リハビリテーション科 >一般リハビリテーション外来 >透析患者さまのリハビリテーション >心臓リハビリテーション外来 >フットケア・インソール作成 内部障害(心臓、呼吸器、循環器)のリハビリテーションも積極的に展開 しています。(腎機能障害や心不全をもつ方に対する運動療法は、その有効性が認められ様々なガイ ドライン*で推奨されています。) *透析患者の心血管疾患に対するK/DOQI臨床ガイドライン2005年版 *心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン,2007年改訂版 *アメリカ腎臓財団(kidney disease outcomes quality initiative)及び日本腎臓リハビリテーション学会 リハビリテーション室は、当施設7階の南側に位置し、明るく広々とした雰囲気の中で充実した設備を備 えています。 医療保険サービスでは、脳血管疾患、整形疾患に加え、呼吸器疾患、心大血管疾患のリハビリテーション を展開しています。 また介護保険サービスのリハビリも充実しており、3Fの老人保健施設や6Fのデイケアのリハビリにも 力を入れています。 7F リハビリテーション室 スタッフ ・理学療法士 4名 ・作業療法士 1名 ・言語聴覚士 1名 施設基準 ・脳血管疾患Ⅲ ・運動器疾患Ⅱ ・呼吸器疾患Ⅰ ・心大血管疾患Ⅱ > 外来リハビリテーション 一般リハビリテーション外来 ご自宅から通院していただき、より快適な生活が送れるように、患者さまの状態に合わ せたリハビリテーションを実施いたします。 対象疾患は運動器障害(関節炎、リウマチ、腰痛、外傷など)、脳血管障害(脳梗塞後 遺症、脳性まひ、パーキンソン病、末梢神経障害、高次脳機能障害など)、呼吸器障害 (COPDなどの慢性の呼吸器疾患)です。 初回外来リハビリテーション流れ 各診療科の外来を受診 医師よりリハビリ処方 医療スタッフが7Fリハビリテーション室へご案内いたします。 セラピストによる身体評価・治療 リハビリ室にて2回目以降のリハビリ予約をお受けします。 外来リハビリテーションでできること ◆主な治療手段として、運動療法、温熱、電気および超音波等があります。 ◆治療目的は痛みの緩和、循環の改善、障害の予防と改善、力や関節可動性の回復です。 ◆医師の診断補助として、神経支配と筋力の障害程度を決定するための徒手的検査や機能テスト、関節可動域の測定な ども行います。 運動機器や治療機器のご紹介 リハビリテーションでは徒手的な治療や生活動作訓練の他に、運動療法を実施する中で運動機器や物理療法機器を使 用していくこともあります。以下に機器の一部をご紹介します。 筋力トレーニング機器 ◆パワープレートは、振動で筋肉を効果的に刺激し、運動効果 を高めます。 ◆レッドコードの不安定性と、部分的な体重負荷を利用した幅 広いトレーニングが可能です。 パワープレート レッドコード キネシス ◆キネシスはケーブルの自由な動きで、筋力トレーニングと機 能トレーニングを組み合わせて行えます。 有酸素運動機器と物理療法機器 自転車エルゴメーター トレッドミル 腰部リラクゼーション 頚部リラクゼーション 低周波、超音波機器 リハビリテーション(7F)とフィットネス(5F)は、患者さまや利用者さま の症状に応じて、互いに連携をとって治療をすすめています。 症状の変化によってリハビリとフィットネス間の移行や併用も可能です。 >フィットネス リハビリ 医師 フィットネス リハビリテーション室からのご案内 ・当院の外来リハビリは2回目以降、予約制となっています。また、お電話による予約やキャンセルも可能です。 ・リハビリ診療時間 月~土曜日(午前)9:00~12:00 (午後)13:00~17:00 * 祝祭日はお休みです。 ・担当制で行いますが、不在の場合はサブ担当者がリハビリを行うことも可能です。 ・原則的に医療保険サービスと介護保険サービスの併用はできません。 > 透析患者さまのリハビリテーション 腎臓リハビリテーション外来 腎臓リハビリテーションは、腎疾患や透析医療による身体 的・精神的な影響を軽減させ、生命予後を改善することを目 的として行います。 主に運動療法や薬物療法、食事療法、教育、心理的ケアが 中心のプログラムとなり、医師を中心に理学療法士、作業療 法士、薬剤師、看護師、管理栄養士などの専門チームが個別 に対応いたします。 運動療法には以下のような様々な効果が期待されます。 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 透析効率が向上する 体力・筋力が向上する 心臓や血管が強くなる 自律神経機能が改善 死亡率が低下する 質の高い睡眠ができる 貧血の改善 MIA(低栄養・炎症・動脈硬化複合)症候群の改善 腎臓リハビリテーション(医歯薬出版 2012年)より 透析中の運動療法の様子 リハビリ実施時間と対象疾患 ◆ 患者さまのお時間の都合に合わせて、透析前・透析中・透析後など、それぞれリ ハビリ可能な時間を調整いたします。 ◆ 運動器疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、心疾患のいずれかに障害をお持ちの方が 対象となります。 ◆ 透析前または透析後にリハビリテーションをご希望される場合は7階のリハビリ テーション室にて実施いたします。 > 心臓リハビリテーション 心臓リハビリテーション外来とは 心臓が悪いからといって、体に負担をかけないように安静な生活をして いると、心臓の機能はもちろん、呼吸器や運動器(筋力)なども低下して しまいます。 外来における心臓リハビリテーションの目的は、病気の再発・悪化を予 防するためのものだけではありません。普段どのくらい動いていいのか、 スポーツはしても大丈夫なのか、また食事やお風呂の心配など、いろいろ な疑問を解消する場でもあります。そのため、運動療法と共に冠危険因子 の改善を目標とした食事指導や禁煙指導、緊急時の対応方法のご理解など 包括的なサポートが必要となります。 当院では医師をはじめとし、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、看護師 などの専門職種が連携をとり、患者さまに合わせたリハビリテーションの 提供をいたします。 対象疾患 急性心筋梗塞、狭心症、開心術(冠動脈バイパス術や心臓弁膜手術)後、 慢性心不全、大血管疾患(胸腹部動脈瘤術後など)、閉塞性動脈硬化症 心臓リハビリテーションの内容 循環器専門医が診察し、運動可能か判断します。その後、理学療法士によるウォーミン グアップの後、個別治療、パワープレート・レッドコードなどを使用したレジスタンス運 動(筋力トレーニング)、エルゴメーターを使った有酸素運動等を行います。 また、日常生活に関する相談(復職、趣味活動、軽いスポーツ、利用できる社会制度に 関してなど)や、心血管危険因子や食事などについてのカウンセリングにも力を入れてい ます。 心臓リハビリテーションの効果 ・心不全再発の抑制 ・善玉コレステロール上昇 ・中性脂肪の低下 ・収縮期血圧の低下 ・冠動脈事故発生率の低下 ・運動耐容能の増加など このように適切な運動療法と生活習慣の改善によって、動脈硬化の進行を防ぎ、疾患の再 発や悪化を予防することができます。 心臓リハビリ実施時間 8:20 ~ 9:20 月 火 水 木 金 土 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8:00~12:00 (一般外来) 13:00~17:00 (一般外来) *○印が心臓リハビリテーション予約時間となります。 専門的検査や運動機器 ◆ CPX(心肺運動負荷試験) 有酸素運動を行う上で、患者さまの体力に合 わせた最適な運動量を測定します。 定期的に検査することで、普段のリハビリの 効果判定や日常生活の活動量の指標となるため、 運動に関する具体的な相談が可能となります。 ◆ パワープレート パワープレートは、ヨーロッパでクラスⅡ A MDD認定を受けており、医療器械として認められ ているフィットネス製品です。 25~40Hzの振動で対象の筋肉を刺激し、伸張 反射を利用した加速度トレーニングを行います。 これにより、普段あまり使っていない筋肉も均一 に活性化させ筋出力を高めることができます。 運動に不慣れな方やご高齢の方などにも安心し て使用できます。 お尻(大殿筋)と太もも(大腿 四頭筋)のトレーニング例 ◆ レッドコード ノルウェーの医師と理学療法士によって開 発された治療法で、現在は米国や中国などで も使用され始めています。 レッドコードによる不安定性と、部分的荷 重負荷を利用した機能的な骨格筋のトレーニ ング方法として、幅広いトレーニングに利用 されています。 交互ステップによる下半身 の筋力訓練 > フットケア、インソール作成 フットケアと治療用インソールについて 現代社会に生きる多くの人は、足に何ら かの悩みを抱えている方が多く、膝や腰を はじめ体全体の痛みや不快感などの原因と なっていることがあります。 当院ではアスケルクリニカの研修を修了 した理学療法士が、評価とフットケア(治 療)を行います。また必要に応じてオリジ ナルの高機能型インソール(靴の中敷き)を 作成いたします。 高機能型インソール 「フィンソール」 アスケルクリニカ アスケルクリニカとは、足&下肢専門の理学療法コンディショニングサ ービスチェーンとして1995年に北欧フィンランドで誕生しました。現 在ではヨーロッパを中心に、理学療法施設や医療機関で導入されていま す。 アスケルクリニカではポディアトリ(足病学)の研修を受けた理学療法 士が、皆様の足の健康をサポートします。 ◆ 足の悩みやスポーツパフォーマンスの向上に 身体の土台である足が正しく機能しないと、足首や膝、腰などに負担がかかっ たり、全身のバランスが崩れます。また、外反母趾や偏平足、胼胝(たこ)、 むくみなどの一因となります。 日本人の大半は足の内側に重心がずれているといわれています。そのため自覚 症状がなくても足のアライメントが崩れ、機能低下を起こしている場合があり ます。疲れやすい、姿勢が悪いといった悩みをお持ちの方にも効果的です。 足部過回内例(偏平足) フィンソール使用後
© Copyright 2024 Paperzz