促進するための方策は、下記
の通りです。
i.
GBI認証を授与された建物の所有者は、GBI認証取得のために発生した追加
資本的支出の100%と同額が免税の対象となります。この控除で、各賦課
年度の法定所得の100%を相殺することが出来ます。この優遇措置は、新
規の建物と既存の建物の改良に適用されます。
この優遇措置は、該当する建物に対して最初に発行されたGBI認証にのみ
適用されます。
この優遇措置は、2009年10月24日から2014年12月31日までにGBI認
証を授与された建物に適用されます。
ii.
GBI認証を授与された建物や住宅物件を不動産開発者から購入した購入者
は、対象となる建物の所有権移転のための証書にかかる印紙税が免除の対
象となります。印紙税免除の金額は、GBI認証取得のために発生した追加
費用に対しての額です。この優遇措置は、該当する建物の最初の所有者に
対して一度だけ適用されます。
この優遇措置は、2009年10月24日から2014年12月31日までに履行
された販売購入契約に適用されます。
投資優遇措置
42
6.8
環境マネージメントに対する加速減価償却
環境保護機器を使用する企業は、適格資本的支出に対して初年度40%、年次控
除20%の対象となります。これにより、全額を3年以内に償却することができ
ます。
対象企業は、下記の通りです。
•
•
自社で発生した廃棄物を、貯蔵、処理、処分するための設備を敷地内か敷
地外に設置する廃棄物排出者。
廃棄物リサイクル事業を行う企業。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
自社のエネルギー消費を削減するための設備投資を行った企業の場合、償却期
間がもう1年加速されます。
申請書は、該当機器がエネルギー削減目的のためだけに使用されることを証明
した、エネルギー・グリーンテクノロジー・水道省発行の文書を添えて、国税
局に提出しなければなりません。
注:環境マネージメントに関するその他の優遇措置については、セクション19
をご参照ください。
7.
研究開発に対する優遇措置
1986年投資促進法は、研究開発(R&D)を次のように定義しています。「科学
技術分野における系統的あるいは集約的な研究で、その研究結果を、材料、装
置、製品、生産物、加工品の生産や改善のために利用することを目的とした活
動。ただし、以下は除きます。
•
製品の品質管理や、材料、装置、製品、生産物の定期的な検査
•
社会科学や人文学における研究
•
定期的なデータ収集
•
効率調査や経営研究
•
市場調査や販売促進」
マレーシアのより統合された研究開発の基盤をさらに強化するために、設計、
開発、試作を独立した企業活動として行う企業もまた、優遇措置の対象となり
ます。
7.1
研究開発に対する主な優遇措置
(ⅰ) 請負(コントラクト)研究開発(R&D)企業
請負(コントラクト)研究開発(R&D)企業(自社関連会社以外の外部の会社に
対して研究開発サービスをマレーシアで行う会社)は、下記の優遇措置の対象
となります。
43
•
5年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期限内に発生する未控除の資本控除と累積損失は
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
•
10年間に発生した適格資本的支出の100%に相当する投資税額控除
(ITA)。この控除で、各賦課年度の法定所得の70%を相殺することができ
ます。未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すこと
ができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅱ) 研究開発(R&D)企業
研究開発(R&D)企業(自社の関連会社および外部の会社双方に対して研究開発
サービスをマレーシアで行なう会社)は、10年間に発生した適格資本的支出の
100%に相当する投資税額控除(ITA)の対象となります。この控除で、各賦課年
度の法定所得の70%を相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用
されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
研究開発企業が投資税額控除を利用しないことを選択した場合は、関連会社は
サービスの対価として支払った研究開発企業への支払いに対して、二重控除を
受けることができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
資格:
下記の基準を満たす請負研究開発(R&D)企業と研究開発(R&D)企業は、様々な
優遇措置を申請することができます。
a.
実施される研究が国家のニーズに沿い、マレーシアの経済に恩恵をもたら
すこと。
b.
企業の所得の少なくとも70%が、研究開発活動から得たものであること。
c.
製造業関連の研究開発の場合は、従業員の少なくとも50%が研究や技術的
職務を行う適切な資格を持った人材であること。
d.
農業関連の研究開発の場合は、従業員の少なくとも5%が研究や技術的職
務を行う適切な資格を持った人材であること。
(ⅲ) 社内研究開発
ビジネスを促進するために社内研究開発を行う企業は、10年間に発生した適格
資本的支出の50%に相当する投資税額控除(ITA)を申請することができます。
企業は、この控除で、各賦課年度の法定所得の70%(奨励地域では100%)を
相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降
に繰り越すことができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
投資優遇措置
44
(ⅳ) 二回目の優遇措置
上記(ⅰ)から(ⅲ)に該当する事業を行う研究開発企業は、更に5年間のパイオニ
ア・ステータスあるいは10年間の投資税額控除の対象となります。
(ⅴ) 公的研究機関の商業化に対する優遇措置
公的研究機関による資源利用型研究開発の成果の商業化を奨励するため、以下
の優遇措置が導入されました。
a.
研究開発成果の商業化に従事する子会社に投資する会社は、子会社への投
資額に相当する税額控除の対象となります。
b.
研究開発成果の商業化に従事する子会社は、10年間の法定所得の100%が
法人税免除となるパイオニア・ステータスの対象となります。
この優遇措置を受けるためには、下記の条件を満たす必要があります。
a.
投資会社(親会社)および商業化に従事する子会社の70%以上がマレーシ
ア資本であること。
b.
研究開発成果の商業化に従事する子会社に対する親会社の資本保有比率が
70%以上であること。
c.
研究開発成果の商業化事業が、優遇措置の認可日から1年以内に開始され
ること。
7.2 研究開発に対する追加的優遇措置
(ⅰ) 研究開発に対する二重控除
•
•
•
•
企業は、財務大臣の認可対象となる研究開発を直接行った際の収益的(非
資本的)支出に対して、二重控除を受けることができます。
二重控除は、認可研究機関に対する寄付金や献金、および認可研究機関、
認可研究会社、研究開発会社、請負研究開発会社から受けたサービスに対
する支払いにも適用されます。
パイオニア・ステータスを与えられた企業の免税期間中に発生した認可さ
れた研究開発経費は累積され、免税期間後に差し引くことが出来ます。
マレーシア人の従業員を海外でトレーニングした場合も含め、海外で支出
した研究開発のための支出はケース・バイ・ケースで二重控除することが
できます。
この申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅱ) 研究成果を商業化するための研究者に対する優遇措置
付加価値の創出に焦点をあてた研究に従事している研究者は、その研究成果の
商業化により報酬として受け取る所得に対して、50%の免税を5年間受けるこ
とができます。対象となる事業は、科学技術・技術革新省の証明を受ける必要
があります。
この申請書は、国税局(IRB)に提出します。
注:研究開発に関するその他の優遇措置については、セクション19をご参照く
ださい。
45
8.
医療機器産業に対する優遇措置
8.1
医療機器検査研究所に対する優遇措置
医療機器検査研究所は、マレーシアで製造された医療機器が高品質で国際基準
であることを保証する、重要なサポート・サービスとされています。
(ⅰ) 医療機器検査用の新規検査研究所に投資する企業
新規検査研究所を設立する企業は、下記の優遇措置の対象となります。
a.
5年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。
パイオニア・ステータス期限内に発生する未控除の資本控除と累積損失は
繰り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くこ
とができます。
または、
b.
5年間に発生した適格資本的支出の60%(奨励地域は100%)に相当する
投資税額控除(ITA)。この控除で、各賦課年度の法定所得の100%を相殺す
ることができます。未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に
繰り越すことができます。
2012年12月31日までに受理された申請がこの優遇措置の対象となります。
(ⅱ) 医療機器検査用の既存検査研究所を改良する企業
既存の研究所を改良するために投資する企業は、5年間に発生した適格資本的
支出の60%(奨励地域は100%)に相当する投資税額控除(ITA)の対象となり
ます。この控除で、各賦課年度の法定所得の100%を相殺することができます。
未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
2012年12月31日までに受理された申請がこの優遇措置の対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
注:医療機器産業に関するその他の優遇措置については、セクション19をご参
照ください。
9.
研修に対する優遇措置
9.1 研修に対する主な優遇措置
人材開発を推進するために、以下の優遇措置が与えられます。
投資税額控除
技術や職業訓練施設を設立した企業は、10年間100%の投資税額控除(ITA)の
対象となります。この控除で、各賦課年度の法定所得の70%を相殺することが
できます。未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すこと
ができます。
投資優遇措置
46
技術や職業訓練を提供している既存企業で、トレーニング設備の向上や規模拡
大のために新たに投資する企業も、この優遇措置の対象となります。下記の分
野も優遇措置の対象となっています。
•
•
科学分野の私立高等教育機関(PHEI)。
科学分野の既存の私立高等教育機関(PHEI)で、研修機器の改良や研修分野
の拡張などに新規投資する場合。
対象となる科学科目は下記の通りです。
i.
バイオテクノロジー
• 医療保健バイオテクノロジー
• 植物バイオテクノロジー
• 食品バイオテクノロジー
• 工業・環境バイオテクノロジー
• 製薬バイオテクノロジー
• バイオインフォマティクス・バイオテクノロジー
ii.
医療保健サイエンス
• 老化学における医療サイエンス
• 臨床研究における医療サイエンス
• 医療バイオサイエンス
• 生化学遺伝学
• 環境衛生
• 地域医療
iii.
分子生態学
• 免疫学
• 免疫遺伝学
• 免疫生物学
iv.
マテリアル科学とテクノロジー
v.
食品サイエンスとテクノロジー
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
9.2
研修に対するその他の優遇措置
(ⅰ) 従業員リクルートの費用に対する二重控除
従業員リクルートの費用は、税金算出の目的において控除の対象となります。
費用には、ジョブ・フェアへの参加にかかる出費や、雇用エージェントやヘッ
ドハンターへの支払いも含まれます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅱ) 雇用前研修に対する控除
雇用した従業員に対して行った就業前研修費用は、単純控除の対象となります。
しかし、企業は研修生を将来従業員として雇用することを証明しなければなりま
せん。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
47
(ⅲ) 従業員以外の研修に対する控除
企業の従業員ではない居住者に対する実習研修に伴う費用には、単純控除が考
慮されます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅳ) 現金による寄付に対する控除
非営利目的で運営され、国家機関により設立され維持されている技術/職業訓練
機関に対する現金による寄付は、単純控除の対象です。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅴ) 特別産業建物控除
認可された産業訓練、技術訓練、職業訓練に使用される建築物に支出した企業
は、建物の建設または購入のための適格資本的支出について、10年間控除枠
10%の特別産業建物控除(IBA)を申請することができます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅵ) 教育施設に対する免税
認可された研修機関、企業内研修事業、民間の高等訓練機関は、実験機器、作
業場、スタジオ、語学実習教室などの教育設備に対する、輸入税、販売税、物
品税の免除が受けられます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅶ) ロイヤリティ支払いの免税
教育省が認可したフランチャイズされた教育プログラムのために、教育機関が
非居住者(フランチャイズ主宰者)に支払ったロイヤリティは、源泉税の免除
を申請することができます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅷ) 認可された研修経費の二重控除
人的資源開発基金(HRDF)に拠出していない製造業や非製造業の会社は、認可対
象の研修にかかる支出が二重控除の対象となります。
製造業部門の場合は、認可対象研修施設でも社内でも研修を行うことができま
す。しかし、非製造業部門の場合は、認可対象研修施設で研修を行わなければ
なりません。認可対象研修施設で行なわれた研修には、二重控除が自動的に与
えられます。
ホテルや旅行会社の場合、観光産業の技術や専門性を向上させるために、社内
あるいは認可対象研修施設において行われる研修プログラムは、観光省による
認可を受けなければなりません。
2009年賦課年度から2012年賦課年度まで、下記の技術の従業員研修のため
に費用を負担する雇用者は、二重控除の対象となります。
•
情報コミュニケーション技術(ICT)、電子、ライフサイエンスの大学院コース
•
看護やヘルスケア関連の応用コース
投資優遇措置
48
•
航空機整備工学コース
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅸ) 人的資源開発基金(HRDF)
第5章の「人的資源」をご参照ください。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
注:研修に対するその他の優遇措置は、セクション19をご参照ください。
10. 認可サービス事業に対する優遇措置
認可サービス事業(ASP)や、財務省に認可された輸送、通信、公益事業サブセ
クターのプロジェクトは、下記の税制優遇措置の対象となります。
10.1
認可サービス事業に対する主な優遇措置
(ⅰ) 1967年所得税法第127条による免税
1967年所得税法第127条に基づき、認可サービス事業を行う企業は、5年間
の法定所得の70%の法人税免除を申請することができます。サバ州、サラワク
州、ペルリス州、半島マレーシアの指定された「東海岸投資奨励地域」に立地
する会社は、5年間の法定所得の85%の法人税免除の対象となります。国家的
戦略的重要性をもつ認可サービス事業を行う企業は、10年間の法定所得の100
%の法人税免除の対象となります。
申請書は、財務省に提出します。
(ⅱ) 1967年所得税法第7B条の投資控除(IA)
1967年所得税法第7B条の投資控除(IA)は、127条で提供される所得税控除優
遇措置の一つです。投資控除に基づき、認可サービス事業を行う企業は、資本
的支出が最初に発生した日から5年間に発生した適格資本的支出の60%に相当
する投資控除の対象となります。この控除で、法定所得の70%を相殺すること
ができ、未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降に繰り越すことが
できます。
サバ州、サラワク州、ペルリス州、半島マレーシアの指定された「東海岸投資
奨励地域」で認可サービスを行う会社は、適格支出の80%に相当する控除の対
象となり、法定所得の85%を相殺することができます。
国家的戦略的重要性のある認可サービス事業を行う企業は、資本的支出が最初
に発生した日から5年間に発生した適格資本的支出の100%に相当する控除の
対象となります。この控除で、法定所得の100%を相殺することができます。
申請書は、財務省に提出します。
10.2
認可サービス事業に対する追加的優遇措置
原材料/コンポーネント/機械/装置/スペアパーツ/消耗品に対する輸入税、販売
税および物品税の免除
会社は、認可サービス事業で直接使用される、国内で入手不可能な原材料/コン
ポーネントに対する輸入税と販売税の免除を受けることができます。会社は、
認可サービス事業で使用される、国内で購入した機械/装置についても販売税と
物品税の免除が受けられます。
49
輸送サービス、通信サービスを供給する会社、発電所の運営および港湾の運営
を行う会社は、国内で生産されていないスペアパーツや消耗品の輸入税および
販売税の免除を受けることができます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
注:認可サービス事業(ASP)に対するその他の優遇措置は、セクション19をご
参照ください。
11. 船舶・輸送機器産業に対する優遇措置
11.1
船舶運営に対する免税
マレーシア船舶の運営に伴う船舶会社の所得は免税です。この優遇措置は、居住
者にのみ適用されます。「マレーシア船舶」とは、1952年商船法令(改定)に
基づき遠洋航海船として登録された船のうち、フェリー、遊覧船、タグボート、
補給船、乗組員用ボート、はしけ、浚渫船、釣り舟やその他これらに類する船以
外のものを指します。
「マレーシア船舶」の船上での雇用から得た個人所得は免税です。マレーシア
船舶へのISOコンテナーのレンタルによる非居住者の所得も免税になります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
11.2
コンテナー先頭車やトレーラーに対する販売税の免税
コンテナー運送業者は、国内で生産された新しいコンテナー先頭車やトレーラ
ーに対する販売税の免税の対象となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
12. MSCマレーシアに対する優遇措置
MSCマレーシアは、マレーシアの情報通信技術(ICT)産業の発展と促進のための
世界クラスのハブとしてのモデルとなっています。この地域は、マルチメディ
ア製品やサービスを創出し、流通させ、また利用する企業にとって、完璧な環
境を提供しています。
MSCマレーシア・ステータスは、MSCマレーシア域内で情報通信技術事業に参
加し実施する企業に対して、マルチメディア開発公社(MDeC)を通じてマレーシ
ア政府により与えられる資格です。MSCマレーシア・ステータスを取得した企
業は、マレーシア政府の公約に基づいた一連の優遇措置と恩典を得ることがで
きます。
12.1
MSCマレーシア・ステータス企業に対する主な優遇措置
MSCマレーシア・サイバーシティ/サイバーセンターで操業しているMSCマレ
ーシア・ステータスのマルチメディア企業は、下記の優遇措置と便宜制度の対
象となります。
i.
10年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス、
または5年間に発生した適格資本的支出の100%に相当する投資税額控除
(ITA)。この控除で、各賦課年度の法定所得の100%を相殺することができ
ます。
投資優遇措置
50
ii.
研究開発助成金の受給資格(マレーシア資本がマジョリティーのMSCステ
ータス企業対象)。
MSCステータスの申請はマルチメディア開発公社(MDeC)に提出します。
その他のメリット
i.
マルチメディア機器の免税輸入。
ii.
知的所有権の保護とサイバー法の先駆的包括的枠組み。
iii.
インターネットに対する検閲を行わない。
iv.
世界水準の物理的インフラと情報インフラの提供。
v.
世界的に競争力のあるテレコミュニケーション・インフラ使用料と質の高
いサービス。
vi.
マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)内の企業に対する、マル
チメディア開発公社(MDeC)によるコンサルタントやアシスタント・
サポート。
vii.
質の高い計画された都市開発。
viii. 優れた研究開発施設。
ix.
緑豊かな環境の保護。
x.
機械・機器・原料に対する輸入税・物品税・販売税の免除。
13. 情報通信技術(ICT)に対する優遇措置
13.1
情報通信技術(ICT)の使用に対する優遇措置
(ⅰ) 加速減価償却
企業は、ソフトウェアを含むコンピュータや情報通信機器の取得によって発生
した支出に対して、初年度償却20%、年次償却40%となる加速減価償却(ACA)
の対象となります。これにより、2年間で全額を償却することができます。
2009年賦課年度から2013年賦課年度まで、コンピュータやソフトウェアな
どを含むICT機器のために負担した費用に対する加速減価償却(ACA)への求償期
間は、2年間から1年間に加速されます。
ホームページの開発に伴う費用は、20%の年間控除を5年間得ることができま
す。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅱ) 運営費に対する控除
企業は、経営管理や生産工程の改善のため情報技術(IT)を利用する際に伴う、コ
ンサルタントへの支払いを含む運営費に対して単純控除が得られます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
51
(ⅲ) 輸出増加額に対する免税
情報通信技術(ICT)部門の企業は、輸出増加額の50%に相当する法定所得の免除
を申請することができます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
注:情報通信技術(ICT)部門に対するその他の優遇措置は、セクション19をご参
照ください。
14. 知識集約型活動に対する優遇措置
マレーシアは、生産を基盤とした経済から知識集約型経済への変換過程にあり
ます。企業による知識集約型活動へ投資を奨励するため、基準を満たす企業に
は「戦略的知識集約ステータス」が与えられます。これらの企業は、下記の要
素を持っていなければなりません。
i.
知識コンテンツを生み出す可能性。
ii.
高付加価値な業務。
iii.
ハイテク技術の利用。
iv.
知的活動に従事する従業員を数多く雇用。
v.
知的集約事業実行の企業マスタープランを保持。
この「戦略的知識集約ステータス」を与えられた企業は、下記の優遇措置の対
象となります。
i.
5年間の法定所得の100%が法人税免除となるパイオニア・ステータス。パ
イオニア・ステータス期限内に発生する未控除の資本投資と累積損失は、繰
り越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くことが
できます。
または、
ii.
5年間に発生した適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相
当する投資税額控除(ITA)。この控除で、各賦課年度の法定所得の100%を
相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年
以降に繰り越すことができます。
企業内知識集約的マスタープランを作成する会社による経費は、法人税算出の
際に控除の対象となります。控除の申告は、その会社が企業内知識集約的マス
タープランの実施を始める時に行うことができます。
この優遇措置は、2011年12月31日までに受理される申請に適用されます。
15. 製造関連サービスに対する優遇措置
下記の付加価値製造関連サービスを提供する企業は、パイオニア・ステータスま
たは投資税額控除の対象となります(添付資料Ⅱ:奨励事業リスト製造関連サービス 参照)。
投資優遇措置
52
•
•
•
•
貨物輸送、倉庫、輸送や、流通、パレット配送、製品組立/設置、小分け、
混載、梱包/再梱包、調達、品質管理、ラベル付け/張り替え検査、サプラ
イチェーン・マネージメントといった、その他関連付加価値サービスなど
の、ロジスティック・サプライ・チェーン関連活動から構成される統合的
ロジスティック・サービス。
ブランド開発、消費者開発、パッケージ・デザイン、広告、プロモーショ
ンなどの事業から構成される統合的マーケット・サポートサービス。この
優遇措置は、2011年12月31日までに受理される申請に適用されます。
スチーム、脱塩水、工業用ガスの供給などのサービスを提供する統合的セ
ントラル・ユーティリティー施設。
冷凍室、冷蔵トラックや、国内生産の生鮮食品の集配、保存、流通などの
関連サービスを含む広範囲なサービスを提供するコールドチェーン施設。
(ⅰ) パイオニア・ステータス
これらの製造関連サービスを行う企業は、5年間の法定所得の70%(奨励地域の
場合は100%)が法人税免除となるパイオニア・ステータスの対象となります。
パイオニア・ステータス期限内に発生する未控除の資本投資と累積損失は、繰り
越して、パイオニア・ステータス期間後の企業の収益から差し引くことができま
す。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅱ) 投資税額控除
パイオニア・ステータスの代わりに、投資税額控除(ITA)を申請することもでき
ます。投資税額控除を与えられた企業は、適格資本的支出が最初に発生した日
から5年間に発生した適格資本的支出の60%(奨励地域の場合は100%)に相当
する投資税額控除が得られます。
企業は、この控除で、賦課年度年の法定所得の70%(奨励地域の場合は100%)
を相殺することができます。未利用の控除は、全額が利用されるまで、翌年以降
に繰り越すことができます。法定所得の残り30%は、現行の法人税率が課税され
ます。
申請は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
注:その他の製造関連サービスセクターに関する優遇措置は、セクション19を
ご参照ください。
16. 経営統括本部に対する優遇措置
認可経営統括本部(OHQ)とは、マレーシア国内で設立された現地法人で、マレ
ーシア国内外の関連事務所や関連会社に適格サービスを提供するビジネスをマ
レーシアにおいて行う企業のことです。
マレーシアで経営統括本部(OHQ)を設立する企業は、OHQ優遇措置プログラムの
もと、税制優遇措置と便益の対象になります。企業には、OHQステータスと、マ
レーシア国内外の事務所や関連企業に対して提供する適格サービスに関して196
7年所得税法の第127条に基づく税制優遇措置が与えられます。
16.1
OHQステータスと優遇措置とその他の便益の認可
下記の適格基準を満たしている企業は、OHQステータスと優遇措置に申請する
ことができます。
53
•
1965年会社法に基づき設立された現地法人。
•
払込資本金がRM50万以上。
•
年間総支出(運営費)がRM150万以上。
•
3名以上の管理職/役職クラスの従業員がいること。
•
•
•
•
マレーシア国外にある3社以上の関連企業にサービスを提供している
こと。
マレーシア国外にある親会社、本社、関連会社を含む、相当大きな企業ネ
ットワークがあること。
資格を持った専門家、技術者、職員など相当多数の従業員を抱える企業間
のネットワークが確立していること。
3種類以上の適格サービスを実施していること。
適格サービスとは、下記の通りです。
-
全般的なマネージメントと管理。
-
ビジネス・プラン作成とコーディネーション。
-
原材料、コンポーネント、完成品の調達のコーディネーション。
-
技術サポート・サービスとメンテナンス。
-
マーケティング管理と販売促進プランニング。
-
データ/情報の管理と処理。
-
マレーシア国内外にある関連事業所や関連企業に代わってマレーシアで
実施される研究開発(R&D)活動。
-
マレーシア国内外にある関連事業所や関連企業に対する従業員の訓練と
人事管理。
-
財務ファ
マレーシア国外にある関連事業所や関連企業に対する、下記の財
ンドマネージメント・サービス。
• マレーシア国外の関連会社に対するリンギット以外の通貨での信用供
与の提供。
• マレーシア国内外の銀行によって発行された、外貨建ての株式や証券
(国債、手形、預金証書、財務省短期証券を含む)の取引や投資。
• オンショア銀行、マレーシアにある認可された国際イスラム銀行、海
外銀行での外貨預金への投資。
• ラブアンにあるオンショア銀行や認可銀行を通して実施される、外貨
建ての、ヘッジを目的とした外国為替取引や金利/通貨スワップ。
• ヘッジを目的とした、オンショア銀行との金融デリバティブや、ブル
サ・マレーシアでの天然パーム油の米ドルでの先物契約の取引。
• ヘッジや投資を目的として、居住者である先物ブローカーを通しての
み行われる海外指定為替での外貨デリバティブの取引。
投資優遇措置
54
財務ファンドマネージメント・サービスの運用資金は、オンショア銀
行認可された国際イスラム銀行、マレーシアにある同一グループ内の他
の居住会社、ラブアンにある非居住会社からの借入金、経営統括本部(O
HQ)の払込資本金、認可活動から得た利益剰余金、当該事務所の利益剰
余金、マレーシア国外からの借入金などを通じてのみ取得されます。
金融機関によって設置された経営統括本部(OHQ)は、その関連会社が
1989年金融ファイナンシャル機関法(BAFIA)に基づきライセンスを取
得した金融機関でない限り、財務ファンドマネージメント・サービスを
マレーシア国内にある関連会社に提供することが禁止されています。
コ ーポ レ
- マレーシア国外にある関連事業所や関連企業に対する、下記のコ
ート金融アドバイザリー・サービス。
• 関連会社に対するリンギット以外の通貨建ての与信管理の提供。
• 関連会社に対するリンギット以外の通貨建ての信用供与のアレンジ。
• リンギット以外の通貨での金利スワップや通貨スワップのアレンジ。
• 経営統括本部(OHQ)は、関連会社が抱える損失やマレーシア国外の第
三者からの損失を、割引価格で引き受けることができます(ファクタ
リング)。
• 関連会社間で請求された製品やサービスを、経営統括本部によって再
度請求することもできます。(リインボイス)。
• マレーシアから輸出された製品の輸出売上高以外であれば、関連
会社と経営統括部間との支払いのネッティングは自由に認められ
ています。
• 経営統括本部(OHQ)は、機械、機器、不動産を、関連会社にリースす
ることを目的として購入することができます(リース)。
• 経営統括本部(OHQ)は、関連会社が保有する機械、機器、不動産を、
関連会社にリース・バックすることを目的として購入することができ
ます(リース契約付き売却)。
16.2
出資比率条件
1967年所得税法の第127条に基づいてOHQステータスと優遇措置を得た企業
は、100%の外国資本保有が認められます。
16.3
優遇措置
経営統括本部(OHQ)と認められた場合は、下記による所得に対して、1967年
所得税法第127条に基づいて10年間の法人税100%免除の対象となります。
•
•
55
営業所得
経営統括本部(OHQ)がマレーシア国外にある関連事務所や関連会社に提供
したサービスによる所得。
利息
経営統括本部(OHQ)がマレーシア国外にある関連事務所や関連企業に貸し
付けた外貨ローンの利息から得た所得。
•
ロイヤリティ
マレーシア国外にある関連事務所や関連企業に代わって経営統括本部(OH
Q)がマレーシアで実施した研究開発活動から得たロイヤリティ。
経営統括本部(OHQ)が、マレーシアの関連事務所や関連会社に提供したOHQ適
格サービスによって発生する所得は、その所得が適格サービス提供による全所
得の20%を超えないことを条件に、その免税期間中は課税されません。20%
の限度を超過した所得は、免税対象になりません。
既存の経営統括本部(OHQ)には、残りの免税期間中、100%の法人税免除が与
えられます。
申請書は財務省に提出します。
16.4 経営統括本部(OHQ)ステータスを認可された居住会社に対する外国為替管理
(FEA)の柔軟性
(ⅰ) 外貨アセットへの投資1
• 下記によって、外貨アセットに金額に関わらす自由に投資することがで
きます。
‐
外貨建ての自己資金
‐
借用した外貨
(ⅱ) 外国通貨の借金
• OHQが下記に対して資金を貸すための目的でなければ、オンショア銀行、
認可された国際イスラム銀行、マレーシア国内の同一企業グループ2の他の
居住会社、非居住者から、外貨を金額に関わらず自由に借用することがで
きます。
‐
他の居住者
‐
他の居住者に代わっての資金収集
• 輸入支払いのために、非居住者から、外貨の貿易金融商品を金額に関わ
らず自由に取得することができます。
(ⅲ) 居住企業間の支払い
• リンギット建ての支払いには、規制がありません。
16.5
その他の外国為替管理(FEA)の柔軟性
居住会社であるOHQステータス企業にも、居住会社に対するその他の外国為替
管理の柔軟性が適用されます。詳細情報につきましては、http://www.bnm.
gov.my/microsites/fxadmin/0105_policies.htmをご参照ください。
1 「外貨アセット」には下記が含まれます。
(a) 外貨証券
(b) 外貨ローン
(c) 外貨預金
(d) 下記によって認可された外貨建ての商品
(i) オンショア銀行
(ii) 認可された国際イスラム銀行
(iii) ブルサ・マレーシア
(iv)外国為替監督官庁に認可されている居住者
(e)居住者である先物ブローカーによって取り引きされた、外貨建てのデリバティブ(契約通貨以外)
2 企業グループとは、マレーシアで、親会社-子会社の関係にある企業のグループを指します。
投資優遇措置
56
16.6
その他の便益
経営統括本部(OHQ)に与えられるその他の便益は、下記の通りです。
•
•
•
•
16.7
マレーシア国内ではそのサービスが受けられない場合、外国企業の専門サ
ービスを利用することができます。
経営統括本部(OHQ)の運営のために使用する目的であれば、固定資産を保
有することが認められています。
機械・機器・原料に対する輸入税・物品税・販売税の免除。
経営統括本部(OHQ)で働く駐在員は、マレーシア滞在日数に基づく課税対
象所得に対してのみ課税されます。
外国人駐在員の雇用
外国人駐在員の雇用には2つのステージがあり、駐在員ポストの申請と雇用パ
スの承認となっています。
経営統括本部(OHQ)ステータスに申請する企業は、キーポストを含む駐在員ポ
ストにも申請することができます。企業が、最低でもRM50万の払込資本金を
保有していることを条件に、認可は企業の要望に応じて与えられます。申請書
は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
マレーシア工業開発庁による駐在員ポストの認可に応じて、企業は移民局に雇用
パスの承認の申請書を提出しなければなりません。雇用パスが承認されたら、
駐在員を雇用することができます。
17. 国際調達センター/地域流通センターに対する優遇措置
国際調達センター(IPC)
国際調達センター(IPC)とは、マレーシア国内で設立された現地法人で、国内外
の関連企業や非関連企業のグループに、原材料、部品、完成品の調達や販売な
どのビジネスをマレーシアで行う企業のことです。これには、マレーシア国内
および第三国の供給元からの調達や販売も含みます。
地域流通センター(RDC)
地域流通センター(RDC)とは、自社グループにより自社ブランドとして生産さ
れた完成品、コンポーネント、スペアパーツを、国内外のディーラー、輸入業
者、子会社、その他非関連会社に流通する目的で設立される集貨・統合センタ
ーのことです。そのような付加価値活動には、バルクブレーク、再包装、ラベ
リングなどが含まれます。
17.1
IPC/RDCステータスの認可
下記の適格基準を満たしている企業は、IPC/RDC ステータスに申請することが
できます。
•
1965年の会社法に基づき設立された現地法人。
•
払込資本金がRM50万以上。
•
年間総支出(運営費)がRM150万以上。
•
マレーシアの港湾、空港施設を使用すること。
57
•
•
17.2
操業3年目までに、年間総売上がRM5,000万以上。
国内売上が年間総売上の20%を超えないこと。海外直送向けとして
マレーシア国外からの製品調達による所得が、年間総売上の30%を
超えないこと。
出資比率条件
1967年所得税法の第127条に基づいてIPC/RDCステータスや優遇措置を得た
企業は、100%の外国出資保有が認められます。
17.3
優遇措置
認可されたIPC/RDCステータス企業は、下記の優遇措置の対象となります。
•
1967年所得税法の第127条に基づき、10年間の法定所得税の全額免除。
•
免税所得からの配当は所得税支払済みの所得とみなされます。
適格資格:
上記の優遇措置の対象となるには、認可IPC/RDCステータス企業は下記の追加
条件を満たさなければなりません。
•
•
年間売上がRM1億以上。
自由地域(FZ)や保税倉庫(LMW)に対する販売を含む国内市場向けの売上が、
総売上の20%以下であること。国内市場での売上が20%を超える場合は、
超過した売上は法人税免除の対象になりません。
17.4 国際調達センター(IPC)や地域物流センター(RDC)ステータスを認可された居住
会社に対する外国為替管理(FEA)の柔軟性
(ⅰ) 当座口座取引のヘッジ
• 商品やサービスの輸出入の支払いのために、オンショア銀行や認可され
た国際イスラム銀行と、自由にヘッジすることができます。
‐ 確固たる基礎制約によるもの
‐ 先行取引によるもの
• リンギットが含まれるヘッジは、オンショア銀行でのみ取り扱いできま
す。
(ⅱ) 居住企業間の支払い
• リンギット建ての支払いには、規制がありません。
• 商品やサービスの支払いのために、他の居住会社に対して、外貨口座か
ら外貨で自由に支払うことができます。
17.5
その他の外国為替管理(FEA)の柔軟性
居住会社であるIPC/RDCステータス企業にも、居住会社に対するその他の外国
為替管理の柔軟性が適用されます。詳細情報につきましては、http://www.bn
m.gov.my/microsites/fxadmin/0105_policies.htm をご参照ください。
投資優遇措置
58
17.6
その他の便益
認可IPC/RDCステータス企業は、下記の便益を受けることができます。
•
•
•
17.7
国際調達センター/地域流通センター(IPC/RDC)の要求に基づく外国人駐
在員ポスト。
最終消費者に配送する前の再梱包、貨物混載や貨物統合のため、原材料、
コンポーネント、完成品を、自由工業地域(FIZ)、自由商業地域(FCZ)、保
税倉庫(LMW)、認可を受けた倉庫などに持ちこむ際の関税免除。
国際調達センター/地域流通センター(IPC/RDC)で働く駐在員は、マレー
シア滞在日数に基づく課税対象所得に対してのみ課税されます。
外国人駐在員の雇用
国際調達センター/地域流通センター(IPC/RDC)ステータスに申請する企業は、
キーポストを含む駐在員ポストにも申請することができます。企業が、最低で
もRM50万の払込資本金を保有していることを条件に、認可は企業の要望に応
じて与えられます。申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
マレーシア工業開発庁による駐在員ポストの認可に応じて、企業は移民局に雇用
パスの承認の申請書を提出しなければなりません。雇用パスが承認されたら、
駐在員を雇用することができます。
18. 駐在員事務所と地域事務所
駐在員事務所(Representative Office)および地域事務所(Regional Office)
とは、本社/本店に代わって認められた活動を行う、マレーシアにおいて設立さ
れた外国企業の事務所のことです。このような事務所は、すべてマレーシア国
外の出資元から資金提供されなければならず、1965年会社法に基づくマレー
シア企業委員会(SSM)への登録や、現地法人を設立する必要はありません。
駐在員事務所
駐在員事務所とは、二国間貿易関係の発展や、マレーシア製品の輸出の促進の
ために、投資やビジネス機会に関する情報を収集する事務所です。
地域事務所
地域事務所とは、アジア大洋州地域にある自社の関連企業、子会社、代理店の
調整センターとしての役割を担う事務所です。地域事務所は、運営地域におけ
る指定された活動の運営について責任を担っています。
駐在員事務所/地域事務所の設立と外国人駐在員雇用の認可は最低2年間有効で、
各ケースのメリットに応じて、その後更新が可能です。
18.1
認められる活動
駐在員事務所/地域事務所は、下記の活動を行うことが認められています。
•
•
•
59
事業活動の企画や調整。
情報の収集と分析、またはマレーシアと地域における投資やビジネス機会
についてのフィージビリティ・スタディの実施。
原材料、コンポーネント、その他工業製品の発掘。
•
研究および製品開発の実施。
•
地域における関連会社、子会社、代理店の調整センター。
18.2
認められない活動
認可された駐在員事務所/地域事務所は、下記の活動を行うことが禁止されてい
ます。
•
•
•
商取引(輸出入を含む)、ビジネス活動またはその他すべての商業活動。
倉庫施設のリース。商品の発送/積換えや保管は、現地のエージェントまた
はディストリビューターによって取り扱われなければなりません。
外国企業に代わってビジネスの契約にサインすること、あるいは対価を目
的としてサービスを提供すること。
•
マレーシアにある関連会社、子会社、支店などの通常業務に関わること。
•
商取引を行ったり、活動を通じて収益を上げたりすること。
18.3
出資比率条件
駐在員事務所/地域事務所はマレーシアで資本発行していないので、出資比率条
件が課せられることはありません。
18.4
優遇措置
地域事務所の駐在員は、マレーシア滞在日数分に基づく課税対象所得に対して
のみ課税されます。
18.5
外国人駐在員の雇用
駐在員事務所/地域事務所は、管理職レベルか技術者レベルの駐在員を雇用する
ことができます。
駐在員事務所/地域事務所設立や外国人駐在員ポストに対する申請は、マレーシ
ア工業開発庁(MIDA)に提出します。
外国人駐在員の入国の際に、企業は雇用パスの申請書を承認のため入国管理局
に提出します。
19. その他の優遇措置
ここでは、これまで記載されなかったその他の優遇措置で、次の部門に適用さ
れるものを取りあげます。製造業、農業、航空宇宙産業、観光業、環境マネー
ジメント、研究開発、研修、情報通信技術、認可サービス事業、製造関連サー
ビス。
19.1
産業建物控除
産業建物控除(IBA)は、製造業、農業、鉱業、インフラ設備、研究、認可サービ
ス事業、観光省に登録されたホテルなどを含む、特別な目的に使用される建物
の建設か購入のために資本的支出を伴う企業に与えられます。これにより、企
業は初年度償却10%、年次償却以降3%の控除を得られます。この産業建物控
除は30年間で償却することができます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
投資優遇措置
60
19.2
MSCマレーシア内の産業建物控除
サイバージャヤ内にMSCマレーシア・ステータス企業使用の建物建設を促進す
るため、サイバージャヤ内のMSCマレーシア・ステータス企業が占有する新規
建物の所有者に対して、産業建物控除(IBA)が10年間与えられます。新規建物
とは、完成建物で、MSCマレーシア・ステータス企業にまだ占有されていない
建物です。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
19.3
インフラ控除
サバ州、サラワク州、ペルリス州、半島マレーシアの指定された「東海岸投資
奨励地域」に立地する企業は、100%のインフラ控除枠を得られます。対象と
なる企業は、製造業、農業、ホテル、観光業、その他産業・商業活動に携わる
企業で、橋架、埠頭、港、道路を含む耐久構築物の再建、増築、改築などイン
フラ設備に伴う適格資本的支出を負う企業です。
企業は、この控除枠で賦課年度の法定所得の100%を相殺できます。残った法
定所得は、現行の法人税率で課税されます。未使用の控除枠は、全額が利用さ
れるまで、翌年以降に繰り越すことができます。
2010年12月31日までに受理される申請が、この優遇措置の対象となり
ます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
19.4
監査費用に対する控除
マレーシアでの事業コスト削減と企業コンプライアンスを高めるため、監査費
用に対する支出は所得税算定の際、控除の対象となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
19.5
ベンチャー・キャピタル産業に対する税制優遇措置
通常、ベンチャー・キャピタル企業(VCC)は、下記の投資状況を条件として、
10年間の法人税免除の対象となります。
i.
