平成 25 年第 3 回(6 月)定例会 議 長 次に、質問順位4番 6番議員 上岡 富士夫君。 上岡富士夫 それでは、通告に基づきまして一般質問を行います。 議 1番目の町長の次期町長選挙への対応については、同僚議員 員 が質問されて、古木町長の進退がはっきり致しましたので、私 の質問は取りやめます。 2番目の正確な災害情報の伝達についての質問をしたいと 思います。 6月 4 日の新聞報道でですね、神奈川県茅ヶ崎市は 3 日、ポ ケットベルの周波数帯を使い、市内隅々に市から緊急情報が届 く新型の防災ラジオを開発したと発表したと。市が助成金を出 し 1 台2,000円で希望者に配ると。防災行政無線をそのま ま受信する防災ラジオの既製品はたくさんございます。値段も 1万数千円から数万円するものでございますが、防災無線をそ のまま受信する防災ラジオの既製品ではですね、市内の半数以 上の世帯で雑音がひどくてですね、はっきりと聞き取れないと いう事で、市はポケベルのデジタル波の活用を検討し、都内の 専門企業「東京テレメッセージ㈱」と共同で受信機の小型化、 低価格化に取り組み、携帯できるラジオ、まあ携帯ラジオとい いますか、こまいのがありましたですね、これを共同で受信機 の小型化、低価格化に取り組んで、1台 9,975円、これ は税込みでございます。で、その製品化に成功したと。 ポケベルの周波数帯は電波の浸透性が高いため、壁の厚いマ ンションの室内や工場内、地下等でも聞こえるという。防災情 報や緊急地震情報が入ると自動的に電源が入ってランプが光 り放送すると。ボタンを押して聞きなおすことも出来ると。 新型防災ラジオは縦11.5cm、横18.5cm、幅 6.2cmで重さが約600gで、AC電源と電池を併用し、 単三電池3本で3日間は持つという優れものでございます。防 災行政無線の放送内容を専用のパソコンに文章で入力、送信す ると新型防災ラジオから音声合成された放送内容が流れると いうものでございます。平時にはAM・FMが入る普通のラジ -1- 平成 25 年第 3 回(6 月)定例会 オとして使用出来ると。年600円の通信料がかかるというこ とです。月50円ですかね。 6月10日に開会の市議会に1,000台分の購入費997 万5千円の補正予算案を提出して、年内にも1台2,000円 で、希望者に希望数を市民に配るということを言っておりま す。補正予算成立後、自治会等に協力をいただいて活用希望者 を把握して活用希望者に一定額を負担していただき、年内を目 途に市からラジオを頒布する。次年度以降も活用希望者の把 握、頒布については継続して実施していくと。 平成21年12月議会の一般質問で、周防大島町が基地交付 金を使って平成19年度から平成21年度の3年間の間にデ ジタルの同報系、移動系を整備し、個別受信機4万円、台当た り4万円を無償で1万戸に設置しております。個別受信機に4 億円かけた話を致しました。 東日本震災の被害者が情報を収集するのに携帯ラジオが役 立ったのを教訓にした取り組みが全国各地で行われておりま す。和木町でも約2,800世帯、これは平成25年5月1日 現在の世帯数でございますが、助成金を出して新型防災ラジオ 導入していただきたいと思っておりますが、無償だと2,80 0万円が必要ということになります。半額助成で1,400万 円。携帯できる防災ラジオの導入が可能かどうか、いかがでし ょうかお伺いいたします。 議 長 河内企画総務課長。 河 内 それでは、上岡議員のご質問にお答え致します。 企 画 総 務 課 この問題につきましてはですね、昨年の6月議会でも同様の 長 質問をお受けしていると思います。その時もご回答させていた だいておるんですけども。現在の和木町の防災無線はアナログ 方式を採用しております。その個別受信機が非常にまだ高額で あるということで、将来、防災無線をデジタル式に更新する際 に個別的な受信機も更新する必要があるということでですね、 -2- 平成 25 年第 3 回(6 月)定例会 現時点では、その個別の受信機を設置する予定がないというこ とで去年回答させていただいておると思います。 今、ご紹介いただいたものにつきましては、デジタルのもの でやっているということで、今後ですねデジタル化を進める中 でそういったデジタルの特性を活かしてですね、そういったい ろんな多くの情報の提供または収集ですね、それと個別受信機 などの伝達の方法、ということもいろいろ総合的に検討してい く必要があるというふうに考えておりますのでご理解をお願 いしたいと思います。 議 長 上岡富士夫 議 上岡富士夫君。 これは希望者に配るということですね。出来るだけ安い費用 員 で配るということが一番重要で、消防のほうで石巻市に視察に 行きましたけども、そこでやっぱり、これはFMラジオ局でし たけども、非常にこの携帯ラジオというのが情報伝達に役立っ たということですね。FMとは違うこの新しいやり方、ポケベ ルの周波数を利用した、ということがぜひこれ検討していただ いて、導入できるものなら早急に検討していただきたいという ことでこの質問を終わります。 3番目、高齢者緊急通報サービスの導入について。まず1番 目なんですが、町営住宅における緊急通報装置の導入はできな いかということなんですが、山の手住宅ではですね、トイレと 風呂場に緊急通報装置が設置されていると教えてくれた後期 高齢者のご夫婦が住んでおられました。現在ご主人は92歳、 奥さんが89歳ですが、この奥さんが風呂場の非常ベルの紐を 引っ張ってですね、ベルが鳴り続けて止まらないので見てくだ さいということで我が家に来られました。