平成22年10月20日(水)議事録

様式第3号(第5、第6の1、第6の2関係)(その1)
警
察
署
協
議
会
会
議
録
柳川警察署協議会
開催年月日時
平成
平成
22年
22年
開 催 場 所
柳川警察署
警察署協議会
出
席
者
警
察
10月
10月
3階
20日午後
20日午後
4時00分
5時35分
から
まで
会議室
会長以下9名
署長、副署長、地域管理官、総務課長、
署 会計課長、 生活安全課長、地域課長、
刑事課長、交通課長、 警備課長、
瀬高警部交番所長、事務局
議
事
概
要
【会長挨拶】
「署長をはじめ、署員の皆様には日頃から安全・安心まちづくりのためにご努
力を頂き、協議会を代表して厚くお礼を申し上げる。本日の協議会においては、
前半に暴力団の悪性について作成した『許されざる者』と題したDVDを見てい
ただき、後半に柳川警察署の方から、市民の生活に不安と悪影響を与える管内の
暴力団情勢等について説明を伺いたいと考えている。また、来月18日には、警
察署協議会会長連絡会議が開催される予定となっており、その報告については、
次回の警察署協議会において説明をさせていただきたいと思う。どうぞ委員の皆
様方におかれましては、より良い柳川市・みやま市の安全・安心まちづくりのた
めに市民の代表として忌憚の無いご意見・ご要望を出していただきまして、この
協議会を益々実りあるものにしていきたいと思っているので、ご協力のほどよろ
しくお願いする。」旨の挨拶があった。
【署長挨拶】
「本日の協議会については、県警本部の暴対部が作成した出演者がすべて警察
官である『許されざる者』と題した暴力団の悪性について作成したDVDを見て
いただき、管内の暴力団情勢について説明をしたいと思う。最後に、この協議会
の活動内容等については、先般も説明したようにホームページ等で紹介し、積極
的に情報発信していきたいと思っている。その点についても委員の皆様方のご理
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解のほどよろしくお願いする。」旨の挨拶があった。
【報告事項】
1 暴力団の現状と悪質性について(刑事課長)
ア DVDの作成について
○
福岡県暴力団排除条例の大きな狙いは2つあり、1つ目が「暴力団への資
金の流れを断ち切ること」2つ目が「暴力団への青少年の加入を阻止するこ
と」であり、今回見ていただくDVDは2つ目の暴力団への青少年の加入を
阻止するために作成されたものである。
○
「暴力団の存在は仕方ないか」という治安調査をした結果、若い世代ほど
暴力団を容認する傾向が強いという調査結果であった。
~ DVD「許されざる者」の視聴 ~
イ 暴力団の悪質性について
○
資金源は、覚せい剤、シンナーなど薬物の密売やヤミ金融関係、みかじめ
料等である。
○ 暴力団排除条例の初適用事案の紹介
中洲のクラブなどの事業者等に対し、絵画のレンタル等の正当業務を装い、
10年間で約7,000万円のみかじめ料を徴収した事案がある。
ウ 柳川警察署管内の暴力団情勢について
○
組織に入りたての若い者は、組長や兄貴分から小遣いをもらう程度で、組
事務所当番や組長のボディガードをさせられ、自由な時間はない。
○ 組に一旦入ると抜けるのは非常に難しい。
○
柳川市内には組事務所が4カ所あり、組員数は総数60~70名、みやま
市には組事務所はないが数名の組員の居住を確認している。
○
管内の暴力団の特徴は、現在も対立抗争中の道仁会と九州誠道会の組事務
所がある。
○
暴力団対策法に基づき、組員脱退妨害、不当金品要求などで中止命令を4
件かけている。
エ 対立抗争事件について
○
道仁会会長の跡目問題に不満を持った村上一家等が分裂して対立抗争に発
展した。
○
平成18年5月21日に道仁会本部事務所を含む5ヶ所が自動小銃、けん
銃等により襲撃され、平成18年は発砲事件が筑後地区だけでも6件発生し
ている。
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発生以来、けん銃発砲や手榴弾投てき事件等が、福岡、久留米、大牟田、
佐賀、長崎で多発し、死者は双方の組幹部や一般人にまで及んでいる。
○
今回見ていただいたDVDは、警察が管内の中学、高校すべてに配付して
おり、当署においても、非行防止教室等での青少年教育の講話などを行って
いる。また、その他にも各種協議会において当署の警察官が暴力団排除のた
めの講話を行っている。
旨の説明があった。
【意見・要望等】
○
委員から、「駐在所の勤務員から各家を訪問して頂いているが、訪問を受けた
住民は、とても安心している。また、地域の会合等にも積極的に参加してもらっ
ており、とても有難く感じている。」旨の意見があり、地域管理官から、「巡回連
絡を行い各家庭を訪問している。また、地域の会合等にも積極的に出席すること
としている。」旨の説明があった。
○
委員から、「青少年の暴力団加入は、中学校・高校等におけるいじめや少年院
等で知り合った者から勧誘されることなどが要因であると思う。そういった面か
らも加入を阻止していく必要があると思う。」旨の意見があり、署長から、「暴力
団は組織性の高い集団であり、彼らも後継者育成の必要があるので、深夜徘徊す
る少年を勧誘したりしている。暴力団排除条例の目的は、大きく2つあり、1つ
目は暴力団に金が渡らないようにする資金源対策、2つ目が青少年の加入阻止で
ある。2つ目の青少年加入阻止のために、教育機関、地域、保護者等と連携をと
りながら、暴力団の悪性を積極的に広報していきたい。また、金の流れを断ち、
青少年の加入を阻止するため、情報の収集と早めの対策を講じていくこととして
いる。」旨の説明があった。
○
委員から、「暴力団対策においては、青少年の加入阻止も一つの目的であると
聞いたが、暴力団の悪質性や恐ろしさを行政や教育機関で教えたりすることはあ
るのか。感受性の強い時期に暴力団の本当の恐ろしさを教育する必要があると思
う。」旨の質問及び意見があり、生活安全課長から、「先ほど見ていただいたDV
Dは、学校警察連絡協議会の席上で柳川市・みやま市のすべての中学校・高校に
配付している。また、管内の高校でも講話しており、機会があればその都度見せ
るようにしている。暴力団の本当の怖さを教えるため、依頼があれば積極的に講
話に行くようにしている。
」旨の説明があった。
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委員から、「暴力団構成員の数は減少しているのか。」旨の質問があり、署長か
ら、「認定できていない者が多数いるので正確な暴力団構成員の数の把握は難し
いところである。」旨の説明があった。
○
委員から、「無免許で電動車いすに乗車する高齢者の運転マナーが悪いが、そ
の方たちのための講習等はないか。」旨の質問があり、交通課長から、「電動車い
すについては、歩行者と同じものとして見なしている。当署では講習はなく、交
通教室等を通じ運転マナーの向上に努めていくこととしている。」旨の説明があ
った。
【署長挨拶】
○
次回の協議会で、1年の活動結果についての報告をしたいと考えている。ま
た、併せて規則上では柳川警察署協議会の委員定数が10名となっており、来
年の4月からは委員の定数を10名としなければならない。この件についても、
皆さんのご意見等を踏まえ、職種、年齢層、地域等を考慮して委員の皆様方の
ご意見を賜りながら検討していきたいと考えている。
【DVD視聴状況】
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【協議会開催状況】
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