ベンチャー企業に投資された資金のうち、最低50%がシードキャピタル。
または、
ii.
ベンチャー企業に投資された資金のうち、最低70%が起業融資か初
期融資。
ベンチャー企業の投資を刺激し更に促進するため、資金の最低30%を、シード
キャピタル、起業融資、初期融資としてベンチャー企業に投資するベンチャー・
キャピタル企業は、5年間の法人税免除の対象になります。
この優遇措置は、2008年8月30日から2013年12月31日までに証券委員会
に受理された申請に適用されます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
61
19.6
資産の撤去や移転のための費用に対する税制優遇措置
工場や機械を含む資産の撤去や移転のためや、資産があった用地の復元のため
の費用は、資産の費用と見なされないため、1967年所得税法第3条に基づく
控除の対象にはなりません。しかし、財務報告基準116項は、資産の費用は、
資産の撤去や移転のためや、資産があった用地の復元のための債務に関連して
支払わなければならない見積額を含むと規定しています。
このため、1967年所得税法と財務報告基準116項に基づく課税措置を簡素化
するため、工場や機械を含む資産の撤去や移転のためや、資産があった用地の
復元のための費用に対して、下記を条件としてバランシング控除*を提供する特
別条項が、1967年所得税法第3条に導入されています。
•
このような措置は、成文化された法律や契約書によって、工場や機械の撤
去や移転や、用地の復元の作業が実施されなければならない場合にのみ適
用されます。
•
これらの工場や機械が、他の事業や他の事業者によって使用されることは
認められません。
申請書は、2009年賦課年度から、優遇措置の対象となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
19.7
所有権取得に対する優遇措置
特許、デザイン、模型、設計図、商標、ブランド、その他同様の権利を、外国
人から取得する際に発生する資本支出は、所得税算定の際に控除の対象となり
ます。この控除は、5年間にわたり20%の年間控除という形で与えられます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
19.8
特許や商標に登録する中小企業に対する免税措置
中小企業(SME)の技術革新や知的財産を促進するための政府の目標の一貫とし
て、特許や商標を政府に登録するために発生した費用は、法人税算出の際に控
除することが認められています。
この登録費用には、1983年特許法や1976年商標法基づき登録された、特許
や商法の登録代理事務所に対して支払った費用も含まれます。
この免税優遇措置における定義は下記の通りです。
i.
会社は、1967年法人税法の1条2A項と2B項に基づき定義されています。
ii.
製造業、製造関連サービス産業、農業関連産業とは、下記のように定義さ
れています。
• 150人未満のフルタイムの従業員、または年間売上げがRM2,500万未
満の企業。
iii.
*
サービス産業、第一次産業、情報通信技術産業(ICT)とは、下記のように定
義されています。
バランシング控除の総額は、工場や機械の撤去や移転の費用または用地の復元の費用を、資産処分時の工場や
機械に対する出費の残高に加算して決定されます。
投資優遇措置
62
• 50人未満のフルタイムの従業員、または年間売上げがRM500万未
満の企業。
この優遇措置は、2010年賦課年度から2014年賦課年度に適用されます。
19.9
関税に関する優遇措置
(ⅰ) 原材料やコンポーネントに対する輸入税の免除
完成品が国内市場向けか輸出向けかに係わらず、原材料やコンポーネントに対
する輸入税全額免税が考慮されます。
完成品が輸出向けの場合、原材料やコンポーネントが国内で生産されていない
か、生産されていても品質や価格の点で要求水準を満たしていない場合は、原
材料に対する輸入税の全額免税が通常認められます。
完成品が国内市場向けの場合、国内で生産されていない原材料とコンポーネン
トに対する輸入税の全額免税が考慮されます。また、関税対象の原材料やコン
ポーネントで作られた完成品が輸入税を課されていない場合も、輸入税の全額
免税が考慮されます。
ホテルや観光事業は、特定の輸入品に対して輸入税と販売税の全額免税の対象
となります。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅱ) セット用医療機器の輸入に対する輸入税の免除
国内の医療機器メーカーが、付加価値を高め競争力を強化するために商品をセ
ット化することを奨励するため、それらの医療機器が国内で製造されていない
ことを条件に、完全処置セットの組み合わせや生産を目的として輸入される医
療機器に対して、輸入税が全額免除されます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅲ) 機械・機器の輸入に対する輸入税と販売税の免除
マレーシア政府は、製造工程で直接使用される機械・機器でマレーシア国内では
生産されていないものについては、非課税とする方針をとっています。したが
って、機械・機器のほとんどのカテゴリーが輸入税非課税となっています。マレ
ーシア国内では生産されていないが輸入税の対象になっている機械・機器を輸
入する場合は、輸入税および販売税が全額免除されます。また、国内で購入さ
れた機械・機器に対しては、販売税が全額免除されます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅳ) スペアパーツや消耗品に対する輸入税と販売税の免除
製造業企業は、国内で生産されていない、製造工程で直接使われるスペアパー
ツや消耗品に対する輸入税や販売税が免除されます。
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(v) 製造活動のアウトソースに対する輸入税と販売税の免除
ビジネス・コストを削減し競争力を高めるため、マレーシア資本が60%以上の
マレーシア・ブランドのオーナーが、製造活動をアウトソースする場合、下記
の優遇措置の対象となります。
63
a.
国内あるいは海外のアウトソース契約先で完成品を製造する際に使用され
る原材料やコンポーネントに対する輸入税と販売税の免除。
b.
海外のアウトソース契約先から半製品を輸入し、国内のアウトソース契約
先に供給し完成品を製造する際の輸入税と販売税の免除
申請書は、マレーシア工業開発庁(MIDA)に提出します。
(ⅵ) メンテナンス、修理、整備(MRO)事業に関する輸入税と販売税の免除
メンテナンス、修理、整備(MRO)事業を行う航空宇宙企業は、原材料、コ
ンポーネント、機械、機器、スペアパーツ、消耗品に対する輸入税と販売
税の免除の対象となります。それぞれの輸入に、下記のいずれかのOEMメ
ーカーによって発行された、部品コンポーネンツ証書を添えることが条件
とされています。
a.
アメリカ合衆国からのFAA用紙8130-3
b.
欧州連合からのEASA用紙1
c.
納税済み証書
d.
適合認証書
e.
ベンダーからの証明書
f.
代理店証明書
申請書はマレーシア財務省に提出します。
(ⅶ) 太陽光発電システム機器に対する輸入税と販売税の免除
再生可能な資源によるエネルギーの使用を拡大するため、下記の優遇措置が提
供されます。
•
•
第3者に使用される太陽光発電システム機器に対する輸入税と販売税の免
除が、エネルギー委員会によって認可された、太陽光発電サービス・プロ
バイダーを含む輸入業者に与えられます。
マレーシア現地製造業者からの太陽光暖房システム機器の購入に対して、
販売税の免除が与えられます。
2012年12月31日までにマレーシア工業開発庁(MIDA)に提出された申請は、
これらの優遇措置の対象となります。
(ⅷ) エネルギー効率機器に対する輸入税と販売税の免除
エネルギー効率機器の使用を拡大するため、下記の優遇措置が提供されます。
•
•
高効率モーターや絶縁素材などのエネルギー効率(EE)機器に対する輸入税
と販売税の免除が、エネルギー委員会によって認可された、代理店を含む
輸入業者に与えられます。
マレーシア現地で製造された、冷蔵庫、エアコン、照明機器、扇風機、テ
レビなどのエネルギー効率(EE)家電の購入に対して、販売税の免除が与え
られます。
2012年12月31日までにマレーシア工業開発庁(MIDA)に提出された申請は、
これらの優遇措置の対象となります。
投資優遇措置
64
(ⅸ) ハイブリット車に対する輸入税と物品税の免除
通常、2000cc以下のハイブリット車を含む完成車(CBU)の輸入には、10%か
ら80%の輸入税、物品税、販売税が課されます。
しかし、マレーシアをハイブリット車の地域ハブとして促進し、またマレーシ
ア現地の自動車メーカーや組立業者が国内でハイブリット車を組立てる準備を
する優遇措置として、下記の基準と前提を条件に、ハイブリット車のフランチ
ャイズ業者に、新車のハイブリット完成車に対する輸入税の100%免除と物品
税の50%免除が与えられます。
a.
ハイブリット車が、国連の定義-「車両駆動の目的で、少なくとも2つ
の異なるエネルギー変換器と2つの異なるエネルギー保存システム(ガソリ
ンまたは電気)を装備している車両」に適合していること。
b.
エンジン排気量が2000cc以下の新車のハイブリット乗用車に限ること。
c.
エンジン・スペックが少なくともユーロ3テクノロジーであること。
d.
道路交通局によって認可され、車両種認証を取得し、内燃ガソリン燃料で
ある従来の車両に比べて、シティ燃費が少なくとも50%増か、シティ燃費
とハイウェイ燃費の総合燃費が少なくとも25%増を達成しているハイブリ
ット車であること。
e.
一酸化炭素の排出が、1キロメートルあたり2.3グラム以下であること。
2011年12月31日までに財務省に提出された申請は、これらの優遇措置の対
象となります。
(ⅹ) 販売税の免除
1972年販売税法によりライセンスを受けた製造業者は、投入資材に対する販
売税の免税が得られます。年間総売上高RM10万以下の製造業者は、販売税ラ
イセンス取得からは免除されているため、その完成品に対する販売税の納付が
免除されます。しかし、こういった製造業者も販売税ライセンスを取得し、投
入資材に対する販売税の免除を得ることを選ぶこともできます。
特定の種類の製品は、資材の購入時(input)と完成品の出荷時(output)の両方に
おいて販売税が免除されます。これには、規制品目、医薬製品、乳製品、バティ
ック生地、香水、美容・化粧品、写真用カメラ、腕時計、ペン、コンピュータと
周辺機器・部品・アクセサリー、段ボール箱やケース、印刷産業の製品、農業・
園芸用散布機、ベニヤ板、再生タイヤ、無停電電力システム、機械、輸出用製品
などの製造に使用されたすべての物品(梱包材料を含む)が含まれます。
申請書は、マレーシア関税局に提出します。
(xi) 輸入税、販売税、物品税の払戻し
1967年関税法第99条、1972年販売税法第29条、1976年物品法第19条の
規定により、部品、原材料、梱包材料が、上記の法で規定されている条件に基
づき、1年以内に輸出される製品の製造に使用された場合、製造業者は納付済
みの輸入税と販売税の払い戻しが得られます。
マレーシアで製造された特定の物品に対し物品税が課せられています。対象と
なる物品には、酒類、たばこ、自動車、トランプ、マージャン牌などが含まれ
ます。
65
主関税地域(PCA)や認可施設(物品税対象の製品用)から、自由地域(FZ)、保
税倉庫(LMW)、ランカウイ島、ラブアン島、ティオマン島に立地する工場で他
の製品を製造するための製品の移動は、輸出とみなされます。
企業は、工場が立地する最寄りのマレーシア関税局事務所に申請できます。
19.10
輸出に対する優遇措置
(ⅰ) 輸出促進に対する単純控除
居住会社が、マレーシアの製造製品、農業製品、サービスの輸出の可能性を探
るために費やした特定の経費は、単純控除の対象となります。
対象となる経費は下記の通りです。
•
•
海外での特許、商標、製品ライセンスの登録料。
会社が、輸入者となる可能性のある業者をマレーシアに招待する際の、3
泊分までのホテル宿泊費。
(ⅱ) 輸出促進に対する二重控除
マレーシア居住会社が、マレーシアの製造品、農業製品、サービスの輸出の可
能性を探るために費やした特定の経費は、二重控除の対象となります。
対象となる経費は、下記の通りです。
•
海外での広告費、広報、広報関連業務費。
•
配送料を含む、海外へのサンプルの提供費。
•
輸出市場調査費。
•
海外での商品入札応募の準備費。
•
海外への技術情報の提供費。
•
•
•
•
•
•
•
•
貿易・産業展示会、バーチャル・トレード・ショー、トレード・ポータル
への展示や参加にかかる費用。それに伴う従業員の海外出張の渡航費。
従業員の海外出張での1日RM300までの宿泊代と、1日RM150までの
食事代等必要経費。
海外に設置した輸出促進用の販売事務所と倉庫の維持費。
輸出用のパッケージ・デザインに対する報酬の支払い。ただし、会社がマ
レーシアの専門デザイナーに依頼した場合。
海外における入札の可能性を探るための事前調査費。
国際レベルのコンペに参加する際の、建築模型やエンジニアリング・モデ
ル、概念図、3次元アニメの制作費。
国内外の貿易・産業展示会への参加費。
マレーシアにおける常設展示や海外のエキシビション・センターで開催さ
れる展示会への参加にかかる費用。
投資優遇措置
66
会社登録局に登録したパートナーシップや個人企業も、上記の優遇措置を受け
ることが可能になりました。この場合、これらの優遇措置を受けることができ
る対象事業は以下のとおりです。
•
法律。
•
会計(税務、経営コンサルティングを含む)。
•
建築設計(都市開発や土地の造成設計を含む)。
•
エンジニアリング、総合エンジニアリング(価格・量の査定サービスを含む)。
•
医療、歯科医療。
パイオニア・ステータスを与えられている企業は、二重控除の権利を累積
することができ、パイオニア・ステータス終了後の所得と相殺することが
可能です。
(ⅲ) 輸出信用保険料に対する二重控除
輸出信用保険料支払いは、二重控除の対象となります。
(ⅳ) 船積み運賃に対する二重控除
サバ州やサラワク州から半島マレーシアに船で製品を送る運送する製造業者は、
船積み運賃に対する二重控除の対象となります。
(ⅴ) マレーシア・ブランド名のプロモーションに対する二重控除
マレーシア・ブランド名の普及のため、マレーシア・ブランドの登録所有者で
ある企業または同一グループ内の企業は、ブランドの広告にかかった費用に対
して、下記の条件で二重控除の対象となります。
a.
該当会社が、マレーシア・ブランド名の登録所有者によって50%以上所有
されていること。
b.
控除は、賦課年度において1社からのみ申請すること。
c.
製品が輸出品質基準を満たしていること。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
(ⅵ) 倉庫に対する特別産業建築物償却制度
適格資本支出に対して年次償却10%が、輸出製品や再輸出製品のための保管用
倉庫として使用される建築物に適用されます。
(ⅶ) ロゼッタネットの実施に対する優遇措置
ロゼッタネットとは、世界のサプライヤーとつながるサプライチェーン・マネ
ージメントに参入することを目的とした、ビジネス・メッセージを共通化でき
るインターネットを利用したオープンな標準システムの一つです。
世界市場でさらに競争力を持つように、マレーシアの中小企業のロゼッタネッ
トへの参入を促進するため、企業がロゼッタネット・マレーシアの管理と運営
や、マレーシア中小企業のロゼッタネット・システム参入のための支援に費や
した費用や寄付は、所得税控除の対象となります。
67
対象となる経費と寄付は、機材の寄贈(コンピュータやサーバー)、ロゼッタ
ネット・マレーシアに勤務するフルタイム従業員の給与、機材やソフトウェア
の寄贈、ソフトウェアやプログラミングの共同利用の費用、マレーシア中小企
業従業員を対象としたロゼッタネットの使い方の研修費用などです。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
19.11
環境保全設備の利用に対する優遇措置
環境保全設備を使用する企業は、設備の資本的支出に対して、初年度40%、年
次償却20%が得られます。従って、全額を3年で償却することができます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
19.12
環境保護活動への寄付
環境保全や環境保護のための認可団体への寄付は、単純控除の対象となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
19.13
従業員の住宅施設に対する優遇措置
製造業、認可サービス事業、ホテル、観光業の従業員用の住宅施設として使用
される建物は、建物の建設や購入に伴う支出に対して、10年間の10%の特別
建築物年次償却の対象となります。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
19.14
従業員の託児所に対する優遇措置
従業員に対して託児施設を提供することを目的とした建物の建設や購入に伴う
支出は、10年間の10%の特別建築物年次償却の対象となります。
また、従業員の福利のために、託児所の提供や維持のための現金や現物による
寄付に対して、単純控除が適用されます。
申請書は、国税局(IRB)に提出します。
投資優遇措置
68
3
第3章
税制
1.
マレーシアの税制
2.
課税対象所得
3.
法人税
4.
個人所得税
4.1 居住者たる個人
4.1.1
4.1.2
個人所得税控除
税額払い戻し
4.2 非居住者たる個人
5.
源泉税
6.
不動産譲渡益税
7.
販売税
8.
サービス税
9.
輸入税
10. 物品税
11. 関税上訴裁決機関と関税判定
12. 二重課税条約
第3章
税制
1.
マレーシアの税制
マレーシア国内で獲得するまたはマレーシアを源泉とする、もしくはマレーシ
ア国外を源泉としマレーシア国内で受け取とられた、法人を含む全ての個人所
得に対して、所得税が課されます。
しかし、賦課年度にマレーシア国外を源泉とし、銀行、保険、空輸、海運事業
を営む居住会社以外の個人がマレーシアで受け取った所得は、非課税です。
税金制度の近代化と合理化のため、自己申告システムが企業、個人事業主、パ
ートナーシップ、組合、給与所得者に対して実施され、所得税は当期年度の所
得に基づいて課税されています。
2.
課税対象所得
下記の所得は課税対象です。
•
貿易、専門的業務、商取引からの収益および利益
•
雇用から生じる収入および利益(給与、報酬など)
•
配当、利子、または割引料
•
賃貸料、ロイヤリティ、またはプレミアム
•
恩給、年金、またはその他定期収入
•
その他所得とされる収益または利益
課税所得は、所得獲得の際に生じた経費、税制上の減価償却、該当する優遇措置
などの調整後、算定されます。1967年所得税法第34条により、不良債権や貸
倒れのための引当金が認められています。しかし、会計上の減価償却は、税務計
算上は認められず、所定の「税制上の減価償却制度」が適用されます。2005年
9月30日以降にパイオニア・ステータスが終了する企業を含め、繰越欠損金を
次年度以降の所得と相殺するために、無期限に繰越すことができます。
3.
法人税
会社は、居住、非居住にかかわらず、マレーシア国内源泉所得が課税対象とな
ります。銀行業務、保険事業、海運および空輸事業以外では、居住会社宛てに
送金された国外源泉所得は免税となります。しかしながら業務の経営管理がマ
レーシアで行われている場合は、マレーシアの居住会社とみなされます。
2009年賦課年度から、法人税は25%となっています。この税率は下記の法人
にも適応されます。
i.
信託機関
ii.
死亡時にマレーシア国外に居住していた、個人の財産遺言執行人
71
iii.
裁判所に任命された受取人
石油開発事業を行う個人は38%の法人税率が適用されます。2010年賦課年度
から、1967年石油法(法人税)に基づく、川上の石油会社が得た所得の申告
システムが、当期年度申告システム、かつ自己申告システムに変更されました。
2009年に受け取った所得に基づく2010年賦課年度の法人税は、5年間の分割
で支払うことができます。
企業、生活協同組合あるいは信託によって支払われたザカットの控除は、当該
賦課年度の累計所得の2.5%を超えてはいけません。
下記に対する出資には控除が認められます。
i.
連邦政府、州政府、地方自治体。
ii.
マレーシア国税局の局長に承認された機構や機関。
iii.
財務省あるいはスポーツ理事会に承認されたスポーツ事業。
iv.
財務省に承認された国家プロジェクト。
2009年賦課年度から、ⅱ、ⅲ、ⅳに関する出資は、当該賦課年度の累計所得
の10%を超えてはいけません。
4.
個人所得税
すべての個人は、マレーシア国内源泉所得またはマレーシアで受領した国外源
泉所得に対して課税されます。居住者たる個人によりマレーシアへ送金された
所得は、免税になります。非居住者の個人の場合は、マレーシア国内源泉所得
のみが課税対象となります。
1967年所得税法第7項で規定されているように、税率はマレーシア滞在期間
による個人の居住形態によります。通常、暦年のうち182日以上マレーシアに
滞在している個人は税制上の居住者とみなされます。
4.1 居住者たる個人
2010年賦課年度から、居住者たる個人は、個人所得税控除後の課税対象所得
に対して、累進税率0%から26%で課税されます。
4.1.1 個人所得税控除
居住者たる個人の課税対象所得は、総所得から個人所得税控除を差し引いて算
定されます。それらの控除とは下記の通りです。
控除
RM
•
本人控除(2010年賦課年度から適用)
RM9,000
•
本人追加控除-障害者
RM6,000
•
配偶者控除
RM3,000
•
配偶者追加控除-障害者
RM3,500
•
両親に対する医療費控除
RM5,000
税制
72
•
納税者、配偶者、子供の重病(RM500の医療診断を含む)
に対する医療費控除
•
障害者である納税者、配偶者、子供、両親の介護器具費用控除 RM5,000
•
未婚の子供に対する扶養控除
i. 18歳以下
ii. 障害児
iii. 18歳以上(大学やカレッジで高等教育を受講中)
RM5,000
RM1,000
RM5,000
RM4,000
•
生命保険料あるいは承認されたファンドへの寄付控除
(2010年賦課年度から適用)
RM7,000
•
教育や医療給付の保険料控除
RM3,000
•
EPF年金計画を通じて購入した年金保険の保険料に対する控除
RM1,000
•
法律、会計(イスラム金融を含む)、専門技能、職業スキル、
RM5,000
工業技術、科学技術、技術的スキル、または資格取得に対する
授業料に対する控除。
•
書籍、専門雑誌、雑誌そして、その他出版物(新聞を除く)
の購入に対する控除。
RM1,000
•
3年に一度のコンピュータ購入に対する控除
RM3,000
•
賦課年度2010年から2012年までのブロードバンド接続料金
RM500
4.1.2 税額払い戻し
居住者たる個人に対する課税額は、以下の税額払い戻しにより軽減されます。
i.
2009年賦課年度から、課税所得がRM35,000を超えない個人は、RM40
0の払い戻しを受けることができます。配偶者が就労していないか配偶者
の所得が合算賦課の場合、その配偶者はさらにRM400の払い戻しが受け
られます。同様に、配偶者が分離賦課の場合も、配偶者の課税所得がRM3
5,000を超えなければ、RM400の払い戻しを受けることができます。
ii.
雇用パス、訪問パス、就労許可交付の際に政府に支払った手数料に対して、
払い戻しを受けることができます。
4.2
非居住者たる個人
2010年賦課年後から、非居住者たる個人には26%の税率が課せられ、個人所
得税控除項目はありません。しかし、就労許可取得の際に政府に支払った費用
に対して、払い戻しを受けることができます。
5.
源泉税
非居住者たる個人には、以下の最終課税である源泉税が課されます。
下記の特定所得に対して10%。
a. 人またはその従業員により、土地や権利の使用や、工場、機械、器具の設
置や操作などに関連して提供されたサービスの対価。
73
b. 技術的経営や管理に関連して提供された技術的アドバイス、アシスタント
またはサービスの対価。
c. 動産の使用に関する同意や取り決めに基づく賃料またはその他の支払い。
2002年9月21日から、マレーシア国外で提供されたまたは実施された(a)
や(b)のサービスに関連して受け取る所得に対しては、源泉税は適用されま
せん。
2008年8月30日から2012年12月31日まで、下記の分野における技術研修
を提供することによって非居住者が受け取る所得に対して、源泉税の免除が与
えられます。
a.
情報コミュニケーション技術(ICT)、電子、ライフサイエンスの大学院コー
ス
b.
看護やヘルスケア関連の応用コース
c.
航空機整備工学コース
2009年1月1日から、非居住者によって提供される技術サービスのコスト削減
のため、マレーシアでのホテル宿泊に関する返済や支払いは、源泉税の目的で
の総技術料の計算には含まれません。
未払いの源泉税に関しては、非居住者に対して支払われた総額に対してではな
く、未払いの税額のみに対して10%の罰金が課せられます。
6.
不動産譲渡益税
マレーシアでは、通常、キャピタルゲインは所得税の対象ではありません。し
かし、不動産譲渡益税が、マレーシアに所在する不動産の処分や、当該地所の
所有権、選択権、またはその他の権利の処分や、不動産保有会社の株式処分か
ら生じる課税対象利益に課税されます。
2010年1月1日から、不動産の処分による利益に対して、定額5%の課税対象
となり、購入者が購入額の2%を差し引き、国税局に支払うという、源泉メカニ
ズムにより徴収されます。
下記の控除はまだ適用されます。
i.
個人に対して、RM10,000または利益の10%のいずれか高い方までの控
除。
ii.
1976年不動産譲渡益税棒に基づく既存の控除は維持されます。
a.
親、子供、夫、妻、祖父母、孫との間の贈与。
b.
マレーシア市民権または永住権をもったことがある個人による、居
住不動産の処分。
会社や個人に対する税金についての詳細につきましては、www.hasil.gov.myを
ご参照ください。
税制
74
7.
販売税
販売税は、輸入時か製造出荷時に一段階式で課税されます。マレーシアでは、1
972年販売税法に基づき、課税対象品の製造業者はライセンスを取得する必要
があります。年間売上がRM10万以下か保税工場(LMW)の場合はライセンス取
得を免除されています。しかしながら、年間売上RM10万以下の会社は、ライ
センス取得が不要である旨の証明を受けなければなりません。
ライセンス取得済みの製造業者は製品の出荷額に対する販売税を納税するのに
対し、ライセンス未取得か取得を免除されている製造業者は投入資材の価額に
対して販売税を支払わなければなりません。小規模製造業者が資材投入の度に
販売税を前払いする負担を軽減するため、1972年販売税法に基づき、小規模
製造企業もライセンスを取得し、免税で投入資材を購入することもできます。
これにより、小規模製造業者は完成品に対してのみ販売税を支払うようにする
ことができます。
販売税は通常10%です。しかし、課税対象品の製造に使用される原材料や機械
は、免税措置を受けることができます。特定の非課税製品への投入資材も免税
となります。
特定の嗜好食料品や建築資材の税率は5%、一般商品は10%、酒類は20%、た
ばこは25%となっています。特定の一次産品、基本食料品、基本的建築資材、
特定の農業機械器具、建設業用の重機械は免税となります。特定の旅行用品、
スポーツ用品、書籍、新聞、読み物も免税となります。
8.
サービス税
マレーシアにおける特定の物品やサービスの提供に対してサービス税が課せら
れます。これには、食品、飲料、たばこ、宿泊用の部屋やミーティング、会議、
文化的イベントやファッション・ショーのための施設提供サービス、医療サー
ビス、民間病院における宿泊施設や食事の提供が含まれます。
また、会計士、法廷弁護士、弁務弁護士、エンジニア、建築士、測量士(鑑定
士、査定人や不動産業者を含む)、広告代理店、コンサルタント会社、経営サ
ービス会社、保険会社、自動車サービスや修理センター、通信サービス会社、
警備保障サービス会社、レクリエーション・クラブ、不動産代理店、駐車場サ
ービス会社、宅配便サービス会社などによって提供される専門的サービスやコ
ンサルタント・サービスに対しても課税されます。
しかし、会社が同一グループに属する他の会社に提供したプロフェッショナ
ル・サービスは、現行の5%のサービス税が免税となります。マレーシア国内か
ら海外に向けての国際宅配サービスも5%のサービス税が免除されます。
一般的に、サービス税の課税は、下記のようにRM15万からRM50万の年間売
上高に基づく特定の基準値に従って課されます。
i.
1987年商業車ライセンス委員会法に基づきライセンスを取得した、年間
総売上高がRM15万以上のレンタカー代理店。
ii.
年間総売上高がRM15万以上の職業紹介所。
iii.
プロジェクト管理やコーディネート・サービスを含むマネージメント・サ
ービスを提供する年間総売上高がRM15万以上の会社。
iv.
25客室以上あるホテルや、そのホテル内のレストラン。
75
2010年賦課年度から、サービス税は、下記の通り、クレジットカードや無料
で発行されるものを含むチャージ・カードに対しても課されます。
i.
主要なカードに対して年間RM50。
ii.
補助的カードに対して年間RM25。
サービス税は、カードの発行日、完了年、または更新日に徴収されます。
9.
輸入税
マレーシアでは、いくつかの特定の品目に対しては固有の算定方式で輸入税が
課せられますが、ほとんどの場合は従価方式で課されます。しかし、貿易の自
由化に伴い、多岐にわたる原材料、コンポーネント、機械に対する輸入税が、
廃止、減税、免税されてきています。
さらにマレーシアは、アセアン域内で取引される全ての工業製品の輸入税が0%
から5%となるアセアン共通実効特恵関税制度(CEPT)を公約しています。
マレーシアは引き続き、貿易、原産国証明、投資の分野で、自由貿易協定交渉
を進めています。今日までに、マレーシアは日本・マレーシア経済連携協定に
基づき日本との二国間自由貿易協定を締結しています。そして、地域協定とし
てアセアン・大韓民国自由貿易協定とアセアン・中国自由貿易協定を締結して
います。FTA協定国との輸入税は、協定に基づき、個別引き下げと段階的除外
が適用されます。
10. 物品税
たばこ、たばこ製品、アルコール飲料、トランプなどのカード、マージャン牌、
自動車といった、マレーシアで製造される特定の製品には物品税が課せられま
す。
11. 関税上訴裁決機関と関税判定
関税上訴裁決機関(CAT)は、1967年関税法、1972年販売税法、1975年サ
ービス税法、1976年物品税法に基づく事項に関する関税局長官の意思決定に
対する上訴を決定するために設立された独立機関です。
また、関税判定は、ビジネス・プランニング活動において確実性と予見可能性
の要素を民間部門に提供するために、1967年関税法、1972年販売税法、
1975年サービス税法や1976年物品税法に基づき導入されました。
関税局によって発行され、申請者によって同意された判定は、特定の期間、双
方を法的に拘束します。主な関税判定は下記のとおりです。
i.
関税判定に対する申請は、製品の分類、課税対象サービスの決定、製品と
サービスの価値の決定の原則に関して行うことができます。
ii.
申請は、十分な事実と定められた費用と共に、書面で行わなければなりま
せん。
iii.
申請は、関税局が事前判定を発行する製品が輸入される前、あるいはサー
ビスが提供される前に行うことができます。
税制
76
12. 二重課税条約
二重課税条約(DTA)は、国境を越えての所得流入に関連した各国の租税権を明
確にしたり、二重課税をなくすために税額控除や租税免除を提供することによ
って、二重課税の回避を求める二国間の協定です。
マレーシアの二重課税条約の目的は下記のとおりです。
i.
対内投資と対外投資双方にとって好ましい環境を創出すること。
ii.
マレーシアの特別税制優遇措置を、資本輸出国の納税者にとって完全に有
効にすること。
iii.
一重課税から得る減税に比べて、より効果的な減税を二重課税から獲得す
ること。
iv.
脱税や租税回避を防止すること。
先進国または途上国の多くの国々と同様に、マレーシアも、他の国々との国際
的な租税条約ネットワークを通して、世界との貿易や投資を促進するというニ
ーズから免れることはできません。加速する工業化は、増加する国内への外国
直接投資と連動して、他の国々との租税条約の合意を、税制分野に対する確実
性と保証を投資家に提供するうえで不可欠なものとしました。2009年9月30
日現在、有効な二重課税条約は下記の通りです。
アルバニア
アルゼンチン*
オーストラリア
オーストリア
バーレーン
バングラデシュ
ベルギー
カナダ
中国
チリ
クロアチア
チェコ共和国
デンマーク
エジプト
フィジー
フィンランド
フランス
ドイツ
ハンガリー
インド
インドネシア
イラン
* 制限付き協定
77
アイルランド
イタリア
日本
ヨルダン
大韓民国
クウェート
キルギス共和国
レバノン
ルクセンブルグ
マルタ
モーリシャス
モンゴル
モロッコ
ミャンマー
ナミビア*
オランダ
ニュージーランド
ノルウェー
パキスタン
パプア・ニューギニア
フィリピン
ポーランド
カタール
ルーマニア
ロシア
サウジアラビア
セイシェル共和国
シンガポール
南アフリカ
スペイン
スリランカ
スーダン
スウェーデン
スイス
シリア
タイ
トルコ
アラブ首長国連邦
英国
アメリカ合衆国 *
ウズベキスタン
ベトナム
カタール:所得税/源泉税 - 2010年1月1日以降の賦課年度から適用。
石油所得税 - 2011年1月1日以降の賦課年度から適用
台湾(マレーシア国内の台北経済文化事務所が代表)に関しては、下記の租税
免除令によって二重課税免除が認められています。
i.
P.U.(A)201 (1998)
ii.
P.U. (A) 202 (1998)
利子、ロイヤリティ、技術サービス料に対する源泉税は、それぞれ10%、
10%、7.5%に引き下げられています。
詳細情報については、www.hasil.gov.myをご参照いただくか、lhdn_int@hasil.
gov.myまでEメールでお問い合わせください。
税制
78
3
4
4
第4章
入国手続き
5
1. マレーシア入国の際の要件
1.1
パスポートまたは旅行証明書
1.2
ビザの要件
1.3
必要なパス
2. 外国人駐在員の雇用
2.1
外国人駐在員ポストの種類
2.2
外国人駐在員の雇用に関するガイドライン
3. 外国人ポストの申請
4. 外国人労働者の雇用
6
第4章
入国手続き
1.