近所の入居者に非常 ベルの止め方、私知りませんので始めてそういうことがあるの を知りましたので、教えてもらって現場に駆けつけ、もう一回 引っ張ると止まるんですね、それは町営住宅に入る時に、これ は、平成12年の11月に入居されたようですが、入居時に役 -3- 平成 25 年第 3 回(6 月)定例会 場からそういう説明は全部受けておるんですね、受けているけ ども完全に忘れてるというようなことでですね、こういう事件 っていいますか、起きた、いうことなんですね。この事件です ね、トイレと風呂場に非常ベルはついているんですが、外部に 全く聞こえない緊急通報装置なんでございます。独居高齢者、 在宅患者を抱えている世帯でも奥さんが外出中にですね、在宅 患者に緊急事態が起きても、非常ベルを鳴らしても誰も助けに 来てくれません。現在は、ドアは全部閉めてくださいというよ うなこと、それから夏冬も冷暖房完備で閉めてありますので、 外にはなかなか聞こえないという問題がございます。山の手住 宅に非常ベル、外部に通報できる緊急装置の導入は出来ないか お伺いしたいと思います。 議 長 末岡都市建設課長。 末 岡 まず、町営住宅における緊急通報設備設置状況でございます 都 市 建 設 けど、現在3つの団地でトイレと浴室、これに押しボタンが設 課 長 置されております。それで議員の申されるとおり、山の手団地 につきましては、音が鳴るのは居室のみで、外部への通報とい うか、建物の構造的に音が外へ鳴るようになっておりません。 従って、今後新たに建替えていく住宅におきましては、この 辺のところも十分に配慮して、対応して参りたいというふうに に考えております。 議 長 上岡富士夫 上岡 富士夫君。 現在、関ケ浜の5階建ての町営住宅に、これは付いているん 議 員 でしょうか、いかがでしょうか。 議 長 末岡都市建設課長。 末 岡 緑ヶ丘の新住宅でございますけど、ここにつきましては各戸 -4- 平成 25 年第 3 回(6 月)定例会 都 市 建 設 の玄関、ここにインターフォンがついております。従ってトイ 課 長 レ、又は浴室で非常ボタンを押せば、そのインターフォンを通 して外部に音が出るというふうな構造になっております。 議 長 上岡富士夫 議 上岡富士夫君。 山の手住宅も結構年数経っておりますので、それを導入する 員 というのは難しいということでございますかね、もう一回確認 します。 議 長 末岡都市建設課長。 末 岡 山の手団地はですね、インターフォンこれがついておりませ 都 市 建 設 ん。玄関にあるのは訪問した時のチャイムと、そのピンポンと 課 長 なる部分だけなので、だからこれを緊急通報設備としてですね 機能させるということになれば、もうすべてを取り替えていく というふうなことになろうかと思います。従って、現時点では、 すぐに対応というのは考えておりません。 議 長 上岡富士夫 議 上岡富士夫君。 かなり高額な予算がかかるということは伺っておりますけ 員 ども、何とかできないかという、まあこれは住民の方が非常に 心配されておりまして、特に独居の方がそういう話をされてお ります。難しいということなんで一応この質問は終わりたいと 思います。 それから、2番目の在宅患者や独居高齢者向けに緊急情報サ ービスの導入はできないかという質問の中でですね、田中課長 の答弁でちょっともう1点だけ質問させて欲しいんですが、同 僚議員が言われましたので殆ど最後だけ、これだけ、質問に答 えていただきたいと思います。 民間ではですね、緊急時にペンダント型の緊急通報サービス -5- 平成 25 年第 3 回(6 月)定例会 があり、救助やサポートが必要な時に身に付けているペンダン トのボタンを押すと通信機を通じていつでも安心サポートセ ンターを呼び出し出来る。 緊急通報システムで転倒、倒れることですね、転倒を検知し て自動的に安心サポートセンターを呼び出すことが出来ると。 ペンダントを身につけた方が転倒して意識を失ってしまった り、怪我などによりペンダントを押すことができない時でもペ ンダントに内蔵された複数のセンサーが転倒を検知して自動 で安心サポートセンターに通報するという優れものも最近出 ているようなんですが、私も勉強不足で申し訳なかったんです が、この装置が導入されているのも知りませんでした。これも う一回、時期的には最近なんですか、導入されたのは。 議 長 田 中 保 健 田中保健福祉課長。 緊急通報装置につきましては、今あるのはですね、ペンダン 福 祉 課 長 ト型じゃあなくてですね、設置されておりまして、それを何か あるときに押すという形のものだと思われます。それは平成 12年に導入しております。 議 長 上岡富士夫 議 上岡 富士夫君。 最近こういうふうにもう素晴らしいのが出来ておりますの 員 で、多少費用はかかるんですが、2,000円ぐらいとかいっ てましたけどね、先程質問にも出ましたけども、こういうもの をつけてて、倒れてもそういう救助が出来る、素早く来てくれ るという事でですね、ぜひこれは検討していただきたいと、い ろんなメーカー調べましたけどあるんですよね。それを調査研 究していただいて、出来るだけ独居の高齢者が長い間亡くなっ てそのままというようなですね、最近山の手でもありました し、5丁目の方でもありましたけど、こういう事がこういう通 信サービスを導入することによって防げるんじゃあないかな -6- 平成 25 年第 3 回(6 月)定例会 という思いで質問いたしました。よろしくお願い致します。 以上で質問を終わります。 議 長 再質問がないようですので、上岡富士夫君の一般質問を終わ ります。 議 長 暫時休憩をいたします。 休憩 10時45分 再開 10時55分 -7-
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