パスポートとビザの要件
1.1
パスポートまたは旅行証明書
マレーシアを訪れるすべての人は、有効なパスポートか、マレーシア訪問のた
めに作成され国際的に認知された旅行証明書を所持していなければなりません。
これらの証明書は、マレーシア入国時から6ヶ月以上の残存有効期限があるも
のでなければなりません。
マレーシアが承認していないパスポートを所持している人は、パスポートに代
わる文書とマレーシア在外公館により発行されるビザを申請しなければなりま
せん。ビザの申請は、最寄りのマレーシア在外公館で行うこともできます。
マレーシアの在外公館がない国では、最寄りの英国高等弁務官か大使館に申請
します。
1.2
ビザの要件
ビザとは、外国人のパスポートまたは承認された旅行証明書に、その所持者が
マレーシア入国を申請し、許可を得たことが明記された是認のことです。
マレーシア入国の際ビザが必要な外国国籍の方は、入国前にマレーシアの在外
公館にて、事前にビザを申請し、取得しなければなりません。
ビザを必要とする国は下記の通りです。
ビザを必要とする国
ビザを必要とする
英連邦諸国
81
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
アフガニスタン*
アンゴラ
ブータン
ブルキナファソ
ブルンジ
中央アフリカ共和国
中国
コロンビア
コモロ
コンゴ民主共和国
コンゴ共和国
コートジボアール
ジブチ
赤道ギニア
エリトリア
エチオピア
ギニアビサウ共和国
•
•
•
•
•
•
•
•
•
バングラディッシュ •
カメルーン
•
ガーナ
•
モザンビーク
•
•
•
•
•
•
•
香港(身元証明書)
インド
リベリア
マリ
ミャンマー
(一般パスポート)
ネパール
ナイジェリア
ルワンダ
セルビア共和国・
モンテネグロ共和国
台湾
国際連合
(通行証明書の所持者)
西サハラ
ナイジェリア
パキスタン
スリランカ
3か月以上の滞在に
ビザが必要な国
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
アルバニア
アルジェリア
アルゼンチン
オーストラリア
オーストリア(ウィ
ーン)
バーレーン
ベルギー
ボスニア・ヘルツェ
ゴビナ
ブラジル
クロアチア
キューバ
チェコ共和国
デンマーク
エジプト
フィンランド
フランス
ドイツ
ハンガリー
アイスランド
アイルランド
イタリア
日本
ヨルダン
キルギスタン
クウェート
キルギス共和国
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
レバノン
リヒテンシュタイン
ルクセンブルク
モロッコ
オランダ
ノルウェー
オマーン
ペルー
ポーランド
カタール
ルーマニア
サンマリノ
サウジ・アラビア
スロバキア
大韓民国
スペイン
スウェーデン
スイス
テュニジア
トルコ
トルクメニスタン
アラブ首長国連邦
英国
ウルグァイ
イエメン
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
アルメニア
アゼルバイジャン
バルバドス
ベラルーシ
ベナン
ボリビア
ブルガリア
カンボジア
カーボヴェルデ
チャド
チリ
コスタリカ
エクアドル
エルサルバドル
エストニア
ガボン
グルジア
ギリシャ
グアテマラ
ギニア共和国
ハイチ
ホンジュラス
香港SAR
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
マダガスカル
モルドバ
モーリタニア
メキシコ
モナコ
モンゴル
ニカラグア
北朝鮮
北イエメン
パナマ
パラグアイ
ポルトガル
ロシア
サントメ・プリンシ
ペ
セネガル
スロベニア
スーダン
スリナム
タジキスタン
トーゴ
ウクライナ
上ボルタ
•
•
•
1か月以上の滞在に
ビザが必要な国
•
•
•
•
•
•
•
•
入国手続き
82
14日以上の滞在に
ビザが必要な国
•
•
•
•
•
カザフスタン
ラトビア
リトアニア
マカオSAR
マケドニア
•
•
•
•
•
ウズベキスタン
バチカン市国
ベネズエラ
ザイール
ジンバブエ
•
•
•
•
イラン
イラク
リビア
マカオ(旅行許可
/ポルトガルの身元
証明書)
•
•
•
•
•
パレスチナ
シエラレオネ
ソマリア
南イエメン
シリア
アメリカ合衆国の国民は、社交、商用、学術目的の訪問には(雇用以外)、ビ
ザは必要ありません。
イスラエル国民は、ビザとマレーシア内務からの事前許可が必要です。しかし、
セルビア共和国とモンテネグロ共和国の国民は、ビザが必要で、事前許可は必
要ありません。
アセアン諸国(ミャンマーを除く)の国民は、1か月以内の滞在にはビザは必要
ありません。1か月を超える滞在には、ビザが必要です。(ブルネイとシンガポ
ールの国民を除く)
上記以外の国(イスラエルを除く)からの国民は、1ヶ月以内の社交滞在には、
ビザ無しでマレーシアに入国することができます。
注:
*
ビザには、身元保証つまりマレーシア入国管理局による認可が必要。
1.3
必要なパス
社交用または商用目的での入国申請以外の場合、訪問パスへの申請は、マレー
シア到着前に行わなければなりません。
パスとは、認可された期間の滞在許可をパスポートに示した是認のことです。
マレーシアを訪 問 す る 外 国 人 は 、 マ レ ー シ ア で の 一 時 的 な 滞 在 を 認 め る ビ
ザ(必要な場合)とは別に、マレーシア入国の際にパスを取得しなければ
なりません。
こうした申請のすべてにおいて、マレーシア国内での保証人を立てなければな
りません。保証人は、必要な場合、その外国人の扶養やマレーシアからの本国
送還に関して責任を負うことに同意しなければなりません。
外国人訪問者に対して、マレーシア到着時に発給されるパスは下記の通り
です。
(ⅰ) 訪問パス(社交)短期
訪問パスは、下記のような社交用あるいは/および商用の目的で訪問する外国人
に発給されます。
•
会社の会議、コンファレンスまたはセミナー、会社会計の立ち会い、会社
経営を円滑に行うために、マレーシアに入国する会社の所有者や当該会社
の代表者。
•
ビジネスや投資の機会を探るため、または製造工場設立のために入国する
投資家や企業家。
83
•
直接販売や流通に従事するためでなく、マレーシアで製造する予定の商品
を紹介するために入国する海外企業の代表者。
•
不動産に関連した交渉、販売、リースのために入国する不動産所有者。
•
マレーシアにおけるイベント等の取材のために入国するマスメディアの外
国人ジャーナリストまたはレポーター。
•
スポーツ・イベントの参加者。
•
国内の大学で試験を受ける、または親善ミッションに参加する学生。
•
入国管理局の長官によって認可された、上記以外の活動のため入国する
訪問者。
これらのパスで就労したり、新規機械設置や工場建設の監督をすることはでき
ません。
(ⅱ) 訪問パス(社交)長期
長期社交訪問パスは、6カ月以上、マレーシアに一時的に滞在する外国人に発給
されます。訪問者の適格や一定の条件を満たすことにとって、延長が与えられ
ます。
長期社交訪問パスを保持する、マレーシア人の外国人配偶者は、社交訪問パス
を雇用パスや訪問パス(一時雇用)に変更することなく、いかなる形態の雇用、
ビジネス、専門的職業に従事することが認められています。
(ⅲ) 訪問パス(一時就労)
このパスは、24ヶ月以下の就労のためマレーシアに入国する外国人に発給され
ます。
(ⅳ) 雇用パス
このパスは、最低2年間、就労のためマレーシアに入国する外国人に発給され
ます。雇用パスは、申請者が、関連認定機関から外国人駐在員ポストの認可を
取得した後、発給されます。
(ⅴ) 訪問パス(専門業務)
エージェンシーとの短期契約に基づき入国する外国人に発給されます。
対象となる外国人の分野は以下の通りです。
専門家/ボランティア
•
•
•
•
•
マレーシア政府に認可された研究者
国際機関の職員
招待された講師/講演者
機械の導入やメンテナンスに関する専門
家
職業訓練を提供する者など
アーティスト
•
•
撮影や上演のために入国する者
アルバムや新製品のプロモーションのた
めに入国する者など
宣教師
(イスラムまたはその他の宗教)
•
宗教的目的で入国する者
入国手続き
84
パスの有効期間は1回につき12ヶ月未満です。
申請は、関係エージェンシーによって提出されなければなりません。
(ⅵ) 扶養家族パス
この便宜は、外国人駐在員の家族に対して与えられます。扶養家族パスは、雇
用パス所有者の配偶者と子どもに対して発給されます。このパスは、雇用パス
の申請と同時か、雇用パス発行後に申請することができます。
(ⅶ) 学生パス
このパスは、マレーシア高等教育省に承認されたコースで、マレーシア内務省
から外国人留学生の受け入れの認可を受けた教育機関で、マレーシアでの就学
を希望する外国人に発給されます。
2.
外国人駐在員の雇用
最終的にはマレーシア人があらゆるレベルの職において訓練を受け、雇用され
ることをマレーシア政府は望んでいます。従って会社は、組織内のすべてのレ
ベルでの雇用体系において、国内の複合民族構成が反映され、また、より多く
のマレーシア人を訓練することが奨励されています。
しかしながら、訓練を受けたマレーシア人が不足している分野においては、外
国企業はキーポストやタイムポストといった外国人駐在員を配属することが認
められています。キーポストとは、永久的に外国人を配属することができるポ
ストで、タイムポストとは、定められた期間に配属することができるポジショ
ンです。
2.1 外国人駐在員ポストの種類
駐在員とは、下記のポジションを満たすための資格を取得した外国人です。
a.
キーポスト
マレーシアで操業している外国資本の私企業や会社における上級管理職ポ
ストです。キーポストは、企業にとって利益や投資を保護するために必須
なポストです。外国人駐在員は、目標や目的達成のための企業方針の決定
において責任があります。
b.
タイムポスト
i. エグゼクティブ・ポスト
中間管理職や専門職のポストです。このポストは、該当する仕事に関
連した専門的資格、実務経験、技術、専門知識を必要とします。外国
人駐在員は、会社の方針の実行や従業員の指揮において責任がありま
す。
ii. ノンエグゼクティブ・ポスト
特定の専門技術または実践的スキルと経験を必要とする技術職を実行
するためのポストです。
85
2.2 外国人駐在員の雇用に関するガイドライン
外国人駐在員を雇用するには2段階のステップがあります。
a.
ビジネスの業種により決定される関連省庁による駐在員ポストへの申請。
b.
認定機関による駐在員ポストが認可されたら、企業は雇用パスの是認を入
国管理局に申請しなければなりません。
有効な外国駐在員雇用のガイドラインは、下記の通りです。
a.
外国払込資本金がUS$200万以上の製造業企業の場合
• キーポスト5つを含む10ポストが自動的に認可されます。
• 外国人駐在員は、最大10年間エグゼクティブ・ポスト(管理職)に就
くことができます。ノンエグゼクティブ・ポスト(一般職)の場合は5
年間です。
b.
外国払込資本金がUS$20万からUS$200万未満の製造業企業の場合
• 少なくともキーポスト1つを含む5ポストが自動的に認可されます。
• 外国人駐在員は、最大10年間エグゼクティブ・ポスト(管理職)に就
くことができます。ノンエグゼクティブ・ポスト(一般職)の場合は5
年間です。
c.
外国払込資本金がUS$20万未満の製造業企業の場合は、既存のガイドライ
ンに基づきキーポストとタイムポスト(期限付ポスト)が考慮されます。
既存のガイドラインは以下のとおりです。
• 外国払込資本金が最低RM50万以上の場合、キーポストが考慮されま
す。しかしながら、この金額はあくまでもガイドラインに過ぎず、キ
ーポストの数は各プロジェクトがもたらすメリットに応じて考慮され
ます。
• 最長10年までの専門的資格と実務経験を必要とするエグゼクティブ・
ポスト、そして技術的技能と経験を必要とするノン・エグゼクティブ
・ポストについては、最長5年までのタイムポストが考慮されます。
これらのポストは、マレーシア人が最終的に引き継ぐように訓練され
ることが条件とされています。
• キーポストとタイムポストの数は、各プロジェクトがもたらすメリッ
トに応じて考慮されます。
d.
マレーシア資本の製造業企業の場合、研究開発部門を含む技術部門での外
国人駐在員雇用は、企業のリクエストに応じて認可されます。
情報コミュニケーション技術(ICT)関連分野以外の製造業分野で雇用される駐在
員は、27歳以上でなくてはなりません。情報コミュニケーション技術(ICT)関連
分野の場合は、駐在員は21歳以上でなければなりません。
同一の会社内で他のポストから配置転換された外国人駐在員は、新しい雇用パ
スを取得する必要があります。ポストの変更に伴い最初の雇用パスが新しいポ
ストのものに改められます。新しい駐在員が前任者のポストを引き継ぐ場合も、
新規の雇用パスを取得しなければなりません。
入国手続き
86
すべての雇用パスは、ポストの承認期間にわたり有効です。しかし、キーポ
スト保持者の場合、雇用パスは下記の場合を除き、最長5年ごとに更新さ
れます。
•
外国人駐在員のパスポートの残存有効期限が5年未満の場合。
•
外国人駐在員の雇用契約が、5年未満の場合。
•
雇用主が、必要とする外国人駐在員の任務を5年未満とした場合。
雇用パス保持者には、そのパスの有効期間にわたり数次出入国ビザが発行され
ます。
3.
外国人ポストの申請
製造業や関連サービスセクターの新規企業や既存の企業(拡張や多角化を伴わ
ない事業も含む)による、外国人ポストの申請は、マレーシア工業開発庁(MIDA)
に申請します。これは、製造業ライセンス取得の必要性のある企業も、製造業
ライセンス取得を免除されている企業も対象となります。
入国手続きの詳細に関しましては、www.imi.gov.myをご参照ください。
4.
外国人労働者の雇用
マレーシアでは、製造業、建設業、プランテーション、農業、サービス業、家
事使用人などの分野において、外国人労働者を雇用することができます。
サービス業には、11のサブセクター(レストラン、清掃サービス、貨物運搬、
ランドリー、ゴルフ・クラブのキャディ-、理髪師、卸売/小売、繊維、金属/
スクラップ/リサイクル活動、福祉施設、ホテル/リゾート・アイランド)があ
ります。
下記の特定の国の国民だけが、選定されたセクターで就労することができ
ます。
認可セクター
国籍
•
•
•
•
•
製造業
プランテーション
農業
建設業
サービス・セクター
インドネシア
カンボジア
ネパール
ミャンマー
ラオス
ベトナム
フィリピン(男性のみ)
パキスタン
スリランカ
タイ
トルクメニスタン
ウズベキスタン
カザフスタン
•
サービス業(料理人、卸売/小売、金細工職人、 インド
理髪師、金属/スクラップ/リサイクル、繊維)
建設業(高圧線整備のみ)
農業
プランテーション
•
•
•
87
認可は各ケースのメリットに基づいてなされ、付随条件はその都度決定さ
れます。適格なマレーシア人や永住権者がどうしても見つからない場合の
み、外国人労働者の雇用申請が考慮されます。
外国人労働者に対する年次雇用税(Levy)は、下記の通りに課されます。
認可セクター
年間雇用税
製造業
RM 1,200
建設業
RM 1,200
プランテーション
RM 540
農業
RM 360
家事手伝い
RM 360
サービス業
• 福祉施設
• アイランド・リゾート
• その他
RM 600
RM 1,200
RM 1,800
外国人労働者の申請すべては、ワンストップ・センターである、内務省に提出
します。しかし、外国人家事手伝いの申請は、マレーシア入国管理局に申請し
ます。
外国人労働者の雇用に関する詳細につきましては、マレーシア内務省のホーム
ページhttp://www.moha.gov.myをご参照ください。
入国手続き
88
3
第5章
人的資源
1. マレーシアの労働力
4
2. 人的資源の開発
2.1
工業技能訓練施設
2.2
人的資源開発基金
2.3
管理職
5
5
3. 労働力コスト
6
4. リクルートの手段
5. 労働基準
5.1
1955年雇用法
5.2
サバ州とサラワク州の労働法令
5.3
1991年被雇用者積立基金法(EPF)
5.4
1969年被雇用者社会保障法
5.5
1952年労働者災害補償法
5.6
1994年職業安全保健法
6. 労使関係
6.1
労働組合
6.2
1967年労使関係法
6.3
労働組合が組織されていない企業の労使関係
第5章
人的資源
1.
マレーシアの労働力
マレーシアは、勤勉で、規律正しく、教育され、更なる向上が可能な労働力を
提供しています。新規に労働市場へ加わるマレーシアの若者は、少なくとも11
年間、つまり高等学校レベルの学校教育を終了しています。従って、新しい技
術を訓練することは容易です。
製造業における技術的訓練を受けた労働力への高まる需要に対応するため、マ
レーシア政府は、国内外の大学、カレッジ、職業訓練校を卒業したエンジニア、
技術者、熟練労働者を増員する政策をとっています。
さらにマレーシアには、労使関係が良好で調和がとれた、自由で競争力のある
労働市場があります。マレーシアの労働コストは、工業先進国に比べて、生産
性が高いにもかかわらず相対的に低いといえます。
2.
人的資源の開発
人的資源省の傘下にある技術開発局(DSD)は2006年に設立され、国家の技術
的・経済的発展のニーズに沿った職業技術訓練の戦略とプログラムを計画、促
進、調整しています。
技術発展局(DSD)は、あらゆる公共や民間の訓練施設設立を調整し、現行およ
び今後の技術需要を評価調査し、将来の職業訓練のニーズを明確にし、国家職
業技能資格(NOSS)の元で、水準の向上発展を継続的に行っていきます。現在ま
でに、能力認定(certificate)、修業資格(diploma)、高等修業資格(advanced
diploma)など700以上の国家職業技能資格が設けられています。国家職業技能
資格(NOSS)の中で、20の主要産業セクターが将来的な水準向上発展のために
特定されています。
2.1 工業技能訓練施設
マレーシアでは、職業技術訓練校、工科専門学校、工業訓練研究所で、様々な
工業分野において雇用される若者を育成しています。ほとんどの場合が政府機
関によって運営されていますが、民間の学校も産業で必要とされている熟練労
働者を育成し、政府の取り組みを補足しています。
訓練に従事している主な政府機関は下記の通りです。
•
人的資源省は、現在21ヶ所の工業訓練所(ITI)を運営しています。この工業
訓練所(ITI)では、入社前又は新入社員に対する基礎、中級、上級の産業技
術訓練プログラムを提供しています。これには、機械、電気、建物、印刷
業における実習や、技能向上プログラムや教官養成訓練プログラムも含ま
れます。また人的資源省は、指導者高等技術研修センター(CIAST)、日本
マレーシア技術学院(JMTI)、4ヶ所の高等技術研修センター(ADTEC)も
運営しています。
•
高等教育省は、2004年3月に設立され、公立および私立大学の監督、27
の技術専門学校、59のコミュニティ-カレッジを監督しており、産業界に
技能者を送り出す準備をしています。高等教育レベルでは、正式な職業訓
練が工科専門学校やコミュニティ-カレッジで行われており、エンジニア
リング、商業、サービスの分野において、半熟練レベルの訓練された人材
を社会に創出することを目的としています。
91
•
教育省は、90ヶ所以上の技能訓練校および職業訓練コースを提供していま
す。工科訓練校の卒業生は、新入社員として就職するか、高等教育省の管
轄下にある工科専門学校やコミュニティ-カレッジまたは他の省の管轄下
にある職業訓練施設において、能力認定(certificate)や修業資格(diploma)
レベルの高等教育に進学することも出来ます。
•
青年スポーツ省は、16ヶ所の国立青年技能研修センターと国立高等青年技
能研修センターで、基礎、中級、上級レベルの工業技能研修を提供してい
ます。また、短期コースや技能向上プログラムなども実施しています。
•
地方地域開発省傘下の Majlis Amanah Rakyat (MARA)、別名先住民信託評
議会。MARAは、基礎、中級、上級、プロフェッショナル・レベルの訓練
プログラムを提供する技能訓練所を、全国で20ヶ所以上運営しています。
2.2 人的資源開発基金
人的資源開発基金(HRDF)は1993年に設立され、人的資源開発協議会(HRDC)
によって運営されています。法人化によって、人的資源開発協議会(HRDC)は現
在ではPembangunan Sumber Manusia社(PSMB)として知られています。
人的資源開発基金(HRDF)は、徴収/給付システムに基づいて運営されています。
所定額を納付した雇用者は、雇用するマレーシア人従業員の研修費の全額また
は一部を支払うために、基金から研修給付金を受ける資格があります。
製造会社は、下記の通り拠出します。
50人以上の従業員を雇用する会社
従業員の月額給与の1%
払込資本金がRM250万以上で
10人以上50人以下の従業員を雇用する会社
従業員の月額給与の1%
払込資本金がRM250万未満で
従業員の月額給与の0.5%
10人以上50人以下の従業員を雇用する会社は、
オプションとして人的資源開発協議会(PSMB)に
登録することができます。
現在では、Pembangunan Sumber Manusia社(PSMB)の雇用者口座に課徴金
残高がある限り、給付金支給額は、マレーシアで行われた研修に対しては対象
費用の100%、海外で行われた研修に対しては50%までとなっています。
これまでに、PSMBは、高度な研修を受けた労働力を産業界に提供するため、
現場実習制度、研修補助金制度、その他基礎技術研修制度といった、さまざま
な制度を開発し実施してきています。
現場実習制度では、雇用者は、実習生月額手当、保険料、研修用消耗品など対
象となる研修費について100%の給付金を得ることができます。
現在までに、これらの制度は、メカトロニクス、ホテル観光業、製造業、情報
通信、工具と金型、木材製品などの様々な産業に対応
雇用者が最適な研修プログラムをインターネット上で調達するのを促進するた
め、PSMBはwww.hrdportal.com.myにHRD検索サイトを開発しました。こ
の検索サイトは、ワンストップ・センターとしての役割を果たし、サイト内の
双方向機能を通して、研修提供者がより効果的且つ効率的に研修プログラムを
宣伝できるようにしています。
HRDFの詳細に関しては、www.hrdf.com.myをご参照ください。
人的資源
92
2.3 管理職
2007年までに、マレーシアにある20の国立高等教育機関(IPTA)とその他の私
立高等教育機関(IPTS)から、83,000人の学士号取得者と60,000人のディプロ
マ取得者が卒業することが見込まれています。これらの卒業生は、ビジネス経
営、情報技術、工学、薬学、科学、数学などからアート・デザインまで、様々
な分野を専攻しています。
大学やカレッジに加え、マレーシア生産性公社(Malaysia Productivity
Corporation)やマレーシア経営研究所(Malaysian Institute of Management)、
マレーシア人事管理研究所(Malaysian Institute of Personnel Management)な
どの機関でも、管理者の養成が行われています。さらに、マレーシアの管理職
レベルの人材の多くが、海外で教育を受けています。
3.
労働力コスト
マレーシアの製造業部門で適用される最低賃金法はありません。基礎給与額
は立地や業種によって異なり、ボーナス、制服の支給、無料送迎あるいは
交通費の支給、実績奨励金、その他手当などの付加給付も、会社によって
異なります。
経営者レベル・管理職レベルの賃金や付加給付も、業種や企業の雇用方針によ
って異なります。ほとんどの会社では、賃金に加えて医療費、個人傷害生命保
険、無料送迎あるいは交通費の支給、年次ボーナス、退職手当、被雇用者積立
基金(EPF)への拠出増額といった付加給付を行っています。
製造業における給料と諸手当の詳細情報については、マレーシア雇用者連盟
(MEF)のホームページ、www.mef.org.myをご参照ください。
4.
リクルートの手段
登録された民間の職業紹介所に加えて、雇用者と求職者は全国にある政府の職
業紹介所を利用することができます。従業員を募集している雇用者は、職業紹
介所に登録している求職者の詳細情報を入手することができます。職業紹介所
の活動は下記の通りです。
•
雇用者の人材募集を支援するための広報キャンペーン。
•
面接や適性検査の準備とアレンジ。
工科専門学校とコミュニティー・カレッジも
の面接の機会を提供しています。
5.
卒業予定者に対する雇用者と
労働基準
労働局は、労使協調を維持するために、労働関連法を管理する役割を担ってい
ます。労働法は、あらゆる雇用タイプに適用する最低条件を定めています。ビ
ジネス経営に対する柔軟性については、労働局長に対して免除申請する方法に
よって促進されています。
5.1 1955年雇用法
主要な法規である1955年雇用法は、半島マレーシアとラブアン連邦直轄地の
月額賃金がRM1,500未満の従業員と、月額賃金額に関わらず全ての肉体労働者
に適用されます。雇用者は労働契約を結ぶこともできますが、法に定められた
93
最低の手当てに反するものであってはなりません。月額賃金がRM1,500からR
M5,000の従業員は、個々の労働契約の項目や条件に関して、労働裁判所にお
ける裁判によって救済を求めることができます。
1955年雇用法に基づく雇用者の義務は下記のとおり規定されています。
i.
すべての従業員に、労働契約の解除などを含む雇用条件を明記した書面の
労働契約書を渡さなければなりません。
ii.
従業員の個人明細、賃金の支払い、控除などに関連する労働記録を保管す
ること。
iii.
夜間勤務や出産給付金などに関する、女性従業員に対する特別規定。
iv.
正規の勤務時間とその他労働時間に関する規定。
v.
年次有給休暇、病気休暇、祝祭日の権利。
vi.
超過勤務や時間外労働に対する手当て。
5.2 サバ州とサラワク州の労働法令
サバ州労働法令とサラワク州労働法令は、それぞれの州における労働法の運用
を規定しています。サバ州労働法令とサラワク州労働法令は、1995年雇用法
の規定と相似しています。
5.3 1991年被雇用者積立基金法(EPF)
1991年被雇用者積立基金法は、従業員への強制拠出を規定しています。この法
律により、雇用者と従業員(外国人労働者および別表1に属する従業員を除く)
は、被雇用者積立基金(EPF)に、下記の料金を拠出しなければなりません。2008
年2月1日より、拠出率は以下のようになっています。
マレーシア国民、永住者、マレーシア国民でない従業員で、1998年8月1日以
前にEPFへの拠出を選択し、55歳に達していない場合(別表3のAを参照)、
適用レートは以下のとおりです。
•
雇用者-
従業員の月額給与の最低12%
•
従業員-
従業員の月額給与の最低11%
マレーシア国民、永住者、マレーシア国民でない従業員で、1998年8月1日以
前にEPFへの拠出を選択し、55歳以上の場合(別表3のCを参照)、適用レー
トは以下のとおりです。
•
雇用者-
従業員の月額給与の最低6%
•
従業員-
従業員の月額給与の最低5.5%
マレーシア国民でない従業員で、1998年8月1日以降にEPFへの拠出を選択し、
1991年被雇用者積立基金法の別表1の第3項と6項に基づく拠出を選択してい
て、55歳に達していない場合(別表3のBを参照)、適用レートは以下のとお
りです。
•
雇用者-
従業員1人につき月額RM5.00 (US$1.33)
•
従業員-
従業員の月額給与の11%
人的資源
94
マレーシア国民でない従業員で、1998年8月1日以降にEPFへの拠出を選択し、
1991年被雇用者積立基金法の別表1の第3項と6項に基づく拠出を選択してい
て、55歳以上の場合(別表3のDを参照)、適用レートは以下のとおりです。
•
雇用者-
従業員1人につき月額RM5.00 (US$1.33)
•
従業員-
従業員の月額給与の5.5%
全ての雇用者は、法律で免除された従業員を除き、雇用後直ちに従業員を被雇
用者積立基金に登録しなければなりません。
5.4 1969年被雇用者社会保障法
社会保障機関(Social Security Organisation, SOCSO)は、1969年被雇用者社会
保障法に基づき、従業員とその家族を保護するため2つの社会保障を提供してい
ます。2つの社会保障は、以下のとおりです。
•
雇用障害保険制度
•
疾病年金制度
雇用傷害保険制度は、就業中による傷害で身体に障害をきたしたり、死亡した
場合、現金給付か医療介護といった補償を従業員に提供します。
疾病年金制度は、雇用と関連のないあらゆる原因による疾病や死亡に対し、24
時間補償を従業員に提供します。しかし、従業員は疾病年金をもらうための条
件を満たしていなければなりません。
雇用者資格
1人以上の従業員を雇用する雇用者は、被雇用者社会保障法で定義されている
とおり、社会保障機関(SOCSO)に登録し、拠出しなければなりません。
従業員資格
月額RM3,000以下の月額給与を受け取っている従業員は、社会保障機関(SOC
SO)に拠出しなくてはなりません。RM3,000以上の月額給与を受け取っている
が、SOCSOに登録・拠出していない従業員は、雇用者と従業員双方が拠出に同
意する場合、登録・拠出することを選択できます。しかしながら、従業員がす
でにこの法律のもとで拠出している場合、その後の月額給与に関わりなく拠出
し保障を受けることができます。
5.5 1952年労働者災害補償法
1952年労働者災害補償法により、雇用中の事故で負った傷害に対して補償金
を支給し、雇用者対して労働者に保険をかける義務を課しています。2005年
外国人労働者補償計画(保険)法令が上記の法に基づき発行され、外国人労働
者を雇用する雇用者に対して、法令に基づいて指定された保険会社において保
険をかけることを義務づけ、勤務時間内や時間外の事故で負った傷害に対する
補償金の支払いを義務づけています。
5.6 1994年職業安全保健法
職業安全保健局(DOSH)は、人的資源省の傘下にあり、職業安全と健康に関する
法律の管理と実行の責務を負っています。DOSHは、下記のさまざまなセクタ
ーにおいて、職場の人々の安全・健康・福利厚生を保証し、また他の人々を、
職業活動から起こる危険から保護しています。
95
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
製造業
鉱業、採石業
建設業
農林水産業
公益事業(ガス、電気、水道、下水道事業)
運輸、倉庫、コミュニケーション
卸・小売
ホテル、レストラン
金融、保険、不動産、ビジネス・サービス
公共サービス、法定機関
この法律執行業務は、下記の3つの法律によって規制されています。
•
•
•
1994年職業安全保健法(OSHA)
1967年工場および機械法
1984年石油業法(安全対策)
1994年職業安全保健法(OSHA)は、個々の産業や機関に合うよう策定された自
主規制制度を通して、マレーシアの従業員と雇用主に、高水準の健康で安全な
職場環境を普及、促進、奨励するための法律的枠組みを規定しています。
1994年職業安全保健法(OSHA)は、雇用者、被雇用者、自営業者、デザイナー、
製造業者、設備や物質(substance)の輸入業者・サプライヤーなどの一般的義
務を定義しています。1994年職業安全保健法(OSHA)では、雇用者は実践的な
範囲内で、働く従業員の健康、安全、福利を保護しなければなりません。この
義務は、安全な設備やシステムの設置やメンテナンスの際に、特に尊守するこ
とが求められます。
設備および物質(substance)の使用、取り扱い、保管、輸送の際にも、安全と
健康が守られる措置が講じられなければなりません。「設備」とは、機械、機
器、器具、工具、部品を指します。「物質」(substance)とは天然および人工
の物質で固体、液体、気体、蒸気あるいはそれらの組合せをいいます。
物質の輸送・保管・使用により生じる健康への危険は最小限に抑えなければな
りません。雇用者は、特別危険物の取り扱い作業に特に関連して、法的必要条
件に関する情報を含んだ、安全対策への必要な情報、取り扱い説明、訓練、監
視業務を提供しなければなりません。
40人以上を雇用する職場では、安全・保健委員会が組織されなければなりませ
ん。委員会の主な役割は、従業員の安全と健康を守るための方法を常に検討し、
何か問題が生じた場合それを調査することです。
雇用者は職場で事故、危険な状況の発生、職業中毒や疾病が発生あるいは発生
しそうな場合は最寄りの職業安全保健事務所に届け出なければなりません。
機械機器の操作、据え付け、修理、取り壊しにあたっては専門家が必要になり
ます。そのため、クレーン、エレベータ、空調システムなどの機械・設備の取
り付けは、安全を確保するため、資格をもつ専門家があたらなければなりませ
ん。さらにボイラーのようなリスクの高い機器は、ボイラーマンやスチームエ
ンジニアが操作する必要があります。危険な化学物質を扱う場合は取り扱い専
門家が空気の汚染、人への影響を常に監視しなければなりません。また、安全
保健担当官および職業保健医が職場の安全が計られているか監督することが求
められています。
DOSHによって施行される1994年職業安全保健法(OSHA)には、下記の通り
7つの規定があります。
人的資源
96
1.
雇用者による労働安全保健についての原則の提示(例外)規定
2.
作業上事故をもたらす危険のある傷害物に対する規定
3.
危険化学物質の分類・包装・表示規定
4.
安全・保健委員会規定
1996年
5.
安全・保健担当官規定
1997年
6.
健康に危険を及ぼす化学物質の使用基準規定
2000年
7.
事故告知・危険事項・職業中毒・職業病規定
2004年
1995年
1996年
1997年
これらの規定に違反した場合は法廷で裁かれることになる可能性があります。
これにひきかえ、1967年工場および機械法(FMA)の目的は、従業員の安全、
健康、福利に関する事項の工場管理や、機械の登録や検査の内容を規定するこ
とです。ボイラー、圧力容器、人運搬用エレベータや移動型のクレーン、タワ
ークレーン、人運搬用のホイスト、天井クレーン及びゴンドラといったその他
のリフト設備などの危険性の高い機械は、職業安全保健局(DOSH)の検査を受け
る必要があります。全ての工場および一般機械は据え付け・操業前に職業安全
保健局(DOSH)に登録されなければなりません。
1967年工場および機械法(FMA)のうち、以下の16の規定に関して職業安全保
健局(DOSH)は責任を負っています。
1.
人運搬用および荷物用電気エレベータ規定
2.
機械の囲い込みと安全に関する規定
3.
通知・適合基準および検査規定
4.
担当者設置規定
5.
安全・保健および福利規定
6.
スチームボイラーおよび不焼成圧力容器規定
7.
能力証明および試験規定
8.
管理規定
9.
違反に対する示談規則
1970年
1970年
1970年
1970年
1970年
1970年
1970年
1978年
10. 示談が可能な違反についての規定
11. 鉛規定
1970年
1978年
1984年
12. アスベスト処理規定
1986年
13. 建築物運用および建設エンジニアリング(安全)業務規定
14. 鉱物のほこりに関する規定
15. 騒音に関する規定
1989年
1989年
16. 通知・適合・検査(改正)規定
97
2004年
1986年
6.
労使関係
6.1 労働組合
政府は、健全で、民主的で、責任ある労働組合の育成を奨励しており、このよ
うな目的で、マレーシア国内の労働組合に関する全ての事項における一般的な
監督、指示、管理を行う権限を行政官庁に持たせるため、1959年労働組合法
と1959年労働組合規定を制定しました。
1959年労働組合法は、下記の通り規定しています。
i.
労働者は加入対象者を労働者のみに限定した労働組合を結成でき、雇用者
は加入対象者を雇用者のみに限定した労働組合を結成できます。
ii.
労働組合は、場合によって、その加入対象者を半島マレーシア、サバ、サ
ラワクで働く労働者のみに、または半島マレーシア、サバ、サラワクで働
く労働者を雇用する雇用者のみに限定しなければなりません。
iii.
労働組合は、場合によって、その加入対象を特定の企業、職種、職業、業
種、または同様の職種、職業、業種に属する労働者のみに限定するか、ま
たは特定の業種の雇用者や、同様の業種の雇用者のみに限定しなければな
りません。
iv.
すべての労働組合は登録されていなければなりません。(第8条の規定に
よる)
v.
組合の労働者は、投票権を持つ全組合員数の最低3分の2の無記名投票に
よる同意がなければ、ストライキを起こすことができません。
vi.
労働組合法の遵守を確認するため、すべての労働組合は定期的に査察され
ます。
6.2 1967年労使関係法
マレーシア労使関係局は、労使協調を保つため、1967年労働関係法を通じて
雇用者と従業員の監視役となっています。この法律は、労働争議の防止と解決
を含む、雇用者と労働者および労働組合の関係を規定しています。この法律は
下記の事項を明記しています。
i.
雇用者、労働者および労働組合の法的権利の保護。
ii.
昇進、配属転換、新規雇用、人員削減、解雇、復職、職務割当、これらに
関連するストライキやロックアウトの禁止などに関する団体交渉における、
労働組合の認知要求の対応と代表権の範囲。
iii.
この法律は、雇用者と労働組合が相違点について介入なく協議し解決する
労使協調のカギとして、産業内自治を重視しています。交渉が決裂した場
合、両者は和解に向け、労使関係局の局長に委ねることができます。問題
の解決ができなかった場合には、産業調停裁判所に持ち込むことができま
す。
iv.
人的資源大臣は、いかなる労働争議のいかなる段階においても、介入して
産業調停裁判所に持ち込むことができます。
v.
すでに労使関係調停裁判所に持ち込まれ、団体協約や裁判所の賠償裁定が
なされた労働争議についてのストライキやロックアウトの禁止。
人的資源
98
6.3 労働組合が組織されていない企業の労使関係
労働組合が組織されていない企業では、通常の紛争解決方法は、被雇用者が上
司、現場監督、雇用者に対して直接改善を要求することです。また、被雇用者
は人的資源省に苦情を申し立てることができ、これにより同省は事情調査を行
います。
99
人的資源
100
第6章
銀行• 金融•為替管理
1. マレーシアの銀行制度
1.1 中央銀行
1.2 金融機関
1.2.1
1.2.2
1.3
イスラム金融産業
金融機関の発展
マレーシア国際イスラム金融センター
2. 輸出信用リファイナンス
2.1 融資の方法
2.2 融資期間と融資額
2.3 払い戻し
3. マレーシアの証券市場
3.1 マレーシア証券委員会
3.2 ブルサ・マレーシア
4. オフショア金融サービス
4.1 ラブアン金融サービス庁(ラブアンFSA)
4.2
オフショア金融サービスに対する優遇措置
5. 為替管理制度
5.1 非居住者による投資と金融活動
5.1.1
5.1.2
5.1.3
5.1.4
5.1.5
5.1.6
5.1.7
5.1.8
5.2
居住者による投資と金融活動
5.2.1
5.2.2
5.2.3
5.2.4
5.2.5
5.2.6
5.2.7
5.2.8
5.2.9
5.3
5.4
非居住者による外国直接投資・ポートフォリオ投資
非居住者による不動産投資
非居住者による居住者へのリンギット建てまたは外貨建ての貸付
非居住者による居住者からの借入
非居住者によるマレーシアでのリンギット建て、外貨建ての公債/
スクックの発行
非居住者によるヘッジ
非居住者によるマレーシアにおけるリンギット口座と外貨口座の開設
非居住者である旅行者によるリンギットと外貨の持込みと持出し
居住者による外貨アセットへの投資
居住者による外貨借入とリンギット借入
居住者によるリンギット貸付
居住者によるリンギット建て証券と外貨建て証券の発行
居住者による商品やサービスの輸出入
居住者による外貨建て口座(FCA)の開設
居住者間での支払い
居住者によるヘッジ
居住者である旅行者によるリンギットまたは外貨の持込みと持出し
特定人物との制限された通貨での取引
特別ステータスを与えられた居住企業
3
4
5
6
6
第6章
銀行• 金融•為替管理
1.
マレーシアの銀行制度
商業銀行、投資銀行、イスラム銀行からなる銀行制度は、主要な資金の動員機
関であり、マレーシアの経済活動をサポートする主要な財源です。開発金融機
関、退職金や年金ファンド、保険会社、タカフル運営業者からなるノンバンク
金融仲介業は、貯蓄動因や経済の金融ニーズに対応することによって、金融機
関を補完しています。
1.1 中央銀行
マレーシア中央銀行であるバンク・ネガラ・マレーシア(中央銀行)は、マレ
ーシアの通貨金融構造における最高機関です。銀行の第一目的は、マレーシア
経済の持続的成長に貢献する、通貨の安定と金融の安定を促進することです。
新に制定された2009年マレーシア中央銀行法に明記されている、主な機能は
下記の通りです
•
マレーシアの金融政策の考案と施行
•
マレーシアでの通貨発行
•
銀行により施行される法律に従った金融機関の規制と監督
•
金融市場と外国為替市場の監視
•
支払いシステムの監視
•
健全で斬新的そして包括的な金融システムの促進
•
マレーシアの外国準備高の保持と管理
•
経済基本原理と調和した為替相場制度の促進
•
政府にとっての金融アドバイザー、銀行、金融仲介人としての役割
中央銀行は、その使命達成のため、銀行機関やノンバンク金融仲介業を規制し
監視する様々な法律に基づき、権限が与えられています。また中央銀行は、外
国為替規制を管理しています。
103
1.2 金融機関
下記の表は、2009年11月末における金融機関の数を表したものです。
22
17
2
15
40
マレーシア系
機関
9
11
15
25
外資系
機関
13
6
2
15
8
8
-
1
7
3
1
4
4
1
3
13
13
-
合計
商業銀行
イスラム銀行
国際イスラム銀行
投資銀行
保険会社
イスラム保険会社
(タカフル運営業者)
国際タカフル運営業者
再保険会社
イスラム再保険会社
(再タカフル運営業者)
開発金融機関
イスラム銀行を含む銀行は、国内にある2,651の支店ネットワークを通じて営
業を行っています。6行のマレーシア銀行グループは、支店、駐在員事務所、子
会社、合弁会社などを19カ国に設けています。さらに、22行の外資系銀行が
マレーシアに駐在員事務所を持っています。駐在員事務所は通常の銀行業務は
行いませんが、連絡サービスの提供や、マレーシアのビジネス関係者と取引先
との情報交換を促進しています。
新規ライセンスの発行や外国出資比率の引き上げなどを含む、金融サービス・
セクターの自由化政策についての2009年4月の発表後、国際金融機関によるマ
レーシアでの拠点設置への関心が高まりました。この自由化政策は、マレーシ
ア経済とその他の経済の相関を強化し、経済成長の重要な実現力であり触媒と
しての金融セクタ-の役割を高めることを目的としています。
1.2.1
イスラム金融産業
イスラム金融とは、シャリア法としても知られるイスラム法に基づいた金融シ
ステムのことです。イスラム金融を統括する根本的な原理は、当事者間での相
互リスクと利益のシェアと、全ての人に対する公正の保証で、取引は基本的な
ビジネス活動や原資産に基づくものです。
これらの原理は、企業家精神、貿易、商業を育成し、社会発展や利益をもたら
す活動が奨励されるといった、イスラム金融の中心的価値観によって支えられ
ています。利子(riba)、賭博(maisir)そして投機取引(gharar)のような事業活動
は禁止されています。
マレーシアは、イスラム金融発展の先頭を行く国として台頭してきており、イ
スラム金融、イスラム資本市場、タカフル・再タカフル、イスラム・インター
バンク金融市場などを含む、総合的かつ活気あるイスラム金融システムがあり
ます。現在では、マレーシアのイスラム金融銀行資産は、RM2,817億(US$8
29億、為替レートUS$1=RM3.4)に達しており、年間平均成長率は1820%になっています。
提供商品としては、60以上のイスラム金融商品やサービスが、市場で取り扱い
されています。ムシャラカ・ムタナキシャ・ホームファイナンシング、Ijarahス
クック、ムラバハ預金商品、イスラム利率スワップ、のような、世界的に受け
入れられているシャリア原理に基づく、新しい革新的商品や金融商品の登場に
より、国内のイスラム金融部門は、より高度な段階へと向上しています。
銀行・金融・為替管理
104
1.2.2
金融機関の発展
マレーシアには、製造業、農業、インフラ産業そして海運業、中小企業(SME)
や、輸出型産業などの戦略的経済セクターを発展させ促進させるという特別な
目的を持って設立された開発金融機関(DFI)が数社あります。
これらの開発金融機関は、戦略セクターの発展をサポートするため、多数の特
別な金融、非金融製品とサービスを提供することによって銀行機関を補完して
います。具体的には、中長期ローン、自己資本、ローン保証、広域な補助的な
金融ビジネス・アドバイザリー・サービスの提供などです。現在では、6つの開
発金融機関が、2002年開発金融機関法に基づき設置されており、法律により定
められた役割を果たす中で、全体の業績、効率そして実効性を強化するため、
銀行により統制されています。
1.3
マレーシア国際イスラム金融センター
2006年8月に、マレーシア国際イスラム金融センター(MIFC)イニシアチブが、国
際イスラム金融の主要ハブとしてのマレーシアを促進するため発足されました。
マレーシア国際金融センターのイニシアチブは、金融と市場の監督機関、政府
官庁、政府機関、金融機関、人的資源開発機関、イスラム金融の分野で従事し
ている専門サービス企業などの、コミュニティー・ネットワークを構成してい
ます。
この市場の活力は、広範囲のイスラム金融証券を提供する継続的革新や、数多く
の国内、国際金融機関の成長を反映しています。魅力的な優遇措置とともに、
思想リーダーや健全な法律家、政府から強力にサポートされた監督規制枠組み
や、スクックの組成、イスラム・ファンド資産管理、国際イスラム金融、国際
タカフル、人的資源開発といった、イスラム金融活動を行うためのグローバル・
シャリア最良事例などによって、さらに支援されています。
グローバル市場への重要な仲介役の一つとしてのマレーシア国際金融センター
(MIFC)の設立は、国際イスラム金融市場との関係を橋渡しし強化するプロセス
を加速させ、それによって、中近東、西アジア、北アフリカ、東アジアとの投
資貿易関係を拡張させるという重要な役割を担っています。マレーシアは、世
界中から、余剰金を持った人と資金を調達する人とが出会う場となっています。
マレーシア国際金融センター(MIFC)のイニシアチブは、下記の5つの主要分野
を通して、マレーシアをイスラム金融のハブとして促進していくことを目的と
しています。
i.
スクックの組成
世界中の政府機関、多国籍企業、多国籍開発銀行や金融機関にとって、マ
レーシア国外でスクックを発生するための基盤。スクック(Sakkの複数形)ま
たはイスラム債権は、イスラム教や非イスラム教消費者にとって同様に、イ
スラム金融の中で最も人気の高い要素です。
スクックとは、所有権に比例する、キャッシュ・フローやリスクを含む資
産の分け前を投資家に供与する信託証明もしくは参画証券を意味します。
従来の金融産業における金融債権と同様、スクックは、所有権の証明とな
り、金融機関の資金集めに使われます。
ii.
イスラム・ファンド資産管理
広範囲な世 界クラスの資本市場や財務証券を扱うイスラム・ファンド
管理拠点を、マレーシアに設立するファンド・マネージャーにとって
の投資先。
105
イスラム・ファンド資産管理は、定められた財政目標を達成するための、
イスラム教の原則に準じたシャリア証券や資産の専門的管理です。その活
動範囲には、財務分析、資産や証券選択、投資プランニング、投資ファン
ドのモニタリングなどが含まれます。個人投資家や機関投資家の双方とも、
関連サービスの提供を通じて、イスラム資産ファンド・マネージャーとな
ることができます。
iii.
国際イスラム金融
外国為替事業を行うために、イスラム金融拠点をマレーシアに設立する金
融機関のためのセンター。
iv.
国際タカフル
外国為替事業を行うために、タカフル(イスラム保険)拠点をマレーシア
に設立する金融機関のためのセンター。
タカフルは、損失や損害に対して集団参加者が相互補償し合うという考え
方です。それぞれの参加者が、タカフル・オペレーターである、第三者に
よって管理されるファンドに、ある一定額の寄付(Tabarru)を寄与するこ
とによって、参加者の債務を満たします。
v.
人的資源開発
イスラム金融産業向けの優秀な人材をグローバルに供給するため、イスラ
ム金融に関する教育、研修、コンサルタント、リサーチにおける、卓越し
た思考リーダーシップのセンター。
マレーシア国際金融センター(MIFC)イニシアティブのもと導入されている主な
優遇措置は、下記の通りです。
i.
子会社、もしくは支店として、国際通貨での居住者や非居住者との広範囲
なイスラム銀行ビジネスを実施するため、資格を持った外資系金融機関や
マレーシア系金融機関に対する、1983年イスラム銀行法に基づく国際イ
スラム銀行(IIB)のライセンスの発行。この法人は、2016年賦課年度まで、
1967年所得税法に基づき、10年間の所得税の全額免税の対象となります。
ii.
子会社、もしくは支店として、国際通貨での非居住者や居住者との広範囲
なタカフル銀行ビジネスを実施するため、資格を持った外資系金融機関や
マレーシア系金融機関に対する、国際タカフル運用業者(ITO)ライセンスの
発行。この法人は、国際イスラム銀行(IIB)法人と同様の所得税の免税の対
象となります。
iii.
イスラム・ファンド・マネージメント会社(IFMC)は、すべての海外
シャリア・ファンドに投資することができます。この法人は、2016
年賦課年度まで、1967年所得税法に基づき、外国投資家やマレーシ
ア投資家向けのイスラム・ファンドの運用にかかる手数料について免
税の対象となります。
iv.
外資系イスラム・ファンド・マネージメント会社(IFMC)設立のための、
被雇用者積立基金(EPF)によるスタートアップ資金の提供。
v.
国際イスラム銀行(IIB)、国際タカフル運用業者(ITO)、イスラム・ファンド・
マネージメント会社(IFMC)は、100%外国資本保有が認められています。
vi.
2015年賦課年度まで、証券委員会によって承認されたイスラム証券の発
行に生じる費用に対する税額控除。
銀行・金融・為替管理
106
vii.
2015年賦課年度まで、いかなる通貨でのスクックを発行するために使わ
れた手形の収入印紙税の免除。
viii. 証券委員会によって承認された転換社債以外で、いかなる通貨で発行され
たイスラム証券への投資によって、非居住者である投資家から受け取った
利子または利益に対する免税と源泉税免除。
イスラム金融サービスは、ラブアン国際ビジネス金融センター(ラブアンIBFC)
でも受けることができます。
マレーシア国際金融センター(MIFC)イニシアチブに関する詳細については、ホ
ームページwww.mife.comをご参照ください。
2.
輸出信用リファイナンス
輸出信用リファイナンス(ECR)プログラムは、短期の出荷前、出荷後融資を、直
接または間接輸出業者に提供します。いかなる参画商業銀行によって正式に設
定されたECR信用枠によって、製造業者や商社も活用できます。
出荷前ECR便宜は、材料購入や間接経費を促進しており、出荷後ERCは、直接
輸出業者に対して出荷後に融資を提供しています。
2.1
融資の方法
出荷前ECRを受けるには、二つの方法があります。すなわち輸出受注書による
方法と輸出実績証明書(CP)による方法です。
輸出受注書による方法では、出荷前ECRは、海外のバイヤーまたは直接輸出業
者からの輸出または購入注文を担保として行われます。それに対して、輸出実
績証明書(CP)による方法では、輸出入銀行によって発行される輸出実績証明書
(CP)を担保として行われます。
出荷後ECRは割引手形方式で行われ、商業銀行に提出された輸出関係書類を担
保として融資されます。
2.2
融資期間と融資額
融資の最長期間は、出荷前ECRの場合は4ヶ月間、出荷後ECRの場合では6ヶ
月間です。
輸出受注書による方法の場合、輸出業者は、輸出受注書またはECR信用国内文
書/ECR国内発注書/地元発注書の価値の95%までの融資を受けることができま
す。一方、輸出実績証明書(CP)による方法の場合は、融資額は、輸出入銀行に
よって発行された輸出実績証明書(CP)によります。
出荷後ECRでは、商業銀行のECRクレジット限度額や輸出入銀行の行政限度額
を条件として、輸出業者は、輸出請求額の最高100%まで融資を受けることが
できます。
2.3 払い戻し
支払いは、輸出収益の受理後か、出荷後ERCの場合、出荷後請求の満期後か、
どちらか早いタイミングで行われなければなりません。
輸出信用融資に関する詳細は、ホームページwww.exim.com.myを参照くださ
い。
107
3.
3.1
マレーシアの証券市場
マレーシア証券委員会
財務大臣に報告義務のある法定機関であるマレーシア証券委員会(SC)は、マレ
ーシアの資本市場の規制と開発を担っています。1993年証券委員会法に基づ
き1993年3月1日に設立され、調査権と執行力を持つ独立採算制の国家機関で
す。財務大臣の監督下にあり、その会計は毎年国会に提出されます。証券委員
会(SC)が持つ多くの監督機能は下記の通りです。
a.
為替取引、手形交換所、振替決算の監督。
b.
非上場のリクリエーション・クラブ以外の企業目録見書の登録機関。
c.
企業社債発行の認定機関。
d.
証券や先物契約に関するすべての事項の管理。
e.
企業の買い取り、吸収合併の管理。
f.
ユニット型投資信託スキームに関するすべての事項の管理。
g.
ライセンス発行と、すべての有資格者の監督。
h.
自主規制の推進。
i.
市場機関と有資格者の適切な行為の保証。
これらすべての機能を実証することが、投資家を保護するという、証券委員会
(SC)の最終的な責任です。監督機能の実行とは別に、証券委員会は、マレーシ
アの証券と先物市場の発展を奨励し促進することも、法律によって義務付けら
れています。
証券委員会(SC)の詳細情報については、証券委員会のホームページwww.sc.co
m.myをご参照ください。
3.2 ブルサ・マレーシア(Bursa Malaysia)
ブルサ・マレーシアは、2005年3月18日にブルサ・マレーシア証券取引所の
主要銘柄に上場された、為替持ち株会社です。ブルサ・マレーシアは、証券や
デリバティブやオフショアの為替取引、証券やデリバティブの手形交換所、振
替決済などを運営しています。また同社は、株価情報や、取引所に上場されて
いる証券に関する情報を提供しています。
1973年に設立された証券取引所は、株、ワラント債、確定所得証券、その他
上場企業の証券を取り引きする売り手や買い手に対して、中央市場を提供して
います。商品は多様化しており、デリバティブ為替やオフショア為替でそれぞ
れ取り引きされている、オプション先物デリバティブ契約や、複数通貨オフシ
ョア証券も含みます。
現在では、ブルサ・マレーシアはアジア最大の株式取引所の一つで、約1,000
社弱の上場企業が、幅広い投資選択を世界に提供しています。企業は、ブルサ・
マレーシア証券の主要銘柄市場か、新生企業の上場を求める革新的起業家向けの
ACE市場のいずれかに上場されます。
マレーシアの資本市場を支援し、グローバルな競争力を強化するために、ブル
サ・マレーシアは、国内や海外の投資家にとって、効率的で、安全で、活発な
取引市場を維持するよう全力を投じています。
銀行・金融・為替管理
108
i.
参加機関
a) 株式仲介業社
現在、30社以上の株式仲介業社があり、このうち15社は、投資銀行とし
て分類されています。これらの銀行は、ブルサ・マレーシア証券に上場し
ている証券の取引サービスを提供しています。投資銀行は、1989年銀行
金融機関法(BAFIA)に基づき、バンク・ネガラ・マレーシアが発行する商
業銀行のライセンスと、2007年資本市場サービス法に基づき、証券委員
会が発行する資本市場サービス・ライセンスを保持しています。このよう
に、投資銀行は、コーポレート金融、債権取引、証券取引などの、包括的
な資本市場や金融サービスを提供することが可能です。株式仲介業社のう
ち1社は、ユニバーサル・ブローカーとしての認可を受けています。ユニ
バーサル・ブローカーは、統合的な資本市場サービスの全てを提供するこ
とができます。
b)
トレーディング参加企業
トレーディング参加企業とは、ブルサ・マレーシア・デリバティブの少な
くとも1株の優先株を保有し、2007年資本市場サービス法に基づき、証
券委員会によって認可された先物仲介業者として事業を行い、ブルサ・マ
レーシア・デリバティブにおいて取引される先物取引契約の売買を行う企
業です。
ii.
投資家保護
投資家保護のため、現在、ブルサ・マレーシアは、関連する証券法や規則
において特定された状況下での損失に苦しむ投資家を補償するために、ブ
ルサ・マレーシア証券による補償基金、ブルサ・マレーシア・デリバティ
ブによる身元保証基金、ブルサ・マレーシア・デポジトリーによる補償基
金といった3つの補償基金を運営しています。基金は補償委員会によって
管理されています。
iii.
リスク・マネージメント
ブルサ・マレーシアの企業リスク・マネージメントの枠組みは、リスク・マ
ネージメント委員会(RMC)の監督を通じて、グループに対するリスクを適
切に管理しコントロールすることを目的としています。主要なリスクは、
発生の可能性と影響の規模に応じてランク付けされ、同時に、適切な行動
計画が、重大な残存危険性を管理するために作成されます。
4.
オフショア金融サービス
4.1
ラブアン金融サービス庁(ラブアンFSA)
ラブアン金融サービス庁(ラブアンFSA)は、ラブアン国際ビジネス金融センター
(ラブアンIBFC)の開発とプロモーションを先導し調整するワンストップ運営機
関です。
ラブアンFSAは、政府機関がラブアン金融サービス産業を監督するのを能率化
し、研究開発活動を実施し、業務効率を向上し、ひいてはラブアンIBFCに貢献
するビジネス環境を生み出しています。さらにラブアンFSAは、中核分野の一
つとしてイスラム金融の育成も行っており、ラブアンIBFCは現在、従来型金融
活動とイスラム金融活動にとって主要なオフショア・センターとして認知され
ています。
ラブアンで事業を行う企業の設立と登記は、ラブアンFSAでできます。ラブア
ンFSAは、銀行、保険、有価証券、信託ファンド・マネージメントなどのラブ
アン産業を監督管理しています。
109
ラブアン国際金融取引所(LFX)は、インターネットでの取引所で、ラブアンIBF
Cの金融サービスを補完するために設立されたオフショア金融取引所です。金融
取引の一括窓口で、申請書提出から、承認、上場、取引、上場商品の決済まで
のフルサービスを提供します。
ラブアン会社が行う事業活動は、商業活動と非商業活動に分類され、双方とも従
来型とシャリア原則に基づくものがあります。ラブアンIBFCの商業活動には、
銀行、保険、ファンド・マネージメント、リース、マネー・ブローカー、他の商
業関連活動などがあります。ラブアンIBFCの非商業活動とは、オフショア会社
自身による、証券、株式、ローン、預金、不動産への投資に関する活動のことで
す。
ラブアン・オフショア企業は、マレーシアの為替管理法に基づき、為替管理の
目的において非居住者とされているため、ラブアンIBFCには、マレーシアの為
替管理規則や規制は適用されません。
ラブアンでのラブアンIBFCビジネスの性質としては、大部分が外国通貨建てで、
非居住者によって行われています。しかし、銀行、保険、リースなどの特定の
ビジネス活動は居住者による運営が認められており、再保険市場などではマレ
ーシア・リンギット建てが認められています。
4.2
オフショア金融サービスに対する優遇措置
i.
優位性ある税金
• 1990年ラブアン・オフショア・ビジネス事業税法(LOBATA)に基づき、
オフショア商業活動を行うオフショア会社は、毎年の法人税として、監査
済み純利益の3%か定額RM20,000のどちらかを選んで納税することがで
きます。
• 1990年ラブアン・オフショア・ビジネス事業税法(LOBATA)に基づく
納税を選択しない場合、その代りに、オフショア会社は1967年所得税
法に基づく納税を選択することができます。これは、ラブアン・オフシ
ョア会社(LOC)に事業取引を効率的に構築するための柔軟性を与えるだ
けでなく、投資家にとってより有益な税制環境を、ラブアン国際ビジネ
ス金融センター(IBFC)に創出しています。
• オフショア会社は、税金の代わりにビジネス・ザカットを支払うことも
できます。
• 非商業活動を行うオフショア会社は、課税対象になりません。
ii.
専門業務サービスに対する減税
• ラブアンのオフショア会社に対して適格専門的業務を提供する個人、そ
の従業員、または企業は、法定所得の65%まで法人税が免除されます。
これには、法律、会計、財務、秘書業務のサービスが含まれます。
iii.
雇用に対する減税
• ラブアンのオフショア会社で経営者的地位に雇用された外国人は、総給
与所得の50%まで所得税が免除されます。
• ラブアンの信託会社に勤務する外国人信託部門担当者は、総給与所得の
50%まで所得税が免除されます。
銀行・金融・為替管理
110
iv.
所得税の免税
1967年所得税法に基づき、オフショア会社は下記の免税が得られます。
• ラブアン・オフショア会社によって居住者または非居住者である個人に
支払われた配当金。
• ラブアン・オフショア会社から受け取った配当金の中から支払われ、マ
レーシア居住会社から受け取った配当金。
• 外国人の取締役に支払われた取締役料に対して100%の免税。
• オフショア会社に勤務するマレーシア国民に支払われた住宅手当に対し
て50%の免税。
オフショア会社は、下記に対する源泉税が免除されます。
• 銀行、金融、保険などの事業に従事していない居住者または非居住者に
支払われた利子。
• 非居住者または他のオフショア会社に支払われた利子。
• 非居住者に支払われた賃貸料。
• 非居住者または他のオフショア会社に支払った技術料やマネージメント
料。
• 非居住者または他のオフショア会社に支払ったロイヤリティ。
• 非居住者である受益者へのオフショア信託によって発生した分配金。
v.
印紙税の免除
オフショア会社によるオフショア・ビジネス取引(オフショア会社の
M&Aやオフショア会社の株式譲渡を含む)は、印紙税の支払いを免
除されます。
ラブアン金融サービス庁(ラブアンFSA)の詳細に関しては、ホームページwww.
labuanfsa.gov.myをご参照ください。
5.
為替管理制度
マレーシアは、リベラルな外国為替管理政策の維持を継続しています。現在の
外国為替管理制度は、マクロ経済全体の目的である金融経済安定の維持をサポ
ートするため、主にプルーデンシャル方策です。
外国為替管理を目的として、投資家を促進するために下記の用語が定義されて
います。
非居住者とは:
i.
居住会社の海外支店、海外子会社、海外地域事務所、販売事務所、駐在員
事務所。
ii.
マレーシア政府により認知された大使館、領事館、高等弁務官、国家間機
関、国際機関。
111
iii.
マレーシア以外の国の永住権を取得し、海外に居住しているマレーシア国
民。
居住者とは:
i.
マレーシア国民(マレーシア以外の国の永住権を取得し、海外に居住して
いる者を除く)。
ii.
マレーシア永住権を取得している国民ではない者で、マレーシアに恒久的
に居住する者。
iii.
マレーシアの機関に登録または承認された、法人または非法人の個人。
リンギット・アセットとは:
i.
手形、民間債券、チャガマス(Cagamas)公債や中期債、マレーシア国債、
政府債券、株、ワラントなどを含むリンギット建て証券。
ii.
ブルサ・マレーシアやOTCデリバティブ(居住者と非居住者間でのリンギ
ットの貸借と同等なOTCデリバティブと構造製品を除く)で取引されるデ
リバティブ。
iii.
リンギット建ての定期預金と預金の流通証券。
iv.
マレーシアにおける不動産。
v.
マレーシアにおけるその他の固定資産。
外貨アセットとは:
i.
海外での株またはポートフォリオ投資。
ii.
非居住者に対するローン。
iii.
オフショアまたはオンショアの外貨預金。
iv.
認可オンショア銀行、認可国際イスラム銀行(認可IIB)、外国為替監督官
庁(監査役)に許可されている居住者によって売買されている、認可外貨
商品への投資。
国内リンギット借入とは:
国内リンギット借入とは、リンギットによる前受け金、ローン、貿易金融、分割
払い購入、償還請求権付きファクタリング、金融リース、商品支払い保証、償還
優先株、または下記以外のあらゆる名称または形態の同様の制度のことです。
i.
あらゆる商品やサービスのサプライヤーによって提供された貿易信用
供与。
ii.
認可オンショア銀行との外国為替予約。
iii.
契約履行保証と財務保証。
iv.
居住者から取得した個人用住宅ローン1件と自動車ローン1件。
v.
クレジット・カードとクレジット・カード制度。
vi.
運用リース。
銀行・金融・為替管理
112
vii.
償還請求無しのファクタリング。
viii. マレーシアにおけるコーポレート・グループ内での企業間借入。
5.1 非居住者による投資と金融活動
非居住者は、どんな形態でもマレーシアに自由に投資することできます。給与、
賃金、ロイヤリティ、コミッション、手数料、賃貸料、利息、利益、配当金な
ど、マレーシアで獲得した資金、利益、収入の本国送金について規制はありま
せん。
非居住者の投資戦略を補完するため、非居住者は認可オンショア銀行からリン
ギット建てや外貨建ての貸付を得たり、リンギット建て資産での投資から生じ
る為替リスクを積極的に管理するため、認可オンショア銀行と外国為替契約を
結ぶこともできます。また非居住者は、外貨とリンギットを相互に自由に交換
できます。
5.1.1 非居住者による外国直接投資・ポートフォリオ投資
外国為替管理規則は、非居住者によるマレーシアに対する投資を支援し促進し
ます。
a)
リンギット・アセ マレーシアの非居住者により発行されたリンギット
ットの購入
建ての公債またはスクックを含むリンギット・アセ
ットを、自由に購入することができます。
b)
リンギット・アセ •
ットの決済のため
のリンギット調達
c)
国内借入
•
•
•
d)
ディスインべスト •
メント/投資からの
収益
•
投資決済のために、下記からリンギットを調達
することができます。
- 非居住者自身の対外勘定。1
- 認可オンショア銀行2によって任命された認
可オンショア銀行または海外支店での、外
貨の即売または先物販売。
- 国内借入。
認可オンショア銀行や認可国際イスラム銀行
(IIB)のから、外貨を金額の制限無く自由に借
り入れることができます。
認可オンショア銀行、居住会社3や居住個人4か
ら、リンギット・アセット購入のための融資を
含む、マレーシアでの実物部門の事業への融資
のために、リンギットを金額の制限無く自由に
借り入れることができます。
居住株式仲介業者から、委託証拠金のために、
金額の制限無く自由に借り入れることができま
す。
リンギット・アセットのディスインベストメン
トや、投資から発生する利益/配当から、資金
を自由に本国送金することができます。
本国送金は、イスラエル通貨以外の外貨でしな
ければなりません。
1 対外勘定とは、非居住者によって、または非居住者のために、認可オンショア銀行で保持されているリンギット
口座のことです。
2 認可オンショア銀行とは、認可商業銀行、認可イスラム銀行、認可投資銀行のことです。
3 居住会社とは、協同組合や慈善団体のような企業を除く、合資会社や事業体を含みます。
4 居住個人とは、個人事業主、合名会社、無限責任パートナーや有限責任パートナーによる共同経営会社を含み
ます。
113
e)
ヘッジ
•
認可オンショア銀行や認可オンショア銀行によ
って任命された海外支店で、2005年4月1日
以降に出資されたリンギット資産への投資から
発生するエクスポージャーを、自由にヘッジす
ることができます。
5.1.2 非居住者による不動産投資
a)
不動産の購入
•
•
b)
国内借入
•
マレーシアの住宅用不動産や商業用不動産を自
由に購入することができます。
不動産の購入は、マレーシアの外国投資委員会
(FIC)発行のガイドライン5に沿わなければなり
ません。詳細は、www.epu.jpm.myをご参照
ください。
土地の購入以外は、マレーシアの住居用や商業
用不動産購入のために、金額の制限無く自由に
借り入れたり、リファイナンスすることができ
ます。
5.1.3 非居住者による居住者へのリンギット建てまたは外貨建ての貸付
a)
b)
リンギット貸付
- 非居住ノンバン •
ク親会社 6
居住子会社に、マレーシアでの実物部門の事業
に融資するために、リンギットを金額の制限無
く自由に貸し付けることができます。
- 非居住ノンバン •
ク会社または個
人
居住会社や個人に、マレーシアでの使用のため
に、総額RM100万まで自由に貸し付けること
ができます。
外貨貸付
- 非居住ノンバン •
ク親会社
マレーシアの居住子会社に、外貨を金額の制限
無く自由に貸し付けることができます。
- 非居住ノンバン •
ク会社または個
人
•
居住者である借主の総外貨借入が、下記の上限
を超えなければ、外貨を自由に貸し付けること
ができます。
- 居住個人:総額でRM1,000万相当。
- 居住会社:コーポレート・グループにつき、
総額でRM1億相当。
限度額を超える貸し付けの場合、居住者である
借手は、外貨為替管理局の事前許可を取得しな
ければなりません。
5 a) RM25万を超える住宅不動産を購入する非居住者には、FICの承認は必要ありません。
b)「マレーシア・マイ・セカンドホーム」プログラムで滞在する非居住者は、認可要件から免除されます。
6 非居住ノンバンク親会社とは、
• 居住会社に株式保有率50%以上ある非居住会社。または、
• 銀行、銀行に所有されている投資持ち株会社、株式仲介会社ではない、最終的な居住会社の非居住親会社。
銀行・金融・為替管理
114
5.1.4 非居住者による居住者からの借入
a)
b)
認可オンショア銀 •
行と国際イスラム
銀行(IIB)からの外
貨借入
認可オンショア銀行や認可国際イスラム銀行(II
B)から、外貨を金額の制限無く自由に借り入
れることができます。
居住ノンバンク会 •
居住ノンバンク会社や個人から、下記の通り、
社または個人から
外貨借入を自由に得ることができます。
の外貨借入
居住者である貸手
金額
国内でリンギット借入 限度無し。
の無い居住者。
国内でのリンギット借 限度無し。
入の有無にかかわら
ず、オンショアやオフ
ショアで維持している
独自の外貨資金を使用
している居住者。
国内でのリンギット借 リンギットへの変換後、
下記の金額まで:
入のある居住者*。
•
居住個人
暦年で総額RM100万。
•
居住会社
コーポレート・グルー
プにつき、暦年で総額
RM5,000万。
* 居住者貸し手の、外国為替貸し付けを含
む外国為替資産の投資総額が、限度額を
超えないこと。
c)
認可オンショア銀 •
行、居住ノンバン
ク会社、個人から
のリンギット借入
下記のように、認可オンショア銀行、居住ノン
バンク会社、個人から、リンギット借入れを自
由に得ることができます。
- 非居住者(株式仲介会社や銀行以外)によ
る、認可オンショア銀行、居住ノンバンク
会社、個人からの、下記の目的のため。
• マレーシアでの実物部門に対する融資。
• マレーシアにおける住宅用や商業用不動
産の購入に対する融資や借換え。
- 非居住株式仲介会社や銀行による、認可
オンショア銀行からの、故意でない資金
受け取りの遅れによる、ブルサ・マレー
シアやRENTAS # でのリンギット証券の
決済のため。
- 非居住者(株式仲介会社や銀行以外)によ
る、認可オンショア銀行や居住株式仲介会
社からの、委託金融資のため。
- 非居住個人による、居住保険会社からの、
非居住者によって購入された保険証券の解
約払戻金までの借入。
# RENTASまたはファンド・証券リアルタイム電
子送金は、インターバンク支払いシステムです。
115
5.1.5 非居住者によるマレーシアでのリンギット建て、外貨建ての公債/
スクックの発行
a)
リンギット建てま •
たは外貨建ての公
債/スクックの発行
b)
公債/スクック収益 •
の利用
•
c)
ヘッジ
•
•
d)
発行のガイドライ •
ン
多国間開発銀行、多国間金融機関、外国主権、
準外国機関、外国多国籍企業は、リンギット建
てまたは外貨建ての公債やスクックをマレーシ
アで発行することができます。
公債やスクックの発行からの収益は、オンショ
アやオフショアで使用することが認められてい
ます。
オフショアで使われるリンギット建て公債/ス
クック収益は、認可オンショア銀行で外貨に変
換されなければなりません。
発行人は、リンギット建て公債/スクックの発
行や、その結果生じる利子/利益やクーポン支
払いから生じる、為替レート、利子/利益レー
トのエクスポージャーを、認可オンショア銀行
と自由にヘッジすることができます。
公債あるいはスクックの非居住者投資家は、
認可オンショア銀行が発表する為替レートや利
子、利益率へと自由にヘッジすることができま
す。
マレーシアにおける、リンギット建てや外貨建
ての公債/スクックの発行のためのガイドライ
ンや優遇措置に関する特定詳細は、下記のホー
ムページより入手することができます。
- www.mifc.com
- www.bnm.gov.my/microsites/fxadmin/
0105_policies.htm
- www.sc.com.my
5.1.6 非居住者によるヘッジ
a)
リンギット・アセ •
ットのヘッジ
2005年4月1日以降に購入したリンギット・
アセットに対する投資から生じる、為替レート
や利子レートのエクスポ―ジャーを、認可オン
ショア銀行で自由にヘッジすることができま
す。
5.1.7 非居住者によるマレーシアにおけるリンギット口座と外貨口座の開設
a)
リンギット口座と •
外貨口座の開設
•
下記の口座を自由に開設できます。
- 認可オンショア銀行でのリンギット口座。
- 認可オンショア銀行と国際イスラム銀行(IIB)
での外貨口座。
非居住者によって保持される、マレーシアの認
可オンショア銀行のリンギット口座は、「対外
勘定」として位置付けられます。
銀行・金融・為替管理
116
b)
リンギット口座ま •
たは外貨口座から
の資金の本国送金/
使用
対外勘定
- 海外への本国送金のため、認可オンショア
銀行で外貨に自由に両替することができま
す。
- 下記以外であれば、いかなる目的のために
も、居住者へ自由に支払うことができます。
商品とサービスの輸入への支払い。
監督局によって認められた場合以外の、
居住者へのリンギットでの貸し付け。
第3者の代理としての支払い。
- リンギット資産の購入決済のため、別の非
居住者の対外勘定に自由に支払うことがで
きます。
•
外貨口座
- 自由に海外送金できます。
- 商品やサービスの決算などを含む、いかな
る目的のためにも、居住者に自由に支払う
ことができます。
5.1.8 非居住者である旅行者によるリンギットと外貨の持込みと持出し
a)
リンギット紙幣の •
持ち込みと持ちだ
し
リンギット紙幣をRM1,000まで持込み又は持
出しすることができます。
b)
外貨紙幣とトラベ •
ラーズチェックの
持ち込み
限度額なし。
c)
外貨紙幣とトラベ •
ラーズチェックの
持ち出し
マレーシアへ持ち込んだ額か、US$1万のいず
れか金額の高い方まで。
d)
外貨の持ち込みや •
持ち出しの申告
e)
認可額を超えたリ •
ンギットや外貨の
持ち込みや持ち出
し
•
117
外貨やトラベラーズチェックの合計額がUS
$1万を超える場合、マレーシア入国時ま
たは出国時に、入国管理局に申告しなけれ
ばなりません。
申請は、http://www.bnm.gov.my/microsites
/fxadmin/0105_policies.htmからフォーム13
を使用してオンラインで行うことができます。
または、バンク・ネガラの外国為替管理部門に
記入した申請書を提出することできます。
完全な情報が整っていれば、回答は申請受理後
1日以内に与えられます。
5.2
居住者による投資と金融活動
より良いリスク・マネージメント活動を促し、コスト競争力とオンショア・サ
ービス・プロバイダーの活用を促進するため、居住者にはオンショアやオフシ
ョアにある自己資金の運営において柔軟性が与えられています。居住者は、マ
レーシアの認可オンショア銀行とリスク・マネージメント契約を結ぶことができ
ます。
5.2.1
居住者による外貨アセットへの投資
外貨アセットへの投資に対する現在の制限は、国内でのリンギット借入がある
居住者が、外貨アセットに投資するためにリンギットを外貨に両替する際にの
み適用されます。
a)
外貨アセットへの •
投資
•
国内でのリンギット借入がない居住者には、制
限がありません。
国内でのリンギット借入がある居住者は、下記
のように出資することができます。
- 居住個人7
- 居住会社8
オンショアまたはオフショ
アに保持されている自己の
外貨資金の場合、金額の制
限無し。
認可された外貨借入による資
金の場合、外貨借入の全額ま
で。
リンギットの両替による資金
の場合、暦年総額RM100万
相当まで。
オンショアまたはオフショ
アに保持されている自己の
外貨資金の場合、金額の制
限無し。
下記における株式公開時公募
による、株の上場から得る収
益からの資金の場合、金額の
制限無し。
- ブルサ・マレーシアの主要
銘柄市場。
- 外国証券取引所。
リンギットの両替による資金
の場合、コーポレート・グル
ープ全体で歴年総額RM5,000
万相当まで。
認可された外貨借入の全額ま
で。
7 居住個人とは、個人事業主、合名会社、無限責任パートナーや有限責任パートナーによる共同経営会社を含みます。
8 居住会社とは、協同組合や慈善団体のような企業を除く、合資会社や事業体を含みます。
銀行・金融・為替管理
118
b)
居住機関投資家に
よる外貨アセット
への投資
• ユニット型投資 •
信託管理会社
ユニット型投資信託管理会社
- イスラム・ファンドの投資
制限無し。
- 従来型のファンドの投資
外貨建てファンド
純資産価値(NAV)の100%。
リンギット建てファンド
国内リンギット借入の無い非居住者や居
住者による純資産価値(NAV)の100%。
国内リンギット借入がある居住者による
純資産価値(NAV)の50%。
• ファンド・マネ •
ージメント会社
ファンド・マネージメント会社
- シャリアに準拠した資産に投資することが
許可されたファンド。
制限なし。
- シャリアに準拠していない資産に投資する
ことが許可されたファンド。
外貨建てファンド
制限なし。
リンギット建てファンド
国内リンギット借入の無い非居住者や居
住者向けのファンド総額の100% 。
国内リンギット借入がある居住者向けの
ファンド総額の50%。
• 保険会社および •
タカフル運営業
者
保険会社およびタカフル運営業者の国際通貨ビ
ジネス部と国際タカフル運営業者を含むタカフ
ル運営業者。
外貨建てファンド
居住者や非居住者向けの外貨投資関連フ
ァンドの純資産価値(NAV)の100%。
リンギット建てファンド
国内リンギット借入の無い非居住者や居
住者向けの投資関連ファンドの純資産価
値(NAV)の100%。
国内リンギット借入がある居住者向け
の投資関連ファンドの純資産価値
(NAV)の50%。
保険会社に対して、支払余力の10%。
タカフル運営業者に対して、総資産の
5%。
119
c)
外貨アセット購入 •
に対する支払い
•
d)
ディスインベスト •
メント/外貨アセッ
トへの投資からの
収益
•
e)
ヘッジ
•
•
オフショア外貨アセット
- 支払いは、イスラエル通貨以外での外資で
行わなければいけません。
- 外貨は、認可オンショア銀行9でのリンギッ
トの両替からか、自己の外貨ファンドから
調達できます。
認可オンショア銀行、認可国際イスラム銀行
(IIB)、監督局に認可された事業体10によって提
供されたオンショア外貨アセット
- 支払いは、外貨かリンギットで行われます。
ディスインベストメント収益または外貨アセ
ットへの投資による収益を自由に本国送金し
たり、リンギット・アセットに変換したりす
ることができます。
外貨口座に収益を自由に保持することができま
す。
潜在的確約に基づく外貨アセットへの投資
のために、認可オンショア銀行や認可国際
イスラム銀行(IIB)で、自由にヘッジするこ
とができます。
リンギットが関与するヘッジに関しては、認可
オンショア銀行でのみ行うことができます。
5.2.2 居住者による外貨借入とリンギット借入
a)
下記からの外貨借
入
• 居住個人
•
•
•
総額RM1千万相当の外貨を、下記から自由に
借り入れることができます。
- 認可オンショア銀行
- 認可国際イスラム銀行(IIB)
- 非居住者
輸出関連の貿易金融は、認可オンショア銀行か
らのみ入手することができます。
未払いの認可された外貨借入(元金と未収利
息)を、借換えすることができます。
9 認可オンショア銀行とは、認可商業銀行、認可イスラム銀行、認可投資銀行のことです。
10 例) (a)外貨ユニット型信託ファンドを提供するユニット型信託会社
(b) CPO先物などの外貨デリバティブ商品を取り引きするブルサ・マレーシア
銀行・金融・為替管理
120
• 居住会社
•
•
•
•
b)
オフショア上場に •
よる収益
c)
外貨建て貿易融資
•
•
•
d)
払い戻しと前払い
•
e)
ヘッジ
•
•
外貨を金額の制限無く、下記から自由に借り入
れることができます。
- 非居住ノンバンク親会社11。
- マレーシアにおける同一のコーポレート・
グループ12内の他の居住企業。
- 認可オンショア銀行。
- 認可国際イスラム銀行(IIB)。
コーポレート・グループにつき、総額RM1億
相当の外貨を、下記から自由に借り入れること
ができます。
- 他の非居住者(非居住ノンバンク親会社以
外)。
- オンショアまたはオフショアの外貨建て公
債の発行によって。
非居住のサプライヤーからの資本財のために、
サプライヤーの貸付を外貨で、金額の制限無く
自由に借り入れることができます。
未払いの認可された外貨借入(元金と未収利
息)を、借換えすることができます。
居住者は、マレーシアにおける同一のコーポレ
ート・グループ内の他の居住企業から、外国証
券取引所への上場からの外貨収益を、自由に借
り入れることができます。
認可オンショア銀行や認可国際イスラム銀
行(IIB)から、外貨建て貿易融資を、自由に
得ることができます。
外貨建て貿易融資を、オフショアから総額
RM500万相当まで得ることができます。
貿易融資は、非居住者からの外貨借入の限
度であるRM1億の一部となります。
商品輸出のための貿易融資は、認可オンシ
ョア銀行でのみ取得できます。
居住者は、認可された外貨借入を、自由に払い
戻したり前払いしたりすることができます。
居住者は、認可オンショア銀行や認可国際イス
ラム銀行(IIB)で、外貨借入の貸出や払戻しを、
自由にヘッジすることができます。
リンギット関連のヘッジは、認可オンショア銀
行でのみ行うことができます。
11 非居住ノンバンク親会社とは
a) 居住会社に株式保有率50%以上ある非居住会社。または、
b) 銀行、銀行に所有されている投資持ち株会社、株式仲介会社ではない、最終的な居住会社の非居住親会社。
12 コーポレート・グループとは、マレーシア国内で、親会社-子会社の関係を伴う企業のグループ。
121
f)
非居住者からのリ
ンギット借入
• 居住個人
•
• 居住会社
•
•
非居住ノンバンク会社または個人から、マレー
シアでの使用のため、総額RM100万まで自由
に借り入れることができます。
マレーシアでの実体部門の事業に融資するた
め、非居住ノンバンク親会社から、金額の制
限無く自由に借り入れることができます。
他の非居住ノンバンク会社または個人から、マ
レーシアでの使用のため、総額RM100万まで
自由に借り入れることができます。
5.2.3 居住者によるリンギット貸付
a)
リンギット貸付
• 居住ノンバンク •
会社と個人
• 認可オンショア •
銀行
•
• 居住株式仲介会 •
社
• 居住保険会社
•
非居住ノンバンク会社と個人に対して、金額の
制限無く自由に貸し付けすることができます。
- マレーシアの実物部門の事業に対する融資。
- マレーシアで住宅用または商業用不動産の
購入のための融資また借り換え。
リンギットを金額の制限無く自由に貸し付ける
ことができます。
- 非居住ノンバンク会社と個人(株式仲介会社
と銀行以外):
マレーシアでの実物部門の事業に対する
融資。
マージン・ファイナンス。
マレーシアで住宅用または商業用不動産
の購入のための融資または借り換え。
非居住株式仲介会社や銀行による、故意でない
資金受け取りの遅れによる、ブルサ・マレーシ
アやRENTASでのリンギット証券の決済。
非居住ノンバンク会社や個人がブルサ・マレー
シア上場銘柄株の購入するために、リンギット
のマージン・ファイナンスを、金額の制限無く
自由に提供することができます。
非居住者によって購入された保険証券の解約払
戻価額までのリンギットを、居住者に、自由に
貸し付けることができます。
銀行・金融・為替管理
122
5.2.4 居住者によるリンギット建て証券と外貨建て証券の発行
a)
非居住者に対する •
証券の発行
•
b)
• 外貨建て公債/ス •
クック
マレーシアで自由に発行することができます。
公債/スクックを含む外貨借入の合計がRM1億相
当を超えない限り、発行することができます。
公債/スクック収益
の活用
• リンギット建て •
公債/スクック
•
• 外貨建て公債/ス •
クック
d)
上記以外で非居住者に証券を発行する際には、
事前許可が必要とされます。
公債/スクックの発
行
• リンギット建て •
の公債/スクック
c)
居住会社は、マレーシアで登録された下記のリ
ンギット建て証券を非居住者に発行することが
できます。
- ボーナス発行と株主割当発行を含む普通株。
- 無償還優先株。
- 私募債。
発行に関するガイ •
ドライン
金額の制限無く自由にオンショアで使用可能
発行人の暦年投資総額がRM5,000万相当を超
えないことを条件に、外貨アセットへの投資に
使用したりすることができます。
オンショアでもオフショアでも自由に使用する
ことができます。
発行に関するガイドラインは、下記のホームペ
ージより入手することができます。
- www.mifc.com
- www.bnm.gov.my/microsites/fxadmin/
0105_policies.htm
- www.sc.com.my
5.2.5 居住者による商品やサービスの輸出入
a)
輸出入の支払い通 •
貨
b)
輸出収益の送金
•
•
123
商品やサービスの輸入のために、非居住者にイ
スラエル通貨以外の外貨で、支払わなければい
けません。
商品の輸出から生じる収益は、輸出日から6ヶ
月以内に、売買契約に基づき、居住者によって
受理されマレーシアへ本国送金されなければな
りません。
下記の場合、居住者は事前許可を得なければな
りません。
- 輸出収益を非居住 者 に よ る 他 の 支 払 い と
相殺。
- 輸出 日 か ら 6 カ 月 以 上 経 っ た 輸 出 収 益 の
受取。
c)
輸出収益の保持
•
•
d)
ヘッジ
•
•
輸出収益は、認可オンショア銀行の外貨口座ま
たはリンギット口座に、自由に保持することが
できます。
認可国際イスラム銀行(IIB)やオフショア銀行の
外貨口座に、輸出収益を保持する場合は、事前
の許可が必要です。
商品やサービスの輸出入による支払いや受
け取りを、認可オンショア銀行や認可国際
イスラム銀行(IIB)で、自由にヘッジするこ
とができます。
- 潜在的確約に基づいて。
- 見込み払いでの過去12か月における実質支
払または受取の総額まで。
リンギットでのヘッジは、認可オンショア銀行
でのみ行うことができます。
5.2.6 居住者による外貨建て口座(FCA)の開設
a)
外貨建て口座の開 •
設
b)
資金の調達
•
外貨建て口座(FCA)を、認可オンショア銀行、
認可国際イスラム銀行(IIB)、ラブアンにある認
可オフショア銀行、海外の銀行に、自由に開設
することができます。
外貨口座は、下記から調達された外貨資金で開
設することができます。
- 認可オンショア銀行でのリンギットの両替
から。
国内リンギット借入のない居住者は、制
限なし。
国内リンギット借入のある居住者は、外
貨アセットへの投資の認可限度額まで。
海外教育や雇用の目的であれば、追加限
度額の対象となります。
認可オンショア銀行や認可国際イ
スラム銀行(IIB)で、US$15万まで。
ラブアンの認可オンショア銀行で、
US$15万まで。
海外の銀行で、US$5万まで。
- 認可された目的のため、他の居住者から。
c)
共有外貨建て口座 •
開設
•
- 非居住者から。しかし、輸出収益は、認可
オンショア銀行でのみ保持することができ
ます。
居住者である個人は、目的にかかわらず、他
の居住者である個人と共有外貨建て口座(FCA)
を、自由に開設することができます。
居住会社が共有外貨建て口座(FCA)を開設する
場合は、事前許可が必要となります。
銀行・金融・為替管理
124
5.2.7 居住者間での支払い
a)
リンギットでの支 •
払い
b)
外貨での支払い
•
制限なし。
居住会社は、商品やサービス決済のために、輸
出収益を他の居住者に対して、外貨で自由に支
払うことができます。
5.2.8 居住者によるヘッジ
a)
当座取引のヘッジ
•
•
b)
資本勘定取引のヘ •
ッジ
•
•
居住者は、商品やサービスの輸出入の支払いや
受け取りに対して、認可オンショア銀行や認可
国際イスラム銀行(IIB)で、下記のように自由に
ヘッジすることができます。
- 潜在的確約に基づくもの。
- 過去12カ月における実質支払または受取
の総額を超えないことを条件に、見込み
払い。
リンギットが関与するヘッジは、認可オンショ
ア銀行でのみ行うことができます。
居住者は、用途指定資本の流入または流出
に基づき、認可オンショア銀行や認可国際
イスラム銀行(IIB)で、自由にヘッジするこ
とができます。
居住者は、既存所有の外貨アセットをヘッジす
ることも認められています。
リンギットが関与するヘッジは、認可オンショ
ア銀行でのみ行うことができます。
5.2.9 居住者である旅行者によるリンギットまたは外貨の持込みと持出し
a)
b)
c)
d)
リンギット紙幣の持
ち込みと持ち出し
•
外貨紙幣とトラベ •
ラーズ・チャック
の持ち込み
外貨紙幣とトラベ •
ラーズ・チャック
の持ち出し
許可の範囲を超え •
るリンギットと外
貨の持ち出しと持
込み
•
125
RM1,000までのリンギット紙幣の持込み又は
持出しすることができます。
制限なし。
外貨紙幣とトラベラーズ・チャックの持ち出し
は、US$1万相当まで認められています。
申請は、http://www.bnm.gov.my/microsites
/fxadmin/0105_policies.htmからフォーム
13を使用してオンラインで行うことができま
す。または、バンク・ネガラの外国為替管理部
門に記入した申請書を提出することできます。
完全な情報が整っていれば、回答は申請受理後
1日以内に与えられます。
5.3
特定人物との制限された通貨での取引
下記の特定の人物と取引する居住者は、事前の許可が必要です。
i.
イスラエル国家、またはその居住者。
ii.
イスラエル政府機関。
iii.
イスラエル政府の代理機関や仲介機関、またはその居住者。
iv.
イスラエル政府、またはその居住者によって、直接的または間接的に、所
有もしくは管理されている事業体。
v.
国際連合安全保障理事会決議(UNSCR)に従って指定された、下記に関連す
る個人や事業体。
• オサマ・ビン・ラディンとタリバン
• リベリア
• サダム・フセイン
イスラエル通貨で取引する居住者も、事前の許可が必要です。
5.4
特別ステータスを与えられた居住企業
a)
マルチメディア・ •
スーパー・コリド
ー企業
b)
認可経営統括本部
•
•
•
•
c)
地域物流センター •
と国際調達センタ
ー
マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)・
ステータスの会社は、自己勘定により行われた
取引に対して、外国為替管理規定が免除されま
す。
自己の外貨資金や借り入れによって出資される
外貨資産へ、金額にかかわらず、自由に投資す
ることができます。
OHQが居住者の代わりに貸し出しを行ったり
資金を募ったりしないことを条件に、認可オン
ショア銀行、認可国際イスラム銀行(IIB)、非居
住者などから、金額にかかわらず、外貨建て信
用供与を取得することができます。
外貨資産への投資のため、ブルサ・マレーシア
主要銘柄の株式公開時公募による普通株発行に
よる収益を、金額にかかわらず、自由に活用す
ることができます。
海外の証券取引所の上場株から得た外貨を、マ
レーシアにおける同一のコーポレート・グルー
プ内の他の居住企業に対して、自由に貸付けす
ることができます。
地域物流センター(RDC)と国際調達センター
(IPC)にも、居住会社に適用される規制が課
されます。
為替規制の詳細に関しては、http://www.bnm.gov.my/microsites/fxadmin/
0105_policies.htmをご参照ください。
銀行・金融・為替管理
126
第7章
知的所有権の保護
1. 知的所有権の保護
1.1
特許
1.2
商標
1.3
工業デザイン
1.4
著作権
1.5
半導体集積回路のレイアウト・デザイン
1.6
地名の表示
7
第7章
知的所有権の保護
1.
知的所有権の保護
マレーシアにおける知的所有権の保護は、特許、商標、工業デザイン、著作権、
地名の表示、半導体集積回路のレイアウト・デザインなどを対象としています。
マレーシアは、世界知的所有権機関(WIPO)のメンバーで、上記の知的所有権を
管理するパリ協定とベルン協定に調印しています。
さらにマレーシアは、世界貿易機関(WTO)の賛助により合意された貿易関連知
的所有権協定(TRIPS)にも調印しています。マレーシアは、国内外の投資家に対
して十分な保護を提供しています。マレーシアの知的所有権法は、世界基準に
合致し、貿易関連知的所有権協定(TRIPS)委員会によって定期的に見直されてい
ます。
1.1 特許
1983年特許法と1986年特許規則が、マレーシアの特許保護を規制していま
す。申請者がマレーシア定住者か居住者の場合は、直接特許を申請することが
できます。外国人による申請の場合は、申請者の代理となるマレーシアにある
登録された特許申請代理事務所を通さければなりません。
他国での場合と同様に、マレーシアにおいても新規で創意に富み、工業利用が
可能であれば、発明も特許対象としています。貿易関連知的所有権協定(TRIPS)
に基づいて、特許法は、申請出願日から20年間の保護期間を設定しています。
また同法律により、実用新案に対しては、申請出願日から最初の10年間の保護
期間が与えられ、利用状況によりさらに5年間ずつ2回延長することが可能で
す。特許所有者には、特許を受けた発明を利用したり、特許権を供与あるいは
譲渡したり、使用ライセンス契約を締結する権利があります。
貿易関連知的所有権協定(TRIPS)に基づいて、強制実施権により、同法律は、他
の国の市場に既存する特許製品の輸入(並行輸入)を認可しています。マレー
シア政府は、社会秩序や道徳に反する特許の商業的利用を禁止することができ
ます。同法律は改正され、特許協力条約(PCT)の条項が含まれ、強制実施権に
よる輸入を認可しています。
マレーシアは、2006年に特許協力条約(PCT)に加盟しており、2006年8月1
6日から、特許協力条約の国際申請は、マレーシア知的所有権公社(MyIPO)を通
じて行うことができます。
1.2 商標
商標保護は、1976年商標法と1997年商標規則に基づき定められています。
この法律は、マレーシアにおける登録された商標権やサービス商標権に対して
十分な保護を提供しています。商標が登録されると、商標の所有者か承認され
たユーザーのみがその商標を使用でき、その他の個人や会社は使用することは
できません。違反者に対しては侵害訴訟を起こすことができます。商標の保護
期間は10年で、その後は10年ごとの更新が可能です。これら商標権やサ-ビ
ス商標権の所有者には、売買や譲渡する権利、使用の許可を与える権利があり
ます。
貿易関連知的所有権協定(TRIPS)に基づいて、マレーシアは、権利を持っていな
い者によるすでに一般に周知された商標の登録を禁止し、また偽ブランド品の
マレーシアへの輸入を禁止する規定を定めています。
129
マレーシアは、2007年9月28日に施行されたニース・ウィーン協定に2007
年6月28日に加盟しました。ニース協定は、商標登録を目的とした物品とサー
ビスの国際分類についての協定であり、ウィーン協定は、図形要素から構成さ
れる又は図形要素を含む商標の分類を制定しています。両協定は、商標登録を
促進するのに重要な協定です。
特許と同様に、マレーシア国内申請者は、直接申請書を提出できますが、外国
人申請者は登録された商標事務所を通して提出しなければなりません。
1.3 工業デザイン
マレーシアにおける工業デザインの保護は、1996年工業デザイン法と1999年
工業デザイン規定に基づき定められています。この法律により登録された工業デ
ザインは個人の財産とみなされ、使用権の供与や権利の譲渡が可能となっていま
す。
登録されるためには、工業デザインは新規のものであり、単なる機能上の構造様
式や設計は対象になりません。さらに、対象となるデザインは、他の必須部分を
構成する物品の外観に依存するデザインであってはなりません。
マレーシア国内申請者による登録申請は、個人として、または認可工業デザイン
代理事務所を通して提出することができます。しかし、外国人申請者の場合は、
認可工業デザイン代理事務所を通して提出しなければなりません。登録された工
業デザインの最初の保護期間は5年で、個々のデザインに対して5年間の更新が
2回可能となり、合計保護期間は15年間となります。
1.4 著作権
1987年著作権法は、著作権の対象となる作品に対する包括的な保護を提供し
ています。同法律は、著作権の対象となる作品(コンピュータ・プログラムを
含む)の内容、保護の範囲、保護の方法を規定しています。作品の著作権の登
録制度は特にありません。
文学、音楽、芸術的作品の著作権保護の期間は、作者の生存期間と死後50年間
です。音響録音、放送、映画などの著作権保護期間は、最初に発行または制作
された時から50年間です。
さらにこの法律は、演劇における諸権利に対しても、初めて上演された年の翌
暦年から50年間の保護を提供しています。
同法律の特徴は、法律の強制執行権が含まれて規定されていることです。2003
年10月1日に施行された1987年著作権法の修正が、国内取引・協同組合・消
費者省(MDTCC)(元国内取引消費者行政省)の執行官に逮捕権(無令状逮捕を
含む)を与えています。この国内取引・協同組合・消費者省の特別チームは、著
作権法実施のために任命され、著作権を侵害している複製品を所有している疑い
のある建物に立ち入り、著作権を侵害している複製品や考案品を捜索し、没収す
る権限が与えられています。
1.5 半導体集積回路のレイアウト・デザイン
2000年半導体集積回路レイアウト・デザイン法は、当該デザインの創造性や、
創造者自身による自由な発想に基づく設計であることを条件に集積回路レイアウ
ト・デザインに保護を与えています。集積回路のレイアウト・デザインの登録制
度は特にありません。
保護期間は、商業利用開始日から10年で、商業利用されない場合は考案日から
15年間です。また、同法律で認められている権利が侵害された場合、所有者が
訴訟を起こすことも認められています。また、譲渡、許可、遺言書、法の執行に
よって、部分的またはすべての権利を移転することもできます。
知的所有権の保護
130
同法律は、TRIPS合意に基づいて実施され、マレーシアにおける電子産業分野へ
の投資家に保証を提供し、マレーシアにおける技術的成長を促しています。
1.6 地名の表示
2000年地名表示法は、物品の品質、評判、その他特徴がその地理的原産に必
然的に起因する場合、物品が生産された土地の名前に従った物品の登録を保護
しています。この保護は、自然食品や農産物、工芸品などの物品や産業に適用
されます。社会的秩序やモラルに反した地名表示は、この法律によって保護は
されません。
知的所有権保護に関する詳細情報は、www.myipo.gov.myをご参照ください。
131
知的所有権の保護
132
第8章
環境マネージメント
1. 政策
2. 環境に関する必要事項
2.1
規制対象事業に対する環境インパクト・アセスメント
2.2
環境インパクト・アセスメント(EIA)調査実施者
2.3
用地適正評価
2.4
書面による建設告知と許可
2.5
焼却炉・燃料燃焼設備・煙突の設置に対する
書面による認可
2.6
規定建物と規定乗物の占有ライセンス
2.7
ガス状排出物と廃水の基準
2.8
オゾン破壊物質の規制
2.9
特定廃棄物の管理
2.9.1
特定廃棄物の環境に関する必要事項の概要
3. 環境マネージメントに対する優遇措置
8
第8章
環境マネージメント
環境的に健全で持続的な開発を促進するため、マレーシア政府は環境保護の法
律的・制度的枠組を設けています。投資家は、事業計画の初期段階において「
環境」という要素を考慮することが奨励されています。汚染防止に努めるとい
うことは、汚染防止を生産工程の一部ととらえ、既存の企業が排出物の発生を
最小限に抑えるべく生産工程を再構築し、さらには極力排出物の再利用を図る
ということも含まれます。
1.
政策
マレーシアの環境政策は、環境に対して配慮した持続可能な開発を通じ、マレ
ーシアを経済的、社会的、文化的に発展させるとともに人々の生活の質を向上
させることを目的としています。
環境政策は、下記の達成を目標としています。
•
•
•
現代そして次世代にとっての、清潔、安全、健康的、且つ生産的な環境。
全ての社会構成員の効果的な参加による、マレーシア独特の多様な文化と
自然遺産の保全。
持続可能な生活様式と持続可能な消費と生産のパターン。
マレーシアの国家環境政策は、下記に重点を置いています。
•
•
•
•
•
•
•
•
2.
最高のモラルと倫理観にもとづく環境への配慮と尊重。
生物多様性の完全性と生命維持システムを確保するため、自然生態系の保
全。
経済発展と人的資源の発展という目標を追求しつつ、生産性そして環境の
質の継続的向上。
資源基盤を維持し環境悪化を防ぐための、天然資源利用管理。
環境保護のため、全てのセクターの政策、目的、役割を計画・実施する際
の、環境要素の統合。
環境保護管理における民間セクターの役割の強化。
政府および民間の意思決定者、資源の利用者、非政府組織(NGO)、一般市
民が、自らの活動を策定・計画・実施する際の、環境保全への最大の配慮と
責務の確保。
環境保全と環境向上に対する地域的および世界的取り組みに、積極的かつ
効果的な参加。
環境に関する必要事項
1974年環境基準法と付属規定は、環境インパクト・アセスメント、事業用地
評価、汚染管理アセスメント、モニタリング、自己責任による実施を要請して
います。産業活動実施にあたっては、下記について環境局事務次官の事前認可
135
を取得する必要があります。
i.
規制された事業に対する環境インパクト・アセスメント
ii.
用地適性評価
iii.
書面による建設告知または許可
iv.
焼却炉、燃料燃焼設備、煙突の設置に対する書面による認可
v.
規定建物や規定乗物の占有・運営ライセンス
2.1 規制対象事業に対する環境インパクト・アセスメント
投資家は、まず第一に、提案している工業活動に対し環境インパクト・アセスメ
ント(EIA)が義務付けられているかどうかを確認する必要があります。下記の活
動は、1987年環境基準(規制対象事業)(環境インパクト・アセスメント)条
例の規定に基づき、プロジェクト認可の前にEIAが義務付けられています。
(ⅰ) 農業
a.
森林用地を農業生産用化するための500ヘクタール以上の土地開発計
画。
b.
100世帯以上の移住を伴う農業計画。
c.
他の農業用への変更を含む、500ヘクタール以上の農業用地開発。
(ⅱ) 空港
a.
空港の建設(2,500メートル以上の滑走路を持つもの)。
b.
州立あるいは国立公園の中における滑走路の建設。
(ⅲ) 排水路および灌漑
a.
表面積が200ヘクタール以上のダムや人工湖の建設、湖の人為的な拡
張。
b.
100ヘクタール以上の湿地帯、野生動物生息地、あるいは原生林にお
ける拝水路の建設。
c.
5,000ヘクタール以上の灌漑事業。
(ⅳ) 土地の埋め立て
50ヘクタール以上の海岸埋め立て工事。
(ⅴ) 漁業
a.
漁港の建設。
b.
年間水揚げ量が50パーセント以上増加することが見込まれる港の
拡張。
c.
50ヘクタール以上のマングローブ湿原の伐採を伴う土地利用型の水産
物の養殖。
環境マネージメント
136
(ⅵ) 林業
a.
50ヘクタール以上の高地森林地域を他の利用目的に転用する場合。
b.
都市の上水道用、灌漑用、水力発電用の貯水池の集水地域内にある森
林、または、州立・国立公園や国立海洋公園の隣接地にある森林の伐
採、または他の利用目的に転用する場合。
c.
500ヘクタール以上の木材の伐採。
d.
50ヘクタール以上のマングローブ湿地帯を、工業用、住宅用、農業用
目的に転用する場合。
e.
国立海洋公園の隣接島におけるマングローブ湿地帯の伐採。
(vii) 住宅
50ヘクタール以上の住宅開発。
(viii) 工業
a.
化学
単一製品および複合製品を合わせた生産能力が1
日あたり100トン以上の場合。
b.
石油化学
全ての規模
c.
非鉄金属
初期製錬:
アルミミウム ‐
‐
銅
‐
その他
d.
非金属
セメント
‐
石灰
‐
‐
全ての規模
全ての規模
1日あたり50トン以上の製
品の生産
クリンカーで1時間あたり30
トン以上
生石灰回転釜で1日あたり
100トン以上、または、
立て釜で1日あたり50トン
以上
e.
製鉄・製鋼
生産用の原材料として1日あたり100トン以上の
鉄鉱石が必要な場合、または、
生産用の原材料として1日あたり200トン以上の
鉄のスクラップを使用する場合。
f.
造船所
5,000トン以上の載貨重量を持つ船舶の製造。
g.
パルプ・製紙産業
1日あたり50トン以上の生産
(ⅸ) インフラストラクチャー
137
a.
リクリエーション用海岸に排水を流す病院の建設。
b.
50ヘクタール以上の中・重工業向けの工業団地の開発。
c.
高速道路の建設。
d.
国道の建設。
e.
ニュータウンの建設。
(ⅹ) 港湾
a.
港湾の建設。
b.
年間荷役能力を50%以上拡大する港湾の拡張プロジェクト。
(xi) 鉱業
a.
250ヘクタール以上の採鉱権を有する新鉱区における鉱業開発。
b.
アルミニウム、銅、金、タンタルを含む鉱石の精製処理。
c.
50ヘクタール以上の砂の浚渫。
(xii) 石油
a.
石油・ガス田開発。
b.
長さ50キロ以上の海底・陸上パイプラインの建設。
c.
石油・ガスの分離・加工・出荷・保管のための設備の建設。
d.
精油所の建設。
e.
商業・工業・住宅地域から3km以内に位置し、合計60,000バレル以
上の貯蔵量を備える、ガソリン、ガス、デイーゼルの貯蔵庫(給油所
は除く)の建設。
(xiii) 発電所および送電施設
a.
10メガワット以上の能力を持つ、化石燃料燃焼によりスチームを発生
させる発電所の建設。
b.
以下のいずれか、あるいは両方の特性をもつダムおよび水力発電所の
建設。
• 高さ15メーター以上で、付帯設備が40ヘクタール以上のダム。
• 400ヘクタール以上の表面積を持つ貯水池。
c.
複合サイクル型の発電所の建設。
d.
原子力発電所の建設。
(xiv) 採石場
砂利、石灰石、シリカ珪岩、砂岩、大理石、建築装飾用石材を、既存の住
宅地、商業地、工業用地から3キロメートル以内で採掘する場合。または、
住宅地、商業地、工業用地としての開発が許可されている地域内でのこれ
らの採掘。
(xv) 鉄道
a.
新しい路線の建設。
b.
支線の建設。
環境マネージメント
138
(xvi) 運輸
MRTプロジェクトの建設。
(xvii リゾート・レクリエーション開発
a.
海岸リゾート施設や、80客室以上のホテルの建設。
b.
50ヘクタール以上の高原避暑地やホテルの開発。
c.
国立公園内の観光施設やレクリエーション施設の開発。
d.
国立海洋公園と定められた水域に囲まれた島の、観光施設やレクリエ
ーション施設の開発。
(xviii)
a.
廃棄物処理と処分施設
有害危険廃棄物。
• 焼却所の建設。
• 再生工場の建設(自社敷地外)。
• 汚水処理所の建設(自社敷地外)。
• 安全な埋め立て施設の建設。
• 貯蔵設備の建設(自社敷地外)。
b.
地方自治体からの固形廃棄物。
• 焼却炉プラントの建設。
• 堆肥プラントの建設。
• 再生/リサイクル・プラントの建設。
• 地方自治体からの固形廃棄物用埋め立て施設の建設。
c.
地方自治体の下水。
• 下水処理プラントの建設。
• 海への排水口の建設。
(xix) 水の供給
a.
表面積が200ヘクタール以上のダムまたは貯水池の建設。
b.
1日あたり4,500立方メーター以上を供給する産業用、農業用または
都市への供給を目的とした地下水の開発。
2.2 環境インパクト・アセスメント(EIA)調査実施者
環境インパクト・アセスメント(EIA)調査は、EIAコンサルタント登録計画に基
づき環境局(DOE)に登録された資格を持つ特定の人によって行われなくてはな
りません。登録EIAコンサルタントのリストと登録計画の詳細は、環境局のホー
ムページwww.doe.gov.my で入手することができます。
139
2.3 用地適性評価
環境認可を得るうえで最も重要な要素の一つは、申請プロジェクトの用地適正
です。用地適正は、公示された構造政策または地域計画、周辺の土地利用、セ
ットバックや緩衝地帯の規定、追加的汚染負荷の受け入れ許容能力、廃棄物処
理要件などに対する、プロジェクトの適合性に基づいて評価されます。
用地適正評価(SSE)は、環境局(DOE)が管轄するすべての開発プロジェクトにと
って、用地適性を確実にするうえで重要なプロセスとなっています。このよう
に、用地適正評価(SSE)は、規定事業または規定外事業のいずれの場合も、最初
に実施されなければなりません。規定事業の場合、用地適正評価(SSE)は、選ば
れた用地が申請事業に適しており、周辺の土地と適合していることを確実にす
るために実施される環境インパクト・アセスメント(EIA)の前に、実施されなけ
ればなりません。またこれは、そのプロジェクトの発議者にとって、もし当該
用地が不適合と判断された場合に、環境インパクト・アセスメント(EIA)の実施
費用を倹約するためにも役に立ちます。
2.4 書面による建設告知と許可
下記に示されている事業を施行しようとする方は、環境局の事務次官に、事前
に書面による告知を提出しなければなりません。
i.
2009年環境基準(工業排水)規定の第1条に定められた敷地以外におい
て、土、内水、マレーシアの領海に、工業廃水または混合廃水を排出また
は放出する恐れがあったり、既存の源泉からの排出物の量や品質に、重大
な変化を及ぼす、またはもたらす、または可能にする恐れがある、敷地の
工事または建物の建設の実施。
ii.
2009年環境基準(汚水)規定に定められているように、150人以下と同
等の人口をともなう住宅または商業開発以外で、土、内水、マレーシア領
海に対する、汚水の排出、放出、またはその可能性。
iii.
2009年環境基準(固形廃棄物処理施設や埋め立て地からの公害管理)規
定に定められているように、新たな浸出液の排水または放出の恐れがある、
土地、施設、建物の工事の実施。
1974年環境基準規定の19項で定められているように、土地や建物の工事や、
土地や建物が規定の敷地(天然パーム精油工場、天然ゴム加工工場、特定廃棄
物の処理廃棄施設)となる原因となる工事を実施する予定の者は、環境局の事
務次官に、事前に書面による許可を取得しなければなりません。
上記の申請は、所定手数料を添えて行わなくてはなりません。
2.5 焼却炉・燃料燃焼設備・煙突の設置に対する書面による認可
下記に示されている事業を施行しようとする方は、事前に環境局の事務次官か
ら書面による認可を得なければなりません。
i.
1978年環境基準(クリーンエアー)規定の規定4と付表1に詳述されて
いる施設の居住地域周辺への新規設置。
ii.
1978年環境基準(クリーンエアー)規定の規定36と規定38に示されて
いる、1時間に30kg以上の微粉燃料や固形燃料を消費するか、1時間に1
5kg以上の液体や気体燃料を消費する燃料燃焼設備(焼却炉を含む)の建
設、取付け、再設置、改造。
iii.
不純物を排出する煙突の建設、取付け、再設置、改造。
* 書面による認可の申請にあたっては、手数料は不要です。
環境マネージメント
140
2.6 規定建物と規定乗物の占有ライセンス
下記に挙げられた規定建物の占有や運営には、ライセンスが必要となります。
i.
パーム油の製油所
ii.
天然ゴムの加工工場
iii.
特定廃棄物処理・処分施設
2005年環境基準(規定乗物)(特定廃棄物)規則で定められた規定乗物の使
用に際し、ライセンスの取得が義務付けられています。規定乗物として分類さ
れている乗物または船舶は、下記の通りです。
i. 乗物の内部にある機械装置により駆動されるもの。
ii.
陸上または水中での使用のため組み立てまたは改造されたもの。
iii.
特定廃棄物の移動、運搬、配置、保管のため使用されるもの。
ライセンスの申請は、書面による許可且つ/または認可(2.3および2.4に記述)
の取得後に行われなければなりません。パーム油製油所、天然ゴム加工工場、
特定廃棄物処理・処分施設、規定乗物のライセンス発行にあたっては、ライセ
ンス手数料が必要です。
2.7 ガス状排出物と廃水の基準
1978年環境基準(クリーンエアー)規定、2009年環境基準(工業廃水)規
定、2009年環境基準(汚水)規定、2009年環境基準(固形廃棄物処理施設
や埋め立て地からの公害管理)規定で定められているように、産業界は、マレ
ーシアで許容基準として認められた、排気、工業廃水、汚水、浸出液の基準を
遵守しなければなりません。
2.8 オゾン破壊物質の規制
オゾン破壊物質(ODS)は、1999年環境基準(冷却剤管理)規定と1999年環
境基準(ハロゲン管理)規定により、環境危険物質として分類されています。
これらの物質を使用する新規投資は禁止されています。
2.9 特定廃棄物の管理
マレーシアは、有害危険廃棄物の管理に関係した包括的な法規定を制定しまし
た。この規定は廃棄物発生から処理までの一貫した方針に基づいています。特
定廃棄物の発生、貯蔵、移動、処理、処分を行う施設は下記に挙げる主要規制
に従わなければなりません。
i.
2005年環境基準(特定廃棄物)規定(改正)2007年
ii.
2005年環境基準(規定乗物)(特定廃棄物)規則
iii.
2006年環境基準(規定建物)(特定廃棄物処理・処分施設)(改正)規則
iv. 2006年環境基準(規定建物)(特定廃棄物処理・処分施設)(改正)規定
v.
2008年税関(輸出禁止)規則
vi. 2008年税関(輸入禁止)規則
141
2.9.1
特定廃棄物の環境に関する必要事項の概要
2005年環境基準(特定廃棄物)規定が、1989年環境基準(特定廃棄物)規
定から切り替わりました。この規定では、付表1に表記された77種類の特定廃
棄物は、下記の5つのカテゴリーに分類されています。
i.
SW1
金属、金属含有廃棄物(10種類の特定廃棄物)
ii.
SW2
主として無機成分を含む廃棄物で、金属、有機物質を含む可能性
のあるもの(7種類の特定廃棄物)
iii.
SW3
主として有機物質を含む廃棄物で、金属、無機素材を含む可能性
のあるもの(27種類の特定廃棄物)
iv.
SW4
無機成分または有機成分を含む可能性のあるもの(32種類の特
定廃棄物)
v.
SW5
その他廃棄物(1種類の特定廃棄物)
特定廃棄物は、廃棄物排出者の敷地内で貯蔵、再生、または処分することがで
きます。これらの活動には、環境局によって発行されるライセンスは必要あり
ません。廃棄物排出者は、累積廃棄物の量が20メートルトンを超えないことを
条件に、自社で排出した特定廃棄物を、排出後180日以内の間貯蔵することが
できます。しかし、廃棄物排出者は、特定廃棄物を20メートルトン以上貯蔵す
るために、環境局の長官に書面により申請することができます。特定廃棄物の
貯蔵に使用された容器には、最初に特定廃棄物が排出された日付と、廃棄物排
出者の名前、住所、電話番号を標示しなければなりません。
土地の耕作、焼却、処分や、再生・貯蔵・処理用自社敷地外施設は、環境局に
よるライセンスを取得した規定敷地内においてのみ行うことができます。しか
し、マレーシア政府とKualiti Alam Sdn. Bhd(産業廃棄物処理事業者)
間で1995年12月18日に結ばれた独占事業合意(15年間の独占事業期間)に
より、自社敷地外での特定廃棄物の処理と処分(焼却、汚水処理、貯蔵、安全
な埋め立て)は認められていません。
自社敷地内での特定廃棄物の処理も奨励されていません。必要である場合には、
焼却炉の設置の申請は、詳細な環境インパクト・アセスメント報告書の作成とそ
の公表を含め、「マレーシアにおける特定廃棄物処理用自社敷地内焼却施設の設
置ガイドライン」(環境局発行)を遵守しなければなりません。
廃棄物排出者は、2005年環境基準規定(特定廃棄物)の規定7(1)で定められ
ているように、規定建物または自社敷地内の処理・再生施設以外の敷地または
施設において、特定の施設または処理・処分・再生されなかった工程から発生
する特定廃棄物に関して、特定廃棄物処理の特別マネージメント申請をするこ
とができます。
3.
環境マネージメントに対する優遇措置
第2章の「環境マネージメントに対する優遇措置」をご参照ください。環境マ
ネージメントの必要事項に関する詳細については、環境局にお問い合わせいた
だくか、ホームページwww.doe.gov.myをご参照ください。
環境マネージメント
142
第9章
インフラ整備
1. 工業用地
1.1
工業団地
1.2
自由地域
1.2.1
1.3
自由工業地域
保税工場
2. 電力供給
3. 水供給
4. 通信サービス
5. 航空貨物輸送
6. 港湾
7. 貨物運送
7.1
コンテナー輸送
7.2
貨物輸送
8. 高速道路
9. 鉄道サービス
10. MSCマレーシア
9
第9章
インフラ整備
1.
工業用地
1.1 工業団地
マレーシアには、州経済開発公社(SEDC)、地域開発庁(RDA)、港湾当局、地方
公共団体など政府機関によって開発された工業団地が200以上あります。さら
なる工業団地への需要増に応えるために新たな工業団地が次々と計画されてい
ます。政府機関以外にも、民間開発業者がいくつかの州で工業団地を建設して
います。
価格や賃貸の取り決めは、場所によって異なります。
1.2 自由地域
自由地域は、1990年自由地域法の第3(1)条に基づき、財務省によって認定さ
れた地域です。この地域は、港貿易の促進を目的としており、主に輸出用製品
の生産や組立を行う製造会社のために特別に設けられた地域です。
自由地域は、貿易(小売りを除く)、荷揚げ、選別、再包装、再ラベル、運搬
を含む商業活動のための自由商業地域と、製造活動のための自由工業地域とか
ら成っています。
自由地域内の活動や産業は、最小限の関税手続きが課されており、1967年税
関法の第31条に基づき禁止されている輸出入に関わる場合を除き、主要税関地
域外の場所とみなされています。
現在までに、13か所の自由商業地域(FCZ)が、クラン港のノース・ポートとサ
ウス・ポートとウェスト・ポート、クラン港フリー・ゾーン、プラウ・インダM
ILSロジスティック・ハブ、バターワース、バヤン・レパス、KLIA、ランタウ
・パンジャン、ペンガラン・クボー、ストゥラン・ラウト、ジョホール港、タ
ンジュン・ペレパス港に設けられています。
1.2.1 自由工業地域
最小限の税関手続き以外にも、自由工業地域(FIZ)の輸出志向企業は、生産活動
に直接必要な原材料、コンポーネント部品、機械設備の輸入税の免除が受けら
れます。さらに、完成品の輸出にあたっても手続きが簡素化されています。
現在までに、18ヵ所の自由工業地域(FIZ)が、パシル・グダン、タンジュン・ペ
レパス、バトゥ・ベレンダンⅠ、バトゥ・ベレンダンⅡ、タンジョン・クリン、
タロック・パングリマ・ガラン、プラウ・インダ(PKFZ)、スンガイ・ウェイⅠ、
スンガイ・ウェイⅡ、ウル・クラン、ジェラパンⅡ、キンタ、バヤン・レパス
Ⅰ、バヤン・レパスⅡ、バヤン・レパスⅢ、バヤン・レパスⅣ、セベラン・ペ
ライ、サマ・ジャヤに設けられています。
申請資格
下記の企業は自由工業地域に立地することができます。
•
•
145
生産のすべてか、製品の80%以上が輸出されること。
原材料やコンポーネントが主として輸入品であること。しかしながら、政
府は自由工業地域に立地する企業であってもマレーシア国内の原材料やコ
ンポーネントをより多く使用するように奨励しています。
1.3 保税工場
自由工業地域の設置が現実的でないか望ましくない地域では、企業毎に保税工
場(LMW)の資格を取得することができます。保税工場に与えられる便益は、自
由工業地域で操業する工場与えられる便益と同様のものです。
申請資格
保税工場に認定される条件は通常下記の通りです。
•
生産のすべてか、製品の80%以上が輸出されること。
•
原材料やコンポーネントが主として輸入品であること。
関税の支払い
自由工業地域や保税工場から海外に輸出される製品には関税は課せられません。
しかし(タバコ、酒、自動車車両を除く)、製品を主関税地域(PCA)と呼ばれる
国内市場で販売することが認められた場合は、出荷にあたって下記の関税が課さ
れます。
i.
主関税地域でも生産されている消費財や中間財の場合は、アセアン自由貿
易地域(AFTA)の共通実効特恵関税(CEPT)税率が課せられます。
ii.
主関税地域でも生産されているが、現地調達率が51%以上の消費財や中間
財の場合は、5%の従価方式輸入税か該当する物品税率(物品税対象の製
品の場合)のどちらか高い税率が課税されます。
iii.
主関税地域で生産されていない消費財や中間財の場合は、3%の従価方式
輸入税が課せられます。
iv.
主関税地域に所在する製造業者であっても、使用される原材料やコンポー
ネントなどの中間財、機械設備などを輸入する場合は、輸入税の全額免除
を申請することができます。
2.
電力供給
マレーシアには十分な電力供給があります。国営電力会社であるテナガ・ナシ
ョナル(TNB)は、マレーシア半島で電力供給を行い、東マレーシアではサバ電
力公社(SESB)とサラワク電力供給公社(SESCO)がそれぞれサバ州とサラワク
州に電力供給しています。
送電電圧は500kV、275kV、132kVで、配電電圧は33kV、22kV、11kV
と、415/240ボルトです。
テナガ・ナショナル(TNB)は、多様な形態でのエネルギーを必要とする特定の
産業のために、火力発電資源と水力発電計画をパッケージした電力も供給して
います。
クリム・ハイテク・パーク(KHTP)では、最も高度なシステムであるリング配線
電気供給システムにより、域内での継続的な無停電電力供給を保証しています。
この保証された安定電力供給は、ハイテク事業が必要とする厳密な電力変動許容
基準を満たしています。このことはハイテク産業の発展を推進しようという政府
の取り組み姿勢を示すものです。
インフラ整備
146
3. 水供給
マレーシアにおける上水道とそのサービス業務は、連邦政府と州政府の共同責
任のもと行われています。特に消費者の「権利」を保護するために、国家の水
道サービスの質を向上するため、国家水道サービス産業法(NSW)と国家水道サ
ービス委員会法(SPAN)という、2つの法的枠組みが導入されています。整備さ
れた上水道の配備は、消費者、投資家、運営者のためになるよう、水道産業の
効率性と長期的な持続可能性を促進するのに役立つでしょう。マレーシアの消
費者は水道供給を24時間受けることが可能で、水量と水質の面においても安心
で安全です。水道水は、世界保健機構(WHO)の飲料水の国際基準に沿って処理
されています。家庭用、商業用、工業用の水の消費は、すべてメーターにより
使用量が計測されています。水の価格は相対的に低い水準にありますが、州に
よって異なります。
4. 通信サービス
マレーシアの5社の通信ネットワーク・サービス・プロバイダーによって提供
される、マレーシアの固定電話、携帯電話通信、および衛星コミュニケーショ
ンのインフラは、音声・画像・データおよびその他の先端的な通信サービスを
網羅した、あらゆる国内・国際サービスをサポートしています。
現在では、1,300万人以上が携帯電話サービスに加入しています。固定電話線
と携帯電話による通信は、VSATと衛星を利用した陸上・海上サービスにより
拡大しています。
6つのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)があり、合計320万人の
加入者を抱えています。大手のインターネット・サービス・プロバイダーは
58%のマーケットシェアを持つTM Netと、23%のマーケットシェアを持つ
Jaringです。通信インフラは、音声やデータ送信の際に大容量と高スピードを
提供するために、光ファイバー、SDH、ATM、ADSLやその他拡張無線帯域を
配備した近代的で完全にデジタル化されたネットワークを利用し、あらゆる音
声・データ・画像サービスを提供しています。現在マレーシアでは、40GB以
上のインフラによりサービスが提供されています MSCマレーシアでは、10GB
までの帯域幅容量が提供されています。
マレーシアは、FLAG、SE-MA-WE、APCN、中国-アメリカ、日本アメリカ、Measat、Intelsatなどの光ファイバーと衛星を通じ世界と結ばれて
います。ブロードバンドへの高まる需要を満たすため、ADSL、IP、VPNそし
てATMのような中レベル・高レベルの技術が、全国に急速に普及しつつありま
す。
現在マレーシアは、市内・国内・国際回線やリース回線において魅力的な料金
を提供しており、域内ではインターネット・ダイアルアップおよび国際通信料
金が最安の国の一つとなっています。
5. 航空貨物輸送
東南アジアの中央に位置しているマレーシアは、貨物の積み替えセンターとし
て最適の立地条件を備えています。特にマレーシア国内にある6つの国際空港
の航空貨物取り扱い設備は非常に充実したものです。
セランゴール州セパンにある高度に洗練されたクアラルンプール国際空港(KLIA)
は、年間4,000万人の旅客と120万トン以上の貨物の取り扱い能力を有してい
ます。
147
10ヘクタールの土地を有するKLIAは、2020年までには年間6,000万人の旅
客と300万トンの貨物を、さらに将来は年間1億人の旅客と500~600万トン
の貨物に対応できるよう拡張することが計画されています。
その他の国際空港としては、ペナン国際空港、ランカウイ国際空港、セナイ国
際空港が半島マレーシアにあります。サバ州にはコタキナバル国際空港、サラ
ワク州にはクチン国際空港があります。
マレーシアのナショナル・キャリアであるマレーシア航空は、100%子会社で
あるマスカーゴ(MASkargo)を通じて航空貨物サービスを提供しています。
マスカーゴは、クアラルンプール国際空港の自由商業地域(FCZ)内で先進的なカ
ーゴ・センター(ACC)を運営しています。このセンターの特徴は、高感度で精
巧な保安システムを備えていることと、最新の技術により完全自動化手続き、
リアルタイムのデータ追跡、スムーズな通信などの最新の技術を備えているこ
とです。センターの設備のなかには、動物用ホテルやワンストップ生鮮食品セ
ンター、主要な運送業者用の世界初の優先ビジネス・センター(PBC)がありま
す。
マスカーゴは国内の空港間のトラック輸送サービスも行っています。ペナン、
クアラルンプール、コタキナバル、ジャカルタ、シドニー、メルボルン、ホー
チミン・シティー、バンコク、香港、台北、広州、浦東、東京、ダッカ、チェ
ンナイ、ドバイ、タシケント、アムステルダム、フランクフルト、バーゼル、
マルペンサなどの都市に向けて貨物専用便を運行しています。またマスカーゴ
は、世界初の港湾積み替えサービス内の空港であるI-Portを開始しました。この
サービスは、クラン港からクアラルンプール国際空港を経由して、船便と航空
貨物発送の素早いハンドリングを可能にしました。
さらに、マレーシア航空は世界6大陸の100ヶ所の国際空港に航空貨物を運ん
でおり、世界各地への商品の輸送を迅速にするために他の航空会社と提携して
います。
マレーシアの航空貨物サービスは、5つの国内輸送先と、バンガロール、マド
ラス、マニラ、ジャカルタ、深圳、東京といった、16ヶ所の地域・国際輸送先
に対応している、トランスマイル・エア社によって補われています。
詳細情報については、マスカーゴのホームページwww.maskargo.comをご参
照ください。
6.
港湾
マレーシアの港は、連邦港と州港に分類されます。全ての連邦港は、運輸省の
管轄下にあります。現在、クラン港、ペナン港、ジョホール港、タンジュン・
ペレパス港、クアンタン港、ケママン港、ビンツル港といった、7つの主要な
連邦港があります。これら全ての連邦港には、近代的な設備が備わっています。
ビンツル港は液化天然ガス用の港です。
経済と貿易の拡張とともに、国内の港は、近年目覚ましい発展を遂げています。
クラン港とタンジュン・ペレパス港の2つの港は、世界のコンテナー港トップ
20に入っています。
港湾に関する政府の政策は下記の通りです。
a.
船の待ち時間を無くすため十分な取り扱い能力を港湾に備えるなど、処理
能力の強化。
インフラ整備
148
b.
下記による港湾活用の強化。
• 港湾操業の能率と生産性の向上
• 港の民営化
• 補助サービスの開発と向上
• 陸上運送の開発と向上
c.
クラン港は、国内の荷物センターであり、積み替えセンターとなっていま
す。一方、タンジュン・ペレパス港は、地域の積み替えハブとして認知さ
れています。
7. 貨物運送
多数の会社が、マレーシアで包括的なコンテナー貨物運送サービスを提供して
います。これには、コンテナー運送、貨物輸送、倉庫、燃料供給、流通関連サ
ービス、港湾通関手続き、コンテナー修理、リース、メンテナンスなどのサー
ビスが含まれます。
マレーシアの荷受人やサービスの利用者は、各社の支店や事務所のネットワー
クを通じた迅速かつ効率的で、信頼性の高い貨物輸送を利用することが可能で
す。また、多くの会社が自社代理店のネットワークを通じた世界的なサービス
を提供しています。
7.1 コンテナー輸送
マレーシア政府は、総理府傘下の商業用車両ライセンス局(CVLB)を通じて、国
内のコンテナー輸送をコントロールしています。
62社のコンテナー運搬業者が、特殊仕様車を含む多種多様のトレーラーや原動
機などを備え、多様な貨物のニーズに応えています。一部の業者は運搬中の車
両との連絡を可能にするため、近代的な無線システムを備えています。
その他多数の中小運送業者が、通常貨物を国内の配達先にトラック運送してい
ます。また、特定地域間を結ぶ鉄道輸送サービスや、フレイト・ライナー・サ
ービスが遠距離の顧客へのコンテナーを配送するサービスを提供しています。
このような複数の交通手段(陸路や鉄道)を組合せた運送システムが、迅速な
貨物輸送を保証しています。
7.2 貨物輸送
数百社の貨物輸送業者がマレーシア国内にあり、全国的な貨物輸送サービスを
提供しています。海外向けの貨物輸送は、多数の国際貨物輸送業者に委託する
ことができます。
また、貨物輸送業者は関税局での通関手続きに必要とされる認可、ライセンス、
関税免除措置の申請手続きを行い、製造業者をサポートすることができます。
8. 高速道路
マレーシア高速道路公社は、マレーシアの都市高速道路の計画立案、建設、規
制、運営、メンテナンスを監督し、実行しています。快適な高速道路網は、す
べての主要都市と開発予定地域を結び、効率的な交通を可能にすることによっ
て工業成長を促進しています。
149
また、国家による民営化プログラムの成功は力強い経済成長と相まって、過去
数年間さらに多くの高速道路開発プロジェクトを生み出してきました。
現在では、南北縦貫高速道路、ペナン橋、クアラルンプール - カラ間の高速道
路は、マレーシア道路インフラの屋台骨となり、国家の急速な社会経済発展に
貢献しています。社会経済発展に貢献しています。
9. 鉄道サービス
半島マレーシアで操業するマラヤ鉄道(KTM)は、政府が完全所有する会社です。
国内唯一で最大の輸送機関として、マラヤ鉄道は穀物から機械まで、多様な種
類の物品を輸送することができます。
そのネットワークは、マレーシア半島の北部ターミナルであるパダン・ペサー
から南部のジョホール州パシル・グダンそしてシンガポールに至るまで及んで
います。さらに北部路線は、ペナン島の埠頭や港湾設備と接続されています。
10. MSCマレーシア
MSCマレーシアは、情報通信(ICT)産業にとってアジアの中で最も魅力のある進
出先です。1996年に構想が発表されて以来MSCマレーシアはダイナミックに
発展するICTのハブとして成長を続け、今日ではマルチメディア製品・通信関連
製品、ソリューション、サービス、研究開発分野に2,000社以上の多国籍企業、
外国企業、国内企業が立地しています。
急成長を続けるアジアの中心に位置し750平方キロの面積を有するMSCマレー
シアには世界最高のインフラが整備されています。さらには操業中の会社はサ
イバー法、政策および実行面で保護され、絶え間ない技術革新が図られるよう
支援されています。
次なる飛躍としても知られているMSCマレーシア・ナショナル・キャンペーン
のもと、MSCマレーシアは、ICT対応産業がサイバーシティやサイバー・セン
ターと呼ばれる競争力ある環境で事業を設立するのを育成し維持するための基
準を開発しています。
現在までに、サイバーシティ/サイバー・センターとして知られているMSCマレ
ーシア特定地域には、下記が含まれています。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
サイバージャヤ
テクノロジーパーク・マレーシア(TPM)
クアラルンプール・シティ・センター(KLCC)
UPM-MTDC
KLセントラル
クアラルンプール・タワー
TMサイバーセンター・コンプレックス
ミッド・バレー・シティ(MVC)
i-シティ、シャーラム
バンダ・ウタマ
バングサー・サウス・シティー
ペナン島、ペナン・サイバーシティ-1(PCC1)
ケダ州、クリム・ハイテクパーク(KHTP)
ペラ州、メル・ラヤ
マラッカ州、マラッカ国際貿易センター(MITC)
ジョホール州、メナラMSCサイバーポート
パハン州、プトラ・スクエア
インフラ整備
150
MSCマレーシア資格基準と実施基準を満たした国内の他の地域にも、MSCマレ
ーシア・サイバーシティまたはMSCサイバー・センターのステータスが、将来
性に基づき与えられます。
MSCマレーシアは成長力のある国際的なイノベーターや投資家に選択される進
出先となっています。マレーシアのユニークな競争力は以下の点によるもので
す。
•
MSCマレーシアへの投資に対する高度に競争力を有する一連の優遇策。
•
個別に用意された優遇策と融資制度。
•
強く熱心なリーダーシップ。
•
•
•
急成長を続けるアセアン各国およびアジア太平洋市場へのアクセスが
容易。
交通渋滞も環境汚染もない事業環境。
年間30,000人の短大・大学卒業生がICT関連学部から供給されることによ
る、質の高い、教育を受けた人材の確保。
•
マレーシア人の多言語、多文化能力。
•
政治・社会の安定。
•
質の高い生活。
MSC認定会社による多くの革新的な技術の開発に加え、MSCは以下の開発に取
り組んでいます。
•
スマートカード技術。
•
スマートスクール。
•
遠隔医療。
•
電子政府。
•
電子商取引。
•
技術をベースにした起業家の育成。
•
創造性のあるマルチメディア産業。
•
支援サービスの共通利用および外部調達。
MSCマレーシアに関する詳細情報は、www.mscmalaysia.myをご参照くださ
い。
151
インフラ整備
152
連絡先住所
連絡先住所
行政機関
総理府
PRIME MINISTER’S OFFICE
Perdana Putra Building
Federal Government Administrative Centre
62502 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8888 8000
Fax:
(603) 8888 3444
Website: www.pmo.gov.my
E-mail: [email protected]
外務省
MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS
Wisma Putra
No. 1, Jalan Wisma Putra, Precinct 2
62602 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8887 4000 / 4570 / 8889 2746
Fax:
(603) 8889 1717 / 8889 2816
Website: www.kln.gov.my
E-mail: [email protected]
農業農工省
MINISTRY OF AGRICULTURE AND
AGRO-BASED INDUSTRY
Level 9, Wisma Tani
No. 28, Persiaran Perdana, Precinct 4
Federal Government Administrative Centre
62624, Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8870 1000
Fax:
(603) 8888 6020
Website: www.moa.gov.my
E-mail: pro@ moa.gov.my
保健省
MINISTRY OF HEALTH
Block E1, E6, E7 & E10, Complex E
Federal Government Administrative Centre
62590 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8883 3888
Website: www.moh.gov.my
E-mail: [email protected]
国防省
MINISTRY OF DEFENCE
Jalan Padang Tembak
50634 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2071 5019
Fax:
(603) 2691 4576
Website: www.mod.gov.my
E-mail: [email protected]
国内取引・協同組合・消費者省
MINISTRY OF DOMESTIC TRADE,
COOPERATIVE AND CONSUMERISM
No.13, Persiaran Perdana, Precinct 2
Federal Government Administrative Centre
62623 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8882 5500 / 1800-886-800
Fax:
(603) 8882 5762
Website: www.kpdnkk.gov.my
E-mail: [email protected]
教育省
MINISTRY OF EDUCATION
Block E8, Complex E
Federal Government Administrative Centre
62604 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8884 6000
Fax:
(603) 8889 5235
Website: www.moe.gov.my
E-mail: [email protected]
[email protected]
エネルギー・グリーンテクノロジー・水道省
MINISTRY OF ENERGY, GREEN TECHNOLOGY
AND WATER
Block E4/5, Government Complex, Complex E
Federal Government Administrative Centre
62668 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8883 6200
Fax:
(603) 8889 3712
Website: www.kettha.gov.my
E-mail: [email protected]
連邦直轄地域・都市振興省
MINISTRY OF FEDERAL TERRITORIES AND
URBAN WELLBEING
G-4, Block 2, PjH Tower, Precinct 2
Federal Government Administrative Centre
62100 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8889 7888
Fax:
(603) 8888 0375
Website: www.kwp.gov.my
E-mail: [email protected]
財務省
MINISTRY OF FINANCE
Finance Ministry Complex
No.5 Persiaran Perdana, Precinct 2
Federal Government Administrative Centre
62592 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8882 3000
Fax:
(603) 8882 3893 / 3894
Website: www.treasury.gov.my
E-mail: [email protected]
155
高等教育省
MINISTRY OF HIGHER EDUCATION
Block E3, Complex E
Federal Government Administrative Centre
62505 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8883 5000
Fax:
(603) 8889 3921
Website: www.mohe.gov.my
E-mail: [email protected]
[email protected]
内務省
MINISTRY OF HOME AFFAIRS
Block D1 & D2, Complex D
Federal Government Administrative Centre
62546 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8886 8000
Fax:
(603) 8889 1613 / 1610
Website: www.moha.gov.my
E-mail: [email protected]
住宅地方自治省
MINISTRY OF HOUSING AND
LOCAL GOVERNMENT
Level 3-7 Floor, Block K, Damansara Town Centre
50782 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2094 7033
Fax:
(603) 2094 9720
Website: www.kpkt.gov.my
E-mail: [email protected]
[email protected]
人的資源省
MINISTRY OF HUMAN RESOURCE
Level 6-9, Block D3, Complex D
Federal Government Administrative Centre
62530 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8886 5000
Fax:
(603) 8889 2381
Website: www.mohr.gov.my
E-mail: [email protected]
[email protected]
情報・コミュニケーション・文化省
MINISTRY OF INFORMATION
COMMUNICATION AND CULTURE
Wisma TV, Angkasapuri
50610 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603)2282 5333
Fax:
(603) 2284 8115
Website: www.moi.gov.my
E-mail: [email protected]
天然資源環境省
MINISTRY OF NATURAL RESOURCES
AND ENVIRONMENT
No.25, Persiaran Perdana,Precinct 4
Federal Government Administrative Centre
62574 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8886 1111
Fax:
(603) 8889 2672
Website: www.nre.gov.my
E-mail: [email protected]
プランテーション・一次産品省
MINISTRY OF PLANTATION INDUSTRIES
AND COMMODITIES
Level 15, Lot 2G4, Persiaran Perdana, Precinct 2
Federal Government Administrative Centre
62654 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8880 3300
Fax:
(603) 8880 3482
Website: www.kppk.gov.my
E-mail: [email protected]
地方地域開発省
MINISTRY OF RURAL AND REGIONAL
DEVELOPMENT
Block D9, Complex D
Federal Government Administrative Centre
62606 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8886 3500 / 8886 3700
Fax:
(603) 8889 2104
Website: www.rurallink.gov.my
E-mail: [email protected]
[email protected]
科学技術・技術革新省
MINISTRY OF SCIENCE, TECHNOLOGY
AND INNOVATIONS
Level 1-7, Block C4 & C5
Federal Government Administrative Centre
62662 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8885 8000
Fax:
(603) 8888 9070
Website: www.mosti.gov.my
E-mail:
[email protected]
観光省
MINISTRY OF TOURISM
Menara Dato’ Onn
Putra World Trade Centre
45 Jalan Tun Ismail
50695 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2693 7111
Fax:
(603) 2694 1146
Website: www.motour.gov.my
E-mail: [email protected]
[email protected]
運輸省
MINISTRY OF TRANSPORT
Block D5, Complex D
Federal Government Administrative Centre
62616 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8886 6000
Fax:
(603) 8889 1569
Website: www.mot.gov.my
E-mail: [email protected]
[email protected]
女性・家族・地域社会開発省
MINISTRY OF WOMEN, FAMILY AND
COMMUNITY DEVELOPMENT
Level 1-6, Government Office Complex
Bukit Perdana, Jalan Dato’ Onn
50515 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2693 0095
Fax:
(603) 2693 4982
Website: www.kpwkm.gov.my
E-mail: [email protected]
公共事業省
MINISTRY OF WORKS
6th Floor, Block B, Kompleks Kerja Raya
Jalan Sultan Salahuddin
50580 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2711 1100
Fax:
(603) 2711 1590 / 1592
Website: www.kkr.gov.my
E-mail: [email protected]
青年スポーツ省
MINISTRY OF YOUTHS AND SPORTS
Menara KBS
No.27, Persiaran Perdana, Precinct 4
Federal Government Administrative Centre
62570 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8871 3333
Fax:
(603) 8888 8770
Website: www.kbs.gov.my
E-mail: [email protected]
関連団体
マレーシア中央銀行(バンク・ネガラ)
BANK NEGARA MALAYSIA
Jalan Dato’ Onn, P.O. Box 10922
50929 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2698 8044
Fax:
(603) 2691 2990
Website: www.bnm.gov.my
E-mail: [email protected]
ブルサ・マレーシア
BURSA MALAYSIA BERHAD
Customer Care Centre, Bursa Malaysia Berhad
Lower Ground Floor, Bukit Kewangan
50200 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2732 0067
Fax:
(603) 2732 5528
Website: www.klse.com.my
E-mail: [email protected]
マレーシア企業委員会(SSM)
COMPANIES COMMISSION OF MALAYSIA (SSM)
Menara SSM@Sentral
No.7, Jalan Stesen Sentral 5
Kuala Lumpur Sentral
50470 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2299 4400
Fax:
(603) 2299 4411
Website: www.ssm.com.my
E-mail: [email protected]
環境局
DEPARTMENT OF ENVIRONMENT
Ministry of Natural Resources and Environment
Level 1-4, Podium 2&3, Wisma Sumber Asli
No.25, Persiaran Perdana, Precint 4
Federal Government Administrative Centre
62574 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8871 2000 / 8871 2200
Fax:
(603) 8889 1973 / 75
Website: www.doe.gov.my
E-mail: [email protected]
労使関係局
DEPARTMENT OF INDUSTRIAL RELATIONS
Level 9, Block D4, Complex D
Federal Government Administrative Centre
62530 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8886 5000
Fax:
(603) 8889 2355
Website: www.jpp.mohr.gov.my
E-mail: [email protected]
労働局
DEPARTMENT OF LABOUR
Level 5, Block D3, Complex D
Federal Government Administrative Centre
62530 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8886 5000
Fax:
(603) 8889 2368
Website: www.jtksm.mohr.gov.my
E-mail: [email protected]
職業安全・保健局
DEPARTMENT OF OCCUPATIONAL SAFETY
AND HEALTH
Level 2, 3 and 4, Block D3, Complex D
Federal Government Administrative Centre
62530 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8886 5000
Fax:
(603) 8889 2443
Website: www.dosh. gov.my
E-mail: [email protected]
被雇用者積立基金
EMPLOYEES PROVIDENT FUND
KWSP Building, Jalan Raja Laut
50350 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 8922 6000
Fax:
(603) 2694 8433
Website: www.kwsp.gov.my
E-mail: [email protected]
マレーシア輸出入銀行(EXIM BANK)
EXPORT-IMPORT BANK OF MALAYSIA
(EXIM BANK)
Level 8, UBN Tower
No 10, Jalan P. Ramlee, P.O. Box 13028
50796 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2034 6666
Fax:
(603) 2034 6699
Website: www.exim.com.my
E-mail: [email protected]
人的資源開発基金
HUMAN RESOURCE DEVELOPMENT BERHAD
Wisma PSMB, Jalan Beringin, Damansara Heights
50490 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2096 4800
Fax:
(603) 2096 4999
Website: www.hrdnet.com.my
E-mail: [email protected]
入国管理局
IMMIGRATION DEPARTMENT
Level 1 – 7(Podium), Block 2G4 Precinct 2
Federal Government Administrative Centre
62550 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8880 1000
Fax:
(603) 8880 1200
Website: www.imi.gov.my
E-mail: [email protected]
国税局
INLAND REVENUE BOARD
13th Floor, Block 9, Government Office Complex
Jalan Duta, P.O. Box 11833
50758 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 6201 7101
Fax:
(603) 6203 9592
Website: www.hasil.gov.my
E-mail: [email protected]
マレーシア知的所有権公社
INTELLECTUAL PROPERTY
CORPORATION OF MALAYSIA
Unit 1-7, Ground Floor
Menara UOA Bangsar
No.5, Jalan Bangsar Utama 1
59000 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2299 8400
Fax:
(603) 2299 8989
Website: www.myipo.gov.my
E-mail: [email protected]
ラブアン金融サービス庁(ラブアン FSA)
LABUAN FINANCIAL SERVICES AUTHORITY
(LABUAN FSA)
Level 17, Main Office Tower
Financial Park Complex, Jalan Merdeka
87000 Federal Territory Labuan, Malaysia
Tel:
(6087) 591 200 / 591 300
Fax:
(6087) 413 328 / 453 442 / 441 496
Website: www.labuanfsa.gov.my
E-mail: [email protected]
マレーシア・バイオテクノロジー公社
MALAYSIAN BIOTECHNOLOGY
CORPORATION SDN BHD
Level 23, Menara Atlan, 161 Jalan Ampang
50450 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
603 2116 5588
Fax:
603 2116 5411
Website: www.biotechcorp.com.my
E-mail: [email protected]
マレーシア工業開発金融公社(MIDF)
MALAYSIAN INDUSTRIAL DEVELOPMENT
FINANCE BHD (MIDF)
21st Floor, Menara MIDF, 82, Jalan Raja Chulan
50200 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2173 8888
Fax:
(603) 2173 8877
Website: www.midf.com.my
E-mail: [email protected]
マレーシア技術開発公社(MTDC)
MALAYSIAN TECHNOLOGY DEVELOPMENT
CORPORATION SDN BHD (MTDC)
Menara Yayasan Tun Razak
Level 8-9, Jalan Bukit Bintang
55100 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2161 2000
Fax:
(603) 2163 7542 / 3 / 4 / 5
Website: www.mtdc.com.my
E-mail: [email protected]
ハイテクのためのマレーシア産業
政府関係機関団体
MALAYSIAN INDUSTRY-GOVERNMENT
GROUP FOR HIGH TECHNOLOGY
Level 6, Block A2, Menara PjH, Precinct 2
Federal Government Administrative Centre
62100 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8315 7888
Fax:
(603) 8888 8232
Website: www.might.org.my
E-mail: [email protected]
マレーシア政府観光局
MALAYSIA TOURISM PROMOTION BOARD
17th Floor, Menara Dato’ Onn
Putra World Trade Centre, 45, Jalan Tun Ismail
50480 Kuala Lumpur
Tel:
(603) 2615 8188
Fax:
(603) 2693 5884 / 0207
Website: www.tourism.gov.my
E-mail: [email protected]
マルチメディア開発公社
MULTIMEDIA DEVELOPMENT
CORPORATION SDN BHD
MSC Malaysia Headquarters
2360 Persiaran APEC
63000 Cyberjaya, Selangor Darul Ehsan, Malaysia
Tel:
(603) 8315 3000
Fax:
(603) 8315 3115
Website: www.mdec.com.my
E-mail: [email protected]
国家生産性公社(MPC)
MALAYSIA PRODUCTIVITY
CORPORATION (MPC)
Lorong Produktiviti, Off Jalan Sultan
46200 Petaling Jaya, Selangor, Malaysia
Tel:
(603) 7955 7266
Fax:
(603) 7957 8068
Website: www.mpc.gov.my
E-mail: [email protected]
クラン港湾庁
PORT KLANG AUTHORITY
Mail Bag Service 202, Jalan Pelabuhan Utara
42005 Port Klang, Selangor, Malaysia
Tel:
(603) 3168 8211
Fax:
(603) 3167 0211 / 3168 9117
Website: www.pka.gov.my
E-mail: [email protected]
関税局
ROYAL CUSTOMS MALAYSIA
Level 7 North
Ministry of Finance Complex, Precinct 2
No.3 Persiaran Perdana
Federal Government Administrative Centre
62592 Putrajaya, Malaysia
Tel:
(603) 8882 2300 / 2500
Fax:
(603) 8889 5884
Website: www.customs.gov.my
E-Mail: [email protected]
証券委員会
SECURITIES COMMISSION
No. 3, Persiaran Bukit Kiara, Bukit Kiara
50490 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 6204 8777
Fax:
(603) 6201 5078
Website: www.sc.com.my
www.min.com.my
E-mail: [email protected]
SME公社マレーシア
SME CORPORATION MALAYSIA
Level 20, West Wing, Menara MATRADE
Jalan Khidmat Usaha, Off Jalan Duta
50480 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 6207 6000
Fax:
(603) 6201 6564
Website: www.smecorp.gov.my
E-mail: [email protected]
SME銀行
SME BANK
Menara SME Bank
Jalan Sultan Ismail, P.O.Box 12352
50774 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2615 2020 / 2828
Fax:
(603) 2692 8520 / 2698 1748
Website: www.smebank.com.my
E-mail: [email protected]
社会保障協会(SOCSO)
SOCIAL SECURITY ORGANISATION (SOCSO)
Menara Perkeso, 281 Jalan Ampang
50538 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 4257 5755 / 4264 5463
Fax:
(603) 4256 7798
Website: www.perkeso.gov.my
E-mail: [email protected]
電信電話公社(テレコム・マレーシア)
TELEKOM MALAYSIA BERHAD
Level 51, North Wing, Menara TM
Off Jalan Pantai Baru
50672 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2240 1221
Fax:
(603) 2283 2415
Website: www.tm.com.my
E-mail: [email protected]
電力公社(テナガ・ナショナル)
TENAGA NASIONAL BERHAD
129, Jalan Bangsar,
59200 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel:
(603) 2296 5566
Fax:
(603) 2283 3686 / 2288 1419
Website: www.tnb.com.my
E-mail: [email protected]
連絡先住所
156
国際通商産業省(MITI)
Ministry of International Trade & Industry (MITI)
Block 10, Government Offices Complex, Jalan Duta 50622 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel: (603) 6203 3022 Fax: (603) 6203 2337 / 6203 1303 Website: www.miti.gov.my E-mail: [email protected]
国際通商産業省(MITI)海外事務所
ベルギー
Minister Counsellor (Economy)
Mission of Malaysia to the EU
Embassy of Malaysia in Belgium
Avenue de Tervuren 414A
1150 Brussels
Belgium
Tel:
(322)776 0340 / 762 5939
Fax:
(322)771 2380
E-mail: [email protected]
中華人民共和国
Minister Counsellor (Economy)
Embassy of Malaysia (Economic Section)
No.2 Liang Ma Qiau Bei Jie
Chaoyang District, 100600 Beijing
People’s Republic of China
Tel:
(8610)6532 2533 / 7990
Fax:
(8610)6523 3617
E-mail: [email protected]
インド 共和国
Minister Counsellor (Economy)
50-M, Satya Marg
Chanakyapuri
New Delhi 110021
Republic of India
Tel:
(91-11) 2611 1291 / 1292 / 1293 / 1297
Fax:
(91-11) 2688 1538
E-mail: [email protected]
インドネシア
Counsellor (Economics)
Embassy of Malaysia
(Commercial Section)
Jalan H.R. Rasuna Said, Kav X6
No.1-3, Kuningan
Jakarta 12950
Indonesia
Tel:
(6221) 522 4947 / 522 4962
Fax:
(6221) 522 4963
E-mail: [email protected]
157
日本
マレーシア大使館
商務部
公使参事官(商務担当)
〒150-0036
東京都渋谷区南平台町20-16
Tel:
(813) 3476 3844
Fax:
(813) 3476 4972
E-mail: [email protected]
フィリピン
Counsellor (Economics)
Embassy of Malaysia (Trade Office)
10-11th Floor, Malaysian Embassy Building
330 Senator Gil Puyat Avenue
Makati City, Metro Manila
Philippines
Tel:
(632) 864 0761 to 68
Fax:
(632) 891 1695
E-mail: [email protected]
シンガポール
Counsellor (Economics)
Malaysian Trade Commission
80 Robinson Road #01-02
Singapore 068896
Tel:
(0265) 6222 0126 / 1356 / 1357
Fax:
(0265) 6221 5121
E-mail: [email protected]
スイス
Permanent Mission of Malaysia to the WTO
International Centre Cointrin (ICC)
3rd Floor, Block C
20, Route de Pre-Bois
Case Postale 1909
CH 1215, Geneva 15
Switzerland
Tel:
(4122) 799 4040
Fax:
(4122) 799 4041
E-mail: [email protected]
タイ
Counsellor (Economics)
Embassy of Malaysia (Trade Office)
35, South Sathorn Road
Tungmahamek, Sathorn
Bangkok 10120
Thailand
Tel:
(662) 679 2190-9
Ext.2303 / 2304 / 2305
Fax:
(662) 679 2200
E-mail: [email protected]
英国
Minister Counsellor (Economy)
Malaysian Trade Commision
17 Curzon Street
London W1J 5HR
United Kingdom
Tel:
(4420) 7499 7388
Fax:
(4420) 7493 3199
アメリカ合衆国
Minister Counsellor (Economy)
Embassy of Malaysia
3516 International Court NW
Washington DC 20008
United States of America
Tel:
(1202) 572 9700 / 10 / 34
Fax:
(1202) 572 9782 / 882
E-mail: [email protected]
マレーシア貿易開発公社(MATRADE)
Malaysia External Trade Development Corporation (MATRADE)
Menara MATRADE, Jalan Khidmat Usaha, Off Jalan Duta, 50480 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel: (603) 6207 7077 Fax: (603) 6203 7037 Toll Free: 1800-88-7280 Website: www.matrade.gov.my E-mail: [email protected]
マレーシア貿易開発公社(MATRADE)海外事務所
オーストラリア
Trade Commissioner
Consulate of Malaysia (Commercial Section)
Level 4, Malaysia Airlines Building
16, Spring Sreet, Sydney
NSW 2000, Australia
Tel:
(612) 9252 2270
Fax:
(612) 9252 2285
E-mail: [email protected]
アジア
東アジア
中華人民共和国
北京
Trade Commissioner
Embassy of Malaysia (Trade Section)
Unit E, 11th Floor, Tower B Gateway Plaza
No. 18, Xiaguangli, North Road Dongsanhuan
Chaoyang District, Beijing 100027
People’s Republic of China
Tel:
(8610) 8451 5109 / 5110 / 1113
Fax:
(8610) 8451 5112
E-mail: [email protected]
成都
Director
Malaysia External Trade Development
Corporation
(Chengdu Representative Office)
Level 14, Unit 1402 – 1404
The Office Tower, Shangri-La Centre
9 Binjiang Road East, Chengdu 610021,
Sichuan Province, People’s Republic of China
Tel:
(8628) 6687 7517
Fax:
(8628) 6687 7524
E-mail:
[email protected]
広州
Trade Commissioner
Consulate General of Malaysia (Trade Section)
Unit 5305, Citic Plaza Office Tower
233, Tianhe Bei Road, Guangzhou,
510610 Guangdong, People's Republic of China
Tel:
(8620) 3877 3865 / 3975
Fax:
(8620) 3877 3985
E-mail: [email protected]
香港
Trade Commissioner/Consul
Consulate General of Malaysia (Trade Section)
19th Floor, Malaysia Building
50 Gloucester Road, Wanchai
Hong Kong Special Administrative Region
Region of the People’s Republic of China
Tel:
(852) 2527 8109
Fax:
(852) 2804 2866
E-mail: [email protected]
上海
Trade Consul
Consulate General of Malaysia (Trade Section)
Unit 807-809, 8th Floor
Shanghai Kerry Centre, 1515,
Nanjing Road West, Shanghai, 200040
People’s Republic of China
Tel:
(8621) 6289 4420 / 4467
Fax:
(8621) 6289 4381
E-mail: [email protected]
台湾
Director
Malaysian Friendship & Trade Centre (Trade
Section)
10F-D, Hung Kuo Building
167 Dun Hwa North Road
Taipei 105, Taiwan
Tel:
(8862) 2545 2260
Fax:
(8862) 2718 1877
E-mail: [email protected]
日本
東京
マレーシア貿易開発公社
東京事務所
〒104-0061 東京都中央区銀座8-14-14
銀座昭和通りビル6階
Tel:
(03) 3544 0712 / 0713
Fax:
(03) 3544 0714
E-mail: [email protected]
大阪
マレーシア貿易開発公社
大阪事務所
〒530-0001 大阪市北区梅田3-4-5
毎日インテシオ18階
Tel:
(06) 6451 6520
Fax:
(06) 6451 6521
E-mail: [email protected]
大韓民国
Trade Commissioner
Embassy of Malaysia (Trade & Investment
Section)
17th Floor, SC First Bank Building
100, Gongpyung-dong, Jongro-gu
Seoul 110-702, Republic of Korea
Tel:
(822) 739 6813 / 6814 / 6812
Fax:
(822) 739 6815
E-mail: [email protected]
南アジア
インド
チェンナイ
Trade Commissioner
Consulate General of Malaysia (Trade Section)
Capitale 2A, 2nd Floor, 554 & 555, Anna Salai
Teynampet, Chennai-600018
India
Tel:
(9144) 2431 3722 / 3723
Fax:
(9144) 2431 3725
E-mail: [email protected]
ムンバイ
Consul
Consulate General of Malaysia
(Investment Section)
81 & 87, 8th Floor
3rd North Avenue, Maker Maxity
Bandra Kurla Complex, Bandra (E)
Mumbai 400051, India
Tel:
(9122) 2659 1155 / 1156
Fax:
(9144) 2659 1154
E-mail: [email protected]
連絡先住所
158
東南アジア
カンボジア
Marketing Officer
Malaysia External Trade Development
Corporation (MATRADE)
No. 10, Street 242, Vithei Okhna Peich
Sangkat Chaktomuk, Khan Daun Penh
Phnom Penh, Cambodia
Tel:
(855) 2372 4003
Fax:
(855) 2372 4060
E-mail: [email protected]
インドネシア
Trade Commissioner
Embassy of Malaysia (Trade Section)
12th Floor, Plaza Mutiara
Jln. Lingkar Kuningan
Kav E.1.2. No1 & 2, Kawasan Mega Kuningan
Jakarta 12950, Indonesia
Tel:
(6221) 576 4297 / 4322
Fax:
(6221) 576 4321
E-mail: [email protected]
フィリピン
Marketing Officer
Embassy of Malaysia
Trade Office (MATRADE)
Level 4/F, Hanjin Phil Building
1128, University Parkway
North Bonifacio, Global City
1634 Taguig, Philippines
Tel:
(632) 556 8645 / 8646 / 8647
Fax:
(632) 401 6387
E-mail: [email protected]
シンガポール
Director
Malaysia External Trade Development Corporation
#33-01/03, Shaw Towers
100, Beach Road, Singapore 189702
Tel:
(0265) 6392 2238
Fax:
(0265) 6392 2239
E-mail: [email protected]
ベトナム
ホーチミン・シティー
Trade Commissioner
Consulate General of Malaysia (Trade Section)
1208, 12th FIoor, Me Linh Point Tower
2, Ngo Duc Ke Street, District 1
Ho Chi Minh City, Vietnam
Tel:
(848) 3829 9023 / 8256
Fax:
(848) 3823 1882
E-mail: [email protected]
ハノイ
Marketing Officer
Embassy of Malaysia
Trade Office (MATRADE)
45-46 Dien Bien Phu Street
Ba Dinh District, Hanoi, Vietnam
Tel:
(844) 734 7521
Fax:
(844) 734 7520
E-mail: [email protected]
タイ
Marketing Officer
Embassy of Malaysia (Trade Section)
No.3601, Level 36, Q House Lumpini Building
South Sathorn Road
Tungmahamed, Sathorn
Bangkok, 10120, Thailand
Tel:
(662) 677 7392
Fax:
(662) 677 7390
E-mail: [email protected]
西アジア
サウジアラビア
Trade Commissioner
Consulate General of Malaysia
(Commercial Section)
14th Floor, Saudi Business Centre
Madina Road
P.O.Box 20802
Jeddah 21465
Saudi Arabia
Tel:
(9662) 653 2143 / 98
Fax:
(9662) 653 0274
E-mail: [email protected]
アラブ首長国連邦
Consul General / Trade Commissioner
Consulate General of Malaysia
Malaysia Trade Centre
Lot 1-3 Ground Floor &
6-10 Mezzanine Floors
Al-Safeena Building Near Lamcy Plaza
Zaabeel Road
P.O.Box 4598, Dubai
United Arab Emirates
Tel:
(9714) 335 5528 / 38
Fax:
(9714) 335 2220
E-mail: [email protected]
ヨーロッパ
フランス
Trade Commissioner
Service Commercial De Malaisie
De L’ Ambassade De Malaisie
90, Avenue Des Champs Elysees
75008 Paris, France
Tel:
(331) 4076 0000 / 0034
Fax:
(331) 4076 0001
E-mail: [email protected]
ドイツ
Trade Commissioner / Consul
Consulate of Malaysia (Trade Section)
(MATRADE)
Kastor-Hochhaus (Commerzbank)
17th Floor, Platz der Einheit 1
60327 Frankfurt am Main
Germany
Tel:
49 (0) 69 247 5015-10
Fax:
49 (0) 69 247 5015-20
E-mail: [email protected]
ハンガリー
Trade Commissioner
Embassy of Malaysia (Trade Section)
Ground Floor, Museum Atrium
Dozsa Gyorgy ut 84/b
1068 Budapest, Hungary
Tel:
(361) 461 0290
Fax:
(361) 461 0291
E-mail: [email protected]
159
イタリア
Consul and Trade Commissioner
Consulate of Malaysia (Commercial Service)
Piazza Missori 3, 4th Floor
20123 Milan, Italy
Tel:
(3902) 669 81839
Fax:
(3902) 670 2872
E-mail: [email protected]
オランダ
Trade Commissioner
Embassy of Malaysia (Commercial Section)
Rustenburgweg 2
2517 KE The Hague
The Netherlands
Tel:
(3110) 462 7759
Fax:
(3110) 462 7349
E-mail: [email protected]
ロシア
Trade Commissioner
Embassy of Malaysia (Trade Section)
Mosfilmovskaya Ulitsa 50
Moscow 117192
Russian Federation
Tel:
(7499) 147 1514 / 1523
Fax:
(7499) 143 6043
E-mail: [email protected]
ウクライナ
Marketing Officer
Trade Office (MATRADE)
Embassy of Malaysia
No. 25 Bulivska Street
Perchersk, Kiev 01014
Ukraine
Tel:
(38044) 286 7128
Fax:
(38044) 286 8942
E-mail: [email protected]
英国
Trade Commissioner
Malaysian Trade Commission (Commercial
Section)
3rd & 4th Floor, 17 Curzon Street
London W1J 5HR
United Kingdom
Tel:
(4420) 7499 5255 / 4644
Fax:
(4420) 7499 4597
E-mail: [email protected]
ウズベキスタン
Marketing Officer
Trade Office (MATRADE)
Embassy of Malaysia
28, Maryam Yakubova Street, Yakkasaray District
100 031 Tashkent, Republic of Uzbekistan
Tel:
(99871) 256 67 07
Fax:
(99871) 256 69 09
E-mail: [email protected]
北アメリカ
カナダ
Trade Commissioner
Consulate of Malaysia (Trade Office)
First Canadian Place
Suite 3700, 100 King Street West
Toronto, Ontario M5X 1E2, Canada
Tel:
(1416) 504 6111
Fax:
(1416) 504 8315
E-mail: [email protected]
アメリカ合衆国・マイアミ
Director
Malaysia Trade Centre
703 Waterford Way, Suite 150
Miami, Florida 33126
United States of America
Tel:
(305) 267 8779
Fax:
(305) 267 8784
E-mail: [email protected]
アメリカ合衆国・ニューヨーク
Trade Commissioner
Consulate General of Malaysia
(Commercial Section)
3rd Floor, 313 East, 43rd Street
New York, NY 10017
United States of America
Tel:
(1212) 682 0232
(1917) 834 0472
Fax:
(1212) 983 1987
E-mail: [email protected]
チリ
Trade Commissioner
Oficina Commercial de Malasia
Embajada De Malasia
Avda Tajamar 183
Oficina 302, Las Condes
Santiago, Chile
Tel:
(562) 234 2647
Fax:
(562) 234 2652
E-mail: [email protected]
メキシコ
Trade Commissioner
Embassy of Malaysia, Mexico City
Paseo de Las Palmas # 425
Torre Optima 3, Office 1101 & 1102
Col. Lomas de Chapultepec
Del. Miguel Hidalgo, C.P.11000
Mexico D.F.
Tel:
(5255) 5201 4540
Fax:
(5255) 5202 7338
E-mail: [email protected]
ケニア
Trade Commissioner
Malaysian Trade Commission
3rd Floor, Victoria Towers
Kilimanjaro Avenue - Upper Hill
P.O.Box 48916
00100 GPO Nairobi
Kenya
Tel:
(25420) 273 0070 / 0071
Fax:
(25420) 273 0069
E-mail: [email protected]
南アフリカ
Trade Commissioner
Malaysia Trade Centre
Ground Floor, Building 5
Commerce Square Office Park
39, Rivonia Road, Sandhurst
Sandton, Johannesburg
South Africa
Tel:
(2711) 268 2380 / 2381
Fax:
(2711) 268 2382
E-mail: [email protected]
アメリカ合衆国・ロサンゼルス
Trade Commissioner
Consulate General of Malaysia
(Commercial Section)
550 South Hope Street, Suite 400
Los Angeles, CA 90071
United States of America
Tel:
(1213) 892 9034
Fax:
(1213) 955 9142
E-mail: [email protected]
南アメリカ‐ラテンアメリカ
ブラジル
Trade Commissioner
Embassy of Malaysia (Commercial Section)
771, Alameda Santos, Suite 72
7th Floor, 01419-001, Sao Paulo
Brazil
Tel:
(5511) 3285 2966
Fax:
(5511) 3289 1595
E-mail: [email protected]
アフリカ
エジプト・カイロ
Trade Commissioner
Embassy of Malaysia (Commercial Section)
17th Floor, North Tower
Nile City Building
Cornish El-Nil Street
Cairo, Egypt
Tel:
(202) 2461 9063 / 9064
Fax:
(202) 2461 9065
E-mail: [email protected]
マレーシア貿易開発公社(MATRADE)国内事務所
ジョホール州
Director
Matrade Southern Regional Office
Suite 6B, Tingkat 6
Menara Ansar, 65 Jln Trus
80000 Johor Bahru
Johor, Malaysia
Tel:
(607) 222 9400
Faks:
(607) 222 9500
E-mail:
[email protected]
トレンガヌ 州
Director
Matrade Eastern Regional Office
Tingkat 5, Menara Yayasan Islam Terengganu
Jalan Sultan Omar
20300 Kuala Terengganu
Terengganu, Malaysia
Tel:
(609) 624 4778
Faks
(609) 624 0778
E-mail
[email protected]
ペナン州
Director
Matrade Northern Regional Office
1st Floor, FMM Building
2767, Mukim 1, Lebuh Tenggiri 2
Bandar Seberang Jaya
13700 Seberang Perai Tengah
Pulau Pinang, Malaysia
Tel:
(604) 398 2020
Fax:
(604) 398 2288
E-mail: [email protected]
サラワク州
Director
Matrade Sarawak Office
Tingkat 10, Menara Grand
Lot 42, Section 46, Ban Hock Road
93100 Kuching
Sarawak, Malaysia
Tel:
(6082) 246 780 / 248 780
Fax:
(6082) 256 780
E-mail: [email protected]
サバ州
Director
Matrade Sabah Office
Lot C5.2A, Tingkat 5, Block C
Bangunan KWSP
Jalan Karamunsing
88100 Kota Kinabalu
Sabah, Malaysia
Tel:
(6088) 240 881 / 242 881
Fax:
(6088) 243 881
E-mail: [email protected]
連絡先住所
160
マレーシア工業開発庁(MIDA)
Malaysian Industrial Development Authority
Block 4, Plaza Sentral, Jalan Stesen Sentral 5, Kuala Lumpur Sentral, 50470 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel: (603) 2267 3633 Fax: (603) 2274 7970 Website: www.mida.gov.my E-mail: [email protected]
マレーシア工業開発庁(MIDA)国内事務所
ケダ州・ペルリス州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
Level 4, East Wing
No. 88, Menara Bina Darulaman Berhad
Lebuhraya Darulaman
05100 Alor Setar
Kedah, Malaysia
Tel:
(604) 731 3978
Fax:
(604) 731 2439
E-mail: [email protected]
ペナン州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
4.03, 4th Floor, Menara Boustead Penang
39, Jalan Sultan Ahmad Shah
10050 Pulau Pinang, Malaysia
Tel:
(604) 228 0575
Fax:
(604) 228 0327
E-mail: [email protected]
ペラ州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
4th Floor, Perak Techno Trade Centre (PTTC)
Bandar Meru Raya
Off Jalan Jelapang
P.O. Box 210
30720 Ipoh
Perak, Malaysia
Tel:
(605) 5269 962 / 961
Fax:
(605) 5279 960
E-mail: [email protected]
マラッカ州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
3rd Floor, Menara MITC
Kompleks MITC
Jalan Konvensyen
75450 Ayer Keroh
Melaka, Malaysia
Tel:
(606) 232 2876 / 78
Fax:
(606) 232 2875
E-mail: [email protected]
161
ネグリセンビラン州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
Suite 13.01 & 13.02
13th Floor, Menara MAA
70200 Seremban
Negeri Sembilan, Malaysia
Tel:
(606) 762 7921 / 7884
Fax:
(606) 762 7879
E-mail: [email protected]
ジョホール州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
Unit No. 15.03
Level 15, Wisma LKN
49, Jalan Wong Ah Fook
80000 Johor Bahru
Johor, Malaysia
Tel:
(607) 224 2550 / 5500
Fax:
(607) 224 2360
E-mail: [email protected]
パハン州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
Suite 3, 11th Floor
Kompleks Teruntum
P.O.Box 178,
25720 Kuantan
Pahang, Malaysia
Tel:
(609) 513 7334
Fax:
(609) 513 7333
E-mail: [email protected]
クランタン州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
Aras 5-C, Menara Pejabat Kelantan Trade Centre
Jalan Bayam
15200, Kota Bharu
Kelantan, Malaysia
Tel:
(609) 748 3151
Fax:
(609) 744 7294
E-mail: [email protected]
セランゴール州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
22nd Floor, Wisma MBSA
Persiaran Perbandaran
40000 Shah Alam
Selangor, Malaysia
Tel:
(603) 5518 4260
Fax:
(603) 5513 5392
E-mail: [email protected]
トレンガヌ州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
5th Floor, Menara Yayasan Islam Terengganu
Jalan Sultan Omar
20300 Kuala Terengganu
Terengganu, Malaysia
Tel:
(609) 622 7200
Fax:
(609) 623 2260
E-mail: [email protected]
サバ州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
Lot D9.4 & D9.5, Tingkat 9
Block D, Bangunan KWSP
Karamunsing
88100 Kota Kinabalu
Sabah, Malaysia
Tel:
(6088) 211 411
Fax:
(6088) 211 412
E-mail: [email protected]
サラワク州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
Room 404, 4th Floor, Bangunan Bank Negara
No.147, Jalan Satok, P.O.Box 716
93714 Kuching
Sarawak, Malaysia
Tel:
(6082) 254 251 / 237 484
Fax:
(6082) 252 375
E-mail: [email protected]
マレーシア工業開発庁(MIDA)海外事務所
アジア・太平洋
オーストラリア
Director
Malaysian Industrial Development Authority
Level 3, MAS Building
16 Spring Street
Sydney NSW 2000, Australia
Tel:
(612) 9251 1933
Fax:
(612) 9251 4333
E-mail: [email protected]
中国人民共和国
上海
Consul (Investment)
Consulate General of Malaysia
(Investment Section)
Unit 807-809, Level 8, Shanghai Kerry Centre,
No.1515, Nanjing Road (West)
Shanghai 200040
People’s Republic of China
Tel:
(8621) 6289 4547
(8621) 5298 6335
Fax:
(8621) 6279 4009
E-mail: [email protected]
広州
Director
Malaysian Industrial Development Authority
Unit 1804B-05, CITIX Plaza Office Tower
233 Tianhe Be Road Guangzhou,
510610, China
People’s Republic of China
Tel:
(8620) 8752 0739
Fax:
(8620) 8752 0753
E-mail: [email protected]
日本
東京
マレーシア工業開発庁
東京事務所
〒105-6032 東京都港区虎ノ門4-3-1
城山トラストタワー32階
Tel:
(03) 5777 8808
Fax:
(03) 5777 8809
E-mail: [email protected]
Website: www.midajapan.or.jp
大阪
マレーシア工業開発庁
大阪事務所
〒530-0001 大阪市北区梅田3-4-5
毎日インテシオ18階
Tel:
(06) 6451 6661
Fax:
(06) 6451 6626
E-mail: [email protected]
大韓民国
Counsellor (Investment)
Embassy of Malaysia
(Investment Section)
17th Floor, SC First Bank Building
100, Gongpyung-dong, Jongro-gu
Seoul 110-702
Republic of Korea
Tel:
(822) 733 6130 / 6131
Fax:
(822) 733 6132
E-mail: [email protected]
台湾
Director (Investment Section)
Malaysian Friendship & Trade Centre
12F, Suite A, Hung Kuo Building
167, Tun Hua North Road,Taipei
105 Taiwan
Tel:
(8862) 2713 5020
Fax:
(8862) 2514 7581
E-mail: [email protected]
インド共和国
Consul (Investment)
Consulate General of Malaysia
(Investment Section)
81 & 87, 8th Floor, 3rd North Avenue
Maker Maxity
Bandra Kurla Complex, Bandra East
Mumbai 400051
India
Tel:
(9122) 2659 1155 / 1156
Fax:
(9122) 2659 1154
E-mail: [email protected]
英国
Director
Malaysian Industrial Development Authority
17 Curzon Street
London W1J 5HR
United Kingdom
Tel:
(4420) 7493 0616
Fax:
(4420) 7493 8804
E-mail: [email protected]
アラブ首長国連邦
Consul (Investment)
Consulate General of Malaysia
(Investment Section)
Malaysia Trade Center
Unit 2204-2206, 22nd Floor
Tower A Business Central Tower
Dubai Media City
P.O. Box 4598
Dubai, United Arab Emirates
Tel:
(9714) 4343 696
Fax:
(9714) 4343 698
E-mail: [email protected]
ロサンゼルス
Consul (Investment)
Consulate General of Malaysia
(Investment Section)
550, South Hope Street, Suite 400
Los Angeles, California 90071
United States of America
Tel:
(1213) 955 9183 / 9877
Fax:
(1213) 955 9878
E-mail: [email protected]
ヨーロッパ
フランス
Director
Malaysian Industrial Development Authority
42, Avenue Kleber
75116 Paris, France
Tel:
(331) 4727 3689 / 6696
Fax:
(331) 4755 6375
E-mail: [email protected]
ドイツ
フランクフルト
Consul (Investment)
Consulate General of Malaysia
(Investment Section)
17th Floor, Frankfurt Kastor
Platz der Einheit 1
60327 Frankfurt, Germany
Tel:
(4969) 7680 708-0 / 12
Fax:
(4969) 7680 708-20
E-mail: [email protected]
ミュンヘン
Director
Malaysian Industrial Development Authority
6th Floor, Bürkleinhaus
Bürkleinstrasse 10
80538 Munich, Germany
Tel:
(4989) 2030 0430
Fax:
(4989) 2030 0431 / 5
E-mail: [email protected]
イタリア
Consul (Investment)
Consulate of Malaysia
(Investment Section)
5th Floor, Piazza Missori, 3
20123 Milan (MI), Italy
Tel:
(3902) 3046 5221
Fax:
(3902) 3046 5242
E-mail: [email protected]
スウェーデン
Economic Counsellor
Embassy of Malaysia
Karlavaegen 37
P.O. Box 26053
S-10041 Stockholm, Sweden
Tel:
(468) 791 7942 / 440 8400
Fax:
(468) 791 8761
E-mail: [email protected]
北アメリカ
サンノゼ
Director
Malaysian Industrial Development Authority
226, Airport Parkway, Suite 480
San Jose, California 95110
United States of America
Tel:
(1408) 392 0617 / 8
Fax:
(1408) 392 0619
E-mail: [email protected]
シカゴ
Director
Malaysian Industrial Development Authority
John Hancock Centre, Suite 1515
875, North Michigan Avenue
Chicago, Illinois 60611
United States of America
Tel:
(1312) 787 4532
Fax:
(1312) 787 4769
E-mail: [email protected]
ニューヨーク
Consul (Investment)
Consulate General of Malaysia
(Investment Section)
313 East, 43rd Street
New York, New York 10017
United States of America
Tel:
(1212) 687 2491
Fax:
(1212) 490 8450
E-mail: [email protected]
ボストン
Director
Malaysian Industrial Development Authority
One International Place, Floor 8
Boston, Massachusetts 02110
United States of America
Tel:
(1617) 338 1128 / 338 1129
Fax:
(1617) 338 6667
E-mail: [email protected]
ヒューストン
Director
Malaysian Industrial Development Authority
6th Floor, Suite 630
Lakes on Post Oak
3050 Past Oak Boulevard
Houston, TX 77056
United States of America
Tel:
(1713) 979 5170
Fax:
(1713) 979 5177 / 78
E-mail: [email protected]
連絡先住所
162
163
付属資料 I
奨励事業および奨励製品リスト
-
⼀般
パイオニア・ステータスまたは
投資税額控除の対象となる
奨励事業および奨励製品リスト
1986年投資促進法に基づく)
(1
発⾏:2010年10⽉改定 このリストは発⾏時現在有効なものです。
最新リストは幣庁ホームページ(www.mida.gov.my)をご覧ください。
1.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
農業生産
12.
13.
14.
15.
*16.
*17.
*18.
*19.
*20.
茶の栽培
果物の栽培
野菜、芋類、根菜の栽培
米、とうもろこしの栽培
ハーブ、スパイスの栽培
精油用農作物の栽培
植栽用材料の生産
動物飼料用農作物の栽培
花卉園芸
養蜂
牧畜(鶏・アヒル/カモ・豚の
飼育を除く)
血統種畜の生産および交配
水産物の産卵・繁殖・養殖
沖合漁業
薬用植物の栽培
養蚕
ココアの栽培
ココナッツの栽培
サゴヤシの栽培
鶏、アヒル/カモの飼育
2.
農産物加工
1. チョコレート、チョコレート
菓子
2. 果物
3. 野菜、イモ類、根菜
4. 精油
5. 畜産品
6. 水産物
7. 農業廃棄物、農業副産物
8. 水産養殖用飼料
9. 製薬用、香料用、化粧品用、
食品用の植物抽出物
10. 高果糖シロップ
11. ココア、ココア製品
12. 栄養補助食品
13. 添加物、香料、着色料、機能
的原料
*14. イリッペ製品(Illipe products)
*15. コプラと未精製ココナッツ油
を除くココナッツ製品
*16. 澱粉製品
3.
林業・林業製品
1. 木・竹・籐の植林
2. 籐製品
3. 竹製品
4.
ゴム製品の製造
1. ブルドーザー用タイヤ、農業
用タイヤ、工業用タイヤ、商
業用自動車タイヤ、オートバ
イ用タイヤ、航空機用タイヤ、
ソリッド・タイヤ
2. 再生トレッド・ライナー
3. 航空機用タイヤの再生
4. ラテックス製品:
a. 手術用手袋
b. 安全/特別機能手袋
c. コンドーム
d. カテーテル
e. ゴム(エラストマー)特殊
コーティング
f. ゴム引き布
*g. カーペット用下敷
*h. 水泳帽
*i. 風船
*j. 指サック
*k. 玩具
*l. ラテックス糸ゴム
5. 乾燥ゴム製品:
a. ベルト材料
b. ホース、パイプ、チューブ
c. ゴム・プロファイル
d. 膨張性ゴム製品
e. 工業用機器やオフィス用機
器のローラー
f. シール、ガスケット、ワッ
シャー、パッキン、リング
g. 防振・防湿・防音製品
h. ゴム裏張り材
i. ゴム床張り材
j. 成型ゴム製品
k. 改質天然ゴム
6. 再生ゴム
7. サポートゴム
5.
パーム油製品その派生物
の製造
1. オレオケミカル、オレオケミ
カル派生物や製剤
2. マーガリン、バナスパチ、シ
ョートニング、その他加工油
脂製品
3. 脂肪酸蒸留派生物
4. ココア・バター代替品、ココ
ア・バター代用品、ココア・
バター同等品、パーム油中間
製品、特殊オレイン
5. 未精製パーム核油、パーム核
の油糟/排出物
6. パーム油栄養補助食品、パー
ム油/パーム核油の成分要素
7. パーム油食品
a. 特殊動物油代替品
b. パーム主成分のマヨネーズ
とドレッシング
c. ココナッツ・ミルク/パウ
ダーの代用品
d. レッド・パーム油とその製品
e. パーム食品成分
f. 改良(インター・エステル
化)パーム油とパーム核油
製品
g. マイクロカプセル化したパ
ーム製品
8. 下記の加工製品
a. パーム脂肪酸蒸留物/パー
ム核脂肪酸蒸留物
b. パーム核油糟/排出物
c. パーム油工場廃液
9. パーム・バイオマス製品
*10. パーム油とパーム核油の精製
6.
化学品・石油化学品の製造
1. 有機や無機素材からの化学派
生物
2. ファインケミカル製品
3. 殺虫剤の基礎製品
4. 石油化学製品
5. エポキシ封入成型化合物
6. ケーブル化合物(PVCケーブ
ル化合物を除く)
7. 二酸化チタン顔料
8. バリウム硫酸塩顔料
9. 二酸化鉄顔料
10. 金属性顔料
11. リサイクル化学製品
12. 衣類のしわ防止剤
13. インクジェットプリンター用
のインク
*14. 調合洗剤、調合化粧品、調合
衛生用品
*15. ワックス製品
*16. 特殊塗料、特殊コーティング
剤
7.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
8.
医薬品・医薬関連製品の
製造
医薬品
臨床診断用試薬
ゼラチン、ゼラチン製品
静脈溶液、透析溶液、潅注溶液
ワクチン
薬剤
木材・木材製品の製造
1. 再生木材のパネルボードや製品
2. 純木製やその他特殊機能付き
木製ドア、純木製窓
3. 多層式寄木張り
4. 木製家具の設計、開発、生産
5. 冷蔵船の断熱材
*6. 製材、ベニア、普通合板を除
く木製品全般
9.
パルプ・紙・板紙の製造
1.
2.
3.
4.
5.
6.
パルプ
新聞用紙
証券用紙
樹脂含浸紙、樹脂含浸紙製品
印刷用紙、筆記用紙
段ボール中紙、テストライナ
ー、クラフトライナー
7. クラフト紙
付属資料Ⅰ
8. 板紙
9. パルプ・モールド(moulded
paper)
10. 特殊紙
*11. パルプから製造される紙およ
び紙製品全般
10. 繊維・繊維製品の製造
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
天然繊維、人工繊維
天然繊維や人工繊維の紡績糸
織物
ニット織物完成品
漂白織物、染色織物、印刷織
物の完成品
ニットウェア
スキーウェア、防寒衣
不織布製品
弾性織物
繊維ホース管
11. 粘土製品・砂製品・その他
非金属鉱物製品の製造
1. 高アルミナおよび塩基性耐火
レンガ
2. キルン・ファニチャー
3. 実験用品、化学用品、産業用品
4. セラミック製やガラス製の美
術品、飾り、装飾用の品
5. ガラス製品
6. 高圧電気ガラス絶縁材
7. 電気用、電子用、産業用のガ
ラス・コンポーネントや部品
8. 基礎原料から製造されたあらゆ
る形態のグラス・ファイバー
9. グラス・ファイバー製の織布
製品
10. オプティカル・グラス・ブラ
ンク
11. アルミケイ酸塩セラミック・
ファイバー
12. 電気用、電子用、産業用のセ
ラミック・コンポーネントや
部品
13. フリット、ジルコニウムケイ
酸パウダー、釉薬および釉薬
染料
14. 二酸化ケイ素充填剤
15. 岩綿
16. 産業用人工ダイヤモンド
17. 加工済ボール・クレイ
18. レンガ、タイル、厚板、ペレ
ット、舗装レンガ、角材など
のプレス・ガラス品や成型ガ
ラス品
19. テーブルウェア
20. コーティング・ガラス
21. 総合セメント生産事業
22. 吸水性の粘土材料
23. 大理石、花崗岩製品
24. 石膏しっくい板
25. セメント、石膏、その他鉱物
製結合剤で固められた、野菜
繊維、木材繊維、ワラ、木材
削り屑、木材廃棄物製のパネ
ル、ボード、タイル、ブロッ
ク、その他類似製品
26. 結晶ガラス・パネル
*27. 加工済カオリン
*28. セラミック製壁タイルや床タ
イル
*29. ガラス状陶管
*30. 炭酸カルシウム・パウダー
*31. コーティング済または未処理
の硫酸滑石パウダーや硫酸バ
リウム・パウダー(平均粒サ
イズは5ミクロン以下)
*32. 高級シリカ・サンドやパウダ
ー
*33. 粘土製屋根瓦
*34. 生石灰、水酸化石灰
12. 鉄鋼の製造
1. スチールの鋼片やスラブ
2. 高さ200ミリ以上の形鋼
3. スチール製のプレート、シー
ト、コイル、フープ、ストリ
ップ:
a. 熱間圧延プレート、シート
コイル、フープ、ストリップ
b. 冷 間 圧 延 / 冷 間 薄 板 ( c o l d
reduced)プレート、シート、
コイル、フープ、ストリッ
プ
4. シームレス・スチール・パイプ
5. シームレス高圧ガス・シリン
ダー
6. スチール・タイヤ・コード、
強化高圧ホース・ワイヤー
7. フェロマンガン、シリコン・
マンガン、フェロシリコン
8. コイル状の電解亜鉛メッキ・
スチール・シート
*9. 溶接されたスチール・パイプ
やスチール建具類
*10. 熱間圧延、冷間圧延、常温成
型のあらゆるグレードの棒鋼、
スチール・ワイヤー(軟鋼製を
除く)、山形鋼、形鋼
*11. 鉄鋼製のワイヤーやワイヤー
製品
*12. スチール加工製品
13. 非鉄金属・非鉄金属製
品の製造
1. すず以外の非鉄金属の選鉱と
製錬
2. 非鉄金属の一次インゴット、
ビレット、スラブ
3. EC銅棒を除く非鉄金属製の
棒、ロッド、形鋼
4. 非鉄金属製のプレート、シー
ト、コイル、フープ、ストリ
ップ
5. 非鉄金属製のパイプ、チューブ
6. 銅箔ラミネート、インハウス
銅箔ラミネート製品
7. 非鉄金属のパウダー、クリー
ム、ペースト
8. アルミニウム複合パネル
*9. 非鉄金属製のワイヤー、ワイ
ヤー製品
*10. 非鉄金属製の加工品
14. 機械・機械コンポーネ
ントの製造
1. 特定の産業向け特殊/加工機
械や設備
a. 農業機械や設備
b. 採鉱や鉱物採取/加工機械
や設備
c. 建設用機械や設備
d. 産業用ミシン
2. 発電機器を含むサポーティン
グ・サービス機械や機器
3. エレベーターやエスカレータ
ーを含むマテハン(材料運搬)
機器
4. 手工具、電動工具
5. 機械産業部品/コンポーネン
ト:
a. プリント用ロール、エンボ
ス用ロール
b. ダイス・ブレード、シリコ
ン・ウェーハーやセラミック
基盤の切断用ダイス・ブレー
ド
c. オフセット印刷プレート
d. 工業用シール、シール原料
6. 溶接/溶着機器を含む工作機械
(金属加工機、木材加工機、そ
の他)
7. 梱包機械
8. サービス産業用の機械と設備:
a. 消火機器
b. ハンド・ラベル機
9. 重機械機器のリコンディショ
ニング
a. 自動車エアコン用コンプレ
ッサー
10. 機械機器のアフターサービス、
アップグレード、修繕
11. 廃水/汚水処理装置
15. 輸送機器・コンポーネン
ト・アクセサリーの製造
1. 自転車
2. 自転車部品:
a. ドライブ・セット(チェー
ン・ホイールとクランク)
b. ブレーキ・セット
付属資料Ⅰ
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
c. 変速機セット
d. ハブ
特殊自動車
エンジン
エンジン部品:
a. シリンダー・ブロック、シ
リンダー・ヘッド、ロッカ
ー・カバー、フライホイー
ル、プーリー
b. クランク・シャフト、コネク
ティング・ロッド、カム・シ
ャフト、ロッカー、ロッカ
ー・シャフト、エンジン・バ
ルブ、スプロケット、ピスト
ン・ピン、ピストン
c. 吸気マニホールド、排気管
d. オイル・パン、オイル・ポ
ンプ、オイル・ポンプ・ギ
アシャフト、燃料ポンプ、
水ポンプ、オイル・シール
e. タイミング・ベルト、タイ
ミング・チェーン、キャブ
レター、点火コイル、ディ
ストリビューター
f. 燃料噴射装置(インジェク
ター、ポンプ、チュービン
グ、バルブ、レギュレータ
ー、センサー、電子制御モ
ジュール)
g. 高電圧ケーブル
h. エンジン・ブラケット
i. マグネト
j. コンデンサー・ディスチャ
ージ・ユニット
トランスミッション
トランスミッション部品:
a. トランスミッション・シフ
トレバー、フォーク
b. トランスミッション・コン
トロール・リンケージ
c. スピードメーター・ピニオン
d. クラッチ
e. トルク・コンバーター
f. ドライブ・シャフト
車軸、ホイール、ホイールハ
ブ、ナックル
ディスク・ブレーキ、ドラ
ム・ブレーキ、ブレーキ・シ
リンダー、ブレーキ・マスタ
ーシリンダー、ブレーキ・ブ
ースター、アンチロック・ブ
レーキング・メカニズム、ク
ラッチ・マスター・シリンダ
ー、クラッチ・オペレーティ
ング・シリンダー
ステアリング・ホイール、ス
テアリング・コラム、ステア
リング・ギアボックス、パワ
ー・ステアリング・ポンプ、
ステアリング・リンケージ、
タイロッド、コンスタント・
ヴェロシティ・ジョイント、
油圧/電子式パワー・ステアリ
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
ング用ラックチューブ、油圧
式パワー・ステアリング用フ
ィード・パイプ
スタビライザー・バー、サス
ペンション・アーム、サスペ
ンション・アームシャフト、
メンバー
ボディパネル、シャシー・フ
レーム、燃料タンク、ウィン
ドウ・レギュレーター、ロッ
クとキー、蝶番
ヘッドライト、方向指示/シグ
ナルライト、メーター、ゲー
ジ、スイッチ、ホーン
ウェザー・ストリップ、コン
トロール・ケーブル、スピー
ドメーター・ケーブル、メタ
リック・チューブ、ホース
カタリスト・コンバーター
車両安全エアバッグ
ナビゲーション・システム
自動車電子モジュール/コンポ
ーネント、センサー
シート・アジャスター、ロッ
ク・メカニズム、シート・リ
クライナーを含むシート・メ
カニズム
システム化したモジュール部品:
a. フロント・コーナー・モジ
ュール
b. リア・コーナー・モジュール
c. インストルメント・パネ
ル・モジュール
d. ストラット、吸収装置、ス
プリング・アセンブリー・
モジュール
e. バンパー・アセンブリー
f. フロント・クロス・メンバ
ー・モジュール
g. 機能統合ドア・モジュール
h. 燃料タンク・モジュール
i. シート・アセンブリー
j. ペダル・アセンブリー
k. ドア・トリム・アセンブリ
ー
l. フロア・コンソール・アセ
ンブリー
m. タイヤとホイール・アセン
ブリー
n. ブレーキ・システム
o. ワイパー・システム
p. 排気システム
q. オーディオ・システム
r. HVAC(熱換気エアコ
ン・システム)
s. エアバック・システム
t. パワー・シグナル配電シス
テム
u. アラーム・システム
v. シート・ベルト・システム
w. 外部ライト・システム
x. ボディー・イン・ホワイ
ト・アセンブリー
21. ギア
22. 自動車エアコン用の冷却器、
空気吸入器、排気機器、コン
プレッサー、エクスパンショ
ン・バルブ
23. 航空宇宙産業:
a. 航空機の製造と組立て
b. 航空機機器、コンポーネン
ト、アクセサリー、部品な
どの製造
c. 航空宇宙産業用地上支援装置
24. プレジャー・クラフト、水中
翼船、ホバークラフト
25. 航空機、航空機コンポーネント、
アクセサリーのメンテナンス、
修理、オーバーホール、サービ
ス、航空電子機器の試験や修理
26. 鉄道車両と関連機器の製造:
a. 機関車、鉄道車両の製造
b. 客車、貨車、ボギー車
c. 電気マルティプル・ユニッ
トと発電車
d. 鉄道用信号機と通信システム
*27. 電気または電子システム計器
*28. 造船
*29. 船の修理
16. サポーティング産業・
製品
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
*16.
*17.
金属鋳造
金属鍛造
金属表面処理
機械加工
モールド金型、治工具、プレ
ス金型
粉末冶金の部品(焼結金属部品)
熱処理
モールド・テクスチャリング
放射線処理サービス
ガス殺菌サービス
タービン・エンジン、コンポ
ーネント、サブアセンブリー
のオーバーホール、修理、調
整、改良、サービス、テスト
先端複合材料
金型設計
精密エンプラ部品の先端表面
処理または最終加工
高純度ガスの配管設備とその
部品
金属プレス加工
金属板の亜鉛メッキ、シアリ
ング、スリッティング、その
他の関連エンジニアリング・
サービス
17. 電気電子製品・コンポ
ーネント・部品の製造
1. デジタル・テレビ受像機
2. カラー・テレビ受像機部品:
a. ブラウン管
付属資料Ⅰ
b. 電子銃
c. カラーブラウン管の研磨ガ
ラス・パネル、ガラス・ファ
ンネル
3. デジタル・オーディオ・ビデ
オ録画/再生機器およびその
部品
a. デジタル・オーディオ・ビ
デオ録画/再生機器
b. デジタル・テープ・メカニ
ズム
c. デジタル・ディスク・メカ
ニズム
d. オプティカル・ピックアッ
プ・ユニット
e. 磁気ヘッド
4. コンピュータおよびその部品、
周辺機器:
a. コンピュータ(自社で製造
されていない外付け周辺機
器を除く)
b. モニター
c. コンピュータ・プリンター
(プリンター・メカニズム
を含む)
d. プリンター・ヘッド
e. コンピュータ・スキャナー
f. 駆動装置
g. ヘッド・ジンバルの組み立
て、ヘッド・キャリッジの
組み立て
h. ヘッドスタックの組み立て
i. コンピュータ磁気ヘッド
j. データ記憶装置メディア
k. ボイス・コイル・モーター
l. 作動装置
m. フォトディテクター・ジョ
イスティックを含む電子ゲ
ーム機器
n. ディスク基盤、ディスク・
ブランク
o. コンピュータ・ドライブの
再製造
5. 電子コンポーネント:
a. クオーツ・クリスタル
b. モーター
c. プリント回路基板(リジッ
ト片面回路基板を除く)
d. フラット・ケーブルを含む
電子装置のケーブルやワイ
ヤー
e. 気密シール
f. マグネット組込成型された
電気/電子コンポーネント
g. 熱収縮ケーブル・ジョイン
ト、ターミネーション
h. サーミスター
i. ワイヤー・ケーブル付きお
よびワイヤー・ケーブル無
しコネクター
j. ボンディング・ワイヤー
k. リードフレーム
l. マグネット・コア、フェラ
イト・コア
6.
7.
8.
9.
10.
11.
m. 電子発光ディスプレイ、プ
ラズマ、液晶
n. 膜 ス イ ッ チ ( M e m b r a n e
switches)
o. 表面実装用コンポーネント
p. 光ファイバー、光ファイバ
ー製品
q. リードフレーム上の表面実
装用チップホルダー
r. 太陽電池
s. マグネトロン
t. LEDの組立
u. 精密接着パッド
録音メディア、未録音メディア:
a. コンパクト・ディスク
b. マグネティック・ウェブや
パンケーキ
電子機器、設備、装置:
a. 現金自動預入支払機(ATM)
b. 事務機器
c. 警報機器/システム/装置
d. 超音波洗浄器
e. 自動計量スケール
f. キャッシュ・レジスター
g. 減磁器
h. 産業用制御装置
i. CAD、CAM、CAE
(Computer Aided
Engineering) 装置
j. ロボット、ロボット装置
k. マルチメディア統合コント
ローラー
ウェーハー・ファブリケ-シ
ョン:
a. 半導体ウェーハー・ファブ
リケ-ション
b. 再生シリコン・ウェーハー
c. ウェーハ-またはダイレベ
ル・プリパレーション
電気製品:
a. 無停電電力供給設備
b. 二酸化マンガン電池、乾電
池、鉛酸蓄電池以外の電池
c. ソーラー・パネル
d. 省エネの照明機器および/
またはディスプレイ
e. 高輝度放電(HID)ランプと
その部品
通信:
a. 固定電話機器以外のマルチ
機能モバイル電話を含む通
信機器
b. 通信機器用アンテナ
c. ボイス/パターン/ビジョン
認識装置や合成装置
d. データ・ターミナル・ディ
スプレイ
e. グローバル・ポジショニン
グ・システム
f. 電子ナビゲーション・シス
テム
g. 電子トラッキング・エイド
ソフトウェアの開発と生産
12. 放電管、放電製品およびこれ
らの関連製品
13. 空気洗浄器
*14. 変圧器、コイル
*15. 自動ゲート・メカニズム
*16. 民生用電子機器、部品、サブ
アセンブリー、アクセサリー
*17. 産業用電子機器、部品、サブ
アセンブリー、アクセサリー
*18. 家庭用電気製品と部品
*19. 産業用電気機器と部品
18. 専門家用・医療用・科
学用・計測用の装置/部
品の製造
1. 医療用、外科用、歯科用、獣
医用の装置/機器
2. ゲージと計測器
3. 測量用、水路測量用、航海用、
気象用、水理計測用、地球物理
学用の計器
4. テスト用機器
5. 時計、腕時計
6. 注射針用のステンレス・スチ
ールのカニューレおよびチュ
ーブ
19. 写真・映画・ビデオ・
光学製品の製造
1. カメラ
2. レンズ
3. 双眼鏡、望遠鏡、拡大鏡、顕
微鏡
4. 撮影・映写材、ビデオ機器
20. プラスチック製品の製造
1. 膨張性プラスチック製品
2. 特殊プラスチック・フィルム/
シート
3. ジオシステム製品[セルラー・
コンフィネメント・システム
(CCS)とポーラス・ペーブメ
ント・システム(PPS)]
4. エンジニアリング用プラスチ
ック製品
5. 精密エンジニアリング・プラ
スチック製品
6. 多層パイプ
*7. 膨脹ポリスチレン・フォーム
21. その他の製品
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
楽器
家具用金具
土産物、手工芸品、贈答品
電子玩具
スポーツ用品、スポーツ器具
メガネ、メガネフレーム
繊維産業用アクセサリー
刃物類
付属資料Ⅰ
9. 錠セット、錠シリンダー・メ
カニズム
10. 貴金属ジュエリー
11. コスチューム・ジュエリー
12. 市販用製品の装飾面のデザイ
ンとプリント
13. 総合展示品
14. 微生物、プロバイオティクス
15. 紙幣
16. 保温用のコンテナーおよびそ
の部品
17. 生物分解可能な使い捨てパッ
ケージおよび家庭用品
18. バイオセラミック組込み繊維
製品
19. 個人用弾道防護具
20. ボールペンのペン先
21. 落下防止機器
*22. 玩具(電子玩具を除く)
*23. 美術デザイン用器具 - 全種類
*24. ホーロー食器
*25. 調理器具、バーベキューセット
22. ホテル業・観光業
1. 中低料金のホテルの建設(3
つ星ホテルまで)
2. 既存ホテルの拡張/近代化
3. 観光プロジェクトの設立
4. 観光プロジェクトの拡張/近代化
5. レクリエーション・キャンプ
場の設立
6. コンベンションセンターの設立
23. フィルム産業
1. 映画製作、ビデオ制作
2. 映画やビデオの製作後編集
25. ケナフ製品製造
1. 飼料、ケナフ片、ケナフ繊維、
再生パネル、再生ボード、再
生製品、成形製品
24. 製造業関連サービス
26. 保護具と保護装置
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
研究開発(R&D)
デザインとプロトタイピング
技術・職業訓練
統合的ロジスティック・サー
ビス
統合的マーケット・サポー
ト・サービス
統合的セントラル・ユーティ
リティー設備
総合化学マネージメント・シ
ステム
食品向けコールド・チェーン
施設とサービス
環境マネージメント
a. エネルギー保存/効率サー
ビス
b. 再生可能なエネルギー資源
(バイオマス、水力、ソー
ラ・パワー)を使用したエ
ネルギー発電事業
c. 有害危険廃棄物の貯蔵、処
理、処分
d. 廃棄物リサイクル事業
i. 農業廃棄物または農業
副産物
ii. 有害・無害廃棄物のリ
サイクル
1. コーティングされた/編まれた
安全手袋
2. 身体を保護する保護物
3. 先端的弾道保護ガラス
注:
第1スケジュール
全ての地域における奨励事業と奨
励製品。
第2スケジュール
*奨励地域(ラブアン連邦直轄地を
除く)における追加的奨励事業と
奨励製品。対象地域は、サバ州、
サラワク州、ペルリス州、ケラン
タン州、トレンガヌ州、パハン
州、ジョホール州メルシン地域。
第3スケジュール
ラブアン連邦直轄地では、ホテル
業と観光業のみが奨励地域向けの
優遇措置の対象となります。
付属資料Ⅰ
付属資料Ⅱ
奨励事業リスト
-
製造関連サービス
製造関連サービス
奨励事業リスト
発⾏:2010年10⽉改定 このリストは発⾏時現在有効なものです。
最新リストは幣庁ホームページ(www.mida.gov.my)をご覧ください。
製造関連サービス奨励事業リスト
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
経営統括本部 (OHQ)
地域流通センター (RDC)
国際調達センター (IPC)
地域事務所 (RO)
駐在員事務所(RE)
研究開発 (R&D)
デザインとプロトタイピング
技術・職業訓練
統合的ロジスティック・サービス
統合的マーケット・サポート・サービス
統合的セントラル・ユーティリティー設備
総合化学マネージメント・システム
食品向けコールド・チェーン施設とサービス
環境マネージメント
(a) エネルギー保存/効率サービス
(b) 再生可能なエネルギー資源(バイオマス、水力、ソーラ・パワー)を使用したエネルギー発
電事業
(c) 有害危険廃棄物の貯蔵、処理、処分
(d) 廃棄物リサイクル事業
(i) 農業廃棄物または農業副産物
(ii) 有害・無害廃棄物のリサイクル
付属資料Ⅱ
付属資料Ⅲ
奨励事業および奨励製品リスト - ハイテク企業
パイオニア・ステータスまたは
投資税額控除の対象となる
ハイテク企業のための
奨励事業および奨励製品リスト
(1986年投資促進法に基づく)
発⾏:2010年10⽉改定 このリストは発⾏時現在有効なものです。
最新リストは幣庁ホームページ(www.mida.gov.my)をご覧ください。
1.
高度エレクトロニクス
1. 下記の設計、開発、製造:
a. コンピュータ、周辺機器
b. マイクロプロセッサー・ア
プリケーション
2. 通信機器の開発・製造
3. 集積回路(IC)の設計・製造
4. CRTあるいは先進ディスプレ
イ装置の開発・生産
5. プリンターヘッド、ヘッド水平
維持装置(head gimbals)、
ヘッドキャリッジ、ヘッドスタ
ック(headstacks)、磁器ヘッド、
ボイスコイルモーター・アクチュ
エーターの設計・開発・製造
6. 先進型コネクターの開発・生産
7. 片面リジッドプリント基板を除
く高密度インターコネクト・プリ
ント基板(PCB)の開発・生産
8. プリンター装置の設計・開発・
製造
9. 表面実装コンポーネントの開
発・製造
10. 電磁波妨害(EMI)遮へい製
品の設計・開発・製造
11. 逆回転洗濯機の設計・開発・
製造
12. デジタル・オーディオ/ビデオ
製品の開発・生産
2.
装置/器具類
1. 下記の設計、開発、製造:
a. 医療機器
b. 医療用インプラントまたは
機器
c. 科学用機器
d. サイクロン分離機器
2. 高圧水噴射切断装置の開発・
製造
3. 通気装置と関連商品の設計・
開発・製造
4. 高電圧母線、自動転換器、乾
式配電変圧器の開発・生産
4.
1. 下記の開発と製造:
a. コンピュータ・プロセス制
御システム/装置
b. プロセス計測装置
c. ロボット機器
d. コンピュータ数値制御(CNC)
工作機械
5.
1. 下記の設計、開発、製造、組
立て:
a. 航空機
b. 航空機の機器、コンポーネ
ント、アクセサリー、部品
2. 航空機の改良と改造
3. 航空機の機器、コンポーネン
ト、アクセサリー、部品の再
利用、再製品化
11. 食品と食品加工
6.
新素材
1. 下記の応用技術と製造:
a. ポリマー、バイオポリマー
b. 超伝導体
c. ファイン・セラミックス、ア
ドバンスト・セラミックス
d. 高張力複合材
e. 色素
2. ナノ粒子とその生成製法
7.
光電子工学
1. 下記の開発と製造:
a. 光電子工学システム・コン
ポーネント
b. 光学システム・コンポーネ
ント
c. フォト・カプラー
d. 半導体レーザー
1. 新技術や先端製造システムを
利用する食品製造
2. 新技術や先端農業システムを利
用する食品の開発・試験・製造
12. エンジニアリング・サポ
ーティング産業・製品
1. 下記の設計・開発・製造
a. 半導体産業向けトリミン
グ・フォーミング金型
b. 半導体産業向けキャビティ
ー・封止用モールド金型
c. ハードディスクドライブのサ
スペンション製造用治工具
d. リードフレーム用順送プレ
ス金型
e. 光ファイバー接続用治工具
f. 自動車産業向けモールド金
型、工具、金型
2. 工業用精密部品製造のための
先端金型・治工具および機器
の設計・開発・製造
3. 先端技術を利用した精密機械
加工・精密ダイカスト製品の
開発・製造
4. プロトタイピングを含む設計
と開発
13. 木材加工
ソフトウェア・エンジニ
アリング
バイオテクノロジー
1. 下記の開発、検査、製造:
a. 製薬
b. ファインケミカル
c. 食品、食品成分
d. 飼料、補助飼料
e. 生化学検査薬
f. 園芸産物
2. 下記の開発と製造:
a. 細胞培養
b. バイオポリマー
c. バイオマテリアル
3. 廃棄物処理のためのバイオテ
クノロジーの開発・生産
10. 航空宇宙産業
電子光学・非線形光学
1. 下記の開発と製造
a. 光学レンズ
b. レーザー応用機器
c. 光ファイバー通信機器
2. レンズ・ユニット、レンズ鏡
胴ユニット、ファインダー・ユ
ニットを含むカメラの設計・
開発・生産
8.
3.
オートメーション・フレ
キシブル製造システム
1. 下記の開発と製造:
a. ニューラル・ネットワーク
b. パターン認識システム
c. マシン・ビジョン
d. ファジー・ロジック・シス
テム
9.
1. エンジニアウッド製品の開
発・検査・加工
14. 鉄鋼
1. 2.0ミリ以下の微細な線バネ
代替エネルギー源
1. 下記の開発と製造:
a. 燃料電池
b. ポリマー電池
c. 太陽電池
d. 再生可能エネルギー
e. 流動エネルギー動力システム
付属資料Ⅲ
付属資料 IV
奨励事業および奨励製品リスト - 産業間連携プログラム(ILP)
パイオニア・ステータスまたは
投資税額控除の対象となる
産業間連携プログラム(ILP)の
奨励事業および奨励製品リスト
1986年投資促進法に基づく)
(1
発⾏:2010年10⽉改定
このリストは発⾏時現在有効なものです。
最新リストは幣庁ホームページ(www.mida.gov.my)をご覧ください。
1.
ゴム製品の製造
1. 成型ゴム製品
2. コンベヤーベルト、伝導ベル
ト、V型ベルト、ゴム製ベル
ト
2.
プラスチック製品の製造
1. エンジニアリング用プラスチ
ック製品
3.
粘土製品・砂製品・その
他非金属鉱物製品の製造
1. 電気用、電子用、工業用のセ
ラミック・コンポーネントや
部品
2. ガラス・エンベロープ
3. ガラス建具
4. 高度複合材、高度複合製品
4.
繊維・繊維製品の製造
1. 弾性織物
5.
鉄鋼の製造
1. 鉄鋼製のワイヤー、ワイヤー
製品
2. スチール加工品
6.
非鉄金属・非鉄金属製品
の製造
1. 銅箔ラミネート、銅箔ラミネ
ート製品
2. 非鉄金属製のワイヤー、ワイ
ヤー製品
3. 非鉄金属製の加工品
7.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
サポーティング製品/サ
ービス
金属鋳造
金属鍛造
メッキ
機械加工
モールド金型、工具、金型
熱処理
モールド・テクスチャリング
金属スタンピング
工業用シール、シール原料
粉末冶金の部品(金属部品の
焼結)
11. タービン・エンジン、コンポ
ーネント、サブアセンブリー
のメンテナンス、修理、オー
バーホール、改良、サービス、
テスト
12. 航空機、航空機コンポーネン
ト、アクセサリーのメンテナ
ンス、修理、オーバーホール、
改良、サービス、テスト
13. 船舶部品、アクセサリーのメ
ンテナンス、修理、オーバー
ホール、改良、サービス、テ
スト
8.
輸送機器・コンポーネン
ト・アクセサリーの製造
1. 自転車と三輪車の部品、コン
ポーネント
2. プレジャー・クラフト、水中
翼船、ホバークラフトの部品、
コンポーネント
3. 自動車両の部品、コンポーネ
ント、アクセサリー
4. 航空機機器、コンポーネント、
アクセサリー、部品
9.
機械・コンポーネントの
製造
1. 機械コンポーネント
10. 電気電子製品・コンポ
ーネント・部品の製造
1. コンピューター周辺機器:
a. ドライブ・ユニット
b. キーボード
2. 警報機器/システム/装置
3. 家庭用電子製品と産業用電子
製品の部品、サブアセンブリ
ー、アクセサリー
付属資料 Ⅳ
付属資料 V
奨励事業および奨励製品リスト
-
⼩規模企業
パイオニア・ステータスまたは
投資税額控除の対象となる
⼩規模企業のための
奨励事業および奨励製品リスト
(1986年投資促進法に基づく)
発⾏:2010年10⽉改定
このリストは発⾏時現在有効なものです。
最新リストは幣庁ホームページ(www.mida.gov.my)をご覧ください。
I.
農業活動
1.
2.
3.
4.
2.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
3.
水産養殖
養蜂
花または観葉植物
養蚕
農産物加工
コーヒー
茶
果物
野菜
ハーブ、スパイス
ココア、ココア製品
コプラと未精製ココナッツ油
を除くココナッツ製品
スターチ、スターチ製品
シリアル製品
砂糖、菓子類
植物抽出物
水産物
畜産品
養蜂製品
水産養殖品
家畜飼料用原料
農業廃棄物、副産物
林業製品
10. 粘土製品・砂製品・その
他非金属鉱物製品の製造
1. セラミック製またはガラス製
の美術品、飾り、装飾用の品
2. 照明用ガラス部品
3. セメント、石膏、その他鉱物
製結合剤で固められた、野菜
繊維・ワラ・木材削り屑・木
材廃棄物製のパネル・ボード、
タイル、ブロックなど
4. グラインディング、ポリッシィ
ング、シャープニングのための
研磨材
11. 鉄鋼製品の製造
1. ワイヤー、ワイヤー製品
2. 加工製品
12. 非鉄金属・非鉄金属製
品の製造
1. ワイヤー、ワイヤー製品
2. パウダー、クリーム、ペースト
3. 加工製品
15. 計測、測定機
16. 防犯設備/装置、関連コンポー
ネントおよび部品
17. 検査機器
18. 民生用電子機器の部品および
コンポーネント
19. 家庭用電気機器の部品および
コンポーネント
20. 産業用電子機器の部品および
コンポーネント
21. 産業用電気機器の部品および
コンポーネント
18. 台所用品・テーブルウ
ェアの製造
1. 台所用品
2. テーブルウェア
19. 家具・家具部品および
コンポーネントの製造
1. 家具、家具部品およびコンポ
ーネント
20. ゲーム・付属品の製造
13. サポーティング製品および
サービス
1. ゲーム、付属品
21. 手工芸品・土産物の製造
1. 籐製品(竿、皮、裂片を除く)
2. 竹製品
3. その他の林業製品
4.
1.
2.
3.
4.
5.
ゴム製品の製造
成型ゴム製品
押出成型ゴム製品
一般ゴム製品
発砲性ゴム製品
膨張性ゴム製品
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
金属鍛造
機械加工
金属プレス加工
表面処理
モールド金型、工具、プレス金型
工業用シール、シール原料
切削工具
金属鋳造
粉末冶金の部品(焼結金属部品)
モールド・テクスチャリング
14. 手工具の製造
5.
パーム油製品・その派生
物の製造
1. マーガリン、バナスパチ、ショー
トニング、その他加工油脂製品
2. オレオケミカル、オレオケミ
カル派生物、その製剤
3. バイオマス製品
4. パーム核製品
5. パーム油/パーム核油廃棄物
またはその副産物
6.
化学品・医薬品の製造
1. 顔料製剤および顔料分散、または
特殊コーティング
2. 乾燥剤
3. バイオ樹脂(バイオ・ポリマー)
4. 漢方薬と製剤
5. インクジェット・インク
7.
22. スポーツ用品・器具の製造
1. スポーツ用品、器具
23. ジュエリー・ジュエリ
ー関連製品の製造
1. ジュエリー
2. 加工済宝石
1. 手工具
24. プラスチック製品の製造
15. 輸送機器・コンポーネ
ント・部品・アクセ
サリーの製造
1. 輸送機器コンポーネント、
部品、アクセサリー全般
16. 機械・装置の部品・コンポ
ーネントの製造
1. 機械・装置の部品およびコンポー
ネント
1.
2.
3.
4.
5.
装飾パネルと装飾品
浴室用品、台所用品
プラスチック製コイル/マット
エポキシ・カプセル成形材料
ジオシステム製品(セルラ
ー・コンファインメント・シ
ステム)
25. その他
1. ワックス製品
2. 微生物、プロバイオティックス
17. 電気電子製品・コンポー
ネント・部品の組み立て
と製造
木材・木材製品の製造
1. 装飾合板(普通のベニヤ板を
除く)
2. 木製モールディング
3. 建設用大工事具、建具類
4. 木材廃棄物利用製品(活性炭、
練炭、木毛)
5. 木製家庭用品、木製事務用品
8. 紙・紙板の製造
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
1. パルプ・モールド製品
9. 繊維・繊維製品の製造
1.
2.
3.
4.
1. 手工芸品
2. 土産物、贈答品、装飾品
バティック
繊維産業用アクセサリー
編物
手織物
11.
12.
13.
14.
装飾用照明機器
アンテナ
コンデンサー
ディスク・カード・プレーヤー
省エネの照明機器および/
またはディスプレイ
レジスター
電源
インバーター
キーパッド、キースイッチ
表面実装技術を使ったプリン
ト回路基板の組立て
電子バラスト
3相電子アクセサリーまたは装置
通信機器、コンピュータ/コンピ
ュータ周辺機器、産業電子機器
電気セキュリティー機器/装置、
関連コンポーネントおよび部品
付属資料Ⅴ